JP2001258046A - ビデオエンコーダ及びコンポジットビデオ信号処理装置 - Google Patents

ビデオエンコーダ及びコンポジットビデオ信号処理装置

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JP2001258046A JP2000068934A JP2000068934A JP2001258046A JP 2001258046 A JP2001258046 A JP 2001258046A JP 2000068934 A JP2000068934 A JP 2000068934A JP 2000068934 A JP2000068934 A JP 2000068934A JP 2001258046 A JP2001258046 A JP 2001258046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力ディジタル輝度及び色信号に付随する入
力ディジタル垂直同期信号に同期した出力コンポジット
ビデオ信号を得ることができ、且つ、出力コンポジット
ビデオ信号のカラーシーケンスが、標準テレビジョン方
式のカラーシーケンスから外れるおそれのないビデオエ
ンコーダを得る。 【解決手段】 同期処理回路に、遅延手段201によっ
て遅延された入力ディジタル垂直同期信号の位相を、ビ
デオエンコーダで発生するサブキャリアの位相に合わせ
るように移相させて出力ディジタル垂直同期信号を得る
移相手段213を設けてなり、その移相手段213より
の出力ディジタル垂直同期信号を標準水平同期信号発生
手段に供給して、標準の水平周期を有する出力ディジタ
ル水平同期信号を、出力ディジタル垂直同期信号に同期
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオエンコーダ及
びコンポジットビデオ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のビデオ信号処理回路を示
すブロック図である。以下の説明に使われる具体的な数
値は、デジタル信号がITU−T勧告601(Rec.601)
に準拠した信号であるという仮定に基づくものである。
又、以下の説明では、水平同期信号をH同期信号、垂直
同期信号をV同期信号と略称する。更に、H同期信号か
ら次のH同期信号までの区間をライン、V同期信号から
次ぎのV同期信号までの区間をフィールドと呼ぶ。現行
の我が国のテレビジョン放送方式(NTSC)では、イ
ンターレース方式を採用しているので、2フィールドで
1枚の画像が完成される。この2フィールドをフレーム
と呼ぶ。更に、輝度信号をY信号、色信号をC信号と略
称する。
【0003】先ず初めに、ビデオデコーダ12にコンポ
ジットビデオ信号Aが入力される。この信号Aをビデオ
デコーダ12を構成するA/D変換器1に供給して、デ
ィジタル化するが、そのディジタル化のためのサンプリ
ングクロックの周波数をFsdとする。A/D変換器1の
出力信号はY/C分離回路2に入力されて、輝度信号
(Y信号)と色信号(C信号)に分離される。
【0004】Y/C分離回路2で分離されて得られたY
信号には、H同期信号とV同期信号とが重畳されてい
る。Y/C分離回路2から出力されたY信号は、同期信
号検出器3と、Y信号処理系のレベル補正回路4にそれ
ぞれ入力される。
【0005】同期信号検出器3では、V同期信号とH同
期信号が検出され、それぞれの同期パルスCが生成され
る。Y/C分離回路2から出力されたY信号には、H同
期信号とV同期信号とがレベルで重畳されているので、
レベル補正回路4では、Y信号のダイナミックレンジを
取り出して、そのダイナミックレンジをRec.601 基準の
レベルに補正してY信号Dを出力する。
【0006】一方C信号は、サブキャリア(そのサブキ
ャリア周波数をFscdとする)が色信号で変調された搬送
色信号であるので、これを色信号復調回路5に入力して
復調して、色信号E、即ち、色差信号Cr、Cbを出力
する。
【0007】以上の様にビデオデコーダ12にコンポジ
ットビデオ信号が入力されて、同期信号(同期パルス)
C、Y信号D、C信号Eが出力される。この信号C、
D、Eが信号処理手段(信号処理回路)6に入力され
て、システムとしての処理を行った後、その出力信号
が、ビデオエンコーダ13に入力される。
【0008】図4のタイミングチャートに、NTSC方
式のテレビジョン信号を構成するV同期パルス、H同期
パルス、輝度信号(Y信号)及びC信号(色差信号)の
関係を図示している。尚、色差信号は、赤色差信号(r
の次に数字を付したもの)及び青色差信号(bの次に数
字を付したもの)からなる。あるV同期パルスから次の
V同期パルスまでの区間が1フィールドである。因み
に、1フィールドは262.5ラインで構成され、ライ
ンの同期を取る信号として、図4の2段目のH同期パル
スがある。
【0009】図4の2段目のH同期パルスを拡大したも
のが、図4の3段目に図示されている。そして、図4の
拡大されたH同期パルスに対応する如く、4段目及び5
段目に、それぞれY信号及びC信号(色差信号)が図示
されている。1ラインは、858サンプルのY信号から
構成される。C信号は2次元の信号であり、サンプル周
波数としてはY信号のサンプル周波数の1/2、即ち
6.75MHzで、2次元のC信号のデータ量は、Y信
号のデータ量と同じになる。
【0010】再び、図4の説明に戻る。信号処理手段
(信号処理回路)6からの同期パルスC、Y信号D、C
信号E(色差信号)は共に、ビデオエンコーダ13を構
成するY同期処理回路8に入力されて、同期パルスCに
従って、Y信号とC信号の有効データが抜き出され、そ
のY信号とC信号が標準水平周期で出力される。Y同期
処理回路8の具体的構成及びその動作については、図2
を参照して、後に詳述する。
【0011】Y同期処理回路8よりの同期信号(同期パ
ルスC)は、シンク発生回路(同期発生回路)7に入力
され、アナログビデオ信号の規定に従うレベルを持つ同
期信号に変換される。また、Y同期処理回路8よりのY
信号は重畳回路10に出力される。さらにC信号は色信
号変調回路9に入力される。色信号変調回路9は、サブ
キャリア(その周波数はFsceとする)をC信号で変調
し、その得られた搬送色信号が重畳回路10に入力され
る。
【0012】重畳回路10は、同期信号(同期パルス
C)と、Y信号及びC信号(搬送色信号)とを、図8に
示すように重畳する。H同期パルスを基準として以下の
スロットの時間が算出される。シンク挿入スロットと、
C信号の変調に使われるサブキャリアに同期したバース
ト信号を挿入するスロットと、Y信号とC信号を重畳し
た信号を挿入するスロットとを設ける。重畳回路10の
出力がD/A変換器11に入力されて、アナログ信号に
変換され、コンポジットビデオ信号Bとして出力され
る。
【0013】図1のコンポジットビデオ信号処理回路
を、例えば、ビデオ記録再生装置に適用した場合を考え
ると、ビデオデコーダ12のコンポジットビデヲ信号の
入力端子及びビデオエンコーダ13の出力端子が、それ
ぞれビデオラインイン端子及びビデオラインアウト端子
に相当し、信号処理手段6が、記録回路、記録ヘッド、
記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク、光磁気ディスク
等)、再生ヘッド及び再生回路からなる記録再生手段に
相当することになる。
【0014】次に、図2を参照して、図1のY同期処理
回路8について詳しく説明する。始めにFIFO(ファ
ーストインファーストアウト)(FIFOメモリ)10
6の書き込み側の信号の流れを説明する。入力同期パル
スには、入力V同期信号C11と入力H同期信号C12
がある。V同期信号C11はディレイ回路101に入力
され、固定の適切なディレイ時間だけ遅延された後、出
力V同期信号C21としてY同期処理回路から出力され
る。このディレイ回路101のディレイ時間(固定ディ
レイ時間)は、FIFO106の記憶容量の約半分にデ
ータが書き込まれるのに要する時間に略等しく設定され
る。
【0015】入力H同期信号C12は入力V同期信号C
11と共に論理和回路102に入力される。論理和回路
102の出力はカウンタ10にリセット信号(クリア信
号)として供給される。カウンタ103は、ビデオエン
コーダ13におけるサンプリングクロック(その周波数
はFse である)が供給される毎に、1だけインクリメン
トされるカウンタである。カウンタ103の計数出力は
リミッタ回路104に入力される。
【0016】リミッタ回路104の上限値は858であ
る。リミッタ回路104の出力がFIFO106に書き
込みアドレス信号として入力される。また書き込みデー
タの1ラインのサンプリング数は読み出し時に、有効な
データ・アドレスの上限値として利用されるので、カウ
ンタ103の計数出力は、論理和回路102の出力信号
のタイミングで、フリップ・フロップ105にラッチさ
れる。
【0017】次にFIFO106の読み出し側の信号の
流れを説明する。ディレイ回路101の出力、即ち、出
力V同期信号は、論理和回路107に入力される。ま
た、カウンタ108の計数出力を受けて、入力の値から
1ラインの標準サンプリングクロック数である857を
デコードするデコーダ回路109の出力も論理和回路1
07に入力される。この論理和回路107の出力信号
が、カウンタ108にクリア信号(リセット信号)とし
て供給される。つまり、カウンタ108は、ビデオエン
コーダ13におけるサンプリングクロック(その周波数
はFse である)が供給される毎に、1だけインクリメン
トされると共に、出力V同期信号C21及びデコーダ1
09の出力によってリセットされ、0からから857ま
での計数値をとりうるサイクルカウンタである。カウン
タ108の計数出力は、FIFO106に読み出しアド
レス信号として入力される。カウンタ108の出力は0
をデコードするデコーダ回路110に入力され、デコー
ダ回路110から出力H同期信号C22が生成される。
【0018】FIFO106に蓄積されるデータは前述
のように、フリップ・フロップ105のアドレスまで有
効である。フリップ・フロップ105の出力とカウンタ
108の出力を比較器111に入力し、読み出しアドレ
スが有効範囲内にあるかどうかを判断する。比較器11
1は読み出しアドレスが有効範囲内にあればアクティブ
信号を、有効範囲外であれば非アクティブ信号をそれぞ
れセレクタ112に出力する。セレクタ112は、比較
器111の出力がアクティブのときはFIFO106の
出力を選択し、非アクティブのときは有効データ範囲外
ということで、デフォルトの値を選択して出力する。セ
レクタ112の出力は出力Y信号D2と出力C信号E2
とからなる。以上がY同期処理回路の構成及び信号の流
れである。
【0019】次に、図5、図6及び図7を参照して、具
体的な入力信号の例として、標準信号、標準信号より1
ラインのサンプリング数だけ多い場合、そして逆に少な
い場合の3つのケースについて具体的に説明する。先
ず、図5を参照して、Y同期処理回路に標準信号が入力
された場合について説明する。標準信号では、1ライン
が858クロック分の長さであり、525本のラインで
2フィールド、つまり1フレームが構成される。従っ
て、1フレームは450450クロック分に相当する。
このときの出力信号は、入力信号とまったく同じタイム
スケールで伝播された信号となる。つまり、その出力信
号は入力信号に何も手を加えられない信号である。
【0020】次に、図6を参照して、Y同期処理回路に
標準信号より長い信号が入力された場合について説明す
る。この場合の入力信号は、一様に1ラインにつき3ク
ロック長い信号である。従って、1フレームは4520
25クロックに相当する。このサンプル数の時間内に、
有効画面内の水平周波数を標準信号にしてブランキング
でつじつまを合わせをするような信号処理をする。各ラ
インには3クロックだけ余計な情報があるが、これを捨
ててしまうことで、1ラインが858クロックの条件を
満足するように出力する。出力信号の各ライン信号は、
標準信号となるので、1フレームでは450450クロ
ック分必要である。しかし、出力端子のフレーム全体と
しは、入力信号のフレーム時間である452025クロ
ック分の時間を掛けて表現しないと、入力信号と出力信
号のスループットに差ができてしまう。
【0021】リアルタイムで途切れなく処理を続けるに
は、無限の記憶容量のRAMが無いとその差は吸収でき
ない。そこで、1フィールドに1回ブランキング区間で
つじつま合わせのためのリセットをを行う。つまり、フ
ィールドの最下ラインである263(または262)ラ
イン目の長さが標準信号より1575クロック分長い変
則的なラインとなって、スループットを合わせることに
なる。
【0022】次に、図7を参照して、Y同期処理回路に
標準信号より短い信号が入力された場合について説明す
る。この例の入力信号は一様に1ラインにつき3クロッ
ク短い信号である。従って、1フレームは448875
クロック分に相当する。図6で示した例と同様に、この
クロック内に、有効画面内の水平周波数を標準信号にし
て各ラインには3クロック分情報が足りない。これをデ
フォルトの信号で埋めてしまうことで1ライン858ク
ロック分の条件を満足するように出力信号を得るように
する。出力信号の各ライン信号は、標準信号なので、1
フレームで450450クロック分必要である。しかし
フレーム全体としは、入力信号のフレーム時間である4
48875クロック分の時間のみで出力信号のフレーム
を処理しないと、入力信号の毎フレームと位相がずれて
しまう。
【0023】リアルタイムで途切れなく処理を続けるに
は、やはり無限の記憶容量のRAMが無いとその位相差
は吸収できない。そこで、1フィールドに1回ブランキ
ング区間でつじつま合わせのためのリセットを行う。つ
まり、フィールドの最下ラインである263(または2
62)ライン目の長さが標準信号より1575クロック
分短い変則的なラインとなって、スループットを合わせ
を行うのである。
【0024】この様にして入力信号の時間軸を補正し
て、Y信号は重畳処理に、C信号は色信号変調ブロック
にそれぞれ信号が渡される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術の説
明では、ブランキング区間で入力信号のV同期信号に合
わせてリセットを掛ける処理があることを説明した。こ
のリセット処理が入力のV同期信号にのみ依存して行わ
れていることに問題がある。即ち、色信号のサブキャリ
アについて考えられていないからである。
【0026】色信号のサブキャリアはフィールドでリセ
ットされてしまう情報ではなく、連続した信号として色
信号の復調回路で利用されるのが一般的である。従っ
て、サブキャリアをリセットしてしまうことはできな
い。
【0027】一方、H同期信号に対するサブキャリアの
位相はテレビジョン方式によって規定されている。この
位相はH同期信号に対するサブキャリアの位相というこ
とで、SCHと一般に呼ばれている。一例としてNTS
C方式の規定を図9に挙げる。この規定どおりの信号で
ないと、エンコーダが出力したコンポジットビデオ信号
を、正しく解釈することができなくなってしまう。例え
ば、色落ちがしたり、復調自体が誤動作して間違った復
調がなされたりすることになる。
【0028】次に、この図9を参照して、非標準信号が
入力されたときのSCHが標準信号からずれてしまう例
を説明する。一番上の信号が色のサブキャリアを示す。
このサブキャリアの周波数fsc は、ビデオ信号の水平周
波数をfhとしたとき、以下の式で表される。
【0029】
【数1】fsc =(fh/2)×455
【0030】また、水平周波数fhは以下のように規定さ
れている。
【0031】
【数2】fh=4.5(MHz)/286
【0032】従って、単純に計算すると、サブキャリア
周波数fsc としては以下の値が求められる。
【0033】
【数3】fsc ≒3.57955(MHz)
【0034】2段目の信号は標準信号を入力したときの
V同期信号である。NTSC/M方式では、1フィール
ドは525/2本のラインで構成されるので、V同期信
号の周波数つまりビデオ信号の垂直同期周波数をfvとす
ると以下の式で表される。
【0035】
【数4】fv=(2/525)×fh
【0036】従って、サブキャリアの周波数fsc と垂直
周波数fvとの間の関係は以下の式で表される。
【0037】
【数5】fsc =59718.75fv
【0038】この式から、最初のフィールドのSCHを
0°としたとき、次のフィールドのSCHは、90°進
むことが分かる。このような関係が成り立っているとき
にNTSCのカラーシーケンス通りに、4フィールド周
期のパターンが実現されるのである。
【0039】上から3番目の信号は標準信号に比べてRe
c.601 基準のサンプルクロック(その周波数をfsとす
る)で数えて2クロック分長い信号が入力したときのV
同期信号である。このときサブキャリアの周波数fsc と
サンプルクロックの周波数fsの関係は以下の式で表され
る。
【0040】
【数6】fsc =(35/132) fs
【0041】つまりこのときのSCHは標準信号に比べ
て、さらに190.1°進むということが分かる。直前
のフィールドのSCHから、約101°遅れる位相のS
CHとなる。定常的にこのようなタイミング系でエンコ
ーダが動作すると、SCHは132フィールド周期のパ
ターンで変化する、標準方式からかけ離れたカラーシー
ケンスをつくってしまう。NTSC方式のカラーシーケ
ンスとは違うエンコードをすることになる。その結果、
色信号のS/Nが低下するという問題が生じてしまう。
また、カラーシーケンスをもとにY/C分離する回路を
設けるのが一般的であるので、色が正常にデコードでき
なくなってしまう。
【0042】従来のビデオエンコーダによれば、FIF
Oに、標準の水平周期とは異なる水平周期の入力ディジ
タル輝度及び色信号が供給されても、FIFOから、標
準の水平周期の水平同期信号に同期した出力ディジタル
輝度及び色信号を得ることができる。
【0043】しかし、従来のビデオエンコーダによれ
ば、出力コンポジットビデオ信号は、入力ディジタル輝
度及び色信号に付随する入力ディジタル垂直同期信号に
同期せず、又、出力コンポジットビデオ信号のカラーシ
ーケンスが、標準テレビジョン方式のカラーシーケンス
から外れるおそれがあった。
【0044】又、従来のコンポジットビデオ信号処理装
置によれば、ビデオエンコーダにおいて、出力コンポジ
ットビデオ信号は、入力ディジタル輝度及び色信号に付
随する入力ディジタル垂直同期信号に同期せず、又、出
力コンポジットビデオ信号のカラーシーケンスが、標準
テレビジョン方式のカラーシーケンスから外れるおそれ
があった。
【0045】かかる点に鑑み、本発明は、入力ディジタ
ル輝度及び色信号並びに入力ディジタル水平及び垂直同
期信号が供給される同期処理回路と、その同期処理回路
から得られた出力ディジタル色信号によってサブキャリ
アを変調してディジタル搬送色信号を得る色信号変調回
路と、同期処理回路からの出力ディジタル輝度信号並び
に出力ディジタル水平及び垂直同期信号並びに色信号変
調回路よりのディジタル搬送色信号が供給されて重畳さ
れる重畳回路と、その重畳回路よりの重畳出力が供給さ
れてD/A変換されて、出力コンポジットビデオ信号が
得られるD/A変換器とを有すると共に、同期処理回路
は、標準の水平周期を有する出力ディジタル水平同期信
号を発生する標準水平同期信号発生手段と、入力ディジ
タル輝度及び色信号の有効信号区間を、入力ディジタル
水平同期信号に同期して書込み、記憶されている入力デ
ィジタル輝度及び色信号の有効信号区間を、標準水平同
期信号発生手段よりの出力ディジタル水平同期信号に同
期して読出して、出力ディジタル輝度及び色信号を得る
FIFOと、入力ディジタル垂直同期信号を所定遅延時
間だけ遅延させる遅延手段とを備えるビデオエンコーダ
において、入力ディジタル輝度及び色信号に付随する入
力ディジタル垂直同期信号に同期した出力コンポジット
ビデオ信号を得ることができ、且つ、出力コンポジット
ビデオ信号のカラーシーケンスが、標準テレビジョン方
式のカラーシーケンスから外れるおそれのないものを提
案しようとするものである。
【0046】又、本発明は、入力コンポジットビデオ信
号が供給されてA/D変換されてディジタルコンポジッ
トビデオ信号が得られるA/D変換器と、そのA/D変
換器よりのディジタルコンポジットビデオ信号が供給さ
れて、ディジタル輝度信号及びディジタル搬送色信号に
分離されるY/C分離回路と、そのY/C分離回路から
のディジタル輝度信号が供給されて、ディジタル水平及
び垂直同期信号が分離される同期分離回路と、ディジタ
ル搬送色信号が供給されて復調されてディジタル色信号
が得られる色信号復調回路とを有するビデオデコーダ
と、そのビデオデコーダよりのディジタル水平及び垂直
同期信号、ディジタル輝度信号及びディジタル色信号が
供給されて信号処理される信号処理手段と、その信号処
理手段よりの入力ディジタル輝度及び色信号並びに入力
ディジタル水平及び垂直同期信号が供給される同期処理
回路と、その同期処理回路から得られた出力ディジタル
色信号によってサブキャリアを変調してディジタル搬送
色信号を得る色信号変調回路と、同期処理回路からの出
力ディジタル輝度信号並びに出力ディジタル水平及び垂
直同期信号並びに色信号変調回路よりのディジタル搬送
色信号が供給されて重畳される重畳回路と、その重畳回
路よりの重畳出力が供給されてD/A変換されて、出力
コンポジットビデオ信号が得られるD/A変換器とを有
すると共に、同期処理回路は、標準の水平周期を有する
出力ディジタル水平同期信号を発生する標準水平同期信
号発生手段と、入力ディジタル輝度及び色信号の有効信
号区間を、入力ディジタル水平同期信号に同期して書込
み、記憶されている入力ディジタル輝度及び色信号の有
効信号区間を、標準水平同期信号発生手段よりの出力デ
ィジタル水平同期信号に同期して読出して、出力ディジ
タル輝度及び色信号を得るFIFOと、入力ディジタル
垂直同期信号を所定遅延時間だけ遅延させる遅延手段と
を備えるビデオエンコーダとを有するコンポジットビデ
オ信号処理装置において、入力ディジタル輝度及び色信
号に付随する入力ディジタル垂直同期信号に同期した出
力コンポジットビデオ信号を得ることができ、且つ、出
力コンポジットビデオ信号のカラーシーケンスが、標準
テレビジョン方式のカラーシーケンスから外れるおそれ
のないビデオエンコーダを有するものを提案しようとす
るものである。
【0047】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、入力デ
ィジタル輝度及び色信号並びに入力ディジタル水平及び
垂直同期信号が供給される同期処理回路と、その同期処
理回路から得られた出力ディジタル色信号によってサブ
キャリアを変調してディジタル搬送色信号を得る色信号
変調回路と、同期処理回路からの出力ディジタル輝度信
号並びに出力ディジタル水平及び垂直同期信号並びに色
信号変調回路よりのディジタル搬送色信号が供給されて
重畳される重畳回路と、その重畳回路よりの重畳出力が
供給されてD/A変換されて、出力コンポジットビデオ
信号が得られるD/A変換器とを有すると共に、同期処
理回路は、標準の水平周期を有する出力ディジタル水平
同期信号を発生する標準水平同期信号発生手段と、入力
ディジタル輝度及び色信号の有効信号区間を、入力ディ
ジタル水平同期信号に同期して書込み、記憶されている
入力ディジタル輝度及び色信号の有効信号区間を、標準
水平同期信号発生手段よりの出力ディジタル水平同期信
号に同期して読出して、出力ディジタル輝度及び色信号
を得るFIFOと、入力ディジタル垂直同期信号を所定
遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備えるビデオエン
コーダにおいて、同期処理回路に、遅延手段によって遅
延された入力ディジタル垂直同期信号の位相を、ビデオ
エンコーダで発生するサブキャリアの位相に合わせるよ
うに移相させて出力ディジタル垂直同期信号を得る移相
手段を設けてなり、その移相手段よりの出力ディジタル
垂直同期信号を標準水平同期信号発生手段に供給して、
標準の水平周期を有する出力ディジタル水平同期信号
を、出力ディジタル垂直同期信号に同期させるようにし
たビデオエンコーダである。
【0048】かかる第1の本発明によれば、移相手段に
よって、遅延手段によって遅延された入力ディジタル垂
直同期信号の位相を、ビデオエンコーダで発生するサブ
キャリアの位相に合わせるように移相させて出力ディジ
タル垂直同期信号を得るようにし、その移相手段よりの
出力ディジタル垂直同期信号を標準水平同期信号発生手
段に供給して、標準の水平周期を有する出力ディジタル
水平同期信号を、出力ディジタル垂直同期信号に同期さ
せるようにする。
【0049】第2の本発明は、入力コンポジットビデオ
信号が供給されてA/D変換されてディジタルコンポジ
ットビデオ信号が得られるA/D変換器と、そのA/D
変換器よりのディジタルコンポジットビデオ信号が供給
されて、ディジタル輝度信号及びディジタル搬送色信号
に分離されるY/C分離回路と、そのY/C分離回路か
らのディジタル輝度信号が供給されて、ディジタル水平
及び垂直同期信号が分離される同期分離回路と、ディジ
タル搬送色信号が供給されて復調されてディジタル色信
号が得られる色信号復調回路とを有するビデオデコーダ
と、そのビデオデコーダよりのディジタル水平及び垂直
同期信号、ディジタル輝度信号及びディジタル色信号が
供給されて信号処理される信号処理手段と、その信号処
理手段よりの入力ディジタル輝度及び色信号並びに入力
ディジタル水平及び垂直同期信号が供給される同期処理
回路と、その同期処理回路から得られた出力ディジタル
色信号によってサブキャリアを変調してディジタル搬送
色信号を得る色信号変調回路と、同期処理回路からの出
力ディジタル輝度信号並びに出力ディジタル水平及び垂
直同期信号並びに色信号変調回路よりのディジタル搬送
色信号が供給されて重畳される重畳回路と、その重畳回
路よりの重畳出力が供給されてD/A変換されて、出力
コンポジットビデオ信号が得られるD/A変換器とを有
すると共に、同期処理回路は、標準の水平周期を有する
出力ディジタル水平同期信号を発生する標準水平同期信
号発生手段と、入力ディジタル輝度及び色信号の有効信
号区間を、入力ディジタル水平同期信号に同期して書込
み、記憶されている入力ディジタル輝度及び色信号の有
効信号区間を、標準水平同期信号発生手段よりの出力デ
ィジタル水平同期信号に同期して読出して、出力ディジ
タル輝度及び色信号を得るFIFOと、入力ディジタル
垂直同期信号を所定遅延時間だけ遅延させる遅延手段と
を備えるビデオエンコーダとを有するコンポジットビデ
オ信号処理装置において、同期処理回路に、遅延手段に
よって遅延された入力ディジタル垂直同期信号の位相
を、ビデオエンコーダで発生するサブキャリアの位相に
合わせるように移相させて出力ディジタル垂直同期信号
を得る移相手段を設けてなり、その移相手段よりの出力
ディジタル垂直同期信号を標準水平同期信号発生手段に
供給して、標準の水平周期を有する出力ディジタル水平
同期信号を、出力ディジタル垂直同期信号に同期させる
ようにしたコンポジットビデオ信号処理装置である。
【0050】
【発明の実施の形態】図10を参照して、本発明を適用
した応用例のコンポジットビデオ信号処理回路を説明す
る。具体的な数値を記述しているのは、以下の条件での
数値である。ここで扱うテレビジョン方式は、NTSC
方式である。尚、fse はサンプリングクロックの周波
数、fsceはサブキャリアの周波数である。
【0051】
【数7】fse =13.5(MHz)
【0052】
【数8】fsce=(35/132)fse
【0053】図10の応用例のコンポジットビデオ信号
処理回路におけるビデオデコーダ12及び信号処理手段
(信号処理回路)6の構成は、上述の図1の回路と同じ
であるが、一応説明する。以下の説明では、水平同期信
号をH同期信号、垂直同期信号をV同期信号と略称す
る。更に、H同期信号から次のH同期信号までの区間を
ライン、V同期信号から次ぎのV同期信号までの区間を
フィールドと呼ぶ。現行の我が国のテレビジョン放送方
式(NTSC)では、インターレース方式を採用してい
るので、2フィールドで1枚の画像が完成される。この
2フィールドをフレームと呼ぶ。更に、輝度信号をY信
号、色信号をC信号と略称する。
【0054】先ず初めに、ビデオデコーダ12にコンポ
ジットビデオ信号Aが入力される。この信号Aをビデオ
デコーダ12を構成するA/D変換器1に供給して、デ
ィジタル化するが、そのサンプリングクロックの周波数
をfsd とする。A/D変換器1の出力信号はY/C分離
回路2に入力供給されて、輝度信号(Y信号)と色信号
(C信号)に分離される。
【0055】Y/C分離回路2で分離され出力されたY
信号には、H同期信号とV同期信号とが重畳されてい
る。Y/C分離回路2から出力されたY信号は、同期信
号検出器3と、Y信号処理系のレベル補正回路4にそれ
ぞれ供給される。
【0056】同期信号検出器3では、V同期信号とH同
期信号が検出され、それぞれの同期パルスCが生成され
る。Y/C分離回路2から出力されたY信号には、H同
期信号とV同期信号とがレベルで重畳されているので、
レベル補正回路4では、Y信号のダイナミックレンジを
取り出して、そのダイナミックレンジをRec.601 基準の
レベルに補正してY信号Dを出力する。
【0057】一方C信号は、サブキャリア(そのサブキ
ャリア周波数はfscdである)が色信号で変調された搬送
色信号であるので、これを色信号復調回路5に入力して
復調して、色信号E、即ち、色差信号Cr、Cbを出力
する。
【0058】以上の様にビデオデコーダにコンポジット
ビデオ信号が入力されて、同期信号(同期パルス)C、
Y信号D、C信号Eが出力される。この信号C、D、E
が信号処理手段(信号処理回路)6に入力されて、シス
テムとしての処理を行った後、その出力信号がビデオエ
ンコーダ13に入力される。
【0059】図4のタイミングチャートに、ディジタル
ビデオ信号である、V同期パルス、H同期パルス、輝度
信号(Y信号)及びC信号(色差信号)の関係を図示し
ている。あるV同期パルスから次のV同期パルスまでの
区間が1フィールドである。因みに、1フィールドは2
62.5ラインで構成され、ラインの同期を取る信号と
して、図4の2段目のH同期パルスがある。
【0060】図4の2段目のH同期パルスを拡大したも
のが、図4の3段目に図示されている。そして、図4の
拡大されたH同期パルスに対応する如く、4段目及び5
段目に、それぞれY信号及びC信号(色差信号)が図示
されている。1ラインは、858サンプルのY信号から
構成される。C信号は2次元の信号であり、サンプル周
波数としてはY信号のサンプル周波数の1/2、即ち
6.75MHzで、2次元のC信号のデータ量は、Y信
号のデータ量と同じになる。
【0061】信号処理手段(信号処理回路)6で処理さ
れた同期信号、Y信号、C信号はビデオエンコーダ13
に入力される。同期パルス、Y信号、C信号はすべてY
C同期処理回路28に入力され、同期パルスに従って、
Y信号とC信号の有効データを抜き出し、そのY信号と
C信号を標準の水平周期で出力する。YC同期処理回路
28には、図1のビデオエンコーダ13のY同期処理回
路8とは違い、色信号を変調するサブキャリア(その周
波数をfsceで示す)が入力される。YC同期処理回路2
8では、入力V同期信号がある一定のディレイ時間を以
て遅延されると共に、規定のカラーシーケンスを構成す
るために、色信号で変調されるサブキャリアの位相に合
わせて、さらに所定遅延時間を以て遅延される。YC同
期処理回路28の内部構成及びその動作は図11を参照
して後に詳述する。
【0062】YC同期処理回路28から出力された同期
信号はシンク発生回路7に入力されて、アナログビデオ
信号の規定に従うレベルの同期信号に変換される。また
YC同期処理回路28から出力されたY信号は重畳回路
10に入力される。さらにYC同期処理回路28から出
力されたC信号は色信号変調回路9に入力される。色信
号変調回路9では、これに入力される色信号でサブキャ
リア(その周波数はfsceである)が変調され、得られた
搬送色信号が重畳回路10に入力される。
【0063】重畳回路10では、同期信号と、Y信号及
びC信号とが、図8に示すように重畳される。重畳回路
10では、H同期パルスを基準として以下のスロットの
時間が算出される。シンク挿入スロットと、C信号の変
調に使われるサブキャリアを挿入するスロットと、Y信
号とC信号を重畳した信号を挿入するスロットとが設け
られる。重畳回路10の出力がD/A変換器11に入力
されて、アナログ信号に変換され、コンポジットビデオ
信号Bとして出力される。以上が基本的な信号の流れで
ある。
【0064】図10のコンポジットビデオ信号処理回路
を、例えば、ビデオ記録再生装置に適用した場合を考え
ると、ビデオデコーダ12のコンポジットビデヲ信号の
入力端子及びビデオエンコーダ13の出力端子が、それ
ぞれビデオラインイン端子及びビデオラインアウト端子
に相当し、信号処理手段(信号処理回路)6が、記録回
路、記録ヘッド、記録媒体(磁気テープ、磁気ディス
ク、光磁気ディスク等)、再生ヘッド及び再生回路から
なる記録再生手段に相当することになる。
【0065】次に、図11を参照して、図10における
YC同期処理回路28について説明する。始めにFIF
O206の書き込み側の信号の流れを説明する。入力V
同期信号C211はディレイ回路201に入力される。
このディレイ回路201のディレイ時間(固定ディレイ
時間)は、FIFO106の記憶容量の約半分にデータ
が書き込まれるのに要する時間に略等しく設定される。
また入力V同期信号C211は入力H同期信号C212
とともに論理和回路202に入力され、その出力信号が
カウンタ203にリセット信号(クリア信号)として供
給される。カウンタ203は、このビデオエンコーダ1
3におけるサンプリングクロック(その周波数はfse で
ある) が供給される毎に1ずつインクリメントされるカ
ウンタである。カウンタ203の計数出力はリミッタ回
路204に入力される。
【0066】リミッタ回路204の上限値は858であ
る。リミッタ回路204の出力がFIFO206に書込
みアドレス信号として入力される。また書き込みデータ
の1ラインのサンプリング数は、読み出し時に、有効な
データ・アドレスの上限値として利用されるので、その
サンプル数は、論理和回路202の出力信号のタイミン
グで、フリップフロップ205にラッチされる。
【0067】次にFIFO206の読み出し側の信号の
流れを説明する。ディレイ回路201の出力信号である
ディレイV同期信号C221は、V同期信号対サブキャ
リア位相合わせブロック(位相合わせ回路)(移相回
路)213に入力される。また、この位相合わせブロッ
ク213には、サブキャリア(その周波数はfsceであ
る)と許容位相誤差の情報も入力される。この位相合わ
せブロック213からの出力は、出力V同期信号C23
1としてYC同期処理回路から出力される。
【0068】また、出力V同期信号C231は論理和回
路207に入力される。さらに、入力の値から1ライン
の標準サンプリング・クロック数である857をデコー
ドするデコーダ回路209の出力も論理和回路207に
入力される。この論理和回路207の出力信号が、カウ
ンタ208にリセット信号(クリア信号)として供給さ
れる。つまり、カウンタ208は出力V同期信号C23
1及びデコーダ209の出力信号によってリセットさ
れ、サンプリングクロック(その周波数をfse である)
の到来毎に1ずつインクリメントされ、0からから85
7までの計数値を取り得るサイクルカウンタである。カ
ウンタ208の計数出力は、FIFO206に読み出し
アドレス信号として供給される。また、カウンタ208
の出力が、0をデコードするデコーダ回路210に供給
され、そのデコーダ回路210によって、出力H同期パ
ルスC222が生成される。
【0069】FIFO206にあるデータは前述のよう
に、フリップ・フロップ205のアドレスまで有効であ
る。フリップ・フロップ205の出力とカウンタ208
の出力を比較器211に入力し、読み出しアドレスが有
効範囲にあるかどうかを判断する。比較器211は、範
囲内であればアクティブ信号を、範囲外であれば非アク
ティブ信号を出力し、セレクタ212に入力される。
【0070】セレクタ212は、比較器211の出力が
アクティブ信号のときはFIFO206の出力信号を選
択し、非アクティブ信号のときは有効データ範囲外とい
うことで、デフォルトの値を選択して出力する。セレク
タ212の出力は、nビットの出力Y信号D22と、m
ビットの出力C信号E22である。
【0071】図11の場合は、FIFO206にデータ
を書込み、その書込み時からその書き込まれたデータが
読出されるまでの時間が、ディレイ回路201の遅延時
間と、位相合わせブロック213による移相時間との和
に等しくなる。
【0072】図12を参照して、図11におけるV同期
信号対サブキャリア位相合わせブロック213について
詳しく説明する。ディレイV同期信号C221はカウン
タ251をリセットする。カウンタ251は回路の動作
クロック(その周波数をfsとする)の到来毎に、1だけ
インクリメントされるカウンタである。カウンタ251
の計数値が、0をデコードするデコーダ253及びW
(任意の値)をデコードするデコーダ254にそれぞれ
入力される。デコーダ253の出力は、ウィンドウ発生
回路256にそのウィンドウを開始するタイミングパル
スとして入力される。デコーダ254の出力信号は、比
較器261の出力信号と共に、論理和回路255に供給
され、その論理和出力信号が、ウィンドウ停止タイミン
グパルスとして、ウインドウ発生回路256に供給され
る。ウインドウ発生回路256よりのウインドウ信号は
比較器261の動作イネーブル信号として比較器261
に入力される。
【0073】一方、ディレイV同期信号C221はサイ
クルカウンタ252にも入力される。このカウンタ25
2はディレイV同期信号C221がアクティブになる
と、1だけインクリメントされるカウンタである。ま
た、このカウンタ252は、カラーシーケンスがN通り
あるとすると、(N−1)の状態でディレイV同期信号
C221がアクティブになると、0に戻る循環カウンタ
である。
【0074】カウンタ252の計数値がSCH位相テー
ブル257に入力されて、それぞれのフィールドの先頭
のSCH位相に変換される。SCH位相テーブル257
の出力が加算器258に入力される。SCH位相テーブ
ル257の出力は、加算器258でサブキャリア許容位
相誤差と加算され、その加算出力は比較器261に比較
上限値として入力される。またSCH位相テーブル25
7の出力は減算器259にも入力される。減算器259
では、SCH位相テーブル257の出力から、サブキャ
リア許容位相誤差が減算され、その減算出力は比較器2
61に比較下限値として入力される。
【0075】サブキャリア(その周波数をfsceである)
は位相検出回路260に入力されてそのサブキャリアの
位相が求められる。位相検出回路260の出力が、比較
器261に入力される。この比較器261は、以下の条
件を満たすときアクティブ信号を出力する。
【0076】
【数9】(下限値)≦(入力)≦(上限値)
【0077】この回路261の出力が出力V同期信号C
231となる。また前述のとおり、出力V同期信号C2
31は論理和回路255にも入力される。
【0078】次に、図13のタイミング図を参照して、
図11のYC同期処理回路で、実際にどのような処理が
なされるのかを説明する。最上段の信号は図11の入力
V同期信号C211である。次の段の信号は入力H同期
C212である。さらに次の段には、入力H同期信号で
リセットされてインクリメントされる、FIFO206
の書き込みアドレスが示されている。更に次の段には、
FIFO206にそれぞれ入力されるnビットの入力Y
信号D21及びmビットの入力C信号E21が示されて
いる。
【0079】次に、FIFO206における書込みデー
タ、即ち、入力Y信号D21及び入力C信号E21の書
込みについて説明する。入力H同期信号が標準信号であ
る858クロックより短い場合は、次のH同期信号で、
FIFO206の書込みアドレスがリセットされること
により、足りないデータが書きこまれることはない。逆
に入力H同期信号が標準信号である858クロックより
長い場合は、アドレスが無効な範囲になっていること
で、要らないデータがFIFO206に書き込まれるこ
とはない。この様に書き込みのときは長いデータを捨て
る作業が行われる。
【0080】次に、FIFO206におけるデータの読
出しについて説明する。図13の5段目に示されている
出力V同期信号から、6段目に示されている標準信号の
周期で出力H同期信号が作られる。この場合、858ク
ロック毎にH同期信号がアクティブになる。0から85
7までの動作クロック(その周波数はfsである)毎に循
環的にインクリメントされるカウンタ208の計数出力
が、そのままFIFO206の読み出しアドレス(図1
3の下から2段目に示されている)となる。図13の最
下段に示されているセレクタ212の出力データを見る
と分かるように、書き込み時に標準信号の長さ858ク
ロック分の時間より短い時間しかFIFO206にデー
タが書き込まれなかったときは、書き込みアドレスの最
大値がフリップ・フロップ205にラッチされているの
で、それより大きい読み出しアドレスが来たときに、デ
フォルトの値を挿入してセレクタ212の出力データと
する。
【0081】図11の位相合わせブロック213から出
力される出力V同期信号は、入力V同期信号に対し、デ
ィレイ回路201による固定ディレイ時間及びサブリャ
リア(その周波数はfsc である)との位相合わせのため
のディレイ時間の和の時間だけ遅延される。そこで、図
14を参照して、サブリャリア(その周波数はfsc であ
る)との位相ディレイ合わせのために、ディレイV同期
信号を遅延させるディレイ量をどのように算出するかを
説明する。図2の出力V同期信号と同等のディレイV同
期信号が、図14の最上段に示されている。このディレ
イV同期信号からのオフセット位置をカウントするカウ
ンタ251の計数値が、次の段に示す信号である。
【0082】更に、次の段に示すV同期信号からのオフ
セットの最大は、V同期信号をオフセットできる最大値
よりカウンタの計数値が大きくなったときに、アクティ
ブになる信号である。下から3段目に示す、ウィンドウ
発生回路256から発生するウィンドウは、最上段に表
してあるディレイV同期信号でアクティブになり、V同
期信号からのオフセットの最大がアクティブになってい
るか、またはサブキャリア位相が許容位相誤差内に入っ
たとき、非アクティブに戻る。この例ではサブキャリア
位相が許容位相誤差内に入ったときの例を示している。
比較器261よりの比較結果を出力V同期信号とすれ
ば、カラーシーケンスを満足する位相のサブリャリア
(その周波数はfsc である)でカラーをデコードできる
ようになる。
【0083】次に、図15を参照して、NTSC方式
で、周波数がfs=13.5(MHz)の動作クロックの
処理系におけるサブキャリア位相の許容誤差とV同期待
機最長時間の関係を説明する。これまでのビデオデコー
ダの開発実績により、V同期信号は1ラインの1/20
ぐらいまでは、ジッタを持っても、有効画面内にジッタ
として観測されないことが分かっている。このデータに
基づいて、V同期待機最長時間を42サンプルとする
と、サブキャリア位相の許容誤差は±5.6°と求める
ことができる。
【0084】以上の図11のYC同期処理回路図の説明
は以下の条件で行った。fse はサンプルクロックの周波
数、fsceはサブキャリアの周波数である。
【0085】
【数10】fse =13.5(MHz)
【0086】
【数11】fsce=(35/132)fse
【0087】サブキャリアの周波数fsceは固定で、
【0088】
【数12】 fsce=(35/132)×13.5(MHz)
【0089】である必要があるが、サンプリングクロッ
クの周波数fse は13.5MHz以上も可能である。
【0090】 (変形例1:動作周波数を27MHzにした例)サンプ
リングクロックの周波数fse を13.5(MHz)より
高い周波数に設定したときの例を説明する。このとき、
図15で示したグラフと同様に、サンプリングクロック
(その周波数はfse である)とサブキャリア(その周波
数はfsceである)の関係によって、サブキャリア位相の
許容誤差とV同期待機最長時間の関係が決まる。一般に
サンプリングクロック(その周波数はfse はである)が
高くなると、サブキャリア位相の誤差が少ない信号をエ
ンコードすることができる装置を作ることができる。
【0091】サンプリングクロックの周波数fse が27
(MHz)のときのサブキャリア位相の許容誤差とV同
期待機最長時間の関係を図16に示す。このグラフの縦
軸は、図15と比較することができるように、13.5
(MHz)のサンプル数に換算している。従って、1ラ
インの1/20の時間は、図15と同様に42クロック
分に相当する。この図16のグラフからサブキャリア位
相の許容誤差は2.8°と読み取ることができる。
【0092】(変形例2:処理するビデオ信号がPAL
方式で動作周波数13.5MHzの例)サンプリングク
ロックの周波数fse がfse =13.5(MHz)である
とき、PALではサブキャリアの周波数fsceとサンプリ
ングクロックの周波数fse は以下の関係になる。
【0093】
【数13】 fsce=(709379/2160000)fse
【0094】PAL方式では、1ラインが864クロッ
クで、1フィールドは625ラインになると規定されて
いる。これによりYC同期処理回路のパラメータをNT
SCとは別に最適化する必要がある。しかし図11で説
明されたYC同期処理回路の内部構成及びその動作はP
AL方式でも同様である。図17にPAL方式の場合の
YC同期処理回路を示す。図17において、図11と対
応する部分には、同一符号を付してある。図17では、
図11のFIFO206に対応するFIFOに206′
の符号を付すが、FIFO206′のアドレス空間が8
64必要になる。それに伴ってリミッタ204′回路の
リミット値を864にしなければならない。
【0095】図18に、図17のPAL方式のYC同期
処理回路におけるV同期信号対サブキャリア位相合わせ
ブロック213の詳細を示す。図18において、図12
と対応する部分には、同一符号を付してある。サイクル
カウンタ252′は、NTSCでは4状態のカウンタで
良いが、PALはカラーシーケンスが8状態あるので、
図12におけるサイクルカウンタ252を、図18では
0から7のカウントを繰り返すサイクルカウンタ25
2′に置き換える。それに伴って、図12におけるSC
H位相テーブル257も、図18では8状態のSCH位
相テーブル257′に置きかえる。
【0096】図11におけるNTSC方式のYC同期処
理回路を、以上の置き換えを行うのみでPAL方式のY
C同期処理回路を実現することができる。このときPA
L方式におけるサブキャリア位相の許容誤差とV同期待
機最長時間の関係は、図15に示す通りとなる。
【0097】(変形例3:処理するビデオ信号がPAL
方式で動作周波数が27MHzの例)NTSCのときと
同様である。このときのサブキャリア位相の許容誤差と
V同期待機最長時間の関係を、図16に示す。
【0098】
【発明の効果】第1の本発明によれば、入力ディジタル
輝度及び色信号並びに入力ディジタル水平及び垂直同期
信号が供給される同期処理回路と、その同期処理回路か
ら得られた出力ディジタル色信号によってサブキャリア
を変調してディジタル搬送色信号を得る色信号変調回路
と、同期処理回路からの出力ディジタル輝度信号並びに
出力ディジタル水平及び垂直同期信号並びに色信号変調
回路よりのディジタル搬送色信号が供給されて重畳され
る重畳回路と、その重畳回路よりの重畳出力が供給され
てD/A変換されて、出力コンポジットビデオ信号が得
られるD/A変換器とを有すると共に、同期処理回路
は、標準の水平周期を有する出力ディジタル水平同期信
号を発生する標準水平同期信号発生手段と、入力ディジ
タル輝度及び色信号の有効信号区間を、入力ディジタル
水平同期信号に同期して書込み、記憶されている入力デ
ィジタル輝度及び色信号の有効信号区間を、標準水平同
期信号発生手段よりの出力ディジタル水平同期信号に同
期して読出して、出力ディジタル輝度及び色信号を得る
FIFOと、入力ディジタル垂直同期信号を所定遅延時
間だけ遅延させる遅延手段とを備えるビデオエンコーダ
において、同期処理回路に、遅延手段によって遅延され
た入力ディジタル垂直同期信号の位相を、ビデオエンコ
ーダで発生するサブキャリアの位相に合わせるように移
相させて出力ディジタル垂直同期信号を得る移相手段を
設けてなり、その移相手段よりの出力ディジタル垂直同
期信号を標準水平同期信号発生手段に供給して、標準の
水平周期を有する出力ディジタル水平同期信号を、出力
ディジタル垂直同期信号に同期させるようにしたので、
入力ディジタル輝度及び色信号に付随する入力ディジタ
ル垂直同期信号に同期した出力コンポジットビデオ信号
を得ることができ、且つ、出力コンポジットビデオ信号
のカラーシーケンスが、標準テレビジョン方式のカラー
シーケンスから外れるおそれのないビデオエンコーダを
得ることができる。
【0099】第2の本発明によれば、入力コンポジット
ビデオ信号が供給されてA/D変換されてディジタルコ
ンポジットビデオ信号が得られるA/D変換器と、その
A/D変換器よりのディジタルコンポジットビデオ信号
が供給されて、ディジタル輝度信号及びディジタル搬送
色信号に分離されるY/C分離回路と、そのY/C分離
回路からのディジタル輝度信号が供給されて、ディジタ
ル水平及び垂直同期信号が分離される同期分離回路と、
ディジタル搬送色信号が供給されて復調されてディジタ
ル色信号が得られる色信号復調回路とを有するビデオデ
コーダと、そのビデオデコーダよりのディジタル水平及
び垂直同期信号、ディジタル輝度信号及びディジタル色
信号が供給されて信号処理される信号処理手段と、その
信号処理手段よりの入力ディジタル輝度及び色信号並び
に入力ディジタル水平及び垂直同期信号が供給される同
期処理回路と、その同期処理回路から得られた出力ディ
ジタル色信号によってサブキャリアを変調してディジタ
ル搬送色信号を得る色信号変調回路と、同期処理回路か
らの出力ディジタル輝度信号並びに出力ディジタル水平
及び垂直同期信号並びに色信号変調回路よりのディジタ
ル搬送色信号が供給されて重畳される重畳回路と、その
重畳回路よりの重畳出力が供給されてD/A変換され
て、出力コンポジットビデオ信号が得られるD/A変換
器とを有すると共に、同期処理回路は、標準の水平周期
を有する出力ディジタル水平同期信号を発生する標準水
平同期信号発生手段と、入力ディジタル輝度及び色信号
の有効信号区間を、入力ディジタル水平同期信号に同期
して書込み、記憶されている入力ディジタル輝度及び色
信号の有効信号区間を、標準水平同期信号発生手段より
の出力ディジタル水平同期信号に同期して読出して、出
力ディジタル輝度及び色信号を得るFIFOと、入力デ
ィジタル垂直同期信号を所定遅延時間だけ遅延させる遅
延手段とを備えるビデオエンコーダとを有するコンポジ
ットビデオ信号処理装置において、同期処理回路に、遅
延手段によって遅延された入力ディジタル垂直同期信号
の位相を、ビデオエンコーダで発生するサブキャリアの
位相に合わせるように移相させて出力ディジタル垂直同
期信号を得る移相手段を設けてなり、その移相手段より
の出力ディジタル垂直同期信号を標準水平同期信号発生
手段に供給して、標準の水平周期を有する出力ディジタ
ル水平同期信号を、出力ディジタル垂直同期信号に同期
させるようにしたので、入力ディジタル輝度及び色信号
に付随する入力ディジタル垂直同期信号に同期した出力
コンポジットビデオ信号を得ることができ、且つ、出力
コンポジットビデオ信号のカラーシーケンスが、標準テ
レビジョン方式のカラーシーケンスから外れるおそれの
ないビデオエンコーダを有するコンポジットビデオ信号
処理装置を得ることができ、且つ、ビデオデコーダ及び
ビデオエンコーダにおけるサブキャリアの位相の位相差
を固定することができ、ビデオデコーダ及びビデオエン
コーダを独立な構成とすることができ、ビデオデコーダ
及びビデオエンコーダを非同期に動作させことのできる
コンポジットビデオ信号処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコンポジットビデオ信号処理回路を示す
ブロック図である。
【図2】図1のコンポジットビデオ信号処理回路中のY
同期処理回路の具体回路を示すブロック図である。
【図3】図2のY同期処理回路の処理のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図4】ディジタルビデオ信号である、V同期パルス、
H同期パルス、輝度信号及び色信号(色差信号)の関係
を示すタイミングチャートである。
【図5】Y同期処理回路に標準信号が入力がなされたと
きのY同期処理回路の動作例(1)を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】Y同期処理回路に標準信号より長い信号が入力
されたときのY同期処理回路の動作例(2)を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】Y同期処理回路に標準信号より短い信号が入力
されたときのY同期処理回路の動作例(3)を示すタイ
ミングチャートである。
【図8】図1のコンポジットビデオ信号処理回路中のビ
デオエンコーダにおける信号重畳の説明のためのタイミ
ングチャートである。
【図9】NTSC方式におけるサブキャリアとフィルタ
同期信号の関係を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の実施の形態の同期処理回路が含まれ
る応用例(本発明の実施の形態)のコンポジットビデオ
信号処理回路を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態のNTSC方式における
同期処理回路の一例を示すブロック図である。
【図12】図11の同期処理回路におけるV同期信号対
サブキャリア位相合わせブロックの詳細回路を示すブロ
ック図である。
【図13】図12のV同期信号対サブキャリア位相合わ
せブロックの動作説明のためのタイミングチャートであ
る。
【図14】サブキャリアの位相合わせの説明のためのタ
イミングチャートである。
【図15】13.5MHz処理系のサブキャリア位相の
許容誤差とV同期信号待機最長時間の関係を示すグラフ
である。
【図16】27MHz処理系のサブキャリア位相の許容
誤差とV同期信号待機最長時間の関係を示すグラフであ
る。
【図17】本発明の実施の形態のPAL方式式における
同期処理回路の変形例を示すブロック図である。
【図18】図17の同期処理回路におけるV同期信号対
サブキャリア位相合わせブロックの詳細回路を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器、2 Y/C分離回路、3 同期信号
検出器、4 レベル補正回路、5 色信号復調回路、6
信号処理手段、7 シンク発生回路、9 色信号変調
回路、10 重畳回路、11 D/A変換器、12 ビ
デオデコーダ、13 ビデオエンコーダ、201 ディ
レイ回路、202 論理和回路、203カウンタ、20
4 リミッタ、205 フリップフロップ、206 F
IFO、207 論理和回路、208 カウンタ、20
9 857デコーダ、2100デコーダ、211 比較
器、212 セレクタ、213 V同期信号対サブキャ
リア位相合わせブロック(回路)。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C055 AA01 AA05 DA01 DA02 EA01 EA02 EA03 EA04 EA10 EA11 FA23 GA33 HA08 HA12 HA31 HA35 5C066 AA06 AA07 AA11 BA01 CA08 CA09 DA01 DA02 DB01 DB06 EB07 GA02 GA04 GA05 GA08 GA12 GA15 GB01 HA01 JA01 JA07 KB10 KE02 KE07 KE11 KE19 KE20 KE24 KF01 KF03 LA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル輝度及び色信号並びに入
    力ディジタル水平及び垂直同期信号が供給される同期処
    理回路と、該同期処理回路から得られた出力ディジタル
    色信号によってサブキャリアを変調してディジタル搬送
    色信号を得る色信号変調回路と、上記同期処理回路から
    の出力ディジタル輝度信号並びに出力ディジタル水平及
    び垂直同期信号並びに上記色信号変調回路よりのディジ
    タル搬送色信号が供給されて重畳される重畳回路と、該
    重畳回路よりの重畳出力が供給されてD/A変換され
    て、出力コンポジットビデオ信号が得られるD/A変換
    器とを有すると共に、上記同期処理回路は、標準の水平
    周期を有する出力ディジタル水平同期信号を発生する標
    準水平同期信号発生手段と、入力ディジタル輝度及び色
    信号の有効信号区間を、上記入力ディジタル水平同期信
    号に同期して書込み、上記記憶されている入力ディジタ
    ル輝度及び色信号の有効信号区間を、上記標準水平同期
    信号発生手段よりの上記出力ディジタル水平同期信号に
    同期して読出して、出力ディジタル輝度及び色信号を得
    るFIFOと、上記入力ディジタル垂直同期信号を所定
    遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備えるビデオエン
    コーダにおいて、 上記同期処理回路に、上記遅延手段によって遅延された
    上記入力ディジタル垂直同期信号の位相を、上記ビデオ
    エンコーダで発生するサブキャリアの位相に合わせるよ
    うに移相させて出力ディジタル垂直同期信号を得る移相
    手段を設けてなり、 該移相手段よりの出力ディジタル垂直同期信号を上記標
    準水平同期信号発生手段に供給して、上記標準の水平周
    期を有する出力ディジタル水平同期信号を、上記出力デ
    ィジタル垂直同期信号に同期させるようにしたことを特
    徴とするビデオエンコーダ。
  2. 【請求項2】 入力コンポジットビデオ信号が供給され
    てA/D変換されてディジタルコンポジットビデオ信号
    が得られるA/D変換器と、該A/D変換器よりのディ
    ジタルコンポジットビデオ信号が供給されて、ディジタ
    ル輝度信号及びディジタル搬送色信号に分離されるY/
    C分離回路と、該Y/C分離回路からのディジタル輝度
    信号が供給されて、ディジタル水平及び垂直同期信号が
    分離される同期分離回路と、上記ディジタル搬送色信号
    が供給されて復調されてディジタル色信号が得られる色
    信号復調回路とを有するビデオデコーダと、 該ビデオデコーダよりの上記ディジタル水平及び垂直同
    期信号、上記ディジタル輝度信号及び上記ディジタル色
    信号が供給されて信号処理される信号処理手段と、 該
    信号処理手段よりの入力ディジタル輝度及び色信号並び
    に入力ディジタル水平及び垂直同期信号が供給される同
    期処理回路と、該同期処理回路から得られた出力ディジ
    タル色信号によってサブキャリアを変調してディジタル
    搬送色信号を得る色信号変調回路と、上記同期処理回路
    からの出力ディジタル輝度信号並びに出力ディジタル水
    平及び垂直同期信号並びに上記色信号変調回路よりのデ
    ィジタル搬送色信号が供給されて重畳される重畳回路
    と、該重畳回路よりの重畳出力が供給されてD/A変換
    されて、出力コンポジットビデオ信号が得られるD/A
    変換器とを有すると共に、上記同期処理回路は、標準の
    水平周期を有する出力ディジタル水平同期信号を発生す
    る標準水平同期信号発生手段と、入力ディジタル輝度及
    び色信号の有効信号区間を、上記入力ディジタル水平同
    期信号に同期して書込み、上記記憶されている入力ディ
    ジタル輝度及び色信号の有効信号区間を、上記標準水平
    同期信号発生手段よりの上記出力ディジタル水平同期信
    号に同期して読出して、出力ディジタル輝度及び色信号
    を得るFIFOと、上記入力ディジタル垂直同期信号を
    所定遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備えるビデオ
    エンコーダとを有するコンポジットビデオ信号処理装置
    において、 上記同期処理回路に、上記遅延手段によって遅延された
    上記入力ディジタル垂直同期信号の位相を、上記ビデオ
    エンコーダで発生するサブキャリアの位相に合わせるよ
    うに移相させて出力ディジタル垂直同期信号を得る移相
    手段を設けてなり、 該移相手段よりの出力ディジタル垂直同期信号を上記標
    準水平同期信号発生手段に供給して、上記標準の水平周
    期を有する出力ディジタル水平同期信号を、上記出力デ
    ィジタル垂直同期信号に同期させるようにしたことを特
    徴とするコンポジットビデオ信号処理装置。
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