JP2001249271A - 屈折・回折ハイブリッドレンズ - Google Patents

屈折・回折ハイブリッドレンズ

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JP2001249271A
JP2001249271A JP2000395025A JP2000395025A JP2001249271A JP 2001249271 A JP2001249271 A JP 2001249271A JP 2000395025 A JP2000395025 A JP 2000395025A JP 2000395025 A JP2000395025 A JP 2000395025A JP 2001249271 A JP2001249271 A JP 2001249271A
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lens
refraction
spherical aberration
diffraction
refractive index
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JP2000395025A
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English (en)
Inventor
Koichi Maruyama
晃一 丸山
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用可能な温度範囲を広くすることができ、
かつ、成形段階で屈折率が安定しない材料をも利用可能
な屈折・回折ハイブリッドレンズを提供することを課題
とする。 【解決手段】 対物レンズ10は、両面が非球面である
樹脂製単レンズであり、一方のレンズ面11に光軸を中
心とした輪帯状のパターンとして回折レンズ構造が形成
されている。レンズ面11,12の少なくとも一方は非
球面であり、屈折レンズとしては球面収差が補正過剰と
なっている。回折レンズ構造は、フレネルレンズのよう
に各輪帯の境界に光軸方向の段差を持ち、所定の球面収
差を持つことにより、レンズ全体では、屈折率が変化し
た場合にも球面収差が変化しないよう設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屈折レンズのレ
ンズ面に回折レンズ構造を形成した屈折・回折ハイブリ
ッドレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】屈折レンズの収差は、屈折率が変わると
変化する。正弦条件を満足する非球面正単レンズでは、
屈折率が上昇すると焦点距離が短くなるとともに、球面
収差がアンダーになり、屈折率が低下すると焦点距離が
長くなるとともに球面収差はオーバーになる。屈折率
は、温度が変化することにより変化する。特に、樹脂
は、温度変化による屈折率変化の度合いが大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク装置の光学
系では、屈折率の変化による対物レンズの焦点距離の変
化はフォーカシング機構により補正できるため問題とな
らないが、球面収差が大きくなるとレーザー光の波面が
乱れ、スポットを必要な径に収束させることができず、
情報の記録/再生に支障を来すおそれがある。
【0004】したがって、樹脂レンズを利用する場合に
は使用可能な温度範囲が狭く、また、モールドによりレ
ンズを製造する場合には、レンズの成形段階で屈折率が
安定しない材料は利用することができない。
【0005】この発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、例えば、光ディスク装置用
の対物レンズとして樹脂レンズを利用した場合にも使用
可能な温度範囲を広くすることができ、かつ、成形段階
で屈折率が安定しない材料をも利用可能なレンズの提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる屈折・
回折ハイブリッドレンズは、上記の目的を達成させるた
め、屈折レンズと、屈折レンズの少なくとも一方のレン
ズ面に形成された微細な段差を有する複数の同心の輪帯
から成る回折レンズ構造とを有し、球面収差の屈折率依
存性が補正されていることを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、温度変化や成形段階
での変化により屈折率が変化した場合にも、球面収差の
変化を抑えることにより、例えば光ディスク装置用の対
物レンズとしては、光ディスクの記録面上に形成される
スポットの径を小さく保つことができる。
【0008】光ディスク装置用の対物レンズのような集
束レンズは、以下の条件を満たすことが望ましい。 (a) 球面収差が補正されていること。 (b) コマ収差が補正されていること。 これらの条件は、非球面を導入することにより満たすこ
とができる。この発明の対物レンズは、上記の条件(a),
(b)に加え、以下の条件(c)を満たしている。 (c) 屈折率の変化による球面収差の変化が小さいこ
と。
【0009】単なる非球面レンズは、これら3つの条件
(a),(b),(c)を同時に満足することはできない。そこ
で、この発明では、条件(b),(c)を満たすように屈折レ
ンズを設計すると共に、残存する球面収差を補正するよ
う、すなわち条件(a)を満たすよう回折レンズ構造を設
計している。回折レンズ構造の補正効果は屈折率が変化
しても変化しないため、発明にかかる屈折・回折ハイブ
リッドレンズの球面収差は、屈折率が変化したとしても
小さく保たれる。
【0010】屈折レンズは単レンズで構成することがで
きる。単レンズの少なくとも片面を非球面とした場合、
少なくとも1つの面に形成された回折レンズ構造に、ア
ンダーな球面収差を発生する作用を持たせることによ
り、屈折率変化に対する球面収差の変化の感度を低減さ
せることができる。
【0011】回折レンズ構造による光路長の付加量は、
光軸からの高さh、n次(偶数次)の光路差関数係数
n、回折次数m、波長λを用いて、 φ(h)=(P22+P44+P66+…)×m×λ により定義される光路差関数φ(h)により表される。そ
して、回折レンズ構造は、開口数をNA、この開口数を
規定する光線が回折レンズ構造が形成された面を通過す
る高さ(光軸からの距離)をhmaxとして、 −0.20 < P4×m×λ×(hmax/NA)3 < -0.04 の条件を満たすことが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる屈折・回
折ハイブリッドレンズの実施形態を説明する。図1は、
実施形態にかかる屈折・回折ハイブリッドレンズ10を
示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は縦断面図、
(C)は縦断面の一部拡大図である。
【0013】屈折・回折ハイブリッドレンズ10は、2
つのレンズ面11,12を有する両凸の樹脂製単レンズ
であり、第1面11に図1(A)に示したように光軸を中
心とする同心輪帯状の回折レンズ構造が形成されてい
る。レンズ面11,12の少なくとも一方は非球面であ
り、屈折レンズとしては球面収差が補正過剰となってい
る。回折レンズ構造は、図1(C)に示す通り、フレネル
レンズのように各輪帯の境界に光軸方向の段差を持ち、
所定の球面収差を持つことにより、レンズ全体では、屈
折率が変化した場合にも球面収差が変化しないよう設計
されている。第2面12は、回折レンズ構造を持たない
連続面である。
【0014】屈折・回折ハイブリッドレンズ10の第1
面11に形成された回折レンズ構造による光路長の付加
量は、光軸からの高さh、n次(偶数次)の光路差関数係
数P n、回折次数m、波長λを用いて、 φ(h)=(P22+P44+P66+…)×m×λ により定義される光路差関数φ(h)により表される。こ
の表現形式では2次の項の係数P2が負の時に近軸的に
正のパワーを持ち、4次の項の係数P4が負の時に周辺
に向かって正のパワーが増加し、アンダーの球面収差を
発生させる作用を持つこととなる。
【0015】実際の回折レンズ構造の微細形状は、上記
の光路差関数で表わされる光路長から波長の整数倍の成
分を消去することにより、フレネルレンズ状の光路長付
加量を持つように決定する。すなわち、輪帯幅は、実施
形態のように1次回折光を用いる場合には、輪帯の内周
と外周とで光路差関数が一波長分の差を持つように決定
される。また、輪帯間の段差は、入射光に1波長の光路
長差を与えるように決定される。
【0016】実施形態の屈折・回折ハイブリッドレンズ
10は、開口数をNA、この開口数を規定する光線が回
折レンズ構造が形成された面を通過する高さ(光軸から
の距離)をhmaxとして、 −0.20 < P4×m×λ×(hmax/NA)3 < -0.04 の条件を満たす。屈折レンズの非球面により球面収差が
補正過剰となるように設定し、回折レンズ構造が上記の
条件を満たすことにより、球面収差の屈折率依存性を低
くすることができる。
【0017】なお、上記の例では回折レンズ構造がレン
ズの第1面に形成されているが、これを第2面に形成す
ることもできるし、両面に形成することもできる。回折
レンズ構造を両面に形成する場合は、上記の条件式は2
つの面の係数について計算した値の和で定義する。ま
た、高次の項を用いて4次の係数を上記の条件式の範囲
から外したとしても、6次程度までの係数で近似したと
きに4次の係数が上記の条件式を満足する場合には、こ
のような回折レンズ構造は上記の条件式を実質的に満た
している。次に、上述した実施形態に基づく具体的な実
施例を4例提示する。
【0018】
【実施例1】図2は、実施例1にかかる屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ20を示し、そのデータは以下の表1に
示される。実施例1の屈折・回折ハイブリッドレンズ2
0の第1面21には、回折レンズ構造が形成されてい
る。第1面21のベースカーブ(回折レンズ構造を除い
た屈折レンズとしての形状)は非球面である。また、第
2面は回折レンズ構造を有さないほぼ平面に近い球面で
ある。屈折・回折ハイブリッドレンズ20は、屈折率が
変化した場合にも球面収差が変化しないよう設計されて
いる。
【0019】非球面の形状は、光軸からの高さがhとな
る非球面上の座標点の非球面の光軸上での接平面からの
距離(サグ量)をX(h)、非球面の光軸上での曲率(1/r)を
C、円錐係数をK、4次、6次、8次、10次、12次
の非球面係数をA4,A6,A8,A10,A12として、以下の式で表
される。 X(h)=Ch2/(1+√(1-(1+K)C2h2))+A4h4+A6h6+A8h8+A10h
10+A12h12
【0020】表1では、第1面のベースカーブと回折レ
ンズ構造とを定義する各係数、第2面の曲率半径、そし
て、面間隔、使用波長での屈折率、バックフォーカス、
前記の条件式の値が示されている。表中、NA、f、λ、
mは、それぞれ開口数、回折レンズ構造を含めた対物レ
ンズの焦点距離(単位:mm)、波長(単位:nm)、回折次数で
ある。
【0021】
【表1】f=100 NA=0.20 λ=587.56 第1面 ベースカーブ 近軸曲率半径 r=61.600 mm 非球面係数 κ -0.9303 A4 0.0 A6 -6.3000×10-12 A8 -9.8000×10-16 A10 0.0 A12 0.0 回折レンズ構造 P2 0.0 P4 -1.6000×10-4 P6 0.0 P8 0.0 P10 0.0 m 1 第2面 曲率半径 r=-2169.375 mm 第1面、第2面間隔 d=10.000 mm 屈折率 1.6000 バックフォーカス 93.912 mm hmax 20.000 P4×m×λ×(hmax/NA)3=-1.6000×10-4×1×0.00058
756×(20/0.2)3=-0.09401
【0022】以下の表2は、屈折率が変化した場合の実
施例1のレンズの球面収差SAの変化を示す。表2の各数
値は、屈折率を示す1行目と、入射瞳高さを示す1列目
とを除き、それぞれの屈折率での近軸焦点から、左端列
の入射高さで入射した光線が光軸と交差する点までの距
離を示す。最終行に示される近軸焦点移動の数値は、基
準状態である屈折率1.600での近軸焦点から、各屈折率
での近軸焦点までの距離を示す。前述したように、光デ
ィスク装置においては、近軸焦点移動はフォーカシング
機構により補正でき、問題とならないため、球面収差と
近軸焦点移動とを分けて説明している。基準状態(n=1.6
00)では、球面収差が完全に補正されている。屈折率が
変化すると、焦点距離が変化するために近軸焦点は光軸
方向に移動するが、球面収差の状態は殆ど変化しない。
【0023】
【表2】 入射瞳高さ SA(1.600) SA(1.575) SA(1.550) SA(1.625) SA(1.650) 20.0000 0.0000 -0.0016 -0.0202 -0.0127 -0.0374 18.0000 0.0000 -0.0026 -0.0191 -0.0090 -0.0279 16.0000 0.0000 -0.0030 -0.0170 -0.0062 -0.0203 14.0000 0.0000 -0.0029 -0.0144 -0.0042 -0.0144 12.0000 0.0000 -0.0025 -0.0114 -0.0027 -0.0098 10.0000 0.0000 -0.0020 -0.0084 -0.0016 -0.0064 8.0000 0.0000 -0.0014 -0.0056 -0.0009 -0.0038 6.0000 0.0000 -0.0008 -0.0033 -0.0004 -0.0021 4.0000 0.0000 -0.0004 -0.0015 -0.0002 -0.0009 2.0000 0.0000 -0.0001 -0.0004 0.0000 -0.0002 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 近軸焦点移動 0.0000 4.2468 8.8852 -3.9025 -7.5005
【0024】以下の表3は、実施例1と同様の構成で回
折レンズ構造を持たず、第1面の非球面形状により球面
収差を補正した比較例のレンズデータである。
【0025】
【表3】f=100 NA=0.20 λ=587.56 第1面 近軸曲率半径 r=61.600 mm 非球面係数 κ -0.637332 A4 0.0 A6 -7.4400×10-12 A8 -1.1800×10-15 A10 0.0 A12 0.0 第2面 曲率半径 r=-2169.375 mm 第1面、第2面間隔 d=10.000 mm 屈折率 1.6000 バックフォーカス 93.912 mm
【0026】表4は、比較例において屈折率が変化した
場合の球面収差SAの変化を示す。また、図3、図4は、
表2に記載した実施例1のレンズの球面収差と近軸焦点
移動とを合わせた値、表4に記載した比較例のレンズの
球面収差と近軸焦点移動とを合わせた値を、それぞれ屈
折率1.575、1.550において比較して示したグラフであ
る。比較例の構成では、屈折率が変化すると焦点距離の
変化により近軸焦点がシフトすると共に、球面収差の補
正状況が実施例1より大きく変化することがわかる。
【0027】
【表4】 入射瞳高さ SA(1.600) SA(1.575) SA(1.550) SA(1.625) SA(1.650) 20.0000 0.0000 0.0641 0.1231 -0.0684 -0.1407 18.0000 0.0000 0.0510 0.0978 -0.0545 -0.1120 16.0000 0.0000 0.0396 0.0759 -0.0423 -0.0871 14.0000 0.0000 0.0299 0.0572 -0.0320 -0.0658 12.0000 0.0000 0.0217 0.0415 -0.0232 -0.0478 10.0000 0.0000 0.0149 0.0285 -0.0159 -0.0328 8.0000 0.0000 0.0095 0.0181 -0.0101 -0.0208 6.0000 0.0000 0.0053 0.0101 -0.0056 -0.0116 4.0000 0.0000 0.0024 0.0045 -0.0025 -0.0051 2.0000 0.0000 0.0006 0.0011 -0.0006 -0.0013 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 近軸焦点移動 0.0000 4.2468 8.8852 -3.9025 -7.5005
【0028】
【実施例2】図5は、実施例2にかかる屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ30を示す。実施例2の屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ30は、光ディスク装置用の対物レンズ
であり、入射する平行光を光ディスクの保護層Dを介し
て記録面上に集光させる。屈折・回折ハイブリッドレン
ズ30の球面収差は、光ディスクの保護層Dによる球面
収差を含んで補正され、かつ、レンズの屈折率が変化し
た場合の球面収差の変化が抑えられている。保護層Dの
屈折率の変化は、レンズの屈折率の変化と比較して球面
収差への影響は小さい。
【0029】実施例2の光学系の構成は、表5に示され
ている。面番号1,2がレンズ30、面番号3,4が光
ディスクの保護層Dである。表中の記号rは曲率半径
(単位mm)、dは面間隔(単位mm)、nは使用波長での屈折
率である。レンズ30は第1面31、第2面32が共に
非球面であり、第2面32に回折レンズ構造が形成され
ている。第1面と第2面のベースカーブとの非球面係
数、回折レンズ構造を定義する各係数、そして、前記の
条件式の値は表6に示されている。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】第1面非球面係数 κ -0.5000 A4 -3.37384×10-4 A6 -3.63454×10-4 A8 1.08435×10-4 A10 -9.79109×10-5 A12 2.29104×10-5 第2面非球面係数 κ 0.0 A4 2.71844×10-2 A6 -6.27195×10-3 A8 1.16588×10-3 A10 -6.61280×10-5 A12 -4.00825×10-6 光路差関数係数 P2 0.0 P4 -1.09231×10 P6 1.06426 P8 0.0 P10 0.0 m 1 hmax 1.8096 P4×m×λ×(hmax/NA)3 =-1.09231×10×1×0.000650
×(1.8096/0.65)3=-0.1532
【0032】以下の表7は、実施例2のレンズ30の屈
折率が変化した場合の球面収差SAの変化を示す。基準状
態である屈折率1.54082では球面収差が完全に補正され
ている。屈折率が変化すると、焦点距離が変化するため
に近軸焦点は光軸方向に移動するが、球面収差の状態は
殆ど変化しない。
【0033】
【表7】 入射瞳高さ SA(1.54082) SA(1.53882) SA(1.53982) SA(1.54182) SA(1.54282) 1.9500 0.0000 -0.0001 -0.0001 0.0000 0.0002 1.7550 0.0001 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 1.5600 0.0001 0.0001 0.0001 0.0001 0.0002 1.3650 0.0001 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 1.1700 0.0000 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 0.9750 0.0001 0.0002 0.0001 0.0000 0.0001 0.7800 0.0001 0.0002 0.0001 0.0000 0.0001 0.5850 0.0000 0.0001 0.0000 -0.0001 0.0000 0.3900 -0.0001 0.0000 -0.0001 -0.0001 0.0000 0.1950 0.0000 0.0000 -0.0001 -0.0001 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 近軸焦点移動 0.0000 0.0097 0.0049 -0.0048 -0.0097
【0034】
【実施例3】図6は、実施例3にかかる屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ40を示す。実施例3の屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ40も、光ディスク装置用の対物レンズ
であり、入射する平行光を光ディスクの保護層Dを介し
て記録面上に集光させる。屈折・回折ハイブリッドレン
ズ40の球面収差は、光ディスクの保護層Dによる球面
収差を含んで補正され、かつ、レンズの屈折率が変化し
た場合の球面収差の変化が抑えられている。
【0035】実施例3の光学系の構成は、表8に示され
ている。面番号1,2がレンズ40、面番号3,4が光
ディスクの保護層Dである。レンズ40は第1面41,
第2面42が共に非球面であり、第1面41に回折レン
ズ構造が形成されている。第1面のベースカーブと第2
面との非球面係数、回折レンズ構造を定義する各係数、
そして、前記の条件式の値は表9に示されている。
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】第1面非球面係数 κ -0.5000 A4 -2.59771×10-3 A6 -6.11913×10-4 A8 -2.75999×10-5 A10 -1.20000×10-5 A12 3.09023×10-6 光路差関数係数 P2 0.0 P4 -3.28146 P6 -6.09465×10-1 P8 0.0 P10 0.0 m 1 hmax 1.95 P4mλ(hmax/NA)3=-3.28146×1×0.000650×(1.95/0.
65)3=-0.05759 第2面非球面係数 κ 0.0000 A4 2.56805×10-2 A6 -6.24705×10-3 A8 1.37772×10-3 A10 -1.46118×10-4 A12 2.52022×10-6
【0038】以下の表10は、実施例3のレンズ40の
屈折率が変化した場合の球面収差SAの変化を示す。基準
状態である屈折率1.54082では球面収差が完全に補正さ
れている。屈折率が変化すると、焦点距離が変化するた
めに近軸焦点は光軸方向に移動するが、球面収差の状態
は殆ど変化しない。
【0039】
【表10】 入射瞳高さ SA(1.54082) SA(1.53882) SA(1.53982) SA(1.54182) SA(1.54282) 1.9500 -0.0001 -0.0004 -0.0003 0.0000 0.0002 1.7550 -0.0001 -0.0003 -0.0003 -0.0001 0.0001 1.5600 0.0000 -0.0001 -0.0001 0.0000 0.0002 1.3650 0.0000 0.0000 -0.0001 0.0000 0.0001 1.1700 -0.0001 -0.0001 -0.0001 -0.0001 0.0000 0.9750 -0.0001 0.0000 -0.0001 -0.0001 0.0000 0.7800 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.5850 0.0001 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 0.3900 0.0000 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 0.1950 0.0000 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 近軸焦点移動 0.0000 0.0093 0.0047 -0.0046 -0.0093
【0040】
【実施例4】図7は、実施例4にかかる屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ50を示す。実施例4の屈折・回折ハイ
ブリッドレンズ50は、保護層の厚さが0.6mmの薄保護
層型ディスクであるDVD(デジタルバーサタイルディ
スク)と、保護層の厚さが1.2mmの厚保護層型ディスクで
あるCD(コンパクトディスク)、CD−Rとに兼用され
る光ヘッド用の対物レンズであり、入射する平行光を光
ディスクの保護層Dを介して記録面上に集光させる。
【0041】屈折・回折ハイブリッドレンズ50の表面
は、記録密度の低いCD,CD−R等の光ディスクに必
要充分な低NAの光束が透過する共用領域RCと、この共用
領域RCの周囲に位置し、DVD等の記録密度の高い光デ
ィスクに対してのみ必要な高NAの光束が透過する高NA専
用領域REとに区分されている。なお、共用領域RCは、0
≦h<1.69となる領域であり、高NA専用領域REは、1.69
≦hとなる領域である。
【0042】実施例4の屈折・回折ハイブリッドレンズ
50の第1面51には、共用領域と高NA専用領域とに互
いに異なる光路差関数で定義される回折レンズ構造が形
成され、かつ、共用領域のベースカーブと高NA専用領域
のベースカーブとは別個の係数で定義される独立した非
球面である。また、第2面52は回折レンズ構造を有さ
ない非球面である。
【0043】屈折・回折ハイブリッドレンズ50の共用
領域RCに形成された回折レンズ構造は、1次回折光が、
短波長(657nm)においては薄保護層型光ディスクに対し
て良好な波面を形成し、長波長(790nm)においては厚保
護層光ディスクに対して良好な波面を形成するよう波長
依存性を有するよう設計されている。具体的には、共用
領域RCの回折レンズ構造は、波長が長波長側に変化した
際に補正不足となるような球面収差の波長依存性を有し
ている。このような波長依存性を持たせることにより、
光ディスクの保護層の厚さの相違に基づく球面収差の変
化を入射光の波長の変化により補正することができ、か
つ、屈折・回折ハイブリッドレンズ50の屈折率が変化
した場合にも球面収差の変化を抑えることができる。
【0044】高NA専用領域REの回折レンズ構造は、共用
領域RCの回折レンズ構造より球面収差の波長依存性が小
さく、高NAに対応する波長(657nm)において薄保護層型
ディスクに対して球面収差が十分補正されるよう設定さ
れている。
【0045】このような構成によれば、薄保護層型ディ
スクの記録再生時には、共用領域RC、高NA専用領域REを
透過した波長657nmのレーザー光が、いずれも良好に球
面収差が補正された状態で薄保護層型ディスクの記録面
に集光し、高NA、短波長で薄保護層型ディスクの記録密
度に適合した径の小さいスポットが形成される。これに
対して厚保護層型光ディスクの記録再生時には、共用領
域RCを透過した波長790nmのレーザー光は、良好に球面
収差が補正された状態で厚保護層型光ディスクの記録面
に集光するが、高NA専用領域REを透過した波長790nmの
レーザー光は、球面収差が充分に補正されないため、共
用領域RCを介して形成されるスポットから離れた位置に
ドーナツ状に広がる。この結果、低NA、長波長で厚保護
層型光ディスクの記録密度に適合した径の大きなスポッ
トが形成される。
【0046】実施例4の光学系の構成は、表11に示さ
れている。表11では、第1面の共用領域のベースカー
ブと回折レンズ構造とを定義する各係数、第1面の高NA
専用領域のベースカーブと回折レンズ構造とを定義する
各係数、面間隔、使用波長での屈折率、そして、第2面
の非球面形状を定義する各係数が示されている。表中、
NA1、f1、λ1は、それぞれ薄保護層型光ディスク使用時
の開口数、回折レンズ構造を含めた屈折・回折ハイブリ
ッドレンズ50の焦点距離(単位:mm)、波長(単位:nm)で
あり、NA2、f2、λ2は、それぞれ厚保護層型光ディスク
使用時の開口数、回折レンズ構造を含めた対物レンズの
焦点距離(単位:mm)、波長(単位:nm)である。
【0047】
【表11】NA1=0.60 f1=3.360 λ1=657nm NA2=0.50 f2=3.384 λ2=790nm 第1面 共用領域(0<h<1.69) ベースカーブ 近軸曲率半径 r 2.101 非球面係数 κ -0.500 A4 -1.81100×10-3 A6 -2.44900×10-4 A8 -1.75000×10-5 A10 -3.51400×10-6 A12 -2.56000×10-6 回折レンズ構造 光路差関数係数 P2 0.0 P4 -1.65300 P6 -0.15050 P8 0.0 P10 0.0 P12 0.0 hmax 1.68 P4×m×λ×(hmax/NA)3=-1.653×1×0.000790×(1.6
8/0.50)3=-0.04954 高NA専用領域(1.69<h<2.02) ベースカーブ 近軸曲率半径 r 2.129 非球面係数 κ -0.500 A4 -6.72000×10-4 A6 -1.46200×10-5 A8 -8.69200×10-5 A10 2.19000×10-5 A12 -5.36100×10-6 回折レンズ構造 光路差関数係数 P2 -2.56044 P4 -0.80000 P6 -0.09000 P8 0.0 P10 0.0 P12 0.0 第1面第2面間隔 d 2.210 第2面 近軸曲率半径 r -8.450 非球面係数 κ 0.0 A4 1.60200×10-2 A6 -3.26800×10-3 A8 1.29900×10-4 A10 3.20300×10-5 A12 -3.74500×10-6
【0048】以下の表12は、実施例4のレンズ50を
厚保護層型ディスクに適用した際の屈折率の変化と球面
収差SAの変化との関係を示す。基準状態である屈折率1.
53653では球面収差が完全に補正されている。屈折率が
変化すると、焦点距離が変化するために近軸焦点は光軸
方向に移動するが、球面収差の状態は殆ど変化しない。
【0049】
【表12】 入射瞳高さ SA(1.53653) SA(1.53453) SA(1.53553) SA(1.54753) SA(1.54853) 1.6800 0.0001 0.0001 0.0001 0.0002 0.0002 1.5120 -0.0001 -0.0001 -0.0001 -0.0001 0.0000 1.3440 -0.0001 -0.0001 -0.0001 -0.0001 -0.0001 1.1760 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 1.0080 0.0000 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 0.8400 0.0000 0.0001 0.0000 0.0000 0.0001 0.6720 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.5040 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.3360 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.1680 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 0.0000 近軸焦点移動 0.0000 0.0106 0.0053 -0.0053 -0.0106
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、屈折率が変化しても球面収差が変化しないレンズを
提供することができる。したがって、例えば樹脂レンズ
に適用した場合には、使用時に周囲の温度が変化して屈
折率が変化した場合にも性能の劣化を抑えることができ
る。また、例えばガラスレンズや樹脂レンズをモールド
する場合に、屈折率が安定しないような材料、加工条件
であっても、球面収差を常に良好に補正することができ
る。
【0051】さらに、2波長で性能保証をしなければな
らない2ディスク厚対応の対物レンズにおいては、一方
の波長で球面収差の変化が屈折率に感度を持たないよう
に設計しておけば、屈折率に感度のある波長で性能が良
くなる条件で成形すれば樹脂の屈折率の分散値にばらつ
きがあっても良好な性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかる屈折・回折ハイブリッドレ
ンズの外形を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は
縦断面図、(C)は縦断面の一部拡大図である。
【図2】 実施例1にかかる屈折・回折ハイブリッドレ
ンズを示すレンズ図である。
【図3】 実施例1のレンズの球面収差と、比較例の球
面収差とを屈折率1.575において比較して示すグラフで
ある。
【図4】 実施例1のレンズの球面収差と、比較例の球
面収差とを屈折率1.550において比較して示すグラフで
ある。
【図5】 実施例2にかかる屈折・回折ハイブリッドレ
ンズを示すレンズ図である。
【図6】 実施例3にかかる屈折・回折ハイブリッドレ
ンズを示すレンズ図である。
【図7】 実施例4にかかる屈折・回折ハイブリッドレ
ンズを示すレンズ図である。
【符号の説明】
10 屈折・回折ハイブリッドレンズ 11 第1面 12 第2面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折レンズと、該屈折レンズの少なくと
    も一方のレンズ面に形成された微細な段差を有する複数
    の同心の輪帯から成る回折レンズ構造とを有し、球面収
    差の屈折率依存性が補正されていることを特徴とする屈
    折・回折ハイブリッドレンズ。
  2. 【請求項2】 前記屈折レンズは単レンズであり、該単
    レンズの少なくとも片面が非球面であり、少なくとも1
    つの面に形成された前記回折レンズ構造は、アンダーな
    球面収差を発生する作用を有し、屈折率変化に対する球
    面収差の変化の感度を低減させたことを特徴とする請求
    項1に記載の屈折・回折ハイブリッドレンズ。
  3. 【請求項3】 前記回折レンズ構造による光路長の付加
    量を、光軸からの高さh、n次(偶数次)の光路差関数係
    数Pn、回折次数m、波長λを用いて、 φ(h)=(P22+P44+P66+…)×m×λ により定義される光路差関数φ(h)により表し、開口数
    をNA、該NAを規定する光線が回折レンズ構造が形成
    された面と交差する高さをhmaxとして、 −0.20 < P4×m×λ×(hmax/NA)3 < -0.0
    4 の条件を満たすことを特徴とする請求項2に記載の屈折
    ・回折ハイブリッドレンズ。
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