JP2001260662A - ドア用ウェザーストリップ - Google Patents

ドア用ウェザーストリップ

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JP2001260662A
JP2001260662A JP2000073295A JP2000073295A JP2001260662A JP 2001260662 A JP2001260662 A JP 2001260662A JP 2000073295 A JP2000073295 A JP 2000073295A JP 2000073295 A JP2000073295 A JP 2000073295A JP 2001260662 A JP2001260662 A JP 2001260662A
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JP
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door
lip
edge
closed
seal
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JP2000073295A
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Inventor
Nobuyuki Nameki
伸幸 行木
Takeshi Uchida
健 内田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のドア用ウェザーストリップは、良好な
ドア閉じ性と遮音性の両方を同時に満足させることがで
きなかった。 【解決手段】 ドア用ウェザーストリップ11は、ドア
周縁部13に取付られた基部15と、該基部の端部に設
けられて、ドア12の閉時に車体開口縁16aとドア周
縁部の外端縁12aとに弾接して車体開口部Sをシール
するシールリップ18とを備えている。前記シールリッ
プは、内部に中空部19を有する車内外二重のリップ部
20a,20bによって形成されていると共に、前記中
空部がドア閉時において少なくとも前記車体開口縁から
ドア周縁部の外端縁までの長さに設定されて、前記両内
外リップ部を前記車体開口部全域に渡って形成した。ま
た、車外側リップ部の内面のほぼ中央位置に、ドア閉時
に車内側リップ部の内面に当接支持して中空部の完全な
潰れを規制する突起部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア周縁
部に取付られて、ドア閉時に車体開口縁とドアの外端縁
との間の車体開口部をシールするドア用ウェザーストリ
ップの改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば乗用車の車体開口
縁とドアの外端縁との間をシールするドア用ウェザース
トリップとしては、種々提供されており、その一例とし
て、特開平10−250372号公報に記載されている
ものが知られている。
【0003】図6、図7に基づいて概略を説明すれば、
このドア用ウェザーストリップ1は、ドア2の外周に設
けられたドア周縁部3の横断面ほぼコ字形状の取付部4
に嵌着固定された基部5と、該基部5の車内側端部に一
体に設けられて、車体6の開口内側部6bに弾接する中
空シール部7と、基部5の車外側端部に一体に設けられ
て、車体開口縁6aとドア2の外端縁2aにそれぞれ弾
接するシールリップ8とを備えている。このシールリッ
プ8は、横断面ほぼ二等辺三角形状に形成されていると
共に、中空状の内部に硬質材あるいは高比重スポンジ材
からなる遮音片9が中空部充填した形で設けられてい
る。
【0004】そして、ドア2の閉時には、図示するよう
に中空シール部7が開口内側部6bに弾接して変形する
一方、シールリップ8の先端部8b内面が車体開口縁6
aに弾接すると共に、基端部8a側外面がドア外端縁2
aにそれぞれ弾接して、車体開口部Sをシールすると共
に、特にシールリップ8の遮音片9によって外部の騒音
を効果的に遮断するようになっている。
【0005】また、他の従来例としては、特開平10−
287131号公報に記載されているものが存在し、こ
のドア用ウェザーストリップ1は、図8に示すように、
基本的に前記従来例とほぼ同じ構成になっており、取付
部4に固定された基部5と、中空シール部7と、シール
リップ8とを備えている。そして、このシールリップ8
は、基端部8aの内部に横断面ほぼ三角形状の中空部1
0が形成されていると共に、先端部8bが中実な平板状
に形成されている。そして、ドアの閉時には、前記中空
シール部7が開口内側部6bに弾接して変形する一方、
シールリップ8の先端部8b内面が車体開口縁6aに弾
接して、車体開口部Sをシールすると共に、前記中空部
10により三角形状シールリップ8の剛性を高めて車両
走行中における該シールリップ8の車外方向の吸い出さ
れを防止するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来例にあっては、シールリップ8の内部に硬質材ある
いは高比重スポンジ材からなる遮音片9が充填されてい
るため、この遮音片9による効果的な遮音性が得られる
ものの、高い弾発性を有することからドア2の閉時にお
いてシールリップ8が車体開口縁6aに当った際の弾性
反力が大きくなり、ドア2の閉じ性が悪化してしまう恐
れがある。
【0007】一方、後者の従来例にあっては、シールリ
ップ8の基端部8a側内部に中空部10形成されている
ことにより、前者の従来例に比較して、ドア2の閉じ時
におけるシールリップ8自体の弾性反力は小さくなるも
のの、シールリップ8の先端部8bが中実になっている
ため、遮音性が十分に得られないおそれがある。すなわ
ち、シールリップ8は、中空部10が形成された基端部
8a側では内外二重のシール部8c,8dになっている
が、先端部8bは中実の一枚だけで形成されているた
め、ここから外部の騒音が車内に伝播され易く、十分な
遮音効果が得られないおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記各従来例
の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1記載
の発明は、自動車のドア周縁部に取付られた基部と、該
基部の端部に設けられて、ドア閉時に前記車体開口縁と
ドア周縁部の外端縁とに弾接して車体開口部をシールす
るシールリップとを備えたドア用ウェザーストリップに
おいて、前記シールリップを、内部に中空部を有する車
内外二重のリップ部によって形成すると共に、前記中空
部を、ドア閉時において少なくとも前記車体開口縁から
ドア周縁部の外端縁までの長さに設定して、前記内外二
重のリップ部によって前記車体開口部全体を覆うように
したとを特徴としている。
【0009】したがって、この発明によれば、シールリ
ップを車体開口縁からドア周縁部の外端縁の全体が中空
部によって内外二重のリップ部としたため、車体開口部
全体がかかる内外二重のリップ部による二重壁によって
覆われた形になり、したがって、外部の騒音を効果的に
遮断することが可能になる。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記車内外側の
両リップ部の少なくともいずれか一方の内面に、ドア閉
時に対向する前記他方のリップ部の内面を当接支持する
突起部を設けたことを特徴としている。
【0011】この発明によれば、シールリップは、ドア
を閉じた際には、車体開口縁に当って中空部を介して内
方へ所定量だけ弾性変形すると、例えば車外側リップ部
の内面に突設された突起部の先端が対向する車内側リッ
プ部の内面に当接支持して、それ以上の弾性変形を規制
する。このため、シールリップの過度な変形が抑制され
て中空部の完全な潰れが規制されることにより、内外リ
ップ部による二重遮断壁が確保されるため、効果的な遮
音効果が得られることは勿論のこと、車体開口部のシー
ル性能を十分に発揮させることができると共に、良好な
ドア閉じ性が得られる。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記突起部を、
車内側あるいは車外側リップ部の基端部から先端部間の
ほぼ中央位置に設けたことを特徴としている。
【0013】この発明によれば、シールリップの最も柔
軟な部位を突起部によって支持することができるため、
過度な変形を効果的に規制できる。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記車内外側の
両リップ部の対向する各内面に、ドア閉時に対向する各
内面をそれぞれ当接支持する突起部を設けたことを特徴
としている。
【0015】これによって、良好なドア閉じ性を確保し
つつシールリップの過度な変形をさらに一層効果的に規
制することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記車内外側の
両リップ部の対向する内面間に、ドア閉時に前記中空部
の潰れを規制する支持部を介装したことを特徴としてい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるドア用ウェ
ザーストリップの実施形態を図面に基づいて詳述する。
なお、本実施形態も図6に示すような乗用車のドアに適
用されている。
【0018】図1は本発明の第1の実施形態を示し、こ
のドア用ウェザーストリップ11は、ドア12の外周縁
部13に設けられた取付部14に嵌着固定された基部1
5と、該基部15の車内側端部に一体に設けられて、車
体16の開口内側部16bに弾接する中空シール部17
と、基部5の車外側端部に一体に設けられて、車体開口
縁16aとドア12の外端縁12aにそれぞれ弾接する
シールリップ18とを備えている。
【0019】前記基部15は、前記中空シール部17や
シールリップ18のそれぞれの基端部17a,18aが
撓み変形可能なように内部が中空状に形成されていると
共に、中実な横断面矩形状の図中下端部位15aが取付
部14に嵌着固定されている。
【0020】前記中空シール部17は、横断面ほぼ円形
状に形成され、車体の開口内側部16bに弾接した際
に、内方へ撓み変形して基部15の上端部位を車外方向
に押し出すようになっている。
【0021】前記シールリップ18は、基端部18aか
ら先端部18bにかけて先細り状の細長い横断面ほぼ二
等辺三角形状に形成されていると共に、内部に中空部1
9が形成されて、この中空部19によって車内側リップ
部20aと車外側リップ部20bとに分離形成されてい
る。
【0022】具体的に説明すれば、前記シールリップ1
8は、その先端部18bの先端縁18cまでの長さがド
ア12の閉時に該先端縁18cが車体開口縁16aの外
側面まで延設されていると共に、中空部19が基端部1
8aから先端部18bの先端縁18c付近まで形成され
ている。このように中空部19を形成したことのより、
前記両リップ部20a,20bは、基端部18aから先
端縁18c付近まで分離状態となり、先端縁18cで結
合された形に形成されている。換言すれば、二重のリッ
プ部20a,20bは、ドア閉時に、車体とドア12と
の間に形成された車体開口部Sの全体を覆うように形成
されている。
【0023】また、前記車外側リップ部20bの内面2
0dには、ドア12の閉時に、対向する車内側リップ部
20aの内面20cに当接支持する突起部21が長手方
向に沿って一体に突設されている。すなわち、この突起
部21は、ドア用ウェザーストリップ11の押出成形時
に同時に成形されるもので、前記内面20dの基端部1
8aと先端部18bの間のほぼ中央位置に設けられて、
ドア閉時において先端縁21aが対向する内面20cに
当接支持して、両者20a,20bの撓み変形による中
空部19の完全な潰れを規制するようになっている。
【0024】したがって、この実施形態によれば、図示
のようにドア12を閉じると、まず、中空シール部17
が車体開口部Sの開口内側部16bに密着状態に撓み変
形しながら弾接する一方、シールリップ18の先端部1
8b内面が車体開口縁16aに弾接すると共に、ドア1
2の外端縁12aに車外側リップ部20bの外面ほぼ中
央位置が当接する。このため、該車内側リップ部20a
は、車外方向に変形して、車外側リップ部20bの突起
部21が車内側リップ部20aの内面20cに当接支持
してそれ以上の中空部19の潰れを規制する。
【0025】このため、車体開口部Sは、中空シール部
19とシールリップ18とによって効果的にシールされ
ることは勿論のこと、その全体が所定幅の中空部19を
介して内外二重のリップ部20a,20bによって覆わ
れることになる。これにより、両リップ部20a,20
bが、二重の遮音板として機能して、例えば車両走行中
に発生する風切り音などの車外の騒音が車体開口部Sか
ら車内方向へ伝播するのを効果的に遮断することが可能
になる。
【0026】しかも、前記突起部21によって中空部1
9の完全な潰れを規制できるため、中空部19を介した
二重のリップ部20a,20b、つまり所定の隙間を挟
んだ二重の遮音壁により遮音性能を効果的に発揮させる
ことが可能になる。
【0027】また、従来例のように中空部19内に硬質
な遮音材を充填するのではなく、単に突起部21を設け
て中空部19の完全な潰れを規制するだけであるから、
ドア12の閉時におけるシールリップ18(両リップ部
20a,20b)の弾性反力の上昇が抑制されて、ドア
閉じ性の悪化を防止できる。
【0028】図2は本発明の第2の実施形態を示し、突
起部21を車内側リップ部20aの内面20c側に設け
たものである。具体的には、この突起部21は、基端部
18aと先端部18bとの間のほぼ中央位置に長手方向
に沿って一体に設けられており、ドア12の閉時におい
て車内側リップ部20aが内方へ撓み変形すると、車外
側リップ部20bの内面20dが、突起部21の先端縁
21aに当接してそれ以上の撓み変形を規制するように
なっている。
【0029】したがって、この実施形態においても前記
第1の実施形態と同様に、中空部19を介した二重のリ
ップ部20a,20bによって効果的な遮音性が得られ
ると共に、良好なドア閉じ性を確保できる。
【0030】図3は本発明の第3の実施形態を示し、前
記両リップ部20a,20bの対向する内面20c,2
0dのほぼ中央位置に、該両内面20c,20d間を連
結する支持部22を設けたものである。すなわち、この
支持部22は、ドア用ウェザーストリップ11の押出成
形時に同時に一体に成形されていると共に、各リップ部
20a,20bのドア外端縁12a付近に一体に設けら
れて、両リップ部20a,20bの対向内面20c,2
0dを橋絡する形で連結している。
【0031】したがって、この実施形態によれば、前記
各実施形態と同様に、ドア12の閉時に車内側リップ部
20aの外面が車体開口縁16aに当って外方へ撓み変
形すると、支持部22によって中空部19内方への過度
な変形が規制されて中空部19の完全な潰れを抑制す
る。これによって、所定幅の中空部19を介して両リッ
プ部20a,20bが二重の遮音壁として機能するた
め、十分な遮音効果が得られると共に、各リップ部20
a,20bの柔軟な撓み変形が許容されているため、良
好なドアの閉じ性も確保できる。
【0032】図4は本発明のシールリップ18の二重リ
ップ部20a,20bによる遮音効果についての模擬実
験結果を示し、この模擬実験では、図5Aに示すよう
に、1枚のゴムシート23の外周部を所定の固定治具2
4によって穴25aの空いた基板25上に固定し、この
ゴムシート23の上下を開放した実験装置と、図5Bに
示すような2枚のゴムシート26、26の外周部を固定
治具27によって挟持して両者26、26間に中空部1
9と類似した空間部28を形成し、これを穴25a空い
た基板29上に載置した実験装置で遮音度を測定したも
のである。なお、図4において折れ線グラフaは、図5
Aの装置で肉厚1mmの一枚のゴムシート23の遮音度
を示し、折れ線グラフbは、同じく図5Aの装置で肉厚
2mmの一枚のゴムシート23の遮音度を示し、折れ線
グラフcは、図5Bの装置で肉厚1mmの二枚のゴムシ
ート26、26の間隔Wを3mmにセットした場合の遮
音度を示し、折れ線グラフdは、同じく図5Bの装置で
肉厚1mmの二枚のゴムシート26、26の間隔Wを5
mmにセットした場合の遮音度をそれぞれ表している。
【0033】この実験結果から明らかなように、一枚の
ゴムシート23同士(折れ線グラフa,b)と二枚のゴ
ムシート26,26d同士(折れ線グラフc,d)をそ
れぞれ比較してみると、肉厚が大きい方が若干遮音性が
高いことがわかるが、2枚のゴムシート26、26の間
隔Wの相違は殆ど影響しないことがわかった。また、一
枚のゴムシート23の場合と二枚のゴムシート26,2
6の場合とを比較すると、約1250Hzまでは同程度
の遮音性が得られるものの、1250Hz以上になる
と、二枚のゴムシート26,26の方が急激に遮音効果
を発揮することが明らかであり、特に車両走行時の風切
り音が発生し易い2000Hzから8000Hzまでの
遮音効果が大きくなることが明らかである。
【0034】したがって、本発明は、車体開口部S全体
を中空部19を介して二枚のリップ部20a,20によ
って遮蔽するようにしたため、前記風切り音等に対する
遮音効果が大きくなることが明らかである。
【0035】なお、本発明は、前記各実施形態の構成に
限定されるものではなく、例えば前記突起部21を、一
方側のリップ部だけではなく、両方のリップ部20a,
20bの内面20c,20dに位置をずらして設けるこ
とも可能で有る。また、両リップ部20a,20bの肉
厚を、ドア閉じ性に影響を与えない程度の肉厚に形成し
てドア12の閉時に両リップ部20a,20b間に所定
幅の中空部19を確保して両リップ部20a,20bに
よって二重の遮音壁を形成することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、請求項1記
載の発明によれば、シールリップによる車体開口部の良
好なシールが得られることは勿論のこと、シールリップ
を車体開口縁からドア周縁部の外端縁の全体が中空部に
よって内外二重のリップ部としたため、車体開口部全体
がかかる二重のリップ部による二重壁によって覆われた
形になり、したがって、風切り音等の外部から車内へ伝
播騒音を効果的に遮断することが可能になる。この結
果、車内の静粛性が確保できる。
【0037】しかも、従来例のようにシールリップの内
部に硬質材などからなる遮音材を充填することなく、内
部が中空状になっているため、各リップ部の比較的柔軟
な撓み変形が得られ、ドアの閉じ性も良好になる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、シールリ
ップは、ドアを閉じた際には、車体開口縁に当って中空
部を介して内方へ所定量だけ弾性変形すると、例えば車
外側リップ部の内面に突設された突起部の先端が対向す
る車内側リップ部の内面に当接支持して、それ以上の弾
性変形を規制する。このため、シールリップの過度な変
形が抑制されて、車体開口部のシール性能を十分に発揮
させることができると共に、良好なドア閉じ性を確保で
きる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、シールリ
ップの最も柔軟な部位を突起部によって支持することが
できるため、過度な変形を効果的に規制できる。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、良好なド
ア閉じ性を確保しつつシールリップの過度な変形をさら
に一層効果的に規制することができる。
【0041】請求項5に記載の発明によれば、支持部に
よって、ドア閉時に前記中空部の潰れを規制することが
できるため、両リップ部による遮音性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるドア用ウェザーストリップの第
1の実施形態を示す要部断面図。
【図2】本発明にかかるドア用ウェザーストリップの第
2の実施形態を示す要部断面図。
【図3】本発明にかかるドア用ウェザーストリップの第
3の実施形態を示す要部断面図。
【図4】実験により遮音度を測定した折れ線グラフ。
【図5】Aは一枚のゴムシートを用いた実験装置、Bは
二枚のゴムシートを用いた実験装置をそれぞれ示す概略
図。
【図6】ドア用ウェザーストリップが適用された自動車
の側面図。
【図7】従来のドア用ウェザーストリップを示す図6の
A−A線断面図。
【図8】従来のさらに異なるドア用ウェザーストリップ
を示す図4のA−A線断面図。
【符号の説明】
11…ドア用ウェザーストリップ 12…ドア 13…ドア周縁部 14…取付部 15…基部 16…車体 18…シールリップ 19…中空部 20a,20b…車内外側リップ部 20c,20d…内面 21…突起部 22…支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア周縁部に取付られた基部
    と、該基部の端部に設けられて、ドア閉時に車体開口縁
    とドア周縁部の外端縁とに弾接して車体開口部をシール
    するシールリップとを備えたドア用ウェザーストリップ
    において、 前記シールリップを、内部に中空部を有する車内外二重
    のリップ部によって形成すると共に、前記中空部を、ド
    ア閉時において少なくとも前記車体開口縁からドア周縁
    部の外端縁までの長さに設定して、前記内外二重のリッ
    プ部によって前記車体開口部全体を覆うようにしたこと
    を特徴とするドア用ウェザーストリップ。
  2. 【請求項2】 前記車内外側の両リップ部の少なくとも
    いずれか一方の内面に、ドア閉時に対向する前記他方の
    リップ部の内面を当接支持する突起部を設けたことを特
    徴とする請求項1記載のドア用ウェザーストリップ。
  3. 【請求項3】 前記突起部を、車内側あるいは車外側リ
    ップ部の基端部から先端部間のほぼ中央位置に設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のドア用ウェザ
    ーストリップ。
  4. 【請求項4】 前記車内外側の両リップ部の対向する各
    内面に、ドア閉時に対向する各内面をそれぞれ当接支持
    する突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のド
    ア用ウェザーストリップ。
  5. 【請求項5】 前記車内外側の両リップ部の対向する内
    面間に、ドア閉時に前記中空部の潰れを規制する支持部
    を介装したことを特徴とする請求項1記載のドア用ウェ
    ザーストリップ。
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