JP2001259686A - 水処理方法、水処理剤及び好気的脱窒細菌 - Google Patents
水処理方法、水処理剤及び好気的脱窒細菌Info
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Abstract
N2 Oを発生せず、高い脱窒性能を有する脱窒システム
を用いることにより、地球環境を守る水処理方法を提供
する。 【解決手段】窒素化合物を含有する水13を処理するに
あたり、水13と、シュードモナス・スタッツェリ−T
R2 FERM P−17713及びラルストニア・ピ
ックティ−K50 FERM P−17712の少なく
とも一種の脱窒細菌とを混合し、前記窒素化合物を分解
する。
Description
理剤及び脱窒細菌に関する。
ガス(N2 O)の大気中濃度が急上昇している。この亜
酸化窒素ガスの主要発生源の一つは、排水処理場である
と考えられている。
染、富栄養化の原因となる排水中の窒素に関心が払われ
るようになり、排水の窒素濃度基準を条例で規制する自
治体が出始めている。
段は、生物的脱窒である。脱窒により、硝酸体及びアン
モニア体窒素は、窒素ガス(N2 )や亜酸化窒素ガスに
変換され、大気中に放出される。
ま、このような窒素除去法が世界的に普及することは、
21世紀の地球環境にとって大問題である。
気)するだけの処理を行っている。現在でもそのような
処理場が多いが、曝気処理のみでは、処理水中のBOD
やCODで現される有機物は減少するものの、窒素やリ
ンが除けないという問題点がある。
は、窒素の除去に間歇曝気、リンの除去に凝集剤添加に
よる不溶性リン酸塩形成、という方法が採られている。
間歇曝気法は、非通気時に脱窒菌を働かせて窒素除去す
る方法である。
討したところ、間歇曝気法では、溶存酸素除去が不十分
な場合、N2 Oを発生させたり、脱窒活性が低下するこ
とがわかった。
望ましく、N2 Oが放出されてはならない。また、上記
の窒素濃度規制により、排水の脱窒処理が世界的規模で
急速に拡大することが予想されるが、脱窒産物(N2 か
N2 Oか)に対する配慮とともに、いかに効率的に脱窒
するかが重要である。
得ない好気的条件でも、N2 Oを発生せず、高い脱窒性
能を有する脱窒システムを用いることにより、地球環境
を守る水処理方法を提供することを課題とする。
含有する水を処理するにあたり、前記水と、シュードモ
ナス・スタッツェリ(Pseudomonas stu
tzeri)−TR2FERM P−17713及びラ
ルストニア・ピックティ(Ralstonia pic
kttii)−K50 FERM P−17712の少
なくとも一種の脱窒細菌とを混合し、前記窒素化合物を
分解することを特徴とする、水処理方法に係るものであ
る。
を処理するにあたり、前記水と、活性汚泥と、フザリウ
ム・オキシスポラム(Fusarium oxyspo
rum)−MT−811 FERM P−17714と
を混合し、前記窒素化合物を分解することを特徴とす
る、水処理方法に係るものである。
水を処理するにあたり、前記水と、シュードモナス・ス
タッツェリ−ZoBellと、フザリウム・オキシスポ
ラム−MT−811 FERM P−17714とを混
合し、前記窒素化合物を分解することを特徴とする、水
処理方法に係るものである。
分解することができる脱窒システムを得るため、種々の
水処理方法を検討した。
るためには、曝気(好気的)処理が必要である。
好気(嫌気)的条件を好み、有機物除去の条件とは相容
れない。
十分なまま、脱窒菌を働かせると、N2 Oを発生させる
場合が多く、ここに、有機物と窒素の両方を同時に取り
除く手法の困難性があることがわかった。
型脱窒システムとしての水処理を詳細に検討した。
ムに理想的な脱窒菌を自然界より単離し、本発明に至っ
た。なお、本発明では、脱窒菌とは、脱窒細菌及び脱窒
真菌(酵母は真菌に含める)のいずれをも示す用語とし
て用いる。
利用することで、極めて効率的で安全に窒素化合物を分
解できることを突き止め、本発明を完成させた。
−TR2 FERM P−17713及びラルストニア
・ピックティ−K50 FERM P−17712の少
なくとも一種の脱窒細菌の、優れた脱窒性能に基づくも
のである。
水処理で取られる好気的条件でも、N2 Oの発生を抑制
し、高い脱窒性能を有する。
ラム−MT−811 FERM P−17714が、活
性汚泥やシュードモナス・スタッツェリ−ZoBell
と混合した場合、優れた脱窒性能を示すことを見出した
ことに基づくものである。
1 FERM P−17714は、活性汚泥やシュード
モナス・スタッツェリ−ZoBellと混合した場合、
活性汚泥単独の場合に比べ、N2 Oの発生を抑制しなが
ら、効率的に窒素化合物を分解することができる。
窒菌を用いることにより、好気的条件下に、N2 Oの発
生を抑制し、環境に与える負荷を抑えながら、効率的に
水中の窒素化合物を分解することができる。
て、より一層詳細に説明する。本発明の脱窒細菌であ
る、シュードモナス・スタッツェリ−TR2 FERM
P−17713及びラルストニア・ピックティ−K50
FERM P−17712は、自然界から単離するこ
とができる。
クリーニング用培地に、土壌等のサンプルを塗布し、3
0℃で1〜3日保温後、周囲が青色に呈色したコロニー
を取り出すことにより単離することができる。
として、本明細書の実施例に従い、次の表2に示すMM
液体培地又は表4に示すMMYS液体培地中で培養し、
経時的に気相中の窒素ガスを分析することによって、そ
れらの好気的脱窒能を検討することができる。なお、M
M液体培地等に添加する微量元素溶液Aは、表3に示す
ものを用いることができる。
TR2は、FERM P−17713として平成12年
2月3日付けで工業技術院生命工学工業技術研究所に寄
託してある。このシュードモナス・スタッツェリ−TR
2 FERM P−17713は、水田から分離したも
のであり、微生物学的性質として、グラム陰性の桿菌で
あり、硝酸還元能を有し、琥珀酸を炭素源として良好に
生育し、分類学上、細菌〔シュードモナス・スタッツェ
リ(Pseudomonas stutzeri)〕に
属する新菌株である。同定結果を以下に示す。
析結果より) 検体の採取場所:土壌 培養形式:斜面培地 培養温度:30℃ 細胞形態:桿菌(0.8×1.5〜2μm) グラム染色:− 胞子:− 運動性:+ コロニー形態:円形、全縁なめらか、低凸状、光沢、淡
黄色 生育温度℃:NT カタラーゼ:+ オキシダーゼ:+ O/F試験:− これらの結果から、分離株TR2は、運動性を有し、カ
タラーゼ、オキシダーゼ共に陽性を示すことから、Ps
eudomonasグループのバクテリアであると推定
される。
の顕微鏡写真(倍率:1500)を示す。
析結果より) 硝酸塩還元:+ インドール産生:− ブドウ糖酸化性:− アルギニンジヒドロラーゼ:− ウレアーゼ:− エスクリン加水分解:− ゼラチン加水分解:− β−ガラクトシダーゼ:− 基質資化能 ブドウ糖:+ L−アラビノース:− D−マンノース:− D−マンニトール:− N−アセチル−D−グルコサミン:− マルトース:+ グルコン酸カリウム:+ n−カプリン酸:+ アジピン酸:− dl−リンゴ酸:+ クエン酸ナトリウム:+ 酢酸フェニル:− これらの生理性状試験結果から、分離株TR2は、Ps
eudomonasstutzeriであることが知見
される。
列)BLASTN 2.0.10(Altschul
等、1997年、Nucleic Acids Re
s.25:3389−3402)の方法に従い、分離株
TR2の16S RNA遺伝子の部分DNA配列を取り
出し、これと相同性の高いものを、データベース(Ge
nBank:686,000 sequences;
1,409,831.702 total lette
rs)の中から抽出した。以下に、TR2の16S R
NA遺伝子の部分DNA配列の相同性の解析結果を示
す。なお、分離株TR2の16S RNA遺伝子の部分
DNA配列を配列番号1で示す。
観察及び16S RNA遺伝子の部分DNA配列から、
分離株TR2は、シュードモナス・スタッツェリに属す
ることがわかる。なお、本発明のシュードモナス・スタ
ッツェリ−TR2 FERMP−17713は、本発明
の実施例に示すように、既知のシュードモナス・スタッ
ツェリ−ZoBell(FEBS Letters 2
77、205−209、1991年等参照)とは異な
り、新菌株であることがわかる。
0は、FERM P−17712として平成12年2月
3日付けで工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託し
てある。このラルストニア・ピックティ−K50 FE
RM P−17712は、微生物学的性質として、グラ
ム陰性の桿菌であり、硝酸還元能を有し、琥珀酸、メタ
ノール及び蟻酸を炭素源として良好に生育し、分類学
上、細菌(ラルストニア・ピックティ(Ralston
ia pickttii))に属する新菌株である。こ
の新菌株の同定結果を以下に示す。
析結果より) 検体の採取場所:土壌 培養形式:スラント 細胞形態:桿菌(0.5×1.5〜2μm) グラム染色:− 胞子:NT 運動性:+ コロニー形態:円形、周縁波状、低凸状、表面凹凸有
り、光沢有り、クリーム色 生育温度℃:NT カタラーゼ:+ オキシダーゼ:+ O/F試験:−
Bジャパンの分析結果より) 硝酸塩還元:− インドール産生:− ブドウ糖酸化性:− アルギニンジヒドロラーゼ:− ウレアーゼ:− エスクリン加水分解:− ゼラチン加水分解:− β−ガラクトシダーゼ:− 基質資化能 ブドウ糖:+ L−アラビノース:− D−マンノース:− D−マンニトール:− N−アセチル−D−グルコサミン:− マルトース:− グルコン酸カリウム:+ n−カプリン酸:+ アジピン酸:− dl−リンゴ酸:+ クエン酸ナトリウム:+ 酢酸フェニル:− 追加試験 ブドウ糖の酸化的分解:+W King’sB寒天での蛍光色素産生:− PHBA蓄積:+
の顕微鏡写真(倍率:1500)を示す。
性を有するグラム陰性桿菌で、カタラーゼ及びオキシダ
ーゼ共に陽性を示し、弱いながらも、ブドウ糖を酸化的
に分解するとの知見から、Pseudomonasグル
ープのバクテリアであると考えられる。生理性状試験か
らは、分離株K50は、Ralstonia pick
ettii、Pseudomonas putidaが
示唆れるが、King’sB寒天での蛍光色素産生が認
められず、アルギニンジヒドロラーゼ陰性、ポリ−β−
ヒドロキシ酪酸(PHBA)の蓄積陽性を示すことか
ら、K50株は、Ralstonia picktti
iがより妥当性の高い菌群である。
T−811は、FERM P−17714として平成1
2年2月3日付けで工業技術院生命工学工業技術研究所
に寄託してある。このフザリウム・オキシスポラム−M
T−811 FERM P−17714は、微生物学的
性質として、菌糸状で、無性胞子を形成し、ポテトデキ
ストロース培地上で発育良好で、気菌糸上に白色の胞子
を形成し、分類学上、かび〔フザリウム・オキシスポラ
ム(Fusarium oxysporum)〕に属す
る菌株である。
菌として単離され報告されている(Sato,T.,M
atsuda,Y.,Takashio,M.,Sat
o,K.,Beppu,T.,and Arima,
K.:Agric.Biol.Chem.40,935
−961(1976))。また、本発明にかかる発明者
は、この真菌株自体が脱窒することを見出し、既に報告
している(Shoun,H.,and Tanimot
o, T.,Denitrificationby f
ungus Fusarium oxysporum
and involvement of cytoch
rome P−450 in therespirat
ory nitrite reduction.J.
Biol.Chem.266,11078−11082
(1991))。
取り除く好気的な条件下でも、脱窒菌として有効に働
き、処理すべき有機物と窒素化合物の両方を含有する水
から、有機物と窒素化合物を同時に取り除くのに役立
つ。また、かかる好気的脱窒菌を水処理に用いると、従
来の脱窒システムに比べ、より一層好気的な条件で、N
2Oの発生を抑制する脱窒システムとして働き、温室効
果ガスの発生を抑止することができる。
TR2 FERM P−17713は、好気的な条件下
でも、N2 Oを発生させず、N2 を生成する理想的な好
気的脱窒菌である。
Oを発生させることがないので、有機物を取り除く好気
的な条件下でも、環境に悪影響を与えず、脱窒細菌とし
て有効に働き、処理水から有機物と窒素の両方を同時に
取り除くのに役立つ。
ェリ−TR2 FERM P−17713は、メタノー
ル、蟻酸等のC1化合物を唯一の炭素源として資化して
良好に増殖する。かかる脱窒細菌は、安価なC1化合物
をエネルギー源にして増殖できるので、維持、培養、排
水処理等が安価になる。
ム−MT−811 FERM P−17714は、真菌
(カビ)に属し、菌糸状形態をとるため、処理水からの
分離が容易である。また、かかる脱窒真菌は、好気的条
件下でも、N2 O発生を抑制しつつ脱窒真菌として有効
に働き、処理水から有機物と窒素の両方を同時に取り除
くのに役立つ。
物を含有する水を処理するものであれば、水処理全般
(一般排水、農・畜産業排水、工業廃水等の処理、河川
・地下水等の浄水等)に用いることができる。
限定されない。種々の窒素化合物の処理に、本発明の好
気的脱窒菌又は本発明に係る好気的脱窒菌を用いること
ができる。窒素化合物としては、例えば、硝酸、亜硝酸
等の窒素酸化物等が挙げられる。本発明の方法及び好気
的脱窒菌は、これらの窒素化合物を含有する水の処理に
好適である。
ス・スタッツェリ−TR2 FERM P−1771
3、フザリウム・オキシスポラム−MT−811 FE
RMP−17714及びラルストニア・ピックティ−K
50 FERM P−17712からなる群より選ばれ
た少なくとも一種の好気的脱窒菌とを混合すると共に、
活性汚泥をこの水に混合することによって、水に含まれ
る窒素化合物を分解することができる。
も、脱窒が起こり、亜酸化窒素ガスの発生を著しく抑え
ることができる。
を抑えることができれば、特に制限されることはない。
例えば、通常の脱窒用の活性汚泥や有機物処理用の活性
汚泥を用いることができる。通常の脱窒用の活性汚泥を
用いれば、嫌気的な状態での脱窒を効率よく行うことが
できる。また、有機物処理用の活性汚泥を用いれば、好
気的な水処理における脱窒を促進することができる。
水と、本発明にかかる好気的脱窒菌と、嫌気的脱窒菌と
を混合することによって、亜酸化窒素ガスの発生を著し
く抑えながら、水中の窒素化合物を効率よく分解するこ
とができる。
的脱窒細菌として有名な、シュードモナス・スタッツェ
リ−ZoBell等を用いることができる。
菌を、適切な担体への固定化等によって担体に含有させ
ることで、亜酸化窒素ガスの発生を抑える水処理剤とす
ることができる。
って、その増殖を促進させることができる。また、本発
明の好気的脱窒菌は、かかる担体によって、脱窒後の処
理水からの分離や回収が容易になる。かかる担体として
は、多孔質体等を用いることができる。
を発生しない新規な脱窒細菌、好気的条件下でもN2 O
の発生を著しく抑制する新規な脱窒細菌、及び活性汚泥
や嫌気的脱窒菌との混合により効率的な脱窒性能を示す
脱窒真菌を用いる複合培養系好気脱窒システムにより、
N2 Oの発生を抑制した、環境に対する負荷を軽減した
水処理方法が提供できる。
のまま用いるか、又はこれらの脱窒菌の適切な担体への
固定化等により、水処理剤が提供され、水処理現場での
応用が可能となる。
り、電気的及び機械的に制御して自動化し、連続した水
処理装置として用いることができる。図3は、かかる水
処理装置の代表的な流れ図である。
容器3、処理液容器4、酸素及びアルゴン流量制御機
5,6、pH調整液容器7、コンデンサ8、ガス採取管
9、O 2 コンバータ10、pHコンバータ11及びチャ
ート記録機12を備える。
3が、未処理液容器3からポンプ14を介して逐次供給
され、反応器2内で、脱窒菌による脱窒が行われる。
2 コンバータ10によってチャート記録機12で監視さ
れ、酸素及びアルゴン流量制御機5,6によって、それ
ぞれ制御される。
によってチャート記録機12で監視され、pH調整液容
器7から供給されるpH調整液15で調節される。
ンデンサ8で凝縮され、ガス採取管9を介して分析機に
送られる。
ポンプ17を介して処理液容器4に逐次排出され、反応
器2内が定常状態に保たれる。
て、より一層詳細に説明する。 実験例1 フラスコ培養において、本発明の一例の好気的脱窒細菌
による脱窒経過を、既知の脱窒細菌と比較した。
モナス・スタッツェリ−TR2 FERM P−177
13(以下、「TR2細菌株」と称する。)を用いた。
既知の脱窒細菌としては、好気的脱窒細菌として知られ
るチオスフェラ・パントトロファ(Thiospher
a pantotropha)〔以下、「TP細菌」と
称する。なお、この細菌は、現在学名が変更され、パラ
コッカス・デニトリフィカンス(Paracoccus
denitrificans)となったが、この学名
は以前から好気的でない脱窒菌として有名な別の細菌と
同じであるため、本明細書では、「TP細菌」と称す
る。〕、及び既知の嫌気的脱窒細菌として有名な、シュ
ードモナス・スタッツェリ−ZoBell(Ameri
can Type Culture Collecti
onに、登録番号ATCC 14405として保存され
ている。以下、「PS細菌株」と称する。なお、この細
菌は、菌名Pseudomonas perfecto
marinaで保存されているが、現在、この細菌の分
類学的名前が変わり、Pseudomonas stu
tzeriとなっている。)を用いた。
酸ナトリウム、30℃、120rpm)で予め培養し、
その後、集菌し、洗浄(0.9%NaCl)した。
培地100mL(500mL容量の三角フラスコ)に植
菌し、これを本培養(30℃、120rpm)し、気相
中のN2 、N2 O及びO2 を、GCにより分析した。ま
た、N2 の同位体比を、GC/MSにより分析した。
を示すグラフである。図5は、好気的脱窒細菌として知
られるTP細菌の脱窒経過を示すグラフである。図6
は、既知の嫌気的脱窒細菌として有名なPS細菌株の脱
窒経過を示すグラフである。
養経過では、酸素(O2 )が減少する前から脱窒(硝酸
ナトリウムからのN2 の発生)が始まった。図5及び図
6に示すような他の細菌では、酸素がより少なくなって
からでないと、脱窒が始まらなかった。また、図5の細
菌では、N2 Oも発生した。
気的脱窒細菌(PS細菌株)や既知の好気的脱窒細菌
(TP細菌)と比べて、より一層好気的な条件下で、N
2 を生成する活性が高く、更にN2 Oを発生しないこと
が分かった。
キシスポラムによる脱窒経過、及びこの好気的脱窒真菌
と、水処理場の浮遊汚泥(活性汚泥)とを混合すること
によって生じる、活性汚泥の脱窒活性に対する添加効果
を確かめた。
ム・オキシスポラム−MT−811FERM P−17
714(以下、「MT−811真菌株」と称する。)を
用いた。この例の浮遊汚泥としては、廃水処理工場から
採取した活性汚泥(浮遊汚泥)を用いた。
811真菌株)等を用いて、脱窒過程を試験した。な
お、この実験例では、培地の容器を開放し、新たに発生
するN 2 Oを測定した。
る脱窒経過を示すグラフである。図8は、活性汚泥によ
る脱窒過程を示すグラフである。図9は、活性汚泥と本
発明のMT−811真菌株との混合物による脱窒経過を
示すグラフである。図10は、図7〜図9をプロットし
直したものであり、硝酸イオンの減少を示すグラフであ
る。図11は、図7〜図9をプロットし直したものであ
り、N2 Oの生成を示すグラフである。
真菌株は、図8に示す活性汚泥単独の場合よりも、硝酸
イオンの減少能に優れ、N2 O生成も著しく少なかっ
た。また、図9〜図11に示すように、本発明のMT−
811真菌株と活性汚泥との混合物(複合系)を用いる
ことによって、時間経過とともに、硝酸イオンの減少が
ほぼ完全となり、N2 O生成の減少も完全となった。
て、我々が発見したMT−811真菌株(カビ)と、廃
水処理現場から採取した活性汚泥(浮遊汚泥)との複合
培養により、処理水からのN2 O生成を抑え、効率よく
窒素(硝酸)を除くことができた。
の担体への固定化等により、水処理現場での応用が可能
であることが分かった。さらに、本発明のMT−811
真菌株は、菌糸状形態をとっており、処理水からの分離
が容易であった。
の混合系による脱窒過程を研究した。
実験例1と同様のPS細菌株を用いた。
−メタノール及び蟻酸塩培地を用いた以外、実験例2と
同様の条件とした。なお、MM−グリセロール培地の組
成を表5に示す。このMM−グリセロール培地には、表
6に示す微量元素溶液Bを添加した。また、MM−メタ
ノール及び蟻酸塩培地は、表5中のグリセロールの代わ
りに、5ミリモルずつのメタノール及び蟻酸を添加した
以外は、MM−グリセロール培地と同様のものを用い
た。
T−811真菌株のそれぞれ単独の場合と、混合系によ
る場合とを、MM−グリセロール培地で試験したもの
の、脱窒過程を示すグラフである。図13は、既知のP
S細菌株と本発明のMT−811真菌株のそれぞれ単独
の場合と、混合系による場合とを、MM−グリセロール
培地で試験したものの、N2 生成とO2 減少を示すグラ
フである。図14は、既知のPS細菌株と本発明のMT
−811真菌株のそれぞれ単独の場合と、混合系による
場合とを、MM−メタノール及び蟻酸塩培地で試験した
ものの、N2 及びN2 O生成を示すグラフである。
ロールを用いたところ、本発明のMT−811真菌株
は、既知のPS細菌株と比べ、硝酸イオンからのN2 と
N2 Oの生成能がいずれも著しく低かったにもかかわら
ず、本発明のMT−811真菌株と既知のPS細菌株と
を混合した混合系では、N2 生成能が、既知のPS細菌
株単独よりも著しく高くなり、N2 O生成能がほぼ完全
に抑えられた。
−811真菌株と既知のPS細菌株との混合系では、O
2 の減少が著しくなり、N2 生成能が著しく高くなっ
た。
ール及び蟻酸塩を用いたところ、本発明のMT−811
真菌株と既知のPS細菌株との混合系では、N2 生成能
が、既知のPS細菌株単独よりも著しく高くなり、N2
O生成能が著しく抑えられた。
T−811真菌株)と既知の嫌気的脱窒細菌(PS細菌
株)との複合培養により、効率よく窒素(硝酸体等)を
除けることが分かった。また、本発明の好気的脱窒真菌
(MT−811真菌株)は、菌糸状形態をとるため、処
理水からの分離が容易であった。
酸又はメタノールのいずれかを唯一の炭素源とし、脱窒
過程を研究した。
す組成の培地を用いた以外、実験例1と同様にした。ま
た、メタノールを炭素源とした処理は、表7の培地中、
蟻酸の代わりに、等モルのメタノールを添加した培地を
用いた以外、蟻酸の場合の処理と同様にした。なお、C
/N=6、C/N=12、C/N=36は、蟻酸又はメ
タノールと硝酸のモル比が、6、12、36であること
を示す。結果を、図15〜図18に示す。
N2 O生成を示すグラフである。図16は、蟻酸を用い
たTR2のO2 減少を示すグラフである。図17は、メ
タノールを用いたTR2のN2 及びN2 O生成を示すグ
ラフである。図18は、メタノールを用いたTR2のO
2 減少を示すグラフである。
TR2細菌株は、蟻酸を唯一の炭素源としても、好気的
条件下でN2 Oを産生することなく、C/N=32を除
き、良好なN2 産生を示し、脱窒性能に優れていること
がわかった。
TR2細菌株は、メタノールを唯一の炭素源としても、
好気的条件下でN2 Oを産生することなく、良好なN2
産生を示し、脱窒性能に優れていることがわかった。
究した。
て、本発明のTR2細菌株及びラルストニア・ピックテ
ィ−K50 FERM P−17712(以下、「K5
0細菌株」と称する。)を用い、既知の脱窒菌として、
TP細菌及びPS細菌株を用いた。
基本組成の培地に、表3に示す微量元素溶液を2mL/
Lの割合で添加して調製した培地と、図3に示すよう
な、電気的及び機械的に制御された連続培養装置とを用
いて検討した。
株、本発明のK50細菌株、既知のTP細菌及び既知の
PS細菌株の脱窒状態のそれぞれを示す。これらの脱窒
菌は、それぞれ、表9〜表12に示す異なる攪拌速度と
酸素供給量の条件の下に、定常状態を保った。
は、表11に示すTP細菌と比べ、無酸素状態又は溶存
酸素濃度(DO)が低い状態で、光学的密度(OD540)
が高く、良好に増殖してN2 を産生する一方、N2 Oの
産生が著しく少ない。
と比べ、溶存酸素濃度が高い状態でも、N2 Oの産生量
を増やすことなく、良好に増殖してN2 を産生する。
に示すPS細菌株と比べ、低溶存酸素濃度でN2 を良好
に産生し、N2 Oの産生量が著しく少なく、高溶存酸素
濃度でも、良好に増殖し、N2 Oの産生量が著しく少な
い。
は、TR2細菌株と同様に、TP細菌と比べ、低溶存酸
素濃度で良好に増殖し、N2 O産生を抑えてN2 を産生
し、高溶存酸素濃度でも、N2 Oの産生量を増やすこと
がない。
菌株と同様に、PS細菌株と比べ、低溶存酸素濃度でN
2 O産生を抑えて、N2 を産生し、高溶存酸素濃度でも
著しく増殖して、N2 O産生を抑えて、N2 を産生す
る。
理装置によれば、所定の好気的脱窒菌を用いることによ
り、好気的条件下に、N2 Oの発生を抑制し、環境に与
える負荷を抑えながら、効率的に水中の窒素化合物を分
解することができる。
る。
る。
フである。
る。
フである。
すグラフである。
ある。
による脱窒経過を示すグラフである。
ンの減少を示したグラフである。
生成を示したグラフである。
真菌株のそれぞれ単独の場合と、混合系による場合と
を、MM−グリセロール培地で試験したものの、脱窒過
程を示すグラフである。
真菌株のそれぞれ単独の場合と、混合系による場合と
を、MM−グリセロール培地で試験したものの、N 2 生
成とO2 減少を示すグラフである。
真菌株のそれぞれ単独の場合と、混合系による場合と
を、MM−メタノール及び蟻酸塩培地で試験したもの
の、N2 及びN2 O生成を示すグラフである。
を示すグラフである。
フである。
O生成を示すグラフである。
すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 窒素化合物を含有する水を処理するにあ
たり、 前記水と、シュードモナス・スタッツェリ−TR2 F
ERM P−17713及びラルストニア・ピックティ
−K50 FERM P−17712の少なくとも一種
の脱窒細菌とを混合し、前記窒素化合物を分解すること
を特徴とする、水処理方法。 - 【請求項2】 前記脱窒細菌が、シュードモナス・スタ
ッツェリ−TR2 FERM P−17713であるこ
とを特徴とする、請求項1記載の水処理方法。 - 【請求項3】 窒素化合物を含有する水を処理するにあ
たり、 前記水と、活性汚泥と、フザリウム・オキシスポラム−
MT−811 FERM P−17714とを混合し、
前記窒素化合物を分解することを特徴とする、水処理方
法。 - 【請求項4】 窒素化合物を含有する水を処理するにあ
たり、 前記水と、シュードモナス・スタッツェリ−ZoBel
lと、フザリウム・オキシスポラム−MT−811 F
ERM P−17714とを混合し、前記窒素化合物を
分解することを特徴とする、水処理方法。 - 【請求項5】 水中の窒素化合物を分解するための水処
理剤であって、 前記水処理剤が、シュードモナス・スタッツェリ−TR
2 FERM P−17713及びラルストニア・ピッ
クティ−K50 FERM P−17712の少なくと
も一種の脱窒細菌を含んでいることを特徴とする、水処
理剤。 - 【請求項6】 水中の窒素化合物を分解するための水処
理剤であって、 前記水処理剤が、シュードモナス・スタッツェリ−Zo
Bellと、フザリウム・オキシスポラム−MT−81
1 FERM P−17714とを含んでいることを特
徴とする、水処理剤。 - 【請求項7】 窒素化合物を分解する脱窒細菌であっ
て、シュードモナス・スタッツェリ−TR2 FERM
P−17713で示されることを特徴とする、脱窒細
菌。 - 【請求項8】 窒素化合物を分解する脱窒細菌であっ
て、ラルストニア・ピックティ−K50 FERM P
−17712で示されることを特徴とする、脱窒細菌。
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JP2000078083A JP3398760B2 (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 水処理方法、水処理剤及び好気的脱窒細菌 |
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