JP2001239226A - ロータリ式容器洗浄装置 - Google Patents
ロータリ式容器洗浄装置Info
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Abstract
面を分離する押圧解除手段72によって洗浄室12内が
汚染されることを防止する。 【解決手段】メインシャフト4に取り付けられた回転ホ
イール10にロータ24が固定され、その上方にステー
タ40およびこのステータ40に連結されたディストリ
ビュータ52が配置されており、通常の生産運転時に
は、スプリング46によってディストリビュータ52が
ロータ24に圧接されている。メインシャフト4および
回転ホイール10の中心に貫通穴が形成され、スライド
シャフト70が挿通されている。このスライドシャフト
70は、洗浄室12の外部に設置されたエアシリンダ7
8によって昇降される。スライドシャフト70の上端
は、プッシュロッド84およびプッシュプレート60を
介してステータ40に連結可能になっており、スライド
シャフト70の上昇時には、ステータ40が押し上げら
れてディストリビュータ52がロータ24から分離す
る。
Description
装置に係り、特に、ロータリバルブの固定側部材と回転
部材との摺動面を洗浄するために、両部材を分離するこ
とを可能にした押圧解除手段の構成に関するものであ
る。
央の軸を中心に回転する回転ホイールと、この回転ホイ
ールの外周部に円周方向等間隔で設けられ、コンベヤに
よって搬送されてきた容器を入口スターホイールから受
取って把持し、回転搬送する間にこの容器を反転させる
複数のボトルグリッパと、前記回転ホイールの各ボトル
グリッパに対応する位置にそれぞれ設けられ、ボトルグ
リッパによって倒立された容器内に洗浄液を噴射してこ
の容器の内部を洗浄する内洗ノズルと、固定側から前記
回転ホイールの内洗ノズルに洗浄液を供給するロータリ
バルブ等を備えている。
ィストリビュータ)と、回転ホイールに取付けられて一
体的に回転し、上下に対向して配置されている前記固定
側部材に対し摺動回転する回転部材(ロータ)とを備え
ている。回転部材の内部には、前記各内洗ノズルに接続
された配管に洗浄液を給送する吐出通路が形成され、一
方、固定側部材には、ポンプから送り出されてきた洗浄
液を分配供給する供給通路が形成されており、回転ホイ
ールの回転中の所定の区間において、回転部材の吐出通
路が固定側部材の供給通路に接続されると、洗浄液が前
記配管を介して内洗ノズルに送られ、ボトルグリッパに
把持されている容器内に噴射されてその容器の洗浄を行
なうようになっている。
は、ポンプから送り出された洗浄液が固定側部材の供給
通路に常時供給され、回転部材の回転中にこの供給通路
に合致した吐出通路からノズルに洗浄液が供給されて、
容器に対して噴射されるようになっているので、固定側
部材と回転部材との摺動面に強い液圧が作用して回転部
材を分離させようとしている。そこで、これら固定側部
材と回転部材とが分離してその摺動面から洗浄液が洩れ
ることがないように、エアシリンダ等の押圧手段によっ
て固定側部材を回転部材に押し付けている。
洗浄作業を行う生産運転時には、前記のように押圧手段
によって固定側部材と回転部材とを押し付けた状態で、
回転部材を回転させているので、両部材の摺動面の摩擦
により摩耗粉等が発生する。そのため、通常の洗浄運転
の開始前あるいは、運転終了後に、前記押圧手段による
押し付け力を解除して両部材を離隔させ、両部材間の摺
動面を洗浄するようにしている。このように固定側部材
と回転部材とを押し付けて圧接させる押圧手段と、両者
の圧接を解除して分離させる押圧解除手段を備えたロー
タリ式容器洗浄装置は従来から知られている(特開平1
1−277017号公報、特開平10−113629号
公報)。
7号)に記載された従来のロータリ式容器洗浄装置で
は、中心軸の周囲に固定側プレート(ディストリビュー
タ)を昇降可能に嵌合させるとともに、このディストリ
ビュータの内部に空間を形成して、前記中心軸の外周に
固定したピストンをこの内部空間内に摺動自在に嵌合
し、さらに、このピストンによって区画形成された空間
内の上下の室をそれぞれ切換弁を介してエア供給源に接
続している。
ピストンの下方の室にエアを導入すると固定側プレート
が下降し、その下方に配置されている回転プレート(ロ
ータ)に押し付けられて、洗浄運転中に固定側プレート
と回転プレートとが離隔しないようになっている。そし
て、両プレート間の摺動面を洗浄する際には、前記ピス
トンの上方の室内にエアを導入することにより固定側プ
レートを上昇させて、下方の回転プレートとの間に隙間
を形成して、両者の摺動面を洗浄するようにしている。
このロータリ式容器洗浄装置では、固定側プレートと回
転プレートとを圧接させる押圧手段とこれら両プレート
の圧接状態を解除して分離させる押圧解除手段とが単一
のエアシリンダから構成されている。
29号公報)に記載されたロータリ式容器洗浄装置は、
回転ホイールに取り付けた回転プレートと、バックアッ
プリングに圧入されて一体化された固定側プレートから
成るロータリバルブを備え、このバックアップリングの
外周に設けられた取付け部に、押し上げ用エアシリンダ
のロッドが連結されたロータリ式容器洗浄装置が記載さ
れている。
通常の洗浄運転を行う場合には、エアシリンダによりバ
ックアップリングを押し上げて、固定側プレートの上面
を回転プレートの下面に圧接させることにより、洗浄液
の液圧により両プレートが分離しないようにしている。
そして、両プレート間の摺動面を洗浄する場合には、エ
アシリンダによりバックアップリングを引き下げること
により、固定側プレートを下降させて両プレート間に間
隙を設けるようにしている。このロータリ式容器洗浄装
置でも、同一のエアシリンダによって固定側プレートと
回転プレートの圧接および解除を行っている。
たロータリ式容器洗浄装置は、いずれも、固定側プレー
トおよび回転プレートから成るロータリバルブや、この
ロータリバルブを介して洗浄液が供給されるノズル、お
よび容器を保持するボトルグリッパ等の容器の洗浄を行
う部分が洗浄室内に収容され、一方、回転プレート、ノ
ズルおよびボトルグリッパ等が取り付けられている回転
ホイールを回転駆動する駆動手段は、前記洗浄室の外部
の機械室側に配置されている。そして、固定側プレート
と回転プレートとを圧接させる押圧手段およびその圧接
を解除する押圧解除手段であるエアシリンダが、容器の
洗浄を行う洗浄室の内部に配置されている。
れをなくすことはできず、微少ではあっても必ずリーク
があるので、前記従来のロータリ式容器洗浄装置のよう
に、押圧手段や押圧解除手段であるエアシリンダを洗浄
室内に設置してあると、エアのリークにより洗浄室内の
環境が汚染されてしまうおそれがあった。
たもので、押圧解除手段の作動手段を洗浄室の外部に設
置することにより、この作動手段による洗浄室の内部環
境の汚染を防止するようにしたロータリ式容器洗浄装置
を提供することを目的とするものである。
容器洗浄装置は、固定側部材とこの固定側部材の摺動面
に対し摺動回転する回転部材からなるロータリバルブ
と、このロータリバルブを介して供給される洗浄流体を
容器に噴射して洗浄を行うノズルと、前記回転部材に連
結されたメインシャフトと、このメインシャフトを回転
させる駆動手段と、前記固定側部材と回転部材とを圧接
させる押圧手段と、前記固定側部材と回転部材とを分離
する押圧解除手段と、前記ロータリバルブおよびノズル
等からなる容器の洗浄部を収容する洗浄室とを備え、か
つ、前記駆動手段をこの洗浄室の外部に設置したもので
あって、特に、前記押圧解除手段が、前記メインシャフ
ト内を貫通して一端が洗浄室の外部に延びるとともに、
他端側が前記固定側部材と連結可能な昇降シャフトと、
この昇降シャフトを昇降させる作動手段とを備え、か
つ、この作動手段を前記洗浄室の外部に設置したもので
ある。
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るロータリ式容器洗浄装置の縦断面図、図2はその要部
の拡大断面図である。ベース2に形成された貫通穴2a
内を上下に貫通してメインシャフト4が配置され、ベー
ス2上に固定されたハウジング6内のベアリング8によ
って回転自在に支持されている。このメインシャフト4
の上部に回転ホイール10が固定されている。メインシ
ャフト4の下部には、回転ギア11が固定されており、
図示しない駆動手段によってこの回転ギア11が回転す
ることにより、メインシャフト4および回転ホイール1
0が一体的に回転する。前記ベース2の上方には、洗浄
室12が形成されており、前記回転ホイール10はこの
洗浄室12内に収容されている。なお、図1には、洗浄
室12の底面12aだけを示してある。また、前記ベア
リング8の上方には、オイルシール19が装着されてお
り、このオイルシール19によって、下方の駆動部側と
洗浄室12の内部との気密が保持されている。
方向等間隔で複数のボトルグリッパ14が設けられてい
る。これら各ボトルグリッパ14は、回転ホイール10
の外周縁部に垂直に固定された支柱16上に支持され
て、水平な支点を中心に半径方向外方側(図1の右側の
状態)と内方側(図1の左側の状態)とに反転できるよ
うになっており、反転することにより把持している容器
18を倒立させ、また正立状態に戻すことができる。こ
れら各ボトルグリッパ14が容器18を把持して反転さ
せた位置の下方には、洗浄液を噴射するノズル20がそ
れぞれ配置されており、容器18が反転されて倒立状態
になると、ノズル20の先端がその容器18の口部に対
向する。
に供給する洗浄液の供給遮断を行なうロータリバルブ2
2の回転側の部材を構成する環状の回転プレート(ロー
タ)24が取付けられている。このロータ24はピン2
6によって前記回転ホイール10の上面に固定されて一
体的に回転する。ロータ24の内部には、前記ボトルグ
リッパ14の数と同数の吐出通路28が放射状に形成さ
れている。ロータ24の内部に形成されている各吐出通
路28は、その洗浄液の入口側開口28aが、ロータ2
4の上面側の同一円周上に等間隔で並び、洗浄液の出口
側開口28bは、ロータ24の外周面に等間隔で配置さ
れている。これら各吐出通路28の出口側開口28b
は、それぞれ供給ホース30を介して、前記各ノズル2
0に接続されている。
は、固定板32の先端に取付けられたトルクアーム34
とこのトルクアーム34の下面に固定された円形プレー
ト36との間に頭部プレート37が回転自在に支持され
たセンターシャフト38が、前記メインシャフト4と同
一軸線上に配置されている。このセンターシャフト38
は円柱状部38aの下端にフランジ状の拡大部38bが
形成されており、このフランジ状の拡大部38bが前記
回転ホイール10の上面にボルト39によって固定され
ている。
外周に、前記ロータ24とともにロータリバルブ22を
構成する固定側プレート(ステータ)40が嵌合されて
いる。前記円形プレート36には複数のねじ穴36aが
形成され、このねじ穴36a内にそれぞれ円筒形のナッ
ト42が螺合されている。一方、ステータ40の上面に
は、前記円形プレート36に螺合されているナット42
と対応する位置にそれぞれピン44が直立して固定され
ており、これらピン44がそれぞれ前記ナット42内に
挿入されている。そして、前記ナット42の下端に形成
されたフランジ42aの下面と、ピン44に形成された
鍔部44aの上面との間に、押圧手段としてのコイルス
プリング46が介装されている。
記トルクアーム34に連結されて回転が規制されるとと
もに、スプリング46によって常時下方に付勢されてい
る。前記円形プレート36に螺合されているナット42
のねじ込み量を変更することによって、このスプリング
46のセット長さを調整して、ステータ40および後に
説明するディストリビュータをロータ24に押し付ける
力を調整することができる。
液供給用長穴(洗浄液供給通路)48が開口している。
この洗浄液供給用長穴48は、ステータ40の側面に開
口する洗浄液取入口50を介して外部に連通している。
さらに、このステータ40の下面すなわちこのステータ
40と前記ロータ24との間には、樹脂製のディストリ
ビュータ52が配置されている。このディストリビュー
タ52は、複数個所のロケーションピン54によってス
テータ40の下面に連結されており、回転方向の動きが
規制されるとともに上下方向には相対移動できるように
なっている。このディストリビュータ52にも、前記ス
テータ40の洗浄液供給用長穴48と一致する位置に、
上下に貫通する円弧状の洗浄液供給用長穴56が形成さ
れている。
のフック58が下端の折り曲げ部58aを内方側に向け
て取り付けられている。このL字状フック58の下端の
折り曲げ部58aの上面と前記ステータ40の下面との
間が、ディストリビュータ52の厚さよりも大きく、し
かも、後に説明するようにステータ40を上昇させたと
きのステータ40の下面とロータ24の上面との距離よ
りも小さい間隔を有している。
2に設けられている円弧状の洗浄液供給用長穴48,5
6は、前記ロータ24に形成されている多数の吐出通路
28の入口側開口28aが配置されている円と同一半径
の円周上に位置しており、これらステータ40およびデ
ィストリビュータ52とロータ24とを中心を一致させ
て重ね合せると、ロータ24の摺動面の全周に亘って等
間隔で開口している吐出通路28の入口側開口28aの
一部が、ディストリビュータの円弧状の洗浄液供給用長
穴56に連通し、他の入口側開口28aは円弧状長穴5
6の形成されていない平坦な部分(摺動面)によって閉
塞される。従って、ロータ24がディストリビュータ5
2に対して回転すると、各吐出通路28は順次円弧状長
穴56に接続され、その後順次遮断される。
浄液取入口50は、供給配管を介して洗浄液タンクに接
続されており、図示しないポンプから洗浄液タンクに送
られた洗浄液が、この洗浄液取入口50から前記円弧状
の洗浄液供給用長穴48およびディストリビュータ52
の円弧状の洗浄液供給用長穴56を通ってロータ24の
各吐出通路28に供給され、さらに、これら吐出通路2
8の出口側開口28bに接続された供給ホース30を介
して前記各ノズル20に送られるようになっている。
ータ40の内周面との間には、円筒部60aと下端の大
径部60bとを有するプッシュプレート60の円筒部6
0aが、スライドブッシュ62を介して下方から挿入さ
れている。また、プッシュプレート60の大径部60b
の上面にスラストプレート64が装着されて前記ステー
タ40に対して摺動できるようになっている。なお、こ
のプッシュプレート60の大径部60bの外面と前記セ
ンターシャフト38の拡大部38bに設けられた段部3
8cとの間、および、プッシュプレート60の円筒部6
0aの上端とセンターシャフト38の円柱状部38aの
外面との間にそれぞれブーツ66,68が装着されて、
これら両者38,60が相対的に摺動する部分から発生
する汚染が洗浄室12内に放出されないようになってい
る。
フト4の上端に固定されている回転ホイール10の中心
部には、上下に貫通する貫通穴4a,10aが形成され
ており、これら貫通穴4a,10a内にスライドシャフ
ト70が昇降可能に挿通されている。このスライドシャ
フト70の下端は、メインシャフト4の貫通穴4aから
下方へ突出しており、この突出部70aが、下方に設け
られた押上げ装置(押圧解除手段)72の昇降プレート
74上にベアリング76を介して回転可能に支持されて
いる。この昇降プレート74は複数のエアシリンダ78
のピストンロッド78aの上端に連結されており、これ
らエアシリンダ78を作動させることによって、昇降プ
レート74の昇降を介してスライドシャフト70を昇降
させることができる。
頭部70bが形成され、回転ホイール10の中央部に設
けられた凹部10bの底面に係合するようになってい
る。このスライドシャフト70の頭部70bの上面と前
記センターシャフト38の下面との間には、スライドシ
ャフト70がセンターシャフト38に干渉せずに昇降で
きる間隙が設けられている。
8aの下端にフランジ状拡大部38bが形成されてお
り、このフランジ状拡大部38bの基部(中心部寄りの
部分)に、この拡大部38bを上下に貫通するととも
に、円柱状部38aの外面にも切り込んだ挿入孔82が
円周方向等間隔で3個所形成されている。これら各挿入
孔82内には、それぞれプッシュロッド84が挿入され
ている。各プッシュロッド84は、図3に示すように、
一対の半円形のピン84a,84bを上下にずらして向
かい合わせた形状をしており、上方に延びる側のピン8
4aを内周側、つまり円柱状部38a側に、そして、下
方に延びる側のピン84bを外周側、つまり拡大部38
b側に向けて挿入している。
にも、円周方向等間隔で3個所の半円形凹部60cが形
成されており、この凹部60c内に、プッシュロッド8
4の下方に延びるピン84bの上端が挿入されている
(図2参照)。また、これら三本のプッシュロッド84
の上方に延びるピン84aの下端面が、前記スライドシ
ャフト70の頭部70bの上面に載るとともに、下方に
延びるピン84bの下端部がこの頭部70bの外周側に
位置している。
の作動について説明する。通常の容器洗浄作業を行う生
産運転時には、押上げ装置(押圧解除手段)72のエア
シリンダ78により昇降プレート74を下降させて、ス
ライドシャフト70を下降した状態にしておく。スライ
ドシャフト70が下降した状態のときには、図2の右半
分に示すように、プッシュロッド84およびプッシュプ
レート60も下降し、プッシュプレート60の大径部6
0bの上面に装着したスラストプレート64がステータ
40の下面から離隔している。
押し上げる力が作用していない場合には、ステータ40
は、上方のスプリング46によって下方へ付勢され、デ
ィストリビュータ52を介してロータ24の上面に押し
付けられている。前記押圧手段としてのスプリング46
による押し付け力は、ステータ40およびディストリビ
ュータ52の円弧状の洗浄液供給用長穴48,56内に
導入された洗浄液の圧力によって、ディストリビュータ
52とロータ24とが分離して液洩れが発生することを
防止できる強さに設定されている。この状態で、図示し
ない駆動手段によりメインシャフト4を回転させ、この
メインシャフト4に固定された回転ホイール10および
ロータ24を回転させる。
た状態で連続的に搬送されてきた多数の容器18は、ス
ターホイール等の供給手段によってこのロータリ式容器
洗浄装置内に順次搬入される。容器洗浄装置内に搬入さ
れた容器18は、回転ホイール10の外周部に取付けら
れているグリッパ14によって一本ずつ把持される。回
転ホイール10の回転に伴って移動している間にグリッ
パ14が回転ホイール10の半径方向内方側に反転し
て、保持されている容器18は倒立状態になる。倒立状
態になった容器18の口部に、前記内洗ノズル20が向
かい合うようになっている(図1の左側参照)。
弧状の洗浄液供給用長穴56が開口して、ステータ40
の円弧状長穴48を介して常時洗浄液が供給されてお
り、ロータ24の回転に伴って、吐出通路28の入口側
開口28aがディストリビュータ52の円弧状長穴56
に接続されると、洗浄液は、ロータ24の吐出通路28
および供給ホース30を介して前記内洗ノズル20に送
られ、倒立している容器18内に噴射されて容器18の
内部の洗浄が行なわれる。
8の入口側開口28aが、ディストリビュータ52の円
弧状長穴56内を移動している間は、ノズル20に洗浄
液が送られ容器18の内部に噴射されて洗浄を行なう。
その後、ロータ24の回転によって吐出通路28の入口
側開口28aがディストリビュータ52の円弧状長穴5
6を通過すると、前記洗浄液を供給する一連の通路が遮
断されて洗浄が終了する。以後、ボトルグリッパ14
は、所定の回転範囲に亘って容器18を倒立状態のまま
保持して搬送し水切りを行なう。その後、ボトルグリッ
パ14は再び反転して容器18を正立状態に戻した後、
出口スターホイール等によってこのロータリ式容器洗浄
装置外に排出する。
開始前等に、固定側部材(ステータ40およびディスト
リビュータ52)と回転側部材(ロータ24)との間の
摺動面の洗浄を行う。この場合には、前記押圧解除手段
72のエアシリンダ78を作動させて、スライドシャフ
ト70を上昇させる。すると、図2の左側に示すよう
に、上昇したスライドシャフト70の頭部70bがプッ
シュロッド84を押し上げ、さらにこのプッシュロッド
84がプッシュプレート60を押し上げる。前記のよう
に、スライドロッド70が下降している時には、プッシ
ュプレート60の大径部60b上に載っているスラスト
プレート64の上面とステータ40の下面との間には僅
かな間隙があるが、スライドロッド70によってプッシ
ュプレート60が上昇されると、このスラストプレート
64がステータ40の下面に当たってステータ40を押
し上げる。
タ40とディストリビュータ52がともに上昇して、デ
ィストリビュータ52の下面とロータ24の上面との間
に間隙が形成される。この状態で、ステータ40の洗浄
液取入口50から洗浄液供給用長穴48に洗浄液を供給
すると、この洗浄液の圧力により、ディストリビュータ
52がステータ40から離れてステータ40の側面に取
り付けられているフック58に係合する。このフック5
8の長さは、ディストリビュータ52がステータ40か
ら離れたときに、ディストリビュータ52がロータ24
に当接する位置まで落下せず、途中で吊り下げた状態に
なるように設定してある。従って、ディストリビュータ
52の上面がステータ40の下面に対して間隙があり、
しかも、ディストリビュータ52の下面がロータ24の
上面に対して間隙がある状態になる。
ータ24との摺動面およびディストリビュータ52とス
テータ40との間の結合面をそれぞれ離隔することがで
きるので、ディストリビュータ52の完全な洗浄が可能
である。しかも、ステータ40、ディストリビュータ5
2およびロータ24を分離する押圧解除手段72の作動
手段であるエアシリンダ78を洗浄室12の外部に設置
したので、このエアシリンダ78によって洗浄室12内
の雰囲気が汚染されるおそれがない。なお、この実施の
形態では、ロータリバルブ22の固定側部材としてステ
ータ40およびディストリビュータ52を連結して使用
しているが、固定側部材を単一の部材により構成するこ
ともできる。この場合には、ディストリビュータ(固定
側部材)とロータ24との摺動面を分離してこの部分だ
けを洗浄すればよい。
ブ22の固定側部材(ステータ40およびディストリビ
ュータ52)を回転部材(ロータ24)に押し付けて圧
接させる押圧手段としてスプリング46を、そして、こ
れらの圧接を解除して分離する押圧解除手段72の作動
手段としてエアシリンダ78を用いたが、これら押圧手
段と押圧解除手段として、前記公報に記載された従来の
ロータリ式容器洗浄装置のように単一のエアシリンダを
兼用することもできる。
スライドシャフト70とステータ40とを連結する手段
は、前記プッシュプレート60とプッシュロッド74に
限るものではなく、その他の構成とすることもできる。
また、ロータリバルブ22の固定側部材40,52と回
転部材24を、前記実施の形態と上下を逆にして配置す
ることもできる。
式容器洗浄装置では、ロータリバルブを構成する固定側
部材と回転部材との圧接を解除する押圧解除手段とし
て、昇降シャフトとこの昇降シャフトを昇降させる作動
手段とを設け、特に、その作動手段を容器の洗浄が行わ
れる洗浄室の外部に設置したことにより、この作動手段
から発生する汚染により洗浄室内の環境が悪化すること
を防止できる。
浄装置の全体の構成を示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
押圧解除手段の要部を示す斜視図である。
0)
Claims (1)
- 【請求項1】 固定側部材とこの固定側部材の摺動面に
対し摺動回転する回転部材からなるロータリバルブと、
このロータリバルブを介して供給される洗浄流体を容器
に噴射して洗浄を行うノズルと、前記回転部材に連結さ
れたメインシャフトと、このメインシャフトを回転させ
る駆動手段と、前記固定側部材と回転部材とを圧接させ
る押圧手段と、前記固定側部材と回転部材とを分離する
押圧解除手段と、前記ロータリバルブおよびノズル等か
らなる容器の洗浄部を収容する洗浄室とを備え、かつ、
前記駆動手段をこの洗浄室の外部に設置したロータリ式
容器洗浄装置において、 前記押圧解除手段が、前記メインシャフト内を貫通して
一端が洗浄室の外部に延びるとともに、他端側が前記固
定側部材と連結可能な昇降シャフトと、この昇降シャフ
トを昇降させる作動手段とを備え、かつ、この作動手段
を前記洗浄室の外部に設置したことを特徴とするロータ
リ式容器洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000053286A JP4325059B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | ロータリ式容器洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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