JP2001250094A - 情報記録再生装置および情報記録再生方法および情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報記録再生装置および情報記録再生方法および情報処理システムおよび情報処理方法

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JP2001250094A
JP2001250094A JP2000061080A JP2000061080A JP2001250094A JP 2001250094 A JP2001250094 A JP 2001250094A JP 2000061080 A JP2000061080 A JP 2000061080A JP 2000061080 A JP2000061080 A JP 2000061080A JP 2001250094 A JP2001250094 A JP 2001250094A
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Taku Sawada
卓 澤田
Ryoichi Shimizu
亮一 志水
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用情報及び物品の管理を同時に実行可能な
情報記録再生装置および情報記録再生方法と、情報処理
システムおよび情報処理方法を提供する。 【解決手段】 貸出商品Matに添設した情報タグTF
に、この貸出商品Matを特定する第1種別情報isj
1と、この貸出商品Matの使用履歴に関わる第3種別
情報isj3をアクティブ情報として記録する。第3種
別情報isj3は、カードリーダライタCRWが利用者
カードCmcdから読み出した顧客データjcstmに
基づきコントローラCTRが編成するか、または情報タ
グTFに読み書きするリーダライタ装置RWの備える入
力キーIpkyから入力し、いずれもリーダライタ装置
RWにより情報タグTFに記録する。これにより貸出商
品Mat自体が使用者履歴情報をアクティブな生情報と
して常に保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録再生装置
および情報記録再生方法および情報処理システムおよび
情報処理方法に関し、特に非接触型データキャリア装置
である情報タグおよび情報タグの情報記録再生方法、お
よび、情報タグに係る情報処理システムおよび情報処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データキャリア装置は、データの記憶機
能とデータの伝送機能を備えた小型・可搬式のデータ記
憶装置の一般的な呼称である。このようなデータキャリ
ア装置は、その形状、構造、機能、データの伝送方式、
記憶容量およびアクセス速度、通信距離、駆動源、利用
分野及び利用目的などによって様々な種類のものが存在
するが、これらの内でも、離れた位置からのデータ読み
書きを可能にするものが非接触型データキャリア装置で
ある。従来、利用者が容易に携帯可能な、例えばウオレ
ット(札入れ)寸法の非接触型データキャリア装置とし
て、非接触型ICカードや非接触型メモリカード、ある
いはワイヤレスICカードと呼称されるものがあり、例
えば運輸交通機関の料金決済手段、すなわち非接触方式
の定期券としての開発と実験的試用が進行している段階
にある。
【0003】他方、最近とりわけ注目されている非接触
型データキャリア装置としてRFID(無線識別担持
体)がある。RFIDは、商品等に容易に貼付可能に小
型で薄型に構成され、情報タグ(非接触型ICタグ)と
して実現または開発されている。情報タグの代表的な製
品例として、テレファイル(商品名:TeleFil
e)がある。これは非接触による電源と情報授受機能お
よび記憶機能を備える薄型の半導体チップをアンテナと
ともに小型の基台に貼設した構成であり、基台ごと容易
に商品や製品に貼付または添設可能である。この機能を
利用して、電池を内蔵しない、メモリ機能を有して非接
触で情報授受する商品ラベルや商品タグが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の情
報タグは、情報の書込/読取装置であるリーダライタ装
置から非接触に置かれて、リーダライタ装置から例えば
電磁界により電力供給され、かつ情報授受することによ
り、内蔵する不揮発性メモリへ情報を記録し、または不
揮発性メモリから情報を再生する機能を備えてリーダラ
イタ装置によって非接触(遠隔)状態で読取り可能とす
るものであった。
【0005】この情報タグを商品タグとして使用する場
合、不揮発性メモリに記録される情報として、この商品
タグが添設された対象物品の識別符号やこの物品の定価
が記録される。これら情報をリーダ・ライタ装置によっ
て非接触(遠隔)で読取ることにより、対象物品の識別
や定価の確認が非接触で実行可能となる。この機能を利
用した適用例として、商品に添設された商品タグそれぞ
れにその商品固有の整理符号を記録し、中央集中管理側
(ホストコンピュータ)から指示してリーダライタ装置
を端末機器として使い、この端末機器が商品タグから整
理符号を読み出して回線経由で中央集中管理側へ送信す
ることにより、中央集中管理側で商品の在庫管理を行う
システム等が実用化されている。
【0006】ところで上記のような従来の情報タグによ
れば、添設されている物品のID符号や定価といった、
当該物品に関するデータ量の限られた情報のみを情報タ
グ内のメモリ手段に記録し、こうした物品に関する例え
ばマーケット情報や時系列販売情報といったデータ量の
多い応用情報は、情報タグ内の不揮発性メモリに記録す
る代わりに、別途に設けられた大容量の磁気ディスク装
置などによるデータベース内に集中させて記録するとい
う中央集中式の基本概念(コンセプト)が適用されてお
り、しかも従来、それが殆ど全てであった。
【0007】これによると、ファイル構造を階層的に
し、上位ファイルと下位ファイルが置かれる位置を中央
側(集中データベース)と現場側(情報タグ)とに分離
して、とりわけ応用情報を集中データベース側の上位フ
ァイルに展開させ、中央側の集中管理によるオンライン
での上位ファイルまたは下位ファイルの参照、また上位
ファイルと下位ファイル内容の記録・更新・再生が従
来、実行されてきた。このように、ある一個の着目する
商品に関する情報が、この商品に添設されている情報タ
グ内の記録分と、中央側の集中データベース内の記録分
とに機能上分散または分割して記録されている場合は、
たとえば情報を比較し或いは統合的に検討する際などに
は、分散されている各記録分をそれぞれ個々にアクセス
する作業が必要となり、よって当該商品に関する情報の
アクセス(記録、更新、再生)が必ずしも合理的且つ効
率的に遂行できないという問題があった。
【0008】前記の情報アクセスに係り発生する問題に
加えて、さらに情報管理(整理、追加、削除)について
も、着目する商品に関する情報の保管位置が分散されて
いるから、商品に添設されていることで商品と一体に扱
うことができる情報タグの管理と、この商品と物理的に
一体化されていない、別の位置にある他の記憶手段に格
納された集中データベースの管理との両方を実行する必
要があることから、情報管理が必ずしも合理的且つ効率
的に遂行できず、あまつさえ管理費用が嵩むという問題
があった。さらに物品自体の管理(物品管理)は、この
情報管理とは別に実施する必要があり、この点について
もやはり合理的ではなかった。このように、「情報」の
管理と「もの(物:商品自体)」の管理を同時に効率的
に実行することは、従来の中央集中式の基本概念では極
めて困難であった。
【0009】したがって、「情報」の管理と「もの
(物:商品自体)」の管理を同時に効率的に実行でき、
より具体的には、中央においてではなく、現場において
応用情報を含むあらゆる情報を直ちに記入処理し、また
読出し処理するPOP(ポイント・オブ・プロセッシン
グ)が可能であり、また現場側だけであらゆる「情報」
の管理と同時に「もの(物:商品自体)」の管理を一体
的かつ効率的に管理するPOM(ポイント・オブ・マネ
ジメント)の何れもが可能な情報タグが求められてい
た。さらに、とりわけ前記の「情報」として、物品自体
に係る情報の他にも、物品の使用に関わる情報、例えば
物品を使用する顧客の情報(利用が予め許諾されている
個人情報を含む)の管理機能が求められていた。
【0010】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、物品を使用する
顧客の情報を含む情報の管理と、もの(物)の管理を同
時に効率的に実行可能とする情報記録再生装置および情
報記録再生方法および情報処理システムおよび情報処理
方法、特に情報タグおよび情報タグの情報記録再生方
法、および、情報タグに係る情報処理システムおよび情
報処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】課題解決のための手段の
説明に先立ち、本発明において使用する用語を簡単に説
明する。但し以下は本発明の理解を助するための一説明
であり、よって以下の各説明が各用語の定義、範囲等を
厳密に規定するものではない。
【0012】「情報」:情報記録再生装置において記録
・保持・再生・更新・追記録・削除等が可能な情報とし
て、第1種別の情報と、第2種別の情報と、第3種別の
情報がある。第1種別の情報は以下に示す「存在情報」
であり、第2種別の情報は以下に示す「状態情報」であ
り、第3種別の情報は以下に示す「使用情報」である。
いずれも、時空間座標で形成される時空間領域上でのそ
の物品に関するデータとして形成される。
【0013】「存在情報」:物品の存立に関わる情報で
あり、例として該物品の識別符号(所謂、ID)、品
番、寸法、形状、重量、色調、仕様、仕入れ価額、学
名、学術分類符号等がある。したがって存在情報は時間
的または/および空間的に半ば固定された第1種別の情
報である。その更新は可能であるが、ただし更新の頻度
は後述の状態情報や使用情報の頻度に比して少ない。こ
の存在情報は、情報タグに内蔵されたメモリ中に形成さ
れた第1種別情報の記録領域(存在情報の記録領域)に
記録される。
【0014】「状態情報」:存在情報の少なくとも一部
に基づき誘導された情報であり、上記存在情報を有する
物品が、時間座標および空間座標により形成される時空
領域内の特定位置において有する属性の情報である。時
間的または/および空間的に頻繁に追加や更新がなされ
る。例としては、その商品の発売時期と場所、発売後の
経過期間、商品の陳列または展示位置情報、定価、実売
価格、割引率、取引記録(レンタル商品の場合は貸し出
し日数や貸出回数)、などの、過去/現在に係る情報が
ある。したがって状態情報は時間的または/および空間
的に常時変化し、常時更新または追加される第2種別の
情報である。この状態情報は、情報タグに内蔵されたメ
モリ中に形成された第2種別情報の記録領域(状態情報
の記録領域)に記録される。
【0015】「使用情報」:物品を使用する顧客の情報
(利用が予め許諾されている個人情報を含む)であり、
時間的または/および空間的に頻繁に追加がなされる。
例として、購入者または利用者の、利用が予め許諾され
た顧客コード、性別、年令、連絡先、利用回数等があ
る。したがって使用情報は時間的または/および空間的
に常時変化し、常時追加される第3種別の情報に属す
る。この使用情報は、情報タグに内蔵されたメモリ中に
形成された第3種別情報の記録領域(使用情報の記録領
域)に記録される。
【0016】「アクティブ情報」:上記状態情報と使用
情報の総称であり、時間的または/および空間的に頻繁
に追加や更新がなされるアクティブな情報である。
【0017】「情報タグ」:情報記憶機能および情報授
受機能を備える情報処理装置であり、少なくとも記憶手
段と送受信手段および制御手段を内蔵して情報を記録/
再生および送受信可能であり、小型かつ薄型に構成され
て物品に容易に貼付するか、添設するか、組込みがで
き、リーダ・ライタ装置と主として非接触で後述の接近
感応操作により情報授受する。従来のICタグや電子タ
グが主として物品の品番や価額といった限定されたデー
タの記録/再生に適用されていたのに対して、本発明の
情報タグは、 1:情報の種別(存在情報に加え、状態情報、使用情報
が記録/再生可能)及び情報量ともに拡張 2:常時、または任意の時期に、状態情報や使用情報の
受理および記録と保管または再生が可能等の機能を備え
る。
【0018】「接近感応操作」:情報タグとリーダ・ラ
イタ装置間で情報授受がなされる場合に、非接触型では
少なくともリーダ・ライタ装置が形成させる電磁界に情
報タグが感応する領域内に情報タグを位置させる必要が
ある。したがって情報タグとリーダ・ライタ装置とを相
対的に接近させて、形成された電磁界に情報タグが感応
するようにする。本発明ではこの操作を「接近感応操
作」と記載する。
【0019】通常、静止位置にある、情報タグが添設さ
れた物品に例えばハンディ式のリーダ・ライタ装置を移
動して接近させるか、または据え置き型リーダ・ライタ
装置に情報タグ(具体的には情報タグが添設された物
品)を移動して接近させる操作が実行される。これら操
作は例えば、操作者が何れか一方に他方を「かざす」操
作をすることにより実行される。これにより情報タグが
電磁界に感応してリーダ・ライタ装置との間で情報授受
がなされる。また、この情報授受および情報タグ内の情
報処理は接近感応操作が継続している期間のみ実行可能
となる。
【0020】「POP(ポイント・オブ・プロセッシン
グ)」:販売現場や生産現場等において、商品や製品の
存在情報のみならず使用情報を含む、当該商品や製品に
属するあらゆる情報を、当該商品や製品に添設された情
報タグに記入処理、または再生処理し、これら処理のす
べて、または大部分を現場で完結させるという概念をP
OP(ポイント・オブ・プロセッシング)とする。この
POP(ポイント・オブ・プロセッシング)は従来のP
OSの概念を拡張するものであり、本発明において提唱
される概念である。
【0021】「POM(ポイント・オブ・マネジメン
ト)」:販売現場や生産現場等において、商品や製品の
存在情報のみならず使用情報などの、当該商品や製品に
属するあらゆる情報の管理と、当該商品自体や製品自体
の管理との、両管理を一体で、現場だけで、または主と
して現場で実行するという概念をPOM(ポイント・オ
ブ・マネジメント)とする。このPOM(ポイント・オ
ブ・マネジメント)は従来のPOSの概念を拡張するも
のであり、本発明において提唱される概念である。
【0022】以下、本発明に係る手段を述べる。
【0023】前記従来技術の課題を解決するとともに前
記目的を達成するべく、本発明に係る請求項1記載の情
報記録再生装置は、電磁界を周辺に形成する外部機器と
の相対距離が前記電磁界に感応可能な限界距離以内であ
る場合に、前記電磁界に感応して作動し、前記外部機器
と非接触で情報の授受をなす情報記録再生装置であっ
て、任意の物品に添設または組込まれて前記物品と一体
化され、前記情報は、前記物品の特定に関わる第1種別
情報、前記物品の状態に関わる第2種別情報、前記物品
の使用に関わる第3種別情報の少なくとも何れかを含
み、前記外部機器から前記電磁界を媒介して任意の時期
に送られた前記情報を受信し、または前記情報を前記外
部機器へ前記電磁界を媒介して付与可能な送受信手段
と、前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘
導電流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ
供給可能な電源手段と、前記情報を更新かつ再生自在に
記録可能とする記憶手段と、前記記憶手段への前記情報
の記録または再生を含めた当該情報記録再生装置全体の
動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、
前記第1種別情報が前記記憶手段に既記録の場合に、前
記外部機器へ前記第1種別情報を送出後に前記外部機器
から送られた前記第3種別情報を記録可能に構成された
ことを特徴とする。
【0024】前記の構成によれば、すでに記憶手段にこ
の物品に係る第1種別情報が記録されている際には、こ
の第1種別情報を外部機器へ送出した後において外部機
器から送られたこの物品に係る第3種別情報が記録され
ることにより、外部機器がこの物品を特定した後に第3
種別情報を送付したものと解され、よって宛先が正当な
第3種別情報が情報記録再生装置に記録される。
【0025】本発明に係る請求項2の情報記録再生装置
は、電磁界を周辺に形成する外部機器との相対距離が前
記電磁界に感応可能な限界距離以内である場合に、前記
電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非接触で情報
の授受をなす情報記録再生装置であって、任意の物品に
添設または組込まれて前記物品と一体化され、前記情報
は、前記物品の特定に関わる第1種別情報、前記物品の
状態に関わる第2種別情報、前記物品の使用に関わる第
3種別情報の少なくとも何れかを含み、前記外部機器か
ら前記電磁界を媒介して任意の時期に送られた前記情報
を受信し、または前記情報を前記外部機器へ前記電磁界
を媒介して付与可能な送受信手段と、前記送受信手段が
前記電磁界の受信で発生させた誘導電流の整流による
か、或いは電池による電力を各部へ供給可能な電源手段
と、前記情報を更新かつ再生自在に記録可能とする記憶
手段と、前記記憶手段への前記情報の記録または再生を
含めた当該情報記録再生装置全体の動作を制御する制御
手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1種別情報が
前記記憶手段に未記録の場合に、前記外部機器から同時
に送付された前記第1種別情報と前記第3種別情報の両
情報を記録するか、または前記外部機器から前記第1種
別情報の送付に続き前記第3種別情報が送付された際に
両情報を記録可能に構成されたことを特徴とする。
【0026】前記の構成によれば、記憶手段にこの物品
に係る第1種別情報が未記録である際に、外部機器から
同時に送付されたこの物品に係る第1種別情報と第3種
別情報の両情報が記録されるか、または第1種別情報に
引き続き送付された第3種別情報の両情報が記録され
る。よって何れにおいても第1種別情報と、この第1種
別情報と同じ物品に係る正当な第3種別情報が情報記録
再生装置へ記録される。
【0027】本発明に係る請求項3の情報記録再生方法
は、電磁界を周辺に形成する外部機器との相対距離が前
記電磁界に感応可能な限界距離以内である場合に、前記
電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非接触で情報
授受をなし、任意の物品に添設または組込まれて前記物
品と一体化され、前記外部機器から前記電磁界を媒介し
て任意の時期に送られた情報を受信し、または情報を前
記外部機器へ前記電磁界を媒介して付与可能な手段と、
前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘導電
流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ供給
可能な手段と、前記情報を更新かつ再生自在に記録可能
とする手段と、当該情報記録再生装置全体の動作を制御
する手段と、を備えた情報記録再生装置に適用される情
報記録再生方法であって、前記情報は、前記物品の特定
に関わる第1種別情報、前記物品の状態に関わる第2種
別情報、前記物品の使用に関わる第3種別情報の少なく
とも何れかを含み、前記第1種別情報が前記記憶手段に
既記録の場合に、前記外部機器へ前記第1種別情報を送
出後に前記外部機器から送られた前記第3種別情報を記
録することを特徴とする。
【0028】前記の情報記録再生方法によれば、すでに
記憶手段にこの物品に係る第1種別情報が記録されてい
る際には、この第1種別情報を外部機器へ送出した後に
おいて外部機器から送られたこの物品に係る第3種別情
報が記録されることにより、外部機器がこの物品を特定
した後に第3種別情報を送付したものと解され、よって
宛先が正当な第3種別情報が情報記録再生装置に記録さ
れる。
【0029】本発明に係る請求項4記載の情報記録再生
方法は、電磁界を周辺に形成する外部機器との相対距離
が前記電磁界に感応可能な限界距離以内である場合に、
前記電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非接触で
情報授受をなし、任意の物品に添設または組込まれて前
記物品と一体化され、前記外部機器から前記電磁界を媒
介して任意の時期に送られた情報を受信し、または情報
を前記外部機器へ前記電磁界を媒介して付与可能な手段
と、前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘
導電流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ
供給可能な手段と、前記情報を更新かつ再生自在に記録
可能とする手段と、当該情報記録再生装置全体の動作を
制御する手段と、を備えた情報記録再生装置に適用され
る情報記録再生方法であって、前記情報は、前記物品の
特定に関わる第1種別情報、前記物品の状態に関わる第
2種別情報、前記物品の使用に関わる第3種別情報の少
なくとも何れかを含み、前記第1種別情報が前記記憶手
段に未記録の場合に、前記外部機器から同時に送付され
た前記第1種別情報と前記第3種別情報の両情報を記録
するか、または前記外部機器から前記第1種別情報の送
付に続き前記第3種別情報が送付された際に両情報を記
録する構成としたことを特徴とする。
【0030】前記の情報記録再生方法によれば、記憶手
段にこの物品に係る第1種別情報が未記録である際に、
外部機器から同時に送付されたこの物品に係る第1種別
情報と第3種別情報の両情報が記録されるか、または第
1種別情報に引き続き送付された第3種別情報の両情報
が記録される。よって何れにおいても第1種別情報と、
同一の物品に係る正当な第3種別情報が情報記録再生装
置へ記録される。
【0031】本発明に係る請求項5の情報処理システム
は、任意の物品の特定に関わる情報を第1種別情報、当
該物品の状態に関わる情報を第2種別情報、当該物品の
使用に関わる情報を第3種別情報として、前記物品に添
設され又は前記物品に組み込まれて一体化され、非接触
で前記各情報を授受し、内蔵する記憶手段に前記各情報
を再生自在に記録可能な非接触型の情報タグに対し、前
記各情報を非接触で読取り又は書き込む情報タグ読取書
込手段と、前記物品を使用する顧客に係るデータを入力
可能な入力手段と、前記入力手段を介してデータを受理
し、且つ前記情報タグ読取書込手段を制御する制御手段
と、を備え、前記制御手段は前記入力手段を介して入力
された前記顧客に係るデータを受理すると、前記データ
の少なくとも一部分に基づき前記第3種別情報を編成
し、前記第3種別情報を前記情報タグ読取書込手段を介
して前記情報タグへ記録する構成としたことを特徴とす
る。
【0032】前記の情報処理システムによれば、入力手
段を介して入力された、当該物品を使用する顧客に係る
データに基づき、当該物品に係る第3種別情報が編成さ
れ、当該物品に添設されている情報タグへ記録される。
このように顧客に係る任意のデータをその都度入力する
ことが可能であり、且つ直ちに当該データが第3種別情
報として情報タグへ記録される。
【0033】本発明に係る請求項6の情報処理システム
は、任意の物品の特定に関わる情報を第1種別情報、当
該物品の状態に関わる情報を第2種別情報、当該物品の
使用に関わる情報を第3種別情報として、前記物品に添
設され又は前記物品に組み込まれて一体化され、非接触
で前記各情報を授受し、内蔵する記憶手段に前記各情報
を再生自在に記録可能な非接触型の情報タグに対し、前
記各情報を非接触で読取り又は書き込む情報タグ読取書
込手段と、前記物品を使用する顧客に係るデータを読取
可能に担持した情報担持媒体の媒体読取手段と、前記情
報タグ読取書込手段および前記媒体読取手段を制御する
制御手段と、を備え、前記制御手段は前記媒体読取手段
が前記情報担持媒体から読み取った前記顧客に係るデー
タの少なくとも一部分を前記情報タグ読取書込手段へ付
与し、前記情報タグ読取書込手段は前記付与されたデー
タを前記第3種別情報として前記情報タグへ記録する構
成としたことを特徴とする。
【0034】前記の情報処理システムによれば、情報担
持媒体から、当該物品を使用する顧客に係るデータが読
み取られ、さらにこのデータに基づき、当該物品に係る
第3種別情報が編成され、当該物品に添設されている情
報タグへ記録される。このように顧客に係るデータの読
取りから第3種別情報としての情報タグへの記録までが
自動的になされる。したがって煩雑な操作を伴うことな
く、自動的かつ一挙に、顧客データの読取りおよび第3
種別情報の編成と、情報タグへの記録を実行することが
できる。
【0035】本発明に係る請求項7の情報処理方法は、
任意の物品の特定に関わる情報を第1種別情報、当該物
品の状態に関わる情報を第2種別情報、当該物品の使用
に関わる情報を第3種別情報として、前記物品に添設さ
れ又は前記物品に組み込まれて一体化され、非接触で前
記各情報を授受し、内蔵する記憶手段に前記各情報を再
生自在に記録可能な非接触型の情報タグに対し、前記各
情報を非接触で読取り又は書き込む情報タグ読取書込手
段と、前記物品を使用する顧客に係るデータを入力可能
な入力手段と、前記入力手段を介してデータを受理し、
且つ前記情報タグ読取書込手段を制御する制御手段と、
を備えた情報処理システムに適用され、前記入力された
前記顧客に係るデータを受理し、前記データの少なくと
も一部分に基づき前記第3種別情報を編成し、前記第3
種別情報を前記情報タグへ記録することを特徴とする。
【0036】前記の情報処理方法によれば、入力され
た、当該物品を使用する顧客に係るデータに基づき、当
該物品に係る第3種別情報が編成され、当該物品に添設
されている情報タグへ記録される。このように顧客に係
る任意のデータをその都度入力することが可能であり、
且つ直ちに当該データが第3種別情報として情報タグへ
記録される。
【0037】本発明に係る請求項8の情報処理方法は、
任意の物品の特定に関わる情報を第1種別情報、当該物
品の状態に関わる情報を第2種別情報、当該物品の使用
に関わる情報を第3種別情報として、前記物品に添設さ
れ又は前記物品に組み込まれて一体化され、非接触で前
記各情報を授受し、内蔵する記憶手段に前記各情報を再
生自在に記録可能な非接触型の情報タグに対し、前記各
情報を非接触で読取り又は書き込む情報タグ読取書込手
段と、前記物品を使用する顧客に係るデータを読取可能
に担持した情報担持媒体の媒体読取手段と、前記情報タ
グ読取書込手段および前記媒体読取手段を制御する制御
手段と、を備えた情報処理システムに適用され、前記情
報担持媒体から読み取った前記顧客に係るデータの少な
くとも一部分を前記第3種別情報として前記情報タグへ
記録することを特徴とする。
【0038】前記の情報処理方法によれば、情報担持媒
体から、当該物品を使用する顧客に係るデータが読み取
られ、さらにこのデータに基づき、当該物品に係る第3
種別情報が編成され、当該物品に添設されている情報タ
グへ記録される。このように顧客に係るデータの読取り
から第3種別情報としての情報タグへの記録までが自動
的になされる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0040】図1は、本発明に係る情報処理システムの
一実施形態の構成を示す模式斜視図であり、本発明に係
る情報記録再生装置の一実施形態である情報タグTFが
貸出商品Matに添設され、リーダライタ装置RWによ
り「かざし」操作が施される使用状態を示している。
【0041】本実施形態である情報処理システムは、物
品として機能する貸出商品Matに添設された非接触型
の情報タグTFに対し、情報を非接触で読取り又は書き
込むための情報タグ読取書込手段としてのリーダライタ
装置RWと、貸出商品Matを使用する顧客に係るデー
タ(顧客データ)jcstmを読取可能に担持した情報
担持媒体としての利用者カードCmcdを装架して、少
なくとも顧客データjcstmを読取る、媒体読取手段
としてのカードリーダライタCRWと、リーダライタ装
置RWおよびカードリーダライタCRWの動作を制御す
るとともに情報の授受と処理を実行する制御手段として
のコントローラCTRを具備し、且つリーダライタ装置
RWには少なくとも顧客データを手動により打ち込み可
能な入力手段としての入力キーIpkyが備えられてい
る。
【0042】情報タグTFが内蔵する記憶手段には、貸
出商品Matの特定に関わる第1種別情報isj1とし
て品番imtが記録され、また貸出商品Matの状態に
関わる第2種別情報isj2として、この貸出商品Ma
tが陳列される棚の番号jrk、商品カテゴリーjca
g、陳列される位置を示すフロアロケーションjfl、
陳列順位jоdが夫々記録されている。さらに貸出商品
Matの使用に関わる第3種別情報isj3として、顧
客データcstm1〜cstm5が記録可能に構成され
ている。顧客データcstm1は、この貸出商品Mat
の貸出しを受けて使用した第1番目の顧客に関するデー
タであり、同様にして顧客データcstm5は第5番目
の顧客に関するデータである。このように顧客データc
stm1〜cstm5はこの貸出商品Matの使用履歴
を示す情報である。これら第1種別情報isj1〜第3
種別情報isj3の記録と再生は、リーダライタ装置R
Wを介して非接触で為される。
【0043】一方、コントローラCTRは、リーダライ
タ装置RWの入力キーIpkyを介して入力された顧客
データjcstm’を受理すると、これに基づき第3種
別情報isj3を編成するか、またはカードリーダライ
タCRWが利用者カードCmcdから読み取った顧客デ
ータjcstmに基づき第3種別情報isj3を編成
し、リーダライタ装置RWへ付与する。或いはリーダラ
イタ装置RWが、顧客データjcstm’またはjcs
tmに基づき第3種別情報isj3を編成する構成とす
ることもできる。
【0044】情報タグTFの例として、テレファイル
(商品名)が適用される。テレファイルは小型かつ薄型
であり、物品Matに容易に添設できる。そしてリーダ
ライタ装置RWを「かざし」操作で接近させるだけで励
起され、リーダライタ装置RWと情報授受が為される。
すなわち情報タグTFであるテレファイルは、リーダラ
イタ部RWと非接触で相互誘導により電磁波の送受が可
能な遠隔位置に置かれ、対象とする物品Matの筐体に
貼付されて、リーダライタ部RWにより起動され、この
物品Matに関わる情報を受理して記録し、また再生す
るよう構成されている。
【0045】図2は、図1に示され、且つ本発明に係る
情報記録再生装置の一実施形態である情報タグTFの一
例のブロック構成図である。図3は、ワンチップ構成で
実現された情報タグTFの外観図である。図2および図
3に示されるように、情報タグTFは基台Bsとなるチ
ップ上にアンテナ装置ANT2がループアンテナとして
形成され、このアンテナ装置ANT2に半導体チップI
CとキャパシタCが接続されて構成される。キャパシタ
Cは共振周波数を調整するものである。
【0046】情報タグTFは図2に示されるように、電
磁界を周辺に形成する外部機器であるリーダライタ装置
RWとの相対距離が電磁界に感応可能な限界距離以内に
なると、電磁界に感応して作動し、リーダライタ装置R
Wと非接触で情報授受を行う構成とされ、リーダライタ
装置RWのアンテナ装置ANT1との間で電磁界を媒体
として誘導結合され、相互誘導により非接触で情報を送
受するとともに電力供給を受けるアンテナ装置ANT2
および、このアンテナ装置ANT2にいずれも接続され
た復調手段Deおよび変調手段Cmを備える送受信手段
Tr、このアンテナ装置ANT2にそれぞれ接続され
た、電源部Pw、クロック抽出部Ck、装置全体の動作
を制御する制御手段Cnt1、この制御手段Cnt1に
接続された符号化・復号化手段Erc、さらに制御手段
Cnt1に接続された不揮発性メモリ装置Memを備え
る。不揮発性メモリ装置Memは記憶手段として機能す
る。
【0047】アンテナ装置ANT2は送受信兼用で、例
えばループ状アンテナで構成される。復調手段Deはア
ンテナ装置ANT2に発生した誘導電流を等化処理し、
さらに検波・復調して情報とし、制御手段Cnt1へ供
給する。変調手段Cmは、制御手段Cnt1から供給さ
れた再生情報に符号化を施したレスポンス情報に基づき
負荷インピーダンス(不図示)をアンテナ装置ANT2
に断続させる制御をすることで反射波を変調処理する
か、或いはレスポンス情報に基づき電源部Pwに直接ま
たは間接に接続された負荷を断続させる制御をするか、
或いはレスポンス情報で変調(例えばASK変調)した
別周波数の搬送波をアンテナ装置ANT2へ給電する構
成であるかの、いずれかの構成とする。
【0048】これをさらに説明すると、レスポンス情報
に基づきアンテナ装置ANT2の負荷インピーダンスを
制御する構成では、リーダライタ装置RWから電磁界の
作用を受け続けているアンテナ装置ANT2から搬送波
の反射波を発射させる際に、レスポンス情報に基づき負
荷インピーダンスを切換制御することによりアンテナ装
置ANT2の反射率を制御し、これにより反射波を前述
したレスポンス情報で変調されたものにする。一方、レ
スポンス情報に基づき電源の負荷を制御する構成では、
レスポンス情報に基づいた負荷の切換制御により電源に
かかるロードを切換えて誘導結合状態にある情報タグT
F側のインピーダンスを変動させることで変調するよう
に構成される。この情報タグTF側のインピーダンス変
動は、誘導結合状態にあるリーダライタ装置RW側で、
アンテナ装置ANT1の端子電圧変動や投入電力量の変
動として検出される。
【0049】上記のように、本実施形態の構成による情
報授受は、情報タグTFのアンテナ装置ANT2がリー
ダライタ装置RWの発した電磁波を受信した際に相互誘
導により生成する誘導電流を処理して情報を復調し、つ
いでリーダライタ装置RWへ発信する情報に基づきアン
テナ装置ANT2の負荷インピーダンスを制御して送信
するか(搬送波の反射波による情報送信)、リーダライ
タ装置RWへ発信する情報に基づき情報タグTF側の電
源の負荷を制御して送信するか(インピーダンス変動に
よる情報送信)、リーダライタ装置RWへ発信する情報
により別周波数の搬送波に変調を施してアンテナ装置A
NT2へ給電して送信するか(情報タグTFの有する送
信機能が発する別周波数の送信波による情報送信)、等
の何れかにより実現される。さらに他の原理によっても
実現可能である。尚、他の原理については後述される。
【0050】電源部Pwは、アンテナ装置ANT2が電
磁界を介して相互誘導で発生させた高周波の誘導電流を
受けて整流し、これを電源として装置各部に電力供給す
る。さらに安定な直流電圧を出力するための電圧安定化
回路を備えることも可能である。そして装置各部はこの
供給電力によって作動することができる。したがって、
この情報タグTFは電池などの他の電源を特に準備する
必要はない。但し電池などの他の電源を主電源または副
電源とする構成も可能であることは言うまでもない。
【0051】クロック抽出部Ckは分周回路を備え、ア
ンテナ装置ANT2で受信した搬送波に基づいて搬送周
波数のクロック信号を出力するとともに、このクロック
信号を分周して、装置内の各部の動作基準クロックとな
るマスタークロックを生成して出力する。
【0052】不揮発性メモリ装置Memは、この情報タ
グTFが添設されている貸出商品Matを特定する第1
種別情報isj1を記録する第1種別情報領域と、この
貸出商品Matの状態に関わる第2種別情報isj2を
記録する第2種別情報領域と、この貸出商品Matの使
用に関わる第3種別情報isj3を記録する第3種別情
報領域を形成可能であり、制御手段Cnt1の制御によ
って上記各領域を形成し、また各領域に対応する各情報
を更新かつ再生自在に記録し、また各領域から各情報を
再生する。
【0053】制御手段Cnt1は、受信時において送受
信手段Trから付与される復調された信号を符号化・復
号化手段Ercへ送る。符号化・復号化手段Ercは、
制御手段Cnt1から供給される情報へ復号化とCRC
符号に基づく誤り修正とを施して制御手段Cnt1へ返
送し、制御手段Cnt1はこれより指示情報を抽出す
る。このようにしてリーダライタ装置RWから電磁界を
媒介して付与された指示情報が復元される。また、符号
化・復号化手段Ercは返信時には制御手段Cnt1か
ら供給される情報にCRC符号等の誤り訂正用コードを
付与し、誤り訂正用コードを付与したデータを符号化し
たレスポンス情報を制御手段Cnt1へ返送する。符号
化・復号化手段Ercはデータのエラー訂正機能を含む
が、この他にデータの暗号化/復号化機能を備える構成
とすることも可能である。さらにCRC方式に限定され
ず他のエラー訂正回路を適用することも可能である。
【0054】制御手段Cnt1は、クロック抽出部Ck
から供給されたクロックに基づき、復調手段Deから供
給された復調信号を符号化・復号化手段Ercへ送付
し、エラー訂正された信号に基づき各種の指示情報を抽
出し、また記録用の情報を分離抽出して、これら指示情
報を解析し、所定の処理を所定の手順で逐次実行する、
シーケンス制御機能を備えた半導体ロジック制御回路と
して構成される。このような所定の手順に従い、条件を
判定して例えば複数ゲートの開閉を時系列で逐次実行す
る半導体シーケンス・コントローラの技術は広く適用さ
れており、制御手段Cnt1はこの技術を利用したもの
である。
【0055】指示情報が、第1種別情報isj1をリー
ダライタ装置RWへ発信する指示であれば、不揮発性メ
モリ装置Memの第1種別情報領域に記録された第1種
別情報isj1を「1」と「0」から成る2値情報とし
て読み出し、符号化・復号化手段Ercを経由して変調
手段Cmへ送る。指示情報が、送付された第3種別情報
isj3を記録する指示であれば、送付されエラー処理
された第3種別情報isj3を、「1」と「0」から成
る2値情報として不揮発性メモリ装置Memの第3種別
情報領域に記録する。この時、不揮発性メモリ装置Me
mに第3種別情報領域が存在しなければ、第3種別情報
領域を新規に開いて記録する。また指示情報が、第3種
別情報isj3をリーダライタ装置RWへ発信する指示
であれば、不揮発性メモリ装置Memの第3種別情報領
域に記録された第3種別情報isj3を「1」と「0」
から成る2値情報として読み出し、符号化・復号化手段
Ercを経由して変調手段Cmへ送る。
【0056】上記のように制御手段Cnt1は、指示情
報解析手段およびシーケンス制御手段として作用すると
ともに、信号処理手段として作用する。これにより、リ
ーダライタ装置RWから送付された指示情報に基づいて
処理が実行され、その実行結果が変調手段Cmへ送られ
ることになる。実行結果を制御手段Cnt1から受けた
変調手段Cmは、上述した何れかの変調方式に基づく変
調処理を実行する。これを受けて送受信手段Trは変調
信号をアンテナ装置ANT2を介してリーダライタ装置
RWへ付与する。この付与は前述したように、情報タグ
TFの有する送信機能による送信波によるか、反射波に
よるか、またはインピーダンス変動による原理で為され
る。
【0057】つぎに、リーダライタ装置RWによる情報
タグTF内のメモリ手段Memの内容を検出する原理を
さらに詳細に説明する。図4は、情報タグTFの主要部
分の誘導結合4端子網による説明図である。また図5
は、図4に示される誘導結合4端子網の等価回路であ
る。リーダライタ装置RW側のループ状のアンテナAN
T1を第1アンテナとし、情報タグTF側のループ状の
アンテナANT2を第2アンテナとすると、第1および
第2アンテナが向き合い、第1アンテナに流れる電流に
より発生した磁界が第2アンテナにより捕捉される際
に、第1アンテナに流れる電流の変化に対応してこの電
流の作る磁界が変化する。これにより第2アンテナを貫
く磁束に変化が生じ、相互誘導によって第2アンテナに
起電力が発生する。第2アンテナに発生する起電力V2
は、第1アンテナの電流I1の変化に比例し、Mを相互
インダクタンスとした同調条件下において V2=M(dI1/dt) で示され、第2アンテナを流れる電流I2は、接続され
た回路特性に依存する。一方、情報タグTFの第2アン
テナには、負荷インピーダンスとして抵抗やリアクタン
ス(誘導性リアクタンスωLまたは容量性リアクタンス
1/ωC)が接続可能であり、且つ、この負荷インピー
ダンスの第2アンテナへの断続は、情報タグTFの備え
るメモリ手段の内容(「1」か「0」)によって制御さ
れる。
【0058】a.第1の検出原理:上記のようにリーダ
ライタ装置RWを1次側とし、このリーダライタ装置R
Wと相互誘導により誘導結合された情報タグTFを2次
側として、2次側の総インピーダンスがZであるとき、
図4に示される誘導結合4端子網として扱うことができ
る。ここで1次側において測定されるインピーダンスZ
ieは、以下のように算出される。ωを角周波数、リー
ダライタ装置RWのアンテナANT1のインダクタンス
をL1、起電力をV1、電流をI1、また情報タグTF
のアンテナANT2のインダクタンスをL2、起電力を
V2、電流をI2、さらにアンテナANT1とアンテナ
ANT2の相互インダクタンスをMとして、同調条件下
で誘導起電力V1は、 V1=jω*L1*I1+jω*M*I2 であり、また誘導起電力V2は、 V2=jω*M*I1+jω*L2*I2 である。ここで、電流I2の方向が逆になることから、 V2=−Z*I2 となる。
【0059】以上から、リーダライタ装置RW側のイン
ピーダンスZieは、記号「**」を2乗として、第1
項としてのjω*(L1−M**2/L2)と、第2項
としてのjω*(M**2)*Z/L2*(Z+jω*
L2)の和となる。ここで、 u2=L2/jω*(M**2) さらに、 u3=(L2**2)/Z*(M**2) として前記第2項を変形すると、1/(u2+u3)と
なる。したがって、前記第1項をu1とすると、リーダ
ライタ装置RW側のインピーダンスZieは、 Zie=u1+1/(u2+u3) となる。この結果、図4に示される誘導結合4端子網の
等価回路を図5のように示すことができる。
【0060】情報タグTF側のインピーダンスZを、メ
モリ手段の内容(「1」か「0」のうちのいずれか一
方、例えば「1」)に応じて無限インピーダンスとする
よう回路を制御する場合は、 u3=(L2**2)/Z*(M**2) の項が無限小となり、よってメモリ手段の「1」の状態
は、リーダライタ装置RW側でインピーダンス Zie1=jω*L1 として観測される。一方、情報タグTF側のインピーダ
ンスZを、メモリ手段の内容(「1」か「0」のうちの
いずれか一方、例えば「0」)に応じてゼロインピーダ
ンスとする場合は、 1/(u2+u3) の項が無限小となり、よってメモリ手段の「0」の状態
は、リーダライタ装置RW側でインピーダンス Zie0=jω*(L1−M**2/L2) として観測される。これは、アンテナANT1とアンテ
ナANT2の結合定数k k**2=M**2/L1*L2 を用いて、 Zie0=jω*L1*(1−k**2) として示される。このように、情報タグTF側のメモリ
手段の「1」か「0」の状態は、リーダライタ装置RW
側で上記の異なるインピーダンス値Zie1、Zie0
として観測されることにより、容易にメモリ手段の
「1」か「0」の状態を検出することができる。
【0061】さらに、情報タグTF側のインピーダンス
Zをゼロから無限大の間の任意の異なる値に切り換える
構成とすることで、夫々に対応した異なるインピーダン
ス値Zieとして観測することができる。このように、
相互誘導により2次側(情報タグTF側)の負荷Zに応
じて1次側(リーダライタ装置RW側)のインピーダン
スZieが変化するから、この1次側のインピーダンス
Zie変化を検出することにより、情報タグTF側の状
態を検出できる。
【0062】b.第2の検出原理:つぎに、上記の誘導
結合4端子網に1次側のみから電力供給する構成とする
ことにより、リーダライタ装置RWの電力供給回路には
誘導結合4端子網全体が負荷となり、負荷のインピーダ
ンスZieの変化に伴い供給する電力が変動する。よっ
てリーダライタ装置RWにおいてこの供給電力の変動を
検出することにより、情報タグTFのメモリ手段の内容
の検出が可能になる。
【0063】c.第3の検出原理:情報タグTF側のア
ンテナANT2に、リーダライタ装置RW側のアンテナ
ANT1から電磁波が入射し、電磁誘導により情報タグ
TF側に誘導電流が発生すると、それが再びアンテナA
NT2から電磁波を放出するが、これは電磁波のアンテ
ナANT2による後方散乱または反射(以降、反射とし
て記載)としてリーダライタ装置RW側で観測される。
しかもこの反射率は情報タグTFのアンテナインピーダ
ンスに依存し、またアンテナインピーダンスは回路の状
態に依存するから、リーダライタ装置RWは観測された
反射波によって情報タグTFの回路の状態を知ることが
できる。したがって、情報タグTFのアンテナインピー
ダンスをメモリ手段の内容に対応して変化させる構成と
することにより、リーダライタ装置RWは観測された反
射波によって情報タグTFのメモリ手段の内容を検出す
ることができる。
【0064】上記第2または第3の検出原理に関してさ
らに説明すると、情報タグTFの状態の変化によりアン
テナANT2の共振周波数が変化してシフトする場合
と、共振周波数が変化しない場合がある。共振回路の電
流はインピーダンスZの関数であり、インピーダンスZ
は抵抗R、インダクタンスL、キャパシタンスCの関数
である。例えばアンテナ共振回路の等価回路が、抵抗
R、インダクタンスL、キャパシタンスCの直列接続で
近似される場合のインピーダンスZは、抵抗Rの二乗
と、誘導性リアクタンスωLと容量性リアクタンス1/
ωCの差の二乗との和の根号となる。この共振回路のQ
値(クオリティーファクタ)は、誘導電流の絶対値の2
乗の特性曲線の、共振点(共振周波数ω0)におけるピ
ーク値と半値幅で決まり、よってQ値は抵抗R、インダ
クタンスL、キャパシタンスCに依存する。なお誘導電
流の絶対値の2乗は、複素数表示において共軛複素数の
積として求められる。一方、この等価回路の共振周波数
ω0はインダクタンスLとキャパシタンスCの積の根号
の逆数であり、よってインダクタンスLとキャパシタン
スCに依存し、抵抗Rに依存しない。共振時に、インピ
ーダンスZは純抵抗となり、極小値をとり、共振電流は
極大値をとる。
【0065】上記の特性に基づいて、アンテナANT2
側の共振回路の抵抗Rをメモリ手段の内容(「1」か
「0」)に対応させて変化させる構成とする場合は、共
振周波数ω0は移動せず、共振点における電流のピーク
値と半値幅(したがってQ値)が変化する。この変化は
前記のように誘導結合下でアンテナANT2側へ電磁波
を介してエネルギを付与するアンテナANT1側の送信
電力の変化として検出可能となる。従ってこの検出結果
により、メモリ手段の内容(「1」か「0」)の検出が
可能になる。
【0066】一方、インダクタンスLやキャパシタンス
Cを有する負荷を、例えばメモリ手段の内容(「1」か
「0」)に対応させてアンテナANT2に断続させるよ
う構成する場合は、アンテナANT2側の共振回路のイ
ンピーダンス中の誘導性リアクタンスωLまたは容量性
リアクタンス1/ωCの変化で共振周波数ω0がω0’
へシフトする。したがってこの場合は、情報タグTF側
のアンテナANT2内において、リーダライタ装置RW
から発射された周波数ω0の電磁波による電流の定在波
比が増大することにより再放射電力が増加し、一方にお
いてアンテナANT2から負荷への給電電力が減少し、
この結果としてアンテナANT2はリーダライタ装置R
Wから発射された周波数ω0の電磁波の反射装置として
機能し、反射波を放出する。リーダライタ装置RWはこ
の反射波を検出することにより、情報タグTFのメモリ
手段の内容を検出することができる。或いはリーダライ
タ装置RWは、上記のように情報タグTF側でメモリ手
段の内容に応じて共振周波数のシフトが生じた際に、発
射する電磁波の周波数ω0をω0’へシフトさせて情報
タグTF側での吸収を検出することにより、情報タグT
Fのメモリ手段の内容を検出することができる。
【0067】d.第4の検出原理:上記の各原理は、誘
導結合4端子網として取り扱いがなされるように、1次
側のリーダライタ装置RWから情報タグTFへ電力供給
するとともに、相互誘導によりリーダライタ装置RWへ
情報タグTFを誘導結合した状態で、情報タグTFにお
けるメモリ手段の内容を検出するものであり、よって情
報タグTFが自ら電磁波を発射することにより情報を発
信するものではなかった。これに対して、情報タグTF
において情報を載せた電磁波を自ら発射することにより
リーダライタ装置RWに受信させ、よってリーダライタ
装置RWに情報を伝達することができる。
【0068】この場合、情報タグTFは独立した電磁波
発射機能を備え、リーダライタ装置RWから供給される
電力を利用するか、または別途の電源を準備して、リー
ダライタ装置RWへ向けて独自に電磁波を発射する。リ
ーダライタ装置RWはこの電磁波を受信して情報を抽出
することにより、情報タグTFのメモリ手段の内容を得
ることができる。
【0069】本発明は、少なくとも上記の各原理のうち
の任意の原理を適用した構成とすることが可能である。
【0070】図6は、本発明に係る情報タグの他の実施
形態として中央演算処理装置を内蔵した構成のブロック
図である。同図に示されるように、この情報タグTF’
は、少なくとも中央演算処理装置Cpuと、インタフェ
ースIfと、この中央演算処理装置Cpuにより読取り
実行可能なプログラムが格納されたコントロール部RO
Mとを内蔵するマイクロコンピュータを備えて構成され
る。したがって前記実施形態で述べた制御手段は、コン
トロール部ROM内に格納されたプログラムとして実現
されている。このように制御手段をプログラムで構成す
ることにより、その機能自由度を著しく改善できる。
【0071】図7は、図1に示されるリーダライタ装置
の正面図である。また図8は、図1および図7に示され
るリーダライタ装置RWのブロック構成図である。以
下、リーダライタ装置RWを説明する。リーダ・ライタ
装置RWはハンディ型で構成され、クロック発生部R1
1と、フィルタ部R12と、変調手段R13と、電力増
幅部R14と、アンテナ装置ANT1と、端子電圧検出
手段R16と、復調手段R17と、メモリ手段R18
と、符号化・復号化部R19と、入力キーIpkyと、
この装置全体の動作を制御する制御部R81とを備え、
情報タグTFと送信モードと受信モードで動作し、且つ
コントローラCTRと情報授受する。
【0072】リーダライタ装置RWには、ストアード・
プログラム方式で動作する、不図示の超小型演算処理装
置(マイクロプロセッサ・ユニット)または論理処理回
路を具備し、これらによって読取りおよび実行可能なプ
ログラムとして前記制御部R81が準備されている。或
いは制御部R81を、ロジック回路で構成されたシーケ
ンス制御装置で構成することもできる。
【0073】入力キーIpkyは操作者により操作され
るキーボード等で構成され、送信モードまたは受信モー
ドにおいて操作者により入力されたデータや指示情報が
制御手段R81へ送られる。入力データとして例えば顧
客データがある。
【0074】クロック発生部R11は、発振回路と分周
回路とを備え、搬送周波数のクロック信号を出力すると
ともに、このクロック信号を分周して、装置内の各種デ
ジタル回路部の動作基準クロックとなるマスタークロッ
クを生成して出力する。搬送波クロック信号はフィルタ
回路部R12へ供給される。マスタークロックは、変調
手段R13、復調手段R17、メモリ手段R18、符号
化・復号化部R19、制御部R81、表示部(不図示)
等へ供給される。
【0075】フィルタ回路部R12は、波形整形用の低
域通過フィルタ等を備え、搬送波クロック信号の高周波
成分を除去することで、搬送波信号として搬送波周波数
の正弦波信号を出力する。この搬送波信号は変調手段R
13へ供給される。変調手段R13は、送信モード下
で、制御部R81から符号化・復号化部R19を経由し
た、符号化された送信データdtの供給を受け、この送
信データdtに基づいて搬送波に例えばASK変調を施
して、変調信号として出力する。変調信号は電力増幅部
R14へ供給される。また変調手段R13は受信モード
下では、符号化された送信すべき情報の供給を受けず、
よって搬送波を素通しして電力増幅部R14へ供給する
よう構成される。
【0076】電力増幅部R14は、送信モードでは所定
の増幅率で変調信号を電力増幅し、受信モードでは所定
の増幅率で搬送波のみを電力増幅する。電力増幅された
変調信号または搬送波はアンテナANT1へ供給され
る。アンテナANT1は、送受信兼用のループ状アンテ
ナで構成され、送信モードでは変調信号に基づく電磁界
を形成させ、受信モードでは搬送波に基づく電磁界を形
成させ、よって何れのモードにあっても情報タグ側のア
ンテナANT2と電磁界を介した誘導結合をする。
【0077】以下、受信モードと送信モードの夫々につ
いて説明する。受信モードでは、アンテナANT1と情
報タグTF側のアンテナANT2の誘導結合により、受
信モード中に情報タグTF側の負荷状態の変化があると
アンテナANT1の高周波電圧が変動する。この受信モ
ード中でのアンテナANT1の高周波電圧の変動を、端
子電圧検出手段R16が検出する。端子電圧検出手段R
16は、アンテナANT1に発生した高周波電圧の変動
を検出し、検出電圧を復調手段R17へ供給する。な
お、端子電圧検出手段R16の入力インピーダンスは、
アンテナANT1のインピーダンスよりも充分高く設定
されている。
【0078】復調手段R17は検出電圧に基づき復調を
施し、復調信号として制御部R81へ供給する。制御部
R81は、入力された復調信号を符号化・復号化部R1
9へ送り、符号化・復号化部R19は復調信号にCRC
符号等の誤り訂正用コードに基づく誤り訂正を施して、
情報タグTF側から付与されたレスポンス情報を正しく
復元し、制御部R81へ返送する。制御部R81は、こ
のレスポンス情報を解析し、以降の処理を進行させる。
このように制御部R81は、再生指示コマンドを送信す
ることで情報タグTFから情報を読み出させる。とりわ
け、情報の種別やデータ項目、データアドレス等を指定
した再生指示コマンドを送信することにより、情報タグ
TF内に格納されている各種の情報の読み出しを行な
う。とりわけ情報タグTFに記録されている、この情報
タグTFが添設されている貸出商品Matを特定する第
1種別情報isj1の再生指示コマンドを送信して、読
み出された第1種別情報isj1を受信し、コントロー
ラCTRなどの外部機器へ出力する。
【0079】つぎに送信モードでは、入力キーIpky
からの入力データまたはコントローラCTRから送付さ
れたデータに基づき制御部R81が情報タグTFへ付与
する情報を編成して符号化・復号化部R19へ送る。な
お、この情報の編成においてメモリ手段R18の内容が
使用されることがある。符号化・復号化部R19は、送
信モード時に、制御部R81から供給される情報にCR
C符号等の誤り訂正用コードを付与し、誤り訂正用コー
ドを付与したデータを符号化して制御部R81へ返送
し、制御部R81はこれを送信データdtとして変調手
段R13へ出力する。変調手段R13は搬送波を送信デ
ータdtで変調し、送信信号として電力増幅部R14へ
送り、電力増幅部R14はこれを電力増幅してアンテナ
ANT1を駆動する。これにより送信信号が載った電磁
界が形成されるが、ここで情報の種別やデータ項目、デ
ータアドレス等を指定した記録指示コマンドと記録すべ
き情報を送信することで情報タグTF内に記録させる。
【0080】つぎに制御部R81の備える手段を説明す
る。制御部R81は、コントロール手段82、メモリ管
理手段83、情報タグ記録再生管理手段84、情報タグ
確認手段85を備える。これら手段はプログラムとして
準備され、いずれも不図示の、読出専用メモリであるマ
スクROMや、EEPROM(電気的消去可能プログラ
マブル読出しメモリ)、フラッシュメモリ等の不揮発性
メモリに格納される。また一部をSRAM(記憶保持動
作が不要な随時書込・読出メモリ)に格納するか、或い
は外付けの記録媒体から実行時にDRAM(記憶保持動
作がなされる随時書込・読出メモリ)に取り込み実行す
るよう構成できる。
【0081】情報タグ確認手段85は、情報タグTFが
交信可能距離に位置していることを確認して、結果をコ
ントロール手段82へ送る。情報タグ記録再生管理手段
84はコントロール手段82の制御下で、情報タグTF
へ第1種別情報isj1〜第3種別情報isj3を記録
し、または第1種別情報isj1〜第3種別情報isj
3を読出再生する。メモリ管理手段83はコントロール
手段82の制御下で、第1種別情報isj1〜第3種別
情報isj3をメモリ手段R18へ一時記憶する。或い
は一時記憶した第1種別情報isj1〜第3種別情報i
sj3をメモリ手段R18から読み出す。一方、コント
ロール手段82は上記の各手段の動作をそのタイミング
とともに制御し、且つコントローラCTRとの情報授受
を実行する。
【0082】図9は、図1に示されるコントローラCT
Rのブロック構成図である。コントローラCTRは、カ
ード記録再生管理手段R21と、コントロール手段R2
2と、データ授受手段R23と、キーボードKBを備
え、さらに、キーボードKBの操作者へ状況を報知する
ための報知器(不図示)を備える。報知器は液晶パネル
やCRT等によるディスプレイ装置、ランプをはじめ、
報知音奏鳴が可能なブザーやスピーカを適用できる。カ
ード記録再生管理手段R21は、コントロール手段R2
2からの指示によりトリガされ、カードリーダライタC
RWに装架された利用者カードCmcdとの、たとえば
顧客データjcstmの記録または再生を管理し、読出
再生した顧客データjcstmをデータ授受手段R23
へ付与する。データ授受手段R23は情報タグのリーダ
ライタ装置RWと情報授受を行うよう構成され、コント
ロール手段R22からの指示によりトリガされるとカー
ド記録再生管理手段R21から付与された顧客データj
cstmをリーダライタ装置RWへ送付する。一方、コ
ントロール手段R22はキーボードKBの操作者へ状況
を報知し、またキーボードKBから入力される操作指示
に基づき、カード記録再生管理手段R21とデータ授受
手段R23へ指示を送り動作を制御するよう構成されて
いる。
【0083】ここでカード記録再生管理手段R21、コ
ントロール手段R22、データ授受手段R23は何れも
コンピュータにより読取実行可能なプログラムで構成さ
れて不図示のメモリ手段に格納され、不図示の内蔵マイ
クロコンピュータにより読取実行される。
【0084】以下、上記の各装置の動作を順に説明す
る。
【0085】図10は、図2に示される情報タグTFの
制御手段Cnt1の動作フローチャートである。制御手
段Cnt1は、リーダライタ装置RWから第1種別情報
isj1の送付指示を受信したかを検査し(ステップS
1)、受信がなければステップS2へ進みタイムアウト
であるかを検査し、タイムアウトでなければステップS
1へ戻りループする。一方、ステップS2でタイムアウ
トとなれば処理を了える。上記のステップS1で第1種
別情報isj1の送付指示の受信があれば、記憶手段M
emから第1種別情報isj1を読出し、リーダライタ
装置RWへ送出する(ステップS3)。
【0086】この後、制御手段Cnt1は、リーダライ
タ装置RWから第3種別情報isj3が送付されたかを
検査し(ステップS4)、受信がなければステップS5
へ進みタイムアウトであるかを検査し、タイムアウトで
なければステップS4へ戻りループする。一方、ステッ
プS5でタイムアウトとなれば処理を了える。上記のス
テップS4で第3種別情報isj3の送付があれば、こ
れを記憶手段Memへ追記する(ステップS6)。
【0087】上記のように、制御手段Cnt1はこの貸
出商品Matの第1種別情報isj1が記憶手段Mem
に既記録の場合、リーダライタ装置RWへ第1種別情報
isj1を送出後にリーダライタ装置RWから到着した
第3種別情報isj3を記録することにより、リーダラ
イタ装置RWが第1種別情報isj1を用いてこの貸出
商品Matを特定した後に送付してきた、宛先が正当な
第3種別情報isj3を記録することができる。このよ
うにして貸出商品Matに添設された情報タグTFに、
この貸出商品Matの使用に関わる第3種別情報isj
3を繰り返し記録して蓄積できるから、この貸出商品M
atの使用に関わる全ての第3種別情報isj3を常
時、情報タグTFへ蓄積することができる。よって貸出
商品Matに添設された情報タグTFのみから全ての第
3種別情報isj3を常時入手することができ、市場動
向分析や顧客分析時に容易に提供することができる。
【0088】図11は、情報タグの他の実施形態である
制御手段の動作フローチャートであり、情報タグ第1種
別情報isj1が未記録の場合の処理動作である。この
実施形態における制御手段は、リーダライタ装置RWか
ら第1種別情報isj1の記録指示を受信したかを検査
し(ステップS11)、受信がなければステップS12
へ進みタイムアウトであるかを検査し、タイムアウトで
なければステップS11へ戻りループする。一方、ステ
ップS12でタイムアウトとなれば処理を了える。上記
のステップS11で第1種別情報isj1の記録指示の
受信があれば、記憶手段Memへ第1種別情報isj1
を記録する(ステップS13)。
【0089】この後、制御手段はリーダライタ装置RW
から第3種別情報isj3が送付されたかを検査し(ス
テップS14)、受信がなければステップS15へ進み
タイムアウトであるかを検査し、タイムアウトでなけれ
ばステップS14へ戻りループする。一方、ステップS
15でタイムアウトとなれば処理を了える。上記のステ
ップS14で第3種別情報isj3の送付があれば、こ
れを記憶手段Memへ追記する(ステップS16)。
【0090】上記のように、本実施形態における制御手
段は、この貸出商品Matの第1種別情報isj1が記
憶手段Memに未記録である際に、リーダライタ装置R
Wから同時に送付されたこの貸出商品Matに係る第1
種別情報isj1と第3種別情報isj3の両情報を記
録するか、または第1種別情報isj1に続き送付され
た第3種別情報isj3の両情報を記録することによ
り、この貸出商品Matに係る第1種別情報isj1
と、この第1種別情報isj1と同じ物品に係る正当な
第3種別情報isj3を、この貸出商品Matに添設さ
れている情報タグTFに全て記録することができる。
【0091】図12は、図9に示されるコントローラの
動作フローチャートである。コントローラCTRのコン
トロール手段R22は、カードリーダライタCRWから
利用者カードCmcdの装架発生の報告が発生すると、
これをカード記録再生管理手段R21を経て受け(ステ
ップS21)、利用者カードCmcdの装架があったこ
とを不図示の報知器により操作者へ報知して指示の入力
を促し(ステップS22)、入力待ちのループに入る
(ステップS23)。ここで操作者がキーボードKBか
ら指示を入力すると、コントロール手段R22は指示内
容をカード記録再生管理手段R21へ送付する(ステッ
プS24)。カード記録再生管理手段R21がこの指示
内容に基づき利用者カードCmcdから顧客データjc
stmを読み出すと(ステップS25)、ついでコント
ロール手段R22はこの顧客データjcstmをデータ
授受手段R23を経てリーダライタ装置RWへ送付する
(ステップS26)。
【0092】このように、本実施形態のコントローラC
TRによれば、操作者の指示入力に基づいて利用者カー
ドCmcdに記録されている顧客データjcstmを読
出し、ついでこれをリーダライタ装置RWへ送付するこ
とにより、リーダライタ装置RWへ第3種別情報isj
3を付与することができる。しかも読み出される顧客デ
ータjcstmは操作者の指示入力により規制できるか
ら、顧客自身が操作者として指示入力することにより、
顧客が信頼感をもつことができる。ここで指示入力は既
に利用者カードCmcdに記録されている顧客データj
cstm中の部分を選択する入力のみでよく、よって最
初からデータを打ち込み入力する煩雑さがなく、誤入力
の発生を防止して操作を簡素化できる。
【0093】図13は、図8に示されるリーダライタ装
置RWの動作フローチャートである。リーダライタ装置
RWのコントロール手段82は、情報タグTFの近接を
検出するための検出波を、クロック発生部R11とフィ
ルタ部R12と変調手段R13と電力増幅部R14によ
りアンテナ装置ANT1から発し、これに対するレスポ
ンスをアンテナ装置ANT1と端子電圧検出手段R16
と復調手段R17を経て情報タグ確認手段85が受ける
ことにより、情報タグTFの近接が確認されると(ステ
ップS31)、情報タグ記録再生管理手段84を駆動し
て第1種別情報isj1の送付指示を発生させ、これを
送信データdtとして、変調手段R13と電力増幅部R
14とアンテナ装置ANT1を経て情報タグTFへ送
り、情報タグTFから送られる第1種別情報isj1
を、アンテナ装置ANT1と端子電圧検出手段R16と
復調手段R17を経て読出し、この貸出商品Matの品
番を確認する(ステップS32)。
【0094】ついでコントロール手段82は、コントロ
ーラCTRから顧客データjcstmが送付されたかを
検査し(ステップS33)、送付がなければ、ついでス
テップS34へ進んで入力キーIpkyから顧客データ
jcstm’が入力されたかを確認する。ここにおいて
入力キーIpkyから入力がなければ、ステップS33
へ戻り上記を反復する。コントローラCTRから顧客デ
ータjcstmが送付されるか、または入力キーIpk
yから顧客データjcstm’が入力されるかの何れか
が発生すると、ステップS35へ進み、コントロール手
段82はメモリ管理手段83を駆動して顧客データjc
stmまたはjcstm’を第3種別情報isj3とし
てメモリ手段R18へ一旦記憶する。ついでコントロー
ル手段82は、上記と同様にして検出波を発し、上記と
同様にして情報タグTFが近接位置にあることを確認の
上、メモリ管理手段83を駆動してメモリ手段R18に
記憶した第3種別情報isj3を取出し、情報タグ記録
再生管理手段84を駆動してこの第3種別情報isj3
の記録指示を発生させ、この記録指示および第3種別情
報isj3を送信データdtとして、変調手段R13と
電力増幅部R14とアンテナ装置ANT1を経て情報タ
グTFへ送付し、情報タグTF内の記憶手段Memへ記
録させる。
【0095】或いは上記で、第3種別情報isj3の記
録指示と第3種別情報isj3に加え、さらに先刻情報
タグTFから送られた第1種別情報isj1を確認情報
としてリンクさせて情報タグTFへ送付するよう構成し
てもよい。これにより、情報タグTFは送付された情報
の正当性判定と分類が可能になる。
【0096】上記の処理が、貸出商品Matの貸出手続
の都度、または返却手続の都度(但し重複をさけるため
何れか一方のみ)実行されることにより、この貸出商品
Matの使用履歴が複数の顧客データとして、この貸出
商品Matに添設されている情報タグTFの第3種別情
報記憶領域へ次々に記憶され、保存されることになる。
したがって、この貸出商品Matに添設されている情報
タグTFから第3種別情報isj3を読み出すことによ
り、この貸出商品Matの使用履歴の全てを得ることが
できる。
【0097】図14は、コントローラの他の実施形態の
ブロック構成図である。コントローラCTR2は、カー
ド記録再生管理手段R21と、顧客データ使用調整手段
R31と、データ授受手段R23と、コントロール手段
R32を備える。カード記録再生管理手段R21は、カ
ードリーダライタCRWに装架された利用者カードCm
cdとの、たとえば顧客データjcstmの記録または
再生を管理し、読出再生した顧客データjcstmを顧
客データ使用調整手段R31へ付与する。顧客データ使
用調整手段R31は、付与された顧客データjcstm
から使用が許諾されている部分のみを抽出して調整し、
データ授受手段R23へ出力する。データ授受手段R2
3は情報タグのリーダライタ装置RWと情報授受を行う
よう構成されている。ここでカード記録再生管理手段R
21、顧客データ使用調整手段R31、データ授受手段
R23、コントロール手段R32は何れもコンピュータ
により読取実行可能なプログラムで構成されて不図示の
メモリ手段に格納され、不図示の内蔵マイクロコンピュ
ータにより読取実行される。
【0098】図15は、図14に示されるコントローラ
の動作フローチャートである。コントローラCTR2の
コントロール手段R32は、カードリーダライタCRW
から利用者カードCmcdの装架発生の報告がカード記
録再生管理手段R21を経由して発生すると(ステップ
S41)、カード記録再生管理手段R21に指示して利
用者カードCmcdから顧客データjcstmを読み出
す(ステップS42)。このように顧客データjcst
mの読み出しが為されると、ついでコントロール手段R
32は顧客データ使用調整手段R31に指示して、読み
出した顧客データjcstmから使用可能な部分を調整
する(ステップS43)。この調整は、予め読出し使用
の許諾がなされているデータのみを使用するようにする
ものであり、顧客データjcstm中の使用の許諾がな
されていない部分がこれにより排除される。上記のよう
にして顧客データjcstmを調整すると、ついでコン
トロール手段R32は調整済みの顧客データjcstm
をデータ授受手段R23を経てリーダライタ装置RWへ
送付し、これをリーダライタ装置RWの内蔵するメモリ
手段へ第3種別情報isj3として自動記録させる。
【0099】このように、本実施形態のコントローラC
TR2によれば、利用者カードCmcdに記録されてい
る顧客データjcstmを読出し、これに調整を施して
許諾されたデータのみとし、ついでこれを第3種別情報
としてリーダライタ装置RWへ送付することにより、リ
ーダライタ装置RWは第3種別情報isj3を情報タグ
へ記録することができる。しかも上記の処理は自動的に
実行されるから、操作としては利用者カードCmcdを
カードリーダライタCRWへ装架するのみでよく、よっ
て著しく簡素化され、誤操作の発生を防止して使い勝手
が向上する。のみならず、さらに第3種別情報isj3
は許諾されたデータのみとなるから、顧客に信頼感を与
えることができる。
【0100】このように本実施形態によれば、情報タグ
TF内に、当該貸出商品Matに属する第1種別情報i
sj1および第2種別情報isj2のみならず、第3種
別情報isj3を同時に保管する。すなわち、この貸出
商品Matに属する第1種別情報isj1〜第3種別情
報isj3が集中的に、この貸出商品Matに添設され
一体化された情報タグTFのみに保管されることにな
り、したがってこの貸出商品Matに属する各種別の情
報を分散して記録・保管することがないから、この貸出
商品Matに関しては本情報タグTFのみをアクセスす
ればよく、よって情報のアクセスを効率的に実行でき
る。このように本実施形態は、貸出商品に関するマーケ
ティング情報などの各種有用な情報を生成し得るアクテ
ィブな生の情報を常に保存できるようにしたものであ
る。
【0101】さらに、この貸出商品Matに添設された
情報タグTFを管理するだけで、この貸出商品Matに
属する多種別の全ゆる情報の管理ができ、他の貸出商品
に添設された情報タグTFや、別途設けられたデータベ
ース等を管理する必要がない。このようにして当該貸出
商品Matに属する全ゆる情報の管理を、所望の任意の
時期に容易に、しかも極めて効率的に実行することがで
きる。加えて、当該貸出商品Mat自体の管理が容易に
可能になる。このように、当該貸出商品Matの第1種
別情報isj1〜第3種別情報isj3を含む、当該貸
出商品Matに関与するあらゆる情報を、遠く離れた位
置にあるデータベース等と回線経由で授受するなどして
集中一元管理する代わりに、現場において、まさにその
貸出商品Matに添設された情報タグTF内にすべて記
入処理、または再生処理するという、POP(ポイント
・オブ・プロセッシング)が可能となる。
【0102】さらに、上記のように当該貸出商品Mat
に属するあらゆる情報を情報タグTF内に保管し、しか
もこの情報タグTFを当該貸出商品Matに添設して物
理的に一体で扱える状態にすることにより、当該貸出商
品Mat自体の管理も同時にできる。すなわち当該貸出
商品Matに関与する種々の情報の管理と、当該貸出商
品Mat自体の管理との、両管理を一体で現場において
実行するPOM(ポイント・オブ・マネジメント)が可
能になる。このようにして、「情報」の管理と「もの
(物:物品自体)」の管理の両方を同時に、しかも現場
だけで効率的に実行することができるという顕著な効果
を実現できる。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る情報記録再生装置は物品と一体化され、外部機器
と非接触で情報の授受を行う送受信手段と、電源手段
と、情報の記憶手段と、全体の動作を制御する制御手段
とを備え、制御手段はこの物品の第1種別情報が記憶手
段に既記録の場合、外部機器へ第1種別情報を送出後に
外部機器から到着した第3種別情報を記録することによ
り、外部機器が第1種別情報を用いてこの物品を特定し
た後に送付してきた、宛先が正当な第3種別情報を記録
することができる。
【0104】上記のようにして、この物品に添設された
情報タグに、この物品の使用に関わる第3種別情報を繰
り返し記録して蓄積できるから、この物品の使用に関わ
る全ての第3種別情報を常時、情報タグへ蓄積すること
ができる。よって当該物品に添設された情報タグのみか
ら全ての第3種別情報を常時入手することができ、市場
動向分析や顧客分析時に容易に提供することができる。
【0105】本発明に係る請求項2の情報記録再生装置
は、物品と一体化され、外部機器と非接触で情報の授受
を行う送受信手段と、電源手段と、情報の記憶手段と、
全体の動作を制御する制御手段とを備え、制御手段はこ
の物品に係る第1種別情報が記憶手段に未記録である際
に、外部機器から同時に送付されたこの物品に係る第1
種別情報と第3種別情報の両情報を記録するか、または
第1種別情報に続き送付された第3種別情報の両情報を
記録することにより、この物品に係る第1種別情報と、
この第1種別情報と同じ物品に係る正当な第3種別情報
を記録することができる。
【0106】本発明の請求項3に係る情報記録再生方法
は、物品と一体化され、外部機器と非接触で情報の授受
を行う送受信手段と、電源手段と、情報の記憶手段と、
全体の動作を制御する制御手段とを備えた情報記録再生
に適用され、この物品の第1種別情報が記憶手段に既記
録の場合、外部機器へ第1種別情報を送出後に外部機器
から到着した第3種別情報を記録するものであるから、
外部機器が第1種別情報を用いてこの物品を特定した後
に送付してきた、宛先が正当な第3種別情報を記録する
ことができる。
【0107】上記のようにして、この物品に添設された
情報タグに、この物品の使用に関わる第3種別情報を繰
り返し記録して蓄積できるから、この物品の使用に関わ
る全ての第3種別情報を常時、情報タグへ蓄積すること
ができる。よって当該物品に添設された情報タグのみか
ら全ての第3種別情報を常時入手することができ、これ
をマーケティングや経営分析資料として容易に利用する
ことができる。
【0108】本発明の請求項4に係る情報記録再生方法
は、物品と一体化され、外部機器と非接触で情報の授受
を行う送受信手段と、電源手段と、情報の記憶手段と、
全体の動作を制御する制御手段とを備えた情報記録再生
装置に適用され、この物品に係る第1種別情報が記憶手
段に未記録である際に、外部機器から同時に送付された
この物品に係る第1種別情報と第3種別情報の両情報を
記録するか、または第1種別情報に続き送付された第3
種別情報の両情報を記録することにより、この物品に係
る第1種別情報と、この第1種別情報と同じ物品に係る
正当な第3種別情報を、この物品に添設されている情報
タグに全て記録することができる。
【0109】本発明に係る請求項5の情報処理システム
は、非接触型の情報タグに対し、各情報を非接触で読取
り又は書き込む情報タグ読取書込手段と、顧客データを
入力可能な入力手段と、この入力手段を介してデータを
受理し、且つ情報タグ読取書込手段を制御する制御手段
とを備え、入力された顧客データの少なくとも一部分に
基づき第3種別情報を編成し、これを情報タグへ記録す
るものであるから、顧客に係る任意のデータをその都度
入力することが可能となり、さらに当該データを第3種
別情報として直ちに情報タグへ記録することができる。
【0110】上記のようにして、この物品に添設された
情報タグに、この物品の使用に関わる第3種別情報を繰
り返し記録して蓄積できるから、この物品の使用に関わ
る全ての第3種別情報を常時、情報タグへ蓄積すること
ができる。よって当該物品に添設された情報タグのみか
ら全ての第3種別情報を、しかも常時入手することがで
き、市場動向分析や顧客分析時に容易に提供することが
できる。
【0111】本発明に係る請求項6の情報処理システム
は、非接触型の情報タグに対し読取り又は書き込む情報
タグ読取書込手段と、顧客データを担持した情報担持媒
体の媒体読取手段と、これらを制御する制御手段とを備
え、情報担持媒体から読み取った顧客データの少なくと
も一部分を第3種別情報として情報タグへ記録するか
ら、顧客データの読取りから第3種別情報としての情報
タグへの記録までを自動的に実行することができ、した
がって煩雑な操作を伴うことなく、自動的かつ一挙に、
顧客データの読取りおよび第3種別情報の編成と、情報
タグへの記録を実行することができる。
【0112】上記のようにして、この物品に添設された
情報タグに、顧客データを担持した情報担持媒体から当
該物品の使用に関わる第3種別情報をその都度転記して
蓄積できるから、この物品の使用に関わる全ての第3種
別情報を常時、情報タグへ蓄積することができる。よっ
て当該物品に添設された情報タグのみから全ての第3種
別情報を、所望の任意の時期に常時入手することがで
き、これをマーケティングや経営分析資料として容易に
利用することができる。
【0113】本発明に係る請求項7の情報処理方法は、
非接触型の情報タグに対し、各情報を非接触で読取り又
は書き込む情報タグ読取書込手段と、顧客データを入力
可能な入力手段と、この入力手段を介してデータを受理
し、且つ情報タグ読取書込手段を制御する制御手段とを
備えた情報処理システムに適用するものであり、入力さ
れた顧客データの少なくとも一部分に基づき第3種別情
報を編成し、これを情報タグへ記録するから、顧客に係
る任意のデータをその都度入力することが可能となり、
さらに当該データを第3種別情報として直ちに情報タグ
へ記録することができる。
【0114】上記のようにして、この物品に添設された
情報タグに、この物品の使用に関わる第3種別情報を繰
り返し記録して蓄積できるから、この物品の使用に関わ
る全ての第3種別情報を常時、情報タグへ蓄積すること
ができる。よって当該物品に添設された情報タグのみか
ら全ての第3種別情報を、しかも常時入手することがで
き、市場動向分析や顧客分析時に容易に提供することが
できる。
【0115】本発明に係る請求項8の情報処理方法は、
非接触型の情報タグに対し読取り又は書き込む情報タグ
読取書込手段と、顧客データを担持した情報担持媒体の
媒体読取手段と、これらを制御する制御手段とを備えた
情報処理システムに適用され、情報担持媒体から読み取
った顧客データの少なくとも一部分を第3種別情報とし
て情報タグへ記録するから、顧客データの読取りから第
3種別情報としての情報タグへの記録までを自動的に実
行することができ、したがって煩雑な操作を伴うことな
く、自動的かつ一挙に、顧客データの読取りおよび第3
種別情報の編成と、情報タグへの記録を実行することが
できる。
【0116】上記のようにして、この物品に添設された
情報タグに、顧客データを担持した情報担持媒体から当
該物品の使用に関わる第3種別情報をその都度転記して
蓄積できるから、この物品の使用に関わる全ての第3種
別情報を常時、情報タグへ蓄積することができる。よっ
て当該物品に添設された情報タグのみから全ての第3種
別情報を、しかも常時入手することができ、これをマー
ケティングや経営分析資料として容易に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムの一実施形態の
構成を示す模式斜視図である。
【図2】図1に示され、且つ本発明に係る情報記録再生
装置の一実施形態である情報タグの一例のブロック構成
図である。
【図3】ワンチップ構成で実現された情報タグの外観図
である。
【図4】情報タグの主要部分の誘導結合4端子網による
説明図である。
【図5】図4に示される誘導結合4端子網の等価回路で
ある。
【図6】本発明に係る情報タグの他の実施形態として中
央演算処理装置を内蔵した構成のブロック図である。
【図7】図1に示されるリーダライタ装置の正面図であ
る。
【図8】図1および図7に示されるリーダライタ装置の
ブロック構成図である。
【図9】図1に示されるコントローラのブロック構成図
である。
【図10】図2に示される情報タグの制御手段の動作フ
ローチャートである。
【図11】情報タグの他の実施形態である制御手段の動
作フローチャートである。
【図12】図9に示されるコントローラの動作フローチ
ャートである。
【図13】図8に示されるリーダライタ装置の動作フロ
ーチャートである。
【図14】コントローラの他の実施形態のブロック構成
図である。
【図15】図14に示されるコントローラの動作フロー
チャートである。
【符号の説明】
TF……情報タグ(情報記録再生装置)、isj1……
第1種別情報、imt……品番、isj2……第2種別
情報、jrk……棚番号、jcag……カテゴリー、j
fl……フロアロケーション、jоd……陳列順位、i
sj3……第3種別情報、cstm1〜cstm5……
顧客データ、Mat……貸出商品(物品)、RW……リ
ーダライタ装置(情報タグ読取書込手段)、Ipky…
…入力キー(入力手段)、CTR……コントローラ(制
御手段)、CRW……カードリーダライタ(媒体読取手
段)、Cmcd……利用者カード(情報担持媒体)、j
cstm……顧客データ(顧客に係るデータ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁界を周辺に形成する外部機器との相
    対距離が前記電磁界に感応可能な限界距離以内である場
    合に、前記電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非
    接触で情報の授受をなす情報記録再生装置であって、 任意の物品に添設または組込まれて前記物品と一体化さ
    れ、 前記情報は、前記物品の特定に関わる第1種別情報、前
    記物品の状態に関わる第2種別情報、前記物品の使用に
    関わる第3種別情報の少なくとも何れかを含み、 前記外部機器から前記電磁界を媒介して任意の時期に送
    られた前記情報を受信し、または前記情報を前記外部機
    器へ前記電磁界を媒介して付与可能な送受信手段と、 前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘導電
    流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ供給
    可能な電源手段と、 前記情報を更新かつ再生自在に記録可能とする記憶手段
    と、 前記記憶手段への前記情報の記録または再生を含めた当
    該情報記録再生装置全体の動作を制御する制御手段と、
    を備え、 前記制御手段は、前記第1種別情報が前記記憶手段に既
    記録の場合に、前記外部機器へ前記第1種別情報を送出
    後に前記外部機器から送られた前記第3種別情報を記録
    可能に構成されたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 電磁界を周辺に形成する外部機器との相
    対距離が前記電磁界に感応可能な限界距離以内である場
    合に、前記電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非
    接触で情報の授受をなす情報記録再生装置であって、 任意の物品に添設または組込まれて前記物品と一体化さ
    れ、 前記情報は、前記物品の特定に関わる第1種別情報、前
    記物品の状態に関わる第2種別情報、前記物品の使用に
    関わる第3種別情報の少なくとも何れかを含み、 前記外部機器から前記電磁界を媒介して任意の時期に送
    られた前記情報を受信し、または前記情報を前記外部機
    器へ前記電磁界を媒介して付与可能な送受信手段と、 前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘導電
    流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ供給
    可能な電源手段と、 前記情報を更新かつ再生自在に記録可能とする記憶手段
    と、 前記記憶手段への前記情報の記録または再生を含めた当
    該情報記録再生装置全体の動作を制御する制御手段と、
    を備え、 前記制御手段は、前記第1種別情報が前記記憶手段に未
    記録の場合に、前記外部機器から同時に送付された前記
    第1種別情報と前記第3種別情報の両情報を記録する
    か、または前記外部機器から前記第1種別情報の送付に
    続き前記第3種別情報が送付された際に両情報を記録可
    能に構成されたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 電磁界を周辺に形成する外部機器との相
    対距離が前記電磁界に感応可能な限界距離以内である場
    合に、前記電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非
    接触で情報授受をなし、 任意の物品に添設または組込まれて前記物品と一体化さ
    れ、 前記外部機器から前記電磁界を媒介して任意の時期に送
    られた情報を受信し、または情報を前記外部機器へ前記
    電磁界を媒介して付与可能な手段と、 前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘導電
    流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ供給
    可能な手段と、 前記情報を更新かつ再生自在に記録可能とする手段と、 当該情報記録再生装置全体の動作を制御する手段と、を
    備えた情報記録再生装置に適用される情報記録再生方法
    であって、 前記情報は、前記物品の特定に関わる第1種別情報、前
    記物品の状態に関わる第2種別情報、前記物品の使用に
    関わる第3種別情報の少なくとも何れかを含み、 前記第1種別情報が前記記憶手段に既記録の場合に、前
    記外部機器へ前記第1種別情報を送出後に前記外部機器
    から送られた前記第3種別情報を記録することを特徴と
    する情報記録再生方法。
  4. 【請求項4】 電磁界を周辺に形成する外部機器との相
    対距離が前記電磁界に感応可能な限界距離以内である場
    合に、前記電磁界に感応して作動し、前記外部機器と非
    接触で情報授受をなし、 任意の物品に添設または組込まれて前記物品と一体化さ
    れ、 前記外部機器から前記電磁界を媒介して任意の時期に送
    られた情報を受信し、または情報を前記外部機器へ前記
    電磁界を媒介して付与可能な手段と、 前記送受信手段が前記電磁界の受信で発生させた誘導電
    流の整流によるか、或いは電池による電力を各部へ供給
    可能な手段と、 前記情報を更新かつ再生自在に記録可能とする手段と、 当該情報記録再生装置全体の動作を制御する手段と、 を備えた情報記録再生装置に適用される情報記録再生方
    法であって、 前記情報は、前記物品の特定に関わる第1種別情報、前
    記物品の状態に関わる第2種別情報、前記物品の使用に
    関わる第3種別情報の少なくとも何れかを含み、 前記第1種別情報が前記記憶手段に未記録の場合に、前
    記外部機器から同時に送付された前記第1種別情報と前
    記第3種別情報の両情報を記録するか、または前記外部
    機器から前記第1種別情報の送付に続き前記第3種別情
    報が送付された際に両情報を記録する構成としたことを
    特徴とする情報記録再生方法。
  5. 【請求項5】 任意の物品の特定に関わる情報を第1種
    別情報、当該物品の状態に関わる情報を第2種別情報、
    当該物品の使用に関わる情報を第3種別情報として、 前記物品に添設され又は前記物品に組み込まれて一体化
    され、非接触で前記各情報を授受し、内蔵する記憶手段
    に前記各情報を再生自在に記録可能な非接触型の情報タ
    グに対し、前記各情報を非接触で読取り又は書き込む情
    報タグ読取書込手段と、 前記物品を使用する顧客に係るデータを入力可能な入力
    手段と、 前記入力手段を介してデータを受理し、且つ前記情報タ
    グ読取書込手段を制御する制御手段と、を備え、 前記制御手段は前記入力手段を介して入力された前記顧
    客に係るデータを受理すると、前記データの少なくとも
    一部分に基づき前記第3種別情報を編成し、前記第3種
    別情報を前記情報タグ読取書込手段を介して前記情報タ
    グへ記録する構成としたことを特徴とする情報処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 任意の物品の特定に関わる情報を第1種
    別情報、当該物品の状態に関わる情報を第2種別情報、
    当該物品の使用に関わる情報を第3種別情報として、 前記物品に添設され又は前記物品に組み込まれて一体化
    され、非接触で前記各情報を授受し、内蔵する記憶手段
    に前記各情報を再生自在に記録可能な非接触型の情報タ
    グに対し、前記各情報を非接触で読取り又は書き込む情
    報タグ読取書込手段と、 前記物品を使用する顧客に係るデータを読取可能に担持
    した情報担持媒体の媒体読取手段と、 前記情報タグ読取書込手段および前記媒体読取手段を制
    御する制御手段と、を備え、 前記制御手段は前記媒体読取手段が前記情報担持媒体か
    ら読み取った前記顧客に係るデータの少なくとも一部分
    を前記情報タグ読取書込手段へ付与し、 前記情報タグ読取書込手段は前記付与されたデータを前
    記第3種別情報として前記情報タグへ記録する構成とし
    たことを特徴とする情報処理システム。
  7. 【請求項7】 任意の物品の特定に関わる情報を第1種
    別情報、当該物品の状態に関わる情報を第2種別情報、
    当該物品の使用に関わる情報を第3種別情報として、 前記物品に添設され又は前記物品に組み込まれて一体化
    され、非接触で前記各情報を授受し、内蔵する記憶手段
    に前記各情報を再生自在に記録可能な非接触型の情報タ
    グに対し、前記各情報を非接触で読取り又は書き込む情
    報タグ読取書込手段と、 前記物品を使用する顧客に係るデータを入力可能な入力
    手段と、 前記入力手段を介してデータを受理し、且つ前記情報タ
    グ読取書込手段を制御する制御手段と、を備えた情報処
    理システムに適用され、 前記入力された前記顧客に係るデータを受理し、前記デ
    ータの少なくとも一部分に基づき前記第3種別情報を編
    成し、前記第3種別情報を前記情報タグへ記録すること
    を特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 任意の物品の特定に関わる情報を第1種
    別情報、当該物品の状態に関わる情報を第2種別情報、
    当該物品の使用に関わる情報を第3種別情報として、 前記物品に添設され又は前記物品に組み込まれて一体化
    され、非接触で前記各情報を授受し、内蔵する記憶手段
    に前記各情報を再生自在に記録可能な非接触型の情報タ
    グに対し、前記各情報を非接触で読取り又は書き込む情
    報タグ読取書込手段と、 前記物品を使用する顧客に係るデータを読取可能に担持
    した情報担持媒体の媒体読取手段と、 前記情報タグ読取書込手段および前記媒体読取手段を制
    御する制御手段と、を備えた情報処理システムに適用さ
    れ、 前記情報担持媒体から読み取った前記顧客に係るデータ
    の少なくとも一部分を前記第3種別情報として前記情報
    タグへ記録することを特徴とする情報処理方法。
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