JP2001262829A - 建設工程管理システム - Google Patents

建設工程管理システム

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JP2001262829A
JP2001262829A JP2000079293A JP2000079293A JP2001262829A JP 2001262829 A JP2001262829 A JP 2001262829A JP 2000079293 A JP2000079293 A JP 2000079293A JP 2000079293 A JP2000079293 A JP 2000079293A JP 2001262829 A JP2001262829 A JP 2001262829A
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英徳 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的に工程計画の見直しを行えるようする。 【解決手段】プラント建設で据え付ける機器モジュール
・部材を製造している製造元から製造の進捗に関するデ
ータを取得する手段と、プラント建設の工程表を管理す
るする手段と、工程表に記載の作業項目に関係する機器
モジュール・部材を管理する手段とにより、機器モジュ
ール・部材の着荷日時の遅れに対して、計画通り着手で
きない作業項目を抽出し、またそれにより影響が及ぶ作
業項目についても抽出し、工程表上でそれを可視化す
る。また、機器モジュール・部材の形状データを用い
て、工程表に従って据付推移を見せるアニメーションを
みることができ、このアニメーション上で、計画通り作
業項目を可視化することを特徴とする。また、着荷日時
に変更があった場合に自動的に工程表を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工程管理支援方法
及びその装置に係わり、特に、製造側の進捗状況に応じ
て建設工事現場のスケジューリングを行うシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】原子力、火力発電所等のプラント建設工
事では、施工を行うにあたり工程計画を作成している。
この工程計画は工事項目や日程の詳細度合いの違う複数
の工程計画がある。複数の工程計画の間には整合性が保
たれている。大日程計画は、主要建屋や主要工事に関す
るものと建屋を複数の工区に分割した工区毎のものがあ
る。大日程計画は、取り扱う機器の数量や物量、工事の
重要度、業者、各工事の開始日、終了日、等の多くの情
報を考慮により工事計画を行う専門部門により作成され
ている。さらに、工区毎の大日程計画を基に中日程計画
(数ヶ月レベル)、小日程計画(数週間レベル)といっ
た詳細化した工程計画が作成される。これら中小日程計
画は、工事現場の担当者により作成され、これに基づき
工事現場の日々の工程管理を行っている。
【0003】工程管理を行う上で、計画通りに作業が進
行されればよいが、実際は諸事情により工程計画の見直
しが行われる。特にプラント建設の場合は、扱う機器モ
ジュール・部材が大きく数量も多いこともあり、製造元
おいて当初予定していた日時に製造が完了せず、このた
め現地における着荷日時がずれ込み、現地での作業項目
が工程計画通りに実施できないことがある。これは、製
造側の工程計画と工事現場での工程計画の間で同期がと
れていないことが理由である。
【0004】この問題に対して、例えば特開平11−2370
00号公報では、配管工事を対象とする工程計画支援シス
テムにおいて、工場製作サイドから配管ピースの出荷計
画、出荷情報の入手を行い、これを現場のデータベース
により管理し、それに基づいて現場配管工事計画を見直
せるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−237000号公
報に記載の公知例では、工場側で管理する配管ピースの
製造進捗情報を工事現場に設置してあるサーバデータベ
ースに転送し、工事現場では配管ピースの着荷状況(着
荷予定日も含む)を確認できるようにしている。工事現
場では、この着荷状況を元に工程計画の見直しを行える
ようにしている。しかし、本公知例では、着荷情報によ
り具体的にどのように工程計画を立てていくかについて
は明らかにしていない。プラント建設工事の場合、扱う
機器モジュール・部材が多く、接続関係や配置が複雑で
あり、据付作業を行う場合に、その先行関係をよく考慮
して行う必要がある。実際は機器モジュール・部材の着
荷予定の変更により、その影響が複数作業項目に及ぶ。
【0006】このため、単に着荷情報を見ただけでは影
響が及ぶ作業項目が不明で、着荷情報に基づいて工程計
画の見直しが効率的に行えないと同時に、実行不可能な
計画を再度作成してしまう可能性が高い。
【0007】本発明の目的は、製造元から取り込んだ機
器モジュール・部材の着荷日時より、着手が遅れる作業
項目を抽出し、表示することにより効率的に工程計画の
見直しを行えるようすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明ではプラント建設で据え付ける機器モジ
ュール・部材を製造している製造元から現地着荷日時を
取得する手段と、プラント建設の工程表を管理するする
手段と、工程表に記載の作業項目に関係する機器モジュ
ール・部材を管理する手段とにより、機器モジュール・
部材の着荷日時の遅れに対して、計画通り着手できない
作業項目を抽出し、またそれにより影響が及ぶ作業項目
についても抽出し、工程表上でそれを可視化することを
特徴としている。また、機器モジュール・部材の2次元
または3次元の形状データを用いて、工程表に従って据
付推移を見せるアニメーションをみることができ、この
アニメーション上で、計画通り作業項目を可視化するこ
とを特徴とする。また、着荷日時に変更があった場合に
自動的に工程表を変更することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を以下説明
する。
【0010】建設工程管理システムの構成図を図1に示
す。建設工程管理システムは、データ処理装置11、進
捗データ収集装置12、工程データベース13、機器モ
ジュール・部材データベース14、製造進捗データベー
ス15、図形データベース16、ディスプレイ17、入
力装置18から構成される。
【0011】データ処理装置11は、演算部11a、格
納部11b、アニメーション作成部11cにより構成さ
れる。
【0012】演算部11aから前記データベースに対し
て検索を実行し、ディスプレイ17に対して表示を指示
する。
【0013】格納部11bは演算部11aが検索を行う
にあたり、前記データベースからの検索結果の格納を行
う。
【0014】アニメーション作成部11cは、工程デー
タベースと図形データベースのデータに基づき、据付推
移を示すアニメーションを作成する。
【0015】進捗データ収集装置12は機器モジュール
・部材の製造元における製造進捗データを収集する装置
である。
【0016】原子力プラントの場合、機器モジュールと
は製造元であらかじめ組み立てられるもので、例えば放
射線遮蔽体や復水器がある。
【0017】部材とは、例えば配管ピースや鉄骨材があ
る。
【0018】進捗データ収集装置12で収集されたデー
タは、製造進捗データベース15に出力するようにして
いる。
【0019】工程データベース13は、プラント建設の
工程表データを管理している。
【0020】工程表は図4に示す形式のものであり、各
作業項目に対して長方形の図形により作業着手日時、作
業終了日時、作業所要時間と各作業項目間の順序関係が
わかるようになっている。
【0021】工程表は入力装置18からオペレータの入
力により作成されている。
【0022】機器モジュール・部材データベース14
は、図7に示すように作業項目と機器モジュール・部材
を対応つけて管理している。
【0023】図形データベース16は、作業IDとそれ
に対応する機器モジュール・部材の図形データ、図形デ
ータの動きを表すデータを管理している。
【0024】入力装置18はキーボードやマウスによっ
て構成される。
【0025】まず製造元から現地への着荷日時を捕捉す
る方法について述べる。
【0026】製造元とは、主として機器モジュール・部
材を製造する企業のことを指すが、広義には部品を卸す
企業も含み、現地工事を担当する業者と同じである場合
と、別の企業の場合がある。
【0027】各製造元からはネットワークを介して工事
現場に置かれた建設工程管理システムに対してデータ送
信が行えるようになっている。
【0028】各製造元では、機器モジュール・部材毎に
製造完了日時と同時に、製造完了日時に基づき、現地に
むけて機器モジュール・部材を出荷する日時と、現地に
着荷する日時を製造元で管理している。
【0029】製造元には現地への着荷日時を管理する出
荷管理システムがあり、これにより各機器モジュール・
部材毎に製造完了日時、出庫日時、着荷日時を関連つけ
たデータファイルを作成する。
【0030】データファイルの作成は、着荷日時に変更
があった場合や、あるいは着荷日時の変更有無に関係な
く定期的に行われるものとする。
【0031】このデータファイルを建設現場におかれた
建設工程管理システムに送信する方法として、製造元に
出庫日時を管理するシステム(以下、出荷管理システ
ム)があり、これがデータ送信機能を備えており、デー
タファイルの作成と同時に、進捗データ収集部12に送
信する方法がある。
【0032】また、オンラインにより製造元の出庫管理
システムと進捗データ収集装置が接続されていて、変更
と同時に逐次進捗データを送信する方法もある。
【0033】また、進捗データが、製造元の所定のネッ
トワークに接続されたサーバの所定のディレクトリに所
定のファイル名で登録してあり、進捗データ収集部12
が定期的にFTP(File Transfer Protocol)によりフ
ァイルを収集する方法もある。
【0034】また、インターネットまたはイントラネッ
ト上のホームページ画面上からデータファイルがハイパ
ーリンクしてあり、進捗データ収集部12がここからデ
ータファイルを入手する方法もある。
【0035】以上述べた手段や他の手段により進捗デー
タ収集装置で捕捉されたデータは、進捗データベースに
登録される。
【0036】進捗データベースでは、図7に示すように
機器モジュール・部位ID毎に作業ID71、機器モジ
ュール・部材ID72、製造完了日時73、出荷日時7
4、着荷日時75を管理している。
【0037】次に製造工程の遅れにより着荷時期に遅れ
が生じ、予定通り着手できない作業項目を工程表上に表
示する方法と、アニメーション上で表示する方法につい
て説明する。
【0038】まず着手できない作業項目を工程表上に表
示する処理について図2のフローチャートにより説明す
る。
【0039】(s21)ディスプレイ17に工区の名称
が一覧表示される。
【0040】または、工区を表示したレイアウト図が表
示される。
【0041】利用者はこれを見ながら、入力装置18を
用いて工区を選択する。
【0042】入力装置18から演算部11aに対して工
区を送信する。
【0043】(s22)演算部11aにより、工区を検
索キーとして、工程データベース13を検索する。
【0044】工程データベース13は、リレーショナル
データベースで、図5に示すように、テーブル51から
54までの4つのテーブルにより構成され、それぞれ作
業IDをキーとしてリレーションがとられている。
【0045】工程データベースは、工区501、作業I
D502a〜502c、作業項目名503、作業着手時
刻504、作業終了時刻505、作業工数508、先行
作業ID509、作業属性510の各フィールドからな
る工程表テーブル5により管理されている。
【0046】ここで作業IDは、すべての工区を含めて
ユニークである。
【0047】例えば、「A2F5001」とし、「A2
F5」が建屋A、2階、5番目の工区、「001」は1
番目の作業項目といった具合である。
【0048】検索はテーブル51の工区501に対して
行われ、該当する作業IDを格納部11bに格納する。
【0049】先行作業ID509は、その作業項目を行
う前に終了しておかなくてはならない作業項目のこと
で、先行作業項目の作業IDが格納されている。
【0050】作業属性510にはフラグ「0」,
「1」,「2」のいずれかがたつようになっている。
【0051】作業属性510の詳細は、(s25)で説
明する。
【0052】(s23)演算部11aにより、格納部1
1bに格納された作業IDを検索キーとして、機器モジ
ュール・部材データベース14を検索する。
【0053】機器モジュール・部材データベース14で
は、作業項目とそれに関連する機器モジュール・部材が
対応つけられて、作業ID61、機器モジュール・部材
ID62、機器モジュール・部材63、製造元64の各
フィールドより構成されるテーブル6により管理されて
いる。
【0054】検索結果として、製造元ID、機器モジュ
ール・部材IDが格納部11bに格納される。
【0055】(s24)演算部11aは、格納部11b
に格納された製造元ID、機器モジュール・部材IDの
AND条件により、製造進捗データベース15に対して検
索する。
【0056】製造進捗データベース15には、テーブル
7により各機器モジュール・部材に関して、製造完了時
刻、出荷時刻、着荷時刻を管理している。
【0057】テーブル7は、製造元ID71、機器モジ
ュール・部材ID72、製造完了日時73、発送日時7
4、着荷日時75の各フィールドにより構成される。
【0058】検索結果として、製造完了日時、出荷日
時、着荷日時を格納部11bに格納する。
【0059】(s25)図1の演算部11aにより、格
納部11bに格納された図5のテーブル53のデータを
用いて、各作業IDにおいて作業着手日時Tcと着荷日
時Tnを比較する。
【0060】ここで、Tc>Tnの時、作業着手日時まで
に機器モジュール・部材が現地で着荷となり、予定通り
作業日時できるということを表している。
【0061】逆にTc<Tnの場合、作業着手時において
機器モジュール・部材が到着しないことを表している。
【0062】図5のテーブル54の作業属性510に
は、Tc>Tnとなる作業IDに対しては、フラグ「0」
が、Tc<Tnとなる作業IDに対しては、フラグ「1」
が入力される。
【0063】また、ある作業項目Aに対してフラグ
「1」がたっている場合において、作業項目Aの作業I
Dを先行作業IDとしてもつ作業項目Bがあり、作業項
目Aの遅れ日数に作業項目Aの作業終了日時を出し合わ
せた日時が、作業項目Bの作業着手日時より遅い場合、
作業項目Bの作業属性にもフラグ「1」が入力される。
【0064】同様作業遅れが及ぶ他の作業項目に対して
フラグ「1」を入力する。
【0065】手配されていない機器モジュール・部材に
関しては、「2」が入力されている。
【0066】(s26)演算部11aで、工程データベ
ースから工程データの読みとりを行い、それを図4のご
とき工程表に展開し、ディスプレイ17に表示する。
【0067】ここで作業属性フラグが「1」の作業項目
は「青色」、「2」の場合は「赤色」といったように、
機器モジュール・部材が予定通り着荷しないので作業着
手できないということを本システムの利用者にわからし
めることができる。
【0068】ここでは、単に着荷が遅れた機器モジュー
ル・部材が関係する作業項目だけでなく、その着荷の遅
れ具合により、クリティカルにつながっている他の作業
項目についても作業着手が遅れることを示すことができ
る。
【0069】本システムの利用者は、工程計画の見直し
を行った後、さらに上記(s22)〜(s26)のステ
ップの処理を行い、着荷日時を照らし合わせて作業手順
に矛盾がないかを確認する。
【0070】次に据付アニメーションで、着手できない
作業項目を可視化するための処理手順を図3に示すフロ
ーチャートに基づき説明する。
【0071】図3の(s21)から(s25)の各ステ
ップは図2のそれと同じである。
【0072】以下(s31)以降のステップについて説
明する。
【0073】(s31)ここでまず図1の図形データベ
ース16について説明する。
【0074】図形データベース16は、図8に示すよう
に作業ID81、図形データ82、アクション定義デー
タ83、開始時刻84、所用時間85の各フィールドに
より構成されている。
【0075】図形データ162はあらかじめ2次元や3
次元のCADシステムにより作成された形状データのこ
とである。
【0076】アクション定義データ163とは、図形デ
ータの動きを定義するデータのことである。
【0077】建設工事の場合には、機器モジュール・部
材を、例えば横から水平移動して入れる、とか、クレー
ンで上から入れる、といった動きがある。
【0078】ここでは、図形データの始点の座標データ
と通過点の座標データと終点の座標データを設定してお
き、アクション定義とする。
【0079】演算部11aは、先に(s22)で格納部
11bに読み込まれた作業ID毎に対応する作業着手日
時Tstart、作業終了日時Tendを用いて、所用時間Tre
q(Treq=Tstart―Tend)を計算する。
【0080】演算部11aは図形データベース16の各
レコードの所要時間に対して、作業ID毎に計算した所
用時間Treqを出力する。
【0081】(s32)図1の入力装置18からアニメ
ーション全体の時間(Tani)を入力し、これを格納部
11bに格納しておく。次にアニメーション表示する全
体期間(Tall)により、圧縮率R(=Tani/Tall)
を設定する。
【0082】工程表において最初に着手される作業ID
(作業着手時刻Ts0)に対して、スタート時刻を0とし
ておく。
【0083】また他の作業IDの着手時刻Tsに対して
は、Ts'=Ts―Ts0により変換しておく。
【0084】各作業IDの変換された作業着手日時(T
s')から、各作業IDに対応する図形データの動作開始
時刻Ts''(=Ts'*R)を設定する。
【0085】図1のアニメーション作成部11cで、図
6のように作業項目に対応する図形データを図1の図形
データベースから抽出し、図形データの始点の座標デー
タ61と通過点の座標データ62と終点の座標データ6
3を用いて、アニメーションを作成する。
【0086】この際、同様に工程データベースから作業
IDに該当する作業属性を呼び出し、作業属性が「1」
の作業項目については、図形データに対して例えば「青
色」で表示し、作業属性が「2」の場合は「赤色」で表
示するようにして、予定通り作業着手できないことをア
ニメーション上に示す。
【0087】以上の処理手順により、着手できない作業
項目を工程表またはアニメーション上に表し、これを図
1の表示装置17で表示する。
【0088】本システムの利用者は、工程計画の見直し
を行った後、さらに上記(s22)〜(s32)のステ
ップの処理を行い、着荷日時を照らし合わせて作業手順
に矛盾がないかを確認する。
【0089】次に着荷日時の変更により、作業着手日時
の変更を行う方法について説明する。
【0090】図9において、「作業項目2」91は関連
する機器モジュール・部材の着荷日時の変更により、予
定通り作業が出来ないことを示している。
【0091】「作業項目2」91に関連する機器モジュ
ール・部材の着荷日時が11月12日10:00で、最
早作業着手時刻が同じく11月12日10:00であっ
たとする。
【0092】これにより「作業項目2」の作業終了時刻
が11月12日17:00に変更になったとする。
【0093】ここで、「作業項目5」92の先行作業に
「作業項目2」91があった場合、「作業項目5」92
は「作業項目2」91の作業着手遅延の影響をうけるこ
とになる。
【0094】そこで、図9下側の工程表のように、「作
業項目2」93と「作業項目5」94を後ろ倒しするこ
とにより、自動的に工程表の修正を行う。
【0095】次に、図1の進捗データ収集装置12が単
に収集する機能のみでなく、着荷日時の工程表の修正に
より、各製造元に対して、機器モジュール・部材の着荷
日時を遅らせるように指示を出す機能を持つ場合につい
て述べる。
【0096】この場合、作業着手日時が変更となった作
業項目を工程表データベースから抽出し、図7に示す機
器モジュール・部材データベースから、該作業項目に関
係する機器モジュール・部材を抽出する。
【0097】建設工事現場では、ストックヤードの関係
により、機器モジュール・部材の着荷時刻が早すぎても
置き場の対応に苦慮することがあり、作業着手時刻にあ
わせるように着荷するよう、各製造元に指示を出す。
【0098】次に工程表の代替案を自動的に作成する方
法について説明する。
【0099】図10において、工程表の下側に作業人員
ピークを示す山積みグラフ1001を表示している。
【0100】図11において、機器モジュール・部材の
着荷日時を考慮して作業項目を後ろ倒しにした場合の山
積みグラフ1102と後ろ倒しにする前の山積みグラフ
1101を示している。
【0101】1101は図10の1001と同じであ
る。
【0102】ここで、「作業項目2」と「作業項目5」
の移動により作業人員のピークが増加しているため、こ
れを前倒しする。
【0103】この場合、「作業項目6」が「作業項目
3」または「作業項目4」との順序制約を受けない場
合、図12に示すように、「作業項目6」1201の作
業着手日時の前倒しを行う。
【0104】ここでは、最大ピークを越えないように前
倒しを行う。
【0105】この際、前倒しを行うことによって、前倒
しを行う「作業項目6」に関連する機器モジュール・部
材が到着しているかが確認される。
【0106】建設工程管理システムが自動作成した代替
案を元に、利用者は、作業項目に必要な作業員の技術レ
ベルや必要最小人員など他の様々な制約条件を考慮し修
正を行い工程表を完成させる。
【0107】
【発明の効果】本発明により、製造元の機器モジュール
・部材の製造進捗状況に応じて、工事計画の見直しが必
要となる作業項目が簡単にわかるため、工程計画の見直
しが効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設工程管理支援システムの構成を示す図であ
る。
【図2】着荷日時の変更より予定通り着手できない作業
項目を工程表上に示す為の処理手順の図である。
【図3】着荷日時の変更より予定通り着手できない作業
項目をアニメーションで示す為の処理手順の図である。
【図4】工程表を表す図である。
【図5】工程データベースのテーブル構成図である。
【図6】アニメーションの作成方法を表す図である。
【図7】機器モジュール・部材データベースのテーブル
構成図である。
【図8】図形データベースのテーブル構成図である。
【図9】工程表において作業着手日時の変更を表す図で
ある。
【図10】作業人員の山積みを表す図である。
【図11】作業着手日時の変更により作業人員の山積み
が変化することを示す図である。
【図12】工程表の代替案を自動作成することを説明す
る図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設工事の工程表データを管理する手段
    と、工程表を構成する各作業項目に関連させて機器モジ
    ュール・部材を管理する手段と、機器モジュール・部材
    の製造元からネットワークを介して機器モジュール・部
    材の着荷日時を取り込む手段を具備し、機器モジュール
    ・部材の工事現場への着荷日時に変更があった場合に、
    これにより工程表通りに着手できない作業項目を表示装
    置において表示することを特徴とする建設工程管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1において、各作業項目が対象とす
    る機器モジュール・部材の図形データを用いて、作業順
    序に従う据付アニメーションを作成し、予定日時に機器
    モジュール・部材が着荷されないために着手できない作
    業項目をアニメーション上で表示することを特徴とする
    建設工程管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、機器モジュール・部
    材の着荷日時が変更になった場合に、これに関連する作
    業項目の作業着手日時の変更と、この変更に基づき前述
    作業項目と関連する別の作業項目の変更を行うことを特
    徴とする建設工程管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、作業人員の平準化を
    行うために、着荷日時の変更に対して影響をうけない作
    業項目の作業着手日時を前倒しすることにより代替案を
    作成することを特徴とする建設工程管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、作業手順の変更に伴
    い、該作業項目に関係する機器モジュール・部材の着荷
    日時を修正するよう、関連する製造元に連絡する手段を
    有することを特徴とする建設工程管理システム。
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