JP2001247469A - 坑う蝕、歯周病剤、並びに該薬剤を含む口腔用組成物及び飲食品 - Google Patents

坑う蝕、歯周病剤、並びに該薬剤を含む口腔用組成物及び飲食品

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JP2001247469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の高い天然物を原料として、う蝕、歯
周病原因菌に対する抗菌活性が高く、う蝕原因菌である
S・ソブリヌスが産生するグルコシルトランスフェラー
ゼに対して阻害活性を有し、さらには歯周病原因菌であ
るP・ジンジバリスの産生するコラゲナーゼに対しても
阻害活性を有する抗う蝕、歯周病剤、並びに該薬剤を含
む口腔用組成物及び飲食品を提供する。 【解決手段】 オトギリソウ科マンゴスチン(Garcinia
mangostana L.)より得られる抽出物、オトギリソウ科
マンゴスチン(Garcinia mangostana L.)の果皮より得
られる抽出物、α−マンゴスチン及び/又はγ−マンゴ
スチンを有効成分として含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オトギリソウ科の
植物であるマンゴスチン(Garcinia mangostanaL.)か
ら得られる抽出物を有効成分とする抗う蝕、歯周病剤、
並びに該薬剤を含む口腔用組成物及び飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】う蝕及び歯周病は、口腔内の二大疾患で
あり、いずれも特定の細菌による感染症であることが明
らかにされている。グラム陽性、通性嫌気性細菌である
Streptococcus mutans(ストレプトコッカス・ミュータ
ンス)及びStreptococcus sobrinus(ストレプトコッカ
ス・ソブリヌス)は、人のう蝕病巣や歯垢の中に見出さ
れ、う蝕発生において重要な役割を果たしている。本菌
種は、酵素グルコシルトランスフェラーゼを産生し、シ
ョ糖を基質として粘着性の高い高分子多糖体グルカンを
生成し、歯のエナメル質表層に強く定着して歯垢を形成
する。形成された歯垢には、様々な口腔内細菌が棲息
し、その糖代謝に伴い産生した酸により歯のエナメル質
が脱灰されてう蝕が誘発されるのである。
【0003】一方、歯周病は、作用因子、環境及び宿主
からなる多因性疾患であることが知られている。この中
で最も病因的な役割を果たすのは細菌であり、近年の研
究によりいくつかの病原菌及びその病原性因子等が報告
されている。中でもグラム陰性、偏性嫌気性菌であるPo
rphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバ
リス)は、歯周炎患者の歯周ポケットから高頻度に分離
されることや、コラゲナーゼ、免疫グロブリン分解酵
素、繊維芽細胞増殖阻害活性、揮発性硫化物の生成等の
強い病原性因子を有することから、歯周病の中でも最も
多い成人性歯周炎の病原菌として有力視されている。
【0004】従って、う蝕及び歯周病の予防や症状を改
善するには、病巣においてこれらの細菌類の生育を抑制
することや、これらの菌の病原性因子を抑制することが
重要であることは明らかである。菌の抑制という観点か
らは、本菌類に対して有効な抗菌性物質を適用するのが
効果的であり、これらの菌に対して有効なものとしてテ
トラサイクリン、ミノサイクリン等の抗生物質があげら
れる。しかし、これらは作用が強力である反面、耐性菌
の出現、副作用等から日常的な利用に適しているとはい
えない。
【0005】オトギリソウ科の植物であるマンゴスチン
(Garcinia mangostana L.)は、その原産国のタイにお
いてマンゴスチンの果皮を健胃生薬、抗炎症薬等として
伝承的に用いられている。また、マンゴスチン果皮抽出
物及びその主要成分であるα−、γ−マンゴスチンにつ
いては、抗アレルギー作用(特開平10−72357号
公報)、美白・抗炎症作用(特開平4−244004号
公報)、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用
(特開平5−17365号公報)、抗酸化作用(特開平
8−225783号公報)等の生理活性が知られてい
る。さらに、ヘリコバクター・ピロリに対する抗菌活性
(特開平8−231396号公報)、黄色ブドウ球菌や
メシチリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する抗
菌活性(特開平8−259493号公報、特開平9−9
5453号公報、特開平9−110688号公報)等の
様々な菌に対する抗菌活性が開示されている。しかし、
現在までにマンゴスチンが、う蝕原因菌であるS・ミュ
ータンス、S・ソブリヌス、また歯周病原因菌であるP
・ジンジバリスに対する抗菌活性や、グルコシルトラン
スフェラーゼ阻害活性、さらにコラゲナーゼ阻害活性を
有することについての報告はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、安全
性の高い天然物を原料として、その生産が容易であっ
て、しかもう蝕、歯周病原因菌に対する抗菌活性が高
く、う蝕原因菌であるS・ソブリヌスが産生するグルコ
シルトランスフェラーゼに対して阻害活性を有し、さら
には歯周病原因菌であるP・ジンジバリスの産生するコ
ラゲナーゼに対しても阻害活性を示し、う蝕、歯周病に
対して予防効果や症状の軽減効果を有する抗う蝕、歯周
病剤、並びに該薬剤を含む口腔用組成物及び飲食品を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するため、含そう剤、練り歯磨き等の衛生用品、
チューインガム、キャンディ、錠菓等の食品のような口
腔用組成物に配合して日常的に利用可能な、抗う蝕、歯
周病剤を開発すべく種々の植物抽出物を用いて、う蝕原
因菌であるS・ミュータンス、S・ソブリヌス、また歯
周病原因菌であるP・ジンジバリスに対する抗菌活性、
う蝕原因菌S・ソブリヌスの産生するグルコシルトラン
スフェラーゼに対する阻害活性、さらには歯周病原因菌
P・ジンジバリスの産生するコラゲナーゼに対する阻害
活性を指標としてスクリーニングを行った。その結果、
オトギリソウ科の植物であるマンゴスチン(Garcinia m
angostana L.)から得られる抽出物、特にその果皮から
得られる抽出物、さらにはその成分であるα−マンゴス
チン及びγ−マンゴスチンが、それらの強い効果を有す
ることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は、マンゴスチンから得
られる抽出物、特にその果皮から得られる抽出物、また
はそれに含まれるα−マンゴスチン及びγ−マンゴスチ
ンを有効成分とする抗う蝕、歯周病剤及びそれらを用い
た口腔用組成物及び飲食品である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用するマンゴスチン
(Garcinia mangostana L.)は、オトギリソウ科の植物
であり、その果皮、葉、果肉、果実、材、樹皮、根、好
ましくはその果皮または葉、特に好ましくはその果皮を
乾燥させ、粉砕機等の適当な粉砕手段で粉砕する。この
粉砕物に、エタノール、メタノール、n−プロパノー
ル、n−ブタノール、アセトン、酢酸エチル及び水等の
溶媒の1種類または2種以上の混合溶媒を加えて、従来
一般に行われている抽出方法によって本発明のマンゴス
チン抽出物及びマンゴスチン果皮抽出物を得ることがで
きるが、本発明品は口腔に、または飲食品として用いる
ものであることを考慮すると、抽出溶媒としては安全性
の高い水とエタノールとの組合せ、特にエタノール40
%以上の組合せが好ましい。得られた抽出物は、必要に
より減圧下、濃縮乾燥してもよい。
【0010】このようにして得られた抽出物を、さらに
吸着クロマトグラフィー、分配クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー等
のクロマトグラフィーのような適当な分離精製手段を用
いて分離精製することにより、α−マンゴスチン及びγ
−マンゴスチンを得ることができる。
【0011】このα−マンゴスチン及びγ−マンゴスチ
ンは、一般式
【化2】 (式中、α−マンゴスチンはRがCH、γ−マンゴス
チンはRがH)で表される黄色の結晶(α−マンゴスチ
ン)及び非結晶性粉末(γ−マンゴスチン)である。
【0012】本発明の抗う蝕、歯周病剤として上記マン
ゴスチン抽出物、マンゴスチン果皮抽出物、α−マンゴ
スチン、またはγ−マンゴスチンを口腔内に投与する場
合におけるその投与量としては、症状または個人差によ
り一概に規定することは困難であるが、好ましくは口中
または病巣局所での濃度が約0.001重量%以上、好
ましくは約0.01重量%以上になるようにするとよ
い。
【0013】また、本発明の口腔用組成物は、上記した
マンゴスチン抽出物、特にその果皮抽出物、あるいはα
−マンゴスチン、γ−マンゴスチンを含有させることに
より調製され、それらが、香り、呈味性に優れ、安全性
が高いことから、例えば、含そう剤、練り歯磨等の口腔
用組成物、チューインガム、キャンディ、錠菓、ジュー
ス等の飲食品に配合し、日常的に利用することが可能で
ある。添加量としては、口腔用組成物または飲食品に対
して乾燥抽出物あるいはα−マンゴスチンもしくはγ−
マンゴスチンを約0.001重量%以上、好ましくは約
0.01重量%以上添加する。さらに飲食品において
は、特に嗜好性の面を考慮すると約0.001〜5重量
%、好ましくは約0.01〜1重量%の割合になるよう
に添加するのが好適である。
【0014】マンゴスチン果皮の安全性については、そ
の水溶性(または親水性)有機溶媒抽出物において種々
の安全性試験が実施されている。例えば、マウスを用い
て経口投与による急性毒性試験が行われ、前記抽出物1
0g/kgを投与しても死亡例が認められず(特開平5
−17365号公報)、またマンゴスチン果皮抽出物の
皮膚塗布による人に対する刺激性試験も行われており、
皮膚に紅斑等の反応が全く認められていない(特開平4
−244004号公報)等、マンゴスチン果皮抽出物は
哺乳動物及び人に対する投与においてその安全性は既に
証明されている。従って、本発明品の坑う蝕、歯周病剤
を人が口腔用組成物として口腔内で用いたり、飲食品と
して摂取する場合においても、安全性について問題はな
い。
【0015】以下に実施例、試験例、応用例を挙げて説
明するが、これらの例は本発明の範囲を制限するもので
はない。
【0016】
【実施例】実施例1 マンゴスチンの果皮を乾燥後粉砕機で粉末化した。この
乾燥粉末1kgを10リットルの水に浸漬し、40℃で
24時間攪拌抽出した。抽出液を濾別し、濾液を減圧
下、濃縮乾燥することにより、本発明品である赤褐色の
抽出物140gを得た。
【0017】実施例2 マンゴスチンの果皮乾燥粉末1kgを10リットルの4
0%エタノール水に浸漬し、40℃で4時間攪拌抽出し
た。以下実施例1と同様の操作を行い本発明品である黄
褐色の抽出物204gを得た。
【0018】実施例3 マンゴスチンの果皮乾燥粉末1kgを10リットルの7
0%エタノール水に浸漬し、40℃で4時間攪拌抽出し
た。以下実施例1と同様の操作を行い本発明品である黄
褐色の抽出物236gを得た。
【0019】実施例4 マンゴスチンの果皮乾燥粉末1kgを10リットルのエ
タノールに浸漬し、40℃で4時間攪拌抽出した。以下
実施例1と同様の操作を行い本発明品である黄褐色の抽
出物91gを得た。
【0020】実施例5 マンゴスチンの果皮乾燥粉末1kgを10リットルのメ
タノールに浸漬し、40℃で4時間攪拌抽出した。以下
実施例1と同様の操作を行い本発明品である黄褐色の抽
出物88gを得た。
【0021】実施例6 マンゴスチンの果皮乾燥粉末1kgを10リットルの酢
酸エチルに浸漬し、40℃で4時間攪拌抽出した。以下
実施例1と同様の操作を行い本発明品である黄褐色の抽
出物42gを得た。
【0022】実施例7 マンゴスチンの葉乾燥粉末1kgを10リットルのエタ
ノールに浸漬し、40℃で4時間攪拌抽出した。以下実
施例1と同様の操作を行い本発明品である緑褐色の抽出
物192gを得た。
【0023】実施例8 実施例4で得られた抽出物80gを水350mlに分散
させた後、350mlの酢酸エチルで分配抽出を2回行
い、酢酸エチル画分を得た。酢酸エチル画分を減圧下で
溶媒を留去させ、20gの乾燥物を得た。この乾燥物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(800g)を用
いて精製した。溶出はヘキサン−酢酸エチルの系によ
り、徐々に酢酸エチルの構成比を増加させるグラジエン
ト溶出法にて実施した。溶出物を薄層クロマトグラフィ
ー(シリカゲル)分析により3つの画分に分けた。薄層
クロマトグラフィーの展開溶媒はヘキサン−酢酸エチル
(50:50もしくは30:70)を用いて実施し、検
出にはアニスアルデヒドを用いた。最初の画分(5g)
をヘキサンで調製したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(200g)にのせ、溶出はヘキサン−酢酸エチル
(50:50→30:70→10:90)を用いて実施
し、黄色針状結晶のα−マンゴスチン(C24 266
mp180〜181℃)を2g得た。2つ目の画分(2
g)も同様に再度シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(100g)により精製した。溶出は、ヘキサン−酢酸
エチル(50:50→30:70)、続いて酢酸エチル
のみ、さらには酢酸エチル−メタノール(50:50)
で実施した。これにより黄色非結晶状のγ−マンゴスチ
ン(C23246、mp206〜210℃)500mg
を得た。これらの化合物の同定は、既に報告されている
1H−NMR、13C−NMR、MS、UVスペクトルデ
ータとの比較により行った。
【0024】試験例1 実施例1〜8で調製した本発明品のう蝕及び歯周病原因
菌に対する抗菌活性を、以下の方法により試験した。
【0025】 1)供試菌株及び培養条件 供試菌株 培養条件 ・う蝕原因菌(グラム陽性菌) 1.ストレプトコッカス・ミュータンスMT8148R株 37℃ 好気培養 2.ストレプトコッカス・ソブリヌス6715株 37℃ 好気培養 ・歯周病原因菌(グラム陰性菌) 3.ポルフィロモナス・ジンジバリスATCC33277株 37℃ 嫌気培養
【0026】S・ミュータンス、S・ソブリヌスの試験
培地としてはブレイン・ハート・インフュージョン液体
培地を、P・ジンジバリスの試験培地としてはトリプチ
ケイス・ソイ液体培地にヘミン(5μg/ml)、メナ
ジオン(0.5μg/ml)を添加したものを用いた。
【0027】2)抗菌活性試験法及び試験結果 う蝕原因菌2株及び歯周病原因菌1株をそれぞれの培地
及び培養条件で24〜48時間培養し、菌を充分に生育
させた。96穴平底マイクロプレートを用い、各ウエル
中で試料溶液(100μl)の2倍希釈系列を調製し
た。試験系にて菌体量が10〜10個/mlになる
ように、2倍濃度で調製した培地に各々の菌を接種し、
その100μlを各ウエルに添加した。24〜48時間
培養した後、マイクロプレートリーダーを用いて各ウエ
ルの濁度(550nm)を測定し、菌の生育を判定し、
試料の最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。試験結果
を表1に示した。本発明品であるマンゴスチン果皮抽出
物及びα−、γ−マンゴスチンは、いずれの菌に対して
も抗菌活性を示し、その効果は葉抽出物(実施例7)よ
り強いものであった。特に果皮の70%以上のエタノー
ル濃度での抽出や、メタノール、酢酸エチル等の抽出に
より、抗菌活性成分が効率よく抽出される事が分った。
またα−、γ−マンゴスチンも非常に強い抗菌活性を有
しており、マンゴスチン果皮抽出物中の抗菌活性の本体
と考えられた。
【0028】
【表1】
【0029】試験例2 実施例1〜8で調製した本発明剤のグルコシルトランス
フェラーゼ阻害活性を、以下の方法により試験した。
【0030】1)グルコシルトランスフェラーゼ調製法 ストレプトコッカス・ソブリヌス6715株を1リット
ルのブレイン・ハート・インフュージョン液体培地中で
37℃、24時間培養した。培養液を遠心分離し、上清
を4℃下硫酸アンモニウム60%飽和とし、遠心分離
し、上清を除き、10mMリン酸カリウム緩衝液(pH
6.5)30mlで沈殿を回収した。同緩衝液を用いて
十分に透析を行い、透析内液を遠心分離し、その上清を
試験用グルコシルトランスフェラーゼとした。
【0031】2)グルコシルトランスフェラーゼ阻害試
験法及び試験結果 62.5mMリン酸カリウム緩衝液(pH6.5)に蔗
糖1.25%、アジ化ナトリウム0.025%を加えた
ものを基質溶液とした。試験試料規定量を50%メタノ
ールで溶解したものを試料溶液とした。基質溶液800
μl、試料溶液40μl、グルコシルトランスフェラー
ゼ20μl(試験系のグルコシルトランスフェラーゼ活
性が試料無添加時の吸光度A=1.5となるように調
整したもの)、精製水140μlをグラスチューブ中で
混合し、水平面に対して30度に傾け、37℃、16時
間静置する。デカンテーションにより反応液を除去し、
精製水3mlを穏やかに加え、グルカンを洗浄し、洗浄
液を除去する。精製水3mlを加えて超音波処理し、グ
ルカンを分散させた後、さらに精製水3mlを加え、5
50nmの吸光度を測定する。グルコシルトランスフェ
ラーゼ阻害活性は以下の式により求めた。
【0032】 グルコシルトランスフェラーゼ阻害活性 =((A−A)/A)×100 A:試料添加時の吸光度 A:試料無添加時の吸光度
【0033】試験結果を表2に示した。本発明品である
マンゴスチン果皮、葉抽出物及びα−、γ−マンゴスチ
ンは、いずれも強いグルコシルトランスフェラーゼ阻害
活性を有することが分った。
【0034】
【表2】
【0035】試験例3 実施例1〜8で調製した本発明品のコラゲナーゼ阻害活
性を、以下の方法により試験した。
【0036】1)コラゲナーゼ調製法 ポルフィロモナス・ジンジバリスFDC381株をヘミ
ン(5μg/ml)、メナジオン(0.5μg/ml)
を添加したトリプチケイス・ソイ液体培地1.5リット
ルに接種し37℃で3日間嫌気培養した。培養液を遠心
分離し、上清を4℃で硫酸アンモニウム80%飽和と
し、遠心分離し、上清を除き、5mM塩化カルシウムを
含む0.05Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)10
0mlにて沈殿を回収した。同緩衝液を用いて十分に透
析を行い、透析内液を遠心分離し、その上清を試験用コ
ラゲナーゼとした。
【0037】2)コラゲナーゼ阻害試験法及び試験結果 コラゲナーゼ阻害活性の測定はコラゲノキットCLN−
100(コラーゲン技術研修会)を用いて行った。試料
溶液100μl、FITC標識コラーゲン溶液200μ
l、コラゲナーゼ200μl(コラゲナーゼ活性が1u
nit/mlとなるよう希釈したもの、ここで1uni
tは1分間にコラーゲン1μgを分解するコラゲナーゼ
の活性)をグラスチューブ中で混合し、35℃で2時間
反応を行った。コラゲナーゼにより分解したFITC標
識コラーゲンを抽出し、その蛍光強度によりコラゲナー
ゼ活性の測定を行った。コラゲナーゼ阻害活性は以下の
式により求めた。
【0038】 コラゲナーゼ阻害活性 =((F−F)/F)×100 F:試料添加時の蛍光強度 F:試料無添加時の蛍光強度
【0039】
【表3】
【0040】試験結果を表3に示した。本発明品である
マンゴスチン果皮、葉抽出物及びα−、γ−マンゴスチ
ンは、いずれもコラゲナーゼ阻害活性を有することが分
った。特に果皮の水抽出物及び含水エタノール抽出物が
強い阻害活性を有することが分った。
【0041】以上の試験結果より、本発明品であるマン
ゴスチン抽出物、特にその果皮抽出物及びα−マンゴス
チン及びγ−マンゴスチンは、う蝕、歯周病原因菌に対
する抗菌活性、う蝕原因菌のグルコシルトランスフェラ
ーゼ及び歯周病原因菌のコラゲナーゼ阻害活性を併せ持
つことが今回初めて見出された。
【0042】 実施例9 含そう剤の処方 エタノール 30.0重量% 香料 1.0 銅クロロフィリンナトリウム 0.1 サッカリン 0.05 塩酸クロルヘキシジン 0.01 実施例4のマンコ゛スチン果皮エタノール抽出物 0.2 水 68.64 100.0
【0043】 実施例10 練り歯磨の処方 炭酸カルシウム 50.0重量% グリセリン 20.0 カラギーナン 0.5 カルボキシメチルセルロース 1.0 ラウリルエタノールアマイド 1.0 ショ糖モノラウレート 2.0 銅クロロフィリンナトリウム 0.1 塩酸クロルヘキシジン 0.01 サッカリン 0.1 実施例3のマンコ゛スチン果皮70%エタノール抽出物 0.2 水 25.09 100.0
【0044】 実施例11 チューインガムの処方 ガムベース 20.0重量% 砂糖 55.0 グルコース 15.0 水飴 9.3 香料 0.5 実施例2のマンコ゛スチン果皮40%エタノール抽出物 0.2 100.0
【0045】 実施例12 キャンディの処方 砂糖 50.0重量% 水飴 34.0 クエン酸 1.0 香料 0.2 実施例8のα−マンゴスチン 0.01 水 14.79 100.0
【0046】 実施例13 錠菓の処方 砂糖 76.4重量% グルコース 19.0 ショ糖脂肪酸エステル 0.2 香料 0.2 実施例8のγ−マンゴスチン 0.1 水 4.1 100.0
【0047】
【発明の効果】本発明品は安全性の高いマンゴスチン
(Garcinia mangostana L.)、特にその果皮から得られ
る抽出物、その精製物であるα−及び/またはγ−マン
ゴスチンを有効成分とする抗う蝕、歯周病剤であり、う
蝕、歯周病原因菌に対して強い抗菌活性を有し、また、
う蝕原因菌ストレプトコッカス・ソブリヌスが産生する
グルコシルトランスフェラーゼに対する阻害活性及び歯
周病原因菌ポルフィロモナス・ジンジバリスの産生する
コラゲナーゼに対する阻害活性を併せ持つものである。
【0048】さらに、本発明の抗う蝕、歯周病剤を、含
そう剤、練り歯磨等の衛生用の口腔用組成物として、又
はチューインガム、キャンディ、錠菓等の飲食品として
日常的に使用、摂取することにより、う蝕及び歯周病の
予防や、症状の軽減に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/38 A61K 7/16 4C086 A61K 7/16 31/352 4C088 31/352 A61P 1/02 A61P 1/02 C07D 311/86 // C07D 311/86 A23L 2/00 F Fターム(参考) 4B014 GB07 GB08 GB13 GG09 GK10 GQ17 4B017 LC04 LG01 LK06 LP01 4B018 LB01 LB08 MD08 MD52 ME09 MF01 4C062 HH25 4C083 AA111 AA112 AB322 AC102 AC122 AC642 AC742 AC841 AC842 AC932 AD222 AD272 AD352 CC41 EE32 EE33 4C086 AA01 BA08 MA04 NA14 ZA67 4C088 AB12 AC04 BA08 CA04 MA52 MA57 ZA67

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オトギリソウ科マンゴスチン(Garcinia
    mangostana L.)より得られる抽出物を有効成分とする
    ことを特徴とする坑う蝕、歯周病剤。
  2. 【請求項2】 オトギリソウ科マンゴスチン(Garcinia
    mangostana L.)の果皮より得られる抽出物を有効成分
    とすることを特徴とする坑う蝕、歯周病剤。
  3. 【請求項3】 一般式 【化1】 (RはCHまたはHである)で表わされる、α(アル
    ファ)−および/またはγ(ガンマ)−マンゴスチンを
    有効成分とすることを特徴とする坑う蝕、歯周病剤。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれか1項に記載
    の坑う蝕、歯周病剤を含有することを特徴とする口腔用
    組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3のいずれか1項に記載
    の坑う蝕、歯周病剤を含有することを特徴とする飲食
    品。
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