JP2001260603A - ホイールキャップ貼付フィルム外周部処理方法およびその装置 - Google Patents

ホイールキャップ貼付フィルム外周部処理方法およびその装置

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JP2001260603A
JP2001260603A JP2000074134A JP2000074134A JP2001260603A JP 2001260603 A JP2001260603 A JP 2001260603A JP 2000074134 A JP2000074134 A JP 2000074134A JP 2000074134 A JP2000074134 A JP 2000074134A JP 2001260603 A JP2001260603 A JP 2001260603A
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film
wheel cap
outer peripheral
ring
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Hisao Hirata
久夫 平田
Shingo Tsukui
慎吾 津久井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム外周部のホイールキャップ裏面への
折込み、貼付を治具を用いて行うことができ、かつ、フ
ィルムを張った状態で切断できるフィルム外周部処理方
法およびその装置の提供。 【解決手段】 フィルム60が貼着されたホイールキャ
ップ50の上面にOリング10を載せ、フィルム外周部
処理治具20の回転部材24をホイールキャップ60の
軸芯まわりに回転させて、回転部材24に取り付けられ
たOリング落とし込み治具28により、Oリング10を
ホイールキャップ50の外周部裏面に落とし込むと共に
Oリング10によりフィルム外周部61をホイールキャ
ップ50の外周端面および裏面に押し付けて接着させ、
Oリング落とし込み金具28から回転部材回転方向後方
に隔たった位置で回転部材24に支持されたカッターユ
ニット31によりフィルム外周部61を切断する、ホイ
ールキャップ貼着フィルム外周部処理方法とその装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールキャップ
に貼付されたフィルムの外周部処理(フィルム外周部の
ホイールキャップへの折込み、貼付、および切断を含
む)を行うフィルム外周部処理方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ホイールキャップの意匠性を高
めるために、絵柄等が印刷されているフィルムを接着剤
塗布面をホイールキャップ側に向けてホイールキャップ
の表面に貼り付けることにより、ホイールキャップへ意
匠を付与する方法がある。このフィルム貼付による意匠
付与方法においては、ホイールキャップへのフィルム貼
付が完了した後に、従来は、作業者が手作業で、フィル
ムをホイールキャップ外周より大きめの円形状にカッタ
ーで切断し、引き続いて、フィルムのホイールキャップ
外周からはみ出た部分をホイールキャップ裏面へ折込
み、貼付することにより、フィルム外周部処理を行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフィル
ム外周部処理方法には以下の問題がある。 (イ)フィルムを手作業でホイールキャップ裏面に折込
み、貼付するので、仕上がりが均一でない。 (ロ)フィルムを円形状に切断する際に、フィルムの切
断部位が弛んでいる状態にあるため、滑らかに切断でき
ない。また、手作業であるため、切断位置にずれが生じ
やすく、きれいな円形状に切断することは困難である。 (ハ)すべて手作業であるため、作業時間が長くかか
る。 本発明の目的は、フィルム外周部のホイールキャップ裏
面への折込み、貼付を治具を用いて行うことができ、か
つ、フィルムを張った状態で切断できるフィルム外周部
処理方法とその装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) ホイールキャップ上面へのフィルム貼付が完了
した時に、前記フィルムが貼付されたホイールキャップ
の外周部上面にOリングを置く工程と、フィルム外周部
処理治具をボックスにセットして、該フィルム外周部処
理治具の押えプレートで前記フィルムの外周部を押さえ
る工程と、前記ホイールキャップを、前記フィルム外周
部処理治具のローラーに前記ホイールキャップ上面が当
たる位置まで上昇させて止める工程と、前記フィルム外
周部処理治具の回転部材を回転させ、前記回転部材に取
り付けられたOリング落とし込み金具により前記Oリン
グを前記ホイールキャップ外周部裏面に落とし込むと共
に前記Oリングにより前記フィルムを前記ホイールキャ
ップの外周端面および裏面に押し付けて接着させ、前記
Oリング落とし込み金具から前記回転部材回転方向後方
に隔たった位置で前記回転部材に支持されたカッターユ
ニットによりホイールキャップ外周から一定距離隔たっ
た位置で前記フィルムを切断する工程と、からなる、ホ
イールキャップ貼付フィルム外周部処理方法。 (2) フィルムが貼付されたホイールキャップの外周
部上面にセットされるOリングと、フィルム外周部処理
治具と、からなり、前記Oリングは、ゴム製で、ホイー
ルキャップ外周部径より小さい径を有し、前記フィルム
外周部処理治具は、静止のフレームと、前記フレームに
取付けられ前記フィルムの外周端部を押さえ込む押さえ
プレートと、前記フィルムが貼付されたホイールキャッ
プの軸芯まわりに回転可能に、前記フレームに支持され
た回転部材と、前記回転部材に取り付けられ、前記フィ
ルムが貼付されたホイールキャップ上を転動するローラ
ーと、前記回転部材に取り付けられ、前記Oリングを前
記フィルムが貼付されたホイールキャップの外周部裏面
に落とし込むOリング落とし込み金具と、前記Oリング
落とし込み金具から前記回転部材回転方向後方に隔たっ
た位置で前記回転部材に支持され、前記フィルムをホイ
ールキャップ外周から一定距離隔たった位置で切断する
カッターユニットと、からなるホイールキャップ貼付フ
ィルム外周部処理装置。
【0005】上記(1)のホイールキャップ貼付フィル
ム外周部処理方法および(2)のホイールキャップ貼付
フィルム外周部処理装置では、Oリングとフィルム外周
部処理治具を用いて、フィルムのホイールキャップ外周
端から外側の部分をホイールキャップ外周部裏面に折込
み貼付するので、全部を手作業で行っていた場合に比べ
て仕上がりが均一になり、作業時間も短縮できる。ま
た、Oリングでフィルムを張った状態でカッターでフィ
ルムを切断するので、フィルムが弛んだ状態で切断する
場合に比べて、滑らかに、かつホイールキャップ外周端
から一定距離隔たった位置で、フィルムを切断すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、本発明実施例のホイールキ
ャップ貼付フィルム外周部処理装置を図1〜図4を参照
して説明する。フィルム外周部処理装置1は、図4のフ
ィルム貼付装置40を用いてホイールキャップ50へフ
ィルム60を貼付した後に、フィルム貼付装置40に装
着されて、フィルム60のフィルム外周部処理を行う装
置である。フィルム外周部処理は、フィルム外周部61
(ホイールキャップ50に貼付されたフィルム60のホ
イールキャップ外周端からはみ出たの部分)のホイール
キャップ外周部裏面への折込み、貼付、および切断を含
む。
【0007】フィルム貼付装置40は、図4に示すよう
に、ボックス41と、ボックス41に対して上下動可能
とされホイールキャップ50を支持するテーブル42
と、ボックス41に着脱可能にセットされ内部にテーブ
ル42が進入可能な圧空ボックス44と、からなる。テ
ーブル42は、ボックス41に対して上下動装置43に
より上下動され、上面にホイールキャップ50を載せて
ホイールキャップ50を保持する。上下動装置43は、
エアーシリンダー、および/または、テーブル42を上
下方向の任意の位置に移動させ止めることができるギヤ
・ハンドル装置45を含む。
【0008】ホイールキャップ50は、樹脂製、または
鋼製、またはアルミ製である。ホイールキャップ50
は、ディスクのハブ穴およびその近傍を覆うセンターキ
ャップであってもよいし、ディスクの全体またはほぼ全
体を覆うフルキャップであってもよい。ホイールキャッ
プ50は、自動車ホイールに取り付けられる。ホイール
キャップ50の外側から見える面は意匠面を構成し、意
匠面にはフィルム60が貼付されて意匠が付与される。
ホイールキャップ50は、図2に示すように、外周端面
51と、ホイールキャップ裏面からホイールキャップ軸
方向に裏側に突出する脚部52と、を有している。脚部
52はホイールキャップ周方向に非連続であり、複数位
置に設けられている。脚部52の下端にはホイールキャ
ップ半径方向外側に突出する突起部が形成されており、
この突起部がハブナットに係合することにより、ホイー
ルキャップ50はホイールに取付けられる。ホイールキ
ャップ50がテーブル42に載せられた時、ホイールキ
ャップ50の脚部52はテーブル42の外周部に形成さ
れた切欠きに通されることによって、ホイールキャップ
50とテーブル42との干渉が防止される。フィルム6
0は、たとえば、意匠(絵柄、文字、写真等を含む)が
印刷された印刷層と、貼付面を構成する接着剤層と、を
有する。接着剤層は、常温では硬化して粘性を失い、加
熱すると軟化して接着力が活性化する。
【0009】フィルム外周部処理装置1は、Oリング1
0と、フィルム外周部処理治具20と、からなる。フィ
ルム外周部処理治具20は、図1に示すように、ボック
ス41(フィルム貼付装置40のボックス41と同じも
の)に着脱自在にセットされる。フィルム外周部処理治
具20は、複数のピン22を有しボックス41に着脱自
在にセットされる静止部材であるフレーム21と、フレ
ーム21に取付けられたフィルム押えプレート(以下、
単に押えプレートという)23と、フィルム60が貼付
されたホイールキャップ軸芯と一致しているフレーム2
1の軸芯まわりに回転可能にフレーム21に支持された
回転部材24と、回転部材24に取り付けられて回転部
材24とともにフレーム21の軸芯まわりに回転しフィ
ルム貼付ホイールキャップの上面上に転動するローラー
27と、回転部材24に回転可能に取り付けられたOリ
ング落とし込み金具28と、回転部材24に取り付けら
れて回転部材24とともにフレーム21の軸芯まわりに
回転するカッターユニット31と、からなる。フィルム
外周部処理治具20のフレーム21は静止部材であり、
回転部材24、ローラー27、Oリング落とし込み金具
28、カッターユニット31はフレーム21の軸芯まわ
りに回転する可動部材である。
【0010】Oリング10は、ホイールキャップ50の
外径より若干小さい径を有するゴム製のリングからな
る。Oリング10は、ホイールキャップ50上面へのフ
ィルム60の貼付が完了した後で、フィルム60が貼付
されたホイールキャップ50の外周部上面に載せられる
(図2)。ホイールキャップ外周部上面に載せられたO
リング10は、回転部材に支持されたOリング落とし金
具28をフレーム21の軸芯まわりに回転させることに
よって、Oリング落とし金具28によりホイールキャッ
プ50の外周部裏面に落とし込まれる(図3)。ホイー
ルキャップ50の外周部裏面に落とし込まれたOリング
10は、フィルム外周部61をホイールキャップ50の
外周縁から裏面にかけて絞り込むように押し付けてい
く。
【0011】フレーム21は、フレーム21の下端面か
ら下方に延びるピン22を有している。ピン22を、フ
ィルム貼付装置40のボックス41に形成された穴に嵌
め込むことにより、フレーム21がボックス41に対し
位置決めされ、セットされる。押えプレート23はフレ
ーム21の下端部に取り付けられている。押えプレート
23とフレーム21の本体との間には、たとえば、ばね
(図示略)が介装されており、フレーム21がボックス
41にセットされた時、ボックス41の上面との間でフ
ィルム60の外周端部を適当な力で押さえ込む。
【0012】回転部材24がフレーム21に支持された
時、回転部材24の回転軸芯と、フィルム60が貼付さ
れたホイールキャップ50の中心とは一致している。回
転部材24の、回転軸芯から半径方向に隔たった部分に
は、ハンドル25が取り付けられており、ハンドル25
を回すことにより回転部材24がホイールキャップ50
の軸芯まわりに回転する。また、回転部材24には、O
リング落とし金具28より回転部材24の回転方向後方
に所定距離(たとえば、約15mm)隔たった位置に、
カッターユニット31を支持するためのブラケット26
が取り付けられている。ブラケット26は回転部材24
の一部を構成する。なお、図1においては、カッターユ
ニット31はOリング落とし金具28と回転部材中心に
対して180度反対側に位置しているように図示されて
いるが、これは、カッターユニット31を見やすくする
ためであり、実際には、カッターユニット31はOリン
グ落とし金具28のすぐ後を追いかけて移動するように
回転部材24に支持されている。テーブル42が上昇さ
れテーブル42に支持されているフィルム貼付ホイール
キャップ50の上面にローラー27が当たってテーブル
42の上昇が止められた時、回転部材24のハンドル2
5を回すと、回転部材に支持されたローラー27は、ロ
ーラー軸芯まわりに自転しながら、ホイールキャップ5
0中心まわりに公転し、フィルム60が貼付されたホイ
ールキャップ50の上を転動する。
【0013】Oリング落とし込み金具28は円筒状の金
具からなり、円筒部29と、円筒部29下端に形成され
た回転部材半径方向外側に突出するアーム30を有して
いる(図3)。円筒部29の下端面はホイールキャップ
50の外周面の傾斜方向と同じ方向に傾けられたテーパ
面とされている。アーム30は、Oリング10が持ち上
げられないようにOリング10を上から押さえる。フィ
ルム貼付ホイールキャップ50の上面にローラー27が
当たってテーブル42の上昇が止められた時、Oリング
落とし込み金具28がフィルム60が貼付されたホイー
ルキャップ50に当たってフィルムを傷つけることがな
いようにするために、円筒部29下端のテーパ面下端
は、ホイールキャップ50との間に所定距離(たとえ
ば、1mm)の隙間をもってホイールキャップ50の上
方に位置するようにされている。回転部材24のハンド
ル25を回すことにより、Oリング落とし込み金具28
の円筒部29のテーパ面先端がホイールキャップ50の
外周縁に沿って旋回し、ホイールキャップ50の外周部
上面に載せられたOリング10をホイールキャップ50
の裏面に落とし込む。この時、フィルムのうち、ホイー
ルキャップ50の裏面に落とし込まれたOリング10部
分と押さえプレート23との間にある部分は、張られ、
弛みがない。
【0014】カッターユニット31は、ロッド32と、
カッター33と、からなる。ロッド32は、Oリング落
とし込み金具28から回転部材24の回転方向後方に所
定距離(たとえば、15〜20mm)隔たった位置で、
回転部材24のブラケット26に支持されている。カッ
ター33は、たとえば、ローラーカッターからなり、ロ
ッド32の軸芯まわりに回転可能である。
【0015】ブラケット26とカッターユニット31と
は互いに着脱可能である。ブラケット26は、ホイール
キャップ50の大きさに対応して取り替えてもよい。ロ
ーラーカッター33の直径方向はロッド32の軸方向と
直交している。ローラーカッター33は、回転部材24
のハンドル25を回すことにより、ロッド軸芯まわりに
回転しながら、ホイールキャップ外周端面51から一定
距離(たとえば、10mm)隔たった位置を旋回し、外
周端面51から所定距離(たとえば、10mm)隔たっ
た位置で、フィルム60の外周部61の張られた部分
(落としこまれたOリング10部分と押さえプレート2
3との間の部分の、回転方向すぐ後ろにある張られた部
分)を切断する。
【0016】つぎに、本発明実施例のホイールキャップ
貼付フィルム外周部処理方法を、図1〜図4を参照して
説明する。本発明実施例のフィルム外周部処理方法は、
フィルム外周部61のホイールキャップ裏面への折込
み、貼付、および切断を含むフィルム外周部処理を行う
方法からなり、フィルム貼付装置40を用いて実施され
るホイールキャップ50の上面へのフィルム60の貼付
工程が完了した後に、本発明実施例のフィルム外周部処
理装置1を用いて実施される。
【0017】本発明実施例のフィルム外周部処理方法に
先立って実施されるフィルム貼付工程では、まず、上下
動装置43のエアーシリンダー(ギヤ機構45であっも
よい)によりテーブル42を上昇させ、ホイールキャッ
プ50をテーブル42の上にセットする。つぎに、ホイ
ールキャップ50を保持するテーブル42をボックス4
1の内部に入るまで上下動装置43のエアシリンダーに
より下降させ、フィルム60をボックス41の上端部に
セットする。次いで、フィルム60を、たとえば、赤外
線ヒーターにより加熱する。フィルム60の接着剤層が
加熱により軟化し接着力が活性化する。
【0018】つぎに、圧空ボックス44の下端部とボッ
クス41の上端部とを合わせてシールし、内部を密閉空
間とし、次いで、ボックス41の内部を減圧する。これ
により、フィルム60がボックス41の底部側に吸引さ
れ、ホイールキャップ50の意匠面に密着される。つぎ
に、テーブル42を上昇させ、テーブル42を圧空ボッ
クス44内に入れ、次いで、圧空ボックス44内を加圧
する。次いで、加熱により接着力が活性化した接着剤層
を介して、フィルム60はホイールキャップ50の意匠
面(上面)に強固に貼付される。フィルム60がホイー
ルキャップ50に貼付された後、圧空ボックス44をボ
ックス41から外し、フィルム60が貼付されたホイー
ルキャップ50を支持するテーブル42を、上下動装置
43により下降させる(図4)。
【0019】上記のホイールキャップ50上面へのフィ
ルム貼付工程完了後に、図2に示すように、フィルム6
0が貼付されたホイールキャップ50の上面に、ホイー
ルキャップ50の外径より若干小径のゴムリングからな
るOリング10を置く。次いで、図1に示すように、フ
ィルム外周部処理治具20のフレーム21の下端面に形
成されたピン22をフィルム貼付装置40のボックス4
1上面に開口する、たとえば、穴に嵌め込むことによ
り、治具20をフィルム貼付装置40にセットする。こ
の時、フレーム21に支持された回転部材24の回転軸
芯とフィルム60が貼付されたホイールキャップ50の
中心とは合致する。フィルム60の外周端部は、押えプ
レート23によってボックス41上面との間に押さえ込
まれる。
【0020】フィルム貼付ホイールキャップ50を支持
するテーブル42を上下動装置43のギヤ・ハンドルに
より上昇させて、フィルム貼付ホイールキャップ50の
上面にローラー27が当たった時にテーブル42の上昇
をストップさせる。この時、ホイールキャップ50の外
周端面51から外側に位置するフィルム外周部61は弛
んだ状態となっている(図2)。ホイールキャップ50
に貼付されたフィルム60がローラー27に当ってテー
ブル42の上昇が停止された状態では、テーブル42の
下端面の位置とボックス41の上面の位置とはほぼ一致
している。
【0021】ローラー27の先端がフィルム貼付キャッ
プ50の上面に当たった時点で、Oリング10の一部
を、Oリング落とし込み金具28の位置でホイールキャ
ップ半径方向外側に手で押し出し、Oリング落とし込み
金具28でホイールキャップ裏側に落とし込む。
【0022】つぎに、回転部材24のハンドル25を回
して回転部材24をホイールキャップ軸芯まわりに回転
させる。これにより、回転部材に支持され、ホイールキ
ャップ50に当接しているローラー27が、ローラー軸
芯まわりに回転すると共にホイールキャップ50の上面
を転動する。同時に、回転部材24に支持されているO
リング落とし込み金具28がホイールキャップ50の外
周縁に沿って旋回され、Oリング10が、ホイールキャ
ップ50の外周縁を舐めるようにフィルム外周部61を
巻き込みつつ、ホイールキャップ50の裏側に入り込ん
でいく。この時、フィルム外周部61は、Oリング10
によってホイールキャップ50の外周縁から裏面にかけ
て折り込まれ、フィルム60の接着剤層によりホイール
キャップの外周裏面に接着される。
【0023】Oリング落とし込み金具28のすぐ後を追
いかけてカッターユニット31がホイールキャップ外周
端面51から所定距離(たとえば、10mm)隔たった
位置を円弧を描いて移動し、フィルム外周部61をホイ
ールキャップ外周端面51から所定距離(たとえば、1
0mm)隔たった位置で円形状に切断する。この時、フ
ィルム60の外周端部は押えプレート23とボックス4
1上面との間で押さえられているので、フィルム外周部
61は、図3に示すように、Oリング10で内径方向に
引っ張られてOリング10と押えプレート23との間で
張られた状態となっており、カッター33で滑らかな円
形状に切断することができる。外部処理が施されたフィ
ルム60が貼付されたホイールキャップ50からフィル
ム外周部処理治具20とOリング10を取り外し、フィ
ルム外周部61のホイールキャップ裏面への折り込み、
貼付、および切断を含むフィルム外周部処理が完了す
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1のホイールキャップ貼付フィル
ム外周部処理方法および請求項2のホイールキャップ貼
付フィルム外周部処理装置によれば、Oリングとフィル
ム外周部処理治具を用いて、フィルムのホイールキャッ
プ外周端から外側の部分をホイールキャップ外周部裏面
に折込み貼付するので、全部を手作業で行っていた場合
に比べて仕上がりが均一になり、作業時間も短縮でき
る。また、Oリングでフィルムを張った状態でカッター
でフィルムを切断するので、フィルムが弛んだ状態で切
断する場合に比べて、滑らかに、かつホイールキャップ
外周端から一定距離隔たった位置で、フィルムを切断す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のファイル外周部処理装置の正面
図である。
【図2】本発明実施例のフィルム外周部処理装置の、O
リングがフィルムが貼付されたホイールキャップ上面に
載置された状態を示す、部分断面図である。
【図3】本発明実施例のフィルム外周部処理装置の、O
リングがホイールキャップの外周裏面に落とし込まれた
状態を示す、部分断面図である。
【図4】本発明実施例のフィルム外周部処理装置が装着
されるフィルム貼付装置の、圧空ボックスをボックスか
ら外し、フィルムが貼付されたホイールキャップを支持
するテーブルを下降させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム外周部処理装置 10 Oリング 20 フィルム外周部処理治具 21 フレーム 22 ピン 23 押えプレート 24 回転部材 25 ハンドル 26 ブラケット 27 ローラー 28 Oリング落とし込み金具 29 Oリング落とし込み金具の円筒部 30 Oリング落とし込み金具のアーム 31 カッターユニット 32 ロッド 33 カッター 40 フィルム貼付装置 41 ボックス 42 テーブル 43 上下動装置 44 圧空ボックス 45 ギヤ・ハンドル装置 50 ホイールキャップ 51 ホイールキャップの外周端面 52 ホイールキャップの脚部 60 フィルム 61 フィルム外周部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールキャップ上面へのフィルム貼付
    が完了した時に、前記フィルムが貼付されたホイールキ
    ャップの外周部上面にOリングを置く工程と、 フィルム外周部処理治具をボックスにセットして、該フ
    ィルム外周部処理治具の押えプレートで前記フィルムの
    外周部を押さえる工程と、 前記ホイールキャップを、前記フィルム外周部処理治具
    のローラーに前記ホイールキャップ上面が当たる位置ま
    で上昇させて止める工程と、 前記フィルム外周部処理治具の回転部材を回転させ、前
    記回転部材に取り付けられたOリング落とし込み金具に
    より前記Oリングを前記ホイールキャップ外周部裏面に
    落とし込むと共に前記Oリングにより前記フィルムを前
    記ホイールキャップの外周端面および裏面に押し付けて
    接着させ、前記Oリング落とし込み金具から前記回転部
    材回転方向後方に隔たった位置で前記回転部材に支持さ
    れたカッターユニットによりホイールキャップ外周から
    一定距離隔たった位置で前記フィルムを切断する工程
    と、からなる、ホイールキャップ貼付フィルム外周部処
    理方法。
  2. 【請求項2】 フィルムが貼付されたホイールキャップ
    の外周部上面にセットされるOリングと、フィルム外周
    部処理治具と、からなり、 前記Oリングは、ゴム製で、ホイールキャップ外周部径
    より小さい径を有し、 前記フィルム外周部処理治具は、 静止のフレームと、 前記フレームに取付けられ前記フィルムの外周端部を押
    さえ込む押さえプレートと、 前記フィルムが貼付されたホイールキャップの軸芯まわ
    りに回転可能に、前記フレームに支持された回転部材
    と、 前記回転部材に取り付けられ、前記フィルムが貼付され
    たホイールキャップ上を転動するローラーと、 前記回転部材に取り付けられ、前記Oリングを前記フィ
    ルムが貼付されたホイールキャップの外周部裏面に落と
    し込むOリング落とし込み金具と、 前記Oリング落とし込み金具から前記回転部材回転方向
    後方に隔たった位置で前記回転部材に支持され、前記フ
    ィルムをホイールキャップ外周から一定距離隔たった位
    置で切断するカッターユニットと、からなるホイールキ
    ャップ貼付フィルム外周部処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101261943B1 (ko) 2007-12-12 2013-05-09 현대자동차주식회사 자동차용 휠허브 캡 장착지그

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