JP2001265259A

JP2001265259A - 発光表示着衣

Info

Publication number: JP2001265259A
Application number: JP2000123362A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Nomoto; 哲夫野本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-03-21
Filing date: 2000-03-21
Publication date: 2001-09-28

Abstract

(57)【要約】【課題】交通事故等を効果的に回避するとか、また他
の各種用途、例えば歩く広告塔等を効果的に行うことが
できるようにするものである。【解決手段】着衣１に、複数の異なる発光表示パター
ンの表示変更が可能な発光表示部２２を、この着衣に直
接的に組み込むとか、あるいは着脱自在に装着して方向
指示などの交通表示、指示等の表示等を行うことができ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、新規な発光表示着
衣に関する。

【０００２】

【従来の技術】昨今、老齢人口の増加、交通機関の複雑
化等によって、自転車、歩行者の自動車による事故、自
転車相互の事故等が問題となっている。特に、雨天や夜
陰においては、自転車や、歩行者の例えば方向転換の意
思表示がむずかしく、また自動車側からの発見が遅れた
ことによる事故が多発している。また、スキー等におい
ても、ゲレンデでの滑降中に不意の方向転換によって後
続のスキーヤーが衝突するなどの事故が多発している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事故を効果的に回避するとか、また他の各種用途、例え
ば歩く広告塔等を効果的に行うことができるようにする
ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明におい
ては、着衣、例えば上着、ブルゾン、ベスト、シャツ、
スキーウエア、ズボン等の着衣に、複数の異なる発光表
示パターンの表示変更が可能な発光表示部を、この着衣
に直接的に組み込むとか、あるいは着脱自在に装着す
る。

【０００５】本発明は、上述したように、表示変更可能
な発光表示部を設けた着衣としたことによって、各種表
示、例えば方向指示停止表示等の各種交通表示ないし
は指示を行うとか、所要の表示、例えば文字、記号、映
像表示を行うことによって、安全な歩行、走行、滑降を
行うことができるとか、印象的広告表示等を行うことが
できるようにするものである。すなわち、本発明におい
ては、例えば外部からの光照射の反射や光照射励起によ
って発光する蛍光体表示等の単一表示によるものではな
く、これ自体が電圧、電流供給の電気的駆動発光によ
る、すなわち充分高い発光輝度を有す発光表示であり、
また複数の発光表示パターンを切り換え表示できるよう
な、すなわち例えば発光位置の選択によって２種以上の
発光表示を変更表示できるようにする。

【０００６】

【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による発
光表示着衣の一実施形態を説明するが、本発明は、この
形態に限定されるものでないことはいうまでもない。こ
の実施形態においては、図１に示すように、着衣１例え
ばブルゾンの背部２すなわち背面に発光表示部２２を配
置する。この発光表示部２２は、着衣１自体に作り込む
ことも可能であるが、洗濯、修理等を考慮して、着衣１
とは別体の例えばシートあるいはベルト等に形成し、こ
れを例えばナイロン製接着布例えばベルクロ、マジック
テープ（いずれも商標名）によって着脱自在に装着する
ようにできる。

【０００７】発光表示部２２は、例えば図２Ａに示すよ
うに、多数の発光素子２１例えば発光ダイオード等が配
列された構成とし、これら発光素子２１を図２Ｂあるい
はＣにその発光状態を斜線を付して示すように、選択的
に発光させて目的とする発光表示、例えば方向指示にお
いては、図２Ｂに示すように、右向き矢印による第１の
表示３１と、図２Ｃに示すように、左向きの矢印表示に
よる第２の表示３２とを切り換えるようにすることがで
きる。

【０００８】図２Ａに示すように、複数の発光素子を、
縦横にそれぞれ複数個配列することにより、図２Ｂおよ
びＣに示すように、矢印表示のみならず各種表示を行う
ことができる。また、例えば矢印による表示を行う場
合、図３Ａに示すように、複数の直線的に配列された発
光素子２１と、その両端に配置した例えば３角形の発光
素子２１との組み合わせによって図３ＢおよびＣを示す
ように、発光状態にある発光素子２１を斜線を付して示
すように、第１および第２の表示３１および３２に切り
換え表示することもできるなど種々の配置構成を採るこ
とができる。

【０００９】また、この発光表示は、選択された発光素
子２１を同時に駆動発光させることもできるが、例えば
図２および図３の矢印発光において、図２および図３の
各ＢおよびＣ図で、矢印の後端から先端側に順次点灯、
もしくは時分割的に点滅させる構成とすることができ
る。

【００１０】上述した発光素子２１例えば発光ダイオー
ドの発光駆動は、周知の駆動方法、回路構成を採ること
ができる。例えば１次電池、２次電池、あるいはいわゆ
るダイナモ、さらに太陽電池等の電源と、目的とする表
示に応じ選択された発光素子に電力の供給制御を行う制
御回路部と、その表示切り換え、オン・オフを行うスイ
ッチ機能部とを有し、そのスイッチ部は、例えば上述し
た着衣１の着用者の手元に配置して、切り換え操作する
ことができるようにする。あるいは、腕、首等の、或る
動作によって切り換え操作することができるようにす
る。

【００１１】上述した例では、着衣１が上着であり、そ
の背部２に発光表示部２２を配置した場合であるが、袖
３すなわち腕部にに配置するとか、衿４に配置すると
か、胸部に配置するなど、その表示パターンに応じて種
々の配置を採ることができる。

【００１２】また、着衣は、ブルゾン、ベスト、シャ
ツ、スキーウエア、ズボン等の各種着衣に適用すること
ができ、また表示パターンにおいても各種目的に応じて
種々の態様を採ることができる。

【００１３】また、発光素子は、上述したようにこれ自
体が発光する素子によって構成するものであるが、更に
その明るさを増し、ひいては電力消費を下げるために、
各発光素子部に残像時間が短い蛍光体を塗布する構成と
することもできる。

【００１４】

【発明の効果】上述したように、本発明による発光表示
着衣は、表示変更可能な発光表示部を設けた着衣とした
ことによって、各種表示、例えば方向指示、停止表示等
の各種交通表示ないしは指示を行うとか、所要の表示、
例えば文字、記号、映像表示を行うことによって、安全
な歩行、走行、滑降を行うことができるとか、印象的広
告表示等を行うことができるものである。

【００１５】そして、本発明においては、単なる表示、
例えば外部からの光照射の反射や光照射励起によって発
光する蛍光体表示等によるものではなく、これ自体が電
圧、電流供給によって電気的駆動発光による、すなわち
充分高い発光輝度を有する発光表示であり、また複数の
発光表示パターン、例えば時間的に発光位置が移動する
など表示効果が高い、２種以上の発光表示が可能で、多
種機能表示を行うことができるという多くの利点を有
し、効果的に交通事故の防止、スキー事故等の回避、さ
らには印象の強烈な表示、例えば広告等を可能にするも
のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による発光表示着衣の一例の背面図であ
る。

【図２】Ａ〜Ｃは、本発明による発光表示着衣の発光表
示部の一例の配置と表示態様を示す図である。

【図３】Ａ〜Ｃは、本発明による発光表示着衣の発光表
示部の他の一例の配置と表示態様を示す図である。

【符号の説明】

１着衣２背部３袖４衿２１発光素子２２発光表示部３１第１の表示３２第２の表示

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】着衣に、複数の異なる発光表示変更が可
能な発光表示部が設けられて成ることを特徴とする発光
表示着衣。
【請求項２】上記発光表示部が、上記着衣に対して着
脱自在に装着するようになされたことを特徴とする請求
項１に記載の発光表示着衣。
【請求項３】上記発光表示部が、複数の発光素子が配
置されて成り、該発光素子を選択的に発光させて目的と
する発光表示を行うようにしたことを特徴とする請求項
１または２に記載の発光表示着衣。
【請求項４】上記発光素子が、発光ダイオードより成
ることを特徴とする請求項１、２または３に記載の発光
表示着衣。
【請求項５】上記発光表示部は、上記着衣の背部、胸
部、腕部、脚部の少なくとも１箇所以上に配置されて成
ることを特徴とする請求項１、２、３または４に記載の
発光表示着衣。
【請求項６】上記発光表示部の表示変更切り換えスイ
ッチは、手元に配置されて成ることを特徴とする請求項
１、２、３、４または５に記載の発光表示着衣。