JP2001250439A - 仮結束ハーネスおよび該仮結束ハーネスの保持構造 - Google Patents

仮結束ハーネスおよび該仮結束ハーネスの保持構造

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JP2001250439A
JP2001250439A JP2000062436A JP2000062436A JP2001250439A JP 2001250439 A JP2001250439 A JP 2001250439A JP 2000062436 A JP2000062436 A JP 2000062436A JP 2000062436 A JP2000062436 A JP 2000062436A JP 2001250439 A JP2001250439 A JP 2001250439A
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harness
binding harness
wound
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Shiyuuji Koshiyama
周路 越山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮結束ハーネスを絡み付きが生じないように
輪状とし、本結束時に原状に簡単に復元できるようにす
る。 【解決手段】 電線端末に端子およびコネクタが接続さ
れている仮結束ハーネスを保管・運搬用の容器内に収容
あるいはラックに引っかけておくものであって、仮結束
ハーネスの電線に接続されているコネクタを一端側に集
め、これらコネクタに接続する電線群を平行に伸ばした
状態から、上記コネクタの集中部分を起点として、電線
群をまとめて渦巻き状に巻回して輪状としている。ま
た、巻回して輪状となった部分に、係止部付きの輪ゴム
を巻き付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仮結束ハーネスおよ
び該仮結束ハーネスの保持構造に関し、詳しくは、自動
車に配索するワイヤハーネスの仮結束ハーネスを保管・
運搬時に、仮結束ハーネスが互いに絡み合わないように
すると共に、使用時に収容姿勢より簡単に原状に復元で
きるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に配索するワイヤハーネスは、調
尺切断した電線に端子を接続し、かつ、これら端子をコ
ネクタに挿入して仮結束ハーネスを形成し、多数の仮結
束ハーネスを組立作業図板上で本結束して、自動車に配
索する形態のワイヤハーネスを完成している。
【0003】上記仮結束ハーネスは、本結束されるまで
ポリケースからなる容器に収容し、あるいは運搬用ラッ
クに引っ掛けている。また、仮結束ハーネスの生産場所
と、本結束の場所とは異なる場合が多いため、上記ポリ
ケース内に収容した状態で仮結束組み立てラインから本
結束組み立てラインへと運搬している。本結束組み立て
ラインにおいては容器から取り出して、あるいはラック
から取り外してワイヤハーネス組立作業台上において他
の仮結束ハーネスと組み合わせてワイヤハーネスを完成
させている。
【0004】詳しくは、図6(A)に示すように、電線
端末に接続した端子をコネクタ2に接続して仮結束ハー
ネス1を形成している。この仮結束ハーネス1を図6
(B)に示すように、渦巻き状に巻いて、図6(C)に
示すポリケースからなる容器5に収容している。容器5
内には多数の巻き付けた仮結束ハーネス1を収容してお
り、各仮結束ハーネス1のコネクタ2がランダムに位置
している。この容器5に収容された仮結束ハーネス1は
本結束時に図6(D)に示すように容器5より取り出さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように多数の仮
結束ハーネス1を渦巻き状に巻いて容器5に収容してお
り、巻き付けた円周のランダムな位置にコネクタ2が位
置しているため、仮結束ハーネス1を容器5から取り出
す時、支線端末のコネクタが幹線に絡んだり、他の仮結
束ハーネスにコネクタ2がからみついたりして、それを
解くのに時間がかかる問題がある。さらに、容器5から
取り出した後も、コネクタ5を電線の間をくぐらせて解
きほどく必要がある場合が多く、これにも時間がかかる
問題がある。図7に示すように、絡んだ状態で仮結束ハ
ーネス1を無理に引っ張りだすと、電線が極細線の場合
には損傷が発生しやすく、かつ、コネクタに挿入した端
子の抜け等も発生する場合もある。また、ラックに引っ
掛けている場合も同様で、支線端末のコネクタが幹線に
絡んで元の状態に戻しにくい問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、容器に収容した仮結束ハーネスを取り出す時に絡み
合わないようにして、容器から仮結束ハーネスを容易に
取り出せるようし、かつ、電線の損傷や端子抜け等の問
題が発生しないようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電線端末に複数の端子および複数のコネ
クタが接続されている仮結束ハーネスであって、上記仮
結束ハーネスの電線に接続されているコネクタを一端側
に集め、これらコネクタに接続する電線群を平行に伸ば
した状態から、上記コネクタの集中部分を起点として、
電線群をまとめて渦巻き状に巻回して輪状としているこ
とを特徴とする仮結束ハーネスを提供している。
【0008】上記のようにコネクタを1つの箇所に集中
させて輪状に巻いておくと、他の仮結束ハーネスにから
みつきにくくなる。また、容器から取り出した仮結束ハ
ーネスを原状に戻す作業も、コネクタ集中部分を起点と
して巻き戻した後に、コネクタを離反させて元の位置に
戻せばよく、簡単に行うことができる。
【0009】上記巻回して輪状となった部分に、係止部
付きの輪ゴムを巻き付けていることが好ましい。この係
止部付きの輪ゴムは電線群に側方から巻き付けて、巻き
付け部分の先端を輪として係止部に係止すると電線群に
止めることができ、係止部より外すと電線群から簡単に
取り外すことができる。このように輪ゴムを用いて電線
群を止めておくと、コネクタの集中部の保持と、これら
コネクタの接続された電線を輪状に確実に保持しておく
ことができる。
【0010】上記した仮結束ハーネスを、容器内に収容
する場合には、集中させたコネクタを位置決め保持する
部分に、例えば、段部や係止棒を設けておくことが好ま
しい。このように、容器内部においてもコネクタを位置
決め保持する構成とすると、支線端末のコネクタが幹線
にからみつきにくいと共に、他の仮結束ハーネスと干渉
することも防止できる。また、運搬用のラックに掛けて
おく場合には、上記仮結束ハーネスの上記輪状の部分を
ラックの支柱に引っ掛けておくとよい。この場合も、支
線端末のコネクタが幹線に絡み付くのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。仮結束ハーネスは、電線端末に端子
およびコネクタを取り付けた後、収容容器に収容した
り、運搬用ラックに引っかける前に、仮結束ハーネス1
0を、図1(A)〜(C)に示すように輪状に巻き付け
る。即ち、巻き付け前には、図1(A)に示すように、
コネクタA、B、C,Dを電線wの端末に接続した仮結
束ハーネス10は、当然のことながら、コネクタA,
B,C,Dは離れて位置にある。これらコネクタA,
B,C,Dを、図1(B)に示すように、1つのコネク
タBの位置に他のコネクタA,C,Dを集め、これらコ
ネクタA,B,C,Dに接続する電線wを平行に伸ばし
た状態とする。
【0012】この状態より、伸ばした電線群Wの先端側
Xをまとめて作業者が手に持ち、コネクタA,B,C,
Dの集中部分Yを起点として渦巻き状に巻回して、図1
(C)に示すように輪状とする。
【0013】ついで、図2に示す係止部つき輪ゴム11
を用い、コネクタ集中部分Yに近接した位置で輪状とし
た電線群Wの一部に側方よりゴム部11aを重ねて巻き
付け、巻き付け部分の先端を開き、係止部11bに巻き
付けることにより、輪ゴム11で電線群Wを輪状に止め
て、収容姿勢とする。なお、輪ゴム11を用いて止めて
おくことが好ましいが、必ずしも輪ゴムで止めなくと
も、仮結束ハーネス10は巻き付け状態に保持される。
【0014】図3に示すように、四角状のポリケースか
らなる収容容器20に収容する仮結束ハーネス10は上
記のようにコネクタを集中させて輪状に巻き付けてお
き、この状態で収容容器20内に収容する。この収容状
態において、コネクタ集中部分Yの配置位置もまとめて
所定の領域としておくと、電線群Wとコネクタとが干渉
することが防止できる。
【0015】収容容器20から仮結束ハーネス10を取
り出して使用する場合、コネクタが他の仮結束ハーネス
に絡みつくことなくスムーズに取り出せる。また、取り
出した状態は図1(C)の状態であり、図1と逆の手順
で、輪ゴム11を外した後、コネクタ集中部Yを起点と
して電線群Wを巻き戻し、集中したコネクタA,B,
C,Dを元の位置に離反させると、原状の図1(A)の
状態に簡単に解きほどくことができる。
【0016】なお、図4(A)に示すように、収容容器
20にコネクタ配置用の凹んだ段差部20aを設けてお
き、この段差部20aにコネクタを収容すると、コネク
タと電線群との干渉を確実に防止できる。あるいは、図
4(B)に示すように、位置決め棒20bを間隔をかけ
て突出しておき、コネクタを位置決め棒20bに引っ掛
かるようにしておくても、コネクタを所要位置に確実に
保持して電線群との干渉を防止できる。これら位置決め
棒20bは収容容器と一体成形あるいは後つけのいずれ
でもよい。
【0017】また、図5に示すように、運搬用ラック3
0に引っ掛ける場合は、仮結束ハーネス10の渦巻き状
に巻いた輪状の部分をラック30の支柱31に通して引
っ掛けている。この状態で、支線端末のコネクタは幹線
にからみつくのが防止できる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の仮結束ハーネスは、コネクタを1カ所に集中させて輪
状としているため、電線にからみ付くことが防止でき
る。また、本結束時に原状に戻す場合も、集中させたコ
ネクタ側を起点として、電線群側を巻き戻せば、簡単に
原状に復元させることができる。
【0019】また、上記仮結束ハーネスは収容容器内に
収容した際にも、支線に接続したコネクタが幹線に絡み
ついたり、他の仮結束ハーネスの電線群と絡みつくこと
が防止でき、よって、容器からの取り出し時に仮結束ハ
ーネス同士が絡み付いて電線に損傷を発生させることが
防止できる。運搬用ラックに引っかけた時も、コネクタ
が幹線に絡み付くのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)(B)(C)は本発明の仮結束ハーネ
スの巻き付け工程および戻し工程を示す図面である。
【図2】 (A)(B)は使用する輪ゴムを示す図面で
ある。
【図3】 容器内に仮結束ハーネスを収容した状態を示
す斜視図である。
【図4】 (A)(B)は収容容器の変形例を示す概略
図である。
【図5】 仮結束ハーネスの運搬用ラックに引っかけた
状態の斜視図である。
【図6】 (A)乃至(D)は従来の仮結束ハーネスの
容器への収容方法を示す図面である。
【図7】 (A)(B)は従来の問題点を示す図面であ
る。
【符号の説明】
10 仮結束ハーネス 11 輪ゴム 20 収容容器 30 運搬用ラック A,B,C,D コネクタ w 電線 W 電線群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端末に複数の端子および複数のコネ
    クタが接続されている仮結束ハーネスであって、 上記仮結束ハーネスの電線に接続されているコネクタを
    一端側に集め、これらコネクタに接続する電線群を平行
    に伸ばした状態から、上記コネクタの集中部分を起点と
    して、電線群をまとめて渦巻き状に巻回して輪状として
    いることを特徴とする仮結束ハーネス。
  2. 【請求項2】 上記巻回して輪状となった部分に、係止
    部付きの輪ゴムを巻き付けている請求項1に記載の仮結
    束ハーネス。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の仮結束
    ハーネスを、上記集中させたコネクタを位置決め保持す
    る部分を設けている収容容器内に収容している仮結束ハ
    ーネスの保持構造。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の仮結束
    ハーネスの上記輪状の部分を運搬用のラックに掛けてい
    る仮結束ハーネスの保持構造。
JP2000062436A 2000-03-07 2000-03-07 仮結束ハーネスおよび該仮結束ハーネスの保持構造 Withdrawn JP2001250439A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20070605