JP2001251821A - かご型電動機におけるディスクブレーキの調整方法および装置 - Google Patents

かご型電動機におけるディスクブレーキの調整方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 かご型電動機のディスクブレーキの調整方法
を提供。 【解決手段】 かご型電動機1 は、出力軸10に配置され
た回転子5 と固定子3 の磁界の一部を回転子5 の磁界の
漂遊磁束へ出力軸(10)の方向に偏向するディフレクタ7
を有し、ディフレクタ7 と電機子9 との間に配置されて
電機子9 をディフレクタ7 から押し離す可撓性素子と、
電動機1 枠体2 に支持された少なくとも1つのディスク
ブレーキ16と、出力軸10に配置された少なくとも1つの
トリガギア17と、軸受け20とを有する。電動機1 の通電
を切ると、ディフレクタ7と電機子9 との間に空隙15が
形成され、出力軸10の長手方向において軸受け20の内側
リング32内の軸受け面の内側で移動可能な少なくとも1
つの調整部材24で空隙15の大きさを調整し、調整部材24
を動かして電機子9 を出力軸10の長手方向に動かして空
隙15の大きさを変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子と、電動機
の出力軸に配置された回転子とを含み固定子の磁界の一
部を回転子の磁界の漂遊磁束へ出力軸の方向に偏向する
ディフレクタを含むかご型電動機におけるディスクブレ
ーキの調整方法に関するものであり、この電動機はさら
に、出力軸に配置された電機子と、ディフレクタと電機
子との間に配置されて電機子をディフレクタから押し離
す可撓性素子と、少なくとも1つのスロットを介して電
動機枠体に支持された少なくとも1つのディスクブレー
キと、出力軸に配置された少なくとも1つのトリガギア
と、出力軸軸受けとを含み、本方法では、電動機がアイ
ドル状態のときにディフレクタと電機子との間の空隙の
大きさを調節する。
【0002】本発明はさらに、電動機の出力軸に配置さ
れた回転子を含み固定子の磁界の一部を回転子の磁界の
漂遊磁束へ出力軸の方向に偏向するディフレクタを含む
かご型電動機におけるディスクブレーキの調整装置に関
するものであり、この装置はさらに、出力軸に配置され
た電機子と、ディフレクタと電機子との間に配置されて
電機子をディフレクタから押し離す可撓性素子と、少な
くとも1つのスロットを介して電動機枠体に支持された
少なくとも1つのディスクブレーキと、出力軸に配置さ
れた少なくとも1つのトリガギアと、出力軸軸受けとを
含み、これによって、電動機に通電すると、回転子の磁
界の漂遊磁束が電機子を介して短絡されて軸方向磁力を
ディフレクタと電機子との間に出力軸の方向に発生さ
せ、この磁力によって電機子がディフレクタに向かって
吸引されて電機子、ブレーキディスクおよびトリガギア
によって形成されるブレーキを開放し、電動機の通電を
切ると、ディフレクタと電機子との間の軸方向磁力がな
くなり、これによって、可撓性素子が電機子をディフレ
クタから押し離してブレーキを付勢し、電動機を停止さ
せ、こうしてディフレクタと電機子との間に空隙が形成
される。
【0003】
【従来の技術】かご型電動機は、電動機固定子の磁界を
制御することで固定子の電動機軸方向における磁束の一
部を曲げるディフレクタが電動機回転子の実効長の一部
によって形成されるディスクブレーキ構造を採用してい
る。この電動機の軸方向における磁界、すなわち回転子
の磁界の漂遊磁束は、電動機の電機子を介して短絡され
てディフレクタと電機子との間に電動機の軸方向に力を
発生させ、この力は、電機子をディフレクタに引きつけ
ようとする。この動きで電動機のブレーキが開放され、
これは、電動機がアイドル状態のとき閉成される。そこ
で、電動機の通電を切ると、ディフレクタと電機子との
間の磁力が消失し、こうして、電動機出力軸のディフレ
クタと電機子との間に配置されたバネによって電機子が
ディフレクタから離され、電機子が本ブレーキ構造の摩
擦素子へ押圧される。こうしてブレーキが付勢され、回
転子が停止する。
【0004】このブレーキ構造の利点は、これを実現す
るのに別個の巻線や別個の制御部を要しないことであ
る。しかし問題は、ブレーキの摩擦素子が摩耗し、ディ
フレクタと電機子との間の間隔が増し、ついには、ディ
フレクタと電機子との間の軸方向力では電機子をディフ
レクタに引きつけることができなくなるほど間隔が大き
くなることである。これは、ブレーキが開放せず、電動
機がブレーキのトルクに逆らって回転しなければなら
ず、電動機巻線の焼付きにつながることがあることを意
味する。巻線の焼付きの危険性があるため、ディフレク
タと電機子との間の空隙を十分小さく維持しなければな
らず、したがって、ディフレクタと電機子との間の空隙
を非常に頻繁に、または所定の時間間隔で検査したり調
整したりしなければならない。
【0005】ディフレクタと電機子との間の空隙を調整
する公知の方法は、ブレーキの側にセーフティリングで
電動機出力軸にロックされる軸受けと出力軸にはめ歯で
ロックされるトリガギアとの間に介挿材を配置し、介挿
材の量および厚さを変えることである。しかしこの方法
は、極端に労力を要し、時間がかかる。それは、介挿材
の量および厚さの適切な組合せを見つけなければなら
ず、空隙を調整するためには電動機を分解しなければな
らないからである。
【0006】他の公知の方式では、ブレーキ側の電動機
軸受けを別個の軸受けハウジング内に配置し、次にこの
ハウジングをねじ機構で軸受け板に配設する。この場
合、ディフレクタと電機子との間の空隙は、軸受け板に
対して軸受けハウジングを回転させ、調整後は軸受けハ
ウジングの回転をロックさせることによって調整され
る。この方式の問題点は、軸受けハウジングのねじ山と
軸受け板との間のクリアランスによって固定子と回転子
との間の空気スロットおよびディフレクタと電機子との
間の空隙の両方が影響を受けることである。ブレーキの
空隙は、電動機の組立て後は測定もできない。さらに、
軸受けハウジングの回転に起因する出力軸支持点の変化
によって、電動機の動作信頼性が左右されることがあ
る。
【0007】欧州特許第 0 742 633号には、電動機の出
力軸に摺動結合されたディフレクタを有し固定子の磁界
の一部を軸方向磁界に偏向させる電動機が開示されてい
る。電動機出力軸にはさらに電機子が配置され、電動機
のブレーキ素子がこれに固定されている。ディフレクタ
と電機子との間には、螺旋バネが介挿されている。電動
機を駆動すると、軸方向磁界の力によって電機子がディ
フレクタの方へ引きつけられて、ブレーキが開放され
る。ディフレクタと電機子との間の空隙の大きさを変え
るために、電動機出力軸に2つの孔が設けられている。
この孔のうちの一方は出力軸を径方向に通り、これに
は、両端がディフレクタに固定されたピンが設けられて
いる。第2の孔は、電動機の軸方向にあり、調整棒が固
定されている。調整棒は、その一方の端部が出力軸の径
方向孔に配置されたピンに、また他方の端部はねじ付ボ
ルトに固定されている。このボルトを回転させて孔内で
調整棒を動かし、ディフレクタと電機子との間の空隙の
大きさを変える。
【0008】米国特許第 4,496,864号には、同じタイプ
の電動機用ブレーキ構造が開示されている。これは、電
動機回転子のディフレクタと電動機電機子との間の空隙
の大きさを軸方向孔に配設された調整ナットを動かすこ
とで変えるものである。調整ナットの動きは、出力軸を
半径方向に通る孔に配設されたピンによって電機子の動
きとして伝達される。このブレーキは、原理的には欧州
特許第 0 742 633号について記載したのと同じ方法で動
作する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】両公報の方式の欠点
は、製造が複雑で費用がかかることである。電動機出力
軸に軸方向孔および半径方向孔を設けることは、製造が
困難で費用がかかるし、出力軸の強度を弱める。したが
って、電動機の耐用年数が短くなる。さらに、両公報の
ブレーキ構造は、組立てに多くの工数を要する。
【0010】本発明は、かご型電動機のディスクブレー
キの簡単、迅速および精密な調整方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、出力軸
の長手方向において軸受けの内側リング内の軸受け面と
出力軸との間で移動可能な少なくとも1つの調整部材を
動かして電機子を出力軸の長手方向に動かし、これによ
ってディフレクタと電機子との間の空隙の大きさが変わ
るように調整部材で空隙の大きさを調整することを特徴
としている。
【0012】本発明の装置は、出力軸の長手方向におい
て軸受けの内側リング内の軸受け面と出力軸との間で移
動可能な少なくとも1つの調整部材と、この調整部材を
動かして電機子を出力軸の長手方向に動かし、これによ
ってディフレクタと電機子との間の空隙の大きさが変わ
るように調整部材を動かす手段とをも含むことを特徴と
している。
【0013】本発明の基本思想によれば、かご型電動機
は、固定子と、電動機出力軸に配置された回転子とを含
み、固定子磁界の一部を回転子の磁界の漂遊磁束へ電動
機の出力軸の方向に偏向するディフレクタを含む。かご
型電動機はさらに、出力軸に配置された電機子と、ディ
フレクタと電機子との間に配置されて電機子をディフレ
クタから押し離す可撓性素子と、少なくとも1つのスロ
ットを介して電動機枠体に支持された少なくとも1つの
ディスクブレーキと、出力軸に配置された少なくとも1
つのトリガギアと、出力軸軸受けとを含み、電動機がア
イドル状態のときに回転子ディフレクタと電機子との間
の空隙が形成される。空隙の大きさ、すなわちかご型電
動機のディスクブレーキを調整するために、かご型電動
機はさらに、出力軸の長手方向において軸受けの内側リ
ング内の軸受け面と出力軸との間で移動可能な少なくと
も1つの調整部材と、この調整部材を動かす手段とを含
み、この調整部材が出力軸の長手方向に動くことによっ
て電機子が出力軸の長手方向に動いて、ディフレクタと
電機子との間の空隙の大きさが無段階で変わるようにし
ている。本発明の好ましい実施例によれば、ブレーキデ
ィスクおよびトリガギアを有する出力軸の端部には、ね
じ山と、このねじ山に適合して出力軸の長手方向に動く
調整ナットとが設けられ、調整ナットを回転させると調
整部材が出力軸の長手方向に動くことができる。本発明
の他の好ましい実施例によれば、電動機のブレーキの消
耗部品は、電動機の巻線以外の場所に配置されている。
【0014】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して本発明を詳細
に説明する。
【0015】図1は、かご型電動機1のブレーキを調整
する本発明の装置をかご型電動機1の側面から見た概略
部分断面図である。以下、かご型電動機1は電動機1と
も称する。電動機1は、枠体2、固定子3、固定子巻線
4および回転子5を有し、回転子5は、電動機1出力軸
10に配置され、点線で示す回転子巻線6を有する。回転
子5はさらに、ディフレクタ7を有し、これは、回転子
5の鉄心構体から非磁性材料8によって離隔されてい
る。ディフレクタ7は、固定子3の磁界の一部を電動機
1出力軸10の方向の磁界に偏向する機能を有する。
【0016】ディフレクタ7の近傍には電機子9があ
り、これは、出力軸10に嵌合固定されている。電機子9
は、出力軸10に設けられた2本の長手方向溝11に嵌合固
定されて、この嵌合固定は、出力軸10の溝11に対応する
突出部12が電機子の内縁に設けられ、突出部12を溝にセ
ットすることで行なっている。突出部12は、電機子9の
全長の出力軸10の方向における一部のみに設けられてい
る。電機子9の内縁には、電動機1の長手軸の方向にブ
レーキバネ14用の空間13が設けられ、これは、ディフレ
クタと電機子9との間に介挿されて、電動機1がアイド
ル状態のとき、ブレーキバネ14で電機子9をディフレク
タ7から押し離して、空隙15がディフレクタ7と電機子
9との間に形成されるようにしている。ブレーキバネ14
は電機子9をブレーキディスク16に押圧し、ブレーキデ
ィスクはさらに、トリガギア17に押圧される。トリガギ
アは、出力軸10に電機子9と同じ方法で嵌合固定されて
いる。ブレーキバネ14に代わって、他の適当な可撓性素
子を用いることができる。図1の装置は2枚のブレーキ
ディスク16と2個のトリガギア17を有するが、このブレ
ーキの構造は、ブレーキディスク16およびトリガギア17
の数について自由に変えてよく、ブレーキが少なくとも
1枚の、好ましくは円板形状のブレーキディスク16と、
少なくとも1個のトリガギア17とを有するようにしてよ
い。
【0017】電動機1はさらに、フランジ19に固定され
たピン18またはスロット18を有し、これにブレーキディ
スク16が固定されて、出力軸10およびそれに配置された
電動機1部品が回転してもブレーキディスクが回転でき
ないようにしている。少なくとも2本、好ましくは3本
のスロット18があり、これによって、ディスクブレーキ
16を出力軸10の回転運動に対して堅固に支持することが
できる。しかしブレーキディスク16は、出力軸10の長手
方向に動くことができ、電動機1ブレーキが駆動される
とトリガギア17に押圧される。ブレーキディスク16は制
動摩擦面を有し、これはまた、トリガギア17の表面にも
配置することができる。電動機1出力軸10は、その両端
が軸受けに装着されて、ブレーキの側の軸受け20がフラ
ンジ19に支持され、別な軸受け21がフランジ22に支持さ
れている。軸受け20は、出力軸10の溝11を軸受け20の内
側リング32の内側において塞がないような嵌合状態で、
出力軸10に配設されている。電動機1枠体2、フランジ
19およびフランジ22は、互いにボルト23で緊締されてい
る。
【0018】図1の装置はさらに、調整部材24および調
整ナット25を有し、これらは、ディフレクタ7と電機子
9との間の空隙15を調整するものである。調整部材24
は、出力軸10にその長手方向に溝11内を移動可能に配設
され、すなわち調整部材24は、軸受け20の内側リング32
の内縁と出力軸10との間にあって移動可能に配設されて
いる。調整ナット25のために、出力軸10には、調整ナッ
ト25のねじ山に対応するねじ山が形成されて、調整ナッ
ト25の回転によって調整部材24が出力軸10の長手方向に
移動するようにしている。調整部材24および調整ナット
25の両方とも出力軸10に配置されて、出力軸10の回転と
ともに両者が回転する。図1の電動機1はさらに、軸受
け20保持リング26および電機子9保持リング27を有して
いる。電動機1の動力線等の電源への接続28が概念的に
示されている。
【0019】電動機1のブレーキの動作は次のようであ
る。図1に示すアイドル状態では、ブレーキバネ14によ
って電機子9は、図1に示すように左側のブレーキディ
スク16に押圧され、これによってディスクブレーキ16が
トリガギア17を押圧し、回転子5の回転を妨げ、空隙15
が回転子5ディフレクタ7と電機子9との間に形成され
ている。電動機1が駆動されると、回転子5ディフレク
タ7によって固定子3磁界の回転子5の磁界の漂遊磁束
へ出力軸10の方向に偏向される。この漂遊磁束は電機子
9を介して短絡され、ディフレクタ7と電機子9との間
に電動機1の出力軸10の方向に軸方向力が発生し、この
力によって電機子9がディフレクタ7へ引きつけられ
て、ブレーキが作動する。電動機1を消勢すると、ディ
フレクタ7と電機子9との間の磁力が消失し、ブレーキ
バネ14によって電機子9が、上から見て左側のブレーキ
ディスク16に押圧され、電動機1が停止する。
【0020】ブレーキディスク16またはトリガギア17の
いずれかの摩擦面が摩耗するにつれ、ディフレクタ7と
電機子9との間の空隙15が増す。空隙15は、電機子9を
介して短絡された回転子5の磁界の漂遊磁束で生ずる軸
方向力によって電機子9がディフレクタ7へ引きつけら
れて電動機1のブレーキを付勢しておくことができなく
なる程度まで、大きくなることがある。この場合、電動
機1は、ブレーキのトルクに逆らって回転しなければな
らず、これによって電動機1固定子巻線4が焼き付くこ
とがある。この理由で、ディフレクタ7と電機子9との
間の空隙15は、その度ごとに調整しなければならない。
【0021】図1の装置では、空隙15の調整と検査は、
調整部材24および調整ナット25によって以下のように行
なわれる。調整ナット25を回転させて、図1における左
の方へ動かすにつれ、その出力軸10を出力軸10の長手方
向に移動可能に調整された調整部材24が左に移動して、
ブレーキディスク16、トリガギア17および電機子9が左
に移動する。調整ナット25は、ねじ機構によって合理的
な範囲で左に移動し、これによってディフレクタ7と電
機子9との間の空隙15が完全に閉成する。調整ナット25
を次に反対方向に回転させて調整ナット25が右に動く
と、ブレーキバネ14が電機子9を押しているから、ディ
フレクタ7と電機子9との間の空隙15が増し、同時に、
調整部材24、ブレーキディスク16およびトリガギア17が
ディフレクタ7から離れる。この開口の大きさは、出力
軸10および調整ナット25のねじ山のピッチと空隙15の所
望の大きさとによる。調整ナット25は、好ましくは別々
にロックする必要のない一体金属ロックナットである。
通常のナットも調整ナット25として用いることができる
が、調整後、調整ナット25をロックするには、曲げディ
スクを必要とする。したがって、ディフレクタ7と電機
子9との間の空隙15を調整する、すなわちディスクブレ
ーキを調整する本発明の方法は、非常に簡単、迅速およ
び無段階であり、電動機1を分解して空隙15を調整する
必要がない。新品の電動機における空隙15の大きさは、
電動機1の大きさに応じて標準的には0.1 〜1 mmの間に
設定される。
【0022】図2は、図1の装置の調整部材24の概略斜
視図であり、図3は、図2の調整部材24に対応した電動
機1出力軸10の概略部分切欠き斜視図である。図2の調
整部材24は、孔30を有する円対称枠体29と、枠体29の径
に対して実質的に垂直に枠体29から突出した2本のペグ
31とを有する。図2の調整部材24は、図3に示す電動機
1出力軸10に装着されて、出力軸10が調整部材24の孔30
を通過し、ペグ31が出力軸10の溝11に収容される。調整
部材24は、出力軸10の周縁の方向に嵌合固定されて、調
整部材24が出力軸10とともに回転する。出力軸10の溝11
は、実質的に出力軸10の長手方向に出力軸10の電動機1
電機子9が配設されている領域まで伸び、この領域で電
機子9は、出力軸10の上を動くことができる。出力軸10
の溝11およびペグ31によって形成され外径は、ペグ31が
電動機1軸受け20に接触せず、調整部材24が出力軸10の
方向に溝11内を軸受け20の内側リング32と出力軸10との
間で自由に動ける寸法である。調整部材24のペグ31で形
成される外径はまた、出力軸10内に配設された軸受け20
の保持リング26用の溝の底部の径より小さく、調整部材
24が保持リング26の内縁の内側でも出力軸10の方向に自
由に動くことができる。調整部材24のペグ31の長さは、
空隙15の調整範囲と、ブレーキディスク16、トリガギア
17、軸受け20およびその保持リング26の出力軸10の方向
における幅とに依存する。
【0023】図4は、電動機1の側面から見た本発明に
よる他の装置の概略部分断面図である。図4の装置が図
1の装置と異なる点は、調整部材24が電機子9とブレー
キディスク16およびトリガギア17からなるブレーキ系と
の間に配設されていることである。このブレーキ系と調
整ナット25との間にはまた、基板33も配設されている。
図4では、軸受け20は、枠体2に支持されている軸受け
遮蔽体34内に配置されている。ブレーキディスク16、ト
リガギア17、調整ナット25および基板33は、枠体2に固
定されたカバー35で遮蔽される。ブレーキの消耗部品
は、電動機1の固定子巻線4以外の部分において軸受け
遮蔽体34によって離隔されているので、ブレーキ摩耗片
が固定子巻線4を損傷することはない。図4に示す装置
ではさらに、ブレーキディスク16およびトリガギア17の
数を少なくでき、これによって制動トルクを増すことが
できる。実際、図4のブレーキは3個のトリガギアを有
している。図4では、ブレーキディスク16およびトリガ
ギア17からなるブレーキ系の両側にブレーキ系支持板39
が配設され、これは出力軸10に嵌合装着されている。図
4の装置では、調整部材24の寸法は、図4に示す軸受け
遮蔽体34と軸受け遮蔽体34に隣接するトリガギア17との
間に間隙40が保持されてトリガギア17が軸受け遮蔽体34
に引きずられないような大きさである。図4の装置で
は、空隙15を図1の装置と同じ方法で調整し、検査す
る。
【0024】図5は、本発明の他の調整部材24の概略部
斜視図であり、図6は、図5の調整部材24の出力軸10の
概略部分切欠き斜視図である。図5の調整部材24は、孔
30を有する円対称枠体29と、枠体29の径に対して実質的
に垂直に枠体29から突出した2本のペグ31とを有する。
ペグ31は、実質的に平行な面36および36' を有する。図
6における出力軸10はそこで、実質的に平行な2つの面
37および37' を有する。図5の調整部材24は、図6に示
す電動機1出力軸10へ取り付けられて、出力軸10が調整
部材24の孔30を通り、調整部材24の面36が出力軸10の面
37に当接し、また調整部材24の面36' が出力軸10の面3
7' に当接する。調整部材24は、出力軸10にその周縁の
方向に嵌合固定されて、調整部材24が出力軸10とともに
回転する。ペグ31および出力軸10の面37および37' の出
力軸10の周縁方向における寸法は、調整部材24が軸受け
20の内側リング32および保持リング26の内側で動ける余
地を残す大きさである。調整部材24のペグ31および出力
軸10の面37および37' の出力軸10の長手方向における寸
法は、ディフレクタ7と電機子9との間の空隙15の調整
を阻害しないような大きさになっている。
【0025】図7は、本発明の第3の調整部材24の概略
部分端面図であり、図8は、図7の調整部材の出力軸10
の概略断面図である。図7の調整部材24は、孔30を有す
る6角形枠体29と、枠体29の径に対して実質的に垂直に
枠体29から突出した6本のペグ31とを有する。図8の出
力軸10には、はめ歯が設けられて、6本の溝11が出力軸
10のはめ歯の間にとどまるようになっている。図7の調
整部材24は、図8に示す出力軸10に配置されて、出力軸
10が調整部材24の孔30を通過し、調整部材24のペグ31が
出力軸10のはめ歯によって画成される溝11に収容され
る。出力軸10の周縁の方向において、調整部材24はペグ
31から溝11へ嵌合固定されて、調整部材24が出力軸10と
ともに回転する。出力軸10の周縁の方向におけるペグ31
および溝11の寸法は、調整部材24が出力軸10の溝11にお
いて軸受け20の内側リング32および保持リング26の内側
で動くことができるような大きさである。出力軸10の長
手方向における調整部材24のペグ31および出力軸10の溝
11の寸法は、ディフレクタ7と電機子9との間の空隙15
の調整を阻害しないような大きさになっている。
【0026】調整部材24および出力軸10は、本発明の原
理を変えることなくディフレクタ7と電機子9との間の
空隙15を調整する様々な形状にすることができる。した
がって、空隙15を調整するために、調整部材24は、1本
のペグ31を有する必要があるだけであり、出力軸10は、
ペグ31に対応する1本の溝11を有する必要があるだけで
ある。しかし電動機1の動作の点では、通常、対称構造
が最も好ましく、したがって調整部材24は好ましくは、
少なくとも2本のペグ31を有し、出力軸10は、このペグ
31に対応して2本の溝11を有する。出力軸10は好ましく
は、はめ歯の間に6本の溝11を保持する歯車構造であ
り、調整部材24は、はめ歯の溝11に対応するペグ31を有
している。ペグ31の断面形状は自由に選択でき、出力軸
10の溝11の形状をペグ31の形状に対応させるか、または
その反対にする。さらに、調整部材24の枠体29の形状は
変えてもよく、枠体29の孔30の形状を出力軸10の形状に
合わせるか、またはその逆でもよい。調整部材24とし
て、たとえば、わずか1本またはそれ以上の円形ピンを
用いてもよく、その動作は調整部材24のペグ31のそれに
対応する。この場合、たとえば図1に示す実施例では、
基板を出力軸10の調整部材24と調整ナット25との間に配
置して、基板の内縁には溝11に対応した突出部を設け
て、調整ナット25を回転させると、この基板が出力軸24
の長手方向に動き、同時にピン状調整部材が動き、さら
に電機子9が出力軸10の長手方向に動く。さらに、調整
部材24のペグ31用として出力軸10には溝11を設ける必要
がない。その代わり、軸受け20の内側リング32には、軸
受け面38の下方に孔を設けることができ、これを通し
て、調整部材24のペグ31を出力軸10の長手方向において
軸受け面38と出力軸10との間で移動可能に軸受け20の内
側リング32に配置することができる。
【0027】図面および関連の説明は、発明思想を示す
のみに企図するものである。本発明の詳細は特許請求の
範囲内で変えてもよい。したがってたとえば、ブレーキ
ディスク16およびトリガギア17からなるブレーキ系の構
造は、たとえばブレーキディスク16およびトリガギア17
の数に応じて変更してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の利点は、ディフレクタと電機子
の間の空隙の調整が簡単で迅速なことであり、これは、
電動機を分解することなく空隙を所望に調整できるから
である。さらに、空隙を調整しても、出力軸の支持点が
変化せず、したがって電動機の動作信頼性が高いままで
ある。さらに、電動機出力軸には、電動機の構造を弱め
る長手方向孔および半径方向孔を設ける必要がないこと
も利点である。電動機巻線以外の場所にブレーキ構造の
消耗部品を配置することによって、ブレーキの摩耗片で
固定子巻線が損傷するのを防ぐことができる。同時にブ
レーキにおける摩擦面の数を増すことで、制動トルクも
また、容易に増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】かご型電動機の側面から見た本発明の装置の概
略部分断面図である。
【図2】図1の装置の実施例の細部の概略斜視図であ
る。
【図3】図1の装置の他の細部の、図2に対応した概略
部分切欠き斜視図である。
【図4】かご型電動機の側面から見た本発明の第2の装
置の概略部分断面図である。
【図5】本発明の第3の装置の実施例の細部の概略部分
断面斜視図である。
【図6】本発明の装置の他の細部の、図5に対応した概
略部分切欠き斜視図である。
【図7】本発明の第4の装置の実施例の細部の概略部分
断面斜視図である。
【図8】本発明の実施例の装置の他の細部の詳細を示す
概略部分断面図である。
【符号の説明】
1 かご型電動機 3 固定子 5 回転子 7 ディフレクタ 9 電機子 10 出力軸 15 空隙 16 ブレーキディスク 17 トリガギア 18 スロット 20 軸受け 24 調整部材 32 内側リング 38 軸受け面

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と、かご型電動機の出力軸に配置
    された回転子とを含み、前記固定子の磁界の一部を前記
    回転子の磁界の漂遊磁束へ前記出力軸の方向に偏向する
    ディフレクタを含み、 前記電動機はさらに、前記出力軸に配置された電機子
    と、 前記ディフレクタと前記電機子との間に配置されて該電
    機子を前記ディフレクタから押し離す可撓性素子と、 少なくとも1つのスロットを介して電動機枠体に支持さ
    れた少なくとも1つのディスクブレーキと、 前記出力軸に配置された少なくとも1つのトリガギア
    と、 出力軸軸受けとを含み、 前記電動機がアイドル状態のときに前記ディフレクタと
    前記電機子との間の空隙の大きさを調節する、かご型電
    動機におけるディスクブレーキの調整方法において、該
    方法は、 前記出力軸の長手方向において前記軸受けの内側リング
    内の軸受け面と前記出力軸との間で移動可能な少なくと
    も1つの調整部材を動かして前記電機子を前記出力軸の
    長手方向に動かし、これによって前記ディフレクタと前
    記電機子との間の前記空隙の大きさが変わるように前記
    調整部材で前記空隙の大きさを調整することを特徴とす
    る、かご型電動機におけるディスクブレーキの調整方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記調
    整部材は、前記出力軸の長手方向において前記軸受けの
    内側リングの内縁と前記出力軸との間で動くことを特徴
    とする調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法におい
    て、前記調整部材は、前記電動機に配置された手段によ
    って動くことを特徴とする調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、前記出
    力軸の前記ブレーキディスクの側の端部および前記トリ
    ガギアは、ねじ山と、該ねじ山に適合し前記出力軸の長
    手方向に移動可能な調整ナットとを含み、該調整ナット
    を回転させると、前記調整部材が前記出力軸の長手方向
    に動くことを特徴とする調整方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、前記調
    整ナットは、一体金属の自己ロックするロックナットで
    あることを特徴とする調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の方法において、前記調
    整ナットは、該ナットに関連する曲げディスクでロック
    する通常のナットであることを特徴とする調整方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の方
    法において、前記調整部材はピンであることを特徴とす
    る調整方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載の方
    法において、前記調整部材は、孔を有する枠体と、該枠
    体の径に対して実質的に垂直に該枠体から突出した少な
    くとも1つのペグとを含むことを特徴とする調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の方
    法において、前記出力軸は、該出力軸の長手方向におけ
    る少なくとも1つの溝、または少なくとも2つの実質的
    に平行な面を含み、前記電機子の内縁は、前記出力軸の
    溝に対応する突出部、または該出力軸の面に対応する面
    を含み、前記電機子を前記出力軸にその周縁方向に嵌合
    固定させることを特徴とする調整方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、前記
    出力軸には、該出力軸の長手方向に6つの溝を形成する
    はめ歯が設けられていることを特徴とする調整方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の方法におい
    て、前記調整部材として機能するピンは前記溝に配置さ
    れ、該ピンが該溝内を前記出力軸の長手方向に動くこと
    を特徴とする調整方法。
  12. 【請求項12】 請求項9または10に記載の方法におい
    て、前記調整部材のピンは前記溝に配置され、該ピンが
    該溝内を前記出力軸の長手方向に動き、該出力軸が前記
    調整部材の前記枠体における孔を通ることを特徴とする
    調整方法。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の方法において、前記
    調整部材は2つのペグを含み、両ペグは実質的に平行な
    面を有し、前記調整部材は前記出力軸に配置され、該出
    力軸が前記調整部材の前記枠体における孔を通り、該調
    整部材の前記面が前記出力軸の前記面に沿って該調整部
    材を該出力軸にその周縁方向に同時に嵌合固定すること
    を特徴とする調整方法。
  14. 【請求項14】 かご型電動機の出力軸に配置された回
    転子を含み、固定子の磁界の一部を前記回転子の磁界の
    漂遊磁束へ前記出力軸の方向に偏向するディフレクタを
    含み、 さらに、前記出力軸に配置された電機子と、 前記ディフレクタと前記電機子との間に配置されて該電
    機子を前記ディフレクタから押し離す可撓性素子と、 少なくとも1つのスロットを介して電動機枠体に支持さ
    れた少なくとも1つのディスクブレーキと、 前記出力軸に配置された少なくとも1つのトリガギア
    と、 出力軸軸受けとを含み、 これによって、前記電動機に通電すると、前記回転子の
    磁界の漂遊磁束が前記電機子を介して短絡されて軸方向
    磁力を前記ディフレクタと前記電機子との間に前記出力
    軸の方向に発生させ、前記磁力によって前記電機子が前
    記ディフレクタに向かって吸引されて前記電機子、ブレ
    ーキディスクおよびトリガギアによって形成されるブレ
    ーキを開放し、前記電動機の通電を切ると、前記ディフ
    レクタと前記電機子との間の前記軸方向磁力がなくな
    り、これによって、前記可撓性素子が前記電機子を前記
    ディフレクタから押し離して前記ブレーキを付勢し、前
    記電動機を停止させ、こうして前記ディフレクタと前記
    電機子との間に空隙が形成される、かご型電動機におけ
    るディスクブレーキの調整装置において、該装置は、 前記出力軸の長手方向において前記軸受けの内側リング
    内の軸受け面と前記出力軸との間で移動可能な少なくと
    も1つの調整部材と、 該調整部材を動かして前記電機子を前記出力軸の長手方
    向に動かし、これによって前記ディフレクタと前記電機
    子との間の空隙の大きさが変わるように前記調整部材を
    動かす手段とを含むことを特徴とするかご型電動機にお
    けるディスクブレーキの調整装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の装置において、前記
    調整部材は、前記出力軸の長手方向において前記軸受け
    の内側リングの内縁と前記出力軸との間で動くことを特
    徴とする調整装置。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載の装置におい
    て、前記調整部材を動かす手段は、前記電動機出力軸に
    配置されていることを特徴とする調整装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置において、前記
    出力軸の前記ブレーキディスクの側の端部および前記ト
    リガギアは、ねじ山と、該ねじ山に適合し前記出力軸の
    長手方向に移動可能な調整ナットとを含み、該調整ナッ
    トを回転させると、前記調整部材が前記出力軸の長手方
    向に動くことを特徴とする調整装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、前記
    調整ナットは、一体金属の自己ロックするロックナット
    であることを特徴とする調整装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の装置において、前記
    調整ナットは、該ナットに関連する曲げディスクでロッ
    クする通常のナットであることを特徴とする調整装置。
  20. 【請求項20】 請求項14ないし19のいずれかに記載の
    装置において、前記調整部材はピンであることを特徴と
    する調整装置。
  21. 【請求項21】 請求項14ないし19のいずれかに記載の
    装置において、前記調整部材は、孔を有する枠体と、該
    枠体の径に対して実質的に垂直に該枠体から突出した少
    なくとも1つのペグとを含むことを特徴とする調整装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項14ないし21のいずれかに記載の
    装置において、前記出力軸は、該出力軸の長手方向にお
    ける少なくとも1つの溝、または少なくとも2つの実質
    的に平行な面を含み、前記電機子の内縁は、前記出力軸
    の溝に対応する突出部、または該出力軸の面に対応する
    面を含み、前記電機子を前記出力軸にその周縁方向に嵌
    合固定させることを特徴とする調整装置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の装置において、前記
    出力軸には、該出力軸の長手方向に6つの溝を形成する
    はめ歯が設けられていることを特徴とする調整装置。
  24. 【請求項24】 請求項22または23に記載の装置におい
    て、前記調整部材として機能するピンまたは前記調整部
    材のペグは前記溝に配置され、前記出力軸が前記調整部
    材の枠体における孔を通ることを特徴とする調整装置。
  25. 【請求項25】 請求項22に記載の装置において、前記
    調整部材は2つのペグを含み、両ペグは実質的に平行な
    面を有し、前記調整部材は前記出力軸に配置され、該出
    力軸が前記調整部材の前記枠体における孔を通り、該調
    整部材の前記面が前記出力軸の前記面に該出力軸の長手
    方向において当接し、該調整部材を該出力軸にその周縁
    方向に嵌合固定することを特徴とする調整装置。
  26. 【請求項26】 請求項14ないし25のいずれかに記載の
    装置において、前記軸受けは軸受け遮蔽体に配置され、
    該遮蔽体は、前記電動機固定子の固定子巻線と前記ブレ
    ーキディスクおよびトリガギアからなるブレーキ系との
    間に配置されていることを特徴とする調整装置。
  27. 【請求項27】 請求項14ないし26のいずれかに記載の
    装置において、前記出力軸の長手方向において移動可能
    な基板が前記調整ナットと前記ブレーキディスクおよび
    トリガギアからなるブレーキ系との間に配置されている
    ことを特徴とする調整装置。
  28. 【請求項28】 請求項14ないし27のいずれかに記載の
    装置において、前記可撓性素子はバネであることを特徴
    とする調整装置。
  29. 【請求項29】 請求項14ないし28のいずれかに記載の
    装置において、前記ブレーキディスクを前記電動機枠体
    に支持する3つのスロットまたはピンがあることを特徴
    とする調整装置。
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