JP2001259904A - スローアウェイチップ - Google Patents
スローアウェイチップInfo
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- JP2001259904A JP2001259904A JP2000078841A JP2000078841A JP2001259904A JP 2001259904 A JP2001259904 A JP 2001259904A JP 2000078841 A JP2000078841 A JP 2000078841A JP 2000078841 A JP2000078841 A JP 2000078841A JP 2001259904 A JP2001259904 A JP 2001259904A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- chip
- tip
- cutting
- chips
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Abstract
(57)【要約】
【課題】柱状のワークを切断したり、或いはその外周も
しくは内周に周溝を形成するために用いるスローアウェ
イチップにおいて、低送りの加工でも、切り屑がワーク
の加工面に切り屑があたり加工面を傷つけることがない
チップを提供する。 【解決手段】チップ本体の前面に形成された前逃げ面
と、チップ本体先端部上面に形成されたすくい面との稜
辺に切刃稜が形成された切刃部を有し、前記切刃稜の中
央部を凹円弧状とする。
しくは内周に周溝を形成するために用いるスローアウェ
イチップにおいて、低送りの加工でも、切り屑がワーク
の加工面に切り屑があたり加工面を傷つけることがない
チップを提供する。 【解決手段】チップ本体の前面に形成された前逃げ面
と、チップ本体先端部上面に形成されたすくい面との稜
辺に切刃稜が形成された切刃部を有し、前記切刃稜の中
央部を凹円弧状とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱状のワークを切
断(分断加工)したり、或いはワークの外周もしくは内
周に周溝を形成(溝入れ加工)するために用いるスロー
アウェイチップに関する。
断(分断加工)したり、或いはワークの外周もしくは内
周に周溝を形成(溝入れ加工)するために用いるスロー
アウェイチップに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるスローアウェイチップとして、先
端稜辺に切刃稜が設けられたすくい面上にブレーカ溝が
形成されたものが用いられている。
端稜辺に切刃稜が設けられたすくい面上にブレーカ溝が
形成されたものが用いられている。
【0003】図9は、このような従来のスローアウェイ
チップ(以下、チップと略称する)の一例である。
チップ(以下、チップと略称する)の一例である。
【0004】このチップ200は、先端稜辺に直線状の
切刃稜201が設けられたすくい面202上にブレーカ
溝203と、前記すくい面202上の前記切刃稜201
から連続する位置にチャンファホーニング204とが形
成されたものである。
切刃稜201が設けられたすくい面202上にブレーカ
溝203と、前記すくい面202上の前記切刃稜201
から連続する位置にチャンファホーニング204とが形
成されたものである。
【0005】このような従来のチップ200を小物加工
などにおいて低送り加工を行う場合、形成される切り屑
は厚みが薄く、剛性が小さいため、前記ブレーカ溝20
3内に引き込まれ難い傾向がある。そのため、切り屑が
切刃稜201とほぼ同一幅で排出されてしまい、切り屑
の側面でワークの加工面を傷つけてしまうことがあっ
た。また、前述のようにブレーカ溝203に切り屑が引
き込まれない場合には、切り屑がカールしきれずに、絡
みついて排出されるなどの不具合があった。
などにおいて低送り加工を行う場合、形成される切り屑
は厚みが薄く、剛性が小さいため、前記ブレーカ溝20
3内に引き込まれ難い傾向がある。そのため、切り屑が
切刃稜201とほぼ同一幅で排出されてしまい、切り屑
の側面でワークの加工面を傷つけてしまうことがあっ
た。また、前述のようにブレーカ溝203に切り屑が引
き込まれない場合には、切り屑がカールしきれずに、絡
みついて排出されるなどの不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の問題に
鑑み、本発明は、柱状のワークを切断したり、或いはそ
の外周もしくは内周に周溝を形成するために用いるスロ
ーアウェイチップにおいて、低送りの加工でも、切り屑
がワークの加工面にあたり加工面を傷つけることがない
チップを提供することを課題とする。
鑑み、本発明は、柱状のワークを切断したり、或いはそ
の外周もしくは内周に周溝を形成するために用いるスロ
ーアウェイチップにおいて、低送りの加工でも、切り屑
がワークの加工面にあたり加工面を傷つけることがない
チップを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスローアウェイ
チップは、チップ本体の前面に形成された前逃げ面と、
チップ本体先端部上面に形成されたすくい面との稜辺に
切刃稜が形成された切刃部を有し、前記切刃稜の中央部
を凹円弧状に形成したことを特徴とする。
チップは、チップ本体の前面に形成された前逃げ面と、
チップ本体先端部上面に形成されたすくい面との稜辺に
切刃稜が形成された切刃部を有し、前記切刃稜の中央部
を凹円弧状に形成したことを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、切刃稜でワ
ークを削り出す段階で切り屑を絞り込むので、小物加工
などの低送り加工の際に生成される剛性の小さな切り屑
でも確実に絞り込む。この作用により、切り屑の幅が減
ぜられ、切り屑の側面がワークの加工面に接触し難いも
のとした。さらに、切刃稜の中央部に形成した凹円弧状
の切刃は前述のようにチップを絞り込む作用を有すると
ともに、これに続くすくい面との協同により、切り屑の
排出方向をチップの長手方向とすることを容易にする。
ークを削り出す段階で切り屑を絞り込むので、小物加工
などの低送り加工の際に生成される剛性の小さな切り屑
でも確実に絞り込む。この作用により、切り屑の幅が減
ぜられ、切り屑の側面がワークの加工面に接触し難いも
のとした。さらに、切刃稜の中央部に形成した凹円弧状
の切刃は前述のようにチップを絞り込む作用を有すると
ともに、これに続くすくい面との協同により、切り屑の
排出方向をチップの長手方向とすることを容易にする。
【0009】次に、請求項2の発明では、切刃稜の刃先
部分を含むすくい面の両隅部に、面取り平面を形成した
ことを特徴とする。
部分を含むすくい面の両隅部に、面取り平面を形成した
ことを特徴とする。
【0010】この請求項2の発明では、前記面取り平面
により、切り屑を概ねチップの長手方向に流し、後方の
ブレーカで確実に軸線方向に排出されるようなきっかけ
を与えることができる。
により、切り屑を概ねチップの長手方向に流し、後方の
ブレーカで確実に軸線方向に排出されるようなきっかけ
を与えることができる。
【0011】次に、請求項3の発明は、前記凹曲面状の
すくい面の後方にチップの各横逃げ面に連続する立ち上
がり面と、立ち上がり面間にV溝状のブレーカを形成
し、前記ブレーカには、前方に開いた前方傾斜面とチッ
プの長手方向に概ね平行な中間傾斜面とを備えたことを
特徴とする。
すくい面の後方にチップの各横逃げ面に連続する立ち上
がり面と、立ち上がり面間にV溝状のブレーカを形成
し、前記ブレーカには、前方に開いた前方傾斜面とチッ
プの長手方向に概ね平行な中間傾斜面とを備えたことを
特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、切り屑の排
出方向を最終的に略チップの長手方向に確定することが
可能であり、また、切り屑の処理性が向上して、切り屑
を規則的にカールさせる。この特徴を有する作用を説明
する。
出方向を最終的に略チップの長手方向に確定することが
可能であり、また、切り屑の処理性が向上して、切り屑
を規則的にカールさせる。この特徴を有する作用を説明
する。
【0013】前記前方傾斜面が、切り屑を軸方向に絞り
込む目的を達するために十分な長手方向の幅を有し、且
つ、長手方向の傾斜が緩やかに形成されている。ワーク
からの切り屑は、この前方傾斜面に当たって、ほぼ最終
的にチップの長手方向への排出方向性が与えられ、か
つ、絡みつきが起こらないように規則的にカールする。
込む目的を達するために十分な長手方向の幅を有し、且
つ、長手方向の傾斜が緩やかに形成されている。ワーク
からの切り屑は、この前方傾斜面に当たって、ほぼ最終
的にチップの長手方向への排出方向性が与えられ、か
つ、絡みつきが起こらないように規則的にカールする。
【0014】また、前記中間傾斜面は、切り屑の排出方
向を最終的に略長手方向に確定するための通路として作
用する。すなわち、中間傾斜面に至っても切り屑の進行
方向が斜め方向となっている場合には、切り屑をこの傾
斜面に接触させて、排出方向を軸方向に修正する作用が
ある。
向を最終的に略長手方向に確定するための通路として作
用する。すなわち、中間傾斜面に至っても切り屑の進行
方向が斜め方向となっている場合には、切り屑をこの傾
斜面に接触させて、排出方向を軸方向に修正する作用が
ある。
【0015】次に、請求項4の発明は、チップ本体の前
面に形成された前逃げ面と、チップ本体先端部上面に形
成されたすくい面との稜辺に切刃稜が形成された切刃部
を有し、前記切刃部は前逃げ面の下端部に前記前逃げ面
よりさらに後方への傾斜面を形成するようにチップ全体
として前方に突出したことを特徴とする。
面に形成された前逃げ面と、チップ本体先端部上面に形
成されたすくい面との稜辺に切刃稜が形成された切刃部
を有し、前記切刃部は前逃げ面の下端部に前記前逃げ面
よりさらに後方への傾斜面を形成するようにチップ全体
として前方に突出したことを特徴とする。
【0016】この請求項4の発明では、前記傾斜面を形
成するようにチップ全体として切刃部を長手方向に突出
させたので、有効加工量を大きくすることが可能であ
る。
成するようにチップ全体として切刃部を長手方向に突出
させたので、有効加工量を大きくすることが可能であ
る。
【0017】この特徴の有する作用について説明する。
【0018】分断加工に使用する切削工具にあっては、
分断できるワークの径(有効加工量)はホルダからのチ
ップの突出量で決まるため、少しでもチップ全体を突出
させるようにしたい。しかしながら、チップの突出量を
多くすれば、保持力が低下し、一方、チップの切刃のみ
を突出させることも考えられる。しかし、切刃のみの突
出量を多くすることのみで有効加工量を大きくすること
には、前逃げ角が大きくなってしまうなど、チップの強
度の問題もあり限界がある。そこで、本発明では、切刃
部が前逃げ面の下端部に前記前逃げ面よりさらに後方へ
の傾斜面を形成するようにチップ全体として切刃部を長
手方向に突出させたので、有効加工量を大きくすること
が可能である。
分断できるワークの径(有効加工量)はホルダからのチ
ップの突出量で決まるため、少しでもチップ全体を突出
させるようにしたい。しかしながら、チップの突出量を
多くすれば、保持力が低下し、一方、チップの切刃のみ
を突出させることも考えられる。しかし、切刃のみの突
出量を多くすることのみで有効加工量を大きくすること
には、前逃げ角が大きくなってしまうなど、チップの強
度の問題もあり限界がある。そこで、本発明では、切刃
部が前逃げ面の下端部に前記前逃げ面よりさらに後方へ
の傾斜面を形成するようにチップ全体として切刃部を長
手方向に突出させたので、有効加工量を大きくすること
が可能である。
【0019】また、このチップの構成は、請求項5に記
載したような、切刃部を先端側と後端側の両方に有する
両刃使いのチップに特に有効なものである。すなわち、
このようなチップでは、横逃げ面を形成するために先端
と後端の切刃稜の部分が最も幅広となっている。そのた
め、チップの長さ以上の径で加工を行うと、反対側の切
刃がワークの加工面と干渉してしまう。このように両刃
使いのチップにおいて前記有効加工量はチップの長さ未
満に限定されるが、本発明では、切刃部が前記前逃げ面
よりさらに後方への傾斜面を形成するようにチップ全体
として切刃部を長手方向に突出させたので、チップのサ
イズ(下面の長さ)に対して、有効加工径が大きくする
ことが可能である。さらに、このような構成により切刃
部の前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜面より下方に
位置する端面を、チップをホルダーに装着する際の拘束
面として有効に機能させることができる。
載したような、切刃部を先端側と後端側の両方に有する
両刃使いのチップに特に有効なものである。すなわち、
このようなチップでは、横逃げ面を形成するために先端
と後端の切刃稜の部分が最も幅広となっている。そのた
め、チップの長さ以上の径で加工を行うと、反対側の切
刃がワークの加工面と干渉してしまう。このように両刃
使いのチップにおいて前記有効加工量はチップの長さ未
満に限定されるが、本発明では、切刃部が前記前逃げ面
よりさらに後方への傾斜面を形成するようにチップ全体
として切刃部を長手方向に突出させたので、チップのサ
イズ(下面の長さ)に対して、有効加工径が大きくする
ことが可能である。さらに、このような構成により切刃
部の前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜面より下方に
位置する端面を、チップをホルダーに装着する際の拘束
面として有効に機能させることができる。
【0020】なお、請求項5に記載したような両刃使い
のチップにおいて、先端側の切刃部と後端側の切刃部と
は、チップの長手方向の両端部に位置し、180°回転
させることにより互換的にホルダーの刃先位置に設置す
ることができる一対の刃先部のことを意味する。本発明
では便宜的に一方を先端側と呼び、他方を後端側と呼ぶ
が、180°回転させた場合に先端側と後端側の切刃部
の位置が逆転し、後端側の切刃部は先端側の切刃部にも
なり、先端側の切刃部は後端側の切刃部にもなる。
のチップにおいて、先端側の切刃部と後端側の切刃部と
は、チップの長手方向の両端部に位置し、180°回転
させることにより互換的にホルダーの刃先位置に設置す
ることができる一対の刃先部のことを意味する。本発明
では便宜的に一方を先端側と呼び、他方を後端側と呼ぶ
が、180°回転させた場合に先端側と後端側の切刃部
の位置が逆転し、後端側の切刃部は先端側の切刃部にも
なり、先端側の切刃部は後端側の切刃部にもなる。
【0021】以下図面を使用して、本発明を具体的に説
明する。
明する。
【0022】
【発明の実施の形態】最初に、本発明のチップを使用す
る切削工具について説明する。
る切削工具について説明する。
【0023】図1は、交換自在なチップを切刃として使
用する切削工具の分解斜視図である。全体として1で示
す切削工具は、角柱状ホルダ(以下ホルダと略称する)
2と押え手段としての押さえ金具6、およびこの押さえ
金具6をホルダ2に固定するための固定ネジ8,8’と
から構成されている。
用する切削工具の分解斜視図である。全体として1で示
す切削工具は、角柱状ホルダ(以下ホルダと略称する)
2と押え手段としての押さえ金具6、およびこの押さえ
金具6をホルダ2に固定するための固定ネジ8,8’と
から構成されている。
【0024】ホルダ2には、交換自在なチップ5を取り
付けるための固定部Lを備えている。この固定部Lは、
凹部Pを形成し、押え金具6を取り付けるポケットとし
ている。そしてこの凹部Pには、押え金具6を取り付け
るためのネジ孔10,10’が形成され、このネジ孔1
0,10’に対して押え金具6を固定ネジ8、8’によ
ってホルダに取り付けるようになっている。
付けるための固定部Lを備えている。この固定部Lは、
凹部Pを形成し、押え金具6を取り付けるポケットとし
ている。そしてこの凹部Pには、押え金具6を取り付け
るためのネジ孔10,10’が形成され、このネジ孔1
0,10’に対して押え金具6を固定ネジ8、8’によ
ってホルダに取り付けるようになっている。
【0025】固定部Lの先端下方側には、側面部よりチ
ップ5を押え金具6に形成した上顎部6aと共に挟持す
るための下顎部2aが設けられている。
ップ5を押え金具6に形成した上顎部6aと共に挟持す
るための下顎部2aが設けられている。
【0026】下顎部2aは図1に示されているように、
略L字を横に寝かせたような形状をしており、チップ5
を載置するチップ載置部21と、チップ載置部21の奥
側上部にチップ5を所定位置に位置づけるための位置づ
け手段としてのストッパ手段22とを有している。チッ
プ載置面24は山形状をしており、後述するチップ5の
下面に形成したV字状の凹部とガタ無く係合できるよう
な対応した載置面を形成している。またストッパ手段2
2は、チップ5の後端面と当接するストッパー面23を
有しており、このストッパー面23にチップ5の後端面
を当接させたとき、図2に示すように、チップ5の先端
面下端側が下顎部2aの先端と一致するような関係で、
ストッパー面23を位置付けている。
略L字を横に寝かせたような形状をしており、チップ5
を載置するチップ載置部21と、チップ載置部21の奥
側上部にチップ5を所定位置に位置づけるための位置づ
け手段としてのストッパ手段22とを有している。チッ
プ載置面24は山形状をしており、後述するチップ5の
下面に形成したV字状の凹部とガタ無く係合できるよう
な対応した載置面を形成している。またストッパ手段2
2は、チップ5の後端面と当接するストッパー面23を
有しており、このストッパー面23にチップ5の後端面
を当接させたとき、図2に示すように、チップ5の先端
面下端側が下顎部2aの先端と一致するような関係で、
ストッパー面23を位置付けている。
【0027】一方、押え金具6の先端上部は、高さhよ
りも小高く形成し、この部分より前方に突出させた上顎
部6aを有している。この上顎部6aは、前述した下顎
部2aと協同してチップ5を挟持するクランプ機構を形
成するものである。具体的には、前記押え金具6は、図
3に示されるように、第1の固定部61は、その貫通孔
7に対して偏心距離dだけ図中の右方に位置ずれさせた
固定部Lのネジ孔10に前記貫通孔7を介して固定ネジ
8に螺着させていくことにより、その後端面がホルダー
2の段差面101に圧接し、この状態で接着剤によりホ
ルダに固着される。また、前記第1の固定部61に対し
てスリット6bを挟んで先方に配置される第2の固定部
62は、その貫通孔7’に対して偏心距離dだけ下方に
位置ずれさせた固定部Lのネジ孔10’に前記貫通孔
7’を介して固定ネジ8’に螺着させていくことによ
り、下顎部2側への移動を実現する。これにより、下面
を山形状の押圧面65に形成した上顎部6aが後述する
チップ5の上面に形成したV字状の凹部とガタ無く係合
できるようになっている。
りも小高く形成し、この部分より前方に突出させた上顎
部6aを有している。この上顎部6aは、前述した下顎
部2aと協同してチップ5を挟持するクランプ機構を形
成するものである。具体的には、前記押え金具6は、図
3に示されるように、第1の固定部61は、その貫通孔
7に対して偏心距離dだけ図中の右方に位置ずれさせた
固定部Lのネジ孔10に前記貫通孔7を介して固定ネジ
8に螺着させていくことにより、その後端面がホルダー
2の段差面101に圧接し、この状態で接着剤によりホ
ルダに固着される。また、前記第1の固定部61に対し
てスリット6bを挟んで先方に配置される第2の固定部
62は、その貫通孔7’に対して偏心距離dだけ下方に
位置ずれさせた固定部Lのネジ孔10’に前記貫通孔
7’を介して固定ネジ8’に螺着させていくことによ
り、下顎部2側への移動を実現する。これにより、下面
を山形状の押圧面65に形成した上顎部6aが後述する
チップ5の上面に形成したV字状の凹部とガタ無く係合
できるようになっている。
【0028】次に、本発明のチップについて説明する。
【0029】図4に示すように、本発明に使用するチッ
プ5は、幅狭の略四角板状をしたものであり、上面の先
端及び後端側それぞれに、チップ本体の前面に形成され
た前逃げ面と、チップ本体先端部上面に形成されたすく
い面との稜辺に切刃稜5aが形成された切刃部C、C’
を有する両刃使いのチップとなっている。即ち、一方の
切刃部Cが使用により寿命がくると、他方の切刃部C’
が使用できるという経済的なものである。
プ5は、幅狭の略四角板状をしたものであり、上面の先
端及び後端側それぞれに、チップ本体の前面に形成され
た前逃げ面と、チップ本体先端部上面に形成されたすく
い面との稜辺に切刃稜5aが形成された切刃部C、C’
を有する両刃使いのチップとなっている。即ち、一方の
切刃部Cが使用により寿命がくると、他方の切刃部C’
が使用できるという経済的なものである。
【0030】このチップ5は、以下に示すような特徴を
有している。すなわち、 前記切刃稜5aの中央部を凹円弧状としたことによ
り、切り屑の排出処理性を高め、また、切り屑の絞り込
み作用により切り屑の幅を減じるようにし、かつ、切り
屑の流れをチップ5の長手方向に向かせるようにしてい
ること。 さらに、前記切刃稜5aの両端刃先部分を含むすくい
面の両端刃先部分5f、5gに面取り平面5、5c’を
形成することにより、切刃稜5aの刃先強度を高めると
ともに、切り屑をチップ5の長手方向に確実に排出させ
る作用を補強していること。 また、チップの各横逃げ面に連続する立ち上がり面
と、前記立ち上がり面の間に、前方に開いた前方傾斜面
とチップと長手方向に概ね平行な中間傾斜面を有するV
溝状のブレーカ5dを形成したことにより、切り屑がチ
ップ5の長手方向に確実に排出されていくようにしてい
ること。 そして、切刃部C、C’にその前逃げ面の下端部に前
記逃げ面よりもさらに後方への傾斜面を形成するように
切刃部をチップ全体として前方に突出させ、チップ5の
サイズに対する有効加工量を大きくすることが可能であ
るようにしたこと。
有している。すなわち、 前記切刃稜5aの中央部を凹円弧状としたことによ
り、切り屑の排出処理性を高め、また、切り屑の絞り込
み作用により切り屑の幅を減じるようにし、かつ、切り
屑の流れをチップ5の長手方向に向かせるようにしてい
ること。 さらに、前記切刃稜5aの両端刃先部分を含むすくい
面の両端刃先部分5f、5gに面取り平面5、5c’を
形成することにより、切刃稜5aの刃先強度を高めると
ともに、切り屑をチップ5の長手方向に確実に排出させ
る作用を補強していること。 また、チップの各横逃げ面に連続する立ち上がり面
と、前記立ち上がり面の間に、前方に開いた前方傾斜面
とチップと長手方向に概ね平行な中間傾斜面を有するV
溝状のブレーカ5dを形成したことにより、切り屑がチ
ップ5の長手方向に確実に排出されていくようにしてい
ること。 そして、切刃部C、C’にその前逃げ面の下端部に前
記逃げ面よりもさらに後方への傾斜面を形成するように
切刃部をチップ全体として前方に突出させ、チップ5の
サイズに対する有効加工量を大きくすることが可能であ
るようにしたこと。
【0031】このうち、先ず、切り屑の排出処理性に関
する前記〜の特徴について説明し、その後に、有効
加工量に関する前記の特徴について説明する。
する前記〜の特徴について説明し、その後に、有効
加工量に関する前記の特徴について説明する。
【0032】まず、前記の特徴に関し、切刃稜5a
は、前記刃先部分5f、5gが直線上で、中央部分が凹
円弧状に形成されている。図4から理解されるように、
リード側の刃先部分5f→中間部分→後方側の刃先部分
5gが、直線状切刃→凹円弧状切刃→直線状切刃となっ
ている。
は、前記刃先部分5f、5gが直線上で、中央部分が凹
円弧状に形成されている。図4から理解されるように、
リード側の刃先部分5f→中間部分→後方側の刃先部分
5gが、直線状切刃→凹円弧状切刃→直線状切刃となっ
ている。
【0033】このように切刃稜5aの中央部分を凹円弧
状に形成するのは、切り屑を絞り込んで幅を狭くするた
めである。
状に形成するのは、切り屑を絞り込んで幅を狭くするた
めである。
【0034】図5は、この切り屑を絞る作用を説明する
ためのチップを前面側から見た図であり、前記チップ5
によってワークPの切り屑Kが凹円弧状中央部を備えた
前記切刃稜5aによって絞り込まれる。これは、切り屑
が自重により凹円弧の最下点の方向に引き込まれるため
である。本チップ5によれば、切刃稜5aでワークを削
り出す時点で(切り屑が生成される瞬間に)切り屑を絞
り込むようにするので、小物加工などの低送り加工の際
に生成される剛性の小さな切り屑でも確実に絞り込むこ
とが可能であり、その結果、ワークPと切り屑Kの間に
十分大きなすき間が生じる。したがって、切り屑Kの側
面で加工面を傷つけることを防止することができるので
ある。
ためのチップを前面側から見た図であり、前記チップ5
によってワークPの切り屑Kが凹円弧状中央部を備えた
前記切刃稜5aによって絞り込まれる。これは、切り屑
が自重により凹円弧の最下点の方向に引き込まれるため
である。本チップ5によれば、切刃稜5aでワークを削
り出す時点で(切り屑が生成される瞬間に)切り屑を絞
り込むようにするので、小物加工などの低送り加工の際
に生成される剛性の小さな切り屑でも確実に絞り込むこ
とが可能であり、その結果、ワークPと切り屑Kの間に
十分大きなすき間が生じる。したがって、切り屑Kの側
面で加工面を傷つけることを防止することができるので
ある。
【0035】さらに、切刃稜5aの中央部に形成した凹
円弧状の切刃は前述のようにチップを絞り込む作用を有
するとともに、これに続くすくい面5bとの協同によ
り、切り屑の排出方向をチップ5の長手方向とすること
を容易にする。
円弧状の切刃は前述のようにチップを絞り込む作用を有
するとともに、これに続くすくい面5bとの協同によ
り、切り屑の排出方向をチップ5の長手方向とすること
を容易にする。
【0036】また、前記の特徴に関して、切刃稜5a
の両端部に沿ったすくい面5bに面取り平面5c、5
c’を設けたのは、円弧状の刃先の場合、刃先強度が小
さくなり、欠損し易くなる恐れがあるので、刃先部分5
f、5gに面取り平面5c、5c’を設けたことで刃先
部分5f、5gの強度を補強するためである。そして、
この結果、この部分の切刃稜は直線状に形成されてい
る。
の両端部に沿ったすくい面5bに面取り平面5c、5
c’を設けたのは、円弧状の刃先の場合、刃先強度が小
さくなり、欠損し易くなる恐れがあるので、刃先部分5
f、5gに面取り平面5c、5c’を設けたことで刃先
部分5f、5gの強度を補強するためである。そして、
この結果、この部分の切刃稜は直線状に形成されてい
る。
【0037】なお、この部分に面取り平面を5c、5
c’備えることの別の作用として、前述の中央に凹円弧
状部分を設けた切刃稜5aの構成に加えて前記面取り平
面5c、5c’により、切り屑を概ね軸線方向に流し、
後方のブレーカ5dで確実に軸線方向に排出されるよう
なきっかけを与えるようにしている。
c’備えることの別の作用として、前述の中央に凹円弧
状部分を設けた切刃稜5aの構成に加えて前記面取り平
面5c、5c’により、切り屑を概ね軸線方向に流し、
後方のブレーカ5dで確実に軸線方向に排出されるよう
なきっかけを与えるようにしている。
【0038】したがって、このような切刃の構成によれ
ば、刃先部の強度を大きくすることが可能であるととも
に、切り屑の幅を狭くし、切り屑の排出方向性を長手方
向側にすることが可能となる。
ば、刃先部の強度を大きくすることが可能であるととも
に、切り屑の幅を狭くし、切り屑の排出方向性を長手方
向側にすることが可能となる。
【0039】次に、前記の特徴に関し、図6を参照し
て、前記ブレーカ5dについて説明する。
て、前記ブレーカ5dについて説明する。
【0040】本実施形態のチップ5は、後述の立ち上が
り面5i、5i間にV溝状のブレーカを形成し、前記ブ
レーカには、前方に開いた前方傾斜面5e、5eとチッ
プ5の長手方向に概ね平行な中間傾斜面51、51とを
備える。また、前方傾斜面5eと中間傾斜面51の境界
は角部53となっている。
り面5i、5i間にV溝状のブレーカを形成し、前記ブ
レーカには、前方に開いた前方傾斜面5e、5eとチッ
プ5の長手方向に概ね平行な中間傾斜面51、51とを
備える。また、前方傾斜面5eと中間傾斜面51の境界
は角部53となっている。
【0041】先ず、前記ブレーカ5dに備える前方傾斜
面5eは、切り屑をチップの長手方向に絞り込む目的を
達するために十分な長手方向の長さを有する。具体的に
は、後述する中間傾斜面51の長手方向の幅よりも前方
傾斜面5eの長手方向の幅が大きいことが切り屑処理性
の点で好ましい。さらに、この前方傾斜面5eは、長手
方向の傾斜が図7に示す後述の立ち上がり面5iの傾斜
角β°と同一に20°程度に緩やかに形成されている。
これに対して、チップ5の幅方向の傾斜は50°程度と
急傾斜となっている。
面5eは、切り屑をチップの長手方向に絞り込む目的を
達するために十分な長手方向の長さを有する。具体的に
は、後述する中間傾斜面51の長手方向の幅よりも前方
傾斜面5eの長手方向の幅が大きいことが切り屑処理性
の点で好ましい。さらに、この前方傾斜面5eは、長手
方向の傾斜が図7に示す後述の立ち上がり面5iの傾斜
角β°と同一に20°程度に緩やかに形成されている。
これに対して、チップ5の幅方向の傾斜は50°程度と
急傾斜となっている。
【0042】そしてワークからの切り屑は、この前方傾
斜面5eにより、ほぼ最終的に排出方向性が与えられ、
また、絡みつきが起こらないようにカールする。
斜面5eにより、ほぼ最終的に排出方向性が与えられ、
また、絡みつきが起こらないようにカールする。
【0043】前記前方傾斜面5eの長手方向の傾斜角を
緩やかにするのは、切り屑の詰まりを起こさずに、規則
正しくカールすることを可能とするためであり、チップ
5の幅方向の傾斜を急傾斜とするのは、切り屑の排出方
向性をチップ5の長手方向に向ける作用を強くするため
である。
緩やかにするのは、切り屑の詰まりを起こさずに、規則
正しくカールすることを可能とするためであり、チップ
5の幅方向の傾斜を急傾斜とするのは、切り屑の排出方
向性をチップ5の長手方向に向ける作用を強くするため
である。
【0044】また、前記中間傾斜面51、51は、切り
屑の排出方向を最終的に確定するための通路として作用
する。切り屑はこの中間傾斜面51、51に強く当たる
ものではないが、切り屑の排出方向が略長手方向になっ
ていない場合に、切り屑と接触して、排出方向を軸方向
に確定できるよう方向修正する作用がある。
屑の排出方向を最終的に確定するための通路として作用
する。切り屑はこの中間傾斜面51、51に強く当たる
ものではないが、切り屑の排出方向が略長手方向になっ
ていない場合に、切り屑と接触して、排出方向を軸方向
に確定できるよう方向修正する作用がある。
【0045】さらに、前方傾斜面5eと中間傾斜面51
の境界部に形成された角部53は、切り屑を詰まり難く
する作用を有する。
の境界部に形成された角部53は、切り屑を詰まり難く
する作用を有する。
【0046】このように、前記ブレーカ5dは、切り屑
を軸線方向に確実に排出制御するよう、切刃稜5d側の
入り口部分に2枚の前方傾斜面5e、5eを斜め前に開
くように配置した構成とし、切り屑をチップの長手方向
に沿って絞り込む作用により切り屑の排出方向が概ねチ
ップの長手方向となるようにしている。
を軸線方向に確実に排出制御するよう、切刃稜5d側の
入り口部分に2枚の前方傾斜面5e、5eを斜め前に開
くように配置した構成とし、切り屑をチップの長手方向
に沿って絞り込む作用により切り屑の排出方向が概ねチ
ップの長手方向となるようにしている。
【0047】次に、前記の特徴に関し、切刃部Cの前
逃げ面について説明する。
逃げ面について説明する。
【0048】図8に示すように、前記チップ5の切刃部
Cはその前逃げ面54とチップ5の本体部分55の前面
56との境界部に前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜
面57が形成されるように前方に大きく突出しているこ
とを特徴としている。
Cはその前逃げ面54とチップ5の本体部分55の前面
56との境界部に前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜
面57が形成されるように前方に大きく突出しているこ
とを特徴としている。
【0049】具体的には、前逃げ面54がリード角付の
切刃稜線5aに沿ってチップ5の幅方向に対して傾いて
いる。チップ5の本体部分にはチップ5の幅方向に平行
な前面56が形成され、この前面56がチップ拘束面と
して(図3参照)機能する。そして、切刃部Cの前逃げ
面54とチップ5の本体部55の前面56との境界部分
に段差部をなす傾斜面57が形成されている。
切刃稜線5aに沿ってチップ5の幅方向に対して傾いて
いる。チップ5の本体部分にはチップ5の幅方向に平行
な前面56が形成され、この前面56がチップ拘束面と
して(図3参照)機能する。そして、切刃部Cの前逃げ
面54とチップ5の本体部55の前面56との境界部分
に段差部をなす傾斜面57が形成されている。
【0050】この特徴の有する作用について説明する。
【0051】分断加工に使用する切削工具にあっては、
分断できるワークの径(有効加工量)はホルダからのチ
ップの突出量で決まるため、少しでもチップ全体を顎部
の突出部分で挟持するようにしたい。しかしながら、顎
部の突出量を多くすれば、顎部の強度が低下するので、
顎部の突出量を多くすることのみで有効加工量を大きく
することには限界がある。そこで、本発明では、切刃部
が前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜面を形成するよ
うにチップ5全体として切刃部Cを長手方向に突出させ
たので、有効加工量を大きくすることが可能となる。
分断できるワークの径(有効加工量)はホルダからのチ
ップの突出量で決まるため、少しでもチップ全体を顎部
の突出部分で挟持するようにしたい。しかしながら、顎
部の突出量を多くすれば、顎部の強度が低下するので、
顎部の突出量を多くすることのみで有効加工量を大きく
することには限界がある。そこで、本発明では、切刃部
が前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜面を形成するよ
うにチップ5全体として切刃部Cを長手方向に突出させ
たので、有効加工量を大きくすることが可能となる。
【0052】また、かかるチップの構成は、先端側と後
端側の両方に切刃部を有する両刃使いのチップに特に有
効なものである。
端側の両方に切刃部を有する両刃使いのチップに特に有
効なものである。
【0053】すなわち、このようなチップ5では、切刃
部Cは横逃げ面を形成するために切刃稜の幅がもっとも
大きい。そのため、両刃使いのチップ5の場合は、前記
有効加工量はチップ5の長さ未満に限定されるが、この
ようなチップ5において、切刃部Cが前記傾斜面57を
形成するようにチップ5全体として切刃部Cを長手方向
に突出させたので、チップ5のサイズ(底面の長さ)に
対して、有効加工径を大きくすることが可能となる。し
たがって、高価な超硬合金材料でチップ5を構成する場
合、その使用量を少なくすることができる。
部Cは横逃げ面を形成するために切刃稜の幅がもっとも
大きい。そのため、両刃使いのチップ5の場合は、前記
有効加工量はチップ5の長さ未満に限定されるが、この
ようなチップ5において、切刃部Cが前記傾斜面57を
形成するようにチップ5全体として切刃部Cを長手方向
に突出させたので、チップ5のサイズ(底面の長さ)に
対して、有効加工径を大きくすることが可能となる。し
たがって、高価な超硬合金材料でチップ5を構成する場
合、その使用量を少なくすることができる。
【0054】また、切刃部Cの傾斜面57よりも下方に
位置するチップ5の本体部55の前面56は、切削に直
接関与する部分でないので、ホルダー2に装着する際の
拘束面を確保できる。これにより、チップの支持固定性
を高めることが可能となるので、ビビリ振動が発生し難
い。
位置するチップ5の本体部55の前面56は、切削に直
接関与する部分でないので、ホルダー2に装着する際の
拘束面を確保できる。これにより、チップの支持固定性
を高めることが可能となるので、ビビリ振動が発生し難
い。
【0055】次に、本チップ5の切刃稜5aについて、
図4に戻って他の特徴を説明する。
図4に戻って他の特徴を説明する。
【0056】まず、各切刃部C、C’は切刃稜5aの一
方端が前方に突出するような切刃のリード角α°を有し
ている。前記切刃のリード角α°を形成する理由は、分
断加工においてスピンドルとは反対側のワークに柱状の
へそ状突起が形成され難いようにするためである。
方端が前方に突出するような切刃のリード角α°を有し
ている。前記切刃のリード角α°を形成する理由は、分
断加工においてスピンドルとは反対側のワークに柱状の
へそ状突起が形成され難いようにするためである。
【0057】この点について説明する。
【0058】柱状のワークの分断加工において、チップ
でワークの中心軸近傍まで加工していくと、加工部分の
ワークの径が減少し、この部分の剛性が低下する。この
段階で、スピンドルとは反対側のワーク端部をサブチャ
クで把持していない場合、肉薄となった棒状の切り残し
部分がワークを保持しきれなくなり、その結果、円柱状
の切り残し部分がスピンドル側の根元から折れて、スピ
ンドルの反対側のワークに棒状のへそ部分が形成されて
しまうことがある。このような場合、形成されたへそ状
突起を除去するため、追加工が必要となる。これに対し
て、上述のようなリード角α°を形成するチップ5は、
前方に突出したリード側の刃先部5fをスピンドルとは
反対側に配置して用いるものであり、スピンドル側の切
り残し部分の残量が十分なうちにスピンドルとは反対側
の中心軸まで切削するので、スピンドルとは反対側のワ
ーク(切り落とされるワーク)に円柱状のへそは形成さ
れ難い。
でワークの中心軸近傍まで加工していくと、加工部分の
ワークの径が減少し、この部分の剛性が低下する。この
段階で、スピンドルとは反対側のワーク端部をサブチャ
クで把持していない場合、肉薄となった棒状の切り残し
部分がワークを保持しきれなくなり、その結果、円柱状
の切り残し部分がスピンドル側の根元から折れて、スピ
ンドルの反対側のワークに棒状のへそ部分が形成されて
しまうことがある。このような場合、形成されたへそ状
突起を除去するため、追加工が必要となる。これに対し
て、上述のようなリード角α°を形成するチップ5は、
前方に突出したリード側の刃先部5fをスピンドルとは
反対側に配置して用いるものであり、スピンドル側の切
り残し部分の残量が十分なうちにスピンドルとは反対側
の中心軸まで切削するので、スピンドルとは反対側のワ
ーク(切り落とされるワーク)に円柱状のへそは形成さ
れ難い。
【0059】そして、ワーク分断の瞬間にはスピンドル
の側のワークに円錐状のへそ状突起が形成されるが、こ
の突起も先行側とは反対の後方側の刃先部5gで直ちに
切削除去されるものである。
の側のワークに円錐状のへそ状突起が形成されるが、こ
の突起も先行側とは反対の後方側の刃先部5gで直ちに
切削除去されるものである。
【0060】次に、チップ5は切刃のリード角α°を有
するとともに切刃稜5aの両端刃先部5f、5gをシャ
ープエッジに形成したものである。このように切刃稜の
両端刃先部5f、5gにシャープエッジを形成するの
は、分断加工でワークを切り落とす際に、ワーク中心部
分を鋭利に切削することができ、その結果、ワーク中心
部分にへそ状の小突起が形成されないようにするためで
ある。したがって、小突起を除去するためのの追加工を
必要としない有利な加工が可能となる。
するとともに切刃稜5aの両端刃先部5f、5gをシャ
ープエッジに形成したものである。このように切刃稜の
両端刃先部5f、5gにシャープエッジを形成するの
は、分断加工でワークを切り落とす際に、ワーク中心部
分を鋭利に切削することができ、その結果、ワーク中心
部分にへそ状の小突起が形成されないようにするためで
ある。したがって、小突起を除去するためのの追加工を
必要としない有利な加工が可能となる。
【0061】さらに、前記切刃稜5aは、チップ5の下
面を水平とした場合のリード側の刃先位置(刃先部分5
f)に対して後方側の刃先位置(刃先部分5g)が高い
構成となっている。これは、前述のようにこのチップ5
が傾斜角をもってホルダーに装着するためのものである
(図3参照)。
面を水平とした場合のリード側の刃先位置(刃先部分5
f)に対して後方側の刃先位置(刃先部分5g)が高い
構成となっている。これは、前述のようにこのチップ5
が傾斜角をもってホルダーに装着するためのものである
(図3参照)。
【0062】この点について説明する。
【0063】前記チップ5は、ホルダ2の上顎部6aの
根元の高さを大きくして上顎部6aの強度を向上させる
ために、ホルダ2に傾斜角度を以て装着するものとして
形成している(図3参照)。このようなチップ5におい
て、チップ5の底面を水平にした状態で切刃稜の両端の
刃先部分に高低差がない場合は、ホルダー2に傾斜角付
で装着して使用する時に、リード側の刃先部分が高く、
後方側の刃先部分が低くなる。
根元の高さを大きくして上顎部6aの強度を向上させる
ために、ホルダ2に傾斜角度を以て装着するものとして
形成している(図3参照)。このようなチップ5におい
て、チップ5の底面を水平にした状態で切刃稜の両端の
刃先部分に高低差がない場合は、ホルダー2に傾斜角付
で装着して使用する時に、リード側の刃先部分が高く、
後方側の刃先部分が低くなる。
【0064】このように、刃先高さが両刃先部分で異な
ると、一方端が芯下がり状態となり、その側の加工面に
へそ状の突起が残ってしまう。そこで、本実施形態のチ
ップ5では、チップの底面を水平状態としたときに、リ
ード側の刃先部分5fが低く、後方側の刃先部分5gが
高くなるように構成し、そして、チップ5を傾斜状態で
ホルダーに装着したときに、両刃先部分5f、5gが同
じ高さになるように設定したものであり、この設定は前
記面取り平面を形成する際に行う。本実施形態では、左
右の刃先高さを同一とした円弧状の切刃稜を基準に、面
取り平面5c、5c’の形成高さを違えることにより、
チップの底面を水平状態としたときに、リード側の刃先
部分5fが低く、後方側の刃先部分5gが高くなるよう
にしたものである。その結果、リード側の面取り平面5
cが広く、後方側の面取り平面5c’が狭く形成されて
いる。
ると、一方端が芯下がり状態となり、その側の加工面に
へそ状の突起が残ってしまう。そこで、本実施形態のチ
ップ5では、チップの底面を水平状態としたときに、リ
ード側の刃先部分5fが低く、後方側の刃先部分5gが
高くなるように構成し、そして、チップ5を傾斜状態で
ホルダーに装着したときに、両刃先部分5f、5gが同
じ高さになるように設定したものであり、この設定は前
記面取り平面を形成する際に行う。本実施形態では、左
右の刃先高さを同一とした円弧状の切刃稜を基準に、面
取り平面5c、5c’の形成高さを違えることにより、
チップの底面を水平状態としたときに、リード側の刃先
部分5fが低く、後方側の刃先部分5gが高くなるよう
にしたものである。その結果、リード側の面取り平面5
cが広く、後方側の面取り平面5c’が狭く形成されて
いる。
【0065】次に、チップ5のすくい面5dの他の特徴
について説明する。
について説明する。
【0066】まず、図6の上面図に示すように、前記チ
ップ5は切刃稜5aのリード側の刃先部分5fを含むす
くい面の一方隅部に広い面取り平面5cと他方隅部に狭
い面取平面5c’を形成している。面取り平面5、5
c’はチップ5の下面を水平にした場合に先方に向かっ
て前傾し、ホルダ2に装着した状態のチップ5を示すよ
うに、ホルダ2への装着状態ではホルダ2の下面と実質
上平行となるように形成したものである(図3参照)。
ップ5は切刃稜5aのリード側の刃先部分5fを含むす
くい面の一方隅部に広い面取り平面5cと他方隅部に狭
い面取平面5c’を形成している。面取り平面5、5
c’はチップ5の下面を水平にした場合に先方に向かっ
て前傾し、ホルダ2に装着した状態のチップ5を示すよ
うに、ホルダ2への装着状態ではホルダ2の下面と実質
上平行となるように形成したものである(図3参照)。
【0067】このように、ホルダ2の下面と実質上平行
となるような前記面取り平面5c、5c’を形成した理
由は次のとおりである。すなわち、切刃のリード角α°
を有するチップは、切り屑の排出方向がリード側刃先部
分5fの側に傾き易い。切り屑がこのように傾いて排出
されると、切り屑が切刃のスピンドルと反対側に位置す
る加工面にぶつかり、この加工面の仕上げ状態を悪化さ
せる恐れがある。そこで本発明では、前述の中央に凹円
弧状部分を設けた切刃稜5aの構成に加えて、前記面取
り平面5c、5c’により、切り屑を概ね軸線方向に流
し、後方のブレーカ5dで確実に軸線方向に排出される
ようなきっかけを与えるようにしている。
となるような前記面取り平面5c、5c’を形成した理
由は次のとおりである。すなわち、切刃のリード角α°
を有するチップは、切り屑の排出方向がリード側刃先部
分5fの側に傾き易い。切り屑がこのように傾いて排出
されると、切り屑が切刃のスピンドルと反対側に位置す
る加工面にぶつかり、この加工面の仕上げ状態を悪化さ
せる恐れがある。そこで本発明では、前述の中央に凹円
弧状部分を設けた切刃稜5aの構成に加えて、前記面取
り平面5c、5c’により、切り屑を概ね軸線方向に流
し、後方のブレーカ5dで確実に軸線方向に排出される
ようなきっかけを与えるようにしている。
【0068】次に、図7の切刃部Cの拡大側面図にも示
すように、前記すくい面5dには前記面取り平面5c、
5c’の後方側のすくい面に続いてチップ5の各横逃げ
面5hに連続し且つ長手方向の緩やかな傾斜角β°を有
する幅狭の立ち上がり面5iを配置させている。
すように、前記すくい面5dには前記面取り平面5c、
5c’の後方側のすくい面に続いてチップ5の各横逃げ
面5hに連続し且つ長手方向の緩やかな傾斜角β°を有
する幅狭の立ち上がり面5iを配置させている。
【0069】なお、前記立ち上がり面の傾斜角β°とし
ては、15〜35°の範囲であることが好ましい。特
に、20°前後であることがより好ましい。
ては、15〜35°の範囲であることが好ましい。特
に、20°前後であることがより好ましい。
【0070】この傾斜角β°が15°未満では、切り屑
が規則正しくカールせず、切り屑が絡みやすくなる傾向
がある。
が規則正しくカールせず、切り屑が絡みやすくなる傾向
がある。
【0071】他方、傾斜角β°が35°より大きい場合
には、切り屑が詰まり易くなる傾向がある。また、チッ
プ5の高さが大きくなり、前記ホルダ2の上顎6aの高
さが小さくなるので、上顎6aの強度が低下する。
には、切り屑が詰まり易くなる傾向がある。また、チッ
プ5の高さが大きくなり、前記ホルダ2の上顎6aの高
さが小さくなるので、上顎6aの強度が低下する。
【0072】さらに、図6中に示す切刃稜線のチップ幅
方向長さWとリード側刃先から前記立ち上がり面までの
距離lとは、0.5w≦l≦0.75wの関係を満足す
るものであることが好ましい。
方向長さWとリード側刃先から前記立ち上がり面までの
距離lとは、0.5w≦l≦0.75wの関係を満足す
るものであることが好ましい。
【0073】これら長さwと距離lがl<0.5wの場
合には、切削抵抗が大きくなる傾向がある。
合には、切削抵抗が大きくなる傾向がある。
【0074】他方、l>0.75wでは切り屑のカール
が大きくて、切り屑が絡みつき易い傾向がある。
が大きくて、切り屑が絡みつき易い傾向がある。
【0075】本発明のチップ5は、以上のような作用に
より、確実に切り屑を軸線方向に排出制御させることが
できるので、ワークの加工面に切り屑が当たって加工面
を傷つける恐れがない。さらに、切り屑の排出性が良い
のでリード角α°を大きくすることができ、さらに、リ
ード角α°を例えば15°以上と大きくすることができる
のでへそ状突起を確実に残さない効果が大となる。
より、確実に切り屑を軸線方向に排出制御させることが
できるので、ワークの加工面に切り屑が当たって加工面
を傷つける恐れがない。さらに、切り屑の排出性が良い
のでリード角α°を大きくすることができ、さらに、リ
ード角α°を例えば15°以上と大きくすることができる
のでへそ状突起を確実に残さない効果が大となる。
【0076】次に、図4に戻り前記チップ5の上面およ
び下面について説明する。
び下面について説明する。
【0077】このチップ5の上面および下面はV字状に
形成されており、ホルダ2の下顎部2aの載置面および
押え金具6の上顎部6aに備えた押圧面65の形状と対
応させ、チップ5を強く確実に挟持できる様になってい
る。なお、このV字角度は、使用するチップの材料によ
っても相違するが、チップの大きさや靱性、脆性を考慮
し、概ね90〜150°程度の範囲で任意に設定すれば
よい。
形成されており、ホルダ2の下顎部2aの載置面および
押え金具6の上顎部6aに備えた押圧面65の形状と対
応させ、チップ5を強く確実に挟持できる様になってい
る。なお、このV字角度は、使用するチップの材料によ
っても相違するが、チップの大きさや靱性、脆性を考慮
し、概ね90〜150°程度の範囲で任意に設定すれば
よい。
【0078】なお、上記実施形態では右勝手のリード角
付のチップを説明したが、本発明は切刃のリード角付の
チップに限定されるものでなく、また、左勝手のリード
角付のものであっても構わない。
付のチップを説明したが、本発明は切刃のリード角付の
チップに限定されるものでなく、また、左勝手のリード
角付のものであっても構わない。
【0079】
【発明の効果】本発明は、柱状のワークを切断したり、
或いはその外周もしくは内周に周溝を形成するために用
いるスローアウェイチップにおいて、チップ本体の前面
に形成された前逃げ面と、チップ本体先端部上面に形成
されたすくい面との稜辺に切刃稜が形成された切刃部を
有し、前記切刃稜の中央部を凹円弧状としたことによ
り、小物加工などの低送り加工の際に生成される剛性の
小さな切り屑でも確実に絞り込む。この作用により、切
り屑の幅が減ぜられ、切り屑の側面がワークの加工面に
接触し難いものとした。さらに、切刃稜の中央部に形成
した凹円弧状の切刃は前述のようにチップを絞り込む作
用を有し、これに続くすくい面の協同により、切り屑の
排出方向をチップの長手方向とすることを容易にする。
或いはその外周もしくは内周に周溝を形成するために用
いるスローアウェイチップにおいて、チップ本体の前面
に形成された前逃げ面と、チップ本体先端部上面に形成
されたすくい面との稜辺に切刃稜が形成された切刃部を
有し、前記切刃稜の中央部を凹円弧状としたことによ
り、小物加工などの低送り加工の際に生成される剛性の
小さな切り屑でも確実に絞り込む。この作用により、切
り屑の幅が減ぜられ、切り屑の側面がワークの加工面に
接触し難いものとした。さらに、切刃稜の中央部に形成
した凹円弧状の切刃は前述のようにチップを絞り込む作
用を有し、これに続くすくい面の協同により、切り屑の
排出方向をチップの長手方向とすることを容易にする。
【図1】本発明の一実施形態によるチップを装着した切
削工具の分解斜視図である。
削工具の分解斜視図である。
【図2】(a)(b)は、図1の切削工具の固定部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図1の切削工具の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるチップを示し(a)
は斜視図、(b)は正面図である。
は斜視図、(b)は正面図である。
【図5】図4のチップによる切り屑の形成状態を示す説
明図である。
明図である。
【図6】図4のチップの上面図である。
【図7】図4のチップの切刃部を示す拡大側面図であ
る。
る。
【図8】図4のチップの切刃部を示す拡大正面図であ
る。
る。
【図9】従来のチップの斜視図である。
5a 切刃稜 5b すくい面 5c 面取り平面 5d ブレーカ 5e 前方傾斜面 5f リード側の刃先部分 5g 後方側の刃先部分 5h 横逃げ面 5i 立ち上がり面 51 中間傾斜面 52 奥端傾斜面 53 角部 57 傾斜面
Claims (5)
- 【請求項1】チップ本体の前面に形成された前逃げ面
と、チップ本体先端部上面に形成されたすくい面との稜
辺に切刃稜が形成された切刃部を有し、前記切刃稜の中
央部を凹円弧状としてなるスローアウェイチップ。 - 【請求項2】前記切刃稜の両端刃先部分を含むすくい面
の両隅部に面取り平面を形成してなる請求項1記載のス
ローアウェイチップ。 - 【請求項3】前記すくい面にチップの各横逃げ面に連続
する立ち上がり面と、前記立ち上がり面間にV溝状のブ
レーカを形成し、前記ブレーカには、前方に開いた前方
傾斜面とチップの長手方向に概ね平行な中間傾斜面とを
備えたことを特徴とする請求項1記載のスローアウェイ
チップ。 - 【請求項4】チップ本体の前面に形成された前逃げ面
と、チップ本体先端部上面に形成されたすくい面との稜
辺に切刃稜が形成された切刃部を有し、前記切刃部は前
逃げ面の下端部に前記前逃げ面よりさらに後方への傾斜
面を形成するようにチップ全体として前方に突出したこ
とを特徴とするスローアウェイチップ。 - 【請求項5】前記切刃部は先端側および後端側の両方に
有することを特徴とする請求項4記載のスローアウェイ
チップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000078841A JP2001259904A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | スローアウェイチップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000078841A JP2001259904A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | スローアウェイチップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001259904A true JP2001259904A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18596192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000078841A Pending JP2001259904A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | スローアウェイチップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001259904A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297875A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Kayaba Ind Co Ltd | 中繰切削チップ |
EP4108365A1 (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-28 | Tungaloy Corporation | Cutting insert |
-
2000
- 2000-03-21 JP JP2000078841A patent/JP2001259904A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297875A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Kayaba Ind Co Ltd | 中繰切削チップ |
EP4108365A1 (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-28 | Tungaloy Corporation | Cutting insert |
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