JP2001250386A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JP2001250386A
JP2001250386A JP2000057024A JP2000057024A JP2001250386A JP 2001250386 A JP2001250386 A JP 2001250386A JP 2000057024 A JP2000057024 A JP 2000057024A JP 2000057024 A JP2000057024 A JP 2000057024A JP 2001250386 A JP2001250386 A JP 2001250386A
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memory cell
data
write
memory
reference voltage
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JP2000057024A
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English (en)
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Yuji Omura
祐司 大村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3ビットの容量を持つメモリセルを使用し
て、入出力単位である2の整数乗ビットの整数倍の容量
を有するメモリセルグループを構成して、計算機システ
ムの中での整合性をよくする。 【解決手段】 1個のメモリセルグループにおいて、デ
ータの書き込みまたは読み出し時に参照する基準電圧値
を、一部のメモリセルに対して少なくすることによりメ
モリセルの容量を変え、メモリセルグループ全体のメモ
リセルの容量の和が2の整数乗ビットの整数倍になるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フラッシュメモ
リ等の半導体メモリに関するものであり、特に2ビット
以上の容量を有するメモリセルを含む半導体メモリに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来フラッシュメモリにおいては、1個
のメモリセルに1ビットのデータを格納するものが一般
的であった。これは書き込み時および読み出し時に所定
の1個の基準電圧値を参照してメモリセルの閾電圧をH
かLのいずれかとし、「0」「1」を表現するものであ
った。また、最近この閾電圧をH、Lの2状態のみでは
なく、複数の基準電圧値を使用してより多数の状態を識
別可能とすることにより複数ビットを表現する、いわゆ
る多値のフラッシュメモリが発表されている。これは例
えば日経BP社発行の日経エレクトロニクス685号1
67頁に示されている。
【0003】図3はメモリセルの閾電圧の状態数を8に
増やすために識別用の基準電圧を7種類に増やしたもの
である。このように識別用の基準電圧数を増やすことで
メモリセルに格納可能な状態の数を増やすことが可能に
なる。これにより、メモリセル当りの格納データの容量
を増やすことが可能になる。図3では格納可能な状態数
が8である。これは3ビットに相当する。ビットは、状
態数の、2を底とする対数に相当する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したように1
メモリセル当りの容量を増やしていくことは可能であ
る。しかしながら、識別用の基準電圧の数を増やしてメ
モリセル当りの容量を3ビットに増やした場合、8ビッ
トの整数倍単位でデータを扱うことが多い情報機器との
整合性が悪くなる。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、メモリセル当りの容量が任意で
あるフラッシュメモリ等の半導体メモリを情報機器に適
用しやすいようにすることを目的とする。さらに、フラ
ッシュメモリ等の半導体メモリに格納するデータの信頼
性を向上することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体メ
モリは、複数のメモリセルと、制御回路と、書き込み回
路と、読み出し回路を有し、所定の入出力単位ビット数
ずつデータの書き込みまたは読み出しを行なう半導体メ
モリであり、上記複数のメモリセルは、各メモリセル毎
に定められた所定の格納ビット長のデジタルデータの値
に対応した閾電圧値をそれぞれ保持することにより該デ
ータを格納し、制御回路は、データの書き込みまたは読
み出しの対象のメモリセルを指定し、該指定したメモリ
セルの閾電圧値を該メモリセルの格納ビット長のデータ
に対応付けるための各メモリセルに対応した数の基準電
圧値を出力し、書き込み回路は、上記制御回路が出力し
た基準電圧値を参照して上記書き込み対象のメモリセル
の閾電圧値が該メモリセルへの書き込みデータに対応す
る値になるように該メモリセルの閾電圧値を置き換え、
読み出し回路は、読み出し対象のメモリセルの閾電圧値
を検出し、上記制御回路が出力した基準電圧値を参照し
て該検出した閾電圧値を該読み出し対象のメモリセルの
格納ビット長のデジタルデータに変換し、所定数の上記
メモリセルからメモリセルグループが形成され、該メモ
リセルグループにおける一部のメモリセルの格納ビット
長は他のメモリセルの格納ビット長より小さく、さらに
メモリセルグループ内のすべてのメモリセルの格納ビッ
ト長の和は上記入出力単位ビット数の整数倍であるもの
である。
【0007】またこの発明に係る半導体メモリは、上記
制御回路がいずれかのメモリセルを読み出し対象として
指定した時に出力する読み出し基準電圧値の数は、該メ
モリセルを書き込み対象として指定した時に出力する書
き込み基準電圧値の数と等しく、かつ該読み出し基準電
圧値は上記書き込み基準電圧値をそれぞれ大小いずれか
の方向に変化させた値であるものである。
【0008】またこの発明に係る半導体メモリは、上記
読み出し基準電圧は、書き込み基準電圧をそれぞれ閾電
圧の経時変化容易方向に変化させた値であるものであ
る。
【0009】またこの発明に係る半導体メモリは、上記
書き込みデータは、相対的に低い誤り率を要求するデー
タと高い誤り率を許容するデータとからなり、上記書き
込み回路が上記書き込みデータが低い誤り率を要求する
データであることを検出すると、上記制御回路は書き込
み対象として上記メモリセルグループにおいて格納ビッ
ト長が他のメモリセルの格納ビット長より小さいメモリ
セルを指定するようにしたものである。
【0010】またこの発明に係る半導体メモリは、上記
制御回路は、書き込みまたは読み出しの対象として指定
したメモリセルの閾電圧がとりうる電圧値の範囲を、デ
ータ記憶に使用する書き込み電圧領域とデータ記憶に使
用しない非書き込み電圧領域とからなる複数の電圧領域
に分割するための所定数の分割基準電圧値を出力し、上
記制御回路が書き込み対象としていずれかのメモリセル
を指定した場合、上記書き込み回路は上記分割基準電圧
値を参照して書き込み対象のメモリセルの閾電圧値が該
メモリセルへの書き込みデータに対応したいずれかの書
き込み電圧領域に含まれる値になるように該メモリセル
の閾電圧値を変化させて書き込み動作を行ない、上記制
御回路が読み出し対象としていずれかのメモリセルを指
定した場合、上記読み出し回路は読み出し対象のメモリ
セルの閾電圧値を検出し、該検出した閾電圧値がいずれ
の電圧領域に含まれるかを上記分割基準電圧を参照して
判定するようにしたものである。
【0011】またこの発明に係る半導体メモリは、上記
制御回路がいずれかのメモリセルを読み出し対象として
指定し、読み出し回路が検出した閾電圧値が非書き込み
電圧領域にある場合は、上記読み出し対象のメモリセル
を含むメモリセルグループ内のすべてのメモリセルに対
して、上記書き込み回路がそれぞれ対応する書き込みデ
ータを再度書込むようにしたものである。
【0012】またこの発明に係る半導体メモリは、所定
数のメモリセルからなるメモリセルグループを複数有
し、各メモリセルグループに対して入出力単位ビット数
ずつデータの書き込みまたは読み出しを行なう半導体メ
モリであり、上記メモリセルグループはそれぞれ2ビッ
ト以上の同一のビット容量を有するメモリセルの複数か
ら構成されてビット容量の合計が上記入出力単位ビット
数の所定のN倍(Nは自然数)を超え、データの書き込
みまたは読み出し時に、各メモリセルグループを構成す
る少なくとも一部のメモリセルのビット容量の一部のみ
を使用して書き込みまたは読み出しを行なう制御回路を
備えものである。
【0013】またこの発明に係る半導体メモリは、上記
制御回路は、上記データから所定のデータ長毎に誤り訂
正用データを生成し、該誤り訂正用データを上記ビット
容量の一部のみを使用されるメモリセルのビット容量の
残部に書き込むようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図5を用
いて実施の形態1を説明する。ここでは半導体メモリと
して不揮発性半導体であるフラッシュメモリを使用した
例を示す。図1はこの実施の形態におけるメモリセルア
レイを示す図であり、図において、1はメモリセルアレ
イ、2、3は1メモリセル当たりの容量(格納ビット
長)が3ビットのメモリセル、4は1メモリセル当たり
の容量が2ビットのメモリセル、5は複数のメモリセル
を組み合わせて構成したメモリセルグループであり、こ
の実施の形態においては上記メモリセル2、3、4から
構成される。上記メモリセル2、3、4は不揮発性であ
るフラッシュメモリのメモリセルである。
【0015】図2はこの実施の形態における半導体メモ
リの構成を示す図である。図において、7は図1によっ
て説明したメモリセルアレイ1等を含む半導体メモリ、
10は書込むデータ信号13に応じて各メモリセルグル
ープ5にデータを格納する書き込み回路、11は後述の
制御回路12が指定したメモリセルグループ5に格納さ
れたデータを読出しデータ信号14に出力する読み出し
回路、12はメモリセルアレイ1、書き込み回路10、
読み出し回路11を制御する制御回路であり、データの
書き込みまたは読み出しの対象のメモリセルグループ5
を指定するが、この時同時に、この指定したメモリセル
グループ内のいずれかのメモリセルが書き込みまたは読
み出し対象として指定される。13は図示しないインタ
ーフェースを介して入力され、メモリセルアレイ1に書
込まれる書き込みデータ信号、14はメモリセルアレイ
1から読み出され、図示しないインターフェースを介し
て出力される読み出しデータ信号、15は図示しないC
PUから出力され、メモリセルアレイから任意のメモリ
セルグループ5を選択するアドレス信号、101は行単
位のメモリセル集合を選択する行アドレス、102は行
単位のメモリセル集合のデータ入出力バッファ回路、1
03は制御回路が指定したメモリセルを書き込み回路1
0および読み出し回路11に接続するための列アドレス
である。
【0016】現在の計算機は2のN乗ビット単位で処理
をするのが基本であり、この半導体メモリの入出力単位
(入出力単位ビット数)も、例えば8ビットや16ビッ
トに合わせることが必要になる。この実施の形態におい
ては、上記書き込みデータ信号13から8ビット単位で
メモリセルアレイ1への入力が行なわれ、各メモリセル
グループ5に対して8ビット単位で入出力が行われるも
のとする。この実施の形態においては入出力単位ビット
数は8ビットであり、上記メモリセル2、3への書き込
みデータは3ビット、上記メモリセル4への書き込みデ
ータは2ビットである。
【0017】ここで1メモリセル当たりの容量が3ビッ
トのフラッシュメモリのメモリセルと、1メモリセル当
たりの容量が2ビットのフラッシュメモリのメモリセル
について、それぞれ図3と図4を用いて説明する。図3
は1メモリセル当たりの容量が3ビットの場合であり、
30は3ビットのいずれかのデータを書込んだ多数のメ
モリセルの閾(しきい)電圧分布である。31はメモリ
セルの閾電圧を識別するための基準電圧群である。基準
電圧群31はメモリセル毎に制御回路が出力し、この場
合は7個の基準電圧値(基準電圧1〜7)からなる。メ
モリセルのビット容量は2を底とする状態数の対数に相
当し、ビット容量が3ビットならば状態数は8であり、
基準電圧値は7種類が必要である。メモリセルの書き込
み回路10は基準電圧群31を参照しながら、格納すべ
きデータに対応した閾電圧30をメモリセルに書込む。
例えばデータ「001」を書き込む場合は基準電圧2を
参照して書き込み、「101」を書き込む場合は基準電
圧6を参照して書き込むが、書き込み後の閾電圧は参照
した基準電圧を超えた値となって保持される。ここの書
き込み動作後の閾電圧は、書き込み動作前の閾電圧を置
き換えたことになる。またここではメモリセルが消去さ
れた状態の閾電圧に対応するデジタルデータは「11
1」である。
【0018】格納したデータを読み出す場合は、読み出
し回路11がメモリセルが保持する閾電圧30を検出
し、基準電圧群31を参照して、3ビットのデータに変
換して出力する。例えば、閾電圧が基準電圧1以上であ
れば出力されるデータは「000」、閾電圧が基準電圧
3と基準電圧4の間にあれば「011」である。
【0019】図4は1メモリセル当たり2ビットの場合
の閾電圧分布であり、メモリセルの閾電圧の状態数を4
にするために識別用の基準電圧を3種類にしたものであ
る。ここでは、図3に示した、1メモリセル当たり3ビ
ットの場合の、7種類の基準電圧群の中から、3種類を
選択して(基準電圧1、3、5)使用している。この場
合、メモリセルの書き込み回路10はこれら3種類の基
準電圧群31(基準電圧1、3、5)を参照しながら、
書き込みデータに対応した閾電圧30をメモリセルに書
込む。例えばデータ「00」を書き込む場合は基準電圧
1を参照し、データ「10」を書き込む場合は基準電圧
5を参照して書き込むが、書き込み後の閾電圧は参照し
た基準電圧を超えた値となる。この参照した基準電圧を
閾電圧が超える大きさの分布は、1メモリセル当たり3
ビットの場合と同じである。この分布は、メモリセルの
特性と書き込み回路の特性とに依存する。
【0020】格納したデータを読み出す場合も、読み出
し回路11がメモリセルの閾電圧30を検出し、上記の
3種類の基準電圧群(基準電圧1、3、5)を参照し
て、デジタルデータに変換して出力する。3ビットの場
合と同様に、閾電圧が基準電圧1以上であれば出力され
るデータは「00」、閾電圧が基準電圧3と基準電圧5
の間にあれば「10」である。
【0021】このように識別用の基準電圧数を変更する
ことでメモリセルに格納可能な状態の数を変更すること
が可能になる。これにより、メモリセル当りの格納デー
タの容量を変更することが可能になる。図3では格納可
能な状態数が8である。これをビットで表現するとメモ
リセル当りのデータの容量(格納ビット長)は3ビット
に相当する。図4では格納可能な状態数が4なので、容
量は2ビットに相当する。
【0022】次に、図2の半導体メモリの動作を説明す
ると、まず制御回路12は書き込み動作時または読み出
し動作時において、アドレス信号15に対応してメモリ
セルグループを指定するための行アドレス100と列ア
ドレス103を出力する。すべてのメモリセルグループ
を指定するために必要なアドレス数がM=K×L(K、
L、Mはそれぞれ自然数)の場合、Lを列アドレス、K
を行アドレスとすることで、マトリックス構成が可能で
ある。これによりメモリセルアレイ1内の、1つの行単
位のメモリセル集合が行アドレスで選択され、さらに1
つのメモリセルグループ5が列アドレスで選択される。
さらに制御回路12は選択されたメモリセルグループ5
内の書き込み対象または読み出し対象のメモリセル2、
3、4(図1参照)の各々に対して、各メモリセルに対
応した基準電圧群を出力する。書き込み動作時におい
て、書き込み回路10は、制御回路12が指定したメモ
リセルグループ5内のメモリセルに、書き込みデータ信
号13に応じた書き込みデータを各メモリセルに対応す
る閾電圧30として書込む。この際制御回路12が出力
した基準電圧群を参照する。読み出し動作時において、
読み出し回路11は、制御回路12が指定したメモリセ
ルグループ5内のメモリセルの閾電圧30を検出し、制
御回路12が出力した基準電圧群を参照してデジタルデ
ータを生成し、読出しデータ信号14として出力する。
【0023】メモリセルグループ5は任意のメモリセル
を組み合わせて構成する。図1では容量3ビット(状態
数8)のメモリセル2、3と容量2ビット(状態数4)
のメモリセル4を組み合わせている。メモリセルグルー
プ5の状態数は、各メモリセルの状態数、つまり8、
8、4の積である256になる。これは8ビットに相当
する。図4の説明で述べたように、あるメモリセルの識
別状態数を制限するのは、識別に使用する基準電圧31
のうち一部を使用することで容易に実現可能である。こ
れにより、メモリセル当り3ビット格納可能な半導体メ
モリにおいても容量2ビットのメモリセルを実現するこ
とが可能であり、書き込み・読出しのデータ単位(入出
力単位ビット数)を8ビットにすることが可能になる。
この場合に、格納可能な状態数は3メモリセル当りで9
ビットから8ビットに減少するが、メモリセルグループ
5を大きくすることで減少する割合を調整することが可
能である。
【0024】以上のように、メモリセル当りの保持する
内容の状態数をメモリセル毎に異なるように設定してい
るので、これらを組み合わせることで任意の状態数を持
つメモリセルグループを設計することができる。これに
より、メモリセルが奇数ビット単位などの構成であって
も、入出力単位ビット数を2のN乗ビットにすることが
可能になり、情報機器の扱いが容易な構成にすることが
可能になる。
【0025】なお、上記の説明では、容量を小さくする
場合、容量が大きい場合の基準電圧の内から選択した基
準電圧を使用しているが、容量が大きい場合の基準電圧
とは異なる電圧値を基準電圧としてもよい。
【0026】また上記の説明においては、フラッシュメ
モリの入出力の単位(入出力単位ビット数)をメモリセ
ルグループ5内の各メモリセルの容量(格納ビット長)
の和(上記では8ビット)と同一に設定しているが、こ
れは同一でなくてもよく、メモリへの入出力の単位は複
数のメモリセルグループ5の容量の和であってもよい。
また、メモリへの入出力の単位はメモリセルグループ5
の容量の一部分であってもよい。図5は入出力単位ビッ
ト数が8ビット(1バイト)であって、メモリセルグル
ープ5が複数の8ビット単位を含む場合を示す。メモリ
セル1個の格納ビット長を3ビットとすると、8メモリ
セルのビット数は3x8=24ビットで、3バイトに相
当するので過不足無く割当可能である。しかし、データ
単位として3バイトは取扱いが難しいため、ここではさ
らに3メモリセルを追加した11メモリセルで4バイト
を構成する場合を示す。追加した3メモリセルの内、1
個の容量を2ビットとすれば、このメモリセルグループ
5内の、メモリセルの容量の和が32ビットとなり、1
1メモリセル、すなわち33ビットの領域で32ビット
を表現していることになる。1メモリセルグループ内に
1バイトの領域が4個あるので、これらを同一メモリセ
ルグループ内で識別するために2ビットのアドレスが必
要である。従って、制御回路が出力するアドレス信号に
おいて、全てのセルグループを指定するのに必要なアド
レスビットが M=K×L の場合に、さらに1バイト
領域指定用の2ビットを付加し、下位(L+2)ビット
を列アドレス、上位Kビットを行アドレスとすること
で、マトリックス構成が可能である。
【0027】なお以上の実施の形態においてはフラッシ
ュメモリの例を説明したが、RAM等他のメモリでもよ
い。また、この発明における閾電圧とはキャパシタの端
子電圧を含むものとする。
【0028】また以上の実施の形態においては、書き込
み動作時および読み出し動作において、制御回路12が
メモリセルグループ5内のメモリセルを指定し、さらに
制御回路12が基準電圧群を出力する例を示した。しか
し、書き込み動作においては書き込み回路10がメモリ
セルグループ5内のメモリセルを指定し、かつ基準電圧
群を出力し、読み出し動作においては、読み出し回路が
メモリセルグループ5内のメモリセルを指定し、かつ基
準電圧群を出力するようにしてもよい。
【0029】実施の形態2.実施の形態2を、図6を用
いて説明する。実施の形態1では、同一のメモリセルへ
の書き込みと読み出しにおいて、同じ基準電圧群を用い
ているが、この実施の形態では、書き込み時と読み出し
時で異なる基準電圧群を用いる例を示す。この実施の形
態におけるメモリセルアレイの構成、半導体メモリの構
成はそれぞれ実施の形態1で説明した図1、図2と同様
であり、1メモリセル当たりの容量が3ビットの場合の
閾電圧分布は図3と同様であるとする。
【0030】図6は容量が2ビットのメモリセルにおい
て、書き込み時と読み出し時で異なる基準電圧値を使用
する場合を説明しているが、図3の容量が3ビットのメ
モリセルで使用する基準電圧1〜7の内、書き込み時に
は基準電圧1、3、5を使用して、4つの状態を生成し
て容量を2ビットとしている。そして読み出しにおいて
は、容量が3ビットのメモリセルで使用する基準電圧1
〜7の内の基準電圧2、4、6を使用している。この時
データ「00」は基準電圧1を参照して書き込まれて基
準電圧2を参照して読み出され、閾電圧が基準電圧2以
上であれば「00」と変換して出力される。同様に「0
1」は書き込みが基準電圧3、読み出しが基準電圧4、
「10」は書き込みが基準電圧5、読み出しが基準電圧
6である。
【0031】このように書き込み時の基準電圧値をある
方向(この場合は電圧の低い方向)に変化させて読み出
し時の基準電圧値にすると、閾電圧が経時変化等により
この方向にずれても誤ったデータとして検出されること
がなく、データの信頼性が向上するという効果がある。
このように、ある方向に閾電圧が変化しやすい場合、こ
の「方向」がこの発明における「変化容易方向」であ
る。
【0032】上記の実施の形態においては、容量が2ビ
ットのメモリセルについて説明したが、書き込み時と読
み出し時の基準電圧値を変化させることは他の容量のメ
モリセルにおいても可能である。しかし、メモリセルの
容量が小さいほど、書き込み時と読み出し時での基準電
圧値の変化量を大きくできるので、基準電圧値を変化さ
せてデータの信頼性を向上させるという効果が顕著なも
のになる。
【0033】また図6では、容量2ビットのデータの読
み出しに、容量3ビットのメモリセルで使用する基準電
圧値を使用しているが、容量2ビットのデータの書き込
みに使用する基準電圧と数が同一であり、それぞれ一定
方向に変化した電圧値であれば、容量3ビットのメモリ
セルで使用する基準電圧値でなくともよい。
【0034】また図6に示した例では、書き込み時の基
準電圧をそれぞれ同じ方向に変化させて読み出し時の基
準電圧値としているが、この方向は書き込み時の基準電
圧毎によって異なっていてもよく、また変化させる電圧
値の大きさも異なっていてもよい。書き込み時と読み出
し時で変化させない基準電圧があってもよい。閾電圧の
変化しやすい方向や大きさが閾電圧の値により異なる場
合、書き込み電圧から読み出し電圧へ変化させる方向や
大きさがそれぞれの閾電圧に応じて異なるようにすれ
ば、データを誤った値として検出することがなく、デー
タの信頼性が向上するという効果がある。
【0035】実施の形態3.実施の形態3を図1、2、
3、4、7を用いて説明する。上記実施の形態2におい
ては、制御回路が、書き込み時と読み出し時で異なる基
準電圧群を出力する例を示したが、この実施の形態にお
いては、読み出し時には、書き込み時の基準電圧値と共
に新たな基準電圧値を参照する例を示す。この実施の形
態におけるメモリセルアレイの構成、半導体メモリの構
成はそれぞれ実施の形態1で説明した図1、図2と同様
である。
【0036】この実施の形態においては、1メモリセル
当たりの容量は2ビットであるとするが、制御回路12
が書き込み時および読み出し時に出力する基準電圧は図
3に示した容量3ビットの場合の基準電圧1から7であ
る。そして書き込み回路10が書き込み時に参照する基
準電圧は、この内図4に示した基準電圧1、3、5であ
る。この基準電圧1から7がこの発明における「分割基
準電圧」である。
【0037】書き込み及び読み出しの動作を図2と図7
を用いて動作を説明すると、制御回路12は、書き込み
時は基準電圧1、3、5の3種類を出力し、書き込み回
路10がこの基準電圧を参照して2ビットのデータをメ
モリセルに書き込む。書き込み後の閾電圧は参照した基
準電圧を超えた値となるが、基準電圧3を参照して書き
込まれた「01」の閾電圧は基準電圧2を超えず、基準
電圧5を参照して書き込まれた「10」の閾電圧は基準
電圧4を超えない。また、このメモリセルにおいてメモ
リセルが消去された状態に対応するデジタルデータは
「11」である。従って、書き込み直後には、閾電圧値
は基準電圧1と2の間、基準電圧3と4の間、基準電圧
5と7の間には存在しないので、この範囲を「非書き込
み領域」と呼び、それ以外の範囲を「書き込み領域」と
呼ぶことにする。「書き込み領域」にはそれぞれ対応す
る2ビットのデジタルデータが存在する。
【0038】このメモリセルからデータを読み出す場
合、制御回路12は基準電圧1から7のすべてを読み出
し回路11に対して出力する。読み出し回路は閾電圧を
検出し、閾電圧が書き込み領域にある場合は、その領域
に対応するデジタルデータを生成して出力する。閾電圧
が非書き込み領域にある場合は、書き込み時から閾電圧
が変化したことになる。例えば図7に示したように閾電
圧が変化しやすい方向(閾電圧変化容易方向)がある場
合、閾電圧値が基準電圧1と2の間の非書き込み領域に
あれば、これは「00」に対応して書き込んだ閾電圧が
変化したものであり、同様に基準電圧3と4の間にある
場合は「01」、基準電圧5と7の間にある場合は「1
0」に対応して書き込んだ閾電圧である。このように非
書き込み領域から閾電圧を検出した場合は、読み出し回
路11は制御回路12に不正値検出の信号を送り、これ
に対して制御回路12は基準信号1から7と、不正値が
検出されたメモリセルを含むメモリセルグループのアド
レスおよび正常なデータを書き込み回路10に出力す
る。書き込み回路は再度基準電圧1、3、5のいずれか
を参照して、メモリセルグループ全体のメモリセルに対
して正常なデータを書き込む。
【0039】また制御回路12は、不正値が発生したメ
モリセルを含むメモリセルグループ以外に、その物理的
近傍にあるメモリセルグループに対しても再度データを
書き込むようにアドレスを出力してもよい。
【0040】また制御回路12は、不正値が発生したメ
モリセルのみ再度書き込むようにしてもよい。
【0041】このように、閾電圧のとりうる値の範囲を
分割基準電圧によって、書き込み領域と非書き込み領域
に分割し、非書き込み領域から閾電圧値が検出された場
合は再度書き込むようにすれば、閾電圧の経時変化が発
生しても読み出しデータの信頼性が維持できるという効
果がある。
【0042】また、書き込み後直後の、閾電圧値に経時
変化が発生する以前の経過時間において、上記のような
分割基準電圧を参照した読み出しと書き込みを行なって
もよい。この場合は、書き込み動作におけるデータの誤
記録の確認が可能となり、読み出しデータの信頼性が維
持できるという効果がある。
【0043】さらに制御回路12が経時変化や誤記録が
発生したメモリセルを欠陥セルとして使用を中止すれ
ば、データの信頼性を維持することも可能になる。
【0044】実施の形態4.実施の形態4を図2、図
3、図6、図8、図9を用いて説明する。上記実施の形
態1、2では、同一のメモリセルグループ内に容量の異
なるメモリセルがある例を示したが、メモリセルの容量
とそのメモリセルに格納するデータの種類の関係につい
ては触れていない。この実施の形態4においては、書き
込みデータは相対的に低い誤り率を要求するデータと高
い誤り率を許容するデータとからなり、相対的に低い誤
り率を要求するデータは容量の小さいメモリセルに格納
する例を示す。
【0045】この実施の形態における半導体メモリの構
成は実施の形態1において説明した図2と同様であるの
で、説明は省略する。
【0046】図8はこの実施の形態におけるメモリセル
グループ5の内部データの構成を示す図であり、データ
の先頭部に512バイトのデータ領域51が設けられ、
その後に管理領域52a、論理アドレス52b、誤り訂
正情報52cからなる高信頼性領域52が数10バイト
設けられている。52の高信頼性領域は51のデータ領
域に比較して低い誤り率を要求される領域である。実施
の形態1の、別の形態で説明したように、メモリへの入
出力の単位はメモリセルグループ5の容量の一部分であ
ってもよく、ここではメモリへの入出力の単位は図8の
メモリセルグループ5の1/Nとするのが望ましい。こ
の実施の形態の形態においては、図8の書き込みデータ
信号の1単位は、半導体メモリ7に対して書き込みデー
タ信号13または読み出しデータ信号14として、書き
込みまたは読み出しされる単位のN倍とする。図8の書
き込みデータ信号の、1単位の容量の1/Nをビット数
で表したものがこの発明における入出力単位ビット数で
ある。この実施の形態においても、入出力単位ビット数
を8ビットとすると、上記Nは、メモリセルグループの
バイト数に相当する。
【0047】図9はこの実施の形態におけるメモリセル
アレイを示す構成図である。図9においては、メモリセ
ルアレイ1内には複数個のメモリセルグループ5が含ま
れているこのメモリセルグループ5の内部には、3ビッ
トの容量を有する3ビットセル2aと、2ビットの容量
を有する2ビットセル4aとが含まれる。3ビットセル
2aの容量の和は書き込みデータのデータ領域51の容
量と同じ512バイトであるが、最後の1個のメモリセ
ルは1ビットのみを使用することにより、容量が512
バイトすなわち4096ビットとなるように調整してい
る。また2ビットセル4aの容量の和は高信頼性領域5
2の容量と等しい。なお、この実施の形態においては、
各メモリセルの閾電圧値は時間等の要因により低下する
傾向があるとする。すなわち、閾電圧値の低下方向が、
変化容易方向であるとする。また、図9ではメモリセル
アレイは1次元で表現しているが、これは説明の便宜上
であり、実際はマトリックス形状である
【0048】動作を説明する。実施の形態1において図
2を用いて説明したのと同様に、制御回路12は書き込
み動作時または読み出し動作時において、アドレス信号
15に対応してメモリセルを指定するための行アドレス
100と列アドレス103を出力する。メモリセルグル
ープ内の1バイトを指定するためには512バイト以上
を識別するために、9ビット以上が必要である。高信頼
性領域52を512バイト以下としているので、10ビ
ットで十分である。10ビットで識別可能な1024バ
イトのうちメモリセルグループ5で必要無い領域は、無
効とする。全てのメモリセルグループを指定するのに必
要なアドレスビットが M=KxLの場合に、さらにメ
モリセルグループ内の1バイト領域指定用の10ビット
を付加し、下位(L+10)ビットを列アドレス、上位
Kビットを行アドレスとすることで、マトリックス構成
が可能である。さらに制御回路12は出力されたメモリ
セルグループ5内の書き込み対象または読み出し対象の
メモリセルを各々指定し、各メモリセルに対応した基準
電圧群を出力する。
【0049】書き込み動作において、データ領域51の
書き込み時は、制御回路10は3ビットセル2aと最後
の1ビットを格納するメモリセルを各々指定しながら、
指定したメモリセルに対応した図3の基準電圧群31を
書き込み回路10に対して出力する。ただし最後の1ビ
ットを書き込む時には基準電圧1のみを出力する。書き
込み回路10は制御回路が出力した基準電圧群31を参
照して、閾電圧30を書き込む。
【0050】書き込み動作において、高信頼性領域52
の書き込み時は、制御回路10は2ビットセル4aを順
次指定しながら、指定したメモリセルに対応した図6に
示した基準電圧1、3、5を出力する。書き込み回路1
0は制御回路が出力した基準電圧1、3、5を参照し
て、閾電圧30を書き込む。
【0051】次に読み出し動作に関して説明する。読み
出し時も、図2において、実施の形態1と同様に制御回
路12はアドレス信号15に対応してメモリセルグルー
プを指定するための行アドレス100と列アドレス10
3を出力する。この読み出し時、制御回路12は読み出
したメモリセルグループ5の先頭から容量512バイト
までのメモリセル(3ビットセル2a)に対しては、書
き込み時と同じく、図3に示した基準電圧1から7を出
力する。読み出し回路11は読み出し対象のメモリセル
から閾電圧を検出し、この基準電圧1から7を参照し
て、3ビットのデータに変換する。ただし最後の1個の
メモリセルは1基準電圧1を参照して1ビットのデータ
に変換する。さらに、制御回路12は高信頼性領域52
のデータを記録している2ビットセル4aに対しては、
図6の基準電圧2、4、6を出力する。
【0052】以上のように、容量の小さいメモリセルに
相対的に高い信頼性が要求されるデータを書き込み、書
き込み時の基準電圧を閾電圧変化容易方向にずらした読
み出し基準電圧を参照してデータを読み出すことによ
り、データの読み出しにおいて読み出しの誤りが小さく
なり、高い信頼性を確保することが可能になる。
【0053】なお、以上の説明においては、1個のメモ
リセルグループ5内に図8に示したような書き込みデー
タの1単位が記憶される例を示したが、メモリセルグル
ープは3ビットセルと2ビットセルの容量の和が書き込
みデータの1単位より小さく、上記1単位の書き込みデ
ータが複数のメモリセルグループに分散して記録される
ようにしてもよい。
【0054】また以上の説明においては、1個のメモリ
セルを除いて2ビットセルと3ビットセルとからメモリ
セルグループが構成される例を示したが、他の容量を有
するメモリセルからメモリセルグループが構成されても
よい。さらに以上の説明では、書き込みデータの要求す
る信頼性は2段階のみであったが、3段階以上に設定し
て、メモリセルの容量を信頼性に対応して3種類以上と
してもよい。
【0055】実施の形態5 実施の形態5を図2、図10を用いて説明する。上記の
実施の形態1から4においては、メモリセルグループ内
のメモリセルの容量が一様でなく、かつメモリセルグル
ープ内の、メモリセルの容量の和が入出力単位ビット数
と等しい例を示した。この実施の形態5においては、メ
モリセルグループ内においてメモリセルの容量がすべて
等しくかつメモリセルグループのメモリセルの容量の和
が、入出力単位ビット数の所定のN倍を超え、この超え
た部分にデータの信頼性を確保するためのデータを格納
する例を示す。
【0056】この実施の形態における半導体メモリの構
成は実施の形態1において説明した図2と同様であるの
で、説明は省略する。
【0057】図10はこの実施の形態におけるメモリセ
ルアレイを示す構成図である。この実施の形態において
は、入出力単位ビット数は8ビットであるとする。ま
た、図10に示したように、各メモリセルグループ5は
容量3ビットのメモリセル2が3個集合して構成されて
おり、メモリセルグループ内の、メモリセルの容量の和
は9ビットとなる。
【0058】動作を説明する。実施の形態1において図
2を用いて説明したのと同様に、制御回路12は書き込
み動作時または読み出し動作時において、アドレス信号
15に対応してメモリセルグループを指定するための行
アドレス100と列アドレス103を出力する。これに
より図9のメモリセルアレイ1内の1つのメモリセルグ
ループ5がバッファ102経由で書き込み回路10と読
み出し回路11に接続される。さらに制御回路12は選
択されたメモリセルグループ5内の書き込み対象または
読み出し対象のメモリセルを各々指定し、各メモリセル
に対応した基準電圧群を出力する。
【0059】書き込み動作において、書き込み回路10
は、制御回路12が指定したメモリセルグループ5に、
書き込みデータ信号13を、8ビットを1単位として書
き込む。この際、制御回路12はメモリセルグループ5
内の2個のメモリセルに関しては図3に示したような基
準電圧1から7を出力し、書き込み回路10はこの基準
電圧を参照して書き込みデータ信号13の初めから3ビ
ットずつそれぞれのメモリセルの閾電圧30を書き込
む。次いで、書き込みデータ信号13の1単位の、最後
の2ビットをメモリセルグループの最後の1個のメモリ
セルに書き込むが、この際制御回路12はこのメモリセ
ルグループへの書き込みデータの1ビットのパリティを
生成する。そして、書き込みデータの2ビットとパリテ
ィの1ビットの組み合わせにより、図11のような基準
電圧1から7のいずれかを出力する。書き込み回路11
はこの基準電圧を参照して、最後のメモリセルに閾電圧
を書き込む。このメモリセルは消去状態が書き込みデー
タ「11」とパリティ「1」に対応するものとする。図
11の基準電圧群31は図3に示した基準電圧群31と
同じ値の基準電圧から構成されるものとする。
【0060】次に読み出し動作に関して説明する。読み
出し時も、図2において、実施の形態1と同様に制御回
路12はアドレス信号15に対応してメモリセルグルー
プを指定するための行アドレス100と列アドレス10
3を出力する。これによりメモリセルアレイ1内の1つ
のメモリセルグループ5がバッファ102経由で読み出
し回路11に接続される。この読み出し時、制御回路1
2は各メモリセルグループ5の先頭から2個めまでのメ
モリセルに対しては図3に示した基準電圧1から7を出
力し、読み出し回路11はこの基準電圧を参照して3ビ
ットずつ計6ビットを読み出す。さらに制御回路12は
最後の1個のメモリセルに対して図11に示したような
基準電圧1から7を出力し、読み出し回路11はこの基
準電圧1から7を参照して3ビットを読み出すが、この
3ビットは上位2ビットが書き込みデータであり、先に
読み出した6ビットと結合して8ビットの読み出しデー
タ14として出力される。そして、下位1ビットがパリ
ティであり、制御回路は読み出しデータの8ビットとこ
のパリティを比較することにより、誤りの有無を判断す
る。
【0061】以上のようにこの実施の形態においては、
メモリセルグループ内の、メモリセルの容量の和が入出
力単位ビット数を超え、この超えた部分にパリティを付
加するようにしたので、読み出しデータの誤りを検出す
ることが可能であり、読み出しデータの信頼性が向上す
るという効果がある。
【0062】また、このパリティを利用して読み出しデ
ータの誤りが検出された場合は、このメモリセルグルー
プのすべてのメモリセルをリフレッシュしてもよい。
【0063】なお、上記の説明ではメモリセルグループ
の、メモリセルの容量の和が9ビットに対して入出力単
位ビット数が8ビットであり、余りの1ビットにパリテ
ィを記録する例を示したが、一般的に入出力単位ビット
数がPビット、メモリセルグループのメモリセルの容量
の和がPN+Qビット(P、Q、Nは自然数、Qはビッ
ト単位で表した1メモリセルの容量未満)の場合、1個
のメモリセルのQビットの容量を利用して、パリティ、
あるいは誤り訂正符号等を記録するようにしてもよい。
この発明における誤り訂正用データとは上記パリティや
誤り訂正符号等を含むものとする。
【0064】
【発明の効果】以上のようにこの発明による半導体メモ
リは、複数のメモリセルと、制御回路と、書き込み回路
と、読み出し回路を有し、所定の入出力単位ビット数ず
つデータの書き込みまたは読み出しを行なう半導体メモ
リであり、上記複数のメモリセルは、各メモリセル毎に
定められた所定の格納ビット長のデジタルデータの値に
対応した閾電圧値をそれぞれ保持することにより該デー
タを格納し、制御回路は、データの書き込みまたは読み
出しの対象のメモリセルを指定し、該指定したメモリセ
ルの閾電圧値を該メモリセルの格納ビット長のデータに
対応付けるための各メモリセルに対応した数の基準電圧
値を出力し、書き込み回路は、上記制御回路が出力した
基準電圧値を参照して上記書き込み対象のメモリセルの
閾電圧値が該メモリセルへの書き込みデータに対応する
値になるように該メモリセルの閾電圧値を置き換え、読
み出し回路は、読み出し対象のメモリセルの閾電圧値を
検出し、上記制御回路が出力した基準電圧値を参照して
該検出した閾電圧値を該読み出し対象のメモリセルの格
納ビット長のデジタルデータに変換し、所定数の上記メ
モリセルからメモリセルグループが形成され、該メモリ
セルグループにおいて一部のメモリセルの格納ビット長
は他のメモリセルの格納ビット長より小さく、さらにメ
モリセルグループ内の、すべてのメモリセルの、格納ビ
ット長の和は、上記入出力単位ビット数の整数倍である
ので、書き込みデータに対してメモリセルグループの過
不足が無くなり、書き込み、読み出し時の制御が容易に
なるという効果がある。
【0065】またこの発明の半導体メモリは、上記制御
回路がいずれかのメモリセルを読み出し対象として指定
した時に出力する読み出し基準電圧値の数は、該メモリ
セルを書き込み対象として指定した時に出力する書き込
み基準電圧値の数と等しく、かつ該読み出し基準電圧は
上記書き込み基準電圧値をそれぞれ大小いずれかの方向
に変化させた値であるので、メモリセルの閾電圧の変化
に柔軟に対応できるという効果がある。
【0066】またこの発明の半導体メモリは、上記読み
出し基準電圧は、書き込み基準電圧をそれぞれ閾電圧の
経時変化容易方向に変化させた値であるので、閾電圧に
経時変化が起きても読み出しデータの誤りが起きにくい
という効果がある。
【0067】またこの発明の半導体メモリは、上記書き
込みデータは、相対的に低い誤り率を要求するデータと
高い誤り率を許容するデータとからなり、上記書き込み
回路が上記書き込みデータが低い誤り率を要求するデー
タであることを検出すると、上記制御回路は書き込み対
象として上記メモリセルグループにおいて格納ビット長
が他のメモリセルの格納ビット長より小さいメモリセル
を指定するので、信頼性の要求されるデータを読み出し
の誤りが起きにくいメモリセルに格納するので、信頼性
が向上するという効果がある。
【0068】またこの発明の半導体メモリは、上記制御
回路は、書き込みまたは読み出しの対象として指定した
メモリセルの閾電圧がとりうる電圧値の範囲を、データ
記憶に使用する書き込み電圧領域とデータ記憶に使用し
ない非書き込み電圧領域とからなる複数の電圧領域に分
割するための所定数の分割基準電圧値を出力し、上記制
御回路が書き込み対象としていずれかのメモリセルを指
定した場合、上記書き込み回路は上記分割基準電圧値を
参照して書き込み対象のメモリセルの閾電圧値が該メモ
リセルへの書き込みデータに対応したいずれかの書き込
み電圧領域に含まれる値になるように該メモリセルの閾
電圧値を変化させて書き込み動作を行ない、上記制御回
路が読み出し対象としていずれかのメモリセルを指定し
た場合、上記読み出し回路は読み出し対象のメモリセル
の閾電圧値を検出し、該検出した閾電圧値がいずれの電
圧領域に含まれるかを上記分割基準電圧を参照して判定
するので、非書き込み領域に閾電圧があるか否かによ
り、閾電圧値の変化を検出することができるという効果
がある。
【0069】またこの発明の半導体メモリは、上記制御
回路がいずれかのメモリセルを読み出し対象として指定
し、読み出し回路が検出した閾電圧値が非書き込み電圧
領域にある場合は、上記読み出し対象のメモリセルを含
むメモリセルグループ内のすべてのメモリセルに対し
て、上記書き込み回路がそれぞれ対応する書き込みデー
タを再度書込むので、同一メモリセルグループ内のメモ
リセルの誤り率を低下させることができるという効果が
ある。
【0070】またこの発明の半導体メモリは、所定数の
メモリセルからなるメモリセルグループを複数有し、各
メモリセルグループに対して入出力単位ビット数ずつデ
ータの書き込みまたは読み出しを行なう半導体メモリで
あり、上記メモリセルグループはそれぞれ2ビット以上
の同一の容量を有するメモリセルの複数から構成されて
容量の合計が上記入出力単位ビット数の所定のN倍(N
は自然数)を超え、データの書き込みまたは読み出し時
に、各メモリセルグループを構成する少なくとも一部の
メモリセルの容量の一部のみを使用して書き込みまたは
読み出しを行なう制御回路を備えたので、一部の容量し
か使用しないメモリセルの余りの容量を利用できるとい
う効果がある。
【0071】またこの発明の半導体メモリは、上記制御
回路は、上記データから所定のデータ長毎に誤り訂正用
データを生成し、該誤り訂正用データを上記容量の一部
のみを使用されるメモリセルの容量の残部に書き込むの
で、読み出しデータの信頼性が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜3におけるメモリ
セルアレイの構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1〜5における半導体
メモリの構成図。
【図3】 この発明の実施の形態1〜5および従来の半
導体メモリにおける容量が3ビットのメモリセルの閾電
圧分布図。
【図4】 この発明の実施の形態1、4における容量2
ビットの場合の閾電圧分布図。
【図5】 この発明の実施の形態1の他の構成によるメ
モリセルアレイの図。
【図6】 この発明の実施の形態2、4における基準電
圧を説明する図。
【図7】 この発明の実施の形態3における基準電圧を
説明する図。
【図8】 この発明の実施の形態4おける書き込みデー
タ信号の1単位の構成図。
【図9】 この発明の実施の形態4におけるメモリセル
アレイの構成図。
【図10】 この発明の実施の形態5におけるメモリセ
ルアレイの構成図。
【図11】 この発明の実施の形態5における基準電圧
を説明する図。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、 2 メモリセル、 2a 3
ビットセル、 3 メモリセル、4 メモリセル、 4
a 2ビットセル、 5 メモリセルグループ、 7
半導体メモリ、 10 書き込み回路、 11 読み出
し回路、 12制御回路、 13 書き込みデータ信
号、 14 読み出しデータ信号、 15 アドレス信
号、 30 閾電圧分布、 31 基準電圧群、 10
1 行アドレス、 102 バッファ、 103 列ア
ドレス。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルと、制御回路と、書き
    込み回路と、読み出し回路を有し、所定の入出力単位ビ
    ット数ずつデータの書き込みまたは読み出しを行なう半
    導体メモリであり、 上記複数のメモリセルは、各メモリセル毎に定められた
    所定の格納ビット長のデジタルデータの値に対応した閾
    電圧値をそれぞれ保持することにより該データを格納
    し、 制御回路は、データの書き込みまたは読み出しの対象の
    メモリセルを指定し、該指定したメモリセルの閾電圧値
    を該メモリセルの格納ビット長のデータに対応付けるた
    めの各メモリセルに対応した数の基準電圧値を出力し、 書き込み回路は、上記制御回路が出力した基準電圧値を
    参照して上記書き込み対象のメモリセルの閾電圧値が該
    メモリセルへの書き込みデータに対応する値になるよう
    に該メモリセルの閾電圧値を置き換え、 読み出し回路は、読み出し対象のメモリセルの閾電圧値
    を検出し、上記制御回路が出力した基準電圧値を参照し
    て該検出した閾電圧値を該読み出し対象のメモリセルの
    格納ビット長のデジタルデータに変換し、 所定数の上記メモリセルからメモリセルグループが形成
    され、該メモリセルグループにおける一部のメモリセル
    の格納ビット長は他のメモリセルの格納ビット長より小
    さく、さらにメモリセルグループ内のすべてのメモリセ
    ルの格納ビット長の和は上記入出力単位ビット数の整数
    倍であることを特徴とする半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 上記制御回路がいずれかのメモリセルを
    読み出し対象として指定した時に出力する読み出し基準
    電圧値の数は、該メモリセルを書き込み対象として指定
    した時に出力する書き込み基準電圧値の数と等しく、か
    つ該読み出し基準電圧値は上記書き込み基準電圧値をそ
    れぞれ大小いずれかの方向に変化させた値であることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 上記読み出し基準電圧は、書き込み基準
    電圧をそれぞれ閾電圧の経時変化容易方向に変化させた
    値であることを特徴とする請求項2に記載の半導体メモ
    リ。
  4. 【請求項4】 上記書き込みデータは、相対的に低い誤
    り率を要求するデータと高い誤り率を許容するデータと
    からなり、上記書き込み回路が上記書き込みデータが低
    い誤り率を要求するデータであることを検出すると、上
    記制御回路は書き込み対象として上記メモリセルグルー
    プにおいて格納ビット長が他のメモリセルの格納ビット
    長より小さいメモリセルを指定することを特徴とする請
    求項3に記載の半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 上記制御回路は、書き込みまたは読み出
    しの対象として指定したメモリセルの閾電圧がとりうる
    電圧値の範囲を、データ記憶に使用する書き込み電圧領
    域とデータ記憶に使用しない非書き込み電圧領域とから
    なる複数の電圧領域に分割するための所定数の分割基準
    電圧値を出力し、 上記制御回路が書き込み対象としていずれかのメモリセ
    ルを指定した場合、上記書き込み回路は上記分割基準電
    圧値を参照して書き込み対象のメモリセルの閾電圧値が
    該メモリセルへの書き込みデータに対応したいずれかの
    書き込み電圧領域に含まれる値になるように該メモリセ
    ルの閾電圧値を変化させて書き込み動作を行ない、 上記制御回路が読み出し対象としていずれかのメモリセ
    ルを指定した場合、上記読み出し回路は読み出し対象の
    メモリセルの閾電圧値を検出し、該検出した閾電圧値が
    いずれの電圧領域に含まれるかを上記分割基準電圧を参
    照して判定することを特徴とする請求項1に記載の半導
    体メモリ。
  6. 【請求項6】 上記制御回路がいずれかのメモリセルを
    読み出し対象として指定し、読み出し回路が検出した閾
    電圧値が非書き込み電圧領域にある場合は、上記読み出
    し対象のメモリセルを含むメモリセルグループ内のすべ
    てのメモリセルに対して、上記書き込み回路がそれぞれ
    対応する書き込みデータを再度書込むことを特徴とする
    請求項5に記載の半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 所定数のメモリセルからなるメモリセル
    グループを複数有し、各メモリセルグループに対して入
    出力単位ビット数ずつデータの書き込みまたは読み出し
    を行なう半導体メモリであり、 上記メモリセルグループはそれぞれ2ビット以上の同一
    のビット容量を有するメモリセルの複数から構成されて
    ビット容量の合計が上記入出力単位ビット数の所定のN
    倍(Nは自然数)を超え、 データの書き込みまたは読み出し時に、各メモリセルグ
    ループを構成する少なくとも一部のメモリセルのビット
    容量の一部のみを使用して書き込みまたは読み出しを行
    なう制御回路を備えたことを特徴とする半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 上記制御回路は、上記データから所定の
    データ長毎に誤り訂正用データを生成し、該誤り訂正用
    データを上記ビット容量の一部のみを使用されるメモリ
    セルのビット容量の残部に書き込むことを特徴とする請
    求項7に記載の半導体メモリ。
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