JP2002318519A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002318519A JP2002027968A JP2002027968A JP2002318519A JP 2002318519 A JP2002318519 A JP 2002318519A JP 2002027968 A JP2002027968 A JP 2002027968A JP 2002027968 A JP2002027968 A JP 2002027968A JP 2002318519 A JP2002318519 A JP 2002318519A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成モードや入力画像データ量等によら
ず、像担持体の帯電に要する消費電力の削減、及び濃度
むらのない良好な画像を生産性良く提供し、かつ像担持
体の寿命を向上する。 【解決手段】 帯電手段2により帯電される像担持体1
と、像担持体1上に形成されたトナー像を記録材Pに転
写する転写部7cと、記録材Pを転写部7cへ向けて搬
送する搬送手段50・51とを有し、搬送手段による記
録材の搬送開始タイミングに基づいて帯電手段による、
像担持体へ帯電開始のタイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関
し、特に、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】回転するドラム型やエンドレスベルト型
などの電子写真感光体や静電記録誘電体等の像担持体に
該像担持体を帯電処理する工程を含む作像プロセスを適
用して、目的の画像情報に対応した静電潜像を形成さ
せ、その静電潜像を現像剤により顕画化(トナー画像
化)し、そのトナー画像を記録材に転写させ、更に画像
定着させて画像形成物(コピー、プリント)として出力
させ、像担持体は繰り返して画像形成に使用する、電子
写真装置(複写機、光プリンタなど)・静電記録装置等
の画像形成装置は公知である。
【0003】このような画像形成装置において、像担持
体(以下、感光体と記す)を帯電処理する手段機器とし
ては、従来一般にコロナ放電装置が広く利用されて来
た。これはコロナ放電装置を感光体に非接触に対向配設
し、高電圧を印加したコロナ放電装置から発生するコロ
ナシャワーに感光体面をさらすことで感光体面をコロナ
帯電させるものである。
【0004】近時は、接触式帯電装置が、コロナ放電装
置よりも、電源の低電圧化が図れ、オゾンの発生量が少
ない等の長所を有していることから、注目され、実用化
されている。
【0005】接触式帯電装置は、像担持体等の被帯電体
に、ローラ型(帯電ローラ)、ブレード型、ファーブラ
シ型、磁気ブラシ型等の導電性の帯電部材(接触帯電手
段)を接触させ、この帯電部材に所定のバイアス電圧を
印加して被帯電体を所定の極性・電位に帯電させるもの
である。
【0006】帯電部材に対する印加バイアスを、直流電
圧のみとした方式(DC印加方式)と、交流電圧に直流
電圧を重畳した電圧にした方式(AC印加方式)があ
る。特に後者のAC印加方式は、交流成分が帯電の凹凸
を均一化し、直流成分により所定の電圧に収束させるた
め、表面電位の均一性を得易く、近年多用されている方
式である。
【0007】接触帯電のメカニズムには、コロナ帯電系
と、直接帯電系(電荷注入帯電系)の2種類が混在して
おり、どちらが支配的であるかにより各々の特性が現れ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接触式帯電
装置を用いた画像形成装置においては、画像形成前にあ
らかじめ、感光体の帯電を開始している必要がある。具
体的には、回転する感光体一周分以上はあらかじめ帯電
を開始しておかないと、帯電電位が安定せず、画像濃度
が均一で良好な画像を得ることが困難である。このた
め、記録材の同期取り手段が画像形成部位に近い場合に
は、それより手前のセンサ、あるいは基準信号で帯電を
開始する必要があった。このとき、例えば、画像処理で
時間を要したり、画像形成装置の他の装置、例えば定着
装置の立ち上がりを待つ場合はこの同期取り手段位置で
記録材を待機させるのが、常であった。これはこの同期
取り位置で記録材を待機させないと、画像形成の準備が
完了して、画像形成を終了させるまでに余分な時間を要
し、ユーザに不快感を与えてしまうことになる。すなわ
ち、画像形成装置の全ての準備が整ってから記録材の給
紙を開始すると、その分画像形成開始から終了までの時
間が余計にかかってしまうことになる。
【0009】特に画像データを記録するメモリ装置を搭
載した画像形成装置においては、例えば一枚の原稿から
複数枚の画像出力を得る場合や両面原稿の読み取り、あ
るいは両面の画像形成時には、メモリの蓄積/展開とい
った画像データ処理に時間を要することがあり、この時
上記のような画像形成を行うと、より一層余分な時間を
生じてしまいユーザの負荷を増すことになる。
【0010】一方、この時同期取り手段位置で記録材を
待機させると、メモリの蓄積/展開が終了し、最初の画
像形成分の画像データの準備が完了するまでは、余分に
感光体に帯電バイアスが印加されることになり、余分に
消費電力が費やされてしまうことになってしまった。
【0011】ここで、接触式帯電装置を用いた画像形成
装置においては、帯電バイアス(特にAC成分)の印加
時間と感光体の表層の削れ量に比例の相関関係があるこ
とが、本発明者らの検討により分かっている。このため
より余剰の時間感光体を帯電させると表層の削れが促進
され、感光体の寿命が短くなってしまった。
【0012】すなわち、画像データ処理や画像形成装置
の立ち上がりで余剰な時間、同期取り位置での記録材の
余分な待ち時間が生じると、帯電のための電力が無駄に
消費され、感光体寿命が短くなるといった問題があっ
た。
【0013】本発明の目的は、像担持体を帯電するため
の消費電力を可及的に少なくすることができる画像形成
装置を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、像担持体の寿命を延
ばすことができる画像形成装置を提供することである。
【0015】本発明の更なる目的は、添付図面を参照し
つつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるで
あろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0017】(1)像担持体と、前記像担持体を帯電す
る帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像
担持体上に像を形成する像形成手段と、記録材収納部か
ら搬送されてきた記録材を待機させた後、前記像担持体
上の像を記録材に転写する転写部へ向けて搬送する搬送
手段と、前記搬送手段による記録材の搬送開始タイミン
グに基づいて前記帯電手段による帯電開始タイミングを
制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形
成装置。
【0018】(2)前記(1)において、前記搬送手段
による記録材の待機時間は可変であることを特徴とする
画像形成装置。
【0019】(3)前記(2)において、前記搬送手段
による記録材の待機時間は画像形成モードに応じて可変
であることを特徴とする画像形成装置。
【0020】(4)前記(3)において、入力画像デー
タを画像処理する処理手段を更に有し、前記像形成手段
は前記処理手段によって画像処理された出力画像データ
に基づいて前記像担持体を露光する露光手段を備えるこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0021】(5)前記(4)において、前記待機時間
は、入力画像データを前記処理手段によって処理するこ
となく前記露光手段へ出力する場合よりも、入力画像デ
ータを前記処理手段によって処理してから前記露光手段
へ出力する場合の方が長いことを特徴とする画像形成装
置。
【0022】(6)前記(4)において、前記搬送手段
による記録材の待機時間は入力画像データに対する出力
画像データの濃度レベル数に応じて可変であることを特
徴とする画像形成装置。
【0023】(7)前記(2)において、前記搬送手段
による記録材の待機時間は入力画像データ量に応じて可
変であることを特徴とする画像形成装置。
【0024】(8)前記(7)において、入力画像デー
タを画像処理する処理手段を更に有し、前記像形成手段
は前記処理手段によって画像処理された画像データに基
づいて前記像担持体を露光する露光手段を備え、前記処
理手段による処理時間は入力画像データ量に応じて異な
ることを特徴とする画像形成装置。
【0025】(9)前記(1)又は(2)において、前
記帯電手段は前記像担持体に接触した状態でDCバイア
スにACバイアスが重畳されたバイアスが印加されるこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0026】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉 (1)画像形成装置例の概略構成 図1は本実施例の画像形成装置の概略構成模型図であ
る。本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利
用、接触帯電方式、反転現像方式のレーザービームプリ
ンタである。
【0027】[感光体]1は像担持体としての回転ドラ
ム型の電子写真感光体(以下、感光体と略記する)であ
る。
【0028】本例の感光体1は、アルミニウム等の導電
性ドラム基体1bと、その外周面に形成した表層(光導
電層)1aで構成した、直径d=30mm、長さ350
mmの、負帯電極性のOPC感光体(ネガ感光体)であ
り、矢印の時計方向aに150mm/secのプロセス
スピード(周速度)をもって回転駆動されている。又、
表層1aの初期の厚みが30μmのものを使用した。
【0029】[帯 電]2は接触帯電部材(接触帯電手
段、一次帯電装置)としての帯電ローラである。この帯
電ローラ2は中心の芯金2aと、その外周に同心一体に
ローラ状に形成した弾性導電層2bと、更にその外周面
に形成した抵抗層2cの複合層構造のローラである。
【0030】弾性導電層2bは、例えば、104Ωcm
以下の導電性ゴム(EPDM等)などの単層あるいは複
合層である。
【0031】抵抗層2cは107〜1011Ωcm、厚さ
100μm程度以下のヒドリンゴムやトレジン(商品
名、ナイロン樹脂、カーボン分散)等の単層あるいは複
合層である。抵抗層2cは感光体1へのリーク防止や弾
性導電層2b中の可塑剤のブリード防止等の役目をす
る。
【0032】帯電ローラ2はその芯金2aの両端部を不
図示の軸受け部材に回転自由に軸受けさせて、ドラム型
の感光体1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体
1に対して所定の押圧力をもって圧接させてあり、本例
の場合は感光体1の回転駆動に伴い矢印の反時計方向に
従動回転する。感光体1と帯電ローラ2の圧接ニップ部
nが帯電領域位置(以下、帯電ニップ部と記す)であ
る。
【0033】3は帯電バイアス印加電源(帯電部材用電
源)であり、この電源3から帯電ローラ2の芯金2aに
所定のバイアス電圧が印加されることにより回転感光体
1の外周面が接触帯電方式で所定の極性・電位に一様に
帯電処理される。
【0034】本実施例は交流電圧に直流電圧を重畳した
バイアス電圧(AC+DC)を帯電ローラ2に印加する
AC印加方式である。AC電流成分は、感光体1、及び
帯電ローラ2が初期の状態で帯電均一性を確保出来る様
に設定されている。本実施例においては、感光体1の表
面を均一帯電処理するに当たり、 直流電圧成分:−750Vの定電圧、 交流電流成分:周波数1800Hz、1500μA、 の定電流制御を帯電ローラ2に印加することで、感光体
1の表面電位(帯電電位、暗電位(非露光部))として
−730Vを得ることができた。
【0035】[露 光]この回転感光体1の帯電処理面
に対して、画像形成装置に入力された入力画像データに
応じて露光手段5により画像露光4がなされることで、
その画像情報の静電潜像が形成される。露光手段5は、
レーザービーム走査露光手段、原稿画像のスリット露光
手段等である。本実施例ではレーザービーム走査露光手
段である。
【0036】[現 像]次いでその回転感光体1の静電
潜像形成面に現像装置6により現像剤が適用されて静電
潜像がトナー画像として現像される。本実施例の場合は
静電潜像の露光明部にマイナストナー(ネガトナー)が
付着することで静電潜像が反転現像される。
【0037】本実施例における現像装置6は一成分磁性
トナーを用いたジャンピング現像方式の装置である。6
aは非磁性現像スリーブであり、感光体1に0.3mm
のギャップを介して対向配設させてあり、矢印の反時計
方向に回転駆動される。6bはこの現像スリーブ6aな
いに挿入配置した非回転のマグネットローラである。
【0038】現像スリーブ6aの回転に伴いその外周面
に現像装置内に収容させたトナーtが薄層として塗布さ
れ、マグネットローラ6bの磁力で保持されて、感光体
1と現像スリーブ6aとの対向部である現像部位6cに
搬送される。また現像スリーブ6aには現像バイアス印
加電源8(現像部材用電源)から、本実施例においては DC成分:−500V AC成分:周波数1800Hz、VPP(peak to peak)
1400V の重畳電圧が現像バイアス電圧として印加される。
【0039】これにより、現像部位6cにおいてトナー
が飛翔して回転感光体1面の静電潜像がジャンピング現
像される。
【0040】[転 写]7は転写手段としての転写ロー
ラである。この転写ローラ7は、中心の芯金7aと、そ
の外周に同心一体にローラ状に形成した中抵抗の弾性層
7bとからなる。本実施例における該転写ローラ7は、
抵抗が5×108Ω、直径16mmの導電性ゴムローラ
である。
【0041】そして該転写ローラ7はその芯金7aの両
端部を不図示の軸受け部材に回転自由に軸受けさせて、
ドラム型の感光体1に並行に配置して不図示の押圧手段
で感光体1に対して所定の押圧力をもって圧接させてあ
り、本例の場合は感光体1の回転駆動に伴い矢印の反時
計方向に従動回転する。感光体1と転写ローラ7の圧接
ニップ部7cが転写領域位置(以下、転写ニップ部と記
す)である。
【0042】記録材Pは記録材収納部としての給紙部2
00から給紙される。給紙された記録材Pは同期取り手
段(搬送手段)としての同期取りローラ対(レジストロ
ーラ)50によってある時間待機させられ、あるタイミ
ングで転写ニップ部7cへ向けて給送開始される。即
ち、回転感光体1の面に形成されたトナー画像の先端部
が転写ニップ部7cに到達したとき、記録材Pの先端部
も丁度転写ニップ部7cに到達するようなタイミングに
て記録材Pが転写ニップ部7cに給送開始される。
【0043】転写ニップ部7cに給送された記録材Pは
その表面が回転感光体1に密着して転写ニップ部を挟持
搬送されていく。また、転写ニップ部7cに記録材Pの
先端部が到達してから後端部が転写ニップ部7cを抜け
出るまでの間、転写ローラ7の芯金7aには転写バイア
ス印加電源(転写部材用電源)10からトナーと逆極性
の所定の直流バイアスが転写バイアスとして印加され
る。本実施例では+3500VのDC電圧を印加した。
【0044】そして、記録材Pが転写ニップ部7cを挟
持搬送されていく過程において、回転感光体1側のトナ
ー画像が記録材P側に、転写ローラ7によって形成され
る転写電界の作用と転写ニップ部7cにおける押圧力に
て順次に転写されていく。
【0045】[定 着]転写ニップ部7cを通過し、回
転感光体1面から分離された記録材Pは定着装置300
へ搬送されてトナー画像が定着され、その後装置本体外
部に排出されるか、または例えば、裏面にも像形成する
ものであれば、転写ニップ部への再搬送手段(不図示)
へ搬送される。
【0046】[クリーニング]記録材分離後の回転感光
体1面は記録材Pに転写されずに感光体1面に残ったト
ナー(転写残りトナー)や紙粉等の残留付着汚染物の除
去をクリーニング装置9のクリーニングブレード9aで
受けて清浄面化され、更に除電器(除電ランプ)11に
よって全面露光(前露光)されて電気的メモリの消去を
受けて初期化され、繰り返して画像形成に使用される。
【0047】本実施例において、帯電ローラ2および転
写ローラ7は感光体1に従動回転させたが、それぞれギ
ア等をとりつけ、モータ等の駆動手段により強制駆動し
てもよい。
【0048】100は画像形成装置の制御回路部(制御
手段)であり、画像形成装置はこの制御回路部100に
より所定にシークエンス制御される。101は同期取り
ローラ対50の駆動部であり、クラッチ/モータ等から
構成されている。この駆動部101が制御回路部100
で制御されて同期取りローラ対50の駆動が所定のタイ
ミングでオン/オフ制御される(オン:回転(給紙)、
オフ:回転停止(給紙待機))。即ち、制御回路部10
0はローラ対50にて待機させている記録材Pの給紙開
始タイミングを制御する。
【0049】(2)帯電バイアスの制御 前述したように接触帯電方式の画像形成装置において
は、感光体表面の帯電電位の均一性を考慮すると、画像
形成前(画像露光によって静電潜像を形成する前)に感
光体一周分以上の帯電を行うのが好ましい。また、画像
形成終了後も転写や露光メモリの低減のために、必須で
はないが、やはり感光体一周分以上の帯電を行うことが
望ましい。
【0050】このため、本実施例の構成においては、感
光体1の直径dが30mm、A4用紙の横(短辺)の長
さが210mm、プロセススピード(感光体の周速)が
150mm/secであるため、 (A)画像形成前:30×3.14/150=0.63
sec、 (B)画像形成時:210/150=1.4sec、 (C)画像形成後:30×3.14/150=0.63
sec の合計(A)+(B)+(C)=2.66secがA4
横の記録材一枚に画像形成するのに最低限必要な感光体
帯電時間となる。
【0051】また、一分あたりA4横で30枚の画像形
成が可能な構成、シークエンスをとっており、複数の記
録材に連続して画像形成する際の記録材間距離、即ち、
紙間は90mm(0.6sec)に制御されている。
【0052】そこで図1に示す本実施例の画像形成装置
構成で画像形成を行った。本構成においては同期取りロ
ーラ対50を転写ニップ部7cよりも記録材搬送方向上
流側で、転写ニップ部7cから記録材搬送路に沿って1
50mmの位置に配した。すなわちL=150mmとし
た。
【0053】また記録材Pの搬送安定性のため、転写ニ
ップ部7cと同期取りローラ対50との間において、転
写ニップ部7cから記録材搬送路に沿って40mmの位
置に従動ローラ対51を配した。また、本実施例ではこ
の従動ローラ対51の位置に記録材P先端の通過タイミ
ングを検出するセンサを配置し、このセンサの出力を基
に制御回路部100による指示で画像露光が開始される
構成となっている。
【0054】また、帯電ニップ部nと転写ニップ部7c
との間の、感光体回転方向において成す角度θは180
°となっている(図1)。
【0055】すなわち本構成においては、感光体1.5
周分の距離をL0とすると、 L0=π×30×{1+180/360}=141.3
mm となる。従って、制御回路部100によって同期取りロ
ーラ対50の給紙開始タイミングを基準に所定時間後以
内(本実施例では、同期取りローラ対50のオン時点後
から、記録材Pの先端がL(150mm)−L0(14
1.3mm)の距離搬送される時間(9.7mm÷15
0mm/sec=65msec)までの間)に帯電ロー
ラ2による帯電を開始させれば、感光体上にて形成され
る画像(静電潜像)の先端部以降となるべき領域を予め
均一に帯電させておくことができるので、画像不良(帯
電むら)を防止できる。
【0056】詳しくは図2に示すように帯電開始後の感
光体1の一周分以後の帯電電位は安定して−730Vと
なり、この時点で画像形成(露光、現像、転写等)を開
始すれば、画像形成開始信号が入力されてから画像が形
成された記録材Pを機外に排出するまでに要する時間を
可及的に短くできると共にかぶり等のない良好な画像を
提供することができる。
【0057】そこで、この構成において同期取りローラ
対50がON(駆動)した時点から約50msec後に
帯電を開始するシークエンスとし、最初に印字比率6%
の原稿(A4)を用いて一枚の原稿(1つの入力画像デ
ータ)から一枚(A4)の記録材へ画像形成(以後1t
o1と称する)を行ったところ、一枚の記録材への画像
形成に要する帯電時間は前記(A)の画像形成前、
(B)の画像形成時、(C)の画像形成後に要する帯電
時間より(A)+(B)+(C)=約2.7secとな
った。
【0058】なお、本実施例の画像形成装置は原稿を複
写する複写機能の他に回線接続(ネットワーク接続)さ
れたコンピュータから送信されてきた画像データに基づ
いて画像形成を行うプリンタ機能やFAX機能を有して
いる。
【0059】ここで、図3に示す様に、A4一枚あたり
の帯電バイアスの印加時間(以後帯電時間と称する)と
感光体表層1a(本実施例では感光層)の削れ量(一万
枚あたり)は比例の関係にあることが本発明者らの検討
により分かった。
【0060】また本実施例で用いた感光体1は表層1a
の残りの厚みが10μm以下になると帯電能が低下し、
帯電均一性の確保が困難になるため、A4一枚あたりの
帯電時間が2.7secのとき一万枚あたりの表層の削
れ量が約2.5μmであるため、感光体寿命としてはA
4横換算で約8万枚の画像形成が可能となる。
【0061】また、本画像形成装置においては、上記1
to1画像形成モードの他に、後述の1toN画像形成
モードを選択可能な構成となっている。なお、上記1t
o1画像形成モードは、後述する1toN画像形成モー
ドとは異なり、画像形成装置に入力された入力画像デー
タを後述のメモリ装置102を介さずに直接露光装置へ
出力する構成となっている。このような構成とすること
で、画像形成開始信号が入力されてから画像形成された
記録材が機外に排出されるまでの時間を可能な限り速く
なるようにしている。
【0062】次に、印字比率6%の原稿で原稿(A4)
を用いて一枚の原稿(1つの入力画像データ(上記1t
o1画像形成モードで使用した入力画像データと同一の
もの)からN枚(A4)の記録材に画像形成(以後1t
oNと称する)を行った。
【0063】ところで、本実施例の画像形成装置におい
ては記憶手段としてのメモリ装置102を備えている。
このメモリ装置102は、例えば1toNのように、一
枚の原稿から複数枚の記録材に画像形成を行う際、一旦
画像データをこのメモリ装置102に蓄積し、これを制
御回路部100で展開、編集等(画像処理)して画像露
光装置へ処理後の出力画像データを出力する為に用いら
れるものである。このため、画像形成モードに応じて入
力画像データが入力されてからこれを処理して出力画像
データとして出力するまでの時間に多少が生じる。
【0064】また、このような構成のため、1toN画
像形成モードにおいて、画像読取装置にてN回原稿を読
み取る必要がなく、低騒音、両面画像形成の生産性の向
上といった利点から近年好ましく用いられている。
【0065】さらに、本構成では、画像形成開始信号が
入力された後、画像形成を開始するにあたっての準備時
間(回転開始後、感光体の周速が安定化するまでの時間
など)を待つことなく、給紙部200から同期取りロー
ラ対50に向けて記録材の給紙を開始させている。
【0066】一方でこの画像データの蓄積、展開の処理
に若干の時間を要することがあり、本実施例においては
画像データの蓄積、展開が終了するまで、同期取りロー
ラ対50で記録材Pを待機させている。これは、画像形
成開始信号が入力されてから画像が形成された記録材P
を機外に排出するまでに要する時間を可及的に短くする
ためである。この時1to2での画像形成時のトータル
の帯電時間は4.7secとなった。
【0067】これはデータの蓄積、展開の完了を待つ
間、感光体への帯電がなされてないためである。実際に
は、本実施例で用いたメモリ装置においては、画像デー
タの蓄積/展開(D)に約2sec程度、余分な時間を
生じてしまうが、同期取りローラ対50の位置で記録材
Pを待機させておいて、記録材Pの給紙開始タイミング
を基準に帯電ローラ2による帯電開始タイミングを設定
すれば、待機中余分な帯電バイアスが印加されることが
ないため、1to2でのトータルの帯電時間は1to1
のA4横一枚の帯電時間2.7secにA4横一枚の長
さに紙間の距離を加えた分に相当する時間 210(mm)+90(mm)=300(mm) 300(mm)/150(mm/sec)=2sec
(E) 延びることになるため、(A)+(B)+(C)+
(E)=約4.7secが1to2のトータルの帯電時
間となる。
【0068】すなわち、1toN(N≧2)の時でトー
タルの帯電時間は 2.7+2×(N−1) となる。すなわち一枚あたりの帯電時間は {2.7+2×(N−1)}/N<2.7 となり、Nが増加するほど一枚あたりの帯電時間は減少
することになる。
【0069】このため1to2の画像形成においてはA
4横一枚あたりの帯電時間が2.35secとなり 8(万枚)×2.7/2.35=9.2(万枚) まで画像形成可能枚数を伸ばすことができた。
【0070】図4に横軸に1toNのNを、縦軸に画像
形成可能枚数(A4横)の関係を示す。
【0071】また本構成においては、画像形成装置に入
力される入力画像データの蓄積、展開等の画像処理が終
了するまで同期取りローラ対50で記録材を待機させ、
そして記録材の給紙開始タイミングに応じて感光体の帯
電開始タイミングを制御するため、画像形成モード(例
えば、1to1や1toN、文字(標準画質)モード
(黒文字のみしか画像に存在しないような場合、即ち、
原稿画像に対応する入力画像データに対して露光装置へ
出力する出力画像データの濃度レベル数(階調数)が少
ないモード)や写真(高画質)モード(中間調の再現性
を重視するモード、即ち、入力画像データに対して露光
装置へ出力する出力画像データの濃度レベル数(階調
数)が多いモードなど)に依存することなく安定して単
位時間当たりの画像形成可能枚数を保つことができた。
【0072】また、原稿画像に対応する入力画像データ
量、例えば、印字比率(1ページ(所定面積)内におけ
る文字数(濃度が同じ文字の数)の多少、即ち、1ペー
ジ内における画像データ量(総ドット数))にも依存す
ることなく安定して画像形成可能枚数を保つことができ
た。
【0073】ここで、原稿画像に対応する画像データと
は、画像形成装置を複写機と使用する場合はスキャナー
により読み取られた複写すべき原稿の画像データを指
し、画像形成装置をプリンタ、FAXとして使用する場
合は、回線を通してコンピュータやFAXから送られて
きた画像データを指す。
【0074】〈比較例〉比較例として図5に示す従来例
の構成で同様に画像形成を行った。本構成においては同
期取りローラ対50のニップ位置が感光体1と転写ロー
ラ7の成す転写ニップ位置7cまでの距離Lが約40m
mとなっている。
【0075】このため同期取りローラ50を帯電開始の
基準にすると、L0=141.3mmであるため、画像
形成前に感光体一周分を帯電するに十分な時間を得るこ
とができない。すなわち同期取りローラを基準にしてし
まうと、帯電むらが生じ、画像ムラを生じてしまう。
【0076】そこで、図5のように、同期取りローラ対
50よりも記録材搬送方向上流側の記録材搬送路に配設
された給紙後のセンサ(縦パスセンサ)PS1を帯電開
始の基準とした。このセンサPS1と転写ニップ部7c
間の記録材搬送路に沿う距離L1は200mmである。
【0077】すなわちL0=141.3mmなので、セ
ンサPS1を基準に所定時間後以内に帯電を開始すれ
ば、感光体上の画像の先端部以降となるべき領域が画像
形成までに予め帯電され、画像不良(帯電むら)を防止
できる。
【0078】そこで、センサPS1を記録材Pの先端が
通過した時点から約60mm(400msec)過ぎた
時点で帯電を開始するシークエンスとし、最初に印字比
率6%の原稿(A4)1to1の画像形成を行ったとこ
ろ、一枚の画像形成に要する帯電時間は実施例1と同様
に約2.7secとなり、A4横で8万枚の画像形成が
可能となった。
【0079】次に同様に、1toNの画像形成を行っ
た。ところで、従来例においても、画像データの蓄積、
展開が終了するまでの間、同期取りローラ対50の位置
で記録材Pを待機させることになるが待機以前にセンサ
PS1を通過しているため、帯電バイアスは印加された
状態で待機することになる。
【0080】待機時間は実施例1と同様に約2secで
あるため、1to2のトータルの帯電時間は (A)+(B)+(C)+(D)+(E)=2.7+2
+2=約6.7sec となる。
【0081】すなわち、1toNでのトータルの帯電時
間は 2.7+2×(N−1)+2 となる。
【0082】すなわち実施例1に比べ画像データの蓄
積、展開の時間(D)に相当する分余剰に帯電バイアス
が感光体1に印加されることになる。
【0083】ゆえに一枚あたりの帯電時間は {2.7+2×(N−1)+2}/N となり、1to2では一枚あたり、3.35secの帯
電時間となる。この時画像形成可能な枚数は 8(万枚)×2.7/3.35=6.4(万枚) まで落ち込んでしまうことになる。
【0084】図6に横軸に1toNのNを、縦軸に画像
形成可能枚数(A4横)の関係を示す。これより1to
4の画像形成まで1to1の画像形成可能枚数8万枚を
下回ることになる。
【0085】ところで、前述のメモリ装置での画像デー
タの展開、蓄積の時間は原稿の印字率、中間調を再現す
る、しない等によって変化するものであり、常に2se
cが基準になるわけではないため、その時間を見越し
て、給紙タイミングを制御することは不可能である。
【0086】また画像データの展開が終了してから給紙
部200より記録材Pの給紙を開始した場合、生産性
(最初の記録材を機外に排出するまでの時間等)が極端
落ちるため、ユーザに不快感を与えることになる。
【0087】結果として、印字率が高い原稿の場合や、
中間調をより良く再現しようとする上記高画質モードの
場合、更に入力画像データの蓄積、展開等の画像処理に
時間がかかるため、よりNが高いところまで、画像形成
可能枚数が8万枚を下回ることとなる。
【0088】すなわち、実施例1においては画像形成モ
ード(例えば、1toNの画像形成モードのNの値)に
よらず画像形成可能枚数を適正に保つことができる。
【0089】本実施例においては、同期取り手段の位置
を転写領域から150mm、すなわちL=150mmの
位置に配したが、L0(141.3mm)より長い距離
であれば、同様の効果を得ることは可能であるが、画像
形成装置の省スペース化、及び生産性を考慮すると、L
はL0の2倍以下が望ましく、更に好ましくはLとL0
が略同等である(即ち、同期取りローラ対50による給
紙開始タイミングと同時に帯電ローラ2によって感光体
を帯電開始させる)ことが、実質的に最適の構成とな
る。
【0090】〈実施例2〉実施例1において、1toN
の画像形成時に画像形成可能枚数が低減することを防ぐ
ことはできたが、同期取りローラ対50の位置、すなわ
ち記録材Pの待機位置が転写領域から比較的遠いため、
画像形成開始信号が入力された後、最初の記録材Pが画
像形成装置外に排出されるのに0.7sec程度長くか
かってしまい、1枚目の記録材への生産性を落ちること
があった。
【0091】これは、1toN(N≧2)のとき、実施
例1での待機位置が転写領域まで141.3mm、比較
例では記録材の待機位置が転写領域まで40mmの位置
であるため、 (141.3−40)/150=0.68sec分 待機時間が長くなるためである。
【0092】そこで本実施例では図7の構成のように、
同期取りローラ対50の位置を転写ニップ部7cからL
=100mmの位置に配し、同期取りローラ対50のO
N(駆動)を基準に帯電を開始するシークエンスとし
た。更にこの時同期取りローラ対50のONから、感光
体1が一周する間、感光体1の周速を300mm/se
cと倍速で回転させた。すなわち画像の書き出しまでに
感光体一周分の帯電を完了させるためである。この倍速
で帯電を実行している間は帯電均一性は等速に比べ、若
干劣るが一周後の帯電均一性を得るには十分であること
が本発明者らの検討によりわかった。
【0093】すなわち、最初の記録材の先端が同期取り
手段から転写領域までに達する時間t1が t1=100/150=0.67sec 感光体が帯電開始されてから、その帯電開始された感光
体の領域が再び帯電領域を通過して転写領域に到達する
までに L0(=π×30×(1+180/360) )移動する時間t0が t0=π×30×(1+180/360)/300=
0.47sec となっている。
【0094】図8に本実施例(1to2)のタイミング
チャートを示す。
【0095】この構成においてまず、印字比率6%の原
稿で1to1の画像形成を行ったところ、A4横一枚あ
たりの帯電時間は約2.4secとなったが、一万枚あ
たりの削れ量は2.5μm程度でほとんど差は生じなか
った。これは帯電時間が短縮されても実質的な帯電面積
は同一であるためである。
【0096】これは、実施例1ではA4横の記録材に画
像形成を行うのに要する帯電時間は、画像形成前0.6
3sec(A),画像形成時1.4sec(B),画像
形成後0.63sec(C)の計 (A)+(B)+(C)=約2.7sec であったが、本実施例では画像形成前の一周分の帯電が
実施例1でのプロセススピードの倍速300mm/se
cで行われているため、 画像形成前一周分94.2/300=0.314sec
(A´) となり、(A´)+(B)+(C)=約2.4secと
なる。次に同様に1toNの画像形成を行ったところ、
実施例1と同様の結果、例えば1to2においては9.
2万枚の画像形成が可能となった。
【0097】また、本実施例においては転写ニップ部7
cから同期取りローラ対50までの距離Lが100mm
であるため、実施例1に比べ1toNの画像形成時の最
初の記録材Pの排出時間が約0.3sec短縮すること
ができ、生産性の低下を防ぐことができた。
【0098】ところで、本実施例においては所定時間の
間、感光体1の周速を300mm/secに上昇させた
が、上昇率は本実施例の数値に限定されるものではな
く、感光体の系、種類、帯電部材の系、種類、プロセス
スピード等々で最適値が異なるのは勿論である。
【0099】また、本実施例では t0=0.47sec t1=0.67sec としたが、t0≦t1であれば、同様の効果を得ること
ができるが、装置の省スペース化、生産性を考慮する
と、t1≦2×t0を満たすことが望ましく、より好ま
しくはt0とt1が略同等であることが実質的に最適の
構成となる。
【0100】また、本実施例では感光体1の周速を変化
させたが、同期取りローラ対50から転写ニップ部7c
まで記録材Pが移動する速度を可変にしても同等の効果
が得られる。たとえば本実施例において最初の記録材P
の先端が同期取りローラ対50から転写ニップ部7cま
で移動する速度をプロセススピードの半分の75mm/
secとしても同等の効果を得ることができる。
【0101】また、各々を併用し、最適な値で速度を制
御しても構わないのは勿論である。
【0102】また、実施例1、2で述べたような、画像
形成装置に入力された入力画像データの蓄積、展開等の
処理以外に、例えば定着装置の温度が所定の定着温度に
達するまで画像形成をウエイトさせる場合、あるいは画
像形成装置をプリンタとして用いた場合に入力画像デー
タの展開終了まで画像形成をウエイトさせる場合におい
ても、実施例1、2の形態を適用することにより、余分
に感光体を帯電させることがなくなった。その結果、帯
電電源の消費電力を少なくでき、画像不良の発生や感光
体の寿命低下を防止し、かつ単位時間当たりの画像形成
枚数、即ち、生産性も維持することができた。
【0103】〈その他の実施形態例〉実施形態例の画像
形成装置において、接触帯電部材2はローラ型に限ら
ず、ブレード型、ロッド型、ブラシ型、磁気ブラシ型等
の他の形態の接触帯電部材であってもよい。
【0104】帯電部材は像担持体面に必ずしも圧接力を
もって接していなくとも帯電部材と像担持体面との間
に、ギャップ間電圧とパッシェン曲線で決まる放電可能
領域さえ確実に保証されれば、非接触で極近接した配設
形態であってもよく、本発明においてはこの場合も接触
帯電の範疇とする。
【0105】交番電圧の波形としては、正弦波、矩形
波、三角波等適宜使用可能である。
【0106】交番電圧の代わりに、定電圧、あるいは定
電流制御された直流電界も使用可能である。
【0107】画像露光手段は、原稿画像のスリット露光
手段など他の適宜の露光手段、機構にすることができ
る。
【0108】現像方式は正規現像でも差し支えない。
【0109】接触帯電式転写手段としては上記実施例で
は導電体ローラの転写ローラであるが、ローラ型に限ら
ず、ベルト型等の他の回転体とすることもできる。転写
用コロナ放電装置でもよい。
【0110】像担持体は静電記録誘電体等であってもよ
い。この場合は、該誘電体面を所定の極性・電位に一様
に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等の除電手段
で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込み形成す
る。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、画像形成モードや入力画像データ量等に依らず、
像担持体の帯電に要する消費電力を可及的に少なくする
ことができる。さらに、濃度ムラ等のない良好な画像を
生産性よく提供でき、像担持体の寿命を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の画像形成装置の概略構成図
【図2】 帯電バイアス印加時間と感光体表面電位の関
係を示す図
【図3】 A4一枚あたりの帯電時間と感光体の削れ量
(一万枚あたり)の関係を示す図
【図4】 実施例1において1toNのNと画像形成可
能枚数(A4横)の関係を示す図
【図5】 比較例(従来例)の画像形成装置の概略構成
【図6】 比較例において1toNのNと画像形成可能
枚数(A4横)の関係を示す図
【図7】 実施例2の画像形成装置の概略構成図
【図8】 実施例2の画像形成時のタイミングチャート
(1to2)
【符号の説明】
1・・感光体、2・・帯電ローラ、5・・露光装置、7
・・転写ローラ、7c・・転写領域(転写ニップ部)、
50・・同期取りローラ対、n・・感光体と帯電ローラ
の圧接ニップ部(帯電ニップ部)、θ・・帯電ニップ部
nと転写ニップ部7cの成す角度、L・・同期取りロー
ラ対50から転写ニップ部7cまでの距離(転写材実移
動距離)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 DB01 DC03 EC06 ED03 ED06 ED17 EE02 EE07 EE08 EF06 EF09 FA02 FA07 FA35 2H072 AB07 CA01 JA02 2H200 FA15 GA10 GA14 GA16 GA23 GA46 GA54 GA57 GB12 HA02 HA28 HA29 HB12 HB22 HB43 HB45 HB46 HB47 HB48 JA02 JB10 MA03 MA20 MB06 MC01 NA06 NA08 NA09 NA10 PA10 PA26 PB12 PB29 PB32

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体を帯電する帯
    電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像担持
    体上に像を形成する像形成手段と、記録材収納部から搬
    送されてきた記録材を待機させた後、前記像担持体上の
    像を記録材に転写する転写部へ向けて搬送する搬送手段
    と、前記搬送手段による記録材の搬送開始タイミングに
    基づいて前記帯電手段による帯電開始タイミングを制御
    する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記搬送手段による
    記録材の待機時間は可変であることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記搬送手段による
    記録材の待機時間は画像形成モードに応じて可変である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、入力画像データを画
    像処理する処理手段を更に有し、前記像形成手段は前記
    処理手段によって画像処理された出力画像データに基づ
    いて前記像担持体を露光する露光手段を備えることを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記待機時間は、入
    力画像データを前記処理手段によって処理することなく
    前記露光手段へ出力する場合よりも、入力画像データを
    前記処理手段によって処理してから前記露光手段へ出力
    する場合の方が長いことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記搬送手段による
    記録材の待機時間は入力画像データに対する出力画像デ
    ータの濃度レベル数に応じて可変であることを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において、前記搬送手段による
    記録材の待機時間は入力画像データ量に応じて可変であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、入力画像データを画
    像処理する処理手段を更に有し、前記像形成手段は前記
    処理手段によって画像処理された画像データに基づいて
    前記像担持体を露光する露光手段を備え、前記処理手段
    による処理時間は入力画像データ量に応じて異なること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、前
    記帯電手段は前記像担持体に接触した状態でDCバイア
    スにACバイアスが重畳されたバイアスが印加されるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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JP2015096934A (ja) * 2013-10-10 2015-05-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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