JP2001253375A - 無限軌道帯用パッド付き履板 - Google Patents

無限軌道帯用パッド付き履板

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JP2001253375A
JP2001253375A JP2000065933A JP2000065933A JP2001253375A JP 2001253375 A JP2001253375 A JP 2001253375A JP 2000065933 A JP2000065933 A JP 2000065933A JP 2000065933 A JP2000065933 A JP 2000065933A JP 2001253375 A JP2001253375 A JP 2001253375A
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hole
screw means
pad
crawler
rubber pad
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JP2000065933A
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Hiroyuki Takeno
裕之 竹野
Yasukatsu Niitsu
坦克 新津
Makoto Takagi
誠 高木
Masaki Ohara
正樹 大原
Katsuji Shibusawa
勝治 渋澤
Naohisa Yanagisawa
尚久 柳沢
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け取外しに時間がかからず、係合構造部
が履板の端部よりも長手方向外側にとび出ないようにし
た、無限軌道帯用パッド付き履板の提供。 【解決手段】 芯金付きゴムパッド20と履板30とか
らなる無限軌道帯用パッド付き履板。芯金付きゴムパッ
ド20は、頭部付きピン23と第1のねじ手段24を有
している。履板30は第1の穴31と第2の穴32を有
している。頭部付きピン23を第1の穴31の円形穴3
1aを通した後第1の穴31の溝穴31bに引っ掛け、
第1のねじ手段24に第2のねじ手段25をねじ込むこ
とにより、芯金付きゴムパッド20と履板30とを組み
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無限軌道帯用パッ
ド付き履板に関する。
【0002】
【従来の技術】無限軌道帯用履板には、建設車両走行時
に路面を傷付けないように、履板の接地面側に、芯金が
入ったゴムパッドが取り付けられることがある。芯金付
きゴムパッドの履板への取付けは、従来つぎの4つの方
法のいずれかによっている。 図21に示すように、ゴム付きパッド2から突出す
るボルト3を履板1の穴に通し、ナット4をボルト3に
螺合することにより、履板1の長手方向両側でボルト・
ナットにより、ゴム付きパッド2と履板1とを固定す
る。 図22に示すように、ゴム付きパッド2の長手方向
一側に設けたフック5を履板1に引っ掛け、ゴム付きパ
ッド2の長手方向他側にナットを固定しておき、ボルト
3を、履板1に形成した穴に通してナットにねじ込むこ
とにより、履板1の片側でフック引っ掛け、他側でボル
ト・ナットにより、ゴム付きパッド2と履板1とを固定
する。 図23に示すように、ゴム付きパッド2の長手方向
一側に設けたフック5を履板1に引っ掛け、ゴム付きパ
ッド2の長手方向他側にねじ穴7を形成しておき、別の
フック6で履板1を保持し、ボルト3をフック6に形成
した穴を通してゴム付きパッド2のねじ穴7にねじ込む
ことにより、履板1の片側でフック引っ掛け、他側で横
止めすることにより、ゴム付きパッド2と履板1とを固
定する。 図24に示すように、ゴム付きパッド2の長手方向
両側に設けたフック5、8を履板1を引っ掛け、フック
8と履板1との間の隙間にコッター9を打ち込んで、履
板1の両側でフックによりゴム付きパッド2と履板1と
を固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の芯金付
きゴムパッドの履板への取付けにはつぎの問題があっ
た。上記の方法には、両側ボルト止めタイプのため、
取付け、取外しに時間がかかり過ぎる。上記〜の方
法には、履板よりも長手方向外側にフック5、6、8が
とび出すため、破損し外れやすい。本発明の目的は、両
側ボルト止めタイプに比べて取付け、取外しに時間がか
からず、かつ、係合構造部が履板よりも長手方向外側に
とび出ないようにした、無限軌道帯用パッド付き履板を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 芯金付きゴムパッドと履板とを有し、前記芯金
付きゴムパッドは、芯金と、該芯金に加硫接着されたゴ
ムパッドと、前記芯金付きゴムパッドの長手方向中心か
ら長手方向一端までの位置で前記芯金に固定され履板側
に突出され軸部と該軸部より径の大きい頭部をもつピン
と、前記芯金付きゴムパッドの長手方向中心から長手方
向他端までの位置で前記芯金に固定されたナットまたは
ボルトからなる第1のねじ手段とを、有しており、前記
履板は、前記芯金付きゴムパッドを該履板に取り付けた
時に前記ピンに対応する位置に形成された前記ピンの頭
部より大径の円形穴と前記ピンの頭部より小さく前記ピ
ンの軸部より大きい幅の溝穴とをもつ第1の穴と、前記
芯金付きゴムパッドを該履板に取り付けた時に前記第1
のねじ手段に対応する位置に形成された前記第1のねじ
手段のねじ外径より大きい幅の溝穴をもつ第2の穴と
を、有しており、前記ピンの頭部を前記第1の穴の円形
穴を挿通させた後前記芯金付きゴムパッドを前記履板に
対して長手方向に移動させて前記ピンの軸部を前記第1
の穴の溝穴に入れることにより前記芯金付きゴムパッド
と履板とを長手方向一側で係合させ、前記第1のねじ手
段に第2のねじ手段を、前記第1のねじ手段と第2のね
じ手段の一方を前記前記第2の穴の溝穴に挿通させて、
螺合することにより前記芯金付きゴムパッドと履板とを
長手方向他側で連結させた、無限軌道帯用パッド付き履
板。 (2) 前記第2の穴が、前記溝穴と、前記第2のねじ
手段の外径より大径の円形穴を有している、(1)記載
の無限軌道帯用パッド付き履板。 (3) 前記第1の穴と前記第2の穴が、何れも、溝穴
より円形穴を前記履板の長手方向中心側に位置させて、
前記履板に形成されている、(2)記載の無限軌道帯用
パッド付き履板。 (4) 前記第1の穴と前記第2の穴が、何れも、溝穴
より円形穴を前記履板の長手方向中心側と反対側に位置
させて、前記履板に形成されている、(2)記載の無限
軌道帯用パッド付き履板。 (5) 前記第1の穴と前記第2の穴のうち一方が、溝
穴より円形穴を前記履板の長手方向中心側に位置させ
て、前記第1の穴と前記第2の穴のうち他方が、溝穴よ
り円形穴を前記履板の長手方向中心側と反対側に位置さ
せて、前記履板に形成されている、(2)記載の無限軌
道帯用パッド付き履板。 (6) 前記履板の前記第1の穴の円形穴の周縁のボル
トまたはナットの座面となる部分が平面状である、
(1)記載の無限軌道帯用パッド付き履板。 (7) 前記履板の前記第1の穴の円形穴の周縁のボル
トまたはナットの座面となる部分が球面状である、
(1)記載の無限軌道帯用パッド付き履板。 (8) 前記履板の前記第1の穴の円形穴の周縁のボル
トまたはナットの座面となる部分が長い球面状である、
(1)記載の無限軌道帯用パッド付き履板。 (9) 前記第1のねじ手段がナットであり、前記第2
のねじ手段がボルトである、(1)記載の無限軌道帯用
パッド付き履板。 (10) 前記第1のねじ手段がボルトであり、前記第
2のねじ手段がナットである、(1)記載の無限軌道帯
用パッド付き履板。
【0005】上記(1)〜(10)の無限軌道帯用パッ
ド付き履板では、芯金付きゴムパッドと履板とは、長手
方向一側で、ピンの頭部と第1の穴の溝穴周縁部との係
合により固定され、長手方向他側で、第1のねじ手段と
第2のねじ手段との螺合により固定される。ピンの頭部
と第1の穴の溝穴周縁部との係合は、引っ掛けによる固
定であり、従来の両側ボルトタイプのねじ固定に比べ
て、取付け、取り外しに時間がかからない。また、ピン
も、第1のねじ手段と第2のねじ手段も、ゴムパッドの
長手方向中心から長手方向端部までの間の位置にあり、
履板の両端より外側にとび出さないので、破損しにく
い。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の第1実施例
の無限軌道帯用パッド付き履板を示しており、図6、図
7は本発明の第2実施例の無限軌道帯用パッド付き履板
を示しており、図8〜図12は本発明の第3実施例の無
限軌道帯用パッド付き履板を示しており、図13〜図1
6は本発明の第4実施例の無限軌道帯用パッド付き履板
を示しており、図17〜図19は本発明の第5実施例の
無限軌道帯用パッド付き履板を示しており、図20は本
発明の第6実施例の無限軌道帯用パッド付き履板を示し
ている。本発明の全実施例に共通または類似する部分に
は、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してあ
る。
【0007】まず、本発明の全実施例に共通または類似
する部分を、たとえば、図1〜図5を参照して説明す
る。図1〜図5に示すように、本発明の無限軌道帯用パ
ッド付き履板10は、芯金付きゴムパッド20と履板3
0とを有する。
【0008】芯金付きゴムパッド20は、金属(たとえ
ば、鋼)製の芯金21と、芯金21に加硫接着されたゴ
ムパッド(ゴムがウレタンゴムである場合を含む)22
と、ピン23と、第1のねじ手段24とを、有する。ピ
ン23は、芯金付きゴムパッド20の長手方向中心から
長手方向一端までの位置で芯金21に固定され、履板3
0側に突出され軸部23bと該軸部23bより径の大き
い頭部23aをもつ。図示例では、ピン23は、芯金2
1に固定されたナットにねじこまれることにより芯金2
1に固定されている。第1のねじ手段24は、芯金付き
ゴムパッド20の長手方向中心から長手方向他端までの
位置で芯金21に固定されたナットまたはボルトからな
る。図示例では、第1のねじ手段24は、ナットからな
る。
【0009】履板30は、第1の穴31と、第2の穴3
2と、泥抜き穴33を有する。第1の穴31は、芯金付
きゴムパッド20を履板30に取り付けた時にピン23
に対応する位置に形成されており、ピン23の頭部23
aより大径の円形穴31aとピン23の頭部23aより
小さくピン23の軸部23bより大きい幅の溝穴31b
とをもつ。第2の穴32は、芯金付きゴムパッド20を
履板30に取り付けた時に第1のねじ手段24に対応す
る位置に形成された、第1のねじ手段24のねじ外径よ
り大きい幅の溝穴32bをもつ。第2の穴32は、溝穴
32bの幅より大径の円形穴32aを有していてもよ
い。第1の穴31と第2の穴32を同じ形状で対称に形
成しておいてもよい。
【0010】芯金付きゴムパッド20と履板30との連
結は次による。ピン23の頭部23aを第1の穴31の
円形穴31aを挿通させた後、履板30を芯金付きゴム
パッド20に対して長手方向に移動させてピン23の軸
部23bを第1の穴31の溝穴31bに入れることによ
り芯金付きゴムパッド20と履板30とを長手方向一側
で係合させ、第1のねじ手段24に第2のねじ手段25
を、第1のねじ手段24と第2のねじ手段25の一方を
第2の穴32の溝穴32bに挿通させて、螺合すること
により、芯金付きゴムパッド20と履板30とを長手方
向他側で連結させる。図示例では、第1のねじ手段はナ
ットからなり、第2のねじ手段25はボルトからなる。
スプリングワッシャー26などにより第2のねじ手段2
5はまわり止めされる。この状態で、第2のねじ手段2
5と第2の穴32の溝穴32bの端部が当たっており、
またピン23の軸部23bと第1の穴31の溝穴31b
の端部が当たっていて、芯金付きゴムパッド20と履板
30とは長手方向に位置ずれすることはできない。
【0011】つぎに、上記の共通構成部分の作用を説明
する。上記の無限軌道帯用パッド付き履板10では、芯
金付きゴムパッド20と履板30とは、長手方向一側
で、ピン23の頭部23aと第1の穴31の溝穴31b
周縁部との係合により抜け外れ不能に固定され、長手方
向他側で、第1のねじ手段(たとえば、ナット)24と
第2のねじ手段(たとえば、ボルト)25との螺合によ
り抜け外れ不能に固定される。無限軌道帯用パッド付き
履板10の幅方向には芯金付きゴムパッド20が履板3
0のリブ間に嵌まりこむので固定される。無限軌道帯用
パッド付き履板10の長手方向には、第2のねじ手段2
5と第2の穴32の溝穴32bの端部が当たっており、
またピン23の軸部23bと第1の穴31の溝穴31b
の端部が当たっているので、固定される。
【0012】ピン23の頭部23aと第1の穴31の溝
穴31b周縁部との係合は、引っ掛けによる固定であ
り、従来の両側ボルトタイプのねじ固定に比べて、取付
け、取り外しに時間がかからない。また、ピン23も、
第1のねじ手段24と第2のねじ手段25も、ゴムパッ
ドの長手方向中心から長手方向端部までの間の位置にあ
り、履板30の両端より外側にとび出さないので、破損
しにくい。
【0013】つぎに、本発明の各実施例に特有な構成、
作用を説明する。本発明の第1実施例では、図1〜図5
に示すように、ピン23は芯金21に固定されたナット
にねじこまれることによりナットを介して芯金21に固
定されている。また、第1のねじ手段24は芯金21に
固定されたナットからなり、第2のねじ手段25はボル
トからなる。芯金21には、ピン23および第2のねじ
手段が挿通されるボルト穴があけられている。ピン23
は芯金付きゴムパッド20の長手方向中心(履板30の
長手方向中心と同じ)から距離Lの位置にあり、第1の
ねじ手段24も芯金付きゴムパッド20の長手方向中心
から距離Lの位置にある(ただし、ピン23と反対
側)。第1の穴31は円形穴31aと溝穴31bからな
るだるま形の穴で溝穴31bの方が円形穴31aより履
板長手方向外側にある。第2の穴32は第1の穴31と
対称に設けられている。第1の穴31の溝穴31bの中
心は履板30の長手方向中心から距離Lの位置にあり、
第2の穴32の溝穴32bの中心も履板30の長手方向
中心から距離Lの位置にある(ただし、第1の穴31と
反対側)。取付けは、ピン23の頭部23aを第1の穴
31の円形穴31aを通した後、芯金付きゴムパッド2
0と履板30との一方を他方に対して相対的に長手方向
に移動させてピン23の軸部23bを第1の穴31の溝
穴31bに入れ、ピン23の頭部23aと第1の穴31
の溝穴31bの周縁部にピン23の軸方向に係合させる
ことにより、ピン23の軸部23bと履板30とをピン
23の軸方向に引っ掛ける。ついで、第2のねじ手段2
5であるボルトを第2の穴32の溝穴32bを通して第
1のねじ手段であるナット24にねじ込む。
【0014】本発明の第2実施例(第1実施例に比べて
第1の穴、第2の穴の向きが逆になった例)では、図
6、図7に示すように、ピン23は芯金21に固定され
たナットにねじこまれることによりナットを介して芯金
21に固定されている。また、第1のねじ手段24は芯
金21に固定されたナットからなり、第2のねじ手段2
5はボルトからなる。芯金21には、ピン23および第
2のねじ手段が挿通されるボルト穴があけられている。
ピン23は芯金付きゴムパッド20の長手方向中心(履
板30の長手方向中心と同じ)から距離Lの位置にあ
り、第1のねじ手段24も芯金付きゴムパッド20の長
手方向中心から距離Lの位置にある(ただし、ピン23
と反対側)。第1の穴31は円形穴31aと溝穴31b
からなるだるま形の穴で溝穴31bの方が円形穴31a
より履板長手方向内側にある。第2の穴32は第1の穴
31と対称に設けられている。第1の穴31の溝穴31
bの中心は履板30の長手方向中心から距離Lの位置に
あり、第2の穴32の溝穴32bの中心も履板30の長
手方向中心から距離Lの位置にある(ただし、第1の穴
31と反対側)。取付けは、ピン23の頭部23aを第
1の穴31の円形穴31aを通した後、芯金付きゴムパ
ッド20と履板30との一方を他方に対して相対的に長
手方向に移動させてピン23の軸部23bを第1の穴3
1の溝穴31bに入れ、ピン23の頭部23aと第1の
穴31の溝穴31bの周縁部にピン23の軸方向に係合
させることにより、ピン23の軸部23bと履板30と
をピン23の軸方向に引っ掛ける。ついで、第2のねじ
手段25であるボルトを第2の穴32の溝穴32bを通
して第1のねじ手段であるナット24にねじ込む。
【0015】本発明の第3実施例(第1実施例では第1
の穴、第2の穴の向きが逆であるが、第3実施例では第
1の穴、第2の穴の向きを同じとした)では、図8〜図
12に示すように、ピン23は芯金21に固定されたナ
ットにねじこまれることによりナットを介して芯金21
に固定されている。また、第1のねじ手段24は芯金2
1に固定されたボルトからなり、第2のねじ手段25は
ナットからなる。芯金21には、ピン23および第2の
ねじ手段が挿通されるボルト穴があけられている。ピン
23は芯金付きゴムパッド20の長手方向中心(履板3
0の長手方向中心と同じ)から距離Lの位置にあり、第
1のねじ手段24も芯金付きゴムパッド20の長手方向
中心から距離Lの位置にある(ただし、ピン23と反対
側)。第1の穴31は円形穴31aと溝穴31bからな
るだるま形の穴で溝穴31bの方が円形穴31aより履
板長手方向内側(または外側)にある。第2の穴32は
第1の穴31と同じ向きに設けられている。第1の穴3
1の溝穴31bの中心は履板30の長手方向中心から距
離Lの位置にあり、第2の穴32の溝穴32bの中心も
履板30の長手方向中心から距離Lの位置にある(ただ
し、第1の穴31と反対側)。取付けは、ピン23の頭
部23aを第1の穴31の円形穴31aを通した後、芯
金付きゴムパッド20と履板30との一方を他方に対し
て相対的に長手方向に移動させてピン23の軸部23b
を第1の穴31の溝穴31bに入れ、ピン23の頭部2
3aと第1の穴31の溝穴31bの周縁部にピン23の
軸方向に係合させることにより、ピン23の軸部23b
と履板30とをピン23の軸方向に引っ掛ける。つい
で、第2のねじ手段25であるナットを第2の穴32の
溝穴32bを挿通している第1のねじ手段であるボルト
24にねじ込む。
【0016】本発明の第4実施例では、図13〜図16
に示すように、履板30の、第2の穴32の溝穴32b
の周縁部の第2のねじ手段(図15のボルトまたは図1
6のナット)25の座面34が、平面状である。第2の
ねじ手段25であるボルトの頭部またはナットと座面3
4との間にはスプリングワッシャー26が介装されてい
て、第2のねじ手段25のまわり止め(ゆるみ止め)を
果たしている。
【0017】本発明の第5実施例では、図17〜図19
に示すように、履板30の、第2の穴32の溝穴32b
の周縁部の第2のねじ手段(図15のボルトまたは図1
6のナット)25の座面34が、球面状であり、球面座
となっている。第2のねじ手段25であるボルトの頭部
またはナットの座面34との接触部は球面座25aとさ
れており(または、第2のねじ手段25であるボルトの
頭部またはナットの座面34との接触部が平面である場
合は、第2のねじ手段25であるボルトの頭部またはナ
ットと座面34との間にワッシャーが介装されて該ワッ
シャーの座面34との接触面が球面状とされており)、
接触面積の増大および接触のなじみをよくし(ボルトや
ナットの軸芯が少し傾いても全面接触が保たれ片当りし
ないようにし)、第2のねじ手段25のまわり止め(ゆ
るみ止め)を果たしている。
【0018】本発明の第6実施例では、図20に示すよ
うに、履板30の、第2の穴32の溝穴32bの周縁部
の第2のねじ手段(図15のボルトまたは図16のナッ
ト)25の座面34が、長い(溝穴32bの長手方向に
長い)球面状であり、長くされた球面座となっている。
第2のねじ手段25であるボルトの頭部またはナットの
座面34との接触部は球面座25aとされており(また
は、第2のねじ手段25であるボルトの頭部またはナッ
トの座面34との接触部が平面である場合は、第2のね
じ手段25であるボルトの頭部またはナットと座面34
との間にワッシャーが介装されて該ワッシャーの座面3
4との接触面が球面状とされており)、接触面積の増大
および接触のなじみをよくし、第2のねじ手段25のま
わり止め(ゆるみ止め)を果たしている。
【0019】
【発明の効果】請求項1〜10の無限軌道帯用パッド付
き履板によれば、ピンの頭部と第1の穴の溝穴周縁部と
の係合は、引っ掛けによる固定であり、従来の両側ボル
トタイプのねじ固定に比べて、取付け、取り外しに時間
がかからない。また、ピンも、第1のねじ手段と第2の
ねじ手段も、ゴムパッドの長手方向中心から長手方向端
部までの間の位置にあり、履板の両端より外側にとび出
さないので、破損しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の無限軌道帯用パッド付き
履板の履板部分の平面図である。
【図2】図1の履板の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例の無限軌道帯用パッド付き
履板の芯金付きパッド部分の平面図である。
【図4】図3の芯金付きパッドの正面図である。
【図5】図3の芯金付きパッドの側面図である。
【図6】本発明の第2実施例の無限軌道帯用パッド付き
履板の履板部分の平面図である。
【図7】図6の芯金付きパッドの正面図である。
【図8】本発明の第3実施例の無限軌道帯用パッド付き
履板の履板部分の平面図である。
【図9】図8の履板の側面図である。
【図10】本発明の第3実施例の無限軌道帯用パッド付
き履板の芯金付きパッド部分の平面図である。
【図11】図10の芯金付きパッドの正面図である。
【図12】図10の芯金付きパッドの側面図である。
【図13】本発明の第4実施例の無限軌道帯用パッド付
き履板の履板部分の第2の穴とその近傍の平面図であ
る。
【図14】図13の履板の断面図である。
【図15】本発明の第4実施例における第2のねじ手段
(ボルトの場合)とワッシャーの正面図である。
【図16】本発明の第4実施例における第2のねじ手段
(ナットの場合)とワッシャーの正面図である。
【図17】本発明の第5実施例の無限軌道帯用パッド付
き履板の履板部分の第2の穴とその近傍の平面図であ
る。
【図18】図17の履板の断面図である。
【図19】本発明の第5実施例における第2のねじ手段
(ボルトの場合)の正面図である。
【図20】本発明の第6実施例の無限軌道帯用パッド付
き履板の履板部分の第2の穴とその近傍の平面図であ
る。
【図21】従来の両側ボルトタイプの無限軌道帯用履板
の分解斜視図である。
【図22】従来の片側フックタイプの無限軌道帯用履板
の分解斜視図である。
【図23】従来の横止めタイプの無限軌道帯用履板の分
解斜視図である。
【図24】従来のコッタータイプの無限軌道帯用履板の
断面図である。
【符号の説明】
10 無限軌道帯用パッド付き履板 20 芯金付きゴムパッド 21 芯金 22 ゴムパッド 23 ピン 23a 頭部 23b 軸部 24 第1のねじ手段 25 第2のねじ手段 25a 球面座 26 スプリングワッシャーまたは球面座金 30 履板 31 第1の穴 31a 円形穴 31b 溝穴 32 第2の穴 32a 円形穴 32b 溝穴 33 泥抜き穴 34 座面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 誠 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 大原 正樹 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 渋澤 勝治 長野県松本市笹賀5652番36 トピーファス ナー工業株式会社内 (72)発明者 柳沢 尚久 長野県松本市笹賀5652番36 トピーファス ナー工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金付きゴムパッドと履板とを有し、 前記芯金付きゴムパッドは、芯金と、該芯金に加硫接着
    されたゴムパッドと、前記芯金付きゴムパッドの長手方
    向中心から長手方向一端までの位置で前記芯金に固定さ
    れ履板側に突出され軸部と該軸部より径の大きい頭部を
    もつピンと、前記芯金付きゴムパッドの長手方向中心か
    ら長手方向他端までの位置で前記芯金に固定されたナッ
    トまたはボルトからなる第1のねじ手段とを、有してお
    り、 前記履板は、前記芯金付きゴムパッドを該履板に取り付
    けた時に前記ピンに対応する位置に形成された前記ピン
    の頭部より大径の円形穴と前記ピンの頭部より小さく前
    記ピンの軸部より大きい幅の溝穴とをもつ第1の穴と、
    前記芯金付きゴムパッドを該履板に取り付けた時に前記
    第1のねじ手段に対応する位置に形成された前記第1の
    ねじ手段のねじ外径より大きい幅の溝穴をもつ第2の穴
    とを、有しており、 前記ピンの頭部を前記第1の穴の円形穴を挿通させた後
    前記芯金付きゴムパッドを前記履板に対して長手方向に
    移動させて前記ピンの軸部を前記第1の穴の溝穴に入れ
    ることにより前記芯金付きゴムパッドと履板とを長手方
    向一側で係合させ、前記第1のねじ手段に第2のねじ手
    段を、前記第1のねじ手段と第2のねじ手段の一方を前
    記前記第2の穴の溝穴に挿通させて、螺合することによ
    り前記芯金付きゴムパッドと履板とを長手方向他側で連
    結させた、無限軌道帯用パッド付き履板。
  2. 【請求項2】 前記第2の穴が、前記溝穴と、前記第2
    のねじ手段の外径より大径の円形穴を有している、請求
    項1記載の無限軌道帯用パッド付き履板。
  3. 【請求項3】 前記第1の穴と前記第2の穴が、何れ
    も、溝穴より円形穴を前記履板の長手方向中心側に位置
    させて、前記履板に形成されている、請求項2記載の無
    限軌道帯用パッド付き履板。
  4. 【請求項4】 前記第1の穴と前記第2の穴が、何れ
    も、溝穴より円形穴を前記履板の長手方向中心側と反対
    側に位置させて、前記履板に形成されている、請求項2
    記載の無限軌道帯用パッド付き履板。
  5. 【請求項5】 前記第1の穴と前記第2の穴のうち一方
    が、溝穴より円形穴を前記履板の長手方向中心側に位置
    させて、前記第1の穴と前記第2の穴のうち他方が、溝
    穴より円形穴を前記履板の長手方向中心側と反対側に位
    置させて、前記履板に形成されている、請求項2記載の
    無限軌道帯用パッド付き履板。
  6. 【請求項6】 前記履板の前記第1の穴の円形穴の周縁
    のボルトまたはナットの座面となる部分が平面状であ
    る、請求項1記載の無限軌道帯用パッド付き履板。
  7. 【請求項7】 前記履板の前記第1の穴の円形穴の周縁
    のボルトまたはナットの座面となる部分が球面状であ
    る、請求項1記載の無限軌道帯用パッド付き履板。
  8. 【請求項8】 前記履板の前記第1の穴の円形穴の周縁
    のボルトまたはナットの座面となる部分が長い球面状で
    ある、請求項1記載の無限軌道帯用パッド付き履板。
  9. 【請求項9】 前記第1のねじ手段がナットであり、前
    記第2のねじ手段がボルトである、請求項1記載の無限
    軌道帯用パッド付き履板。
  10. 【請求項10】 前記第1のねじ手段がボルトであり、
    前記第2のねじ手段がナットである、請求項1記載の無
    限軌道帯用パッド付き履板。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004106811A (ja) * 2001-11-09 2004-04-08 Topy Ind Ltd 履帯部品用標準化構造
US9862436B2 (en) 2010-02-08 2018-01-09 John Menzies Burling Device to enhance the traction of a tracked vehicle
CN113602370A (zh) * 2021-07-30 2021-11-05 浙江浙能嘉华发电有限公司 一种推煤机转场用单筋履带套
US11390341B2 (en) 2015-12-24 2022-07-19 Jb Innovations Limited Device to enhance the traction of a tracked vehicle

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