JP2001265291A - 液晶パネルの駆動回路及び画像表示装置 - Google Patents

液晶パネルの駆動回路及び画像表示装置

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JP2001265291A
JP2001265291A JP2000077957A JP2000077957A JP2001265291A JP 2001265291 A JP2001265291 A JP 2001265291A JP 2000077957 A JP2000077957 A JP 2000077957A JP 2000077957 A JP2000077957 A JP 2000077957A JP 2001265291 A JP2001265291 A JP 2001265291A
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circuit
crystal panel
source driver
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Takeshi Kishida
武 岸田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データ信号群及び制御信号群において、
配線容量や配線抵抗成分の影響により配線遅延が発生す
る。このような信号遅延によるタイミングの不備を改善
すること。 【解決手段】 コントローラ1、ソースドライバ回路2
a〜2bを含む駆動回路において、シフトレジスタ回路
とDAコンバータ回路とに加えて、遅延調整バッファ回
路3a,3bをソースドライバ回路2a,2b内に設け
る。遅延調整バッファ回路3aはコントローラ1からバ
ス6a,6bを介して画像データ信号群、制御信号群が
夫々入力されると、バッフリファングと遅延調整を行
い、DAコンバータ回路9aに入力される画像データと
同期信号とのタイミングが各段のソースドライバ回路で
一定になるよう調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期信号及び画像
データの入力タイミングの調整機能を設けた液晶パネル
の駆動回路と、液晶表示を搭載した画像表示装置とに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル方式の液晶表示装置の構
成ブロックを図3に示す。この液晶表示装置は液晶パネ
ル100と、駆動回路であるコントローラ101、液晶
駆動電源回路102、ソースドライバ回路群103、ゲ
ートドライバ回路群104とを含んで構成される。ソー
スドライバ回路群103は同一構成のソースドライバ回
路103a, 103b・・103nを有している。ゲー
トドライバ回路群104も同一構成のゲートドライバ回
路104a・・104nを有している。
【0003】液晶パネル100は所謂TFT液晶パネル
である。各画素位置に液晶セルのスイッチング素子とし
てTFTが形成される。これらのTFTのドレインに接
続された電極を表示電極とし、この表示電極と液晶セル
を挿んで対向する電極を共通電極とする。これらの共通
電極には、液晶駆動電源回路102により全画素に共通
した電圧が印加される。
【0004】コントローラ101とソースドライバ回路
群103とは、バス105及びバス106により接続さ
れる。バス105はコントローラ101で生成された画
像データ信号群をソースドライバ回路群103に供給す
る配線ラインである。バス106はコントローラ101
で生成された水平クロック信号やスタート信号などで構
成される制御信号群をソースドライバ回路群103に供
給する配線ラインである。コントローラ101とゲート
ドライバ回路群104とは、バス108により接続され
る。また液晶駆動電源回路102とゲートドライバ回路
群104とは、バス109により接続され、液晶駆動電
源回路102とソースドライバ回路群103とは、バス
107により接続されている。
【0005】また、ゲートドライバ回路群104の出力
部114は、液晶パネル100内のTFTのゲート電極
部に接続される。ゲートドライバ回路群104はm個の
ゲートドライバ回路104a〜104mで構成されてい
る。ゲートドライバ回路104a〜104mは液晶パネ
ル100の走査電極線を順次に駆動する多出力数のドラ
イバである。ソースドライバ回路群103の出力部11
3は液晶パネル100内のTFTのソース電極部に接続
される。バス110は液晶駆動電源回路102と液晶パ
ネル100の共通電極とを接続する配線ラインである。
【0006】図2は従来のデジタル方式の液晶表示装置
のコントローラと、ソースドライバ回路群との接続関係
を具体的に示した回路図であり、図1のコントローラ1
01から2段のソースドライバ回路103a、103b
までの接続を中心に、その詳細を示している。図2にお
いて、コントローラ101は、水平クロック信号やスタ
ート信号等の制御信号群を生成し、バス106を介して
ソースドライバ回路103a、103bに出力する。ま
たコントローラ101は、画像データ群を生成し、バス
105を介してソースドライバ回路103aのシフトレ
ジスタ回路50a、ソースドライバ回路103bのシフ
トレジスタ回路50bに出力する。
【0007】ソースドライバ回路103aはシフトレジ
スタ回路50aとDAコンバータ回路51aとを含んで
構成される。ソースドライバ回路103bもシフトレジ
スタ回路50bとDAコンバータ回路51bとを含んで
構成される。初段のシフトレジスタ回路50aはシリア
ルイン・パラレルアウトのシフトレジスタであり、バス
105を介してシリアルの画像データ群が入力される
と、k個の画像データを一時保持し、パラレル変換して
バス52aを介してk個の画像データを同時に出力する
ものである。DAコンバータ回路51aは、バス106
を介して入力されるデータ取込制御信号により、シフト
レジスタ回路50aからデジタルの画像データを取り込
み、バス106を介して入力される水平クロック信号に
同期してDA変換を行い、アナログの画像データを生成
するものである。これらの画像データはバス113aを
介して液晶パネルの第1群のk本の信号電極線に出力さ
れる。
【0008】シフトレジスタ回路50bもシリアルイン
・パラレルアウトのシフトレジスタであり、バス53a
から出力されるスタート信号に同期してバス105を介
してシリアルの画像データ群を取り込み、k個の画像デ
ータを一時保持するものである。シフトレジスタ回路5
0bはパラレル変換を行い、バス52bを介してk個の
画像データを同時に出力する。DAコンバータ回路51
bは、バス106を介して入力されるデータ取込制御信
号により、シフトレジスタ回路50bからデジタルの画
像データを取り込み、バス106を介して入力される水
平クロック信号に同期してDA変換を行い、アナログの
画像データを生成するものである。これらの画像データ
はバス113bを介して液晶パネルの第2群のk本の信
号電極線に出力される。
【0009】このように構成される液晶パネルの駆動回
路の動作について説明する。図3のコントローラ101
は、外部(ホストシステム)からの同期信号を基準とし
て、ゲートドライバ回路群104が走査パルスを発生す
るようタイミングを制御すると共に、画像データ信号群
及び制御信号群をソースドライバ回路群103に与え
る。液晶駆動電源回路102は外部からの電源を受け
て、ゲートドライバ回路群104と、ソースドライバ回
路群103と、液晶パネル100の共通電極とに対して
電源供給を行う。
【0010】コントローラ101で生成された制御信号
はバス106を経由して、初段のソースドライバ回路1
03a内部にあるシフトレジスタ50aとDAコンバー
タ回路51aとに供給される。シフトレジスタ50aで
は供給された制御信号に含まれるクロック信号とスター
ト信号を元に、バス105を経由して出力された画像デ
ータ群を取り込み、k画素分の画像データを保持する。
DAコンバータ回路51aはデータ取込制御信号に基づ
きシフトレジスタ50aから画像データを入力し、所定
電圧レベルを有するアナログの画像データにDA変換す
る。そしてDAコンバータ回路51aはバス113aを
介して液晶パネル100の信号電極線にアナログの画像
データを出力する。
【0011】以下、バス53aを経由して供給されるス
タート信号と、バス106を経由して供給される制御信
号と、バス105を経由して供給される画像データ群と
が、次段のソースドライバ回路103bに入力され、同
様の動作が行われる。
【0012】次に液晶パネル100の各画素のTFTの
ゲート電極に対して、ゲートドライバ群104より正電
圧(オン電圧)を印加すると、TFTがオンとなり、信
号電極線(ソースドライバライン)に印加された信号電
圧が表示電極に出力される。そして表示電極と共通電極
間に形成した液晶セル(負荷容量)が画像データに対応
した画素電圧に充電される。またTFTのゲート電極に
負電圧(オフ電圧)を印加すると、TFTがオフとな
る。その時点から以降は、直前に印加された画素電圧が
当該画素の液晶セルに保持される。
【0013】このように、書き込みたい画素の信号電圧
をTFTのソース電極に与えて、ゲート電圧を制御する
ことで、各画素の液晶セルに任意の電圧を保持させてお
くことができる。この保持電圧(画素電圧)に応じて、
各液晶セルの光透過率又は反射率を変化させて情報を表
示する。
【0014】以上のように動作する液晶表示装置におい
て、解像度が大きく、ソースドライバ回路103a〜1
03nの数が多い場合を考える。この場合、ソースドラ
イバ回路群103内のバス配線の距離が必然的に長くな
る。ここで取り上げた液晶表示装置においては、制御信
号群を供給するバス106及び画像データ信号群を供給
するバス105は、いずれも全てのソースドライバ回路
を負荷として接続されている。このため基板上の物理的
な配置として、コントローラ101の近傍から遠方にか
けてソースドライバ回路103a、ソースドライバ回路
103b、・・がこの順序に並んでいる。この場合、コ
ントローラ101の近傍のソースドライバ回路103a
では、他の全てのソースドライバ回路103b〜ソース
ドライバ回路103nまでの配線のRC成分の影響を受
け、配線遅延が大きくなる。そのため、前段のソースド
ライバ回路では波形なまりが顕著に現れる。
【0015】図4は、上記の構成の液晶表示装置におけ
る画像データ信号の波形と、クロック信号の波形の一例
を示した説明図である。図4(a)の波形400は物理
的にコントローラ101の近傍に配置されるソースドラ
イバ回路103aのクロック信号CLKaの波形であ
る。図4(b)の波形401はソースドライバ回路10
3aの画像データ信号DATAaの波形である。図4
(c)の波形402は物理的にコントローラ101の遠
方に配置されるソースドライバ回路103nのクロック
信号CLKnの波形である。図4(d)の波形403は
ソースドライバ回路103nの画像データ信号DATA
nの波形である。
【0016】図4を見ると、コントローラ101に近い
ほどソースドライバ回路のデータ入力波形の立ち上がり
開始時刻は早い。即ち図4(b)のDATAaの立ち上
がり開始時刻は、図4(d)のDATAnの立ち上がり
開始時刻より時間T1だけ早くなっている。また図4
(a)のCLKaの立ち上がり時刻は、図4(c)のC
LKnの立ち上がり時刻より時間T1だけ早くなってい
る。これに対して図4(b)のDATAaの波形なまり
は、図4(d)のDATAbの波形なまりより大きくな
っている。
【0017】これは当該ソースドライバ回路から後方を
見たとき、前方のソースドライバ回路の方が負荷RC遅
延成分が大きくなるためと推定される。この現象は実際
に観察されたもので、集中定数回路網又は分布定数回路
網における反射波が関係していると想定される。
【0018】図4(c)及び(d)に示すように、画像
データDATAの出力レベルが規定値に達してから、D
Aコンバータ回路のCLKが入力されるまでの時間差を
セットアップタイムと呼ぶと、このセットアップタイム
T2は所定の時間範囲内である必要がある。しかし波形
なまりが図4(b)のような状態になると、セットアッ
プタイムがT2を十分越えてしまい、シフトレジスタ回
路及びDAコンバータ回路内に設けられた入力ラッチ回
路において、画像データの取り込みが行えなくなる。こ
の場合、画像データを適切に表示できなくなるという問
題点が発生する。
【0019】特に液晶パネルの寸法が大きくなり、画素
数が増加すると、コントローラ101から全てのソース
ドライバ回路への配線長が長くなる。また解像度が上が
ることにより、要求される画像データの転送スピード
(転送周波数)が数十MHzオーダーになると、この波
形なまりによる悪影響が更に大きくなる。
【0020】概算的な計算では、ソースドライバ回路に
要求されるデータ転送周波数をfxck とすると、この値
fxck は以下の式で表されることが知られている。 fxck =Y*X*N*fFR/(D/n)(Hz) 但し、Y: 横方向ドット数[横方向画素数*3(RG
B)] X: 縦方向ドット数[縦方向画素数] N: 階調用ビット数[2∧N階調] fFR: フレーム周波数[一般的に70Hz程度] D: データ入力数[N*3(RGB)] n: 上下駆動パラメータ[上下駆動n=2、片側駆動n
=1]
【0021】XGA用の1024*768サイズの液晶
カラーパネルを想定し、64階調(N=6)、フレーム
周波数70Hz、18bit データ入力、片側駆動(n=
1)とした場合、ソースドライバ回路に要求されるデー
タ転送周波数fxck は次のようになる。 (1024*3*768*6X70)/18=55MHz 同様の計算方法により、S−XGA(1280*102
4)の場合は、95MHzとなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従って、S−XGAの
液晶パネルの場合には、クロック周期が10nsec とな
るため、数nsec 程度の画像データの波形なまりが発生
したとしても、DAコンバータ回路51でのセットアッ
プタイムの確保が難しくなる。このため、従来例の液晶
表示装置では適切な画像表示が行われなくなる場合が発
生してしまう。
【0023】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、同期信号及び画像データの入
力タイミングの調整機能を設けることにより、高いデー
タ転送周波数を持つ液晶パネルの駆動回路と、このよう
な液晶表示装置を搭載した画像表示装置とを実現するこ
とを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、液晶パネルの各画素に同期信号と同期して画像信号
を分配する液晶パネルの駆動回路であって、少なくとも
1ライン単位の画像信号を含む画像信号群、及び同期信
号を含む制御信号群を生成するコントローラと、前記液
晶パネルの駆動電圧を出力する液晶駆動電源回路と、前
記制御信号群と前記画像信号群とにより画像信号を生成
し、前記液晶パネルの信号電極線を介して各画素の液晶
セルに画像信号を供給し、カスケード接続された複数段
のソースドライバ回路と、前記液晶駆動電源回路の駆動
電源と前記制御信号群と用いて走査信号を生成し、前記
液晶パネルの走査電極線に供給する複数のゲートドライ
バ回路と、前記制御信号群及び前記画像信号群の遅延調
整を各段の前記ソースドライバ回路毎に行う複数の遅延
調整回路と、を具備することを特徴とする。
【0025】本願の請求項2の発明は、請求項1の液晶
パネルの駆動回路において、前記遅延調整回路は、前記
ソースドライバ回路内に含まれることを特徴とする。
【0026】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
の液晶パネルの駆動回路において、前記遅延調整回路
は、一段又は複数段のバッファ回路から構成されること
を特徴とする。
【0027】本願の請求項4の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項記載の液晶パネルの駆動回路を有したこと
を特徴とする。
【0028】本願の請求項5の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項記載の液晶パネルの駆動回路が、前記液晶
パネルと同一基板上に形成されたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における液晶
パネルの駆動回路について、図1及び図5を用いて説明
する。図1は本実施の液晶パネルの駆動回路の構成を示
すブロック図であり、特にコントローラとソースドライ
バ回路群との接続関係を中心に示している。図1のコン
トローラ1は、水平クロック信号やスタート信号等の制
御信号群を生成すると共に、少なくとも1ライン単位の
画像信号を含む画像データ群(画像信号群)を出力する
回路である。初段のソースドライバ回路2aは遅延調整
バッファ回路3a、シフトレジスタ回路4a、DAコン
バータ回路5aを含んで構成される。また次段のソース
ドライバ回路2bは同じく遅延調整バッファ回路3b、
シフトレジスタ回路4b、DAコンバータ回路5bを含
んで構成される。このような構成のソースドライバ回路
がn段従属に接続されている。
【0030】バス6aはコントローラ1と遅延調整バッ
ファ回路3aとを接続し、コントローラ1において生成
された画像データ群を遅延調整バッファ回路3aに供給
するバスである。バス7aはコントローラ1と遅延調整
バッファ回路3aとを接続し、コントローラ1において
生成された制御信号群を遅延調整バッファ回路3aに供
給するバスである。 遅延調整バッファ回路3aは画像
データ群及び制御信号群に対して信号遅延調整機能を持
つ回路であり、夫々の信号入力端と信号出力端との間に
バッファ回路が必要数だけ直列接続されている。遅延調
整バッファ回路3aの出力部にバス6b,6c,7b,
7cが設けられている。
【0031】バス6bは、初段の遅延調整バッファ回路
3aと次段のソースドライバ回路2bに含まれる遅延調
整バッファ回路3bとを接続し、遅延調整バッファ回路
3aでバッファリング及び遅延調整された画像データ群
を遅延調整バッファ回路3bに供給するバスである。バ
ス7bは、初段の遅延調整バッファ回路3aと次段のソ
ースドライバ回路2bに含まれる遅延調整バッファ回路
3bとを接続し、遅延調整バッファ回路3aでバッファ
リング及び遅延調整された制御信号群を遅延調整バッフ
ァ回路3bに供給するバスである。
【0032】バス6cは、遅延調整バッファ回路3aと
シフトレジスタ回路4aとを接続し、遅延調整バッファ
回路3aでバッファリング及び遅延調整された画像デー
タ群をシフトレジスタ回路4aに供給するバスである。
バス7cは、遅延調整バッファ回路3aとシフトレジス
タ回路4a及びDAコンバータ回路5aとを接続し、遅
延調整バッファ回路3aでバッファリング及び遅延調整
された制御信号群をシフトレジスタ回路4a及びDAコ
ンバータ回路5aに供給するバスである。
【0033】シフトレジスタ回路4aはシリアルイン・
パラレルアウトのシフトレジスタであり、バス6cを介
してシリアルの画像データ群が入力されると、k個の画
像データを一時保持し、パラレル変換してバス8aを介
してk個の画像データを同時に出力するものである。D
Aコンバータ回路5aは、バス7cを介して入力される
データ取込制御信号により、シフトレジスタ回路4aか
らデジタルの画像データを取り込み、バス7cを介して
入力されるクロック信号に同期してDA変換し、アナロ
グの画像データを生成する回路である。これらの画像デ
ータはバス9aを介して液晶パネルの第1群のk本の信
号電極線に出力される。
【0034】次にソースドライバ回路2bもソースドラ
イバ回路2aと同様に構成されている。遅延調整バッフ
ァ回路3bは遅延調整バッファ回路3aから供給された
画像データ信号群を及び制御信号群に対してバッファリ
ング及び遅延調整を行い、シフトレジスタ回路4b及び
DAコンバータ回路5bに供給すると共に、バス6d,
7dを介して次段の遅延調整バッファ回路(図示せず)
に供給する回路である。
【0035】バス10aはシフトレジスタ回路4aと遅
延調整バッファ回路3bを接続するバスであり、シフト
レジスタ回路4aで出力されたスタート信号を遅延調整
バッファ回路3bに供給するバスである。また、バス1
0bはシフトレジスタ4bで生成されたスタート信号を
次段のソースドライバ回路の遅延調整バッファ回路にカ
スケード接続するバスである。
【0036】シフトレジスタ回路4bもシリアルイン・
パラレルアウトのシフトレジスタであり、スタート信号
に同期してバス6eを介してシリアルの画像データを取
り込み、k個の画像データを一時保持するものである。
シフトレジスタ回路4bはパラレル変換を行い、バス8
bを介してk個の画像データを同時に出力する。DAコ
ンバータ回路5bは、バス7eを介して入力されるデー
タ取込制御信号により、シフトレジスタ回路4bからデ
ジタルの画像データを取り込み、バス7eを介して入力
されるクロック信号に同期してDA変換し、アナログの
画像データを生成する回路である。これらの画像データ
はバス9bを介して液晶パネルの第2群のk本の信号電
極線に出力される。
【0037】このように構成された液晶パネルの駆動回
路の動作について説明する。本実施の形態では、ソース
ドライバ回路2a、ソースドライバ回路2b内のいずれ
のDAコンバータ5a, 5bにおいても、遅延調整バッ
ファ回路3a, 3bの入力容量と、DAコンバータ回路
5a, 5bの入力容量と、隣接するソースドライバ回路
間のバス配線の配線容量とが負荷となる。従ってコント
ローラ1の近傍に配置されるソースドライバ回路2aの
DAコンバータ回路5aのRC遅延成分を削減できる。
【0038】図5はこの場合のクロック信号と画像デー
タ信号の波形の一例を示している。図5(a)の波形5
00は物理的にコントローラ1の近傍に配置されるソー
スドライバ回路2aのクロック信号CLKaの波形であ
る。図5(b)の波形501はソースドライバ回路2a
の画像データ信号DATAaの波形である。図5(c)
の波形502はソースドライバ回路2bのクロック信号
CLKbの波形である。図4(d)の波形503はソー
スドライバ回路2bの画像データ信号DATAbの波形
である。
【0039】図5において時間TT1は、ソースドライ
バ回路2aのDAコンバータ回路5aに入力される画像
データと、ソースドライバ回路2bのDAコンバータ回
路5bに入力される画像データとの遅延差を示してい
る。また図5(b),(d)を見ると、従来例で配線の
RC成分により発生していた波形なまりが、配線負荷の
軽減により改善されていることがわかる。即ち、DAコ
ンバータ回路5aにおいても、DAコンバータ回路5b
と同様のセットアップタイムTT2を確保することが可
能となる。更に遅延調整バッファ回路3a, 3b・・内
のバッファサイズの調整により、隣接するソースドライ
バ回路2a, 2b・・間での遅延差TT1を調整するこ
とが可能となり、全てのソースドライバ回路でDAコン
バータ回路のセットアップタイムを一定に設定すること
が可能となる。
【0040】以上の実施の形態では、遅延調整バッファ
回路3a, 3b・・をソースドライバ回路2a, 2b・
・内に設けるとして説明したが、この回路はソースドラ
イバ回路内にある必要はなく、カスケード接続されてい
るだけでよい。従って、別チップ構成であってもよい。
【0041】また、ソースドライバ回路内に一段のバッ
ファを設けることを前提としているが、複数段のバッフ
ァであっても構わない。遅延調整に関してはバッファの
サイズ調整だけではなく、段数調整による方法であって
もかまわない。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御信号
群のバス配線及び画像信号群のバス配線上に遅延調整バ
ッファ回路を挿入し、遅延調整バッファ回路の遅延値を
調整することにより、タイミング上で問題となる波形な
まりを少なくすることができる。このことにより、高速
のデータ転送が可能となり、高解像度の液晶パネルを高
速に駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の駆動回路の主要部を構
成を示すブロック図
【図2】従来例の液晶表示装置の駆動回路の主要部を構
成を示すブロック図
【図3】液晶表示装置の全体構成を示すブロック図
【図4】従来例の液晶表示装置において、クロック信号
と画像データのタイミング関係を示す波形図
【図5】本実施の形態の液晶表示装置において、クロッ
ク信号と画像データのタイミング関係を示す波形図
【符号の説明】
1 コントローラ 2a, 2b ソースドライバ回路 3a, 3b 遅延調整バッファ回路 4a, 4b シフトレジスタ回路 5a, 5b DAコンバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 623 G09G 3/20 623V Fターム(参考) 2H092 GA59 NA05 PA06 2H093 NA16 NC16 NC22 NC24 NC34 ND34 ND36 5C006 AA11 AA22 AC11 AC24 AF42 AF52 AF71 BB16 BC11 BF07 FA16 5C080 AA10 BB06 CC03 DD05 EE29 FF11 JJ02 JJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルの各画素に同期信号と同期し
    て画像信号を分配する液晶パネルの駆動回路であって、 少なくとも1ライン単位の画像信号を含む画像信号群、
    及び同期信号を含む制御信号群を生成するコントローラ
    と、 前記液晶パネルの駆動電圧を出力する液晶駆動電源回路
    と、 前記制御信号群と前記画像信号群とにより画像信号を生
    成し、前記液晶パネルの信号電極線を介して各画素の液
    晶セルに画像信号を供給し、カスケード接続された複数
    段のソースドライバ回路と、 前記液晶駆動電源回路の駆動電源と前記制御信号群と用
    いて走査信号を生成し、前記液晶パネルの走査電極線に
    供給する複数のゲートドライバ回路と、 前記制御信号群及び前記画像信号群の遅延調整を各段の
    前記ソースドライバ回路毎に行う複数の遅延調整回路
    と、を具備することを特徴とする液晶パネルの駆動回
    路。
  2. 【請求項2】 前記遅延調整回路は、 前記ソースドライバ回路内に含まれることを特徴とする
    請求項1記載の液晶パネルの駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記遅延調整回路は、 一段又は複数段のバッファ回路から構成されることを特
    徴とする請求項1又は2記載の液晶パネルの駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の液晶
    パネルの駆動回路を有したことを特徴とする画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の液晶
    パネルの駆動回路が、前記液晶パネルと同一基板上に形
    成されたことを特徴とする画像表示装置。
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