JP2001265719A - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

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JP2001265719A
JP2001265719A JP2000073553A JP2000073553A JP2001265719A JP 2001265719 A JP2001265719 A JP 2001265719A JP 2000073553 A JP2000073553 A JP 2000073553A JP 2000073553 A JP2000073553 A JP 2000073553A JP 2001265719 A JP2001265719 A JP 2001265719A
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Takahiro Kobayashi
高弘 小林
Junichi Mineo
淳一 峯尾
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IMD KK
Seiko Epson Corp
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IMD KK
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送経路の異なるウェブサーバおよびCTI
サーバで情報を提供するシステムにおいて、連続的な情
報提供を可能にする。 【解決手段】 ウェブサーバ11と、CTIサーバ12
に共通するDBサーバ13を設け、ウェブサーバ11に
おけるユーザの履歴がCTIサーバ12において参照で
きるようにする。これにより、CTIサーバ12は、ウ
ェブサーバ11におけるユーザの操作に基づき送信する
情報を自動的に選択できるので,CTIサーバ12に変
更になる都度、ユーザが情報を選択する手間を省くこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブサーバなど
を介してユーザに情報を提供するシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】インターネットを経由して情報を伝達す
るウェブサーバあるいはWWWサーバと呼ばれるシステ
ムが稼動している。このシステムでは、テキスト情報、
画像情報、音声情報などをHTMLファイル、画像ファ
イルあるいは音声ファイルといった所定の規格に従って
ファイル化されたデータを伝送媒体(メディア)とし、
インターネット、LANあるいはWANなどのコンピュ
ータネットワークを伝送経路あるいは配信経路としてユ
ーザのブラウザに提供される。そして、ブラウザの機能
を用いてこれらのファイル化された情報の内容が表示あ
るいは出力されることで情報が伝達される。
【0003】また、CTI(コンピュータ・テレフォニ
・インテグレーション)システムも稼動している。この
システムでは、音声データがコンテンツとして電話番号
毎に用意されている。したがって、ユーザが得たい情報
に関連する電話番号を指定することにより、所望のコン
テンツが、音をそのまま再現できるようにフォーマット
化された音声データを伝送媒体(メディア)として、公
衆電話網などを介して伝送あるいは配信され、ユーザは
その音声データをリアルタイムで再生することによりコ
ンテンツの内容を聞くことができる。あるいは、1つの
電話番号で複数の情報を提供できるようにしているシス
テムもあるが、その場合は、ユーザがDTMF入力など
を行い、システムに対し明示的に指示し、コンテンツを
選択する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ウェブサーバによりほ
とんどの種類の情報を提供することができる。しかしな
がら、いくつかの限界もある。たとえば、音声情報を配
信する場合に、音声ファイルというメディアで、それを
伝送するために音声による情報がデジタル化されたファ
イルの状態で流通してしまい、情報の価値が低下する恐
れがある。また、インターネットという伝送経路ではい
くつかのサーバを介して情報が伝送されるために、それ
らのサーバでデジタル化されたコピーが残り、それが情
報としての価値を低下させる可能性がある。さらに、ブ
ラウザとウェブサーバの組み合わせで、情報の提供を受
けるユーザの側からテキスト情報などをサーバ側に送信
できるシステムがあるのに対し、このシステムでは音声
情報はファイル化する必要があるのでブラウザから簡単
にサーバに情報を登録することができない。
【0005】これらの問題をウェブサーバと、CTIサ
ーバとを組み合わせて情報提供を行うことで解決しよう
とする検討がなされている。たとえば、ウェブサーバで
音声情報を検索可能とし、その情報を提供するCTIサ
ーバの電話番号を表示し、ユーザがその電話番号に電話
をして音声情報を聞けるようにするものである。特に、
現在、パケット通信網を介してオンライン型の情報が受
けられる機能を備えた携帯電話サービスが開始されてお
り、このような携帯電話を端末として用いると、ウェブ
サーバの情報を表示しながら、CTIサーバからの音声
情報を取得することが可能となる。したがって、音声情
報を、音声ファイルを再生するのではなく、直にCTI
サーバから提供される音で聞くことができ、上記のよう
なデジタル化されたファイルがネットワークを転送され
ることに伴うディメリットを排除できる。さらに、CT
Iサーバに音声を音声データで送ることができるので、
音に関連する情報をユーザ側でファイルに変換しなくて
も登録することが可能となる。したがって、音声も、テ
キスト情報などと同様に、情報の発信者側にフィードバ
ックすることができる。
【0006】このように、インターネットを経由したウ
ェブサーバによりすべての情報を伝達するという情報提
供システムに対し、伝達する情報の種類により、それに
適したメディアあるいは伝送経路を選択できる情報提供
システムにより、さまざまな情報をフレキシブルに供給
でき、情報が伝達されることによるディメリットを解消
することができ、さらに、情報のフィードバックが容易
となるなど、さまざまなメリットを備えた情報提供シス
テムを実現できる可能性がある。
【0007】しかしながら、伝送経路の異なるシステム
を用いて情報提供を行う場合、いくつかの解決すべき問
題がある。たとえば、現状のCTIシステムでは、提供
する情報ごとにシステムヘのアクセス方法を変える必要
があるため、複数の電話番号を用意する必要がある。ま
た、提供する情報(コンテンツ)とCTIシステムの資源
(電話番号)は対応し固定されていなければならない。1
つの電話番号で複数の情報を提供するためには、利用者
がCTIシステムに対して明示的に操作を行う必要があ
り、情報提供を受けるにはDTMF入力などの操作が必
要であるなど制限が多い。したがって、CTIシステム
を実現するには、コンテンツに対応した電話番号の数を
取り扱いできるサーバ、PBXなどの大量のハードウェ
ア資源が必要となり、現在、ウェブサーバが簡単に構築
できるのに対し、同一のレベルでシステムを構築するこ
とができない。さらに、ユーザにおいても、CTIシス
テムから所望の音声情報を取得するために再びいくつか
の操作が要求されるので、使い勝手が良いとはいえな
い。
【0008】このように、ユーザが携帯電話などにより
アクセスできた情報提供システムは、公衆電話網を経由
した音声情報提供システムや、ネットワークを経由した
文字・絵などの視覚情報提供システムといった単一の伝
送媒体(メディア)を利用したものが一般的である。こ
れに対し、複数のメディアを利用する情報提供システム
は上記のようなさまざまな可能性を備えているが、その
一方で、ユーザがメディアを変更した際に、メディアを
変更する前の情報提供の状態が変更した後のメディアに
反映されなかった。そのため、変更前から連続した情報
提供を受けるためには、変更前の情報提供の状態を変更
後に利用者が手動で入力する必要がある。このため、単
に複数メディアを利用する情報提供システムでは、メデ
ィア変更時の利用者の負担が大きく、提供される情報に
よって頻繁に利用するメディアを変更するのは困難であ
る。
【0009】そこで、本発明においては、これらのメデ
ィアあるいは伝送経路の異なる複数のシステムから情報
を提供することができるシステムにおいて、ユーザに負
担をかけずに情報を提供するシステムの変更が行える情
報提供システムを提供することを目的としている。そし
て、提供される、それぞれの情報の特徴からその情報に
最も適しているメディアあるいは伝送経路を選択するこ
とができ、簡単に複数のメディアあるいは伝送経路を利
用できると共に、それら使い分けが可能な情報提供シス
テムを提供することを目的としている。さらに、それぞ
れの情報に適したメディアあるいは伝送経路が容易に選
択できることにより、情報の登録も簡単に行える情報提
供システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】異なるメディアあるいは
伝送経路で情報を提供可能なシステムにより情報を提供
する場合、一方のシステムから提供を受けようとする情
報があることをユーザは他方のシステムで知ることにな
る。しかしながら、これらのシステムの間でユーザがど
のような経緯を経てその情報があることを知るに至った
のかが把握できない。たとえば、ユーザはCTIシステ
ムあるいはそれにより受けられる情報の存在をウェブサ
ーバなどの他のメディアで知った後にアクセスするはず
であるが、情報を提供するCTIシステム側ではユーザ
がどのような経緯でCTIシステムにアクセスするに至
ったかを把握することができていない。このため、CT
Iシステムから情報の提供を受けようとするときに再び
操作が必要となる。
【0011】そこで、本発明においては、一方のシステ
ムから情報を提供するときに、他方のシステムにおける
ユーザの履歴を反映できるようにしている。すなわち、
本発明の情報提供システムは、第1の伝送経路または伝
送媒体を介してユーザに情報を提供する第1のシステム
と、この第1のシステムにおけるユーザの履歴を参照
し、そのユーザに対し第2の伝送経路または伝送媒体を
介して情報を提供可能な第2のシステムとを有する。ま
た、本発明の情報提供方法は、第1のシステムにより第
1の伝送経路または伝送媒体を介してユーザに情報を提
供する工程と、この第1のシステムにおけるユーザの履
歴を参照し、そのユーザに対し、第2のシステムにより
第2の伝送経路または伝送媒体を介して情報を提供する
工程とを有する。
【0012】本発明の情報提供システムあるいは情報提
供方法により、ユーザは、端末により、第1の伝送経路
または伝送媒体を介して第1のシステムにより情報の提
供を受け、次に、端末により第1のシステムにおけるユ
ーザの履歴に基づき選択された情報の提供を第2の伝送
経路または伝送媒体を介して第2のシステムより受ける
ことができる。したがって、ユーザは第2のシステムか
ら情報の提供を受ける際に、第1のシステムにおいて所
望の情報を選択しているのであれば、第2のシステムに
おいてそれが反映され、ユーザが再び選択しなくても適
当な情報の提供を受けることができる。このため、本発
明の情報提供システムおよび方法により、メディアある
いは伝送経路の異なる複数のシステムから情報を提供す
るシステムにおいて、ユーザに負担をかけずに情報を提
供するシステムの変更が行える。このため、提供する情
報のそれぞれの特徴からその情報に最も適しているメデ
ィアあるいは伝送経路で情報を提供するシステムを複数
備えた情報提供システムにおいて、それぞれのシステム
を簡単に選択することができ、簡単に複数のメディアあ
るいは伝送経路を利用できると共に、それら使い分けが
可能な情報提供システムを提供することが可能となる。
【0013】さらに、第1のシステムにおけるユーザの
履歴を参照して第2のシステムにおいては情報を選択
し、提供できるので、ユーザが選択操作する機能を省く
ことが可能となり、第2のシステムを簡易にすることが
可能となる。たとえば、CTIシステムを第2のシステ
ムとしたときに、ユーザが望む情報を第1のシステムの
履歴から選択できるので、1つの電話番号でユーザが望
む情報を提供でき、ユーザはそれを選択する操作は不要
となる。
【0014】また、第1のシステムも第2のシステムに
おけるユーザの履歴を参照し、そのユーザに対し情報を
提供できるようにすることが可能であり、第1のシステ
ムから提供される情報を選択する手間を省くことも可能
となる。このような情報提供システムは、第1のシステ
ムあるいは第2のシステムに、相互の履歴を参照する機
能を持たせても良いが、1の伝送経路または伝送媒体を
介してユーザに情報を提供する第1のシステムと、第2
の伝送経路または伝送媒体を介してユーザに情報を提供
可能な第2のシステムとに加え、第1または第2のシス
テムにおけるユーザの履歴に基づき、第2または第1の
システムからそのユーザに提供する情報を指示または供
給可能な第3のシステムを設けることにより、第1およ
び第2のシステムに共通する情報を一元管理することが
可能となる。また、第1および第2のシステムの構成が
簡易になる。
【0015】また、本発明の情報提供システムでは、提
供する情報に適したメディアあるいは伝送経路で情報を
伝達できるので、逆に、そのメディアあるいは伝送経路
を用いて、提供する情報と同じタイプの情報を登録する
ことも容易となる。たとえば、CTIシステムであれ
ば、電話などにより音声データの取り扱いが簡単にでき
るので、ユーザ側から音声データをファイル化すること
なくシステム側に送り登録することができる。そして、
情報の提供を第1のシステムにおけるユーザの履歴を参
照できるので、同様に、情報の登録も第1のシステムに
おけるユーザの履歴を参照して行うことができる。たと
えば、ウェブサーバで公開する情報の名称をウェブサー
バに入力しておき、CTIサーバからその情報の内容を
音声データとして登録することが可能となる。逆に、先
に第2のシステム、たとえばCTIシステムに情報を登
録しておき、それを参照して、第1のシステム、たとえ
ばウェブサーバに、登録された情報の名前を登録するこ
とも可能となる。
【0016】これらの第1および第2のシステムから提
供する情報、あるいは第1および第2のシステムを介し
て登録する情報は、それぞれのシステムで提供するのに
適した情報をそれぞれのシステムで記憶していてもよ
く、あるいは、上述したように、これら第1および第2
のシステムと繋がった第3のシステムに第1および第2
のシステムから提供する情報を関連させて記憶しておく
ことも可能である。
【0017】伝送媒体および伝送経路のことなる情報提
供システムとしては、たとえば、上述したように、ウェ
ブサーバとコンピュータ・テレフォニ・インテグレーシ
ョン(CTI)サーバあるいはCTIシステムがある。
したがって、本発明の情報提供システムにおいて、第1
および第2のシステムのいずれか一方をウェブサーバと
し、他方をCTIサーバとすることにより、これら2種
類のサーバの間でユーザの履歴を共用した情報の提供が
可能である。このため、利用者(ユーザ)のインターネ
ットでの行動をもとにCTIサーバが行うべき動作を自
動的に判断することが可能となり、複数の情報提供を一
つのアクセス方法で行うことが可能になる。したがっ
て、複数の情報提供を一つの電話番号を介して行うこと
が可能になる。
【0018】また、利用者はCTIサーバを利用するた
めの面倒な操作が必要なくなり、ブラウザあるいは他の
ウェブサーバにアクセスできる手段あるいはアプリケー
ションにより情報を選択した後は、通話をするだけで求
める情報を得ることが可能になる。さらに、ウェブサー
バが情報を提供する伝送経路としているインターネット
と融合しているため、CTIサーバにより音の情報を提
供のみではなく、それに関連する文字あるいは画像など
視覚による情報提供を同時に行うことが出来る。また、
今まではアンケート実施などの方法でしかわからなかっ
た利用者がどのような経緯を経てCTIサーバにアクセ
スするに至ったかの履歴をシステム側で正確に、そして
リアルタイムに把握することが可能になる。さらに、提
供する情報とCTIサーバの資源はそれぞれ独立してい
るため、資源の割当を最適な状態に動的に割り当てるこ
とが可能になる、などのさまざまな効果が得られる。
【0019】さらに、本発明の情報提供システムをウェ
ブサーバとCTIサーバに適用すると、CTIサーバを
通じて音の情報を登録することが可能となり、音の情報
を、ウェブサーバを通じて配信される視覚による情報と
関連づけ登録することが情報の提供を受けるユーザの側
から簡単に行える。したがって、本発明の情報提供シス
テムおよび方法により、携帯電話などの端末で、ウェブ
サーバから視覚による情報の提供を受けると共に、CT
Iサーバから音による情報の提供を受け、さらに、これ
らのシステムを介して提供される情報をユーザが簡単に
登録することができる新しい形態の情報提供ビジネスを
展開することが可能となる。
【0020】このように、本発明における情報提供シス
テムにおいては、ユーザの履歴に基づき情報を提供およ
び登録可能としており、第1および第2のシステムにお
いて情報を提供するユーザを認識または認証し、ユーザ
を識別する必要がある。そのため、第1および第2のシ
ステムにおいて共通するユーザ識別情報を各々のシステ
ムにアクセスするときに入力するようにしても良い。
【0021】あるいは、第1および第2のシステムにユ
ーザがアクセスするときに判明するシステム固有の識別
情報を関連付けしてユーザの同一性を判断するようにし
ても良い。インターネットを介して情報を提供するウェ
ブサーバであれば、ユーザのインターネットアドレス、
メールアドレスあるいはプロバイダと契約しているユー
ザIDなどがあり、これらをシステム側で判別すること
ができるのでユーザを識別するために利用できる。さら
に、パスワードを入力することによりユーザ認証するこ
とも可能である。また、公衆電話回線網を介して情報を
提供するCTIサーバであれば、電話回線の発信者番号
がシステム固有の識別情報としてCTIサーバ側で判る
ので、これによりユーザを識別することができる。した
がって、これらの第1および第2のシステムにおいて特
有の識別情報を関連付けしておくことにより、共通の識
別情報を入力しなくてもユーザの同一性を確認すること
が可能であり、第1のシステムにおけるユーザの履歴を
第2のシステムにおいて参照でき、また、逆に、第2の
システムにおけるユーザの履歴を第1のシステムにおい
て参照することができる。このため、本発明の情報提供
システムからユーザが情報を取得したり、情報提供シス
テムに情報を登録するときの手間を省くことができる。
あるいは第3のシステムにおいて、これらのユーザの情
報を一括管理することにより、第1および第2のシステ
ムにおいてユーザの同一性を認識することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明を
さらに説明する。図1に本発明に係る情報提供システム
の概要を示してある。本例の情報提供システム10で
は、コンピュータネットワークとして世界中に広がって
いるインターネット1を情報を伝達あるいは伝送する手
段としているウェブサーバ11と、公衆電話回線網(公
衆電話網あるいは公衆回線網)3を情報を伝達あるいは
伝送する手段としているCTIサーバ12とを備えてい
る。インターネット1もプロバイダのサーバなどの適当
なゲートウェイ2を介して公衆電話網3に接続されてお
り、一般のユーザは、インターネット網1に直に接続し
て情報の提供を受けることができるのに加え、公衆電話
網3を介して情報提供システム10のウェブサーバ11
から情報の提供を受けることができる。
【0023】現在、公衆電話網3に接続された基地局4
を介して無線により電話網にアクセスできる携帯電話5
が多く用いられている。そして、パケットを用いたオン
ライン型のデータ通信6と、音声を交換するための電話
回線7との2種類の通信または伝送手段を備えた携帯電
話のサービスが開始されている。このため、1台の端末
により、インターネットを経由した文字あるいは画像な
どの視覚で把握可能な伝送媒体による情報の提供と、電
話回線を経由した音あるいは音声などの聴覚で把握可能
な伝送媒体による情報の提供とを受けることができる環
境が整いつつある。
【0024】以降では、このようなデータ通信6と電話
回線7とにより情報を送受信可能な携帯端末を例に本発
明の実施の形態を説明するが、ノート型のパーソナルコ
ンピュータ、PDAなどの携帯型の情報端末において
も、表示パネル、スピーカおよびマイクロホンといっ
た、文字などの視覚による情報と、音による情報の提供
を受けるためのハードウェアを備えており、いわゆる携
帯電話あるいは移動体電話以外の端末を用いても本発明
に係る情報提供システムを構築することが可能である。
さらには、携帯あるいは移動体型の端末にかぎらず、家
庭やオフィスに設置されたパーソナルコンピュータと固
定式の電話という組み合わせであっても以下で述べるシ
ステムを実現することが可能である。
【0025】本例の情報提供システム10は、メールサ
ーバなどの多種多用な機能を備えているが、図1には、
本発明に関連する部分の概略構成を抜き出して示してあ
る。情報提供システム10は、上述したウェブサーバ1
1およびCTIサーバ12に加え、さらに、これらのサ
ーバから提供するコンテンツなどを収納したデータベー
ス(DB)サーバ13と、GPSサーバ14とを備えて
おり、ウェブサーバ11およびCTIサーバ12との間
でデータを交換できるようになっている。GPSサーバ
14は、携帯電話などの移動体端末から送信されてきた
位置情報に基づき、発信元の現在地を決定できる機能を
備えている。したがって、発信元の現在地を情報提供シ
ステム10の側で把握することにより、以下で説明する
ウェブサーバ11およびCTIサーバ12にアクセスし
ているユーザの同一性を認識することも可能である。携
帯電話がGPS衛星からの電波を受けて衛星測位ができ
るシステムを備えていれば、その衛星測位された緯度経
度の情報から極めて精度良く発信元の携帯電話の現在地
が判る。また、PHS端末であれば、基地局を示すCS
IDから精度良く現在地が判る。さらに、携帯電話であ
っても基地局情報から大まかな地域が判明する。CDM
A方式の携帯電話であればその精度は非常に高くなる。
【0026】図2に、情報提供システム10のうち、ウ
ェブサーバ11、CTIサーバ12およびDBサーバ1
3を拡大して示してある。本例のDBサーバ13は、ウ
ェブサーバ11およびCTIサーバ12に共通する情報
およびコンテンツを格納している。格納されているコン
テンツ15は、CTIサーバ12を介して、音声または
音で情報を提供するための音声データファイル(以降で
は音声ファイル)によるコンテンツ16と、ウェブサー
バ11を介して、文字あるいは画像などの視覚で把握さ
れるデータにより情報を提供するためのHTMLファイ
ルによるコンテンツ17に大きく分かれる。さらに、D
Bサーバ13には、ユーザ情報ファイル18と、ページ
情報ファイル19が格納されており、これら2つのファ
イルの内容がユーザがアクセスするたびにアップデート
され、ユーザの履歴が蓄積されるようになっている。
【0027】ユーザ情報ファイル18には、たとえば、
CTIサーバ12にユーザがアクセスしたときに判明す
るユーザの電話番号(発信者番号)が格納されており、
公衆電話網3およびCTIサーバ12を介して情報を録
音または再生するときのユーザを認証あるいは識別する
ために使用される。また、インターネットにするときの
プロバイダにおけるユーザID、パスワードが格納され
ており、インターネット1およびウェブサーバ11を介
して情報を提供あるいは記録(ダウンロードあるいはア
ップロード)するときにユーザを認証あるいは識別する
ために使用される。さらに、ユーザのメールアドレス、
ユーザがこの情報提供システム10に最後にアクセスし
たときに何をしたかを示すユーザのステータス(履
歴)、ユーザの固定住所、ユーザが属するグループなど
が格納される。
【0028】本例のユーザ情報ファイル18には、CT
Iサーバ12にアクセスしたときに判明する発信者番号
と、ウェブサーバ11にアクセスするために必要なユー
ザIDなどが同一のユーザを示す識別情報として関連付
けして記憶されている。したがって、CTIサーバ12
あるいはウェブサーバ11のどちらにユーザがアクセス
しても、同一のユーザからのアクセスとみなされ、情報
提供システム10は、それに応じた処理を以下に詳述す
るように行う。さらに、最終ステータスがユーザ情報フ
ァイル18に保管されるので、CTIサーバ12あるい
はウェブサーバ11のいずれかにおいてユーザが最後に
行った操作がCTIサーバ12あるいはウェブサーバ1
1のいずれからも参照することができる。したがって、
CTIサーバ12においては、ウェブサーバ11でユー
ザが最後に行った操作に応じた処理を実行することがで
きる。逆に、ウェブサーバ11においては、CTIサー
バ12でユーザが最後に行った操作に応じた処理を実行
することができる。
【0029】また、DBサーバ13のページ情報ファイ
ル19には、最後にアクセスした時間、他人がユーザの
ページをアクセスした回数、他人のコメント、最新のも
のにつくマーカー、トップページ画像、そのページに選
択可能にする音声ファイルのID、音声ファイルが作成
された日付、ページに続いて階層的に表示されるボック
ス付きの場合はそれぞれのボックスのコメント、ボック
スのタイトル、それぞれのボックスで選択可能にするメ
ッセージの音声ファイルIDおよび録音された日付など
が記憶される。したがって、ページ情報ファイル19に
より、文字あるいは画像による情報と、音による情報が
関連付けられ、音による情報が文字あるいは画像による
情報によって選択できるようになる。そして、これらの
ページ情報ファイル19のデータにより選択されるコン
テンツは、上記のコンテンツファイル15に格納された
ものである。
【0030】本例の情報提供システム10において、ウ
ェブサーバ11と、CTIサーバ12とは、DBサーバ
に格納されたコンテンツをインターネット1および公衆
電話回線3を介してそれぞれ伝達するのに適した状態で
提供するインタフェースとしての機能を果たしている。
そして、本例の情報提供システム10においては、情報
の種類に適したサーバを介してそれぞれの情報が伝達さ
れる。画像あるいは文字は、HTMLファイルを伝送媒
体としてウェブサーバ11およびインターネット1を介
してユーザの携帯電話端末5に供給され、ブラウザとし
ての機能を果たすアプリケーションにより携帯電話5の
表示画面5aに表示される。一方、音声は、音声データ
を伝送媒体としてCTIサーバ12および公衆電話網3
を介してユーザの携帯電話端末5に供給され、スピーカ
5bから音として出力される。
【0031】CTIサーバ12は、このため、公衆電話
網3との間でデータを入出力するデータ送受信部21
と、DBサーバ13に対しユーザの識別を依頼し、ユー
ザのアクセスに対応するコンテンツの有無などを問い合
わせるDB問合せ部22とを備えている。さらに、対応
するコンテンツとしてDBサーバ13に登録されている
音声ファイルを音声データに変換する変換部23と、そ
の変換された音声データを再生する再生・録音部24と
を備えている。再生・録音部24は、さらに、公衆電話
網3から入力されたメッセージなどの音声を音声データ
として録音する機能も備えており、録音された音声デー
タは変換部23でローカルの音声ファイル25となりC
TIサーバ12にいったん保持される。そして、録音が
終了するとDBサーバ13に転送され、CTIサーバ1
2から公開されるコンテンツとして登録される。
【0032】ウェブサーバ11も、インターネット1と
の間でデータを交換するデータ送受信部26と、DBサ
ーバ13にユーザの識別を依頼し、ユーザのアクセスに
対応するコンテンツの有無などを問い合わせるDB問合
せ部27を備えている。DBサーバ13からページ情報
ファイル19に基づき供給されたページ表示用のデータ
(コンテンツ)を所定のページに整形してデータ送受信
部26に供給するデータ変換部(データ整形部)28を
備えている。このデータ変換部28は、端末5に表示さ
れたウェブページに入力された文字情報などを、ウェブ
サーバ11を介して提供する情報として、DB問合せ部
27を介してDBサーバ13に登録する機能も果たす。
DB問合せ部27は、さらに、ウェブサーバ11にアク
セスしたユーザが行った操作をすべてDBサーバ13に
伝達し、DBサーバ13のユーザ情報18のユーザ履歴
(ステータス)が常に最新の状態にアップデートされ
る。
【0033】したがって、本例の情報提供システム10
では、ウェブサーバ11にユーザがアクセスするとその
履歴がDBサーバ13のユーザ情報ファイル18に残
る。このため、CTIサーバ12は、ユーザの履歴を参
照して、そのユーザに音により電話回線網3を介して情
報を伝達することができる。すなわち、ユーザがウェブ
サーバ11の音声ファイルが表示されているページを表
示し、CTIサーバ12により音声ファイルを再生する
処理を選択すると、CTIサーバ12ではDBサーバ1
3のユーザ情報ファイル18を参照することにより、ユ
ーザが選択した音声ファイルが判る。そこで、CTIサ
ーバ12はユーザがウェブサーバ11のページで選択し
た音声ファイルをDBサーバ13から取得し、変換部2
3で音声データに変換した後に、再生・録音部24で再
生し、DBサーバ13に登録されている情報の内容、た
とえばメッセージを音でユーザに提供する。
【0034】同様に、CTIサーバ12を介してユーザ
の履歴を参照してメッセージを録音することも可能であ
る。すなわち、ユーザがウェブサーバ11の音声を登録
するページを表示し、CTIサーバ12により音声によ
る情報を登録する処理を選択すると、CTIサーバ12
ではDBサーバ13のユーザ情報ファイル18を参照す
ることにより、ユーザが登録しようとする項目が分か
る。そこで、CTIサーバ12はユーザが再生・録音部
24の機能により録音した音声データを変換部23でロ
ーカルの音声ファイル25に変換してDBサーバ13に
転送し、ウェブサーバ11においてユーザが選択した項
目と関連付けした状態で記憶する。このようにして、C
TIサーバ12から提供する情報をウェブサーバ11で
提供する情報と関連付けしてDBサーバ13に格納する
ことができ、ウェブサーバ11およびCTIサーバ12
を通じて配信することが可能となる。もちろん、先にC
TIサーバ12から音声データを登録し、登録したこと
をウェブサーバ11から入力してタイトルと音声データ
とを関連付けするような方法もとることができる。
【0035】したがって、本例の情報提供システム10
では、ウェブサーバ11により文字あるいは画像によっ
て情報を配信できるとともに、CTIサーバ12により
音により情報を配信することができる。そして、これら
のサーバ11および12から提供される情報をユーザの
履歴を参照することにより関連付けすることができる。
このため、ユーザに対しCTIサーバ12から提供され
る情報をシステムの側で特定することができるので、ユ
ーザに対しアクセス可能な状態で提供する電話回線は1
つですむ。すなわち、必要なCTI回線の電話番号は、
一つのみでユーザに対し所望の情報を提供することがで
きる。したがって、1人のユーザのために複数の電話回
線を用意する必要がなくなり、PBXの容量などを削減
することができる。また、従来のCTIサーバと同じ電
話回線数で複数のサービスを提供することが可能にな
る。
【0036】また、CTIサーバが発信者番号の通知を
受けてユーザを識別できれば、Webサーバとデータベ
ースを共有することによって、ユーザをさらに認証した
り、また、CTIサーバから提供するサービスを判断す
る必要がなくなる。したがって、従来必要であったユー
ザ側からの操作が一切不要になる。すなわち、DTMF
(Dual Tone Multi Frequency,プッシュ信号)の入
力が不要となる。
【0037】さらに、ウェブページでメッセージを公開
しようとすると、公開する音声ファイルを作成し、ネッ
トワーク上からHTTPでアクセス可能なサーバ上にフ
ァイルを置き、そのファイルにアクセスするためのペー
ジを特定の言語で記述する必要があった。これに対し、
本システムを使用すれば、録音した音声メッセージが自
動的にホームページ上に公開されるので、ユーザが音声
ファイルを作成したり、ネットワーク上に置いたりする
必要がなくなる。さらに、上述したように、このシステ
ムを応用すれば、電話回線による通話のみでホームペー
ジを更新することが可能になる。
【0038】以下では、本例の情報提供システム10を
用いた情報提供サービスの例を示しながら、本発明につ
いてさらに説明する。図3および図4に、本例の情報提
供システム10を用いて文字および画像のみならず、メ
ッセージも含めてホームページ上で提供することができ
る情報提供サービスにおける情報提供システム10の動
作と、情報提供システム10から情報の提供を受ける端
末5の動作とを関連付けして示してある。本例では、携
帯電話5を端末として用いている。
【0039】まず、ステップ51で携帯電話5のデータ
通信7の機能を用い、インターネット1を介して情報提
供システム10のウェブサーバ11にアクセスする。ウ
ェブサーバ11では、ステップ81でユーザからのアク
セスがあると、ステップ82でユーザのIDおよびパス
ワードをシステム側から取得し、ユーザの認証を行う。
このとき、ステップ52でユーザにユーザIDおよびパ
スワードなどのユーザを識別する情報を入力するように
しても良い。ユーザが認証されると、ステップ83でD
Bサーバ13に格納されているコンテンツから、そのユ
ーザに公開できる情報を検索し、ウェブサーバ11に供
給する。ウェブサーバ11においては、ステップ84に
おいて、それらの情報をデータ変換部28によりホーム
ページとして表示可能な状態に整形し、ホームページを
表示する。これに対し、ユーザはステップ53で携帯電
話5の表示画面5aに出力されたページを見て、データ
をダウンロードしたり、要求されているデータをアップ
ロードしたり、さらには、次に表示するページの選択な
どを行う。そして、ステップ85では、表示されたペー
ジなどのユーザが選択した状況がユーザ情報ファイル1
8に履歴として保管される。
【0040】図5に、本情報提供サービスにより携帯電
話5の表示装置5aに表示されるホームページの例を示
してある。このホームページ30は2つに分かれてお
り、上部のページ31がホームページを作成した以外の
ユーザにも公開される部分であり、下部のページ32は
ホームページを作成したユーザにのみ公開される部分で
ある。公開されるホームページ31には、上方から、画
像33、ホームページを紹介する一言コメント34、ア
クセス回数35が表示される。さらに、これらに続い
て、このホームページ31において指定できるメッセー
ジを示すタイトル37が表示され、さらに必要なタイト
ルにはマーカ38がつけられる。これらの情報は、上述
したDBサーバ13のページ情報ファイル19に記憶さ
れている。これらのタイトル37は次のページに移行す
るためのリンクとなっており、タイトルのいずれかを選
択すると、そのタイトルのメッセージを再生するための
画面に移行する。
【0041】図6に、ホームページ31の作成者が用意
したメッセージを聞くためのページの一例を示してあ
る。このページ40は、タイトル37およびマーカ38
がふられており、ホームページ31にアクセスしたユー
ザがどのメッセージを選択したか確認できるようになっ
ている。さらに、作成者がメッセージを録音した日時4
1が表示され、また、作成者のテキスト情報によるコメ
ント42も記載できるようになっている。さらに、この
ページ40には、「メッセージを聞く」というタイトル
のリンクあるいはボタン43と、「メッセージ登録」と
いうタイトルのリンクまたはボタン44が設けられてい
る。メッセージ録音を選択したときの処理は後述する。
【0042】図3に戻って、ステップ54でユーザが
「メッセージを聞く」を選択すると、ステップ87で、
情報を提供する作業はウェブサーバ11からCTIサー
バ12に移る。携帯電話5においては、ユーザが「メッ
セージを聞く」を選択すると、ステップ55で予め設定
されたCTIサーバ12へアクセスする電話番号に電話
をかける。この電話番号は、ウェブサーバ11から指示
されてもよく、あるいは、ユーザがマニュアルで入力し
ても良い。CTIサーバ12においては、公衆電話網3
を経由してユーザがアクセスすると、ステップ88にお
いて発信者番号を取得し、これによりユーザを識別す
る。上述したように、DBサーバ13のユーザ情報ファ
イル18には、ウェブサーバ11でユーザを認証したユ
ーザIDと共に発信者番号が記憶されており、CTIサ
ーバ12はDBサーバ13にアクセスしたユーザの発信
者番号を問い合わせることによりウェブサーバ11でア
クセスしていたユーザとCTIサーバ12にアクセスし
たユーザの同一性を判断できる。
【0043】その結果、ユーザが識別できると、ステッ
プ89で、ユーザ情報ファイル18にステップ85で更
新されたユーザの履歴を参照する。このケースでは、ユ
ーザの履歴に図6に示したページをウェブサーバ11を
介して選択したことが記憶されている。したがって、シ
ステム10では、CTIサーバ12を介してユーザが聞
きたいメッセージを自動的に判断することができる。こ
のため、CTIサーバ12は、ステップ89において、
ウェブサーバ11で選択されている音声ファイルをDB
サーバ13から取得し、ステップ90でその音声ファイ
ルを再生する。したがって、ユーザは、電話をかけるだ
けで、CTIサーバ12では明示的に情報を選択しなく
ても、ステップ56で所望のメッセージを電話回線を経
て音の情報として聞くことができる。
【0044】一方、図6に示したページ40で、「メッ
セージ登録」を選択する(ステップ54)すると、ウェ
ブサーバ11において、メッセージを録音する処理に入
る。本例では、まず、図7に示すようなメッセージを録
音するページ45が表示される。このページ45では、
いくつかのテキストデータが入力できるようになってい
る。まず、ユーザの名前46を入れるテキストボックス
が開き、ユーザは自分の名前を入れることができる。入
力する代わりに、DBサーバ13のユーザ情報ファイル
18からユーザ名称を取得することも可能である。さら
に、ホームページの作成者に対するコメント47をテキ
スト入力するボックスが開く。これらのウェブサーバ1
1を経由して登録可能な情報を入力すると共に、そのペ
ージに表示されているメッセージ登録のリンクあるいは
ボタン48を操作すると、CTIサーバ12によりメッ
セージを録音する処理に移行する。
【0045】この処理は図4に示してある。まず、メッ
セージを聞くときと同様に、ステップ57で予め設定さ
れたCTIサーバ12へアクセスする電話番号に電話を
かける。この電話番号は、ウェブサーバ11から指示さ
れてもよく、あるいは、ユーザがマニュアルで入力して
も良い。CTIサーバ12においては、公衆電話網3を
経由してユーザがアクセスすると、ステップ91におい
て発信者番号を取得し、これによりユーザを識別する。
上記と同様に、DBサーバ13に発信者番号を問い合わ
せることによりユーザの同一性を識別でき、そのユーザ
の履歴を参照することができる。
【0046】このケースでは、ユーザの履歴にメッセー
ジを登録するページ45にアクセスしていることが最新
の履歴として残っている。したがって、ステップ92
で、DBサーバ13からメッセージを登録するためのガ
イダンスが録音された音声ファイルがCTIサーバ12
に渡され、それが再生される。ユーザはステップ58で
音により、メッセージを録音するためのガイダンスを聞
くことができる。なお、ガイダンスファイルなどは、C
TIサーバ12に用意されていてもよく、情報の蓄積場
所はDBサーバ13には限定されない。
【0047】ステップ59で、ガイダンスにしたがって
ユーザは携帯電話5に登録したいメッセージを話し、そ
の音声データは公衆電話網3を介してCTIサーバ12
に入力され、ステップ93で録音される。さらに、ステ
ップ94でローカルの音声ファイルが作成され、適当な
ファイル識別名称が付されてステップ95でDBサーバ
13に転送される。そして,ステップ96でローカルの
音声ファイルは消去される。このようにしてCTIサー
バ12を経由してユーザのメッセージがDBサーバ13
に音声ファイルとして格納される。
【0048】ユーザは、音声でメッセージを話した後
に、ステップ60で図7に示したページ45の登録ボタ
ン48を操作する。その結果、ウェブサーバ11におい
て、ステップ97でユーザがCTIサーバ12を経由し
てDBサーバ13に格納した音声ファイルを登録する意
思があると見なし、ステップ98でユーザ履歴を基に音
声ファイルを登録する。このケースでは、ユーザ履歴に
ページ45にアクセスした状態でメッセージが録音され
たことが分かるので、ページ45のテキスト情報と関連
漬けして音声ファイルが登録される。そして、ステップ
99において、図7に示したページ45に入力されたテ
キスト情報に基づきウェブサーバ11で表示するデータ
が更新される。
【0049】一方、CTIサーバ12に対し録音した
後、所定の時間内にメッセージ登録のボタン48が操作
されないと、ウェブサーバ11あるいはDBサーバ13
はメッセージの登録が拒否されたと判断し、ステップ1
00でDBサーバ13に格納されたファイルを消去しメ
ッセージを登録するプロセスを終了する。
【0050】このようにして登録されたユーザのメッセ
ージは、図5に示したホームページ30の作成者に公開
される部分32にタイトル39で表示される。作成者が
タイトル39を選択すると、上述したメッセージを聞く
と同じプロセスによりユーザが登録したメッセージを聞
くことができる。まず、作成者がタイトル39を選択す
ると、図8に示すように、ユーザが登録したメッセージ
を聞く画面49に移行する。この画面49には、メッセ
ージを登録したユーザの名前46、登録した日時49
a、コメント47および「メッセージを聞く」というボ
タン43が表示される。したがって、このボタン43を
操作することにより、図3に示したフローチャートに基
づき説明したのと同様のプロセスで作成者は登録された
メッセージを聞くことができる。そして、作成者もDB
サーバ10のユーザ情報ファイル18にユーザとして登
録されており、ウェブサーバ11におけるユーザID
と、CTIサーバ12における発信者番号により同一性
がシステム10の側で判別できるので、ウェブサーバ1
1における履歴、すなわち、図8に示したページ49を
選択していることがCTIサーバ12の側で分かる。こ
のため、CTIサーバ12は、ページ49に示されたユ
ーザのメッセージを再生して作成者に音で情報を伝達す
る。
【0051】ユーザのメッセージを聞くページ49に
は、さらに、消去49bと、この人の情報49cという
ボタンが用意されている。消去49bを操作すると、こ
のページ49に関連するウェブサーバ11で提供する情
報およびCTIサーバ12で提供する情報がDBサーバ
13のコンテンツから削除される。また、この人の情報
49cを選択すると、メッセージを登録したユーザに係
る情報が、DBサーバ13のユーザ情報ファイル18か
ら取得され、ウェブサーバ11により提供されるページ
情報として、あるいはCTIサーバ12により提供され
る音声情報として作成者に配信される。
【0052】以上に説明したように、ウェブサーバ11
およびCTIサーバ12を用いて提供されるホームペー
ジのサービスは、画像、文字および音声メッセージを組
み合わせたホームページが作成でき、また、閲覧できる
システムである。そして、ネットワーク回線と、電話回
線の二つの伝送経路を使い、さらに、それぞれの伝送経
路を経由して伝送されるファイルデータと音声データと
いう異なる伝送媒体(メディア)を使って情報が提供さ
れるにも関わらず、上述したように、シームレスにプロ
セスが移行し、ユーザは面倒な操作を一切することなく
これら伝送経路およびメディアにより配信される情報を
得ることができる。また、逆に、簡単に情報を登録する
ことも可能である。
【0053】図9に、同じく本例の情報提供システム1
0を用いて提供される、上記と若干異なる情報提供サー
ビスの画面(ページ)を示してある。このサービスは、
画像・文字・音声メッセージによって構成される記事を
提供するものであり、記事の配信から表示まで全てを行
う。このサービスも、情報提供システム10にネットワ
ーク回線と電話回線の二つの伝送経路を使ってアクセス
する。
【0054】図9に示したページ101は大きく2つに
分かれている。上方のページ102は、メッセージ部分
でありコンテンツの配信者が作成する部分である。下方
のページ103はアンケート部分であり、メッセージ部
分102にディフォルトでついて配信される。したがっ
て、読者の声がコンテンツの配信者にフィードバックさ
れるシステムとなっており、読者と配信者との間で適度
なコミュニケーションを維持することができる。
【0055】ページの構成についてさらに詳しく説明す
る。メッセージ部分102の上方には、コンテンツの題
名104が表示される。題名はいったん決定されるとシ
ステム側で自動表示することができる。次の欄はコメン
ト105であり、配信者が文字により宣伝文句などを挿
入できる。コメント105に続いて写真107あるいは
画像を表示できるエリアが用意されている。本例のホー
ムページ101では、写真107をクリックするとCT
Iサーバ12からバックグランドミュージック(BG
M)が電話器5に流れるようになっている。これのシス
テムは、CTIサーバ12からメッセージを聞くのと同
じプロセスで実現することが可能である。あるいは、音
声ファイルを添付ファイルとしてインターネット回線で
配信することでもBGMを流すことができる。
【0056】メッセージ部分102には、さらに、「メ
ッセージを聞く」のボタン108が用意されている。し
たがって、ユーザは、このボタン108を操作すること
により、上記と同様にCTIサーバ12からウェブサー
バ11で選択したメッセージを聞くことができる。
【0057】本例のアンケート部103は、選択式10
9、文字によるコメント110および音声によるコメン
ト111の3つから選択してユーザの感想などを登録で
きるようになっている。選択式109および文字による
コメント110は、ウェブサーバ11の機能により入力
した情報を登録できる。また、音声によるコメント11
1は、CTIサーバ12の機能により登録することがで
きる。そして、本例の情報提供システム10において
は、上述したように、ユーザの履歴が双方のサーバ11
および12で参照できるので、面倒な手間はなく、2種
類のサーバ11および12に対し連続してアクセスする
ことができ、連続した透過的な情報の提供を受けること
ができる。また、同様に情報を登録することも可能であ
る。
【0058】先に説明したホームページのサービスと、
ここで示すホームページをマガジン的に利用したサービ
スとは情報提供システムとしては同じ仕組みを利用する
ことができる。さらに、本例では、図10に示すよう
に、情報の提供をさらに容易なものとするために「情報
の更新」と「購読者管理」の二点を強化している。
【0059】情報の更新について説明すると、上記のホ
ームページでメッセージなどを配信するサービスでは、
情報を更新する方法は一つであり、メッセージを録音し
てホームページを更新するためには、必ずウェブペー
ジ、すなわち、ウェブサーバ11にアクセスする必要が
ある。これに対し、本例のマガジン的なサービスでは、
図11に示すように、情報を更新する手段が複数されて
いる。
【0060】図11にしたがって、コンテンツの配信を
開始するステップから説明すると、まず、コンテンツ製
作者は、ステップ121で、情報提供システム10を管
理している事務局に番組(コンテンツ製作者のオリジナ
ルマガジン)を発行するための登録申請を行う。この申
請に対し、事務局はステップ122でマガジンIDおよ
びマガジンにコンテンツを登録あるいは更新するための
パスワードをコンテンツ製作者に発行する。これによ
り、コンテンツ製作者はオリジナルのページを情報提供
システム10に持つことができる。さらに、ステップ1
23で、マガジンの基本的な構成を設定する。
【0061】基本的な構成を設定しておくことにより、
コンテンツを登録あるいは更新するエリアを限定するこ
とができるので、ステップ124のコンテンツのアップ
ロードは極めて簡単となる。本例のシステムでは以下の
4通りのアップロード方法が用意されている。第1は、
図中にシンプルと記載されている方法であり、通話のみ
でコンテンツを更新する。これについては、以下でさら
に詳しく説明する。第2の方法は、図中にノーマルと記
載されている方法であり、ウェブサーバ11にアクセス
をした後にCTIサーバ12に通話を行ってコンテンツ
を更新する。このコンテンツの登録方法は、図4を参照
して説明した方法と同じである。
【0062】第3の方法は、図中にマルチ1と記載され
ている方法であり、CTIサーバ12に通話してコンテ
ンツをアップロードした後に、ウェブサーバ11にアク
セスしてマガジンのページを更新する方法である。本例
の情報提供システム10では、CTIサーバ12および
ウェブサーバ11でユーザの履歴を共通して参照できる
ので、先にCTIサーバ12にコンテンツをアップロー
ドされていることが履歴で分かれば、ウェブサーバ11
でそのコンテンツをウェブページに登録できる。
【0063】すなわち、この方法では、CTIサーバ1
2は、メッセージを受け取ると、発信者番号を見てどの
マガジンの更新かを自動判別し、「編集中」の記事とし
て保存する。その後、製作者はウェブサーバ11にアク
セスし、編集して実際にウェブ上に公開する。
【0064】第4の方法は、図中にマルチ2と記載され
ている方法であり、ウェブサーバ11にアクセスした後
にCTIサーバ12にアクセスする。したがって、基本
的には第2の更新方法と同じあるが、音声メッセージを
CTIサーバ12に通話して録音するのではなく、作成
者が既に用意した音声ファイルをウェブサーバ11にフ
ァイル転送し、CTIサーバ12から提供できるように
ウェブ上に公開する。したがって、この更新方法では、
ウェブサーバ11を介してウェブサーバ11で提供する
情報およびCTIサーバ12で提供する情報を共に更新
する。
【0065】このようにして、マガジンとして公開する
コンテンツが登録あるいは更新されると、ステップ12
5で本番発行する。そして、読者からのアンケート12
6が戻っているので、コンテンツ製作者(配信者)は、
それにより番組の枠組みを変更するなどの処理を行うこ
とができる。
【0066】このマガジン形式のホームページは、上述
した一般のユーザに公開するホームページとは異なり、
ページにアクセスするためにユーザ登録を必要とするサ
ービスとしている。したがって、ユーザ登録を行って購
読者となったユーザにのみホームページの内容が見られ
たり、メッセージが聞けられたりする。登録された以外
のユーザがアクセスすると、「ユーザ登録を行ってくだ
さい」という画面になり登録を促す。
【0067】このように、ホームページを見るユーザが
特定されるので、ホームページを更新する毎に各々のユ
ーザに対しウェブサーバ11を通じて、あるいは電子メ
ールなどの他の手段により、アップロードされたことを
通知することができる。すなわち、購読者(ユーザ)が
着信通知を設定するとマガジンのページがアップロード
されるたびに、購読者のもとにお知らせが届く。
【0068】図12に、第1の更新方法によりCTIサ
ーバ12に通話するのみでコンテンツを更新する方法を
フローチャートで示してある。まず、携帯電話5では、
ステップ151で通話のみで更新するための専用電話番
号に通話する。ステップ141で、CTIサーバ12
は、発信者番号を見てどのユーザを認証し、同時にボイ
スマガジンの更新かを自動判別する。ステップ142で
更新するためのガイダンスを再生して電話回線を通じて
ユーザに提供する。ユーザはステップ152でガイダン
スを聞き、それにしたがって、ステップ153でメッセ
ージを話す。CTIサーバ12では、ステップ143で
メッセージを録音し、さらにステップ144で音声ファ
イルを作成する。メッセージの録音が終わると、CTI
サーバ12は、ステップ145で、ウェブサーバ11に
音声ファイルが更新されたことを告知し、さらに、ステ
ップ146でユーザの履歴を更新する。
【0069】ウェブサーバ11は、ステップ147にお
いて、告知を受けたコンテンツのユーザのホームパージ
を履歴に基づき検索し、更新すべきマガジンの基本設定
にしたがって音声ファイルを登録し、さらにウェブペー
ジを自動整形する。そして,ステップ148でウェブ上
に更新されたページを公開する。また、ステップ149
で、購読者として登録されている各ユーザに対し着信通
知を送信する。ユーザはステップ155で着信通信を受
信し、更新されたことを知る。
【0070】このように、本例の情報提供システム10
ではCTIサーバ12を介して、CTIサーバ12によ
り提供する情報と、ウェブサーバ11により提供する情
報の両方を登録あるいは更新することができる。
【0071】以上に説明した本例の情報提供システム1
0は、インターネットのウェブ(Web)を用いたシス
テムとCTIサーバ(CTIシステム)を融合させるこ
とにより、インターネット側からの操作によりCTIサ
ーバが提供する情報を決定したり、CTIサーバの動作
を制御したりできるシステムである。したがって、CT
Iサーバが提供する情報をインターネット側、すなわち
ウェブサーバで決定できる。また、CTIサーバの動作
をウェブサーバ側で制御できる。そして、CTIサーバ
にアクセスするまでのウェブサーバにおけるユーザの動
きを知ることができるので、利用者がどのような経緯を
経てCTIシステムにアクセスしたのかを把握すること
ができる。このため、利用者がCTIシステムに求める
情報を、利用者のウェブサーバでの行動をもとにCTI
システム側で自動的に判断し、情報を選択し提供するこ
とができる。したがって、ユーザがCTIシステムを用
いて情報を選択する手間を完全に省くことが可能とな
り、ウェブサーバからCTIサーバに連続的にサービス
を繋ぐことができる。
【0072】さらに、システム側においても、CTIサ
ーバで提供する情報を自動的に選択できるので、提供す
る情報(コンテンツ)とCTIシステムの資源(電話番号)
とを独立させることができ、少ない資源で多くの情報を
配信することができる。
【0073】なお、本例では、ウェブサーバ11とCT
Iサーバ12とに共通するDBサーバ13を設け、DB
サーバ13でユーザを識別する情報およびユーザの履歴
の情報を一括管理するようにしている。しかしながら、
ウェブサーバ11でこれらの情報を管理し、CTIサー
バ12からその情報が問い合わせできるようなシステム
であってもよい。また、CTIサーバ12でこれらの情
報を管理することも可能である。
【0074】また、本例では、携帯電話をはじめとする
無線電話(PHS(Personal Handy-Phone System)、自動
車電話、衛星通信携帯電話を含む)に基づき説明してい
るが、パーソナルコンピュータと有線電話の組み合わせ
でも本発明に係る情報提供システムおよびそれによるサ
ービスを受けることができる。しかしながら、上述した
ように、携帯電話では、データ通信と、電話回線による
通信の両方をサポートするサービスが開始されている。
したがって、そのような機能を備えた携帯電話を端末と
して採用すると、1つの端末でウェブサーバからの情報
とCTIサーバからの情報の提供を受けることが可能と
なり、本発明の情報提供システムは、これらのサーバ間
を透過的に接続するので、携帯電話により2つの異なる
伝送経路およびメディアによる情報提供を一体として受
けることができる。
【0075】また、本例では伝送経路あるいは伝達経路
として、ネットワーク(パケット型情報通信網も含む)
および公衆電話網の2種類を用い、これらの伝送経路を
通じて情報を伝達するメディアとしてはファイル交換型
および音声データといった異なる伝送経路および伝送媒
体により情報の提供を受けるシステムを例に説明してい
るが、これに限定されることはない。伝送経路あるいは
伝送媒体が異なることにより、それに適した情報の種類
も異なり、本発明の情報提供システムでは、そのような
伝送媒体および伝送経路の異なる情報伝達システムを連
続的にミックスすることができる。たとえば、本例では
音声データを公衆電話網を介して伝達しているが、イン
ターネット電話を介して音声データを送ることも可能で
あり、このシステムでは伝達途中ではファイル転送にな
るとしても配信先には音声ファイルの残らない状態で配
信することができる。
【0076】また、インターネットでは複数のサーバが
関与するのに対し、ウェブサーバに対し直に電話網を介
して接続してファイル交換型の情報をダウンロードする
ことも可能である。このような伝送媒体はファイル交換
型で共通としても、伝送経路が相違するために伝送する
のに適した情報の種類は異なっている。たとえば、一方
では公開される情報を配信し、他方では秘密に保持した
い情報を配信することができる。このような情報伝達シ
ステムに対しても本発明を適用することにより、シーム
レスに種類の異なる情報伝達システムを繋ぐことができ
る。
【0077】また、本例ではコンピュータネットワーク
してインターネットを例に説明しているが、LAN(Local
Area Network)、WAN(Wide Area Network)、GAN(Gl
obalArea Network)など伝送経路とするシステムに対し
ても本発明を適用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の情報提
供システムでは、伝送経路または伝送媒体が異なるシス
テム間において、ユーザの履歴を参照することにより、
情報提供における相互通信の状態同期をとることができ
るようにしている。したがって、利用者に負担をかけな
い透過的な条件で情報を提供するシステムを変更するこ
とが可能となる。これによって、データ通信と電話回線
により情報提供を受けることができる無線電話機を端末
とした情報提供サービスにおいて、回線を変更すすると
きにも連続的な状況で情報の提供を受けることが可能と
する。そして、種類の異なる伝送経路または伝送媒体を
介して透過的な情報提供を受けることができるので、単
一な経路でしか情報提供を受けられない場合と比較して
提供可能な情報の幅が広がる。同時に、情報提供システ
ムの側に登録できる情報の幅も広がり、登録の際の手間
も省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報提供システムの
概要と、このシステムにより情報提供のサービスを行う
環境の概要を示す図である。
【図2】情報提供システムを構成するウェブサーバ、C
TIサーバおよびDBサーバの概略構成を示す図であ
る。
【図3】図2に示す情報提供システムにより、文字、画
像および音声を含む情報を提供する方法の概要を示す図
である。
【図4】図3に続き、文字、画像および音声を含む情報
を提供する方法の概要を示す図である。
【図5】図2に示す情報提供システムを用いて情報提供
するサービスにおいて端末に表示されるページの一例で
ある。
【図6】図5に続いて表示されるページの一例であり、
メッセージを聞くページを示す図である。
【図7】図6に続いて表示されるページの一例であり、
メッセージを登録するページを示す図である。
【図8】図5に続いて表示されるページの一例であり、
登録されたメッセージを聞くページを示す図である。
【図9】図5に示したサービスと異なる情報提供サービ
スのページを示す図である。
【図10】図9に示したサービスにおいて、情報を更新
する方法の概略を示す図である。
【図11】図10に続いて、図9に示したサービスにお
いて、情報を更新する方法をさらに詳しく示す図であ
る。
【図12】CTIサーバから情報を更新するプロセスを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インターネット 2 ゲートウェイ 3 公衆回線網(公衆電話回線網) 4 基地局 5 携帯電話 6 データ通信 7 電話回線 10 情報提供システム 11 ウェブサーバ 12 CTIサーバ 13 DBサーバ 14 GPSサーバ 18 ユーザ情報ファイル 19 ページ情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/493 H04M 11/00 303 5K030 11/00 303 H04N 7/173 610Z 5K101 H04N 7/173 610 H04L 11/20 102A 9A001 (72)発明者 小林 高弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 峯尾 淳一 東京都港区麻布永坂町1番地麻布パークサ イドビル 株式会社アイ・エム・デイ内 Fターム(参考) 5B075 KK03 KK13 KK33 ND16 ND20 NK31 PQ02 PQ04 PQ40 PR03 UU40 5B085 AE02 BE07 5B089 GA11 HA10 KA01 KC23 KC47 KG04 KG05 MC03 5C064 BB05 BC10 BC18 BC20 BC23 BC25 BD01 BD05 BD07 BD08 BD16 5K015 AB01 GA00 5K030 GA17 HC01 KA06 LD17 5K101 KK16 PP04 9A001 CC02 JJ25 JJ26 JJ72

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝送経路または伝送媒体を介して
    ユーザに情報を提供する第1のシステムと、 この第1のシステムにおけるユーザの履歴を参照し、そ
    のユーザに対し第2の伝送経路または伝送媒体を介して
    情報を提供可能な第2のシステムとを有する情報提供シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1のシステム
    は、前記第2のシステムにおけるユーザの履歴を参照
    し、そのユーザに対し情報を提供可能である情報提供シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第2のシステム
    は、該第2のシステムで提供するユーザからの情報を、
    前記第1のシステムにおけるユーザの履歴を参照して登
    録可能である情報提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記第1のシステム
    は、該第1のシステムで提供するユーザからの情報を、
    前記第2のシステムにおけるユーザの履歴を参照して登
    録可能であり、 前記第2のシステムは、該第2のシステムで提供するユ
    ーザからの情報を、前記第1のシステムにおけるユーザ
    の履歴を参照して登録可能である情報提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記第2のシステム
    は、該第2のシステムおよび前記第1のシステムで提供
    するユーザからの情報が登録可能である情報提供システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記第1のシステム
    は、該第1のシステムおよび前記第2のシステムで提供
    するユーザからの情報が登録可能である情報提供システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第1のシステムまたは第2のシステムでは、ユーザ
    がこれらのシステムにアクセスするときに判明するシス
    テム固有の識別情報によりユーザを認識する情報提供シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第1および第2のシステムのいずれか一方はウェブ
    サーバであり、他方はコンピュータ・テレフォニ・イン
    テグレーションサーバである情報提供システム。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記第1および第2
    のシステムのいずれか一方はウェブサーバであり、他方
    はコンピュータ・テレフォニ・インテグレーションサー
    バであり、このコンピュータ・テレフォニ・インテグレ
    ーションサーバでは、公衆電話回線における発信者番号
    によりユーザを識別する情報提供システム。
  10. 【請求項10】 第1の伝送経路または伝送媒体を介し
    てユーザに情報を提供する第1のシステムと、 第2の伝送経路または伝送媒体を介してユーザに情報を
    提供可能な第2のシステムと、 前記第1または第2のシステムにおけるユーザの履歴に
    基づき、前記第2または第1のシステムからそのユーザ
    に提供する情報を指示または供給可能な第3のシステム
    とを有する情報提供システム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記第1または
    第2のシステムを介して、前記第1または第2のシステ
    ムで提供するユーザからの情報が登録可能である情報提
    供システム。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記第1または
    第2のシステムを介して、前記第2または第1のシステ
    ムで提供するユーザからの情報が登録可能である情報提
    供システム。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし12のいずれかにお
    いて、前記第3のシステムは、前記第1のシステムまた
    は第2のシステムにユーザがアクセスするときに判明す
    るシステム固有の識別情報を関連させてユーザを認識す
    るための情報を備えている情報提供システム。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし13のいずれかにお
    いて、前記第1および第2のシステムのいずれか一方は
    ウェブサーバであり、他方はコンピュータ・テレフォニ
    ・インテグレーションサーバである情報提供システム。
  15. 【請求項15】 第1のシステムにより第1の伝送経路
    または伝送媒体を介してユーザに情報を提供する工程
    と、 この第1のシステムにおけるユーザの履歴を参照し、そ
    のユーザに対し、第2のシステムにより第2の伝送経路
    または伝送媒体を介して情報を提供する工程とを有する
    情報提供方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記第1のシス
    テムにより、前記第2のシステムにおけるユーザの履歴
    を参照し、そのユーザに対し情報を提供する工程をさら
    に有する情報提供方法。
  17. 【請求項17】 請求項15において、前記第2のシス
    テムを介し、該第2のシステムで提供するユーザからの
    情報を、前記第1のシステムにおけるユーザの履歴を参
    照して登録する工程を有する情報提供方法。
  18. 【請求項18】請求項16において、前記第1のシステ
    ムを介し、該第1のシステムで提供するユーザからの情
    報を、前記第2のシステムにおけるユーザの履歴を参照
    して登録する工程と、 前記第2のシステムを介し、該第2のシステムで提供す
    るユーザからの情報を、前記第1のシステムにおけるユ
    ーザの履歴を参照して登録する工程とをさらに有する情
    報提供方法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、前記第2のシス
    テムを介し、該第2のシステムおよび前記第1のシステ
    ムで提供するユーザからの情報を登録する工程を有する
    情報提供方法。
  20. 【請求項20】 請求項16において、前記第1のシス
    テムを介し、該第1のシステムおよび前記第2のシステ
    ムで提供するユーザからの情報を登録する工程を有する
    情報提供方法。
  21. 【請求項21】 請求項15ないし20のいずれかにお
    いて、前記第1のシステムまたは第2のシステムで、ユ
    ーザがこれらのシステムにアクセスするときに判明する
    システム固有の識別情報によりユーザを認識する工程を
    さらに有する情報提供方法。
  22. 【請求項22】 請求項15ないし21のいずれかにお
    いて、前記第1および第2のシステムのいずれか一方は
    ウェブサーバであり、他方はコンピュータ・テレフォニ
    ・インテグレーションサーバである情報提供方法。
  23. 【請求項23】 端末により、第1の伝送経路または伝
    送媒体を介して第1のシステムから情報の提供を受ける
    工程と、 前記端末により前記第1のシステムにおけるユーザの履
    歴に基づき選択された情報の提供を第2の伝送経路また
    は伝送媒体を介して第2のシステムから受ける工程とを
    有する情報提供方法。
  24. 【請求項24】 請求項23において、前記端末により
    前記第2のシステムにおけるユーザの履歴に基づき選択
    された情報の提供を前記第1のシステムから受ける工程
    をさらに有する情報提供方法。
  25. 【請求項25】 請求項23において、前記端末によ
    り、前記第2のシステムを介し、該第2のシステムで提
    供するユーザからの情報を、前記第1のシステムにおけ
    るユーザの履歴を参照して登録する工程を有する情報提
    供方法。
  26. 【請求項26】 請求項24において、前記第1のシス
    テムを介し、該第1のシステムで提供するユーザからの
    情報を、前記第2のシステムにおけるユーザの履歴を参
    照して登録する工程と、 前記第2のシステムを介し、該第2のシステムで提供す
    るユーザからの情報を、前記第1のシステムにおけるユ
    ーザの履歴を参照して登録する工程とをさらに有する情
    報提供方法。
  27. 【請求項27】 請求項24において、前記第2のシス
    テムを介し、該第2のシステムおよび前記第1のシステ
    ムで提供するユーザからの情報を登録する工程を有する
    情報提供方法。
  28. 【請求項28】 請求項24において、前記第1のシス
    テムを介し、該第1のシステムおよび前記第2のシステ
    ムで提供するユーザからの情報を登録する工程を有する
    情報提供方法。
  29. 【請求項29】 請求項23ないし28のいずれかにお
    いて、前記第1および第2のシステムのいずれか一方は
    ウェブサーバであり、他方はコンピュータ・テレフォニ
    ・インテグレーションサーバであり、前記端末はこれら
    の第1および第2のシステムにアクセスできる携帯端末
    である情報提供方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104080A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ntt Software Corp データ情報と音声情報とを結びつけるための方法及びシステム
JP2012120195A (ja) * 2012-01-06 2012-06-21 Dowango:Kk 統合idサービス提供システム

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JPH11346266A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Hitachi Ltd コンピュータテレフォニーインテグレーションシステム,情報提供装置,交換機制御装置,及びそれに用いる記憶媒体

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