JP2001251538A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001251538A
JP2001251538A JP2000062034A JP2000062034A JP2001251538A JP 2001251538 A JP2001251538 A JP 2001251538A JP 2000062034 A JP2000062034 A JP 2000062034A JP 2000062034 A JP2000062034 A JP 2000062034A JP 2001251538 A JP2001251538 A JP 2001251538A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性の良好なデジタルカメラを提供する。 【解決手段】 デジタルカメラは撮影モードMD1と、
再生モードMD2とを備えているが、両モードを切り換
える切換スイッチは設けられていない。撮影モードMD
1において再生に関するイベント、具体的にはレンズキ
ャップ装着、画像や音声の再生に関する4連スイッチ等
の操作、再生に関するメモリカードの装着が検出される
と再生モードMD2へ自動的に移行する。逆に再生モー
ドMD2において撮影に関するイベント、具体的にはポ
ップアップフラッシュの操作、アイカップへの接眼の検
知、撮影に関する各種設定、撮影に関するメモリカード
の装着およびセルフ撮影、フォーカス、ズーム、絞り、
シャッターボタン、録音、表示切換の各操作が検出され
ると撮影モードMD1へ自動的に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくとも撮影
モードまたは再生モードを備えるデジタルカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近のデジタルカメラでは液晶等による
撮影画像表示手段を設けているものが多く、そのため、
「撮った画像がすぐその場で確認できる」というのが銀
塩フィルムを使用するカメラ(以下銀塩カメラと略称す
る)にないデジタルカメラの特徴となっている。
【0003】また、撮影の際にも、被写体の確認を同じ
表示手段で行えるようになっているものが大半である。
これによって、実際に得られる画像や、その色合いも事
前に確認可能であるなど、デジタルカメラには銀塩カメ
ラにはないメリットがある。
【0004】以上のようなデジタルカメラの場合、表示
手段が、撮影済みでメモリカードに保存されている画像
を表示する機能と、被写体画像を撮影に先だって事前に
確認する機能と2通りの機能を持つことになり、デジタ
ルカメラとしてはこれらに対応した2つのモードを持つ
ことになる。すなわち「撮影モード」、「再生モード」
と呼ばれるものであり、通常、デジタルカメラは、これ
らのモードを切り換えるためのスイッチを備え、このス
イッチによって撮影者が上記2つのモードの何れかを選
択するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、銀塩カメラ
を扱いなれた者にとっては、銀塩カメラには基本的に撮
影モードしかないため、このモード切り換えにはなじみ
がなく、再生モードにセットされていることに気が付か
ずに、シャッターボタンを押し続けてシャッターチャン
スを逃したり、撮影モード下で画像を表示しようとし
て、操作を誤って撮影画像を消去したりという事態が発
生していた。このように従来のデジタルカメラは、操作
性に問題があった。
【0006】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、操作性の良好なデジタルカメラ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、焦点合わせを行う合焦手段と、
当該合焦手段に関する操作を行うためのフォーカス操作
部材を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モ
ードとその他のモードとを有するデジタルカメラであっ
て、前記フォーカス操作部材の操作を検出する合焦操作
検出手段と、前記その他のモードにおける前記合焦操作
検出手段による前記操作の検出に応じて前記撮影モード
に移行させるモード制御手段を備えている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラであって、前記フォーカス操作部材が
フォーカスリングである。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラであって、前記フォーカス操作部材が
オートフォーカスとマニュアルフォーカスとを切り替え
る自動手動切換手段である。
【0010】また、請求項4の発明は、ズームを行うズ
ーム手段と、当該ズーム手段に関する操作を行うための
ズーム操作部材を備えるとともに、撮影に関する処理を
行う撮影モードとその他のモードとを有するデジタルカ
メラであって、前記ズーム操作部材の操作を検出する変
倍操作検出手段と、前記その他のモードにおける前記変
倍操作検出手段による前記操作の検出に応じて前記撮影
モードに移行させるモード制御手段を備えている。
【0011】また、請求項5の発明は、絞り設定を行う
絞り設定手段と、当該絞り設定手段に関する操作を行う
ための絞り操作部材を備えるとともに、撮影に関する処
理を行う撮影モードとその他のモードとを有するデジタ
ルカメラであって、前記絞り操作部材の操作を検出する
絞り操作検出手段と、前記その他のモードにおける前記
絞り操作検出手段による前記操作の検出に応じて前記撮
影モードに移行させるモード制御手段を備えている。
【0012】また、請求項6の発明は、シャッター速度
設定を行うシャッター速度設定手段と、当該シャッター
速度設定手段に関する操作を行うためのシャッター速度
操作部材を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮
影モードとその他のモードとを有するデジタルカメラで
あって、前記シャッター速度操作部材の操作を検出する
シャッター速度操作検出手段と、前記その他のモードに
おける前記シャッター速度操作検出手段による前記操作
の検出に応じて前記撮影モードに移行させるモード制御
手段を備えている。
【0013】また、請求項7の発明は、ゲイン設定を行
うゲイン設定手段と、当該ゲイン設定手段に関する操作
を行うためのゲイン操作部材を備えるとともに、撮影に
関する処理を行う撮影モードとその他のモードとを有す
るデジタルカメラであって、前記ゲイン操作部材の操作
を検出するゲイン操作検出手段と、前記その他のモード
における前記ゲイン操作検出手段による前記操作の検出
に応じて前記撮影モードに移行させるモード制御手段を
備えている。
【0014】また、請求項8の発明は、ホワイトバラン
ス設定を行うホワイトバランス設定手段と、当該ホワイ
トバランス設定手段に関する操作を行うためのホワイト
バランス操作部材を備えるとともに、撮影に関する処理
を行う撮影モードとその他のモードとを有するデジタル
カメラであって、前記ホワイトバランス操作部材の操作
を検出するホワイトバランス操作検出手段と、前記その
他のモードにおける前記ホワイトバランス操作検出手段
による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行さ
せるモード制御手段を備えている。
【0015】また、請求項9の発明は、フラッシュ設定
を行うフラッシュ設定手段と、当該フラッシュ設定手段
に関する操作を行うためのフラッシュ操作部材を備える
とともに、撮影に関する処理を行う撮影モードとその他
のモードとを有するデジタルカメラであって、前記フラ
ッシュ操作部材の操作を検出するフラッシュ操作検出手
段と、前記その他のモードにおける前記フラッシュ操作
検出手段による前記操作の検出に応じて前記撮影モード
に移行させるモード制御手段を備えている。
【0016】また、請求項10の発明は、請求項9に記
載のデジタルカメラであって、前記フラッシュ操作部材
が、フラッシュの発光の仕方を切り換えるフラッシュ設
定スイッチである。
【0017】また、請求項11の発明は、請求項9に記
載のデジタルカメラであって、前記フラッシュ操作部材
が、ポップアップ形式のフラッシュである。
【0018】また、請求項12の発明は、撮影により得
られた画像に関連付けて音声記録を行う音声記録手段
と、当該音声記録手段に関する操作を行うための録音操
作部材を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影
モードとその他のモードとを有するデジタルカメラであ
って、前記録音操作部材の操作を検出する録音操作検出
手段と、前記その他のモードにおける前記録音操作検出
手段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移
行させるモード制御手段を備えている。
【0019】また、請求項13の発明は、ファインダー
を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モード
とその他のモードとを有するデジタルカメラであって、
撮影者が前記ファインダーを覗いたことを検出する接眼
検出手段と、前記その他のモードにおける前記接眼検出
手段による前記ファインダーを覗いたことの検出に応じ
て前記撮影モードに移行させるモード制御手段を備えて
いる。
【0020】また、請求項14の発明は、セルフ撮影を
行うセルフ撮影手段と、当該セルフ撮影手段に関する設
定を行うためのセルフ撮影設定部材を備えるとともに、
撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモードと
を有するデジタルカメラであって、前記セルフ撮影設定
部材の操作を検出するセルフ撮影操作検出手段と、前記
その他のモードにおける前記セルフ撮影操作検出手段に
よる前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させ
るモード制御手段を備えている。
【0021】また、請求項15の発明は、複数の異なる
撮影条件下での撮影のための複数のプログラムを備え、
当該複数のプログラムのうちの何れかを使用して撮影を
行うプログラム撮影手段と、当該使用するプログラムを
切り換えて設定するプログラム設定部材を備えるととも
に、撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモー
ドとを有するデジタルカメラであって、前記プログラム
設定部材の操作を検出するプログラム操作検出手段と、
前記その他のモードにおける前記プログラム操作検出手
段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行
させるモード制御手段を備えている。
【0022】また、請求項16の発明は、複数の表示手
段を備え、当該複数の表示手段のうちから使用する表示
手段を切り換える表示手段切換部材を備えるとともに、
撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモードと
を有するデジタルカメラであって、前記表示手段切換部
材の操作を検出する表示切換操作検出手段と、前記その
他のモードにおける前記表示切換操作検出手段による前
記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させるモー
ド制御手段を備えている。
【0023】また、請求項17の発明は、請求項16に
記載のデジタルカメラであって、前記複数の表示手段が
液晶ディスプレイおよび電子ビューファインダであると
ともに、前記表示手段切換部材が前記液晶ディスプレイ
による表示と前記電子ビューファインダによる表示とを
切り換えるものである。
【0024】また、請求項18の発明は、撮影処理開始
のためのシャッターボタンを備えるとともに、撮影に関
する処理を行う撮影モードとその他のモードとを有する
デジタルカメラであって、前記シャッターボタンの操作
を検出するシャッター操作検出手段と、前記その他のモ
ードにおける前記シャッター操作検出手段による前記操
作の検出に応じて前記撮影モードに移行させるモード制
御手段を備えている。
【0025】また、請求項19の発明は、請求項18に
記載のデジタルカメラであって、さらに、前記撮影モー
ドへの移行に次いで撮影処理を実行するよう制御する撮
影制御手段を備えている。
【0026】また、請求項20の発明は、記憶媒体の装
着部を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モ
ードとその他のモードとを有するデジタルカメラであっ
て、記憶媒体の前記装着部への装着を検出する媒体装着
検出手段と、前記装着部に装着された記憶媒体が書き込
み可能であるか否かを検出する媒体状態検出手段と、前
記その他のモードにおける書き込み可能な記憶媒体の前
記装着部への装着の検出に応じて、前記撮影モードに移
行させるモード制御手段を備えている。
【0027】また、請求項21の発明は、記憶媒体の装
着部を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モ
ードとその他のモードとを有するデジタルカメラであっ
て、前記装着部に装着された記憶媒体に記憶された撮影
用プログラムを検出するプログラム検出手段を備え、前
記その他のモードにおける前記プログラム検出手段によ
る前記撮影用プログラムの検出に応じて前記撮影モード
に移行させるモード制御手段を備えている。
【0028】また、請求項22の発明は、レンズを保護
するレンズ保護部材を備えるとともに、撮影済み画像に
関する処理を行う再生モードとその他のモードとを有す
るデジタルカメラであって、前記レンズ保護部材が前記
レンズを覆っていることを検出する保護部材検出手段
と、前記その他のモードにおける前記保護部材検出手段
による前記レンズ保護部材が前記レンズを覆っているこ
との検出に応じて前記再生モードに移行させるモード制
御手段を備えている。
【0029】また、請求項23の発明は、表示手段およ
び当該表示手段への撮影済み画像の表示処理に関する操
作を行うための表示操作部材を備えるとともに、撮影済
み画像に関する処理を行う再生モードとその他のモード
とを有するデジタルカメラであって、前記表示操作部材
の操作を検出する表示操作検出手段と、前記その他のモ
ードにおける前記表示操作検出手段による前記操作の検
出に応じて前記再生モードに移行させるモード制御手段
を備えている。
【0030】また、請求項24の発明は、請求項23に
記載のデジタルカメラであって、前記表示操作部材がサ
ムネイル表示のためものである。
【0031】また、請求項25の発明は、請求項23に
記載のデジタルカメラであって、前記表示操作部材が1
コマを表示するためものである。
【0032】また、請求項26の発明は、請求項23に
記載のデジタルカメラであって、前記表示操作部材が前
記撮像済み画像に対する画像処理を行うためものであ
る。
【0033】また、請求項27の発明は、請求項23に
記載のデジタルカメラであって、前記表示操作部材が複
数の画像を連続して表示するためものである。
【0034】また、請求項28の発明は、撮影済み画像
に関連付けられた音声データを再生する音声再生手段
と、当該音声再生手段に関する操作を行うための音声再
生操作部材を備えるとともに、撮影済み画像に関する処
理を行う再生モードとその他のモードとを有するデジタ
ルカメラであって、前記音声再生操作部材の操作を検出
する音声再生操作検出手段と、前記その他のモードにお
ける前記音声再生操作検出手段による前記操作の検出に
応じて前記再生モードに移行させるモード制御手段を備
えている。
【0035】また、請求項29の発明は、記憶媒体の装
着部を備えるとともに、撮影済み画像に関する処理を行
う再生モードとその他のモードとを有するデジタルカメ
ラであって、記憶媒体の前記装着部への装着を検出する
媒体装着検出手段と、前記装着部に装着された記憶媒体
が書き込み可能であるか否かを検出する媒体状態検出手
段と、前記その他のモードにおける書き込み不可能な記
憶媒体の前記装着部への装着の検出に応じて前記再生モ
ードに移行させるモード制御手段を備えている。
【0036】また、請求項30の発明は、記憶媒体の装
着部を備えるとともに、撮影済み画像に関する処理を行
う再生モードとその他のモードとを有するデジタルカメ
ラであって、前記装着部に装着された記憶媒体に記憶さ
れた再生用プログラムを検出するプログラム検出手段を
備え、前記その他のモードにおける前記プログラム検出
手段による前記再生用プログラムの検出に応じて前記再
生モードに移行させるモード制御手段を備えている。
【0037】また、請求項31の発明は、撮影済み画像
に関する処理を行う再生モードと撮影に関する処理を行
う撮影モードとを有するデジタルカメラであって、専ら
前記再生モードにおける操作を行うための複数のスイッ
チまたはセレクタからなる再生用操作部材を、前記デジ
タルカメラの特定の面に配置するとともに、専ら前記撮
影モードにおける操作を行うための複数のスイッチまた
はセレクタからなる撮影用操作部材を、前記特定の面と
は異なる面に配置している。
【0038】また、請求項32の発明は、請求項31に
記載のデジタルカメラであって、さらに、前記撮影用操
作部材がレンズ周囲に配置されている。
【0039】また、請求項33の発明は、請求項31に
記載のデジタルカメラであって、さらに、前記撮影用操
作部材が前記デジタルカメラの本体上面に配置されてい
る。
【0040】さらに、請求項34の発明は、請求項31
に記載のデジタルカメラであって、さらに、前記再生用
操作部材が前記デジタルカメラの本体背面に配置されて
いる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。
【0042】<1.全体構成>図1〜図4は、本発明の
実施形態に係るデジタルカメラ1の要部構成を示す図で
あり、図1は平面図、図2は側面図、図3は背面図に相
当する。また、図4は上面の様子を示す図である。これ
らの図は必ずしも三角図法に則っているものではなく、
デジタルカメラ1の要部構成を概念的に例示することを
主眼としている。
【0043】これらの図に示すように、デジタルカメラ
1は、略直方体状のカメラ本体部2と撮像部3とに大別
される構造である。
【0044】撮像部3は、撮影レンズであるマクロ機能
付きレンズ群30の後方位置の適所にCCDカラーエリ
アセンサ303(以下単に「CCD303」という)を
有する撮像回路302が設けられている。また、このレ
ンズ群30は、ズームレンズ300と合焦レンズ301
とを備えている。
【0045】一方、カメラ本体部2の内部には、フォー
カスリング41を駆動し、それにより合焦レンズ301
を駆動して合焦を行うためのフォーカスモータM1が設
けられている。
【0046】カメラ本体部2の前面には、グリップ部G
が設けられ、また、カメラ本体部2の上面には撮影処理
に関するスイッチであるシャッターボタン9が設けられ
ている。
【0047】また、図1に示すように、デジタルカメラ
1は右側面にメモリカード8の装着部としてメモリカー
ドスロット501を備えている。
【0048】また、メモリカードスロット501内には
カードI/F212が設けられるとともに、メモリカー
ドスロット501近傍にはシール読取りセンサ502が
設けられている。そして、このデジタルカメラ1ではメ
モリカード8としてスマートメディア(登録商標)を用
いている。
【0049】図5はスマートメディアにおける書き込み
可能状態と書き込み不可状態とを示す図である。図5
(a)に示すように、スマートメディアは、書込不可シ
ールNWがシール貼付位置PSに貼られていない状態で
は、書き込み可能状態を示し、逆に、図5(b)に示す
ように、書込不可シールNWがシール貼付位置PSに貼
られた状態では書き込み不可状態を示す。そして、図1
に示すようにメモリカードスロット501近傍で、メモ
リカードスロット501にスマートメディアが装着され
た状態でのシール貼付位置PSに対応する位置には、L
EDおよびフォトカプラとからなるシール読取りセンサ
502が設けられている。書込不可シールNWはその表
面が高反射率のシールとなっており、全体制御部211
はシール読取りセンサ502によるスマートメディアの
シール貼付位置PSからの反射光の強度信号をもとに、
そのスマートメディアに書込不可シールNWが貼られて
いるか否かを検知する。
【0050】また、デジタルカメラ1は、4本の単三形
乾電池E1〜E4を直列接続してなる電源電池Eを駆動
源としている。
【0051】一方、図3に示すように、カメラ本体部2
の背面には、略中央に撮影画像のライブビュー表示、ア
フタービュー表示及び記録画像の再生表示等を行なうた
めの液晶ディスプレイ(LCD)10および撮影画像の
ライブビュー表示、アフタービュー表示のための電子ビ
ューファインダ(EVF)20が設けられている。この
うちEVF20は、液晶ディスプレイを接眼レンズにて
拡大表示するものである。このLCD10およびEVF
20では、カラーで画像表示が行われる。
【0052】ところで、このデジタルカメラ1は、主に
「撮影モード」と「再生モード」という2つのモードを
備えている。このうち、撮影モードは、撮影に関する処
理を行うモードであり、再生モードは、メモリカード8
に記録された撮影画像をLCD10に再生表示するとい
った撮影済み画像に関する処理を行うモードである。
【0053】ただし、このデジタルカメラ1には撮影モ
ードと再生モードとを切り換える切換スイッチといった
ものは設けられていない。それは、後に詳述するよう
に、再生モードにおいて撮影に関するイベント(撮影に
関する各種操作やアイカップへの接眼)の検出により自
動的に撮影モードへ移行し、逆に撮影モードで再生に関
するイベント(再生に関する各種操作)の検出により自
動的に再生モードへ移行するものとなっているからであ
る。
【0054】表1、表2、表3は順に撮影モードでの
み、再生モードでのみ、撮影および再生モードの両方
で、それぞれ有効な部材を、機能または操作とともに示
す表である。なお、表1においては一部の部材における
イベントの検出手段も並記している。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】以下、表1〜表3を参照しつつ、デジタル
カメラ1の撮影モードおよび再生モードに主に関係する
各部材について説明する。
【0059】図2に示すように、鏡胴にはフォーカスリ
ング41、ズームリング42、絞りリング43が設けら
れている。フォーカスリング41はオートフォーカス
(AF)実行時はフォーカスモータM1で、マニュアル
フォーカス(MF)実行時は手動で回動される操作部材
(セレクタ)であり、それに応じてレンズ301が駆動
されて合焦が行われる。また、フォーカスリング41に
はAFとMFとを切り換えるAF/MF切換スイッチ4
4が設けられている。また、フォーカスリング41内に
は、その回動位置を検出するフォーカス操作センサ40
1が設けられている。
【0060】ズームリング42は手動で回動させること
によりズーム操作を行うための操作部材(セレクタ)で
ある。また、ズームリング42内には、その回動位置を
検出するズーム操作センサ402が設けられている。
【0061】絞りリング43は手動で回動させることに
より絞りを調節する操作部材(セレクタ)であり、絞り
リング43内には、その回動位置を検出する絞り操作セ
ンサ403が設けられている。マニュアル撮影時には撮
影者が絞りリング43を手動操作し、絞りを調節する。
また、撮像部3内部には絞りを駆動する絞り駆動アクチ
ュエータ404が設けられている。そして、自動露出調
整(AE)時には、絞り駆動アクチュエータ404で絞
りを駆動する。
【0062】また、このデジタルカメラ1にはレンズ3
00を保護するためのレンズキャップ45が付属してお
り、撮像部3における鏡胴の先端に着脱可能となってい
る。
【0063】カメラ本体部2上端部の適所にはポップア
ップ形式のフラッシュ5が設けられている。なお、フラ
ッシュ5は手動でポップアップしたり、収納したりでき
るものとなっている。また、カメラ本体部2内部のフラ
ッシュ5近傍にはフラッシュ5の状態(ポップアップ状
態または収納状態)を検出するフラッシュポップアップ
センサ405が設けられている。また、カメラ本体部2
の背面のEVF20周囲にはアイカップ46が設けら
れ、アイカップ46にはLEDとフォトカプラとからな
る接眼センサ406が設けられている。接眼センサ40
6はアイカップ46に撮影者の目EYが接眼しているか
否かを検出する。
【0064】また、図4に示すように、カメラ本体部2
の上面左側には、音声入力のためのマイク47が設けら
れている。
【0065】また、上面右側には、前述のシャッターボ
タン9以外に、撮影モードにおける表示をLCD10と
EVF20のいずれで行うかを切り換えるスライド式の
EVF/LCD切換スイッチ49と、セルフ撮影を行う
か否かを切り換えるためのセルフ撮影スイッチ50と、
自動発光、発光禁止、常時発光を切り換えるフラッシュ
設定スイッチ51と、プログラムの切換、設定の切換
え、さらには電源のオン/オフを行うためのロータリー
スイッチ52と、その押下中、音声記録が行われるスイ
ッチである録音ボタン53と、撮影の各種設定を選択す
るためのスイッチである選択ボタン54a,54bと、
その撮影の各種設定の項目一覧を表示する液晶表示手段
である設定表示部55とが設けられている。
【0066】さらに、図3に示すように、デジタルカメ
ラ1の側面にはUSBコネクタ56が設けられ、背面左
上部には音声再生用のスピーカ57が設けられている。
また、その下方にはLCD10に表示される表示項目を
選択するためのソフトキー(ファンクションキー)とし
てのスイッチSW1,SW2が設けられている。さら
に、背面右方には、ボタンU,D,L,Rからなる4連
スイッチ35が設けられており、ボタンU,D,L,R
で後述する各種選択の切換操作を行う。
【0067】なお、以上における各種スイッチは全体制
御部211に接続され、その操作は常時、全体制御部2
11に検知される。
【0068】また、表1に示すように、以上の各部材の
うち、フォーカスリング41、ズームリング42、絞り
リング43、AF/MF切換スイッチ44、フラッシュ
5、アイカップ46、EVF20、EVF/LCD切換
スイッチ49、セルフ撮影スイッチ50、フラッシュ設
定スイッチ51、ロータリースイッチ52(電源のオン
/オフ以外)、選択ボタン54a,54b、シャッター
ボタン9、録音ボタン53およびマイク47は撮影モー
ドでのみ有効であり、4連スイッチ35、スイッチSW
1,SW2およびスピーカ57は再生モードでのみ有効
であり、さらに、ロータリースイッチ52の電源オン/
オフ、メモリカードスロット501およびLCD10は
撮影モードおよび再生モードのいずれでも有効である。
【0069】以上から分かるように、再生モードにおけ
る操作を行うためのスイッチ(4連スイッチ35および
スイッチSW1,SW2)は全てカメラ本体部2の背面
側に集められており(図3参照)、撮影モードにおける
操作を行うためのスイッチ(シャッターボタン9、AF
/MF切換スイッチ44、EVF/LCD切換スイッチ
49、セルフ撮影スイッチ50、フラッシュ設定スイッ
チ51、ロータリースイッチ52、録音ボタン53、選
択ボタン54a,54b)およびセレクタ(フォーカス
リング41、ズームリング42、絞りリング43)は全
てレンズ周囲とカメラ本体部2の上面側に集められてい
る(図2および図4参照)。これにより、操作性が良好
なカメラとなっている。
【0070】<2.機能的構成>図6は、デジタルカメ
ラ1の内部ブロック図である。同図において、CCD3
03は、レンズ群30により結像された被写体の光像
を、R(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号
(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)
に光電変換して出力する。タイミングジェネレータ31
4は、CCD303の駆動を制御するための各種のタイ
ミングパルスを生成するものである。
【0071】撮像部3における露出制御は、絞り制御ド
ライバ306に制御された絞り駆動アクチュエータ40
4によるレンズ群30の絞りの駆動と、CCD303の
露光量、すなわち、シャッタースピードに相当するCC
D303の電荷蓄積時間を調節して行なわれる。被写体
輝度が低輝度時に適切なシャッタースピードが設定でき
ない場合は、CCD303から出力される画像信号のレ
ベル調整を行なうことにより露光不足による不適正露出
が補正される。すなわち、低輝度時は、シャッタースピ
ードとゲイン調整とを組み合わせて露出制御が行なわれ
る。画像信号のレベル調整は、信号処理回路313内の
AGC回路のゲイン調整において行なわれる。
【0072】タイミングジェネレータ314は、タイミ
ング制御回路202から送信される基準クロックに基づ
きCCD303の駆動制御信号を生成するものである。
タイミングジェネレータ314は、例えば積分開始/終
了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光
信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転
送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD303に
出力する。
【0073】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施すものである。信号処理回路313は、C
DS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オートゲ
インコントロール)回路とを有し、CDS回路により画
像信号のノイズの低減を行ない、AGC回路のゲインを
調整することにより画像信号のレベル調整を行なう。
【0074】センサ群305は前述のフォーカス操作セ
ンサ401、ズーム操作センサ402等の各種センサに
より構成される。
【0075】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
るフラッシュ5の発光量を全体制御部211により設定
された所定の発光量に制御するものである。フラッシュ
撮影においては、露出開始と同時に被写体からのフラッ
シュ光の反射光がセンサ群305に含まれる調光センサ
により受光され、この受光量が所定の発光量に達する
と、調光回路304から発光停止信号が出力され、この
発光停止信号に応答してフラッシュ5の発光を強制的に
停止し、これによりフラッシュ5の発光量が所定の発光
量に制御される。
【0076】A/D変換器205は、画像信号の各画素
信号を12ビットのデジタル信号に変換するものであ
る。A/D変換器205は、タイミング発生回路から入
力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号
(アナログ信号)を12ビットのデジタル信号に変換す
る。
【0077】タイミングジェネレータ314、A/D変
換器205に対するクロックを生成するタイミング制御
回路202が設けられている。タイミング制御回路20
2は、全体制御部211内の基準クロックにより制御さ
れる。
【0078】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号の黒レベルを基準の黒レベルに補正するも
のである。また、WB(ホワイトバランス)回路207
は、R,G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を
行なうものである。WB回路207は、全体制御部21
1から入力されるレベル変換テーブルを用いてR,G,
Bの各色成分の画素データのレベルを変換する。なお、
レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾
き)であるWBパラメータは全体制御部211により、
オートまたはマニュアルで、撮影画像毎に設定される。
【0079】γ補正回路208は、画素データの階調を
補正するものである。
【0080】画像メモリ209は、γ補正回路208か
ら出力される画素データを記憶するメモリである。画像
メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有してい
る。すなわち、画像メモリ209は、CCD画素数に対
応する画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素デ
ータが対応する画素位置に記憶されるようになってい
る。
【0081】VRAM210は、LCD10に表示され
る画像データのバッファメモリである。VRAM210
は、LCD10の画素数に対応した画像データの記憶容
量を有している。
【0082】VRAM220は、EVF20に表示され
る画像データのバッファメモリである。VRAM220
は、EVF20の画素数に対応した画像データの記憶容
量を有している。
【0083】また、撮影待機状態においては、撮像部3
により1/30秒毎に撮像された画像の各画素データが
A/D変換器205〜γ補正回路208により所定の信
号処理を施された後、画像メモリ209に一時記憶され
るとともに、全体制御部211を介してVRAM21
0、VRAM220に転送され、LCD10やEVF2
0に表示される(ライブビュー表示)。また、撮影直後
において全体制御部211は、シャッターボタン9が全
押しされた瞬間に画像メモリ209に一時記憶されてい
た画素データおよびVRAM210、VRAM220に
記憶された画素データの保持を所定時間継続させる。こ
れにより撮影された画像が所定時間LCD10やEVF
20に表示される(アフタービュー表示)。これによっ
て、撮影者は被写体像または撮影画像を視認することが
できる。
【0084】また、再生モードにおいては、メモリカー
ド8から読み出された画像が全体制御部211で所定の
信号処理が施された後、VRAM210に転送され、L
CD10に再生表示される。なお、再生モードにおいて
はEVF20では画像表示は行われない。
【0085】カードI/F212は、メモリカード8へ
の画像データの書き込み及び画像データの読出しを行な
うためのインターフェースである。また、通信用I/F
224は、パーソナルコンピュータ225等をUSBコ
ネクタ56を介して通信可能に外部接続するための、U
SB規格に準拠したインターフェースである。ただし、
この実施の形態のデジタルカメラ1では標準ではパーソ
ナルコンピュータ225と通信を行うことはできず、そ
のような通信を行うためには、制御プログラムを更新す
る必要がある。
【0086】RTC219は、撮影日時を管理するする
ための時計回路である。図示しない別の電源で駆動され
る。
【0087】操作部250は、上述した4連スイッチ3
5、スイッチSW1,SW2、シャッターボタン9、A
F/MF切換スイッチ44、EVF/LCD切換スイッ
チ49、セルフ撮影スイッチ50、フラッシュ設定スイ
ッチ51、ロータリースイッチ52、録音ボタン53、
選択ボタン54a,54bで構成される操作部材(スイ
ッチ)である。
【0088】シャッターボタン9は、銀塩カメラで採用
されているような途中まで押し込んだ半押し状態と完全
に押し込んだ全押し状態とが検出可能な2段階スイッチ
になっている。
【0089】電源制御部230は、電源電池Eに接続さ
れるとともに、デジタルカメラ1内部のRTC219以
外の電力を必要とする各部に接続されており、全体制御
部211、RTC219以外の各部への電力供給を制御
する。とりわけ、このデジタルカメラ1では撮影にのみ
関する部材の集合であり、撮影モード時のみオンする撮
影専用ブロックBLを有しており、この撮影専用ブロッ
クにおける電力を必要とする各部には撮影モード時のみ
電力を供給し、再生モードでは電力を供給しない。その
際、電源制御部230は全体制御部211から撮影モー
ドまたは再生モードに移行した旨の信号を受けて上記電
力制御を行う。これにより電力消費を抑えている。
【0090】全体制御部211は、DRAMからなるワ
ークRAM211a、フラッシュROM211bを内蔵
したマイクロコンピュータからなり、フラッシュROM
211bに記憶された制御プログラムを実行することに
より、上述した各部材の駆動を有機的に制御してデジタ
ルカメラ1の撮影動作を統括制御するものである。
【0091】特に、全体制御部211はAF制御機能を
有し画像メモリ209またはワークRAM211a内に
記憶された画像データを読み出し、その画像のコントラ
ストが最大となるようにフォーカスモータM1を駆動し
てレンズを移動させ、焦点合わせを行う。その際、コン
トラストが最大となるようにするための制御方法として
は山登り方式等の公知の技術を用いることができる。
【0092】また、全体制御部211はAE制御機能を
有し、画像メモリ209またはワークRAM211aに
記憶された画像データから輝度を求め、それをもとに絞
り制御ドライバ306およびタイミング制御回路202
に適した絞り値やシャッタースピード(SS)を設定す
ることにより露出調整を行う。
【0093】また、全体制御部211はWB制御機能を
有し、画像メモリ209またはワークRAM211aに
記憶された画像データからWBパラメータを求め、その
WBパラメータをWB回路207に設定する。それによ
りWB回路207がCCD303で得られた画像データ
に対してWB処理を行う。
【0094】また、撮影モードにおいてはCCD303
によってレンズ300から入射する光により画像データ
が常時得られているが、全体制御部211はその画像デ
ータを常時監視しており、その画像データの明るさが所
定値以下に低下した場合には、鏡胴にレンズキャップ4
5が装着されたと判断する。
【0095】以下、全体制御部211によるメモリカー
ド8への画像および音声の記録および再生について説明
する。
【0096】図7はメモリカード8のデータ配列を示す
図である。このデジタルカメラ1で使用可能なメモリカ
ード8は、画像データや音声データを記録するための記
録用メモリカード、撮影済み画像やそれに付随する音声
データが記録された再生用メモリカード、ブラケット撮
影等の特殊な撮影を行うための撮影用プログラムが記録
された撮影用プログラム入りメモリカード(以下「撮影
用プログラムカード」という)、スライドショー等の特
殊な再生を行うための再生用プログラムを記録した再生
用プログラム入りメモリカード(以下「再生用プログラ
ムカード」という)、さらには全体制御部211のフラ
ッシュROM211bに記憶された制御プログラムを更
新するためのセットアップ用カードの5種類である。
【0097】これらのうち、メモリカードから読み出し
て直接実行するためのプログラムを記憶したメモリカー
ド(以下「プログラムカード」という)である撮影用プ
ログラムカードおよび再生用プログラムカードにおいて
は、その記憶領域RAの先頭にはプログラム格納エリア
PAが設けられている。そして、プログラム格納エリア
PAには、プログラム名PA1に次いで、そのプログラ
ムが撮影モード用か再生モード用かといったモード情報
PA2が記録され、その後、プログラム本体PA3が記
録されている。なお、プログラムカード以外のメモリカ
ード、すなわち、記録用メモリカードおよび再生用メモ
リカードには、プログラム格納エリアPAは設けられて
いない。
【0098】そして、プログラムカードを使用する際に
は、全体制御部211はプログラムカードからプログラ
ムを読み出し、そのプログラムにより撮影モードまたは
再生モードの制御を行う。
【0099】また、撮影用プログラムカードおよび再生
用プログラムカードにおいてはプログラム格納エリアP
Aに次いで画像データ(録音を伴う場合には音声デー
タ)等が記憶される(記憶された)データエリアDAが
設けられている。
【0100】また、記録用メモリカード、再生用メモリ
カードの場合には、記憶領域RAの先頭からデータエリ
アDAが開始しており、記憶領域RA全体がデータエリ
アDAとなっている。
【0101】画像記録時のメモリカード8は、図7に示
すように、デジタルカメラ1によって記憶された画像
を、所定の圧縮率で230コマの画像分、記憶可能であ
り、各コマのデータは、タグ情報DA1(コマ番号、露
出値、シャッタースピード、圧縮率、撮影日、撮影時の
フラッシュ5のオン/オフのデータ、シーン情報、画像
の判定結果等の情報)と、JPEG形式で圧縮された高
解像度の圧縮画像の画像データDA3とサムネイル表示
用のサムネイル画像の画像データDA4とを含み、コマ
単位で扱うことが可能である。また、このデジタルカメ
ラ1では録音(音声データの記録)も可能となってお
り、録音を行った場合には音声データDA2も含まれ
る。そして、画像ファイルのタグ情報DA1には音声デ
ータDA2へのリンク情報(記憶領域の先頭アドレス)
が記述され、そのリンク情報が示すアドレス以降に音声
データDA2が記憶されている。
【0102】なお、セットアップ用カードの詳細につい
ては説明を省略する。
【0103】全体制御部211は、撮影モードにおい
て、シャッターボタン9により撮影が指示されると、撮
影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像から上
記サムネイル画像と圧縮画像とを生成し、撮影画像に関
するタグ情報等の情報とともに両画像をメモリカード8
に記憶する。なお、撮影モードにおいてはアフタービュ
ー表示中等に録音ボタン53を押すと録音ボタン押下中
だけマイク47を通じて音声を記録することができ、そ
の際、全体制御部211は音声データをメモリカード8
に記録するとともに、撮影された画像データに対するタ
グ情報のうちの一つとして、その音声データに対するリ
ンク情報を記述する。
【0104】また、全体制御部211は、再生モードに
おいて、メモリカード8内のコマ番号の最も大きな(直
近に撮影された)画像データまたは指定された画像デー
タを読み出し、データ伸張し、VRAM210、220
に転送することにより、LCD10やEVF20に撮影
済み画像が表示される。また、再生モードにおいて、後
述する音声再生や各種画像処理等のメニュー操作に応じ
て全体制御部211は音声再生や画像処理等、メニュー
に応じた処理を実行する。
【0105】<3.処理手順および設定操作>つぎに、
撮影モードと再生モードにおける処理手順および各種操
作について説明する。
【0106】撮影モードでは、ライブビュー画像をLC
D10およびEVF20のうち、EVF/LCD切換ス
イッチ49によって選択されている方に表示し、撮影者
はロータリースイッチ52および選択ボタン54a,5
4bによる撮影モード設定(後述)やフォーカス操作、
絞り操作、ズーム操作を行った後、通常の撮影処理が行
われる。
【0107】ここで、通常の撮影処理とは、以下のよう
な処理である。まず、シャッターボタンが半押しされる
と、撮影モード設定に従った、合焦、露出調整、WB調
整等が行われる。次いでシャッターボタンが全押しされ
ると、それにより画像メモリ209に撮影画像が蓄えら
れ、所定時間のアフタービュー表示を行い、その間に撮
影者が録音ボタン53を押すと音声が記録され、さらに
撮影者の保存操作があればそれらのデータがメモリカー
ド8に記録される。
【0108】ただし、再生モードにおいて、撮影者がシ
ャッターボタンを押した場合には、後述するように自動
的に撮影モードへ移行するとともに、各種設定やフォー
カス操作、絞り操作、ズーム操作のステップは行われな
いで、いきなり撮影処理に移行する。以下、この直接撮
影処理について説明する。
【0109】図8は直接撮影処理のフローチャートであ
る。直接撮影処理においては、再生モードにおいてシャ
ッターボタン9が半押し状態になったか否かを全体制御
部211が常時監視(ステップS1)しており、半押し
状態が検出されるとAF、AE、自動ホワイトバランス
調整(AWB)が全体制御部211の制御のもとに行わ
れる(ステップS2)。
【0110】つぎに、シャッターボタン9が全押しにな
るか否かが所定時間監視され(ステップS3)、全押し
されなければ、ステップS5に進み、全押しされるとス
テップS4に進む。
【0111】全押し状態が検出されると、画像メモリ2
09中の画像データが保持され、LCD10およびEV
F20のうちの選択されている方には、所定時間その画
像がアフタービュー表示される。なお、この間に撮影者
の所望によりこの画像に対して音声記録を行うこともで
きる。
【0112】そして、撮影者がその画像を保存したい場
合には、所定の保存操作によりメモリカード8に画像デ
ータおよび音声記録が行われた場合には音声データが記
録される(ステップS4)。
【0113】その後、撮影者の所望により画像処理等の
その他の処理が行われる(ステップS5)。ただし、ス
テップS3において、所定時間内にシャッターボタン9
が全押しされなかった場合には、ステップS5のその他
の処理は行われない。
【0114】その後ステップS1に戻り、次の撮影に備
えて待機状態(シャッターボタン9の半押しを監視する
状態)となる。
【0115】また、メモリカードスロット501に撮影
用プログラムカードが装着された場合には、そのプログ
ラムに応じた撮影処理が行われる。
【0116】図9および図10はロータリースイッチ5
2および選択ボタン54a,54bによる各種操作を説
明するための図である。
【0117】ロータリースイッチ52をLock位置に
合わせると、電源をオフすることができる。なお、前述
のように電源のオン/オフ操作、すなわち、ロータリー
スイッチ52をLock位置に合わせることにより電源
をオフする操作、およびLock位置からLock位置
以外の位置に合わせることにより電源をオンする操作
は、撮影モードおよび再生モードのいずれにおいても有
効である。
【0118】また、撮影モードにおいて、ロータリース
イッチ52をLock位置以外の位置にセットすること
により撮影に関する各種設定を行うことができる。
【0119】また、ロータリースイッチ52をP位置に
合わせると、プログラム選択が行える。このプログラム
選択においては、設定表示部55にポートレート、スポ
ーツ、夜景等の被写体に応じたプログラム線図(被写体
輝度に対するシャッタースピードと、絞り値の組み合わ
せ)の項目一覧が表示される。撮影者は選択ボタン54
a,54bを押して、所望のプログラムを選択(反転表
示)する。なお、各プログラム線図は予め全体制御部2
11内のフラッシュROM211bに記憶されている。
【0120】また、ロータリースイッチ52をA位置に
合わせると、絞り優先AEの設定が行える。絞り優先A
Eの設定においては、撮影者が絞りリング43を回動さ
せると、それに応じた絞り値が設定表示部55に表示さ
れる。この場合、シャッタースピードは、被写体輝度に
応じて、自動的に決定される。
【0121】また、ロータリースイッチ52をS位置に
合わせると、シャッター優先AEの設定が行える。シャ
ッター優先AEの設定においては、シャッタースピード
の一覧が設定表示部55に表示され、撮影者が選択ボタ
ン54a,54bを押すことによって選択(反転表示)
する。絞り値は、被写体輝度に応じて決まる。なお、こ
の絞り値は絞りリング43による設定より優先される。
【0122】また、ロータリースイッチ52をM位置に
合わせると、露光のマニュアル設定が行える。露光のマ
ニュアル設定においては、絞りとシャッタースピードと
を撮影者が手動で設定する。具体的には絞り値として絞
りリング43の位置に応じた値が設定され、シャッター
スピードは、設定表示部55に表示された一覧のうちの
いずれかを選択ボタン54a,54bを押すことによっ
て選択(反転表示)する。
【0123】また、ロータリースイッチ52をW位置に
合わせると、ホワイトバランス設定が行える。ホワイト
バランス設定においては、自動、昼光、蛍光灯、電灯と
いった項目一覧が設定表示部55に表示され、撮影者が
選択ボタン54a,54bを押すことによって選択(反
転表示)する。なお、各項目に対応するWBパラメータ
は、予めフラッシュROM211bに記憶されている。
【0124】また、ロータリースイッチ52をG位置に
合わせると、ゲイン設定が行える。ゲイン設定において
は、ISO感度値の一覧が設定表示部55に表示され、
撮影者が選択ボタン54a,54bを押すことによって
選択(反転表示)する。すると、全体制御部211が選
択値に応じて、ゲインを設定する。
【0125】さらに、ロータリースイッチ52をSet
位置に合わせると、その他の設定が行える。その他の設
定においては、RTC219に設定されている日時が設
定表示部55に表示され、撮影者が選択ボタン54a,
54bを押すことによって設定する。具体的には選択ボ
タン54bで設定したい項目(年、月、日、時、分、
秒)を選択し、選択された項目の値を選択ボタン54a
で変化させることで設定する。
【0126】以上が、ロータリースイッチ52による各
種設定操作である。
【0127】再生モードでは、メモリカード8に記憶さ
れた撮影済み画像データを再生表示する。ただし、再生
モードでは前述のように撮影モード時のみオンする撮影
専用ブロックBL、とりわけEVF20には電源制御部
230が電力供給を遮断するため、再生表示は、LCD
10でのみ可能となる。
【0128】図11は再生モードにおける操作を説明す
るための図である。LCD表示オフの状態または撮影モ
ードの画面D0から、4連スイッチ、スイッチSW1,
SW2のうちのいずれかを押下する操作等の再生に関す
るイベントの検出により、再生モードに移行する。再生
モードに移行すると、初期状態としてコマ番号が最大の
画像データが表示された記録画像表示画面D1が表示さ
れる。この画面ではさらに、スイッチSW1,SW2に
対応して「サムネイル」と「設定」の選択項目が表示さ
れる。この画面でスイッチSW1を押して「サムネイ
ル」の項目を選択するとサムネイル一覧画面D2に移行
する。なお、記録画像表示画面D1において表示した画
像に音声データが付随している場合にはその旨のアイコ
ンICが表示される。
【0129】サムネイル一覧画面D2にはスイッチSW
1,SW2に対応して「戻る」と「削除」の選択項目が
表示される。この画面でボタンUを操作するとコマ番号
の大きな画像が選択され、ボタンDを押すとコマ番号の
小さな画像が選択される。そして、所望の画像を選択し
た状態でスイッチSW1を押して「戻る」の項目を選択
すると、選択されたコマ番号の画像が表示された記録画
像表示画面D1に移行する。逆に、スイッチSW2を押
して「削除」の項目を選択すると選択されたコマ番号の
画像データが削除され、サムネイル一覧画面D2が継続
する。
【0130】記録画像表示画面D1においてスイッチS
W2を押して「設定」の項目を選択すると再生モード設
定画面D3に移行する。
【0131】再生モード設定画面D3にはスイッチSW
1,SW2に対応して「実行」と「戻る」の選択項目が
表示されるとともに、音声の再生、彩度の強調処理、カ
ードのフォーマット、エッジの強調処理等の各種処理に
対するメニュー項目の一覧が表示される。この画面でボ
タンUを押すと1つ上のメニュー項目が選択され、ボタ
ンDを押すと1つ下のメニュー項目が選択される。所望
のメニュー項目を選択した状態でスイッチSW1を押し
て「実行」の項目を選択すると、メニュー項目に対応す
る処理が実行される。その際、処理毎に異なる内容を表
示する処理実行画面D4に移行する。そして、処理が終
了すると再生モード設定画面D3に移行する。
【0132】なお、再生用プログラムカードを装着して
再生用プログラムを実行すると、その再生用プログラム
を全体制御部211が実行することにより、異なる処理
や再生を行うことができるようになる。例えば、スライ
ドショーによる再生を行う再生用プログラムを記憶した
再生用プログラムカードが装着された場合、直接、複数
の撮影済み画像が連続して表示されるスライドショーが
行われるといった具合である。
【0133】再生モード設定画面D3においてスイッチ
SW2を押して「戻る」の項目を選択すると記録画像表
示画面D1に戻る。
【0134】なお、再生モード設定画面D3における再
生モードメニューにおいては彩度の強調処理、エッジの
強調処理といった画像処理が含まれており、この画像処
理の後に記録画像表示画面D1に戻ると、撮影済み画像
に対してその画像処理を施した画像が表示される。これ
により、表示される画像がその画像処理の前後で変化す
る。
【0135】そして、記録画像表示画面D1において後
に詳述する撮影に関するイベントの検出により撮影モー
ドに移行する。
【0136】以上が、再生モードにおける処理手順およ
び操作である。
【0137】<4.モード間遷移>図12は電源オン/
オフおよび撮影モードと再生モードとのモード間の遷移
の様子を示す図である。以下、図12を用いて、状態遷
移について説明する。なお、以下における状態遷移の制
御は全体制御部211により行われる。
【0138】電源がオンされる(ステップS1)と、ま
ず、全体制御部211がメモリカード装着の検出(ステ
ップS12)を行い、メモリカード8がメモリカードス
ロット501に装着されると、それに次いで判別処理
(ステップS13)を行う。
【0139】図13は判別処理の処理手順を示すフロー
チャートである。まず、装着されたメモリカード8が書
き込み禁止か否かを判別し(ステップS31)、書き込
み禁止であれば、ステップS32に進み、そうでなけれ
ばステップS34に進む。なお、前述のようにシール読
取りセンサ502によって書込不可シールNWの有無を
検出し、その結果ステップS31において書き込み禁止
か否かを判別する。
【0140】書き込み禁止であった場合には、装着され
たメモリカード8は再生用メモリカードであるので、最
も大きなコマ番号のファイルを選択し(ステップS3
2)、再生モードにセットする(ステップS33)。
【0141】つぎに、メモリカード8がプログラムカー
ドであるか否かを判別し(ステップS34)、プログラ
ムカードであればステップS36に進み、プログラムカ
ードでなければステップS35に進む。この判別は、全
体制御部211がメモリカード8のプログラム格納エリ
アPA(図7参照)を検索し、プログラム格納エリアP
Aがあればプログラムカードと判定し、なければプログ
ラムカードでないと判定する。
【0142】プログラムカードでなかった場合には、装
着されたメモリカード8は記録用メモリカードであり、
撮影画像を記録することができるので、撮影モードにセ
ットする(ステップS35)。
【0143】ステップS34における判定でプログラム
カードであった場合には、再生用プログラムを記録して
いるか否かを判定する(ステップS36)、再生用プロ
グラムを記録していた場合にはステップS37に進み、
撮影用プログラムを記録していた場合にはステップS3
9に進む。なお、この具体的判定方法としては、プログ
ラム格納エリアPAのモード領域PA2(図7参照)に
再生モードである旨が記録されていた場合には、再生用
プログラムを記録していると判断し、モード領域PA2
に撮影モードである旨が記録されていた場合には、撮影
用プログラムを記録していると判断する。
【0144】再生用プログラムを記録していた場合に
は、装着されたメモリカード8は再生用プログラムカー
ドであるので、再生モードにセットし(ステップS3
7)、プログラム本体PA3(図7参照)を読み出し
て、その再生用プログラムを実行する(ステップS3
8)。
【0145】撮影用プログラムを記録していた場合に
は、装着されたメモリカード8は撮影用プログラムカー
ドであるので、撮影モードにセットし(ステップS3
9)、プログラム本体PA3(図7参照)を読み出し
て、その撮影用プログラムを実行する(ステップS4
0)。
【0146】以上で、撮影モードMD1または再生モー
ドMD2(図12参照)のいずれかにセットされた。そ
して、図12に示すように、以下のように再生モードと
撮影モードとの間で状態遷移する。
【0147】再生モードにおける以下のような撮影に関
するイベントの検出により撮影モードに移行する(表1
参照)。
【0148】フラッシュ操作によって移行する。フラッ
シュ操作は具体的には、フラッシュ設定スイッチ51に
よる自動発光、発光禁止、常時発光の切り換え操作およ
びフラッシュ5の手動でのポップアップまたは収納の操
作である。
【0149】アイカップ46への接眼の検知によっても
移行する。
【0150】また、撮影モード設定操作によっても移行
する。具体的には図9および図10に示した電源オフ操
作以外のプログラム選択、絞り優先AE、シャッター優
先AE、マニュアル設定、ホワイトバランス設定、ゲイ
ン設定、その他の設定の各操作である。
【0151】また、セルフ撮影操作によっても移行す
る。具体的にはセルフ撮影ボタンの押下である。
【0152】また、フォーカス操作によっても移行す
る。具体的には、フォーカスリング41によるフォーカ
ス操作(AFモード時はフォーカスモータによる自動操
作、MF時は手動操作)および、AF/MF切換スイッ
チ44によるAFとMFとの切り換え操作である。
【0153】また、ズーム操作によっても移行する。具
体的には、ズームリング42によるズーム操作である。
【0154】また、絞り操作によっても移行する。具体
的には、絞りリング43による絞り操作(AE時は絞り
駆動アクチュエータ404による自動操作、マニュアル
露出時は手動操作)である。
【0155】また、シャッターボタン操作によっても移
行する。具体的には、シャッターボタン9の半押しおよ
び全押し操作である。
【0156】また、録音操作によっても移行する。具体
的には、録音ボタン53の押下である。そして、この操
作により直近に撮影された(コマ番号が最大の)撮影済
み画像に対して直ちに音声記録を行うことができる。
【0157】また、表示切換操作によっても移行する。
具体的には、撮影モードにおける表示をLCD10、E
VF20のいずれで行うかのEVF/LCD切換スイッ
チ49による切り換えである。
【0158】また、選択ボタン操作によっても移行す
る。具体的には、選択ボタン54a,54bの押下であ
る。
【0159】さらに、メモリカードスロット501への
記録用メモリカード、撮影用プログラムカードの装着操
作によっても移行する。再生モードにおいても、装着さ
れていたメモリーカード8が抜かれ、再度、メモリカー
ド8が装着された場合には図13と同様の判別処理を行
う。そして、判別処理におけるステップS35およびス
テップS39の処理によって撮影モードに移行するので
ある。ただし、再生用メモリカード、再生用プログラム
カードの装着によっては移行しない。
【0160】なお、撮影モードにおいては前述のように
撮影モード設定に続いて撮影処理が行われる。
【0161】逆に、撮影モードにおいて以下のような再
生に関するイベントの検出により再生モードに移行す
る。
【0162】レンズキャップ装着の検知により移行す
る。レンズキャップ45の鏡胴先端への装着の検知は前
述のようにCCD303による画像データを基に全体制
御部211が行う。
【0163】また、4連スイッチ35、スイッチSW
1,SW2の操作によっても移行する。具体的には図1
で示した再生モードにおける各種処理のための4連スイ
ッチ35(ボタンL、R、U、D)、スイッチSW1,
SW2のいずれかの押下操作である。
【0164】さらに、メモリカードスロット501への
再生用メモリカード、再生用プログラムカードの装着操
作によっても移行する。撮影モードにおいても、装着さ
れていたメモリーカード8が抜かれ、再度、メモリカー
ド8が装着された場合には図13と同様の判別処理を行
う。そして、判別処理におけるステップS33およびス
テップS37の処理によって再生モードに移行するので
ある。ただし、記録用メモリカード、撮影用プログラム
カードの装着によっては移行しない。
【0165】なお、再生モードにおいては前述のように
撮影済み画像の再生や、再生モード設定画面D3(図1
1参照)における各種操作である再生モード設定が行わ
れる。
【0166】なお、再生モードおよび撮影モードのいず
れにおいてもロータリースイッチ52による電源オフ操
作によって電源がオフされる(図12:ステップS1
4)。
【0167】以上説明したように、撮影に関するイベン
ト(フォーカス操作、ズーム操作、絞り操作、シャッタ
ー速度設定操作、ゲイン設定操作、ホワイトバランス設
定操作、フラッシュ操作、録音操作、アイカップ46へ
の接眼、セルフ撮影操作、プログラム選択操作、表示切
換操作、シャッターボタン操作、記録用メモリカードま
たは撮影用プログラムカードの装着)の検出によって撮
影モードへ自動的に移行するので操作性が良好であり、
再生モードのまま撮影しようとして、シャッターチャン
スを逃すことがない。
【0168】また、再生に関するイベント(レンズキャ
ップ装着、表示操作部材および音声再生操作部材として
の4連スイッチ、スイッチSW1,SW2の操作、再生
用メモリカードまたは再生用プログラムカードの装着)
の検出によって再生モードへ移行するので、画像表示や
音声再生等、撮影済み画像に関する処理を行いたい時に
すぐ行え、さらに操作性がよい。
【0169】また、撮影モードにおける、レンズキャッ
プ45がレンズを覆っていることの検出に応じて再生モ
ードに移行させるため、再生モードにおいてレンズを保
護することができ、また、レンズキャップ45がレンズ
を覆っている状態で、撮影者が撮影モードであると間違
うことがないのでシャッターチャンスを逃さない。
【0170】また、再生用操作部材(4連スイッチ35
およびスイッチSW1,SW2)と撮影用操作部材(シ
ャッターボタン9、AF/MF切換スイッチ44、EV
F/LCD切換スイッチ49、セルフ撮影スイッチ5
0、フラッシュ設定スイッチ51、ロータリースイッチ
52、録音ボタン53、選択ボタン54a,54b、フ
ォーカスリング41、ズームリング42、絞りリング4
3)とがデジタルカメラ1外面のうち異なる面、すなわ
ち、背面と上面にそれぞれ配置されているため、再生モ
ードと撮影モードのそれぞれにおいて有効な操作部材を
間違えにくく、さらに操作性が良好である。
【0171】さらに、撮影用操作部材がレンズを含む鏡
胴周囲および本体上面に配置され、再生用操作部材が本
体背面に配置されているので、撮影や再生に関する操作
を連想させる位置に撮影用操作部材や再生用操作部材が
設けられているため、一層操作性が良好である。
【0172】<5.変形例>上記実施の形態においてデ
ジタルカメラ1の例を示したが、この発明はこれに限定
されるものではない。
【0173】例えば、上記実施の形態では撮影モードと
再生モードのみを備えるものとしたが、フラッシュRO
M211bに記憶された制御プログラムを更新すること
により撮影モードと再生モードとは別に、データ転送モ
ードを備えるものとしてもよい。このデータ転送モード
においては、USBコネクタ56を通じてパーソナルコ
ンピュータ225と接続し(図6参照)、通信を行うこ
とにより画像等のデータをデジタルカメラ1からパーソ
ナルコンピュータ225に転送したり、逆にパーソナル
コンピュータ225からデジタルカメラ1に転送したり
する。
【0174】すなわち、この発明では上記データ転送モ
ードのように、撮影モードと再生モード以外の別のモー
ドを備えていてもよく、その場合には撮影モードおよび
別のモードにおける再生に関するイベントの検出により
再生モードへ移行したり、再生モードおよび別のモード
における撮影に関するイベントの検出により撮影モード
へ移行するといった制御うものとすればよい。
【0175】また、上記実施の形態では、図13に示し
たように、装着されたメモリカード8が、書込み可能か
つ再生用プログラムカードでない場合には、撮影モード
に移行するものとしたが、この条件に加えて、さらに、
書込み可能な空き領域の有無を検出し、書込み可能な空
き領域がある場合にのみ撮影モードに移行するようにし
てもよい。それにより、メモリカードに空き領域がない
のに撮影しようとしてシャッターチャンスを逃すといっ
たことがなく、より操作性が良好となる。
【0176】さらに、上記実施の形態では、1コマの画
像の表示、サムネイル画像の表示、スライドショーおよ
び音声再生の各処理は、再生モードにおいてスイッチS
W1,SW2および4連スイッチ35といった共通のス
イッチの操作によるものとしたが、それぞれ、1コマの
画像の表示用のスイッチ、サムネイル画像の表示用のス
イッチ、スライドショー用のスイッチおよび音声再生用
のスイッチをそれぞれ個別に設け、それらのスイッチの
操作により共通に再生モードへ移行するものとしてもよ
い。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項21の発明によれば、それぞれ、フォーカス操作部
材の操作、ズーム操作部材の操作、絞り操作部材の操
作、シャッター速度操作部材の操作、ゲイン操作部材の
操作、ホワイトバランス操作部材の操作、フラッシュ操
作部材の操作、録音操作部材の操作、撮影者がファイン
ダーを覗いたこと、セルフ撮影設定部材の操作、プログ
ラム設定部材の操作、表示手段切換部材の操作、シャッ
ターボタンの操作、書き込み可能な記憶媒体の装着部へ
の装着、撮影用プログラムの検出によって撮影モードへ
移行させるので、自動的に撮影モードへ移行するため、
操作性が良好である。
【0178】また、特に請求項1ないし請求項11およ
び請求項13ないし請求項21の発明によれば、再生モ
ードのまま撮影しようとして、シャッターチャンスを逃
すことがない。
【0179】また、請求項22ないし請求項30の発明
によれば、それぞれ、レンズ保護部材がレンズを覆って
いること、表示操作部材の操作、音声再生操作部材の操
作、書き込み不可能な記憶媒体の装着部への装着、再生
用プログラムの検出によって再生モードへ移行させるの
で、記録済み画像に関する処理を行いたい時にすぐ行う
ことができ、操作性がよい。
【0180】また、特に請求項22の発明によれば、そ
の他のモードにおけるレンズ保護部材がレンズを覆って
いることの検出に応じて再生モードに移行させるため、
再生モードにおいてレンズを保護することができ、ま
た、レンズ保護部材がレンズを覆っている状態で、撮影
者が撮影モードであると間違うことがないのでシャッタ
ーチャンスを逃さない。
【0181】また、請求項31ないし請求項34の発明
によれば、再生用操作部材と撮影用操作部材とを異なる
面に配置しているため、再生モードと撮影モードのそれ
ぞれにおいて有効な操作部材が分かりやすいので、操作
性が良好である。
【0182】さらに、特に請求項32の発明によれば、
撮影用操作部材がレンズ周囲に配置されているので、特
に請求項33の発明によれば、撮影用操作部材がデジタ
ルカメラの本体上面に配置されているので、特に請求項
33の発明によれば再生用操作部材がデジタルカメラの
本体背面に配置されているので、それぞれ、撮影や再生
に関する操作を連想させる位置に撮影用操作部材や再生
用操作部材が設けられているので、さらに操作性が良好
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部
構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部
構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部
構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの要部
構成を示す図である。
【図5】スマートメディアにおける書き込み可能状態と
書き込み不可状態とを示す図である。
【図6】デジタルカメラの内部ブロック図である。
【図7】メモリカードのデータ配列を示す図である。
【図8】直接撮影処理のフローチャートである。
【図9】ロータリースイッチおよび選択ボタンによる撮
影設定操作を説明するための図である。
【図10】ロータリースイッチおよび選択ボタンによる
撮影設定操作を説明するための図である。
【図11】再生モードにおける操作を説明する図であ
る。
【図12】電源オン/オフおよび撮影モードと再生モー
ドとのモード間の遷移の様子を示す図である。
【図13】判別処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 カメラ本体部 5 フラッシュ 8 メモリカード 9 シャッターボタン 10 LCD 20 EVF 35 4連スイッチ(表示操作部材、音声再生操作部
材) 41 フォーカスリング 42 ズームリング 43 絞りリング 44 AF/MF切換スイッチ(自動手動切換手段) 45 レンズキャップ(レンズ保護部材) 47 マイク(211とともに音声記録手段) 49 EVF/LCD切換スイッチ(表示手段切換部
材) 50 セルフ撮影スイッチ(セルフ撮影設定部材) 51 フラッシュ設定スイッチ 52 ロータリースイッチ(シャッター速度操作部材、
ゲイン操作部材、ホワイトバランス操作部材、プログラ
ム設定部材) 53 録音ボタン(録音操作部材) 54a,54b 選択ボタン(シャッター速度操作部
材、ゲイン操作部材、ホワイトバランス操作部材、プロ
グラム設定部材) 55 設定表示部 57 スピーカ(音声再生手段) 211 全体制御部(モード制御手段、シャッター速度
設定手段、シャッター速度操作検出手段、ゲイン設定手
段、ゲイン操作検出手段、ホワイトバランス設定手段、
ホワイトバランス操作検出手段、フラッシュ設定手段、
フラッシュ操作検出手段、録音操作検出手段、セルフ撮
影手段、セルフ撮影操作検出手段、プログラム撮影手
段、プログラム操作検出手段、表示切換操作検出手段、
シャッター操作検出手段、撮影制御手段、媒体装着検出
手段、プログラム検出手段、保護部材検出手段、表示操
作検出手段、音声再生操作検出手段) 300 ズームレンズ 301 合焦レンズ 303 CCD 401 フォーカス操作センサ(合焦操作検出手段) 402 ズーム操作センサ(変倍操作検出手段) 403 絞り操作センサ(絞り操作検出手段) 404 絞り駆動アクチュエータ 405 フラッシュポップアップセンサ(フラッシュ操
作検出手段) 406 接眼センサ(接眼検出手段) 501 メモリカードスロット(装着部) 502 シール読取りセンサ(媒体状態検出手段) SW1,SW2 スイッチ(表示操作部材、音声再生操
作部材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/232 A 5C052 5/907 5/907 B 5C053 5/91 101:00 // H04N 101:00 5/91 J (72)発明者 中川 善夫 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H002 BB03 CC31 GA17 GA62 GA64 JA07 2H044 DA01 DA02 DB01 DB02 DE04 2H053 AA06 AA07 AB01 CA14 2H102 AA01 AA02 AA03 AA53 AB01 AB17 BB08 CA03 5C022 AA13 AB00 AB12 AB15 AB17 AB20 AB21 AB66 AC03 AC08 AC12 AC31 AC34 AC42 AC54 AC69 AC71 AC72 AC73 AC74 AC80 5C052 AA17 DD02 EE02 EE08 GA02 GA03 GA06 GA07 GB06 GB07 GB10 GC05 GD03 GD10 GE08 5C053 FA08 FA27 GB01 GB06 GB28 GB36 HA30 JA01 JA12 JA22 JA23 KA03 KA05 KA08 KA24 LA01 LA06

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点合わせを行う合焦手段と、当該合焦
    手段に関する操作を行うためのフォーカス操作部材を備
    えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モードとそ
    の他のモードとを有するデジタルカメラであって、 前記フォーカス操作部材の操作を検出する合焦操作検出
    手段と、 前記その他のモードにおける前記合焦操作検出手段によ
    る前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させる
    モード制御手段を備えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラであっ
    て、 前記フォーカス操作部材がフォーカスリングであること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデジタルカメラであっ
    て、 前記フォーカス操作部材がオートフォーカスとマニュア
    ルフォーカスとを切り替える自動手動切換手段であるこ
    とを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 ズームを行うズーム手段と、当該ズーム
    手段に関する操作を行うためのズーム操作部材を備える
    とともに、撮影に関する処理を行う撮影モードとその他
    のモードとを有するデジタルカメラであって、 前記ズーム操作部材の操作を検出する変倍操作検出手段
    と、 前記その他のモードにおける前記変倍操作検出手段によ
    る前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させる
    モード制御手段を備えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 絞り設定を行う絞り設定手段と、当該絞
    り設定手段に関する操作を行うための絞り操作部材を備
    えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モードとそ
    の他のモードとを有するデジタルカメラであって、 前記絞り操作部材の操作を検出する絞り操作検出手段
    と、 前記その他のモードにおける前記絞り操作検出手段によ
    る前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させる
    モード制御手段を備えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 シャッター速度設定を行うシャッター速
    度設定手段と、当該シャッター速度設定手段に関する操
    作を行うためのシャッター速度操作部材を備えるととも
    に、撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモー
    ドとを有するデジタルカメラであって、 前記シャッター速度操作部材の操作を検出するシャッタ
    ー速度操作検出手段と、 前記その他のモードにおける前記シャッター速度操作検
    出手段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに
    移行させるモード制御手段を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 ゲイン設定を行うゲイン設定手段と、当
    該ゲイン設定手段に関する操作を行うためのゲイン操作
    部材を備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モ
    ードとその他のモードとを有するデジタルカメラであっ
    て、 前記ゲイン操作部材の操作を検出するゲイン操作検出手
    段と、 前記その他のモードにおける前記ゲイン操作検出手段に
    よる前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させ
    るモード制御手段を備えることを特徴とするデジタルカ
    メラ。
  8. 【請求項8】 ホワイトバランス設定を行うホワイトバ
    ランス設定手段と、当該ホワイトバランス設定手段に関
    する操作を行うためのホワイトバランス操作部材を備え
    るとともに、撮影に関する処理を行う撮影モードとその
    他のモードとを有するデジタルカメラであって、 前記ホワイトバランス操作部材の操作を検出するホワイ
    トバランス操作検出手段と、 前記その他のモードにおける前記ホワイトバランス操作
    検出手段による前記操作の検出に応じて前記撮影モード
    に移行させるモード制御手段を備えることを特徴とする
    デジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 フラッシュ設定を行うフラッシュ設定手
    段と、当該フラッシュ設定手段に関する操作を行うため
    のフラッシュ操作部材を備えるとともに、撮影に関する
    処理を行う撮影モードとその他のモードとを有するデジ
    タルカメラであって、 前記フラッシュ操作部材の操作を検出するフラッシュ操
    作検出手段と、 前記その他のモードにおける前記フラッシュ操作検出手
    段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行
    させるモード制御手段を備えることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデジタルカメラであ
    って、 前記フラッシュ操作部材が、フラッシュの発光の仕方を
    切り換えるフラッシュ設定スイッチであることを特徴と
    するデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のデジタルカメラであ
    って、 前記フラッシュ操作部材が、ポップアップ形式のフラッ
    シュであることを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 【請求項12】 撮影により得られた画像に関連付けて
    音声記録を行う音声記録手段と、当該音声記録手段に関
    する操作を行うための録音操作部材を備えるとともに、
    撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモードと
    を有するデジタルカメラであって、 前記録音操作部材の操作を検出する録音操作検出手段
    と、 前記その他のモードにおける前記録音操作検出手段によ
    る前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行させる
    モード制御手段を備えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 ファインダーを備えるとともに、撮影
    に関する処理を行う撮影モードとその他のモードとを有
    するデジタルカメラであって、 撮影者が前記ファインダーを覗いたことを検出する接眼
    検出手段と、 前記その他のモードにおける前記接眼検出手段による前
    記ファインダーを覗いたことの検出に応じて前記撮影モ
    ードに移行させるモード制御手段を備えることを特徴と
    するデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 セルフ撮影を行うセルフ撮影手段と、
    当該セルフ撮影手段に関する設定を行うためのセルフ撮
    影設定部材を備えるとともに、撮影に関する処理を行う
    撮影モードとその他のモードとを有するデジタルカメラ
    であって、 前記セルフ撮影設定部材の操作を検出するセルフ撮影操
    作検出手段と、 前記その他のモードにおける前記セルフ撮影操作検出手
    段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行
    させるモード制御手段を備えることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  15. 【請求項15】 複数の異なる撮影条件下での撮影のた
    めの複数のプログラムを備え、当該複数のプログラムの
    うちの何れかを使用して撮影を行うプログラム撮影手段
    と、当該使用するプログラムを切り換えて設定するプロ
    グラム設定部材を備えるとともに、撮影に関する処理を
    行う撮影モードとその他のモードとを有するデジタルカ
    メラであって、 前記プログラム設定部材の操作を検出するプログラム操
    作検出手段と、 前記その他のモードにおける前記プログラム操作検出手
    段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行
    させるモード制御手段を備えることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  16. 【請求項16】 複数の表示手段を備え、当該複数の表
    示手段のうちから使用する表示手段を切り換える表示手
    段切換部材を備えるとともに、撮影に関する処理を行う
    撮影モードとその他のモードとを有するデジタルカメラ
    であって、 前記表示手段切換部材の操作を検出する表示切換操作検
    出手段と、 前記その他のモードにおける前記表示切換操作検出手段
    による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行さ
    せるモード制御手段を備えることを特徴とするデジタル
    カメラ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のデジタルカメラで
    あって、 前記複数の表示手段が液晶ディスプレイおよび電子ビュ
    ーファインダであるとともに、前記表示手段切換部材が
    前記液晶ディスプレイによる表示と前記電子ビューファ
    インダによる表示とを切り換えるものであることを特徴
    とするデジタルカメラ。
  18. 【請求項18】 撮影処理開始のためのシャッターボタ
    ンを備えるとともに、撮影に関する処理を行う撮影モー
    ドとその他のモードとを有するデジタルカメラであっ
    て、 前記シャッターボタンの操作を検出するシャッター操作
    検出手段と、 前記その他のモードにおける前記シャッター操作検出手
    段による前記操作の検出に応じて前記撮影モードに移行
    させるモード制御手段を備えることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のデジタルカメラで
    あって、さらに、 前記撮影モードへの移行に次いで撮影処理を実行するよ
    う制御する撮影制御手段を備えることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  20. 【請求項20】 記憶媒体の装着部を備えるとともに、
    撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモードと
    を有するデジタルカメラであって、 記憶媒体の前記装着部への装着を検出する媒体装着検出
    手段と、 前記装着部に装着された記憶媒体が書き込み可能である
    か否かを検出する媒体状態検出手段と、 前記その他のモードにおける書き込み可能な記憶媒体の
    前記装着部への装着の検出に応じて、前記撮影モードに
    移行させるモード制御手段を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  21. 【請求項21】 記憶媒体の装着部を備えるとともに、
    撮影に関する処理を行う撮影モードとその他のモードと
    を有するデジタルカメラであって、 前記装着部に装着された記憶媒体に記憶された撮影用プ
    ログラムを検出するプログラム検出手段を備え、 前記その他のモードにおける前記プログラム検出手段に
    よる前記撮影用プログラムの検出に応じて前記撮影モー
    ドに移行させるモード制御手段を備えることを特徴とす
    るデジタルカメラ。
  22. 【請求項22】 レンズを保護するレンズ保護部材を備
    えるとともに、撮影済み画像に関する処理を行う再生モ
    ードとその他のモードとを有するデジタルカメラであっ
    て、 前記レンズ保護部材が前記レンズを覆っていることを検
    出する保護部材検出手段と、 前記その他のモードにおける前記保護部材検出手段によ
    る前記レンズ保護部材が前記レンズを覆っていることの
    検出に応じて前記再生モードに移行させるモード制御手
    段を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  23. 【請求項23】 表示手段および当該表示手段への撮影
    済み画像の表示処理に関する操作を行うための表示操作
    部材を備えるとともに、撮影済み画像に関する処理を行
    う再生モードとその他のモードとを有するデジタルカメ
    ラであって、前記表示操作部材の操作を検出する表示操
    作検出手段と、 前記その他のモードにおける前記表示操作検出手段によ
    る前記操作の検出に応じて前記再生モードに移行させる
    モード制御手段を備えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のデジタルカメラで
    あって、 前記表示操作部材がサムネイル表示のためものであるこ
    とを特徴とするデジタルカメラ。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載のデジタルカメラで
    あって、 前記表示操作部材が1コマを表示するためものであるこ
    とを特徴とするデジタルカメラ。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載のデジタルカメラで
    あって、 前記表示操作部材が前記撮像済み画像に対する画像処理
    を行うためものであることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  27. 【請求項27】 請求項23に記載のデジタルカメラで
    あって、 前記表示操作部材が複数の画像を連続して表示するため
    ものであることを特徴とするデジタルカメラ。
  28. 【請求項28】 撮影済み画像に関連付けられた音声デ
    ータを再生する音声再生手段と、当該音声再生手段に関
    する操作を行うための音声再生操作部材を備えるととも
    に、撮影済み画像に関する処理を行う再生モードとその
    他のモードとを有するデジタルカメラであって、 前記音声再生操作部材の操作を検出する音声再生操作検
    出手段と、 前記その他のモードにおける前記音声再生操作検出手段
    による前記操作の検出に応じて前記再生モードに移行さ
    せるモード制御手段を備えることを特徴とするデジタル
    カメラ。
  29. 【請求項29】 記憶媒体の装着部を備えるとともに、
    撮影済み画像に関する処理を行う再生モードとその他の
    モードとを有するデジタルカメラであって、 記憶媒体の前記装着部への装着を検出する媒体装着検出
    手段と、 前記装着部に装着された記憶媒体が書き込み可能である
    か否かを検出する媒体状態検出手段と、 前記その他のモードにおける書き込み不可能な記憶媒体
    の前記装着部への装着の検出に応じて前記再生モードに
    移行させるモード制御手段を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  30. 【請求項30】 記憶媒体の装着部を備えるとともに、
    撮影済み画像に関する処理を行う再生モードとその他の
    モードとを有するデジタルカメラであって、 前記装着部に装着された記憶媒体に記憶された再生用プ
    ログラムを検出するプログラム検出手段を備え、 前記その他のモードにおける前記プログラム検出手段に
    よる前記再生用プログラムの検出に応じて前記再生モー
    ドに移行させるモード制御手段を備えることを特徴とす
    るデジタルカメラ。
  31. 【請求項31】 撮影済み画像に関する処理を行う再生
    モードと撮影に関する処理を行う撮影モードとを有する
    デジタルカメラであって、 専ら前記再生モードにおける操作を行うための複数のス
    イッチまたはセレクタからなる再生用操作部材を、前記
    デジタルカメラの特定の面に配置するとともに、 専ら前記撮影モードにおける操作を行うための複数のス
    イッチまたはセレクタからなる撮影用操作部材を、前記
    特定の面とは異なる面に配置したことを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のデジタルカメラで
    あって、さらに、 前記撮影用操作部材がレンズ周囲に配置されていること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  33. 【請求項33】 請求項31に記載のデジタルカメラで
    あって、さらに、 前記撮影用操作部材が前記デジタルカメラの本体上面に
    配置されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  34. 【請求項34】 請求項31に記載のデジタルカメラで
    あって、さらに、 前記再生用操作部材が前記デジタルカメラの本体背面に
    配置されていることを特徴とするデジタルカメラ。
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