JP2001249554A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001249554A
JP2001249554A JP2000061904A JP2000061904A JP2001249554A JP 2001249554 A JP2001249554 A JP 2001249554A JP 2000061904 A JP2000061904 A JP 2000061904A JP 2000061904 A JP2000061904 A JP 2000061904A JP 2001249554 A JP2001249554 A JP 2001249554A
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bias
transfer bias
roller
circuit
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Shiro Sakata
志朗 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材の紙種に応じて最適な値の転写バイア
スを算出するときに、転写バイアスと逆極性のバイアス
を転写部材に印加するバイアス印加手段でのインピーダ
ンス変化を抑制できるようにする。 【解決手段】 転写ローラに転写バイアスを印加すると
きは、電流遮断用ダイオード46によって負バイアス印
加回路41のコンデンサ44に流れる電流を遮断するこ
とにより、負バイアス印加回路41のインピーダンス変
化が抑制され、転写バイアスの過渡的な変化を抑制する
ことができるので、転写材の紙種に応じた最適な値の転
写バイアスを応答性よく算出して、転写ローラに印加す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等によって画像形成を行う複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置は、例えば図7に
示すように、像担持体としてのドラム型の電子写真感光
体(以下、感光ドラムという)1と、その周囲に感光ド
ラム1を帯電する1次帯電ローラ2、感光ドラム1を露
光して静電潜像を形成する露光装置3、トナーを静電潜
像に付着して顕像化する現像装置4、感光ドラム1上の
トナー像を転写材Pに転写する転写ローラ5、感光ドラ
ム1上に残った転写残トナーを回収するクリーニング装
置6を備えている。
【0003】このように構成された画像形成装置は、画
像形成時には、感光ドラム1は駆動手段(不図示)によ
り矢印方向(時計方向)に回転駆動され、帯電ローラ2
により表面が一様に帯電される。そして、帯電された感
光ドラム1上に露光装置3によりレーザ光による画像露
光が与えられて、入力される画像情報に応じた静電潜像
が形成され、この静電潜像は現像装置4によりトナー像
として現像される。そして、感光ドラム1上のトナー像
は、転写ローラ5により用紙などの転写材Pに転写され
た後に定着装置7に搬送され、定着装置7の定着ローラ
7aと加圧ローラ7b間の定着ニップ部で転写材P上に
トナー像を加熱、加圧して熱定着した後に、外部に排出
される。また、転写後に感光ドラム1上に残っている転
写残トナーは、クリーニング装置6によって除去されて
回収される。
【0004】ところで、上述した画像形成装置で用いた
転写手段としての転写ローラ5は、オゾンの発生がな
く、転写材Pの搬送安定性に優れている。転写ローラ5
は、抵抗を1×105 〜1×1010Ωに調整した中抵抗
の導電性の弾性層を芯金表面に設けて構成されており、
転写ローラ5を感光ドラム1に当接させ、感光ドラム1
と転写ローラ5によって形成される転写ニップ部で転写
材Pを挟持搬送させながら、転写材Pにトナー像とは逆
極性(正極性)の電荷を付与して感光ドラム1上のトナ
ー像を転写材P上に転写させるものである。
【0005】転写ローラ5には、制御部(不図示)から
の制御信号に基づいて、図8に示す転写バイアス発生回
路から転写バイアスが印加される。この転写バイアス発
生回路の動作について簡単に説明すると、電流制御回路
(PWM回路)30は、A/D変換器31からのフィー
ドバック信号に応じたPWM信号としての電圧V1を、
D/A変圧器32、増幅器33を介してコンデンサ34
にチャージする。そして、スイッチング回路35は、発
振回路36からのクロック信号に基づいて前記電圧V1
をスイッチングすることにより、電圧V1はトランス3
7に入力されて昇圧される。トランス37で昇圧された
この電圧(転写電圧)は、ダイオード38を介して転写
ローラ5に印加される。
【0006】この際、オペアンプ39は、抵抗40を通
して転写ローラ5に流れる転写電流を電圧信号に変換
し、電圧値として取り出された転写電流値は、A/D変
換器11に入力されれ前記フィードバック信号となる。
そして、電流制御回路(PWM回路)30は、このフィ
ードバック信号に基づいて規定値(一定電流値)に達す
るまでPWM信号のレベルを上げるようにして、適正な
転写バイアスを転写ローラ5に印加するようにしてい
る。また、上述した従来の転写バイアス発生回路には、
トナー像転写後の転写ローラ5表面の転写残トナーを感
光ドラム1側に回収させてクリーニングするために、ト
ナーと同極性(負極性)のバイアスを印加する負バイア
ス印加回路(不図示)が設けられている。
【0007】上述したような転写バイアス制御はPTV
Cと言われている。以下、このPTVCによる転写バイ
アス印加を、図9に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0008】先ず、転写材Pが転写ニップ部に搬送され
ていない前回転時(非通紙時)に、感光ドラム1を正規
の電位に帯電させた状態で、上述したPTVC動作を開
始する(ステップS10)。このPTVC動作で検出さ
れた転写電流値が所望の値と異なっている場合には、P
WM信号のレべルを上げる又は下げることによって転写
電流値が所望の値になったときのPWM信号値を設定す
る(ステップS11)。このときの電圧をV0(紙間バ
イアス)とする(ステップS12)。そして、このV0
(紙間バイアス)と予めCPU(不図示)内にメモリし
ておいた転写出力テーブルとから、V0(紙間バイア
ス)に対応した転写時の転写バイアスV1(プリントバ
イアス)を算出する(ステップS13)。そして、画像
形成(プリント)時にこの転写バイアスV1(プリント
バイアス)を転写ローラ5に印加する(ステップS1
4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、画像
形成(プリント)速度の高速化に伴って、転写ローラ5
のインピーダンスは小さくなり、更に、ソリッド仕様の
転写ローラ5が用いられることによって環境変動が大き
くなっている。そのため、転写材Pとしての用紙の紙種
によってインピーダンスが変化した場合に、転写バイア
ス発生回路の負荷特性が大きくなって、紙種に合った最
適な値の転写バイアスを、応答性よく転写ローラ5に印
加することができなかった。
【0010】即ち、従来では、正極性の転写バイアスを
印加する状態のときに、転写バイアス発生回路の上記し
た負バイアス印加回路でのインピーダンス変化が大き
く、応答性よく転写ローラ5に最適な値の転写バイアス
を印加することができなかった。
【0011】そこで本発明は、転写材の紙種に応じて最
適な値の転写バイアスを算出する時に負バイアス印加回
路でのインピーダンス変化を抑えて、応答性よく最適な
値の転写バイアスを算出することができる画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、トナー像が形成される像担持体と、前記像
担持体に当接して転写ニップ部を形成し、前記転写ニッ
プ部に搬送される転写材の背面側に接触して転写バイア
スの印加により前記トナー像を前記転写材の表面側に転
写する転写部材とを備えた画像形成装置において、前記
トナー像の帯電極性と逆極性の転写バイアスを発生し
て、発生された前記転写バイアスを前記転写部材に印加
する転写バイアス発生手段と、前記転写バイアス発生手
段と通電可能に接続され、前記転写バイアスと逆極性の
バイアスを発生して、発生された前記バイアスを前記転
写部材に印加するバイアス印加手段と、前記転写バイア
ス発生手段から前記転写部材に前記転写バイアスを印加
する状態の時は、前記バイアス印加手段のインピーダン
ス変化を抑制する抑制手段と、を有することを特徴とし
ている。
【0013】また、前記転写バイアス発生手段は、前記
像担持体が所定電位に帯電された状態で、前記転写材先
端が前記転写ニップ部に入る前に、前記転写部材に印加
する転写バイアスを定電圧制御するときの前記転写部材
への出力電圧を変化させ、転写部材に流れる電流が所望
値に達したときの出力電圧に基づいて転写バイアスを発
生し、前記転写材先端が前記転写ニップ部に入ったとき
に流れる転写電流値に基づいて算出した前記転写材のイ
ンピーダンスに応じて前記転写バイアスの値を補正して
前記転写部材に印加することを特徴としている。
【0014】また、前記バイアス印加手段は、前記転写
バイアス発生手段から前記転写部材に前記転写バイアス
が印加されていないときに、前記転写バイアスと逆極性
のバイアスを前記転写部材に印加することを特徴として
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0016】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。本
実施の形態の画像形成装置は、電子写真方式のレーザビ
ームプリンタである。なお、上述した従来の画像形成装
置と同一機能部材には同一符号を付して説明する。
【0017】本画像形成装置は、像担持体としての感光
ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、帯電
ローラ2、現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装
置6が配設されており、感光ドラム1の帯電ローラ2と
現像装置4間の上方には露光装置3が配設されている。
また、感光ドラム1と転写ローラ5間の転写ニップ部N
の転写材搬送方向の上流側には、プレフィードセンサ
8、給紙ローラ9、レジストローラ10、レジストセン
サ11、転写前ガイド12が配設されており、転写ニッ
プ部Nの転写材搬送方向の下流側には、除電針13、搬
送ガイド14、定着装置7が配設されている。
【0018】感光ドラム1は、本実施の形態では負帯電
の有機感光体で、アルミニウム製のドラム基体上に感光
体層を有しており、所定の周速で矢印a方向(時計方
向)に回転駆動され、その回転過程において接触する帯
電ローラ2により負極性の一様な帯電を受ける。接触帯
電手段としての帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に回
転自在に接触し、帯電バイアス電源(不図示)から印加
される帯電バイアスによって感光ドラム1を所定の極
性、電位に均一に帯電する。露光装置3は、不図示のレ
ーザドライバー、レーザダイオード、ポリゴンミラーな
どを備えており、レーザドライバに入力されるパーソナ
ルコンピュータ(不図示)などからの画像情報の時系列
電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザ光が
レーザダイオードから出力され、高速回転するポリゴン
ミラーで前記レーザ光を走査し、反射ミラー3aを介し
て感光ドラム1表面を画像露光Lすることにより、画像
情報に対応した静電潜像を形成する。
【0019】現像装置4は、現像部位にて感光ドラム1
表面とほぼ当接する回転自在な現像スリーブ4aを備え
ており、現像バイアス電源(不図示)から現像バイアス
が印加された現像スリーブ4aにより、現像部位にて感
光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像
として顕像化する。
【0020】転写ローラ5は、感光ドラム1表面に所定
の押圧力で接触して転写ニップ部Nを形成し、転写バイ
アス発生回路20から印加される転写バイアスにより、
感光ドラム1と転写ローラ5間の転写ニップ部Nにて感
光ドラム1表面のトナー像を転写材Pに転写する。転写
ローラ5は、鉄、SUS等の芯金上にEPDM、シリコ
ーン、NBR、ウレタン等のゴムを用いたソリッド状
(充填肉質)、または発泡スポンジ状の中抵抗の弾性層
を形成したゴムローラである。また、転写ローラ5は、
加圧バネ(不図示)により感光ドラム1に所定の加圧力
で圧接され、転写ニップ部Nを形成する。転写バイアス
発生回路20は制御部21によって制御される(転写バ
イアス発生回路20の詳細については後述する)。
【0021】クリーニング装置6は、クリーニングブレ
ード6aを有しており、転写後に感光ドラム1表面に残
った転写残トナーをクリーニングブレード6aによって
除去する。定着装置7は、回転自在な定着ローラ7aと
加圧ローラ7bを有しており、定着ローラ7aと加圧ロ
ーラ7b間の定着ニップにて転写材Pを挟持搬送しなが
ら、転写材Pの表面に転写されたトナー像を加熱、加圧
して熱定着させる。
【0022】次に、上記画像形成装置による画像形成動
作について説明する。
【0023】画像形成動作開始信号が発せられると、用
紙などの転写材Pが給紙ローラ15により1枚ずつ給紙
され、プレフィードセンサ8、搬送ローラ9を通してレ
ジストローラ10まで搬送される。一方、感光ドラム1
は駆動手段(不図示)により矢印a方向に所定の周速で
回転駆動され、帯電バイアスが印加された帯電ローラ2
により表面が一様に負極性の所定電位に帯電される。そ
して、帯電された感光ドラム1上に露光装置3により画
像露光Lが与えられて、パーソナルコンピュータ(不図
示)などから入力される画像情報に応じた静電潜像が形
成される。そして、感光ドラム1上に形成された静電潜
像に、現像部位にて感光ドラム1の帯電極性(負極性)
と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4の現像
スリーブ4aにより、感光ドラム1の帯電極性(負極
性)と同極性に帯電されたトナーを付着させて、トナー
像として顕像化する。
【0024】そして、転写材Pの先端がレジストセンサ
11で検知された後、転写ニップ部Nに到達されるタイ
ミングに合わせてレジストローラ10の駆動により転写
材Pが、転写前ガイド12を通して転写ニップ部Nに搬
送される。そして、トナーと逆極性(正極性)の転写バ
イアスが印加された転写ローラ5により、転写ニップ部
Nに搬送された転写材Pに、感光ドラム1と転写ローラ
5間に発生する静電力によって、感光ドラム1上のトナ
ー像が転写される。そして、トナー像が転写された転写
材Pは除電針13で除電された後、搬送ガイド14を介
して定着装置7に搬送され、定着ローラ7aと加圧ロー
ラ7b間の定着ニップにてトナー像を転写材Pに加熱、
加圧して熱定着した後に搬送路A1を通して外部に排出
され、一連の画像形成動作を終了する。
【0025】一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面
に残留している転写残トナーは、クリーニング装置6の
クリーニングブレード6aによって除去されて回収され
る。また、トナー像転写後の転写ローラ5表面の転写残
トナーは、転写バイアス発生回路20の後述する負バイ
アス印加回路41からトナーと同極性(負極性)のバイ
アスを転写ローラ5に印加することにより、感光ドラム
1側に回収されてクリーニングされる。
【0026】また、両面画像形成(両面プリント)時に
は、上記した1面(表面)画像形成が終了して定着装置
7から排出された転写材Pは反転ローラ(不図示)によ
り反転されて両面搬送路A2に搬送される。そして、再
給紙ローラ16により再給紙センサ17を通過させてレ
ジストローラ10に再び導入されて、今度は2面(裏
面)に同様にして画像形成がなされる。
【0027】次に、転写バイアス発生回路20について
説明する。図2は、本実施の形態に係る転写バイアス発
生回路20の回路図である。なお、図8に示した従来の
転写バイアス発生回路と同一部材には同一符号を付し、
重複する説明は省略する。この転写バイアス発生回路2
0は、負バイアス印加回路41と上述した正極性の転写
バイアスを発生する回路とが通電可能に構成されてお
り、正極性の転写バイアスを発生する回路は図8に示し
た従来例と同様なので、本実施の形態では負バイアス印
加回路41についてのみ説明する。
【0028】本実施の形態における負バイアス印加回路
41は、負バイアス印加用トランス42、ダイオード4
3、コンデンサ44、抵抗45、及び電流遮断用ダイオ
ード46とで構成されている。負バイアス印加回路41
は、上述した画像形成動作終了後の後回転時に感光ドラ
ム1が負極性に帯電されている状態で、負バイアス印加
用トランス42から負極性の所定電位のバイアスを転写
ローラ5に印加して、トナー像転写後に転写ローラ5表
面に残留しているの転写残トナーを感光ドラム1の帯電
極性と同極性(負極性)に帯電させる。これにより、転
写ローラ5表面の転写残トナーは感光ドラム1側に回収
され、転写ローラ5表面がクリーニングされる。この
時、転写ローラ5には正極性の転写バイアスは印加され
ていない。
【0029】そして、上述したPTVC動作により最適
な正極性の転写バイアス値を算出する時に、従来では負
バイアス印加回路41側にコンデンサ44を通して一部
の電流(転写電流)が流れていたが、本実施の形態で
は、電流遮断用ダイオード46によってコンデンサ44
に流れる電流を遮断するようにした。このような構成に
より、電流遮断用ダイオード46がない場合は、コンデ
ンサ44に過渡的に電流が流れてしまい、オペアンプ3
9で変換される電圧信号も過渡的に変化してしまう。一
方、本実施の形態のように、電流遮断用ダイオード46
を設けた場合には、コンデンサ44に電流が流れないの
で、オペアンプ39で変換される電圧信号が過渡的に変
化することはない。
【0030】従って、図3に示すように、電流遮断用ダ
イオード46がない場合(図のb)、最適な値の転写バ
イアスが算出されるまでに時間がかかり、応答性が悪か
った。一方、電流遮断用ダイオード46を設けた場合
(図のa)、最適な値の転写バイアスを応答性よく算出
することができる。
【0031】次に、本実施の形態における転写バイアス
発生回路20による転写バイアス印加制御を、図4に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0032】先ず、転写材Pが転写ニップ部Nに搬送さ
れていない前回転時(非通紙時)に、感光ドラム1を正
規の電位に帯電させた状態で、上述したPTVC動作を
開始する(ステップS1)。このPTVC動作で検出さ
れた転写電流値が所望の値と異なっている場合には、P
WM信号のレべルを上げる又は下げることによって転写
電流値が所望の値になったときのPWM信号値を設定す
る(ステップS2)。このときに発生する電圧をV0
(紙間バイアス)とする(ステップS3)。そして、こ
のV0(紙間バイアス)と予めCPU(不図示)内にメ
モリされている転写出力テーブルとから、V0(紙間バ
イアス)に対応した転写ローラ5に印加する転写バイア
スV1(プリントバイアス)を算出する(ステップS
4)。そして、転写時に、この転写バイアスV1(プリ
ントバイアス)を転写ローラ5に印加する(ステップS
5)。
【0033】そして、転写材(紙)Pの先端が転写ニッ
プ部に突入してから所定時間後に流れる転写電流値を、
オペアンプ39、A/D変換器31を介して電流制御回
路(PWM回路)30でモニタし、この転写電流値に基
づいて転写材(紙)Pのインピーダンスを算出する(ス
テップS6)。そして、電流制御回路(PWM回路)3
0は、算出した転写材(紙)Pのインピーダンス値に応
じて転写バイアスV1(プリントバイアス)を補正し、
補正された最適な値の転写バイアスを算出する(ステッ
プS7)。ステップS7において、上述したように転写
バイアスの過渡的な変化が抑制されることによって、転
写バイアスV1の補正を応答性よく短時間で行うことが
できるので、転写材Pにトナー像の転写開始から良好な
転写を行うことができる。そして、ステップS7によ
り、転写材(紙)Pの紙種に応じた転写バイアス印加条
件が成立し、この転写バイアスを転写ローラ5に印加し
て転写を行う(ステップS8)。
【0034】このように本実施の形態では、電流遮断用
ダイオード46によって負バイアス印加回路41のコン
デンサ44に流れる電流を遮断することにより、転写バ
イアスの過渡的な変化を抑制することができるので、転
写材(紙)Pの紙種に応じた最適な値の転写バイアスを
応答性よく算出して、転写ローラ5に印加することがで
きる。
【0035】なお、本実施の形態では、負バイアス印加
回路41に設けた電流遮断用ダイオード46は1個だけ
であったが、インピーダンスを大きくするために複数個
もうけてもよい。
【0036】〈実施の形態2〉図5は、本発明の実施の
形態2に係る画像形成装置の転写バイアス発生回路を示
す回路図である。なお、上述した実施の形態1の転写バ
イアス発生回路と同一機能部材には同一符号を付し、重
複する説明は省略する。転写バイアス発生回路以外の構
成は、実施の形態1の画像形成装置と同様であり、本実
施の形態では、転写バイアス発生回路についてのみ説明
する。
【0037】この転写バイアス発生回路は、負バイアス
印加回路47と上述した正極性の転写バイアスを発生す
る回路とが通電可能に構成されており、正極性の転写バ
イアスを発生する回路は図8に示した従来例と同様なの
で、本実施の形態では負バイアス印加回路47について
のみ説明する。
【0038】本実施の形態における負バイアス印加回路
47は、負バイアス印加用トランス42、ダイオード4
3、コンデンサ44、抵抗45、ダイオード48、抵抗
49及び電流遮断用スィッチング素子50とで構成され
ている。電流遮断用スィッチング素子50は、上述した
PTVC動作による転写バイアスの算出時にはON/O
FF信号発生部51からON信号が入力され、スィッチ
ング動作がONされる。また、負バイアス印加回路47
から転写ローラ5に負極性のバイアスが印加されている
ときは、電流遮断用スィッチング素子50にはON/O
FF信号発生部51からOFF信号が入力され、スィッ
チング動作がOFFされる。この電流遮断用スィッチン
グ素子50として、本実施の形態ではFETを用いた。
なお、FET以外にもダイオードやCMOSトランジス
タ等で構成することも可能である。
【0039】負バイアス印加回路47は、上述した画像
形成動作終了後の後回転時に感光ドラム1が負極性に帯
電されている状態で、負バイアス印加用トランス42か
ら負極性の所定電位のバイアスを転写ローラ5に印加し
て、トナー像転写後に転写ローラ5表面に残留している
の転写残トナーを感光ドラム1の帯電極性と同極性(負
極性)に帯電させる。これにより、転写ローラ5表面の
転写残トナーは感光ドラム1側に回収され、転写ローラ
5表面がクリーニングされる。この時、転写ローラ5に
は正極性の転写バイアスは印加されていない。
【0040】そして、上述したPTVC動作により最適
な正極性の転写バイアス値を算出するときに、従来では
負バイアス印加回路47側にコンデンサ44を通して一
部の電流(転写電流)が流れていたが、本実施の形態で
は、電流遮断用スィッチング素子50によってコンデン
サ44に流れる電流を遮断するようにした。このような
構成により、電流遮断用スィッチング素子50がない場
合は、コンデンサ44に過渡的に電流が流れてしまい、
オペアンプ39で変換される電圧信号も過渡的に変化し
てしまう。一方、本実施の形態のように、電流遮断用ス
ィッチング素子50を設けた場合には、コンデンサ44
に電流が流れないので、オペアンプ39で変換される電
圧信号が過渡的に変化することはない。
【0041】従って、図3に示したように、電流遮断用
スィッチング素子50がない場合(図のb)、最適な値
の転写バイアスが算出されるまでに時間がかかり、応答
性が悪かった。一方、電流遮断用スィッチング素子50
を設けた場合(図のa)、最適な値の転写バイアスを応
答性よく算出することができる。そして、本実施の形態
においても、図4に示した実施の形態1における転写バ
イアス印加制御のフローチャートに基づいて同様にして
転写バイアス印加制御を行う。
【0042】このように本実施の形態では、電流遮断用
スィッチング素子50によって負バイアス印加回路47
のコンデンサ44に流れる電流を遮断することにより、
転写バイアスの過渡的な変化を抑制することができるの
で、転写材(紙)Pの紙種に応じた最適な値の転写バイ
アスを応答性よく算出して、転写ローラ5に印加するこ
とができる。
【0043】〈実施の形態3〉図6は、本発明の実施の
形態3に係る画像形成装置の転写バイアス発生回路を示
す回路図である。なお、上述した実施の形態1の転写バ
イアス発生回路と同一機能部材には同一符号を付し、重
複する説明は省略する。転写バイアス発生回路以外の構
成は、実施の形態1の画像形成装置と同様であり、本実
施の形態では、転写バイアス発生回路についてのみ説明
する。
【0044】この転写バイアス発生回路は、負バイアス
印加回路52と上述した正極性の転写バイアスを発生す
る回路とが通電可能に構成されており、正極性の転写バ
イアスを発生する回路は図8に示した従来例と同様なの
で、本実施の形態では負バイアス印加回路52について
のみ説明する。
【0045】本実施の形態における負バイアス印加回路
52は、負バイアス印加用トランス42、ダイオード4
3、コンデンサ44、抵抗45及び電流遮断用抵抗53
とで構成されている。電流遮断用抵抗53の抵抗値は、
上述したPTVC動作による転写バイアスの算出時にコ
ンデンサ44に電流が流れないように、抵抗45の抵抗
値よりも大きく設定されている。
【0046】負バイアス印加回路52は、上述した画像
形成動作終了後の後回転時に感光ドラム1が負極性に帯
電されている状態で、負バイアス印加用トランス42か
ら負極性の所定電位のバイアスを転写ローラ5に印加し
て、トナー像転写後に転写ローラ5表面に残留している
の転写残トナーを感光ドラム1の帯電極性と同極性(負
極性)に帯電させる。これにより、転写ローラ5表面の
転写残トナーは感光ドラム1側に回収され、転写ローラ
5表面がクリーニングされる。この時、転写ローラ5に
は正極性の転写バイアスは印加されていない。
【0047】そして、上述したPTVC動作により最適
な正極性の転写バイアス値を算出するときに、従来では
負バイアス印加回路52側にコンデンサ44を通して一
部の電流(転写電流)が流れていたが、本実施の形態で
は、電流遮断用抵抗53によってコンデンサ44に流れ
る電流を遮断するようにした。このような構成により、
電流遮断用抵抗53がない場合は、コンデンサ44に過
渡的に電流が流れてしまい、オペアンプ39で変換され
る電圧信号も過渡的に変化してしまう。一方、本実施の
形態のように、電流遮断用抵抗53を設けた場合には、
コンデンサ44に電流が流れないので、オペアンプ39
で変換される電圧信号が過渡的に変化することはない。
【0048】従って、図3に示したように、電流遮断用
抵抗53がない場合(図のb)、最適な値の転写バイア
スが算出されるまでに時間がかかり、応答性が悪かっ
た。一方、電流遮断用抵抗素子53を設けた場合(図の
a)、最適な値の転写バイアスを応答性よく算出するこ
とができる。そして、本実施の形態においても、図4に
示した実施の形態1における転写バイアス印加制御のフ
ローチャートに基づいて同様にして転写バイアス印加制
御を行う。
【0049】このように本実施の形態では、電流遮断用
抵抗53によって負バイアス印加回路52のコンデンサ
44に流れる電流を遮断することにより、転写バイアス
の過渡的な変化を抑制することができるので、転写材
(紙)Pの紙種に応じた最適な値の転写バイアスを応答
性よく算出して、転写ローラ5に印加することができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写材の紙種等に応じて最適な値の転写バイアスを算出す
るときに、バイアス印加手段でのインピーダンス変化を
抑制して、応答性よく最適な値の転写バイアスを算出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】実施の形態1における画像形成装置の転写バイ
アス発生回路を示す回路図。
【図3】実施の形態1における転写バイアス発生回路の
負バイアス印加回路に電流遮断用ダイオードを設けた場
合の効果を説明するための図。
【図4】実施の形態1における転写バイアス印加制御の
フローチャート。
【図5】実施の形態2における画像形成装置の転写バイ
アス発生回路を示す回路図。
【図6】実施の形態3における画像形成装置の転写バイ
アス発生回路を示す回路図。
【図7】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【図8】従来例における画像形成装置の転写バイアス発
生回路を示す回路図。
【図9】従来例における転写バイアス印加制御のフロー
チャート。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ 3 露光装置 4 現像装置 5 転写ローラ(転写部材) 6 クリーニング装置 7 定着装置 20 転写バイアス発生回路(転写バイアス発生手
段) 21 制御部 30 電流制御回路 37 トランス 41、47、52 負バイアス印加回路(バイアス
印加手段) 42 負バイアス印加用トランス 44 コンデンサ 46 電流遮断用ダイオード(抑制手段) 50 電流遮断用スィッチング素子(抑制手段) 53 電流遮断用抵抗(抑制手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される像担持体と、前記
    像担持体に当接して転写ニップ部を形成し、前記転写ニ
    ップ部に搬送される転写材の背面側に接触して転写バイ
    アスの印加により前記トナー像を前記転写材の表面側に
    転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、 前記トナー像の帯電極性と逆極性の転写バイアスを発生
    して、発生された前記転写バイアスを前記転写部材に印
    加する転写バイアス発生手段と、 前記転写バイアス発生手段と通電可能に接続され、前記
    転写バイアスと逆極性のバイアスを発生して、発生され
    た前記バイアスを前記転写部材に印加するバイアス印加
    手段と、 前記転写バイアス発生手段から前記転写部材に前記転写
    バイアスを印加する状態の時は、前記バイアス印加手段
    のインピーダンス変化を抑制する抑制手段と、を有す
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写バイアス発生手段は、前記像担
    持体が所定電位に帯電された状態で、前記転写材先端が
    前記転写ニップ部に入る前に、前記転写部材に印加する
    転写バイアスを定電圧制御するときの前記転写部材への
    出力電圧を変化させ、転写部材に流れる電流が所望値に
    達したときの出力電圧に基づいて転写バイアスを発生
    し、前記転写材先端が前記転写ニップ部に入ったときに
    流れる転写電流値に基づいて算出した前記転写材のイン
    ピーダンスに応じて前記転写バイアスの値を補正して前
    記転写部材に印加する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記バイアス印加手段は、前記転写バイ
    アス発生手段から前記転写部材に前記転写バイアスが印
    加されていないときに、前記転写バイアスと逆極性のバ
    イアスを前記転写部材に印加する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7677118B2 (en) 2005-07-01 2010-03-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Magnetostrictive load sensor and moveable object including the same
US8576590B2 (en) 2009-12-21 2013-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Power supply and image forming apparatus

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US7677118B2 (en) 2005-07-01 2010-03-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Magnetostrictive load sensor and moveable object including the same
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