JP2001253507A - スタック装置 - Google Patents

スタック装置

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JP2001253507A
JP2001253507A JP2000068704A JP2000068704A JP2001253507A JP 2001253507 A JP2001253507 A JP 2001253507A JP 2000068704 A JP2000068704 A JP 2000068704A JP 2000068704 A JP2000068704 A JP 2000068704A JP 2001253507 A JP2001253507 A JP 2001253507A
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magazines
magazine
supply
transmission
unit
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JP2000068704A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Saito
三男 斉藤
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Nidec Powertrain Systems Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の安全性及び作業性を確保しつつ、一
度に多量のマガジンを供給することができるスタック装
置を提供する。 【解決手段】 供給部4に供給された複数のマガジンを
押し当て部材21によって送受作業部3に順次送る。送
受作業部3に送られたマガジンを昇降部材43によって
支持するとともに、昇降部材43をへ方へ向けて間欠的
に移動させ、送受空間Cにおいて、ボンディング装置か
ら送られてくるリードフレームをマガジン内に複数収容
させる。リードフレームの収容数が一定量に達したら、
昇降部材43をさらに下降させマガジンを停留部5の基
端部に降ろし、マガジンを押し出し板65によって停留
部5の先端部側へ送り出し、停留部5に停留させる。供
給部4が水平方向に延在するため、供給部4の延在寸法
を長くすれば一度にセットできるマガジンの数を増やす
ることができる。しかも作業者がマガジンを供給する高
さを高くする必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
ラインに用いるスタック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、短冊状のリードフレームをワーク
とする半導体装置の製造ラインにおいては、図8に示す
ように、ダイボンダやワイヤボンダ等のボンディング装
置100の上流側にはローダ101が配置され、その下
流側にはアンローダ102が配置されている。ローダ1
01はボンディング装置100にリードフレームを供給
するためのスタック装置、アンローダ102はボンディ
ング作業が終了したリードフレームをボンディング装置
100から受け取りそれを停留させるためのスタック装
置である。ローダ101及びアンローダ102とボンデ
ィング装置100との間における前述したようなリード
フレームの送受作業には、例えば図9に示すようなマガ
ジン103が用いられている。マガジン103は左右両
側が開口する断面矩形の容器体の内側両壁面に、リード
フレーム104の両側辺を挿入するための溝103aが
上下方向に一定間隔で複数設けられたものであって、ボ
ンディング作業前又はボンディング作業後の状態におけ
るリードフレーム104が上下に間隔をおいて収容可能
となっている。
【0003】また、ローダ101及びアンローダ102
は、作業者Mによって前述したマガジン103が上下に
積み重ねた状態で複数個セットされる構造、及び供給さ
れたマガジン103を順次、一定のピッチで下方(矢示
イ方向)へ間欠的に移動させる間欠移動機構を備えるこ
とによって、ボンディング装置100の稼働時に、各マ
ガジン103とボンディング装置100との間における
リードフレーム104の送受が可能となっている。すな
わち、作業対象となるマガジン103をボンディング装
置側のボンディング作業に連動して移動させることによ
り、ローダ101側では、マガジン103に収容された
複数のリードフレーム104を順次ボンディング装置1
00側に送り出すことができ、アンローダ102側で
は、ボンディング装置100側から送られるリードフレ
ーム104をマガジン103の全収容位置に収容できる
ようになっている。また、ローダ101及びアンローダ
102においては、前述したリードフレーム104の送
受作業が完了した最下段のマガジン103を順次水平方
向(矢示ロ方向)へ移動し、整列して停留させるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のローダ101及びアンローダ102において
は、マガジン103を上下に積み重ねた状態で供給する
構成であるため、マガジン103を供給する作業者の安
全性及び作業性を考慮すると、一度に供給できるマガジ
ン103の数には限界があった。かかることから、作業
者は頻繁にマガジン103の供給作業を行う必要があ
り、ラインの生産効率を向上させるうえでの妨げとなっ
ていた。
【0005】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、作業者の安全性及び作業性を確保しつ
つ、一度に多量のマガジンを供給することができるスタ
ック装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、半導体装置の製造ライン
に他の装置に隣接して配置されるスタック装置におい
て、前記他の装置との間でワークの送受作業が行われる
マガジンを複数供給する供給部と、この供給部に供給さ
れた複数のマガジンを前記送受作業に伴い前記他の装置
と連動して鉛直方向に間欠的に移動させる間欠移動機構
を有した送受作業部と、この送受作業部にて間欠的に移
動され前記送受作業が完了したマガジンを停留させる停
留部とを備え、前記供給部と前記停留部とが前記送受作
業部の上方側と下方側とに相離間して連結されるととも
に、前記供給部が水平方向に延在するものとした。
【0007】かかる構成においては、供給部が水平方向
に延在しているため、供給部に一度にセットできるマガ
ジンの数を増やしても、マガジンの供給位置の高さが一
定となる。
【0008】また、請求項2の発明にあっては、前記供
給部に、当該供給部の延在方向に並ぶ複数の前記マガジ
ンであって前記送受作業部と離間する側のマガジンに当
接する押し当て部材と、この押し当て部材を前記送受作
業部へ向けて駆動し、前記押し当て部材により前記複数
のマガジンを移動させ前記送受作業部と近接する側のマ
ガジンを前記送受作業部へ送る駆動手段とが設けられ、
前記押し当て部材が前記駆動手段の非動作時における前
記送受作業部と離間する方向への移動を許容されたもの
とした。
【0009】かかる構成においては、駆動手段の非動作
時には、前回セットしたマガジンが供給部に残存してい
る状態でも、押し当て部材の送受作業部と離間する方向
への移動操作が可能であるため、供給部へマガジンを適
宜追加して供給することができる。
【0010】また、請求項3の発明にあっては、前記駆
動手段はエアシリンダであるものとした。
【0011】かかる構成においては、押し当て部材の駆
動機構を複雑にすることなく、押し当て部材の移動距
離、つまり供給部の延長を長くすることができる。
【0012】また、請求項4の発明にあっては、前記間
欠移動機構は、前記送受作業の対象となる前記マガジン
を支持する昇降部材と、この昇降部材を駆動するパルス
モータとを有するものとした。
【0013】かかる構成においては、マガジンを送受作
業部で間欠的に移動する際のピッチを必要に応じて変化
させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、半導体装置の製造ライ
ンにボンディング装置と並んで設置されアンローダとし
て使用される本発明に係るスタック装置1を示す右側面
図である。
【0015】このスタック装置1は、図2及び図3に示
したように、主としてベース2上に立設された送受作業
部3と、送受作業部3の正面側(図で左側)の上方側と
下方側とに連結され、互いに平行をなして略水平方向に
延在する供給部4と停留部5とによって構成された2階
建て構造を有している。以下、各部の構造を図を参照し
ながら詳述する。
【0016】(供給部の構成)前記供給部4は、従来の
技術で図9をもって説明したマガジン103が複数供給
される部分であって、図2〜図4に示すように、基端側
が送受作業部3側に連結され先端側が支柱6及び停留部
5を介して前記ベース2に支持された供給レール11を
中心に構成されている。供給レール11は上方に向かっ
て開口するコ字形の横断形状を有するとともに、その上
部をレールプレート12によって閉鎖されている。レー
ルプレート12の表面側には、図4示すように、送受作
業部3から供給レール11の先端側にかけて延在し前記
マガジン103をスライド自在に支持する内側レール1
3a,13aと外側レール13b,13bが、レールプ
レート12の幅方向に平行して突設されている。
【0017】また、内側レール13a,13aの間には
それらと平行して2本の長穴14,14が開口してお
り、外側レール13b,13bのさらに外側には、前記
マガジン103の横ずれを防止する一対のガイドプレー
ト15a,15aがビス止めされている。なお、右側の
ガイドプレート15aについては、図に二点鎖線で示し
た内側レール13aに近接する位置、及びそれらの中間
位置に選択的に取付可能であり、幅が異なる3種類のマ
ガジン103に対応できるようになっている。
【0018】一方、図3に示したように、レールプレー
ト12によって閉鎖された前記供給レール11の内部に
は、供給レール11に沿って延在する第1のエアシリン
ダ16が収容されている。第1のエアシリンダ16は本
発明の駆動手段であって、その先端部に設けられたエア
ー供給部16aからエアーが供給された作動時に、先端
部側から前記送受作業部3に向かって駆動されるスライ
ダ17と、スライダ17を摺動自在に支持するガイドロ
ッド18とを有している。スライダ17には、前記レー
ルプレート12に開口する前記長穴14,14を貫通し
て上方に突出する一対のL字金具19,19を介して断
面矩形の取付部材20が取り付けられている。
【0019】取付部材20には、第1のエアシリンダ1
6の動作に伴って前記レールプレート12上に供給され
ている最も先端部側(手前側)に位置するマガジン10
3に当接するとともに、それを送受作業部3に向かって
押圧する板状の押し当て部材21,21が供給レール1
1の幅方向に離間して2枚設けられている。取付部材2
0の上面には、上端側が供給部4の先端側に向かって手
前側に屈曲したハンドル22が設けられており、第1の
エアシリンダ16が非動作状態にあるときには、ハンド
ル22を手前に引くことによって作業者が手動で押し当
て部材22,22を供給部4の先端側に後退できるよう
になっている。なお、前記スライダ17における送受作
業部3側への移動限界は、押し当て部材21,21が送
受作業部3の内側に達する位置となっている。
【0020】(送受作業部の構成)前記送受作業部3
は、リードフレームの送受作業に際して、供給部4側か
ら送られるマガジン103をボンディング装置の動作と
連動して鉛直方向に間欠的に移動させる部分であって、
ベース2上に立設されるとともに背面側の両側部を一組
の補強部材31,31によって強固に固定された縦壁部
材32と、縦壁部材32に組み付けられた複数の部材及
び部品によって構成されている。
【0021】すなわち、図4に示すように、縦壁部材3
2の正面側の両側部には、前述した供給部4が連結され
た上方側に相対向する側壁部材33,33が設けられ、
右側の側壁部材33の内側には、図示省略した調整機構
により縦壁部材32の幅方向に位置調整が可能な可動壁
部材34が設けられている。この可動壁部材34と左側
の側壁部材33には、供給部4側から送られるマガジン
103を上下方向に摺動自在に受容する受容空間Bを形
成する固定ガイド部材35a,35aと可動ガイド部材
35b,35bとがそれぞれ対をなして設けられてい
る。固定ガイド部材35a,35aと可動ガイド部材3
5b,35bとは平面L字形の部材であって、正面側か
ら見て奥側(図2で右側)に位置する可動ガイド部材3
5b,35bは前後方向への位置調整が可能となってい
る。つまり可動壁部材34と可動ガイド部材35b,3
5bとの位置調整を行うことにより、前記受容空間Bの
寸法形状を幅寸法や奥行き寸法の異なる複数種のマガジ
ン103に応じて調整できるよう構成されている。
【0022】図5に示すように、左側の側壁部材33と
可動壁部材34の外側面には、上下方向の中程に第2の
エアシリンダ36,36が対をなして設けられている。
第2のエアシリンダ36が有する駆動ロッドには、左側
の側壁部材33及び可動壁部材34に埋没する待機位置
と、前記受容空間Bに突出する図示した支持位置とに移
動する上側ストッパ37が設けられており、上側ストッ
パ37が支持位置に移動された状態では、前述した前記
供給部4側から移動したマガジン103が、そのまま受
容空間Bの上方に位置固定されるようになっている。さ
らに可動壁部材34の外側面には、第2のエアシリンダ
36の下方に位置して、第3のエアシリンダ38が設け
られている。第3のエアシリンダ38が有する駆動ロッ
ドにも、第2のエアシリンダ36と同様の待機位置と支
持位置とに移動する下側ストッパ39が設けられてい
る。下側ストッパ39は、受容空間B内で上側ストッパ
37の下方に移動したマガジン103を必要に応じて左
側の側壁部材33に押圧し、その落下を防止するための
ものであり、それに都合のよい形状を確保されている。
【0023】一方、前記縦壁部材32の前面には、幅方
向の中心に位置して上下に延びるガイドレール41が設
けられている。ガイドレール41には、受容空間B内で
マガジン103を支持するL字形に折曲された一対の腕
42,42を有した昇降部材43が、平面コ字状の可動
片44(図4参照)を介してスライド自在に支持されて
いる。図6に示すように昇降部材43の背面には、縦壁
部材32の背面に上下に延在する送りネジ45に螺合す
る駆動ナット46が連結されている。送りネジ45の上
端には従動側プーリー47が設けられており、従動側プ
ーリー47と、送りネジ45の上端側の近傍に配置され
たパルスモータ48が有する駆動側プーリー49との間
に駆動ベルト50が掛け渡されている。したがって、パ
ルスモータ48に供給する駆動パルスの制御により、昇
降部材43を昇降させ、かつその移動方向およびリード
フレームの送受作業時における移動ピッチの制御が可能
となっている。つまり本発明の間欠移動機構が実現され
ている。
【0024】また、前記縦壁部材32の背面には、昇降
部材43における所定の動作位置を検知するための複数
の検知スイッチ、すなわち上昇端スイッチ51、1段目
スイッチ52、サイドロックスイッチ53、原点スイッ
チ54、下降端スイッチ55が設けられている。上昇端
スイッチ51は前記駆動ナット46が有するスイッチ片
56を検知する光電スイッチであって、他のスイッチ5
2〜55は、昇降部材43が有するスイッチ片57を検
知する光電スイッチであるとともに上下一列に並んで配
置されている。さらに、縦壁部材32の前面には、供給
部4側から送られたマガジン103が受容空間Bに受容
されたことを検知するための供給スイッチ58(図2参
照)が設けられ、かつ前述した供給レール11の基端部
には、受容空間Bの下方側の開口部分、つまりボンディ
ング装置との間でリードフレームの送受が行われる送受
空間Cにおけるマガジン103の有無を検出する作業部
スイッチ59が設けられている。
【0025】(停留部の構成)停留部5は、前述した送
受作業部3から送られるとともに、ボンディング装置か
ら送られたリードフレームが収容されたマガジン103
を停留させておく部分であって、ベース2上に組み付け
られた複数の部材及び部品によって構成されている。
【0026】すなわち、図3に示すようにベース2の上
面側は、前記縦壁部材32の正面側の領域をカバープレ
ート61によって覆われている。カバープレート61の
上面には、図7に示すように、停留部5の延在方向に平
行して延びる一対のレール62,62(図2、図3、図
5では省略。)が設けられており、双方の間隔は、使用
可能なマガジン103のうちで幅が最も狭いマガジン1
03に対応して設定されている。ベース2上には、前記
縦壁部材32の下端部から背面側に位置して第3のエア
シリンダ64が配置されている。第3のエアシリンダ6
4が有する駆動ロッドには、図5に示したように上方に
開口する略コ字形の押し出し板65が設けられており、
押し出し板65は第3のエアシリンダ64の動作に伴
い、図6に実線で示した待機位置から二点鎖線で示した
押し出し位置に駆動され、送受作業部3から送られたマ
ガジン103を停留部5の先端部側(手前側)へ送り出
す。なお、その送り出し量はマガジン103の奥行き寸
法よりやや大きな量である。停留部5の先端部側には、
送受作業部3側から送り出された最前部のマガジン10
3を検知するための限界スイッチ66が埋設されてい
る。限界スイッチ66は、カバープレート61に設けら
れた切欠き穴を介して表面に延出したスイッチ片67を
有するマイクロスイッチである。
【0027】そして、以上の構成からなるスタック装置
1においては、前記供給部4に複数のマガジン103が
供給された状態にあるとき、図外の制御装置による所定
の制御に基づきボンディング装置側のボンディング動作
と連動し、以下のように動作する。すなわち、スタック
装置1は動作を開始すると、押し当て部材21,21
が、供給されている全マガジン103を送受作業部3側
へ移動させ、先頭に位置する第1のマガジン103を受
容空間Bへ押し入れ、第1のマガジン103を上側スト
ッパ37,37上に載置する。また、供給スイッチ58
がその状態を検知すると、第1のエアシリンダ16への
エア供給を停止する。次に、昇降部材43が上昇を開始
し、それが受容空間B内のマガジン103の底部に達す
る上昇端まで上昇すると、上側ストッパ37,37が待
機位置へ後退してマガジン103を昇降部材43に支持
させる。
【0028】引き続き、昇降部材43が下降を開始し、
マガジン103が1つ分下がった位置まで下降すると、
1段目スイッチ52がそれを検知する。それに伴い昇降
部材43が停止するととともに上側ストッパ37,37
が支持位置に再び突出する一方、第1のエアシリンダ1
6が再び動作し、後続する第2のマガジン103を受容
空間B内へ移動して上側ストッパ37,37に載置させ
る。同時に、上側ストッパ37,37が待機位置へ後退
することにより、第2のマガジン103を第1のマガジ
ン103の上に載せる。一方、このとき、第1のマガジ
ン103の下端部は、ボンディング装置からリードフレ
ームが送られてくる送受空間Cに達しており、その状態
で昇降部材43が一定のピッチで断続的に下降すること
により、第1のマガジン103内へのリードフレームの
収容が開始される。なお、送受作業の準備が整ったこと
は、作業部スイッチ59によって検知され事前にボンデ
ィング装置に知らされる。
【0029】次に、昇降部材43が、第1のマガジン1
03の全収容箇所にリードフレームが収容される所定位
置まで下降したら、それをサイドロックスイッチ53が
検知する。すると、第3のエアシリンダ38が動作し、
下側ストッパ39が第1のマガジン103の上部に乗っ
ている第2のマガジン103を位置固定する。同時に、
前述したと同様の手順で、供給部4から第3のマガジン
103を受容空間Bへ供給し、それを第2のマガジン1
03に載せる。また、その間には、昇降部材43が下端
位置(図2で二点鎖線で示した位置)まで移動するとと
もに、それが下降端スイッチ55により検知したら、第
3のエアシリンダ64が動作し、押し出し板65が作業
終了後のマガジン103(リードフレームが収容された
マガジン)を停留部5の先端部側(手前側)へ送り出
す。引き続き、昇降部材43が第2のマガジン103の
底部に達するまで上昇した後、その位置で停止する。同
時に、下側ストッパ39が待機位置へ戻って第2のマガ
ジン103の固定状態を解除し、昇降部材43が再び一
定のピッチで断続的な下降を開始する。
【0030】そして、以上の動作を繰り返し、やがて停
留部5に送られたマガジン103が所定数に達すると、
それを限界スイッチ66が検知し、その旨を作業者に報
知する。また、供給部4に供給した全てのマガジン10
3に対する作業が終了し、供給スイッチ58によりマガ
ジン103の存在が検出できなくなったとき、つまり供
給部4にマガジン103が残存しない状態となった場合
にも、その旨を作業者に報知する。
【0031】ここで、本実施の形態におけるスタック装
置1においては、供給部4と停留部5とが上下に位置す
る2階建て構造であり、供給部4が水平方向に延在して
いるため、供給部4の延在寸法を長くすることにより、
一度にセットできるマガジン103の数を増やすること
ができ、その場合であっても作業者がマガジン103を
供給する高さが一定である。よって、前記スタック装置
1によれば、マガジン103の供給作業を行う作業者の
安全性及び作業性を確保しつつ、一度に多量のマガジン
103を供給することができる。その結果、ラインの生
産効率を向上させることが可能である。
【0032】また、本実施の形態においては、前述した
ように供給部4から送受作業部3の受容空間Bへマガジ
ン103を送った後には、それに続く次のマガジン10
3を受容空間Bへ送るまでの間には、第1のエアシリン
ダ16へのエアの供給が停止されて非動作状態となり、
その状態では、ハンドル22を手前に引くことによって
作業者が手動で押し当て部材22,22を供給部4の先
端側に後退できる。つまり、前回セットしたマガジン1
03が供給部3に残存している状態でも、新たなマガジ
ン103を供給部3へ適宜追加して供給することができ
る。
【0033】よって、供給部4にマガジン103を常に
待機させておくことができ、新たなマガジン103の供
給待ちに伴いボンディング装置側の作業が中断されるこ
とを未然に防止し、ラインの稼働率を上げることができ
る。また、作業者にあっては、前回供給した全てのマガ
ジン103に対するリードフレームの送受作業が一度終
了することを待たずに、自己の都合に応じて供給作業を
行うことができ、これによっても作業者の作業性が向上
する。その結果、マガジン103の供給作業を行う作業
者の人員削減が可能となり、生産効率のより一層の向上
が可能となる。
【0034】また、前記押し当て部材22,22を第1
のエアシリンダ16により駆動する構成であるため、単
純な構造であっても供給部4の延在長を長くすることが
できる。したがって、製造コストを抑えつつ一度に供給
できるマガジン103の数を容易に増やすことができ
る。なお、製造コストはやや高くなるが、これ以外の駆
動機構を用いても、非動作時に押し当て部材22,22
を供給部4の先端側に適宜後退可能とすることは可能で
ある。例えば、供給部4の基端部と先端側とに一対のプ
ーリーを設け、それらの間に駆動ベルトを張設し、かつ
駆動ベルトに押し当て部材22,22を連結させれば、
原動側のプーリーをモータの回転により押し当て部材2
2,22を送受作業部3側へ駆動できる。また、原動側
のプーリーとモータとの間に、モータの非動作時におけ
る原動側のプーリーの逆転を許容させるギヤ機構を設け
れば、手動による押し当て部材22,22の前述した後
退操作が可能となる。
【0035】また、本実施の形態の送受作業部3におい
ては、昇降部材43を送りネジ32を介してパルスモー
タ48により駆動する構成であって、リードフレームの
送受作業時における昇降部材43の移動ピッチ制御が可
能となっている。よって、要求される昇降部材43の移
動ピッチが異なる複数種のマガジンの使用に対応するこ
とができ、かかる汎用性の確保よって装置の低コスト化
が可能である。
【0036】なお、本実施の形態においては、供給部4
と停留部5とが上下に位置する2階建て構造のものを示
したが、これに限らず、作業者の安全性及び作業性を確
保できる範囲であれば、例えば供給部4と停留部5とを
各々2階建て構造とすることもできる。その場合には、
それらを本実施の形態と同様の機構を有する単一の送受
作業部3で連結するとともに前述した昇降部材43を、
互いに対をなす一方の供給部4と停留部5との間と、他
方の供給部4と停留部5の間とを交互に移動させるよう
にすればよい。
【0037】また、本実施の形態においては、アンロー
ダとして使用されるスタック装置1について説明した
が、これとは別に、マガジン103内のリードフレーム
をボンディング装置へ送るローダとして使用されるスタ
ック装置においても本発明を採用することができる。そ
の場合にも前述したスタック装置1と同様の効果が得ら
れる。但し、その場合には、マガジン103内のリード
フレームをボンディング装置へ送るための機構が別途必
要となる。また、本発明におけるスタック装置は、ボン
ディング装置以外の装置に隣接して半導体装置の製造ラ
インに配置されるものであってもよく、さらにリードフ
レーム以外の物品をワークとするものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1のスタック
装置においては、供給部に一度にセットできるマガジン
の数を増やしても、マガジンの供給位置の高さが一定と
なるようにした。よって、マガジンの供給作業を行う作
業者の安全性及び作業性を確保しつつ、一度に多量のマ
ガジンを供給することができ、その結果、ラインの生産
効率を向上させることが可能となる。
【0039】また、請求項2のスタック装置において
は、前回セットしたマガジンが供給部に残存している状
態でも、マガジンを供給部へ適宜追加して供給すること
ができるようにした。よって、供給部にはワークの送受
作業が行われるマガジンを常に待機させておくことが可
能となるため、新たなマガジンの供給待ちに伴い隣接す
る他の装置の作業が中断されることを未然に防止し、ラ
インの稼働率を上げることが可能となる。また、作業者
にあっては、前回供給した全てのマガジンに対するワー
クの送受作業が一度終了することを待たずに、自己の都
合に応じて供給作業を行うことができ、これによっても
作業者の作業性が向上する。その結果、マガジンの供給
作業を行う作業者の人員削減が可能となり、生産効率の
より一層の向上が可能となる。
【0040】また、請求項3のスタック装置において
は、押し当て部材の駆動機構を複雑にすることなく、押
し当て部材の移動距離、つまり供給部の延長を長くする
ことができるようにした。よって、一度に供給可能なマ
ガジンの数を低コストにて増やすことができる。
【0041】また、請求項4のスタック装置において
は、マガジンを送受作業部で間欠的に移動する際のピッ
チを必要に応じて変化させることができるようにした。
よって、ワークの送受作業時に要求される移動ピッチが
異なる複数種のマガジンに対応することができ、かかる
汎用性の確保よって装置の低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスタック装置の右
側面図である。
【図2】右側面から見た状態でのスタック装置の内部構
造を示す説明図である。
【図3】図2の右側に続く部分を示す説明図である。
【図4】スタック装置の平面図である。
【図5】供給レールを取り除いた状態におけるスタック
装置の正面図である。
【図6】スタック装置の背面図である。
【図7】スタック装置の停留部側の構造を示す平面図で
ある。
【図8】半導体装置の製造ラインにおけるローダ及びア
ンローダの配置図である。
【図9】従来技術におけるマガジンの供給形態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 スタック装置 3 送受作業部 4 供給部 5 停留部 16 第1のエアシリンダ(駆動手段) 22 ハンドル 22 押し当て部材 43 昇降部材 45 送りネジ 46 駆動ナット 48 パルスモータ 103 マガジン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造ラインに他の装置に隣
    接して配置されるスタック装置において、 前記他の装置との間でワークの送受作業が行われるマガ
    ジンを複数供給する供給部と、この供給部に供給された
    複数のマガジンを前記送受作業に伴い前記他の装置と連
    動して鉛直方向に間欠的に移動させる間欠移動機構を有
    した送受作業部と、この送受作業部にて間欠的に移動さ
    れ前記送受作業が完了したマガジンを停留させる停留部
    とを備え、前記供給部と前記停留部とが前記送受作業部
    の上方側と下方側とに相離間して連結されるとともに、
    前記供給部が水平方向に延在することを特徴とするスタ
    ック装置。
  2. 【請求項2】 前記供給部に、当該供給部の延在方向に
    並ぶ複数の前記マガジンであって前記送受作業部と離間
    する側のマガジンに当接する押し当て部材と、この押し
    当て部材を前記送受作業部へ向けて駆動し、前記押し当
    て部材により前記複数のマガジンを移動させ前記送受作
    業部と近接する側のマガジンを前記送受作業部へ送る駆
    動手段とが設けられ、前記押し当て部材が前記駆動手段
    の非動作時における前記送受作業部と離間する方向への
    移動を許容されたことを特徴とする請求項1記載のスタ
    ック装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段はエアシリンダであること
    を特徴とする請求項2記載のスタック装置。
  4. 【請求項4】 前記間欠移動機構は、前記送受作業の対
    象となる前記マガジンを支持する昇降部材と、この昇降
    部材を駆動するパルスモータとを有することを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載のスタック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107892168A (zh) * 2017-12-20 2018-04-10 广州华微电子有限公司 一种盒装的框架自动输送机构
CN114920016A (zh) * 2022-05-26 2022-08-19 江苏国范智能科技有限公司 一种料盒整合存储及拆分系统

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