JP2001259476A - 高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装置 - Google Patents

高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有用元素の抽出並びに放射線廃棄物量を減少
し貯蔵空間を低減でき、回転速度にかかわらず２液相を
分離して、吸入された２液相の混合反応時間を調節でき
る高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心
分離装置を提供する。 【解決手段】 本発明の遠心分離装置は、２液相を吸入
して吸入された２液相の混合反応時間を調節した後、遠
心力により層分離する吸入・回転部と、前記層分離され
た２液層の境界層の位置に分離隔壁を移動させる分離隔
壁高さ調節部と、前記分離隔壁により分離された２液体
を各々外部に排出して吸入・回転部を支持する固定体部
とを含んで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高さ調節分離隔壁と
方向転換板を利用した有機相遠心分離装置に関し、原子
力発電所で使用して出た使用後核燃料の累積量を減少さ
せるため、使用後核燃料の処理後発生する放射性廃液か
ら白金族元素等の有用元素と化学的毒性が強い高放射線
物質等を混合反応を通して有機相液体に抽出する高さ調
節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】遠心分離装置を利用し有機相と水溶相液
体を分離する際、図２のように２液体の混合比と液体の
回転速度によって２液体が分離される境界層の厚さと高
さが異なり、また液体の回転速度により２液体の混合反
応時間も異なる。よって、２液体の分離効率を高めるた
めには、図２のように２液体の混合比によって変化する
境界層の厚さに合わせて分離隔壁の高さを位置づけしな
ければならず、回転速度と混合反応時間も変化させなけ
ればならない。
【０００３】しかし、従来使用されていた遠心分離装置
は、分離隔壁の高さが一定に固定されているため混合比
が異なる場合、２液相の分離が適切になされないことか
ら、混合比によって回転速度と分離隔壁の高さが互いに
異なる数台の遠心分離装置を使用しなければならない問
題点があった。また、分離隔壁の高さを調節できない
為、図２の４）のように有機相と水溶相の２液体が水平
方向に完全に分離される時まで、液体を高速回転（水溶
相及び有機相の比重により多少差異があるが、大概３６
００ｒｐｍ以上）させなければならないため、液体が装
置内に滞留する混合反応時間が短縮され、操作者が実験
目的に合うように混合反応時間を任意のままに調節でき
ない等いろいろな問題点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を鑑みてなされたもので、その目的は分離隔壁と
方向転換板の位置を調節し、有機相物質と水溶相物質が
任意の比率で混合された放射線廃液から有用元素及び化
学的毒性が強い放射線元素が含まれる有機相物質の分離
効率を高めることによって有用元素を抽出したり、放射
線廃棄物量を減少し、貯蔵空間を低減できる高さ調節分
離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装置を提
供することにある。
【０００５】本発明は遠心分離装置において、前記遠心
分離装置は２液相を吸入して、吸入された２液相の混合
反応時間を調節した後、遠心力により層分離する吸入・
回転部と、前記層分離された２液相の境界層の位置に分
離隔壁を移動させる分離隔壁高さ調節部と、前記分離隔
壁により分離された２液体を各々外部に排出して、吸入
・回転部を支持する固定体部とを含んで構成され、流入
される２液相の混合比及び吸入された２液相の回転速度
にかかわらず、２液相を分離して、吸入された２液相の
混合反応時間を調節できる高さ調節分離隔壁と方向転換
板を利用した有機相遠心分離装置を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】原子力発電所で使用して
出た使用後核燃料の処理後に発生する排気物量を減少さ
せるため、多様な方法等が紹介されてきた。特に、遠心
分離法による方法は、固体となっている使用後核燃料を
硝酸に融解させた水溶相液体を有機相の溶媒抽出剤を使
用し、水溶相に含まれている白金族元素等の有用元素と
放射線等の化学的毒性が強い物質等を混合反応を通して
有機相液体に抽出する方法である。本発明は、前記遠心
分離法を利用するもので、遠心分離装置内に供給される
有機相液体と水溶相液体が回転速度と２液相の混合比に
よって変化する境界層の位置に分離隔壁の高さを合わせ
られるようにして、遠心力を加重させる方向転換板の位
置を垂直方向に調節することにより、混合反応時間を適
切に選択することができる。
【０００７】即ち、本発明は高さ調節が可能な分離隔壁
と方向転換板を利用したもので、高速回転する内側ベア
リングと外側ベアリング間に高さを調節できる分離隔壁
を設置し、回転体の回転速度と２液相の常備により変化
する境界層の厚さによって分離隔壁の高さを調節可能に
することで分離効率を高めて、混合反応時間を調節する
ことができる。また、吸入された２液体がぶつかり遠心
力方向に流速の力を加重させる役割をする方向転換板を
吸入軸に設けて、垂直方向に調節可能にすることで吸入
インペラにより吸入管に流入された２液相の混合反応時
間に対する選択の幅を広げられる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に基づき詳細に
説明する。図１は、本発明による構成を示した遠心分離
装置の概略図を示す。本発明は有機相物質と水溶相物質
を吸入・分離する吸入・回転部１０と、前記吸入・分離
された有機相物質と水溶相物質を分離する分離隔壁高さ
調節部２０と、前記吸入・回転部を支持する固定体部３
０とから構成される。
【０００９】前記吸入・回転部１０は、遠心分離装置１
００内に有機相物質と水溶相物質の２液相を吸入・分離
するもので、２液相を供給する吸入管１１と、前記吸入
管１１先端部に設けられる方向転換板１２と、前記方向
転換板１２下部に位置するよう設置されるインペラ１３
と、前記インペラ１３と一体型に作動される回転体１４
と、前記インペラ１３及び回転体１４を作動させる駆動
モータ１５とから構成される。
【００１０】前記吸入管１１は、装置外部に設置されて
いる流量計により常備が調節された２液相を遠心分離装
置１００内に供給するもので、上部に設置される固定ボ
ルト１１１により固定フレーム１１２に固定される。
【００１１】前記方向転換板１２は、インペラ１３によ
り吸入された２液体がぶつかり遠心力方向に流速の力を
加重させる役割をするもので、吸入管１１先端部にイン
ペラ１３と向き合うように設置され、吸入管１１の上／
下移動時、吸入管１１と一体型に移動され遠心分離装置
１００内の２液体の滞留時間を変化させる。即ち、方向
転換板１２の高さを変化させ装置内の吸入インペラ１３
と方向転換板１２との間の空間の大きさを変化させるこ
とで、２液体が装置内にとどまる滞留時間を変化させ
る。
【００１２】即ち、方向転換板１２の高さを調節する場
合、まず吸入管１１上部に締結される固定ボルト１１１
をはずして方向転換板１２を自在に上下方向に動かし
て、調節が終わると、固定ボルト１１１を再び締めて固
定する。
【００１３】前記インペラ１３は、吸入管１１内に供給
される有機相液体と水溶相液体を吸入するもので、方向
転換板１２下部に位置するように設置され、駆動モータ
１５により回転体１４と一体型に作動される。
【００１４】前記回転体１４は、インペラ１３により吸
入された２液相に遠心力を加えて有機相液体と水溶相液
体に分離・排出するもので、円筒形状を備えて、上部に
水溶相液体上部ガイド１４１が設置されて、駆動モータ
１５によりインペラ１３と一体型に作動されると同時
に、支持ベアリング１４２により固定体部３０に支持さ
れる。
【００１５】また、図３のように内面上部に分離隔壁ガ
イド１４３が形成されて、分離隔壁ガイド１４３と回転
体１４の内面との間に水溶相液体回転出口１４４が形成
され、分離隔壁ガイド１４３上部に回転体１４を貫通す
る多数個の有機相液体回転出口１４３１が形成される。
【００１６】前記水溶相液体上部ガイド１４１は、水溶
相液体回転出口１４４を通じて吐出される水溶相液体を
固定体部３０内にガイドするもので、中央に吸入管１１
が貫通される吸入管ガイド１４１１と、前記吸入管１１
ガイドを中心に一定距離を保って、多数個の貫通ホール
１４１２が形成される。
【００１７】前記分離隔壁ガイド１４３は、分離隔壁２
１の上／下移動時、これをガイドするもので、上部に回
転体１４を貫通する有機相液体回転出口１４３１が形成
される。
【００１８】前記水溶相液体回転出口１４４は、分離隔
壁ガイド１４３と回転体１４との間、即ち、分離隔壁ガ
イド１４３の外側面と回転体１４の内側面により形成さ
れるもので、分離隔壁２１により分離された水溶相液体
を水溶相液体上部ガイド１４１を通じて固定体部３０内
に排出する。
【００１９】前記有機相液体回転出口１４３１は、分離
隔壁２１により分離された有機相液体を固定体部３０内
に移送させるもので、回転体１４を貫通するよう分離隔
壁ガイド１４３上部に一定間隔を保って多数個設置され
る。
【００２０】前記分離隔壁高さ調節部２０は、図１及び
図４のように、吸入・回転部１０に連結・設置されるも
ので、吸入・回転部１０の作動により境界層が形成され
た有機相液体と水溶相液体を分離する分離隔壁２１と、
前記分離隔壁２１上部に連結・設置される多数個の高さ
調節案内棒２２と、前記高さ調節案内棒２２上部に連結
・設置される内側ベアリング固定キャップ２３と、前記
内側ベアリング固定キャップ２３により支持される内側
ベアリング２４と、前記内側ベアリング固定キャップ２
３の外側に設置される外側ベアリング２５と、前記外側
ベアリング２５を支持する外側ベアリング固定キャップ
２６と、前記外側ベアリング固定キャップ２６を固定す
る分離隔壁固定ボルト２７とから構成される。
【００２１】この時、前記分離隔壁高さ調節部２０の高
さ調節案内棒２２及び吸入・回転部の吸入管１１は、吸
入・回転部１０の水溶相液体上部ガイド１４１に形成さ
れた貫通ホール１４１２及び吸入管ガイド１４１１内に
各々挿入・貫通・設置されているため、駆動モータ１５
の作動時、外側ベアリング固定キャップ２６を除外した
分離隔壁高さ調節部２０が、吸入管１１と方向転換板１
２を除外した吸入・回転部１０と一体型に回転する。即
ち、前記外側ベアリング固定キャップ２６は、分離隔壁
固定ボルト２７により固定されて、吸入管１１、吸入管
１１と一体型に形成された方向転換板１２は吸入管固定
ボルト１１１により固定され、外側ベアリング２５は外
側ベアリング固定キャップ２６に対して内側ベアリング
固定キャップ２３、高さ調節案内棒２２、分離隔壁２１
が回転可能に設置されると同時に、吸入管１１は水溶相
液体上部ガイド１４１の中央に形成された吸入管ガイド
１４１１内に挿入・貫通・設置されているため、駆動モ
ータ１５の作動回転時、外側ベアリング固定キャップ２
６を除外した分離隔壁高さ調節部２０が、吸入管１１と
方向転換板１２を除外した吸入・回転部１０と一体型で
回転する。
【００２２】また、前記内側ベアリング固定キャップ２
３下部に設置される高さ調節案内棒２２は１２０°間隔
で設けられ、水溶相液体上部ガイド１４１に形成された
３個の貫通ホール１４１２によって案内される。この
時、前記高さ調節案内棒２２によりガイドされる分離隔
壁２１は、図３のように水溶相液体上部ガイド１４１下
端に連結・設置された分離隔壁ガイド１４３によって移
動される。前述した分離隔壁２１は、高さ調節後、図１
のように、外側ベアリング固定キャップ２６の両側を固
定ボルト２７に締められてその位置を固定する。
【００２３】このように、駆動モータ１５により回転す
る部分である回転体１４、水溶相液体上部ガイド１４１
及び外側ベアリング固定キャップ２６を除外した分離隔
壁高さ調節部２０の残りの部分は、回転体１４下端部に
設置された回転体支持ベアリング１４２と、外側ベアリ
ング固定キャップ２６により支持される外側ベアリング
２５により支持される。
【００２４】前記固定体部３０は、吸入・回転部１０を
支持するもので、吸入・回転部１０の水溶相液体回転出
口１４４と有機相液体回転出口１４３１が連結され、前
記水溶相液体回転出口１４４及び有機相液体回転出口１
４３１が連結された部位に水溶相液体固定出口３１及び
有機相液体固定出口３２が各々形成される。即ち、固定
体部３０の内側には有機相液体固定出口３２が有機相液
体回転出口１４３１と連結可能に、また、外側には水溶
相液体固定出口３１が水溶相液体回転出口１４４と連結
可能に各々形成される。
【００２５】次に、前記のように構成された本発明の高
さ調節分離隔壁２１と方向転換板１２を利用した遠心分
離装置１００の２液体の分離順序を説明する。
【００２６】図１の中空の吸入管１１に有機相液体と水
溶相液体を供給すると、２液体は回転体１４の駆動モー
タ１５により回転体１４のように回転する吸入インペラ
１３の吸入力により遠心分離装置１００の回転体１４内
に同時に吸入される。この時、２液相の常備は装置外部
に設置されている流量計により調節される。
【００２７】前記吸入インペラ１３により吸入された２
液体は、吸入管１１に設けられた方向転換板１２にぶつ
かり吸入軸の外側方向（遠心力の作用方向）へ傾き、比
重差により互いに異なる遠心力が作用し、図２のような
比重が大きな水溶相液体は回転体１４内壁に集中され、
相対的に比重が小さな有機相液体は水溶相液体の外側に
集まる。
【００２８】この時、回転体１４の速度を増加させる
と、遠心力が増加し２液体の層が分離し、回転体１４の
内壁にそって上昇する。回転速度によって変化する２液
体の境界層の厚さの変化は図２の通りで、各回転速度に
よって境界層の位置を観察し分離隔壁２１の入口を境界
層に位置させると、分離隔壁２１により有機相液体と水
溶相液体が分離される。
【００２９】前記のように分離隔壁２１により分離され
た有機相液体は、分離隔壁の内壁にのって上り分離隔壁
ガイド１４３上端部に設置された６個の有機相液体回転
出口１４３１を通じて固定体部３０に付着されている有
機相液体固定出口３２に排出されて、水溶相液体は回転
体１４の内壁と分離隔壁ガイド１４３の外壁との間を過
ぎて水溶相液体回転出口１４４を通って回転体１４の外
に排出された後、水溶相液体上部ガイド１４１の案内に
より固定体部３０に設けられている水溶相液体固定出口
３１に排出される。
【００３０】前述したように、本発明の高さ調節分離隔
壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装置の分離性
能を知るため、図５のように装置を製作し実験を実施し
た。実験では、高さ調節用分離隔壁と方向転換板の高さ
を認識するため装置を固定するフレーム部分に目盛を設
けた。実験条件は常温で実施し、有機相溶液には灯油
を、水溶相溶液には黄褐色の鉄分が添加された蒸留水を
使用した。鉄分を添加した理由は鉄分が有機相には溶け
ず、水溶相には溶ける性質を利用して有機相液体と水溶
相液体の色相差を明確に区別するためである。
【００３１】実験１．方向転換板の高さ変化による滞留
時間の変化測定 回転体の回転速度を３，０００ｒｐｍに固定して、方向
転換板の高さを変化させ２液体が装置内に滞留する滞留
時間を測定した。実験で方向転換板の高さは、方向転換
板と吸入インペラ間との距離を肉眼で測定した。液体の
滞留時間は、２液体を注入した瞬間から２液体が装置の
外に完全にぬけ出る時までの時間で測定できるが、肉眼
では２液体が完全にぬけ出たことを明確に区別できな
い。よって、正確な滞留時間を測定するため一般的に多
く使用される流体の電気伝導度測定方法を使用し平均滞
留時間（ｒｅｓｉｄｅｎｃｅ ｔｉｍｅ）を求めた。
【００３２】実験結果、方向転換板の高さの変化により
次のような平均滞留時間を求めることができた。
【００３３】
【数１】 このような本発明の遠心分離装置を使用するにおいて、
方向転換板の高さを変化させることにより、２液体の装
置内滞留時間を変化させることがわかる。
【００３４】実験２．高さ調節分離隔壁の高さと回転速
度の変化による分離状態の観察 高さ調節分離隔壁の高さを変化させて、２液体が完全に
分離される時の回転体の回転速度を測定した。実験で分
離隔壁の高さは高さ調節案内棒に基準点を示して、この
基準点と水溶相液体の上部ガイドの上面との距離を測定
し求め、２液体が完全に分離されたかの可否は実験１と
同じ方法で正確性を期するために流体の電気伝導度を測
定し判定した。
【００３５】実験過程で、回転速度が変化することによ
って２液体の境界層の厚さの変化を肉眼で観察すること
ができ、実験結果、高さ調節分離隔壁の高さの変化によ
り２液体が完全に分離される回転体の回転速度は次のよ
うに求められた。即ち、
【００３６】
【表１】 このような結果から、本発明の装置を使用し分離隔壁の
高さを調節することで、回転体の回転速度にかかわらず
２液体を成功的に分離できることがわかった。
【００３７】本発明は、上述した特定の望ましい実施例
に限定されず、請求範囲で請求する本発明の要旨から逸
脱せず、当該発明が属する技術分野で通常の知識をもつ
者なら誰でも多様な変形実施が可能なことはもちろん、
このような変形は請求範囲に記載の範囲内にある。
【００３８】
【発明の効果】本発明は、分離隔壁と方向転換板の位置
を調節できるよう構成され、流体の低い回転速度でも２
液体の分離が可能で、任意の混合比を備える液体にも適
用可能である。さらには、方向転換板の高さ調節を通し
て水溶相と有機相液体がとどまる空間を調節することで
滞留時間即ち、混合反応時間を適切に選択することがで
きる。
【００３９】また、本発明は従来の装置の問題点即ち、
分離条件により装置をいちいち製作する困難を解決する
ことにより分離効率を向上させて、分離費用を大幅に減
少させられ、放射線廃液の中で強い放射線をおびた物質
や有用元素を抽出して出し、放射線廃液の貯蔵空間を低
減できる等多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の構成を示した遠心分離装置の概略図で
ある。
【図２】本発明の回転速度と境界層の変化による分離隔
壁の位置変化図である。
【図３】本発明の遠心分離装置の内部立体図である。
【図４】本発明の高さ調節分離隔壁の部品を示した図で
ある。
【図５】本発明の遠心分離装置の写真を示した図であ
る。
【符号の説明】
１０ 吸入・回転部 １１ 吸入管 １２ 方向転換板 １３ インペラ １４ 回転体 １５ 駆動モータ ２０ 分離隔壁高さ調節部 ２１ 分離隔壁 ２２ 高さ調節案内棒 ２３ 内側ベアリング固定キャップ ２４ 内側ベアリング ２５ 外側ベアリング ２６ 外側ベアリング固定キャップ ２７ 分離隔壁固定ボルト ３０ 固定体部 ３１ 水溶相液体固定出口 ３２ 有機相液体固定出口 １００ 遠心分離装置 １１１ 固定ボルト １１２ 固定フレーム １４１ 水溶相液体上部ガイド １４２ 支持ベアリング １４３ 分離隔壁ガイド １４４ 水溶相液体回転出口 ２３１ 案内棒固定タップ １４１１ 吸入管ガイド １４１２ 貫通ホール １４３１ 有機相液体回転出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユン ジ−ソップ 大韓民国 テジョンシ ソク ウォルピョ ンドン ヌリアパート102−1506（番地な し) (72)発明者 ジョン ジェ−フ 大韓民国 テジョンシ ソク ドゥンサン ドン ヒャンチョンアパート112−305（番 地なし) (72)発明者 パク ソン−ウォン 大韓民国 テジョンシ ユソンク ソンガ ンドン ハンマウルアパート113−407（番 地なし) (72)発明者 パク ヒョン−ス 大韓民国 テジョンシ ユソンク ドリョ ンドン ヒョンデアパート103−1002（番 地なし) Ｆターム(参考） 4D057 AA04 AB03 AC01 AC06 AD01 AE02 AF07 BC05 CB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 遠心分離装置において、 前記遠心分離装置は２液相を吸入して吸入された２液相
    の混合反応時間を調節した後、遠心力により層分離する
    吸入・回転部と、 前記層分離された２液相の境界層の位置に分離隔壁を移
    動させる分離隔壁高さ調節部と、 前記分離隔壁により分離された２液体を各々外部に排出
    して吸入・回転部を支持する固定体部とを含んで構成さ
    れ、流入される２液相の混合比及び吸入された２液相の
    回転速度にかかわらず２液相を分離して、吸入された２
    液相の混合反応時間を調節することを特徴とする高さ調
    節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装
    置。
  2. 【請求項２】 前記吸入・回転部は２液相を供給する吸
    入管と、前記吸入管の先端部に設けられる方向転換板
    と、前記方向転換板の下部に位置するように設置される
    インペラと、前記インペラと一体型で作動される回転体
    と、前記インペラ及び回転体を作動させる駆動モータと
    から構成されることを特徴とする請求項１に記載の高さ
    調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離装
    置。
  3. 【請求項３】 前記吸入管と方向転換板は一体型で上／
    下移動・固定されることを特徴とする請求項２に記載の
    高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分
    離装置。
  4. 【請求項４】 前記回転体は上部に水溶相液体の上部ガ
    イドが設置されて、前記水溶相液体上部ガイド下部に位
    置するよう分離隔壁ガイドが設置され、分離隔壁ガイド
    と回転体内面との間に水溶相液体回転出口が形成される
    と同時に、分離隔壁ガイド上部に回転体を貫通する多数
    個の有機相液体回転出口が形成されることを特徴とする
    請求項２に記載の高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用
    した有機相遠心分離装置。
  5. 【請求項５】 前記回転体とインペラは駆動モータによ
    り一体型で回転されることを特徴とする請求項２に記載
    の高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心
    分離装置。
  6. 【請求項６】 前記回転体は、支持ベアリングにより固
    定体部に支持されることを特徴とする請求項２または４
    に記載の高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機
    相遠心分離装置。
  7. 【請求項７】 前記分離隔壁高さ調節部は、吸入・回転
    部の作動により境界層が形成された有機相液体と水溶相
    液体とを分離する分離隔壁と、前記分離隔壁の上部に連
    結・設置されて水溶相液体の上部ガイドの貫通ホールを
    貫通する多数個の高さ調節案内棒と、前記高さ調節案内
    棒の上部に連結・設置される内側ベアリングキャップ
    と、前記内側ベアリング固定キャップにより支持される
    内側ベアリングと、前記内側ベアリング固定キャップの
    外側に設置される外側ベアリングと、前記外側ベアリン
    グを支持する外側ベアリング固定キャップと、前記外側
    ベアリング固定キャップを固定する分離隔壁固定ボルト
    とから構成されることを特徴とする請求項１に記載の高
    さ調節分離隔壁と方向転換板を利用した有機相遠心分離
    装置。
  8. 【請求項８】 前記内側ベアリング固定キャップと高さ
    調節案内棒及び分離隔壁は、駆動モータにより回転され
    る水溶相液体上部ガイドにより一体型で回転されること
    を特徴とする請求項７に記載の高さ調節分離隔壁と方向
    転換板を利用した有機相遠心分離装置。
  9. 【請求項９】 前記固定体部には、吸入・回転部の水溶
    相液体回転出口と連結される水溶相液体固定出口及び、
    吸入・回転部の有機相液体回転出口と連結される有機相
    液体固定出口が各々形成されていることを特徴とする請
    求項１に記載の高さ調節分離隔壁と方向転換板を利用し
    た有機相遠心分離装置。
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