JP2001248255A - カーテンウォール - Google Patents

カーテンウォール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテンウォールの方立及び方立を支える支
持部材を簡素なものにする。 【解決手段】 パネル2、方立3、吊りロッド5及び支
持部材4を備える。方立3の貫通溝8に吊りロッド5を
配置して方立3を吊りロッド5に連結する。吊りロッド
5の上端は建物躯体に取り付け、方立3と支持部材4を
屋内外方向で固定する。カーテンウォール1の垂直荷重
を吊りロッド5で、屋内外方向の荷重を支持部材4で支
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吹き抜け空間の
開口部壁面やアナトリウムの開口部壁面のように、大き
な開口部に形成するカーテンウォールに関する。
【0002】
【従来の技術】建物において、例えば6m以上の大スパ
ンの開口部をガラスパネルのカーテンウォールで遮蔽す
る場合、ガラスパネルを取り付けた方立の後ろ側に鉄骨
やトラス等の支持部材を設置し、方立と支持部材とを結
合する。支持部材は建物の躯体に固定されていて、これ
によりガラス自重などの垂直荷重や風荷重が方立から支
持部材及び建物躯体へと伝達される。方立と支持部材と
は1区画のパネルの大きさにもよるが数mのピッチで結
合される。支持部材が受け持つ垂直荷重や風荷重が大き
くなると、支持部材の鉄骨やトラスは太く、厚くあるい
は断面2次モーメントの大きなものが必要になり、その
存在が目立つようになる。このため、吹き抜けやアナト
リウムでは建物の外観が損なわれたり、屋内側の雰囲気
が損なわれてしまうことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大スパンの関口部をパ
ネルによるカーテンウォールで遮蔽する構造において、
パネルの自重による垂直荷重と風や屋内外の気圧差で生
じる荷重(パネルの面外方向に作用する荷重)を分離し
て支持することとし、方立を支える支持部材を簡素なも
のにする。
【0004】
【課題を解決するための手段】パネルと、方立と、吊り
部材及び支持部材を備えたカーテンウォールとする。パ
ネルは、板材、板材をサッシに組み込んだサッシ形のパ
ネルあるいはフレームに板材を取り付けたフレーム形の
パネルであり、板材としてはガラス板、アクリルなどの
樹脂板、アルミ合金やステンレスその他の金属板、ある
いは石材やセメント系の板などがある。また、開口部を
遮蔽するパネルは、通常、開口部を区画した大きさの複
数枚であるが、開口部に対して1枚のこともある。方立
は多くがアルミ合金の押出成形材であり、長手方向に貫
通した中空部や貫通溝の吊り部材挿通部を有する。な
お、貫通部は中空部を構成する四周の壁の一部を開放し
た断面構造に相当する。
【0005】支持部材は、建物躯体に取り付けられる。
支持部材は主として方立から受ける屋内外方向の荷重を
支持すれば良く、スラブの端縁など建物躯体から屋外側
に張り出した単なるブラケットやステー等であって良
い。しかし、吹き抜けのように上下の躯体部分の間隔が
大きな場合やカーテンウォールを形成する位置からスラ
ブ端縁が遠いときにはカーテンウォールの上下方向でも
適宜間隔に方立を支持する必要がある。このような場
合、建物躯体における両側の壁間に渡して固定した張弦
梁を支持部材とすることがある。
【0006】吊り部材は、建物躯体から吊り下げて使用
し、主としてカーテンウォールの垂直荷重を支持するこ
とを目的としてそのための強度を備える。吊り部材は、
連続した1本のこともあれば、分割された複数本を接続
部材で連結して使用することもある。分割された1本の
ロッド(分割ロッドと呼ぶ)の長さはほぼパネルの高さ
寸法に相当するものとし、1個の方立に1本の吊り部材
と接続部材を付属させておくことがある。この場合、1
本の吊り部材は両端に接続部材との係合部分を備えてい
る。吊り部材の下端は建物躯体の床部分に固定する。な
お、吊り部材としては、丸鋼棒など高張力の棒材やワイ
ヤあるいは丈夫な鎖であり、それぞれに特徴を有する。
すなわち、高張力の棒材(ロッド)の場合、荷重や温度
など負荷による変形が線形(正比例的)と見なすことが
でき、負荷を考慮した設計が比較的容易である。しか
し、その一方で、ロッドに重量があり、また、搬送時に
嵩張る難点がある。これに対してワイヤや鎖は嵩張ら
ず、柔軟性があって施工時に配置しやすく、かつ横方向
からの荷重による破断が生じにくいが、横方向からの荷
重に対して自身で対抗することができない。さらに、負
荷による変形が直線的でない上、ワイヤなどでは撚りが
あるので、負荷による変形の態様が複雑である。支持部
材は、前記のように建物躯体から張り出したステーや張
弦梁であるが、鉄骨トラスであってもよい。
【0007】方立の吊り部材挿通部に吊り部材を配置
し、方立を吊り部材に連結する。連結の態様は種々であ
り、吊り部材が1本の連続したものである場合は、別途
用意した取付け金具を用い、ボルト止めなどで方立と吊
り部材を結合する。あるいは、吊り部材にあらかじめ間
隔をとって固定しておいた係合部材に方立側の係合部材
を上方から係合させる。吊り部材が分割されている場合
は、吊り部材のそれぞれ両端に設けた係合部材を接続部
材(係合部材)に係合させて上方から下方へ順次連結し
た構造とすることができる。接続部材はパネルの方立内
部に固定され、吊り部材を連結する部材であると共に方
立と吊り部材を連結する部材とすることができる。吊り
部材挿通部が貫通溝である場合には、吊り部材に対して
パネルを側方から係合させることができるので、現場作
業を行いやすい。そして、吊り部材の上端を建物の躯体
に取り付けて、主として吊り部材でパネルの垂直荷重を
支持し、方立と支持部材を屋内外方向で固定してパネル
に作用する面外方向の荷重を主として支持部材で支持す
る。ついで、パネルを方立に取付けてカーテンウォール
を完成する。この結果、屋外側あるいは屋内側に露出す
る支持部樹はパネルに作用する面外方向の荷重を主とし
て支えるだけの強度を備えた簡素なものでよく、カーテ
ンウォール部分の外観、あるいは内観が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜3は、この発明によるカー
テンウォール1の概略を示したもので、建物の3階分を
吹き抜けにした空間の開口部に形成され、屋外と屋内を
区画している。カーテンウォール1は、パネル2、方立
3、支持部材4および吊りロッド5を備える。吊りロッ
ド5は吊り部材の一形態である。符号6、7は両側の壁
であり建物駆体の一部である。パネル2はガラス板で、
カーテンウォール1を形成する開口部を区画した複数枚
で構成してある。各区画は矩形となっている。
【0009】方立3はアルミ合金の押出し成形材をパネ
ル2の上下方向寸法に合わせて切断したものであり、断
面において(図4イ)、屋外側の貫通溝8と屋内側の中
空部9を備えている。貫通溝8は方立3の長手方向に貫
通した吊り部材挿通部であって、屋内側の中空部9と同
様な中空部の一方の側壁を除去した構造となっている。
方立3の貫通溝8には連結部材としての連結金具10
(図4口、図5)を装着してネジ11で固定してあり、
屋内側の中空部9には結合金具12が嵌入可能となって
いる。連結金具10は貫通穴を側面に開放したような断
面U字形であり、結合金員12は押出し成形材を短く切
断したピース部材である。
【0010】支持部材4はこの場合、張弦梁(図2)で
あり、マスト13とスプレッダー14およびワイヤ15
を備え、マスト13の両側にスプレッダー14を間隔を
とって水平に配置し、これらの先端にワイヤ15を張り
巡らせ、それぞれ固定してある。支持部材4と各方立3
は、張弦梁におけるスプレッダー14の延長上でボルト
16、ナット17を用いて結合してある(図5)。な
お、図3において符号18は水平に配置したマスト13
の間隔を維持するためのワイヤである。
【0011】吊りロッド5は、高張力の丸鋼棒であり、
吹き抜けの上下方向寸法にほぼ等しい長さを有する。吊
り部材5には、パネル2の上下方向寸法に相当する間隔
で一定範囲の雄ネジが刻まれており(図5)、この部分
にそれぞれ位置調整用の長ナット19を螺合すると共に
その上方側に球面ナット20を嵌挿している。球面ナッ
ト20は球面を上方としており、また、ネジ部の長ナッ
ト19を用いて球面ナット20の位置を調整することが
できる。なお、球面ナットは係合に際しての一方の係合
部材である。吊りロッド5の上端は吹き抜けにおける上
階の梁材21(建物躯体)に固定する(図6)。梁材2
1には、支持金物22が一体に設けられていると共に、
これにボルトで固定した2枚のステー23の間に吊りロ
ッド5の上端を横ボルト24で吊下げてある。吊りロッ
ド5の下端も同様な構成で建物躯体の床部分に固定して
ある。
【0012】各方立3における貫通溝8の上部に連結金
具10をネジ11を用いて取り付け、屋内側の中空部9
に結合金具12の一端を差し込んでおく。この状態とし
た方立3を球面ナット20に係合して順次、吊りロッド
5に取付ける。ついで、各方立3の屋内側を支持部材4
とした張弦梁におけるスプレッダー14の延長上にボル
ト16、ナット17を用いて取付け、最上部となる方立
3の上端を取付け部材25を用いて梁材21へ固定し、
また、吊りロッド5の下端を建物躯体の床部分に固定す
る。これによって、方立3は上下右向に連続し、垂直方
向の荷重が主として吊りロッド5で支持されると共に、
屋内外方向の荷重が主として支持部材4で支持された状
態となる。なお、ブラケットやステーの場合、カーテン
ウォールの垂直荷重及び屋内外方向の荷重がこれらによ
ってある程度支持されることがあるが、垂直荷重は主と
して吊りロッド5により、屋内外方向の荷重は主として
支持部材4により支持される。
【0013】また、方立3の屋外側面には目地隠し用の
内側材26と断面L字形をしたパネル受け27(図4、
5)があらかじめネジ止めされている。さらに、目地隠
し用の内側材26に対して、目地隠し用の外側材28
(図5、8)及びクロス部隠し材29(図1、5)は屋
外側から係合可能である。内側材26、外側材28はそ
れぞれ各パネル2の上下方向寸法にほぼ等しい長さであ
り、上下の目地隠し用外側材28の間にクロス部隠し材
29が位置する配置となる。
【0014】ついで、方立3の屋外側面にパネル2を取
付ける。すなわち、パネル2の左右端部を両側に位置す
る方立3のパネル受け27にそれぞれ載せ、隣接するパ
ネル2が形成する目地に沿って屋外側から目地隠し用の
外側材28を目地隠し用の内側材26に強く係合して取
付ける。また、上下の目地隠し用の外側材28の間へ、
同様に、屋外側からクロス部隠し材29を目地隠し用の
内側材26へ強く係合して取付ける。目地隠し用の内側
材26とパネル2の間および外側材28とパネル2の間
にはシール剤が充填される。なお、上下に隣接するパネ
ル2間の目地には透明なシリコン樹脂が充填される。ま
た、カーテンウォール1全体の辺縁に位置するパネル2
の端部は押出し形材の縁部材30(図6)にのみこま
せ、縁部材30を建物躯体側に取付けることで、カーテ
ンウォール1の辺縁と建物躯体との取り合い部を化粧し
ている。
【0015】図9は、第2の実施形態を簡略に示したも
ので、方立3は断面において吊り部材挿通部としての屋
外側中空部31と屋内側の中空部32を有し、屋外側の
中空部31に吊りロッド5が貫通し、屋内側の中空部3
2に結合金具12が嵌入される。この実施形態におい
て、吊りロッド5はほぼパネル2の上下方向寸法ごとの
分割ロッド5a,5b・・・に分割されていて、それぞれ
の両端部に一方の係合部材としての球面係合部34と他
方の係合部材としての受け座金33を有する。これらは
ロッド部分に受け座金33を嵌挿した後、球面係合部3
4をロッドの端部に取り付けて形成してある。分割ロッ
ド5aは分割された吊り部材である。一方、方立3は屋
外側中空部31の上端部に筒状の接続金具35を固定し
てある。
【0016】方立3と分割ロッド5aは、工場において
方立3の屋外側中空部31に分割ロッド5aを挿入して
受け座金具33をその箇所の接続金具35に固定してお
く。固定はネジなどによるが、固定位置は接続金具35
の下半部となるようにする。受け座金具33と接続金具
35は、分割ロッド5aと方立3を連結する接続部材3
6を構成する。現場ではこの状態で、最上部の分割ロッ
ド5aの上端と最上部の方立3の上部を建物躯体21に
固定し、その分割ロッド5aの方立3から下方へ突出し
ている部分を下方の方立3の屋外側中空部31の上端部
に嵌入して受け座金具33を接続金具35の上部にネジ
などにより固定する。これによって、分割ロッド5aの
球面係合部34と方立側に固定してある受け座金具33
とが係合し、下方の方立3は分割ロッド5aによって吊
持された格好となる。以下、同様にして方立3が順次吊
持される。すなわち、分割ロッド5a,5bは球面係合
部34と接続部材(受け座金具33及び接合金具35)
によって順次上下方向に連結される。これにより、方立
3の垂直荷重は主として吊りロッド5によって支持され
る。また、接続部材36は、接続金具35が方立に固定
されていることにより、吊り部材と方立を連結する連結
部材となる。方立3が受ける屋内外方向の荷重を支持す
る構造は第1の実施形態の場合と同様である。
【0017】以上、実施形態について述べたが、支持部
材4は張弦梁に限らず、建物躯体の、例えばスラブの端
部から張り出させた剛体のステーであってもよい。ただ
し、張弦梁の場合、剛性を発揮する方向と直交する方向
の寸法が小さく、また、ワイヤなどの細い部材で構成で
きるので、外観がスマートである。第2の実施形態で
は、屋外側、屋内側共に中空部31,32とし、屋外側
の中空部31に分割ロッド5aを配置したが、この屋外
側の中空部31を第1の実施形態のように、貫通溝とし
この部分に接続部材36と共に分割ロッド5aを配置し
ても良い。方立3に対するパネル2の取付け構造や手順
は実施形態として示したものに限らない。吊りロッド5
や分割ロッド5aは、吊り部材としての他の形態である
ワイヤや鎖であってよく、その際の連結金具10は、鈎
状の引っ掛け金具となることもある。また、方立はパネ
ルに合わせて分割した長さとするのが通常であるが、場
合によっては吹き抜け空間の高さに相当する長さのもの
を使用して、外観を向上させることがある。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、カーテ
ンウォールの自重を主として吊り部材により、また、カ
ーテンウォールに作用する屋内外力向の荷重を主として
支持部材でそれぞれ支持する構成として、カーテンウォ
ールの荷重を分担するので、カーテンウォールにおける
方立や支持部材を大きく頑丈なものに形成する必要がな
く、カーテンウォールの外観や内観が向上する。請求項
2に記載の構成によれば、請求項1に記載の構成が発揮
する効果に加え、方立の中空部に吊り部材を嵌挿するの
で、吊り部材が露出せず、方立部分の外観が良い。
【0019】請求項3に記載の構成によれば、方立は吊
り部材に対して側方から係合が可能なので、方立と吊り
部材の係合を行いやすく、また、何らかの理由で高さ方
向途中の方立を交換する必要のある時に対処しやすい。
請求項4に記載の構成によれば、パネルと吊り部材が分
割されて長い吊り部材を扱わないので、施工を行いやす
い。また、区画されたパネルを連続させることで大きな
カーテンウォールを構成し易い。さらに、方立と分割さ
れた吊り部材を工場にてあらかじめ組み立てておくこと
により、方立と分割された吊り部材との連結を精度高く
行えると共に現場での作業を低減することができる。請
求項5に記載の構成によれば、接続部材によって分割さ
れた吊り部材を接続することがすなわち方立と吊り部材
との連結となって施工時に作業数が低減する。
【0020】請求項6に記載の構成によれば、垂直荷重
の支持面が球面となるので、施工時におけるカーテンウ
ォールの出入り調整が容易であり、施工しやすい。ま
た、垂直荷重を受ける位置が吊り部材の中心と一致する
ので、長く連続する吊り部材による垂直荷重の支持が安
定する。さらに、球面による係合面に潤滑を行えば、風
などによるきしみ音を低減することができる。請求項7
に記載の構成によれば、吊り部材がロッドであることに
より、荷重及び温度などの負荷を考慮した設計が比較的
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの正面図
【図2】図1のA−A線に沿った水平断面図
【図3】図1のB−B線に沿った垂直断面図
【図4】イは方立部分の水平断面図、口は垂直断面図
【図5】方立間の連結部分を示す垂直断面図
【図6】カーテンウォールの上辺部分を示す垂直断面図
【図7】吊りロッドと建物躯体との連結部を下方から見
た平面図
【図8】方立と支持部材との結台部分を示す水平断面図
【図9】イは方立部分の水平断面図、口は垂直断面図
(第2の実施形態)
【符号の説明】
1 カーテンォール 2 パネル 3 方立 4 支持部材 5 吊りロッド(吊り部材) 6 壁(右) 7 壁(左) 8 貫通溝 9 中空部 10 連結金具(連結部材) 11 ネジ 12 結合金具 13 マスト 14 スプレッダー 15 ワイヤ 16 ボルト 17 ナット 18 ワイヤ 19 長ナット 20 球面ナット 21 梁材 22 支持金物 23 ステー 24 横ボルト 25 取り付け部材 26 目地隠し用の内側材 27 パネル受け 28 目地隠し用の外側材 29 クロス部隠し材 30 縁部材 31 屋外側中空部 32 屋内側中空部 33 受け座金具 34 球面係合部 35 接合金具 36 接合部材
フロントページの続き (72)発明者 南井 英希 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 (72)発明者 日南田 宏信 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 (72)発明者 見城 辰哉 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 鼻戸 隆志 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E002 NA04 NB02 NB03 NC03 PA01 QA04 QC03 WA02 XA08 XA09 XA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルと、方立と、吊り部材及び支持部
    材を備え、方立は長手方向に貫通した吊り部材挿通部を
    有し、支持部材は建物躯体に取り付けられ、パネルを方
    立に取付け、方立の吊り部材挿通部に吊り部材を配置し
    て方立を吊り部材に連結し、吊り部材の上端を建物の躯
    体に取り付け、方立と支持部材を屋内外方向で固定し
    て、パネルと方立の荷重を吊り部材で支持すると共にパ
    ネルに作用する面外方向の荷重を支持部材で支持してあ
    ることを特徴としたカーテンウォール。
  2. 【請求項2】 吊り部材挿通部が方立の長手方向に貫通
    した中空部であることを特徴とした請求項1に記載のカ
    ーテンウォール。
  3. 【請求項3】 吊り部材挿通部が方立の長手方向に貫通
    した貫通溝であることを特徴とした請求項1に記載のカ
    ーテンウォール。
  4. 【請求項4】 パネルは分割されていて方立に取り付け
    てあり、吊り部材は分割され、方立内部の接続部材を用
    いて順次結合してあることを特徴とした請求項2または
    3に記載のカーテンウォール。
  5. 【請求項5】 接続部材が方立を吊り部材に連結する連
    結部材を兼ねていることを特徴とした請求項4に記載の
    カーテンウォール。
  6. 【請求項6】 吊り部材と方立との連結が球面を有する
    一方の係合部材とこれに対する他方の部材との係合であ
    ることを特徴とした請求項1〜5に記載のカーテンウォ
    ール。
  7. 【請求項7】 吊り部材がロッドであることを特徴とし
    た請求項1〜6のいずれか一つに記載のカーテンウォー
    ル。
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