JP2001259096A - Frp製ゴルフクラブ用シャフト - Google Patents

Frp製ゴルフクラブ用シャフト

Info

Publication number
JP2001259096A
JP2001259096A JP2001099250A JP2001099250A JP2001259096A JP 2001259096 A JP2001259096 A JP 2001259096A JP 2001099250 A JP2001099250 A JP 2001099250A JP 2001099250 A JP2001099250 A JP 2001099250A JP 2001259096 A JP2001259096 A JP 2001259096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
golf club
prepreg
degrees
frp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001099250A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Murakami
信裕 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Sports Co Ltd filed Critical Bridgestone Sports Co Ltd
Priority to JP2001099250A priority Critical patent/JP2001259096A/ja
Publication of JP2001259096A publication Critical patent/JP2001259096A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトの動的挙動を改善することによって
ボールの飛距離増大および方向性向上を図ったFRP製
ゴルフクラブ用シャフトを提供する。 【解決手段】 シャフトの基本的な繊維強化材構成をな
すプリプレグ4、6、8、10、12と、それに対して
別個に付加する動的挙動調整層を構成するプリプレグ3
0、40、50、60、70とを用いてシャフトを形成
する。動的挙動調整層を構成するプリプレグの内のシャ
フト手元部分および先端部分のプリプレグ30、40、
50、60の繊維配向角はシャフト軸線に対して35〜
45度であり、シャフト中央部分のプリプレグ70の繊
維配向角度はシャフト軸方向に対して0度である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショット時におけ
るボールの飛距離増大および方向性向上を図ることがで
きるFRP製ゴルフクラブ用シャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフクラブ用シャフトにおいて
は、ショット時におけるボールの飛距離増大および方向
性向上を図るために、シャフトの曲げ剛性(縦剛性、以
下同じ)を増大することや、シャフト先端部分のねじり
剛性(トルク強度)を増大することが行われている。例
えば、FRP製ゴルフクラブ用シャフトでは、シャフト
の曲げ剛性増大を目的として、シャフトの手元部分(基
端部分)や先端部分などにカーボン繊維、金属繊維等か
らなる補強層を配すること、シャフト先端部分のねじり
剛性増大を目的として、シャフトの先端部分にシャフト
軸線に対して0〜45度の配向角をなすカーボン繊維等
からなる補強層を配することなどが行われている。これ
らの補強層は、シャフトの基本性能を得るための基本的
な繊維強化材構成中に混然と組み込まれる形で配されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したFRP製ゴル
フクラブ用シャフトにおけるボールの飛距離増大および
方向性向上手段は、シャフトの基本性能を得るための基
本的な繊維強化材構成中に補強層を混然と組み込む形で
配するものであり、あくまでシャフトの静的な挙動、す
なわちシャフトを静止させた状態で測定した場合におけ
る曲げ剛性、ねじれ剛性(静的諸元)の改善を図るもの
である。
【0004】これに対し、シャフトの設計において、ス
イングを行っている状態におけるシャフトの挙動(動的
挙動)を改善することによりボールの飛距離増大および
方向性向上を図るための検討は、従来全くなされていな
かった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、シャフトの動的挙動を改善することによってボール
の飛距離増大および方向性向上を図ったFRP製ゴルフ
クラブ用シャフトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意検討を行った結果、FRP製ゴルフ
クラブ用シャフトにおいて、シャフトの静的諸元を得る
ための基本的な繊維強化材構成に対し特定の動的挙動調
整層を別個に付加した場合、シャフトの動的挙動を改善
してシャフトの静的諸元を動的なスイング過程でより有
効に機能させることが可能となり、これによってボール
の飛距離増大および方向性向上を図ることができること
を知見した。
【0007】本発明は、前述の知見に基づいてなされた
もので、下記(1)〜(4)に示すFRP製ゴルフクラ
ブ用シャフトを提供する。 (1)シャフトの基本的な繊維強化材構成をなすプリプ
レグと、この基本的な繊維強化材構成に対して別個に付
加する動的挙動調整層を構成するプリプレグとを用いて
形成され、動的挙動調整層を構成するプリプレグの内の
シャフト手元部分および先端部分のプリプレグの繊維配
向角はシャフト軸線に対して35〜45度であり、シャ
フト中央部分のプリプレグの繊維配向角度はシャフト軸
方向に対して0度であることを特徴とするFRP製ゴル
フクラブ用シャフト。 (2)シャフトの長さが750〜1250mm、基端外
径が15.5〜16.5mm、先端外径が8.0〜9.
0mmであることを特徴とする(1)のFRP製ゴルフ
クラブ用シャフト。 (3)部分計測法で測定したトルク値が、シャフトに加
える回転力が時計回り方向への1ポンドの回転力である
場合に手元部分で3.0〜3.5度、中央部分で2.5
〜3.0度、先端部分で1.0〜1.5度であることを
特徴とする(1)、(2)のFRP製ゴルフクラブ用シ
ャフト。 (4)EI値が、手元部分で8.0〜8.5kg・mm
2×106、中央部分で6.5〜7.0kg・mm2×1
6、先端部分で1.5〜2.0kg・mm2×106
あることを特徴とする(1)〜(3)のFRP製ゴルフ
クラブ用シャフト。
【0008】本発明に係るFRP製ゴルフクラブ用シャ
フトのプリプレグ構成の一例を図1に示す。本発明のシ
ャフトは、例えば、シャフトの基本的な繊維強化材構成
をなすプリプレグ4、6、8、10、12と、この基本
的な繊維強化材構成に対して別個に付加する動的挙動調
整層を構成するプリプレグ30、40、50、60、7
0とを用いて形成されている。動的挙動調整層を構成す
るプリプレグの内のシャフト手元部分および先端部分の
プリプレグ30、40、50、60の繊維配向角はシャ
フト軸線に対して35〜45度であり、シャフト中央部
分のプリプレグ70の繊維配向角度はシャフト軸方向に
対して0度である。
【0009】本発明では、特に、基本的な繊維強化材構
成に対し前述した動的挙動調整層を付加して、シャフト
に下記特性〜を付与した場合、シャフトの動的挙動
を改善してシャフトの静的諸元を動的なスイング過程で
より有効に機能させることが可能となり、これによって
ボールの飛距離増大および方向性向上を図ることができ
る。 シャフトの軸方向中央部分に曲げ剛性が相対的に高い
領域を有すること。 シャフトの手元部分および先端部分にねじれ剛性が相
対的に高い領域を有すること。 シャフトが手元側から先端側にかけて漸次小径となる
滑らかなテーパ状をなすこと。
【0010】したがって、本発明のFRP製ゴルフクラ
ブ用シャフトは、手元側から先端側にかけて漸次小径と
なる滑らかなテーパ状をなし、かつシャフト軸方向に沿
ったねじり剛性分布特性線において、該特性線を直線状
に描いた場合に比較してねじり剛性が高い領域を手元部
分および先端部分に有するとともに、シャフト軸方向に
沿った曲げ剛性分布特性線において、該特性線を直線状
に描いた場合に比較して曲げ剛性が高い領域を中央部分
に有することが適当である。
【0011】上述したゴルフクラブ用シャフトの特性を
概念的に示すと、図2のようになる。すなわち、(A)
に示すように、シャフトの外径は手元側から先端側に向
けて漸次小さくなり、シャフトの外面形状は滑らかなテ
ーパ状をなしている。また、(B)に示すように、ねじ
り剛性分布特性線aにおいて、その特性線を中央部分に
おいて特性線aと重なる直線bとして描いた場合に比較
してねじり剛性が高い領域c、dを手元部分および先端
部分に有する。さらに、(C)に示すように、曲げ剛性
分布特性線eにおいて、その特性線を手元部分および先
端部分において特性線eと重なる直線fとして描いた場
合に比較して曲げ剛性が高い領域gを中央部分に有す
る。
【0012】この場合、手元部分および先端部分のねじ
り剛性c、dは、直線bとして描いたねじり剛性に対し
て急激に大きくなっていることが好ましい。また、中央
部分の曲げ剛性gは、直線fとして描いた曲げ剛性に対
して急激に大きくなっていることが好ましい。手元部分
および先端部分のねじり剛性を急激に大きくすることに
より、コックをほどくときに手元部で生じるねじり、お
よびインパクト時に先端部で生じるねじりを抑えてシャ
フトのコントロール性を高めることができる。また、シ
ャフトの手元部分は先端部分に比べて大径であるため座
屈が生じやすくなるが、手元部分のねじり剛性を急激に
大きくすることにより、手元部分での座屈を抑えてシャ
フトのコントロール性を高めることにもなる。
【0013】上述したシャフトを形成するに際しては、
前記直線b、fで示される特性はシャフトの静的諸元を
得るための基本的な繊維強化材構成によって得ることが
でき、領域c、d、gの特性は上記基本的な繊維強化材
構成に対し動的挙動調整層を別個に付加することによっ
て得ることができる。上記シャフトでは、このように基
本的な繊維強化材構成に動的挙動調整層を付加した場合
でも、シャフトの外面形状は滑らかなテーパ状に形成す
るものである。
【0014】上記ゴルフクラブ用シャフトでは、ねじり
剛性分布特性線において、該特性線を直線状に描いた場
合に比較してねじり剛性が高い領域を手元部分および先
端部分に有するので、手元部分および先端部分のねじり
剛性が相対的に高い。また、曲げ剛性分布特性線におい
て、該特性線を直線状に描いた場合に比較して曲げ剛性
が高い領域を中央部分に有するので、中央部分の曲げ剛
性が相対的に高い。
【0015】そのため、上記シャフトでは、スイング
時、特にトップオブスイングからインパクトにかけてヘ
ッドフェイス面をスイングラインに対して一定角度内に
保つ働きをするシャフトの静的諸元におけるねじり剛性
に対し、主にシャフト中央部分から手元部分におけるね
じり剛性分布による動的なコントロールを加えることに
より、スイングに影響を与えることなくアドレス時に構
えた位置にクラブフェース面を正確に戻すことが容易に
なる。また、上記シャフトでは、前記ねじり剛性分布に
よって動的挙動における手元部分のねじり剛性値の適正
化、ねじり振動減衰の増大化がなされているので、ダウ
ンスイングの初期にシャフトに加わる強烈なねじりトル
クにより生じるシャフト先端部の大きなねじれは、前記
ねじり剛性値の適正化、ねじり振動減衰の増大化によっ
て良好に抑制され、これによりスイングに影響を与える
ことなくアドレス時に構えた位置にクラブフェース面を
正確に戻すことが容易になる。さらに、上記シャフトで
は、前記曲げ剛性分布によってトップオブスイングでの
シャフトオーバーラン、スイング最下点でのトゥーダウ
ンが抑制され、シャフトの軸線はスイング中ほぼ直線状
に保持されるため、シャフトのねじれはこの直線状の軸
線を中心として生じ、これによりスイングに影響を与え
ることなくアドレス時に構えた位置にクラブフェース面
を正確に戻すことが容易になる。そして、これらの結
果、ショット時におけるボールの飛距離増大および方向
性向上が図られる。
【0016】なお、上記シャフトにおいて、手元部分、
中央部分、先端部分の長さはシャフトの長さによって異
なるが、通常、基端を長さ0、先端を長さ100とした
場合、手元部分は0から20〜40の部分、中央部分は
20〜40から60〜80の部分、先端部分は60〜8
0から100の部分である。
【0017】本発明のシャフトは、手元側から先端側に
かけて漸次小径となる滑らかなテーパ状をなし、部分計
測法で測定したトルク値が先端側より手元側の方が小さ
く、かつシャフト軸方向に沿った前記トルク値の特性線
において、該特性線を直線状に描いた場合に比較して該
トルク値の減少率が小さい領域を手元部分および先端部
分に有するとともに、EI値が先端側より手元側の方が
大きく、かつシャフト軸方向に沿ったEI値の特性線に
おいて、該特性線を直線状に描いた場合に比較してEI
値が高い領域を中央部分に有することが望ましい。
【0018】ここで、部分計測法とは、シャフトのある
箇所を回転しないように固定し、そこより手元方向また
は先端方向に一定距離離れた箇所でシャフトに一定の回
転力を加え、その回転力を加えた箇所が回転した角度
(トルク値)を測定するトルク値測定方法をいう。部分
計測法によるトルク値は、シャフトの各部分におけるね
じり剛性の指標値となる。部分計測法によって例えば2
00mm間隔毎のトルク値を測定する場合、次のように
して測定を行うことができる。すなわち、まずシャフト
の最先端箇所をチャック等で固定し、この固定箇所から
手元方向に200mm離れた箇所でシャフトに回転力を
加え、その箇所のトルク値を測定する。次に、前回回転
力を加えた箇所をチャック等で固定し、この固定箇所か
ら手元方向に200mm離れた箇所でシャフトに前回と
同じ大きさの回転力を加え、その箇所のトルク値を測定
する。以下、順次同様にして測定を行う。
【0019】また、EI値とはシャフトの各部分におけ
る曲げ剛性の指標値となるものであり、本発明では3点
曲げ試験を行って下記式によりEI値を算出した。この
場合、一定間隔(L)離れた一対の支持具でシャフトを
支持することによりシャフトを水平に保持するととも
に、上記両支持具間の真ん中の位置をシャフト測定点と
し、このシャフト測定点でシャフトに垂直に荷重(P)
を加えた時のシャフト測定点のひずみ量(σ)からEI
値を求めた。 EI値=(L3/48)・(P/σ)[kg・mm2×1
6] L:両支持具間の距離(mm) P:シャフトに加えた荷重(kg) σ:荷重を加えたときのシャフトのひずみ量(mm)
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るFRP製ゴルフクラ
ブ用シャフトの好適な実施形態としては、例えば、下記
構成要件(イ)〜(ハ)を具備するシャフトが挙げられ
る。 (イ)長さが750〜1250mm、好ましくは850
〜1150mm、基端外径が15.5〜16.5mm、
先端外径が8.0〜9.0mmであって、手元側から先
端側にかけて漸次小径となる滑らかなテーパ状をなすこ
と。 (ロ)部分計測法で測定したトルク値が先端側より手元
側の方が小さく、かつシャフト軸方向に沿った前記トル
ク値の特性線において、該特性線を直線状に描いた場合
に比較して該トルク値の減少率が小さい領域を基端と基
端から100〜300mm先端方向に離れた箇所との間
の部分(手元部分)および先端と先端から100〜30
0mm手元方向に離れた箇所との間の部分(先端部分)
に有すること。 (ハ)EI値が先端側より手元側の方が大きく、かつシ
ャフト軸方向に沿ったEI値の特性線において、該特性
線を直線状に描いた場合に比較してEI値が高い領域を
基端から100〜300mm先端方向に離れた箇所と先
端から100〜300mm手元方向に離れた箇所との間
の部分(中央部分)に有すること。
【0021】この場合、構成要件(ロ)におけるトルク
値は、シャフトに加える回転力が時計回り方向への1ポ
ンドの回転力である場合に手元部分で3.0〜3.5
度、中央部分で2.5〜3.0度、先端部分で1.0〜
1.5度であり、構成要件(ハ)におけるEI値は、手
元部分で8.0〜8.5kg・mm2×106、中央部分
で6.5〜7.0kg・mm2×106、先端部分で1.
5〜2.0kg・mm2×106であることが望ましい。
【0022】
【実施例】本発明のFRP製ゴルフクラブ用シャフト
(長さ1000mm)を製造した。この場合、図1に示
すように、カーボン繊維を用いたプリプレグ4、6、
8、30、40、50、60、70、10、12をこの
順で(図中上から順に)マンドレル2に巻き付けた後、
これらプリプレグを加熱硬化させた。なお、プリプレグ
中に示した矢印は繊維配向方向を示す。
【0023】プリプレグ4、6、8、10、12はシャ
フトの静的諸元を得るための基本的な繊維強化材構成を
なすものであり、プリプレグ30、40、50、60、
70は上記基本的な繊維強化材構成に対して別個に付加
する動的挙動調整層を構成する。プリプレグ30、4
0、50、60は、シャフト手元部分および先端部分の
ねじり剛性分布を形成するためのもので、その繊維配向
角はシャフト軸線に対して35〜45度である。プリプ
レグ70は、シャフト中央部分の曲げ剛性分布を形成す
るためのもので、その繊維配向角度はシャフト軸方向に
対して0度である。なお、プリプレグ70だけを巻くと
シャフトがいわゆる中太りとなるが、本例のシャフトで
はその両側方にプリプレグ30、40、50、60を巻
いているので、シャフトは滑らかなテーパ状となってい
る。
【0024】図3に本例のシャフトの外径分布、図4に
本例のシャフトの部分計測法によるトルク値および先端
固定法によるトルク値、図5に本例のシャフトのEI値
分布を示す。部分計測法は、前述した先端側固定により
200mm間隔毎に測定する方法を用いた。先端固定法
によるトルク値は、シャフトの最先端箇所をチャック等
で回転しないように固定し、この固定箇所から手元方向
に200、400、600、800、1000mm離れ
た箇所でそれぞれシャフトに一定の回転力を加え、その
箇所のトルク値を測定した。この場合、シャフトに加え
る回転力は、時計回り方向への1ポンドの回転力とし
た。
【0025】本例のシャフトを用いてゴルフクラブを作
製し、ボールを打撃してシャフトの性能を調べた。その
結果、本例のシャフトは、スイングに影響を与えること
なくアドレス時に構えた位置にクラブフェース面を正確
に戻すことを容易にし、ボールの飛距離増大および方向
性向上を図ることができるものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明のFRP製ゴルフクラブ用シャフ
トによれば、シャフトの動的挙動を改善してシャフトの
静的諸元を動的なスイング過程でより有効に機能させる
ことが可能となり、そのためスイングに影響を与えるこ
となくアドレス時に構えた位置にクラブフェース面を正
確に戻すことを容易にして、ボールの飛距離増大および
方向性向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFRP製ゴルフクラブ用シャフト
のプリプレグ構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係るゴルフクラブ用シャフ
トの特性を概念的に示したグラフであり、(A)はシャ
フト軸方向におけるシャフト外径分布を示すグラフ、
(B)はシャフト軸方向におけるねじり剛性分布を示す
グラフ、(C)はシャフト軸方向における曲げ剛性分布
を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施例に係るゴルフクラブ用シャフ
トのシャフト軸方向におけるシャフト外径分布を示すグ
ラフである。
【図4】本発明の一実施例に係るゴルフクラブ用シャフ
トのシャフト軸方向における部分計測法および先端固定
法によるトルク値分布を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例に係るゴルフクラブ用シャフ
トのシャフト軸方向におけるEI値分布を示すグラフで
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの基本的な繊維強化材構成をな
    すプリプレグと、この基本的な繊維強化材構成に対して
    別個に付加する動的挙動調整層を構成するプリプレグと
    を用いて形成され、動的挙動調整層を構成するプリプレ
    グの内のシャフト手元部分および先端部分のプリプレグ
    の繊維配向角はシャフト軸線に対して35〜45度であ
    り、シャフト中央部分のプリプレグの繊維配向角度はシ
    ャフト軸方向に対して0度であることを特徴とするFR
    P製ゴルフクラブ用シャフト。
  2. 【請求項2】 シャフトの長さが750〜1250m
    m、基端外径が15.5〜16.5mm、先端外径が
    8.0〜9.0mmであることを特徴とする請求項1に
    記載のFRP製ゴルフクラブ用シャフト。
  3. 【請求項3】 部分計測法で測定したトルク値が、シャ
    フトに加える回転力が時計回り方向への1ポンドの回転
    力である場合に手元部分で3.0〜3.5度、中央部分
    で2.5〜3.0度、先端部分で1.0〜1.5度であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のFRP製
    ゴルフクラブ用シャフト。
  4. 【請求項4】 EI値が、手元部分で8.0〜8.5k
    g・mm2×106、中央部分で6.5〜7.0kg・m
    2×106、先端部分で1.5〜2.0kg・mm2×
    106であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のFRP製ゴルフクラブ用シャフト。
JP2001099250A 1995-12-29 2001-03-30 Frp製ゴルフクラブ用シャフト Pending JP2001259096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099250A JP2001259096A (ja) 1995-12-29 2001-03-30 Frp製ゴルフクラブ用シャフト

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35269295 1995-12-29
JP7-352692 1995-12-29
JP2001099250A JP2001259096A (ja) 1995-12-29 2001-03-30 Frp製ゴルフクラブ用シャフト

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15491896A Division JP3673325B2 (ja) 1995-12-29 1996-05-27 ゴルフクラブ用シャフト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001259096A true JP2001259096A (ja) 2001-09-25

Family

ID=26579690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001099250A Pending JP2001259096A (ja) 1995-12-29 2001-03-30 Frp製ゴルフクラブ用シャフト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001259096A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150352416A1 (en) * 2014-06-09 2015-12-10 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf club and shaft

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150352416A1 (en) * 2014-06-09 2015-12-10 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf club and shaft
US9463362B2 (en) * 2014-06-09 2016-10-11 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf club and shaft

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7338386B2 (en) Golf club shaft
US7736245B2 (en) Golf club shaft and golf club
JP3673325B2 (ja) ゴルフクラブ用シャフト
JP5302799B2 (ja) ゴルフクラブ用シャフト及びゴルフクラブ
JPS61272068A (ja) ゴルフクラブセツト
JP5868683B2 (ja) ゴルフクラブ用シャフト
US6478689B1 (en) Golf club and set of golf clubs
EP1210964B1 (en) Golf club shaft
US20020123392A1 (en) Golf club shaft formed from metal-containing prepreg and non-metal fiber prepreg and method of making the same
JP2004313781A (ja) 繊維強化樹脂製ゴルフシャフト及びゴルフクラブ
US6692377B2 (en) Graphite shaft with foil modified torsion
CN108371795B (zh) 金属型高尔夫球杆配套用的杆身及金属型高尔夫球杆配套
JP2001259096A (ja) Frp製ゴルフクラブ用シャフト
JP2000051413A (ja) ゴルフクラブ
JPH0549717A (ja) ゴルフクラブ用シヤフト
JP2615287B2 (ja) ゴルフクラブ
JP4495747B2 (ja) ゴルフクラブセット
JP2001204865A (ja) ゴルフクラブシャフト
JP2002224256A (ja) ゴルフシャフト及び、該ゴルフシャフトが組み付けられたゴルフクラブ
JPH1199230A (ja) ゴルフクラブ用のシャフト
JP2992470B2 (ja) ゴルフクラブセット
JP3114650B2 (ja) ラケットフレーム
JP4055835B2 (ja) ゴルフクラブの分類方法
JPH1071220A (ja) 管状体
JP2020146139A (ja) ゴルフクラブ用シャフト