JP2001264463A - 電波時計 - Google Patents
電波時計Info
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Abstract
損傷せず、また電波時計の見栄えを損わない。 【解決手段】 枠部,ガラス蓋及び裏蓋12cによりケ
ース12が構成され、このケース12に駆動部が収容さ
れ、更にケース12に収容された表示部が駆動部により
駆動されて時刻を表示する。アンテナ16が時刻情報を
含む電波を受信し、ケース12に収容されたコントロー
ラが上記アンテナ16の検出出力に基づいて駆動部を制
御する。上記アンテナ16は裏蓋12cの外面に沿って
設けられかつ裏蓋12cの外面に沿うように扁平に形成
された磁芯部材16aと、磁芯部材16aに巻回された
コイル16bとを有する。
Description
定の電波を受信して時刻を修正する電波時計に関するも
のである。
に示すように、枠部2aとガラス蓋2bと裏蓋により構
成されたケース2の外側面に棒状のアンテナ6が設けら
れ、このアンテナ6がプラスチック又は非磁性材料から
なるカバー8に収納されたものが知られている。この電
波時計1では、アンテナ6がフェライト棒からなる磁芯
部材6aと、この磁芯部材6aに巻回されたコイル6b
とを有する。また枠部2aには一対の受け具2d,2d
が突設され、これらの受け具2d,2dにはバンド9の
両端がそれぞれ枢着される。このように構成された電波
時計1では、アンテナ6の直径を小さくかつ長さを短く
形成することにより、電波時計1の小型化を図ってい
る。
イト棒の直径を小さくかつ長さを短くすると、電波時計
の落下等に伴う衝撃荷重により割れる場合があり、この
場合コイルのインダクタンスが減少して目的の周波数
(40kHz)の電波を受信できなくなるおそれがあっ
た。また、上記電波時計では、バンドの軸線とケースの
中心軸とが一致しないため、見栄えを損う問題点もあっ
た。
ライト体が合成樹脂からなる中空の枠部に収容され、こ
の枠部の外周面にコイルが巻回され、フェライト体が隙
間をあけて一列に枠部により連結保持されるように構成
されたバーアンテナ構造が開示されている(特開平8−
271659号)。このように構成されたバーアンテナ
構造では、枠部がフェライト体の隙間で折曲して弾性変
形するので、上記隙間で折曲したバーアンテナは全体と
して弾性的に緩やかに湾曲できる。この結果、電波時計
に衝撃荷重が作用しても、バーアンテナは弾性的に湾曲
して吸収するので、フェライト体に割れや損傷が生じな
いようになっている。
開平8−271659号公報に示された電波時計のバー
アンテナ構造では、アンテナがケースの外側面に設けら
れているため、時計全体の外径が増大する不具合があっ
た。また、上記従来の電波時計のバーアンテナ構造で
は、フェライト体が複数必要となり、また枠部を新たに
製作しなければならず、アンテナを構成する部品点数及
び組立工数が増大する問題点もあった。本発明の目的
は、衝撃荷重が作用しても磁芯部材が損傷せず、また見
栄えを損うことがない電波時計を提供することにある。
本発明の別の目的は、外径が増大することなく、かつ厚
さの増大を最小限に抑えることができる電波時計を提供
することにある。本発明の更に別の目的は、アンテナを
金属性の裏蓋の内面に設けても、アンテナ及びコンデン
サにより構成される共振回路が時刻情報を含む電波と確
実に共振でき、また裏蓋の所定の強度を確保しつつ裏蓋
の軽量化を図ることができる電波時計を提供することに
ある。
図1及び図2に示すように、枠部12a,ガラス蓋12
b及び裏蓋12cにより構成されたケース12と、ケー
ス12に収容された駆動部13と、ケース12に収容さ
れ駆動部13により駆動されて時刻を表示する表示部1
4と、時刻情報を含む電波を受信するアンテナ16と、
ケース12に収容されアンテナ16の検出出力に基づい
て駆動部13を制御するコントローラ17とを備えた電
波時計の改良である。その特徴ある構成は、アンテナ1
6が裏蓋12cの外面に沿って設けられかつ裏蓋12c
の外面に沿うように扁平に形成された磁芯部材16a
と、磁芯部材16aに巻回されたコイル16bとを有す
るところにある。この請求項1に記載された電波時計で
は、アンテナ16及びコンデンサにて構成される共振回
路が時刻情報を含む所定の周波数(40kHz)の電波
と共振すると、コントローラ17は上記電波に含まれる
時刻情報を読取って駆動部13を制御し、表示部14を
修正する。このときアンテナ16は裏蓋12cの外面に
取付けられているため、上記電波は速やかにアンテナ1
6に到達する。またアンテナ16を極めて薄く形成でき
るので、電波時計11全体の厚さの増大を最小限に抑え
ることができる。
すように、アンテナ16が裏蓋22cの内面に沿って設
けられかつ裏蓋22cの内面に沿うように扁平に形成さ
れた磁芯部材16aと、磁芯部材16aに巻回されたコ
イル16bとを有することを特徴とする。この請求項2
に記載された電波時計では、アンテナ16が露出されて
いないので、アンテナ16を覆うカバーが不要になり、
その厚さ分だけ電波時計21全体の厚さを薄くすること
ができる。また裏蓋22cにアンテナ16及びコントロ
ーラの接続用のリード線が通過する孔を設ける必要がな
いので、電波時計21の加工工数及び組立工数を低減す
ることができる。
明であって、更に図1及び図2に示すように、裏蓋12
cが電気絶縁材料により形成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された電波時計では、時刻情報を含
む電波により裏蓋12cに渦電流が発生しないので、ア
ンテナ16及びコンデンサにて構成される共振回路は上
記電波と確実に共振する。
明であって、更に図3及び図4に示すように、裏蓋22
cが40×10-8Ω・m以下の電気抵抗を有する金属材
料により形成されたことを特徴とする。この請求項4に
記載された電波時計では、裏蓋22cが金属材料により
形成されているため、ケース22の強度が向上する。ま
た裏蓋22cの電気抵抗が小さいので、Q値の減少が抑
制され、アンテナ16を上記裏蓋22cに外面に取付け
た状態で所定の自己インダクタンスとなるようにコイル
16bの巻数を選定すれば、共振回路は時刻情報を含む
電波と共振する。ここでQ値とは、上記電波の角周波数
をωとし、アンテナ16及びコンデンサにて構成される
共振回路の抵抗分をrとし、コイル16bの自己インダ
クタンスをLとするとき、ωL/rで定義される数値で
あり、Q値が高いほど渦電流等による損失が少なくな
り、共振の幅が鋭くなることが知られている。
明であって、更に図5及び図6に示すように、裏蓋32
c又は枠部のいずれか一方又は双方が電気絶縁材料によ
り形成されたことを特徴とする。この請求項5に記載さ
れた電波時計では、裏蓋32cが電気絶縁材料により形
成されているため、時刻情報を含む電波は裏蓋32cを
透過してアンテナ16に達し、アンテナ16及びコンデ
ンサにて構成される共振回路は上記電波と確実に共振す
る。
明であって、更に図7及び図8に示すように、裏蓋42
c又は枠部のいずれか一方又は双方が40×10-8Ω・
m以上の電気抵抗を有する金属材料により形成されたこ
とを特徴とする。この請求項6に記載された電波時計で
は、裏蓋42cが金属材料により形成されているため、
ケース42の強度が向上するとともに、裏蓋42cの電
気抵抗が大きいので、時刻情報を含む電波が裏蓋42c
を透過してアンテナ16に到達し、アンテナ16及びコ
ンデンサにより構成される共振回路が上記透過した電波
と共振する。
明であって、更に図9及び図10に示すように、裏蓋5
2c又は枠部のいずれか一方又は双方が金属材料により
形成され、裏蓋52c又は枠部のうちアンテナ56の軸
線に対向する部位に一対の切欠き52e,52eが形成
され、一対の切欠き52e,52eが磁芯部材56aの
両端により塞がれたことを特徴とする。この請求項7に
記載された電波時計では、磁芯部材56aの両端が裏蓋
52c外方に臨むため、裏蓋53cの電気抵抗値に拘ら
ず、アンテナ56及びコンデンサにて構成される共振回
路が時刻情報を含む電波と共振する。
明であって、更に図11及び図12に示すように、裏蓋
62c又は枠部のいずれか一方又は双方が金属材料によ
り形成され、裏蓋62c又は枠部のうちアンテナ66の
軸線に対向する部位に一対の切欠き62e,62eが形
成され、一対の切欠き62e,62eが電気絶縁材料に
て形成された一対のシール部材62f,62fにより塞
がれたことを特徴とする。この請求項8に記載された電
波時計では、磁芯部材66aの両端が電気絶縁材料製の
一対のシール部材62f,62fに臨むため、時刻情報
を含む電波がこれらのシール部材62f,62fを透過
してアンテナ66に達し、アンテナ66及びコンデンサ
により構成される共振回路が上記電波と共振する。
明であって、更に図11及び図12に示すように、一対
のシール部材62f,62fが磁性材料により形成され
たことを特徴とする。請求項10に係る発明は、請求項
9に係る発明であって、更に図11及び図12に示すよ
うに、磁性材料が磁性体の粉末又はフレークとプラスチ
ックとの複合材であることを特徴とする。これら請求項
9又は10に記載された電波時計では、シール部材62
fを磁性材料により形成することにより、時刻情報を含
む電波が金属製の枠部12aや裏蓋62cの影響を受け
ることなく、シール部材62fを通過して磁芯部材66
aに達するため、アンテナ66の受信感度が向上する。
発明であって、更に図15又は図17に示すように、裏
蓋72c又は82cの厚さが薄く形成され、かつ裏蓋7
2c又は82cの内面にリブ72e又は82eが形成さ
れたことを特徴とする。この請求項11に記載された電
波時計では、時刻情報を含む電波が裏蓋72c又は82
cの薄い部分を透過し易くなるので、アンテナ及びコン
デンサにより構成される共振回路が上記電波と確実に共
振でき、また裏蓋72c又は82cの所定の強度を確保
しつつ裏蓋72c又は82cの軽量化を図ることができ
る。また図17又は図18に示すように、磁芯部材96
a又は106aを多角形の板状に形成してもよく、或い
は図9又は図11に示すように、磁芯部材56a又は6
6aを一部に円弧状辺56c又は66cを有する板状に
形成してもよい。
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、電波時
計11はケース12と、ケース12に収容された駆動部
13と、駆動部13により駆動されて時刻を表示する表
示部14と、時刻情報を含む電波を受信するアンテナ1
6と、ケース12に収容されアンテナ16の検出出力に
基づいて駆動部13を制御するコントローラ17とを備
える。ケース12は枠部12a,ガラス蓋12b及び裏
蓋12cにより構成される。枠部12aは金属により円
形リング状に形成され、ガラス蓋12bは電気絶縁材料
(ガラス板)により円板状に形成され、裏蓋12cは電
気絶縁材料(プラスチック等)により円板状に形成され
る。また表示部14は目盛板14aと、駆動部13によ
り駆動されかつ目盛板14a上を回転する短針14b,
長針14c及び秒針(図示せず)からなる。アンテナ1
6は裏蓋12cの外面に沿って設けられかつ裏蓋12c
の外面に沿うように扁平に形成された磁芯部材16a
と、磁芯部材16aに巻回されたコイル16bとを有す
る。アンテナ16の軸線は裏蓋12cの下面に平行にな
るように構成される。
ァス箔の積層材により長方形の板状に形成されるか、或
いは金属又はフェライトの粉末又はフレークとプラスチ
ックとの複合材により長方形の板状に形成されることが
好ましい。上記プラスチックとしては加工性の良い熱可
塑性のプラスチックを用いたり、或いは耐熱性の良い熱
硬化性のプラスチックを用いたりすることができる。ま
た上記金属の粉末としては、カーボニル鉄粉末,鉄−パ
ーマロイ等のアトマイズ粉末,還元鉄粉末等が用いられ
る。一方、金属のフレークとしては、上記粉末をボール
ミル等で微細化して粉末を成形した後に、この粉末を機
械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系又はコバル
ト系アモルファス合金の溶湯粒を水冷銅に衝突させて得
られたフレークが用いられる。
サ(図示せず)及びコントローラ17に電気的に接続さ
れ、裏蓋12cの下面にはアンテナ16を覆うように電
気絶縁材料(プラスチック等)にて形成されたカバー1
8が取付けられる。上記アンテナ16及びコンデンサに
より所定の周波数の電波と共振する共振回路が構成さ
れ、裏蓋12cにはコイル16bをコントローラ17に
接続するための一対のリード線(図示せず)が通過する
孔(図示せず)が形成される。また上記共振回路にはこ
の共振回路を開閉するスイッチ(図示せず)が設けら
れ、このスイッチはコントローラ17により所定の時間
毎にオンするように構成される。上記所定の周波数は4
0kHzであり、この電波は郵政省の通信総合研究所の
原子時計に基づいて発せられる日本の標準時の時刻情報
を含む電波である(以下、この電波を標準電波とい
う)。なお、図1の符号12d,12dは枠部12aに
突設された一対の受け具であり、これらの受け具12
d,12dにはバンド19の両端がそれぞれ枢着され
る。
を説明する。コントローラ17は所定時間が経過する
と、スイッチをオンする。スイッチがオンすると、アン
テナ16及びコンデンサにて構成される共振回路が標準
電波と共振するので、コントローラ17は上記標準電波
に含まれる時刻情報を読取って駆動部13を制御し、表
示部14を修正する。このときアンテナ16は電気絶縁
材料により形成されたカバー18により覆われているた
め、上記標準電波はカバー18を透過してアンテナ16
に到達する。また電波時計11を誤って落してこの時計
に衝撃荷重が作用しても、磁芯部材16aを金属又はフ
ェライトの粉末又はフレークとプラスチックとの複合材
にて形成すれば、磁芯部材16aは損傷せず、アンテナ
16は上記標準電波を確実に受信することができる。更
にアンテナ16は極めて薄く形成できるので、電波時計
11全体の厚さの増大を最小限に抑えることができる。
を示す。図3及び図4において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、裏蓋22cが
40×10-8Ω・m以下、好ましくは20×10-8Ω・
m以下の電気抵抗を有する金属材料により形成される。
裏蓋22cを40×10-8Ω・m以下の電気抵抗を有す
る金属材料により形成したのは、40×10-8Ω・mを
越えると、アンテナ16のQ値が低下し、アンテナ16
及びコンデンサにより構成される共振回路が標準電波と
共振できなくなるからである。上記以外は第1の実施の
形態と同一に構成される。なお、裏蓋とアンテナとの間
にはコイル(絶縁被覆導線)及び裏蓋の電気的絶縁を良
好に保つために、電気絶縁材料製のスペーサ(図示せ
ず)を介装することが好ましい。また、裏蓋に適する材
料をその組成及び電気抵抗値とともに表1に示す。
裏蓋22cが金属材料により形成されているため、ケー
ス22の強度が向上する。また裏蓋22cの電気抵抗が
小さいので、Q値の減少が抑制され、アンテナ16を上
記裏蓋22cに外面に取付けた状態で所定の自己インダ
クタンスとなるようにコイル16bの巻数を選定すれ
ば、共振回路は標準電波と共振する。上記以外の動作は
第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を
省略する。
を示す。図5及び図6において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、アンテナ16
の磁芯部材16aが裏蓋32cの内面に沿って設けられ
かつ裏蓋32cの内面に沿うように扁平に形成され、こ
の磁芯部材32cにコイル16bが巻回される。アンテ
ナ16はコントローラ17の下面に取付けられ、アンテ
ナ16の軸線は裏蓋32cの内面に平行になるように構
成される。また磁芯部材16aの両端は裏蓋32cに対
向するため、裏蓋32cは第1の実施の形態と同様に電
気絶縁材料(プラスチック等)により形成されるけれど
も、第1の実施の形態のカバーは用いられない。上記以
外は第1の実施の形態と同一に構成される。なお、磁芯
部材の両端が枠部に対向するように構成されていれば、
枠部が電気絶縁材料により形成される。このように構成
された電波時計31では、カバーが不要になるため、第
1の実施の形態より部品点数を低減できるとともに、カ
バーの厚さ分だけ電波時計31全体の厚さを薄くするこ
とができる。また裏蓋32cには第1及び第2の実施の
形態のように、コイル及びコントローラの接続用のリー
ド線が通過する孔を設ける必要がないので、電波時計3
1の加工工数及び組立工数を低減することができる。上
記以外の動作は第1の実施の形態と略同様であるので、
繰返しの説明を省略する。
を示す。図7及び図8において図5及び図6と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、裏蓋42cが
40×10-8Ω・m以上、好ましくは80×10-8Ω・
m以上の電気抵抗を有する金属材料により形成される。
裏蓋42cを40×10-8Ω・m以上の電気抵抗を有す
る金属材料により形成したのは、40×10-8Ω・m未
満では、裏蓋42cの電気抵抗が小さ過ぎて、標準電波
が裏蓋42cを透過せずに反射されてしまうからであ
る。上記以外は第3の実施の形態と同一に構成される。
なお、磁芯部材の両端が枠部に対向するように構成され
ていれば、枠部が40×10-8Ω・m以上、好ましくは
80×10-8Ω・m以上の電気抵抗を有する金属材料に
より形成される。また、裏蓋に適する材料をその組成及
び電気抵抗値とともに表2に示す。
裏蓋42cが金属材料により形成されているため、ケー
ス42の強度が向上する。また裏蓋42cの電気抵抗が
大きいので、標準電波が裏蓋42cを透過してアンテナ
16に到達し、アンテナ16及びコンデンサにより構成
される共振回路が上記透過した標準電波と共振する。上
記以外の動作は第1の実施の形態と略同様であるので、
繰返しの説明を省略する。
態を示す。図9及び図10において図5及び図6と同一
符号は同一部品を示す。この実施の形態では、裏蓋52
cが金属材料により形成され、裏蓋52cのうちアンテ
ナ56の軸線に対向する部位に一対の切欠き52e,5
2eが形成され、更に一対の切欠き52e,52eが磁
芯部材56aの両端によりそれぞれ塞がれるように構成
される。一対の切欠き52e,52eの幅は磁芯部材5
6aの幅と略同一に形成される。また磁芯部材56aは
その両端に裏蓋52cの外周縁に一致する一対の円弧状
辺56c,56cを有するように形成される、即ち磁芯
部材56aは小判形に形成される。上記以外は第3の実
施の形態と同一に構成される。なお、磁芯部材の両端が
枠部に対向するように構成されていれば、枠部が金属材
料により形成され、枠部のうちアンテナの軸線に対向す
る部位に一対の切欠きが形成され、更に一対の切欠きが
磁芯部材の両端により塞がれるように構成される。この
ように構成された電波時計51では、磁芯部材56aの
両端が裏蓋52c外方に臨むため、裏蓋52cの電気抵
抗値に拘らず、アンテナ56及びコンデンサにより構成
される共振回路が標準電波と共振する。上記以外の動作
は第3の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明
を省略する。
形態を示す。図11及び図12において図5及び図6と
同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、裏蓋
62cが金属材料により形成され、裏蓋62cのうちア
ンテナ66の軸線に対向する部位に一対の切欠き62
e,62eが形成され、更に一対の切欠き62e,62
が電気絶縁材料にて形成された一対のシール部材62
f,62fにより塞がれるように構成される。上記一対
のシール部材62f,62fは電気絶縁材料であれば、
プラスチック等の非磁性材料により形成しても、或いは
金属又はフェライトの粉末又はフレークとプラスチック
との複合材等の磁性材料により形成してもよい。上記以
外は第3の実施の形態と同一に構成される。なお、磁芯
部材の両端が枠部に対向するように構成されていれば、
枠部が金属材料により形成され、枠部のうちアンテナの
軸線に対向する部位に一対の切欠きが形成され、更に一
対の切欠きが電気絶縁材料にて形成された一対のシール
部材により塞がれるように構成される。このように構成
された電波時計61では、磁芯部材66aの両端が一対
のシール部材62f,62fに臨むため、標準電波がこ
れらのシール部材62f,62fを透過してアンテナ6
6に達し、アンテナ66及びコンデンサにより構成され
る共振回路が標準電波と共振する。上記シール部材62
fを磁性材料により形成すれば、標準電波は金属製の枠
部12a,裏蓋62cの影響を受けることなく、シール
部材62fを通過して磁芯部材66aに達するため、ア
ンテナ66の受信感度が向上する。上記以外の動作は第
3の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を省
略する。
形態を示す。この実施の形態では、裏蓋72cの厚さが
薄く形成され、かつ裏蓋72cの内面にリブ72eが形
成される。上記裏蓋72cは第4の実施の形態と同様に
40×10-8Ω・m以上、好ましくは80×10-8Ω・
m以上の電気抵抗を有する金属材料により形成される。
またリブ72eは比較的幅が広く一直線状に形成され
る。上記以外は第4の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された電波時計では、標準電波が裏蓋7
2cの薄い部分を透過し易くなるので、アンテナ及びコ
ンデンサにより構成される共振回路が標準電波と確実に
共振でき、また裏蓋72cの所定の強度を確保しつつ裏
蓋72cの軽量化を図ることができる。上記以外の動作
は第4の実施の形態と同様であるので、繰返しの説明を
省略する。
形態を示す。この実施の形態では、裏蓋82cの厚さが
薄く形成され、かつ裏蓋82cの内面にリブ82eが形
成される。上記裏蓋82cは第4の実施の形態と同様に
40×10-8Ω・m以上、好ましくは80×10-8Ω・
m以上の電気抵抗を有する金属材料により形成される。
またリブ82eは裏蓋82cの中心から放射状に延びる
複数本の第1リブ82fと、裏蓋82cの中心と同心の
リング状に形成された複数本の第2リブ82gとを有す
る。上記以外は第4の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された電波時計では、標準電波が裏蓋8
2cの薄い部分を透過し易くなるので、アンテナ及びコ
ンデンサにより構成される共振回路が標準電波と確実に
共振でき、また裏蓋82cの所定の強度を確保しつつ裏
蓋82cの軽量化を図ることができる。上記以外の動作
は第4の実施の形態と同様であるので、繰返しの説明を
省略する。
ス92又は102を円形ではなく、正八角形に形成して
もよく、図17に示すように磁芯部材96aを長方形状
に形成しても、或いは図18に示すように磁芯部材10
6aをケース102より一回り小さい正八角形状に形成
してもよい。また図18に示すように磁芯部材106a
を八角形に形成すれば、時計101の大きさの範囲で磁
芯部材の面積が大きくなるので、アンテナ106の受信
感度が向上する。更に、磁芯部材を四角形の板状,小判
形又は正八角形の板状以外の多角形の板状に形成しても
よい。
説明する。 <実施例1>図3及び図4に示すように、裏蓋22cを
Cu−Be(ベリリウム銅、電気抵抗値:3.4×10
-8Ω・m)により形成し、その外面(下面)にアンテナ
16を取付けた。このアンテナ16の磁芯部材16aを
ブラスチックにカーボニル鉄粉を分散した複合材により
長さ×幅×厚さがそれぞれ30×20×1mmの長方形
の板状に形成し、この磁芯部材16aに直径0.1mm
の被覆導線を590回巻回してコイル16bを形成し
た。また裏蓋12cの下面にはアンテナ16を覆うよう
にプラスチック製のカバー18を取付けた。更に裏蓋2
2cとアンテナ16との間には電気絶縁性材料により形
成されたスペーサ(図示せず)を介装した。この電波時
計21の直径×厚さはそれぞれ40×13mmであっ
た。この電波時計21を実施例1とした。 <実施例2>図5及び図6に示すように、裏蓋32cを
PBT(ポリブチレンテレフタレート)により形成し、
アンテナ16を裏蓋32cの内側に位置するようにコン
トローラ17の下面に取付けた。このアンテナ16の磁
芯部材16aをブラスチックにカーボニル鉄粉を分散し
た複合材により長さ×幅×厚さがそれぞれ30×20×
1mmの長方形の板状に形成し、この磁芯部材16aに
直径0.1mmの被覆導線を520回巻回してコイル1
6bを形成した。この電波時計31の直径×厚さはそれ
ぞれ40×13mmであった。この電波時計31を実施
例2とした。
裏蓋42cをSUS304(電気抵抗値:72×10-8
Ω・m)により形成し、アンテナ16を裏蓋42cの内
側に位置するようにコントローラ17の下面に取付け
た。このアンテナ16の磁芯部材16aをブラスチック
にカーボニル鉄粉を分散した複合材により長さ×幅×厚
さがそれぞれ30×20×1mmの長方形の板状に形成
し、この磁芯部材16aに直径0.1mmの被覆導線を
540回巻回してコイル16bを形成した。この電波時
計41の直径×厚さはそれぞれ40×13mmであっ
た。この電波時計41を実施例3とした。 <実施例4>裏蓋をチタン合金(6重量%Al−4重量
%V−90重量%Ti、電気抵抗値:171×10-8Ω
・m)により形成したことを除いて、実施例3と同様に
して電波時計を作製した。この電波時計を実施例4とし
た。
に、裏蓋52cをSUS304(電気抵抗値:72×1
0-8Ω・m)により形成し、アンテナ56を裏蓋52c
の内側に位置するようにコントローラ17の下面に取付
けた。また裏蓋52cのうちアンテナ56の軸線に対向
する部位に一対の切欠き52e,52e(幅20mm×
高さ1mm)を形成し、これらの切欠き52e,52e
を磁芯部材56aの両端により塞いだ。アンテナ56の
磁芯部材56aをブラスチックにカーボニル鉄粉を分散
した複合材により長さ×幅×厚さがそれぞれ40×20
×1mmの両端に円弧状辺を有する小判形に形成し、こ
の磁芯部材56aに直径0.1mmの被覆導線を490
回巻回してコイル56bを形成した。この電波時計51
の直径×厚さはそれぞれ40×13mmであった。この
電波時計51を実施例5とした。 <実施例6>図11及び図12に示すように、裏蓋62
cをSUS304(電気抵抗値:72×10-8Ω・m)
により形成し、アンテナ66を裏蓋62cの内側に位置
するようにコントローラ17の下面に取付けた。また裏
蓋62cのうちアンテナ66の軸線に対向する部位に一
対の切欠き62e,62e(幅20mm×高さ1mm)
を形成し、これらの切欠き62e,62eを一対のシー
ル部材62f,62fにより塞いだ。これらのシール部
材62f,62fは80重量%の鉄粉を分散させたプラ
スチックをインサート射出成形することにより形成され
た。上記シール部材62fは電気絶縁性及び磁性を有す
る。アンテナ66の磁芯部材66aをブラスチックにカ
ーボニル鉄粉を分散した複合材により長さ×幅×厚さが
それぞれ35×20×1mmの両端に円弧状辺を有する
小判形に形成し、この磁芯部材66aに直径0.1mm
の被覆導線を510回巻回してコイル66bを形成し
た。この電波時計61の直径×厚さはそれぞれ40×1
3mmであった。この電波時計61を実施例6とした。
2の枠部の外側面にアンテナ6を設け、このアンテナ6
をプラスチック製のカバー8に収納した。アンテナ6の
磁芯部材6aをブラスチックにフェライト粉末を分散し
た複合材により長さ×幅×高さがそれぞれ35×4×4
mmの断面正方形の棒状(四角柱状)に形成し、この磁
芯部材6aに直径0.1mmの被覆導線を570回巻回
してコイル6bを形成した。この電波時計1の直径×厚
さはそれぞれ52.2×10mmであった。この電波時
計1を比較例1とした。 <比較例2>裏蓋をSUS304(電気抵抗値:72×
10-8Ω・m)により形成し、コイルの巻数が520回
であり、電波時計の厚さが15mmであったことを除い
て、実施例1と同様にして電波時計を作製した。この電
波時計を比較例2とした。 <比較例3>裏蓋を黄銅(電気抵抗値:6.2×10-8
Ω・m)により形成し、コイルの巻数が590回であっ
たことを除いて、実施例3と同様にして電波時計を作製
した。この電波時計を比較例3とした。
比較例1〜3の電波時計のアンテナの自己インダクタン
ス(LmH)とQ値をRFインピーダンス・アナライザ
HP 4191A(横河ヒューレット・パッカード社
製)にて測定し、またアンテナが標準電波と共振してコ
ントローラがその時刻情報を読取って表示部の時刻を修
正したか否か、即ち電波時計の時刻修正機能が作動した
否かを調べた。その結果をアンテナの磁芯部材の材質等
とともに表3に示す。なお、各アンテナのコイルはその
コイルの自己インダクタンスLが10mHとなるように
巻回した。
時計では時刻修正機能が作動したけれども、電波時計の
外径が52.2mmと大きくなったのに対し、実施例1
〜6の電波時計では全て時刻修正機能が作動し、かつ電
波時計の外径を40mmと小さくすることができた。な
お、実施例1〜6の電波時計は比較例1の電波時計より
厚さが3mm増大するだけで済んだ。また、比較例2の
電波時計では、裏蓋が電気抵抗値の大きいSUS304
により形成されているため、アンテナのQ値が25まで
減少してしまい、アンテナが標準電波と共振できず、時
刻修正機能は作動しなかった。更に、比較例3の電波時
計では、裏蓋が電気抵抗値の小さい黄銅により形成され
ているため、標準電波が裏蓋を通過することができず、
時刻修正機能は作動しなかった。
蓋の外面に沿うように扁平に形成されたアンテナの磁芯
部材を裏蓋の外面に沿って設け、この磁芯部材にコイル
を巻回したので、アンテナ及びコンデンサにて構成され
る共振回路が標準電波と共振すると、コントローラは上
記標準電波に含まれる時刻情報を読取って駆動部を制御
し、表示部を修正する。このときアンテナは裏蓋の外面
に取付けられているため、上記標準電波は速やかにアン
テナに到達する。またアンテナを極めて薄く形成できる
ので、電波時計全体の厚さの増大は最小限に抑えること
ができる。また裏蓋の内面に沿うように扁平に形成され
たアンテナの磁芯部材を裏蓋の内面に沿って設け、この
磁芯部材にコイルを巻回すれば、アンテナが露出されて
いないので、アンテナを覆うカバーが不要になり、その
厚さ分だけ電波時計全体の厚さを薄くできるとともに、
裏蓋にコイル及びコントローラの接続用のリード線が通
過する孔を設ける必要がないので、電波時計の加工工数
及び組立工数を低減することができる。
ば、時刻情報を含む電波により裏蓋に渦電流が発生しな
いので、アンテナ及びコンデンサにて構成される共振回
路は上記電波と確実に共振する。また裏蓋を40×10
-8Ω・m以下の電気抵抗を有する金属材料により形成す
れば、ケースの強度が向上するとともに、裏蓋の電気抵
抗が小さいので、Q値の減少が抑制され、アンテナを上
記裏蓋に外面に取付けた状態で所定の自己インダクタン
スとなるようにコイルの巻数を選定すれば、共振回路は
標準電波と共振する。
を電気絶縁材料により形成すれば、標準電波は裏蓋を透
過してアンテナに達し、アンテナ及びコンデンサにて構
成される共振回路は上記電波と確実に共振する。また裏
蓋又は枠部のいずれか一方又は双方を40×10-8Ω・
m以上の電気抵抗を有する金属材料により形成すれば、
ケースの強度をが向上できるとともに、裏蓋の電気抵抗
が大きいので、標準電波が裏蓋を透過してアンテナに到
達し、アンテナ及びコンデンサにより構成される共振回
路が上記透過した電波と共振する。
を金属材料により形成し、裏蓋又は枠部のうちアンテナ
の軸線に対向する部位に一対の切欠きを形成し、一対の
切欠きを磁芯部材の両端により塞げば、磁芯部材の両端
が裏蓋外方に臨むため、裏蓋の電気抵抗値に拘らず、ア
ンテナ及びコンデンサにて構成される共振回路が標準電
波と共振する。また裏蓋又は枠部のいずれか一方又は双
方を金属材料により形成し、裏蓋又は枠部のうちアンテ
ナの軸線に対向する部位に一対の切欠きを形成し、一対
の切欠きを電気絶縁材料にて形成された一対のシール部
材により塞げば、磁芯部材の両端が一対のシール部材に
臨むため、標準電波がこれらのシール部材を透過してア
ンテナに達し、アンテナ及びコンデンサにより構成され
る共振回路が標準電波と共振する。
成したり、或いはこの磁性材料を磁性体の粉末又はフレ
ークとプラスチックとの複合材により形成すれば、標準
電波が金属製の枠部や裏蓋の影響を受けることなく、シ
ール部材を通過して磁芯部材66aに達するため、アン
テナの受信感度が向上する。更に裏蓋の厚さを薄く形成
し、かつ裏蓋の内面にリブを形成すれば、標準電波が裏
蓋の薄い部分を透過し易くなるので、アンテナ及びコン
デンサにより構成される共振回路が上記電波と確実に共
振でき、また裏蓋の所定の強度を確保しつつ裏蓋の軽量
化を図ることができる。
外した状態を示す背面図。
図。
破断した状態を示す背面図。
図。
図。
面図。
−H線断面図。
−J線断面図。
面図。
背面図。
電波時計 12,22,32,42,52,62,92,102
ケース 12a 枠部 12b ガラス蓋 12c,22c,32c,42c,52c,62c,7
2c,82c,92c,102c 裏蓋 13 駆動部 14 表示部 16,56,66,96,106 アンテナ 16a,56a,66a,96a,106a 磁芯部材 16b,56b,66b,96b,106b コイル 17 コントローラ 52e,62e 切欠き 56c,66c 円弧状辺 62f シール部材 72e,82e リブ
Claims (12)
- 【請求項1】 枠部(12a),ガラス蓋(12b)及び裏蓋(12
c,22c)により構成されたケース(12)と、前記ケース(12)
に収容された駆動部(13)と、前記ケース(12)に収容され
前記駆動部(13)により駆動されて時刻を表示する表示部
(14)と、時刻情報を含む電波を受信するアンテナ(16)
と、前記ケース(12)に収容され前記アンテナ(16)の検出
出力に基づいて前記駆動部(13)を制御するコントローラ
(17)とを備えた電波時計において、 前記アンテナ(16)が前記裏蓋(12c,22c)の外面に沿って
設けられかつ前記裏蓋(12c,22c)の外面に沿うように扁
平に形成された磁芯部材(16a)と、前記磁芯部材(16a)に
巻回されたコイル(16b)とを有することを特徴とする電
波時計。 - 【請求項2】 枠部(12a),ガラス蓋(12b)及び裏蓋(32c
〜102c)により構成されたケース(32〜102)と、前記ケー
ス(32〜102)に収容された駆動部(13)と、前記ケース(32
〜102)に収容され前記駆動部(13)により駆動されて時刻
を表示する表示部(14)と、時刻情報を含む電波を受信す
るアンテナ(16,56,66,96,106)と、前記ケース(32〜102)
に収容され前記アンテナ(16,56,66,96,106)の検出出力
に基づいて前記駆動部(13)を制御するコントローラ(17)
とを備えた電波時計において、 前記アンテナ(16,56,66,96,106)が前記裏蓋(32c〜102c)
の内面に沿って設けられかつ前記裏蓋(32c〜102c)の内
面に沿うように扁平に形成された磁芯部材(16a,56a,66a
96a,106a)と、前記磁芯部材(16a,56a,66a,96a,106a)に
巻回されたコイル(16b,56b,66b,96b,106b)とを有するこ
とを特徴とする電波時計。 - 【請求項3】 裏蓋(12c)が電気絶縁材料により形成さ
れた請求項1記載の電波時計。 - 【請求項4】 裏蓋(22c)が40×10-8Ω・m以下の
電気抵抗を有する金属材料により形成された請求項1記
載の電波時計。 - 【請求項5】 裏蓋(32c)又は枠部のいずれか一方又は
双方が電気絶縁材料により形成された請求項2記載の電
波時計。 - 【請求項6】 裏蓋(42c〜102c)又は枠部のいずれか一
方又は双方が40×10-8Ω・m以上の電気抵抗を有す
る金属材料により形成された請求項2記載の電波時計。 - 【請求項7】 裏蓋(52c)又は枠部のいずれか一方又は
双方が金属材料により形成され、前記裏蓋(52c)又は前
記枠部のうち前記アンテナ(56)の軸線に対向する部位に
一対の切欠き(52e,52e)が形成され、前記一対の切欠き
(52e,52e)が磁芯部材(56a)の両端により塞がれた請求項
2記載の電波時計。 - 【請求項8】 裏蓋(62c)又は枠部のいずれか一方又は
双方が金属材料により形成され、前記裏蓋(62c)又は前
記枠部のうち前記アンテナ(66)の軸線に対向する部位に
一対の切欠き(62e,62e)が形成され、前記一対の切欠き
(62e,62e)が電気絶縁材料にて形成された一対のシール
部材(62f,62f)により塞がれた請求項2記載の電波時
計。 - 【請求項9】 一対のシール部材(62f,62f)が磁性材料
により形成された請求項8記載の電波時計。 - 【請求項10】 磁性材料が磁性体の粉末又はフレーク
とプラスチックとの複合材である請求項9記載の電波時
計。 - 【請求項11】 裏蓋(72c,82c)の厚さが薄く形成さ
れ、かつ前記裏蓋(72c,82c)の内面にリブ(72e,82e)が形
成された請求項6記載の電波時計。 - 【請求項12】 磁芯部材(96a,106a)が多角形の板状に
形成され、或いは磁芯部材(56a,66a)が一部に円弧状辺
(56c,66c)を有する板状に形成された請求項1ないし1
1いずれか記載の電波時計。
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