JP2001256008A - 周辺装置 - Google Patents

周辺装置

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JP2001256008A
JP2001256008A JP2000064558A JP2000064558A JP2001256008A JP 2001256008 A JP2001256008 A JP 2001256008A JP 2000064558 A JP2000064558 A JP 2000064558A JP 2000064558 A JP2000064558 A JP 2000064558A JP 2001256008 A JP2001256008 A JP 2001256008A
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JP2000064558A
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Atsunori Kato
篤典 加藤
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー原稿のコピー処理を短時間で行うこと
ができるカラーコピーシステムを提供すること。 【解決手段】 カラーコピーシステム80は、まず、M
FC1のスキャナ22でカラー原稿の画像を読み取りR
GBのアナログデータとし、次に、このデータをASI
C18によりCMYKのデジタル2値データに変換し
て、PC50へ送信する(41)。CMYK2値データ
は、プリンタ25で印刷可能な形式の画像データである
ので、PC50では該CMYK2値データのデータ形式
を変換する必要がない。よって、PC50のカラーコピ
ー用アプリケーション57aは、全原稿についてのCM
YK2値データを受信した後、そのデータをMFC1の
プリンタ25で印刷する順に、順次MFC1へ送信する
(42)。したがって、カラーコピーシステム80によ
れば、カラー原稿のコピー処理を短時間で且つ高精度に
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等のホスト装置と周辺装置とを接続して構成され
るコピーシステムに関し、特に、周辺装置のメモリ容量
が少ない場合であっても、カラー原稿のコピー処理を短
時間で行うことができるコピーシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコピーシステムは、図1
0の概略ブロック図に示すように、多機能周辺装置(以
下「MFC(Multi Function Center)」と称す)100
と、ホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(以下
「PC」と称す)200とが接続されて構成されてい
る。
【0003】カラーの原稿画像は、MFC100のスキ
ャナ101により、R(赤)、G(緑)、B(青)の3
色のアナログデータとして読み取られ、制御回路102
によってRGBのデジタル8ビット多値データに変換さ
れ、PC200へ送信される(104)。PC200へ
送信されたRGB多値データは、TWAINドライバ2
01を介して受信された後に、カラーマッチング処理2
02が行われ、カラーコピー用アプリケーション203
へ出力される。カラーマッチング処理202後のRGB
多値データは、操作者によるコピーの指示通りに、カラ
ーコピー用アプリケーション203によってプリンタド
ライバ204へ出力され、更に、プリンタドライバ20
4によって、MFC100のプリンタ103で印刷可能
なC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K
(ブラック)の4色のデジタル1ビット2値データに変
換され、MFC100へ送信される(205)。MFC
100へ送信されたCMYK2値データは、制御回路1
02からプリンタ103へ出力され、プリンタ103に
よってカラー印刷される。なお、図11には、操作者に
よるコピー指示により、2ページのカラー原稿を3部ず
つソートコピーする様子が図示されている。
【0004】カラー原稿のイメージデータはデータ量が
多く、例えば、A4カラー原稿1枚で約10Mバイトの
データ量がある。周辺装置であるMFC100は内部メ
モリが小さく空き容量に制限があるものの、PC200
は通常大容量メモリを有している。そこで、MFC10
0のスキャナ101で読み取ったカラーのイメージデー
タを、一旦PC200へ送信して記憶させ、そのPC2
00内でソートした後に、MFC100へ再送信し、M
FC100のプリンタ103で印刷させるために、上記
のようなカラーコピーシステムを構成している。即ち、
データ量の多いカラー原稿であっても、PC200を経
由してPC200のメモリを利用することにより、メモ
リ容量の少ないMFC100でコピー処理をすることが
できるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
カラーコピーシステムでは、PC200内で、RGB多
値データのカラーマッチング処理202を行った後で、
そのカラーマッチング処理202後のRGB多値データ
をプリンタドライバ204でCMYK2値データに変換
しなければならず、処理に長時間を要してしまうという
問題点があった。また、RGB多値データは、CMYK
2値データと比較してデータ量が大きい。そのため、そ
のデータ量の大きいRGB多値データをMFC100か
らPC200に送出すること自体にも長時間を要してし
まうのである。
【0006】カラーマッチング処理202とは、PC2
00においてディスプレイに画像を表示するため、その
ディスプレイドライバに合わせて、RGB多値データを
1画素単位で補正する処理であり、長時間を要するもの
の、カラー印刷のためには不要な処理である。即ち、操
作者がディスプレイへの画像の表示を不要とし、単にカ
ラーコピーのみを所望する場合には全く不要な処理であ
る。一方、RGB多値データをCMYK2値データに変
換する処理は、カラー印刷のためには必要な処理である
が、上述した通りRGB多値データからCMYK2値デ
ータへの変換をプリンタドライバ204で行っている。
そのために、図11に示す場合では、2頁の原稿である
にも拘わらず操作者が3部のコピーを必要とするので、
プリンタドライバ204は、2×3=6頁分の変換処理
を行わなければならず、この点でも処理時間を増大させ
ていた。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、カラー原稿のコピー処理を短時間
で行うことができるカラーコピーシステムを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の周辺装置は、原稿上の画像をイメージデータ
として読み取る読取手段と、該読取手段で読み取られた
イメージデータを前記印刷手段で印刷可能な印刷可能デ
ータに変換する変換手段と、該変換手段で変換された印
刷可能データを前記ホスト装置へ送信する第1送信手段
と、前記ホスト装置から印刷可能データを受信して前記
印刷手段に印刷させる受信印刷手段とを備える。
【0009】なお、これと接続される前記ホスト装置と
しては、各種データを記憶可能な記憶手段と、前記第1
送信手段から送信された印刷可能データを受信して前記
記憶手段に記憶させる受信制御手段と、該受信制御手段
により前記記憶手段に記憶された印刷可能データを前記
周辺装置へ送信する第2送信手段とを備えているものが
好適である。
【0010】この周辺装置及びコピーシステムによれ
ば、原稿上の画像は読取手段によってイメージデータと
して読み取られ、変換手段によって印刷手段で印刷可能
なデータ形式に変換された後に、第1送信手段によって
周辺装置からホスト装置へ送信される。第1送信手段に
より送信されたデータは、受信制御手段によって受信さ
れ、一旦、記憶手段へ記憶させられる。記憶手段へ記憶
されたデータは、第2送信手段によってホスト装置から
周辺装置へ送信され、受信印刷手段によって受信され印
刷手段へ出力されて、印刷手段により印刷される。
【0011】なお、前記ホスト装置は、前記受信記憶手
段により受信され前記記憶手段に記憶されたデータをデ
ータ形式を変換することなく前記印刷手段で印刷する順
序に並べ替える並べ替え手段を備えており、前記第2送
信手段は、その並べ替え手段によって並べ替えられたデ
ータを順に前記周辺装置へ送信するものであってもよ
い。
【0012】また、前記印刷手段は、複数色のインクを
用いたカラー印刷を行うと共に、前記変換手段は、前記
読取手段によって読み取られたデータを前記印刷手段の
保有するインク種に対応した各色の2値または多値デー
タに変換するものであってもよい。
【0013】すなわち、前記周辺装置は、以下の態様の
コピーシステムに好適に採用されるものである。
【0014】態様1:ホスト装置と、そのホスト装置に
接続され、印刷手段を有する周辺装置からなるコピーシ
ステムにおいて、前記周辺装置は、原稿上の画像をイメ
ージデータとして読み取る読取手段と、該読取手段で読
み取られたイメージデータを前記印刷手段で印刷可能な
印刷可能データに変換する変換手段と、該変換手段で変
換された印刷可能データを前記ホスト装置へ送信する第
1送信手段と、前記ホスト装置から印刷可能データを受
信して前記印刷手段に印刷させる受信印刷手段とを備
え、前記ホスト装置は、各種データを記憶可能な記憶手
段と、前記第1送信手段から送信された印刷可能データ
を受信して前記記憶手段に記憶させる受信制御手段と、
該受信制御手段により前記記憶手段に記憶された印刷可
能データを前記周辺装置へ送信する第2送信手段と、を
備えていることを特徴とするコピーシステム。
【0015】態様2:上記態様1のコピーシステムにお
いて、前記ホスト装置は、更に前記記憶手段に記憶され
た印刷可能データを前記印刷手段で印刷する順序に並べ
替える並べ替え手段を備えており、前記第2送信手段
は、その並べ替え手段によって並べ替えられた印刷可能
データをその順に前記周辺装置へ送信するもの。
【0016】態様3:上記態様2のコピーシステムにお
いて、更に操作者の指示を入力する入力手段を備えてお
り、前記並べ替え手段は、前記入力手段から入力された
操作者の指示に従って印刷可能データを順に並べ替える
もの。
【0017】態様4:上記態様1のコピーシステムにお
いて、前記印刷手段は、複数色のインクを用いてカラー
印刷が可能であり、前記変換手段は、前記読取手段によ
って読み取られたイメージデータを前記印刷手段の保有
するインク種に対応した各色の2値データに変換するも
の。
【0018】態様5:上記態様1のコピーシステムにお
いて、前記変換手段は特定用途向け集積回路(Applicat
ion-Specific Integrated Circuit)からなるもの。
【0019】態様6:上記態様2のコピーシステムにお
いて、前記並べ替え手段は、原稿の順番通りに複数部印
刷するソート順と、原稿毎に複数部印刷するスタック順
のうち何れか一方の順番に並べ替えるもの。
【0020】態様7:大容量の記憶手段を有するホスト
装置と、そのホスト装置に接続される周辺装置であっ
て、カラー原稿の画像を読み取るための読取手段と、そ
の読取手段で読み取られたデータをカラー印刷するため
の印刷手段とを有する周辺装置とを備えたコピーシステ
ムにおいて、前記読取手段で読み取られたカラー原稿の
イメージデータを前記印刷手段で印刷可能なデータ形式
に変換する変換手段と、その変換手段で変換されたデー
タを前記周辺装置からホスト装置へ送信する第1送信手
段と、その第1送信手段により送信されたデータを受信
して前記記憶手段に記憶させる受信制御手段と、その受
信制御手段により前記記憶手段に記憶されたデータを前
記ホスト装置から周辺装置へ送信する第2送信手段と、
その第2送信手段により送信されたデータを受信して前
記印刷手段に印刷させる受信印刷手段とを備えているこ
とを特徴とするもの。
【0021】態様8:上記態様7のコピーシステムにお
いて、前記ホスト装置は、前記受信制御手段により受信
され前記記憶手段に記憶されたデータをデータ形式を変
換することなく前記印刷手段で印刷する順序に並べ替え
る並べ替え手段を備えており、前記第2送信手段は、そ
の並べ替え手段によって並べ替えられたデータを順に前
記周辺装置へ送信するもの。
【0022】態様9:上記態様7のコピーシステムにお
いて、前記ホスト装置は、更に前記記憶手段に記憶され
た印刷可能データを前記印刷手段で印刷する順序に並べ
替える並べ替え手段を備えており、前記第2送信手段
は、その並べ替え手段によって並べ替えられた印刷可能
データをその順に前記周辺装置へ送信するもの。
【0023】態様10:上記態様8のコピーシステムに
おいて、更に操作者の指示を入力する入力手段を備えて
おり、前記並べ替え手段は、前記入力手段から入力され
た操作者の指示に従って印刷可能データを順に並べ替え
るもの。
【0024】態様11:上記態様7のコピーシステムに
おいて、前記印刷手段は、複数色のインクを用いてカラ
ー印刷が可能であり、前記変換手段は、前記読取手段に
よって読み取られたイメージデータを前記印刷手段の保
有するインク種に対応した各色の2値データに変換する
もの。
【0025】態様12:上記態様7のコピーシステムに
おいて、前記変換手段は特定用途向け集積回路(Applic
ation-Specific Integrated Circuit)からなるもの。
【0026】態様13:上記態様8のコピーシステムに
おいて、前記並べ替え手段は、原稿の順番通りに複数部
印刷するソート順と、原稿毎に複数部印刷するスタック
順のうち何れか一方の順番に並べ替えるもの。
【0027】態様14:上記態様1ないし13のコピー
システムにおいて、前記印刷手段は、複数色のインクを
用いてカラー印刷が可能であり、前記変換手段は、前記
読取手段によって読み取られたイメージデータを前記印
刷手段の保有するインク種に対応した各色の多値データ
に変換するもの。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、図1から図8までの添付図面を参照して説明す
る。本実施例のカラーコピーシステム80は、多機能周
辺装置(以下「MFC(Multi Function Center)」と
称す)1とパーソナルコンピュータ(以下「PC」と称
す)50とが接続されて構成されている。MFC1は、
スキャナ機能やプリンタ機能、コピー機能、モデム機
能、ファクシミリ機能などの複数の機能を一台に備えた
周辺装置である。
【0029】図1に、カラーコピーシステム80の外観
斜視図を示す。MFC1の本体2の側部には、受話器3
が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本体
2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時に
はフックから取り上げられて使用される。前者をオンフ
ック状態、後者をオフフック状態と称している。
【0030】本体2の上面前部には、複数のキー4aを
備えた操作パネル4が設けられ、その操作パネル4の左
端部には、液晶表示器(LCD)5が設けられている。
MFC1は、操作パネル4上に設けられた複数のキー4
aが押下されて操作されるとともに、その操作状態や操
作手順などがLCD5へ表示される。
【0031】操作パネル4及びLCD5の後部には原稿
挿入口6が設けられている。ファクシミリ動作時に他の
ファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー動作時に複
写される原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きに
して挿入される。原稿挿入口6へ挿入された原稿は、そ
の原稿画像がスキャナ22(図2参照)により画像デー
タとして読み取られた後に、本体2の前面であって操作
パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出され
る。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設
けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚
の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能
に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給さ
れ、プリンタ25(図2参照)によって印刷に使用され
た記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排
出口8から排出される。
【0032】本体2の背面には、接続ポートとしてのP
C(パーソナルコンピュータ)用インターフェイス35
(図2参照)のコネクタ(図示せず)が設けられてい
る。MFC1は、このPC用インターフェイス35に接
続されたケーブル36を介して、PC50と接続されて
いる。なお、MFC1とPC50との接続は、必ずしも
ケーブル36に限られるものではなく、赤外線などの光
信号により接続することも可能である。
【0033】図2は、カラーコピーシステム80の電気
的構成を示したブロック図である。MFC1には、CP
U11、ROM12、EEPROM13、RAM14、
画像メモリ15、音声メモリ16、ASIC18、PC
用インターフェイス35、音声LSI17、ネットワー
ク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)
19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号
化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル
4、LCD5及びアンプ27が設けられ、これらはバス
ライン30を介して互いに接続されている。
【0034】NCU19は回線制御を行うためのもので
あり、MFC1はNCU19を介して電話回線31に接
続される。このNCU19は、交換機29から送信され
る呼出信号などの各種信号を受信すると共に、操作パネ
ル4上のキー4a操作に応じた発信時のダイヤル信号を
交換機29へ送信したり、更には通話時におけるアナロ
グ音声信号の送受信を行うものである。
【0035】CPU11は、ROM12内に記憶される
制御プログラムに基づいて、バスライン30により接続
された各部を制御し、スキャナ動作やプリント動作、コ
ピー動作、ファクシミリ動作等を実行するものである。
ROM12は、MFC1で実行される制御プログラムな
どを格納した書換不能なメモリであり、図6から図8の
フローチャートに示すプログラムは、このROM12内
に格納されている。EEPROM13は、書換可能な不
揮発性のメモリであり、EEPROM13へ記憶された
データは、MFC1の電源オフ後も保持される。RAM
14は、書き換え可能な揮発性のメモリであり、MFC
1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶する
ためのものである。
【0036】画像メモリ15は、通信履歴、画像データ
及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモ
リであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRA
M(DRAM)により構成されている。スキャナ22で
読み取られたり、ファクシミリ受信された画像データ、
及び、PC50から送信された印刷データは、この画像
メモリ15に記憶される。音声メモリ16は、電話回線
31,32を介して、相手側装置へ送出される応答メッ
セージや、相手側装置から送られてきた入来メッセージ
を記憶するためのメモリである。画像メモリ15と同様
に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(D
RAM)により構成されている。音声メモリ16に記憶
された入来メッセージは、操作パネル4を介して消去操
作がなされることにより、或いは、電話回線31,32
に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信
することによって、消去される。
【0037】音声LSI17は、NCU19によって受
信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
る音声認識処理と、MFC1の内部で生成されたデジタ
ル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19
やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理
とを行うためのものである。
【0038】PC用インターフェイス35は、例えば、
セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイ
スである。MFC1は、PC用インターフェイス35に
接続されたケーブル36によってPC50と接続されて
おり、ケーブル36を介してPC50と画像データや各
種コマンドなどの送受信を行っている。
【0039】モデム20は、画情報及び通信データを変
調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信
号を送受信するためのものである。バッファ21は、相
手側装置との間で送受信される符号化された画情報を含
むデータを一時的に記憶するためのものである。モデム
20によって復調されたデータは、バッファ21へ記憶
される。符号化部23は、スキャナ22により読み取ら
れた画像データをファクシミリ送信する場合に圧縮して
符号化するためのである。復号化部24は、バッファ2
1または画像メモリ15に記憶された符号化されている
画像データを読み出して、これを復号化するものであ
る。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピー
カ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのもの
である。
【0040】スキャナ22は、原稿挿入口6に挿入され
た原稿をカラーの画像データとして読み取るためのもの
であり、CIS(Contact Image Sensor)22aを備え
ている。原稿のカラー画像は、CIS22aによって、
R(赤)、B(青)、G(緑)の3色のアナログデータ
として読み取られる。プリンタ25は、カラー印刷が可
能なインクジェットプリンタで構成され、本装置ではC
(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブ
ラック)の4色のインクによりカラー印刷が行われる。
もちろんLC(ライトシアン)やLM(ライトマゼン
ダ)を付加した6色のインクでカラー印刷が行われる構
成でもよい。ASIC18は、スキャナ22によって読
み取られた原稿画像のRGBアナログデータを、デジタ
ル8ビットのRGB多値データ又はデジタル1ビットの
CMYK2値データに変換するためのものである。AS
IC18は、このMFC1の専用ICとして設計されて
いるので、かかる変換を高速かつ高精度に行うことがで
きる。
【0041】ここで、図3を参照して、ASIC18の
機能を説明する。カラー原稿の画像は、スキャナ22の
CIS22aで読み取られ、RGBアナログデータとし
てASIC18へ出力される。該RGBアナログデータ
は、まず、ASIC18の8ビットA/D変換器18a
によって、デジタル8ビットのRGB多値データに変換
される。その後、デジタル8ビットのRGB多値データ
は黒補正処理18b、シェーディング補正処理18c、
色補正処理18dといった各種の補正処理が施され、P
C50へ送信可能な画像データに変換される。通常、M
FC1のスキャナ22で読み取った画像データをPC5
0へ送信する場合には、この色補正処理18d後のRG
B多値データがPC50へ送信される。図10で示した
通り、従来MFC100からPC200へ送信されるR
GB多値データ(104)が各種の補正処理が施された
このRGB多値データに相当する。
【0042】一方、本実施例においてスキャナ22で読
み取った画像データをプリンタ25で印刷する場合、色
補正処理18d後のRGB多値データは、更に、UCR
(Under Color Remover)処理18eによって、8ビッ
トのCMYK多値データに変換される。その後、8ビッ
トのCMYK多値データは、像域分離処理18f、MT
F補正処理18g、記録γ補正処理18h、疑似諧調変
換誤差拡散処理18iが施されて、CMYK2値データ
に変換される。これらの処理は全てASIC18にて行
われる。CMYK2値データは、プリンタ25での印刷
に用いられる形式の画像データであり、本実施例のカラ
ーコピーシステム80では、色補正処理18d後のRG
B多値データに代えて、このCMYK2値データがPC
50へ送信される。
【0043】このように構成されたMFC1は、図2に
示すように、NCU19を介して、電話回線31に接続
されている。この電話回線31は、MFC1側の交換機
29に接続され、この交換機29は、電話回線32を介
して、他の交換機に接続されている。なお、他の交換機
は、更に、電話回線を介して相手側装置(他のMFC1
やファクシミリ装置等)に接続されている。
【0044】一方、MFC1と接続されるPC50に
は、CPU51、ROM52、RAM53、インターフ
ェイス54、ゲートアレイ56、ハードディスク装置
(以下「HD」と称す)57、フロッピィディスクドラ
イブ(以下「FDD」と称す)58が設けられている。
このうちCPU51、ROM52、RAM53、インタ
ーフェイス54、ゲートアレイ56は、バスライン55
により相互に接続されている。
【0045】CPU51は、ROM52に記憶されてい
る基本プログラムや、HD57に記憶されているオペー
レーションシステム(OS)及び各種のアプリケーショ
ンプログラム、更には、フロッピィディスクによりFD
D58を介して供給されるプログラムに基づいて動作す
る演算装置であり、各種の制御を行うものである。RO
M52は、CPU51を動作させる基本プログラムの
他、各種のデータを記憶する書き換え不能な不揮発性の
メモリである。RAM53は、書き換え可能な揮発性の
メモリであり、CPU51による各プログラムの実行時
に各種のデータを一時的に記憶するためのものである。
HD57やFDD58を介してフロッピィディスクによ
り供給された各種のプログラムは、必要に応じてRAM
53上にロードされ、CPU51によって実行される。
【0046】このRAM53には、HD57に記憶され
るカラーコピー用アプリケーション57aによるカラー
コピー処理(図7)の実行時に、繰り返しカウンタ53
a、原稿枚数カウンタ53b、記録ページカウンタ53
cが一時的に設けられる。これらの各カウンタ53a〜
53cは、カラーコピー用アプリケーション57aによ
って使用される。
【0047】繰り返しカウンタ53aはコピー枚数を記
憶するカウンタである。本実施例においては、コピー枚
数は、MFC1の操作パネル4を介して操作者により入
力される。入力されたコピー枚数のデータは原稿の画像
データの送信前にMFC1からPC50へ送信され(S
4)、そのデータが繰り返しカウンタ53aへ記憶され
る(S21)。なお、コピー枚数の設定やコピーの指示
をPC50のキーボードから行うようにしても良い。
【0048】原稿枚数カウンタ53bは、コピーの対象
となる原稿の枚数を記憶するカウンタである。初期値を
「0」とし(S22)、1ページ分の画像データをMF
C1から受信する毎に「1」ずつ加算される(S2
5)。記録ページカウンタ53cは、印刷したページ数
をカウントするカウンタである。PC50からMFC1
へ送信された画像(印刷)データは、MFC1のプリン
タ25によって印刷されるので、PC50からMFC1
へ送信したページ数を印刷したページ数としてカウント
するのである(S31)。
【0049】インターフェイス54は、例えば、セント
ロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスであ
り、PC50は、このインターフェイス54に接続され
たケーブル36を介して、MFC1と接続され、MFC
1との間でデータの送受信が可能にされている。ゲート
アレイ56は、CPU51とHD57およびFDD58
との間のインターフェイスとして機能するものである。
【0050】HD57は、PC50のオペレーションシ
ステム(OS)や各種のアプリケーションプログラムを
記憶する書き換え可能な大容量メモリであり、MFC1
からPC50へ送信された画像データも、一旦このHD
57に記憶される。一般に、カラーの画像データはデー
タ量が多く、例えば、A4カラー原稿1枚で約10Mバ
イトのデータ量がある。MFC1の画像メモリ15には
A4原稿2枚程度のデータしか記憶することができない
ので、本システムでは、PC50のHD57に該画像デ
ータを記憶させて、カラーコピー処理を行うようにして
いる。また、HD57には、かかる画像データが一時的
に記憶されるほか、図7のカラーコピー処理を実行する
カラーコピー用アプリケーション57aが記憶されてい
る。
【0051】FDD58は、FDD58に装着されたフ
ロッピィディスクに記憶されるプログラムやデータを読
み出したり、そのフロッピィディスクへプログラムやデ
ータを書き込むためのドライブ装置である。
【0052】次に、図4を参照して、上記のように構成
されたカラーコピーシステム80の機能の概略を説明す
る。カラーコピーシステム80は、まず、MFC1のス
キャナ22でカラー原稿の画像を読み取り、RGBのア
ナログデータとする。次に、このRGBアナログデータ
をASIC18によりCMYKのデジタル2値データに
変換して、PC50へ送信する(41)。CMYK2値
データは、プリンタ25で印刷可能な形式の画像データ
であるので、PC50では該CMYK2値データのデー
タ形式を変換する必要がない。よって、PC50のカラ
ーコピー用アプリケーション57aは、全原稿について
のCMYK2値データを受信した後、そのデータを操作
者の要望に従ってMFC1のプリンタ25で印刷する順
に、順次MFC1へ送信するのである(42)。なお、
図5には、2ページのカラー原稿を3部ずつソートコピ
ーする場合のカラーコピー用アプリケーション57aの
動作の様子が図示されている。
【0053】このようにカラーコピーシステム80で
は、従来行われていたPC50内でのカラーマッチング
処理202(図9)を不要とし、また、従来印刷枚数分
行われていたRGB多値データからCMYK2値データ
への変換処理を原稿枚数分に減少させると共に(図11
参照)、かかる変換処理をMFC1の専用ICであるA
SIC18によって行うことで高速かつ高精度に変換す
ることができる。従って、本実施例のカラーコピーシス
テム80によれば、MFC1のメモリ容量に関係なく、
カラー原稿のコピー処理を短時間で且つ高精度に行うこ
とができるので、短時間のうちに綺麗なコピー出力(印
刷結果)が得られるのである。
【0054】一般に同一の原稿を多数枚コピーをするマ
ルチコピー処理には、スタックコピーとソートコピーと
がある。例えば、合計2頁の原稿AとBとをそれぞれ3
部ずつスタックコピーでコピーするように指定すると、
原稿Aから読み取られた画像が連続して3枚記録紙上に
コピーされる。次に、原稿Bから読み取られた画像が連
続して3枚記録紙上にコピーされる。言い換えれば、ス
タックコピーにおいては、原稿画像は指定された枚数分
だけ連続して記録紙上に記録されるのである。一方、合
計2頁の原稿AとBとをそれぞれ3部ずつソートコピー
でコピーするように指定すると、例えば、原稿Aから読
み取られた画像がまず1枚の記録紙上にコピーされる。
原稿Aの画像データはメモリに記憶され、その間に原稿
Bから読み取られた画像は別の記録紙上に1枚だけコピ
ーされる。このように原稿AとBの1枚ずつのコピーが
作成され、その後はメモリに記憶されている原稿AとB
との画像データに基づいて1枚ずつのコピーが交互に作
成されるのである。
【0055】本実施例においては、図6から図8のフロ
ーチャートを参照して、カラーコピーシステム80が行
うカラーコピー処理について3部のソートコピーを行う
場合を例として説明する。
【0056】図6は、MFC1で実行される読取タスク
のフローチャートである。読取タスクでは、まずCPU
11が、原稿挿入口6にコピー原稿が挿入されているか
否かを判断し(S1)、コピー原稿が挿入されるまでS
1を繰り返す(S1:No)。コピー原稿が原稿挿入口
6に挿入されれば(S1:Yes)、次に、CPU11
はPC50を経由したカラーコピーであるPCコピーの
指示が操作者によってなされるまでS2を繰り返す(S
2:No)。このPCコピーの指示は、操作者によりM
FC1の操作パネル4を介して行われるが、上述した通
り、PC50からPCコピーの指示を行うようにしても
良い。なお、PCコピーの指示の際には、ソートコピー
やスタックコピー等のコピーモードや、コピー枚数も合
わせて指示される。本実施例の場合には、コピーモード
は「ソートコピー」であり、コピー枚数は「3」であ
る。
【0057】PCコピーが操作者により指示されると
(S2:Yes)、CPU11は、PC50へPCコピ
ースタートデータを送信し(S3)、更に、操作者によ
り指示されたコピーモードデータ(「ソートコピー」を
示すデータ)及びコピー枚数データ(「3」を示すデー
タ)をPC50へ送信する(S4)。なお、PCコピー
スタートデータを受信したPC50は、後述する図7の
カラーコピー処理を開始すると共に、そのカラーコピー
処理において、受信したコピー枚数データの値「3」を
繰り返しカウンタ53aへ書き込むのである。
【0058】MFC1は、その後、コピー原稿をスキャ
ナ22へ送って、CIS22aにより原稿画像の読み取
りを開始する(S5)。前記したように、CIS22a
により読み取られた画像データはRGBアナログデータ
であるので、これをASIC18によりデジタルのCM
YK2値データに変換していく。上述した通り、ASI
C18は、このMFC1の専用ICとして設計されてい
るので、かかる変換を高速かつ高精度に行うことができ
る。かかる変換処理が進んで1ライン分の読取データが
ASIC18により生成されると(S6:Yes)、C
PU11はその生成された1ライン分の読取データをP
C50へ送信する(S7)。
【0059】CPU11はコピー原稿1ページの読み取
りが終了するまで(S8:No)、S6及びS7の処理
を繰り返す(S8:No)。コピー原稿1ページの読み
取りが終了すると(S8:Yes)、CPU11は次の
コピー原稿が原稿挿入口6に残っているかを判断し(S
9)、コピー原稿が原稿挿入口6に残っていれば(S
9:Yes)、CPU11は、全てのコピー原稿の読み
取りが終了するまで、S5〜S8の処理を繰り返す。本
実施例では、原稿は2枚なので、S5〜S8の処理は2
回繰り返される。
【0060】全てのコピー原稿の読み取りが終了した場
合には(S9:Yes)、[スキャナ22で読み取りA
SIC18で変換した]全てのCMYK2値データがM
FC50からPC50への送信されたか否かを判断する
(S10)。該データの送信が完了すれば(S10:Y
es)、CPU11はコピー原稿の読み取り終了を示す
PCコピー読取終了データをPC50へ送信する(S1
1)。その後は、CPU11は別のコピー原稿が原稿挿
入口6へ挿入されるまでS1を繰り返す。
【0061】図7は、PC50のHD57に記憶される
カラーコピー用アプリケーション57aによって実行さ
れるカラーコピー処理のフローチャートである。このカ
ラーコピー処理は、MFC1から送信されるPCコピー
スタートデータをPC50が受信し、且つ、MFC1か
ら送信されるコピーモードデータとしてソートコピーが
指示されている場合に開始される処理である。
【0062】カラーコピー処理では、まず、PC50は
MFC1から送信されるコピー枚数データ「3」を受信
して、CPU51はこの値を繰り返しカウンタ53aへ
書き込み(S21)、原稿枚数カウンタ53bの値を
「0」クリアして初期化する(S22)。次に、CPU
51は1ページ分の画像データ(CMYK2値データ)
を受信するまでS23を繰り返す。1ページ分の画像デ
ータを受信したならば(S23:Yes)、CPU51
はその1ページ分の画像データをHD57へ保存し(S
24)、原稿枚数カウンタ53bの値を「1」加算する
(S25)。次にCPU51はMFC1から送信される
PCコピー読取終了データを受信したか否かを判断する
(S26)。PCコピー読取終了データを受信していな
ければ(S26:No)、コピー原稿がもう1ページ以
上存在するので、CPU51は、S23〜S25の各処
理を繰り返す。本実施例の場合には原稿は2枚なので、
原稿枚数カウンタ53bの値は最終的に「2」となる。
【0063】一方、PCコピー読取終了データを受信し
た場合には(S26:Yes)、全コピー原稿の画像デ
ータ(CMYK2値データ)を既に受信したことにな
る。よって、以降CPU51は、受信した画像データを
操作者の要望に従ってコピー印刷する順にMFC1へ送
信するための処理を実行する。まず、CPU51は記録
ページカウンタ53cへ「1」を書き込む(S27)。
次に、CPU51は記録ページカウンタ53cの値が示
すページの画像データ(CMYK2値データ)をHD5
7から読み出してMFC1へ送信する(S28)。この
MFC1へ送信される画像データが、MFC1のプリン
タ25によって印刷される。
【0064】CPU51は1ページ分の画像データの送
信が完了するまで画像データの送信を繰り返す(S2
9:No)。CPU51が1ページ分の画像データの送
信を完了すると(S29:Yes)、CPU51は記録
ページカウンタ53cの値と原稿枚数カウンタ53bの
値とが等しいか否かを判断する(S30)。この場合に
は記録ページカウンタの値は「1」であり、原稿枚数カ
ウンタの値は「2」であるので、両値は等しくない。両
値が等しくない場合には(S30:No)、次ページ原
稿の画像データが存在するので、CPU51は記録ペー
ジカウンタ53cの値を「1」加算し(S31)、S2
8〜S31の処理を繰り返す。
【0065】S30の処理において、記録ページカウン
タ53cの値と原稿枚数カウンタ53bの値とが等しい
場合(この場合、両値が「2」である。)には(S3
0:Yes)、全原稿の画像データ、即ち1枚目と2枚
目の原稿の画像データをMFC1へ送信したことになる
ので、CPU51はコピー枚数を記憶する繰り返しカウ
ンタ53aの値を「1」減算する(S32)。この場合
には繰り返しカウンタ53aの値「3」から「1」を減
算することにより、繰り返しカウンタ53aの値は
「2」となる。減算後の繰り返しカウンタ53aの値が
「0」でなければ(S33:No)、未だ指示されたコ
ピー枚数分の画像データをMFC1へ送信できていない
ので、その場合にはCPU51は繰り返しカウンタ53
aの値が「0」になるまで前記したS27〜S32の各
処理を繰り返す。
【0066】S32の処理による減算の結果、繰り返し
カウンタ53aの値が「0」になれば(S33:Ye
s)、全原稿についてコピー枚数分、即ち3枚分の画像
データをMFC1へ送信したことになる。よって、この
場合には、CPU51はS24の処理でHD57に保存
した画像データを消去して(S34)、このカラーコピ
ー処理を終了する。なお、図5には、カラーコピー処理
によって、2ページの画像データが3枚ずつソートコピ
ーされる場合の入出力の様子が図示されている。
【0067】図8は、MFC1で実行されるプリントタ
スクのフローチャートである。プリントタスクでは、C
PU11はPC50から送信される印刷用の画像データ
(CMYK2値データ)を受信するまでS41を繰り返
す。画像データを受信すると(S41:Yes)、次
に、CPU11は受信した画像データで印刷用の1パス
データが作成できるまでS42を繰り返す。1パスデー
タが作成できると(S42:Yes)、CPU11はそ
の1パスデータをプリンタ25によって記録紙上にカラ
ー印刷する(S43)。CPU11は1ページの印刷が
終了するまで(S44:No)、S41〜S43の各処
理を繰り返す。一方、1ページの印刷が終了すれば(S
44:Yes)、CPU11は記録紙を記録紙排出口8
へ排出した後(S45)、PC50から新たな画像デー
タを受信するまでS41を繰り返す。
【0068】なお、本実施例において、第1送信手段と
しては図6のS7の処理が、受信制御手段としては図7
のS24の処理が、第2送信手段としては図7のS28
の処理が、受信印刷手段としては図8のS43の処理
が、それぞれ該当する。また、並べ替え手段としては、
図7のS27〜S33の処理が該当する。
【0069】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0070】例えば、本実施例では、MFC1は、AS
IC18において、CIS22aで読み取ったRGBア
ナログデータをCMYKの2値データに変換した後、そ
のCMYKの2値データをPC50へと送出している
が、読み取ったRGBアナログデータをASIC18で
CMYKの多値データに変換してPC50へと送出する
ようにしてもよい。この場合には、図3の疑似階調変換
誤差拡散処理18iは多値誤差拡散処理に置き換えられ
る必要があるので、ASIC18内の回路は多値誤差拡
散処理用の回路で構成されることになる。従って図4及
び図5においてMFC1からPC50へ送出されるデー
タも、PC50からMFC1へ送出されるデータもCM
YKの多値データとなる。
【0071】また、本実施例では、印刷手段としてイン
クジェット方式のカラープリンタ25を用いたが、これ
に代えて、カラーレーザープリンタや他の方式のカラー
プリンタを用いるようにしても良い。また、本実施例で
は、複数枚のコピー原稿を順に1部ずつコピーしていく
ソートコピーを例にして説明したが、本発明を、複数枚
のコピー原稿をコピー原稿の順にコピー枚数分だけ連続
してコピーしていくスタックコピーに適用することも当
然に可能である。
【0072】図9は、PC50のHD57に記憶される
カラーコピー用アプリケーション57aによって実行さ
れる別のカラーコピー処理のフローチャートである。こ
のカラーコピー処理は、MFC1から送信されるPCコ
ピースタートデータをPC50が受信し、且つ、MFC
1から送信されるコピーモードデータとしてスタックコ
ピーが指示されている場合に開始される処理である。本
実施例の場合には、2枚の原稿をそれぞれ3部ずつスタ
ックコピーを行うこととする。
【0073】カラーコピー処理では、まず、PC50は
MFC1から送信されるコピー枚数データ「3」を受信
して、CPU51はこの値を繰り返しカウンタ53aへ
書き込み(S51)、原稿枚数カウンタ53b及び記録
ページカウンタ53cの値を「0」クリアして初期化す
る(S52)。次に、CPU51は1ページ分の画像デ
ータ(CMYK2値データ)を受信するまでS53を繰
り返す。1ページ分の画像データを受信したならば(S
53:Yes)、CPU51はその1ページ分の画像デ
ータをHD57へ保存し(S54)、原稿枚数カウンタ
53bの値を「1」加算する(S55)。次にCPU5
1はMFC1から送信されるPCコピー読取終了データ
を受信したか否かを判断する(S56)。PCコピー読
取終了データを受信していなければ(S56:No)、
コピー原稿がもう1ページ以上存在するので、CPU5
1は、S53〜S55の各処理を繰り返す。本実施例の
場合には原稿枚数カウンタ53bの値は最終的に「2」
となる。
【0074】一方、PCコピー読取終了データを受信し
た場合には(S56:Yes)、全コピー原稿(2枚)
の画像データ(CMYK2値データ)を既に受信したこ
とになる。よって、以降CPU51は、受信した画像デ
ータを操作者の要望に従ってコピー印刷する順にMFC
1へ送信するための処理を実行する。まず、CPU51
は記録ページカウンタ53cへ「1」を書き込む(S5
7)。ここでCPU51は原稿枚数カウンタ53bの値
「2」と記録ページカウンタ53cの値「1」とを比較
する(S58)。この時点では原稿枚数カウンタ53b
の値の方が大きいので(S58:No)、CPU51は
記録ページカウンタ53cの値が示すページの画像デー
タ、即ち1ページ目の画像データ(CMYK2値デー
タ)をHD57から読み出してMFC1へ送信する(S
59)。このMFC1へ送信される画像データが、MF
C1のプリンタ25によって印刷されるのである。
【0075】CPU51は1ページ分の画像データの送
信が完了するまで画像データの送信を繰り返す(S6
0:No)。CPU51が1ページ分の画像データの送
信を完了すると(S60:Yes)、コピー枚数を記憶
する繰り返しカウンタ53aの値を「1」減算する(S
61)。本実施例の場合には、繰り返しカウンタ53a
の値「3」から「1」を減算することになる。減算後の
繰り返しカウンタ53aの値は「2」であり、「0」で
はないので(S62:No)、未だ指示されたコピー枚
数分の画像データをMFC1へ送信できていないことに
なる。するとCPU51は繰り返しカウンタ53aの値
が「0」になるまでS59〜S61の各処理を繰り返
す。
【0076】S62の処理において、繰り返しカウンタ
53aの値が「0」である場合には(S62:Ye
s)、1枚目の原稿の画像データを操作者の所望枚数分
「3」だけMFC1へ送信したことになる。次にCPU
51はS51と同様にコピー枚数データ「3」を繰り返
しカウンタ53aに書き込む(S63)。更にCPU5
1は記録ページカウンタ53cの値を「1」加算する
(S57)ここで例えば記録ページカウンタ53cの値
が1から2になるということは、これからPC50から
MFC1へ送出される画像データ(CMYK2値デー
タ)が原稿の2ページ目の画像データであることを示し
ている。
【0077】そしてCPU51は原稿枚数カウンタ53
bの値と記録ページカウンタ53cの値とを比較する
(S58)。この時点では原稿枚数カウンタ53bの値
「2」と記録ページカウンタ53cの値「2」とは等し
いので(S58:No)、CPU51は記録ページカウ
ンタ53cの値が示すページの画像データ、即ち2ペー
ジ目の画像データ(CMYK2値データ)をHD57か
ら読み出してMFC1へ送信する(S59)。
【0078】そして、CPU51は繰り返しカウンタ5
3aの値が「0」になるまでS59〜S61の各処理を
繰り返す。その後S58においてCPU51は原稿枚数
カウンタ53bの値「2」と記録ページカウンタ53c
の値「3」とを比較するが(S58)、この時点では原
稿枚数カウンタ53bの値「2」が記録ページカウンタ
53cの値「3」より小さい(S58:Yes)。即
ち、PC50は全原稿の画像データをMFC1へ送信し
たことになるので、CPU51はS54においてHD5
7に保存した画像データを消去して(S64)、このカ
ラーコピー処理を終了する。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、周辺装置内にて、読取
手段によって読み取られたカラー原稿のイメージデータ
を印刷手段により印刷可能なデータ形式に変換した後、
ホスト装置へ送信する。ホスト装置では、該データの形
式を変換することなく記憶手段へ記憶すると共に、その
記憶手段から順次読み出して周辺装置へ再送信し、周辺
装置の印刷手段でカラー印刷させている。よって、従来
ホスト装置側で行われていたカラーマッチング処理を介
さずにカラーコピー処理を行うことができると共に、読
み取ったイメージデータを印刷可能なデータに変換する
処理を同一のイメージデータについて1回限りにするこ
とができる。従って、周辺装置の記憶容量に関係なく、
カラー原稿のコピー処理を短時間で行うことができると
いう効果がある。また、カラー原稿のイメージデータを
印刷手段により印刷可能なデータ形式に変換した後、ホ
スト装置へ送信するので、ホスト装置へのデータ送信に
要する時間も従来に比べて短縮できるという効果があ
る。
【0080】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の奏する上記効果に加え、ホスト装置に設
けられた並べ替え手段は、記憶手段に記憶されたデータ
の形式を変換することなく、該データを印刷する順序に
並べ替えて第2送信手段へ出力する。よって、多くのメ
モリを必要とするカラー原稿のソートコピーやスタック
コピーであっても、ホスト装置の記憶手段を利用して短
時間で行うことができるという効果がある。
【0081】さらに、請求項3記載のカラーコピーシス
テムによれば、請求項1又は2に記載のカラーコピーシ
ステムの奏する効果に加え、変換手段は、周辺装置の読
取手段によって読み取られたデータを、同じく周辺装置
の印刷手段が保有するインク種に対応した各色の2値デ
ータに変換するので、その周辺装置の専用にすることが
できる。よって、かかる変換手段を周辺装置に合わせて
作成できるので、カラーイメージデータを印刷可能なデ
ータに変換する処理を一層短時間に行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である多機能周辺装置(MF
C)とパーソナルコンピュータ(PC)とで構成される
カラーコピーシステムの斜視図である。
【図2】上記カラーコピーシステムの電気的構成を示し
たブロック図である。
【図3】MFCのASICによるデータ変換機能の概略
を示したブロック図である。
【図4】カラーコピーシステムの概略動作を示したブロ
ック図である。
【図5】カラーコピー用アプリケーションへの入出力デ
ータの様子を示したブロック図である。
【図6】MFCで実行される読取タスクのフローチャー
トである。
【図7】PCのカラーコピー用アプリケーションで実行
されるコピー処理のフローチャートである。
【図8】MFCで実行されるプリントタスクのフローチ
ャートである。
【図9】MFCで実行されるプリントタスクのフローチ
ャートである。
【図10】従来技術におけるカラーコピーシステムの概
略動作を示したブロック図である。
【図11】従来技術におけるPC内で画像データが変換
される様子を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 多機能周辺装置(MFC)(周辺装置) 18 ASIC(変換手段) 22 スキャナ(読取手段) 22a CIS(Image Contact Sensor) 25 プリンタ(印刷手段) 50 パーソナルコンピュータ(PC)(ホスト
装置) 57 ハードディスク(HD)(記憶手段) 57a カラーコピー用アプリケーション 80 カラーコピーシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/40 D 5C077 1/46 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 AQ05 AQ06 AR01 HJ06 HK15 HN15 HP00 5B021 AA01 AA22 BB02 CC02 LG07 LL05 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB08 CB12 CB16 CC01 CE14 CE18 CH08 5C062 AA05 AA14 AA27 AB02 AB25 AB38 AB53 AC02 AC04 AC60 AE03 5C074 AA12 BB16 DD23 FF15 5C077 LL18 MP08 PP31 PP32 PP33 RR02 SS01 TT05 5C079 HA02 HB01 HB03 HB12 KA15 LA33 LA34 LB02 MA02 NA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置に接続され、印刷手段を有す
    る周辺装置において、 原稿上の画像をイメージデータとして読み取る読取手段
    と、 該読取手段で読み取られたイメージデータを前記印刷手
    段で印刷可能な印刷可能データに変換する変換手段と、 該変換手段で変換された印刷可能データを前記ホスト装
    置へ送信する第1送信手段と、 前記ホスト装置から印刷可能データを受信して前記印刷
    手段に印刷させる受信印刷手段とを備えていることを特
    徴とする周辺装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の周辺装置において、前
    記印刷手段は、複数色のインクを用いてカラー印刷が可
    能であり、前記変換手段は、前記読取手段によって読み
    取られたイメージデータを前記印刷手段の保有するイン
    ク種に対応した各色の2値データに変換するものである
    ことを特徴とする周辺装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の周辺装置において、前
    記変換手段は特定用途向け集積回路(Application-Spec
    ific Integrated Circuit)からなることを特徴とする
    周辺装置。
  4. 【請求項4】 大容量の記憶手段を有するホスト装置に
    接続され、カラー原稿の画像を読み取るための読取手段
    と、その読取手段で読み取られたデータをカラー印刷す
    るための印刷手段とを有する周辺装置において、 前記読取手段で読み取られたカラー原稿のイメージデー
    タを前記印刷手段で印刷可能なデータ形式に変換する変
    換手段と、 その変換手段で変換されたデータをホスト装置へ送信す
    る第1送信手段と、 前記ホスト装置から周辺装置へ送信されたデータを受信
    して前記印刷手段に印刷させる受信印刷手段とを備えて
    いることを特徴とする周辺装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の周辺装置において、前
    記印刷手段は、複数色のインクを用いてカラー印刷が可
    能であり、前記変換手段は、前記読取手段によって読み
    取られたイメージデータを前記印刷手段の保有するイン
    ク種に対応した各色の2値データに変換するものである
    ことを特徴とする周辺装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のコピーシステムにおい
    て、前記変換手段は特定用途向け集積回路(Applicatio
    n-Specific Integrated Circuit)からなることを特徴
    とする周辺装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の周
    辺装置において、前記印刷手段は、複数色のインクを用
    いてカラー印刷が可能であり、前記変換手段は、前記読
    取手段によって読み取られたイメージデータを前記印刷
    手段の保有するインク種に対応した各色の多値データに
    変換するものであることを特徴とする周辺装置。
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Cited By (2)

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