JP2001246777A - 印刷システムの画像データ送出方式および印刷装置 - Google Patents

印刷システムの画像データ送出方式および印刷装置

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JP2001246777A
JP2001246777A JP2000058152A JP2000058152A JP2001246777A JP 2001246777 A JP2001246777 A JP 2001246777A JP 2000058152 A JP2000058152 A JP 2000058152A JP 2000058152 A JP2000058152 A JP 2000058152A JP 2001246777 A JP2001246777 A JP 2001246777A
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clock
synchronization
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JP2000058152A
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Masanori Ueki
正紀 植木
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン固有の特性誤差を補正する同期クロッ
クをエンジン側で生成し、コントローラに供給する。 【解決手段】エンジン固有の特性データを記憶する特性
記憶部24と、特性データを基に水平同期信号検出後の
特定クロック数に対する補正データと、この後の一定時
間毎の補正データとを算出するCPU25と、補正デー
タを受信,格納する変調データ記憶部231と、基本ク
ロックを発生する水晶発振器22と、時間を監視するタ
イマ233と、同期クロックの数をカウントするカウン
タ234と、水平同期信号を受けて補正データを参照
し、タイマ233またはカウンタ234により変調時期
を判定し、変調時期の都度クロックジェネレータに対し
て変調を指示する変調制御部232と、基本クロックを
変調した同期クロックをコントローラ1に供給するクロ
ックジェネレータ235とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システムの画
像データ送出方式および印刷装置に関し、特に、画像デ
ータを同期クロックに同期して印刷装置に送出する印刷
制御装置と、前記画像データに基づいて印刷処理を行う
印刷装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式
および印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データ等の印刷情報を生成,加工す
る印刷制御装置と前記画像データに基づいて印刷処理を
行う印刷装置とを備えた印刷システムの従来の例を、図
10および図11に示す。
【0003】図10は、従来の印刷システムの構成を示
すブロック図であり、印刷システムは、印刷制御装置で
あるコントローラ1Aと、印刷装置であるエンジン2A
とから構成されている。この構成において、ホストコン
ピュータ等の外部装置から受信した印字データ(コード
データやイメージデータ等)を、画像データ編集部11
がビットマップデータに展開し、画像データメモリ12
に格納する。次に、CPU13は、エンジン2Aにプリ
ント要求信号を送り、エンジン2Aから供給される水平
同期信号と垂直同期信号とを基準として、コントローラ
1Aが持つ一定の同期クロックに同期させて画像データ
同期回路14から画像データをエンジン2Aに出力して
いる。このとき、同期クロックは水晶発振器22からの
基本クロックがそのまま画像データ同期回路14に出さ
れ、画像データ同期回路14は、例えば図6(A)に示
すように、2同期クロック数毎に画像データ転送信号を
生成し、画像データを2同期クロック数毎にエンジン2
Aに送出する。
【0004】エンジン2Aにおいては、レーザユニット
21Aが画像データ同期回路14からの画像データを受
けた後、図10には図示されていない感光ドラム,現像
部,転写部,定着部,クリーニング部,紙搬送部等のエ
ンジン2Aに備えられた各工程を経て、前記画像データ
の印刷処理が行われる。
【0005】図11は、従来の印刷システムにおけるレ
ーザユニットの構成を示す図である。図11において、
レーザ211から照射されたレーザ光は、ポリゴンモー
タ213Aによって回転しているポリゴンミラー212
で反射され、HSYNCセンサ(水平同期センサ)21
5で水平同期信号を入手するとともに、fθレンズ21
4を通して照射された画像データを感光ドラム27に当
てて画像形成が行われる。なお、fθレンズ214は、
結像レンズとして等角速度偏向を感光ドラム27上で等
速度走査とし、ポリゴンミラー212による円弧走査光
を感光ドラム27上の直線に焦点を結ばせるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷シ
ステムにおいては、コントローラから送出された画像デ
ータは、エンジン側で受信された後に加工されることな
く印刷されている。そして、エンジンのレーザユニット
にはポリゴンミラーやレンズが設けられており、画像デ
ータはこれらを経由して感光ドラム表面に画像形成され
る。従って製造過程における精度の誤差等を伴った、こ
れらポリゴンミラーやレンズの特性によって、レーザ光
の感光ドラム上の速度が一定にならず、感光ドラム上に
形成される画像位置にずれが生じる場合がある。
【0007】図6(A)を参照すると、コントローラか
ら送出される画像データは2同期クロック数毎の等間隔
となっているが、感光ドラム上の画像にはずれが生じて
いる。例えば、左から2番目の画像データに対応する感
光ドラム上の画像の位置は、感光ドラム上の同一水平ラ
インにおける正規の位置に比べ右寄りとなっており、こ
れは、レーザユニットの特性の誤差によって、感光ドラ
ム上のレーザ光の速度がその部分で早くなってしまった
結果である。
【0008】このように、従来の印刷システムにおいて
は、レーザユニットまたはエンジンの特性誤差による画
像位置のずれに対応できないという問題があった。
【0009】本発明は、以上の問題を解決し、エンジン
の種類が変わっても画像位置ずれの発生しない印刷シス
テムの画像データ送出方式および印刷装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の印刷シス
テムの画像データ送出方式は、画像データを同期クロッ
クに同期して印刷装置に送出する印刷制御装置と、前記
印刷制御装置から送られた前記画像データに基づいて印
刷処理を行う印刷装置とを備えた印刷システムの画像デ
ータ送出方式であって、前記画像データ送出のための同
期クロックを、前記印刷装置固有の特性条件により変調
して前記印刷装置で生成し、これを前記印刷制御装置に
供給することにより、前記画像データの送出タイミング
を前記印刷装置固有の特性誤差を補正するように調整す
ることを特徴とする。
【0011】本発明の第2の印刷システムの画像データ
送出方式は、画像データを同期クロックに同期して印刷
装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置から
送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印刷
装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式であ
って、前記印刷処理時の印字間隔に影響を及ぼす前記印
刷装置固有の特性データを予め測定して記憶し、前記特
性データを基に一定時間毎の補正データを算出し、前記
補正データにより前記一定時間毎に変調した同期クロッ
クを前記印刷装置で生成して前記印刷制御装置に供給
し、前記印刷制御装置は前記印刷装置から供給された同
期クロックに同期して前記画像データを前記印刷装置に
送出することにより、前記一定時間毎に前記画像データ
の送出タイミングを制御して前記画像データの印字間隔
を等間隔に調整することを特徴とする。
【0012】本発明の第3の印刷システムの画像データ
送出方式は、本発明の第2の印刷システムの画像データ
送出方式において、前記変調は周波数変調であり、前記
一定時間毎に周波数を可変制御するものであることを特
徴とする。
【0013】本発明の第4の印刷システムの画像データ
送出方式は、画像データを同期クロックに同期して印刷
装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置から
送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印刷
装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式であ
って、前記印刷処理時の各行の印字開始位置および印字
間隔に影響を及ぼす前記印刷装置固有の特性データを予
め測定して記憶し、前記特性データを基に、水平同期信
号検出直後の予め定められた同期クロック数に対する第
1の補正データと、これに続く一定時間毎の第2の補正
データとを算出し、前記第1の補正データによる前記予
め定められた同期クロック数に対応する変調同期クロッ
クと、前記第2の補正データによる前記一定時間毎の変
調同期クロックとを前記印刷装置で生成して前記印刷制
御装置に供給し、前記印刷制御装置は前記印刷装置から
供給された前記変調同期クロックに同期して前記画像デ
ータを前記印刷装置に送出することにより、前記画像デ
ータの送出タイミングを制御して前記画像データの各行
の印字開始位置を合わせるとともに、前記画像データの
印字間隔を等間隔に調整することを特徴とする。
【0014】本発明の第5の印刷システムの画像データ
送出方式は、本発明の第4の印刷システムの画像データ
送出方式において、前記変調は周波数変調であり、前記
特定クロック数および前記一定時間毎に周波数を可変制
御するものであることを特徴とする。
【0015】本発明の第6の印刷システムの画像データ
送出方式は、画像データを同期クロックに同期して印刷
装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置から
送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印刷
装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式であ
って、前記印刷装置に、基本クロックを出力する水晶発
振器と、装置の特性データを格納した記憶部と、前記記
憶部の特性データを基に変調の条件を設定するCPU
と、前記CPUから前記変調の条件を指示されて、前記
水晶発振器から出力される基本クロックを変調し、これ
を前記同期クロックとして前記印刷制御装置に供給する
変調回路とを有し、前記印刷制御装置に、前記印刷装置
から供給される同期クロックに同期させて前記画像デー
タを前記印刷装置に送出する画像データ同期回路とを有
することを特徴とする。
【0016】本発明の第7の印刷システムの画像データ
送出方式は、画像データを同期クロックに同期して印刷
装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置から
送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印刷
装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式であ
って、前記印刷装置に、前記印刷処理時の各行の印字開
始位置および印字間隔に影響を及ぼす前記印刷装置固有
の特性データを予め記憶している特性記憶部と、前記特
性データを基に、水平同期信号検出直後の予め定められ
た同期クロック数に対する第1の補正データと、これに
続く一定時間毎の第2の補正データとを算出するCPU
と、前記CPUが算出した前記第1および第2の補正デ
ータを受信して格納する変調データ記憶部と、基本クロ
ックを発生する水晶発振器と、前記一定時間の経過を監
視するタイマと、クロックジェネレータから送出される
同期クロックの数をカウントするカウンタと、水平同期
信号を受けて、前記変調データ記憶部から前記第1およ
び第2の補正データを参照し、前記タイマまたは前記カ
ウンタにより変調時期を判定し、前記変調時期の都度ク
ロックジェネレータに対して変調周波数を指定して変調
を指示する変調制御部と、前記変調制御部からの変調指
示により前記水晶発振器から送られる基本クロックを変
調し、これを同期クロックとして前記印刷制御装置の画
像データ同期回路に供給するクロックジェネレータとを
有し、前記印刷制御装置に、外部装置から受信した印字
データを画像データに展開する画像データ編集部と、前
記画像データを格納するメモリと、前記印刷装置に印刷
要求信号を送り、前記メモリに格納された前記画像デー
タを前記印刷装置に送出するよう画像データ同期回路に
指示する制御部と、前記印刷装置から供給される同期ク
ロックに同期させて前記画像データを前記印刷装置に送
出する画像データ同期回路とを有することを特徴とす
る。
【0017】本発明の第1の印刷装置は、画像データを
同期クロックに同期して印刷装置に送出する印刷制御装
置と、前記印刷制御装置から送られた前記画像データに
基づいて印刷処理を行う印刷装置とを備えた印刷システ
ムにおける印刷装置であって、基本クロックを出力する
水晶発振器と、装置の特性データを格納した記憶部と、
前記記憶部の特性データを基に変調の条件を設定するC
PUと、前記CPUから前記変調の条件を指示されて、
前記水晶発振器から出力される基本クロックを変調し、
これを前記同期クロックとして前記印刷制御装置に供給
する変調回路とを有することを特徴とする。
【0018】本発明の第2の印刷装置は、画像データを
同期クロックに同期して印刷装置に送出する印刷制御装
置と、前記印刷制御装置から送られた前記画像データに
基づいて印刷処理を行う印刷装置とを備えた印刷システ
ムにおける印刷装置であって、前記印刷処理時の各行の
印字開始位置および印字間隔に影響を及ぼす前記印刷装
置固有の特性データを予め記憶している特性記憶部と、
前記特性データを基に、水平同期信号検出直後の予め定
められた同期クロック数に対する第1の補正データと、
これに続く一定時間毎の第2の補正データとを算出する
CPUと、前記CPUが算出した前記第1および第2の
補正データを受信して格納する変調データ記憶部と、基
本クロックを発生する水晶発振器と、前記一定時間の経
過を監視するタイマと、クロックジェネレータから送出
される同期クロックの数をカウントするカウンタと、水
平同期信号を受けて、前記変調データ記憶部から前記第
1および第2の補正データを参照し、前記タイマまたは
前記カウンタにより変調時期を判定し、前記変調時期の
都度クロックジェネレータに対して変調周波数を指定し
て変調を指示する変調制御部と、前記変調制御部からの
変調指示により前記水晶発振器から送られる基本クロッ
クを変調し、これを同期クロックとして前記印刷制御装
置に供給するクロックジェネレータとを有することを特
徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の印刷システムの構成を示
すブロック図であり、印刷制御装置であるコントローラ
1と、印刷装置であるエンジン2とから構成されてい
る。なお、コントローラ1の画像データ編集部11,画
像データメモリ12,CPU13,画像データ同期回路
14およびエンジン2の同期回路26については、図1
1に示す従来の技術で述べた内容と同じであるため重複
を避け、ここでの説明は省略する。
【0021】図1を参照すると、本発明におけるエンジ
ン2は、変調部23に基本クロックを供給する水晶発振
器22と、画像データ出力のための同期クロックを出力
する変調部23と、エンジン2に装着されたレーザユニ
ット21の特性データを記憶した特性記憶部24と、特
性記憶部24から変調のための特性データを入力し、変
調部23に変調条件を設定するCPU25とを含んでい
る。このように、コントローラ1からエンジン2への各
画像データ送出タイミングを、エンジン2で変調,生成
した同期クロックによって決定するように構成してい
る。
【0022】図2は、本発明の印刷システムにおけるレ
ーザユニットの特性データを測定する場合の構成を示す
図である。なお、レーザ211,ポリゴンミラー21
2,fθレンズ214およびHSYNCセンサ(水平同
期)215については、図11に示す従来の技術で述べ
た内容と同じであるため重複を避け、ここでの説明は省
略する。
【0023】図2を参照すると、軸位置センサ付きポリ
ゴンモータ213は、従来の図11のポリゴンモータ2
13Aに軸位置センサが追加されたものであり、この軸
位置センサによりポリゴンミラー212の各面を検出し
て軸位置センサ信号を変調部23に出力する。また、感
光ドラム27の位置にセンサプレート3を置く構成にな
っており、このセンサプレート3にはn個の光学センサ
31〜3nがそれぞれ等間隔に設けられている。このセ
ンサプレート3は特性データの事前測定時にのみ用いら
れる。なお、光学センサ31は感光ドラム上の印字開始
位置に、光学センサ3nは印字終了位置に対応するよう
に設けられている。
【0024】次に、本発明の一実施の形態の動作につい
て図1〜図9を参照して詳細に説明する。
【0025】まず、図1の変調部23で同期クロックを
変調させるための、レーザユニット21の特性データの
取得について説明する。図2を参照すると、センサプレ
ート3には光学系センサ(31〜3n)がn個等間隔で
設置されている。また、軸位置センサ付きポリゴンモー
タ213は、軸の位置を検出できるセンサが付いてい
る。この図2による測定で得られる信号について説明す
る。なお、このレーザユニット21の特性データの測定
にあたっては、図1の特性記憶部24にはまだ特性デー
タが格納されていないため、変調部23も変調は行わ
ず、従来通りの変調されていない同期クロックが画像デ
ータ同期回路14に供給されているものとする。
【0026】図4は、図2の特性データ測定時における
各信号のタイムチャートである。軸位置センサ付きポリ
ゴンモータ213に備えられた軸位置センサにより、ポ
リゴンミラー212(ここでは4面として説明する)の
4つの面のどの面で反射した画像データかを検出するこ
とが可能である。光学センサ信号31S〜3nSは、各
々光学センサ31〜3nの出力信号である。ポリゴンモ
ータ軸位置センサ信号の後の1番目のHSYNC信号
(水平同期信号)HSYNC41をポリゴンミラーの第
1面の信号とすれば、このHSYNC41を基準として
T411,T412,…,T41nが測定できる。
【0027】ここで、T411は、HSYNC信号であ
るHSYNC41がHSYNCセンサ215で検出され
た後、光学センサ31がレーザ光を検出して光学センサ
信号31Sを出力するまでの時間であり、T412は、
HSYNC41が検出された後、光学センサ32による
光学センサ信号32Sが出力されるまでの時間を示して
いる。同様に、ポリゴンモータ軸位置センサ信号の後の
2番目のHSYNC信号(水平同期信号)HSYNC4
2をポリゴンミラーの第2面の信号とし、T421は、
HSYNC42が検出された後、光学センサ31による
光学センサ信号31Sが出力されるまでの時間を示して
いる。T431〜T43n,T441〜T44nについ
ても、HSYNC43(ポリゴンミラーの第3面の信
号),HSYNC44(ポリゴンミラーの第4面の信
号)にそれぞれ対応して測定され、これらの測定値は特
性記憶部24に格納され、その後の変調部23による同
期クロックの変調に用いられる。
【0028】図5は、図2の特性データ測定時における
ポリゴンミラーの第1面に関わる各信号のタイムチャー
トであり、図4で測定されたポリゴンミラーの4つの面
の内、第1の面について詳しく説明している。T411
〜T41nの各時間は、基本クロックによってカウント
され測定される。
【0029】ここで、第1の面のミラーの特性を見る
と、等間隔で並んでいる光学センサ31〜3nの出力信
号である光学センサ信号31S〜3nSは等間隔である
べきである。即ち、(T412−T411)=(T41
3−T412)=…=(T41n−T41(n−1))
となることが理想である。ところが実際は、ポリゴンミ
ラー212やfθレンズ214等の製造上の誤差等か
ら、図5に示すように、(T412−T411)≠(T
413−T412)のようになる場合が多い。
【0030】もし、この状態で画像データを等間隔で出
力されると、変調されない同期クロックによる画像デー
タ出力と感光ドラム上の画像位置との関係を示す図であ
る図6(A)に示すように、印刷データ(感光ドラム上
の印刷される画像)の位置がずれた印刷結果となってし
まう。そこで、エンジン2側で基本クロックをエンジン
2の特性に応じて変調した同期クロックを生成し、コン
トローラ1は、各画像データの出力タイミングを制御す
るこの変調クロックに同期して画像データを出力するこ
とで、印刷結果を、変調後の同期クロックによる画像デ
ータ出力と感光ドラム上の画像位置との関係を示す図で
ある図6(B)に示すように、印刷位置ずれの無い等間
隔の印刷にすることができる。なお、図6においては、
同期クロックと画像データについては、横軸を時間軸と
して示しているが、印刷データ(感光ドラム上の印刷さ
れる画像)については、横軸を距離軸として示してい
る。
【0031】次に、図5を参照して基本クロックと変調
クロック(変調された同期クロック)について具体的に
説明する。上述したように、光学センサ31と光学セン
サ32、光学センサ32と光学センサ33の間隔はそれ
ぞれ同じであり、その間隔は理論上の基本クロック3ク
ロック分であるとする。そして、図2により実際に測定
した結果として、光学センサ31と光学センサ32の間
隔が2クロックで、光学センサ32と光学センサ33の
間隔が4クロックであったとする。これは、ポリゴンミ
ラー212やfθレンズ214等の製造上の誤差等か
ら、光学センサ31と光学センサ32の間ではレーザ光
の速度が基準の3/2倍で、光学センサ32と光学セン
サ33の間ではレーザ光の速度が基準の3/4倍になっ
ていることを意味している。従って、このままでは、コ
ントローラ1が同じ時間間隔で画像データをエンジン2
に送ったとしても、実際に印字される画像の位置はずれ
ることになる。
【0032】このとき、クロックを変調する方法は、基
本クロックをf(Hz)とすると、それぞれf÷2×3
(Hz)、f÷4×3(Hz)となる。実際には、HS
YNC信号41を基準としてT411間は変調せず、T
411後T412までは(3/2)f(Hz)、T41
2からT413までは(3/4)f(Hz)にクロック
を変調させる。以下、T41nまで同様の変調を行い、
1ライン分の印刷結果を等間隔にすることができる。同
じ要領で、第2面、第3面、第4面のポリゴンミラーに
ついても変調させる。
【0033】次に、ポリゴンミラー212の各面での特
性で、上述した図4の説明におけるT411,T42
1,T431,T441が異なる場合が発生する。これ
が発生すると、変調クロックによる画像データ出力と感
光ドラム上の画像位置との関係を示す図である図7に示
すように、ライン毎での画像書き出し位置(印字開始位
置)が異なり、ギザギザした印刷結果になる。これを修
正するために、今度はT411,T421,T431,
T441の間で変調させる。但し、この方法が使用でき
るのは、コントローラ1が印字開始位置をHSYNC信
号から同期クロックのカウントによって設定している場
合にのみ有効である。変調のさせ方は、上述した、ある
区間毎の変調方法と同じである。
【0034】図7を参照すると、図4における(T41
2−T411)、(T413−T412)、…、(T4
1n―(T41(n−1))、(T422−T42
1)、(T423−T422)、…、(T42n―(T
42(n−1))、(T432−T431)、(T43
3−T432)、…、(T43n―(T43(n−
1))、(T442−T441)、(T443−T44
2)、…、(T44n―(T44(n−1))が全て同
じ時間間隔になるように、ポリゴンミラー212の各面
毎に、変調クロックを出力したときのタイムチャートで
ある。
【0035】ここで、変調条件(変調周波数)の設定
は、上述した図5の説明にもあるように、各光学センサ
31〜3nの基準間隔である基本クロック3クロック分
の時間を単位として行う。基本クロックの周波数f(H
z)に対し、第1面のミラーに対応する変調クロックC
1では、(T412−T411)の測定基本クロック数
と3基本クロック数との比率から算出された周波数f1
(Hz)に変調し、以下同様に、(T413−T41
2)に対応して周波数f2(Hz)に、(T414−T
413)に対応して周波数f3(Hz)に変調する。図
7では、変調クロックC1〜C4は同じとして示してい
るが、実際はミラーの各面における特性は異なっている
場合もあり、このような場合は、以下、第2面のミラー
では変調クロックC2、第3面のミラーでは変調クロッ
クC3、第4面のミラーでは変調クロックC4というよ
うに、同様に変調させる。
【0036】このように同期クロックを変調することに
より、ミラーの各面に対応した各行の2番目以降の画像
データについては画像位置ずれを防止できるが、各ミラ
ーの最初の画像データの印字位置、即ち各行の実際の印
字開始位置は、ポリゴンミラー212の各面の特性によ
り、図7のように正規の印字開始位置に対してギザギザ
になってしまう可能性がある。
【0037】図8は、変調クロックによる画像データ出
力と各面のミラーにおける印字開始位置との関係を示す
図であり、変調クロックを使ってこのギザギザを真っ直
ぐに整列させた結果を示している。HSYNC信号の立
ち下がりを基準にして、印字開始位置までのクロック
を、第1面のミラーの変調クロックC1の周波数はf0
1(Hz)に、第2面のミラーの変調クロックC2はf
02(Hz)、第3面のミラーの変調クロックC3はf
03(Hz)、第4面のミラーの変調クロックC4はf
04(Hz)にすることで、印字開始位置を真っ直ぐに
することができる。変調周波数の決定方法については、
上述したf(Hz)をf1(Hz)等に変調させた方法
と同じでよい。
【0038】すなわち、図2において、HSYNC信号
の立ち下がりから光学センサ31(印字開始位置)まで
の時間を、ポリゴンミラー212の各面毎に測定し、こ
れらと基準時間(ここでは、基本クロック5クロック分
の時間として説明)とを比較する方法で行い、変調する
時間は、HSYNC信号の立ち下がりからコントローラ
1側で設定しているクロック数になるまで(ここでは、
例えば5基本クロックをカウントするまで)の間であ
る。従って、測定時間が基準時間と同じであった面に対
応するf01、f02、f03またはf04は基本クロ
ックfと同じとなる。図8では、例えばf01とf03
がその例である。なお、この方法は、コントローラ1が
HSYNC信号を基準にして同期クロック(変調クロッ
ク)をカウント(ここでは、5クロックのカウント)
し、印字開始位置を設定するシステムに対して有効であ
る。
【0039】図9は、同一エンジンに複数のレーザユニ
ットを備えた場合の構成を示すブロック図であり、レー
ザユニット21a、21b、21c、21dを4つ並べ
て配置させてある印刷装置の例である。この場合も、1
個のレーザユニットの場合と同様に、各々のfθレン
ズ、各々のポリゴンミラーに応じた変調クロックを出力
するシステムをエンジン1側に持つことにより、より画
質の良い印刷結果を得ることができる。
【0040】次に、変調動作について図3を用いて詳細
に説明する。図3は、本発明の印刷システムにおける変
調部の構成の一例を示すブロック図であり、変調部23
は、CPU25が設定する周波数設定データおよび周波
数変更タイミングを受信して格納する変調データ記憶部
231と、クロックジェネレータ235に対して変調を
指示する変調制御部232と、タイマ233と、クロッ
クジェネレータ235から送出される同期クロックの数
をカウントするカウンタ234と、水晶発振器22から
送られる基本クロックを変調し同期クロックとしてコン
トローラ1に供給するクロックジェネレータ235とを
備えている。
【0041】まず、上述した図2によるレーザユニット
21の特性データ、例えば、水平同期信号から印字開始
位置までの測定基本クロック数や、ポリゴンミラー21
2の各面に対応する各光学センサ間のそれぞれの測定基
本クロック数と、水平同期信号から印字開始位置までの
同期クロック数,第1の基準基本クロック数および各光
学センサ間の第2の基準基本クロック数等を、特性記憶
部24に記憶させておく。ここで、水平同期信号から印
字開始位置までの同期クロック数は、コントローラ1が
水平同期信号を受けた後このこの同期クロック数が経過
したときに、最初の画像データを送出するクロック数に
相当する。
【0042】CPU25は、特性記憶部24に格納され
たデータを基に、水平同期信号から印字開始位置までの
同期クロック数分の変調周波数を、また第2の基準基本
クロック数分の時間毎に変調周波数を算出し、それらと
周波数の変更タイミングを関連付けた補正データを変調
データとして変調データ記憶部231に送る。このCP
U25の処理は、エンジン2の電源が投入された時に
(印刷前に)1度だけ行い、印刷時の変調処理は変調デ
ータ記憶部231に格納された変調データ(補正デー
タ)を用いて行う。
【0043】変調制御部232は、レーザユニット21
からの軸位置センサ信号によりポリゴンミラー212の
第1面と同期をとり水平同期信号と変調データとを参照
して、図8に示すf01(Hz)を、第2面と同期をと
りf02(Hz)を、同様に、f03(Hz),f04
(Hz)をクロックジェネレータ235に出力させる。
また、図8に示すf01(Hz)〜f04(Hz)のそ
れぞれに続き、クロックジェネレータ235に対し図7
に示すf1(Hz)、f2(Hz)、f3(Hz)…を
出力させる。
【0044】なお、このとき変調制御部232からクロ
ックジェネレータ235に対する周波数の変更指示タイ
ミングは、カウンタ234またはタイマ233を参照し
て行う。すなわち、水平同期信号を受けた直後は、水平
同期信号から印字開始位置までの同期クロック(図8で
は5クロック)を、図8に示すf01(Hz)に変調す
るが、この5クロックはカウンタ234によりカウント
し、その後は、タイマ233により図7に示す第2の基
準基本クロック数(図7では3クロック)に相当する時
間を監視し、その時間毎に変調クロック(同期クロッ
ク)を図7のf1(Hz)→f2(Hz)→f3(H
z)…と変調させる。
【0045】クロックジェネレータ235は、水晶発振
器22から出力される基本クロックを基に、変調制御部
232から指定された変調周波数により変調したクロッ
クを同期クロックとしてコントローラ1に出力する。
【0046】コントローラ1は、レーザユニット21か
ら出力される水平同期信号(HSYNC信号)をトリガ
にして、変調された同期クロックをカウントし、画像デ
ータを同期クロックに同期して出力する。
【0047】なお、以上の説明においては、電源投入時
にCPU25が、特性記憶部24に格納されたデータを
基に変調データ(補正データ)を算出,設定するとして
説明したが、この代わりに下記のようにしてもよい。す
なわち、図3において、特性記憶部24を削除し、別に
算出した変調データ(補正データ)を直接変調データ記
憶部231に記憶させるようにしても構わない。但し、
この場合は、変調データ記憶部231を不揮発性メモリ
とする必要がある。
【0048】また、本実施の形態における特性は主にレ
ーザユニットの特性について記述しているが、その他の
エンジン固有に持つ特性の補正データであってもよい。
【0049】
【発明の効果】上述したように、本発明は、エンジン固
有の特性誤差を補正する変調クロックを同期クロックと
してエンジン側からコントローラ側に供給するようにし
たため、個々のエンジン固有の特性誤差をエンジン自身
が補正することが出来、エンジンの種類が変わっても画
像位置ずれの発生しない印刷システムを提供することが
できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムの構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の印刷システムにおけるレーザユニット
の特性データを測定する場合の構成を示す図である。
【図3】本発明の印刷システムにおける変調部の構成の
一例を示すブロック図である。
【図4】図2の特性データ測定時における各信号のタイ
ムチャートである。
【図5】図2の特性データ測定時におけるポリゴンミラ
ーの第1面に関わる各信号のタイムチャートである。
【図6】同期クロックによる画像データ出力と感光ドラ
ム上の画像位置との関係を示す図である。
【図7】変調クロックによる画像データ出力と感光ドラ
ム上の画像位置との関係を示す図である。
【図8】変調クロックによる画像データ出力と各面のミ
ラーにおける印字開始位置との関係を示す図である。
【図9】同一エンジンに複数のレーザユニットを備えた
場合の構成を示すブロック図である。
【図10】従来の印刷システムの構成を示すブロック図
である。
【図11】従来の印刷システムにおけるレーザユニット
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 11 画像データ編集部 12 画像データメモリ 13 CPU 14 画像データ同期回路 2 エンジン 21,21a,21b,21c,21d レーザユニ
ット 211 レーザ 212 ポリゴンミラー 213 軸位置センサ付きポリゴンモータ 214 fθレンズ 215 HSYNCセンサ 22 水晶発振器 23 変調部 231 変調データ記憶部 232 変調制御部 233 タイマ 234 カウンタ 235 クロックジェネレータ 24 特性記憶部 25 CPU 26 同期回路 3 センサプレート 31〜3n 光学センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式で
    あって、 前記画像データ送出のための同期クロックを、前記印刷
    装置固有の特性条件により変調して前記印刷装置で生成
    し、これを前記印刷制御装置に供給することにより、前
    記画像データの送出タイミングを前記印刷装置固有の特
    性誤差を補正するように調整することを特徴とする印刷
    システムの画像データ送出方式。
  2. 【請求項2】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式で
    あって、 前記印刷処理時の印字間隔に影響を及ぼす前記印刷装置
    固有の特性データを予め測定して記憶し、前記特性デー
    タを基に一定時間毎の補正データを算出し、前記補正デ
    ータにより前記一定時間毎に変調した同期クロックを前
    記印刷装置で生成して前記印刷制御装置に供給し、前記
    印刷制御装置は前記印刷装置から供給された同期クロッ
    クに同期して前記画像データを前記印刷装置に送出する
    ことにより、前記一定時間毎に前記画像データの送出タ
    イミングを制御して前記画像データの印字間隔を等間隔
    に調整することを特徴とする印刷システムの画像データ
    送出方式。
  3. 【請求項3】 前記変調は周波数変調であり、前記一定
    時間毎に周波数を可変制御するものであることを特徴と
    する請求項2記載の印刷システムの画像データ送出方
    式。
  4. 【請求項4】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式で
    あって、 前記印刷処理時の各行の印字開始位置および印字間隔に
    影響を及ぼす前記印刷装置固有の特性データを予め測定
    して記憶し、前記特性データを基に、水平同期信号検出
    直後の予め定められた同期クロック数に対する第1の補
    正データと、これに続く一定時間毎の第2の補正データ
    とを算出し、前記第1の補正データによる前記予め定め
    られた同期クロック数に対応する変調同期クロックと、
    前記第2の補正データによる前記一定時間毎の変調同期
    クロックとを前記印刷装置で生成して前記印刷制御装置
    に供給し、前記印刷制御装置は前記印刷装置から供給さ
    れた前記変調同期クロックに同期して前記画像データを
    前記印刷装置に送出することにより、前記画像データの
    送出タイミングを制御して前記画像データの各行の印字
    開始位置を合わせるとともに、前記画像データの印字間
    隔を等間隔に調整することを特徴とする印刷システムの
    画像データ送出方式。
  5. 【請求項5】 前記変調は周波数変調であり、前記特定
    クロック数および前記一定時間毎に周波数を可変制御す
    るものであることを特徴とする請求項4記載の印刷シス
    テムの画像データ送出方式。
  6. 【請求項6】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式で
    あって、 前記印刷装置に、 基本クロックを出力する水晶発振器と、 装置の特性データを格納した記憶部と、 前記記憶部の特性データを基に変調の条件を設定するC
    PUと、 前記CPUから前記変調の条件を指示されて、前記水晶
    発振器から出力される基本クロックを変調し、これを前
    記同期クロックとして前記印刷制御装置に供給する変調
    回路とを有し、 前記印刷制御装置に、 前記印刷装置から供給される同期クロックに同期させて
    前記画像データを前記印刷装置に送出する画像データ同
    期回路とを有することを特徴とする印刷システムの画像
    データ送出方式。
  7. 【請求項7】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムの画像データ送出方式で
    あって、 前記印刷装置に、 前記印刷処理時の各行の印字開始位置および印字間隔に
    影響を及ぼす前記印刷装置固有の特性データを予め記憶
    している特性記憶部と、 前記特性データを基に、水平同期信号検出直後の予め定
    められた同期クロック数に対する第1の補正データと、
    これに続く一定時間毎の第2の補正データとを算出する
    CPUと、 前記CPUが算出した前記第1および第2の補正データ
    を受信して格納する変調データ記憶部と、 基本クロックを出力する水晶発振器と、 前記一定時間の経過を監視するタイマと、 クロックジェネレータから送出される同期クロックの数
    をカウントするカウンタと、 水平同期信号を受けて、前記変調データ記憶部から前記
    第1および第2の補正データを参照し、前記タイマまた
    は前記カウンタにより変調時期を判定し、前記変調時期
    の都度クロックジェネレータに対して変調周波数を指定
    して変調を指示する変調制御部と、 前記変調制御部からの変調指示により前記水晶発振器か
    ら送られる基本クロックを変調し、これを同期クロック
    として前記印刷制御装置の画像データ同期回路に供給す
    るクロックジェネレータとを有し、 前記印刷制御装置に、 外部装置から受信した印字データを画像データに展開す
    る画像データ編集部と、 前記画像データを格納するメモリと、 前記印刷装置に印刷要求信号を送り、前記メモリに格納
    された前記画像データを前記印刷装置に送出するよう画
    像データ同期回路に指示する制御部と、 前記印刷装置から供給される同期クロックに同期させて
    前記画像データを前記印刷装置に送出する画像データ同
    期回路とを有することを特徴とする印刷システムの画像
    データ送出方式。
  8. 【請求項8】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムにおける印刷装置であっ
    て、 基本クロックを出力する水晶発振器と、 装置の特性データを格納した記憶部と、 前記記憶部の特性データを基に変調の条件を設定するC
    PUと、 前記CPUから前記変調の条件を指示されて、前記水晶
    発振器から出力される基本クロックを変調し、これを前
    記同期クロックとして前記印刷制御装置に供給する変調
    回路とを有することを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 画像データを同期クロックに同期して印
    刷装置に送出する印刷制御装置と、前記印刷制御装置か
    ら送られた前記画像データに基づいて印刷処理を行う印
    刷装置とを備えた印刷システムにおける印刷装置であっ
    て、 前記印刷処理時の各行の印字開始位置および印字間隔に
    影響を及ぼす前記印刷装置固有の特性データを予め記憶
    している特性記憶部と、 前記特性データを基に、水平同期信号検出直後の予め定
    められた同期クロック数に対する第1の補正データと、
    これに続く一定時間毎の第2の補正データとを算出する
    CPUと、 前記CPUが算出した前記第1および第2の補正データ
    を受信して格納する変調データ記憶部と、 基本クロックを出力する水晶発振器と、 前記一定時間の経過を監視するタイマと、 クロックジェネレータから送出される同期クロックの数
    をカウントするカウンタと、 水平同期信号を受けて、前記変調データ記憶部から前記
    第1および第2の補正データを参照し、前記タイマまた
    は前記カウンタにより変調時期を判定し、前記変調時期
    の都度クロックジェネレータに対して変調周波数を指定
    して変調を指示する変調制御部と、 前記変調制御部からの変調指示により前記水晶発振器か
    ら送られる基本クロックを変調し、これを同期クロック
    として前記印刷制御装置に供給するクロックジェネレー
    タとを有することを特徴とする印刷装置。
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