JP2001263415A - アクティブ除振装置および除振装置用複合アクチュエータ - Google Patents

アクティブ除振装置および除振装置用複合アクチュエータ

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JP2001263415A
JP2001263415A JP2000075377A JP2000075377A JP2001263415A JP 2001263415 A JP2001263415 A JP 2001263415A JP 2000075377 A JP2000075377 A JP 2000075377A JP 2000075377 A JP2000075377 A JP 2000075377A JP 2001263415 A JP2001263415 A JP 2001263415A
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coil
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opposing
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Michio Yanagisawa
通雄 柳澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で低発熱であり、微妙な機構調整を必要
とせず、広帯域における微振動の除振を可能にする。 【解決手段】 複合アクチュエータ200の、互いに対
向する第1の対向板102および第2の対向板103と
弾性膜であるゴム膜101とで形成される密閉空間11
5内に、第1の対向板102に固定された永久磁石10
6と、第2の対向板103に固定されたコイル104と
を有し、密閉空間115内の圧力とコイル104の電流
とを制御し、第1の対向板102を可動部とし第2の対
向板103を固定部とし、振動検出のための加速度計4
08を可動部に備え、該加速度計408をコイル104
の駆動信号源とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアアクチュエー
タとリニアモータを組み合わせて、大推力と高速応答を
兼ね備えた複合アクチュエータを実現し、これと振動検
出手段および位置検出手段を利用して、各種機械装置お
よび構造体に設置床から伝達する振動を低減するアクテ
ィブ除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、除振装置は、機械的なものとし
て、機械バネやエアバネを用いて除振対象を支持する構
成や、これらにダンパ付加した構成が知られており、い
ずれも各種機械や構造体に設置床から侵入してくる振動
を除振するために用いるられるものである。バネやダン
パを能動的に制御可能な設計としたものがアクティブ除
振装置であり、能動的に制御しないものはパッシブ除振
装置と呼ばれるのが一般的である。通常、広い周波数帯
域にわたって充分な除振効果を得るためには、構成は複
雑になるがアクティブ除振装置を使用する場合が多い。
アクティブ除振装置を構成するために、比較的小型で大
推力を発生するアクチュエータとしてエアアクチュエー
タが利用されている。また高速応答が可能なアクチュエ
ータとしてはリニアモータが利用されている。エアアク
チュエータとリニアモータを組み合わせたものも知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の機械的な除
振装置は、バネおよびダンパの特性が振動に適するよう
に微妙な機構調整を必要とする場合が多く、しかもメカ
ニカルなダンパは経時的な特性変化が大きく、定期的な
メンテナンスを必要とした。特にアクティブ除振装置で
鉛直方向の振動を除振する場合には、可動部の自重支持
が課題となり、比較的高い周波数の除振を実現するため
リニアモータなどの高速アクチュエータを用いた場合
は、自重を支持するための電流が常時流れていて発熱が
多くなり、発熱量から可動部質量が制限されてしまうこ
とがあった。
【0004】また、前述のような従来のアクチュエータ
は、大推力を発生するエアアクチュエータは高速応答が
期待できず、高速応答が可能なリニアモータは大推力を
得るためには大型化が避けられない。高速応答を重視し
てリニアモータを用いた場合は、除振対象を含めた可動
部の自重支持が課題となり、自重を支持するための電流
が常時流れていて発熱が多くなり、大型の冷却構造が必
要となることがあった。また、エアアクチュエータとリ
ニアモータを併用したものもあるが、形状が大きくなっ
てしまったり、構造が複雑になり除振装置自身の機械共
振が問題になることが少なくなかった。
【0005】本発明は、このような状況に対応するため
になされたものであって、小型で低発熱であり、微妙な
機構調整を必要としない複合アクチュエータを提供する
とともに、広帯域における微振動の除振が可能なアクテ
ィブ除振装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るアクティブ除振装置は、対向する第1
の対向板および第2の対向板と弾性膜とで形成される密
閉空間内に、前記第1の対向板に固定された永久磁石磁
気回路と、前記第2の対向板に固定されたコイルとを有
し、前記密閉空間内の圧力と前記コイルの電流とを制御
することによって前記第1の対向板と前記第2の対向板
との間に推力を発生させる複合アクチュエータで除振対
象物を支持することを特徴とする。また、本発明に係る
複合アクチュエータは、対向する第1の対向板および第
2の対向板と弾性膜とで形成される密閉空間内に、前記
第1の対向板に固定された永久磁石磁気回路と、前記第
2の対向板に固定されたコイルとを有し、前記密閉空間
内の圧力と前記コイルの電流とを制御することによって
前記第1の対向板と前記第2の対向板との間に推力を発
生させることを特徴とする。
【0007】つまり、本発明は、対向する板とゴム膜に
よって形成される密閉空間内に永久磁石磁気回路とコイ
ルから構成されるリニアモータを組み込み、小型で大推
力と高速応答を両立させる複合アクチュエータを実現
し、この複合アクチュエータと振動検出手段および位置
検出手段を適切に組み合わせて、小型で低発熱、広帯域
に微振動の除振が可能なアクティブ除振装置を低価格で
実現する。
【0008】
【発明の実施の形態および作用】本発明の実施の形態と
しては、対向する板とゴム膜によって形成される密閉空
間内に永久磁石磁気回路とコイルから構成されるリニア
モータを組み込み、小型で大推力と高速応答を両立する
複合アクチュエータを実現するものがある。また、この
複合アクチュエータと、振動検出手段および位置検出手
段のいずれか一方または両方とを適切に組み合わせて、
小型で低発熱、広帯域に微振動の除振が可能なアクティ
ブ除振装置を低価格で実現する。
【0009】また、複合アクチュエータの前記永久磁石
磁気回路と前記コイルは概筒形状をなしていることが望
ましく、複合アクチュエータを除振対象物に搭載する場
合は、前記第1の対向板と前記第2の対向板が中心軸方
向に相対移動可能な支持構造を有することが望ましい。
前記第1の対向板および前記第2の対向板の一方を可動
部とし他方を固定部とし、振動検出手段を前記可動部お
よび前記固定部のうちの少なくとも一方に備え、前記振
動検出手段を前記コイルの駆動信号源とすることもでき
る。前記可動部と前記固定部の相対位置検出手段を有
し、該相対位置検出手段を前記コイルの駆動信号源とし
てもよい。前記可動部と前記固定部の相対位置検出手段
および前記密閉空間内の圧力を制御する電空アクチュエ
ータを有し、前記相対位置検出手段を前記電空アクチュ
エータの駆動信号源とすることもできる。振動検出手段
を前記可動部および前記固定部のうちの少なくとも一方
に備え、前記密閉空間内の圧力を制御する電空アクチュ
エータを有し、該電空アクチュエータの駆動信号源とし
て、前記振動検出手段を使用することもできる。前記可
動部とした一方の対向板を除振対象物に一体化し、前記
固定部とした他方の対向板を床に一体化してもよい。複
合アクチュエータの前記固定部は除振対象物に一体化す
ることも可能である。
【0010】
【実施例】(第1の実施例)まず、本発明の第1の実施
例として、アクティブ除振装置の主要メカニズムである
複合アクチュエータの構造についての例を説明する。図
1に本発明の第1の実施例に係る複合アクチュエータの
概略断面図を示す。
【0011】この複合アクチュエータ100は、気密な
弾性膜であるゴム膜101、互いに対向する第1の対向
板102と第2の対向板103、コイル104および永
久磁石106等を備えて構成されている。
【0012】ゴム膜101は、中心軸方向の動きに対応
するように概円孤状の膨らみを持った、伸びの生じにく
いスリーブ形状の膜となっている。第1の対向板102
と第2の対向板103はゴム膜101の両端を密閉して
いる。この密閉により、ゴム膜101と対向板102お
よび対向板103は密閉空間115を形成している。第
1の対向板102は、第2の対向板103を固定部とす
ると、該固定部に対し永久磁石106およびヨーク10
7,108と一体的に動く可動部となる。
【0013】コイル104はボビン105に巻かれ、環
状例えば円筒形をなしており、対向板103に固定され
て、密閉空間115内にある。永久磁石106は、環状
例えば円筒形をなして密閉空間115内にあり、中心軸
方向に着磁されている。また、永久磁石106は、ヨー
ク107,108によってコイル104の径方向の磁場
を形成し、コイル電流に対して図中上下(中心軸)方向
の推力を発生する。
【0014】ヨーク107は、ボビン105の中心穴1
21に対してすきまを有する中心突起部122を有す
る。また、ヨーク107は上面に載せられた第1の対向
板102と共に軸線方向に可動である。そして、密閉空
間115は、給排気口109を利用して電空アクチュエ
ータで給排気を行うことで、内圧の制御が可能である。
なお、電空アクチュエータの構造によっては、給気口と
排気口を別々に設ける場合(図示せず)もある。
【0015】(第2の実施例)図2は本発明の第2の実
施例に係る複合アクチュエータを示す。この複合アクチ
ュエータ200は、ボビン205の中心穴121の内面
とヨーク207の中心突起部122の外面を摺動軸受け
構造としてあり、このようにすれば、第1の対向板10
2および第2の対向板103の相対的動きを中心軸方向
のみに制限することができる。図2において、ヨーク2
07の中心突起部122に破線でマーキングを施した部
分が、ボビン205の中心穴121と円筒対偶を構成し
ている。具体的には、ボビン205の中心穴121の部
分に摺動抵抗の低いプラスチック材を用いたり、ヨーク
207の中心突起部122の外面に潤滑性の塗装を施す
などの方法が適用できる。なお、ボビン205の中心穴
121の内側が密閉空間にならないようにボビン205
の側面にエア通路(図示せず)を設けるなどの配慮が必
要な場合がある。
【0016】(第3の実施例)図3は本発明の第3の実
施例に係る複合アクチュエータを示す。磁気回路の構成
としては、図3(a)に示すように、円柱状で中心軸方
向に着磁された永久磁石201を用いる構成や、図3
(b)に示すように円筒状で径方向に着磁された永久磁
石202を用いる構成などが適用できる。
【0017】永久磁石の種類としては、フェライト、ア
ルニコ(登録商標)、サマリウムコバルト、希土類鉄ボ
ロン系などが使用可能で、特に限定はしない。
【0018】ゴム膜として図3(c)に示すように多段
ベローズ301を用いると中心軸方向の可動範囲を大き
くすることができる。また、構造を簡略化する例とし
て、同じく図3(c)に示すように、コイルボビンと対
向板を一体化した固定部302と、磁気回路のヨークと
対向板を一体化した可動部303を用いる構造も考えら
れる。
【0019】いずれの構造も、概円筒形状の部品の組み
合わせで実現されており、小型かつ高剛性な機構を実現
できる。
【0020】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例としてアクティブ除振装置の例を説明する。本実施
例に係るアクティブ除振装置の全体構成を図5に示す。
通常は図4に示す構成を3セット用いて、図5に示すよ
うに複合アクチュエータ100(図1全体)で除振対象
501を支持する。以下図4と図5を参照して説明す
る。図4において複合アクチュエータの内圧を制御する
ための電空アクチュエータには連続制御型のサーボバル
ブ401を用いる。402は複合アクチュエータの内圧
を制御するための給排気口である。必要に応じタンク4
03とエア絞り404を設けると空気バネ特性を調整で
きる。固定部と可動部の相対位置を検出するための位置
検出器405によって、対向板102などから構成され
る可動部の位置を検出し、処理回路406によって適切
な帯域制限や増幅を施した後、サーボバルブドライバ4
07でサーボバルブ401を駆動し、圧力を制御して、
対向板102と一体化された除振対象501(図5に示
す)の位置を制御する。加速度計408からの信号は処
理回路409、積分回路410、リニアモータドライバ
411と順に処理されコイル電流を制御する。なお、リ
ニアモータはコイル電流に比例した推力を発生するた
め、加速度信号を積分処理して速度信号とし、速度比例
のダンピングとしている。
【0021】このような構成で、除振対象501に可動
部である対向板102を堅固に一体化させ、固定部は設
置床502に設置する。処理回路409のゲインK1を
調整して可動部の除振が効果的に実現されるように設定
すればよい。412は給気エア配管であってエア供給源
から適切な圧力の供給を受け、413が排気エア配管で
あって排気路へ接続する。414〜416はエア配管で
ある。
【0022】以上において述べた実施例は、図5におい
て鉛直(Z)方向のアクティブ除振を考慮した構成であ
る。図5においては、加速度計、位置検出器などは図示
していないが、各複合アクチュエータ近傍にそれぞれ1
個づつ配置することを前提としている。つぎに水平方向
の除振をも考慮した実施例を説明する。
【0023】(第5の実施例)図6において、603〜
608が、水平(X、Y)方向のアクティブ除振を実現
するための複合アクチュエータであり、鉛直方向のもの
と同じ構造でよい。図6は、フレーム601と固定ベー
ス602によって3個のアクチュエータを一体化したも
のをX方向に1セット、Y方向に2セット使用した例を
示している。鉛直方向の制御回路は図4に示したもの
で、水平方向の制御回路は、図7に示す構成である。電
空アクチュエータに差圧制御バルブ701を用いてお
り、水平方向の複合アクチュエータ605,606の差
圧を変化させ、図7の左右方向の推力を制御する。リニ
アモータドライバ702も複合アクチュエータ605,
606の中の2個のコイル電流を制御する。他の構成
は、鉛直方向と同様で、位置検出器703の出力は処理
回路704を介しサーボバルブドライバ705へ、また
加速度計706の出力は処理回路707、積分回路70
8を介しリニアモータドライバ702へ送られるように
なっている。
【0024】なお、図7においては水平方向の複合アク
チュエータ605,606の制御回路構成を示している
が、複合アクチュエータ603と604、複合アクチュ
エータ607と608も同様の構成で制御される。ま
た、鉛直用の複合アクチュエータ100と水平用の複合
アクチュエータ603〜608の大きさは、必要に応じ
て当然変更してもよい。さらに、前記実施例の図4に示
したエア絞り404及びタンク403と同様のエア絞り
とタンク(共に本実施例では図示せず)を水平方向の各
複合アクチュエータに付加することが有効な場合があ
る。
【0025】(第6の実施例)次に、本発明の第6の実
施例に係る複合アクチュエータを用いたアクティブ除振
装置の構成図を図8に示す。このアクティブ除振装置
は、図2に示したのと同様の複合アクチュエータ200
の内圧を制御するための電空アクチュエータとしてON
/OFF制御電磁弁451,452が用いられている。
451はエア配管464,466等を通じて供給される
圧縮エアの給気用電磁弁、452はエア配管468,4
65等を通じて排出される圧縮エアの排気用電磁弁であ
る。464は給気エア配管であってエア供給源から適切
な圧力の供給を受け、465が排気エア配管であって排
気路へ接続する。また、このアクティブ除振装置は、必
要に応じエア配管470,471で接続したタンク45
3とエア絞り454を設けて、複合アクチュエータ20
0の空気バネ特性を調整できる。
【0026】さらに、このアクティブ除振装置は、位置
検出器455により対向板102などから構成される可
動部の位置を検出し、目標位置よりも高過ぎるときは排
気用電磁弁452を駆動し、低すぎるときは給気用電磁
弁451を駆動する制御を電磁弁制御回路456で実現
している。なお、通常本実施例のような、いわゆるON
/OFF制御の位置サーボ系の場合は、目標位置近傍に
適切な制御不感帯を設けた制御回路とすることで、電磁
弁451,452の頻繁なON/OFFを避ける。
【0027】本実施例の場合は、除振を必要とする装置
に本アクティブ除振装置を搭載し、除振動作時の可動ス
トロークに合わせて適切に不感帯を設ける。電磁弁45
1にエア配管467を介して接続されたエア絞り457
および電磁弁452にエア配管469を介して接続され
たエア絞り458は、電磁弁451,452駆動時の空
気の急激な流れによる振動発生を避けるために使用して
おり、不要な場合もある。固定部加速度計459からの
信号は増幅回路460、積分回路461、リニアモータ
ドライバ462と順に処理されコイル104の電流を制
御する。つまり、本実施例に係るアクティブ除振装置
は、固定部加速度計459をコイル104の駆動信号源
としている。なお、コイル104は電流に比例した推力
を発生するため、加速度信号を積分処理して速度信号と
し、速度比例のダンピングとしている。このような構成
で、除振を要する機械や構造体に固定部である対向板1
03を堅固に一体化させ、可動部の駆動反力を利用して
固定部の除振が効果的に実現されるように、増幅回路4
60のゲインK1を調整する。本実施例では、電磁弁4
51,452のON/OFFによって可動部の位置決め
を実現しているため、電磁弁451,452の駆動時に
可動部は除振効果の期待できない位置補正動作をする。
そこで電磁弁制御回路456は電磁弁451,452の
駆動禁止入力端子463を備えている。電磁弁駆動禁止
時は、可動部の位置が目標位置(不感帯)から離れてい
ても電磁弁451,452を駆動しない。たとえば、半
導体露光装置に本アクティブ除振装置を適用する場合な
どは、露光時や各種マーク計測時などの除振を必要とす
る時には電磁弁451,452を駆動禁止して、適正な
除振動作を確保し、レチクルやウエハの交換時など除振
を必要としない時には電磁弁駆動禁止を解除して、可動
部の位置補正動作を可能にする。
【0028】(第7の実施例)次に、本発明の第7の実
施例に係るアクティブ除振装置を説明する。図9に示す
ように、この実施例に係るアクティブ除振装置は、可動
部の位置サーボ系の特性を広範囲に調整する場合、電空
アクチュエータとして複合アクチュエータ200に連続
制御型のサーボバルブ551を用いて構成される。55
8は給気エア配管、559は排気エア配管、557は給
排気エア配管である。また、このアクティブ除振装置
は、可動部の振動検出手段として、可動部加速度計55
2を設け、該可動部加速度計552からの信号を増幅回
路553で増幅後、加算回路554を介して、サーボバ
ルブドライバ555の駆動信号とする。加算回路554
には、位置検出器455からの信号を増幅回路556で
増幅した信号を加算している。この構成は、位置サーボ
系のダンピングを増幅回路553のゲインK2で調整可
能であるため、たとえば除振を必要とする振動よりも低
い周波数の振動が外乱として加わる場合に有効である。
すなわち、増幅回路556のゲインK3と増幅回路55
3のゲインK2とを調整して位置サーボ系の帯域を適切
に設定することで、外乱に対する可動部の反応を抑える
ことができる。このような設定で、固定部加速度計45
9からの信号を増幅回路460と積分回路461で処理
後リニアモータドライバ462に加えることで、固定部
の除振が可能となる。本実施例は、可動部と固定部の両
方に振動検出手段を設ける例である。なお、図8に示し
た前記第6の実施例と同様のタンク453とエア絞り4
54(共に本実施例では図示せず)を付加することが有
効な場合がある。また、本実施例に係るアクティブ除振
装置は、図8に示した実施例と同様に、固定部加速度計
459をコイル104の駆動信号源としている。
【0029】(第8の実施例)さらに、本発明の第8の
実施例に係るアクティブ除振装置について説明する。図
10に示すように、この実施例に係るアクティブ除振装
置は、振動検出手段が複合アクチュエータ200の可動
部に設けた可動部加速度計552のみを備えて構成され
ていて、該可動部加速度計552および可動部の位置検
出器455をコイル104の駆動信号源とする。図12
に示すような比較的単純な構造体851のほぼ中心位置
における矢印方向の振動a1を除振する場合、図10に
示すアクティブ除振装置650(図10全体)を、その
可動方向を矢印に合わせて固定する。
【0030】図10において、可動部加速度計552か
らの信号は増幅回路651と積分回路652と加算回路
653で処理後リニアモータドライバ462へ加えられ
る。位置検出器455からの信号は増幅回路654とハ
イパスフィルタ655で処理後、加算回路653に入力
される。このように可動部のサーボ系を構成し、増幅回
路654のK3でサーボ系の共振周波数を構造体851
の中心位置の振動a1に合わせ、ダンピングを増幅回路
651のK2で適切に調整することで効果的な除振が可
能となる。位置検出器455からの信号を増幅回路65
6とローパスフィルタ657で処理後サーボバルブドラ
イバ555にフィードバックすることで、可動部の位置
サーボ系が構成される。可動部加速度計552の信号を
サーボバルブ551にも併せてフィードバックする(図
示せず)構成が有効な場合もある。本実施例は、固定部
に振動検出手段を使用しない例である。また本実施例は
除振を必要とする振動の周波数が安定している場合に有
効である。
【0031】(第9の実施例)さらに本発明の第9の実
施例として、水平方向のアクティブ除振装置の例につい
て説明する。図11において、水平方向のアクティブ除
振装置は、図1に示した複合アクチュエータ100と、
図2に示した支持構造を有する複合アクチュエータ20
0とを用い、これら直列配置した2個の複合アクチュエ
ータ100,200の可動部が一体化されている。支持
構造を持たない複合アクチュエータ100を2個対向さ
せて、別途支持機構を設けても(図示せず)良い。エア
レギュレータ751によってエア圧を調整し所要の可動
部支持剛性が実現する。エア絞り752とエア絞り75
3とによってエア流路を絞ることで、2個の複合アクチ
ュエータ100,200のバネ特性は確保される。75
8は給気エア配管、759は排気エア配管、754〜7
57はエア配管である。一般に電気アクチュエータを用
いた位置サーボ系で可動部の支持剛性を上げるために
は、電気アクチュエータの位置フィードバックゲインを
上げる必要があるが、可動部質量が大きい場合などは位
置フィードバックゲインを上げてゆくと不安定(発振状
態)になりやすく、所要の支持剛性が得られない場合も
ある。本実施例では、このような問題が無く、可動部の
位置決めに高精度を要求しない場合に有効である。通
常、除振対象物に搭載するアクティブ除振装置の可動部
の位置精度が問題になることは少なく、本実施例は広範
囲に適用できる。
【0032】本実施例において、振動検出手段として固
定部加速度計459のみを用いれば前記図8の第6の実
施例と同様のアクティブ除振装置となり、可動部加速度
計552も併せて用いれば前記図9の第7の実施例に近
く、可動部加速度計552のみを用いれば前記図11の
第9の実施例に近い。また、エアレギュレータを差圧制
御バルブに置き換えて、前記実施例のように位置検出器
を用いる構成(図示せず)も考えられる。なお、図8,
9,10に示した実施例においても、図11の第9の実
施例と同様に、上下に直列配置して2個の複合アクチュ
エータを設け、可動部質量分の圧力差を与えて支持する
構成(図示せず)が図11の実施例と同様に有効な場合
がある。
【0033】以上の実施例の説明において、通常エア配
管系に用いるゴミ除去フィルタや監視用の圧力ゲージな
どは省略しているが、当然それらの使用を否定するもの
ではない。また、リニアモータを構成するコイルおよび
永久磁石のうちのコイル104を固定部に設ける例のみ
を示したが、コイル104を固定部に設けると可動部へ
の給電線の接続が不要で有利な場合が多い。しかし可動
部質量や構造上の都合によりコイル104を可動部に設
ける場合も充分な効果が期待できることは明らかで、コ
イル104を可動部に設ける場合の詳細な説明は省略す
る。
【0034】本発明のアクティブ除振装置の実施例にお
いて、位置検出器、加速度計には詳しく言及していない
が、位置検出器としては静電容量センサ、渦電流セン
サ、差動トランス、レーザ変位計、光学または磁気エン
コーダなどが使用可能と考えられ、また加速度計として
は、サーボ型、圧電型、抵抗変化型、容量変化型などが
使用可能と考えられ、いずれも特定の形式に限定するも
のではない。なお、振動検出手段としては速度計を用い
ることも可能で、除振周波数帯域によっては加速度計よ
りも有効な場合があり、積分回路が不要になる利点があ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明の効果は以下の通りである。 (1)空圧アクチュエータの内部密閉空間にリニアモー
タ(コイルと永久磁石磁気回路)を組み込み、これらを
概筒形状としたことで、安価で大推力と高速応答を兼ね
備えた複合アクチュエータを小型かつ高剛性に実現で
き、これを用いることで高性能なアクティブ除振装置が
実現できる。 (2)空圧アクチュエータの内部密閉空間に、発熱源で
あるコイルを組み込むことで、制御エアを放熱に利用で
き、特別な冷却構造が不要なアクティブ除振装置を実現
できる。 (3)広範囲の振動(周波数、振幅)除振が、複雑な機
構調整なしで、容易に実現可能なアクティブ除振装置を
提供し、各種振動問題の解決が容易となる。 (4)メカニカルダンパを使用せず、長期間にわたって
メンテナンスの不要なアクティブ除振装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る複合アクチュエ
ータの構造説明用概略断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る複合アクチュエ
ータの構造説明図である。
【図3】 本発明の第3の実施例に係る複合アクチュエ
ータの構造説明図である。
【図4】 本発明の第4の実施例に係るアクティブ除振
装置の鉛直制御構成説明図である。
【図5】 本発明の第4の実施例に係るアクティブ除振
装置の配置説明図であり、(a)が平面図、(b)が正
面図である。
【図6】 本発明の第5の実施例に係るアクティブ除振
装置の配置説明図であり、(a)が平面図、(b)が正
面図である。
【図7】 本発明の第5の実施例に係るアクティブ除振
装置の水平制御構成説明図である。
【図8】 本発明の第6の実施例に係るアクティブ除振
装置の説明用構成図である。
【図9】 本発明の第7の実施例に係るアクティブ除振
装置の説明用構成図である。
【図10】 本発明の第8の実施例に係るアクティブ除
振装置の説明用構成図である。
【図11】 本発明の第9の実施例に係るアクティブ除
振装置の説明用構成図である。
【図12】 本発明に係るアクティブ除振装置の適用例
を示した側面図である。
【符号の説明】
100:複合アクチュエータ、101:ゴム膜、10
2:第1の対向板、103:第2の対向板、104:コ
イル、105:ボビン、106:永久磁石、107:ヨ
ーク、108:ヨーク、109:給排気口、115:密
閉空間、121:中心穴、122:中心突起部、20
0:複合アクチュエータ、201:(中心軸方向に着磁
された)永久磁石、202:(径方向に着磁された)永
久磁石、205:ボビン、207:ヨーク、301:多
段ベローズ、302:固定部、303:可動部、40
1:サーボバルブ、402:給排気口、403:タン
ク、404:エア絞り、405:位置検出器(相対位置
検出手段を構成する)、406:処理回路、407:サ
ーボバルブドライバ、408:加速度計、409:処理
回路、410:積分回路、411:リニアモータドライ
バ、412:給気エア配管、413:排気エア配管、4
14〜416:エア配管、501:除振対象、502:
設置床、601:フレーム、602:固定ベース、60
3〜608:複合アクチュエータ、701:差圧制御バ
ルブ、702:リニアモータドライバ、703:位置検
出器、704:処理回路、705:サーボバルブドライ
バ、706:加速度計、707:処理回路、708:積
分回路、451:給気用電磁弁、452:排気用電磁
弁、453:タンク、454:エア絞り、455:位置
検出器(相対位置検出手段を構成する)、456:電磁
弁制御回路、457,458:エア絞り、459:固定
部加速度計(振動検出手段を構成する)、460:増幅
回路、461:積分回路、462:リニアモータドライ
バ、463:駆動禁止入力端子、464:給気エア配
管、465:排気エア配管、466〜471:エア配
管、551:サーボバルブ、552:可動部加速度計
(振動検出手段を構成する)、553:増幅回路、55
4:加算回路、555:サーボバルブドライバ、55
6:増幅回路、557:給排気エア配管、558:給気
エア配管、559:排気エア配管、650:アクティブ
除振装置、651:増幅回路、652:積分回路、65
3:加算回路、654:増幅回路、655:バイパスフ
ィルタ、656:増幅回路、657:ローパスフィル
タ、751:エアレギュレータ、752,753:エア
絞り、754〜757:エア配管、758:給気エア配
管、759:排気エア配管、851:構造体、a1:振
動、K1,K2,K3,K4:増幅回路のゲイン。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する第1の対向板および第2の対向
    板と弾性膜とで形成される密閉空間内に、前記第1の対
    向板に固定された永久磁石磁気回路と、前記第2の対向
    板に固定されたコイルとを有し、前記密閉空間内の圧力
    と前記コイルの電流とを制御することによって前記第1
    の対向板と前記第2の対向板との間に推力を発生させる
    複合アクチュエータで除振対象物を支持することを特徴
    とするアクティブ除振装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の対向板および前記第2の対向
    板の一方を可動部とし他方を固定部とし、振動検出手段
    を前記可動部に備え、前記振動検出手段を前記コイルの
    駆動信号源とすることを特徴とする請求項1に記載のア
    クティブ除振装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の対向板および前記第2の対向
    板の一方を可動部とし他方を固定部とし、前記可動部と
    前記固定部の相対位置検出手段を有し、該相対位置検出
    手段を前記コイルの駆動信号源とすることを特徴とする
    請求項1に記載のアクティブ除振装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の対向板および前記第2の対向
    板の一方を可動部とし他方を固定部とし、前記可動部と
    前記固定部の相対位置検出手段および前記密閉空間内の
    圧力を制御する電空アクチュエータを有し、前記相対位
    置検出手段を前記電空アクチュエータの駆動信号源とす
    ることを特徴とする請求項1に記載のアクティブ除振装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の対向板および前記第2の対向
    板の一方を可動部とし他方を固定部とし、振動検出手段
    を前記可動部に備え、前記密閉空間内の圧力を制御する
    電空アクチュエータを有し、該電空アクチュエータの駆
    動信号源として、前記振動検出手段を使用することを特
    徴とする請求項1に記載のアクティブ除振装置。
  6. 【請求項6】 前記可動部とした一方の対向板を除振対
    象物に一体化し、前記固定部とした他方の対向板を床に
    一体化したことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに
    記載のアクティブ除振装置。
  7. 【請求項7】 対向する第1の対向板および第2の対向
    板と弾性膜とで形成される密閉空間内に、前記第1の対
    向板に固定された永久磁石磁気回路と、前記第2の対向
    板に固定されたコイルとを有し、前記密閉空間内の圧力
    と前記コイルの電流とを制御することによって前記第1
    の対向板と前記第2の対向板との間に推力を発生させる
    ことを特徴とする複合アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記永久磁石磁気回路と前記コイルは概
    筒形状をなしており、前記第1の対向板と前記第2の対
    向板が中心軸方向に相対移動可能な支持構造を有するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の複合アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記第1の対向板および前記第2の対向
    板の一方を可動部とし他方を固定部とし、振動検出手段
    を前記可動部および前記固定部のうちの少なくとも一方
    に備え、前記振動検出手段を前記コイルの駆動信号源と
    することを特徴とする請求項7または8に記載の複合ア
    クチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記第1の対向板および前記第2の対
    向板の一方を可動部とし他方を固定部とし、前記可動部
    と前記固定部の相対位置検出手段を有し、該相対位置検
    出手段を前記コイルの駆動信号源とすることを特徴とす
    る請求項7または8に記載の複合アクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記第1の対向板および前記第2の対
    向板の一方を可動部とし他方を固定部とし、前記可動部
    と前記固定部の相対位置検出手段および前記密閉空間内
    の圧力を制御する電空アクチュエータを有し、前記相対
    位置検出手段を前記電空アクチュエータの駆動信号源と
    することを特徴とする請求項7または8に記載の複合ア
    クチュエータ。
  12. 【請求項12】 前記第1の対向板および前記第2の対
    向板の一方を可動部とし他方を固定部とし、振動検出手
    段を前記可動部および前記固定部のうちの少なくとも一
    方に備え、前記密閉空間内の圧力を制御する電空アクチ
    ュエータを有し、該電空アクチュエータの駆動信号源と
    して、前記振動検出手段を使用することを特徴とする請
    求項7または8に記載の複合アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれかに記載の複
    合アクチュエータの前記固定部を除振対象物に一体化し
    たことを特徴とするアクティブ除振装置。
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