JP2001253655A - 集合住宅用監視通話システム - Google Patents

集合住宅用監視通話システム

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JP2001253655A
JP2001253655A JP2000067956A JP2000067956A JP2001253655A JP 2001253655 A JP2001253655 A JP 2001253655A JP 2000067956 A JP2000067956 A JP 2000067956A JP 2000067956 A JP2000067956 A JP 2000067956A JP 2001253655 A JP2001253655 A JP 2001253655A
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純二 妹尾
Toshiaki Tanaka
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Nobuo Hisamatsu
伸夫 久松
Takeshi Ueda
毅 上田
Tatsuo Matsuoka
達雄 松岡
Tadashi Omori
正 大森
Hiroaki Hamachi
浩秋 濱地
Seiji Fujiwara
誠司 藤原
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Mitsubishi Electric Corp
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各住戸のインターホンのモニタテレビにおい
て、エレベータ内の映像監視ができるようにする。 【解決手段】各住戸に設置されたモニタテレビ付インタ
ーホン1と、共同玄関に設置された指紋照合装置Aと、
エレベータ内に設置された監視カメラ8とを備える。指
紋照合装置Aは、住戸人を照合したときには、その住戸
のモニタテレビ付インターホン1を呼び出す一方、各住
戸のモニタテレビ付インターホン1は、指紋照合装置A
から呼び出されたときには、エレベータに設置された監
視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ内に監
視カメラを設置している集合住宅の監視通話システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】マンションなどの集合住宅では、エレベ
ータ内での安全を確保するために、監視カメラを設置す
る場合がある。図14は、従来の集合住宅用監視通話シ
ステムの構成の例を示す図である。
【0003】集合住宅の各住戸には、モニタテレビM付
きのインターホン101を設置し、共同玄関には、ロビ
ーインターホン102を設置している。また、管理人室
や警備センタには、警報監視盤103を設置している。
各住戸のインターホン101とロビーインターホン10
2の間、各住戸のインターホン101と警報監視盤10
3の間、警報監視盤103とロビーインターホン102
の間の各々では、通話ができるようになっている。
【0004】ロビーインターホン102から、住戸番号
を指定して呼出があると、警報監視盤103は、その住
戸のインターホン101を呼び出して、映像制御盤10
4を介し、ロビーインターホン102に内蔵されている
カメラが撮影した映像を、インターホン101のモニタ
テレビMに映し出す。
【0005】住戸のインターホン101では、モニタテ
レビMの映像を見て、呼び出した人が住戸人や知人であ
ることを確認し、集合住宅内に招き入れるときには、そ
の後のロビーインターホン102との通話中に解錠ボタ
ンを操作する。そうすると、警報監視盤103から解錠
信号が送出され、呼出元のロビーインターホン102側
にある共同玄関の電気錠が解錠される。
【0006】一方、管理人室などでは、共同住宅内に設
置されたエレベータ内を、監視カメラ108を用いて監
視している。図では、2台のエレベータが設置されてい
る場合を示しており、2台の監視カメラ108の映像路
がスイッチャ109によって切替制御されるようになっ
ている。監視カメラ108で撮影された映像は、タイム
ラプスビデオ106によってモニタテレビ105に映し
出される。なお、図中、107は、エレベータの作動
(昇降)と停止、ドアの開閉などを制御するエレベータ
制御盤である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
集合住宅用監視通話システムでは、エレベータ内の監視
カメラが撮影する映像は、管理人室等のみに映し出され
るため、夜間などに管理人が不在であり、管理人が常駐
していないような集合住宅では、エレベータ内の監視が
できない時間帯などがあった。また、エレベータが移動
や停止している階が、管理人室等がある階から離れてい
るときには、迅速な対応がとれないという問題があっ
た。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、各住戸のインターホンのモニタテレビに
おいて、エレベータ内の映像監視ができるようにした集
合住宅用監視通話システムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の集合住宅用監視通話シス
テムは、エレベータが設置されている集合住宅におい
て、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホン
と、共同玄関に設置された指紋照合装置と、エレベータ
内に設置された監視カメラとを備えている。
【0010】共同玄関の指紋照合装置は、住戸人を照合
したときには、その住戸のモニタテレビ付インターホン
を呼び出す一方、各住戸のモニタテレビ付インターホン
は、指紋照合装置から呼び出されたときには、エレベー
タに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテ
レビに映し出す。
【0011】本発明の請求項2に記載の集合住宅監視通
話システムは、エレベータが設置されている集合住宅に
おいて、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホ
ンと、共同玄関に設置された指紋照合装置と、エレベー
タ内に設置された監視カメラとを備えている。
【0012】共同玄関の指紋照合装置は、モニター起動
用釦が接続されており、住戸人の指紋を照合する際にモ
ニター起動用釦が操作されると、その住戸のモニタテレ
ビ付インターホンを呼び出す一方、各住戸のモニタテレ
ビ付インターホンは、上記指紋照合装置から呼び出され
たときには、エレベータに設置された監視カメラが撮影
する映像を、モニタテレビに映し出す。
【0013】本発明の請求項3に記載の集合住宅用監視
通話システムは、エレベータが設置されている集合住宅
において、各住戸に設置されたモニタテレビ付インター
ホンと、エレベータ内に設置された指紋照合装置及び監
視カメラとを備えている。
【0014】エレベータ内の指紋照合装置は、住戸人を
照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インター
ホンを呼び出す一方、各住戸のモニタテレビ付インター
ホンは、指紋照合装置から呼び出されたときには、エレ
ベータに設置された監視カメラが撮影する映像を、モニ
タテレビに映し出す。
【0015】請求項4〜請求項6では、各住戸のモニタ
テレビ付インターホンに、非常ボタンを備えており、請
求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
非常ボタンが操作されたときには、エレベータを最寄階
で停止させるとともに、そのエレベータのドアを開放さ
せる。請求項5では、請求項1〜請求項4のいずれかに
おいて、非常ボタンが操作されたときには、エレベータ
内に警報を出力する。請求項6では、請求項1〜請求項
5のいずれかにおいて、非常ボタンが操作されたときに
は、エレベータとの通話を可能にする。
【0016】請求項7では、請求項1〜請求項6のいず
れかにおいて、エレベータが複数台設置されているとき
には、動作しているエレベータに設置された監視カメラ
のみを駆動させる。
【0017】請求項8では、請求項1〜請求項7のいず
れかにおいて、時計機能を備えており、各住戸のモニタ
テレビ付インターホンは、予め設定された時間帯にの
み、エレベータに設置された監視カメラが撮影する映像
を、モニタテレビに映し出す。請求項9では、請求項1
〜請求項8のいずれかにおいて、各住戸のモニタテレビ
付インターホンは、エレベータ内の積載量が所定の範囲
内である場合にのみ、エレベータに設置された監視カメ
ラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出す。
【0018】請求項10では、請求項1〜請求項9のい
ずれかにおいて、各住戸のモニタテレビ付インターホン
は、エレベータが玄関階に停止してから住戸階に停止す
るまでの間のみ、エレベータに設置された監視カメラが
撮影する映像を、モニタテレビに映し出す。
【0019】請求項11では、請求項1〜請求項10の
いずれかにおいて、指紋照合装置には、各住戸人の指紋
データに対応させて、エレベータに設置された監視カメ
ラによる監視の有無を設定する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、集合住宅用監視
通話システムの構成の一例を示した図である。この集合
住宅には、エレベータが設置されており、少なくとも、
各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホン1と、
共同玄関に設置された指紋照合装置Aと、エレベータ内
に設置された監視カメラ8とを備える。
【0021】ここでは、指紋照合装置Aは、ロビーイン
ターホン2に内蔵されており、指紋の読取部に指を置け
ば、指紋データが読み取れるようになっている。また、
集合住宅には、管理人室などに設置された警報監視盤3
と、映像制御盤4と、指紋照合装置Aで読み取った指紋
データが住戸人の指紋データであるかを照合するIDコ
ントローラ5と、インタフェース盤6とを備え、エレベ
ータを制御するエレベータ制御盤7は、スイッチャ9を
介してインタフェース盤6に接続されている。
【0022】各住戸のインターホン1と警報監視盤3の
間、警報監視盤3とロビーインターホン2の間の各々で
は、通話線や多重伝送線等を用いてインターホン通話が
できるようになっており、各住戸のインターホン1とロ
ビーインターホン2間は、警報監視盤3を介して通話が
できるようになっている。また、映像制御盤4によっ
て、ロビーインターホン2の内蔵カメラで撮影された映
像や、エレベータ内の監視カメラ8で撮影された映像
が、映像線を通じて、住戸のインターホン1のモニタテ
レビMに映し出せるようになっている。
【0023】図では、エレベータは2台設けられてお
り、スイッチャ9において監視カメラ8の映像路が切替
制御できるようになっている。また、エレベータ内の通
話装置の通話路も切替制御できるようになっている。
【0024】本発明では、指紋照合装置Aは、住戸人を
照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インター
ホン1を呼び出す。一方、各住戸のインターホン1は、
指紋照合装置Aから呼び出されたときには、エレベータ
に設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテ
レビMに映し出す。
【0025】このように動作することによって、本発明
の集合住宅用監視通話システムでは、エレベータ内の監
視カメラ8が撮影する映像が、住戸内において映し出さ
れるため、夜間などの管理人が不在であるときでも、エ
レベータ内を監視することができる。また、エレベータ
は住戸階に向かって移動しているので、事故などがあっ
た場合でも、住戸内に居た人がエレベータホールに出向
き、迅速に対応することができる。
【0026】また、住戸人が帰宅した場合などにのみ、
その住戸人が住む住戸に設置されたインターホン1のみ
が、エレベータ内の映像監視を行うので、他の住戸のイ
ンターホン1が呼び出されて映像監視を行うことがな
く、他の住戸に対して迷惑がかからず、プライバシーを
侵害することもない。
【0027】指紋照合装置Aは、モニター起動用釦bを
接続した構成にすることもでき、この構成では、モニタ
ー起動用釦bを操作し、かつ、住戸人を照合したときに
は、その住戸のモニタテレビ付インターホン1を呼び出
す。一方、各住戸のインターホン1は、指紋照合装置A
から呼び出されたときには、エレベータに設置された監
視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し出
す。このように動作することによって、監視が必要なと
きにのみ、モニター起動用釦bを操作して、エレベータ
内を監視することができる。
【0028】図2には、上記したシステム全体の動作を
示している。指紋照合装置Aにおいて指紋が読み取られ
ると、IDコントローラ5に住戸人の指紋データととも
にモニター接続通知が送出され(100,101)、I
Dコントローラ5では、予め登録されている住戸人の指
紋データとの照合を行って(102)、指紋データが一
致すれば、その住戸人が住む住戸の住戸番号がインタフ
ェース盤6を介して警報監視盤3に送出される(10
3,104)。すると、警報監視盤3からロビーインタ
ーホン2側に解錠通知がなされ(105)、共同玄関の
電気錠が解錠される(106)。これによって、住戸人
は共同玄関から集合住宅内に入ることができる。
【0029】警報監視盤3は、電気錠の解錠通知ととも
に、インタフェース盤6に映像接続通知を行い(10
7)、エレベータ内の監視カメラ8の映像路を形成する
(108)。また、警報監視盤3は、該当住戸のインタ
ーホン1を呼び出し(109)、呼出音を出力させると
ともに、モニタテレビMを起動させて(110)、監視
カメラ8が映し出す映像を、住戸内のモニタテレビMに
映し出す(111)。なお、住戸におけるモニタテレビ
Mの起動(110)は、自動的に行うことには限定され
ず、呼出に対し、スイッチ操作などで手動で行うように
してもよい。
【0030】エレベータ内の映像監視の終了は、例え
ば、警報監視盤3によって監視開始から所定時間が経過
したときに、インターホン1に監視終了信号(モニタテ
レビMのオフ要求)を送出するとともに、インタフェー
ス盤6に映像開放通知を行うことによって行うようにす
ればよい。そうすれば、住戸のインターホン1では、モ
ニタテレビMが電源オフ状態になり、監視カメラ8の映
像路は開放される。
【0031】更に、モニター起動用釦bをロビーインタ
ーホン2に追加した構成では、指紋照合時に住戸でのモ
ニターが必要と思われる場合にモニター起動用釦bを押
下することにより、上記と同様な動作が行われる。すな
わち、知人と一緒に帰宅した場合は危険がないため、指
紋照合時にモニター起動用釦bを操押下せず、住戸での
エレベータ内監視は行われない。逆に夜間など一人で帰
宅して不安と感じた場合に指紋照合とともにモニター用
起動釦bを操作することにより、住戸でのエレベータ監
視が行われることになる。従って、監視が必要なときの
み、監視カメラを作動できるので映像路の占有率も下が
り、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。又、住
人が不安と思う場合に操作するため、より安全性が高ま
る。
【0032】指紋照合装置Aにおいて指紋を読み取る前
に、モニター起動用釦bが操作されなかった場合、図2
に示した動作では、IDコントローラ5に住戸人の指紋
データは送出されるが(100)、モニター接続通知
(101)は送出されない。IDコントローラ5では、
予め登録されている住戸人の指紋データとの照合を行っ
て(102)、指紋データが一致すれば、その住戸人が
住む住戸の住戸番号がインタフェース盤6を介して警報
監視盤3に送出される(103,104)。すると、警
報監視盤3からロビーインターホン2側に解錠通知がな
され(105)、共同玄関の電気錠が解錠される(10
6)。これによって、住戸人は共同玄関から集合住宅内
に入ることができる。
【0033】このとき、警報監視盤3は、IDコントロ
ーラ5から、インタフェース盤6を介して、住戸番号と
ともにモニタ接続通知を受けていないので、インタフェ
ース盤6に映像接続通知を行わず、したがって、監視カ
メラ8が映し出す映像が、住戸内のモニタテレビMに映
し出されることはない。
【0034】次に、本発明の集合住宅用監視通話システ
ムの別の構成を図3に示す。図1の構成とは、指紋照合
装置Bがロビーインターホン2に内蔵されるのではな
く、エレベータ内に設けられている点が異なっている。
【0035】エレベータ内の指紋照合装置Bは、住戸人
を照合したときには、その住戸のモニタテレビ付インタ
ーホン1を呼び出す。一方、各住戸のインターホン1
は、指紋照合装置Bから呼び出されたときには、エレベ
ータに設置された監視カメラ8が撮影する映像を、モニ
タテレビMに映し出す。
【0036】これによって、エレベータに乗ってから監
視が必要になったときに、指紋を読み取らせれば、エレ
ベータ内の監視カメラ8が撮影する映像が、住戸内にお
いて映し出されるため、夜間などの管理人が不在である
場合でも、エレベータ内を監視することができる。ま
た、エレベータは住戸階に向かって移動しているので、
事故などがあった場合でも、住戸内に居た人がエレベー
タホールに出向いて迅速に対応することができる。更
に、監視が必要なときにのみ、監視カメラ8を作動でき
るので、映像路の占有率も下がり、エレベータ映像専用
の配線をしないで済む。
【0037】また、住戸人が帰宅した場合などにのみ、
その住戸人が住む住戸に設置されたインターホン1のみ
が、エレベータ内の映像監視を行うので、他の住戸のイ
ンターホン1が呼び出されることがなく、他の住戸に対
して迷惑がかからない。
【0038】図4,5には、上記したシステム全体の動
作を示している。図4は、従来と同じの共同玄関の電気
錠の解錠動作を示しており、ロビーインターホン2にお
いて、例えば、住戸番号が入力され住戸の呼び出される
と(200)、警報監視盤3がそのロビーインターホン
2に映像接続通知を行うとともに(201)、指定され
た住戸のインターホン1を呼び出し(202)、モニタ
テレビMを起動させて(203)、ロビーインターホン
2側の映像をモニタテレビMに映し出す(204)。
【0039】住戸内のインターホン1では、映像を見
て、住戸人などであることを確認すれば、ハンドセット
の取り上げ等で応答し(205)、警報監視盤3によっ
てロビーインターホン2と住戸のインターホン1との通
話を可能にする(206)。そして、この通話中に、イ
ンターホン1の解錠ボタンを操作すると、警報監視盤3
に解錠通知がされるので(207)、警報監視盤3から
ロビーインターホン2側に解錠通知がなされ(20
8)、映像路の開放通知がされ、共同玄関の電気錠が解
錠される(209)。これによって、住戸人などは共同
玄関から集合住宅内に入ることができる。住戸のインタ
ーホン1では、ロビーインターホン2との通話を終了す
れば、モニタテレビMをオフ状態にする(210)。
【0040】図5には、エレベータに乗り込んでからエ
レベータ内の映像監視を開始する場合を示しており、指
紋照合装置Bにおいて指紋が読み取られると、IDコン
トローラ5Aに住戸人の指紋データが送出され(22
0)、IDコントローラ5では、予め登録されている住
戸人の指紋データとの照合を行って(221)、指紋デ
ータが一致すれば、その住戸人が住む住戸の住戸番号が
インタフェース盤6を介して警報監視盤3に送出される
(222,223)。
【0041】すると、警報監視盤3は、インタフェース
盤6に映像接続通知を行い(224)、エレベータ内の
監視カメラ8の映像路を形成する(225)。また、警
報監視盤3は、該当住戸のインターホン1を呼び出し
(226)、呼出音を出力させるとともに、モニタテレ
ビMを起動させて(227)、監視カメラ8が映し出す
映像を、住戸内のモニタテレビMに映し出す(22
8)。なお、住戸におけるモニタテレビMの起動(22
7)は、自動的に行うことには限定されず、呼出に対
し、スイッチ操作などで手動で行うようにしてもよい。
【0042】エレベータ内の映像監視の終了は、例え
ば、警報監視盤3によって監視開始から所定時間が経過
したときに、インターホン1に監視終了信号(モニタテ
レビMのオフ要求)を送出するとともに、インタフェー
ス盤6に映像開放通知を行うことによって行うようにす
ればよい。そうすれば、住戸のインターホン1では、モ
ニタテレビMが電源オフ状態になり、監視カメラ8の映
像路は開放される。また、再度、指紋照合装置Bによっ
て指紋データを読み取ったときに、映像監視を終了する
ようにしてもよい。
【0043】次に、モニタテレビ付インターホン1の内
部構成を図6にブロック図で示す。図示するインターホ
ン1は、住宅情報盤として機能するものであり、火災セ
ンサなどの各種セキュリティセンサを接続し、センサが
作動すると、異常の発生を警報監視盤3に通知するよう
になっている。
【0044】図において、11はインターホン1内の各
部を制御するCPU回路、12は警報監視盤3との間
で、多重伝送線や通話線を介して、信号の伝送を制御す
る伝送入出力回路、13はハンドセットHによるインタ
ーホン通話を制御する通話制御回路、14はスピーカS
P1からの警報出力を制御する警報出力回路、15は各
種センサなどの異常検知機器を接続する警報入力回路、
16は操作入力回路である。
【0045】ここでは、操作入力回路16は、共同玄関
の電気錠を解錠するための解錠ボタンb1と、映像監視
中のエレベータ内で異常が発生したときに操作する非常
ボタンb2の操作入力を検出するようになっている。C
PU回路11は、伝送入出力回路12を介して呼出信号
を受信すると、モニタテレビMを起動して、映像制御盤
4を介して送出されてくる映像を映し出す。
【0046】図7は、警報監視盤3の内部構成の一例を
示すブロック図である。図において、31は監視盤3内
の各部を制御するCPU回路、32は各住戸のインター
ホン1、ロビーインターホン2、インタフェース盤6と
の間で信号の伝送を制御する伝送入出力回路、33は住
戸ごとに設けられた表示窓や液晶ディスプレイなどで構
成される表示回路、34はスピーカSP3から警報音な
どを発生させる音発生回路、35は各種キー入力を検出
するキースキャン入力回路、36はインターホン通話を
制御するインターホン制御回路、37は外部機器に移報
接点出力を行う移報接点出力回路である。
【0047】CPU回路31は、伝送入出力回路12を
介して信号を送出することによって、各住戸の呼び出し
制御、通話制御、映像路の切り替え制御、共同玄関の電
気錠の解錠制御などを行う。
【0048】図8は、インタフェース盤6及びIDコン
トローラ5の内部構成の一例を示すブロック図である。
インタフェース盤6には、各部を制御するCPU回路6
1と、警報監視盤3との間で、多重伝送線などを介し、
信号の伝送を制御する伝送入出力回路62と、IDコン
トローラ5などとの間で、RS232Cのケーブルなど
を介し、信号の伝送を制御する伝送入出力回路63と、
エレベータ内の監視カメラ8から受信した映像信号(ベ
ースバンド)を変調して、映像制御盤4側に送出する映
像受信変調回路64と、接続部65とを備える。
【0049】CPU回路61は、IDコントローラ5,
5Aから、映像接続通知を受けた場合には、接続部65
に接続信号を出力して、エレベータ内の監視カメラ8か
らの映像を受信し、映像制御盤4(住戸のインターホン
1)側に送出している。
【0050】一方のIDコントローラ5には、各部を制
御するCPU回路51と、ロビーインターホン2に内蔵
された指紋照合装置Aとの間で信号の伝送を制御する伝
送入出力回路52と、インタフェース盤6との間で信号
の伝送を制御する伝送入出力回路53と、予めIDデー
タを登録したメモリ54とを備える。CPU回路51
は、指紋照合装置Aから、住戸人情報を受信したときに
は、メモリ54に登録にIDデータと照合し、一致する
ものがあれば、インタフェース盤5に対して映像接続通
知を行う。
【0051】なお、図3に示した構成のIDコントロー
ラ5Aも同様の構成であるが、伝送入出力回路52は、
エレベータに設置された指紋照合装置Bに接続されるこ
とになり、この装置Bとの間での伝送制御を行う点のみ
が異なる。
【0052】次に、本発明システムの別の動作について
説明する。図1に示したシステムと、図3に示したシス
テムのいずれにおいても、各住戸のモニタテレビ付イン
ターホン1は、非常ボタンb2が操作されたときには、
エレベータを最寄階で停止させるとともに、そのエレベ
ータのドアを開放させる。
【0053】すなわち、インターホン1において、エレ
ベータ内の映像を見て非常事態が発生したと判断したと
きには、非常ボタンb2を操作する。すると、警報監視
盤3が、インタフェース盤6を介してエレベータ制御盤
7に制御信号を送出して、エレベータを停止させ、ドア
を開放させる。これによって、エレベータ内に居る人の
救助が容易にできる。
【0054】また、各住戸のモニタテレビ付インターホ
ン1は、非常ボタンb2が操作されたときには、エレベ
ータ内に警報を出力したり、エレベータとの通話を可能
にすることができる。エレベータ内への警報出力は、警
報監視盤3から制御信号を送出し、エレベータ制御盤7
によってエレベータ内の警報ブザーなどを鳴動させて行
う。住戸のインターホン1とエレベータ内の通話装置と
の通話は、警報監視盤3が制御信号を送出して、警報監
視盤3、インタフェース盤6、エレベータ制御盤7を介
して行われる。なお、エレベータ内の通話装置は、エレ
ベータ制御盤7を介さずに、警報監視盤3に直接接続さ
れる構成であってもよい。
【0055】このように、エレベータ内に警報を出力し
たり、住戸内から話し掛けることができれば、強盗や痴
漢などに対して威嚇することができるので、犯罪を未然
に防ぐことができ安全性が高まる。
【0056】図9には、上記動作をフローチャート(3
00〜310)で示している。指紋照合装置A,Bにお
いて指紋を照合すると(300)、インタフェース盤6
においてエレベータ内の映像を接続制御し(301)、
該当住戸を呼び出して、モニタテレビMを起動する(3
02)。監視中に非常事態が発生しなければ、エレベー
タの停止などによって監視を終了するが(304)、モ
ニタテレビMで非常事態の発生を確認すると(303,
305)、インターホン1の非常ボタンb2を操作する
(306)。
【0057】そうすれば、エレベータを最寄りの階に緊
急停止させ、ドアを開放させたり(307)、エレベー
タ内の警報ブザーを鳴動させたり(308)、エレベー
タ内の通話装置から音声で威嚇したりする(309)。
これによって、非常ボタンb2を操作した住戸人は、エ
レベータに居た住戸人などの救助に向かうことができる
(310)。
【0058】なお、非常ボタンb2を操作したときの動
作は、エレベータの緊急停止及びドアの開放、警報ブザ
ーの出力、通話装置による通話のうち、2以上を組み合
わせたものであってもよく、管理人が不在になる時間帯
や曜日などによって、各動作や組み合わせを切り替える
ようにしてもよい。また、エレベータを緊急停止させる
ときには、最寄階ではなく、住戸階まで移動してから停
止させるようにしてもよい。
【0059】更に、非常ボタンb2を操作したときに、
警報監視盤3や住戸のインターホン1から、警備システ
ムや電話回線などを通じて、警備会社などを自動的に呼
び出すようにしてもよい。
【0060】次に、本発明システムの更に別の動作につ
いて説明する。図1に示した構成のシステムにおいて、
集合住宅内にエレベータが複数台設置されているときに
は、動作しているエレベータに設置された監視カメラ8
のみを駆動させることができる。これによって、監視が
必要なエレベータ内の映像のみが住戸のモニタテレビM
に映し出されることになる。
【0061】なお、図3に示した構成のシステムでは、
各エレベータ内に指紋照合装置Bが設置されているの
で、指紋照合をしたときには、必ずエレベータは作動し
ており、エレベータの作動を判別することに実質的な効
果はない。
【0062】図10には、上記した場合のスイッチャ9
の動作をフローチャート(400〜405)で示してい
る。インタフェース盤6から映像接続通知があった後
(400)、エレベータ制御盤7からエレベータ作動信
号を検知したときには(401)、映像開放通知がある
まで、そのエレベータ内に設置された監視カメラ8のみ
を接続する。また、作動しているエレベータが複数台あ
るときには、これらのエレベータに設置された監視カメ
ラ8を時分割で切り替え接続する(402〜405)。
【0063】次に、本発明システムの更に別の動作につ
いて説明する。集合住宅には、図1に示した構成のシス
テムにおいて、時計機能を更に備え、各住戸のモニタテ
レビ付インターホン1は、予め設定された時間帯にの
み、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映
像を、モニタテレビMに映し出す。これによって、監視
が必要となる夜間等のみに、監視をすることができる。
また、映像路の占有率も下がるので、エレベータ映像専
用の配線をしないで済む。
【0064】なお、時計機能は、指紋照合装置A、警報
監視盤3、住戸のインターホン1、監視カメラ8など、
いずれに設けていてもよい。図11(a)には、夜間の
みに監視を行う場合の例をフローチャート(500〜5
03)で示している。
【0065】図3に示した構成のシステムにおいても、
各エレベータ内に指紋照合装置Bにおいて指紋照合が行
われても、予め設定された時間帯でなければ、エレベー
タ内の映像監視を行わない。また、逆に、緊急事態の発
生に対処するため、予め設定された時間帯以外であって
も、指紋照合装置Bで指紋照合が行われれば、強制的に
エレベータ内の映像監視を行うようにしてもよい。
【0066】また、各住戸のモニタテレビ付インターホ
ン1は、図1に示した構成のシステムにおいて、エレベ
ータ内の積載量が所定の範囲内(例えば100kg〜2
50kg)である場合にのみ、エレベータに設置された
監視カメラ8が撮影する映像を、モニタテレビMに映し
出す。これによって、エレベータに乗っている人が1人
だけである場合や、多くの人が乗っている場合には、監
視をしないようにできる。また、映像路の占有率も下が
るので、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0067】図11(b)には、エレベータ制御盤7
が、エレベータ内に2〜3人が乗っていることを検知し
たときにのみ、監視を行う場合の例をフローチャート
(510〜513)で示している。
【0068】なお、この場合は、途中階で人が降り、エ
レベータ内に1人だけが乗っている状態になったことを
検知したときには、監視を終了するようにしてもよい。
逆に、1人だけが乗っていた状態から、途中階で人が乗
り込んできた場合には、監視を開始したり、再開するこ
とが望ましい。
【0069】インタフェース盤6は、エレベータ制御盤
7からの制御信号により、警報監視盤3に対して、該当
住戸のモニタテレビMのオン要求又はオフ要求をしても
よいし、エレベータ制御盤7側と映像線のみで接続され
ている場合には、エレベータ制御盤7(監視カメラ8)
からの映像信号の有無によって、モニタテレビMのオン
要求又はオフ要求を行ってもよい。この動作は、他の場
合においても同様である。
【0070】図3に示した構成のシステムにおいても、
各エレベータ内に指紋照合装置Bにおいて指紋照合が行
われても、エレベータの積載量が、予め設定された積載
量の範囲内でなければ、エレベータ内の映像監視を行わ
ない。また、逆に、緊急事態の発生に対処するため、予
め設定された積載量の範囲外であっても、指紋照合装置
Bで指紋照合が行われれば、強制的にエレベータ内の映
像監視を行うようにしてもよい。
【0071】次に、本発明システムの更に別の動作につ
いて説明する。図1に示した構成のシステムにおいて、
各住戸のモニタテレビ付インターホン1は、エレベータ
が玄関階に停止してから住戸階に停止するまでの間の
み、エレベータに設置された監視カメラ8が撮影する映
像を、モニタテレビMに映し出す。これによって、エレ
ベータに乗り込むまでの間や、エレベータを降りてから
等の監視が不要な時間に、住戸のモニタテレビMに映像
が映し出されることがない。また、映像路の占有率も下
がるので、エレベータ映像専用の配線をしないで済む。
【0072】なお、図3に示した構成のシステムでは、
各エレベータ内に指紋照合装置Bが設置されているの
で、指紋照合をしたときには、必ずエレベータ内に人が
乗っており、エレベータの作動を判別することに実質的
な効果はない。しかし、エレベータ内の映像監視を終了
するときを、住戸階に停止したときとすれば、エレベー
タを降りてから等の監視が不要な時間に、住戸のモニタ
テレビMに映像が映し出されることがない。
【0073】図12には、上記動作の一例をフローチャ
ート(600〜607)で示している。ここでは、エレ
ベータが玄関階に停止してから(601)、住戸階に停
止した後、ドアが開いて人が降り、ドアが閉まるまで
(605)を監視している。なお、監視する期間をエレ
ベータの動作中等としたり、監視の開始を、エレベータ
が玄関階に停止してドアが開く直前から等としてもよ
い。
【0074】次に、本発明システムの更に別の動作につ
いて説明する。図1、図3に示した構成のシステムにお
いて、指紋照合装置A,Bには、各住戸の住戸人の指紋
データに対応させて、エレベータに設置された監視カメ
ラによる監視の有無を設定することができる。
【0075】これによって、エレベータ内の監視が不要
な人に対して、監視がされることがなく、いちいちイン
ターホン1を呼び出すことがない。したがって、成人男
性などに対しては、予め、指紋照合装置A,Bに「監視
無」を登録しておけばよい。また、不要な監視がされな
ければ、映像路の占有率も下がるので、エレベータ映像
専用の配線をしないで済む。
【0076】なお、図1,3に示したシステムでは、指
紋の照合は、実際はIDコントローラ5,5Aによって
行われるので、上記したデータは、IDコントローラ
5,5A(図8に示したメモリ54)に登録されてい
る。指紋データなどを登録するときには、例えば、指紋
照合装置A,Bを登録モードとして、指紋を読み取らせ
るとともに、キー操作などによって、住戸番号や監視の
有無を入力すればよい。
【0077】図13(a)には、IDコントローラ5,
5Aに登録されているIDデータの構成を模式的に示し
ている。住戸番号に対応させて、その住戸の各住戸人の
指紋データと、エレベータ内の監視の有無が設定され
る。
【0078】図13(b)には、IDコントローラに
5,5Aに「監視有」が設定されている人にのみ、監視
を行う場合の例をフローチャート(700〜703)で
示している。これによって、例えば、図(a)の(ア)
に指紋データを登録した人は、例え、指紋照合装置A,
Bにおいて指紋を読み取ったとしても、「監視無」が設
定されているので、エレベータ内の映像監視がされるこ
とがない。
【0079】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1〜請求項11の各々に記載の集合住宅用
監視通話システムでは、指紋照合装置から住戸のモニタ
テレビ付インターホンを呼び出して、エレベータに設置
された監視カメラが撮影する映像を、住戸のモニタテレ
ビに映し出すことができるので、夜間などの管理人が不
在であるときにも、エレベータ内を監視することができ
る。また、エレベータは住戸階に向かって移動している
ので、事故などがあった場合でも、住戸内に居た人がエ
レベータホールに出向いて迅速に対応することができ
る。
【0080】更に、住戸人が帰宅した場合などにのみ、
その住戸人が住む住戸に設置されたインターホンのみ
が、エレベータ内の映像監視を行うので、他の住戸のイ
ンターホンが呼び出されて映像監視を行うことがなく、
他の住戸に対して迷惑がかからない。
【0081】特に、請求項1では、共同玄関の指紋照合
装置で住戸人を照合すれば、その住戸人の住戸を呼び出
して、住戸内のモニタテレビでエレベータ内の映像監視
が実行できる。また、請求項2では、指紋照合時にモニ
ター起動用釦を操作することにより、監視が必要な時の
み動作するので余計な監視がされることがない。また、
請求項3では、エレベータに乗ってから、エレベータ内
の指紋照合装置で住戸人を照合すれば、その住戸人の住
戸を呼び出して、住戸内のモニタテレビでエレベータ内
の映像監視が実行できる。
【0082】請求項4では、住戸のモニタテレビ付イン
ターホンにおいて、エレベータの映像監視中に非常ボタ
ンを操作すれば、エレベータを最寄階で停止させ、その
エレベータのドアを開放させるので、エレベータ内に居
る人の救助が容易にできる。
【0083】請求項5では、住戸のモニタテレビ付イン
ターホンにおいて、エレベータの映像監視中に非常ボタ
ンを操作すれば、エレベータ内に警報を出力するので、
強盗や痴漢などに対して威嚇することができ、安全性が
高まる。また、請求項6では、住戸のモニタテレビ付イ
ンターホンにおいて、エレベータの映像監視中に非常ボ
タンを操作すれば、エレベータとの通話が可能になるの
で、住戸内から話し掛ければ、強盗や痴漢などに対して
威嚇することができ、安全性が高まる。
【0084】請求項7では、エレベータが複数台設置さ
れているときには、動作しているエレベータに設置され
た監視カメラのみを駆動させるので、監視が必要なエレ
ベータ内の映像のみが住戸のモニタテレビに映し出され
る。
【0085】請求項8では、住戸のモニタテレビ付イン
ターホンは、予め設定された時間帯にのみ、エレベータ
内の映像監視を行い、請求項9では、住戸のモニタテレ
ビ付インターホンは、エレベータ内の積載量が所定の範
囲内である場合にのみ、エレベータ内の映像監視を行う
ので、監視する必要がある場合にのみ、モニタテレビを
作動させることができる。
【0086】請求項10では、住戸のモニタテレビ付イ
ンターホンは、エレベータが玄関階に停止してから住戸
階に停止するまでの間のみ、エレベータ内の映像監視を
行うので、エレベータに乗り込むまでの間や、エレベー
タを降りてからなどの監視が不要な時間に、モニタテレ
ビに映像が映し出されることがない。
【0087】請求項11では、指紋照合装置に、各住戸
人の指紋データに対応させて、エレベータに設置された
監視カメラによる監視の有無を設定できるので、エレベ
ータ内の監視が不要な人に対して、監視がされることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集合住宅用監視通話システムの構成の
一例を示す図である。
【図2】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の
一例を示す図である。
【図3】本発明の集合住宅用監視通話システムの構成の
他の例を示す図である。
【図4】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の
他の例を示す図である。
【図5】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の
他の例を示す図である。
【図6】モニタテレビ付インターホンの構成の一例を示
すブロック図である。
【図7】警報監視盤の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図8】インタフェース盤及びIDコントローラの構成
の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作の
例を示すフローチャートである。
【図10】スイッチャの動作の例を示すフローチャート
である。
【図11】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作
の例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の集合住宅用監視通話システムの動作
の例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の集合住宅用監視通話システムにおけ
るIDデータを模式的に示す図、及びシステムの動作の
例を示すフローチャートである。
【図14】従来の集合住宅用監視通話システムの構成を
示す図である。
【符号の説明】
A,B 指紋照合装置 1 モニタテレビ付インターホン 2 ロビーインターホン 3 警報監視盤 4 映像制御盤 5,5A IDコントローラ 6 インタフェース盤 7 エレベータ制御盤 8 監視カメラ 9 スイッチャ b モニター起動釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 D H (72)発明者 田中 敏明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 久松 伸夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 上田 毅 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 松岡 達雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大森 正 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 濱地 浩秋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤原 誠司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F303 CA02 CA13 EA01 EA09 5C054 AA01 CA04 CC05 CD06 CG03 CH10 DA08 EA01 EA05 FA09 FC12 FE02 FE26 FF02 FF06 HA18 HA19 HA22 5C087 AA02 AA03 AA09 AA24 AA25 BB03 BB64 BB65 BB75 DD05 DD18 DD36 EE05 EE06 EE08 EE18 FF24 GG12 GG19 GG32 GG67 5K038 CC12 DD15 DD23 FF04 GG02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータが設置されている集合住宅にお
    いて、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホン
    と、共同玄関に設置された指紋照合装置と、エレベータ
    内に設置された監視カメラとを備えた集合住宅用監視通
    話システムであって、 上記指紋照合装置は、住戸人の指紋を照合したときに
    は、その住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出す
    一方、 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、上記指紋
    照合装置から呼び出されたときには、上記エレベータに
    設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビ
    に映し出すことを特徴とする集合住宅用監視通話システ
    ム。
  2. 【請求項2】エレベータが設置されている集合住宅にお
    いて、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホン
    と、共同玄関に設置された指紋照合装置と、エレベータ
    内に設置された監視カメラとを備えた集合住宅用監視通
    話システムであって、 上記指紋照合装置は、モニター起動用釦が接続されてお
    り、住戸人の指紋を照合する際にモニター起動用釦が操
    作されると、その住戸のモニタテレビ付インターホンを
    呼び出す一方、 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、上記指紋
    照合装置から呼び出されたときには、上記エレベータに
    設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビ
    に映し出すことを特徴とする集合住宅用監視通話システ
    ム。
  3. 【請求項3】エレベータが設置されている集合住宅にお
    いて、各住戸に設置されたモニタテレビ付インターホン
    と、エレベータ内に設置された指紋照合装置及び監視カ
    メラとを備えた集合住宅用監視通話システムであって、 上記指紋照合装置は、住戸人の指紋を照合したときに
    は、その住戸のモニタテレビ付インターホンを呼び出す
    一方、 上記各住戸のモニタテレビ付インターホンは、上記指紋
    照合装置から呼び出されたときには、上記エレベータに
    設置された監視カメラが撮影する映像を、モニタテレビ
    に映し出すことを特徴とする集合住宅用監視通話システ
    ム。
  4. 【請求項4】上記各住戸のモニタテレビ付インターホン
    は、非常ボタンを備えており、その非常ボタンが操作さ
    れたときには、エレベータを最寄階で停止させるととも
    に、そのエレベータのドアを開放させることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の集合住宅用監
    視通話システム。
  5. 【請求項5】上記各住戸のモニタテレビ付インターホン
    は、非常ボタンを備えており、その非常ボタンが操作さ
    れたときには、エレベータ内に警報を出力することを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の集合住
    宅用監視通話システム。
  6. 【請求項6】上記各住戸のモニタテレビ付インターホン
    は、非常ボタンを備えており、その非常ボタンが操作さ
    れたときには、エレベータとの通話を可能にすることを
    特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の集合
    住宅用監視通話システム。
  7. 【請求項7】エレベータが複数台設置されているときに
    は、動作しているエレベータに設置された監視カメラの
    みを駆動させることを特徴とする請求項1〜請求項6の
    いずれかに記載の集合住宅用監視通話システム。
  8. 【請求項8】時計機能を備えており、上記各住戸のモニ
    タテレビ付インターホンは、予め設定された時間帯にの
    み、上記エレベータに設置された監視カメラが撮影する
    映像を、モニタテレビに映し出すことを特徴とする請求
    項1〜請求項7のいずれかに記載の集合住宅用監視通話
    システム。
  9. 【請求項9】上記各住戸のモニタテレビ付インターホン
    は、上記エレベータ内の積載量が所定の範囲内である場
    合にのみ、上記エレベータに設置された監視カメラが撮
    影する映像を、モニタテレビに映し出すことを特徴とす
    る請求項1〜請求項8のいずれかに記載の集合住宅用監
    視通話システム。
  10. 【請求項10】上記各住戸のモニタテレビ付インターホ
    ンは、上記エレベータが玄関階に停止してから住戸階に
    停止するまでの間のみ、上記エレベータに設置された監
    視カメラが撮影する映像を、モニタテレビに映し出すこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の
    集合住宅用監視通話システム。
  11. 【請求項11】上記指紋照合装置には、各住戸人の指紋
    データに対応させて、上記エレベータに設置された監視
    カメラによる監視の有無を設定することを特徴とする請
    求項1〜請求項10のいずれかに記載の集合住宅用監視
    通話システム。
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