JP2001248327A - 鉄筋コンクリート造建物の制震構造 - Google Patents
鉄筋コンクリート造建物の制震構造Info
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- JP2001248327A JP2001248327A JP2000056669A JP2000056669A JP2001248327A JP 2001248327 A JP2001248327 A JP 2001248327A JP 2000056669 A JP2000056669 A JP 2000056669A JP 2000056669 A JP2000056669 A JP 2000056669A JP 2001248327 A JP2001248327 A JP 2001248327A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大変形時の鉛直方向応力の発生を緩和し、前
記制震パネルとRC壁又は梁との接合部の損傷を極力防
止するとともに、制震パネルに作用する応力の上昇を防
ぐことができる鉄筋コンクリート造建物の制震構造を提
供する。 【解決手段】 柱と梁が形成する架構の面内に鉄筋コン
クリート壁を設けると共に該鉄筋コンクリート壁と架構
との間に低降伏点鋼制震パネルを組み込んで成る鉄筋コ
ンクリート造建物の制震構造において、前記制震パネル
と鉄筋コンクリート壁との接合部、又は前記制震パネル
と架構との接合部は、鉛直方向に自在な継手で接合され
ている。
記制震パネルとRC壁又は梁との接合部の損傷を極力防
止するとともに、制震パネルに作用する応力の上昇を防
ぐことができる鉄筋コンクリート造建物の制震構造を提
供する。 【解決手段】 柱と梁が形成する架構の面内に鉄筋コン
クリート壁を設けると共に該鉄筋コンクリート壁と架構
との間に低降伏点鋼制震パネルを組み込んで成る鉄筋コ
ンクリート造建物の制震構造において、前記制震パネル
と鉄筋コンクリート壁との接合部、又は前記制震パネル
と架構との接合部は、鉛直方向に自在な継手で接合され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋コンクリー
ト(以下、RCと云う場合がある。)造建物の柱と梁が
形成する架構の面内に極低降伏点鋼制震パネルや低降伏
点鋼制震パネル(以下、低降伏点鋼制震パネル、又は制
震パネルと云う場合がある。)を組み込み制震構造とし
た建物において、大変形時の鉛直方向応力の発生を緩和
し、制震パネルとRC壁又は梁との接合部の損傷を極力
防止することができる鉄筋コンクリート造建物の制震構
造の技術分野に属する。
ト(以下、RCと云う場合がある。)造建物の柱と梁が
形成する架構の面内に極低降伏点鋼制震パネルや低降伏
点鋼制震パネル(以下、低降伏点鋼制震パネル、又は制
震パネルと云う場合がある。)を組み込み制震構造とし
た建物において、大変形時の鉛直方向応力の発生を緩和
し、制震パネルとRC壁又は梁との接合部の損傷を極力
防止することができる鉄筋コンクリート造建物の制震構
造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】RC造建物が地震によって震動した場合
に、その震動を即座に減衰させるため、図5A,Bに示
したように、柱7と梁8が形成する架構面内にRC壁2
と低降伏点鋼制震パネル3とを組み込んで成る制震構造
aが実施されている。
に、その震動を即座に減衰させるため、図5A,Bに示
したように、柱7と梁8が形成する架構面内にRC壁2
と低降伏点鋼制震パネル3とを組み込んで成る制震構造
aが実施されている。
【0003】前記RC壁2は、下梁8にのみ固定され、
該RC壁2と左右の柱7との間に隙間4が確保され、上
下の梁8、8に作用する相対的な水平方向の変位を許容
する構成とされている。前記制震パネル3は、前記RC
壁2の上端部と上梁8との間に設置されている。
該RC壁2と左右の柱7との間に隙間4が確保され、上
下の梁8、8に作用する相対的な水平方向の変位を許容
する構成とされている。前記制震パネル3は、前記RC
壁2の上端部と上梁8との間に設置されている。
【0004】前記制震構造aは、地震等の水平力によっ
て上下の梁8が水平方向に大きな層間変位を生じた際に
(図5B参照)、前記制震パネル3が塑性変形すること
によって震動エネルギーを吸収する構造とされている。
て上下の梁8が水平方向に大きな層間変位を生じた際に
(図5B参照)、前記制震パネル3が塑性変形すること
によって震動エネルギーを吸収する構造とされている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の制震構造aは、上下の梁8が水平方向に大きな層間変
位を生じた際に、制震パネル3がせん断変形するだけで
なく、その成が縮まる現象を生ずる。せん断変形角が大
きくなる程に縮む量も多くなる。このとき柱梁架構もせ
ん断変形するが、制震パネル3の成や大きさは柱梁架構
と比して余りにも小さいため該制震パネル3にせん断変
形が集中することとなり、その結果、柱梁架構よりも大
きな変形角となる。この変形角の差により制震パネル3
には鉛直方向に引張り力が働く。
の制震構造aは、上下の梁8が水平方向に大きな層間変
位を生じた際に、制震パネル3がせん断変形するだけで
なく、その成が縮まる現象を生ずる。せん断変形角が大
きくなる程に縮む量も多くなる。このとき柱梁架構もせ
ん断変形するが、制震パネル3の成や大きさは柱梁架構
と比して余りにも小さいため該制震パネル3にせん断変
形が集中することとなり、その結果、柱梁架構よりも大
きな変形角となる。この変形角の差により制震パネル3
には鉛直方向に引張り力が働く。
【0006】したがって、制震パネル3とRC壁2又は
上梁8との接合部には、せん断応力が集中するに加え、
制震パネル3に作用する前記引張り力に起因する応力が
付加応力となり、RC壁2の局部破壊が進展し制震効果
を図れなくなるという問題がある。また、制震パネル3
に作用する応力が上昇(ハードニング)するので設計時
のモデル化が大変難しいという問題もある。
上梁8との接合部には、せん断応力が集中するに加え、
制震パネル3に作用する前記引張り力に起因する応力が
付加応力となり、RC壁2の局部破壊が進展し制震効果
を図れなくなるという問題がある。また、制震パネル3
に作用する応力が上昇(ハードニング)するので設計時
のモデル化が大変難しいという問題もある。
【0007】近年、制震構造については、実開平5−6
7767号公報、特開平10−25920号公報、特開
平11−241525号公報等に開示されているように
種々開発されているが、前記問題点を解消する技術は見
当たらない。
7767号公報、特開平10−25920号公報、特開
平11−241525号公報等に開示されているように
種々開発されているが、前記問題点を解消する技術は見
当たらない。
【0008】したがって、本発明の目的は、RC造建物
の柱梁架構面内に極低降伏点鋼制震パネル又は低降伏点
鋼制震パネルを組み込み制震構造とした建物において、
大変形時の鉛直方向応力(引張り応力)の発生を緩和
し、前記制震パネルとRC壁又は梁との接合部の損傷を
極力防止するとともに、制震パネルに作用する応力の上
昇を防ぐことができる鉄筋コンクリート造建物の制震構
造を提供することにある。
の柱梁架構面内に極低降伏点鋼制震パネル又は低降伏点
鋼制震パネルを組み込み制震構造とした建物において、
大変形時の鉛直方向応力(引張り応力)の発生を緩和
し、前記制震パネルとRC壁又は梁との接合部の損傷を
極力防止するとともに、制震パネルに作用する応力の上
昇を防ぐことができる鉄筋コンクリート造建物の制震構
造を提供することにある。
【0009】本発明の次の目的は、将来的に益々需要が
高まると予想される高層及び超高層RC造建物など、大
きい震動が生じ易い建物に好適に実施することができる
鉄筋コンクリート造建物の制震構造を提供することにあ
る。
高まると予想される高層及び超高層RC造建物など、大
きい震動が生じ易い建物に好適に実施することができる
鉄筋コンクリート造建物の制震構造を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
る鉄筋コンクリート造建物の制震構造は、柱と梁が形成
する架構の面内に鉄筋コンクリート壁を設けると共に該
鉄筋コンクリート壁と架構との間に低降伏点鋼制震パネ
ルを組み込んで成る鉄筋コンクリート造建物の制震構造
において、前記制震パネルと鉄筋コンクリート壁との接
合部、又は前記制震パネルと架構との接合部は、鉛直方
向に自在な継手で接合されていることを特徴とする。
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
る鉄筋コンクリート造建物の制震構造は、柱と梁が形成
する架構の面内に鉄筋コンクリート壁を設けると共に該
鉄筋コンクリート壁と架構との間に低降伏点鋼制震パネ
ルを組み込んで成る鉄筋コンクリート造建物の制震構造
において、前記制震パネルと鉄筋コンクリート壁との接
合部、又は前記制震パネルと架構との接合部は、鉛直方
向に自在な継手で接合されていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載した発明に係る鉄筋コンク
リート造建物の制震構造は、柱と梁が形成する架構の面
内に鉄筋コンクリート壁を設けると共に該鉄筋コンクリ
ート壁と架構との間に低降伏点鋼制震パネルを組み込ん
で成る鉄筋コンクリート造建物の制震構造において、前
記鉄筋コンクリート壁は、水平方向の目地を鉛直方向に
自在な継手により接合した分割構造とされていることを
特徴とする。
リート造建物の制震構造は、柱と梁が形成する架構の面
内に鉄筋コンクリート壁を設けると共に該鉄筋コンクリ
ート壁と架構との間に低降伏点鋼制震パネルを組み込ん
で成る鉄筋コンクリート造建物の制震構造において、前
記鉄筋コンクリート壁は、水平方向の目地を鉛直方向に
自在な継手により接合した分割構造とされていることを
特徴とする。
【0012】請求項3に記載した発明に係る鉄筋コンク
リート造建物の制震構造は、請求項1に記載した鉛直方
向に自在な継手は、制震パネルに鋼管スタッドを固着し
て設け、該鋼管スタッドは鉄筋コンクリート壁の中にス
パイラル筋等の補強筋と共にアンボンド処理して埋め込
んだ構成であることを特徴とする。
リート造建物の制震構造は、請求項1に記載した鉛直方
向に自在な継手は、制震パネルに鋼管スタッドを固着し
て設け、該鋼管スタッドは鉄筋コンクリート壁の中にス
パイラル筋等の補強筋と共にアンボンド処理して埋め込
んだ構成であることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載した発明に係る鉄筋コンク
リート造建物の制震構造は、請求項1に記載した鉛直方
向に自在な継手は、制震パネルに鋼管を固着して設け、
鉄筋コンクリート壁又は架構には前記鋼管を面内水平方
向にのみ拘束する金物を設けて支持させた構成であるこ
とを特徴とする。
リート造建物の制震構造は、請求項1に記載した鉛直方
向に自在な継手は、制震パネルに鋼管を固着して設け、
鉄筋コンクリート壁又は架構には前記鋼管を面内水平方
向にのみ拘束する金物を設けて支持させた構成であるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5に記載した発明に係る鉄筋コンク
リート造建物の制震構造は、請求項1に記載した鉛直方
向に自在な継手は、制震パネルに斜め鉄筋スタッドを固
着して設け、該斜め鉄筋スタッドを鉄筋コンクリート壁
の中へ埋め込みアンカーさせた構成であることを特徴と
する。
リート造建物の制震構造は、請求項1に記載した鉛直方
向に自在な継手は、制震パネルに斜め鉄筋スタッドを固
着して設け、該斜め鉄筋スタッドを鉄筋コンクリート壁
の中へ埋め込みアンカーさせた構成であることを特徴と
する。
【0015】請求項6に記載した発明に係る鉄筋コンク
リート造建物の制震構造は、請求項2に記載した鉛直方
向に自在な継手は、鉄筋コンクリート壁を上下方向に少
なくとも2分したに等しい形態とし、該少なくとも2分
したに等しい形態の鉄筋コンクリート壁同士の当接面を
波形等の相互に咬み合う形状とし、該当接面の双方又は
いずれか一方に波形鋼板を設けた構成であることを特徴
とする。
リート造建物の制震構造は、請求項2に記載した鉛直方
向に自在な継手は、鉄筋コンクリート壁を上下方向に少
なくとも2分したに等しい形態とし、該少なくとも2分
したに等しい形態の鉄筋コンクリート壁同士の当接面を
波形等の相互に咬み合う形状とし、該当接面の双方又は
いずれか一方に波形鋼板を設けた構成であることを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態、及び実施例】図1〜図3は、請求
項1に記載した鉄筋コンクリート造建物の制震構造の実
施形態を示している。これらの制震構造は、柱7と梁8
が形成する架構の面内に鉄筋コンクリート壁2を設ける
と共に該鉄筋コンクリート壁2と架構との間に低降伏点
鋼(極低降伏点鋼を含む)制震パネル3を組み込んで成
り、前記制震パネル3と鉄筋コンクリート壁2との接合
部、又は前記制震パネル3と架構との接合部は、鉛直方
向に自在な継手で接合されていることを特徴とする(請
求項1記載の発明)。
項1に記載した鉄筋コンクリート造建物の制震構造の実
施形態を示している。これらの制震構造は、柱7と梁8
が形成する架構の面内に鉄筋コンクリート壁2を設ける
と共に該鉄筋コンクリート壁2と架構との間に低降伏点
鋼(極低降伏点鋼を含む)制震パネル3を組み込んで成
り、前記制震パネル3と鉄筋コンクリート壁2との接合
部、又は前記制震パネル3と架構との接合部は、鉛直方
向に自在な継手で接合されていることを特徴とする(請
求項1記載の発明)。
【0017】図1A〜Cに示した第1の実施形態にかか
る制震構造1は、柱7と梁8が形成する架構における下
梁8にRC壁2を設け、該RC壁と上梁8との間に制震
パネル3を組み込んで成り、前記RC壁2と左右の柱7
との間に隙間4が確保され、上下の梁8に作用する相対
的な水平方向の変位を許容する構成とされている。な
お、前記制震パネル3は、例えば図1Bに示したよう
に、H形鋼のフランジ部を上下面とし、スチフナー3a
を備えた構成とされているが、これに限定されない。ま
た、前記RC壁2を上梁8へ設け、該RC壁2と下梁8
との間に制震パネル3を組み込んで実施することもでき
る。
る制震構造1は、柱7と梁8が形成する架構における下
梁8にRC壁2を設け、該RC壁と上梁8との間に制震
パネル3を組み込んで成り、前記RC壁2と左右の柱7
との間に隙間4が確保され、上下の梁8に作用する相対
的な水平方向の変位を許容する構成とされている。な
お、前記制震パネル3は、例えば図1Bに示したよう
に、H形鋼のフランジ部を上下面とし、スチフナー3a
を備えた構成とされているが、これに限定されない。ま
た、前記RC壁2を上梁8へ設け、該RC壁2と下梁8
との間に制震パネル3を組み込んで実施することもでき
る。
【0018】前記制震構造1における鉛直方向に自在な
継手5は、前記制震パネル3の下フランジの下面に鋼管
スタッド6を固着して設け、該鋼管スタッド6は鉄筋コ
ンクリート壁2の中へスパイラル筋9等の補強筋と共に
アンボンド処理して埋め込んだ構成とされている(請求
項3記載の発明)。前記鉛直方向に自在な継手5は、前
記鋼管スタッド6を溶接等の手段により制震パネル3の
長手方向に等間隔に複数本(図示例では7本)設け、該
鋼管スタッド6の外周面にグリース等の潤滑材を塗布し
てRC壁2へ埋め込んだ構成とされている。
継手5は、前記制震パネル3の下フランジの下面に鋼管
スタッド6を固着して設け、該鋼管スタッド6は鉄筋コ
ンクリート壁2の中へスパイラル筋9等の補強筋と共に
アンボンド処理して埋め込んだ構成とされている(請求
項3記載の発明)。前記鉛直方向に自在な継手5は、前
記鋼管スタッド6を溶接等の手段により制震パネル3の
長手方向に等間隔に複数本(図示例では7本)設け、該
鋼管スタッド6の外周面にグリース等の潤滑材を塗布し
てRC壁2へ埋め込んだ構成とされている。
【0019】したがって、上記構成の第1の実施形態に
かかるRC造建物の制震構造1は、上記[従来の技術]
に記載したと同様に地震等の水平力によって上下の梁8
が水平方向に大きな層間変位を生じた際に、前記制震パ
ネル3が塑性変形することによって震動エネルギーを吸
収する構造であることはもちろん、図1Cに示したよう
に、前記制震パネル3のせん断変形による成の縮み現象
に起因してアンボンド処理された鋼管スタッド6の根元
部分6aがRC壁2から該制震パネル3の成の縮み分抜
け出るので、鉛直方向に引張り力が働くことはない。
かかるRC造建物の制震構造1は、上記[従来の技術]
に記載したと同様に地震等の水平力によって上下の梁8
が水平方向に大きな層間変位を生じた際に、前記制震パ
ネル3が塑性変形することによって震動エネルギーを吸
収する構造であることはもちろん、図1Cに示したよう
に、前記制震パネル3のせん断変形による成の縮み現象
に起因してアンボンド処理された鋼管スタッド6の根元
部分6aがRC壁2から該制震パネル3の成の縮み分抜
け出るので、鉛直方向に引張り力が働くことはない。
【0020】よって、制震パネル3とRC壁2又は上梁
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
【0021】次に、図2A〜Cは、RC造建物の制震構
造の第2の実施形態を示している。この制震構造11
は、前記第1の実施形態にかかる制震構造1と比して、
鉛直方向に自在な継手の構造のみ相違する。
造の第2の実施形態を示している。この制震構造11
は、前記第1の実施形態にかかる制震構造1と比して、
鉛直方向に自在な継手の構造のみ相違する。
【0022】この制震構造11における鉛直方向に自在
な継手15は、制震パネル3の下フランジの下面に鋼管
16を固着して設け、鉄筋コンクリート壁2の上端面に
は前記鋼管16を面内水平方向にのみ拘束する金物17
を設けて支持させた構成とされている。なお、制震パネ
ル3の上フランジの上面に鋼管16を設け、架構(上梁
8)の下面に金物17を設けて実施することもできる
(請求項4記載の発明)。
な継手15は、制震パネル3の下フランジの下面に鋼管
16を固着して設け、鉄筋コンクリート壁2の上端面に
は前記鋼管16を面内水平方向にのみ拘束する金物17
を設けて支持させた構成とされている。なお、制震パネ
ル3の上フランジの上面に鋼管16を設け、架構(上梁
8)の下面に金物17を設けて実施することもできる
(請求項4記載の発明)。
【0023】前記鉛直方向に自在な継手15は、前記鋼
管16を溶接等の手段により制震パネル3の長手方向に
等間隔に複数(図示例では7体)設け、該鋼管16を長
手方向に挟むような形態で金物17が計14体設けられ
ている。よって、前記制震パネル3に設けられた鋼管1
6は、その両側に設けられた前記金物17により、地震
等の水平力によって作用する面内水平方向には拘束され
るが、鉛直方向には拘束されない。なお、図示例では、
前記金物17は鋼管16を挟むような形態で実施されて
いるが、これに限定されず、前記鋼管16を取り囲むよ
うな形態で実施することもできる。
管16を溶接等の手段により制震パネル3の長手方向に
等間隔に複数(図示例では7体)設け、該鋼管16を長
手方向に挟むような形態で金物17が計14体設けられ
ている。よって、前記制震パネル3に設けられた鋼管1
6は、その両側に設けられた前記金物17により、地震
等の水平力によって作用する面内水平方向には拘束され
るが、鉛直方向には拘束されない。なお、図示例では、
前記金物17は鋼管16を挟むような形態で実施されて
いるが、これに限定されず、前記鋼管16を取り囲むよ
うな形態で実施することもできる。
【0024】したがって、上記構成の第2の実施形態に
おけるRC造建物の制震構造11は、前記第1の実施形
態と同様に、地震等の水平力によって上下の梁8が水平
方向に大きな層間変位を生じた際に、前記制震パネル3
が塑性変形することによって震動エネルギーを吸収する
構造であることはもちろん、図2Cに示したように、前
記制震パネル3のせん断変形による成の縮み現象に起因
して前記鋼管16が上方に浮き上がるので、鉛直方向に
引張り力が働くことはない。
おけるRC造建物の制震構造11は、前記第1の実施形
態と同様に、地震等の水平力によって上下の梁8が水平
方向に大きな層間変位を生じた際に、前記制震パネル3
が塑性変形することによって震動エネルギーを吸収する
構造であることはもちろん、図2Cに示したように、前
記制震パネル3のせん断変形による成の縮み現象に起因
して前記鋼管16が上方に浮き上がるので、鉛直方向に
引張り力が働くことはない。
【0025】よって、制震パネル3とRC壁2又は上梁
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
【0026】次に、図3A〜Cは、RC造建物の制震構
造の第3の実施形態を示している。この制震構造21も
また、前記第1の実施形態にかかる制震構造1と比し
て、鉛直方向に自在な継手の構造のみ相違する。
造の第3の実施形態を示している。この制震構造21も
また、前記第1の実施形態にかかる制震構造1と比し
て、鉛直方向に自在な継手の構造のみ相違する。
【0027】この制震構造21における鉛直方向に自在
な継手25は、制震パネル3の下フランジの下面に斜め
鉄筋スタッド26を設け、該斜め鉄筋スタッドを鉄筋コ
ンクリート壁の中へ埋め込みアンカーさせた構成である
(請求項5記載の発明)。
な継手25は、制震パネル3の下フランジの下面に斜め
鉄筋スタッド26を設け、該斜め鉄筋スタッドを鉄筋コ
ンクリート壁の中へ埋め込みアンカーさせた構成である
(請求項5記載の発明)。
【0028】前記鉛直方向に自在な継手25は、鉛直方
向に対して45度方向の斜め鉄筋スタッド26を溶接等
の手段により制震パネル3にバランス良く24本設けて
構成されている。また、斜め鉄筋スタッド26における
制震パネル3との接合部分は、前記制震パネル3にせん
断変形を発生させる水平力が作用した場合でも決して剥
離しないように十分に固着されている。なお、前記斜め
鉄筋スタッド26は、図3Bに示したように、制震パネ
ル3のウエブ部3bを中央として左右2列に12本ずつ
設けているが、これに限定されない。制震パネル3の長
手方向の長さも図示例に限定されず、図1と図2に示し
たような長さで実施することももちろんできる。また、
斜め鉄筋スタッド26の角度も45度に限定されること
はない。
向に対して45度方向の斜め鉄筋スタッド26を溶接等
の手段により制震パネル3にバランス良く24本設けて
構成されている。また、斜め鉄筋スタッド26における
制震パネル3との接合部分は、前記制震パネル3にせん
断変形を発生させる水平力が作用した場合でも決して剥
離しないように十分に固着されている。なお、前記斜め
鉄筋スタッド26は、図3Bに示したように、制震パネ
ル3のウエブ部3bを中央として左右2列に12本ずつ
設けているが、これに限定されない。制震パネル3の長
手方向の長さも図示例に限定されず、図1と図2に示し
たような長さで実施することももちろんできる。また、
斜め鉄筋スタッド26の角度も45度に限定されること
はない。
【0029】したがって、上記構成の第3の実施形態に
おけるRC造建物の制震構造21は、前記第1及び第2
の実施形態と同様に、地震等の水平力によって上下の梁
8が水平方向に大きな層間変位を生じた際に、前記制震
パネル3が塑性変形することによって震動エネルギーを
吸収する構造であることはもちろん、図3Cに示したよ
うに、前記制震パネル3のせん断変形による成の縮み現
象に起因して該制震パネル3の下フランジ部分が曲げ変
形して浮き上がるので、鉛直方向に引張り力が働くこと
はない。
おけるRC造建物の制震構造21は、前記第1及び第2
の実施形態と同様に、地震等の水平力によって上下の梁
8が水平方向に大きな層間変位を生じた際に、前記制震
パネル3が塑性変形することによって震動エネルギーを
吸収する構造であることはもちろん、図3Cに示したよ
うに、前記制震パネル3のせん断変形による成の縮み現
象に起因して該制震パネル3の下フランジ部分が曲げ変
形して浮き上がるので、鉛直方向に引張り力が働くこと
はない。
【0030】よって、制震パネル3とRC壁2又は上梁
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
【0031】次に、図4A〜Cは、請求項2に記載した
鉄筋コンクリート造建物の制震構造の実施形態を示して
いる。この制震構造31は、請求項1記載の制震構造と
比して、水平方向の目地を鉛直方向に自在な継手により
接合した分割構造とされていることを特徴とする。
鉄筋コンクリート造建物の制震構造の実施形態を示して
いる。この制震構造31は、請求項1記載の制震構造と
比して、水平方向の目地を鉛直方向に自在な継手により
接合した分割構造とされていることを特徴とする。
【0032】前記制震構造31における鉛直方向に自在
な継手構造35は、鉄筋コンクリート壁2を上下方向に
2分したに等しい形態とし、該2分したに等しい形態の
鉄筋コンクリート壁同士の当接面を波形等の相互に咬み
合う形状とし、該当接面の双方に波形鋼板36を設けた
構成である。なお、RC壁2は上下方向に3分したに等
しい形態として実施することもできる。また、前記波形
鋼板36は、RC壁2の当接面のいずれか一方のみ設け
て実施することもできる(請求項6記載の発明)。
な継手構造35は、鉄筋コンクリート壁2を上下方向に
2分したに等しい形態とし、該2分したに等しい形態の
鉄筋コンクリート壁同士の当接面を波形等の相互に咬み
合う形状とし、該当接面の双方に波形鋼板36を設けた
構成である。なお、RC壁2は上下方向に3分したに等
しい形態として実施することもできる。また、前記波形
鋼板36は、RC壁2の当接面のいずれか一方のみ設け
て実施することもできる(請求項6記載の発明)。
【0033】前記当接面の咬み合い形状は図示例に限定
されないが、前記制震パネル3のせん断変形による成の
縮みを十分に考慮した段差を有する必要がある。
されないが、前記制震パネル3のせん断変形による成の
縮みを十分に考慮した段差を有する必要がある。
【0034】したがって、上記構成のRC造建物の制震
構造31も前記第1〜第3の実施形態と同様に、地震等
の水平力によって上下の梁8が水平方向に大きな層間変
位を生じた際に、前記制震パネル3が塑性変形すること
によって震動エネルギーを吸収する構造であることはも
ちろん、図4Cに示したように、前記制震パネル3のせ
ん断変形による成の縮み現象に起因して上下方向に2分
されたRC壁2のうち上側部分が鉛直方向に浮き上がる
ので鉛直方向に引張り力が働くことはない。
構造31も前記第1〜第3の実施形態と同様に、地震等
の水平力によって上下の梁8が水平方向に大きな層間変
位を生じた際に、前記制震パネル3が塑性変形すること
によって震動エネルギーを吸収する構造であることはも
ちろん、図4Cに示したように、前記制震パネル3のせ
ん断変形による成の縮み現象に起因して上下方向に2分
されたRC壁2のうち上側部分が鉛直方向に浮き上がる
ので鉛直方向に引張り力が働くことはない。
【0035】よって、制震パネル3とRC壁2又は上梁
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
8との接合部に引張り力が付加されることはなく、該接
合部の損傷を極力防止することができると共に、RC壁
2の局部破壊が進展することもない。また、制震パネル
3に作用する応力が上昇(ハードニング)することもな
いので、せん断応力のみを考慮した設計で足り、設計時
のモデル化が容易となる。
【0036】
【本発明が奏する効果】請求項1〜6に係る鉄筋コンク
リート造建物の制震構造は下記する効果を奏する。1)
制震パネルとRC壁又は梁との接合部に引張り力が付加
されることはなく、該接合部の損傷を極力防止すること
ができるとともに、RC壁の局部破壊が進展することは
ない。よって、地震後の補修を最小限に抑えることがで
きる。2)制震パネルに作用する応力が上昇(ハードニ
ング)することもないので、せん断応力のみを考慮した
設計で足り、設計時のモデル化が容易となる。3)した
がって、将来的に益々需要が高まると予想される高層及
び超高層RC造建物など、大きい震動が生じ易い建物に
好適に実施することができるのである。
リート造建物の制震構造は下記する効果を奏する。1)
制震パネルとRC壁又は梁との接合部に引張り力が付加
されることはなく、該接合部の損傷を極力防止すること
ができるとともに、RC壁の局部破壊が進展することは
ない。よって、地震後の補修を最小限に抑えることがで
きる。2)制震パネルに作用する応力が上昇(ハードニ
ング)することもないので、せん断応力のみを考慮した
設計で足り、設計時のモデル化が容易となる。3)した
がって、将来的に益々需要が高まると予想される高層及
び超高層RC造建物など、大きい震動が生じ易い建物に
好適に実施することができるのである。
【図1】Aは本発明に係る鉄筋コンクリート造建物の制
震構造の第1の実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分立面図である。
震構造の第1の実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分立面図である。
【図2】Aは本発明に係る鉄筋コンクリート造建物の制
震構造の第2の実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分立面図である。
震構造の第2の実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分立面図である。
【図3】Aは本発明に係る鉄筋コンクリート造建物の制
震構造の第3の実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分側面図である。
震構造の第3の実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分側面図である。
【図4】Aは本発明に係る鉄筋コンクリート造建物の制
震構造の異なる実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分立面図である。
震構造の異なる実施形態を示した立面図、Bは同側面
図、Cは同変形時の部分立面図である。
【図5】Aは従来技術を示した立面図であり、Bは従来
技術の変形時を示した立面図である。
技術の変形時を示した立面図である。
1、11、21、31 RC造の制震構造 2 RC壁 3 制震パネル 3a スチフナー 4 隙間 5、15、25、35 鉛直方向に自在な継手構造 6 鋼管スタッド 7 柱 8 梁 9 スパイラル筋 16 鋼管 17 金物 26 斜め鉄筋スタッド 36 波形鋼板
フロントページの続き (72)発明者 中山 信雄 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 上田 忠男 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 岩間 和博 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内
Claims (6)
- 【請求項1】柱と梁が形成する架構の面内に鉄筋コンク
リート壁を設けると共に該鉄筋コンクリート壁と架構と
の間に低降伏点鋼制震パネルを組み込んで成る鉄筋コン
クリート造建物の制震構造において、 前記制震パネルと鉄筋コンクリート壁との接合部、又は
前記制震パネルと架構との接合部は、鉛直方向に自在な
継手で接合されていることを特徴とする、鉄筋コンクリ
ート造建物の制震構造。 - 【請求項2】柱と梁が形成する架構の面内に鉄筋コンク
リート壁を設けると共に該鉄筋コンクリート壁と架構と
の間に低降伏点鋼制震パネルを組み込んで成る鉄筋コン
クリート造建物の制震構造において、 前記鉄筋コンクリート壁は、水平方向の目地を鉛直方向
に自在な継手により接合した分割構造とされていること
を特徴とする、鉄筋コンクリート造建物の制震構造。 - 【請求項3】鉛直方向に自在な継手は、制震パネルに鋼
管スタッドを固着して設け、該鋼管スタッドは鉄筋コン
クリート壁の中にスパイラル筋等の補強筋と共にアンボ
ンド処理して埋め込んだ構成であることを特徴とする、
請求項1に記載した鉄筋コンクリート造建物の制震構
造。 - 【請求項4】鉛直方向に自在な継手は、制震パネルに鋼
管を固着して設け、鉄筋コンクリート壁又は架構には前
記鋼管を面内水平方向にのみ拘束する金物を設けて支持
させた構成であることを特徴とする、請求項1に記載し
た鉄筋コンクリート造建物の制震構造。 - 【請求項5】鉛直方向に自在な継手は、制震パネルに斜
め鉄筋スタッドを固着して設け、該斜め鉄筋スタッドを
鉄筋コンクリート壁の中へ埋め込みアンカーさせた構成
であることを特徴とする、請求項1に記載した鉄筋コン
クリート造建物の制震構造。 - 【請求項6】鉛直方向に自在な継手は、鉄筋コンクリー
ト壁を上下方向に少なくとも2分したに等しい形態と
し、該少なくとも2分したに等しい形態の鉄筋コンクリ
ート壁同士の当接面を波形等の相互に咬み合う形状と
し、該当接面の双方又はいずれか一方に波形鋼板を設け
た構成であることを特徴とする、請求項2に記載した鉄
筋コンクリート造建物の制震構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056669A JP2001248327A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 鉄筋コンクリート造建物の制震構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056669A JP2001248327A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 鉄筋コンクリート造建物の制震構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001248327A true JP2001248327A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18577572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056669A Pending JP2001248327A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 鉄筋コンクリート造建物の制震構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001248327A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100366A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Shimizu Corp | 既存建築物の制震補強構造 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000056669A patent/JP2001248327A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100366A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Shimizu Corp | 既存建築物の制震補強構造 |
JP4640672B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-03-02 | 清水建設株式会社 | 既存建築物の制震補強構造 |
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