JP2001246342A - 回転式容器処理装置 - Google Patents

回転式容器処理装置

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JP2001246342A
JP2001246342A JP2000062557A JP2000062557A JP2001246342A JP 2001246342 A JP2001246342 A JP 2001246342A JP 2000062557 A JP2000062557 A JP 2000062557A JP 2000062557 A JP2000062557 A JP 2000062557A JP 2001246342 A JP2001246342 A JP 2001246342A
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了典 川向
Isao Oi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転ホイール10が設けられたメインシャフト
4を持ち上げて抜き出すことなくベアリング8A,8B
の交換を可能にする。 【解決手段】ベース2に形成された貫通穴2aの内径よ
りも小さい外径を有するハウジング6を、前記貫通孔2
aの上方に固定されているスタンド5の下方から挿入
し、ボルト9によって固定する。ハウジング6の内周の
上下にベアリング8A,8Bが保持されており、これら
ベアリング8A,8B内にメインシャフト4が回転自在
に支持されている。ベアリング8A,8Bの交換をする
場合には、前記スタンド5とハウジング6とを連結して
いるボルト9を外し、ベアリング8A,8Bをハウジン
グ6ごとベース2の下方から抜き取ることにより交換が
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は回転式容器処理装置
に係り、特に、回転ホイールのシャフトを回転自在に支
持しているベアリングを、容易に交換することができる
構造の回転式容器処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転式容器処理装置の一例としてロータ
リ式容器洗浄装置の構成について簡単に説明する。ロー
タリ式容器洗浄装置は、一般に、中央のメインシャフト
上に連結されて一体的に回転する回転ホイールと、この
回転ホイールの外周部に円周方向等間隔で設けられ、コ
ンベヤによって搬送されてきた容器を入口スターホイー
ルから受け取って把持し、回転搬送する間にこの容器を
反転させる複数のボトルグリッパと、前記回転ホイール
の各ボトルグリッパに対応する位置にそれぞれ設けら
れ、ボトルグリッパによって倒立された容器内に洗浄液
を噴射してこの容器の内部を洗浄する内洗ノズルと、固
定側から前記回転ホイールの内洗ノズルに洗浄液を供給
するロータリバルブ等を備えている。
【0003】前記回転ホイールを回転させるメインシャ
フトは、従来は、ベース上に固定されたベアリングスタ
ンドに複数のベアリングを保持させ、上方からこれらベ
アリング内に挿通することにより回転自在に支持されて
いた。
【0004】従来のロータリ式容器洗浄装置では、メイ
ンシャフトの上部に固定した大径の回転ホイールに、多
数のグリッパや洗浄ノズル等を取り付けてあり、メイン
シャフトの回転を支持するベアリングにかかる負荷が非
常に大きいため、通常は数年毎にベアリングを交換する
メンテナンスを行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のロータリ式
容器洗浄装置においてメインシャフトを支持するベアリ
ングを交換する作業としては、先ず、回転ホイールの上
部および下部の構造物を取り外した後、回転ホイールと
メインシャフトをリフトアップし、ベアリングスタンド
よりも上方へ持ち上げてメインシャフトを抜き出した
後、ベアリングの交換を行い、その後、回転ホイールお
よびメインシャフトをセットし、再び構造物の取付けを
行うという作業が必要であった。このように大径の回転
ホイールを持ち上げる作業は多大な労力を必要とし、ま
た、回転ホイールおよびメインシャフトに取り付けられ
ている部材の取り外しと、ベアリング交換後の取付け等
に多くの人手と時間を必要とするという問題があった。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、回転ホイールやシャフトを持ち上げてベアリ
ングから引き抜く必要のない、きわめて少ない労力でベ
アリングを交換することができる回転式容器処理装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転式容器
処理装置は、上下に貫通する貫通穴が形成されたベース
と、前記貫通穴の内径よりも小さい外径を有し、内周に
ベアリングを保持したハウジングと、このハウジングを
前記ベースに対し着脱可能に連結する連結手段と、前記
ハウジング内にベアリングを介して回転自在に支持され
たシャフトと、このシャフトに固定されて一体的に回転
するホイールと、このホイールに設けられて供給された
容器に対し所定の処理を行う容器処理手段とを備えてお
り、前記連結手段によって、ハウジングとベースとの連
結を解除することにより、ハウジングをベースの下方か
ら抜き取り可能にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る回転式容器処理装置の縦断面図、図2は前記容器処理
装置の上部に設けられたロータリバルブ部を拡大して示
す縦断面図、図3は下部に設けられたシャフト支持部の
構成を拡大して示す断面図である。
【0009】ベース2の中央部に形成された貫通穴2a
内を上下に貫通してメインシャフト4が配置され、ベア
リングハウジング1を構成するハウジング6に保持され
た上下のベアリング8A,8Bによって回転自在に支持
されている。このメインシャフト4の支持構造について
詳細に説明する。前記貫通孔2aの周囲の上方に、スタ
ンド5がボルト7によって固定されている。このスタン
ド5は、中央の円筒状の部分5aと、その下端の水平部
5bと、円筒部5aの上端と水平部5bの外周側端部と
の間を連結する傾斜壁5cとを有している。なお、この
スタンド5は、溶接等によりベース2と一体的に構成さ
れたものであっても良い。
【0010】このスタンド5の円筒部5aの内側にハウ
ジング6が挿通されている。このハウジング6は、下端
部がベース2の貫通孔2aの内部まで延びている。ハウ
ジング6の外面の、前記ベース2よりも上方の位置にフ
ランジ6aが溶接により取り付けられて一体となってい
る。このフランジ6aと前記スタンド5の水平部5bの
内周端とが、取付けボルト9によって連結されている。
従って、この取付けボルト9を外すことにより、ハウジ
ング6をスタンド5の内部から簡単に抜き取ることがで
きる。ハウジング6の内周側には、上下二つのベアリン
グ8A,8Bが装着されており、これら両ベアリング8
A,8Bの内周に前記メインシャフト4が挿入されて回
転自在に支持されている。
【0011】前記メインシャフト4の上部に、ボルト1
3(図示を省略)によって回転ホイール10が固定され
ている。また、前記ハウジング6の下端部に保持された
ベアリング8Bから下方に突出しているメインシャフト
4の下部には、ボス15を介して回転ギア11が固定さ
れており、図示しない駆動手段によってこの回転ギア1
1が回転することにより、メインシャフト4および回転
ホイール10が一体的に回転する。前記ベース2の上方
には、洗浄室12が形成されており、前記回転ホイール
10はこの洗浄室12内に収容されている。なお、図1
には、洗浄室12の底面12aだけを示してある。ま
た、前記上部ベアリング8Aの上方には、オイルシール
19が装着されており、このオイルシール19によっ
て、前記スタンド5の傾斜壁5cよりも下方の駆動部側
と、上方の洗浄室12の内部側との気密が保持されてい
る。
【0012】前記支持構造では、メインシャフト4にか
かる荷重は、ハウジング6とスタンド5とを連結するボ
ルト9、および下方のベアリング8Bとその下方のリン
グ部材17を介して、前記回転ギア11を取り付けたボ
ス15によって受けるようになっている。
【0013】前記回転ホイール10の外周寄りに、円周
方向等間隔で複数のボトルグリッパ14が設けられてい
る。これら各ボトルグリッパ14は、回転ホイール10
の外周縁部に垂直に固定された支柱16上に支持され
て、水平な支点を中心に半径方向外方側(図1の右側の
状態)と内方側(図1の左側の状態)とに反転できるよ
うになっており、反転することにより把持している容器
18を倒立させ、また正立状態に戻すことができる。こ
れら各ボトルグリッパ14が容器18を把持して反転さ
せた位置の下方には、洗浄液を噴射するノズル20がそ
れぞれ配置されており、容器18が反転されて倒立状態
になると、ノズル20の先端がその容器18の口部に対
向する。
【0014】回転ホイール10の上面には、ノズル20
に供給する洗浄液の供給遮断を行なうロータリバルブ2
2の回転側の部材を構成する環状の回転プレート(ロー
タ)24が取付けられている。このロータ24はピン2
6によって前記回転ホイール10の上面に固定されて一
体的に回転する。ロータ24の内部には、前記ボトルグ
リッパ14の数と同数の吐出通路28が放射状に形成さ
れている。ロータ24の内部に形成されている各吐出通
路28は、その洗浄液の入口側開口28aが、ロータ2
4の上面側の同一円周上に等間隔で並び、洗浄液の出口
側開口28bは、ロータ24の外周面に等間隔で配置さ
れている。これら各吐出通路28の出口側開口28b
は、それぞれ供給ホース30を介して、前記各ノズル2
0に接続されている。
【0015】前記回転ホイール10の中心部の上方に
は、固定板32の先端に取付けられたトルクアーム34
と、このトルクアーム34の下面に固定された円形プレ
ート36との間に頭部プレート37が回転自在に支持さ
れたセンターシャフト38が、前記メインシャフト4と
同一軸線上に配置されている。このセンターシャフト3
8は円柱状部38aの下端にフランジ状の拡大部38b
が形成されており、このフランジ状の拡大部38bが前
記回転ホイール10の上面にボルト39によって固定さ
れている。
【0016】センターシャフト38の円柱状部38aの
外周に、前記ロータ24とともにロータリバルブ22を
構成する固定側プレート(ステータ)40が嵌合されて
いる。前記円形プレート36には複数のねじ穴36aが
形成され、このねじ穴36a内にそれぞれ円筒形のナッ
ト42が螺合されている。一方、ステータ40の上面に
は、前記円形プレート36に螺合されているナット42
と対応する位置にそれぞれピン44が直立して固定され
ており、これらピン44がそれぞれ前記ナット42内に
挿入されている。そして、前記ナット42の下端に形成
されたフランジ42aの下面と、ピン44に形成された
鍔部44aの上面との間に、押圧手段としてのコイルス
プリング46が介装されている。
【0017】ステータ40は、前記ピン44を介して前
記トルクアーム34に連結されて回転が規制されるとと
もに、スプリング46によって常時下方に付勢されてい
る。前記円形プレート36に螺合されているナット42
のねじ込み量を変更することによって、このスプリング
46のセット長さを調整して、ステータ40および後に
説明するディストリビュータをロータ24に押し付ける
力を調整することができる。
【0018】前記ステータ40の下面に、円弧状の洗浄
液供給用長穴(洗浄液供給通路)48が開口している。
この洗浄液供給用長穴48は、ステータ40の側面に開
口する洗浄液取入口50を介して外部に連通している。
さらに、このステータ40の下面すなわちこのステータ
40と前記ロータ24との間には、樹脂製のディストリ
ビュータ52が配置されている。このディストリビュー
タ52は、複数個所のロケーションピン54によってス
テータ40の下面に連結されており、回転方向の動きが
規制されるとともに上下方向には相対移動できるように
なっている。このディストリビュータ52にも、前記ス
テータ40の洗浄液供給用長穴48と一致する位置に、
上下に貫通する円弧状の洗浄液供給用長穴56が形成さ
れている。
【0019】ステータ40の外周面には、複数のL字状
のフック58が下端の折り曲げ部58aを内方側に向け
て取り付けられている。このL字状フック58の下端の
折り曲げ部58aの上面と前記ステータ40の下面との
間が、ディストリビュータ52の厚さよりも大きく、し
かも、後に説明するようにステータ40を上昇させたと
きのステータ40の下面とロータ24の上面との距離よ
りも小さい間隔を有している。
【0020】ステータ40およびディストリビュータ5
2に設けられている円弧状の洗浄液供給用長穴48,5
6は、前記ロータ24に形成されている多数の吐出通路
28の入口側開口28aが配置されている円と同一半径
の円周上に位置しており、これらステータ40およびデ
ィストリビュータ52とロータ24とを中心を一致させ
て重ね合せると、ロータ24の摺動面の全周に亘って等
間隔で開口している吐出通路28の入口側開口28aの
一部が、ディストリビュータの円弧状の洗浄液供給用長
穴56に連通し、他の入口側開口28aは円弧状長穴5
6の形成されていない平坦な部分(摺動面)によって閉
塞される。従って、ロータ24がディストリビュータ5
2に対して回転すると、各吐出通路28は順次円弧状長
穴56に接続され、その後順次遮断される。
【0021】前記ステータ40の側面に開口している洗
浄液取入口50は、供給配管を介して洗浄液タンクに接
続されており、図示しないポンプから洗浄液タンクに送
られた洗浄液が、この洗浄液取入口50から前記円弧状
の洗浄液供給用長穴48およびディストリビュータ52
の円弧状の洗浄液供給用長穴56を通ってロータ24の
各吐出通路28に供給され、さらに、これら吐出通路2
8の出口側開口28bに接続された供給ホース30を介
して前記各ノズル20に送られるようになっている。
【0022】前記センターシャフト38の外周面とステ
ータ40の内周面との間には、円筒部60aと下端の大
径部60bとを有するプッシュプレート60の円筒部6
0aが、スライドブッシュ62を介して下方から挿入さ
れている。また、プッシュプレート60の大径部60b
の上面にスラストプレート64が装着されて前記ステー
タ40に対して摺動できるようになっている。なお、こ
のプッシュプレート60の大径部60bの外面と前記セ
ンターシャフト38の拡大部38bに設けられた段部3
8cとの間、および、プッシュプレート60の円筒部6
0aの上端とセンターシャフト38の円柱状部38aの
外面との間にそれぞれブーツ66,68が装着されて、
これら両者38,60が相対的に摺動する部分から発生
する汚染が洗浄室12内に放出されないようになってい
る。
【0023】前記メインシャフト4と、このメインシャ
フト4の上端に固定されている回転ホイール10の中心
部には、上下に貫通する貫通穴4a,10aが形成され
ており、これら貫通穴4a,10a内にスライドシャフ
ト70が昇降可能に挿通されている。このスライドシャ
フト70の下端は、メインシャフト4の貫通穴4aから
下方へ突出しており、この突出部70aが、下方に設け
られた押上げ装置(押圧解除手段)72の昇降プレート
74上にベアリング76を介して回転可能に支持されて
いる。この昇降プレート74は複数のエアシリンダ78
のピストンロッド78aの上端に連結されており、これ
らエアシリンダ78を作動させることによって、昇降プ
レート74の昇降を介してスライドシャフト70を昇降
させることができる。
【0024】スライドシャフト70の上端には、大径の
頭部70bが形成され、回転ホイール10の中央部に設
けられた凹部10bの底面に係合するようになってい
る。このスライドシャフト70の頭部70bの上面と前
記センターシャフト38の下面との間には、スライドシ
ャフト70がセンターシャフト38に干渉せずに昇降で
きる間隙が設けられている。
【0025】前記センターシャフト38は、円柱状部3
8aの下端にフランジ状拡大部38bが形成されてお
り、このフランジ状拡大部38bの基部(中心部寄りの
部分)に、この拡大部38bを上下に貫通するととも
に、円柱状部38aの外面にも切り込んだ挿入孔82が
円周方向等間隔で3個所形成されている。これら各挿入
孔82内には、それぞれプッシュロッド84が挿入され
ている。各プッシュロッド84は、一対の半円形のピン
84a,84bを上下にずらして向かい合わせた形状を
しており、上方に延びる側のピン84aを内周側、つま
り円柱状部38a側に、そして、下方に延びる側のピン
84bを外周側、つまり拡大部38b側に向けて挿入し
ている。
【0026】前記プッシュプレート60の内面の下端部
にも、円周方向等間隔で3個所の半円形凹部60cが形
成されており、この凹部60c内に、プッシュロッド8
4の下方に延びるピン84bの上端が挿入されている
(図2参照)。また、これら三本のプッシュロッド84
の上方に延びるピン84aの下端面が、前記スライドシ
ャフト70の頭部70bの上面に載るとともに、下方に
延びるピン84bの下端部がこの頭部70bの外周側に
位置している。
【0027】以上の構成に係るロータリ式容器洗浄装置
(回転式容器処理装置)の作用について説明する。容器
18の洗浄を行う通常の生産運転時には、図示しない駆
動手段によって回転ギア11を回転させることにより、
メインシャフト4およびこれと一体の回転ホイール10
を回転させる。
【0028】搬送コンベヤ(図示せず)によって正立し
た状態で連続的に搬送されてきた多数の容器18は、ス
ターホイール等の供給手段によってこのロータリ式容器
洗浄装置内に順次搬入される。容器洗浄装置内に搬入さ
れた容器18は、回転ホイール10の外周部に取付けら
れているグリッパ14によって一本ずつ把持される。回
転ホイール10の回転に伴って移動している間にグリッ
パ14が回転ホイール10の半径方向内方側に反転し
て、保持されている容器18は倒立状態になる。倒立状
態になった容器18の口部に、前記内洗ノズル20が向
かい合うようになっている(図1の左側参照)。
【0029】ディストリビュータ52の摺動面には、円
弧状の洗浄液供給用長穴56が開口して、ステータ40
の円弧状長穴48を介して常時洗浄液が供給されてお
り、ロータ24の回転に伴って、吐出通路28の入口側
開口28aがディストリビュータ52の円弧状長穴56
に接続されると、洗浄液は、ロータ24の吐出通路28
および供給ホース30を介して前記内洗ノズル20に送
られ、倒立している容器18内に噴射されて容器18の
内部の洗浄が行なわれる。
【0030】ロータ24の内部に形成された吐出通路2
8の入口側開口28aが、ディストリビュータ52の円
弧状長穴56内を移動している間は、ノズル20に洗浄
液が送られ容器18の内部に噴射されて洗浄を行なう。
その後、ロータ24の回転によって吐出通路28の入口
側開口28aがディストリビュータ52の円弧状長穴5
6を通過すると、前記洗浄液を供給する一連の通路が遮
断されて洗浄が終了する。以後、ボトルグリッパ14
は、所定の回転範囲に亘って容器18を倒立状態のまま
保持して搬送し水切りを行なう。その後、ボトルグリッ
パ14は再び反転して容器18を正立状態に戻した後、
出口スターホイール等によってこのロータリ式容器洗浄
装置外に排出する。
【0031】前述のように回転ホイール10は大径であ
り、しかも多数のグリッパ14やノズル20等の部材が
取り付けられているので、この回転ホイール10と一体
回転するメインシャフト4を支持しているベアリング8
A,8Bには、非常に大きい負荷がかかっている。その
ため通常は、数年ごとにこれらベアリングを交換する必
要がある。このようなベアリングの交換の際に、従来
は、回転ホイールとメインシャフトをリフトアップし
て、メインシャフトの下端部をベアリングハウジング内
の上部のベアリングよりも上方まで抜き出して、ベアリ
ングの交換を行っていた。
【0032】それに対し、この実施の形態では、ベアリ
ング8A,8Bを保持しているハウジング6を、ベース
2の下方から抜き取ることができるようになっている。
ベアリング8A,8Bの交換作業は、先ず、押し上げ装
置72やメインシャフト4の下端に取り付けられている
ボス15および回転ギア11等を取り外し、次に、回転
ホイール11の下面側に複数個のジャッキ(図示せず)
を設置して回転ホイール10を支える。その後、ハウジ
ング6をスタンド5に固定しているボルト9を外して、
ハウジング6をベース2の下面側から抜き取る。そし
て、ベアリング8A,8Bを交換した後、ハウジング6
をスタンド5の下方から挿入して固定し、さらに、メイ
ンシャフト4の下方の回転ギア11や押し上げ装置72
を取り付ける。このように回転ホイール10およびメイ
ンシャフト4をリフトアップして抜き取ることなくベア
リング8A,8Bを交換することができるので、ベアリ
ング交換の作業負担をきわめて軽くすることができる。
【0033】なお、前記実施の形態では、ロータリ式容
器洗浄装置について説明したが、容器洗浄装置に限るも
のではなく、例えば、供給側スターホイールや排出側ス
ターホイール等にも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の回転式容器
処理装置は、ベースに形成された貫通穴の内径よりも小
さい外径を有するハウジングを、連結手段によってベー
スに対し着脱可能に連結し、このハウジングの内周に保
持されたベアリングに回転ホイールと一体のシャフトを
回転自在に支持させているので、連結手段による連結を
解除することにより、ベアリングを保持しているハウジ
ングをベースの下面側から抜き取ることができる。従っ
て、大径で多数の部品が取り付けられた重量物である回
転ホイールを持ち上げて、ベアリング内から抜き取る必
要がなくなるので、ベアリングの交換作業をきわめて短
時間で、しかも、少ない労力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る回転式容器処理装
置(ロータリ式容器洗浄装置)の全体の構成を示す縦断
面図である。
【図2】前記ロータリ式容器洗浄装置のロータリバルブ
部を示す拡大断面図である。
【図3】前記ロータリ式容器洗浄装置のメインシャフト
支持部の構成を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
2 ベース 2a ベースの貫通穴 4 シャフト(メインシャフト) 5 スタンド 6 ハウジング 8A ベアリング 8B ベアリング 9 連結手段(ボルト) 10 回転ホイール 14 容器処理手段(ボトルグリッパ) 20 容器処理手段(ノズル)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に貫通する貫通穴が形成されたベー
    スと、前記貫通穴の内径よりも小さい外径を有し、内周
    にベアリングを保持するハウジングと、このハウジング
    を前記ベースに対し着脱可能に連結する連結手段と、前
    記ハウジング内にベアリングを介して回転自在に支持さ
    れたシャフトと、このシャフトに固定されて一体的に回
    転するホイールと、このホイールに設けられ、供給され
    た容器に対し所定の処理を行う容器処理手段とを備え、 前記連結手段によって、ハウジングとベースとの連結を
    解除することにより、ハウジングをベースの下方から抜
    き取り可能にしたことを特徴とする回転式容器処理手
    段。
  2. 【請求項2】 前記ベース上にスタンドを固定し、内周
    にベアリングを保持した前記ハウジングをこのスタンド
    内に挿入して、前記連結手段によって着脱可能に連結し
    たことを特徴とする請求項1に記載の回転式容器処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記容器処理手段が容器の洗浄を行う容
    器洗浄手段であることを特徴とする回転式容器処理装
    置。
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