JP2001260020A - 加圧力可変研磨装置 - Google Patents

加圧力可変研磨装置

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JP2001260020A
JP2001260020A JP2000073246A JP2000073246A JP2001260020A JP 2001260020 A JP2001260020 A JP 2001260020A JP 2000073246 A JP2000073246 A JP 2000073246A JP 2000073246 A JP2000073246 A JP 2000073246A JP 2001260020 A JP2001260020 A JP 2001260020A
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polishing
polishing tool
tool
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pressure
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Junji Takashita
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由曲面形状を有する被加工物に対して、研
磨工具の傾斜角度や接触面積等の変化に応じて研磨加圧
力を変化させて作用する研磨面圧を一定にして研磨除去
量を一定にし、被加工物の表面形状を高精度に維持しな
がら研磨することができる加圧力可変研磨装置を提供す
る。 【解決手段】 小径の研磨工具3を自由曲面形状を有す
る光学レンズやレンズ成形金型等の被加工物10に加圧
しながら走査して研磨する際に、研磨中に被加工物10
の傾斜面に基づいて生じる研磨工具3の傾斜角度を傾斜
センサー8により計測し、計測結果により被加工物10
の傾斜面の法線方向の研磨面圧を一定にするようにボイ
スコイルモーター5を制御して研磨工具3の加圧力を補
正し、また、研磨中の研磨工具3と被加工物10の接触
面積を算出し、この接触面積に応じて加圧力を補正し、
単位面積当たりの研磨面圧を一定にして研磨を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小径工具により自
由曲面形状の光学レンズやレンズ成形金型の表面を研磨
し表面粗さをよくするための研磨装置に関し、特に、場
所により被加工面の曲率が大きく変化する自由曲面をそ
の形状を高精度に維持しながら研磨するための研磨装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学レンズやレンズ成形金型等の
被加工面の各点で曲率が異なる非軸対称自由曲面の表面
を加工する場合は、3次元NC精密切削装置によりダイ
ヤモンドバイトで切削して形状を創成し、その後、表面
に存在するミクロな切削痕を除去する仕上げ研磨を行な
うのが一般的であった。
【0003】このような自由曲面の仕上げ研磨の方法と
しては、例えば、特開平5−92362号公報や特開平
7−100751号公報に記載されているような研磨装
置を用いて仕上げ研磨を行なう方法が多く用いられてお
り、加工すべき部品の面積に比べ遥かに小さい接触面積
の研磨工具(例えば、球形状の研磨工具)を用いて、加
工表面に対して一定の研磨荷重で加圧し、その状態を維
持したまま一定速度で走査し、均一な深さの直線溝状の
部分除去を行ない、さらにその除去を一定間隔でずらし
重ねることにより、全面を均一に研磨除去するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の研磨
装置においては、研磨荷重を常に一定にして、除去量を
一定に保つように設計されているけれども、実際の研磨
加工では、被加工面の形状や被加工面外周のエッジの影
響で接触面圧の変化が生じる。
【0005】例えば、傾斜している被加工面を研磨する
ときは、被加工面に垂直に研磨工具を加圧するように研
磨ヘッドを傾斜させているが、研磨ヘッドの自重が被加
工面の法線方向に対して傾きをもつため、研磨除去に寄
与する法線方向の分力が小さくなり、その結果、研磨量
が減少してしまう。工具傾斜角が小さい場合には法線方
向の分力の減少は無視できるほど小さいが、例えば30
°傾斜すると13%の加圧力の減少となり、無視するこ
とができなくなる。
【0006】また、被加工面の外周部で研磨工具がオー
バーハングをする場合は、接触面積が小さくなり、接触
面圧力が高まって除去過剰が生じる。結果として、加工
面の周辺は縁だれといわれる劣化形状になる。
【0007】以上のような問題点は、研磨工具の面積が
被加工面に比べて大きい場合は問題とならないけれど
も、研磨工具の面積が被加工面に比べて小さい場合は特
に影響が大きく、無視することができない。
【0008】そこで、本発明は、前記の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、研磨工
具の傾斜角度や接触面積等の研磨条件の変化に応じて研
磨加圧力を変化させて作用する研磨面圧を一定にして研
磨除去量を一定にし、自由曲面形状を有する被加工物の
表面形状を高精度に維持しながら研磨することができる
加圧力可変研磨装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の加圧力可変研磨装置は、被加工物の大きさ
に比べて小さい研磨工具を自由曲面形状を有する被加工
物に加圧しながら走査して研磨する研磨装置において、
研磨中の研磨条件の変化に応じて、前記研磨工具の接触
面の圧力を一定とするように補正して研磨することを特
徴とする。
【0010】さらに、本発明の加圧力可変研磨装置は、
被加工物に比べて小さい研磨工具と、該研磨工具を取り
付ける棒状部材と、該棒状部材に作用して前記研磨工具
を前記被加工物に対して加圧する加圧手段と、前記研磨
工具を前記被加工物に対して走査させる走査手段と、前
記研磨工具の傾斜角度を計測する傾斜検出手段および/
または前記研磨工具の前記被加工物に対する接触面積を
算出する算出手段と、該傾斜手段および/または算出手
段に基づいて前記加圧手段を制御して前記研磨工具の接
触面の圧力を一定とするように補正する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0011】また、本発明の加圧力可変研磨装置におい
ては、前記研磨工具の研磨中の傾斜角度を計測し、該計
測された傾斜角度に応じて、前記被加工物の傾斜面の法
線方向の接触面の圧力を一定にするように前記研磨工具
の加圧力を補正することが好ましい。
【0012】本発明の加圧力可変研磨装置においては、
前記研磨工具の研磨中の前記被加工物に対する接触面積
を算出し、該算出された接触面積に応じて、作用する研
磨面圧を一定にするように前記研磨工具の加圧力を補正
することが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の加圧力可変研磨装置によれば、被加工
物に比べて小径の研磨工具を自由曲面形状を有する光学
レンズやレンズ成形金型等の被加工物に加圧しながら走
査して研磨する際に、研磨中に被加工物の傾斜面に基づ
いて生じる研磨工具の傾斜角度を傾斜検出手段により計
測し、この計測結果に基づいて、被加工物の傾斜面の法
線方向の接触面の圧力を一定にするように研磨工具の加
圧力を補正し、また、研磨中に被加工物の外周からオー
バーハングした研磨工具と被加工物の接触面積を算出
し、この接触面積に応じて加圧力を補正し、単位面積当
たりの研磨面圧を一定にして研磨を行なう。このよう
に、研磨工具の傾斜角度や接触面積等の研磨条件の変化
に応じて、研磨加圧力を補正させることにより、作用す
る研磨面圧を一定に保ち、研磨除去量を常に一定にする
ことを可能にし、自由曲面形状を有する被加工物の表面
形状を高精度に維持しながら精度よく研磨することを可
能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0015】本発明の加圧力可変研磨装置の構成を概略
的に図示する図1において、被加工物10を取り付ける
XYテーブル11は、研磨装置の基台12上にXY平面
内でXY方向に移動可能に搭載され、研磨ヘッド1は、
XYテーブル11に対向するように研磨装置の枠体13
に支持されている。
【0016】研磨ヘッド1は、フレーム1a内で上下方
向(Z方向)に移動可能に保持される磁性体製の棒状部
材2、棒状部材2の先端に着脱自在に固着される研磨工
具3、フレーム1a内に取り付けられて棒状部材2を上
下方向(Z方向)に自由に移動し得るようにガイドする
流体ガイド4、およびフレーム1aに取り付けられて棒
状部材2の加圧手段として作用するボイスコイルモータ
ー5から構成され、加圧手段としてのボイスコイルモー
ター5は、磁性体製の棒状部材2の周囲に配置された電
磁コイルで形成されており、所望の電流を印加すること
により棒状部材2を上下方向に移動させ、棒状部材2の
先端部の研磨工具3に研磨加圧力となる推力を作用さ
せ、この印加電流値を変化させることにより研磨加圧力
を任意に可変設定することができるように構成されてい
る。なお、棒状部材2と研磨工具3の自重が必要とする
加圧力より大きい場合には、ボイスコイルモータ5は被
加工物表面と逆方向に推力を働かせる。
【0017】研磨ヘッド1のフレーム1aの上部には、
3軸ねじユニット6が取り付けられ、3軸ねじユニット
6には、枠体13に装着された上下駆動用モーター7が
それぞれ接続されており、上下駆動用モーター7は、研
磨ヘッド1を傾斜させるチルト角度位置決め用モーター
として作用する。また、研磨ヘッド1のフレーム1aに
は、研磨ヘッド1の傾きを検出する傾斜センサー8が設
けられ、この傾斜センサー8は直交する2方向の傾きを
それぞれ検出する1組の傾斜センサーから構成される。
【0018】XYテーブル11は、被加工物としての型
10の被研磨表面の加工位置を変移させるべく図示しな
い駆動手段を介して駆動され、多数の折り返し点のある
ラスタパターンで駆動される。
【0019】次に、以上のように構成される研磨装置に
おける研磨ヘッドの傾斜時の自重補正について説明す
る。
【0020】被加工物としての非軸対称自由曲面形状を
有する金型10の研磨に際しては、図1に示すように、
金型10をXYテーブル11に搭載し、研磨ヘッド1の
研磨工具3をボイスコイルモーター5による所定の研磨
加圧力をもって金型10に当接させ、XYテーブル11
の移動により金型10の研磨位置を変化させながら研磨
加工を行なう。この研磨加工に際して同時に研磨工具3
の作用面が被加工面の傾斜に平行になるように、すなわ
ち、研磨ヘッド1の加圧方向が被加工面の法線に一致す
るように、研磨ヘッド1の上方の3軸ねじユニット6お
よび上下駆動用モーター7により傾斜姿勢制御する。そ
して、研磨ヘッド1に取り付けられた直交する2方向の
傾きを検出する1組の傾斜センサー8は、研磨ヘッド1
の傾斜方向と角度を計測する。図2に例示するように、
研磨ヘッド1がθ傾斜したとき、加圧体の自重Wの被加
工面法線方向の分力はWcosθになるから、所定の加
圧力よりもW(1−cosθ)だけ加圧力が減少する。
そこで、傾斜センサー8により研磨ヘッド1の傾斜が計
測されると、演算制御手段9は、傾斜センサー8の計測
結果に基づいて、傾斜方向の加圧力減少分を計算し、ボ
イスコイルモーター5への印加電流値を調整して加圧力
を補正する。すなわち、加圧力の不足分をボイスコイル
モーター5に印加する電流値を上昇させて法線方向の推
力を上昇させ、法線方向の分力の合計の加圧力が所定の
研磨面圧になるようにする。
【0021】このように、研磨ヘッド1の傾斜を傾斜セ
ンサー8で計測し、この傾斜センサー8により計測され
る傾斜角度θに応じて、ボイスコイルモーター5に印加
する電流値を調整することによって研磨加圧力を補正
し、作用する研磨工具3の研磨面圧を所定の一定値に維
持することができ、研磨除去量を常に一定にすることが
できる。
【0022】次に、研磨工具が被加工面の外周に移動し
て被加工面からオーバーハングした場合の加圧力の補正
について図3を参照して説明する。
【0023】研磨工具3の接触面積は、被加工面10a
の外周形状と研磨工具3の外周形状および被加工面10
a上の研磨工具3の相対位置から求めることができる。
すなわち、被加工面10aの外周部からオーバーハング
した場合の研磨工具3の相対位置は、XYテーブル11
に付属したリニアースケール(不図示)から読み取るこ
とができ、その研磨工具3の相対位置に基づいて、演算
制御手段9で接触面積をオンラインで算出し、この接触
面積から、接触面の単位面積当たりの加圧力が一定にな
るように研磨工具3の加圧手段としてのボイスコイルモ
ーター5で補正する。
【0024】研磨工具3が金型10の被加工面10aの
外周からオーバーハングした状態を例示する図3を用い
てさらに説明すると、研磨工具3と被加工面10aの半
径をそれぞれrt およびrw とし、研磨工具3の中心O
t と被加工面10aの外周までの距離をeとし、研磨工
具3と被加工面10aのそれぞれの中心Ot 、Ow を基
準に片側接触境界線に向かって開く角度をそれぞれαお
よびβとする。
【0025】このとき、研磨工具3と被加工面10aの
接触部の面積SをS1 、S2 、S3に分割すると、研磨
工具3の位置eでの接触部の面積Sは、次の式(1)〜
(4)で表される。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、研磨工具3の中心Ot と被加工面
10aの外周までの距離eは、0〜rt の範囲とする
と、αおよびβは次の式(5)および(6)で求めるこ
とができる。
【0028】
【数2】
【0029】以上のように、研磨工具3および被加工物
10の被加工面10aの外周形状は予め設定され、そし
て、研磨工具3の相対位置は、XYテーブル11に付属
したリニアースケール(不図示)による測定値に基づい
て求められ、これらから、研磨工具3が被加工面10a
の外周に移動してオーバーハングする際に、研磨工具3
と被加工面10aの接触面積Sは上記の式(1)〜
(6)から算出することができる。このように算出され
る接触面積Sから接触面の単位面積当たりの加圧力が一
定になるように、ボイスコイルモーター5への印加電流
を調整する。これにより、作用する研磨面圧を一定にし
研磨除去量を一定にすることができる。
【0030】なお、研磨工具3の中心Ot と被加工面1
0aの外周までの距離eが研磨工具3の半径rt より大
きい場合、つまり、研磨工具3のオーバーハングがない
場合は、接触面積は研磨工具全面の一定値になるので、
加圧力を変化させる必要はない。また、距離eが負の場
合、つまり、研磨工具3の中心Ot が被加工面10aの
エッジを越える場合は、研磨工具3の姿勢が不安定とな
るので、この位置までの移動はしないようにする。
【0031】次に、本発明の加圧力可変研磨装置を用い
て研磨した具体例について説明する。
【0032】(具体例1)被加工物10は、ステンレス
鋼に無電解ニッケルメッキを付けた金型を精密切削装置
で加工したものであり、その被加工面は、非球面で、そ
の形状は近似曲率半径が10mmの凸形状で法線方向の
傾斜角が0度から±40度で変化するものであった。研
磨工具3は、直径が2mmの研磨用ピッチを厚さ1mm
として、弾性ゴムのクッション材を介して棒状部材2の
先端に貼り付けて形成する。
【0033】図1に示す研磨装置のXYテーブル11に
被加工物10を取り付け、小径の研磨工具3を被加工面
に加圧し、走査パスを重ねて切削目が消滅するパスを続
行した。研磨工具3の運動条件は、走査ピッチが50μ
m、走査速度が3mm/s、工具回転数が5rpmと
し、傾斜センサー8で読み取った研磨ヘッド1の傾斜角
に対応してボイスコイルモーター5への印加電流値を調
整し、加圧力を変化させながら研磨加工を実施した。こ
の結果、全体除去量が300nmのとき、被加工面の表
面粗さは、研磨前rms30nmが研磨後rms3nm
に向上し、形状の変化は周辺で30nmであった。
【0034】(具体例2)前述した具体例1と同様の直
径2mmの研磨工具で、直径10mmの無電解ニッケル
メッキの切削加工面を研磨した。工具中心の移動範囲は
被加工面全面とし、研磨工具の走査折り返し点が加工面
エッジになるように、つまり、図3に示すeが0〜10
mmの範囲内で、2mm/sの移動速度で動かした。サ
ンプリング間隔0.1秒で研磨中の研磨工具の中心位置
Otを装置内蔵の位置センサーで読み取り、演算制御手
段9で先に説明した式(1)〜(6)により接触面積S
を算出し、この算出された接触面積Sに基づいて、接触
面の単位面積当たり加圧力が一定になるような全加圧力
を計算し所定の値になるようにボイスコイルモーター5
の印加電流値を変化させて研磨した。その結果、被加工
面全面を均一に研磨除去することができた。
【0035】(具体例3)被加工物10は、近似曲率半
径が凸の10mmで最大傾斜角度が30度の非球面金型
であり、研磨工具3として、直径2mmで初期先端形状
が平面の研磨ピッチと弾性ゴムの2層研磨工具を使用
し、図1に示す研磨装置により、研磨工具3を金型全面
に走査させて研磨した。研磨中の研磨ヘッド1の傾斜角
を傾斜センサー8で計測し、傾斜角に応じて加圧体の自
重変動分をボイスコイルモーター5の印加電流値で補正
した。そして、研磨工具3の走査移動により金型10の
エッジから研磨工具3の一部がオーバーハングするた
め、研磨工具3の中心位置Ot を位置センサー(不図
示)で計測して研磨工具3の接触面積を算出し、単位面
積当たり一定の面圧力になるようにボイスコイルモータ
ー5の印加電流値を変更した。このように、自重補正と
面圧補正による両者のボイスコイルモーター5の変更電
流値は、演算制御手段9で合算し、この合算値によりボ
イスコイルモーター5の電流値を変更した。この結果、
被加工面全面を均一に研磨除去することができ、表面粗
さも向上させることができた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
研磨工具の傾斜角度や研磨工具の接触面積を求め、それ
に応じて研磨加圧力を補正することにより、作用する研
磨面圧を一定に保つことができ、研磨除去量を常に一定
にすることが可能となり、自由曲面形状を有する光学レ
ンズやレンズ成形金型等の被加工物の表面形状を高精度
に維持しながら精度よく研磨することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧力可変研磨装置の構成概略図であ
る。
【図2】本発明の加圧力可変研磨装置における研磨ヘッ
ドの傾斜時の自重補正作用を説明するための模式図であ
る。
【図3】本発明の加圧力可変研磨装置における研磨ヘッ
ドのオーバーハングした場合の面圧補正作用を説明する
ための模式図である。
【符号の説明】
1 研磨ヘッド 2 棒状部材 3 研磨工具 4 流体ガイド 5 加圧手段(ボイスコイルモーター) 6 3軸ねじユニット 7 上下駆動用モーター 8 傾斜センサー 9 演算制御手段 10 被加工物 11 XYテーブル 12 基台 13 枠体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の大きさに比べて小さい研磨工
    具を自由曲面形状を有する被加工物に加圧しながら走査
    して研磨する研磨装置において、研磨中の研磨条件の変
    化に応じて、前記研磨工具の接触面の圧力を一定とする
    ように補正して研磨することを特徴とする加圧力可変研
    磨装置。
  2. 【請求項2】 被加工物に比べて小さい研磨工具と、該
    研磨工具を取り付ける棒状部材と、該棒状部材に作用し
    て前記研磨工具を前記被加工物に対して加圧する加圧手
    段と、前記研磨工具を前記被加工物に対して走査させる
    走査手段と、前記研磨工具の傾斜角度を計測する傾斜検
    出手段および/または前記研磨工具の前記被加工物に対
    する接触面積を算出する算出手段と、該傾斜手段および
    /または算出手段に基づいて前記加圧手段を制御して前
    記研磨工具の接触面の圧力を一定とするように補正する
    制御手段とを備えることを特徴とする加圧力可変研磨装
    置。
  3. 【請求項3】 前記研磨工具の研磨中の傾斜角度を計測
    し、該計測された傾斜角度に応じて、前記被加工物の傾
    斜面の法線方向の接触面の圧力を一定にするように前記
    研磨工具の加圧力を補正することを特徴とする請求項1
    または2記載の加圧力可変研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記研磨工具の研磨中の前記被加工物に
    対する接触面積を算出し、該算出された接触面積に応じ
    て、作用する研磨面圧を一定にするように前記研磨工具
    の加圧力を補正することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の加圧力可変研磨装置。
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