JP2001258148A - 過電圧保護回路 - Google Patents

過電圧保護回路

Info

Publication number
JP2001258148A
JP2001258148A JP2000065016A JP2000065016A JP2001258148A JP 2001258148 A JP2001258148 A JP 2001258148A JP 2000065016 A JP2000065016 A JP 2000065016A JP 2000065016 A JP2000065016 A JP 2000065016A JP 2001258148 A JP2001258148 A JP 2001258148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
overvoltage
potential
supply line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000065016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4110701B2 (ja
Inventor
Masahiro Tsuchida
正裕 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000065016A priority Critical patent/JP4110701B2/ja
Publication of JP2001258148A publication Critical patent/JP2001258148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4110701B2 publication Critical patent/JP4110701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IC化が容易であり且つ素子耐圧を高めるた
めの設計変更を要することなく従来よりも高い過電圧に
対してまで負荷を保護する。 【解決手段】 電源線24とグランド線25との間の電
源電圧VBがツェナーダイオード31のツェナー電圧V
Z1未満の場合には、MOSトランジスタ26、27がオ
ンして機器制御回路23に電源電圧VBが印加される。
電源電圧VBがツェナー電圧VZ1以上の過電圧になる
と、MOSトランジスタ26、27がオフする。MOS
トランジスタ26と27の耐圧および抵抗28と29の
抵抗値はそれぞれ等しく設定され、オフ状態のMOSト
ランジスタ26、27は電源電圧VBを均等に分担する
ので、過電圧保護回路22は前記耐圧の2倍の過電圧ま
で機器制御回路23を保護できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電直流電源線と
低電位直流電源線との間に接続される負荷を、これら両
直流電源線間に生じる過電圧から保護する過電圧保護回
路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】負荷例えばIC化され
た回路に対して外部電源から高電位直流電源線と低電位
直流電源線とを介して電圧を供給する場合、電源電圧変
動により生ずる過大な電圧や前記直流電源線に誘導され
る過大なサージ電圧から回路を保護するために、過電圧
保護回路が設けられる場合がある。
【0003】図2は、従来から採用されている過電圧保
護回路の一例を示している。過電圧から保護すべき回路
(以下、被保護回路と称す)が含まれるIC1の電源端
子には、高電位直流電源線2と低電位直流電源線3とを
介して電源電圧VBが供給され、その電源端子間には図
示極性のパワーツェナーダイオード4が接続されてい
る。
【0004】このパワーツェナーダイオード4のツェナ
ー電圧は、被保護回路に対する保護設定電圧値に等しく
設定されており、IC1の電源端子間にこの保護設定電
圧値を超える電圧(過電圧)が印加されると、パワーツ
ェナーダイオード4が定電圧動作を行ってIC1の電源
端子間電圧を保護設定電圧値に制限する。
【0005】しかし、定電圧動作を行っているパワーツ
ェナーダイオード4には大きな電流が流れるため、この
パワーツェナーダイオード4を前記IC1内に作り込む
ことは、チップ面積の増大やチップの発熱などの理由に
より難しい。従って、IC1に対してパワーツェナーダ
イオード4を外付けしなければならず、その部品コスト
や実装コストが高くなっていた。また、パワーツェナー
ダイオード4はその部品寸法が大きいので、回路全体を
小型化する上での障害となっていた。
【0006】そこで、特に低コスト化や小型化の要請が
強い場合には、上記過電圧保護回路に替えて図3に示す
ようなIC化に適した過電圧保護回路が採用されてい
る。この図3において、過電圧保護回路5は、電源端子
間に接続されて過電圧を検出する過電圧検出回路6、被
保護回路7とグランドとの間に接続されたMOSトラン
ジスタ8、および過電圧検出回路6により過電圧が検出
されている期間MOSトランジスタ8をオフ動作させる
制御回路9から構成されている。この過電圧保護回路5
は、被保護回路7とともにIC10内に作り込まれてい
る。この過電圧保護回路5によれば、電源端子間に過電
圧が印加されている間MOSトランジスタ8がオフとな
るので、被保護回路7が過電圧から保護される。
【0007】この場合、過電圧保護回路5が保護し得る
過電圧の最大値は、MOSトランジスタ8の耐圧により
決定されるので、MOSトランジスタ8を高耐圧化する
ことによりIC10の耐電圧特性を向上させることがで
きる。しかしながら、MOSトランジスタ8を高耐圧化
するにはIC10の設計変更(例えば素子構造や製造工
程の変更)が必要となり、そのために多大な手間とコス
トを要していた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、IC化が容易であり且つ素子耐圧を高
めるための設計変更を要することなく従来よりも高い電
圧に対して負荷を保護できる過電圧保護回路を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために請求項1に記載した手段を採用できる。この手段
によれば、高電位直流電源線と低電位直流電源線との間
の電圧(以下、電源電圧と称す)が所定電圧未満の場合
には、高電位直流電源線と負荷との間に接続された第1
のトランジスタおよび低電位直流電源線と負荷との間に
接続された第2のトランジスタが共にオンするので、こ
れら直流電源線から負荷に対して電源電圧が供給され
る。
【0010】これに対し、電源電圧が所定電圧以上(過
電圧)になると、過電圧検出回路が過電圧状態を検出す
る。この過電圧状態の検出中は、第1、第2の制御回路
がそれぞれ第1、第2のトランジスタをオフさせるの
で、負荷は高電位直流電源線および低電位直流電源線か
ら電気的に切り離され、過電圧から保護される。
【0011】この保護動作中にあっては、第1および第
2のトランジスタはそれぞれ電源電圧を分担して持つの
で、負荷を保護できる最大の電源電圧(最大保護電圧)
は、第1および第2のトランジスタの各素子耐圧よりも
高くなる。従って、IC化に際して従来の製造工程をそ
のまま用いる場合であっても、その素子単体の耐圧を超
える過電圧に対してまで負荷を保護できるという優れた
効果を奏する。
【0012】しかも、本過電圧保護回路は、パワーツェ
ナーダイオードを用いた過電圧保護回路などとは異な
り、過電圧状態においてその過電圧エネルギーを消費す
る回路を有していないので、IC化した場合のチップ面
積が小さくて済み、発熱も殆どない。こうしたことか
ら、特にIC化に適した回路となっている。
【0013】また、本手段は、第1および第2のトラン
ジスタを単に直列接続する構成とは異なり、それぞれを
高電位直流電源線と負荷との間および低電位直流電源線
と負荷との間に接続し、各直流電源線を基準電位として
第1および第2のトランジスタの制御端子を制御するの
で、第1および第2のトランジスタをオンオフ制御する
第1および第2の制御回路の構成が簡単となる。
【0014】請求項2に記載した手段によれば、電源電
圧が所定電圧(ツェナー電圧)以上になるとツェナーダ
イオードに電流が流れ、第1および第2の検出抵抗に電
圧降下が生じる。第1および第2の制御回路は、それぞ
れこれら電圧降下に基づいて第1および第2のトランジ
スタをオフ動作させる。また、電源電圧が所定電圧未満
の場合には過電圧検出回路に電流が流れないので、その
分だけIC化した場合の消費電力を低減することができ
る。
【0015】請求項3に記載した手段によれば、第1お
よび第2のトランジスタがオフ動作している場合、第1
および第2のトランジスタが電源電圧を分担する割合
は、第1の補助抵抗および第2の補助抵抗により決定さ
れる。従って、第1および第2のトランジスタの素子耐
圧に応じて第1および第2の補助抵抗の値を設定するこ
とにより、前記最大保護電圧を第1および第2のトラン
ジスタの各素子耐圧の加算値にまで高めることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1を参照しながら説明する。図1は、車載電子機器
の制御用ICに内蔵された過電圧保護回路の電気的構成
を示している。この図1において、IC21には、例え
ばSOI(Silicon On Insulator)基板上に過電圧保護
回路22と車載電子機器の制御回路である機器制御回路
23(負荷に相当)とが作り込まれており、図示しない
車載バッテリーから当該IC21の電源端子に対して電
源電圧VBが供給されている。この機器制御回路23
は、例えば5V直流電源の制御回路である。
【0017】過電圧保護回路22には、電源線24(高
電位直流電源線に相当)とグランド線25(低電位直流
電源線に相当)とを介して前記電源電圧VBが与えられ
ている。これら電源線24とグランド線25との間に
は、Pチャネル型のMOSトランジスタ26(第1のト
ランジスタに相当)のソース・ドレイン間、機器制御回
路23、Nチャネル型のMOSトランジスタ27(第2
のトランジスタに相当)のドレイン・ソース間が直列に
接続されている。ここで、MOSトランジスタ26、2
7は、高耐圧(例えば60V)の素子構造となってい
る。
【0018】MOSトランジスタ26、27のドレイン
・ソース間には、それぞれ抵抗28、29(第1、第2
の補助抵抗に相当)が接続されている。これら抵抗2
8、29は、MOSトランジスタ26、27がオフ状態
にある場合において当該MOSトランジスタ26、27
に印加される電源電圧VBの分担比を決定するためのも
ので、抵抗28の抵抗値と抵抗29の抵抗値との比はM
OSトランジスタ26の耐圧とMOSトランジスタ27
の耐圧との比に等しくなるように設定されている。MO
Sトランジスタ26、27の耐圧が共に60Vである本
実施形態においては、抵抗27、28の抵抗値は同じ値
に設定されている。なお、抵抗28、29の抵抗値は、
機器制御回路23のインピーダンスよりも十分に大きい
値となるように設定されている。
【0019】電源線24とグランド線25との間には、
抵抗30(第1の検出抵抗に相当)、ツェナーダイオー
ド31、抵抗32(第2の検出抵抗に相当)の直列回路
からなる過電圧検出回路33が接続されている。ここ
で、ツェナーダイオード31は、抵抗30側をカソード
とする複数のツェナーダイオード31a、…、31bを
直列接続した形態に構成されており、抵抗30と32の
抵抗値は同じ値に設定されている。
【0020】また、ツェナーダイオード31のツェナー
電圧VZ1(本発明でいう所定電圧に相当)は、機器制御
回路23に印加可能な電源電圧VBの最大値あるいはそ
れよりもやや低い電圧であって、しかもMOSトランジ
スタ26、27の耐圧よりも低い電圧(例えば30V)
に設定されている。
【0021】ツェナーダイオード31aのカソードとM
OSトランジスタ26のゲートとの間には、電源線24
を基準電位として動作するゲート制御回路34(第1の
制御回路に相当)が接続されている。すなわち、ツェナ
ーダイオード31aのカソードは抵抗35を介してPN
P型のトランジスタ36のベースに接続され、そのトラ
ンジスタ36のエミッタおよびコレクタは、それぞれ電
源線24およびMOSトランジスタ26のゲートに接続
されている。また、MOSトランジスタ26のゲートは
ゲート保護用のツェナーダイオード37のアノード・カ
ソード間を介して電源線24に接続されるとともに、抵
抗38を介してグランド線25に接続されている。ここ
で、ツェナーダイオード37のツェナー電圧VZ2は、M
OSトランジスタ26が十分にオンするために必要なゲ
ート・ソース間電圧(例えば8V)に設定されている。
【0022】同様に、ツェナーダイオード31bのアノ
ードとMOSトランジスタ27のゲートとの間には、グ
ランド線25を基準電位として動作するゲート制御回路
39(第2の制御回路に相当)が接続されている。すな
わち、ツェナーダイオード31bのアノードは抵抗40
を介してNPN型のトランジスタ41のベースに接続さ
れ、そのトランジスタ41のエミッタおよびコレクタ
は、それぞれグランド線25およびMOSトランジスタ
27のゲートに接続されている。また、MOSトランジ
スタ27のゲートはゲート保護用のツェナーダイオード
42のカソード・アノード間を介してグランド線25に
接続されるとともに、抵抗43を介して電源線24に接
続されている。ここで、ツェナーダイオード42のツェ
ナー電圧VZ3は、MOSトランジスタ27が十分にオン
するために必要なゲート・ソース間電圧(例えば8V)
に設定されている。
【0023】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず、電源電圧VBがツェナーダイオード31のツ
ェナー電圧VZ1未満の場合には、ツェナーダイオード3
1に電流は流れず、抵抗30、32に電圧降下は生じな
い。このため、トランジスタ36、41にはベース電流
が流れず、これらトランジスタ36、41はオフしてい
る。そして、電源電圧VBがツェナーダイオード37、
42のツェナー電圧VZ2、VZ3よりも高い場合には、M
OSトランジスタ26、27のゲート・ソース間にそれ
ぞれツェナー電圧VZ2、VZ3が印加され、MOSトラン
ジスタ26、27は十分な(すなわち飽和領域におけ
る)オン状態となる。
【0024】この状態においては、機器制御回路23に
は、電源線24、グランド線25からそれぞれMOSト
ランジスタ26、27を介してほぼ電源電圧VBに等し
い電圧が印加されている。
【0025】これに対し、車載バッテリーの電圧変動や
サージ電圧の誘導などにより、電源線24とグランド線
25との間の電源電圧VBがツェナー電圧VZ1以上の電
圧(すなわち過電圧)になると、抵抗30、32を介し
てツェナーダイオード31に電流が流れ、ツェナーダイ
オード31は定電圧動作を行う。抵抗30と32の抵抗
値は等しいので、電源電圧VBとツェナー電圧VZ1との
差電圧はこれら抵抗30と32に均等に印加され、その
電圧によりトランジスタ36、41にベース電流が流れ
てトランジスタ36、41はほぼ同時にオンする。な
お、過電圧に伴って抵抗30と32の両端電圧が上昇し
た場合には、その上昇した電圧を抵抗35、40が負担
することによりトランジスタ36、41が保護されるよ
うになっている。
【0026】さて、トランジスタ36、41が十分にオ
ンすると、それぞれのコレクタ電流は抵抗38、43を
通して流れる。このとき、トランジスタ36、41のコ
レクタ・エミッタ間電圧(つまりMOSトランジスタ2
6、27のゲート・ソース間電圧)は飽和電圧(例えば
0.2V程度)となり、MOSトランジスタ26、27
はほぼ同時にオフ状態に移行する。
【0027】上述したように、抵抗28、29の抵抗値
は機器制御回路23のインピーダンスよりも十分に大き
い値に設定されているので、MOSトランジスタ26、
27のオフ状態において機器制御回路23には殆ど電圧
が印加されず、機器制御回路23は、実質的に電源線2
4およびグランド線25から電気的に切り離された状態
となる。
【0028】そして、MOSトランジスタ26、27の
耐圧が等しいことに基づいて抵抗28、29の抵抗値が
同じ値に設定されているので、MOSトランジスタ2
6、27のオフ状態において、MOSトランジスタ2
6、27は電源電圧VBを均等に分担する。その結果、
電源電圧VBがMOSトランジスタ26、27の耐圧
(60V)の2倍以下(120V以下)の過電圧である
限り、MOSトランジスタ26、27はオフ状態を維持
でき、過電圧が機器制御回路23に印加されることを阻
止することができる。
【0029】以上述べたように、過電圧保護回路22
は、電源線24と機器制御回路23との間および機器制
御回路23とグランド線25との間にそれぞれMOSト
ランジスタ26およびMOSトランジスタ27が接続さ
れた回路構成を備えている。そして、電源電圧VBがツ
ェナー電圧VZ1未満の場合にあってはMOSトランジス
タ26、27がオンして機器制御回路23に電源電圧V
Bが供給され、電源電圧VBがツェナー電圧VZ1以上の
過電圧となった場合にあってはMOSトランジスタ2
6、27がオフして機器制御回路23が実質的に電源線
24およびグランド線25から切り離される。これによ
り、機器制御回路23は電源電圧VBの過電圧から保護
される。
【0030】この過電圧保護回路22は、図2に示した
従来構成の過電圧保護回路とは異なり、過電圧のエネル
ギーを消費する回路を含んでいないので、IC化した場
合のチップ面積が小さくて済み、過電圧の発生に起因す
る発熱も殆どない。つまり、過電圧保護回路22はIC
化に適した回路構成となっている。そして、IC化する
ことにより過電圧保護のための外付け部品を除くことが
できるので、回路全体の小型化、低コスト化が図られ
る。
【0031】過電圧保護回路22によれば、従来から用
いられていた製造工程をそのまま用いてIC21を製造
する場合であっても、その素子耐圧(60V)を超える
過電圧に対してまで機器制御回路23を保護できるよう
になる。その結果、素子耐圧を上げるための設計変更
(素子構造の変更や製造工程の変更)が不要となり、I
C21内に過電圧保護回路22を作り込む際に要するコ
ストを低く抑えることができる。
【0032】また、本実施形態ではMOSトランジスタ
26と27の耐圧および抵抗28と29の抵抗値はそれ
ぞれ等しく設定されており、MOSトランジスタ26、
27のオフ状態においてMOSトランジスタ26、27
は電源電圧VBを均等に分担する。従って、過電圧保護
回路22は、MOSトランジスタ26、27の耐圧の2
倍の過電圧まで機器制御回路23を保護することができ
る。
【0033】さらに、電源線24側に接続されるMOS
トランジスタ26にはPチャネル型を採用し、グランド
線25側に接続されるMOSトランジスタ27にはNチ
ャネル型を採用しているので、それぞれ電源線24、グ
ランド線25を基準電位としてMOSトランジスタ2
6、27のゲート電圧を制御することができ、例えばN
チャネル型のMOSトランジスタを2段直列に接続する
場合に比べ、ゲート制御回路34、39の回路構成が簡
単となる。
【0034】また、電源電圧VBがツェナー電圧VZ1未
満の場合には過電圧検出回路33に電流が流れないの
で、その分だけIC化した場合の消費電力を低減するこ
とができる。
【0035】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変
形または拡張が可能である。過電圧検出回路は、例えば
電源電圧VBを分圧する分圧回路と、その分圧回路によ
り分圧された電圧と所定電圧とを比較する比較回路(コ
ンパレータなど)とを備えて過電圧を検出するように構
成しても良い。第1および第2のトランジスタはMOS
トランジスタに限られず、例えばバイポーラトランジス
タ、IGBTであっても良い。
【0036】MOSトランジスタ26、27の耐圧は互
いに等しくなくても良い。抵抗28の抵抗値と抵抗29
の抵抗値との比を、MOSトランジスタ26の耐圧とM
OSトランジスタ27の耐圧との比に等しくなるように
設定した場合、MOSトランジスタ26と27の各耐圧
を加算した電圧値までの過電圧に対して機器制御回路2
3を保護することができる。
【0037】MOSトランジスタ26、27のドレイン
・ソース間に接続された抵抗28、29は、MOSトラ
ンジスタ26、27のオフ状態において、MOSトラン
ジスタ26、27が電源電圧VBを十分に均等に分担す
るために設けたものである。従って、過電圧保護回路2
2は、抵抗28、29を除いても保護動作可能であり、
上述したように素子耐圧を超える過電圧に対してまで機
器制御回路23を保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す過電圧保護回路の電
気的構成図
【図2】従来技術を示す図1相当図
【図3】過電圧保護回路の概略的な電気的構成図
【符号の説明】
22は過電圧保護回路、23は機器制御回路(負荷)、
24は電源線(高電位直流電源線)、25はグランド線
(低電位直流電源線)、26はMOSトランジスタ(第
1のトランジスタ)、27はMOSトランジスタ(第2
のトランジスタ)、28は抵抗(第1の補助抵抗)、2
9は抵抗(第2の補助抵抗)、30は抵抗(第1の検出
抵抗)、31、31a、…、31bはツェナーダイオー
ド、32は抵抗(第2の検出抵抗)、33は過電圧検出
回路、34はゲート制御回路(第1の制御回路)、39
はゲート制御回路(第2の制御回路)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位直流電源線と低電位直流電源線と
    の間に接続される負荷を、これら高電位直流電源線と低
    電位直流電源線との間に生じる過電圧から保護する過電
    圧保護回路において、 制御端子を有するとともに前記高電位直流電源線と前記
    負荷との間に接続され、前記高電位直流電源線を基準電
    位として前記制御端子が制御されることによりオンオフ
    動作する第1のトランジスタと、 制御端子を有するとともに前記低電位直流電源線と前記
    負荷との間に接続され、前記低電位直流電源線を基準電
    位として前記制御端子が制御されることによりオンオフ
    動作する第2のトランジスタと、 前記高電位直流電源線と前記低電位直流電源線との間の
    電圧が所定電圧以上となる過電圧状態を検出する過電圧
    検出回路と、 この過電圧検出回路が前記過電圧状態を検出している
    間、前記第1のトランジスタをオフ動作させるように制
    御する第1の制御回路と、 前記過電圧検出回路が前記過電圧状態を検出している
    間、前記第2のトランジスタをオフ動作させるように制
    御する第2の制御回路とを備えて構成されていることを
    特徴とする過電圧保護回路。
  2. 【請求項2】 前記過電圧検出回路は、前記高電位直流
    電源線と前記低電位直流電源線との間に第1の検出抵抗
    と前記所定電圧に等しいツェナー電圧を有するツェナー
    ダイオードと第2の検出抵抗とが直列接続された構成を
    備え、 前記第1の制御回路は、前記第1の検出抵抗の両端電圧
    に基づいて前記第1のトランジスタをオフ動作させ、 前記第2の制御回路は、前記第2の検出抵抗の両端電圧
    に基づいて前記第2のトランジスタをオフ動作させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の過電圧保護回路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のトランジスタに対
    してそれぞれ並列に、前記第1および第2のトランジス
    タがオフ動作している場合におけるそれぞれの電圧分担
    割合を決定するための第1の補助抵抗および第2の補助
    抵抗を接続したことを特徴とする請求項1または2記載
    の過電圧保護回路。
JP2000065016A 2000-03-09 2000-03-09 過電圧保護回路 Expired - Fee Related JP4110701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000065016A JP4110701B2 (ja) 2000-03-09 2000-03-09 過電圧保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000065016A JP4110701B2 (ja) 2000-03-09 2000-03-09 過電圧保護回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001258148A true JP2001258148A (ja) 2001-09-21
JP4110701B2 JP4110701B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=18584615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000065016A Expired - Fee Related JP4110701B2 (ja) 2000-03-09 2000-03-09 過電圧保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4110701B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020077327A (ko) * 2002-09-19 2002-10-11 김창선 과부하 방지용 단락회로
WO2007142015A1 (en) * 2006-06-06 2007-12-13 Ricoh Company, Ltd. Excess voltage protection circuit, method of protecting a circuit from excess voltage, and semiconductor apparatus having the excess voltage protection ciruit
US7471064B2 (en) 2004-03-05 2008-12-30 Denso Corporation Circuit system for a battery electronic control unit

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020077327A (ko) * 2002-09-19 2002-10-11 김창선 과부하 방지용 단락회로
US7471064B2 (en) 2004-03-05 2008-12-30 Denso Corporation Circuit system for a battery electronic control unit
WO2007142015A1 (en) * 2006-06-06 2007-12-13 Ricoh Company, Ltd. Excess voltage protection circuit, method of protecting a circuit from excess voltage, and semiconductor apparatus having the excess voltage protection ciruit
US7864495B2 (en) 2006-06-06 2011-01-04 Ricoh Company, Ltd. Excess voltage protection circuit, method of protecting a circuit from excess voltage, and semiconductor apparatus having the excess voltage protection circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP4110701B2 (ja) 2008-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5465190A (en) Circuit and method for protecting power components against forward overvoltages
US7639064B2 (en) Drive circuit for reducing inductive kickback voltage
JP3966016B2 (ja) クランプ回路
TWI571031B (zh) 保護裝置、系統及維持閘極驅動器端子上的穩定輸出的方法
US9825454B2 (en) Protection device and method for electronic device
JP7271933B2 (ja) 絶縁ゲート型デバイス駆動装置
US20160352320A1 (en) Drive device
JPH0213115A (ja) 電力用電界効果トランジスタ駆動回路
JP2001216033A (ja) 電源供給制御装置および電源供給制御方法
JPS63208324A (ja) 半導体集積回路装置
US20090224804A1 (en) Detecting circuit and electronic apparatus using detecting circuit
JPH06214666A (ja) パワートランジスタの制御電極ディセーブル回路
JP2007173823A (ja) 入力電圧感知回路
JP2011114056A (ja) 静電気放電保護回路
JPH0350423B2 (ja)
JPH02278915A (ja) 電力用mosfetの保護回路
US10879691B2 (en) Unlockable switch inhibitor
JP4110701B2 (ja) 過電圧保護回路
JP3311498B2 (ja) 半導体装置
US7116537B2 (en) Surge current prevention circuit and DC power supply
US6069493A (en) Input circuit and method for protecting the input circuit
JPH05206748A (ja) 電界効果トランジスタのための保護回路
US6882512B2 (en) Integrated circuit provided with a protection against electrostatic discharges
JP2000299630A (ja) 半導体装置
JPH02260712A (ja) スイッチ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees