JP2001256630A - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録媒体及び磁気記録再生装置Info
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- JP2001256630A JP2001256630A JP2000069824A JP2000069824A JP2001256630A JP 2001256630 A JP2001256630 A JP 2001256630A JP 2000069824 A JP2000069824 A JP 2000069824A JP 2000069824 A JP2000069824 A JP 2000069824A JP 2001256630 A JP2001256630 A JP 2001256630A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 垂直磁気記録方式の磁気記録媒体において、
媒体S/Nの優れた構成を有するものを提供する。 【解決手段】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径
方向に延びた縞状の形状にパターニングされたサーボ層
と垂直磁気記録層とが分離して形成された磁気記録媒体
において、前記サーボ層と前記垂直磁気記録層との間に
軟磁性層を形成した構成を有する構成とする。
媒体S/Nの優れた構成を有するものを提供する。 【解決手段】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径
方向に延びた縞状の形状にパターニングされたサーボ層
と垂直磁気記録層とが分離して形成された磁気記録媒体
において、前記サーボ層と前記垂直磁気記録層との間に
軟磁性層を形成した構成を有する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直磁気記録方式
の磁気記録媒体及び磁気記録再生装置に関する。
の磁気記録媒体及び磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体の垂直方向に磁化し
垂直磁気記録層に記録信号を記録する垂直磁気記録層を
用いた磁気記録媒体では、その垂直磁気記録層の下地層
として軟磁性層を設けた構成が考えられている。高透磁
率である軟磁性層は、記録再生時の磁界の発生の効率を
向上させる役割を果たしている。
垂直磁気記録層に記録信号を記録する垂直磁気記録層を
用いた磁気記録媒体では、その垂直磁気記録層の下地層
として軟磁性層を設けた構成が考えられている。高透磁
率である軟磁性層は、記録再生時の磁界の発生の効率を
向上させる役割を果たしている。
【0003】磁気記録再生装置に用いられる軟磁性層を
積層した垂直磁気記録媒体の場合には、軟磁性層の磁壁
の発生に伴うノイズを防ぐために、磁化容易軸を揃える
方法が考えられている。このような構成を有する磁気記
録媒体は、特開平9−282656号において提案され
ている。図11に、この従来の磁気記録媒体の断面構成
を示している。この従来の磁気記録媒体では、非磁性基
板71と垂直磁気記録層74の間にアモルファス合金の
軟磁性層72が形成されており、更に、その軟磁性層7
2の一部を非磁性基板71側からレーザーを照射するこ
とで結晶化させ非磁性とした結晶化領域73を設けてい
る。軟磁性層72は、磁気記録媒体の半径方向(中心か
ら外周への方向であり、円周方向に対して垂直となる方
向)に磁気異方性を生じさせ、磁化困難軸が磁気記録媒
体の円周方向に配向されている。ここで、円周方向は、
磁気記録媒体の円周に沿う方向である。結晶化領域73
は、磁気記録媒体の半径方向に形成されており、この結
晶化領域73がサーボ層として利用される。
積層した垂直磁気記録媒体の場合には、軟磁性層の磁壁
の発生に伴うノイズを防ぐために、磁化容易軸を揃える
方法が考えられている。このような構成を有する磁気記
録媒体は、特開平9−282656号において提案され
ている。図11に、この従来の磁気記録媒体の断面構成
を示している。この従来の磁気記録媒体では、非磁性基
板71と垂直磁気記録層74の間にアモルファス合金の
軟磁性層72が形成されており、更に、その軟磁性層7
2の一部を非磁性基板71側からレーザーを照射するこ
とで結晶化させ非磁性とした結晶化領域73を設けてい
る。軟磁性層72は、磁気記録媒体の半径方向(中心か
ら外周への方向であり、円周方向に対して垂直となる方
向)に磁気異方性を生じさせ、磁化困難軸が磁気記録媒
体の円周方向に配向されている。ここで、円周方向は、
磁気記録媒体の円周に沿う方向である。結晶化領域73
は、磁気記録媒体の半径方向に形成されており、この結
晶化領域73がサーボ層として利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気記録媒体では、垂直磁気記録層74のうち、軟磁性
層72が下層となる部分と、非磁性の結晶化領域73が
下層となる部分とで高透磁率層の有無の差による再生ム
ラが生じるという問題があった。その結果、媒体S/N
特性が劣化するという問題があった。また、従来の磁気
記録媒体では、結晶化領域73は非磁性基板71側から
レーザーを照射することで形成しているため、結晶化領
域73を非磁性基板71の両側に形成することも困難で
ある。
磁気記録媒体では、垂直磁気記録層74のうち、軟磁性
層72が下層となる部分と、非磁性の結晶化領域73が
下層となる部分とで高透磁率層の有無の差による再生ム
ラが生じるという問題があった。その結果、媒体S/N
特性が劣化するという問題があった。また、従来の磁気
記録媒体では、結晶化領域73は非磁性基板71側から
レーザーを照射することで形成しているため、結晶化領
域73を非磁性基板71の両側に形成することも困難で
ある。
【0005】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、垂直磁気記録層の下地層として軟磁性層を設けた
構成において媒体S/N特性に優れた磁気記録媒体及び
磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
ので、垂直磁気記録層の下地層として軟磁性層を設けた
構成において媒体S/N特性に優れた磁気記録媒体及び
磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録媒体
は、非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径方向に延び
た縞状の形状にパターニングされたサーボ層と垂直磁気
記録層とが分離して形成された磁気記録媒体において、
前記サーボ層と前記垂直磁気記録層との間に軟磁性層を
形成した構成を有することを特徴とする。
は、非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径方向に延び
た縞状の形状にパターニングされたサーボ層と垂直磁気
記録層とが分離して形成された磁気記録媒体において、
前記サーボ層と前記垂直磁気記録層との間に軟磁性層を
形成した構成を有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の磁気記録媒体は、前記非磁
性基板上に形成された半径方向に延びた放射状の縞状の
形状にパターニングされた非磁性層と、前記非磁性基板
及び前記非磁性層の上に形成された軟磁性層と、前記軟
磁性層上に形成された垂直磁気記録層とを具備すること
を特徴とする。
性基板上に形成された半径方向に延びた放射状の縞状の
形状にパターニングされた非磁性層と、前記非磁性基板
及び前記非磁性層の上に形成された軟磁性層と、前記軟
磁性層上に形成された垂直磁気記録層とを具備すること
を特徴とする。
【0008】本発明は、このような構成を有することに
より、媒体S/N特性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことが可能となる。
より、媒体S/N特性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことが可能となる。
【0009】また、本発明の磁気記録再生装置は、磁気
記録媒体と、前記磁気記録媒体を支持及び回転駆動する
駆動手段と、前記磁気記録媒体に対して情報の記録及び
再生を行なう磁気記録再生手段と、前記磁気記録媒体に
対して前記記録再生手段を移動自在に支持する支持手段
とを具備する磁気記録再生装置であって、前記磁気記録
媒体は、非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径方向に
放射状に延びた縞状の形状にパターニングされた非磁性
層と、前記非磁性層と分離された層として形成された垂
直磁気記録層と、前記非磁性層と前記垂直磁気記録層と
の間に形成された軟磁性層とを有することを特徴とす
る。
記録媒体と、前記磁気記録媒体を支持及び回転駆動する
駆動手段と、前記磁気記録媒体に対して情報の記録及び
再生を行なう磁気記録再生手段と、前記磁気記録媒体に
対して前記記録再生手段を移動自在に支持する支持手段
とを具備する磁気記録再生装置であって、前記磁気記録
媒体は、非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径方向に
放射状に延びた縞状の形状にパターニングされた非磁性
層と、前記非磁性層と分離された層として形成された垂
直磁気記録層と、前記非磁性層と前記垂直磁気記録層と
の間に形成された軟磁性層とを有することを特徴とす
る。
【0010】本発明は、このような構成を有することに
より、媒体S/N特性に優れた磁気記録再生装置を提供
することが可能となる。
より、媒体S/N特性に優れた磁気記録再生装置を提供
することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図面を
参照して本発明の実施の形態について説明する。
参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0012】本発明の第1の実施形態に係わる磁気記録
媒体Aの断面構成を、図1に示している。図1に示すよ
うに、本発明の磁気記録媒体Aでは、サーボ層と垂直磁
気記録層との間に、軟磁性層を形成したことを特徴とし
ている。この図1に示す磁気記録媒体Aの製造方法につ
いて以下に説明する。
媒体Aの断面構成を、図1に示している。図1に示すよ
うに、本発明の磁気記録媒体Aでは、サーボ層と垂直磁
気記録層との間に、軟磁性層を形成したことを特徴とし
ている。この図1に示す磁気記録媒体Aの製造方法につ
いて以下に説明する。
【0013】先ず、非磁性基板上1にCr金属層2を形
成するため、1×10-5[Pa]の真空度にひいた真空チ
ャンバー内に、Arガスを0.6[Pa]の圧になるよう
流し、非磁性基板1をCrターゲットと対向させて配置
し、CrターゲットをDC1000[W]でスパッタ放電
させる。これにより、非磁性基板1上に、厚さ40[n
m]のCr金属膜層2を形成する。
成するため、1×10-5[Pa]の真空度にひいた真空チ
ャンバー内に、Arガスを0.6[Pa]の圧になるよう
流し、非磁性基板1をCrターゲットと対向させて配置
し、CrターゲットをDC1000[W]でスパッタ放電
させる。これにより、非磁性基板1上に、厚さ40[n
m]のCr金属膜層2を形成する。
【0014】次に、CoPtCrO/Vサーボ層3を形
成するため、フォトレジストパターンをCr金属膜層2
の上に形成し、再度1×10-5[Pa]の真空度にひい
た真空チャンバー内に配置する。真空チャンバーにはA
rガスを0.5[Pa]の圧になるよう流し、非磁性基
板1を、Cr金属磁性膜2及びフォトレジストパターン
ごとRF300[W]で5[秒]間、スパッタエッチを
行う。更に真空を破ること無く、次なる同様な真空度の
真空チャンバーにて、非磁性基板1をVターゲットと対
向させ、Arを0.6[Pa]の圧になるよう流し、V
をDC1400[W]にて40[nm]の厚さになるよ
う成膜する。更に真空を破ること無く、次なる同様な真
空度の真空チャンバーにて、非磁性基板1をCo−Pt
16a%−Cr8a%ターゲットと対向させ、チャンバ
ー内にO20.05[%]を含むArガスを、20[P
a]の圧になるように流し、Co−Pt−Crターゲッ
トをDC500[W]でスパッタ放電させ、200[n
m]の厚さになるようにCoPtCrO膜を成膜する。
この連続して成膜したCoPtCrO/V膜を、CoP
tCrO/Vサーボ層3とする。
成するため、フォトレジストパターンをCr金属膜層2
の上に形成し、再度1×10-5[Pa]の真空度にひい
た真空チャンバー内に配置する。真空チャンバーにはA
rガスを0.5[Pa]の圧になるよう流し、非磁性基
板1を、Cr金属磁性膜2及びフォトレジストパターン
ごとRF300[W]で5[秒]間、スパッタエッチを
行う。更に真空を破ること無く、次なる同様な真空度の
真空チャンバーにて、非磁性基板1をVターゲットと対
向させ、Arを0.6[Pa]の圧になるよう流し、V
をDC1400[W]にて40[nm]の厚さになるよ
う成膜する。更に真空を破ること無く、次なる同様な真
空度の真空チャンバーにて、非磁性基板1をCo−Pt
16a%−Cr8a%ターゲットと対向させ、チャンバ
ー内にO20.05[%]を含むArガスを、20[P
a]の圧になるように流し、Co−Pt−Crターゲッ
トをDC500[W]でスパッタ放電させ、200[n
m]の厚さになるようにCoPtCrO膜を成膜する。
この連続して成膜したCoPtCrO/V膜を、CoP
tCrO/Vサーボ層3とする。
【0015】次に、CoZrNb軟磁性層4を形成する
ため、レジストを溶剤中でリフトオフし、再度1×10
-5[Pa]の真空度にひいた真空チャンバー内に、Co
ZrNb5%ターゲットと対向させて配置する。Arガ
スを、0.6[Pa]の圧になるように流し、CoZr
NbターゲットをDC600[W]でスパッタ放電し、
CoPtCrO膜表面からの厚さが400[nm]にな
るように成膜する。CoZrNb表面を、表面の平坦度
がRmax=2[mn]になるように研磨し、最終的にC
oPtCrO膜表面からの厚さが200[nm]になる
ように調整する。更に再度、1×10-5[Pa]の真空
度にひいた真空チャンバー内に、CoZrNb5%ター
ゲットと対向させて配置した。Arガスを、0.6[P
a]の圧になるように流し、CoZrNb膜表面をRF
120Wで10秒間スパッタエッチした後、CoZrN
bターゲットをDC600[W]でスパッタ放電し、C
oPtCrO膜表面からの厚さが最終的に500[n
m]になるように成膜する。これをCoZrNb軟磁性
層4とする。
ため、レジストを溶剤中でリフトオフし、再度1×10
-5[Pa]の真空度にひいた真空チャンバー内に、Co
ZrNb5%ターゲットと対向させて配置する。Arガ
スを、0.6[Pa]の圧になるように流し、CoZr
NbターゲットをDC600[W]でスパッタ放電し、
CoPtCrO膜表面からの厚さが400[nm]にな
るように成膜する。CoZrNb表面を、表面の平坦度
がRmax=2[mn]になるように研磨し、最終的にC
oPtCrO膜表面からの厚さが200[nm]になる
ように調整する。更に再度、1×10-5[Pa]の真空
度にひいた真空チャンバー内に、CoZrNb5%ター
ゲットと対向させて配置した。Arガスを、0.6[P
a]の圧になるように流し、CoZrNb膜表面をRF
120Wで10秒間スパッタエッチした後、CoZrN
bターゲットをDC600[W]でスパッタ放電し、C
oPtCrO膜表面からの厚さが最終的に500[n
m]になるように成膜する。これをCoZrNb軟磁性
層4とする。
【0016】次に、CoPtCr垂直磁気記録層5を形
成するため、更に真空を破ること無く、次なる同様な真
空度の真空チャンバーにて、非磁性基板1をCo−Pt
16a%−Cr16a%ターゲットと対向させ、Arガ
スを、0.8[Pa]の圧になるように流し、Co−P
t−CrターゲットをDC500[W]でスパッタ放電
させ、100[nm]の厚さになるようにCoPtCr
O膜を成膜した。これをCoPtCr垂直磁気記録層5
とする。
成するため、更に真空を破ること無く、次なる同様な真
空度の真空チャンバーにて、非磁性基板1をCo−Pt
16a%−Cr16a%ターゲットと対向させ、Arガ
スを、0.8[Pa]の圧になるように流し、Co−P
t−CrターゲットをDC500[W]でスパッタ放電
させ、100[nm]の厚さになるようにCoPtCr
O膜を成膜した。これをCoPtCr垂直磁気記録層5
とする。
【0017】更に真空を破ること無く、DC1000W
でスパッタ放電させたCターゲットと対向させ、10
[nm]の厚さにC保護層6を成膜する。最後に、ディ
ップ法にて、最表面にPFPE系潤滑剤を用いて潤滑層
7を10[nm]の厚さに形成する。このようにして本
発明の磁気記録媒体Aを作成後、CoPtCrO/Vサ
ーボ層3を図示しないリングヘッドから発生する磁界に
より一様に円周方向に磁化する。
でスパッタ放電させたCターゲットと対向させ、10
[nm]の厚さにC保護層6を成膜する。最後に、ディ
ップ法にて、最表面にPFPE系潤滑剤を用いて潤滑層
7を10[nm]の厚さに形成する。このようにして本
発明の磁気記録媒体Aを作成後、CoPtCrO/Vサ
ーボ層3を図示しないリングヘッドから発生する磁界に
より一様に円周方向に磁化する。
【0018】ここで、CoPtCrO/Vサーボ層3
は、パターニングされた非連続膜であり、磁気記録媒体
Aの半径方向に放射状に延びた細長い縞の形状となって
いる。従って、CoZrNb軟磁性層4は、CoPtC
rO/Vサーボ層3の存在する部分は層が薄く、CoP
tCrO/Vサーボ層3が存在せずに直接Cr金属膜層
2と接合する部分は層が厚くなるため、半径方向に放射
状に凸凹の縞を有した形状となる。層の厚い部分は、記
録磁気媒体Aの半径方向に細長い形状を有しているため
形状異方性の効果が生じることとなり、従って、CoZ
rNb軟磁性層4では、図2に示すように、半径方向に
磁化容易軸が揃うため、半径方向と直角方向である磁気
記録媒体Aの円周方向の磁気透過率を大きくすることが
可能となる。又、このような磁化容易軸を持つために基
板全面にわたりCoZrNb軟磁性層4には磁壁が発生
しない。このため、CoPtCr垂直磁気記録層5の信
号再生時における磁界が強くなり、CoZrNb軟磁性
層4によるスパイクノイズが発生せず、結果として再生
信号レベル、即ち、媒体S/Nの値を高くすることが可
能となる。
は、パターニングされた非連続膜であり、磁気記録媒体
Aの半径方向に放射状に延びた細長い縞の形状となって
いる。従って、CoZrNb軟磁性層4は、CoPtC
rO/Vサーボ層3の存在する部分は層が薄く、CoP
tCrO/Vサーボ層3が存在せずに直接Cr金属膜層
2と接合する部分は層が厚くなるため、半径方向に放射
状に凸凹の縞を有した形状となる。層の厚い部分は、記
録磁気媒体Aの半径方向に細長い形状を有しているため
形状異方性の効果が生じることとなり、従って、CoZ
rNb軟磁性層4では、図2に示すように、半径方向に
磁化容易軸が揃うため、半径方向と直角方向である磁気
記録媒体Aの円周方向の磁気透過率を大きくすることが
可能となる。又、このような磁化容易軸を持つために基
板全面にわたりCoZrNb軟磁性層4には磁壁が発生
しない。このため、CoPtCr垂直磁気記録層5の信
号再生時における磁界が強くなり、CoZrNb軟磁性
層4によるスパイクノイズが発生せず、結果として再生
信号レベル、即ち、媒体S/Nの値を高くすることが可
能となる。
【0019】なお、本発明の磁気記録媒体Aの非磁性基
板1は、非磁性ガラス基板や非磁性プラスチック基板な
ど、非磁性材料からなる基板であれば何でも良い。ま
た、上記した作成方法で磁気記録媒体Aを作成するた
め、非磁性基板1の両面にCr金属膜層2から潤滑層7
までの各層を形成することが可能である。
板1は、非磁性ガラス基板や非磁性プラスチック基板な
ど、非磁性材料からなる基板であれば何でも良い。ま
た、上記した作成方法で磁気記録媒体Aを作成するた
め、非磁性基板1の両面にCr金属膜層2から潤滑層7
までの各層を形成することが可能である。
【0020】次に、本発明の磁気記録媒体Aとサーボ信
号S/N及び媒体S/Nを比較するため、図3乃至図5
に示す従来の磁気記録媒体B、C、Dを作成した。
号S/N及び媒体S/Nを比較するため、図3乃至図5
に示す従来の磁気記録媒体B、C、Dを作成した。
【0021】図3には、従来の磁気記録媒体Bの断面構
成を示している。従来の磁気記録媒体Bは、本発明の磁
気記録媒体Aに対して、CoPtCrO/V記録層15
が面内記録層であること、また、軟磁性層を持たないこ
とが異なっている。磁気記録媒体Bは次のようにして作
成する。先ず、磁気記録媒体Aと同様にして、非磁性基
板上11上にCr金属膜層12とCoPtCrO/Vサ
ーボ層13とを形成し、その後、SiO2ターゲットと
対向させてSiO2スペーサ層14を形成する。次い
で、Vターゲットと対向させてV膜、更にCoPtCr
ターゲットと対向させてCoPtCrO膜を形成するこ
とにより、CoPtCrO/V記録層15を形成する。
更に、C保護膜16、潤滑層17を形成する。このよう
にして各層を作成後、CoPtCrO/Vサーボ層13
を図示しないリングヘッドから発生する磁界により一様
に円周方向に磁化する。
成を示している。従来の磁気記録媒体Bは、本発明の磁
気記録媒体Aに対して、CoPtCrO/V記録層15
が面内記録層であること、また、軟磁性層を持たないこ
とが異なっている。磁気記録媒体Bは次のようにして作
成する。先ず、磁気記録媒体Aと同様にして、非磁性基
板上11上にCr金属膜層12とCoPtCrO/Vサ
ーボ層13とを形成し、その後、SiO2ターゲットと
対向させてSiO2スペーサ層14を形成する。次い
で、Vターゲットと対向させてV膜、更にCoPtCr
ターゲットと対向させてCoPtCrO膜を形成するこ
とにより、CoPtCrO/V記録層15を形成する。
更に、C保護膜16、潤滑層17を形成する。このよう
にして各層を作成後、CoPtCrO/Vサーボ層13
を図示しないリングヘッドから発生する磁界により一様
に円周方向に磁化する。
【0022】図4は、従来の磁気記録媒体Cの断面構成
を示している。この磁気記録媒体Cは、本発明の磁気記
録媒体AのCr金属膜とCoPtCrO/Vサーボ層を
持たない構成となっている。磁気記録媒体Cは、非磁性
基板21に対して全て対向静止スパッタ成膜し、CoZ
rNb軟磁性層22、CoPtCr垂直磁気記録層2
3、C保護層24、潤滑層25を、順次形成することに
より作成した。各層を作成後、CoPtCr垂直磁気記
録層23に、予めサーボ信号を書き込む。
を示している。この磁気記録媒体Cは、本発明の磁気記
録媒体AのCr金属膜とCoPtCrO/Vサーボ層を
持たない構成となっている。磁気記録媒体Cは、非磁性
基板21に対して全て対向静止スパッタ成膜し、CoZ
rNb軟磁性層22、CoPtCr垂直磁気記録層2
3、C保護層24、潤滑層25を、順次形成することに
より作成した。各層を作成後、CoPtCr垂直磁気記
録層23に、予めサーボ信号を書き込む。
【0023】図5には、従来の磁気記録媒体Dの断面構
成を示している。磁気記録媒体Dは、CoZrNb軟磁
性層33の下にあるCoPtCrO/Vサーボ層32が
連続膜であり、この点で磁気記録媒体Aと異なる。この
磁気記録媒体Dは、非磁性基板31に対して全て対向静
止スパッタ成膜することにより、CoPtCrO/Vサ
ーボ層32、CoZrNb軟磁性層33、CoPtCr
垂直磁気垂直磁気記録層34、C保護層35、潤滑層3
6を、順次形成することにより作成した。各層を作成
後、CoPtCrO/Vサーボ層32に、サーボ信号を
予め書き込んでおく。
成を示している。磁気記録媒体Dは、CoZrNb軟磁
性層33の下にあるCoPtCrO/Vサーボ層32が
連続膜であり、この点で磁気記録媒体Aと異なる。この
磁気記録媒体Dは、非磁性基板31に対して全て対向静
止スパッタ成膜することにより、CoPtCrO/Vサ
ーボ層32、CoZrNb軟磁性層33、CoPtCr
垂直磁気垂直磁気記録層34、C保護層35、潤滑層3
6を、順次形成することにより作成した。各層を作成
後、CoPtCrO/Vサーボ層32に、サーボ信号を
予め書き込んでおく。
【0024】上述したようにして作成した4つの磁気記
録媒体の電磁変換特性を次のようにして調べた。先ず、
4つの磁気記録媒体について、半径15[mm]と一定
の位置で、ディスクを4200[rpm]に回転させて
1.27[MHz]の周波数で、サーボ信号S/Nを測
定した。次に、4つの磁気記録媒体について半径15
[mm]と一定の位置で、ディスクを4200[rp
m]に回転させ、媒体S/Nを194.5[MHz]の
周波数で測定した。
録媒体の電磁変換特性を次のようにして調べた。先ず、
4つの磁気記録媒体について、半径15[mm]と一定
の位置で、ディスクを4200[rpm]に回転させて
1.27[MHz]の周波数で、サーボ信号S/Nを測
定した。次に、4つの磁気記録媒体について半径15
[mm]と一定の位置で、ディスクを4200[rp
m]に回転させ、媒体S/Nを194.5[MHz]の
周波数で測定した。
【0025】この電磁変換特性の測定結果を図6に示
す。本発明の磁気記録媒体Aと、当該磁気記録媒体Aと
同様にパターニングされたCoPtCrO/Vサーボ層
を持つ磁気記録媒体Bとを比較すると、サーボ信号S/
Nでは、2つの磁気記録媒体は略同じ値となったが、媒
体S/Nにおいて、磁気記録媒体Aは、磁気記録媒体B
よりも優れた値を有していることが分かる。
す。本発明の磁気記録媒体Aと、当該磁気記録媒体Aと
同様にパターニングされたCoPtCrO/Vサーボ層
を持つ磁気記録媒体Bとを比較すると、サーボ信号S/
Nでは、2つの磁気記録媒体は略同じ値となったが、媒
体S/Nにおいて、磁気記録媒体Aは、磁気記録媒体B
よりも優れた値を有していることが分かる。
【0026】また、磁気記録媒体Aと、パターニングさ
れたCoPtCrO/Vサーボ層を持たない磁気記録媒
体C及び磁気記録媒体Dとを比較すると、サーボ信号S
/N、媒体S/Nともに、磁気記録媒体Aが、磁気記録
媒体Cや磁気記録媒体Dよりも優れた値を有しているこ
とが分かる。
れたCoPtCrO/Vサーボ層を持たない磁気記録媒
体C及び磁気記録媒体Dとを比較すると、サーボ信号S
/N、媒体S/Nともに、磁気記録媒体Aが、磁気記録
媒体Cや磁気記録媒体Dよりも優れた値を有しているこ
とが分かる。
【0027】更に、磁気記録媒体Aと、当該磁気記録媒
体Aと同様に垂直磁気記録層の下にCoZrNb軟磁性
層を有している磁気記録媒体C及び磁気記録媒体Dを比
較するために、各磁気記録媒体の垂直磁気記録層に記録
した信号を再生した際に得られる再生信号のエンベロー
プを見て、スパイクノイズが生じているか否かを観察し
た。磁気記録媒体Cと磁気記録媒体Dでは、その再生信
号のエンベロープを見ると、スパイクノイズが生じてい
ることが観察された。一方、磁気記録媒体Aの再生信号
のエンベロープではスパイクノイズは観察されなかっ
た。そこで、磁気記録媒体A、磁気記録媒体C、磁気記
録媒体Dの、それぞれCoZrNb軟磁性層までの各層
を成膜したものについて、Kerr効果装置により磁区
観察を行なった。この結果、磁気記録媒体Aでは、磁区
は観察されなかったが、磁気記録媒体Cと磁気記録媒体
Dでは、不規則な磁区が観察された。更に、磁気記録媒
体Aと、磁気記録媒体C及び磁気記録媒体Dについて、
それぞれCoZrNb軟磁性層までを成膜し、それを円
形に裁断したものの実効透磁率を測定した。その結果、
磁気記録媒体Aでは円周方向に大きく偏った透磁率を有
することが測定された。一方、磁気記録媒体C及び磁気
記録媒体Dでは、透磁率が特定の方向に偏ることなく、
あらゆる方向に一様な値を示していることが測定され
た。
体Aと同様に垂直磁気記録層の下にCoZrNb軟磁性
層を有している磁気記録媒体C及び磁気記録媒体Dを比
較するために、各磁気記録媒体の垂直磁気記録層に記録
した信号を再生した際に得られる再生信号のエンベロー
プを見て、スパイクノイズが生じているか否かを観察し
た。磁気記録媒体Cと磁気記録媒体Dでは、その再生信
号のエンベロープを見ると、スパイクノイズが生じてい
ることが観察された。一方、磁気記録媒体Aの再生信号
のエンベロープではスパイクノイズは観察されなかっ
た。そこで、磁気記録媒体A、磁気記録媒体C、磁気記
録媒体Dの、それぞれCoZrNb軟磁性層までの各層
を成膜したものについて、Kerr効果装置により磁区
観察を行なった。この結果、磁気記録媒体Aでは、磁区
は観察されなかったが、磁気記録媒体Cと磁気記録媒体
Dでは、不規則な磁区が観察された。更に、磁気記録媒
体Aと、磁気記録媒体C及び磁気記録媒体Dについて、
それぞれCoZrNb軟磁性層までを成膜し、それを円
形に裁断したものの実効透磁率を測定した。その結果、
磁気記録媒体Aでは円周方向に大きく偏った透磁率を有
することが測定された。一方、磁気記録媒体C及び磁気
記録媒体Dでは、透磁率が特定の方向に偏ることなく、
あらゆる方向に一様な値を示していることが測定され
た。
【0028】これは、磁気記録媒体AではCoZrNb
軟磁性層4に半径方向の縞があるため、半径方向に磁気
異方性が揃い磁区ができなかったためである。このた
め、磁気記録媒体Aでは、再生信号のエンベロープでス
パイクノイズが生じないことが分かる。一方、磁気記録
媒体CのCoZrNb軟磁性層22と磁気記録媒体Dの
CoZrNb軟磁性層33では、両方とも磁気的に等方
であったため、磁壁が生じているものと考えられる。従
って、磁気記録媒体Cと磁気記録媒体Dでは、再生信号
のエンベロープでスパイクノイズが生じたものと考えら
れる。
軟磁性層4に半径方向の縞があるため、半径方向に磁気
異方性が揃い磁区ができなかったためである。このた
め、磁気記録媒体Aでは、再生信号のエンベロープでス
パイクノイズが生じないことが分かる。一方、磁気記録
媒体CのCoZrNb軟磁性層22と磁気記録媒体Dの
CoZrNb軟磁性層33では、両方とも磁気的に等方
であったため、磁壁が生じているものと考えられる。従
って、磁気記録媒体Cと磁気記録媒体Dでは、再生信号
のエンベロープでスパイクノイズが生じたものと考えら
れる。
【0029】上述した磁気記録媒体Aの作成に際して、
CoZrNb軟磁性層4についてはその厚さを500
[nm]になるように成膜した。これは、CoPtCr
O/Vサーボ層3からの漏洩磁界が高透磁率のCoZr
Nb軟磁性層4を通過し、再生ヘッドに届きサーボ信号
として読取るのに充分な厚さである。
CoZrNb軟磁性層4についてはその厚さを500
[nm]になるように成膜した。これは、CoPtCr
O/Vサーボ層3からの漏洩磁界が高透磁率のCoZr
Nb軟磁性層4を通過し、再生ヘッドに届きサーボ信号
として読取るのに充分な厚さである。
【0030】更に、磁気記録媒体Aにおいて、CoPt
CrO/Vサーボ層3とCoZrNb軟磁性層4との磁
気的結合を遮断するために、CoPtCrO/Vサーボ
層3と、CoZrNb軟磁性層4の間に、CoPtCr
O/Vサーボ層3とCr金属層2の表面に沿った形状に
厚さ10[nm]程度の非磁性SiO2層を形成しても
良く、この非磁性SiO2層を形成した場合も、上記し
た非磁性SiO2層を形成していない場合のものと同様
な効果が得られた。
CrO/Vサーボ層3とCoZrNb軟磁性層4との磁
気的結合を遮断するために、CoPtCrO/Vサーボ
層3と、CoZrNb軟磁性層4の間に、CoPtCr
O/Vサーボ層3とCr金属層2の表面に沿った形状に
厚さ10[nm]程度の非磁性SiO2層を形成しても
良く、この非磁性SiO2層を形成した場合も、上記し
た非磁性SiO2層を形成していない場合のものと同様
な効果が得られた。
【0031】以上、本発明の第1の実施形態の磁気記録
媒体では、CoPtCrO/Vサーボ層3とCoPtC
r垂直磁気記録層5の間に、半径方向に細長い縞状の形
状を有するCoZrNb軟磁性層4を設けることによ
り、CoPtCr垂直磁気記録層5の残留磁気を強くす
ることで媒体S/Nの値を高くでき、且つ、CoPtC
r垂直磁気記録層5の記録信号の再生時においてCoZ
rNb軟磁性層4の磁壁が原因となり発生するスパイク
ノイズを抑制することが可能となる。
媒体では、CoPtCrO/Vサーボ層3とCoPtC
r垂直磁気記録層5の間に、半径方向に細長い縞状の形
状を有するCoZrNb軟磁性層4を設けることによ
り、CoPtCr垂直磁気記録層5の残留磁気を強くす
ることで媒体S/Nの値を高くでき、且つ、CoPtC
r垂直磁気記録層5の記録信号の再生時においてCoZ
rNb軟磁性層4の磁壁が原因となり発生するスパイク
ノイズを抑制することが可能となる。
【0032】(第2の実施形態)次に本発明の第2の実
施形態に係る磁気記録媒体について説明する。図7に示
されているように、第2の実施形態の磁気記録媒体E
は、第1の実施形態の磁気記録媒体AのCoZrNb軟
磁性層4に代えてセンダスト(FeAlSi)軟磁性層44を形
成したことを特徴としている。
施形態に係る磁気記録媒体について説明する。図7に示
されているように、第2の実施形態の磁気記録媒体E
は、第1の実施形態の磁気記録媒体AのCoZrNb軟
磁性層4に代えてセンダスト(FeAlSi)軟磁性層44を形
成したことを特徴としている。
【0033】磁気記録媒体Eの作成方法は、軟磁性層と
してセンダスト(FeAlSi)軟磁性層44を形成すること以
外は上述した磁気記録媒体Aの作成方法と略同じであ
る。即ち、磁気記録媒体Eでは、磁気記録媒体Aにおい
てCoZrNb軟磁性層4を形成する段階で、代わりに
センダスト(FeAlSi)軟磁性層44を形成するが、それ以
外の層については、磁気記録媒体Aと同じように形成す
る。
してセンダスト(FeAlSi)軟磁性層44を形成すること以
外は上述した磁気記録媒体Aの作成方法と略同じであ
る。即ち、磁気記録媒体Eでは、磁気記録媒体Aにおい
てCoZrNb軟磁性層4を形成する段階で、代わりに
センダスト(FeAlSi)軟磁性層44を形成するが、それ以
外の層については、磁気記録媒体Aと同じように形成す
る。
【0034】この磁気記録媒体Eに対して、磁気記録媒
体Aに対する場合と同様に電磁変換特性の測定(第1の
実施形態において説明した測定と同様)を行なった。そ
の測定の結果としては、図8に示す通り、磁気記録媒体
Eでは、磁気記録媒体Aよりも、さらに優れたサーボ信
号S/N、媒体S/Nを示した。
体Aに対する場合と同様に電磁変換特性の測定(第1の
実施形態において説明した測定と同様)を行なった。そ
の測定の結果としては、図8に示す通り、磁気記録媒体
Eでは、磁気記録媒体Aよりも、さらに優れたサーボ信
号S/N、媒体S/Nを示した。
【0035】磁気記録媒体Eがより優れたサーボ信号S
/N、媒体S/Nを示した原因を調べるため、磁気記録
媒体A及び磁記録媒体Eについて、各軟磁性層までを成
膜したサンプルを作成し、それぞれ円形に裁断し、磁気
記録媒体の周方向の実効透磁率の周波数特性を調べた。
その結果、磁気記録媒体Aでは、低周波から200[M
Hz]まで一貫して1000程度の良好な実効透磁率を
示した。これに対して、磁気記録媒体Eでは、低周波帯
域では2000程度の値を示すが、100[MHz]を
超えた高周波帯域では800程度まで落ち込み、高周波
特性が良くないことが分かった。このことから、軟磁性
層にセンダスト(FeAlSi)膜を用いた場合、低周波のサー
ボ信号についてはセンダスト(FeAlSi)軟磁性層を通過し
て問題なく読取ることができるが、一方で、図示せぬ磁
気ヘッドから発生される高周波の記録信号については、
センダスト(FeAlSi)軟磁性層を通過しないため、高周波
の記録信号がCoPtCrO/Vサーボ層43に及ぶこ
とを防いでいることを示している。つまり、高周波の記
録信号がCoPtCrO/Vサーボ層43に及ばないた
め、高周波の記録信号がCoPtCrO/Vサーボ層4
3に影響しサーボ信号にノイズが記録される等の現象を
抑制することができ、結果としてサーボ信号S/Nを向
上させることが可能となる。また、磁気ヘッドから発生
される高周波の記録信号をCoPtCr垂直磁気記録層
45に集中的に供給できるため、CoPtCr垂直磁気
記録層45にて記録される信号レベルが高くなり、結果
として媒体S/Nの値を高くすることが可能となる。
/N、媒体S/Nを示した原因を調べるため、磁気記録
媒体A及び磁記録媒体Eについて、各軟磁性層までを成
膜したサンプルを作成し、それぞれ円形に裁断し、磁気
記録媒体の周方向の実効透磁率の周波数特性を調べた。
その結果、磁気記録媒体Aでは、低周波から200[M
Hz]まで一貫して1000程度の良好な実効透磁率を
示した。これに対して、磁気記録媒体Eでは、低周波帯
域では2000程度の値を示すが、100[MHz]を
超えた高周波帯域では800程度まで落ち込み、高周波
特性が良くないことが分かった。このことから、軟磁性
層にセンダスト(FeAlSi)膜を用いた場合、低周波のサー
ボ信号についてはセンダスト(FeAlSi)軟磁性層を通過し
て問題なく読取ることができるが、一方で、図示せぬ磁
気ヘッドから発生される高周波の記録信号については、
センダスト(FeAlSi)軟磁性層を通過しないため、高周波
の記録信号がCoPtCrO/Vサーボ層43に及ぶこ
とを防いでいることを示している。つまり、高周波の記
録信号がCoPtCrO/Vサーボ層43に及ばないた
め、高周波の記録信号がCoPtCrO/Vサーボ層4
3に影響しサーボ信号にノイズが記録される等の現象を
抑制することができ、結果としてサーボ信号S/Nを向
上させることが可能となる。また、磁気ヘッドから発生
される高周波の記録信号をCoPtCr垂直磁気記録層
45に集中的に供給できるため、CoPtCr垂直磁気
記録層45にて記録される信号レベルが高くなり、結果
として媒体S/Nの値を高くすることが可能となる。
【0036】このように、磁気記録媒体Eにおいては、
高周波特性に劣る軟磁性膜を用いることにより、磁気記
録媒体Aよりも、さらに優れたサーボ信号S/N、媒体
S/Nの磁気記録媒体を得ることができる。
高周波特性に劣る軟磁性膜を用いることにより、磁気記
録媒体Aよりも、さらに優れたサーボ信号S/N、媒体
S/Nの磁気記録媒体を得ることができる。
【0037】(第3の実施形態)上述した第1の実施形
態の磁気記録媒体Aの作成と同様な方法にて、非磁性基
板51上に、SiO2非磁性層52、CoZrNb軟磁
性層53、CoPtCr垂直磁気記録層54、C保護層
55、潤滑層56を順次積層し、図9に示す磁気記録媒
体Fを作成した。第3の実施形態では、サーボ層を用い
ずに、非磁性のSiO2非磁性層52を形成した点に特
徴がある。このSiO2非磁性層52は、磁気記録媒体
AのCoPtCr/Vサーボ層3と同様な形状である。
即ち、SiO 2非磁性層52は、パターニングされた非
連続膜であり、磁気記録媒体Fの半径方向に放射状に延
びた細長い縞の形状となっている。この磁気記録媒体F
は、従来の磁気記録媒体Cと比較し、スパイクノイズの
少ない、S/Nの優れた記録再生波形が得られた。これ
は、SiO2非磁性層52によりCoZrNb軟磁性層
53の容易軸が磁気記録媒体Fの半径方向に揃い、Co
ZrNb軟磁性層53にて磁壁が発生しなかったためで
ある。
態の磁気記録媒体Aの作成と同様な方法にて、非磁性基
板51上に、SiO2非磁性層52、CoZrNb軟磁
性層53、CoPtCr垂直磁気記録層54、C保護層
55、潤滑層56を順次積層し、図9に示す磁気記録媒
体Fを作成した。第3の実施形態では、サーボ層を用い
ずに、非磁性のSiO2非磁性層52を形成した点に特
徴がある。このSiO2非磁性層52は、磁気記録媒体
AのCoPtCr/Vサーボ層3と同様な形状である。
即ち、SiO 2非磁性層52は、パターニングされた非
連続膜であり、磁気記録媒体Fの半径方向に放射状に延
びた細長い縞の形状となっている。この磁気記録媒体F
は、従来の磁気記録媒体Cと比較し、スパイクノイズの
少ない、S/Nの優れた記録再生波形が得られた。これ
は、SiO2非磁性層52によりCoZrNb軟磁性層
53の容易軸が磁気記録媒体Fの半径方向に揃い、Co
ZrNb軟磁性層53にて磁壁が発生しなかったためで
ある。
【0038】(第4の実施形態)次に、図10を参照し
て、上述した磁気記録媒体A又は磁気記録媒体E又は磁
気記録媒体Fを用いた磁気記録再生装置について説明す
る。
て、上述した磁気記録媒体A又は磁気記録媒体E又は磁
気記録媒体Fを用いた磁気記録再生装置について説明す
る。
【0039】磁気記録媒体61は、磁気記録媒体A又は
磁気記録媒体E又は磁気記録媒体Fである。この磁気記
録媒体61は、スピンドル62に装着されており、図示
しないスピンドルモータによって一定回転数で回転駆動
される。磁気記録媒体61にアクセスして信号の記録再
生を行なう磁気ヘッドを搭載したスライダー63は、薄
板状の板バネからなるサスペンション64の先端に取り
付けられている。サスペンション64は図示しない駆動
コイルを保持するボビン部等を有するアーム65の一端
側に接続されている。
磁気記録媒体E又は磁気記録媒体Fである。この磁気記
録媒体61は、スピンドル62に装着されており、図示
しないスピンドルモータによって一定回転数で回転駆動
される。磁気記録媒体61にアクセスして信号の記録再
生を行なう磁気ヘッドを搭載したスライダー63は、薄
板状の板バネからなるサスペンション64の先端に取り
付けられている。サスペンション64は図示しない駆動
コイルを保持するボビン部等を有するアーム65の一端
側に接続されている。
【0040】アーム65の他端側には、リニアモータの
一種であるボイスコイルモータ66が設けられている。
ボイスコイルモータ66は、アーム65のボビン部に巻
き上げられた図示しない駆動コイルと、それを挟み込む
ように対抗して配置された永久磁石及び対向ヨークによ
り構成される磁気回路とから構成されている。
一種であるボイスコイルモータ66が設けられている。
ボイスコイルモータ66は、アーム65のボビン部に巻
き上げられた図示しない駆動コイルと、それを挟み込む
ように対抗して配置された永久磁石及び対向ヨークによ
り構成される磁気回路とから構成されている。
【0041】アーム65は、固定軸67の上下2箇所に
設けられた図示しないボールベアリングによって保持さ
れ、ボイスコイルモータ66によって回転揺動駆動され
る。即ち、磁気記録媒体61上におけるスライダー63
の位置は、ボイスコイルモータ66により制御される。
また、68は蓋体を示している。
設けられた図示しないボールベアリングによって保持さ
れ、ボイスコイルモータ66によって回転揺動駆動され
る。即ち、磁気記録媒体61上におけるスライダー63
の位置は、ボイスコイルモータ66により制御される。
また、68は蓋体を示している。
【0042】このように、磁気記録媒体A又は磁気記録
媒体E又は磁気記録媒体Fを磁気記録媒体61に用いる
ことにより、スパイクノイズの発生を抑制された再生信
号を得ることのできる磁気記録再生装置を実現すること
が可能である。
媒体E又は磁気記録媒体Fを磁気記録媒体61に用いる
ことにより、スパイクノイズの発生を抑制された再生信
号を得ることのできる磁気記録再生装置を実現すること
が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、磁気記
録媒体の垂直磁気記録層の下層に半径方向に放射状に延
びた縞状の形状にパターニングされた軟磁性層を設けた
構成とすることにより、垂直磁気記録層の再生時漏洩磁
界が強く、且つ、垂直磁気記録層の記録信号の再生時に
おいて軟磁性層の磁壁が原因となり発生するスパイクノ
イズを抑制することができ、媒体S/Nの高い磁気記録
媒体及び磁気記録再生装置を提供できる。
録媒体の垂直磁気記録層の下層に半径方向に放射状に延
びた縞状の形状にパターニングされた軟磁性層を設けた
構成とすることにより、垂直磁気記録層の再生時漏洩磁
界が強く、且つ、垂直磁気記録層の記録信号の再生時に
おいて軟磁性層の磁壁が原因となり発生するスパイクノ
イズを抑制することができ、媒体S/Nの高い磁気記録
媒体及び磁気記録再生装置を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる磁気記録媒体
Aの断面構成を示す図。
Aの断面構成を示す図。
【図2】磁気記録媒体Aにおける磁化容易軸の方向を示
す図。
す図。
【図3】従来の磁気記録媒体Bの断面構成を示す図。
【図4】従来の磁気記録媒体Cの断面構成を示す図。
【図5】従来の磁気記録媒体Dの断面構成を示す図。
【図6】本発明の磁気記録媒体Aと、従来の磁気記録媒
体B、C、Dのサーボ信号S/N及び媒体S/Nの測定
結果を示した図。
体B、C、Dのサーボ信号S/N及び媒体S/Nの測定
結果を示した図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る磁気記録媒体E
の断面構成を示す図。
の断面構成を示す図。
【図8】本発明の磁気記録媒体Aと、磁気記録媒体Bの
サーボ信号S/N及び媒体S/Nの測定結果を示した
図。
サーボ信号S/N及び媒体S/Nの測定結果を示した
図。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る磁気記録媒体F
の断面構成を示す図。
の断面構成を示す図。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る磁気記録再生
装置の構成を示した図。
装置の構成を示した図。
【図11】従来の磁気記録媒体の断面構成を示す図。
1、11、21、31、41、51、71…非磁性基板 2、12、42…Cr金属膜層 3、13、32、43…CoPtCrO/Vサーボ層 4、22、33、53…CoZrNb軟磁性層 5、23、34、45、54…CoPtCr垂直磁気記
録層 6、16、24、35、46、55…C保護層 7、17、25、36、47、56…潤滑層 14…SiO2スペーサ層 15…CoPtCrO/V記録層 44…FeAlSi軟磁性層 52…SiO2非磁性層 61…磁気記録媒体 62…スピンドル 63…スライダー 64…サスペンション 65…アーム 66…ボイスコイルモータ 67…固定軸 68…蓋体 72…軟磁性層 73…結晶化領域 74…垂直磁気記録層
録層 6、16、24、35、46、55…C保護層 7、17、25、36、47、56…潤滑層 14…SiO2スペーサ層 15…CoPtCrO/V記録層 44…FeAlSi軟磁性層 52…SiO2非磁性層 61…磁気記録媒体 62…スピンドル 63…スライダー 64…サスペンション 65…アーム 66…ボイスコイルモータ 67…固定軸 68…蓋体 72…軟磁性層 73…結晶化領域 74…垂直磁気記録層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D006 BB07 BB08 CA03 CA05 DA03 DA08 5E049 AA01 AA04 AA09 AC05 BA08 DB04 DB06 DB12 DB14 DB20
Claims (5)
- 【請求項1】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に半径
方向に延びた縞状の形状にパターニングされたサーボ層
と垂直磁気記録層とが分離して形成された磁気記録媒体
において、 前記サーボ層と前記垂直磁気記録層との間に軟磁性層を
形成した構成を有することを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 前記軟磁性層は、前記磁気記録媒体の半
径方向に磁化容易軸を配向した構成を有することを特徴
とする請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記サーボ層と前記垂直磁気記録層の間
の距離は1000[nm]以下、望ましくは500[n
m]以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気記
録媒体。 - 【請求項4】 非磁性基板と、 前記非磁性基板上に形成された半径方向に延びた放射状
の縞状の形状にパターニングされた非磁性層と、 前記非磁性基板及び前記非磁性層の上に形成された軟磁
性層と、 前記軟磁性層上に形成された垂直磁気記録層とを具備す
ることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項5】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体を支持及び回転駆動する駆動手段と、 前記磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行なう
磁気記録再生手段と、 前記磁気記録媒体に対して前記記録再生手段を移動自在
に支持する支持手段とを具備する磁気記録再生装置であ
って、 前記磁気記録媒体は、非磁性基板と、前記非磁性基板上
に半径方向に放射状に延びた縞状の形状にパターニング
された非磁性層と、前記非磁性層と分離された層として
形成された垂直磁気記録層と、前記非磁性層と前記垂直
磁気記録層との間に形成された軟磁性層とを有すること
を特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069824A JP2001256630A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069824A JP2001256630A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001256630A true JP2001256630A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18588640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000069824A Pending JP2001256630A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001256630A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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