JP4706956B2 - 情報端末、及び、電池残量算出方法 - Google Patents

情報端末、及び、電池残量算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報端末、及び、電池残量算出方法に関する。
電池を使用した小型の情報端末の例として、デジタルカメラ、携帯型動画再生装置、携帯型静止画再生装置、などがある。昨今、このような小型の情報端末に、ハードディスクドライブなどの負荷変動に大きな影響を及ぼす装置が搭載されるようになっており、このため、このような装置の駆動状態により電池に対する負荷が大きく変動するようになっている。
ユーザにとって、情報端末があとどれくらい使用できるかを推測する手段として、電池残量の正確な表示は、非常に重要である。電池残量を検出する方法として、電池の充放電電流を測定する方法(例えば、特開平5−66251号公報、特開平7−260839号公報参照、)と、電池電圧を測定する方法(例えば、特開平6−51876号公報、特開平11−55372号公報参照)とがある。
特開平5−66251号公報 特開平7−260839号公報 特開平6−51876号公報 特開平11−55372号公報
しかしながら、充放電電流を測定する方法は、電流測定部や、その測定された電流のデータを格納する格納部、データから電池残量を算出するCPUが必要となり、小型化、低コスト化を阻害する。このため、小型の情報端末には向かない。
一方、電池電圧を測定する方法では、電池の特性として、負荷が変動する際に内部インピーダンスにより外部電圧が変化する。このため、負荷変動の大きな装置を内蔵する情報端末では、正確な電池残量を検出することができない。例えば、情報端末の電源投入時には負荷が大きくなるため、電池残量が少なく表示され、その後、情報端末が安定すると負荷が小さくなるため、電池残量が増えるという事態が生じる。このような電池残量の表示変化は、ユーザにとって紛らわしく、非常に不自由である。
負荷変動の影響を補正する方法としては、特開平5−66251号公報に開示されているように、負荷に流れる電流を測定し、補正する方法がある。しかし、電流検出部、比較電圧補正部などの追加部品が必要になり、コストの増大を招いてしまう。また、小型化が必須の情報端末において、電池残量を検出することを目的とする新たな構成部品の追加は、極力避けたい。さらに、電源ラインに電流検出用の抵抗を挿入することは、電圧の降下を招き、無駄な電力消費が生じることとなるため、電池による駆動時間を少しでも長くしたい情報端末においては、不向きである。
また、情報端末が、動画を再生している間や、音声を再生している間、スライドショー再生をしている間では、所定の時間間隔で定期的にハードディスクドライブをアクセスするため、電池への負荷が所定の時間間隔で大きく変動してしまう。すなわち、ハードディスクドライブをアクセスしている最中の負荷と、ハードディスクドライブをアクセスしていない間の負荷が大きく異なることから、これに連動して負荷電流も変動するのである。このため、情報端末が、スライドショー再生期間中などにおいては、電池残量が正確に表示されにくいという問題もある。
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、ハードディスクドライブがアクセスされている期間を避けて電池残量を算出することにより、できるだけ正確な電池残量が算出できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報端末は、
電池により駆動する情報端末であって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動し、データが格納されるデータ格納装置と、
前記電池の電圧である電池電圧を検出する、電圧検出部と、
前記電池電圧に基づいて電池残量を算出する、電池残量算出部であって、前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、電池残量を算出する、電池残量算出部と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を算出する、負荷算出部を、さらに備え、
前記電池残量算出部は、前記負荷算出部で算出した前記負荷に基づいて補正した電池残量を算出するようにしてもよい。
さらにこの場合、前記電池から電源の供給を受けて駆動する、前記データ格納装置以外の駆動部を、さらに備え、
前記負荷算出部は、前記駆動部と前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を算出するようにしてもよい。
また、前記負荷算出部は、前記データ格納装置にアクセスされている時間と、アクセスされていない時間との割合に基づいて、データ格納装置の稼働率を算出し、このデータ格納装置の稼働率に基づいて前記データ格納装置の負荷を算出するようにしてもよい。
或いは、前記データ格納装置は、このデータ格納装置にアクセスされていない場合であっても、その動作状態により、消費電流が異なる複数の状態を有しており、
前記負荷算出部は、前記データ格納装置にアクセスされている時間と、前記データ格納装置にアクセスされていない場合における各動作状態にある時間とに基づいて、前記データ格納装置の負荷を算出するようにしてもよい。
また、前記駆動部には当該情報端末の中央処理装置が含まれており、前記負荷算出部は、前記中央処理装置の動作モードに基づいて、前記中央処理装置の負荷を求めるようにしてもよい。
また、前記負荷算出部は、当該情報端末で処理される処理内容に基づいて、前記電池に対する負荷を算出するようにしてもよい。
また、前記駆動部にはLCDバックライトが含まれており、前記負荷算出部は、前記LCDバックライトの輝度に基づいて前記LCDバックライトのLCDバックライト輝度係数を算出し、このLCDバックライト輝度係数に基づいてLCDバックライトの負荷を算出するようにしてもよい。
また、前記電池の温度である電池温度を検出する、温度検出部をさらに備えており、
前記電池残量算出部は、前記温度検出部で検出した前記電池温度に基づいて補正をした電池残量を算出するようにしてもよい。
また、前記電池残量算出部が算出した前記電池残量を表示する、表示部をさらに備えているようにしてもよい。
また、前記電池残量算出部が算出した前記電池残量と前記負荷算出部が算出した前記負荷とに基づいて、当該情報端末があとどれくらいの時間使用できるかを示す、残り使用可能時間を算出する、残り使用可能時間算出部をさらに備えるようにしてもよい。
また、前記電池残量算出部は、前記データ格納装置に格納されているデータを所定の時間間隔でアクセスする処理を行っている場合には、前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に電池残量を算出するようにしてもよい。
また、前記電池残量算出部は、前記データ格納装置に格納されているデータを所定の時間間隔でアクセスする処理を行っている場合には、前記データ格納装置へのアクセスが終了して所定時間が経過した後に電池残量を算出するようにしてもよい。
本発明に係る情報端末は、
電池により駆動する情報端末であって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動し、データが格納されるデータ格納装置と、
前記データ格納装置の負荷を算出する、データ格納装置負荷算出部と、
前記電池の電圧である電池電圧を検出する、電圧検出部と、
前記電池電圧に基づいて電池残量を算出する、電池残量算出部であって、前記データ格納装置負荷算出部が算出した負荷が所定の値より低い場合に、電池残量を算出する、電池残量算出部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る電池残量算出方法は、
電池により駆動する情報端末における電池残量算出方法であって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置へのアクセスが終了したかどうかを、前記情報端末が判断し、
前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、前記情報端末が前記電池の電圧である電池電圧に基づいて、前記情報端末が電池残量を算出する、
ことを特徴とする。
本発明に係る電池残量算出方法は、
電池により駆動する情報端末における電池残量算出方法であって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置の負荷を、前記情報端末が算出し、
前記算出した負荷が所定の値より低い場合に、前記電池の電圧である電池電圧に基づいて、前記情報端末が電池残量を算出する、
ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
電池により駆動する情報端末に電池残量を算出させるためのプログラムであって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置へのアクセスが終了したかどうかを判断するステップと、
前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、前記情報端末が前記電池の電圧である電池電圧に基づいて電池残量を算出するステップと、
を前記情報端末に実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
電池により駆動する情報端末に電池残量を算出させるためのプログラムであって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置の負荷を算出するステップと、
前記算出した負荷が所定の値より低い場合に、前記電池の電圧である電池電圧に基づいて電池残量を算出するステップと、
を前記情報端末に実行させることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、
電池により駆動する情報端末に電池残量を算出させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置へのアクセスが終了したかどうかを判断するステップと、
前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、前記情報端末が前記電池の電圧である電池電圧に基づいて電池残量を算出するステップと、
を前記情報端末に実行させるプログラムが記録されたことを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、
電池により駆動する情報端末に電池残量を算出させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、
前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置の負荷を算出するステップと、
前記算出した負荷が所定の値より低い場合に、前記電池の電圧である電池電圧に基づいて電池残量を算出するステップと、
を前記情報端末に実行させるプログラムが記録されたことを特徴とする。
〔第1実施形態〕
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る電池残量算出方法の基本的な考え方を説明する。この図1は、本実施形態に係る情報端末がスライドショー再生をしている際の負荷電流と時間の関係のグラフの一例を示す図である。
この図1から分かるように、情報端末がスライドショー再生をしている間は、所定の時間間隔で定期的に負荷電流が増大している。これは、スライドショー再生をしている場合には、所定の時間間隔で定期的にハードディスクドライブがアクセスされるからである。この図1の例では、30秒から40秒程度の周期で、ハードディスクドライブがアクセスされている。
ハードディスクドライブがアクセスされている最中は、短時間であるが負荷電流が増大しているので、電池電圧も急激に低下する。このため、ハードディスクドライブがアクセスされている最中に、電池電圧を取得しても、その電池電圧は、電池残量を正しく反映した電圧とは言えない。したがって、本実施形態においては、スライドショー再生などの所定の時間間隔でハードディスクドライブがアクセスされるような処理を情報端末が実行している場合には、ハードディスクドライブのアクセスが終了するのを待ってから、電池電圧の測定を行って、電池残量を算出するようにしているのである。以下、本実施形態に係る情報端末における電池残量算出方法を詳しく説明する。
図2は、本実施形態に係る情報端末の内部構成の一例を説明するブロック図である。この図2に示すように、情報端末は、CPU10と、LCDバックライト12と、ハードディスクドライブ14と、表示部18と、これ以外の他の負荷16とを備えて構成されている。また、この情報端末は、電池20を内蔵しており、この電池20から供給された電源は、DC/DCコンバータ22を介して、CPU10とLCDバックライト12とハードディスクドライブ14と表示部18と他の負荷16とに供給されている。すなわち、DC/DCコンバータ22で安定化されたり、変圧されたりした電圧が、これらの負荷である駆動部に供給されている。CPU10は、内部に、AD変換器30と、RAM32と、ROM34とを備えている。また、このCPU10が本実施形態における中央処理装置を構成している。
また、この情報端末は、電圧検出回路40も備えている。この電圧検出回路は、電池20とDC/DCコンバータ22との間の電圧を検出し、検出した値を電池電圧として、CPU10のAD変換器30に供給する。CPU10では、この検出した値をデジタルデータに変換して、CPU10に取り込む。
電池20は温度検出回路42を内蔵している。この温度検出回路42は、例えば、サーミスタにより構成されており、この温度検出回路42のアナログ信号の出力は、AD変換器30に入力され、デジタルデータとして、CPU10に取り込まれる。
次に、図3に基づいて、本実施形態に係る電池残量算出の原理を説明する。図3は、負荷が大きい場合(例えば1200mA)及び負荷が小さい場合(例えば400mA)の電池電圧と電池残量との関係を示すグラフである。このグラフから分かるように、測定した電池電圧が同じ値であっても、負荷が大きいときと、負荷が小さいときとでは、実際の電池残量は異なる。そこで、本実施形態では、いくつかの代表的な負荷の値に対して、電池電圧と電池残量の関係を予めテーブルで用意しておく。そして、電池残量を求める際には、その情報端末の負荷を算出し、測定した電池電圧に基づいて電池残量を求める際には、その負荷に応じた補正を施すことにより、より正確な電池残量を算出できるようにしたものである。
図4及び図5は、本実施形態に係る電池残量算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図4及び図5に示す電池残量算出処理は、ROM34に格納されている電池残量算出処理プログラムをCPU10が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、本実施形態においては、この電池残量算出処理は31.25ms毎に(1秒間に32回)実行される処理である。
図4に示すように、まず情報端末は、現在、動画再生中であるか、音声再生中であるか、又は、スライドショー再生中であるかどうかを判断する(ステップS1010)。ここで、動画再生、音声再生、及び、スライドショー再生は、所定の時間間隔でハードディスクドライブがアクセスされる処理の一例であり、所定の時間間隔でハードディスクドライブをアクセスする処理は、これ以外の処理もあり得る。
現在、動画再生中であるか、音声再生中であるか、又は、スライドショー再生中であると判断した場合(ステップS1010:YES)には、ハードディスクドライブ14からCPU10に出力されているアクセス信号が、ハードディスクドライブ14がアクセス中でないことを示しているかどうかを判断する(ステップS1020)。ハードディスクドライブがアクセス中であることを示している場合(ステップS1020:NO)には、カウンタACCESS_OFFをクリアして、ゼロに戻す(ステップS1030)。そして、ステップS1020に戻る。
一方、ハードディスクドライブがアクセス中でないことを示している場合(ステップS1020:YES)には、カウンタACCESS_OFFを1つカウントアップする(ステップS1030)。
次に、情報端末は、カウンタACCESS_OFFが32以上になったかどうかを判断する(ステップS1050)。上述したように、この電池残量算出処理は1秒間に32回実行されるので、カウンタACCESS_OFFが32以上になった場合というのは、ハードディスクドライブ14のアクセスが終了して1秒以上経過したことを意味している。
カウンタACCESS_OFFが32以上でない場合(ステップS1050:NO)には、上述したステップS1020に戻る。
一方、カウンタACCESS_OFFが32以上である場合(ステップS1050:YES)、又は、上述したステップS1010で動画再生中、音声再生中、スライドショー再生中のいずれでもないと判断した場合(ステップS1010:NO)には、図5に示すように、情報端末は、電池20の電圧である電池電圧を取得する(ステップS1100)。すなわち、電圧検出回路40で検出した電池20の電圧を、AD変換器30を介してデジタルデータとして取得する。
次に、情報端末は、電池20の温度である電池温度を取得する(ステップS1110)。すなわち、電池20の内部に設けられた温度検出回路42で検出されたアナログデータの電池温度を、AD変換器30を介して、デジタルデータとして取得する。
次に、情報端末は、定常負荷を取得する(ステップS1120)。この定常負荷は、CPU10の動作モードによって変化する。本実施形態では、CPU10は、低速、中速、高速の3つの動作モードを備えているものとする。これら3つの動作モードのうち、今現在いずれの動作モードであるかは、CPU10が把握している。本実施形態においては、低速では、定常負荷は400mAであり、中速では、定常負荷は500mAであり、高速では、定常負荷は600mAである。
次に、情報端末は、ハードディスクドライブ稼働率を取得する(ステップS1130)。本実施形態では、CPU10は、ハードディスクドライブ14から出力されているアクセス信号に基づいて、ハードディスクドライブ14がアクセスされている時間と、アクセスされていない時間との割合を随時算出することができる。本実施形態では、このアクセス時間の割合を、ハードディスクドライブ稼働率とする。
次に、情報端末は、LCDバックライト輝度係数を取得する(ステップS1140)。本実施形態では、CPU10がLCDバックライト12の輝度を制御する輝度信号を、LCDバックライト12に出力している。このため、この輝度に基づいて、CPU10はLCDバックライト12の輝度係数を把握することができる。本実施形態では、LCDバックライト輝度係数は、0%〜100%の間で10%刻みで、設定することができるよう構成されている。
次に、情報端末は、負荷を算出する(ステップS1150)。本実施形態では、次のような式で負荷を求める。
Figure 0004706956
本実施形態では、ハードディスクドライブアクセス負荷は、例えば500mAとし、LCD負荷は、例えば100mAとしている。そして、この式にステップS1120で取得した定常負荷、ステップS1130で取得したハードディスクドライブ稼働率、ステップS1140で取得したLCDバックライト輝度係数を代入することにより、現在の負荷を算出することができる。
次に、情報端末は、電池温度に対応した、電圧−残量変換テーブルを生成する(ステップS1160)。本実施形態では、4種類の温度別電圧−残量変換テーブルが、CPU10内のROM34に格納されている。図6乃至図9は、これら4種類の温度別電圧−残量変換テーブルTB10〜TB40の一例を示す図である。図6は、電池温度が5℃の場合の電圧−残量変換テーブルTB10を示す図であり、図7は、電池温度が15℃の場合の電圧−残量変換テーブルTB20を示す図であり、図8は、電池温度が25℃の場合の電圧−残量変換テーブルTB30を示す図であり、図9は、電池温度が45℃の場合の電圧−残量変換テーブルTB40を示す図である。
これらの図から分かるように、本実施形態では、負荷が400mA、800mA、1200mAの3つの場合を代表値として、残量と電池電圧の関係をテーブル化している。そして、これらの電圧−残量変換テーブルを用いて、ステップS1110で取得した電池温度における電圧−残量変換テーブルを、直線補間法により生成する。
例えば、ステップS1110で取得した電池温度が20℃であったとする。この場合、図7に示す15℃の電圧−残量変換テーブルTB20の電圧値と、図8に示す25℃の電圧−残量変換テーブルTB30との電圧値を、直線補間することにより、20℃の電圧−残量変換テーブルTB50の電圧値を生成する。具体的には、低温側の電圧−残量変換テーブルの温度をT1(15℃)とし、高温側の電圧−残量変換テーブルの温度をT2(25℃)とし、電池温度をT(20℃)とし、Y1をT1時の電圧値とし、Y2をT2時の電圧値とした場合、補正後の電圧Yは、次の式により算出できる。
Figure 0004706956
これにより算出された電池温度が20℃の場合の電圧−残量変換テーブルTB50は、図10に示すようになる。この電圧−残量変換テーブルTB50は、CPU10のRAM32に格納される。
なお、本実施形態では、電池温度が5℃より低い場合は5℃と15℃の電圧−残量変換テーブルを用い、電池温度が45℃より高い場合は25℃と45℃の電圧−残量変換テーブルを用い、数式(2)に代入することで、それらの温度の場合の電圧−残量変換テーブルを求める。
次に、図5に示すように、情報端末は、ステップS1150で算出した負荷に対応した電圧−残量変換テーブルを生成する(ステップS1170)。すなわち、ステップS1160で生成した電圧−残量変換テーブルに基づいて、ステップS1150で算出した負荷に対応した電圧−残量変換テーブルを生成し、RAM32に格納する。
例えば、ステップS1150で算出した負荷が1000mAであったとする。この場合、図10に示す電圧−残量変換テーブルTB50における800mAの場合の電圧値と、1200mAの場合の電圧値とを、直線補間することにより、1000mAの電圧−残量変換テーブルTB60の電圧値を生成する。具体的には、低負荷側の電流値をL1(800mA)とし、高負荷側の電流値をL2(1200mA)とし、ステップS20で算出した負荷をLとし、Y1をL1時の電圧値とし、Y2をL2時の電圧値とした場合、補正後の電圧Yは、次の式により算出できる。
Figure 0004706956
これにより算出された負荷が1000mAの場合の電圧−残量変換テーブルTB60は、図11に示すようになる。
次に、図5に示すように、情報端末は、負荷補正及び温度補正をした後の電圧−残量変換テーブルTB60に基づいて、電池残量を算出する(ステップS1180)。すなわち、RAM32に格納されている電圧−残量変換テーブルTB60の数値を直線補間することにより、ステップS1100で取得した電池電圧に対応した電池残量を算出する。
例えば、ステップS1100で取得した電池電圧が3.55Vであったとする。この場合、図11に示す電圧−残量変換テーブルTB60における3.54V(電池残量40%)と、3.60V(電池残量50%)とを、直線補間することにより、電池電圧が3.55Vである場合の電池残量を算出する。具体的には、低電圧側の電圧値をY1(3.54V)とし、高電圧側の電圧値をY2(3.60V)とし、ステップS1100で取得した電圧をYとし、X1をY1時の電池残量とし、X2をY2時の電池残量とした場合、補正後の電池残量Xは、次の式により算出できる。
Figure 0004706956
これにより、電圧残量を算出すると、約42%になる。本実施形態では、この算出された電池残量は、一旦、RAM32に格納される。
次に、図5に示すように、情報端末は、RAM32から算出された電池残量を読み出して、表示部18に表示する(ステップS1190)。電池残量の表示方法には、様々なものが考えられる。例えば、情報端末の画面を表示部18として、数値で42%と表示してもよいし、或いは、表示部18をバー形式の液晶表示部で構成し、この液晶表示部のバーの長さを42%相当の長さにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、負荷変動に寄与する割合の高い装置(例えば、ハードディスクドライブ14や、LCDバックライト12、CPU10の動作モードなど)の稼働率を、その装置が出す信号、又は、受け取る信号を測定することにより算出し、この算出結果に基づいて補正を行い、精度よく電池残量を表示するようにした。また、もともと情報端末に内蔵されているCPU10を用いて補正を行うため、新たな装置の追加が不要であり、情報端末の小型化、低コスト化を図ることができる。
さらに、電池42の電池温度を温度検出回路42を用いて検出し、この電池温度に基づいて補正も行うので、より高い精度で電池残量を表示することができる。
しかも、ハードディスクドライブ14が所定の時間間隔でアクセスされるような処理を情報端末が実行している場合には、ハードディスクドライブ14がアクセス中である際には、電池残量を算出する処理を行わないようにした。そして、ハードディスクドライブ14のアクセスが終了した後に、電池残量を算出する処理を行うようにしたので、ハードディスクドライブ14がアクセスされることにより負荷が短時間で増大し、電池20の電圧が急激に低下する期間を除いて、電池残量を算出することができるようになる。このため、より高い精度で、電池残量を算出することができる。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態では、ハードディスクドライブ14のアクセス信号に基づいて、ハードディスクドライブ稼働率を算出し、ハードディスクドライブ14の負荷を算出しているが、第2実施形態では、ハードディスクドライブ14の状態をより正確に特定して、より正確にハードディスクドライブ14の負荷を求めるようにする。
具体的には、本実施形態におけるハードディスクドライブ14は、図12及び図13に示すように、5つの動作状態があるものとする。すなわち、実際にハードディスクドライブ14にアクセスを行っているアクセス状態(以下、AC負荷という)と、アクセス終了後300msの間のパフォーマンスアイドル状態(以下、PI負荷という)と、パフォーマンスアイドル状態終了後10秒間のアクティブアイドル状態(以下、AI負荷という)と、アクティブアイドル状態終了後のローパワーアイドル状態(以下、LPI負荷という)と、CPU10からの指示に基づいて移行するスタンバイ状態(以下、ST負荷という)とを、動作状態として有している。
本実施形態においては、アクセス状態では消費電流が600mAであり、パフォーマンスアイドル状態では消費電流が400mAであり、アクティブアイドル状態では消費電流が190mAであり、ローパワーアイドル状態では消費電流が170mAであり、スタンバイ状態では消費電流が40mAである。なお、本実施形態においては、1秒間に32回、ハードディスクドライブ14の状態をサンプリングする。換言すれば、31.25msのサンプリング周期で、ハードディスクドライブ14の動作状態を特定する。
また、第1実施形態におけるアクセス信号は、ハードディスクドライブ14がアクセス状態にある場合にはローレベルになり、アクセス状態にない場合はハイレベルになる。
したがって、本実施形態では、アクセス信号がアクセスをしていない状態を示していても、ハードディスクドライブ14がパフォーマンスアイドル状態であるのか、アクティブアイドル状態であるのか、ローパワーアイドル状態であるのか、それとも、スタンバイ状態であるのかにより、消費電流が大きく異なる。このため、単にアクセス信号のハイレベルとローレベルとを検出し、カウントするだけでは、正確なハードディスクドライブ14の負荷を算出できない。
このことは、例えば、図14に示すように、アクセス状態、パフォーマンスアイドル状態、アクセス状態、パフォーマンスアイドル状態、アクセス状態、パフォーマンスアイドル状態と順番に推移した場合と、図15に示すように、アクセス状態、パフォーマンスアイドル状態、アクティブアイドル状態、アクセス状態と順番に推移した場合を比較すれば、明らかである。
この図14と図15とでは、1秒間にローレベルのアクセス信号(つまり、アクセス状態)をカウントする回数は、6回で同じである。しかし、ハードディスクドライブ14の負荷は、図14の場合は438mAであり、図15の場合は333mAであり、その差は105mAも存在する。ハードディスクドライブ14にアクセスがされているかどうかを示すアクセス信号のみに基づいて、ハードディスクドライブ14の負荷を算出していた場合、これが潜在誤差として存在することになる。
そこで、本実施形態においては、次の式(5)を用いてハードディスクドライブ14の負荷を算出する。
Figure 0004706956
すなわち、1秒あたり32回サンプリングを行うので、サンプリングにより得られた状態に基づいて、ハードディスクドライブ14の1秒間あたりの消費電流を算出する。ここで、カウンタN_ONは、ハードディスクドライブ14が直前の1秒間でアクセス状態にあった場合のカウント数であり、カウンタN_OFF_PIは、ハードディスクドライブ14が直前の1秒間でパフォーマンスアイドル状態にあった場合のカウント数であり、カウンタN_OFF_AIは、ハードディスクドライブ14が直前の1秒間でアクティブアイドル状態にあった場合のカウント数であり、カウンタN_OFF_LPIは、ハードディスクドライブ14が直前の1秒間でローパワーアイドル状態にあった場合のカウント数であり、カウンタN_OFF_STは、ハードディスクドライブ14が直前の1秒間でスタンバイ状態にあった場合のカウント数である。すなわち、カウンタN_ON、N_OFF_PI、N_OFF_AI、N_OFF_LPI、N_OFF_STは、1秒毎にゼロにクリアされる変数である。
なお、スタンバイ状態(ST負荷)については、CPU10からハードディスクドライブ14に指示を出すことにより移行するので、このスタンバイ状態については、CPU10自身で特定することが可能である。
また、この情報端末全体の負荷は、第1実施形態における式(1)に代えて、式(6)により算出される。
Figure 0004706956
図16は、本実施形態に係る情報端末の内部構成の一例を説明するブロック図である。この図16から分かるように、本実施形態に係る情報端末の内部構成は、概略的には上述した第1実施形態と同様であるが、CPU10からハードディスクドライブ14に対して、ハードディスクドライブ14をスタンバイ状態に移行させるコマンド信号が出力される点で相違する。すなわち、本実施形態においては、CPU10が、積極的にハードディスクドライブ14をスタンバイ状態に移行させるため、そのコマンド信号をCPU10からハードディスクドライブ14に出力する。通常、このスタンバイ状態に移行させるコマンド信号は、ハードディスクドライブ14がローパワーアイドル状態にある場合に、出力される。これ以外の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
次に、本実施形態におけるハードディスクドライブ負荷カウント処理について説明する。図17は、本実施形態に係るハードディスクドライブ負荷カウント処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図17に示すハードディスクドライブ負荷カウント処理は、ROM34に格納されているハードディスクドライブ負荷カウント処理プログラムをCPU10が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、このハードディスクドライブ負荷カウント処理は、上述したように、31.25ms毎に起動され、カウントされる処理である。
図17に示すように、情報端末は、ハードディスクドライブ14が、アクティブ状態であるかどうかを判断する(ステップS100)。具体的には、ハードディスクドライブ14のアクセス信号が、アクセスをしている状態を示しているかどうかを判断する。ハードディスクドライブ14がアクティブ状態である場合(ステップS100:YES)には、カウンタN_ONを1つカウントアップする(ステップS102)。
一方、ハードディスクドライブ14がアクティブ状態でない場合(ステップS100:NO)には、ハードディスクドライブ14がスタンバイ状態であるかどうかを判断する(ステップS104)。具体的には、ハードディスクドライブ14をスタンバイ状態に移行するためのコマンド信号は、CPU10がハードディスクドライブ14に出力するので、CPU10はハードディスクドライブ14がスタンバイ状態であるかどうかを把握することができる。このため、CPU10自身でハードディスクドライブをスタンバイ状態にしたかどうかを判断する。ハードディスクドライブ14がスタンバイ状態である場合(ステップS104:YES)には、カウンタN_OFF_STを1つカウントアップする(ステップS106)。
一方、ハードディスクドライブ14がスタンバイ状態でないと判断した場合(ステップS104:NO)には、アクセス信号は10回のサンプリング数より多く連続して非アクセス状態になったかどうかを判断する(ステップS108)。具体的には、CPU10は、アクセス信号がアクセスしている状態(ローレベル)からアクセスしていない状態(ハイレベル)に移行した直後から、連続非アクセス数のカウントをゼロから開始し、サンプリングした際にアクセスしていない状態が継続されている場合には、連続非アクセス数を1つカウントアップする処理を行っている。
そして、CPU10は、この連続非アクセス数が10回より多く続いたかどうかを判断する。上述したように、本実施形態においては、パフォーマンスアイドル状態はアクセスがない場合、300ms続く設定である。このため、31.25ms毎にサンプリングを行う本実施形態においては、パフォーマンスアイドル状態は10回サンプリングする時間に相当するので、連続して非アクセス状態になったアクセス信号をサンプリングした回数が10回以下の場合は、パフォーマンスアイドル状態にあると判断できるのである。連続非アクセス数が10回以下である場合(ステップS108:NO)には、カウンタN_OFF_PIを1つカウントアップする(ステップS110)。
一方、連続非アクセス数が10回より多い場合(ステップS108:YES)には、連続非アクセス数が、10+320=330回より多いかどうかを判断する(ステップS112)。具体的には、CPU10は、連続非アクセス数が330回より多いかどうかを判断する。上述したように、本実施形態においては、パフォーマンスアイドル状態は300ms続く設定にしてあり、その後、アクティブアイドル状態が10秒続く設定である。このため、31.25ms毎にサンプリングを行う本実施形態においては、パフォーマンスアイドル状態は10回サンプリングする時間に相当し、アクティブアイドル状態は320回サンプリングする時間に相当するので、連続して非アクセス状態をサンプリングした回数を示す連続非アクセス数が10回より多く、且つ、330回以下の場合は、アクティブアイドル状態にあると判断できるのである。連続非アクセス数が330回以下である場合(ステップS112:NO)には、カウンタN_OFF_AIを1つカウントアップする(ステップS114)。
一方、連続非アクセス数が330回より多い場合(ステップS112:YES)には、カウンタN_OFF_LPIを1つカウントアップする(ステップS116)。
これらステップS102、ステップS106、ステップS110、ステップS114、及び、ステップS116の後、情報端末は、前回、ハードディスクドライブ14の負荷を算出してから1秒以上経過しているかどうかを判断する(ステップS2000)。1秒以上経過していない場合(ステップS2000:NO)には、このハードディスクドライブ負荷カウント処理を終了する。
一方、ハードディスクドライブ14の負荷を算出してから1秒以上経過している場合(ステップS2000:YES)には、ハードディスクドライブ負荷を算出する(ステップS2010)。本実施形態では、上述した式(5)に基づいて、ハードディスクドライブ14の負荷を算出する。すなわち、直前の1秒間の間に、ハードディスクドライブ14の状態をサンプリングした各カウンタの値に基づいて、ハードディスクドライブ14の負荷を算出する。具体的には、直前の1秒間におけるN_ONのカウント数、N_OFF_PIのカウンタ数、N_OFF_AIのカウント数、N_OFF_LPIカウント数、及び、N_OFF_STのカウント数を、式(5)に代入することにより、現在のハードディスクドライブ14の負荷を算出する。
次に、情報端末は、これらカウンタN_ON、N_OFF_PI、N_OFF_AI、N_OFF_LPI、及び、N_OFF_STをクリアして、ゼロに設定する(ステップS2020)。そして、このハードディスクドライブ負荷カウント処理を終了する。
次に、本実施形態における電池残量算出処理について説明する。図18は、本実施形態に係る電池残量算出処理の内容を説明するフローチャートの一部を示す図であり、第1実施形態における図4に続く処理を示している。この図18に示す電池残量算出処理は、ROM34に格納されている電池残量算出処理プログラムをCPU10が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、本実施形態においては、この電池残量算出処理は、1秒間に1回の割合で起動される処理である。
図18に示すように、図4における動画再生中、音声再生中、スライドショー再生中のいずれでもない場合(ステップS1010:NO)、又は、ハードディスクドライブ14のアクセスが終了してから1秒以上経過している場合(ステップS1050:YES)には、情報端末は、電池20の電圧である電池電圧を取得する(ステップS1100)。すなわち、電圧検出回路40で検出した電池20の電圧を、AD変換器30を介してデジタルデータとして取得する。
次に、情報端末は、電池20の温度である電池温度を取得する(ステップS1110
)。すなわち、電池20の内部に設けられた温度検出回路42で検出されたアナログデータの電池温度を、AD変換器30を介して、デジタルデータとして取得する。
次に、情報端末は、定常負荷を取得する(ステップS1120)。この定常負荷は、CPU10の動作モードによって変化する。本実施形態では、CPU10は、低速、中速、高速の3つの動作モードを備えているものとする。これら3つの動作モードのうち、今現在いずれの動作モードであるかは、CPU10が把握している。本実施形態においては、低速では、定常負荷は400mAであり、中速では、定常負荷は500mAであり、高速では、定常負荷は600mAである。
次に、情報端末は、ハードディスクドライブ14の負荷を取得する(ステップS2100)。具体的には、上述したハードディスクドライブ負荷カウント処理で算出したハードディスクドライブ14の負荷を取得する。
次に、情報端末は、LCDバックライト輝度係数を取得する(ステップS1140)。本実施形態では、CPU10がLCDバックライト12の輝度を制御する輝度信号を、LCDバックライト12に出力している。このため、この輝度に基づいて、CPU10はLCDバックライト12の輝度係数を把握することができる。本実施形態では、LCDバックライト輝度係数は、0%〜100%の間で10%刻みで、設定することができるよう構成されている。
次に、情報端末は、全体の負荷を算出する(ステップS1150)。本実施形態では、上述した式(6)に基づいて、全体の負荷を算出する。これ以降の処理は、上述した第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。また、本実施形態に係る情報端末が備える温度別の電圧−残量変換テーブルTB10〜TB40は、上述した第1実施形態における図6乃至図9と同様であるので、説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、ハードディスクドライブ14の動作状態に基づいて、より高い精度でハードディスクドライブ14の負荷を算出することとした。このため、より高い精度で、電池残量を表示することができる。
しかも、ハードディスクドライブ14が所定の時間間隔でアクセスされるような処理を情報端末が実行している場合には、ハードディスクドライブ14がアクセス中である際には、電池残量を算出する処理を行わないようにした。そして、ハードディスクドライブ14のアクセスが終了した後に、電池残量を算出する処理を行うようにしたので、ハードディスクドライブ14がアクセスされることにより負荷が短時間で増大し、電池20の電圧が急激に低下する期間を除いて、電池残量を算出することができるようになる。このため、より高い精度で、電池残量を算出することができる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、上述した第1実施形態を変形して、ハードディスクドライブ14の負荷であるハードディスクドライブ稼働率を監視し、このハードディスクドライブ稼働率が所定の値より低い場合には、電池残量を算出するが、所定の値以上である場合には、電池残量を算出しないようにしたものである。そしてこれにより、ハードディスクドライブ14の負荷が一時的に高くなっている場合に大きな誤差を含む電池残量を算出してしまうのを回避している。以下、上述した第1実施形態と異なる点のみを説明する。
図19は、本実施形態に係る電池残量算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図19に示す電池残量算出処理は、ROM34に格納されている電池残量算出処理プログラムをCPU10が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、本実施形態においては、この電池残量算出処理は所定の時間間隔で定期的に実行される処理である。
図19に示すように、まず情報端末は、ハードディスクドライブ稼働率を取得する(ステップS3000)。このハードディスクドライブ稼働率は、上述した第1実施形態と同様に、CPU10が、ハードディスクドライブ14から出力されているアクセス信号に基づいて、ハードディスクドライブ14がアクセスされている時間と、アクセスされていない時間との割合を算出することにより求める数値である。
次に、情報端末は、このハードディスクドライブ稼働率が所定の値より小さいかどうかを判断する(ステップS3010)。本実施形態においては、例えば、ハードディスクドライブ稼働率が0.1より小さいかどうかを判断する。ここで、ハードディスクドライブ稼働率が0.1より小さいとは、例えば、直前の1秒間において、ハードディスクドライブ14のアクセスされている時間を1とした場合に、ハードディスクドライブ14のアクセスされていない時間が10より大きいことを意味している。
ハードディスクドライブ稼働率が0.1より小さくない場合(ステップS3010:NO)には、ステップS3000に戻る。すなわち、以下に続く、電池残量算出のための処理は行わない。
一方、ハードディスクドライブ稼働率が0.1より小さい場合(ステップS3010:YES)には、上述した第1実施形態と同様に、ステップS1100〜ステップS1190の処理を実行する。但し、ハードディスクドライブ稼働率はステップS3000で取得しているので、ステップS1130は省略可能である。
以上のように、本実施形態に係る情報端末によれば、ハードディスクドライブ14の負荷が所定の値より小さい場合には、電池残量を算出する処理を行うが、その負荷が所定の値以上である場合には、電池残量を算出する処理を行わないようにした。このため、ハードディスクドライブ14がアクセスされることにより負荷が短時間で増大し、電池20の電圧が急激に低下する期間を除いて、電池残量を算出することができるようになり、より高い精度で、電池残量を算出することができるようになる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態は、上述した第2実施形態を変形して、ハードディスクドライブ負荷を監視し、このハードディスクドライブ負荷が所定の値より低い場合には、電池残量を算出するが、所定の値以上である場合には、電池残量を算出しないようにしたものである。そしてこれにより、ハードディスクドライブ14の負荷が一時的に高くなっている場合に大きな誤差を含む電池残量を算出してしまうのを回避している。以下、上述した第2実施形態と異なる点のみを説明する。
図20は、本実施形態に係る電池残量算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図20に示す電池残量算出処理は、ROM34に格納されている電池残量算出処理プログラムをCPU10が読み込んで実行することにより、実現される処理である。また、本実施形態においては、この電池残量算出処理は所定の時間間隔で定期的に実行される処理である。
図20に示すように、まず情報端末は、ハードディスクドライブ14の負荷を取得する(ステップS4000)。このハードディスクドライブ14の負荷は、上述した第2実施形態で説明したハードディスクドライブ負荷カウント処理により算出される数値である。
次に、情報端末は、このハードディスクドライブ14の負荷が所定の値より小さいかどうかを判断する(ステップS4010)。本実施形態においては、例えば、ハードディスクドライブ14の負荷が200mAより小さいかどうかを判断する。ここで、ハードディスクドライブ14の負荷が200mAより小さいということは、上述した例において、消費電流が190mAであるアクティブアイドル状態になってからおよそ1秒以上経過したことを意味している。
ハードディスクドライブ14の負荷が200mAより小さくない場合(ステップS4010:NO)には、ステップS4000に戻る。すなわち、以下に続く、電池残量算出のための処理は行わない。
一方、ハードディスクドライブ14の負荷が200mAより小さい場合(ステップS4010:YES)には、上述した第2実施形態と同様に、ステップS1100〜ステップS1190の処理を実行する。但し、ハードディスクドライブ14の負荷はステップS4000で取得しているので、ステップS2100は省略可能である。
以上のように、本実施形態に係る情報端末によれば、ハードディスクドライブ14の負荷が所定の値より小さい場合には、電池残量を算出する処理を行うが、その負荷が所定の値以上である場合には、電池残量を算出する処理を行わないようにした。このため、ハードディスクドライブ14がアクセスされることにより負荷が短時間で増大し、電池20の電圧が急激に低下する期間を除いて、電池残量を算出することができるようになり、より高い精度で、電池残量を算出することができるようになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態では、電池残量をそのまま表示することとしたが、これを残り使用可能時間に換算して、表示するようにしてもよい。すなわち、ユーザが本当に知りたいのは、今と同じような使い方をして、あとどれくらいこの情報端末を使用することができるのかという情報である。上述した実施形態では、負荷変動の大きな情報端末でも、負荷の変動を見積もることができるので、その負荷の値と電池残量とに基づいて、残り使用可能時間を算出することができる。無論、これはリアルタイムで表示してもよい。これにより、例えばユーザが動画を閲覧しているときに、後どれくらい閲覧が可能であるかを精度良く知ることができるし、或いは、データをバックアップしているときに、後どれくらいデータ転送を行うことができるかを精度良く知ることができる。
また、上述した実施形態では、負荷変動の大きな駆動部の要素として、LCDバックライト12、ハードディスクドライブ14、CPU負荷を例にあげたが、これ以外の駆動部の要素を加味してもよい。或いは、これらの駆動部の要素のうち、一部の要素を省くことも可能である。例えば、LCDバックライト12は負荷変動の影響があまり大きくないため、負荷を算出する際に加味しないようにしてもよい。或いは、これらの駆動部の要素は、一定の定数として、負荷を算出してしまってもよい。例えば、LCDバックライト12は、その輝度係数によらずに、100mAの一定値にして、負荷を算出するようにしてもよい。さらに、ハードディスクドライブ14はデータが格納されるデータ格納装置の一例であり、情報端末がアクセスするデータが格納されているものであれば、フレキシブルディスクやDVDなどの他の種類のデータ格納装置であってもよい。
また、上述した実施形態で用いた消費電流や、ハードディスクドライブ14の各状態を維持する時間は、単なる例示的なものであり、ハードディスクドライブ14の型番や、これを制御するファームウェアにより変動するものである。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、情報端末が所定の時間間隔でハードディスクドライブ14をアクセスする処理をしている場合にのみ、ハードディスクドライブ14へのアクセスが終了した後に電池残量を算出するようにしたが、情報端末が所定の時間間隔でハードディスクドライブ14をアクセスする処理をしていない場合でも、ハードディスクドライブ14へのアクセスが終了した後に電池残量を算出するようにしてもよい。
これとは逆に、上述した第3実施形態及び第4実施形態では、情報端末が実行している処理に拘わらず、ハードディスクドライブ14の負荷が所定の値より小さい場合にのみ、電池残量を算出するようにしたが、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様に、情報端末が所定の時間間隔でハードディスクドライブ14をアクセスする処理をしている場合にのみ、ハードディスクドライブ14の負荷が所定の値より小さい場合に電池残量を算出し、所定の値以上の場合には電池残量を算出しないようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ハードディスクドライブ14がアクセス中である場合には、電池残量を算出する処理を行わないようにしたが、この間、それまでの電池残量の表示がそのまま継続されるようにしてもよいし、電池残量の表示は行わないようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、定常負荷をCPU10の動作モードに基づいて定めることとしたが、情報端末の動作モードにより、定常負荷を変化させるようにしてもよい。例えば、図21に示すように、情報端末で実行される処理内容として、USBデータ転送が行われる場合には、定常負荷を200mAとし、静止画再生が行われる場合には、定常負荷を400mAとし、動画再生が行われる場合には、定常負荷を450mAとするようにしてもよい。この判断は、上述したステップS1120で行うようにすればよい。これにより、情報端末で行われる処理内容が複数種類ある場合に、簡単に、精度良く、定常負荷を求めることができる。
また、上述の実施形態で説明した各処理については、これら各処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、このプログラムが記録された記録媒体を情報端末に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、情報端末は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、情報端末の備える他のプログラムを活用し、記録媒体にはその情報端末が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、情報端末に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだ情報端末は、そのプログラムの復号や伸張化を行った上で、実行する必要がある。
さらに、上述した処理は図22に示すように、ハードウェアにより実現することも可能である。この図22において、制御部100はASIC等のハードウェアにより構成されている。図22の例では、制御部100は、負荷算出部102と電池残量算出部104と残り使用可能時間算出部106とを備えて構成されている。
負荷算出部102は、この情報端末における電池20に対する負荷を算出する。電池残量算出部104は、電池電圧に基づいて電池残量を算出するが、その際、負荷算出部102で算出した負荷に基づいて補正をした電池残量を算出する。
より具体的には、第1実施形態及び第3実施形態においては、負荷算出部102は、ハードディスクドライブ14にアクセスされている時間と、アクセスされていない時間との割合に基づいて、ハードディスク稼働率を算出し、このハードディスク稼働率に基づいてハードディスクドライブ14の負荷を求める。
また、第2実施形態及び第4実施形態においては、ハードディスクドライブ14が、ハードディスクドライブ14にアクセスされていない場合であっても、その動作状態により、消費電流が異なる複数の状態を有している場合には、負荷算出部102は、ハードディスクドライブ14にアクセスされている時間と、ハードディスクドライブにアクセスされていない場合における各動作状態にある時間とに基づいて、ハードディスクドライブ14の負荷を求める。
また、負荷算出部102は、CPU10の動作モードを取得して、この動作モードに基づいて、CPU10の負荷を求める。さらには、負荷算出部102は、当該情報端末で処理される処理内容に基づいて、電池20に対する負荷を求める。
また、負荷算出部102は、LCDバックライト12の輝度を取得して、この輝度に基づいてLCDバックライト12のLCDバックライト輝度係数を算出し、このLCDバックライト輝度係数に基づいてLCDバックライトの負荷を求める。
また、電池残量算出部104は、電池20の温度である電池温度を取得し、電池残量を算出する際には、この電池温度に基づいて補正をした電池残量を算出する。但し、第1実施形態及び第2実施形態では、所定の時間間隔でハードディスクドライブ14がアクセスされるような処理を情報端末が実行している場合には、電池残量算出部104は、ハードディスクドライブ14のアクセスが終了するまでは、電池残量を算出しない。
また、第3実施形態及び第4実施形態では、電池残量算出部104は、負荷算出部100の算出したハードディスクドライブ14の負荷が所定の値より小さい場合には、電池残量を算出するが、所定の値以上の場合には、電池残量を算出しない
この負荷算出部102が負荷を算出する具体的な処理内容、及び、電池残量算出部104が電池残量を算出する具体的な処理内容は、上述した第1実施形態乃至第4実施形態の処理内容と同様である。
また、表示部18では、電池残量算出部104が算出した電池残量を表示する。さらに、残り使用可能時間算出部106は、電池残量算出部104が算出した電池残量と負荷算出部102が算出した負荷とに基づいて、この情報端末があとどれくらいの時間使用できるかを示す、残り使用可能時間を算出する。
情報端末がスライドショー再生をしている場合における負荷電流と時間の関係のグラフの一例を示す図。 第1実施形態及び第3実施形態に係る情報端末の構成の一例を説明するブロック図。 電池電圧と電池残量との関係のグラフの一例を示す図。 第1実施形態に係る電池残量算出処理の内容、及び、第2実施形態に係る電池残量算出処理の一部の内容を、説明するフローチャートを示す図(その1)。 第1実施形態に係る電池残量算出処理の内容、及び、第2実施形態に係る電池残量算出処理の一部の内容を、説明するフローチャートを示す図(その2)。 第1実施形態乃至第4実施形態に係る情報端末が有する5℃の電圧−残量変換テーブルの一例を示す図。 第1実施形態乃至第4実施形態に係る情報端末が有する15℃の電圧−残量変換テーブルの一例を示す図。 第1実施形態乃至第4実施形態に係る情報端末が有する25℃の電圧−残量変換テーブルの一例を示す図。 第1実施形態乃至第4実施形態に係る情報端末が有する45℃の電圧−残量変換テーブルの一例を示す図。 15℃の電圧−残量変換テーブルと25℃の電圧−残量変換テーブルとから生成した20℃の電圧−残量変換テーブルの一例を示す図。 図10に示した20℃の電圧−残量変換テーブルから生成した1000mAの電圧−残量変換テーブルの一例を示す図。 第2実施形態に係る情報端末におけるハードディスクドライブの動作状態とその消費電流の関係を表すテーブルを示す図。 第2実施形態に係る情報端末におけるハードディスクドライブの動作状態の遷移と消費電流の一例を示す図。 第2実施形態に係る情報端末におけるハードディスクドライブの動作状態の遷移の一例を示す図。 第2実施形態に係る情報端末におけるハードディスクドライブの動作状態の遷移の一例を示す図。 第2実施形態及び第4実施形態に係る情報端末の構成の一例を説明するブロック図。 第2実施形態及び第4実施形態に係るハードディスクドライブ負荷カウント処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第2実施形態に係る電池残量算出処理の一部の内容を説明するフローチ ャートを示す図。 第3実施形態に係る電池残量算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第4実施形態に係る電池残量算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 情報端末の処理内容に応じて定常負荷を算出する一例を示す図。 ハードウェアにより電池残量算出処理及びハードディスクドライブ負荷カウント処理を実現した場合の構成の一例を示す図。
符号の説明
10 CPU
12 LCDバックライト
14 ハードディスクドライブ
16 他の負荷
18 表示部
20 電池
22 DC/DCコンバータ
30 AD変換器
32 RAM
34 ROM
40 電圧検出回路

Claims (13)

  1. 電池により駆動する情報端末であって、
    前記電池から電源の供給を受けて駆動し、データが格納されるデータ格納装置と、
    前記電池の電圧である電池電圧を検出する、電圧検出部と、
    前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を算出する、負荷算出部と、
    前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に前記電圧検出部で検出した前記電池電圧に基づいて電池残量を算出する、電池残量算出部であって、前記負荷算出部で算出した前記負荷に基づいて補正をした電池残量を算出する、電池残量算出部と、
    を備えるとともに、
    前記データ格納装置は、このデータ格納装置にアクセスされていない場合であっても、その動作状態により、消費電流が異なる複数の状態を有しており、
    前記負荷算出部は、前記データ格納装置にアクセスされている時間と、前記データ格納装置にアクセスされていない場合における各動作状態にある時間とに基づいて、前記データ格納装置の前記負荷を算出する、
    ことを特徴とする情報端末。
  2. 前記電池から電源の供給を受けて駆動する、前記データ格納装置以外の駆動部を、さらに備え、
    前記負荷算出部は、前記駆動部と前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を算出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報端末。
  3. 前記駆動部には当該情報端末の中央処理装置が含まれており、前記負荷算出部は、前記中央処理装置の動作モードに基づいて、前記中央処理装置の負荷を求める、ことを特徴とする請求項に記載の情報端末。
  4. 前記負荷算出部は、当該情報端末で処理される処理内容に基づいて、前記電池に対する負荷を算出する、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報端末。
  5. 前記駆動部にはLCDバックライトが含まれており、前記負荷算出部は、前記LCDバックライトの輝度に基づいて前記LCDバックライトのLCDバックライト輝度係数を算出し、このLCDバックライト輝度係数に基づいてLCDバックライトの負荷を算出する、ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の情報端末。
  6. 前記電池の温度である電池温度を検出する、温度検出部をさらに備えており、
    前記電池残量算出部は、前記温度検出部で検出した前記電池温度に基づいて補正をした電池残量を算出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報端末。
  7. 前記電池残量算出部が算出した前記電池残量を表示する、表示部をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報端末。
  8. 前記電池残量算出部が算出した前記電池残量と前記負荷算出部が算出した前記負荷とに基づいて、当該情報端末があとどれくらいの時間使用できるかを示す、残り使用可能時間を算出する、残り使用可能時間算出部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報端末。
  9. 前記電池残量算出部は、前記データ格納装置に格納されているデータを所定の時間間隔でアクセスする処理を行っている場合には、前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に電池残量を算出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報端末。
  10. 前記電池残量算出部は、前記データ格納装置に格納されているデータを所定の時間間隔でアクセスする処理を行っている場合には、前記データ格納装置へのアクセスが終了して所定時間が経過した後に電池残量を算出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報端末。
  11. 電池により駆動する情報端末における電池残量算出方法であって、
    前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置へのアクセスが終了したかどうかを、前記情報端末が判断し、
    前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、前記情報端末が前記電池の電圧である電池電圧を検出し、
    前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を、前記情報端末が算出し、
    検出した前記電池電圧を用いて、前記負荷に基づいて補正した電池残量を、前記情報端末が算出するとともに、
    前記データ格納装置は、このデータ格納装置にアクセスされていない場合であっても、その動作状態により、消費電流が異なる複数の状態を有しており、
    前記負荷は、前記データ格納装置にアクセスされている時間と、前記データ格納装置にアクセスされていない場合における各動作状態にある時間とに基づいて算出される、
    ことを特徴とする電池残量算出方法。
  12. 電池により駆動する情報端末に電池残量を算出させるためのプログラムであって、
    前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置へのアクセスが終了したかどうかを判断するステップと、
    前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、前記情報端末が前記電池の電圧である電池電圧を検出するステップと、
    前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を、前記情報端末が算出するステップと、
    検出した前記電池電圧を用いて、前記負荷に基づいて補正した電池残量を、前記情報端末が算出するステップと、
    を前記情報端末に実行させるプログラムであるとともに、
    前記データ格納装置は、このデータ格納装置にアクセスされていない場合であっても、その動作状態により、消費電流が異なる複数の状態を有しており、
    前記負荷は、前記データ格納装置にアクセスされている時間と、前記データ格納装置にアクセスされていない場合における各動作状態にある時間とに基づいて算出される、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 電池により駆動する情報端末に電池残量を算出させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記電池から電源の供給を受けて駆動するデータ格納装置へのアクセスが終了したかどうかを判断するステップと、
    前記データ格納装置へのアクセスが終了した後に、前記情報端末が前記電池の電圧である電池電圧を検出するステップと、
    前記データ格納装置の前記電池に対する負荷を、前記情報端末が算出するステップと、
    検出した前記電池電圧を用いて、前記負荷に基づいて補正をした電池残量を、前記情報端末が算出するステップと、
    を前記情報端末に実行させるプログラムが記録されている記録媒体であるとともに、
    前記データ格納装置は、このデータ格納装置にアクセスされていない場合であっても、その動作状態により、消費電流が異なる複数の状態を有しており、
    前記負荷は、前記データ格納装置にアクセスされている時間と、前記データ格納装置にアクセスされていない場合における各動作状態にある時間とに基づいて算出される、
    ことを特徴とする記録媒体。
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