JP2001250243A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001250243A
JP2001250243A JP2000062182A JP2000062182A JP2001250243A JP 2001250243 A JP2001250243 A JP 2001250243A JP 2000062182 A JP2000062182 A JP 2000062182A JP 2000062182 A JP2000062182 A JP 2000062182A JP 2001250243 A JP2001250243 A JP 2001250243A
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Yoji Hoshino
洋史 星野
Akira Kitada
晃 北田
Hiroyuki Baba
弘行 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収束用レンズの移動量の許容範囲を判定する
際に、外部から振動が加わったり装置内温度が変化する
ことによって収束用レンズが光ディスク表面に接触する
可能性があるために収束用レンズの破損や光ディスク表
面に傷が付く恐れがあるという課題があった。 【解決手段】 光ディスクを装着した際に、レンズ移動
手段による収束用レンズの移動に伴って、反射光検出手
段が反射光を常時検出し、焦点位置に収束用レンズが達
したことを位置判定手段が判定すると、レンズ移動手段
による収束用レンズの移動を停止させ、収束用レンズが
焦点位置に達するまでに得られた反射光に基づく情報か
ら、収束用レンズが焦点位置を超えて光ディスクに接近
しない移動量を移動量設定手段に設定するレンズ移動制
御手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は収束用レンズで光
ディスク上にレーザ光を集光させてデータの記録再生を
行う光ディスク装置に係り、特に光ディスク装着時に収
束用レンズが光ディスクに接触することなく収束用レン
ズを移動させることができる光ディスク装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置では、一般的に光
ディスクが装着されると、フォーカスサーボ動作を行う
前に収束用レンズの移動量の許容範囲を判定することな
しに、収束用レンズを移動させて焦点位置の検出を行っ
ていた。この焦点位置の検出は、例えば収束用レンズの
移動にともなって光ディスクからのレーザ光の反射光を
検出し、この反射光に基づいて収束用レンズの位置を判
定することにより行われる。
【0003】しかしながら、使用する光ディスクに個体
差があることや、光ディスクの種類(CDやDVDな
ど)によって厚みに違いがあることから、収束用レンズ
の移動によって収束用レンズと光ディスクとが衝突する
可能性があり、収束用レンズの移動量の許容範囲を判定
する必要があった。このような動作を行う従来の光ディ
スク装置として、例えば特開平7−129978号公報
に開示されるものがある。この光ディスク装置は、フォ
ーカスサーボ動作中に光ディスクからのレーザ光の反射
光を検出しながら、光ディスク表面に接触する位置まで
収束用レンズを移動させる。この移動中に反射光に基づ
いて光ディスク上にレーザ光が焦点を結ぶ焦点位置を検
出し、焦点位置から光ディスクの表面までの距離である
ワーキングディスタンスを決定する。さらに、得られた
ワーキングディスタンスに基づいて収束用レンズの移動
量の許容範囲を判定し、光ディスクの種類の違いや個体
差がある場合や外部から振動が加わった場合に収束用レ
ンズと光ディスクとが衝突することを防止している。な
お、本明細書において使用する「接触」及び「衝突」に
ついて定義すると、「接触」は収束用レンズが光ディス
クの表面位置まで移動して光ディスクに傷が付くか付か
ない程度に触れることを指し、「衝突」は収束用レンズ
が光ディスクの表面位置を超える位置まで移動して光デ
ィスクを必ず傷付けてしまう状態を指すこととする。以
下、上記の定義にて説明を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク装置
は以上のように構成されているので、収束用レンズの移
動量の許容範囲を判定する際に、収束用レンズが光ディ
スク表面に接触するために、外部から振動が加わったり
装置内温度が変化することによって収束用レンズが光デ
ィスクに衝突して収束用レンズの破損や光ディスク表面
に傷が付く恐れがあるという課題があった。
【0005】以下に示す図13及び図14に用いて上記
課題を具体的に説明する。図13は従来の光ディスク装
置における収束用レンズの打ち上げ設定値に対する収束
用レンズの移動量の関係を示すグラフ図、図14は従来
の光ディスク装置における装置内温度に対する収束用レ
ンズの移動量の関係を示すグラフ図である。図におい
て、打ち上げ設定値とは収束用レンズの待機位置から光
ディスク表面までの間における収束用レンズの移動位置
の設定値を意味し、例えば打ち上げ設定値が大きい場
合、収束用レンズは光ディスク表面に近い位置まで移動
する。レンズ移動量とは待機位置から光ディスクへの収
束用レンズの移動量を示し、例えば打ち上げ設定値が大
きい場合、収束用レンズは待機位置から光ディスク表面
近傍まで移動するので、高いレンズ移動量を示す。ま
た、図13中の実線の直線は一定の移動量で収束用レン
ズを移動させた場合の打ち上げ設定値とレンズ移動量と
の関係を示している。さらに、上記実線の直線と平行な
二本の破線の直線は、収束用レンズの振動によって光デ
ィスクに近づく方向へ振れた場合、光ディスクから離れ
る方向へ振れた場合をそれぞれ考慮した打ち上げ設定値
とレンズ移動量との関係を示している。図14中の実線
はある一定の移動量まで収束用レンズを移動させた場合
の装置内温度に対する収束用レンズの移動量の関係を示
している。
【0006】ここで、収束用レンズが振動することによ
って光ディスクに近づく方向へ振れると、図13中の○
印で示すような収束用レンズと光ディスクとが接触する
移動量範囲まで収束用レンズが移動してしまう可能性が
ある。これにより、上述した特開平7−129978号
公報に開示された光ディスク装置では、光ディスク表面
に収束用レンズが接触したときに振動が加わると、収束
用レンズが光ディスク表面に衝突する可能性がある。
【0007】さらに、装置内温度の変化によっても、図
14に示すように、ある一定の移動量で収束用レンズを
移動させた場合に、装置内温度が低温になるほど収束用
レンズを停止してから慣性で生じる移動量が大きくなる
ことを示している。図14中の○印で示すように、低温
条件で収束用レンズを光ディスクに近づく方向へ移動さ
せると、収束用レンズと光ディスクとが接触する移動量
範囲まで収束用レンズが移動してしまう可能性がある。
これにより、特開平7−129978号公報に開示され
た光ディスク装置は、装置内温度の変化によって判定し
た収束用レンズの移動量の許容範囲を超えて収束用レン
ズが移動してしまうことによって収束用レンズが光ディ
スク表面に衝突する可能性がある。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、収束用レンズが光ディスクに接触
することなく収束用レンズを移動させることができる光
ディスク装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク装置は、光ディスクを装着した際に、レンズ移動手段
による収束用レンズの移動に伴って、反射光検出手段が
反射光を常時検出し、光ディスク上にレーザ光が焦点を
結ぶ焦点位置に収束用レンズが達したことを位置判定手
段が判定すると、レンズ移動手段による収束用レンズの
移動を停止させ、収束用レンズが焦点位置に達するまで
に得られた反射光に基づく情報から、収束用レンズが焦
点位置を超えて光ディスクに接近しない移動量を移動量
設定手段に設定するレンズ移動制御手段を備えるもので
ある。
【0010】この発明に係る光ディスク装置は、移動量
設定手段に光ディスクと収束用レンズとが確実に接触し
ない収束用レンズの移動量を予め設定し、光ディスクを
装着した際に、レンズ移動手段が予め設定した移動量ま
で収束用レンズを移動させても、光ディスク上にレーザ
光が焦点を結ぶ焦点位置に収束用レンズが達しないこと
を位置判定手段が判定すると、予め設定した移動量を増
加させながらレンズ移動手段に収束用レンズの移動を行
わせ、収束用レンズが焦点位置に達したことを位置判定
手段が判定すると、レンズ移動手段による収束用レンズ
の移動を停止させ、収束用レンズが焦点位置に達するま
でに得られた反射光に基づく情報から、収束用レンズが
焦点位置を超えて光ディスクに接近しない移動量を移動
量設定手段に設定するレンズ移動制御手段を備えるもの
である。
【0011】この発明に係る光ディスク装置は、装置内
温度を検出する温度検出手段を備え、レンズ移動制御手
段は移動量設定手段に温度検出手段が検出した装置内温
度に対応した収束用レンズの移動量を予め設定するもの
である。
【0012】この発明に係る光ディスク装置は、レンズ
移動制御手段が移動量設定手段に収束用レンズの移動量
の増加分を予め設定するものである。
【0013】この発明に係る光ディスク装置は、反射光
検出手段が検出する反射光に基づいて、レンズ移動制御
手段が収束用レンズの移動量の増加分を変動させるもの
である。
【0014】この発明に係る光ディスク装置は、レンズ
移動制御手段が種々の反射光量に対応する収束用レンズ
の移動量を記憶しており、移動量設定手段に反射光検出
手段が検出する反射光量に応じた収束用レンズの移動量
を設定するものである。
【0015】この発明に係る光ディスク装置は、収束用
レンズを移動させる移動回数を移動量設定手段に予め設
定しておき、レンズ移動制御手段はレンズ移動手段に移
動回数分だけ収束用レンズを移動させるものである。
【0016】この発明に係る光ディスク装置は、収束用
レンズが焦点位置に達したことを位置判定手段が検出す
ると、レンズ移動制御手段がレンズ移動手段に収束用レ
ンズを光ディスクから離れる方向に移動させるものであ
る。
【0017】この発明に係る光ディスク装置は、反射光
検出手段が検出するレーザ光の反射光量に基づいて収束
用レンズが焦点位置に達したことを位置判定手段が判定
するものである。
【0018】この発明に係る光ディスク装置は、反射光
検出手段が検出するレーザ光の反射光から得られるフォ
ーカスエラー信号に基づいて、収束用レンズが焦点位置
に達したことを位置判定手段が判定するものである。
【0019】この発明に係る光ディスク装置は、反射光
検出手段が検出するレーザ光の反射光から得られる読み
取り信号に基づいて、収束用レンズが焦点位置に達した
ことを位置判定手段が判定するものである。
【0020】この発明に係る光ディスク装置は、反射光
検出手段が検出するレーザ光の反射光から得られるフォ
ーカスエラー信号と反射光量との比に基づいて、収束用
レンズが焦点位置に達したことを位置判定手段が判定す
るものである。
【0021】この発明に係る光ディスク装置は、移動量
設定手段に装置内温度に対応した光ディスク上にレーザ
光が焦点を結ぶ焦点位置に達する収束用レンズの移動量
を予め設定し、光ディスクを装着した際に、温度検出手
段が検出する装置内温度に応じた移動量でレンズ移動手
段に収束用レンズを移動させるレンズ移動制御手段を備
えるものである。
【0022】この発明に係る光ディスク装置は、光ディ
スクに接触する収束用レンズの移動量より小さい値で、
光ディスクと収束用レンズとが確実に接触しない移動量
を、温度検出手段が検出する装置内温度に応じて移動量
設定手段に予め設定するものである。
【0023】この発明に係る光ディスク装置は、収束用
レンズの移動を停止する際に、レンズ移動制御手段がレ
ンズ移動手段に収束用レンズを光ディスクから離れる方
向に移動させるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による光
ディスク装置を示す構成図である。図において、1は情
報の記録再生を行う媒体である光ディスクで、CD,D
VDなどがある。2はレーザ光の光源であるレーザ光発
生手段で、半導体レーザなどからなる。3はレーザ光発
生手段2が発生したレーザ光を光ディスク1上に集光す
る収束用レンズ、4はビームスプリッタで、図1の例で
はレーザ光発生手段2からのレーザ光を透過して収束用
レンズ3に導き、光ディスク1で反射したレーザ光を反
射光検出手段7に導く。5は収束用レンズ3が光ディス
ク1上にレーザ光が焦点を結ぶ焦点位置に達するよう
に、レーザ光の光軸に沿って移動させるレンズ移動手
段、6はレンズ移動手段5による収束用レンズ3の移動
量を設定する移動量設定手段、7は反射光検出手段であ
って、光ディスク1を装着した際、レンズ移動手段5に
よる収束用レンズ3の移動に伴って、光ディスク1から
のレーザ光の反射光を常時検出して位置判定手段8に出
力する。8は反射光検出手段7が検出した反射光に基づ
いて収束用レンズ3の位置を判定する位置判定手段、9
は位置判定手段8による収束用レンズ3の位置判定結果
に基づいて、移動量設定手段6に収束用レンズ3が焦点
位置を超えて光ディスク1に接近しない移動量を設定す
ることで、レンズ移動手段5の動作を制御するレンズ移
動制御手段である。
【0025】次に動作について説明する。図2は実施の
形態1による光ディスク装置の動作を示すフロー図であ
り、図2に沿って説明を行う。先ず、装置に光ディスク
1を装着し、電源を入れると装置は動作を開始する。こ
のとき、レーザ光発生手段2は光ディスク1に対するレ
ーザ光の出射を開始し、収束用レンズ3の移動量の許容
範囲を判定する動作を開始する。具体的には、レンズ移
動制御手段9がレンズ移動手段5に光ディスク1上にレ
ーザ光が焦点を結ぶ焦点位置に収束用レンズ3が達する
移動量まで、光ディスク1に確実に接触しない待機位置
からレーザ光の光軸に沿って進退(打ち上げ、打ち下
げ)を繰り返しながら収束用レンズ3を移動させる(ス
テップST1−1)。ここで、この実施の形態1による
光ディスク装置における上記の収束用レンズ3の移動
は、レーザ光の光軸に沿って進退(打ち上げ、打ち下
げ)を繰り返しながら移動させることなく、光ディスク
1に近づく方向にのみ移動させてもよい(打ち上げ動作
のみ)。
【0026】収束用レンズ3は、ステップST1−1に
おける移動を行いながら徐々にレーザ光の焦点が光ディ
スク1表面上に正しく合う焦点位置に接近してゆく。こ
のレンズ移動手段5による収束用レンズ3の移動の際
に、ビームスプリッタ4を介して反射光検出手段7は光
ディスク1からのレーザ光の反射光を常時検出する(ス
テップST1−2)。この反射光検出手段7は不図示の
受光素子を備えており、この受光素子は、例えば複数に
分割されて光ディスク1の記録面に反射光の焦点位置が
ない状態であると受光量に差が生じるように構成されて
いる。
【0027】反射光検出手段7が検出した反射光は位置
判定手段8に出力されて収束用レンズ3の位置が判定さ
れる。これを具体的に説明すると、例えば反射光検出手
段7が検出した反射光の全反射光量、フォーカスエラー
信号、及びこれらを用いて算出したパラメータから収束
用レンズ3の位置を判定する。
【0028】図3は実施の形態1による光ディスク装置
における収束用レンズの打ち上げ量に対する反射光検出
手段7が検出した反射光の全反射光量を示すグラフ図で
あり、(a)は収束用レンズの打ち上げ量に対する全反
射光量、(b)は(a)に示した全反射光量の最大値を
示している。図において、レンズ打ち上げ量とは待機位
置から光ディスク1表面側へ向かう収束用レンズ3の移
動量を示し、焦点検出レベルは光ディスク1表面にレー
ザ光が焦点を結ぶ焦点位置に収束用レンズ3が達したと
きの全反射光量の最大値を示している。また、図3
(a)に示す全反射光量の曲線の凸部を通る縦の破線
は、焦点位置に収束用レンズ3が達したときのレンズ打
ち上げ量を示している。
【0029】図3(a)に示すように、レンズ打ち上げ
量を徐々に大きくして収束用レンズ3を焦点位置に接近
させると、光ディスク1表面上におけるレーザ光が徐々
に集光し、反射光検出手段7が検出する全反射光量が大
きくなってゆく。そして、光ディスク1表面にレーザ光
の焦点がくる位置に収束用レンズ3が到達すると、最も
全反射光量が大きくなる。このようにレンズ打ち上げ量
に対する全反射光量を検出することで、収束用レンズ3
の焦点検出レベルを求めることができる。
【0030】図4は実施の形態1による光ディスク装置
における収束用レンズの打ち上げ量に対する反射光検出
手段7が検出した反射光から得られるフォーカスエラー
信号を示すグラフ図であり、(a)は収束用レンズの打
ち上げ量に対するフォーカスエラー信号、(b)は
(a)に示したフォーカスエラー信号の絶対値、(c)
は(b)に示すフォーカスエラー信号の絶対値の最大値
(フォーカスエラー信号の振幅の絶対値の最大値)を示
している。図において、フォーカスエラー信号とは、反
射光検出手段7の受光素子が検出する反射光の受光量の
差を表しており、この受光量の差はレーザ光の焦点の光
ディスク1に対するずれ(焦点ずれ)に対応している。
また、焦点検出レベルは光ディスク1表面にレーザ光が
焦点を結ぶ焦点位置に収束用レンズ3が達したときにお
けるフォーカスエラー信号の絶対値の最大値を示してお
り、レンズ打ち上げ量は図3に示したものと同様であ
る。さらに、図4(a)に示すフォーカスエラー信号の
零値を通る縦の破線は、焦点位置に収束用レンズ3が達
したときのレンズ打ち上げ量を示している。
【0031】図4(a)に示すように、収束用レンズ3
が徐々にレーザ光の焦点が光ディスク1表面上に接近す
ると、反射光検出手段7の受光素子が検出する受光量が
大きくなり、フォーカスエラー信号値が大きくなってゆ
く。そして、光ディスク1上にレーザ光の焦点がくる位
置に収束用レンズ3が到達すると、反射光検出手段7の
受光素子が検出する反射光の受光量の差がなくなり、フ
ォーカスエラー信号値が最小値(零値)を示す。収束用
レンズ3が焦点位置を超えて光ディスク1に接近する
と、例えば焦点位置を超えて進行方向やビーム形状が変
化した反射光を極性の異なる受光素子で検出することで
フォーカスエラー信号値が逆符号側に大きくなってゆ
く。このようにレンズ打ち上げ量に対するフォーカスエ
ラー信号を検出することで、収束用レンズ3の焦点検出
レベルを求めることができる。
【0032】上述のようにして、反射光検出手段7が検
出した反射光に基づいて、位置判定手段8が収束用レン
ズ3の位置を判定し、焦点位置に収束用レンズ3が達す
るまでステップST1−2における反射光の検出と収束
用レンズ3の焦点位置判定を繰り返す(ステップST1
−3)。
【0033】ステップST1−3において収束用レンズ
3が焦点位置に達したことを位置判定手段8が判定する
と、レンズ移動制御手段9はレンズ移動手段5による収
束用レンズ3の移動を直ちに停止し、焦点位置に達する
までの収束用レンズ3の移動量及び焦点検出レベルを不
図示のメモリに記憶する(ステップST1−4)。
【0034】このあと、ステップST1−5において、
レンズ移動制御手段9は焦点位置に達するまでの収束用
レンズ3の移動量を最大移動量として収束用レンズ3の
移動量の許容範囲を決定し、移動量設定手段6に収束用
レンズ3が焦点位置より光ディスク1に接近しないよう
にする。具体的には、装着された光ディスク1が交換な
どされていなければ、装置の電源を入れたときに、ステ
ップST1−3で得られた焦点検出レベルを基準とし
て、図3(b)に示すように反射光の全反射光量の最大
値が焦点検出レベルを超える移動量まで収束用レンズ3
が移動したと判定すると、レンズ移動制御手段9がレン
ズ移動手段5による収束用レンズ3の移動を直ちに停止
させる。
【0035】上記の他には、図4(c)に示すようにス
テップST1−3で得られた焦点検出レベルをフォーカ
スエラー信号の絶対値の最大値が超える移動量まで収束
用レンズ3が移動した(つまり、収束用レンズ3が確実
に焦点位置を超えたとき)と判定すると、レンズ移動制
御手段9がレンズ移動手段5による収束用レンズ3の移
動を直ちに停止するようにしてもよい。さらに、以下に
示す図5に示すパラメータを使って制御しても良く、こ
れについて説明する。
【0036】図5は実施の形態1による光ディスク装置
における収束用レンズの打ち上げ量に対する反射光検出
手段7が検出した反射光の全反射光量とフォーカスエラ
ー信号、及びこれらから算出されるパラメータを示すグ
ラフ図であり、(a)は収束用レンズの打ち上げ量に対
する反射光の全反射光量、(b)は収束用レンズの打ち
上げ量に対するフォーカスエラー信号、(c)は(b)
に示したフォーカスエラー信号の絶対値、(d)は
(a),(b)に示す全反射光量とフォーカスエラー信
号の絶対値との比を示している。図において、焦点検出
レベルはステップST1−3で得られた光ディスク1表
面にレーザ光が焦点を結ぶ焦点位置に収束用レンズ3が
達したときにおける全反射光量とフォーカスエラー信号
の絶対値とから算出した両者の比値を示しており、フォ
ーカスエラー信号、レンズ打ち上げ量は図4に示したも
のと同様である。さらに、図5(a),(b)に示す全
反射光量の極大値、及びフォーカスエラー信号の零値を
通る縦の破線は、焦点位置に収束用レンズ3が達したと
きのレンズ打ち上げ量を示している。
【0037】図5(d)に示すように、全反射光量とフ
ォーカスエラー信号の絶対値との比は焦点位置にて急峻
に立ち上がる。このため、全反射光量とフォーカスエラ
ー信号の絶対値との比を焦点位置判定のパラメータとし
て使用すると、全反射光量やフォーカスエラー信号より
正確に焦点位置を判定することができる。
【0038】さらに、上記の他に、位置判定手段8が反
射光から得られる光ディスク1に記録された情報の読み
取り信号に基づいて、収束用レンズ3が焦点位置に達し
たことを判定してもよい。具体的には、光ディスク装置
が光ディスク1上にレーザ光の焦点位置があるときに情
報の読み取りを行うため、情報の読み取り信号値を焦点
検出レベルとして用いる。
【0039】なお、収束用レンズ3が焦点位置に達した
ことを位置判定手段8が判定すると、レンズ移動制御手
段9がレンズ移動手段5に収束用レンズ3を光ディスク
1から離れる方向に移動させるようにしてもよい。
【0040】上述した処理によって収束用レンズ3の焦
点位置に近い位置まで収束用レンズ3を光ディスク1に
接触することなく移動させることができ、この後、収束
用レンズ3の焦点位置を基準としてフォーカスサーボ動
作を行って、正確な焦点位置にて光ディスク1に対する
情報の記録再生を行う。
【0041】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、光ディスク1を装着した際に、レンズ移動手段5に
よる収束用レンズ3の移動に伴って、反射光検出手段7
が反射光を常時検出し、光ディスク1上にレーザ光が焦
点を結ぶ焦点位置に収束用レンズ3が達したことを位置
判定手段8が判定すると、レンズ移動手段5による収束
用レンズ3の移動を停止させ、収束用レンズ3が焦点位
置に達するまでに得られた反射光に基づく情報から、収
束用レンズ3が焦点位置を超えて光ディスク1に接近し
ない移動量を移動量設定手段6に設定するレンズ移動制
御手段9を備えるので、フォーカスサーボを行う前に、
外部からの振動が加わっても収束用レンズ3が焦点位置
より光ディスク1に接近することがなく、収束用レンズ
3と光ディスク1との衝突を防止することができる。こ
れにより、収束用レンズ3と光ディスク1とが衝突する
ことによる収束用レンズの破損や光ディスク表面に傷が
付く可能性を低減することができる。
【0042】また、この実施の形態1によれば、収束用
レンズ3が焦点位置に達したことを位置判定手段8が判
定すると、レンズ移動制御手段9がレンズ移動手段5に
収束用レンズ3を光ディスク1から離れる方向に移動さ
せるので、収束用レンズ3と光ディスク1との衝突をよ
り確実に防止することができる。
【0043】さらに、この実施の形態1によれば、反射
光検出手段7が検出するレーザ光の反射光量に基づいて
収束用レンズ3が焦点位置に達したことを位置判定手段
8が判定するので、収束用レンズ3の移動に伴って移動
量を実測することから収束用レンズ3の移動量の許容範
囲を求めることができる。
【0044】さらに、この実施の形態1によれば、反射
光検出手段7が検出するレーザ光の反射光から得られる
フォーカスエラー信号に基づいて、収束用レンズ3が焦
点位置に達したことを位置判定手段8が判定するので、
上記段落0043に記載した効果とともに、フォーカス
エラー信号の絶対値の最大値をとることで、確実に収束
用レンズ3が焦点位置に達したことを判定することがで
き、収束用レンズ3が焦点位置に満たない位置を焦点位
置として誤判定してしまうことを防止することができ
る。
【0045】さらに、この実施の形態1によれば、反射
光検出手段7が検出するレーザ光の反射光から得られる
読み取り信号に基づいて、収束用レンズが焦点位置に達
したことを位置判定手段が判定するので、焦点位置を正
確に判定することができる。
【0046】さらに、この実施の形態1によれば、反射
光検出手段7が検出するレーザ光の反射光から得られる
フォーカスエラー信号と反射光量との比に基づいて、収
束用レンズ3が焦点位置に達したことを位置判定手段8
が判定するので、フォーカスエラー信号強度と反射光量
との比は、焦点位置の極近傍において急峻に立ち上がる
値が得られることから、より正確に焦点位置を判定する
ことができる。
【0047】実施の形態2.上記実施の形態1では収束
用レンズの移動の際に光ディスクからのレーザ光の反射
光を常時検出して焦点位置を判定するものを示したが、
この実施の形態2は移動量設定手段に収束用レンズの移
動量を予め設定し、予め設定した移動量まで収束用レン
ズを移動させても光ディスク上にレーザ光が焦点を結ぶ
焦点位置に収束用レンズが達しないと、焦点位置判定を
行って収束用レンズの移動量の許容範囲を決定するもの
である。
【0048】図6はこの発明の実施の形態2による光デ
ィスク装置を示す構成図である。図において、6aは移
動量設定手段であって、実験的に求めた光ディスク1と
収束用レンズとが確実に接触しない収束用レンズ3の移
動量が予め設定されている。9aは移動量設定手段6a
に予め設定された移動量まで収束用レンズ3を移動させ
ても、焦点位置に収束用レンズ3が達しないと位置判定
手段8が判定すると、収束用レンズ3の移動量の許容範
囲を判定して、収束用レンズ3が焦点位置を超えて光デ
ィスク1に接近しない移動量を設定するレンズ移動制御
手段である。なお、図1と同一構成要素には同一符号を
付して重複する説明を省略する。
【0049】次に動作について説明する。図7は実施の
形態2による光ディスク装置の動作を示すフロー図であ
り、図7に沿って説明を行う。先ず、装置に光ディスク
1を装着すると、レンズ移動制御手段9aは、レンズ移
動手段5に移動量設定手段6aに予め設定された移動量
までレーザ光の光軸に沿って進退を繰り返しながら収束
用レンズ3を移動させる(ステップST2−1)。移動
量設定手段6aに予め設定しておく収束用レンズ3の移
動量は、あらゆる光ディスク1に対して確実に収束用レ
ンズ3と光ディスク1とが接触しない移動量を実験的に
求めたものである(具体的には、複数種類の光ディスク
の厚さや反りなどの製品規格を考慮して確実に衝突が起
こらないような移動量をレーザ光の反射光に応じた値と
して求めておく)。また、この予め設定した移動量から
収束用レンズ3が焦点位置に達する移動量を求めてお
き、この移動量から位置判定手段8が位置判定に使用す
るパラメータに応じた焦点検出レベルを算出してレンズ
移動制御手段9aの不図示のメモリに設定しておく。
【0050】ステップST2−1における収束用レンズ
3の移動に伴って、反射光検出手段7は光ディスク1か
らのレーザ光の反射光を検出し、位置判定手段8に出力
する。これにより、反射光検出手段7が検出する反射光
に基づいて、位置判定手段8は収束用レンズ3が焦点位
置に達するか否かを判定する(ステップST2−2)。
具体的には、移動量設定手段6aに予め設定した移動量
まで収束用レンズ3を移動させたときに、位置判定手段
8が収束用レンズ3の位置判定に使用する上記実施の形
態1にて説明したパラメータ(全反射光量の最大値な
ど)の値が、焦点検出レベルを超えた場合に焦点位置に
収束用レンズ3が達したと判定する。
【0051】また、ステップST2−2の動作におい
て、装着した光ディスク1の種類の違いや個体差から予
め設定した移動量まで収束用レンズ3を移動させても、
焦点検出レベルを上記パラメータの値が超えず、焦点位
置に収束用レンズ3が達しないと位置判定手段8が判定
するとステップST2−3に進む。ステップST2−3
にてレンズ移動制御手段9aは移動量設定手段6aに予
め設定した移動量を増加させ、再びステップST2−1
からの動作を行う。ここで、収束用レンズ3の移動量の
増加は、収束用レンズ3と光ディスク1とが接触するこ
とがないように、収束用レンズ3が光ディスク1側に移
動(打ち上げ)した後、再び最初の位置に戻る方向に移
動(打ち下げ)した後に行うようにする。
【0052】なお、収束用レンズ3の移動量の増加分
は、移動量設定手段6aに予め設定した移動量を考慮し
て、確実に収束用レンズ3と光ディスク1とが接触しな
い値を求めておき、これを移動量設定手段6aに予め設
定してもよい。また、収束用レンズ3の移動回数を設定
し、これに応じて収束用レンズ3の移動量の増加分を設
定してもよい。
【0053】ここで、上記以外のレンズ移動制御手段9
aによる収束用レンズ3の移動量の増加動作について説
明する。図8は実施の形態2による光ディスク装置のレ
ンズ打ち上げ量に対する全反射光量の最大値を示すグラ
フ図である。図において、a,b,cは全反射光量の最
大値の増加分を示している。また、焦点検出レベルは焦
点位置に収束用レンズ3が達するときの全反射光量の最
大値であり、移動量設定手段6aに予め設定した収束用
レンズ3の移動量から求めたものである。移動量設定手
段6aに予め設定した移動量まで収束用レンズ3を移動
させても焦点位置に達しなかった、つまり、位置判定手
段8が収束用レンズ3の位置判定に使用する全反射光量
の最大値が焦点検出レベルを超えなかった場合、レンズ
移動制御手段9aが収束用レンズ3の移動量を増加させ
る。この増加動作は焦点検出レベルに対応する全反射光
量の最大値まで一定の増加分で増加させるより、全反射
光量の値に応じて変動させてゆく方が、より迅速且つ正
確に焦点位置まで収束用レンズ3を移動させることがで
きる。
【0054】具体的には、全反射光量の最大値が図8に
示す増加分cだけ増加する移動量まで収束用レンズ3を
移動させても、全反射光量の最大値が焦点検出レベルを
超えず、収束用レンズ3が焦点位置から遠い位置にある
ので、レンズ移動制御手段9aは収束用レンズ3の移動
量を最も大きい増加分(例えば、増加分を5とする)で
増加させる。これにより、全反射光量の最大値が図8に
示す増加分bとなる移動量まで収束用レンズ3が移動し
て前回よりは収束用レンズ3が焦点位置に近い位置まで
移動するが、未だに全反射光量の最大値が焦点検出レベ
ルを超えず、焦点位置から離れている。そこで、レンズ
移動制御手段9aが収束用レンズ3の移動量を前回より
小さな増加分(例えば、増加分を3とする)で増加させ
る。これによって収束用レンズ3は焦点位置近傍まで移
動し、図8に示す増加分aで全反射光量の最大値が増加
する。このとき、収束用レンズ3の移動量をさらに小さ
な増加分(例えば、増加分を1とする)で増加させ、収
束用レンズ3をできる限り焦点位置の極近傍まで移動さ
せる。
【0055】一方、ステップST2−2の動作において
焦点位置に収束用レンズ3が達したことを位置判定手段
8が判定すると、ステップST2−4に進み、後段処理
としてフォーカスサーボ動作を行って光ディスク1に対
して情報の記録再生を行う。
【0056】なお、上記実施の形態2における移動量設
定手段6aに予め設定する収束用レンズ3の移動量は、
レンズ移動制御手段9aが種々の反射光量に対応する収
束用レンズ3の移動量を不図示のメモリなどに記憶して
おき、収束用レンズ3の移動にともなって反射光検出手
段7が検出する反射光量に応じて収束用レンズ3の移動
量を選択し、これを移動量設定手段に設定するようにし
てもよい。
【0057】また、収束用レンズ3が焦点位置に達した
ことを位置判定手段8が検出すると、レンズ移動制御手
段9aがレンズ移動手段5に収束用レンズ3を光ディス
ク1から離れる方向に移動させるようにしてもよい。
【0058】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、移動量設定手段6aに光ディスク1と収束用レンズ
3とが確実に接触しない収束用レンズ3の移動量を予め
設定し、光ディスク1を装着した際に、レンズ移動手段
5が予め設定した移動量まで収束用レンズ3を移動させ
ても、光ディスク1上にレーザ光が焦点を結ぶ焦点位置
に収束用レンズ3が達しないことを位置判定手段8が判
定すると、予め設定した移動量を増加させながらレンズ
移動手段5に収束用レンズ3の移動を行わせ、収束用レ
ンズ3が焦点位置に達したことを位置判定手段8が判定
すると、レンズ移動手段5による収束用レンズ3の移動
を停止させ、収束用レンズ3が焦点位置に達するまでに
得られた反射光に基づく情報から、収束用レンズ3が焦
点位置を超えて光ディスク1に接近しない移動量を移動
量設定手段6aに設定するレンズ移動制御手段9aを備
えるので、外部から振動などが加わっても焦点位置より
収束用レンズ3が光ディスク1に接近しないことから、
収束用レンズ3と光ディスク1とが衝突することを防止
することができる。また、上記実施の形態1の構成と異
なり予め設定した移動量まで収束用レンズ3を移動させ
たときに焦点位置が検出されれば、収束用レンズ3が焦
点位置に達するかどうかを常時判定したり、収束用レン
ズ3の移動中に移動量を新たに設定する必要がないの
で、位置判定手段8、移動量設定手段6a、及びレンズ
移動制御手段9aの負荷を軽減することができる。
【0059】また、この実施の形態2によれば、レンズ
移動制御手段9aが移動量設定手段6aに収束用レンズ
3の移動量の増加分を予め設定するので、移動量設定手
段6aに予め設定した移動量を考慮して、確実に収束用
レンズ3と光ディスク1とが接触しない増加分を設定す
ることで、収束用レンズ3と光ディスク1とが衝突する
ことを防止することができる。
【0060】さらに、この実施の形態2によれば、反射
光検出手段7が検出する反射光に基づいて、レンズ移動
制御手段9aが収束用レンズ3の移動量の増加分を変動
させるので、迅速且つ正確な焦点位置に収束用レンズ3
を移動させることができる。
【0061】さらに、この実施の形態2によれば、レン
ズ移動制御手段9aが種々の反射光量に対応する収束用
レンズ3の移動量を記憶しており、移動量設定手段6a
に反射光検出手段7が検出する反射光量に応じた収束用
レンズ3の移動量を設定するので、光ディスク1の種類
や個体差などに対応する収束用レンズ3の移動量を記憶
しておくことで、より迅速且つ正確な焦点位置に収束用
レンズ3を移動させることができる。
【0062】さらに、この実施の形態2によれば、収束
用レンズ3を移動させる移動回数を移動量設定手段6a
に予め設定しておき、レンズ移動制御手段9aはレンズ
移動手段5に移動回数分だけ収束用レンズ3を移動させ
るので、迅速に焦点位置まで収束用レンズ3を移動させ
ることができる。
【0063】さらに、この実施の形態2によれば、収束
用レンズ3が焦点位置に達したことを位置判定手段8が
検出すると、レンズ移動制御手段9aがレンズ移動手段
5に収束用レンズ3を光ディスク1から離れる方向に移
動させるので、収束用レンズ3と光ディスク1との衝突
を確実に防止することができる。
【0064】実施の形態3.この実施の形態3では、装
置内温度に対応する収束用レンズの移動量を移動量設定
手段に予め設定しておき、温度検出手段が検出した装置
内温度に応じた移動量で収束用レンズを移動させるもの
である。
【0065】図9はこの発明の実施の形態3による光デ
ィスク装置を示す構成図である。図において、6cは装
置内温度に対応した光ディスク1上にレーザ光が焦点を
結ぶ焦点位置に達する収束用レンズ3の移動量を予め設
定した移動量設定手段である。この移動量設定手段6c
に設定する移動量は、様々な装置内温度において実験的
に求めた値である。9bは温度検出手段10が検出する
装置内温度に応じた移動量でレンズ移動手段5に収束用
レンズ3を移動させるレンズ移動制御手段である。な
お、図1と同一構成要素には同一符号を付して重複する
説明を省略する。
【0066】次に動作について説明する。図10は実施
の形態3による光ディスク装置の動作を示すフロー図で
あり、図10に沿って説明を行う。先ず、装置に光ディ
スク1が装着されると、温度検出手段10は装置内温度
を検出し、レンズ移動制御手段9bに出力する(ステッ
プST3−1)。
【0067】レンズ移動制御手段9bは、移動量設定手
段6cに予め設定された収束用レンズ3の移動量からス
テップST3−1にて検出された装置内温度に応じた移
動量を選択し、レンズ移動手段5に出力する移動量とし
て設定する(ステップST3−2)。
【0068】ステップST3−2において設定された移
動量(当該装置内温度における収束用レンズ3が焦点位
置まで達する移動量)まで収束用レンズ3を移動させる
(ステップST3−3)。この後、フォーカスサーボ動
作を行って、光ディスク1に対する情報の記録再生を行
う。
【0069】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、移動量設定手段6cに装置内温度に対応した光ディ
スク1上にレーザ光が焦点を結ぶ焦点位置に達する収束
用レンズ3の移動量を予め設定し、光ディスク1を装着
した際に、温度検出手段10が検出する装置内温度に応
じた移動量でレンズ移動手段5に収束用レンズ3を移動
させるレンズ移動制御手段9bを備えるので、装置内温
度が変化しても収束用レンズ3が焦点位置を超えて光デ
ィスク1に接近することがないことから、収束用レンズ
3と光ディスク1との衝突を防止することができる。ま
た、上記実施の形態の構成と異なり収束用レンズ3の移
動量は予め設定されるので、収束用レンズ3が焦点位置
に達するかどうかを判定する位置判定手段を省略するこ
とができる。さらに、収束用レンズ3の移動中に移動量
を新たに設定する必要がないので、移動量設定手段6
c、及びレンズ移動制御手段9bの負荷を軽減すること
ができる。
【0070】実施の形態4.上記実施の形態3では、位
置判定手段を省略し、温度検出手段が検出した装置内温
度に応じた移動量で収束用レンズを移動させるものを示
したが、この実施の形態4は上記実施の形態3による構
成に位置判定手段を加え、予め設定した移動量で収束用
レンズを移動させても焦点位置に達しなかった場合に対
応できるようにしたものである。
【0071】図11はこの発明の実施の形態4による光
ディスク装置を示す構成図である。図において、6dは
装置内温度に対応した光ディスク1上にレーザ光が焦点
を結ぶ焦点位置に達する収束用レンズ3の移動量を予め
設定した移動量設定手段である。この移動量設定手段6
dに設定する移動量は、様々な装置内温度において実験
的に求めた値である。また、この予め設定した移動量か
ら収束用レンズ3が焦点位置に達する移動量を求めてお
き、この移動量から位置判定手段8が位置判定に使用す
るパラメータに応じた焦点検出レベルを算出してレンズ
移動制御手段9cの不図示のメモリに設定しておく。9
cは温度検出手段10が検出する装置内温度に応じた移
動量でレンズ移動手段5に収束用レンズ3を移動させ、
この移動量まで収束用レンズ3を移動させても、焦点位
置まで達しないと位置判定手段8が判定すると、収束用
レンズ3の移動量の許容範囲を判定して、焦点位置より
光ディスク1に接近しない収束用レンズ3の移動量を設
定するレンズ移動制御手段である。なお、図1及び図9
と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明を省
略する。
【0072】次に動作について説明する。図12は実施
の形態4による光ディスク装置の動作を示すフロー図で
あり、図12に沿って説明する。先ず、装置に光ディス
ク1が装着されると、温度検出手段10は装置内温度を
検出し、レンズ移動制御手段9cに出力する(ステップ
ST4−1)。
【0073】レンズ移動制御手段9cは、移動量設定手
段6dに予め設定された収束用レンズ3の移動量からス
テップST4−1にて検出された装置内温度に応じた移
動量を選択し、レンズ移動手段5に出力する移動量とし
て設定する(ステップST4−2)。
【0074】ステップST4−2において設定された移
動量(当該装置内温度における収束用レンズ3が焦点位
置まで達する移動量)まで収束用レンズ3を移動させる
(ステップST4−3)。
【0075】ステップST4−3における収束用レンズ
3の移動に伴って、反射光検出手段7は光ディスク1か
らのレーザ光の反射光を検出し、位置判定手段8に出力
する。これにより、反射光検出手段7が検出する反射光
に基づいて、位置判定手段8は収束用レンズ3が焦点位
置に達するか否かを判定する(ステップST4−4)。
具体的には、ステップST4−2で移動量設定手段6d
に設定された移動量まで収束用レンズ3を移動させたと
きに、位置判定手段8が収束用レンズ3の位置判定に使
用する上記実施の形態1にて説明したパラメータ(全反
射光量の最大値など)の値が焦点検出レベルを超えた場
合に収束用レンズ3が焦点位置に達したと判定する。
【0076】また、ステップST4−4において、装着
した光ディスク1の種類の違いや個体差から予め設定し
た移動量まで収束用レンズ3を移動させても、焦点検出
レベルを上記パラメータの値が超えず、焦点位置に収束
用レンズ3が達しないと位置判定手段8が判定するとス
テップST4−5に進む。ステップST4−5にてレン
ズ移動制御手段9cは移動量設定手段6dに予め設定し
た移動量を増加させ、再びステップST4−3からの動
作を行う。この移動量の増加動作は上記実施の形態2と
同様であるので重複する説明を省略する。
【0077】一方、ステップST4−4において焦点位
置に収束用レンズ3が達したことを位置判定手段8が判
定すると、ステップST4−6に進み、後段処理として
フォーカスサーボ動作を行って光ディスク1に対して情
報の記録再生を行う。
【0078】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、装置内温度を検出する温度検出手段10と、移動量
設定手段6dに装置内温度に対応した収束用レンズ3の
移動量を予め設定し、光ディスク1を装着した際に、レ
ンズ移動手段5が予め設定した移動量まで収束用レンズ
3を移動させても、光ディスク1上にレーザ光が焦点を
結ぶ焦点位置に収束用レンズ3が達しないことを位置判
定手段8が判定すると、予め設定した移動量を増加させ
ながらレンズ移動手段5に収束用レンズ3の移動を行わ
せ、収束用レンズ3が焦点位置に達したことを位置判定
手段8が判定すると、レンズ移動手段5による収束用レ
ンズ3の移動を停止させ、収束用レンズ3が焦点位置に
達するまでに得られた反射光に基づく情報から、収束用
レンズ3が焦点位置を超えて光ディスク1に接近しない
移動量を移動量設定手段6dに設定するレンズ移動制御
手段9cとを備えるので、装置内温度が変化しても収束
用レンズ3が焦点位置を超えて光ディスク1に接近する
ことがないことから、収束用レンズ3と光ディスク1と
の衝突を防止することができる。上記実施の形態1の構
成と異なり予め設定した移動量まで収束用レンズ3を移
動させたときに焦点位置が検出されれば、収束用レンズ
3が焦点位置に達するかどうかを常時判定したり、収束
用レンズ3の移動中に移動量を新たに設定する必要がな
いので、位置判定手段8、移動量設定手段6d、及びレ
ンズ移動制御手段9cの負荷を軽減することができる。
【0079】さらに、上記実施の形態3の構成と比較し
て、より正確に収束用レンズ3を焦点位置まで移動させ
ることができる。
【0080】なお、上記実施の形態3及び実施の形態4
では、移動量設定手段6c,6dに装置内温度に対応し
た焦点位置に達する収束用レンズ3の移動量を予め設定
したが、光ディスク1に接触する収束用レンズ3の移動
量を実験的に求め、これより小さい値で光ディスク1と
収束用レンズ3とが確実に接触しない移動量を温度検出
手段10が検出する装置内温度に対応して予め設定する
ようにしてもよい。これにより、収束用レンズ3が光デ
ィスク1と接触せず、且つ、焦点位置を超えるまで移動
させることができることから、より確実に焦点位置まで
収束用レンズ3を移動させることができる。
【0081】また、上記実施の形態1から4において、
収束用レンズ3の移動を停止する際に、レンズ移動制御
手段9,9a,9b,9cがレンズ移動手段5に収束用
レンズ3を光ディスク1から離れる方向に移動させても
よい。これにより、光ディスク1と収束用レンズ3との
衝突を確実に防止することができる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光デ
ィスクを装着した際に、レンズ移動手段による収束用レ
ンズの移動に伴って、反射光検出手段が反射光を常時検
出し、収束用レンズが光ディスク上にレーザ光が焦点を
結ぶ焦点位置に達したことを位置判定手段が判定する
と、レンズ移動手段による収束用レンズの移動を停止さ
せ、収束用レンズが焦点位置に達するまでに得られた反
射光に基づく情報から、収束用レンズが焦点位置を超え
て光ディスクに接近しない移動量を移動量設定手段に設
定するレンズ移動制御手段を備えるので、フォーカスサ
ーボを行う前に、外部からの振動が加わっても収束用レ
ンズが焦点位置より光ディスクに接近することがなく、
収束用レンズと光ディスクとの衝突を防止することがで
きる効果がある。これより、収束用レンズと光ディスク
とが衝突することによる収束用レンズの破損や光ディス
ク表面に傷が付く可能性を低減することができる効果が
ある。
【0083】この発明によれば、移動量設定手段に光デ
ィスクと収束用レンズとが確実に接触しない収束用レン
ズの移動量を予め設定し、光ディスクを装着した際に、
レンズ移動手段が予め設定した移動量まで収束用レンズ
を移動させても、光ディスク上にレーザ光が焦点を結ぶ
焦点位置に収束用レンズが達しないことを位置判定手段
が判定すると、予め設定した移動量を増加させながらレ
ンズ移動手段に収束用レンズの移動を行わせ、収束用レ
ンズが焦点位置に達したことを位置判定手段が判定する
と、レンズ移動手段による収束用レンズの移動を停止さ
せ、収束用レンズが焦点位置に達するまでに得られた反
射光に基づく情報から、収束用レンズが焦点位置を超え
て光ディスクに接近しない移動量を移動量設定手段に設
定するレンズ移動制御手段を備えるので、フォーカスサ
ーボを行う前に、外部からの振動が加わっても焦点位置
より収束用レンズが光ディスクに接近しないことから、
収束用レンズと光ディスクとが衝突することを防止する
ことができる効果がある。また、上記段落0082の構
成と比較して予め設定した移動量まで収束用レンズを移
動させたときに焦点位置が検出されれば、収束用レンズ
が焦点位置に達するかどうかを常時判定したり、収束用
レンズの移動中に移動量を新たに設定する必要がないの
で、位置判定手段、移動量設定手段、及びレンズ移動制
御手段の負荷を軽減することができる。
【0084】この発明によれば、装置内温度を検出する
温度検出手段を備え、レンズ移動制御手段は移動量設定
手段に温度検出手段が検出した装置内温度に対応した収
束用レンズの移動量を予め設定するので、上記段落00
83の構成に適用することで、装置内温度が変化しても
収束用レンズが焦点位置を超えて光ディスクに接近する
ことがないことから、収束用レンズと光ディスクとの衝
突を防止することができる効果がある。
【0085】また、上記段落0082の構成と異なり予
め設定した移動量まで収束用レンズを移動させたときに
焦点位置が検出されれば、収束用レンズが焦点位置に達
するかどうかを常時判定したり、収束用レンズの移動中
に移動量を新たに設定する必要がないので、位置判定手
段、移動量設定手段、及びレンズ移動制御手段の負荷を
軽減することができる。さらに、下記段落0095の構
成と比較して、より正確に収束用レンズを焦点位置まで
移動させることができる効果がある。
【0086】この発明によれば、レンズ移動制御手段が
移動量設定手段に収束用レンズの移動量の増加分を予め
設定するので、移動量設定手段に予め設定した移動量を
考慮して、確実に収束用レンズと光ディスクとが接触し
ない増加分を設定することで、収束用レンズと光ディス
クとが衝突することを防止することができる。
【0087】この発明によれば、反射光検出手段が検出
する反射光に基づいて、レンズ移動制御手段が収束用レ
ンズの移動量の増加分を変動させるので、迅速且つ正確
な焦点位置に収束用レンズを移動させることができる効
果がある。
【0088】この発明によれば、レンズ移動制御手段が
種々の反射光量に対応する収束用レンズの移動量を記憶
しており、移動量設定手段に反射光検出手段が検出する
反射光量に応じた収束用レンズの移動量を設定するの
で、光ディスクの種類や個体差などに対応する収束用レ
ンズの移動量を記憶しておくことで、より迅速且つ正確
な焦点位置に収束用レンズを移動させることができる効
果がある。
【0089】この発明によれば、収束用レンズを移動さ
せる移動回数を移動量設定手段に予め設定しておき、レ
ンズ移動制御手段はレンズ移動手段に移動回数分だけ収
束用レンズを移動させるので、迅速に焦点位置まで収束
用レンズを移動させることができる効果がある。
【0090】この発明によれば、収束用レンズが焦点位
置に達したことを位置判定手段が検出すると、レンズ移
動制御手段がレンズ移動手段に収束用レンズを光ディス
クから離れる方向に移動させるので、収束用レンズと光
ディスクとの衝突をより確実に防止することができる効
果がある。
【0091】この発明によれば、反射光検出手段が検出
するレーザ光の反射光量に基づいて収束用レンズが焦点
位置に達したことを位置判定手段が判定するので、収束
用レンズの移動に伴って移動量を実測することから収束
用レンズの移動量の許容範囲を求めることができる。
【0092】この発明によれば、反射光検出手段が検出
するレーザ光の反射光から得られるフォーカスエラー信
号に基づいて、収束用レンズが焦点位置に達したことを
位置判定手段が判定するので、上記段落0091による
効果とともに、フォーカスエラー信号の絶対値の最大値
をとることで、確実に収束用レンズが焦点位置に達した
ことを判定することができ、収束用レンズが焦点位置に
満たない位置を焦点位置として誤判定してしまうことを
防止することができる効果がある。
【0093】この発明によれば、反射光検出手段が検出
するレーザ光の反射光から得られる読み取り信号に基づ
いて、収束用レンズが焦点位置に達したことを位置判定
手段が判定するので、焦点位置を正確に判定することが
できる。
【0094】この発明によれば、反射光検出手段が検出
するレーザ光の反射光から得られるフォーカスエラー信
号と反射光量との比に基づいて、収束用レンズが焦点位
置に達したことを位置判定手段が判定するので、フォー
カスエラー信号強度と反射光量との比は、焦点位置の極
近傍において急峻に立ち上がる値が得られることから、
より正確に焦点位置を判定することができる効果があ
る。
【0095】この発明によれば、移動量設定手段に装置
内温度に対応した光ディスク上にレーザ光が焦点を結ぶ
焦点位置に達する収束用レンズの移動量を予め設定し、
光ディスクを装着した際に、温度検出手段が検出する装
置内温度に応じた移動量でレンズ移動手段に収束用レン
ズを移動させるレンズ移動制御手段を備えるので、装置
内温度が変化しても収束用レンズが焦点位置を超えて光
ディスクに接近することがないことから、収束用レンズ
と光ディスクとの衝突を防止することができる効果があ
る。
【0096】また、上記段落0082の構成と異なり収
束用レンズの移動量は予め設定されるので、収束用レン
ズが焦点位置に達するかどうかを判定する位置判定手段
を省略することができる。さらに、収束用レンズの移動
中に移動量を新たに設定する必要がないので、移動量設
定手段、及びレンズ移動制御手段の負荷を軽減すること
ができる。
【0097】この発明によれば、移動量設定手段に光デ
ィスクに接触する収束用レンズの移動量より小さい値
で、光ディスクと収束用レンズとが確実に接触しない移
動量を温度検出手段が検出する装置内温度に対応して予
め設定するので、収束用レンズが光ディスクと衝突せ
ず、且つ、焦点位置を超えるまで移動させることができ
ることから、より確実に焦点位置まで収束用レンズを移
動させることができる効果がある。
【0098】この発明によれば、収束用レンズの移動を
停止する際に、レンズ移動制御手段がレンズ移動手段に
収束用レンズを光ディスクから離れる方向に移動させる
ので、光ディスクと収束用レンズとの衝突を確実に防止
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光ディスク装
置を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1による光ディスク装置の動作を
示すフロー図である。
【図3】 実施の形態1による光ディスク装置における
収束用レンズの打ち上げ量に対する全反射光量を示すグ
ラフ図である。
【図4】 実施の形態1による光ディスク装置における
収束用レンズの打ち上げ量に対するフォーカスエラー信
号を示すグラフ図である。
【図5】 実施の形態1による光ディスク装置における
収束用レンズの打ち上げ量に対する全反射光量とフォー
カスエラー信号、及びこれらから算出されるパラメータ
を示すグラフ図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による光ディスク装
置を示す構成図である。
【図7】 実施の形態2による光ディスク装置の動作を
示すフロー図である。
【図8】 実施の形態2による光ディスク装置のレンズ
打ち上げ量に対する全反射光量の最大値を示すグラフ図
である。
【図9】 この発明の実施の形態3による光ディスク装
置を示す構成図である。
【図10】 実施の形態3による光ディスク装置の動作
を示すフロー図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による光ディスク
装置を示す構成図である。
【図12】 実施の形態4による光ディスク装置の動作
を示すフロー図である。
【図13】 従来の光ディスク装置における収束用レン
ズの打ち上げ設定値に対する収束用レンズの移動量の関
係を示すグラフ図である。
【図14】 従来の光ディスク装置における装置内温度
に対する収束用レンズの移動量の関係を示すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 レーザ光発生手段、3 収束用レ
ンズ、4 ビームスプリッタ、5 レンズ移動手段、
6,6a,6c,6d 移動量設定手段、7 反射光検
出手段、8 位置判定手段、9,9a,9b,9c レ
ンズ移動制御手段、10 温度検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 弘行 兵庫県神戸市兵庫区浜山通6丁目1番2号 三菱電機コントロールソフトウエア株式 会社内 Fターム(参考) 5D117 AA02 BB03 BB06 CC01 CC04 CC07 DD03 DD08 DD10 DD12 DD14 DD15 FF04 FX07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクと、レーザ光を発するレーザ
    発光手段と、このレーザ発光手段からの上記レーザ光を
    上記光ディスク上に集光する収束用レンズと、この収束
    用レンズを上記レーザ光の光軸に沿って移動させるレン
    ズ移動手段と、このレンズ移動手段による上記収束用レ
    ンズの移動量を設定する移動量設定手段と、上記光ディ
    スクからの上記レーザ光の反射光を検出する反射光検出
    手段と、この反射光に基づいて上記収束用レンズの位置
    を判定する位置判定手段とを備えた光ディスク装置にお
    いて、 上記光ディスクを装着した際に、上記レンズ移動手段に
    よる上記収束用レンズの移動に伴って、上記反射光検出
    手段が上記反射光を常時検出し、上記光ディスク上に上
    記レーザ光が焦点を結ぶ焦点位置に上記収束用レンズが
    達したことを上記位置判定手段が判定すると、上記レン
    ズ移動手段による上記収束用レンズの移動を停止させ、
    上記収束用レンズが上記焦点位置に達するまでに得られ
    た上記反射光に基づく情報から、上記収束用レンズが上
    記焦点位置を超えて上記光ディスクに接近しない移動量
    を上記移動量設定手段に設定するレンズ移動制御手段を
    備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクと、レーザ光を発するレーザ
    発光手段と、このレーザ発光手段からの上記レーザ光を
    上記光ディスク上に集光する収束用レンズと、この収束
    用レンズを上記レーザ光の光軸に沿って移動させるレン
    ズ移動手段と、このレンズ移動手段による上記収束用レ
    ンズの移動量を設定する移動量設定手段と、上記光ディ
    スクからの上記レーザ光の反射光を検出する反射光検出
    手段と、この反射光に基づいて上記収束用レンズの位置
    を判定する位置判定手段とを備えた光ディスク装置にお
    いて、 上記移動量設定手段に上記光ディスクと上記収束用レン
    ズとが確実に接触しない上記収束用レンズの移動量を予
    め設定し、 上記光ディスクを装着した際に、上記レンズ移動手段が
    上記予め設定した移動量まで上記収束用レンズを移動さ
    せても、上記光ディスク上に上記レーザ光が焦点を結ぶ
    焦点位置に上記収束用レンズが達しないことを上記位置
    判定手段が判定すると、上記予め設定した移動量を増加
    させながら上記レンズ移動手段に上記収束用レンズの移
    動を行わせ、上記収束用レンズが上記焦点位置に達した
    ことを上記位置判定手段が判定すると、上記レンズ移動
    手段による上記収束用レンズの移動を停止させ、上記収
    束用レンズが上記焦点位置に達するまでに得られた上記
    反射光に基づく情報から、上記収束用レンズが上記焦点
    位置を超えて上記光ディスクに接近しない移動量を上記
    移動量設定手段に設定するレンズ移動制御手段を備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 装置内温度を検出する温度検出手段を備
    え、 レンズ移動制御手段は、移動量設定手段に上記温度検出
    手段が検出した上記装置内温度に対応した収束用レンズ
    の移動量を予め設定することを特徴とする請求項2記載
    の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 レンズ移動制御手段は、移動量設定手段
    に収束用レンズの移動量の増加分を予め設定することを
    特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 レンズ移動制御手段は、反射光検出手段
    が検出する反射光に基づいて収束用レンズの移動量の増
    加分を変動させることを特徴とする請求項2記載の光デ
    ィスク装置。
  6. 【請求項6】 レンズ移動制御手段は、種々の反射光量
    に対応する収束用レンズの移動量を記憶しており、移動
    量設定手段に反射光検出手段が検出する上記反射光量に
    応じた上記収束用レンズの移動量を設定することを特徴
    とする請求項2記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 収束用レンズを移動させる移動回数を移
    動量設定手段に予め設定しておき、 レンズ移動制御手段は、レンズ移動手段に上記移動回数
    分だけ上記収束用レンズを移動させることを特徴とする
    請求項2から請求項6のうちのいずれか1項記載の光デ
    ィスク装置。
  8. 【請求項8】 レンズ移動制御手段は、収束用レンズが
    焦点位置に達したことを位置判定手段が検出すると、レ
    ンズ移動手段に上記収束用レンズを光ディスクから離れ
    る方向に移動させることを特徴とする請求項1から請求
    項7のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 位置判定手段は、反射光検出手段が検出
    するレーザ光の反射光量に基づいて収束用レンズが焦点
    位置に達したことを判定することを特徴とする請求項1
    から請求項8のうちのいずれか1項記載の光ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 位置判定手段は、反射光検出手段が検
    出するレーザ光の反射光から得られるフォーカスエラー
    信号に基づいて、収束用レンズが焦点位置に達したこと
    を判定することを特徴とする請求項1から請求項8のう
    ちのいずれか1項記載の光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 位置判定手段は、反射光検出手段が検
    出するレーザ光の反射光から得られる読み取り信号に基
    づいて、収束用レンズが焦点位置に達したことを判定す
    ることを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいず
    れか1項記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 位置判定手段は、反射光検出手段が検
    出するレーザ光の反射光から得られるフォーカスエラー
    信号と反射光量との比に基づいて、収束用レンズが焦点
    位置に達したことを判定することを特徴とする請求項1
    から請求項8のうちのいずれか1項記載の光ディスク装
    置。
  13. 【請求項13】 光ディスクと、レーザ光を発するレー
    ザ発光手段と、このレーザ発光手段からの上記レーザ光
    を上記光ディスク上に集光する収束用レンズと、この収
    束用レンズを上記レーザ光の光軸に沿って移動させるレ
    ンズ移動手段と、このレンズ移動手段による上記収束用
    レンズの移動量を設定する移動量設定手段と、装置内温
    度を検出する温度検出手段とを備えた光ディスク装置に
    おいて、 上記移動量設定手段に装置内温度に対応した上記光ディ
    スク上に上記レーザ光が焦点を結ぶ焦点位置に達する上
    記収束用レンズの移動量を予め設定し、 上記光ディスクを装着した際に、上記温度検出手段が検
    出する装置内温度に応じた上記移動量で上記レンズ移動
    手段に上記収束用レンズを移動させるレンズ移動制御手
    段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 光ディスクに接触する収束用レンズの
    移動量より小さい値で、上記光ディスクと上記収束用レ
    ンズとが確実に接触しない移動量を、温度検出手段が検
    出する装置内温度に応じて移動量設定手段に予め設定す
    ることを特徴とする請求項3又は請求項13記載の光デ
    ィスク装置。
  15. 【請求項15】 レンズ移動制御手段は、収束用レンズ
    の移動を停止する際に、レンズ移動手段に上記収束用レ
    ンズを光ディスクから離れる方向に移動させることを特
    徴とする請求項1から請求項14のうちのいずれか1項
    記載の光ディスク装置。
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JP2007273051A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク駆動装置
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