JP2001245861A - 脈検出装置、及びその製造方法 - Google Patents
脈検出装置、及びその製造方法Info
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Abstract
電素子とを精度良く配置することで、品質のばらつきが
生じにくい脈検出装置、及びその製造方法を提供する。
また、脈検出装置において脈の検出感度を向上させる。 【解決手段】 入力された駆動電圧信号に従って励振し
て超音波を発生し、該超音波を生体内に送信する送信用
圧電素子41と、生体内に送信された超音波が生体の血
流によって反射した反射波を受信して電圧信号に変換す
る受信用圧電素子42と、を送受信基板43の一面43
a上に配置する。また、処理演算部は、送信用圧電素子
41が発生した超音波の周波数と、受信用圧電素子42
が受信した反射波の周波数と、を比較して脈を検出す
る。
Description
た脈検出装置と、その製造方法に関する。
な情報が含まれており、近年、病院等の医療施設におい
て、患者の腕に携帯型脈検出装置を装着させて、この携
帯型脈検出装置から送信された患者の脈検出データを病
院側で受信し、患者の状態を把握するシステムが検討さ
れている。圧電素子は、脈検出装置の小型化・軽量化に
有効であり、上述したシステムに適用することもふま
え、圧電素子を使用した脈検出装置の開発が進められて
いる。
0を図19、図20に示す。図19に示すように、脈検
出装置100は、2つの圧電素子110,120を樹脂
130(またはゲル)の中に埋め込み固定したものであ
る。図20は図19の脈検出装置100の側面図であ
る。圧電素子110、120は一定の距離gだけ離して
固定される。また、皮膚との接触面150から圧電素子
110,120までの厚さtも所定の厚さに制御して固
定される。
方向の両面には、金属性の電極が形成される(図示省
略)。また、圧電素子110の両電極には、駆動電圧印
加用のプローブ(端子、引き出し線等)が接続され、圧
電素子120の上下電極には、電圧信号出力用のプロー
ブ(図示省略)が接続される。
100を使用して、患者の脈を検出している。詳細に
は、圧電素子110の両電極に駆動用の電圧を印加する
と、圧電素子110は励振して超音波を発生し、該超音
波は樹脂130を介して生体内に送信される。生体内に
送信された超音波は、生体の血流によって反射し、この
反射した超音波は、樹脂130を介して圧電素子120
によって受信される。
と、圧電素子120が受信した超音波には、血流のドッ
プラ効果によって周波数変化が生じる。また、血流の速
度は脈と同期して変化するため、この超音波の周波数変
化によって生体の脈が検出される。
利用した脈検出装置において、超音波の受信感度を良く
するために、超音波送信用の圧電素子110と、超音波
受信用の圧電素子120と、を精度良く配置する必要が
ある。2枚の圧電素子110,120の間隔gによって
脈検出感度は大きく異なり、0.5mmから0.1mm
程度が最適である。また、樹脂130の厚さtによって
感度が大きく変化し、例えば9.0MHzで圧電素子1
10,120を駆動する場合、140μm程度が最適で
ある。
は、2つの圧電素子110,120を所定位置に配置し
た後、樹脂130を流し込んで製造していたため、樹脂
を流し込む際にこれら圧電素子の配置位置及び配置角度
がずれる可能性があり、精度良く圧電素子を配置するこ
とが難しいという問題があった。
品質のばらつきが生じる可能性があった。また、樹脂1
30を流し込む構成では、樹脂130の厚さhを所望の
厚さに制御することが困難であり、感度にばらつきが生
じるという問題点があった。
子110,120の厚み方向の2面に電圧を印加する必
要があるため、このような構成では細いワイヤなどを圧
電素子110,120の両面に貼り付けた後、樹脂13
0を流し込まねばならず、圧電素子110,120の配
置が困難、また工程が困難かつ多くなるため、製造が困
難という問題点があった。
子と超音波受信用の圧電素子とを精度良く配置すること
で、品質のばらつきが生じにくい脈検出装置、及びその
製造方法を提供することを目的とする。
用いることで、最良の脈検出感度を有し、再現性良く製
造することが可能な脈検出装置を提供することを目的と
する。
配線を支持基板に設けることで、製造を容易にすること
を目的とする。
向上させることも目的とする。
め、本発明による脈検出装置は、入力された駆動電気的
信号に従って励振して超音波を発生し、該超音波を生体
内に送信する送信用圧電素子(例えば、図4に示す送信
用圧電素子41)と、生体内に送信された超音波が生体
の血流によって反射した反射波を受信して電気的信号に
変換する受信用圧電素子(例えば、図4に示す受信用圧
電素子42)と、 前記送信用圧電素子が発生した超音
波と、前記受信用圧電素子が受信した反射波から脈を検
出する検出部(例えば、図3に示す処理演算部31)
と、 一面上に前記送信用圧電素子と前記受信用圧電素
子の双方を固定載置し、他面で生体に接する送受信基板
(例えば、図4に示す送受信基板43)を備えた構成と
した。
信用圧電素子の双方は、送受信基板上に載置固定される
ため、これら圧電素子を精度良く設計通りに配置するこ
とができる。
は、送受信基板を介して生体内に送信され、また、生体
の血流による反射波も、送受信基板を介して生体から受
信用圧電素子に伝達するので、機能上問題は生じない。
にばらつきが生じにくい脈検出装置を提供することがで
き、また、脈の検出感度を向上させることができる。
を、各圧電素子の音響インピーダンスと、前記生体の音
響インピーダンスと、の間の値とすることとした。
ンスを、各圧電素子の音響インピーダンスと、生体の音
響インピーダンスと、の間の値に設定することによっ
て、送信用圧電素子が発生した超音波を、送受信基板と
生体との界面で反射させずに効率良く生体に送信するこ
とができ、生体の脈による反射波を前記界面で反射させ
ずに感度良く受信用圧電素子で受信することができる。
発生する超音波の波長の略4分の1の厚みを有するガラ
ス基板とすることによって、ガラス基板と生体との界面
において超音波の反射を低減させることができ、生体内
に超音波を効率良く送信することができ、受信用圧電素
子により反射波を感度良く受信することができる。
ば、図8に示す樹脂層49)を備える構成とした。樹脂
層を設けることにより、生体に接する面の特性をその用
途に応じて最適に調整することが可能になる。
ことで、エポキシ系樹脂の音響インピーダンスは、送受
信基板の音響インピーダンスと、生体の音響インピーダ
ンスとの間の値であるため、送受信基板と生体との界面
において超音波の反射を更に低減させることができ、超
音波の伝搬を効率良く行うことができる。
用いることで、送受信基板と生体との密着性が向上す
る。したがって、送受信基板と生体との界面において、
空気の混入が減少するため超音波の振動の減衰が少なく
なり、効率良く超音波を伝搬することができる。また、
シリコン系樹脂は、生体との適合性が良く、生体の皮膚
に密着させても影響が少ない。
9に示す溝部50a)を設け、この溝を挟んで送信用圧
電素子と受信用圧電素子とを配置する構成とした。
した超音波は、送受信基板上の送信用圧電素子と受信用
圧電素子との間の溝で反射、減衰するため、該超音波が
送受信基板内を伝わって受信用圧電素子により直接受信
される可能性が低くなる。このため、ノイズを低減させ
ることができ、脈検出装置の信頼性を向上させることが
できる。
一方の送受信基板(例えば、図10に示す送受信基板5
1)に送信用圧電素子を配置し、他方の送受信基板(例
えば図10に示す送受信基板52)に受信用圧電素子を
配置してもよい。この場合、送信用圧電素子で発生した
超音波は、受信用圧電素子に直接伝わらない。したがっ
て、ノイズを低減させることができ、脈検出装置の信頼
性を向上させることができる。
送受信基板53)の他面をその一面に対して斜めに形成
した。例えば、送受信基板の他面と一面とを平行な面で
はなく、すなわち、テーパ形状にした。これにより、生
体の血流のドップラ効果が大きくなり、送信用圧電素子
で発生する超音波と、受信用圧電素子で受信される反射
波と、の周波数変化が大きくなる。したがって、脈検出
装置における脈の検出強度が向上する。
素子及び受信用圧電素子を支持する支持基板(例えば、
図4に示す支持基板44)を備えることとした。
て、外部からの衝撃に対する脈検出装置の強度が向上し
耐久性が向上する。
によって、超音波を防ぐことができる。
する表示部を備える構成としてもよい。
めのベルト(例えば、図1に示すバンド5)を備える構
成とすることによって、生体が脈検出装置を容易に携帯
することができる。
圧電素子と、送受信基板とが、金属間結合によって接合
されることとした。
た状態で加圧、加熱することによって、金属原子の熱拡
散を相互金属間で発生させて、2つの金属を接合させる
方法である。
ば、送信用圧電素子及び受信用圧電素子と、送受信基板
とは、金属間結合によって接合するため、接着剤を用い
て接合した場合と比較して、接合界面において超音波の
減衰が少なく、効率良く超音波を伝搬させることができ
る。
ン樹脂などの封止剤を設けた。このような構成の脈検出
装置によれば、使用中に汗などが送信用及び受信用圧電
素子に付着することを防ぐことができるため、感度低下
を防ぐことができる。封止剤と送信用圧電素子及び受信
用圧電素子の間に空隙を設けて設置することで、封止剤
を介して送信用圧電素子及び受信用圧電素子に外部から
振動が伝搬しにくくなるため、さらに感度の低下を防ぎ
ながら、汗などの混入を防ぐことができる。
圧電素子及び受信用圧電素子を設置することで、送信用
圧電素子及び受信用圧電素子と送受信基板、支持基板と
の接合面のみでなく、送受信基板と支持基板でも固定さ
れるため、耐久性を向上させることができる。さらに、
溝による送受信基板の残り厚さを最適な厚さとすること
で、送受信基板全体の厚さを変更することなく、効率的
に超音波を送受信させることが可能となる。
に送信用圧電素子及び受信用圧電素子の一面に電気信号
を印加する給電部(送受信基板電極)を設け、支持基板
のうち、圧電素子支持面に送受信基板電極と電気的に接
続する給電部(支持基板電極)を設け、送受信基板電極
と支持基板電極を電気的に接続した構成とすることで、
送信用圧電素子及び受信用圧電素子に電気的信号を印加
する配線を少なくすることができる。
は、送受信基板の一面に配線用の金属膜を、送信用圧電
素子及び受信用圧電素子に電極用の金属膜を、それぞれ
形成した後、前記送受信基板の一面上に、前記送信用圧
電素子及び受信用圧電素子を、前記金属膜が重なるよう
に載置し、前記金属膜間を金属間結合を用いて接合し
て、前記送受信基板上に送信用圧電素子及び受信用圧電
素子を固定するとともにこれらを導通させる工程とし
た。
た駆動電気的信号に応じて生体内に超音波を送信する、
または、超音波が生体の血流によって反射した反射波を
受信する圧電素子が、基板上の一方の表面に設けられる
とともに、その表面の裏側の他面で生体に接する構成と
した。このような構成によれば、圧電素子が基板上に載
置固定されるため、これら圧電素子を精度良く設計通り
に配置することができる。したがって、品質にばらつき
が生じにくく、また、脈の検出感度を向上させることが
できる。
面に設けられた電極によって金属間結合で結合されたこ
ととした。また、基板の音響インピーダンスを圧電素子
の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの
間の値に設定した。また、基板の厚みを圧電素子が発生
する超音波の波長の略4分の1とした。また、他面に樹
脂層を備えることとした。また、基板上に設けられた圧
電素子を支持する支持基板を備え、圧電素子を基板と支
持基板で挟んだ構成とした。詳細は以下の実施例におい
て述べる。
びその製造方法について詳細に説明する。
1の外観について説明する。
外観上の構成を示す側面図であり、図2は、図1に示し
た脈検出装置1を生体2(腕)に装着した状態を示す図
である。
部3、測定部4、バンド5、及び止め金具6によって概
略構成されており、図2に示すように、脈検出装置1は
生体2に装着することにより常時携帯可能である。ここ
で、処理部3及び測定部4はバンド5に取り付けられて
おり、バンド5及び止め金具6によって生体2(図中の
破線部)に装着される。この時、測定部4は、生体2の
橈骨(とうこつ)動脈あるいは尺骨動脈付近(図示省
略)に当接される。また、図示しないが、処理部3と測
定部4は導線により接続されており、この導線を介して
処理部3から駆動用電圧信号が測定部4に入力され、測
定部4で測定された電圧信号が処理部3に入力される。
部3について説明する。図3は、処理部3の内部構成
と、処理部3と測定部4の接続状態を示すブロック図で
ある。図3に示すように、処理部3は、処理演算部3
1、駆動回路32、及び表示部33によって概略構成さ
れている。
(図示省略)に記憶されている処理プログラムを実行す
ることによって、脈の検出に関する各種処理を実行し、
その処理結果を表示部33に表示する。
32から測定部4の送信用圧電素子41(詳細は後述)
に特定の駆動用電圧信号を出力させる。
41から発せられた超音波の周波数と、受信用圧電素子
42で受信され血流のドップラ効果により変化した超音
波の周波数と、を比較して脈を検出する。
従って、特定の駆動用電圧信号を測定部4の送信用圧電
素子41に出力する。
成されており、処理演算部31から入力される脈検出結
果等を表示する。
1の測定部4について説明する。図4は、測定部4の構
成を示す概要図であり、図5は、測定部4の断面構成を
示す図である。
電素子41、受信用圧電素子42、送受信基板43、支
持基板44によって概略構成されている。
電素子42の厚み方向の両面には、それぞれ電極45,
45と電極46,46が形成されている。また、送受信
基板43の一面43aには、電極47a,47bが形成
され、支持基板44の一面44aには、電極48a,4
8bが形成されている。ここで、電極45,46,47
a,47b,48a,48bは、Au,Pt等の金属膜
であり、蒸着等の方法によって形成される。
3の一面43a上に送信用圧電素子41が、電極45と
電極47aが重なるように載置固定され、送受信基板4
3上に受信用圧電素子42が、電極46と電極47bが
重なるように載置固定されている。更に、両圧電素子4
1,42を押さえるために、支持基板44が、送信用圧
電素子41の電極45と電極48aが重なり、受信用圧
電素子42の電極46と電極48bが重なるように載置
固定されている。そして、これらの重なり合った電極
は、互いに導通している。
42に、同一の圧電素子を使用してもよい。また、これ
ら圧電素子41,42の形状については任意であり、送
信用と受信用に形状の異なる圧電素子を使用してもよ
い。
造方法については、後述する。
45,45が処理部3の駆動回路32と導線によって接
続されている。そして、送信用圧電素子41の両電極4
5,45に、駆動回路32から特定の駆動用電圧信号が
印加されると、送信用圧電素子41は、励振して特定周
波数の超音波を発生し、生体内(図6の2参照)に送信
する。
46が処理部3の処理演算部31と導線によって接続さ
れている。受信用圧電素子42は、生体から超音波を受
信すると、この超音波を電圧信号に変換し、処理部3の
処理演算部31に出力する。
送信用圧電素子41及び受信用圧電素子42を配置し、
他面43bは生体に接するガラス基板等である。
圧電素子41,42との間で効率良く超音波を伝搬する
ためには、送受信基板43の音響インピーダンスを、生
体の音響インピーダンスZlと圧電素子の音響インピー
ダンスZcとの間の値にする必要がある。音響インピー
ダンスとは、音波の伝搬のしやすさを示す値であり、そ
の値はヤング率や密度によって変化する。
において、送受信基板43の理想的な音響インピーダン
スZmは、 Zm=(Zc×Zl)1/2 …式(1) によって示すことができる。そして、式(1)に、公知
であるZl=1.5M(N・sec/m3 )、Zc(P
ZTを使用)=30M(N・sec/m3 )を代入する
と、Zm=約6.7M(N・sec/m3 )となる。
受信基板43に、音響インピーダンスが約10M(N・
sec/m3 )であるガラス基板を使用している。
43の厚さも重要な要素である。送受信基板43の厚さ
が不適当な場合には、上述の音響インピーダンスと同様
に、送受信基板43において超音波の反射が起こってし
まい、効率良く超音波が伝搬しない。そこで、送受信基
板43の厚さは、送受信基板43が伝搬する超音波の周
波数で波長の1/4程度にするのが好ましい。具体的に
は、超音波の周波数が9MHz(通常、2.3〜10M
Hzの超音波を使用する)で、送受信基板(ガラス基
板)43における音速が約5000m/sの場合、送受
信基板43の厚さは140μm程度にする。
置1における処理部3及び測定部4の動作について説明
する。
図6に示すように、測定部4が生体2(の橈骨(とうこ
つ)動脈あるいは尺骨動脈付近)に当接される。そし
て、脈の検出時に、図3に示す処理演算部31は、駆動
回路32から送信用圧電素子41の両電極45,45
(図5参照)に特定の駆動用電圧信号を出力させる。
に入力された駆動用電圧信号に基づいて励振し超音波を
発生し、該超音波を送受信基板43を介して生体2(図
6参照)内に送信する。生体2内に送信された超音波は
血流2aにより反射され、測定部4の受信用圧電素子4
2により受信される。受信用圧電素子42は、受信した
超音波を電圧信号に変換して、両電極46,46(図5
参照)から処理演算部31に出力する。
41から送信された超音波の周波数と、受信用圧電素子
42で受信され血流のドップラ効果により変化した超音
波の周波数と、を比較して生体の脈を検出する。そし
て、処理演算部31は、脈の検出結果を表示部33に表
示する。このようにして、脈検出装置1は生体の脈を測
定・表示する。
電素子が形成された脈検出装置の測定部4の製造方法に
ついて説明する。図7(a)は電極の形成工程を示す
図、図7(b)は送受信基板43の一面43a上に圧電
素子41,42を接合する工程を示す図である。
電素子41の厚み方向の両面に電極45をそれぞれ形成
し、受信用圧電素子42の厚み方向の両面に電極46を
それぞれ形成する。また、送受信基板43の一面43a
に2つの電極47a,47bを形成する。ここで、各電
極45,46,47a,47bは、Au,Pt等の金属
膜であり、蒸着等の方法によってそれぞれ形成される。
2にそれぞれ電極を形成するのではなく、予め電極を形
成した圧電素子を分割して、電極付きの圧電素子41,
42を作製することも可能である。
板43の一面43a上に送信用圧電素子41を、送信用
圧電素子41の電極45と送受信基板43の電極47a
が重なり合うように載置し、更に、送受信基板43の一
面43a上に受信用圧電素子42を、受信用圧電素子4
2の電極46と送受信基板43の電極47bが重なり合
うように載置する。
て、上下方向(図7(b)中に矢印で示す)から圧力を
かけて、ヒータ(図示省略)等によって加熱する。
て、電極45と電極47aの間と、電極46と電極47
bの間で、金属原子の熱拡散が起こり、各電極間が接合
される(金属間結合)。よって、各圧電素子41,42
が送受信基板43の一面43a上に接合される。
3上に送信用圧電素子41及び受信用圧電素子42を配
置した。したがって、送信用圧電素子41及び受信用圧
電素子42を送受信基板43上に精度良く配置すること
ができるため、測定部4の品質が安定し、品質のばらつ
きがない脈検出装置1を提供することができ、また、脈
の検出感度を向上させることができる。
込み固定しないため、送信用圧電素子41及び受信用圧
電素子42の両面に容易に電極を形成することができ、
各圧電素子41,42から容易に電極を引き出すことが
できる。
えることによって、脈検出装置1の強度が向上し、脈検
出装置1の耐久性が向上する。また、支持基板44の電
極と各圧電素子41,42の電極の導通が固定と同時に
実現されるため、電極の引き出しが更に容易になる。
によって、超音波の漏れを防ぐことができる。
子41と受信用圧電素子42とを接合する際に金属間結
合を使用したため、接合界面に接着層が形成されず、接
合界面における超音波の振動の減衰を低減させることが
できる。
脈拍を測定・表示するが、脈波も測定できる。
上記実施例の内容に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、
本実施例では、送受信基板43上に送信用圧電素子41
と受信用圧電素子42を金属間結合によって接合させた
が、水素結合によって接合させてもよい。水素結合と
は、イオン源を用いて水をイオン化して水酸化物イオン
OH- を生成し、この水酸化物イオンOH- を送受信基
板43上に照射した後、送受信基板43と各圧電素子4
1,42を圧接して接合させる方法である。また、送受
信基板43上に親水基を形成して、この親水基による水
素結合で、送受信基板と各圧電素子41,42を接合し
てもよい。このように、水素結合により送受信基板43
と、各圧電素子41,42とを接合することによって、
接着剤を用いて接合した場合と比較して、接合界面にお
いて超音波の振動の減衰を低減させることができる。
部4とを離れた構造にするのではなく、1つのモジュー
ルとして構成してもよい。これによって、脈検出装置1
の部品点数が少なくなり製造コストを抑えることができ
る。さらに、処理部3と測定部4の間の配線を簡略化す
ることができる。
測定結果を病院内の管理システムに送信する構成にして
もよく、これにより、脈検出装置1を装着した患者の状
態を常時把握することができる。
例について、図8〜図18を参照して説明する。尚、以
下の説明において、図4に示した測定部4と同一構成部
位については、同一の符号を付しており、ここでは説明
を省略する。
脂層49を設けた測定部4aの構成を示す図である。図
8に示すように、送受信基板43の他面43bに樹脂層
49が形成されている。
たはシリコン系樹脂からなり、これら使用する樹脂の種
類によって、送受信基板43における生体との接触面
(他面43b)の性質が異なる。
用した場合、エポキシ系樹脂の音響インピーダンスは、
送受信基板43の音響インピーダンスと生体の音響イン
ピーダンスとの間の値であるため、生体と送受信基板4
3の界面で起こる超音波の反射を更に低減させることが
できる。したがって、生体と送受信基板43との間で効
率良く超音波を伝搬させることができる。ここで、樹脂
層49の理想的な音響インピーダンスは、前述の式
(1)と同様の式によって算出される。
た場合、シリコン系樹脂は軟質であるため樹脂層49に
よって送受信基板43と生体との密着性が向上する。し
たがって、生体と送受信基板43との間に存在する空気
層を低減させることができ、この空気層による超音波の
振動の減衰を抑えることができる。また、シリコン系樹
脂は、生体との適合性がよく、皮膚に密着させても影響
が少ない。
樹脂の樹脂層を形成し、更にその上にシリコン系樹脂の
樹脂層を形成して2層の樹脂層にしてもよく、これによ
り、超音波の反射、減衰を防ぐことができる。
部50aを挟んで、送信用圧電素子41と受信用圧電素
子42を配置した測定部4bの構成を示す図である。
部50aが形成され、この溝部50aを挟んで送信用圧
電素子41と、受信用圧電素子42とが配置されてい
る。
素子41により発せられた超音波は送受信基板50の溝
部50aによって反射、減衰することとなる。そのた
め、超音波が送受信基板50内を伝わって受信用圧電素
子42によって直接受信される可能性が低くなり、脈測
定のノイズを防止することができる。なお、溝部50a
の形状については任意であり、例えば、溝部50aの断
面形状が逆三角形であってもよい。
2に、送信用圧電素子41と受信用圧電素子42をそれ
ぞれ配置した測定部4cの構成を示す図である。
信基板43(図3)を2つの送受信基板51,52に分
割して、送受信基板51に送信用圧電素子41を配置
し、送受信基板52に受信用圧電素子42を配置した。
子41により発せられた超音波が直接受信用圧電素子4
2に直接伝わることはないため、脈測定のノイズ発生を
防止することができる。
有する測定部4dの構成を示す図である。図11に示す
ように、測定部4dの送受信基板53は、生体と接する
他面53bにテーパ形状を有している。ここで、送受信
基板53のテーパ形状は、生体の血流方向に沿って形成
されている。これにより、送信用圧電素子41から発せ
られた超音波が生体の脈に対して斜め方向に送信される
ため、血流のドップラ効果を得やすく、受信用圧電素子
42による超音波の受信感度が向上する。
受信基板55にそれぞれテーパ形状を有する測定部4e
の構成を示す図である。図12に示すように、測定部4
eは送受信基板43(図3)を2つの送受信基板54,
55に分割され、送受信基板54の一面54a上に送信
用圧電素子41を配置し、送受信基板55の一面55a
上に受信用圧電素子42を配置した。そして、送受信基
板54の他面54b及び送受信基板55の他面55bを
テーパ形状にした。ここで、これらテーパ形状は、生体
の血流方向に沿って形成され、且つ各送受信基板54,
55の内側の厚みより外側の厚みの方が大きくなるよう
に形成される。
られた超音波を生体の血流付近にフォーカスしやすくな
り、生体の血流によって反射された超音波を受信用圧電
素子42によって効率良く受信することができる。
の間に封止剤60を配置した構成を示す図である。ま
た、図14は封止剤60を圧電素子41,42を取り巻
くように配置した図である。皮膚に測定部4を接触させ
て使用すると、汗などが送受信基板43及び支持基板4
4の間に混入する場合がある。圧電素子41,42は電
極47a、b及び48a、bによって圧電素子の厚さ方
向に電位差を生じさせて駆動しているため、汗などが混
入すると、電極47a、b、及び電極48a、bがショ
ートしてしまい、所望の電位を印加することができなく
なる。
設けることで汗などが混入することを防ぐことができ
る。封止剤60の材質としてはシリコンゲルなどが適し
ているが、シリコンゲルは超音波を伝搬しやすいため、
封止剤60と圧電素子41,42が接すると、外部から
の振動ノイズが圧電素子41,42に伝搬してしまう。
そのため、図14のように圧電素子41,42を取り囲
むように配置すると、ノイズを生じることなく、汗など
の混入を防ぐことができる。
止剤60を介して固定することができるため、耐久性を
向上させることができる。
ゲルを使用したが、シリコンゴム、その他ゴムなどを使
用することができる。
溝66に送信用圧電素子41,受信用圧電素子42を配
置した図である。図16は図15の状態の側面図であ
る。送受信基板43と支持基板44が圧電素子41,4
2のみで結合された状態では、外力が生じた場合に、圧
電素子に直接応力が生じてしまう。図15,16のよう
に、送受信基板43に溝66を形成して圧電素子41,
42を溝66に配置することで、送受信基板43と支持
基板44が、圧電素子41,42だけでなく、両基板同
士で固定することができる。そのため、外力が生じた場
合でも、圧電素子41,42に直接応力が生じることが
なくなるため、破損しにくくなる。
電素子41が送信する超音波の約1/4にする場合に
は、9.0MHzでは送受信基板43の厚さは約140
μmとなる。さらに周波数を上げると送受信基板43の
厚さもさらに薄くする必要がある。ガラス基板を使用し
た場合でも、基板の厚みが200μm程度より薄くなる
と、取り扱いが困難になる。図15,16のような構造
の測定部4では、溝66による送受信基板43の残り厚
さHを、送信用圧電素子41が送信する超音波の約1/
4とすることで、送受信基板43全体の厚さを薄くする
ことなく、効率的に超音波を送受信させることができ
る。
の間に配線部62を設けた構成を示す図である。配線部
62はその両面に電極61を持つ構造となっている。本
実施例では、圧電素子41,42の厚さを0.2mm程
度としたため、配線部62も0.2mm程度のフレキシ
ブル基板を用いると、送受信基板43,及び支持基板4
4の隙間に埋め込むことが可能となる。電極61は送受
信基板43に設けた電極47、支持基板44に設けた電
極48と電気的に接続され、圧電素子41,42の厚み
方向の2面に異なる電圧を印加することが可能となり、
配線が少なくなるため、製造が容易になる。
け、送受信基板43に設けた電極47と支持基板44に
設けた電極67とを電気的に接続させた構成を示す図で
ある。
支持基板44上の電極48とに配線を設ける必要があっ
た。しかし、両基板に配線を設けたあと、両基板と圧電
素子41,42を接合することは、製造上の手間がかか
り、さらに配線に応力がかかりやすいため、壊れやすい
構造であった。また、送受信基板43に配線を設ける
と、配線から不要な振動が伝搬して、受信用圧電素子に
よって受信されたり、あるいは送信用圧電素子からの振
動が配線に直接伝搬する可能性があった。
で、支持基板44側のみに配線させれば良くなり、製造
が容易になるばかりか、配線63に余計な力がかかりに
くく、耐久性を向上させることができる。さらに、不要
な振動ノイズが伝搬しにくい構造とすることができる。
的に接続させるため、半田バンプ64を設けた。半田バ
ンプ64の替わりに導電性ゴムなどを使用することも可
能である。
用したり、図15,図16のように溝を設けた構造と組
み合わせることも可能である。
れば、送受信基板上に送信用圧電素子と受信用圧電素子
とを設計通りに精度良く配置することができるため、品
質にばらつきが生じにくい脈検出装置を提供することが
でき、また、脈の検出感度を向上させることができる。
ス、または送受信基板の厚みを制御することによって、
送受信基板と生体との界面における超音波の反射を低減
させることができ、効率良く超音波を伝搬することがで
きるため、脈の検出感度を向上させることができる。
脂層によって、送受信基板における生体との接触面の特
性を、その用途に応じて最適に調整することができる。
を用いることによって、送受信基板と生体との界面にお
いて超音波の反射を更に低減させることができ、超音波
を効率良く伝搬することができる。
系樹脂を用いることによって、送受信基板と生体との密
着性が向上するため、送受信基板と生体との界面におけ
る空気層が減少し、超音波の振動の減衰を抑えることが
できる。
送信用圧電素子と受信用圧電素子が設けられることによ
り、送信用圧電素子で発せられた超音波を受信用圧電素
子が直接受信しないため、ノイズを低減させることがで
き、脈検出装置の信頼性を向上させることができる。
て斜めに形成する。すなわち、送受信基板の他面と一面
とを平行な面ではなく、テーパ形状にしたことによっ
て、血流のドップラ効果が大きくなり、脈の検出感度を
向上させることができる。
電素子及び受信用圧電素子を支持する支持基板を設ける
ことにより、外部からの衝撃に対する強度が向上し、ま
た、超音波を防ぐことができる。
て、生体が脈検出結果を把握することができる。
を備えることによって、脈検出装置を容易に携帯するこ
とができる。
を設けることで、汗などの侵入により感度が低下するこ
とを防ぐことが可能となり、耐久性を向上させることが
できる。
用圧電素子及び受信用圧電素子を配置することで、圧電
素子に応力がかかりにくくなり、耐久性が向上する。
を導通させることで、製造が容易になり、さらに、耐久
性をも向上させることができる。
圧電素子と、送受信基板とを、金属間結合によって接合
する構成により、接合界面において超音波の減衰が少な
く、効率良く超音波を伝搬させることができる。
図である。
態を示す外観図である。
すブロック図である。
図である。
る。
(a)は電極の形成工程を示す図、(b)は送受信基板
の一面上に圧電素子を接合する工程を示す図である。
成を示す図である。
構成を示す図である。
を示す図である。
成を示す図である。
状を有する測定部を示す図である。
構成を示す図である。
構成を示す図である。
子、受信用圧電素子を設けた構成を示す図である。
子、受信用圧電素子を設けた構成を示す図である。
である。
す図である。
図である。
図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 入力された駆動信号に応じて生体内に超
音波を送信する、または、超音波が生体の血流によって
反射した反射波を受信する圧電素子と、 前記圧電素子が一方の表面に設けられた基板と、を備え
るとともに、 前記基板が、前記表面の裏側の他面で生体と接すること
を特徴とする脈検出装置。 - 【請求項2】 駆動電気的信号に従って励振して超音波
を発生し、該超音波を生体内に送信する送信用圧電素子
と、 生体内に送信された超音波が生体の血流によって反射し
た反射波を受信して電気的信号に変換する受信用圧電素
子と、 前記送信用圧電素子が発生した超音波と、前記受信用圧
電素子が受信した反射波とから脈を検出する検出部と、 前記送信用圧電素子と前記受信用圧電素子が一面上に設
けられるとともに、他面で生体に接する送受信基板と、
を備えることを特徴とする脈検出装置。 - 【請求項3】 前記送受信基板の音響インピーダンス
が、各圧電素子の音響インピーダンスと前記生体の音響
インピーダンスとの間の値であることを特徴とする請求
項2に記載の脈検出装置。 - 【請求項4】 前記送受信基板は、前記送信用圧電素子
が発生する超音波の波長の略4分の1の厚みを有するガ
ラス基板であることを特徴とする請求項2または3に記
載の脈検出装置。 - 【請求項5】 前記送受信基板は、他面に樹脂層を備え
ることを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載
の脈検出装置。 - 【請求項6】 前記樹脂層がエポキシ系樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項5に記載の脈検出装置。 - 【請求項7】 前記樹脂層がシリコン系樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項5に記載の脈検出装置。 - 【請求項8】 前記送受信基板の一部に溝が設けられる
とともに、前記送信用圧電素子と前記受信用圧電素子が
この溝を挟んで前記送受信基板に配置されたことを特徴
とする請求項2から7の何れか一項に記載の脈検出装
置。 - 【請求項9】 前記送受信基板は2つの基板を備え、一
方の送受信基板に送信用圧電素子を配置し、他方の送受
信基板に受信用圧電素子を配置したことを特徴とする請
求項2から7の何れか一項に記載の脈検出装置。 - 【請求項10】 前記送受信基板は、その一面に対して
他面が斜めに形成されことを特徴とする請求項2に記載
の脈検出装置。 - 【請求項11】 送受信基板上に位置する送信用圧電素
子及び受信用圧電素子を支持する支持基板を備えること
を特徴とする請求項2に記載の脈検出装置。 - 【請求項12】 前記送受信基板と、支持基板との間
に、シリコン樹脂などの封止剤を設けたことを特徴とす
る請求項11記載の脈検出装置。 - 【請求項13】 前記圧電素子を取り囲み、かつ前記圧
電素子とは接しないように前記封止剤を設けたことを特
徴とする請求項12記載の脈検出装置。 - 【請求項14】 前記送受信基板に溝を設け、該溝に前
記圧電素子を設置したことを特徴とする請求項1から1
3に記載の脈検出装置。 - 【請求項15】 前記溝による前記送受信基板の残り厚
さが、前記送信用圧電素子が発生する超音波の波長の略
4分の1となるように溝を設けたことを特徴とする請求
項14に記載の脈検出装置。 - 【請求項16】 前記送受信基板のうち、前記圧電素子
を設置する面に前記圧電素子の一面に電気信号を印加す
る給電部を設け、前記支持基板のうち、前記圧電素子を
支持する面に前記送受信基板電極と電気的に接続する給
電部を設けたことを特徴とする請求項11記載の脈検出
装置。 - 【請求項17】 前記送信用圧電素子または前記受信用
圧電素子は、前記送受信基板に金属間結合によって接合
されたことを特徴とする請求項2記載の脈検出装置。 - 【請求項18】 送受信基板に配線用の金属膜を、送信
用圧電素子及び受信用圧電素子に電極用の金属膜を、そ
れぞれ形成する工程と、 前記送信用圧電素子及び受信用圧電素子を、前記金属膜
が重なるように前記送受信基板上に載置し、前記金属膜
間を金属間結合を用いて接合することにより、前記送受
信基板上に送信用圧電素子及び受信用圧電素子を固定す
るとともにこれらを導通させる工程と、を備えることを
特徴とする脈検出装置の製造方法。
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