JP2001250514A - 管型白熱電球 - Google Patents
管型白熱電球Info
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- JP2001250514A JP2001250514A JP2000058245A JP2000058245A JP2001250514A JP 2001250514 A JP2001250514 A JP 2001250514A JP 2000058245 A JP2000058245 A JP 2000058245A JP 2000058245 A JP2000058245 A JP 2000058245A JP 2001250514 A JP2001250514 A JP 2001250514A
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Abstract
であっても、ベース内部への水分の浸透を防止する構成
を有する管型白熱電球を提供すること。 【解決手段】 発光管の両端に金属箔3が埋設された封
止部9が形成され、発光管の内部に配置されたフィラメ
ント11に接続された内部リード4が前記金属箔3に接
続され、ベース1が前記封止部9に接着剤によって固定
された管型白熱電球において、前記接着剤は、シリコン
樹脂系接着剤12であり、前記金属箔3に接続された前
記内部リード4の先端が、前記シリコン樹脂系接着剤1
2より露出していることを特徴としている。
Description
湿雰囲気中で使用される管型白熱電球に関するものであ
る。
は、トナーの定着用熱源あるいは露光用の光源として管
型白熱電球が用いられており、これらの管型白熱電球と
しては、リード線タイプ、板状接続部材タイプ、及び接
点タイプがある。リード線タイプ、板状接続部材タイプ
の管型白熱電球の端部には、管型白熱電球の封止部、及
びリード線や板状接続部材を挿入して固定するためのセ
ラミックス製のベースが取付けられている。そして、最
近では、このような管型白熱電球が浴室や屋外等の多湿
雰囲気中にも用いられるようになってきている。
電球の端部断面構造を示す。フィラメント11の両端に
モリブデンからなる内部リード4が接続され、各内部リ
ード4にモリブデンからなる気密封止用の金属箔3が接
続され、各金属箔3にモリブデンからなる外部リード6
が接続されてなるフィラメント組立体が、ガラス発光管
内10に配置され、各金属箔3を取り囲むガラス管部分
が加熱圧着されて封止部9が形成されている。そして、
各封止部9から外方に突出した外部リード6にはリード
線7などの給電部材が接続され、更に、絶縁材料、例え
ばセラミックスからなる筒状のベース1が、リード線7
及び外部リード6を接続した導電部8を取り囲むように
配置され、ベース1内に接着剤12が充填されてベース
1がガラス製発光管10に固定されている。
製発光管10へのベース1の接着について説明する。図
4に示すように、従来のベース1は、絶縁性の確保と固
定のため、導電部8、及び封止部9全体を覆う筒状の構
造を有し、ベース1の断面内部の段差部Aの形状は、加
工性を考慮して直角になっている。そして、ベース1を
封止部9に接着する際に使用する接着剤12としては、
従来、高温での耐熱性を有し、且つ、接着剤自体が絶縁
物であるという観点から、無機接着剤が用いられ、ベー
ス1と封止部9の隙間に、封止部9を挿入する方向から
無機接着剤を充填後、加熱固化させることにより、ガラ
ス製発光管10にベース1を固定させていた。
は加熱固化後、吸湿性の高い微細な多孔質の構造を形成
する。また、封止部9において最も高温となる金属箔3
に接続された内部リード4の先端5が無機接着剤に囲ま
れる構成となっているため、無機接着剤が直接加熱さ
れ、無機接着剤の劣化を促進させる。更に、ベース1の
断面内部の段差部Aの形状は直角になっているため、ベ
ース1と封止部9の隙間に、封止部9を挿入する方向か
ら無機接着剤を充填させた時に、ベース内部に気泡が残
留し、無機接着剤の加熱固化後、無機接着材に穴が空く
という問題を有していた。従って、浴室や屋外等の多湿
雰囲気中で、無機接着剤によりこのようなベースを固定
した白熱電球を使用すると、水分がベース内部に浸透
し、絶縁不良を引き起こすという恐れがあった。
れたものであって、その目的は、浴室や屋外等の多湿雰
囲気中で使用した場合であっても、ベース内部への水分
の浸透を防止する構成を有する管型白熱電球を提供する
ものである。
は、発光管の両端に金属箔が埋設された封止部が形成さ
れ、発光管の内部に配置されたフィラメントに接続され
た内部リードが前記金属箔に接続され、ベースが前記封
止部に接着剤によって固定された管型白熱電球におい
て、前記接着剤は、シリコン樹脂系接着剤であり、前記
金属箔に接続された前記内部リードの先端が、前記シリ
コン樹脂系接着剤より露出していることを特徴としてい
る。請求項2に記載の発明は、前記ベースの軸心を通る
前記ベースの断面内部の段差部が、テーパ状または円弧
状であることを特徴としている。
の構造を形成しない。従って、請求項1に記載の発明に
よれば、接着剤をシリコン樹脂系接着剤としたので、水
分の浸透を防止することができる。また、封止部におい
て最も高温となる金属箔に接続された内部リードの先端
が、シリコン樹脂系接着剤より露出しているので、シリ
コン樹脂系接着剤の熱劣化を防止することができる。請
求項2に記載の発明によれば、シリコン樹脂系接着剤が
充填されるベースの断面内部の段差部が、テーパ状また
は円弧状であるので、ベースと封止部の隙間に、封止部
を挿入する方向からシリコン樹脂系接着剤を充填させた
時に、ベース内部に気泡が残留せず、シリコン樹脂系接
着剤の加熱固化後、気泡によりシリコン樹脂系接着剤に
穴が空くことがない。従って、接着剤をシリコン樹脂系
接着剤とした時に、水分の浸透をより効果的に防止する
ことができる。
るベースの断面構造を示す。本発明のベース1の寸法B
は、ベース1がガラス製発光管10に固定された時に、
金属箔3に接続された内部リード4の先端5がベース1
内に充填された接着剤に囲まれることがないように、適
宜設計されている。また、本発明のベース1は、ベース
1の軸心Xを通るベース1の断面内部の段差部Aが、テ
ーパ状となるように加工されている。
構造を示す。図2に示すように、リード線7及び外部リ
ード6を接続した導電部8を取り囲むように図1に示し
たセラミックス製ベース1が配置され、ベース1と封止
部9の隙間に、封止部9を挿入する方向からシリコン樹
脂系接着材2が充填された後に加熱固化され、ベース1
がガラス製発光管10に固定されている。また、金属箔
3と内部リード4との接続部分5はシリコン樹脂系接着
材2に囲まれることなく、露出している。
施形態の管型白熱電球では、図2に示すように、図1に
示したベース1内にシリコン樹脂系接着材2が充填され
た後に加熱固化され、ベース1がガラス製発光管10に
固定される。シリコン樹脂系接着材2は、加熱固化後、
多孔質の構造を形成しない。また、封止部9において最
も高温となる金属箔3に接続された内部リード4の先端
5が、シリコン樹脂系接着材2より露出している。よっ
て、ベース1内部への水分の浸透、及び、シリコン樹脂
系接着材2の熱劣化を防止することができる。更に、ベ
ース1は、ベース1の軸心Xを通るベース1の断面内部
の段差部Aが、テーパ状となるように加工されている。
よって、封止部9を挿入する方向からシリコン樹脂系接
着材2を充填した時、段差部Aにおいて気泡が残留する
ことがないので、シリコン樹脂系接着材2を加熱固化さ
せた時、気泡によりシリコン樹脂系接着材2に穴が空く
ことがない。
の段差部Aの形状は、図3(a)に示したテーパ状に限る
ものではなく、図3(b)、(c)に示すように、断面内部
に対し凸状の円弧、または凹状の円弧であってもよい。
また、図3において、点線Cと直線Dとの角度を傾斜角
度αとした時、傾斜角度αは、図3(a)〜(c)に限るも
のではなく、90度未満の任意の角度を有する。ここで、
直線Dは、図3(a)においては、ベースの軸心を通るベ
ースの断面内部の段差部の始点Sと終点Eを通る直線で
あり、図3(b)、(c)においては、それぞれ始点S、終
点Eを通る円弧の接線である。上記傾斜角度αを有する
段差部Aにおいては、気泡が残留せず、シリコン樹脂系
接着材2を加熱固化させた時、気泡によりシリコン樹脂
系接着材2に穴が空くことがない。一方、図3(d)〜
(f)に示す傾斜角度αが90度以上の角度を有する段差部
Aにおいては、段差部の始点Sにおいて気泡が残留し、
シリコン樹脂系接着材2を加熱固化させた時、気泡によ
りシリコン樹脂系接着材2に穴が空く恐れがある。従っ
て、本発明におけるベースの軸心を通るベースの断面内
部の段差部のテーパ、及び円弧の傾斜角度αは90度未満
の任意の角度を有する。
属箔が埋設された封止部が形成され、発光管の内部に配
置されたフィラメントに接続された内部リードが前記金
属箔に接続され、ベースが前記封止部に接着剤によって
固定された管型白熱電球において、前記接着剤をシリコ
ン樹脂系接着材とし、前記封止部に埋設された金属箔と
内部リードとの接続部分をシリコン樹脂系接着材より露
出するようにしたので、ベース内部への水分の浸透、及
び、シリコン樹脂系接着材の熱劣化による漏電を防止す
ることができる。シリコン樹脂系接着材が充填されるベ
ースの軸心を通るベースの断面内部の段差部が、テーパ
状、または円弧状であるので、段差部Aにおいて気泡が
残留するせず、シリコン樹脂系接着材2を加熱固化させ
た時、気泡によりシリコン樹脂系接着材2に穴が空くこ
とがない。従って、ベース内部への水分の浸透がより効
果的に防止できるので、漏電防止効果が増大する。
を示す図である。
図である。
部の段差部の形状を示す図である。
断面構造を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 発光管の両端に金属箔が埋設された封止
部が形成され、発光管の内部に配置されたフィラメント
に接続された内部リードが前記金属箔に接続され、ベー
スが前記封止部に接着剤によって固定された管型白熱電
球において、 前記接着剤は、シリコン樹脂系接着剤であり、 前記金属箔に接続された前記内部リードの先端が、前記
シリコン樹脂系接着剤より露出していることを特徴とす
る管型白熱電球。 - 【請求項2】 前記ベースの軸心を通る前記ベースの断
面内部の段差部が、テーパ状、または円弧状であること
を特徴とする請求項1に記載の管型白熱電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058245A JP2001250514A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 管型白熱電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058245A JP2001250514A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 管型白熱電球 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001250514A true JP2001250514A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18578869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000058245A Pending JP2001250514A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 管型白熱電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001250514A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011044237A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Ushio Inc | ベース付きランプ |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000058245A patent/JP2001250514A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011044237A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Ushio Inc | ベース付きランプ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040225 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |