JP2001261194A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置

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JP2001261194A JP2000077778A JP2000077778A JP2001261194A JP 2001261194 A JP2001261194 A JP 2001261194A JP 2000077778 A JP2000077778 A JP 2000077778A JP 2000077778 A JP2000077778 A JP 2000077778A JP 2001261194 A JP2001261194 A JP 2001261194A
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deceleration
paper sheet
transport path
speed
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JP2000077778A
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Junichi Tamamoto
淳一 玉本
Toru Takahashi
透 高橋
Junji Fujita
准司 藤田
Takashi Yoshida
吉田  隆
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/34Varying the phase of feed relative to the receiving machine
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2511/20Location in space
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2513/10Speed
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  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙葉類を無端ベルトで挟持して搬送する搬送
路において、紙葉類同士の間隔が短い場合に、目標とす
る間隔に調整するため、搬送速度を変化させる機構が必
要である。しかし、紙葉類の長さが所定の範囲でばらつ
くとき、紙葉類の両端を挟持する状態や全く挟持されな
い状態になることがあり、紙葉類の破損や搬送不良が発
生した。 【解決手段】 所定の範囲の長さを有する紙葉類を、対
向する無端ベルトにより挟持して一定の速度で搬送する
搬送路と、その搬送路の途中で紙葉類の搬送速度を可変
とする加減速搬送路と、加減速搬送路の近傍で紙葉類の
通過を検知する通過検知手段と、通過検知手段に接続し
紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、測定手段の測
定値に基づき加減速搬送路の速度を制御する制御手段と
を備え、加減速搬送路の挟持点から上流側と下流側のそ
れぞれの紙葉類の最小長さまでの範囲に搬送路の挟持点
を有し、前記加減速搬送路の上流側または下流側、もし
くはそれら両方に、前記搬送路の挟持点における搬送力
を緩和する搬送力緩和手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は区分情報が付与され
た紙葉類を該区分情報に従い区分する紙葉類区分装置に
関する。特に宛名などが記載されたはがきや封筒などの
郵便物を取り扱う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類搬送装置としては、例えば
特開昭63−306138号公報に記載された連鎖補正
機構がある。ここでは、紙葉を搬送する搬送系におい
て、紙葉の間隔を検出するセンサーと該センサーで検出
した紙葉間隔に応じて搬送速度を変化させる制御部とを
有する搬送装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
連鎖補正機構は、紙幣という長さがほぼ一定の紙葉を対
象としており、長さに所定の範囲がある紙葉類について
は触れられていない。
【0004】したがって、長い紙葉類に対しては、速度
の異なる搬送路で挟持することがあるため、紙葉類が撓
んだり、引っ張られたりする。また、短い紙葉類に対し
ては、全く挟持されないため、搬送姿勢が乱れたり、飛
び出したりするという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の装置で
は、所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱い、対向
する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一定の速度
で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ速度
可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近傍あるい
は上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知する少なく
とも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段に接続し
前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、前記測定
手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度を制御す
る制御手段とを備える紙葉類搬送装置において、前記加
減速搬送路の挟持点から上流側と下流側のそれぞれに前
記紙葉類の最小長さまでの範囲に前記搬送路の挟持点を
有し、前記加減速搬送路の上流側または下流側、もしく
はそれら両方に、前記搬送路の挟持点における搬送力を
緩和する搬送力緩和手段を設けたことを特徴とする紙葉
類搬送装置とした。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の紙葉類搬送装置
を適用した実施形態の一例である書状区分機の概略図で
ある。この実施形態の装置で取り扱う紙葉類の一例は、
葉書や封書などの定形の郵便書状である。
【0007】図1に示す書状区分機50は、書状1に記
された宛名やバーコードなどの区分情報を読取り、この
区分情報によって書状の区分処理を行うものである。
【0008】まず、書状区分機50の構成要素を説明す
る。
【0009】2は、厚み方向に重ねられた書状1を運搬
するホッパである。
【0010】3は、書状1を1通ずつ順次供給する供給
部である。供給部3は、例えば、穴の開いたベルトを用
いて、穴を通じてエアを吸引して書状1をベルトに吸着
し、ベルトを移動することにより、書状1を1通ずつ分
離して供給する構成となっている。なお、図1において
供給部3は書状1を下側へ供給する構成になっている
が、本実施形態では供給方向は上側など、いずれであっ
てもかまわない。
【0011】4は、書状1を搬送する搬送路であり、例
えば対向する無端ベルトにより書状1を挟持して搬送す
る。搬送路4の搬送速度はほぼ一定に保たれている。
【0012】5は異物検知部であり、書状1が本書状区
分機50の処理に適さないことを検知する。例えば書状
1の大きさや剛性、厚さが不適当であることを、書状の
通過時間や搬送路の変形により検知する。変形の測定に
は、例えば変位計を用いる。
【0013】6は第1の搬送ゲートであり、例えば書状
1の搬送方向を切り換えるゲート部材をソレノイドなど
で駆動する構成になっている。
【0014】7は、第1のリジェクト集積部であり、異
物検知部5で本書状区分機50による処理が不適当と判
断された書状1を集積する。
【0015】8は、書状1の姿勢を修正する第1の整位
部であり、例えば搬送方向に対して斜行したベルトによ
り、書状の一辺を搬送の基準となる面に押し付けて書状
の姿勢を整える。9は書状1の区分情報を読みとる読み
取り部である。書状区分機50における区分情報の一例
は、文字やバーコードで書かれた宛名である。第1の整
位部8は読み取り部9より上流側にあって、書状1の姿
勢を整えてから読み取り部9へ搬送することにより、読
み取り精度を向上する。
【0016】10は重送検知部であり、供給部3におい
て誤って書状1を2枚以上重ねて供給したことを検知す
る。例えば対向するベルト同士を異なる搬送速度とし、
重なった書状同士をずらし、長さの変化を検出すること
により、重送と判断する。
【0017】11は第2の搬送ゲートであり、例えば書
状1の搬送方向を切り換えるゲート部材をソレノイドな
どで駆動する構成になっている。
【0018】12は、重送検知部10で重送と判断され
た書状1を集積する第2のリジェクト集積手段である。
【0019】13は、書状1の姿勢を修正する第2の整
位部であり、14は書状1の区分情報にしたがってバー
コードなどの機械コードを印刷する印刷部である。第2
の整位部13は印刷部14より上流側にあって、書状1
の姿勢を整えてから印刷部8へ搬送することにより、所
定の位置に印刷する。
【0020】15は、印刷確認部であり、印刷部14で
の印刷結果を読み取ることにより、正常に印刷されたこ
とを確認する。
【0021】16は、書状1同士の間隔を調整する間隔
調整手段であり、例えば一対のゴムローラや対向する一
対のベルトからなり、回転速度を変化することにより、
書状を進み遅れさせて間隔を調整する。間隔調整手段1
6の構成及び動作を後に詳しく述べる。
【0022】17は、書状1を各段に振り分ける段ゲー
トである。
【0023】18は、書状1を厚み方向に重ねて集積す
る集積部である。
【0024】19は、書状区分機50の動作状況を表示
する表示手段であり、例えば三色信号灯やLCDディスプ
レーなどを用いて、正常処理中であることや異常が発生
したことなどを作業者に知らせる。
【0025】20は、集積部18に割り当てる区分情報
のパターンを設定する区分設定手段であり、例えばタッ
チパネルや複数のスイッチからなる。
【0026】次に、本書状区分機50の動作について、
書状1の流れに沿って説明する。
【0027】作業者は書状1を厚み方向に重ねた状態で
ホッパ2に載置する。ホッパ2は書状1を供給部3へ向
かって運搬し、供給部3は近接した書状1から順次搬送
路4へ供給する。
【0028】搬送路4上では、まず異物検知部5で書状
1が処理できるものであるかを判断する。ここで、処理
できないと判断された場合、第1の搬送ゲート6を切り
換えて、書状1を第1のリジェクト集積部7へ投入す
る。
【0029】一方、処理できると判断された書状1は、
読み取り部9で宛名などの区分情報を読み取る。次に、
重送検知部10で、書状が2枚以上重なっていないこと
を検知する。ここで、2枚以上重なっていると判断され
たとき、第2の搬送ゲート11を切り換えて、書状を第
2のリジェクト集積部12に投入する。
【0030】正常と判断された書状1は、第2の整位部
13で姿勢を整えてから、印刷部14で区分情報に従っ
てバーコードなどを印刷する。そして、印刷確認部15
によりバーコードなどが正常に印刷できたことを確認し
たら、区分情報に従って、段ゲート17を切り換えて所
定の集積部18へ書状1を投入する。
【0031】書状区分機50は上記の処理を複数の書状
1について並行して行い、各々の書状1を所定の集積部
18に区分する。
【0032】以上のような書状区分機50において、搬
送路4で複数の書状1を搬送するときに、書状同士の間
隔が変化することがある。特に間隔が短くなると、段ゲ
ート17や各々の集積部18へ書状を導き入れる図示し
ない集積ゲートなどの動作が間に合わず、書状1の搬送
方向を切り換えられないことがある。また、集積部18
において、書状1同士が近接して投入されると、書状1
同士が衝突してジャム等の集積不良を発生することがあ
る。
【0033】そこで、間隔調整手段16を用いて、書状
同士の間隔を設定した間隔に調整する。この間隔調整手
段16について、詳しい構成と動作を図2を用いて以下
に説明する。
【0034】まず、101は加減速搬送路であり、ここ
では一対のローラで書状1を挟持して搬送する構成とな
っている。加減速搬送路101は、図示しないモータに
より駆動されるローラ101aと、バネなどの弾性体1
01cと、弾性体101cで支持されたローラ101b
とからなる。書状1の厚さに従って、弾性体101cが
変形してローラ101bが揺動することにより、厚さに
係わらず書状1を搬送することができる。また、少なく
ともローラ101aは、その表面にゴムを固着して摩擦
係数を大きくし、書状1を滑りが少なく加減速できるよ
うにすることが望ましい。なお、本実施形態では加減速
搬送路は一対のローラとしたが、搬送路4と同様に対向
するベルトで書状1を挟持して搬送する構成であっても
良い。
【0035】102は第1の通過検知手段であり、10
3は第2の通過検知手段である。両者とも矢印アの方向
に搬送される書状1の通過を検知するもので、第1の通
過検知手段102は加減速搬送路101の上流側にあ
り、第2の通過検知手段103は加減速搬送路101が
書状1を挟持する範囲、またはその近傍に設置されてい
る。これらは例えば、フォトダイオードとフォトトラン
ジスタとからなり、透光と遮光とを検出することによっ
て、書状の有無を検知する。
【0036】104は搬送ガイドであり、書状1の搬送
方向と略平行に設けた一対の平板からなる。ベルトによ
る挟持が無い、挟持点Aから挟持点Cの区間と挟持点C
から挟持点Bの区間を滑らかに搬送するように、搬送経
路の両側に設けられている。
【0037】105は書状同士の間隔を測定する測定手
段である。測定手段105は第1の通過検知手段102
に接続し、第1の通過検知手段102が透光状態である
時間と搬送路4の搬送速度とから、書状同士の間隔を測
定する。また、同様に第1の通過検知手段102が遮光
状態である時間から書状1の長さを測定する。
【0038】なお、本構成では第1の通過検知手段10
2が測定手段105に接続しているが、第1の通過検知
手段102が無い構成も考えられ、その場合は第2の通
過検知手段103を測定手段105に接続する構成とな
る。
【0039】106は、測定手段105で測定した書状
同士の間隔に従って、加減速搬送路101の速度を制御
する制御手段である。
【0040】なお、搬送路4が加減速搬送路101の上
流側で書状1を挟持する最下流点を挟持点Aとし、加減
速搬送路101の下流側で書状1を挟持する最上流点を
挟持点Bとする。また、加減速搬送路101で書状1を
挟持する点を挟持点Cとする。
【0041】以上のような、間隔調整手段16による、
間隔調整の動作を図3と図4とを用いて説明する。
【0042】図3において、2枚の書状1aと1bが矢
印アの方向に搬送されている。書状1bが通過して第1
の通過検知手段102が透光状態になってから、次の書
状1aが進入して再び第1の通過検知手段102が遮光
状態になるまでの時間を、測定手段105で計測する。
その時間と搬送路4の搬送速度とから書状同士の間隔G
mが求められる。
【0043】ここで、書状同士の間隔を設定間隔Giに
するためには、調整距離Ld(=Gi−Gm)だけ書状
1aを進ませる、または遅らせる必要がある(図3にお
いては遅らせる)。
【0044】そこで、制御手段106では調整距離Ld
を算出し、書状1aの先端が第1の通過検知手段102
を遮光して遅延時間Td1を経過した後、または第2の
通過検知手段103を遮光して遅延時間Td2を経過し
た後、加減速搬送路101の速度を変更する。
【0045】図4に一例として加減速搬送路101の速
度変化を示す。なお、図4の速度変化の様子は、説明を
明確にするために単純な変化を示しており、速度変化は
この形態に限られるものではない。
【0046】図4において、細かい斜線を施した部分が
調整距離Ldにあたり、その長さは搬送路4の搬送速度
Vconstと調整時間Tadjと調整速度Vadjと
から、Ld=(Vconst−Vadj)×Tadjと
して求められる。
【0047】また、速度を変更するとき、加減速搬送路
101を駆動する図示しないモータの負荷を低減するた
めや、駆動ローラ101aと書状1との間に滑りが発生
しないために、加減速時間Taは大きい方がよい。した
がって、間隔を調整している間に書状1は、粗い斜線を
施した部分で示す進行距離Lcだけ進む。その長さは調
整距離Ldと調整時間Tadjと加減速時間Taとか
ら、Lc=Vconst×(Tadj+Ta)−Ldで求
められる。
【0048】ここで、進行距離Lcの一例を求めると、
まず様々な値をとりうる調整距離Ldの影響を仮に無く
すためVadj=0m/sとすると、Lc=Vcons
t×Taとなる。そこで、Vconst=3.0m/
s、 Ta=30msとすると、Lc=90mmとな
る。
【0049】ここで、調整時間Tadjと加減速時間T
aが経過し、加減速搬送路101の速度が定常速度に戻
った後で、書状1aが加減速搬送路101から離れるよ
うに、調整時間Tadjと調整速度Vadjを設定す
る。このように、書状1の搬送速度を変えることによ
り、書状同士の間隔を設定した間隔にすることができ
る。
【0050】ところで、加減速搬送路101では長さの
異なる紙葉類を扱うことがある。本実施形態の書状区分
機50においては定形書状を取り扱うため、例えば14
0mmから235mmまでの長さの書状を搬送する。
【0051】このように長さの異なる書状を取り扱う場
合の、挟持点A、挟持点B、挟持点Cの位置関係を以下
に説明する。
【0052】まず、図5は取り扱う書状で最も長さの短
い書状1c(例えば、140mm)について、挟持点と
の関係を示している。
【0053】ここで、Laは挟持点Aから挟持点Cまで
の距離、Lbは挟持点Cから挟持点Bまでの距離であ
り、例えばLaとLbは共に120mmである。
【0054】また、書状1を全く挟持せずに搬送する
と、書状姿勢の乱れや書状が搬送路4から外れて飛び出
すなどの問題が生じることがある。さらに、ジャムなど
の障害により、搬送路4に書状1が残った状態で停止す
ることがあり、そのときに挟持しない区間に書状1が存
在すると、再度搬送路4を駆動したときに書状1を搬送
できない。
【0055】そこで、挟持点から次の挟持点へを受け渡
すときは、書状1の両端を挟持してから受け渡たすこと
が望ましい。
【0056】図5において、Hdは書状1が挟持点Aと
挟持点Cの両方に挟持されている距離である。Hdは例
えば10mm以上あればよく、この例の場合Hdを20
mmとし、確実に受け渡すようにした。
【0057】図5において、加減速搬送路101は、書
状1cが挟持点Aから離れてから加減速を開始する。次
に点線で示す書状1c’のように、挟持点Bに達する前
に、進行距離Lcを進んで定常速度に戻る。そのため
に、(Lc+Hd)<Lbであれば良く、ここでは(L
c+Hd)=(90+20)=110mmで、Lb=1
20mmなので関係が成立しており、挟持点Bへ受け渡
される前に間隔調整が終了する。
【0058】次に、図5の挟持点の位置関係において、
取り扱う最も長い書状1d(例えば、235mm)が進
入すると、図6に示すようになる。このとき、書状1d
はまだ挟持点Aに挟持されている。この状態で加減速搬
送路101を減速すると、書状1dの先端側は挟持点C
に挟持されて減速するが、後端側は挟持点Aに挟持され
ているので定常速度で搬送される。したがって、挟持点
Aと挟持点Cとの間で書状1dが撓んで、折れなどの破
損が発生しやすくなる。
【0059】また、書状1dが挟持点Aを通過してか
ら、加減速搬送路101の速度を変更すると、点線で示
す書状1d’のように、調整距離Lcが足りないため、
やはり間隔調整ができない。これは例えば、(La+L
b)=120+120=240mmが、(Lmax+L
c)=235+80=315mmより小さいことから明
らかである。
【0060】以上より、挟持点の位置関係が図5の状態
では、長い書状1dの間隔を調整することができない。
そこで、最も長い書状1dについて間隔調整を行うため
には、挟持点Aを挟持点A’の位置へ移動すること、す
なわちLa’=Lmax−Hd(=235−20=21
5mm)なる位置へ移動することが考えられる。
【0061】しかしながら、図7に示すように、最も短
い書状1cは挟持点A’と挟持点Cとの間で挟持されな
くなる。それによって、書状姿勢の乱れや書状が搬送路
4から外れて飛び出すことがある。特に、挟持しない区
間に書状1cが停止した場合、搬送路4を再起動したと
きに書状1cが移動せず、多数の後続する書状1を巻き
込んで、ジャムや破損などの問題を生じることがあっ
た。
【0062】そこで、本実施形態の間隔調整手段16
は、図5のように書状1を2カ所の挟持点で挟持する構
成とした。すなわち、挟持点Aから挟持点Cまでの距
離、および挟持点Cから挟持点B間での距離はそれぞれ
最小書状長(例えば140mm)より小さい配置とす
る。
【0063】しかし、書状の撓みなどの問題が生じるの
で、挟持点Aまたは挟持点Bにおける挟持力を、挟持点
Cと比較して極めて小さくする構成とし、挟持点Aまた
は挟持点Bに挟持力緩和手段を設けた。また、挟持点A
の上流側にあって、挟持点Aより大きい挟持力を有す
る、ローラ115により構成される挟持点Dは、挟持点
Cから少なくとも最小書状長以上、望ましくは最大書状
長(例えば235mm)以上離れる構成とした。
【0064】図8に搬送力緩和手段として、揺動機構1
10を設けた例を示す。
【0065】揺動機構110は揺動ローラ111と、バ
ネ112と、ブラケット113とからなる。ブラケット
113は一端を回転自在に固定されており、他端に揺動
ローラ111を設けてある。また、ブラケット113は
バネ112によって、揺動ローラ111を搬送される書
状へ所定の力で押し付けるように付勢されている。ここ
で、バネ112は搬送路4の対向するベルトを接触させ
るための、最低限の力を有するものとする。
【0066】なお、図8において、揺動機構110は挟
持点Aに設けられているが、挟持点Bに設けても良い。
【0067】このような揺動機構110によって、挟持
点Aにおける挟持力を弱める。挟持力をN、搬送力を
F、ベルト117と書状1との摩擦係数をμとすると、
F=μ×Nなので、搬送路4から書状1への搬送力が減
少する。
【0068】それにより、加減速搬送路101の搬送速
度が、搬送路4の搬送速度と異なった場合においても、
挟持点Aまたは挟持点Bにおいて、書状1と搬送路4と
がスリップし、書状1が撓みにくくなる。その結果、書
状1の破損が低減される。また、書状1の搬送中に搬送
路4が停止し、再度駆動した場合においても、書状1は
何らかの搬送力を受けているので、正常に搬送すること
ができる。
【0069】また、挟持点Aまたは挟持点Bの搬送力を
最小にする方法として、図9のように、挟持点Aを構成
するローラ111に対するベルトの巻き角を小さくする
方法がある。
【0070】挟持力は、おおよそ図10に示す原理で発
生する。ローラRがあり、それに巻き角2θで、張力が
TのベルトGが巻き付いているとき、ベルトGの張力が
ローラの中心方向に与える分力Nは、N=2T×sin
θである。挟持力はNに相当するので、搬送力FはF=
μ×Nであり、搬送力を小さくするためには巻き角θを
小さくすればよい。
【0071】挟持点Aにおける搬送力は、ローラ111
に接するベルト117に対向するベルト116の巻き角
によって発生する。そのため、ローラ111における対
向ベルト116の巻き角を、他のローラの巻き角、例え
ば上流側のローラ115等より小さくすればよい。
【0072】また、θ≒0°であれば、搬送力は極めて
小さくなる。したがって、ローラ111で屈曲したベル
ト117にベルト116が接するようにすればよい。す
なわち、ローラ111の中心を、ローラ114とローラ
115とにより構成されるベルト116の面から垂直方
向に、ローラ111の半径とベルト117の厚みを合わ
せた距離だけ離した位置とすればよい。
【0073】この方法には、書状1の厚さによってはロ
ーラ111への巻き角が生じ、搬送力が発生する欠点が
あるものの、厚い書状は一般的に剛性が高く、たわみな
どの問題が生じにくい。また、揺動機構110と比較し
て簡略に構成できる利点がある。
【0074】さらに、搬送力緩和手段として吸着搬送手
段120を用いる方法もある。図11にその一例を示
す。121はエアを吸引する吸引手段、例えばファンで
ある。吸引手段121は、挟持点Cの上流または下流側
の、書状1を挟持しない区間に設けられている。
【0075】図11において、吸引手段121は、ベル
ト116の書状搬送側と反対側に設けられており、エア
を書状搬送側から矢印イのように吸引する。それによっ
て、書状1をベルト116に吸着し、挟持しなくとも、
搬送力を与えるものである。
【0076】ここで、挟持点Cでの搬送力より、吸着搬
送手段120の搬送力を小さくすることによって、加減
速搬送路101と搬送路4とが速度差を有する場合にお
いても、書状1が吸着搬送機構120でスリップして、
正常に間隔を制御することができる。また、書状1が残
った場合の再起動においても、書状1に搬送力を与える
ことができ、書状1を搬送することができる。
【0077】以上のように、加減速搬送路101の前後
の挟持点において、搬送力を緩和することにより、書状
の撓みが少なく、かつ書状が残留しても正常に再搬送で
きる間隔調整手段16を構成することができる。
【0078】さらに、前述の搬送力緩和手段を適用して
も、撓みによる折れが発生するような、極めて剛性の低
い書状1eが搬送されることがある。
【0079】まず、剛性の低い書状1eの撓みの様子を
図12に示す。加減速搬送路101が速度を遅らせた場
合、ウに示すような撓みが発生する。この撓みがそのま
ま加減速搬送路101に引き込まれて、折れが発生して
いる。
【0080】ここで、撓みの量が大きいほど、折れまた
は折れによる破損が発生しやすい。したがって、撓みの
量を所定の範囲に収める、すなわち、加減速搬送路10
1での補正量Ldを所定の範囲Ld_minに制限する
ことにより、折れの発生を低減することができる。そこ
で、図13に示す方法で制御を行う。
【0081】まず、異物検知手段5で書状1の厚さを測
定する(ステップ201)。測定手段105でギャップ
を測定し、制御目標値を計算する(ステップ202)。
厚さが所定の値Th_minより小さいとき(ステップ
203)、制御目標値とLd_minとを比較する(ス
テップ204)。制御目標値がLd_minより大きい
とき、制御目標値をLd_minに変更する(ステップ
205)。小さいときは、そのままとする。このように
して求めた制御目標値Ldにより、制御手段106は加
減速搬送路101の速度を変更する(ステップ20
6)。
【0082】以上の制御により、撓みの量を少なくし、
折れを低減することができる。
【0083】また、異物検知手段5は書状1の厚さを測
定するとしたが、硬い書状をリジェクトするため剛性を
測定しているので、剛性を用いても良い。
【0084】なお、書状1が厚い場合、前述の搬送力が
大きくなる。ここで、搬送路4と加減速搬送路101と
の速度差があると、両者で押し引きの力が発生し、書状
1の破損だけでなく、それぞれの搬送路を駆動するモー
タの負荷ともなる。したがって、ステップ207からス
テップ209に示すように、厚さが所定の値Th_ma
xより厚い場合にも、制御目標値をLd_maxに制限
することが望ましい。
【0085】また、図14に示すように、書状1に働く
重力を利用して、間隔調整手段16に書状1が残留した
場合にも挟持する構成もある。図14には、間隔調整手
段16での書状通過経路を、水平に対して角度S傾けた
例を示している。
【0086】ここで、ローラ115で構成される上流側
の挟持点Dもしくはローラ119で構成される下流側の
挟持点Eは、挟持点Cから少なくとも最小書状長以上に
離れているものとする。また、角度Sはガイド104と
書状1との摩擦角以上に大きいものとする。
【0087】このような構成においては、書状1は挟持
点Dを離れるとガイド104に沿って、加減速搬送路1
01まで、重力により落下する。ないしは、挟持点Cを
離れると、搬送路4まで落下する。
【0088】そこで、通過検知手段103を監視して、
搬送路4と加減速搬送路101との停止タイミングをず
らすことにより、いずれかの搬送路で書状1を挟持す
る。
【0089】まず、搬送路4が停止するときに通過検知
手段103が透光状態ならば、書状1が上流側の挟持点
Dから離れる可能性がある。そのため、落下してくる書
状1に備えて、加減速搬送路101の停止を遅らせる。
【0090】一方、搬送路4が停止するときに通過検知
手段103が遮光状態ならば、加減速搬送路101が書
状1を挟持しており、後続の書状1は上流側の搬送路4
に挟持されている。そこで、加減速搬送路101にある
書状1を挟持し続けるため、加減速搬送路101を搬送
路4より早く停止する。
【0091】これによって、書状1は搬送路4または加
減速搬送路101のいずれかに挟持されるため、再起動
時にも搬送することができる。また、挟持点DまたはE
が挟持点Cから離れているため、書状の撓みを生じるこ
とがない。
【0092】また、上記の効果を最大に得るためには角
度Sを略90°、すなわち水平に対して略垂直に構成す
ることが望ましい。
【0093】さらに、加減速搬送路101は搬送路4の
搬送速度以下で制御を行うものとし、搬送力緩和手段を
下流側に設ける構成もある。
【0094】搬送力緩和手段として揺動機構110を下
流側に設けた例を図15に、タイミングチャートを図1
6に示す。
【0095】まず、通過検知手段102で書状1の後端
を検出したら、所定の遅延時間Td3が経過した後、加
減速搬送路101の速度を変化させる。所定の遅延時間
Td3は、書状1の後端が挟持点Aを通過するまでの時
間から決められる。
【0096】ここで、加減速搬送路101の挟持点Cか
ら下流側の挟持点Bまでの距離は最小書状長より短く構
成されている。したがって、書状1の先端側は挟持点B
で挟持されて、搬送路4の搬送速度で搬送される。一
方、書状1の後端側は挟持点Cで挟持されて、加減速搬
送路101の搬送速度で搬送される。このとき、タイミ
ングチャートにあるように、加減速搬送路101の速度
を搬送路4の定常搬送速度Vconstより小さく制御
することによって、必ず書状1の後端側が遅くなる。し
たがって、書状1はその両側を引っ張られることにな
り、撓むことはない。
【0097】また、このときの書状1を引っ張る力は搬
送力緩和手段により緩和されているので、書状1を破損
するまでには至らない。
【0098】以上に示した構成および制御方法によっ
て、搬送方向の長さに所定の範囲を有する書状を加減速
して間隔を調整する手段において、間隔の調整を正確に
行い、かつ書状の破損や搬送不良を低減することができ
る。また、搬送路に書状が残留した状態で停止し、再度
起動する場合においても、正常に搬送を始めることがで
きる。
【0099】
【発明の効果】本発明を適用することにより、紙葉類同
士の間隔を設定した距離に調整し、かつ紙葉類の飛び出
しなどの搬送不良や書状の折れ等の破損を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 書状区分機の概略図。
【図2】 間隔調整手段の詳細図。
【図3】 書状を搬送する様子を示す模式図。
【図4】 加減速搬送路の速度変化図。
【図5】 間隔調整手段の挟持点位置を示す模式図。
【図6】 間隔調整手段の挟持点位置を示す模式図。
【図7】 間隔調整手段の挟持点位置を示す模式図。
【図8】 搬送力緩和手段の一構成を示す模式図。
【図9】 搬送力緩和手段の一構成を示す模式図。
【図10】 挟持力の発生原理を示す模式図。
【図11】 搬送力緩和手段の一構成を示す模式図。
【図12】 書状が撓む様子を示す模式図。
【図13】 制御目標値を設定する流れ図。
【図14】 間隔調整手段の構成例を示す模式図。
【図15】 搬送力緩和手段の一構成を示す模式図。
【図16】 加減速搬送路の速度変化図。
【符号の説明】
1…書状、2…ホッパ、3…供給部、4…搬送路、5…
異物検知部、6…第1の搬送ゲート、7…第1のリジェ
クト集積部、8…第1の整位部、9…読み取り部、10
…重送検出部、11…第2の搬送ゲート、12…第2の
リジェクト集積部、13…第2の整位部、14…印刷
部、15…印刷確認部、16…間隔調整手段、17…段
ゲート、18…集積部、19…表示手段、20…区分選
択手段、50…書状区分機、101…加減速搬送路、1
02…第1の通過検知手段、103…第2の通過検知手
段、104…搬送ガイド、105…測定手段、106…
制御手段、110…揺動機構、120…吸着搬送手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 准司 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 吉田 隆 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3F048 AA09 AB01 BA26 BB02 BB05 CC12 DC12 3F049 DA12 DA19 LA02 LB03 3F079 AA02 AA03 BA12 BA13 BA25 CA02 CA03 CA06 CA15 CA18 CA19 CA41 CB35 CC05 CC13 DA12 EA02 EA14 EA16 EA19 3F102 AA02 BA07 CB02 FA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱
    い、対向する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一
    定の速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設け
    られ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近
    傍あるいは上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知す
    る少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段
    に接続し前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度
    を制御する制御手段とを備える紙葉類搬送装置におい
    て、 前記加減速搬送路の挟持点から上流側と下流側のそれぞ
    れに前記紙葉類の最小長さまでの範囲に前記搬送路の挟
    持点を有し、前記加減速搬送路の上流側または下流側、
    もしくはそれら両方に、前記搬送路の挟持点における搬
    送力を緩和する搬送力緩和手段を設けたことを特徴とす
    る紙葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】前記搬送力緩和手段は、前記搬送路に当接
    したローラと、前記ローラを前記搬送路へ付勢する弾性
    体とからなることを特徴とする請求項1記載の範囲の紙
    葉類搬送装置。
  3. 【請求項3】前記搬送力緩和手段は、前記対向する無端
    ベルトの一方に当接して挟持点を構成する第1のローラ
    と、前記第1のローラを挟んで前記加減速搬送路の反対
    側に位置する第2のローラと、前記第1のローラと前記
    加減速搬送路の間に位置する第3のローラとからなり、
    前記第1のローラが当接する無端ベルトに対向するベル
    トが前記第1のローラに巻き付く角度が、前記第2のロ
    ーラが当接する無端ベルトに対向するベルトが前記第3
    のローラに巻き付く角度より小さく構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の範囲の紙葉類搬送装置。
  4. 【請求項4】所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱
    い、対向する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一
    定の速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設け
    られ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近
    傍あるいは上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知す
    る少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段
    に接続し前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度
    を制御する制御手段とを備える紙葉類搬送装置におい
    て、 前記加減速搬送路の挟持点から上流側と下流側のそれぞ
    れに前記紙葉類の最小長さまでの範囲にローラを配置し
    た前記搬送路の第1の挟持点を有し、前記加減速搬送路
    の挟持点から上流側と下流側のそれぞれに前記紙葉類の
    最大長さの近傍にローラを配置した前記搬送路の第2の
    挟持点を有し、前記第1の挟持点における挟持力が前記
    第2の挟持点における挟持力より小さいことを特徴とす
    る紙葉類搬送装置。
  5. 【請求項5】所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱
    い、対向する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一
    定の速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設け
    られ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近
    傍あるいは上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知す
    る少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段
    に接続し前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度
    を制御する制御手段とを備える紙葉類搬送装置におい
    て、 前記加減速搬送路の挟持点から上流側と下流側のそれぞ
    れに前記紙葉類の最小長さまでの範囲に前記搬送路の挟
    持点を有し、前記搬送路の無端ベルトの紙葉類搬送面と
    逆側に近接して配置した、エアを吸引する吸引手段から
    なることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  6. 【請求項6】所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱
    い、対向する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一
    定の速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設け
    られ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近
    傍あるいは上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知す
    る少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段
    に接続し前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度
    を制御する制御手段とを備える紙葉類搬送装置におい
    て、 前記加減速搬送路の上流側に前記紙葉類の厚さを検知す
    る厚さ検知手段もしくは前記紙葉類の剛性を検知する剛
    性検知手段を有し、前記制御手段は前記厚さ検知手段で
    検知した前記紙葉類の厚さが所定の厚さより薄いとき、
    もしくは前記剛性検知手段で検知した前記紙葉類の剛性
    が所定の剛性より低いとき、前記加減速搬送路における
    前記紙葉類の制御量を所定の値以下に制限することを特
    徴とする紙葉類搬送装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は前記厚さ検知手段で検知し
    た前記紙葉類の厚さが所定の厚さより大きいとき、前記
    加減速搬送路における前記紙葉類の制御量を所定の値以
    下に制限することを特徴とする請求項6記載の範囲の紙
    葉類搬送装置。
  8. 【請求項8】所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱
    い、対向する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一
    定の速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設け
    られ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近
    傍あるいは上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知す
    る少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段
    に接続し前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度
    を制御する制御手段とを備える紙葉類搬送装置におい
    て、 前記加減速搬送路の挟持点から上流側と下流側のそれぞ
    れに前記紙葉類の最小長さ以上の範囲に挟持点を有する
    前記搬送路と、前記加減速搬送路における前記紙葉類搬
    送経路に略平行な搬送ガイドとを有し、前記搬送ガイド
    が水平面となす角が、前記搬送ガイドと前記紙葉類との
    摩擦角より大きく、望ましくは前記搬送ガイドが水平面
    となす角が略垂直であることを特徴とする紙葉類搬送装
    置。
  9. 【請求項9】所定の範囲の長さを有する紙葉類を取り扱
    い、対向する無端ベルトにより前記紙葉類を挟持して一
    定の速度で搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設け
    られ速度可変な加減速搬送路と、前記加減速搬送路の近
    傍あるいは上流側に設けられ前記紙葉類の通過を検知す
    る少なくとも1つの通過検知手段と、前記通過検知手段
    に接続し前記紙葉類同士の間隔を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記加減速搬送路の速度
    を制御する制御手段とを備える紙葉類搬送装置におい
    て、 前記搬送路は前記加減速搬送路の挟持点から上流側と下
    流側のそれぞれに前記紙葉類の最小長さまでの範囲に挟
    持点を有し、かつ前記下流側の挟持点に搬送力緩和手段
    を備えた搬送路であって、前記加減速搬送路は前記通過
    検知手段が前記紙葉類の後端が通過したことを検知して
    から前記紙葉類が前記上流側の挟持点を通過するまで所
    定の時間を経過した後に前記搬送路の搬送速度より遅い
    速度で前記紙葉類の間隔を調整することを特徴とする紙
    葉類搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011067777A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Toshiba Corp 郵便物仕分け装置
CN110817550A (zh) * 2019-11-14 2020-02-21 浙江正诺机械有限公司 一种分切机的送纸装置

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JP2011067777A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Toshiba Corp 郵便物仕分け装置
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