JP2001264137A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2001264137A
JP2001264137A JP2000074634A JP2000074634A JP2001264137A JP 2001264137 A JP2001264137 A JP 2001264137A JP 2000074634 A JP2000074634 A JP 2000074634A JP 2000074634 A JP2000074634 A JP 2000074634A JP 2001264137 A JP2001264137 A JP 2001264137A
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JP2000074634A
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Atsushi Koike
淳 小池
Takayuki Takahata
孝行 高畑
Kiyoshi Yamagishi
喜代志 山岸
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い流量範囲で良好な精度での流量測定が可
能な傍熱型流量計を提供する。 【解決手段】 発熱体33と感温体31とを含む流量検
知部がフィンプレート24に接合され、感温体31’を
含む流体温度検知部がフィンプレート24’に接合さ
れ、感温体31,31’を含むブリッジ回路40を用い
た検知回路の出力に基づき検量線を用いて流量値を得
る。検量線は、検知回路出力値の3領域に対応する3部
分からなり、流量をf、検知回路出力をv、a1 〜e
1 ;a2 〜e2 ;a3 〜e3 を係数として、 f=a14 +b13 +c12 +d1 v+e1 (0
≦v<v1 ) f=a24 +b23 +c22 +d2 v+e2 (v
1 ≦v<v2 ) f=a34 +b33 +c32 +d3 v+e3 (v
2 ≦v) で表わされる。検知回路出力値の属する領域に対応する
検量線部分を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流量検知技術
に属するものであり、特に、配管内を流れる流体の流量
あるいは積算流量を計測するための流量計に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
各種流体特に液体の流量(あるいは流速)を測定する流
量センサー(あるいは流速センサー)としては、種々の
形式のものが使用されているが、低価格化が容易である
という理由で、いわゆる熱式(特に傍熱型)の流量セン
サーが利用されている。
【0003】この傍熱型流量センサーとしては、基板上
に薄膜技術を利用して薄膜発熱体と薄膜感温体とを絶縁
層を介して積層してなるセンサーチップを配管内の流体
との間で熱伝達可能なように配置したものが使用されて
いる。発熱体に通電することにより感温体を加熱し、該
感温体の電気的特性例えば電気抵抗の値を変化させる。
この電気抵抗値の変化(感温体の温度上昇に基づく)
は、配管内を流れる流体の流量(流速)に応じて変化す
る。これは、発熱体の発熱量のうちの一部が流体中へと
伝達され、この流体中へ拡散する熱量は流体の流量(流
速)に応じて変化し、これに応じて感温体へと供給され
る熱量が変化して、該感温体の電気抵抗値が変化するか
らである。この感温体の電気抵抗値の変化は、流体の温
度によっても異なり、このため、上記感温体の電気抵抗
値の変化を測定する電気回路中に温度補償用の感温素子
を組み込んでおき、流体の温度による流量測定値の変化
をできるだけ少なくすることも行われている。
【0004】このような、薄膜素子を用いた傍熱型流量
センサーに関しては、例えば、特開平11−11856
6号公報に記載がある。この流量センサーにおいては、
流体の流量に対応する電気的出力を得るためにブリッジ
回路を含む電気回路を使用している。
【0005】ところで、この流量センサーの電気回路の
出力は一般に流量値とは単純な比例関係にはなく、流量
値が小さい領域では流量変化に対する電気回路の出力の
変化は大きいが、流量値が大きい領域では流量変化に対
する電気回路の出力の変化は小さくなる。このため、小
流量値領域では電気回路の出力の変化により測定する流
量値の誤差が殆どない場合であっても、大流量値領域で
は誤差が大きくなる(即ち、測定の際に峻別し得る流量
差の割合が大きくなる)という問題点がある。
【0006】従来は、このような問題に対処するため
に、比較的狭い流量範囲ごとの流量計を用意し、各流量
範囲領域ごとに電気回路の特性値を適正に設定してい
た。このため、個々の流量計についてみれば、流量測定
のダイナミックレンジが小さく、傍熱型流量計の応用範
囲が制限を受けるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、広い流量範囲にわたっ
て良好な精度で流量測定を行うことの可能な傍熱型流量
計を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、発熱体と流量検知用感
温体とを含む流量検知部が流量検知用熱伝達部材に接合
されている傍熱型の流量センサーユニットを有してお
り、前記流量検知用感温体を含む検知回路の出力に基づ
き検量線を用いて流体流量値を得る流量計であって、前
記検量線は前記検知回路の出力値の3つの領域に対応す
る3つの部分からなっており、これら3つの部分はそれ
ぞれ前記検知回路の出力を変数とし互いに係数のみ異な
る4次関数で表わされ、前記検知回路の出力値の属する
前記領域に対応する前記検量線の部分を用いて流体流量
値を得るようにしてなることを特徴とする流量計、が提
供される。
【0009】本発明の一態様においては、前記検量線
は、流体流量をfとし、前記検知回路の出力をvとし、
1 ,b1 ,c1 ,d1 ,e1 ;a2 ,b2 ,c2 ,d
2 ,e 2 ;a3 ,b3 ,c3 ,d3 ,e3 を係数とし
て、 f=a14 +b13 +c12 +d1 v+e1 (0
≦v<v1 ) f=a24 +b23 +c22 +d2 v+e2 (v
1 ≦v<v2 ) f=a34 +b33 +c32 +d3 v+e3 (v
2 ≦v) で表わされる。
【0010】本発明の一態様においては、前記検知回路
はブリッジ回路を用いてなるものである。本発明の一態
様においては、前記流量センサーユニットは更に流体温
度検知用感温体を含む流体温度検知部と該流体温度検知
部が接合された流体温度検知用熱伝達部材とを有してお
り、前記検知回路は前記流体温度検知用感温体をも含ん
でいる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明による流量計の全体構成特に
流量検出系を示す模式図であり、図2はその流量検知ユ
ニットの断面図であり、図3は流量検知部の構成を示す
分解斜視図であり、図4は流体温度検知部の構成を示す
分解斜視図である。
【0013】先ず、図2〜図4を参照しながら、本実施
形態の流量センサーユニットの構成を説明する。図2に
示されているように、流量検知ユニット4において、流
量検知部5が熱伝達部材たるフィンプレート24の表面
に熱伝導性良好な接合材26により接合され、流量検知
部5の電極パッドと電極端子28とがボンディングワイ
ヤ20により接続されており、流量検知部5及びボンデ
ィングワイヤ20並びにフィンプレート24の一部及び
電極端子28の一部が合成樹脂製ハウジング12内に収
容されている。
【0014】流量検知部5は、図3に示されている様
に、例えばシリコンやアルミナなどからなる厚さ0.4
mm程度で2mm角程度の矩形基板30上に、順に、流
量検知用薄膜感温体31、層間絶縁膜32、薄膜発熱体
33及び該発熱体のための電極34,35、保護膜36
を積層し、流量検知用薄膜感温体31のボンディング部
及び発熱体電極34,35を被覆するパッド層37を形
成したチップ状のものからなる。
【0015】薄膜感温体31は、例えば、膜厚0.5〜
1μm程度で所望形状例えば蛇行形状にパターニングし
た白金(Pt)やニッケル(Ni)などの温度係数が大
きく安定な金属抵抗膜を用いることができる。あるいは
酸化マンガン系のNTCサーミスターからなるものを用
いることもできる。層間絶縁膜32及び保護膜36は、
例えば、膜厚1μm程度のSiO2 からなるものを用い
ることができる。薄膜発熱体33としては、例えば、膜
厚1μm程度で所望形状にパターニングした抵抗体たと
えばNiや、Ni−Cr、Pt、更にはTa−SiO
2 、Nb−SiO 2 などのサーメットからなるものを用
いることができる。発熱体電極34,35は、例えば、
膜厚1μm程度のNiからなるもの又はこれに膜厚0.
5μm程度の金(Au)薄膜を積層したものを用いるこ
とができる。パッド層37としては、例えば、縦横0.
2mm×0.15mm、厚さ0.1μm程度のAu薄膜
またはPt薄膜からなるものを用いることができる。
【0016】流体温度検知部9は、図4に示されている
様に、流量検知部5から薄膜発熱体33などを除去した
と同様な構成を持ち、即ち、上記基板30と同様な基板
30’上に、順に、上記流体温度検知用薄膜感温体31
と同様な流体温度検知用薄膜感温体31’及び上記保護
膜36と同様な保護膜36’を積層し、流体温度検知用
薄膜感温体31’のボンディング部を被覆するパッド層
37’を形成したチップ状のものからなる。
【0017】フィンプレート24,24’の一方の端部
の片面は、流量検知部5や流体温度検知部9の基板3
0,30’側の面と、熱伝導性良好な接合材により接合
されている。フィンプレート24,24’としては、例
えば銅、ジュラルミン、銅−タングステン合金からな
る、厚さ0.2mm、幅2mm程度の矩形のものを用い
ることができ、接合材としては例えば銀ペーストを用い
ることができる。
【0018】図1に示されているように、流量検知ユニ
ット4及び流体温度検知ユニット6のハウジング12,
12’から突出せるフィンプレート24,24’の端部
は、流通路部材2の流体流通路3内に延出している。フ
ィンプレート24,24’は、ほぼ円形の断面を持つ流
体流通路3内において、その断面内の中央を通って延在
している。フィンプレート24,24’は、流体流通路
3内における流体の流通方向に沿って配置されているの
で、流体流通に大きな影響を与えることなしに、流量検
知部22及び流体温度検知部22’と流体との間で良好
に熱を伝達することが可能である。
【0019】不図示の電源回路からブリッジ回路40に
直流電圧V1が供給される。ブリッジ回路40は、流量
検知ユニット4の流量検知用薄膜感温体31と流体温度
検知ユニット6の温度補償用薄膜感温体31’と抵抗体
43,44とを含んでなる。ブリッジ回路40のa,b
点の電位Va,Vbが差動増幅・積分回路46に入力さ
れる。
【0020】一方、電源回路からの直流電圧V2は、上
記流量検知ユニット4の薄膜発熱体33へ供給される電
流を制御するためのトランジスタ50を介して、薄膜発
熱体33へと供給される。即ち、流量検知部5におい
て、薄膜発熱体33の発熱に基づき、フィンプレート2
4を介して被検知流体による吸熱の影響を受けて、薄膜
感温体31による感温が実行される。そして、該感温の
結果として、図1に示すブリッジ回路40のa,b点の
電位Va,Vbの差が得られる。
【0021】(Va−Vb)の値は、流体の流量に応じ
て流量検知用感温体31の温度が変化することで、変化
する。予めブリッジ回路40の抵抗体43,44の抵抗
値を適宜設定することで、基準となる所望の流体流量の
場合において(Va−Vb)の値を零とすることができ
る。この基準流量では、差動増幅・積分回路46の出力
が一定(基準流量に対応する値)となり、トランジスタ
50の抵抗値も一定となる。その場合には、薄膜発熱体
33に印加される分圧も一定となり、この時のP点の電
圧が上記基準流量を示すものとなる。
【0022】流体流量が増減すると、差動増幅・積分回
路46の出力は(Va−Vb)の値に応じて極性(流量
検知用感温体31の抵抗−温度特性の正負により異な
る)及び大きさが変化し、これに応じて差動増幅・積分
回路46の出力が変化する。
【0023】流体流量が増加した場合には、流量検知用
感温体31の温度が低下するので、薄膜発熱体33の発
熱量を増加させる(即ち電力を増加させる)よう、差動
増幅・積分回路46からはトランジスタ50のベースに
対して、トランジスタ50の抵抗値を減少させるような
制御入力がなされる。
【0024】他方、流体流量が減少した場合には、流量
検知用感温体31の温度が上昇するので、薄膜発熱体3
3の発熱量を減少させる(即ち電力を減少させる)よ
う、差動増幅・積分回路46からはトランジスタ50の
ベースに対して、トランジスタ50の抵抗値を増加させ
るような制御入力がなされる。
【0025】以上のようにして、流体流量の変化に関わ
らず、常に流量検知用感温体31により検知される温度
が目標値となるように、薄膜発熱体33の発熱がフィー
ドバック制御される。そして、その際に薄膜発熱体33
に印加される電圧(P点の電圧)は流体流量に対応して
いるので、それを流量出力として取り出す。
【0026】この検知回路の流量出力はA/Dコンバー
タ52によりA/D変換され、CPU54により対応す
る流量(瞬時流量)に換算される。該流量を時間に関し
て積算することで積算流量を算出することができる。得
られた瞬時流量及び積算流量の値は、積算流量表示部5
6により表示することができ、メモリ84に記憶させる
ことができ、更に、電話回線その他のネットワークから
なる通信回線を介して外部へと伝送させることができ
る。
【0027】CPU54での検知回路出力から流量への
換算は、次のようにして行われる。予め流量への換算の
ための検量線がメモリ84に記憶されている。この検量
線の一例を図5に示す。この検量線は、流体流量をf
[リットル/h]とし、検知回路出力をv[V]とし、
1 ,b1 ,c1 ,d1 ,e1 ;a2 ,b2 ,c2 ,d
2 ,e2 ;a3 ,b3 ,c3 ,d3 ,e3 を係数とし
て、 f=a14 +b13 +c12 +d1 v+e1 (0
≦v<v1 ) f=a24 +b23 +c22 +d2 v+e2 (v
1 ≦v<v2 ) f=a34 +b33 +c32 +d3 v+e3 (v
2 ≦v) で表わされる。図5に示される例では、 v1 =7.0[V] v2 =8.0[V] a1 =+1.99933E−1 b1 =−4.84409E+0 c1 =+4.44365E+1 d1 =−1.82380E+2 e1 =+2.81911E+2 a2 =+3.45600E−1 b2 =−8.77327E+0 c2 =+8.40224E+1 d2 =−3.58917E+2 e2 =+5.75936E+2 a3 =+6.55492E+0 b3 =−2.13636E+2 c3 =+2.61702E+3 d3 =−1.42694E+4 e3 =+2.92043E+4 である。
【0028】従って、メモリ84に記憶されている検量
線の内容としては、f=av4 +bv3 +cv2 +dv
+eの関数形態と、検知回路出力値の3つの領域(0≦
v<v1 の第1の領域と、v1 ≦v<v2 の第2の領域
と、v2 ≦vの第3の領域)の境界となる2つの閾値v
1 ,v2 の値と、各領域ごとのa〜eの値(a1 〜e
1 ,a2 〜e2 ,a3 〜e3 )のみでよく、メモリ84
は小容量のもので良い。
【0029】図5には、流量の実測値がプロットされて
いる。この実測値は、上記実施形態の流量計に流体を流
通させ、その際の流量計の検知回路出力値と実際に流通
した流体の体積を計測して得られた流量値との関係を示
すものであり、検量線と良好な合致を示している。
【0030】このような良好な合致が得られる技術的背
景について説明する。検知回路出力値の全領域にわたっ
て1つの関数で表わされる検量線を用いて良好な精度の
流量計測を行うことも可能であるが、その場合には6次
以上といった高次の関数形態となり、数値演算が極めて
煩雑となる。そこで、本発明では検知回路出力値の領域
を3つの部分に分割し、これら3つの部分の全てにおい
て係数のみ異なるが同一の関数形態の検量線を用いるこ
とで、関数形態としては4次のものを使用することが可
能となり、しかもメモリ容量をそれほど増加させること
なく、良好な精度の流量計測を可能となしているのであ
る。これにより、複数の環境温度ごとの検量線を設定す
る場合のメモリ使用容量の増加もそれほど大きくならず
に済むので、環境温度をも測定しそれに応じて適正な検
量線を用い(所望により2つの検量線を用いた外挿を行
って)更に高い精度の流量計測を行うことが、容易にな
る。
【0031】以上のような検量線は、図5に示すような
実測値に基づき、最小自乗法などを用いて各領域につい
て上記の関数形態の5つの係数を決定することで、作成
することができる。尚、閾値v1 は流量値が例えば0.
5〜2.0となる範囲内に設定することができ、閾値v
2 は流量値が例えば4.0〜12.0となる範囲内に設
定することができ、これによれば図5のように実測値と
良好な合致を示す検量線を得ることができる。
【0032】CPU54では、検知回路出力vが上記3
つの領域のいずれに属するかを判定し、これ対応する係
数の関数を用いた演算を行って、流量値fを得る。
【0033】以上のようにして、本実施形態の流量計に
おいては、検知される流量値が広い範囲にわたって変化
しても、精度よく流量測定を行うことができる。
【0034】また、本実施形態では、流量検知部として
薄膜発熱体及び薄膜感温体を含む微小チップ状のものを
用いているので、以上のような高速応答性が実現され、
流量測定の精度を良好なものとすることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流量計に
よれば、検量線を記憶するメモリの容量をそれほど増加
させることなく、広い流量範囲にわたって良好な精度で
流量測定を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量計の流量検出系を示す模式図
である。
【図2】本発明による流量計の流量検知ユニットの断面
図である。
【図3】本発明による流量計の流量検知部の構成を示す
分解斜視図である。
【図4】本発明による流量計の流体温度検知部の構成を
示す分解斜視図である。
【図5】本発明の流量計における検量線の一例を示す図
である。
【符号の説明】
4 流量検知ユニット 5 流量検知部 6 流体温度検知ユニット 9 流体温度検知部 12,12’ ハウジング 20 ボンディングワイヤ 24,24’ フィンプレート 26 接合材 28,28’ 電極端子 30 基板 31 流量検知用薄膜感温体 32 層間絶縁膜 33 薄膜発熱体 34,35 発熱体電極 36 保護膜 37 パッド層 30’ 基板 31’ 流体温度検知用薄膜感温体 36’ 保護膜 37’ パッド層 40 ブリッジ回路 41 流量検知用薄膜感温体 41’ 温度補償用薄膜感温体 43,44 抵抗体 46 差動増幅・積分回路 50 トランジスタ 84 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 喜代志 埼玉県上尾市原市1333−2 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 2F035 EA04 EA08 EA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体と流量検知用感温体とを含む流量
    検知部が流量検知用熱伝達部材に接合されている傍熱型
    の流量センサーユニットを有しており、前記流量検知用
    感温体を含む検知回路の出力に基づき検量線を用いて流
    体流量値を得る流量計であって、 前記検量線は前記検知回路の出力値の3つの領域に対応
    する3つの部分からなっており、これら3つの部分はそ
    れぞれ前記検知回路の出力を変数とし互いに係数のみ異
    なる4次関数で表わされ、前記検知回路の出力値の属す
    る前記領域に対応する前記検量線の部分を用いて流体流
    量値を得るようにしてなることを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 前記検量線は、流体流量をfとし、前記
    検知回路の出力をvとし、a1 ,b1 ,c1 ,d1 ,e
    1 ;a2 ,b2 ,c2 ,d2 ,e2 ;a3 ,b3 ,c
    3 ,d3 ,e3 を係数として、 f=a14 +b13 +c12 +d1 v+e1 (0
    ≦v<v1 ) f=a24 +b23 +c22 +d2 v+e2 (v
    1 ≦v<v2 ) f=a34 +b33 +c32 +d3 v+e3 (v
    2 ≦v) で表わされることを特徴とする、請求項1に記載の流量
    計。
  3. 【請求項3】 前記検知回路はブリッジ回路を用いてな
    るものであることを特徴とする、請求項1〜2のいずれ
    かに記載の流量計。
  4. 【請求項4】 前記流量センサーユニットは更に流体温
    度検知用感温体を含む流体温度検知部と該流体温度検知
    部が接合された流体温度検知用熱伝達部材とを有してお
    り、前記検知回路は前記流体温度検知用感温体をも含ん
    でいることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記
    載の流量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500553A (ja) * 2004-05-21 2008-01-10 アップチャーチ・サイエンティフィック・インコーポレイテッド 流れセンサ校正方法および装置

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