JP2001260955A - 改良連結型階段昇降装置 - Google Patents
改良連結型階段昇降装置Info
- Publication number
- JP2001260955A JP2001260955A JP2000126687A JP2000126687A JP2001260955A JP 2001260955 A JP2001260955 A JP 2001260955A JP 2000126687 A JP2000126687 A JP 2000126687A JP 2000126687 A JP2000126687 A JP 2000126687A JP 2001260955 A JP2001260955 A JP 2001260955A
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- Japan
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- slide
- slide rail
- bag
- connection type
- stairs
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Abstract
(57)【要約】
【目的】階段の昇降がスムーズに行え、しかも軽量、コ
ンバクトで構造が簡単であり、あらゆる物体の階段移動
に使用できる改良連結型階段昇降装置を提供する。 【構成】スライド駒(1)とスライド駒(1)が連結ピ
ン(3)で接続され、スライドレール(2)上をガイド
レール(5)に沿って、横振れもなくエンドレスに周回
できるようにしたことを特長とする。
ンバクトで構造が簡単であり、あらゆる物体の階段移動
に使用できる改良連結型階段昇降装置を提供する。 【構成】スライド駒(1)とスライド駒(1)が連結ピ
ン(3)で接続され、スライドレール(2)上をガイド
レール(5)に沿って、横振れもなくエンドレスに周回
できるようにしたことを特長とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランクなど旅行用
の鞄やキャリー・車椅子等、あらゆるものの底部や背面
部に取り付けて使用する階段昇降装置に関するものであ
る。
の鞄やキャリー・車椅子等、あらゆるものの底部や背面
部に取り付けて使用する階段昇降装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鞄の底に複数のローラーを取付
け、該ローラーに無端状のベルトを掛渡し、そのベルト
を周回させながら階段を昇降する技術があり、特開昭6
2−16703号に開示されている。また、移動物体の
底にソリを取付けたものや、キャリーの接地車輪を3個
円形状に並べて2セット並設したものなどがある。
け、該ローラーに無端状のベルトを掛渡し、そのベルト
を周回させながら階段を昇降する技術があり、特開昭6
2−16703号に開示されている。また、移動物体の
底にソリを取付けたものや、キャリーの接地車輪を3個
円形状に並べて2セット並設したものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術はロー
ラーが鞄と一緒に移動するため、それが階段の角を乗越
える度に振動を生じさせる。また、ローラーの部分コス
トや組立コストが高くつき、さらには、ローラーが嵩張
るためコンパクト化が難しく、かつ重いなどの問題点が
あった。これに対し、低コストで軽量化が可能な技術と
して鞄の底に「そり」を付設する方法もあるが(例え
ば、実開昭56−142616号、実開昭58−159
921号など)、この方法では、第一に階段の材質や形
態などによって全く滑らない場合があり、第二にそりの
損傷が激しくて寿命が短く、第三にそりで階段の角を損
傷させる可能性が高いなどの問題点があった。また、接
地車輪を3個円形状に並べたものは、定められた車軸の
高さにしか対応できない欠点があった。
ラーが鞄と一緒に移動するため、それが階段の角を乗越
える度に振動を生じさせる。また、ローラーの部分コス
トや組立コストが高くつき、さらには、ローラーが嵩張
るためコンパクト化が難しく、かつ重いなどの問題点が
あった。これに対し、低コストで軽量化が可能な技術と
して鞄の底に「そり」を付設する方法もあるが(例え
ば、実開昭56−142616号、実開昭58−159
921号など)、この方法では、第一に階段の材質や形
態などによって全く滑らない場合があり、第二にそりの
損傷が激しくて寿命が短く、第三にそりで階段の角を損
傷させる可能性が高いなどの問題点があった。また、接
地車輪を3個円形状に並べたものは、定められた車軸の
高さにしか対応できない欠点があった。
【0004】上記の問題点を解決するために、先に特許
出願してある特願平5−326148と特願平6−27
9900、特願平8−242493、特願平11−80
228の4件の昇降装置があるが、本発明は、更に機能
的な昇降装置を提供することにあり、階段の昇降がスム
ーズに行え、しかも軽量、コンパクトであり、構造が簡
単で低コストに製造でき、鞄やキャリーのような荷車に
こだわらず、あらゆる物体の階段移動に使用できる改良
連結型階段昇降装置である。
出願してある特願平5−326148と特願平6−27
9900、特願平8−242493、特願平11−80
228の4件の昇降装置があるが、本発明は、更に機能
的な昇降装置を提供することにあり、階段の昇降がスム
ーズに行え、しかも軽量、コンパクトであり、構造が簡
単で低コストに製造でき、鞄やキャリーのような荷車に
こだわらず、あらゆる物体の階段移動に使用できる改良
連結型階段昇降装置である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、スライド駒(1)とスライド駒(1)を接
続し、連結ピン(3)で連結し、段差を乗り越えるとき
凸凹しないようスライドレール(2)を設け、その上を
滑らせエンドレスに周回できるようになっている。ま
た、連結されたスライド駒(1)が横滑りしないように
スライドレール(2)にはガイドレール(5)が設けて
ある。動力でスライド駒(1)を周回させるときは、ス
ライドレール(2)の端にガイド歯車(4)を設け、動
力伝動をさせる。本発明は、摩擦係数の小さい材質を使
うことによって、金属部品のローラー、スプリングなど
を殆ど使用せず、軽量かつコンパクトに作成でき、低コ
ストで製造できるようにした改良連結型階段昇降装置で
ある。
め本発明は、スライド駒(1)とスライド駒(1)を接
続し、連結ピン(3)で連結し、段差を乗り越えるとき
凸凹しないようスライドレール(2)を設け、その上を
滑らせエンドレスに周回できるようになっている。ま
た、連結されたスライド駒(1)が横滑りしないように
スライドレール(2)にはガイドレール(5)が設けて
ある。動力でスライド駒(1)を周回させるときは、ス
ライドレール(2)の端にガイド歯車(4)を設け、動
力伝動をさせる。本発明は、摩擦係数の小さい材質を使
うことによって、金属部品のローラー、スプリングなど
を殆ど使用せず、軽量かつコンパクトに作成でき、低コ
ストで製造できるようにした改良連結型階段昇降装置で
ある。
【0006】
【作用】スライド駒(1)が階段の角部分に当たると、
スライドレール(2)が設けてあるため凸凹の振動が殆
どなく、スライドレール(2)に取り付けた鞄やキャリ
ー、台車等が移動する。スライド駒(1)とスライドレ
ール(2)は摩擦係数の小さい材質を使うことによっ
て、物体の移動が滑らで段差に対して凸凹しないのであ
る。階段上を移動させる鞄やキャリー等は、昇降装置の
取付部(6)を使って固定する。即ち、鞄の場合は底面
に取り付け、キャリーのような荷車は背面に取り付けて
使用する。本発明は、物体の移動が滑らかで殆ど振動が
なく、円滑に昇降ができる装置である。
スライドレール(2)が設けてあるため凸凹の振動が殆
どなく、スライドレール(2)に取り付けた鞄やキャリ
ー、台車等が移動する。スライド駒(1)とスライドレ
ール(2)は摩擦係数の小さい材質を使うことによっ
て、物体の移動が滑らで段差に対して凸凹しないのであ
る。階段上を移動させる鞄やキャリー等は、昇降装置の
取付部(6)を使って固定する。即ち、鞄の場合は底面
に取り付け、キャリーのような荷車は背面に取り付けて
使用する。本発明は、物体の移動が滑らかで殆ど振動が
なく、円滑に昇降ができる装置である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。なお、図1は階段昇降装置を示す斜視図、図2
は階段昇降装置の分解斜視図、図3と図4は鞄とキャリ
ーの取り付け使用状態を示す図である。
明する。なお、図1は階段昇降装置を示す斜視図、図2
は階段昇降装置の分解斜視図、図3と図4は鞄とキャリ
ーの取り付け使用状態を示す図である。
【0008】イ、昇降装置は、ガイドレール(5)を設
けたスライドレール(2)上にスライド駒(1)を一周
するまで並べ、連結ピン(3)で接続させる。スライド
駒(1)の下部にはガイドレールを挟むように溝が設け
てある。 ロ、昇降装置を動力で回転させる場合は、スライドレー
ル(2)の端に設けてあるガイド歯車(4)の心棒に動
力源を接続する。 ハ、鞄やキャリー、台車等の底部もしくは背面部に、ス
ライドレール(2)に設けてある取付部(6)を使って
固定する。 本発明は、以上の簡単な構成よりなっている。本発明の
最大の特長は、摩擦係数の小さい材質でスライドレール
(2)とスライド駒(1)が造られていること。ゆえ
に、氷上をソリが滑るがごとく小さな力で物体を移動さ
せることができる。また、部品の種類が少なく、軽量、
コンパクトに製作でき、非常に製造コストが安く済む。
けたスライドレール(2)上にスライド駒(1)を一周
するまで並べ、連結ピン(3)で接続させる。スライド
駒(1)の下部にはガイドレールを挟むように溝が設け
てある。 ロ、昇降装置を動力で回転させる場合は、スライドレー
ル(2)の端に設けてあるガイド歯車(4)の心棒に動
力源を接続する。 ハ、鞄やキャリー、台車等の底部もしくは背面部に、ス
ライドレール(2)に設けてある取付部(6)を使って
固定する。 本発明は、以上の簡単な構成よりなっている。本発明の
最大の特長は、摩擦係数の小さい材質でスライドレール
(2)とスライド駒(1)が造られていること。ゆえ
に、氷上をソリが滑るがごとく小さな力で物体を移動さ
せることができる。また、部品の種類が少なく、軽量、
コンパクトに製作でき、非常に製造コストが安く済む。
【0009】次に改良連結型階段昇降装置で階段を昇降
する場合について説明する(図3を参照)。図3のよう
に階段に差しかかったとき、把手を持って鞄を斜めにす
るとスライド駒(1)の一カ所が第一段目の角に当た
る。すると鞄の重量による反力がスライド駒(1)に集
中的に加わって、スライド駒(1)の裏平面部がスライ
ドレール(2)の平面部に強い力で押し付けられる。し
かし、スライド駒(1)とスライドレール(2)は滑り
接触するによう設定されているから、殆ど抵抗なくスラ
イドレール(2)と鞄が上方向に移動する。そして、ス
ライド駒(1)の後端が第一段目を通る前に、スライド
駒(1)の先端が次の段に接触し、その繰り返しでスム
ーズに階段を昇り切ることができる。なお、階段を降り
る場合は、鞄の後側を前にして把手を持ち(結局図3と
同じである)、鞄の下降を自己の体重で制御しながら移
動させればよい。また、昇降装置は、鞄やキャリーに限
らず、取り付け可能であれば、何にでも使用できる。
する場合について説明する(図3を参照)。図3のよう
に階段に差しかかったとき、把手を持って鞄を斜めにす
るとスライド駒(1)の一カ所が第一段目の角に当た
る。すると鞄の重量による反力がスライド駒(1)に集
中的に加わって、スライド駒(1)の裏平面部がスライ
ドレール(2)の平面部に強い力で押し付けられる。し
かし、スライド駒(1)とスライドレール(2)は滑り
接触するによう設定されているから、殆ど抵抗なくスラ
イドレール(2)と鞄が上方向に移動する。そして、ス
ライド駒(1)の後端が第一段目を通る前に、スライド
駒(1)の先端が次の段に接触し、その繰り返しでスム
ーズに階段を昇り切ることができる。なお、階段を降り
る場合は、鞄の後側を前にして把手を持ち(結局図3と
同じである)、鞄の下降を自己の体重で制御しながら移
動させればよい。また、昇降装置は、鞄やキャリーに限
らず、取り付け可能であれば、何にでも使用できる。
【0010】
【発明の効果】本発明の改良連結型階段昇降装置は、階
段の角部分に当たったスライド駒(1)の裏平面部とス
ライドレール(2)が滑って、それに取り付けてある鞄
やキャリーが移動するため、鞄やキャリーの移動が滑ら
かで階段の一段を乗り越える間、殆ど振動がなく、階段
の材質や形態に影響される事なく円滑な昇降が可能にな
る。また、ローラー等は一切使用せず、部品数が少なく
軽量、コンパクトで、構造が簡単であるため製造コスト
が安く済む等、格段に優れた効果がある。
段の角部分に当たったスライド駒(1)の裏平面部とス
ライドレール(2)が滑って、それに取り付けてある鞄
やキャリーが移動するため、鞄やキャリーの移動が滑ら
かで階段の一段を乗り越える間、殆ど振動がなく、階段
の材質や形態に影響される事なく円滑な昇降が可能にな
る。また、ローラー等は一切使用せず、部品数が少なく
軽量、コンパクトで、構造が簡単であるため製造コスト
が安く済む等、格段に優れた効果がある。
【図1】本発明の昇降装置の斜視図
【図2】本発明の昇降装置の分解斜視図
【図3】昇降装置を鞄に取付使用状態を示す図
【図4】昇降装置をキャリーに取付使用状態を示す図
1 スライド駒 2 スライドレール 3 連結ピン 4 ガイド歯車 5 ガイドレール 6 取付部
Claims (1)
- 【請求項1】スライド駒(1)とスライド駒(1)を連
結させ、連結ピン(3)で連結して、スライドレール
(2)の上を滑らせながら、エンドレスに周回させる。
スライドレール(2)には、連結されたスライド駒
(1)が横滑りしないようにガイドレール(5)が設け
てあることを特徴とする階段昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126687A JP2001260955A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 改良連結型階段昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126687A JP2001260955A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 改良連結型階段昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001260955A true JP2001260955A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18636422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000126687A Pending JP2001260955A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 改良連結型階段昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001260955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8046871B2 (en) | 2004-07-30 | 2011-11-01 | Kabushiki Kaisha Box | Caster |
-
2000
- 2000-03-22 JP JP2000126687A patent/JP2001260955A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8046871B2 (en) | 2004-07-30 | 2011-11-01 | Kabushiki Kaisha Box | Caster |
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