JP2001257969A - カメラ装置、媒体、および情報集合体 - Google Patents

カメラ装置、媒体、および情報集合体

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JP2001257969A
JP2001257969A JP2000065423A JP2000065423A JP2001257969A JP 2001257969 A JP2001257969 A JP 2001257969A JP 2000065423 A JP2000065423 A JP 2000065423A JP 2000065423 A JP2000065423 A JP 2000065423A JP 2001257969 A JP2001257969 A JP 2001257969A
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Seiji Kikuchi
清治 菊池
Hiroyuki Harada
浩之 原田
Noriaki Nakagawa
典昭 中川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ装置内の記録媒体へのデータ書き込み
中に、電池残量が記録媒体への書き込みが正常にできな
い容量となると、記録媒体のデータを破損させる場合が
あり、電池残量を正常に戻しても、以前に書き込んだデ
ータまでもが正常に読み出せなくなるなどの課題があっ
た。 【解決手段】 画像データを生成するためのCCD3、
A/D回路4、メモリ5、および信号処理回路6と、画
像データを記録媒体に書き込むための記録装置9と、記
録装置9を駆動するための電源装置13の電源レベルを
検知するための残量検知回路16と、残量検知回路16
による検知結果に基づいて記録装置9の動作を制御する
切替装置7、およびCPU8とを備えたことを特徴とす
るカメラ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ装置、媒
体、および情報集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】電池駆動可能である従来のカメラ装置
は、特開平9−269523号公報に示すように、電池
の残量が所定の値以下になったときには、音声やファイ
ンダー上の表示によって、ユーザにそれを報知してい
た。
【0003】また、カメラ装置に外部装置を接続するこ
とにより、カメラ装置に内蔵された記録媒体内の画像デ
ータを外部装置に読み込んだり、外部装置内のデータを
カメラ装置に内蔵された記録媒体に書き込んだりするこ
とが、可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カメラ装置
に内蔵された記録媒体にデータの書き込みを行っている
ときに、電池の残量が所定の値以下になったことを、従
来のカメラ装置がユーザに報知した場合、ユーザが、外
部装置の操作に集中していることなどにより、その報知
を認知できない場合があった。
【0005】しかしながら、記録媒体にデータの書き込
みを行っているときに、電池残量が低下すると、記録媒
体内のデータを破損させることがあり、そのために、そ
れ以前に書き込まれていたデータまでもが破損し、カメ
ラ装置の電池の交換を行っても、書き込まれていたデー
タが正常に読み出せなくなるという課題があった。
【0006】また、電池残量が上述の所定の値以下であ
る場合においても、外部装置内のデータが小サイズであ
れば、カメラ装置に内蔵された記録媒体へのデータの書
き込みが可能な場合がある。
【0007】しかしながら、従来のカメラ装置は、その
ような判断を行うことができず、電池の残量が所定の値
以下になると一律にその報知を行うために、書き込みが
可能なデータの書き込みの実行を、ユーザが躊躇してし
まい、利便性が低いという課題があった。
【0008】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、電源レベルが低下した場合に、データの記録媒体
への書き込みや読み出しの適切な制御を行うことがで
き、利便性が高いカメラ装置、媒体、および情報集合体
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、被写体からの光を撮像し、画像データを生
成するための撮像手段と、少なくとも前記撮像手段によ
り生成された画像データを、記録媒体に書き込むための
記録手段と、前記記録手段を駆動するための電源の電源
レベルを検知するための電源レベル検知手段と、前記電
源レベル検知手段による検知結果に基づいて、前記記録
手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
するカメラ装置である。
【0010】第二の本発明(請求項2に対応)は、外部
装置からのデータの入力、および外部装置へのデータの
出力を行うための通信手段を備え、前記記録手段は、前
記外部装置から入力されるデータの前記記録媒体への書
き込み、および/または前記外部装置へ出力されるデー
タの前記記録媒体からの読み出しも行うことを特徴とす
る第一の本発明のカメラ装置である。
【0011】第三の本発明(請求項3に対応)は、前記
記録手段が書き込みおよび/または読み出しを行う予定
のデータのデータ情報、および/または前記記録媒体の
空き容量を検知するための検知手段を備え、前記制御手
段は、前記記録手段の動作を制御する際に、前記検知の
結果を加味することを特徴とする第一または第二の本発
明のカメラ装置である。
【0012】第四の本発明(請求項4に対応)は、前記
制御手段は、前記記録手段の行う動作が、(1)前記撮
像手段により生成される画像データの前記記録媒体への
書き込みであるか、(2)前記外部装置から入力される
データの前記記録媒体への書き込みであるか、(3)前
記外部装置へ出力されるデータの前記記録媒体からの読
み出しであるかの何れであるかを加味して、前記記録手
段の動作を制御することを特徴とする第二の本発明のカ
メラ装置である。
【0013】第五の本発明(請求項5に対応)は、前記
制御手段は、(1)前記電源レベルが第一の所定の値未
満になった場合には、前記外部装置から入力されるデー
タの前記記録媒体への書き込みを禁止し、(2)前記電
源レベルが前記第一の所定の値よりも小さい第二の所定
の値未満になった場合には、前記撮像手段により生成さ
れる画像データの前記記録媒体への書き込みを禁止する
ことを特徴とする第四の本発明のカメラ装置である。
【0014】第六の本発明(請求項6に対応)は、前記
制御手段は、前記電源レベルが第三の所定の値以上であ
る場合には、前記撮像手段により生成される画像データ
を、前記記録媒体へ書き込むことなく前記外部装置へ出
力することを許可することを特徴とする第二の本発明の
カメラ装置である。
【0015】第七の本発明(請求項7に対応)は、前記
制御手段は、(1)前記電源レベルが第一の所定の値未
満になった場合には、前記外部装置から入力されるデー
タの前記記録媒体への書き込みを禁止し、(2)前記電
源レベルが前記第一の所定の値よりも小さい第二の所定
の値未満になった場合には、前記撮像手段により生成さ
れる画像データの前記記録媒体への書き込みを禁止する
が、(3)前記電源レベルが前記第二の所定の値よりも
小さい前記第三の所定の値以上である場合には、前記撮
像手段により生成される画像データを、前記記録媒体へ
書き込むことなく前記外部装置へ出力することを許可す
ることを特徴とする第六の本発明のカメラ装置である。
【0016】第八の本発明(請求項8に対応)は、前記
制御手段は、前記記録手段が書き込みまたは読み出しを
行っているときに、前記電源レベルが第四の所定の値未
満になった場合には、その書き込みまたは読み出しの終
了後に、前記外部装置から入力されるデータの前記記録
媒体への書き込み、および/または前記撮像手段により
生成される画像データの前記記録媒体への書き込みを禁
止することを特徴とする第二の本発明のカメラ装置であ
る。
【0017】第九の本発明(請求項9に対応)は、前記
データ情報とは、データサイズ、ファイル形式、ファイ
ル名、ファイル拡張子の内の少なくとも一つを含む情報
であることを特徴とする第三の本発明のカメラ装置であ
る。
【0018】第十の本発明(請求項10に対応)は、前
記データ情報は、少なくとも前記データサイズを含んで
おり、前記制御手段は、前記電源レベルの利用によっ
て、前記記録手段が書き込みまたは読み出しを行うこと
の可能なデータのデータサイズを算出し、その算出され
たデータサイズに基づいて前記記録手段の動作を制御す
ることができることを特徴とする第九の本発明のカメラ
装置である。
【0019】第十一の本発明(請求項11に対応)は、
前記電源レベルの利用によって、前記記録手段が書き込
みまたは読み出しを行うことの可能なデータのデータサ
イズを、前記外部装置に報知することを特徴とする第十
の本発明のカメラ装置である。
【0020】第十二の本発明(請求項12に対応)は、
前記電源レベル検知手段により検知される前記電源レベ
ル、前記記録手段が書き込みおよび/または読み出しを
行う予定のデータのデータ情報、前記記録媒体の空き容
量、前記電源レベルの利用によって前記記録手段が書き
込みまたは読み出しを行うことの可能なデータのデータ
サイズの内の少なくとも一つを、ユーザに報知すること
ができる報知手段を備えたことを特徴とする第一から第
十一の何れかの本発明のカメラ装置である。
【0021】第十三の本発明(請求項13に対応)は、
前記記録媒体は、ディスク状記録媒体またはテープ状記
録媒体であることを特徴とする第一から第十二の何れか
の本発明のカメラ装置である。
【0022】第十四の本発明(請求項14に対応)は、
第一から第十三の何れかの本発明の全部または一部の手
段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行さ
せるためのプログラムおよび/またはデータを担持した
媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特
徴とする媒体である。
【0023】第十五の本発明(請求項15に対応)は、
第一から第十三の何れかの本発明の全部または一部の手
段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行さ
せるためのプログラムおよび/またはデータであること
を特徴とする情報集合体である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる実施の
形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0025】(実施の形態1)はじめに、図1を参照し
ながら、本実施の形態1におけるカメラ装置1の構成に
ついて説明する。なお、図1は、カメラ装置1の構成を
示す構成図である。
【0026】CCD(charge−coupled
device、電子結合素子)3は、撮影レンズ2の光
軸上に撮影された光学像を光電変換する素子である。
【0027】A/D回路4は、光電変換された画像デー
タをアナログデータからデジタルデータに変換する回路
である。メモリ5は、A/D回路4によってデジタルデ
ータに変換された画像データを格納する手段である。信
号処理回路6は、画像データの圧縮・伸張を行う回路で
ある。
【0028】なお、CCD3、A/D回路4、メモリ
5、信号処理回路6から構成される手段は、本発明の撮
像手段に対応している。
【0029】通信装置11は、カメラ装置1がデータの
やりとりを外部装置12との間で行うための手段であ
る。たとえば、通信装置11は、外部装置12とデータ
のやりとりが可能であり、切替装置7により通信装置1
1と記録装置9間のアクセスを許可されることにより、
記録媒体(図示省略)内のデータを、外部装置12に送
信したり、外部装置12から記録媒体(図示省略)に記
録するためのデータを、受信することが可能な手段であ
る。なお、通信装置11は、本発明の通信手段に対応し
ている。
【0030】記録装置9は、スティック状の記録媒体
(図示省略)に、画像データなどを記録する手段であ
る。なお、記録装置9は、本発明の記録手段に対応して
いる。
【0031】電源装置13は、カメラ装置1の内蔵して
いる電池14からの電源供給と、外部電源端子15を通
じた外部からの電源供給を切り替え、記録装置9をはじ
めとする各手段に、必要な電源を供給するための手段で
ある。なお、電池14の残量は、本発明の電源レベルに
対応している。ただし、本実施の形態において、カメラ
装置1は、内蔵の電池14からの電源供給のみによって
駆動しているとする。
【0032】残量検知回路16は、電池14の残量を監
視し、その残量をCPU8に伝達するための、電源装置
13内にある回路である。なお、残量検知回路16は、
本発明の電源レベル検知手段に対応している。
【0033】切替装置7は、後述のCPU(centr
al processing unit、中央演算装
置)8による制御を受けて、信号処理回路6や後述の通
信装置11の、記録装置9へのアクセスを許可するため
の手段である。たとえば、信号処理回路6に圧縮された
画像データは、切替装置7に記録装置9と信号処理回路
6間にアクセスを許可されると、記録装置9により記録
媒体(図示省略)に保存される。また、記録媒体(図示
省略)に記録された画像データは、切替装置7にて記録
装置9と信号処理回路6間にアクセスを許可することに
より、信号処理回路6にてデータを伸張され、内蔵表示
装置であるモニタ装置10にて表示することが可能であ
る。
【0034】CPU8は、切替装置7をはじめとする各
手段を制御する手段である。後に詳しく説明されるよう
に、CPU8は、たとえば、残量検知回路16から伝達
される電池14の残量に基づいて、記録装置9へのアク
セスを、切替装置7に許可したりあるいは許可しなかっ
たりする手段である。
【0035】なお、切替装置7、CPU8から構成され
る手段は、本発明の制御手段に対応している。
【0036】つぎに、図1、2を参照しながら、撮影画
像の記録を行うための、信号処理回路6から記録装置9
へのアクセス要求、または外部装置12から記録装置9
へのアクセス要求が発生した場合における、カメラ装置
1の動作について説明する。
【0037】CPU8は、上述のアクセス要求を認識し
て処理を開始し(ステップa1)、外部装置12または
信号処理回路6の何れかが、記録装置9にアクセス中で
あるか否かを判断する(ステップa2)。
【0038】外部装置12または信号処理回路6の何れ
かが記録装置9にすでにアクセス中である場合には、C
PU8は、上述の新規なアクセス要求を切替装置7に許
可させず(ステップa3)、処理を終了する。
【0039】外部装置12および信号処理回路6の何れ
もがアクセス中でない場合には、CPU8は、残量検知
回路16から信号を入力することにより、電池14の残
量がA未満であるか否かを判断する(ステップa4)。
なお、本実施の形態1におけるAは、本発明の第一の所
定の値に対応する。
【0040】電池14の残量がA以上である場合には、
CPU8は、上述のアクセス要求を切替装置7に許可さ
せる(ステップa5)。
【0041】電池14の残量がA未満である場合には、
CPU8は、残量検知回路16から信号を入力すること
により、電池14の残量がB(B<A)未満であるか否
かを判断する(ステップa6)。なお、本実施の形態1
におけるBは、本発明の第二の所定の値に対応する。
【0042】電池14の残量がB以上である場合には、
CPU8は、上述のアクセス要求が信号処理回路6から
記録装置9へのアクセス要求であった場合のみ、それを
切替装置7に許可(すなわち撮影画像の(記録装置9の
記録媒体への)記録のみ許可)させ(ステップa7)、
処理を終了する。つまり、外部装置12から記録装置9
へのアクセス要求は許可されないのである。
【0043】電池14の残量が電池残量がB未満である
場合には、CPU8は、上述のアクセス要求を切替装置
7に全く許可せず(ステップa8)、処理を終了する。
【0044】なお、信号処理回路6からの記録装置9へ
のアクセスは、撮影画像の書き込みである場合や、モニ
タ装置10への表示である場合であるため、一回のアク
セス量は、ほとんどの場合一定以下である。しかしなが
ら、外部装置12からの一回のアクセスは、記録装置9
内のファイル全ての書き込みを行う場合がある。そのた
め、外部装置12からのアクセスを行う場合は、信号処
理回路6からのアクセスを行う場合よりも、電池残量が
多く必要となる。このため、ステップa4にて電池残量
がA未満であり、ステップa6にて電池残量がB以上の
場合、信号処理回路6からの記録装置9へのアクセスの
み許可する処理を行うことは、有効である。
【0045】(実施の形態2)つぎに、図1、3を参照
しながら、撮影画像の記録を行うための、信号処理回路
6から記録装置9へのアクセス要求、または外部装置1
2から記録装置9へのアクセス要求が発生した場合にお
ける、カメラ装置1の動作について説明する。ただし、
本実施の形態2では、一旦メモリ5に格納される撮影画
像のデータを、記録装置9の記録媒体に保存することな
く、外部装置12に送信することも可能であって、CP
U8が、前述のアクセス要求を、後述するような形で電
池14の残量に基づいて許可するモードが選択されてい
るものとする。したがって、以下でのアクセスには、外
部装置12から記録装置9へのアクセスや信号処理回路
6から記録装置9へのアクセスの他に、信号処理回路6
から外部装置12へのアクセスも含まれる。
【0046】CPU8は、上述のアクセス要求を認識し
て処理を開始し(ステップb1)、前述のような三つの
タイプのアクセスの何れかがすでに行われているか否か
を判断する(ステップb2)。
【0047】すでにそのようなアクセスの何れかが行わ
れている場合には、CPU8は、上述の新規なアクセス
要求を切替装置7に許可させず(ステップb3)、処理
を終了する。
【0048】アクセスが全く行われていない場合には、
CPU8は、残量検知回路16から信号を入力すること
により、電池14の残量がA未満であるか否かを判断す
る(ステップb4)。なお、本実施の形態2におけるA
は、本発明の第一の所定の値に対応する。
【0049】電池14の残量がA以上である場合には、
CPU8は、上述のアクセス要求を切替装置7に許可さ
せる(ステップb5)。
【0050】電池14の残量がA未満である場合には、
CPU8は、電池14の残量がB(B<A)未満である
か否かを判断する(ステップb6)。なお、本実施の形
態2におけるBは、本発明の第二の所定の値に対応す
る。
【0051】電池14の残量がB以上である場合には、
CPU8は、上述のアクセス要求が、信号処理回路6か
ら記録装置9へのアクセス要求、または信号処理回路6
から外部装置12へのアクセス要求であった場合のみ、
それを切替装置7に許可(すなわち撮影画像の(記録装
置の記録媒体9への)記録、または撮影画像の(外部装
置12への)出力のみ許可)させ(ステップb7)、処
理を終了する。つまり、外部装置12から記録装置9へ
のアクセス要求は許可されないのである。
【0052】電池14の残量がB未満である場合には、
CPU8は、電池14の残量がC(C<B)未満である
か否かを判断する(ステップb8)。なお、本実施の形
態2におけるCは、本発明の第三の所定の値に対応す
る。
【0053】電池14の残量がC以上である場合には、
CPU8は、上述のアクセス要求が、信号処理回路6か
ら外部装置12へのアクセス要求であった場合のみ、そ
れを切替装置7に許可(すなわち撮影画像の(外部装置
12への)出力のみ許可)させ(ステップb9)、処理
を終了する。つまり、信号処理回路6から記録装置9へ
のアクセス要求は許可されない(すなわち、撮影画像の
(記録装置9の記録媒体への)記録は許可されない)の
である。
【0054】電池14の残量が電池残量がC未満である
場合には、CPU8は、上述のアクセス要求を切替装置
7に全く許可させず(ステップb10)、処理を終了す
る。
【0055】なお、信号処理回路6から外部装置12へ
のアクセスは、記録装置9へのアクセスをする必要がな
いため、外部装置12から記録装置9へのアクセス、ま
たは信号処理回路6から記録装置9へのアクセスに比較
すると、電池残量が少量であっても可能である。このた
め、ステップb6にて電池残量がB未満であり、ステッ
プb8にて電池残量がC以上の場合は、外部装置12か
らの記録装置6へのアクセスのみ許可する処理を行うこ
とは、有効である。また、外部装置12から記録装置9
のアクセスを行う場合は、信号処理回路6から記録装置
9へのアクセスを行う場合よりも電池残量が多く必要と
なるため、ステップb4にて電池残量がA未満であり、
ステップb6にて電池残量がB以上の場合は、信号処理
回路6から記録装置9へのアクセスおよび信号処理回路
6から外部装置12へのアクセスのみ許可する処理を行
うことは極めて有効である。
【0056】なお、上述された実施の形態1、2におけ
る、ステップa4(図2参照)やステップb4(図3参
照)では、電池14の残量がA未満であるか否かの判断
が行われたが、たとえば、電池14の残量が上述のAよ
りもさらに大きいD(A<D)未満に達したときに、電
池残量が少量になっていることをユーザに報知すること
ができる報知手段が設けられていてもよい。これによ
り、ユーザは、電池残量が少量であることを速やかに認
識できるので、外部電源端子15を通じた外部からの電
源供給を開始するなどの対策を講じることが可能であ
り、新規なアクセス要求が拒否されることを未然に防止
することができる。
【0057】また、上述された実施の形態1、2におけ
る、ステップa4(図2参照)やステップb4(図3参
照)では、電池14の残量がA以上であると判断された
場合に、外部装置12から記録装置9への新規なアクセ
スを許可したが、そのアクセス中に、電池14の残量が
A未満になる場合がある。このような場合においては、
そのすでに行われているアクセスを中断することはせ
ず、そのアクセスによる読み出しまたは書き込みの終了
後に行われる新規なアクセス要求を拒否するようなモー
ドが設けられていてもよい。また、すでに行われている
アクセスによる読み出しまたは書き込みの終了後に行わ
れる、そのような新規なアクセス要求の拒否は、電池1
4の残量がE未満になった場合に行うとしてももちろん
よい。なお、そのような実施の形態におけるEは、本発
明の第四の所定の値に対応する。このようにすることに
より、すでに行われているアクセスを中断することがな
いため、記録装置9の記録媒体内の他のデータを破損さ
せたり、読み出しができなくなるなどの問題の発生を未
然に防止することができる。
【0058】また、上述された実施の形態2において、
撮影画像の記録装置9の記録媒体への記録を行っている
間に、電池14の残量が低下してB未満になった場合に
は、撮影画像を記録媒体(図示省略)へ書き込むことな
く外部装置12へ出力するための出力先切り替えを、C
PU8が、ユーザのマニュアル操作によらず自動的に行
ってもよい。電池14の残量がB未満であってもC(<
B)以上である場合においては、撮影画像の外部装置1
2への出力は許可されるので、このようにすることによ
り、ユーザの負担を軽減しながら、撮影画像の記録をよ
り長時間にわたって実行することが可能となる。
【0059】(実施の形態3)つぎに、図1、4を参照
しながら、ファイルの読み出しまたは書き込みを要求す
るための、外部装置12から記録装置9へのアクセス要
求が発生した場合における、カメラ装置1の動作につい
て説明する。ただし、本実施の形態3では、CPU8
が、上述の読み出しまたは書き込みの実行に先立ち、ア
クセスを行うファイルのファイルサイズを取得し、前述
のアクセス要求を、後述するような形で電池14の残量
に基づいて許可するモードが選択されているものとす
る。
【0060】CPU8は、外部装置12から記録装置9
へのアクセス要求を認識して処理を開始し(ステップc
1)、上述の実施の形態で説明されたような何らかのア
クセスが行われているか否かを判断する(ステップc
2)。
【0061】アクセスがすでに行われている場合には、
CPU8は、外部装置12から記録装置9への、上述の
新規なアクセス要求を切替装置7に許可させず(ステッ
プc3)、処理を終了する。
【0062】アクセスが全く行われていない場合には、
CPU8は、読み出しまたは書き込みを行うファイルの
ファイルサイズAを取得する(ステップc4)。また、
CPU8は、電池14の電池残量を、残量検知回路16
から信号を入力することによって認識して、読み出しま
たは書き込みを行うことが可能なファイルサイズを表す
アクセス可能ファイルサイズBを算出し(ステップc
5)、ファイルサイズAがアクセス可能ファイルサイズ
B未満であるか否かを判断する(ステップc6)。
【0063】読み出しまたは書き込みを行うファイルの
ファイルサイズAが、アクセス可能ファイルサイズB以
上である場合には、CPU8は、上述のアクセス要求
を、切替装置7に許可せず(ステップc7)、処理を終
了する。
【0064】読み出しまたは書き込みを行うファイルの
ファイルサイズAがアクセス可能ファイルサイズB未満
である場合には、CPU8は、上述のアクセス要求が、
外部装置12から記録装置9へのファイルの書き込みを
要求するものであるか否かを判断する(ステップc
8)。
【0065】上述のアクセス要求がファイルの書き込み
を要求するものでない場合には、CPU8は、外部装置
からのアクセス要求を許可し(ステップc9)、処理を
終了する。なお、この許可されたアクセス要求は、ファ
イルの書き込みを要求するものでない以上、記録装置9
から外部装置12へのファイルの読み出しを要求するも
のである。
【0066】上述のアクセス要求がファイルの書き込み
を要求するものである場合には、CPU8は、記録装置
9の記録媒体(図示省略)の空き容量が、ファイルサイ
ズA未満であるか否かを判断する(ステップc10)。
【0067】記録装置9の記録媒体(図示省略)の空き
容量が、ファイルサイズA以上である場合には、CPU
8は、ファイルの書き込みを要求するための、上述のア
クセス要求を許可し(ステップc11)、処理を終了す
る。また、記録装置9の記録媒体(図示省略)の空き容
量が、ファイルサイズA未満である場合には、CPU8
は、上述のアクセス要求を許可せず(ステップc1
2)、処理を終了する。
【0068】なお、外部装置12からの記録装置9への
アクセス量は、一定量とは限らず、多量の場合や少量の
場合がある。このため、ステップc4にて外部装置12
からのアクセスを行うファイルサイズAを取得し、ステ
ップc5にて電池残量よりアクセス可能ファイルサイズ
Bを算出し、ステップc6にてファイルサイズAとBを
比較して、AがB未満の場合はアクセスが不可能と判断
し、ステップc7にて外部装置12からのアクセスを許
可しない処理をすることは、有効である。また、ステッ
プc8にて外部装置12からの書き込みであるか否か判
断をして、書き込みである場合は、ステップc10にて
記録媒体の空き容量が書き込みファイルサイズA以上で
あるか判断をし、それが可能であれば、ステップc11
にて外部装置12からのアクセスを許可する処理を行う
ことは、極めて有効である。
【0069】(実施の形態4)つぎに、図1、5を参照
しながら、記録媒体(図示省略)が内蔵された状態で電
源を投入した場合や、記録媒体(図示省略)を挿入した
場合における、カメラ装置1の動作について説明する。
ただし、本実施の形態4では、上述の電源の投入または
記録媒体の挿入が行われたときには、CPU8が、電池
14の残量の利用によって記録媒体に読み出しまたは書
き込みを行うことの可能なデータのデータサイズである
アクセス可能ファイルサイズをユーザおよび外部装置1
2に報知するモードが選択されているものとする。
【0070】CPU8は、電源の投入または記録媒体
(図示省略)の挿入を認識して、アクセス可能ファイル
サイズの報知処理を開始し(ステップd1)、電池14
の電池残量を、残量検知回路16から信号を入力するこ
とによって認識して、アクセス可能ファイルサイズAを
算出する(ステップd2)。また、CPU8は、アクセ
ス可能ファイルサイズAを、内蔵表示装置であるモニタ
装置10に表示させる(ステップd3)。
【0071】つぎに、CPU8は、通信装置11と外部
装置12との接続の有無を判断する(ステップd4)。
そのような接続がある場合には、CPU8は、アクセス
可能ファイルサイズAを外部装置12へ送信して(ステ
ップd5)、処理を終了する。そのような接続がない場
合には、CPU8は、そのまま処理を終了する。
【0072】このように、ユーザは、モニタ装置10に
前述のようにして表示されたアクセス可能ファイルサイ
ズを認識し、アクセス可能なファイルを確実に選択し
て、ファイルの書き込みや読み出しを、カメラ装置1に
行わせることができる。また、外部装置12が、前述の
ようにして送信されたアクセス可能ファイルサイズを、
外部装置12の有する表示装置(図示省略)上に表示す
ることができるようなシステムを構成すれば、ユーザ
は、アクセス可能ファイルサイズをより正確かつ容易に
認識し、アクセス可能なファイルを確実に選択して、フ
ァイルの書き込みや読み出しを、カメラ装置1に行わせ
ることができる。
【0073】(実施の形態5)つぎに、図1、6を参照
しながら、外部装置12から記録装置9へのアクセス要
求が発生した場合における、カメラ装置1の動作につい
て説明する。ただし、本実施の形態5では、記録装置9
の記録媒体(図示省略)および外部装置12におけるフ
ァイル名の一部分がそのファイルサイズに応じて固定さ
れ、CPU8が、前述のアクセス要求を、後述するよう
な形でこのファイル名の一部分に基づいて許可するモー
ドが選択されているものとする。
【0074】なお、本実施の形態5において、ファイル
名の一部分がそのファイルサイズに応じて固定されてい
るとは、ファイルサイズが500kバイト以上1Mバイ
ト未満であるファイルのファイル名はLFS*****
であり、ファイルサイズが100kバイト以上500k
バイト未満であるファイルのファイル名はMFS***
**であり、ファイルサイズが100kバイト未満であ
るファイルのファイル名はSFS*****であるこ
と、とする(*は任意とする)。
【0075】CPU8は、外部装置12から記録装置9
へのアクセス要求を認識して処理を開始し(ステップe
1)、上述の実施の形態で説明されたような何らかのア
クセスが行われているか否かを判断する(ステップe
2)。何らかのアクセスがすでに行われている場合に
は、CPU8は、外部装置12から記録装置9への、上
述の新規なアクセス要求を切替装置7に許可させず(ス
テップe3)、処理を終了する。
【0076】アクセスが全く行われていない場合には、
CPU8は、アクセスを行うファイルのファイル名を、
上述のアクセス要求に基づいて取得する(ステップe
4)。また、CPU8は、電池14の電池残量を、残量
検知回路16から信号を入力することによって認識し
て、その電池残量がA未満であるか否かを判断する(ス
テップe5)。
【0077】電池14の電池残量がA以上である場合に
は、CPU8は、上述のアクセス要求を切替装置7に許
可し(ステップe6)、処理を終了する。すなわち、上
述のアクセス要求は、そのアクセスを行うファイルのフ
ァイル名に関わらず(すなわち、そのファイル名がLF
S*****、MFS*****およびSFS****
*の何れであっても)、許可されるのである。
【0078】電池14の電池残量がA未満である場合に
は、CPU8は、電池14の電池残量がB(B<A)未
満であるか否かを判断する(ステップe7)。
【0079】電池14の電池残量がB以上である場合に
は、CPU8は、アクセスを行うファイルのファイル名
が、LFS*****およびMFS*****の何れか
である場合のみ、上述のアクセス要求を切替装置7に許
可し(ステップe8)、処理を終了する。
【0080】電池14の電池残量がB未満である場合に
は、CPU8は、電池14の電池残量がC(C<B)未
満であるか否かを判断する(ステップe9)。
【0081】電池14の電池残量がC以上である場合に
は、CPU8は、アクセスを行うファイルのファイル名
が、LFS*****である場合のみ、上述のアクセス
要求を切替装置7に許可し(ステップe10)、処理を
終了する。
【0082】電池14の電池残量がC未満である場合に
は、CPU8は、上述のアクセス要求を全く許可せず
(ステップe11)、そのまま処理を終了する。すなわ
ち、上述のアクセス要求は、そのファイル名がLFS*
****、MFS*****およびSFS*****の
何れであっても許可されないのである。
【0083】このように、ファイル名の一部分は、ファ
イルサイズに応じて固定される構成とすることにより、
電池残量とファイル名により、アクセス可能か否かの判
断が容易となる。
【0084】なお、上述された実施の形態5において
は、記録装置9にアクセス可能なファイル名のはじめの
一部分が、ファイルサイズに応じて固定されていたが、
記録装置9にアクセス可能なファイル拡張子が、ファイ
ルサイズに応じて固定されていてもよい。たとえば、5
00kバイト以上1Mバイト未満のファイル拡張子をL
FS、100kバイト以上500kバイト未満のファイ
ル拡張子をMFS、100kバイト未満のファイル拡張
子をSFSとすればよい。このようにすることにより、
上述された実施の形態5と同様に、電池残量とファイル
名により、アクセス可能か否かの判断が容易となる。
【0085】なお、本発明のカメラ装置は、上記実施の
形態では、ユーザによるモードの選択を行われることに
より上記各実施の形態で説明された動作をそれぞれ行っ
たが、これに限らず、たとえば、これらのモードのすべ
てを備えていなくともよいし、他のモードをさらに備え
ていてもよいし、これらモードの内の任意のものがあら
かじめ設定されていてユーザによるモードの選択はでき
なくてもよい。
【0086】このように、上記実施の形態のカメラ装置
1は、撮影を行うための撮影レンズ2と、撮影された光
学像を光電変換する光電変換素子であるCCD3と、光
電変換してなる画像データを記録媒体に記録する記録装
置9とをもっており、電池駆動可能であって、特に電池
残量が少量時の処理に関して特徴を有するものである。
【0087】なお、本発明の報知手段は、本実施の形態
4においては、アクセス可能ファイルサイズをユーザに
報知することができるモニタ装置10であったが、これ
に限らず、たとえば実施の形態3において、電子14の
残量をユーザに音声報知するスピーカであってもよい
し、記録媒体の空き容量を点滅報知する発光ダイオード
であってもよく、要するに、電源レベル検知手段により
検知される電源レベル、記録手段が書き込みおよび/ま
たは読み出しを行う予定のデータのデータ情報、記録媒
体の空き容量、電源レベルの利用によって前記記録手段
が書き込みまたは読み出しを行うことの可能なデータの
データサイズの内の少なくとも一つをユーザに報知する
ことができる手段であればよい。ユーザは、このような
報知手段の報知により、電池残量が少量であると認識
し、前もって電池交換や外部電源端子の外部電源への接
続を行うことができる。また、たとえば、本実施の形態
2において報知手段が設けられており、その報知手段
が、信号処理回路6から記録装置9へのアクセス要求は
許可されないが、信号処理回路6から外部装置12への
アクセス要求は許可されるような場合において、それを
ユーザに報知してもよいことは、もちろんである。ユー
ザは、このような報知手段の報知により、データの保存
を確実に行うことができる。
【0088】また、本発明のデータ情報は、上記本実施
の形態においては、アクセス可能ファイルサイズ、ファ
イル名、またはファイル拡張子であったが、これに限ら
ず、要するに、データサイズ、ファイル形式、ファイル
名、ファイル拡張子の内の少なくとも一つを含む情報で
あればよい。
【0089】また、本発明の記録媒体は、上記本実施の
形態においては、スティック状の記録媒体であったが、
これに限らず、ディスク状記録媒体またはテープ状記録
媒体であってもよい。記録媒体が、ディスク状記録媒体
やテープ状記録媒体である場合には、その駆動時に大き
な電力が消費されるが、上記本実施の形態において説明
されたような、データの記録媒体への書き込みや読み出
しの適切な制御を行うことにより、カメラ装置の利便性
は一層向上する。
【0090】また、本発明の制御手段による記録手段の
動作の制御は、上記実施の形態においては、残量検知回
路16による電池14の残量に基づいて行われたが、こ
れに限らず、たとえば、記録装置9の動作時間の計測や
電池14の消費量に基づいて行われてもよく、要する
に、直接的であるか間接的であるかに関わらず、本発明
の電源レベルの検知結果に基づいて行われればよい。
【0091】また、上記実施の形態の全部または一部の
手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行
させるためのプログラムおよび/またはデータを担持し
た媒体を作成し、これを利用することにより、読み取ら
れたそのプログラムおよび/またはデータがコンピュー
タと協動して上記と同様の動作を実行してもよい。
【0092】また、上記実施の形態の全部または一部の
手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行
させるためのプログラムおよび/またはデータであるこ
とを特徴とする情報集合体を作成し、これを利用するこ
とにより、読み取られたそのプログラムおよび/または
データ構造がコンピュータと協動して上記と同様の動作
を実行してもよい。
【0093】ここに、データとは、データ構造、データ
フォーマット、データの種類などを含む。また、媒体と
は、ROM等の記録媒体、インターネット等の伝送媒
体、光・電波・音波等の伝送媒体を含む。また、担持し
た媒体とは、例えば、プログラムおよび/またはデータ
を記録した記録媒体、やプログラムおよび/またはデー
タを伝送する伝送媒体等をふくむ。また、コンピュータ
により処理可能とは、例えば、ROMなどの記録媒体の
場合であれば、コンピュータにより読みとり可能である
ことであり、伝送媒体の場合であれば、伝送対象となる
プログラムおよび/またはデータが伝送の結果として、
コンピュータにより取り扱えることであることを含む。
また、情報集合体とは、例えば、プログラムおよび/ま
たはデータ等のソフトウエアを含むものである。
【0094】以上で述べられたことから明らかなよう
に、本発明のカメラ装置では、電池残量が一定量以下と
なった場合は、外部装置から記録媒体にアクセスができ
なくなる。さらに電池残量が少量となった場合は、カメ
ラ装置で撮影された画像の記録もできなくなる。これら
により、アクセス中に電池がなくなることがなくなるた
め、記録媒体内のデータを誤って破損させる心配を軽減
することが可能となる。
【0095】また、本発明のカメラ装置では、カメラ装
置の記録媒体に記録することなく、撮影画像を外部装置
に送信することが可能である。なお、外部装置から記録
媒体へのアクセスよりも、カメラ装置にて撮影された撮
影画像を外部装置に送信する方が消費電力が小さいた
め、電池残量が一定量に達し、外部装置から記録媒体へ
のアクセスを許可しない場合においても、カメラ装置に
て撮影された撮影画像の外部装置への送信を許可するこ
とにより、カメラ装置にて撮影された撮影画像の外部装
置への送信は、長時間利用が可能であり、電池容量の有
効利用が可能となる。
【0096】また、本発明のカメラ装置では、記録媒体
へのアクセスに制限が生じる前にユーザに報知すること
により、予備の電池の準備、外部電源への切り替え、残
りの使用法の選択などが可能となる。
【0097】また、本発明のカメラ装置では、記録媒体
へのアクセス中に、電池残量が記録媒体へのアクセスに
制限が生じる一定量に達したとしても、中断することな
くアクセスが可能なため、記録媒体内のデータを誤って
破損させる心配を軽減することが可能となる。
【0098】また、本発明のカメラ装置では、外部装置
から記録媒体へのアクセスを行うファイル容量情報を前
もって取得した後、電池容量が十分にある場合のみアク
セスを許可するため、アクセス中に中断することがなく
なる。このため記録媒体内のデータを誤って破損させる
心配を軽減することが可能となる。
【0099】また、本発明のカメラ装置では、記録媒体
へのアクセス可能なデータサイズを表示するなどによ
り、これをユーザに報知することが可能である。このた
め、残りの使用法の選択などが容易となる。アクセス可
能なデータサイズが小さい場合には、予備の電池の準
備、外部電源への切り替えを前もって行うことが可能と
なる。
【0100】また、本発明のカメラ装置では、記録媒体
にアクセス可能なファイル名やファイル拡張子により、
ファイルサイズ情報を得ることが可能なため、電池残量
を利用して記録媒体にアクセス可能であるか否かの判断
が容易となる。電池残量を利用してアクセス可能なファ
イルのみアクセスを許可されるので、記録媒体内のデー
タを誤って破損させる心配を軽減することが可能とな
る。
【0101】また、本発明のカメラ装置では、電池容量
が少量になったことをユーザに報知することにより、予
備の電池の準備、外部電源への切り替え、残りの使用法
の選択などが可能となる。
【0102】また、本発明のカメラ装置では、記録媒体
がディスク状記録媒体やテープ状記録媒体である場合
は、一般的に消費電力が大きいため、記録媒体へのアク
セス中に電池の容量不足による中断となる確率が高い。
このため記録媒体へのアクセスに対して一定の制限を行
うことにより、記録媒体内のデータを誤って破損させる
心配を軽減することが可能となる。
【0103】なお、以上で説明されたカメラ装置には、
具体的にはデジタルカメラやデジタルビデオカメラが含
まれる。
【0104】
【発明の効果】本発明は、電源レベルが低下した場合
に、データの記録媒体への書き込みや読み出しの適切な
制御を行うことができ、利便性が高いことを特徴とする
カメラ装置、媒体、および情報集合体を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるカメラ装置の構成
【図2】本発明の実施の形態1におけるカメラ装置の動
作を説明するための流れ図
【図3】本発明の実施の形態2におけるカメラ装置の動
作を説明するための流れ図
【図4】本発明の実施の形態3におけるカメラ装置の動
作を説明するための流れ図
【図5】本発明の実施の形態4におけるカメラ装置の動
作を説明するための流れ図
【図6】本発明の実施の形態5におけるカメラ装置の動
作を説明するための流れ図
【符号の説明】
1 カメラ装置 2 撮影レンズ 3 CCD 4 A/D回路 5 メモリ 6 信号処理 7 切替装置 8 CPU 9 記録装置 10 モニタ装置 11 通信装置 12 外部装置 13 電源装置 14 電池 15 外部電源端子 16 残量検知回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/7826 H04N 5/782 K 5/907 Z (72)発明者 中川 典昭 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 5C018 FA01 FB01 FB09 HA08 HA12 5C022 AC12 AC16 AC18 AC42 AC69 AC73 AC80 5C052 AA01 AA17 CC06 DD08 EE02 EE03 EE08 GA01 GA03 GA04 GA06 GA07 GA08 GD03 GD09 GD10 GE08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を撮像し、画像データを
    生成するための撮像手段と、 少なくとも前記撮像手段により生成された画像データ
    を、記録媒体に書き込むための記録手段と、 前記記録手段を駆動するための電源の電源レベルを検知
    するための電源レベル検知手段と、 前記電源レベル検知手段による検知結果に基づいて、前
    記記録手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 外部装置からのデータの入力、および外
    部装置へのデータの出力を行うための通信手段を備え、 前記記録手段は、前記外部装置から入力されるデータの
    前記記録媒体への書き込み、および/または前記外部装
    置へ出力されるデータの前記記録媒体からの読み出しも
    行うことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段が書き込みおよび/または
    読み出しを行う予定のデータのデータ情報、および/ま
    たは前記記録媒体の空き容量を検知するための検知手段
    を備え、 前記制御手段は、前記記録手段の動作を制御する際に、
    前記検知の結果を加味することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のカメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記記録手段の行う動
    作が、(1)前記撮像手段により生成される画像データ
    の前記記録媒体への書き込みであるか、(2)前記外部
    装置から入力されるデータの前記記録媒体への書き込み
    であるか、(3)前記外部装置へ出力されるデータの前
    記記録媒体からの読み出しであるかの何れであるかを加
    味して、前記記録手段の動作を制御することを特徴とす
    る請求項2記載のカメラ装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、(1)前記電源レベル
    が第一の所定の値未満になった場合には、前記外部装置
    から入力されるデータの前記記録媒体への書き込みを禁
    止し、(2)前記電源レベルが前記第一の所定の値より
    も小さい第二の所定の値未満になった場合には、前記撮
    像手段により生成される画像データの前記記録媒体への
    書き込みを禁止することを特徴とする請求項4記載のカ
    メラ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記電源レベルが第三
    の所定の値以上である場合には、前記撮像手段により生
    成される画像データを、前記記録媒体へ書き込むことな
    く前記外部装置へ出力することを許可することを特徴と
    する請求項2記載のカメラ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、(1)前記電源レベル
    が第一の所定の値未満になった場合には、前記外部装置
    から入力されるデータの前記記録媒体への書き込みを禁
    止し、(2)前記電源レベルが前記第一の所定の値より
    も小さい第二の所定の値未満になった場合には、前記撮
    像手段により生成される画像データの前記記録媒体への
    書き込みを禁止するが、(3)前記電源レベルが前記第
    二の所定の値よりも小さい前記第三の所定の値以上であ
    る場合には、前記撮像手段により生成される画像データ
    を、前記記録媒体へ書き込むことなく前記外部装置へ出
    力することを許可することを特徴とする請求項6記載の
    カメラ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記記録手段が書き込
    みまたは読み出しを行っているときに、前記電源レベル
    が第四の所定の値未満になった場合には、その書き込み
    または読み出しの終了後に、前記外部装置から入力され
    るデータの前記記録媒体への書き込み、および/または
    前記撮像手段により生成される画像データの前記記録媒
    体への書き込みを禁止することを特徴とする請求項2記
    載のカメラ装置。
  9. 【請求項9】 前記データ情報とは、データサイズ、フ
    ァイル形式、ファイル名、ファイル拡張子の内の少なく
    とも一つを含む情報であることを特徴とする請求項3記
    載のカメラ装置。
  10. 【請求項10】 前記データ情報は、少なくとも前記デ
    ータサイズを含んでおり、 前記制御手段は、前記電源レベルの利用によって、前記
    記録手段が書き込みまたは読み出しを行うことの可能な
    データのデータサイズを算出し、その算出されたデータ
    サイズに基づいて前記記録手段の動作を制御することが
    できることを特徴とする請求項9記載のカメラ装置。
  11. 【請求項11】 前記電源レベルの利用によって、前記
    記録手段が書き込みまたは読み出しを行うことの可能な
    データのデータサイズを、前記外部装置に報知すること
    を特徴とする請求項10記載のカメラ装置。
  12. 【請求項12】 前記電源レベル検知手段により検知さ
    れる前記電源レベル、前記記録手段が書き込みおよび/
    または読み出しを行う予定のデータのデータ情報、前記
    記録媒体の空き容量、前記電源レベルの利用によって前
    記記録手段が書き込みまたは読み出しを行うことの可能
    なデータのデータサイズの内の少なくとも一つを、ユー
    ザに報知することができる報知手段を備えたことを特徴
    とする請求項1から11の何れかに記載のカメラ装置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体は、ディスク状記録媒体
    またはテープ状記録媒体であることを特徴とする請求項
    1から12の何れかに記載のカメラ装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から13の何れかに記載の本
    発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
    コンピュータにより実行させるためのプログラムおよび
    /またはデータを担持した媒体であって、コンピュータ
    により処理可能なことを特徴とする媒体。
  15. 【請求項15】 請求項1から13の何れかに記載の本
    発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
    コンピュータにより実行させるためのプログラムおよび
    /またはデータであることを特徴とする情報集合体。
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