JP2001256335A

JP2001256335A - 会議記録システム

Info

Publication number: JP2001256335A
Application number: JP2000343471A
Authority: JP
Inventors: Shan Rii Daa; リーダー・シャン; J Hal Jonathan; ジョナサン・ジェー・ハル; Jamey Graham; グラハムジャメイ; Pamela Gage; ゲイジパメラ
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2000-03-08
Filing date: 2000-11-10
Publication date: 2001-09-21
Also published as: US7299405B1; US7669127B2; US20010020954A1; US20070038935A1; US7167191B2

Abstract

(57)【要約】【課題】会議に必要な情報の作成と散布はしばしば効
果的に管理されておらず、会議中の情報支援サービスの
必要性が存在する。【解決手段】協力的な努力中の情報管理を容易にする
構成要素の唯一の組み合わせが開示される。会議中の相
互作用は、参加者が素早く検索し、コマンドに応じて若
しくは自動的にドキュメントを表示させることができる
ような装置を使うことによって支援される。情報には他
のものの中に従前に記録された会議も含まれる。よっ
て、開示されている方法及びシステムは会議中の情報交
換を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、概して情報管理に
関し、特に参加者グループ内の協力的な相互作用を支援
するマルチメディアに基づいたリアルタイムで双方向の
情報管理に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数の人々が関与するいかなるプロジェ
クトにおいても、協調性があり調和の取れた相互作用
が、通常、仕事の成功若しくは失敗への鍵である。プロ
ジェクトは望まれるゴールを特定し、そのゴールに到達
するのに必要とされるタスクを理解し始めるための一連
の会議から始まる。続いて多くの会議が更にその望まれ
るゴールを達成させる方法を特定するために続く。例え
ばエンジニアリング分野においては、これらには、通
常、彼らが直面する技術的ハードルを理解し、最終製品
を構成する構成要素の開発及び設計するために何回か会
議を開くエンジニアのチームも関与する。マーケティン
グ状況においては、製品マネージャー及びセールス担当
者が製品ライン若しくはサービスを決定し、ポテンシャ
ル・マーケット及びターゲット消費者を特定し、及び、
広告戦略及び製品キャンペーンのシナリオを開発するた
めに頻繁に召集する。

【０００３】プロジェクトが進行している時、プロジェ
クト・チームの多様なグループは、重要な努力の途中に
必然的に生じる論点や問題に取り組み解決するために定
期的に会議を開く。会議は、外部状況の変更の観点から
努力の範囲を評価し、優先度を再割り振りするためにプ
ロジェクトの進行を評価することを行う。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】会議の召集が困難な場
合もある。例えば、地理的に離れた位置の多様なオフィ
スからのエンジニアの参加が必要な場合である。特定の
メンバーは、例えば顧客のところへ向かっている途中な
どで都合が良くないかもしれない。

【０００５】情報の作成と散布は、しばしば効果的に管
理されていない。従来、会議参加者は会議の出来事を手
書きか、ラップトップ・コンピュータなどの携帯コンピ
ュータに入力して、若しくは携帯情報端末（ＰＤＡ）に
入力してノートに取って、又は会議を映像テープに撮っ
て、記録する。会議の出来事のメモは観測者の視点から
記録される。その結果として、省かれた情報及び残され
た情報は、観測者の経験及び理解度（若しくは誤解度）
の関数となる。加えて、ノートを取る動作は、行われて
いる議論から気をそらす傾向にあり、特定の関心点が漏
れるかもしれない。

【０００６】上記のような情報管理の非効率性は、速い
ペースでアイディアが提示され、多くの考えの列が生成
される場合；いわゆる「ブレイン・ストーミング」にお
いて悪化される。参加者は、一般的に、提示された情報
の混乱によっていらいらされた点でノートを取るのを停
止する。状況は、更に、遠隔地にいてセッションに完全
に参加できない参加者に対して悪化する。

【０００７】ドキュメントの作成は、常に容易に有効と
なるわけではない。例えば、予期せぬトピックが持ち上
がった場合や、関連資料が手元にない場合などである。
これは、非効率性を産み出す。なぜなら、必要な参加者
のスケジュールがぶつかるかもしれないリスクを伴って
別の会議のスケジュールを決めなければならないからで
ある。普段は、会議は必要な資料が得られるまで引き伸
ばされる必要がある。

【０００８】前回の会議から展開されたメモやアイディ
アは常に有効でない。多くの会議のうちに累積された情
報のシアー・ボリュームは、資料を通じて並び替えを行
い、容易にアクセスできる形式で表現するために多くの
人間の努力の出費を要求する。問題は、当然、人は続く
会議においてどの情報が関連するか予めわからないとい
うことである。その結果、完全に相互参照された見出し
が望まれるが、退屈で通常は作られない。

【０００９】コンピュータは多くのビジネス環境におい
てドキュメント管理及び仕事の流れのプロセスを驚異的
に向上させたにもかかわらず、仕事環境において会議及
びブレイン・ストーミングを行う創造的で知的な動作に
対するコンピュータ支援はとても貧弱である。これらの
イベントを取り込む手段は、企業知識を保存するためだ
けでなく、アイディアの散布及び情報の吸収を容易にす
るために重要である。増える一方のプロセッサ速度、通
信帯域幅、及び記録容量によって、技術的障害を乗り越
えることはもはや問題ではない。その代わりに、個人が
協力して共通の目標に向かう際に作成された膨大な量の
情報の効果的な調和と利用が難関となる。

【００１０】よって、会議中の情報支援サービスを提供
する方法及びシステムに対する必要性が存在する。会議
中の出来事を効果的に取り込むことができる方法及びシ
ステムであることが望まれる。会議の進行を容易にする
ことができるように情報へのアクセス及び検索が提供さ
れる必要がある。これらの能力は会議の参加者の気をそ
らさないように最小限の人間の介入で提供されることが
更に望ましい。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明に掛かる情報支援
システムは、会議中の管理情報を容易にする。情報検索
及び他の管理機能が会議進行中に提供される。会議参加
者は、情報に手動でアクセスするという気をそらすタス
クが軽減され、又、特定のドキュメントが手動で検索さ
れなければならない間、議論のトピックを遅らせなけれ
ばならないことから軽減される。

【００１２】本発明によれば、会議中の情報を管理する
方法及びシステムは、会議中の会議参加者の動作を記録
することを含む。参加者の指令は、記録された会議デー
タを解析することによって識別される。参加者の指令
は、特定の情報について望まれる作動を表す。参加者の
指令に反応して、望まれる作動が行われる。参加者の指
令は記録された会議データのテキスト内容の解析によっ
て決定される。指令は、参加者によって発せられた明示
的なコマンドか、若しくは会議のコンテキストに基づい
て決められた暗黙的なものかいずれかである。

【００１３】データ相互作用装置は、参加者に対して、
データと相互作用し、コマンド及び他の入力を情報支援
システムへ提供するために、設けられる。一実施形態に
おいて、参加者識別能力が設けられる。情報アクセス及
び提示は、識別された参加者毎のアクセス許可に基づ
く。別の実施形態において、参加者位置トラッキングが
設けられる。情報アクセス及び提示は、関連したアクセ
ス許可に加えて、参加者の位置に基づく。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１は、本発明に掛かる情報支援
システム１００の実施形態の略ブロック図である。この
情報支援システムは、データベース構成部１６０を有す
る。データベース構成部１６０とデータ通信するデータ
取込部１１０は、会議中に取り込まれたデータをデータ
ベースへ転送する。データ処理部１２０は、データベー
ス構成部１６０に含まれるデータを処理する。データ相
互作用構成部１３０は、会議のメンバーがデータベース
構成部１６０との情報交換に用いるデータ相互作用装置
を有する。データ検索部１４０は、データ相互作用構成
部１３０とデータベース構成部１６０との間の第二のデ
ータパスを提供する。通信部１５０は、多様な通信網１
７２〜１７６へのアクセスを提供する。

【００１５】データ取込部１１０は、会議中のイベント
や生成された情報を記録する多様な装置を有する。映像
レコーディングが行われ、データベース構成部１６０に
記録される。映像レコーディングは、会議参加者の映
像、会議中に為されたプレゼンテーション、参加者によ
って作成された書かれた情報、などを含む。音声レコー
ディングも行われ、データベース構成部に記録される。
更に、データ取込部１１０はドキュメント取込を含む。

【００１６】データ処理部１２０は、データベース構成
部１６０に含まれるデータを解析するように構成された
コンピュータ・プログラムを有する。より詳しくは、映
像及び音声レコーディングに含まれる情報を取り出すコ
ンピュータ・プログラムである。この情報には、データ
ベース構成部に同じく記録されているテキスト及び画像
が含まれる。ユーザーは、このコンピュータ・プログラ
ムを使って、データベース構成部に含まれる多様な映像
及び音声レコーディングの選択されたセグメントにアク
セスできる。

【００１７】データ相互作用構成部１３０は、会議のメ
ンバーによって使用される多様な入出力装置を有する。
これらの装置は、データベース構成部１６０に含まれる
多様な情報へのアクセスを可能にする。メンバーは、情
報を文字でも画像でも閲覧することができる。情報の選
択的な分配が提供される。存在する情報の断片を結合さ
せることによって新しい情報を創る能力がある。会議の
メンバーは、特権レベル、情報の種類、などによって情
報の特定の部分を修正することですらできる。

【００１８】データ検索部１４０は、データベース構成
部１６０から情報を検索するように構成された多様なコ
ンピュータ・プログラムを有する。データ取込部１１０
によって取り込まれた情報に基づいて関連するドキュメ
ントを検索し提示するコンピュータ・プログラムもあ
る。データ検索部は、いつ、どのような情報を検索すべ
きかを決定するための合図を会議参加者から得るために
データ相互作用構成部１３０の相互作用装置とデータ通
信する。そして検索されたドキュメントは、データ相互
作用構成部１３０を通じて表示される。

【００１９】通信部１５０は、多様な通信網との通信チ
ャネルを提供する。公衆交換回線網１７２は、リモート
・モデム、ファクシミリ機、などに従来の電話回線を通
じてアクセスを提供する。本発明の一実施形態におい
て、公衆交換回線網（ＰｕｂｌｉｃＳｗｉｔｃｈｅｄ
Ｎｅｔｗｏｒｋ；ＰＳＮ）１７２は、その前段に構内
交換機（ＰＢＸ）を含む。インターネットなどのグロー
バル通信網１７４は、ワールド・ワイド・ウェブ（ｗｅ
ｂ）、ニュース・グループ、などの多様な情報源へのア
クセスを提供する。通常、公衆交換回線網１７２とグロ
ーバル通信網１７４は同じ物理的チャネルを共有する。
しかし、図に示された論理的図は、説明を簡単にするた
めに提示されている。通信部１５０は、イントラネッ
ト、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）、ワイ
ド・エリア・ネットワーク（ＷＡＮ）などのローカル通
信網１７６へのアクセスをも提供し得る。

【００２０】通信部１５０は、多様な通信網にアクセス
するために従来用いられていたハードウェア及びソフト
ウェアを有する。例えば、公衆交換回線網１７２を通じ
たアクセスは、通常、モデムと共に成し遂げられる。グ
ローバル通信網１７４へのアクセスは、モデム、ディジ
タル加入者線（ＤＳＬ）、統合ディジタル通信網（ＩＳ
ＤＮ）接続、ケーブル・モデム、などを通じて為され
る。ローカル通信網アクセスは、通常、イーサネット
（登録商標）・ケーブルを通じて為される。

【００２１】データベース構成部１６０は、会議中に作
成されたドキュメント及びマルチメディア・データを記
録する最終段階のデータベースである。データベース
は、以前の会議の記録を含む。データベース構成部１６
０は、データ・サーバー・システムを有すると好まし
い。これによって、通信網を介したデータベースへの遠
隔アクセスが可能となる。更に、ウェブ上及び他の連続
的に有効な情報源に含まれるドキュメント及び情報への
遠隔アクセスが可能となる。データベース構成部１６０
は、データベースの機能を提供する従来のハードウェア
及びソフトウェアを有する。一実施形態において、デー
タベースは、データにアクセスするために従来の構造化
照会言語（ＳＱＬ）技術を用いる関係型データベースと
して実施される。データは、バックアップ能力を有する
記録されたデータへの高速アクセスを提供するためにレ
イド（ｒｅｄｕｎｄａｎｔａｒｒａｙｏｆｉｎｄ
ｉｖｉｄｕａｌｄｉｓｋ；ＲＡＩＤ）として構成され
るディスクシステム上に記録される。本発明の別の実施
形態において、データ貯蔵室は、本発明の譲受人によっ
て製造・販売されているＩＭ^３及び／若しくはｅＣａｂ
ｉｎｅｔ^ＴＭである。

【００２２】図２について、本発明に掛かる多様なデー
タ取込装置及び関連制御がブロック図の形式で例示され
ている。パノラマ式カメラ構成部２１０は、会議参加者
の映像レコーディングを提供する。ホワイトボード取込
部２１２は、ホワイトボード上に為された書き込みを取
り込み、この取り込まれた情報をデータベース構成部１
６０に記録するためのハードウェア及びソフトウェアを
有する。参加者識別システム２１４は、参加者が会議に
入る時及び離れる時に参加者を識別する。参加者は、プ
レゼンテーション・プロジェクター構成部２１６によっ
て会議中にスライドを提示することができる。音声レコ
ーディング構成部２１８は、会議の音声レコードを提供
する。ドキュメント取込構成部２２０は、会議中に用い
られたドキュメントのデータ取込能力を提供する。

【００２３】図２は更に、図１の情報システム１００の
データ処理部１２０を示す。このデータ処理部は、デー
タベース構成部１６０に含まれるデータを解析するコン
ピュータ・プログラムを有する情報取出部２４０を有す
る。セッション制御モジュール２５０は、取込装置及び
取込データへの選択的に制御されたアクセスを提供す
る。このセッション制御モジュールは、取込制御部２５
２及び検索インターフェース部２５４を有する。

【００２４】パノラマ式カメラ構成部２１０は、パノラ
マ式映像取込装置を有する。ＣｙｃｌｏＶｉｓｉｏｎ
Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ，Ｉｎｃ．という会社は、
パノラマ式の映像を生成するための放物面鏡、リレー・
レンズ、及びパソコンに準拠したソフトウェアを有する
付属品を販売する。この付属品は、以下のモデルを含む
多くの商業用ディジタルカメラ向けに設計されている：
Ａｇｆａ社製の「ＡｇｆａｅＰｈｏｔｏ１６８
０」、Ｎｉｋｏｎ社製の「ＮｉｋｏｎＣｏｏｌＰｉｘ
９５０、９００＆７００」、ＥａｓｔｍａｎＫ
ｏｄａｋ社製の「ＫｏｄａｋＤＣ２６５＆２６
０」、ＯｌｙｍｐｕｓＡｍｅｒｉｃａ社製の「Ｏｌｙ
ｍｐｕｓＣ−２０００」、ＥｐｓｏｎＡｍｅｒｉｃ
ａ社製の「ＥｐｓｏｎＰｈｏｔｏＰＣ７５０Ｚ」。適
合するカメラは、放物面鏡のせいで湾曲された画像を生
成するが，それでも３６０°を含む。ソフトウェアは、
湾曲されていない画像を生成するためにディジタル画像
を再サンプリングする。次いで、画像はソフトウェアに
よって良いものがピックアップされたり、拡大されたり
される。パノラマ式カメラ構成部２１０は、湾曲されて
いない画像が記録のために転送されるデータベース構成
部１６０とデータ通信する。湾曲されている画像も同様
にデータベース構成部に記録され，よって生データの追
加的な処理も必要な時には行えることが好ましい。

【００２５】ＢｅＨｅｒｅＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ
と呼ばれる別の会社は、同様のシステムを製造する。他
のパノラマ・システムは、一連の連続した画像をつなぎ
合わせることによって統合された画像を生成する。米国
特許第５，９９０，９３４号は、上記のような技術を開
示し、ここにすべての目的に対して参考文献として完全
に取り込まれる。本発明の一実施形態において、上記の
ようなカメラは３次元画像を生成するために必要な映像
情報を生成するために会議室に２つ以上設けられる。

【００２６】ホワイトボード取込部２１２は、通常、会
議中にその上に書かれたメモ及び図を取り込むように構
成された従来既知の電子ホワイトボードである。本発明
によれば、書かれた情報と共にカラー情報も取り込まれ
ると好ましい。各ホワイトボード装置は、取り込まれた
情報を記録するためにデータベース構成部１６０と接続
されている。一実施形態において、ホワイトボード上の
書き込みが記録されることが必要な段階に達すると、会
議参加者はボタンを押し、すると装置は取り込まれた情
報をデータベースへアップロードする。別の実施形態に
おいては、データは連続的に取り込まれ、データベース
構成部１６０へ転送される。

【００２７】更に別の実施形態においては、現存する非
電子白版がｘｙ位置装置に後方に取り付けられる。この
ｘｙ位置装置は、書かれたこと、スケッチ、メモ、など
を表すペンの動きを追跡する。次いで、ｘｙ情報はデー
タベースに記録される。更に別の実施形態においては、
書き込みを記録するために映像カメラが設けられる。

【００２８】参加者識別システム２１４は、会議参加者
によって身につけられるバッジを含む。一実施形態にお
いて、訪問者が到着すると上記のようなバッジが与えら
れる。バッジは、参加者を目立たぬように識別するため
にワイヤレス識別装置を含むと好ましい。例えば、識別
バッジは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈとして知られるワイヤレ
ス規格に準拠してもよい。この規格は、工業科学医学
（ＩＳＭ）帯域として知られる２．４０００ＧＨｚから
２．４８３５ＧＨｚの間のスペクトラムの統制されてい
ない部分を使う。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ規格は、標準的な
動作は１０メートルの範囲と定義するが、実際はこの範
囲を超えて延長できる。加えて、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ
は、見通し線通信を要求しない。これは、参加者の動き
を人為的に制限せずに彼らによって身につけられている
バッジからの信号を受信することができるという利点を
有する。

【００２９】プレゼンテーション・プロジェクター構成
部２１６は、一実施形態において、スライドなどの準備
された資料を提示するための従来既知のスライド・プロ
ジェクターを有する。プロジェクターは、画像取り込み
能力を有し、電荷結合素子（ＣＣＤ）列上に提示された
画像を指定し投影する光学を有し、加えて投影スクリー
ンを有する。オン・ボード・ロジックは、ＣＣＤ列を読
み取り、データベース構成部１６０へ転送する。別の場
合、オン・ボード・ロジックはパソコン（ＰＣ）と共に
使うように構成されたシリアル若しくはパラレルポート
を有する。ＰＣは、データを読み取り、データベースへ
アップロードする。

【００３０】別の実施形態において、代替的な若しくは
追加的な投影ユニットとして、ＰＣ若しくはより典型的
にはノートブック（ラップトップ）コンピュータがプレ
ゼンテーション・ソフトウェアと共に設けられる。例え
ば、一般的に有効なプレゼンテーション・パッケージ
は、ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社に
よって販売されているＰｏｗｅｒＰｏｉｎｔである。こ
のソフトウェアは、スライドの作成及びそれらのプレゼ
ンテーションを可能にする。コンピュータは、通常、全
国テレビジョン方式委員会（ＮａｔｉｏｎａｌＴｅｌ
ｅｖｉｓｉｏｎＳｙｓｔｅｍＣｏｍｍｉｔｔｅｅ；Ｎ
ＴＳＣ）若しくは映像・グラフィック・アダプタ（ＶＧ
Ａ）準拠の信号を生成する映像・アダプタと共に設けら
れる。この信号は、会議中のプレゼンテーションのため
にテレビ若しくはコンピュータのモニタの映像入力へ転
送される。出力は、引き出され、ディジタル化され、デ
ータベース構成部へ転送される。別の実施形態において
は、プレゼンテーション・プロジェクター構成部２１６
は、標準的なプロジェクターと携帯用ノートブック・コ
ンピュータの幾つかの組み合わせである。

【００３１】音声レコーディング構成部２１８は、通
常、複数のマイクロフォンを有する。一実施形態におい
て、マイクロフォンは会議室中に置かれる。発信源位置
測定及び選択的増幅はマイクロフォンの特定の配置によ
って実現され得る。最低２つのマイクロフォンが音の発
せられている方向を示すことができる。別の実施形態に
おいて、マイクロフォンは、方向に加えて仰角情報も含
む記録を生成するために設けられる。いくつかの既知エ
コーキャンセル技術のいずれか一つが記録された音声の
質を向上させるために追加的に設けられると好ましい。
音声構成部は、アナログ信号をデータベース構成部１６
０に記録され得る形式へ変換するディジタル化部を有す
る。

【００３２】ドキュメント取込部２２０は、ドキュメン
トのハードコピーをデータベース構成部１６０に記録す
るための電子形式に変換する多様なシステムを有する。
従来、このような変換はフラットベッド型及び手持ち型
を含むスキャナを利用することによって直接的に達成さ
れた。よりユーザーに気がつかれない収集方法は、取込
能力をプリンタ、コピー機、ファクシミリ機などの装置
に統合することである。本発明の譲受人に譲り受けられ
ている米国特許第５，９７８，４７７号は、上記のよう
な技術について正確に開示しており、すべての目的にた
めに参考文献としてここに完全に取り込まれる。

【００３３】情報取出部２４０は、取込データからテキ
スト及び画像を取り出すように構成されたコンピュータ
・プログラムを有する。少しの間図６を参照すると、情
報取出部２４０は、２つの主データ・フロー・セグメン
トを有することが見受けられる。映像レコーディング
は、テキスト及び画像に対して解析される。工程６１０
において、映像画像はデータベース構成部１６０から読
み出される。これは、パノラマ式カメラ２１０、ホワイ
トボード取込部２２０、及びプレゼンテーション・プロ
ジェクター部２１６によって為された映像及び画像レコ
ーディングを含む。パノラマ式カメラ２１０からのデー
タは、レコーディング中に含まれる画像に対して解析さ
れる。例えば、供給メーカーが製品のサンプルをいくつ
かもってきてもよい。このサンプルは記録され、後で識
別され、この識別に基づいた将来の呼び出しのために記
録される。工程６１２において、映像の画像解析はこれ
らのサンプルを識別し、参考のためにデータベースに記
録する。同様に、ホワイトボード及びプレゼンテーショ
ン・プロジェクター構成部からのデータから、及びより
少ない程度にレコーディングから取り出されたテキスト
情報は、既知の光学式文字認識技術を用いて解析され
る。工程６１４において、テキスト及び画像は、映像と
相互参照され、データベースに記録される。元の映像に
戻る相互参照を提供することによって、所定の画像若し
くはテキストの所定部分に対する映像箇所を呼び出すこ
とが可能となる。工程６３０において、取り出されたテ
キストは、見出しがつけられ、データベースに記録され
る。個別の単語に加えて、以下に図７と関連して述べる
コンテキスト検索を向上させるために、フレーズや文な
どの複数の単語からなるグループにも見出しをつけるこ
とができる。

【００３４】音声レコーディングも同様に処理される。
工程６２０において、音声トラックのセグメントが検索
される。工程６２２において、既知の音声認識技術が音
声セグメントからテキストを取り出すために適用され
る。識別されたテキストは、工程６２４において音声ト
ラックと相互見出しがつけられる。これによって、音声
の関連箇所はテキストの所定のセグメントに対して呼び
出されることが可能となる。工程６３０において、音声
トラックにおいて識別されたテキストは、見出しがつけ
られ、データベースに記録される。加えて、以下に図７
と関連して述べるコンテキスト検索を向上させるため
に、単語、フレーズ、及び文に見出しをつけることがで
きる。

【００３５】セッション制御モジュール２５０は、取込
装置及び取込データへのアクセスを仲介するコンピュー
タ・プログラムを有する。よって、データ取込装置は、
会議室内の一局から制御されることが可能であり、又、
何人かの参加者が遠隔地にいる状況において遠隔的に制
御されることも可能である。これにより、リアルタイム
放送やオフライン再生などが可能となる。セッション制
御モジュールは、多数のユーザーを仲介し、彼らの取込
装置及び取込データへのアクセスの調整（及び制限）を
行う。選択的な制御及びアクセス機能はユーザーに応じ
て設けられる。

【００３６】取込制御部２５２は、多様な取込装置の制
御機能にアクセスする多様なインターフェース構成部を
有する。本発明によれば、取込制御部２５２は、一以上
のデータ取込部のデータ取込機能の開始及び停止などの
基本的な機能を提供する。ここで注記すべきは、データ
取込装置が手動運転を必要とする場合、データ取込装置
に取込制御部２５２による遠隔制御アクセスのための装
備が為されてはならない。上記のようなデータ取込装置
があれば、それらの装置は手動での操作が必要となる。
しかし、例えばイーサネット接続のように、ワイヤレス
技術若しくは有線接続によって遠隔的に制御され得る装
置もある。このような装置は、取込制御部によってアク
セス可能な遠隔操作制御能力を追加的に有する。例え
ば、取込制御部２５２に対する映像カメラにおける色合
い及び色彩のバランス制御は、遠隔的に可能である。セ
ッション制御モジュール２５０によって、これら機能へ
アクセスを試みる所定の参加者に対して、制御機能のす
べてを有効とするか、一部のみ有効とするか、若しくは
全く認めないか、が決められる。

【００３７】セッション制御モジュール２５０は、ログ
イン過程によってアクセスレベルを構築することができ
る。例えば、訪問者はいかなるアクセスも与えられない
か、若しくは非常に限られたアクセスが与えられる。シ
ステム管理者は完全なアクセスが与えられる。

【００３８】検索インターフェース２５４は、資料を再
読（再生）及び／若しくは編集するために取込データへ
のアクセスを提供する。検索インターフェース２５４
は、グラフィカル・ユーザー・インターフェース設計原
理に基づくことが好ましい。なぜなら、取込データの多
くの性質は、映像及び画像を有するからである。

【００３９】図３をおいて、多様なデータ相互作用装置
が例示されている。データ相互作用装置は、データベー
ス構成部１６０へ情報を転送する別の情報源である。加
えて、データ相互作用装置は、ユーザーへデータを提示
する機能を提供する。各データ相互作用構成部は、特定
のハードウェアと内部ソフトウェアとの間、又は、特定
のデータ相互作用を構成するファームウェアと外部計算
環境との間、の共通インターフェースを提供するように
構成されたコンピュータ・プログラムである関連「ドラ
イバ」を含む。図３において見受けられるように、デー
タ相互作用装置の外側にある計算環境は、データベース
構成部１６０、データ検索部１４０、及び通信部１５０
を有する。通信部１５０は、図１に示され、図３では通
信風船１７０によって概略的に表された多様な通信網へ
のアクセスを提供する。

【００４０】デスクトップ装置３０２及び関連ドライバ
３０３は、ＰＣユーザーによって従来使われているアク
セスを提供する。デスクトップ装置３０２は、ディスプ
レイ、キーボード、及びマウス若しくはペン、を含む。
データはキーボードを通じて入力され、モニタに表示さ
れる。モニタには、フラットパネル・ディスプレイ、大
規模プレゼンテーション用の大型ユニット、などを含
む。マウスは、通常、作動選択、データ選択、及び動作
開始の機能を提供する。デスクトップ装置は更に、手持
ち装置及びラップトップ・コンピュータも含む。

【００４１】携帯情報端末（ＰＤＡ）３０４及び関連ド
ライバ３０５は、スケジュールや住所録などの個人的デ
ータ用の携帯でき便利な記録を提供する。これらの装置
は、通常、コンピュータと記録された情報を同調させる
ためのインターフェース・ソフトウェアを有する。本発
明によると、携帯情報端末は、データベース構成部１６
０と接続される。これにより会議参加者は、他人によっ
て共有されるべき彼らのスケジュール及び他の関連情報
をアップロードすることができる。携帯情報端末の例
は、３ＣＯＭＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによって製造・
販売されているＰａｌｍＶである。

【００４２】音声構成部３０６及び関連ドライバ３０７
は、データベース構成部１６０に含まれるデータにアク
セスするための音声コマンド・インターフェースを提供
する。音声認識システムは既知である。一実施形態にお
いては、ドキュメントは、単に作動及びドキュメント名
を話すことによって検索される。同様に、インターネッ
トへのアクセス及び複数のウェブサイトを訪れることに
よるネット上の「サーフィン」も音声コマンド・インタ
ーフェースを通じて達成される。別の実施形態におい
て、音声構成部３０６は、会議参加者にドキュメントの
「音読」を提供するための音声合成部を有する。音声合
成は、特に視覚障害者にとって便利である。合成された
音声は、ラウドスピーカー若しくはヘッドフォンを通じ
て発せられる。

【００４３】映像構成部３０８及び関連ドライバ３０９
は、眼鏡のように身につけることができるディスプレイ
などのパーソナル・ディスプレイ・システムを有する。
仮想現実ゴーグル３１５は、立体画像を提供するために
用いられ得る３次元画像ツールである。仮想現実エンジ
ン３１４は、仮想現実を生成する。仮想現実作成用言語
（ＶＲＭＬ）は、３次元要素及びそれらの相互作用を定
義するために組み込まれ得る。

【００４４】データ・グローブ３１０及び関連ドライバ
は、仮想現実経験を促進するために用いられ得る。仮想
現実ゴーグルと組み合わせて、ユーザーには仮想物体を
操作する能力が与えられる。仮想現実ゴーグル及びデー
タ・グローブが装備された会議参加者は、仮想現実環境
で協力できる。触覚機能及びフォース・フィードバック
機能を有するデータ・グローブは、ユーザーに追加的な
情報を提供するために用いられる。

【００４５】グラフィック・タブレット３１２及び関連
ドライバ３１３は、手書きスケッチが取り込まれる必要
がある状況に備えるものである。従来のマウス入力装置
は手書き資料に適さない。署名されたドキュメントが必
要な場合、署名取込はグラフィック・タブレットを利用
することによって容易になる。

【００４６】図４は、本発明に掛かる典型的な会議室構
成を図示したものである。注目すべきは、図は完全に例
示であり、本発明の範囲を限定する意図ではないことで
ある。会議テーブル４０２は、その周辺に配置された複
数の椅子４０４を有する。パノラマ式カメラ４１０は会
議中に起こった出来事の全景を取り込む。前述のよう
に、３次元画像を生成するために追加的なカメラ（図示
せず）を設けてもよい。

【００４７】多様なデータ相互作用装置が会議テーブル
４０２上に配置されている。コンピュータ・ディスプレ
イ及びキーボード４１４が設けられている。携帯情報端
末４１６も示されている。一対のスピーカーフォン４１
８は電話会議を可能にする。プリンタ４２２も示されて
いる。

【００４８】多様なデータ取込装置は、スケッチしたア
イディアなどのためのホワイトボード４２４を有する。
マイクロフォン４１２は、音声を取り込むために部屋中
に配置される。スピーカー（図示せず）は、音声再生の
ためにも設けられる。音声ヘッドフォン（図示せず）
は、目立たぬように音声を聞くために設けられ得る。プ
ロジェクター４２０はスライドを使ったプレゼンテーシ
ョンのために設けられる。

【００４９】データ取込装置とデータ相互作用装置と
は、従来の有線技術を用いて接続され得る。前述のよう
に、シリアル接続、パラレル・ケーブル、イーサネット
回線、及びその他有線規格は考慮される。セットアップ
を容易にし、会議室内の過剰なケーブルを避けるために
も、いつでもワイヤレスアプローチが使えることが好ま
しい。

【００５０】２つのワイヤレス規格が一般に有効であ
る。赤外線データ連結（ＩｒＤＡ）仕様は、赤外線ワイ
ヤレス通信規格を定める。携帯情報端末は、通常、ユニ
ット間のデータ通信にこのメディアを使う。キーボード
も赤外線インターフェースに有効である。しかし、特定
の動作制限はＩｒＤＡ装置を理想よりも小さくしてしま
う。ＩｒＤＡは、１ｍ程度までの範囲を条件とし、約３
０°の作動範囲を有する。作動範囲を増やすことには赤
外線信号のパワー出力を増やすことが含まれ、よって運
転者に確実に危険な状況をもたらす。

【００５１】前述のように、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈワイヤ
レス規格は、特に２つの通信する装置間に見通し線が要
求されない点につき、好ましい。携帯情報端末４１６な
どのＢｌｕｅｔｏｏｔｈインターフェースが装備された
多様な装置が示されている。他の装置にも同様に装備可
能であることは明らかである。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ送信
器／受信器（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈｔｒａｎｓｍｉｔｔ
ｅｒ／ｒｅｃｅｉｖｅｒ；ＢＴＲ）４３０は、装置とデ
ータベース構成部１６０との間にデータパスを提供す
る。事実、通信網１７０にわたるデータはこのデータパ
スを通じて提供される。

【００５２】Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈのデータレートは、Ｉ
ｒＤＡが４Ｍｂｐｓ（メガビット／秒）であるのに対し
て、１Ｍｂｐｓである。しかし、ほとんどの状況に対し
て、１Ｍｂｐｓのデータレートは充分である。映像転送
の場合などのより高速なデータレートが必要とされる場
合、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂなどの別の既知ワイヤレス
規格を使うことができる。ＩＥＥＥ８０２．１１ｂは、
１１Ｍｂｐｓまでのより高速なデータレートを提供す
る。更に、この規格は、３０ｍの作動距離を定める。ワ
イヤレス規格の選択は、当然、会議室構成に与えられ
た、商業的入手性、コスト要因などに依存する。

【００５３】次いで、図５には前述のデータ取込装置と
関連して開始され、会議中連続的に実行する多様なプロ
セスが示されている。会議中の沈黙時間に対しては、こ
のプロセスが実行中にもかかわらずデータは生成されな
い。レコーディング映像プロセス５１０は、パノラマ式
カメラ構成部２１０を含む一個以上のカメラからデータ
を連続的に集める。同様に、レコーディング音声プロセ
ス５２０は、音声取込構成部２１８を含む一個以上のマ
イクロフォンからデータを連続的に集める。ホワイトボ
ード・モニタ・プロセス５４０は、各ホワイトボードに
おいて起こった動作をモニタする。一実施形態におい
て、ホワイトボード・データ取込は、ユーザーが書いた
時に連続的に起こる。別の実施形態において、データ取
込は、声によるコマンドやボタンを押すなどのユーザー
の指令を受け取るとオンデマンドで起こる。プロジェク
ター・モニタリング・プロセス５５０は、スライドのプ
レゼンテーションをモニタし、新しいスライドが提示さ
れる度にスライド・データを取り込む。

【００５４】会議参加者の個人特性を受信するプロセス
５３０は、連続的に実行される各参加者を識別するプロ
セス５３２を含む。このプロセスは、各参加者によって
身につけられている識別バッジからデータを受信するこ
とを含む。一実施形態において、訪問者の出席は、敷地
に入ったときに記録５３４される。これは、例えば、受
付においてバッジが最初に発行された時に起こる。別の
実施形態において、頻繁に来る訪問者は永続的に発行さ
れたバッジを有する。各入り口におけるセンサは、訪問
者の出入りを検知し、その動きをデータベースに記録す
る。本発明と同じ譲受人によって所有される、２０００
年に出願された出願番号＿／＿，＿のタイトル「Ｖｉｓ
ｉｔｏｒ’ｓＫｉｏｓｋ」（弁護士受領書番号：０１
５３５８−００６１１０ＵＳ）という同時系属出願にお
いて、訪問者が訪問者キオスク（Ｖｉｓｉｔｏｒ’ｓ
Ｋｉｏｓｋ）に接近することによってシステムは検知
し、出席を記録するような自動認識システムが開示され
ている。別の実施形態では、生物測定データ記録機能５
３６が参加者記録に加えて提供される。例えば、識別
は、参加者の画像の色情報及び顔の特徴に基づくことも
可能である。識別検査は、訪問者が到着した時に受付机
において若しくは訪問者キオスク（Ｖｉｓｉｔｏｒ’ｓ
Ｋｉｏｓｋ）において為される。

【００５５】別の実施形態では、生物測定データ記録プ
ロセス５３６は、位置トラッキング能力を有する。又
は、複数のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ受信器が、ユーザーが部
屋内を動く時にユーザーから受信した信号間の時間差に
注目することによって三角測量データを提供する。参加
者の位置を知ると、情報支援システムはユーザー位置近
くの表示された情報の伝達路を決めることができる。例
えば、取込装置（例えば、マイクロフォン感度）はユー
ザーが部屋内を動く時に調整される。別の例では、参加
者が一つの会議室から別の会議室へ移動する場合、その
参加者に対して提供された関連情報は自動的に再配置さ
れる。他の特定態様と共に用いられる一定の感度データ
は誰が特定の部屋にいてその人のアクセス権は何かに応
じて選択的に表示される。より一般的には、許される動
きは参加者の位置及びその参加者のそばにいる他の参加
者に応じて決められる。

【００５６】図５から図７において、データ取込部１１
０及びデータ相互作用構成部１３０によって提供される
データは、図５に概要が示されたモニタリング・プロセ
スによって発見された多様な合図を含む。これらの合図
はデータ検索デーモン７１０へ転送される。同様に、図
６に示されたプロセスによって取り出されたテキストは
データ検索デーモン７１０へ転送される。データ検索デ
ーモンは、会議中に検知された多様な合図に応じて会議
を支援する情報サービスを提供する多様な連続的に実行
されるプログラムを有する。

【００５７】これら合図は会議参加者からの明示的な指
令である。例えば、データ操作サービス７２０は、ファ
イル編集、ファイル名変更、ファイル作成及び削除など
のドキュメント管理作動を含む。オンデマンド・インタ
ーネット・アクセス７２２は提供される。電子メール、
インターネット経由の声能力、インターネット投函メッ
セージ、ニュース・グループなどを含む多様なメッセー
ジ機能７２４が会議参加者に対して有効である。通信機
能７２６は、遠隔地のメンバーとの電話会議などの開設
を可能にする。会議参加者は、情報検索サービス７２８
によって、ドキュメント、会議スケジュール、従前に取
り込まれた会議などへのアクセスが可能となる。通常の
合図は、音声コマンド・インターフェースから受信され
たコマンド、及びキーボードから入力された若しくはホ
ワイトボードに書かれたコマンド、を含む。仮想現実作
成器は、ユーザー・コマンドが発行される仮想入力イン
ターフェースを提供し得る。通常の明示的なコマンド
は、特定のウェブページへのアクセス、電子メールの作
成、及び参加者リストへの記入などの動きを含む。

【００５８】本発明によれば、データ検索デーモン７１
０は、コンテキストによって情報サービスを提供する黙
示的な合図を処理する。黙示的な合図は、会議のコンテ
キストから推察され、コマンドを発行した参加者からは
生じない。よって、明示的なコマンドは、「コンピュー
タ、４月の発注を表示しろ」などである。黙示的な情報
検索合図は、話者がドキュメント名について言及した時
にそれを実際に検索しろと言わなくても間接的に発行さ
れてもよい。映像及び音声レコーディングを連続的にモ
ニタし、図５及び６に概略が示されたプロセスによって
提供される情報を使うデータ検索デーモンは上記のよう
な決定を行う。例えば、データ検索デーモン７１０は、
一定の話者が訪問者であることを知っている。訪問者の
会議スケジュールにアクセスすることによって，データ
検索デーモンは交通状況若しくは輸送スケジュールのた
めにウェブ若しくは他の情報源にアクセスすることがで
き、訪問者に適切な時間に情報を提供する。

【００５９】別の例として、データ検索デーモン７１０
は、一定のキーワード若しくはフレーズが検知された時
に稼動するようにプログラムされることが可能である。
反応として、ウェブはアクセス可能となり、白書、会社
若しくは会議参加者に対する他の上記のような情報を引
き出すための検索が為される。

【００６０】上記述べられたサービスに加えて、コンテ
キストによる検索７３０、７３２は、バックグラウンド
で実行する。データベース構成部１６０に記録された、
若しくはウェブから得られた情報は累積され、関連性に
対してランク付けされる。追加的なコンテキストが受信
された時、検索基準の更なる改良が候補情報を更新する
ために為される。適切な時に、情報は提供される。

【００６１】会議内容についてリアルタイム・フィード
バックに対する関連ドキュメントを検索するために用い
られ得る方法はいくつかある。例えば、会議開始から現
在まで、若しくは移動時間窓内での会議の音声コピーが
クエリー入力として用いられ得る。単一の入力はすべて
の参加者から集合的に形成され得る。又は、別々のトラ
ックが各話者に割り当てられ得る。上記のようなテキス
ト入力の窓が与えられることによって、多くの従来の情
報検索技術が適用され得る。

【００６２】停止語の除去、ステミング、及び形態学的
解析を含む典型的な予備処理技術が適用され得る。そこ
で、含有単語は、入力テキストと英語の平均との間の単
語頻度差に基づいて特定される。データベース内のドキ
ュメントは、それらがいくつの含有単語を含んでいるか
によってスコア付けされ、いくつの他のドキュメントが
更に所定の内容語を含むかなどの他の要因によって重み
付けされてもよい。最終的に、ドキュメントは、クエリ
ー語の所定の一群についてそれらのスコアに応じてラン
ク付けされる。結果は、固定数の上位ランクドキュメン
ト、若しくはスコアに関する閾値に基づいた可変数のド
キュメントを含む。当然、話された入力は、音声認識誤
差のせいでとても秩序だっておらずノイズも多い。重大
な誤差レベルに対して補正し得る技術も知られている。

【００６３】所定のトピックスのセットを提供すること
も可能である。時間窓においてコピーされたテキストは
既知のドキュメント分類技術を用いてこれらトピックス
の一つに分類され得る。通常、単語頻度の単一プロファ
イルは同じカテゴリに属するすべてのドキュメントに対
して計算される。新しいドキュメントを分類するため
に、新しいドキュメントの単語頻度プロファイルは各カ
テゴリのプロファイルと比較される。ドキュメントは、
そのプロファイルが最も似たカテゴリに分類され、そし
て右カテゴリに対するプロファイルは上記新しいドキュ
メントを含めて反映されるように再計算される。もしい
ずれのカテゴリ・プロファイルも充分な類似性を有しな
かった場合、ある閾値基準によって決定された時、トピ
ックは返されない。カテゴリ内のドキュメントは会議に
対してある関連性を有し、可能な利用に対して検索され
ると考えることは論理的である。

【００６４】トピックのセットは、階層的なドキュメン
ト管理システムにおけるフォルダなどに手動で定義され
得る。ドキュメントのカテゴリ化は、ドキュメント分類
と似た作業である。しかし、最も近く合致するトピック
を見つけることを試みる代わりに，ドキュメントのカテ
ゴリ化は自然なグループ分けを見つけるために集団化分
析を用いてドキュメントプロファイルの分配を解析す
る。

【００６５】前述のいくつかの異なる実施形態が可能で
ある。例えば、会議全体に対して、若しくは話者を基礎
に個々の内容窓を作ることが可能である。同様に、クエ
リー検索は、ウェブ全体、企業データベース、若しくは
ｅＣａｂｉｎｅｔ^ＴＭ上の個人のドキュメント収集に対
して適用されることが可能である。フィードバックは、
すべてのユーザーが同じドキュメント・セットを受信す
るか、ユーザーの好みによってあつらえられた各自によ
って異なるドキュメント・セットを受信するか、若しく
はこれら２つの組み合わせか、となるように構成され得
る。

【００６６】記録されたプレゼンテーションからの情報
検索は、基本的には、ＯＣＲ適用後に同じプロセスに従
う。プレゼンテーション記録について幾つかの重要な特
性を指摘するのは価値がある。スライドは、通常、会話
よりはより構造化されており、しばしば明示的に示され
たトピック及びサブトピックを有する。スライド上の文
字の外見（太字、色、など）は、一般的に、上記のよう
なコンセプトの重要性を示す。加えて、ＯＣＲ性能は、
通常、音声認識よりも良好で、出力もそれほどノイズが
多くない。スライドは、通常、短いフレーズを含み、と
ても高い情報内容を提供する。更に、スライドのタイミ
ングはその内容に対する明示的な窓を提供する。これら
の特性に基づき、プレゼンテーションからはより正確な
検索性能が期待できる。

【００６７】既知のオンライン手書き認識ソフトウェア
は、追加的なクエリー入力を提供するためにホワイトボ
ード取込装置と一体とされ得る。ホワイトボードへの書
き込みはむらが多く、図やその他文字でないマークを含
むため、制限された数の単語だけを認識するためにフィ
ルタが用いられ得る。「プリント（ｐｒｉｎｔ）」若し
くは「検索（ｓｅａｒｃｈ）」などの特別のキーワード
は、次に続く工程の解釈を案内し、適切な作動を起こす
ために用いられ得る。

【００６８】音声認識の性能を更に向上させるために、
（例えば、スライド・プレゼンテーションからの）ＯＣ
Ｒ結果及び関連ドキュメントは、プロセスに対するコン
テキストの背景を提供し得る。音声処理は、文法や辞書
などのコンテキスト情報に大きく依存していることが良
く知られている。よって、会議の内容に関するいかなる
情報も音声複写の性能を向上させるのに役立ち得る。ス
ライドの高度に構造化されたコンパクトな説明のせい
で、それらは会議内容を判断するのを支援するために取
り出される特定分野の語彙として良い源を提供する。例
えば、我々はしばしばスライドに提示された特殊用語若
しくは頭文字を見る。右のような情報は、音声認識エン
ジンに追加的な語彙を提供し得る。

【００６９】会議参加者に関連するドキュメントも会議
内容についてのヒントを提供し得る。会議参加者が一旦
識別されると、１人以上の参加者によって最近読まれた
ドキュメントは議論と関係あると思われる。

【００７０】図８には、検索インターフェース２５４の
実施形態が示されている。図８は、本発明に掛かるグラ
フィカル・ユーザー・インターフェースの実施形態の簡
易化された詳細を示す。このグラフィカル・インターフ
ェースは、情報エリア８１０を有する。このエリアは、
時間、日付、データが取り込まれた会議に関連したタイ
トルなどの情報を表示する。他の情報は、図８に示され
た実施形態において示された情報に加えて若しくは代え
て関連付けられる。このエリアは、読み取り専用とされ
ているが、会議タイトルなどの可変な情報を編集するた
めに、許可されたユーザーに対して選択的に書き込み可
能とし得る。

【００７１】コンテキスト検索エリア８２０は、取込デ
ータのテキスト検索を提供する。検索文字列は、テキス
ト・ボックス８３２を通じて指定される。スピーチ８２
４及びスライド８２６に対するチェック・ボックスは検
索を行う場所を指定する。一実施形態において、チェッ
ク・ボックスは、相互排他的に動き、即ち唯一若しくは
他方のチェック・ボックスがチェックされると、取込デ
ータの一若しくは他方への検索が制限される。別の実施
形態では、両チェックボックス８２４、８２６がチェッ
クされることができ、故に両方の取込データ源に検索が
為される。

【００７２】話者エリア８３０が設けられ、よって取込
データの再生が選択された話者に基づいて選択できる。
このエリアは、各話者の一連の寸描画８３２を含み、又
彼らの名前などの情報を識別する。所定の会議に大勢の
参加者がいるかもしれず、インターフェースは限られた
エリアしか持たないため、一度にそれほど多くの話者を
表示できない。図８に示された実施形態においては、３
人の寸描画が提供されている。ユーザーは、スライダー
・コントロール８３４を左右方向にスライドさせること
によって会議の他の参加者を一度に３人まで表示するこ
とができる。この動きは、マウスなどのポインティング
・デバイスを動かすことによって、例えばマウスをスラ
イダーへ持って行き、マウスボタンをクリックしながら
マウスをドラッグすることによって、実現され得る。ス
ライダーがこのように操作される時、寸描画は他の参加
者に更新される。登場の順番は、名前のアルファベット
順、企業内の地位順、年齢順、などがなり得る。

【００７３】再生コントロール・エリア８４０は、コン
パクトディスクプレイヤーにおいて見受けられるものと
同様の従来の再生ボタンのグラフィカル・メタファーを
提供する。再生ボタン８４２及び停止ボタン８４１があ
る。早送りボタン８４３は加速された速度で取込データ
を再生する。取込データが完全に記録された場合、早送
り頭出しボタンによりその記録されたデータの最後部に
到達できる。会議が依然として進行中で、データの取り
込みが依然として行われている場合、このボタンにより
現在取り込まれているデータを見ることができるリアル
タイム鑑賞へ到達できる。巻戻しボタン８４５は、取込
データを逆方向に加速して再生する。巻戻し頭出しボタ
ン８４６によりその記録セッションの冒頭まで到達でき
る。

【００７４】早送り及び巻戻し速度は変え得る。一実施
形態においては、例えば２倍、４倍などの速度を指定す
る追加的なコントロール（図示せず）が設けられる。別
の実施形態においては、ボタン８４３、８４５の一つを
単純に複数回クリックすることによって早送り若しくは
巻戻し速度を増加させることができる。この速度増加
は、１倍速から最大速度まで上がり、そこから１倍速ま
で下がることを繰り返す。

【００７５】時間選択エリア８５０に時間指示を入力す
ると、記録された（若しくは現在記録されている）会議
の特定の時間へ直接到達できる。時間の特定は、相対的
な時間、即ち会議に入ってどれくらい経ったか、でよ
い。又、時間は、特定の日時、即ち午後３：３０からの
会議の再生、によって特定されてもよい。

【００７６】本発明によれば、検索インターフェース２
５４は、一データ・ストリーム（例えば映像データ）の
再生を、別のデータ・ストリーム（例えばプロジェクタ
ー・データ）の再生と同時に行うことができる。この能
力を容易にするために、マスター・データ選択器８６２
及びスレイブ・データ選択器８６４と、マスター時間ス
ケール・エリア８７０及びスレイブ時間スケール・エリ
ア８７４と、が設けられる。ユーザーは、マスター及び
スレイブデータ選択器８６２、８６４を用いて、いずれ
の取込データを「マスター（主）」とし、いずれの取込
データを「スレイブ（従）」とするかを選択することが
できる。取込データには、映像レコーディング、音声レ
コーディング、スライド・プレゼンテーション、及びホ
ワイトボード・データが含まれる。データ選択器８６
２、８６４は、有効な取込データを一覧にしたドロップ
ダウン・メニューである。図８は、そのドロップダウン
・メニューが開かれ、一覧を示し、スライド取込データ
が選択されているところを示しているスレイブ・データ
選択器８６４を図示する。

【００７７】コントロール８４０、特に早送り及び巻戻
しボタン８４３、８４５それぞれ、はイベント毎にデー
タ・ストリームを見るために用いられ得る。例えば、プ
ロジェクターデータにおいて、新しいスライドの提示が
イベントとなり得る。ホワイトボード・レコーディング
の表示中、書き込み動作の完了がイベントとなり得るた
め、最後に書かれた表現のみが表示される。音声セグメ
ントの場合、会議における談話中の沈黙期間である小休
止がイベントとなり得るため、音声セグメントがより簡
単にスキップされ得る。時間スケール８７０、８７２
は、再生中の再生時間を示す。時間表示８７１、８７３
は、データが前進された時及び巻き戻された時に前後に
移動する。同期ボックス８７４は、このボックスがチェ
ックされた時、マスター・データとスレイブ・データと
の間に同期された再生を提供する。時間表示８７１、８
７３は、取込データの再生を制御するための別の手段と
して単に表示を前後にドラッグすることによってユーザ
ーによって操作され得る。同期モードにおいては、時間
表示のいずれをドラッグしてもマスター及びスレイブ・
データの両方が前方若しくは後方へ同期して再生され
る。同期ボックス８７４がチェックされていない場合、
一表示のドラッグは他方の再生動作に影響を与えない。

【００７８】マスター・ウィンドウ８８２及びスレイブ
・ウィンドウ８８４は、再生された取込データを表示す
る。ボリューム・コントロール８８６は、音声再生に対
して提供される。

【００７９】再生が停止された時、ウィンドウ８８２、
８８４に依然として表示されている画像は「切り取り」
され、他のドキュメントへ「貼り付け」ることができ
る。依然として表示されている画像は、ＪＰＥＧ、ＧＩ
Ｆ、ビットマップなどの複数の既知フォーマットのいず
れにおいても記録されることが可能である。

【００８０】映像クリップ合成エリア８９０は、保存さ
れ得る映像クリップを明確にする制御を提供する。関心
ある映像クリップは、望まれるセグメントを特定するた
めに映像中を往復することによって選択される。「合
成」ボタンは、合成映像を生成するために選択されたセ
グメントをつなぎ合わせる。「クリア」ボタンは、リセ
ットボタンとして働き、よって新しい合成映像が生成さ
れ得る。時間表示は、ユーザーに映像クリップの長さを
知らせる。映像クリップは、例えばＭＰＥＧ、ＡＶ１な
どの既知映像フォーマットのいずれかにおいて保存され
得る。

【００８１】図９は、本発明に掛かる情報支援システム
のネットワーク化された配置の実施形態を示す。ここで
は、支援システムの３つの例が、世界中の３ヶ所、即ち
カリフォルニア・サイト９０２、ニューヨーク・サイト
９０４、及び東京サイト９０６、に設けられている。各
サイトは同じデータベース構成部１６０を共有してい
る。この実施形態において、データベース構成部１６０
は、各サイトが共通にアクセス可能なデータベース構成
部を共有していることを強調するために、通信網１７０
に含まれて示されている。複数の既知のデータ共有技術
はこの共有された部を実行するのに用いられ得る。実際
は、複数のデータベースが、各サイトが論理的に単一の
データベース構成部としてデータベース構成部１６０を
認めることを確実にするためにボリューム・シャドウィ
ングなどの同期処理を用いるようにしてもよい。通信網
１７０は、各サイトのローカル・イントラネットを他の
サイトによってもアクセス可能にする。適切なファイヤ
ーウォールの仕組み及びセキュリティ方法が個々のイン
トラネットへの安全なアクセスを確実にするために実施
される。

【００８２】特に有益な会議パラダイムは、図９の構
造、即ち２４時間会議、を共に可能である。会議はニュ
ーヨークで始まり、参加者はドキュメント、メモなどを
作成し、データベースに記録し得る。その日のその後、
カリフォルニア・サイトがオンラインに参加し、ニュー
ヨークの会議のすべての様子は記録され容易にアクセス
できるため、カリフォルニアの会議参加者は素早く会議
のハイライトの速度に届くことができる。ニューヨーク
でその日が終わると、会議はカリフォルニアにおいて続
く。カリフォルニア・サイトがその努力に決着をつけ始
める時、東京サイトがその努力を続けるために参加し得
る。東京の参加者は、すべてのメモ、ホワイトボード・
スケッチ、プレゼンテーション、及び、ニューヨーク及
びカリフォルニアの会議参加者のコメント及び貢献でさ
えも完全にアクセスすることができる。情報支援システ
ム９０２〜９０６の協力が必要なドキュメント及び他の
資料を準備し、各サイトが作業を始める時に一サイトか
ら次のサイトへの会議の途切れない移行に対して準備が
整えられる。

【００８３】図９は時々機能が重なって示されている。
例えば、データ相互作用装置は、本発明に掛かる情報支
援システムによって開始される動作の源であるが、デー
タ取込装置からの情報の解析はコンテキスト毎の作動の
開始に生じる。よって、図中の機能の配置は、本発明の
多様な態様の説明を簡単にする目的のために設けられた
ものであり、いかに機能が設けられているかを制限する
ように構成されているわけではない。一般的に言えば、
実際の機能が配置される場所については明確な区別若し
くは通告する線はない。一般の当業者にとって、上記の
ような明確な詳細は、一度に有効なハードウェア及びソ
フトウェア、性能考慮、コスト考慮などの設計上の制約
によって決められることは明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に掛かる実施形態の簡易化されたブロッ
ク図である。

【図２】多様な取込装置の例示的な一覧と図１のデータ
操作及び制御要素とを示す図である。

【図３】本発明に掛かるデータ相互作用装置の例示的な
一覧を示す図である。

【図４】本発明を含む要素の幾つかの典型的な配置の実
施形態を図示する図である。

【図５】本発明に掛かるプロセスを図示する図である。

【図６】本発明に掛かるテキスト検索プロセスの高レベ
ル流れを示す図である。

【図７】本発明に掛かるテキスト検索プロセスの高レベ
ル流れを示す図である。

【図８】会議中に取り込まれたデータにアクセスするユ
ーザー・インターフェースを図示する図である。

【図９】本発明に掛かるネットワーク構造の概略を表す
図である。

【符号の説明】

１００情報支援システム１１０データ取込部１２０データ処理部１３０データ相互作用構成部１４０データ検索部１５０通信部１６０データベース構成部１７２公衆交換回線網１７４グローバル通信網１７６ローカル通信網２１０パノラマ式カメラ構成部２１２ホワイトボード取込部２１４参加者識別システム２１６プレゼンテーション・プロジェクター構成部２１８音声レコーディング構成部２２０ドキュメント取込構成部２４０情報取出部２５０セッション制御モジュール２５２取込制御部２５４検索インターフェース部３０２デスクトップ装置３０３デスクトップ装置関連ドライバ３０４携帯情報端末（ＰＤＡ）３０５ＰＤＡ関連ドライバ３０６音声構成部３０７音声構成部関連ドライバ３０８映像構成部３０９映像構成部関連ドライバ３１５仮想現実ゴーグル３１４仮想現実エンジン３１２グラフィック・タブレット３１３関連ドライバ４０２会議テーブル４０４椅子４１０パノラマ式カメラ４１４コンピュータ・ディスプレイ及びキーボード４１６携帯情報端末４１８スピーカーフォン４１２マイクロフォン４２０プロジェクター４２２プリンタ４２４ホワイトボード４３０Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ送信器／受信器８１０情報エリア８２０コンテキスト検索エリア８２３テキストボックス８２４スピーチに対するチェック・ボックス８２６スライドに対するチェック・ボックス８３０話者エリア８３２寸描画８３４スライダー・コントロール８４０再生コントロール・エリア８４１停止ボタン８４２再生ボタン８４３早送りボタン８４４早送り頭出しボタン８４５巻戻しボタン８４６巻戻し頭出しボタン８５０時間選択エリア８６２マスター・データ選択器８６４スレイブ・データ選択器８７０マスター時間スケール・エリア８７４スレイブ時間スケール・エリア８７１時間表示８７３時間表示８７４同期ボックス８８２マスター・ウィンドウ８８４スレイブ・ウィンドウ８８６ボリューム・コントロール８９０映像クリップ合成エリア９０２カリフォルニア・サイトの情報支援システム９０４ニューヨーク・サイトの情報支援システム９０６東京サイトの情報支援システム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 5/91 Ｈ０４Ｎ 5/91 Ｌ 7/18 Ｎ (72)発明者ジョナサン・ジェー・ハルアメリカ合衆国，カリフォルニア 94025, メンロ・パーク，サンド・ヒル・ロード 2882番，スイート115，リコーコーポレーション内 (72)発明者ジャメイグラハムアメリカ合衆国，カリフォルニア 94025, メンロ・パーク，サンド・ヒル・ロード 2882番，スイート115，リコーコーポレーション内 (72)発明者パメラゲイジアメリカ合衆国，カリフォルニア 94025, メンロ・パーク，サンド・ヒル・ロード 2882番，スイート115，リコーコーポレーション内Ｆターム(参考） 5B049 BB00 CC02 CC21 DD01 DD03 DD05 EE07 FF03 FF04 FF06 FF09 GG04 GG07 5C052 AA01 AB04 AB09 AC04 AC05 AC08 DD04 DD06 DD08 5C053 FA14 GB06 GB11 HA24 HA25 HA30 JA01 JA16 JA21 KA04 KA05 LA01 LA03 LA06 LA11 LA15 5C054 AA02 AA05 CA04 CC02 CE16 CH02 DA06 EA05 EA07 FE16 FE17 GB04 GD03 HA01

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】記録された会議データを作成するために
参加者の会議中の動作を記録する工程と、前記会議の進行中に前記記録された会議データを解析す
ることによって前記会議の参加者によって望まれた情報
についての作動を表す参加者の指令を識別する工程と、前記参加者の指令を特定することに反応して前記参加者
の指令を実行する工程とを有し、これにより前記会議中
の情報管理を容易にすることを特徴とする会議中の情報
管理方法。
【請求項２】前記参加者の指令を特定する工程は、前
記記録された会議データからテキスト情報を作成する工
程と、このテキスト情報を解析する工程とを含むことを
特徴とする請求項１記載の方法。
【請求項３】前記記録された会議データには映像レコ
ーディング及び音声レコーディングを含むことを特徴と
する請求項２記載の方法。
【請求項４】前記作動は、ドキュメント管理作動と、
ドキュメント編集作動と、メッセージ機能と、新しい会
議参加者との通信確立と、及び前記記録された会議デー
タの操作とから成るグループから選択された作動を含む
ことを特徴とする請求項１記載の方法。
【請求項５】前記ドキュメント管理作動は、前記会議
中に前記記録された会議データにアクセスすることを含
むことを特徴とする請求項４記載の方法。
【請求項６】前記動作は、口頭によるコミュニケーシ
ョン、書かれたコミュニケーション、及びプロジェクタ
ー・システムを用いた準備された資料のプレゼンテーシ
ョンを含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
【請求項７】前記参加者の身元を確かめる工程と、前
記身元に基づいて前記参加者の指令を選択的に実行する
工程とを更に含むことを特徴とする請求項１記載の方
法。
【請求項８】前記参加者の位置を追跡する工程と、前
記位置に基づいて前記参加者の指令を選択的に実行する
工程とを更に含むことを特徴とする請求項１記載の方
法。
【請求項９】異なる地理的位置において前記参加者の
位置を探す工程を更に含むことを特徴とする請求項１記
載の方法。
【請求項１０】２人以上の参加者が関与する会議中に
情報サービスを提供する方法であって、前記会議時間の間、前記参加者の少なくとも１人の連続
的な映像レコーディングを作成する工程と、前記会議時間の間、前記参加者の少なくとも１人の連続
的な音声レコーディングを作成する工程と、前記映像及び音声レコーディングをデータ貯蔵室に記録
する工程と、前記映像レコーディング及び前記音声レコーディングの
少なくとも一方に基づいて参加者の指令を検知する工程
と、前記参加者の指令に基づいて１以上の情報関連サービス
を提供する工程とを有し、これにより前記会議中に前記
参加者によって為されたジェスチャー及び発声に基づい
て情報関連サービスを提供することを特徴とする方法。
【請求項１１】前記参加者の指令を検知する工程は、
入力装置から参加者の入力を受信する工程を含むことを
特徴とする請求項１０記載の方法。
【請求項１２】前記参加者の指令を検知する工程は、
前記音声及び映像レコーディングの少なくとも一方を含
むテキスト情報を解析する工程を含むことを特徴とする
請求項１０記載の方法。
【請求項１３】前記参加者の指令を検知する工程は、
会議のコンテキストに基づくことを特徴とする請求項１
０記載の方法を実現するシステム。
【請求項１４】前記参加者の指令を検知する工程は、
情報検索合図を検知する工程を有し、前記方法は、前記情報検索合図に基づいて特定の情報を作成する工程
と、前記映像及び音声レコーディングの１以上のセグメント
を検索するために前記データ貯蔵室にアクセスする工程
と、そこに含まれる情報を検索するために１以上のデータベ
ースにアクセスする工程と、前記参加者の１人以上に対して前記特定の情報を提示す
る工程とを更に有することを特徴とする請求項１０記載
の方法。
【請求項１５】前記情報検索合図を検知する工程は、
入力装置から参加者の入力を受信する工程を含むことを
特徴とする請求項１４記載の方法。
【請求項１６】前記特定の情報を提示する工程は、前
記参加者の全員より少ない人に対して前記特定の情報を
提示する工程であることを特徴とする請求項１４記載の
方法。
【請求項１７】前記参加者の位置を追跡する工程を更
に有し、前記特定の情報を提示する工程は前記位置に基
づいて前記特定の情報を選択的に提示する工程であるこ
とを特徴とする請求項１記載の方法。
【請求項１８】前記情報サービスには、情報へのアク
セス、情報の編集、新しい情報を作成するための情報の
同化、新しい参加者との通信の確立、メッセージの送受
信、グローバル情報網へのアクセス、及びローカル網へ
のアクセスが含まれることを特徴とする請求項１４記載
の方法。
【請求項１９】前記メッセージは電子メールを含むこ
とを特徴とする請求項１８記載の方法。
【請求項２０】前記情報サービスの供給は、前記参加
者毎に与えられる許可によって決まることを特徴とする
請求項１０記載の方法。
【請求項２１】参加者毎に与えられる許可を決定する
ために前記参加者を識別する工程を更に有することを特
徴とする請求項２０記載の方法。
【請求項２２】地理的に離れた位置における前記参加
者の位置を探す工程を更に有することを特徴とする請求
項１０記載の方法。
【請求項２３】２人以上の参加者の間での相互作用中
に情報サービスを提供するシステムであって、前記参加者の少なくとも１人の連続的な映像レコーディ
ングを作成するように構成された映像取込構成部と、前記参加者の少なくとも１人の連続的な音声レコーディ
ングを作成するように構成された音声取込構成部と、前記映像及び音声取込構成部と通信し、前記映像及び音
声レコーディングを記録するように構成された、情報を
含むデータ記録構成部と、前記映像及び音声取込構成部と通信し、前記映像及び音
声レコーディングの少なくとも一方を解析することによ
って参加者の指令を検知するように構成された検知構成
部と、前記データ記録構成部と通信し、前記参加者の指令に基
づいて情報サービスを提供するように構成されたサービ
ス提示構成部とを有し、これにより前記参加者によって
為されたジェスチャーや発声に基づいて前記相互作用中
に情報サービスを提供することを特徴とするシステム。
【請求項２４】前記参加者の指令は情報検索合図であ
り、前記サービス提示構成部は、前記情報検索合図に反応し
て前記データ記録構成部から特定の情報を検索するよう
に構成され、前記特定の情報を表示構成部に提示するこ
とを特徴とする請求項２３記載のシステム。
【請求項２５】前記特定の情報は前記連続的な映像レ
コーディング及び前記連続的な音声レコーディングを含
むことを特徴とする請求項２４記載のシステム。
【請求項２６】ユーザーから提示された入力データを
受信するように構成されたユーザー入力部を更に有し、
前記検知構成部は前記ユーザーから提示された入力デー
タから参加者の指定を識別するように構成されているこ
とを特徴とする請求項１記載のシステム。
【請求項２７】参加者識別構成部を更に有し、前記サ
ービス提供構成部は、前記参加者の１人以上の身元に基
づいて前記情報サービスを選択的に提供するように構成
されていることを特徴とする請求項２３記載のシステ
ム。
【請求項２８】前記身元は許可に関連付けられ、前記
サービス提示構成部は前記許可に基づいて前記情報サー
ビスを選択的に提示するように構成されていることを特
徴とする請求項２７記載のシステム。
【請求項２９】前記参加者識別構成部は、参加者の位
置を提供するように構成され、前記サービス提供構成部
は、前記参加者の位置に基づいて前記情報サービスを選
択的に提供するように構成されていることを特徴とする
請求項２７記載のシステム。
【請求項３０】前記情報サービスは、通信網を通じた
アクセス機能を提供することを含むことを特徴とする請
求項２３記載のシステム。
【請求項３１】前記情報サービスは、グローバル通信
網からのデータ検索を含むことを特徴とする請求項３０
記載のシステム。
【請求項３２】前記情報サービスは、複数のウェブサ
イトからのデータ検索を含むことを特徴とする請求項３
２記載のシステム。
【請求項３３】２人以上の参加者の間の会議中の情報
管理を向上させるために複数の情報源を利用する方法で
あって、前記参加者の１人以上の映像データ構成部と音声データ
構成部とを有する連続的な音声映像レコーディングを作
成し記録する工程と、前記音声及び映像データ構成部からテキスト情報を取り
出し記録する工程と、前記映像データ構成部から画像情報を取り出し記録する
工程と、前記参加者の作動合図に基づいて前記情報源から特定の
情報にアクセスする工程と、前記特定の情報を提示する工程とを有し、これにより前
記参加者の動作に基づいて前記会議中に情報サービスを
提供することを特徴とする方法。
【請求項３４】前記特定の情報へアクセスする工程
は、前記音声映像レコーディングを通じて検索する工程
を含むことを特徴とする請求項３３記載の方法。
【請求項３５】前記参加者の作動合図を検知する工程
は、参加者から明示的なコマンドを受信する工程を含む
ことを特徴とする請求項３３記載の方法。
【請求項３６】前記参加者の位置を追跡する工程を更
に有し、前記特定の情報を提示する工程は前記位置に基
づくことを特徴とする請求項３３記載の方法。
【請求項３７】前記参加者の作動合図に基づいて前記
情報源において情報を編集する工程と、前記参加者の作
動合図に基づいて前記情報源において情報を同化させた
部分によって新しい情報を作成する工程と、を更に有す
ることを特徴とする請求項３３記載の方法。
【請求項３８】参加者の識別子を作成するために前記
音声及び映像データ構成部から前記参加者を識別する工
程を更に有することを特徴とする請求項３３記載の方
法。
【請求項３９】前記参加者の作動合図と前記参加者の
識別子とに基づいて前記情報源において情報を操作する
工程を更に含むことを特徴とする請求項３９記載の方
法。
【請求項４０】前記情報操作工程は、前記情報を編集
する工程を含むことを特徴とする請求項３９記載の方
法。
【請求項４１】世界の異なる場所にいる前記参加者の
位置を探す工程を更に有することを特徴とする請求項３
３記載の方法。
【請求項４２】２人以上の参加者の間の会議中の情報
の管理を容易にするシステムであって、情報を受信し、記録し、アクセスし、提供するように構
成された情報記録部と、前記情報記録部と通信し、前記参加者の１人以上のリア
ルタイム映像レコーディング及びリアルタイム音声レコ
ーディングを作成するように構成された音声映像取込部
と、前記情報記録部と通信し、前記音声及び映像レコーディ
ングから取り出されたテキスト情報を作成し記録するよ
うに構成されたテキスト分類部と、前記情報記録部と通信し、前記映像レコーディングにお
ける映像情報を作成し記録するように構成された画像分
類部と、前記会議中に前記テキスト情報から参加者の作動合図を
検知するように構成された合図検知部と、前記情報記録部と通信し、前記参加者の作動合図に基づ
いてそこから情報にアクセスするように構成された情報
検索部と、前記情報記録部と通信し、前記参加者の作動合図に基づ
いてそこに記録された情報を操作するように構成された
情報操作部とを有し、前記テキスト情報及び前記画像情
報を含む情報は前記会議中に前記参加者のジェスチャー
及び音声入力によって検索され操作され得ることを特徴
とするシステム。
【請求項４３】前記情報記録部に接続され、前記音声
及び映像レコーディングから前記参加者を識別し、参加
者の識別子を提供するように構成された参加者識別部を
更に有することを特徴とする請求項４２記載のシステ
ム。
【請求項４４】前記情報提示部は、前記参加者の識別
子によって決められた参加者へ前記検索され操作された
情報を選択的に表示するように構成されることを特徴と
する請求項４３記載のシステム。
【請求項４５】前記参加者の作動合図は前記会議の前
記映像及び音声レコーディングにアクセスするための指
令を含むことを特徴とする請求項４２記載のシステム。
【請求項４６】前記合図検知部は更に、前記会議のコ
ンテキストに基づいて前記参加者の作動合図を検知する
ように構成されることを特徴とする請求項４２記載のシ
ステム。
【請求項４７】前記参加者の動き及び位置を追跡する
ように構成された参加者追跡部を更に有することを特徴
とする請求項４２記載のシステム。
【請求項４８】前記情報提示部は更に、前記参加者の
識別子、前記参加者の合図、及び前記参加者の位置によ
って決められた参加者へ前記検索され操作された情報を
選択的に表示するように構成されることを特徴とする請
求項４７記載のシステム。
【請求項４９】前記参加者識別部は、未知の参加者に
対して新しい識別子を作成する工程を含むことを特徴と
する請求項４７記載のシステム。