JPH11132928A - 触覚センサプローブ - Google Patents

触覚センサプローブ

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JPH11132928A
JPH11132928A JP29553197A JP29553197A JPH11132928A JP H11132928 A JPH11132928 A JP H11132928A JP 29553197 A JP29553197 A JP 29553197A JP 29553197 A JP29553197 A JP 29553197A JP H11132928 A JPH11132928 A JP H11132928A
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JP
Japan
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tactile sensor
liquid
electrode
piezoelectric element
piezoelectric
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JP29553197A
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Hideo Adachi
日出夫 安達
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、接触圧の影響を受けない手段に関す
る構造が単純で、その為の制御が簡単な触覚センサプロ
ーブを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、測定対象物の硬
さを測定する触覚センサを有する触覚センサプローブに
おいて、前記触覚センサに接合された弾性部材と、前記
弾性部材に接して設けられた圧電素子とを有し、前記圧
電素子によって前記触覚センサに加わる圧力を検出する
とともに、前記圧電素子によって前記触覚センサに加わ
る圧力を打ち消す方向に前記触覚センサに加わる力と同
一の大きさの力を発生させることを特徴とする触覚セン
サプローブが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に接触して
被検体の硬さを検出する触覚センサプローブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】医療分野、特にマルチメディア時代に於
ける医療では同一の患者のカルテを複数の医師が共有閲
覧し、この情報を基に異なる医師が治療を進めると言う
こと、即ち、カルテの共有化が極く普通に行われるよう
になることが予想される。
【0003】このカルテの共有化に於いて、医師による
触診を代行する機能を有する触覚センサは、触診結果を
定量的に表現することができる医療装置として重要にな
ってくる。
【0004】また、マイクロ化してカテテールの先端に
配置させ、脳血管等の体腔内に挿入させ脳血管疾患等の
診断に用いるマイクロ触覚の研究も進められている。し
かし、被検体に触覚センサを接触するときに発生する接
触圧による信号が対象物の硬さ信号に重畳する為、セン
サ出力が被検体の硬さを忠実に表すことができず、必ず
しも信頼性のある医療装置とは言えなかった。
【0005】その具体的な解決手段が特開平5−340
859号公報に開示されている。これは従来例として図
14に示す様に、接触被検体200の硬度に応じた周波
数変動を検知し、当該周波数変動量により硬度を検出す
る硬度検出器であり、被検体200に接触させる振動子
201と、当該振動子201の振動駆動系202と、当
該振動子201と接触被検体200との間の接触圧を検
知する圧力センサ203と、前記振動子201を前記被
検体200に押しつける進退移動機構204と、圧力セ
ンサ203と接続すると共に当該進退移動機構204を
動作するサーボモータ205とを備えて、サーボモータ
205が振動子201を被検体200に一定圧力、速度
で接触するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術に記載し
たように、被検体に触覚センサを接触するときに発生す
る接触圧の影響を受けずに高い信頼性で被検体の硬さを
検出する技術として圧力センサとアクチュエータによっ
て接触圧が一定になるように制御する方法(特開平5−
340859号公報)が提案されているが、圧力センサ
とアクチュエータが個々に必要で、サーボモータの回転
動作を直進動作に変換する進退移動機構が更に余分に必
要で、そのため構造が極めて複雑で小型化を図ることが
難しい。
【0007】また、上記の先行技術では、制御系が複雑
であると共に、被検体に接触圧がかかる速度の制御が必
要である。更に、この先行技術では、図14に示した様
に、触覚センサプローブの中心軸即ち、圧力検出軸また
は加圧軸方向に硬さ検出や接触圧の制御を行うことがで
きるものの、触覚センサプローブの中心軸に垂直な方向
(側面方向)に硬さ検出や接触圧の制御を行うことがで
きる触覚センサは提案されていなかった。
【0008】前述したように、マイクロ化してカテテー
ルの先端に配置させ、脳血管等の体腔内に挿入させ脳血
管疾患等の診断、例えば血管壁の硬さの診断に用いるマ
イクロ触覚センサの応用では直面型(プローブの正面に
接触する対象物の硬さを検出するタイプ)より側面型
(プローブの側面に接触する対象物の硬さを検出するタ
イプ)の方が重要であり、側面型で、側面方向の接触圧
の影響を受けずに対象物の硬さを検出できる触覚センサ
が必要とされている。
【0009】本発明は以上の様な点に鑑みてなされたも
ので、接触圧の影響を受けない手段に関する構造が単純
で、その為の制御が簡単な触覚センサプローブを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、下記のような手段による触覚セン
サプローブが提供される。 (手段1)測定対象物の硬さを測定する触覚センサを有
する触覚センサプローブにおいて、前記触覚センサに接
合された弾性部材と、前記弾性部材に接して設けられた
圧電素子とを有し、前記圧電素子によって前記触覚セン
サに加わる圧力を検出するとともに、前記圧電素子によ
って前記触覚センサに加わる圧力を打ち消す方向に前記
触覚センサに加わる力と同一の大きさの力を発生させる
ことを特徴とする触覚プローブセンサ。 (対応する発明の実施の形態)第1、第2の実施の形態
が該当する。
【0011】即ち、測定対象物の硬さを検出する為の触
覚センサとは、図1に示した触覚センサ2、図3の
(a)、図5の(c)に示したエネルギ閉じ込め電極2
8、45と直下の圧電セラミクス26又は圧電素子板4
7からなる圧電振動子、図4に示した触覚センサ51、
図5の(a)に示した触覚センサ38が該当し、広義に
は受圧部34、39を含めた構造を言い、触覚センサプ
ローブとはこの触覚センサの機能を効果的に作用させる
為の付随的な要素をも一体的に構成した複合構造体を指
している。
【0012】触覚センサは、実施の形態では、何れも厚
み縦振動子を用いるので、触覚センサ下部の屈曲性弾性
体部には、触覚センサを構成する圧電振動子が高いQm
有すると共に、不要振動が乗らない様にするための貫通
孔33、331が設けられて触覚センサを構成してい
る。
【0013】しかし、本発明の触覚センサプローブに用
いる触覚センサを構成する圧電振動子は、必ずしも厚み
縦振動子に限定する必要はない。触覚センサに接合され
た弾性体とは、具体的には屈曲性弾性体1、27、43
を言い、前述の通り一部に貫通孔33、331が設けら
れている。
【0014】例えば、厚み滑り振動子を用いることによ
り、前述の貫通孔を設けない構成としても良い。前記圧
電素子によって前記触覚センサに加わる圧力を打ち消す
方向に前記触覚センサに加わる力と同一の大きさの力を
発生させる手段は、具体的には一体的に構成された圧力
センサ、アクチュエータ及び制御手段を言っている。
【0015】(手段1の作用効果)触覚センサに対象物
を接触して対象物の硬さを検出するときに時間的に緩や
かに変化する接触圧が加わると、その接触圧によって屈
曲性弾性体は屈曲し△xの変位を発生する。
【0016】これと同時に、圧力センサの電極6、2
4、46a、46b、53には、圧電歪みに対応した電
荷が発生する。一方、接触圧が無い時に丁度△xの変
位、即ち接触圧に等しい発生力を起こす様な駆動電圧で
アクチュエータを制御させると、実質的に触覚センサが
接触圧を受けていない状態を実現することができる。
【0017】以上の構成により、接触圧の影響を受けな
いで安定した触覚センシングが可能となる触覚センサを
実現することができる。 (手段2)前記圧電素子により前記触覚センサに加わる
圧力を検出する動作と、前記圧電素子によって前記触覚
センサに加わる圧力を打ち消す方向に前記触覚センサに
加わる力と同一の大きさの力を発生させる動作とを時分
割的に駆動する制御手段を有することを特徴とする(手
段1)に記載の触覚センサプローブ。
【0018】尚、時分割的に機能するように制御させる
制御手段とは,具体的には図2の(b)に示したセレク
タ22と、スイッチ20とのセット構造124を言って
いる。
【0019】(対応する発明の実施の形態)第1、第2
の実施の形態が該当する。 (手段2の作用効果)時分割制御手段によって、アクチ
ュエータを駆動することにより、接触圧に関係ない電圧
を圧力センサが出力し、不安定な動作となることを防ぐ
ことが可能となる。
【0020】以上の構成により、接触圧の影響を受けな
いで安定した触覚センシングが可能となる触覚センサを
実現することができる。 (手段3)前記圧電素子は、前記弾性体と接合する第1
の面のほぼ全面に一体に設けられた電極と、第2の面に
設けられた分割された電極と有することを特徴とする
(手段1)に記載の触覚センサプローブ。
【0021】(対応する発明の実施の形態)第1、第2
の実施の形態が該当する。ここで、分割電極構造とは具
体的には図1の(a)に示した圧電ユニモルフ型屈曲変
位圧力センサ兼アクチュエータ3、図1の(b)、
(c)に示した圧力センサ用電極6とアクチュエータ用
電極7、図4に示した圧力センサ用電極53とアクチュ
エータ用電極54、図5の(c)に示した圧力センサ用
電極46a、46bとアクチュエータ用電極7が該当す
る。
【0022】尚、いずれの図に於いても、弾性体に接合
される面側の全面電極は図示していない。圧電ユニモル
フとは、これらの電極と、その直下の圧電素子板と、更
にその下面に接合された屈曲性弾性板からなる複合構造
体を指している。
【0023】(手段3の作用効果)センサ出力とアクチ
ュエータ入力の両電圧極性は異符号なので、電極を分割
することによって互いの信号が相殺し合わずに制御する
ことができる。
【0024】以上の構成により、接触圧の影響を受けな
いで安定した触覚センシングが可能となる触覚センサを
実現することができる。また、この構造によれば、小型
化の可能性が大きく、制御が簡単で、かつ、側面型の触
覚センサプローブを提供することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。 (第1の実施の形態)始めに、図1乃至図3を用いて本
発明による触覚センサプローブの第1の実施の形態につ
いて説明する。
【0026】図1の(a)、(b)、(c)はこの発明
の第1の実施の形態の原理説明図、図2の(a)、
(b)は同じく制御方法を、図3(a)、(b)、
(c)、(d)は同じく実際の構造図をそれぞれ示して
いる。
【0027】先ず、図1の(a)、(b)、(c)を用
いてこの発明の第1の実施の形態の動作原理について説
明する。この実施の形態では、一端を保持台4に固定さ
れた燐青銅等の金属製、ジルコニア、アルミナ等のセラ
ミクス製、あるいはシリコンや水晶等の単結晶からなる
薄細板状屈曲性弾性体1にPZTセラミクス等の圧電薄
板に電極を両面に形成し、板厚方向に分極処理された圧
電素子板5が接合された構造になっている。
【0028】この圧電素子板5と前記薄細板状屈曲性弾
性体1の一部とで圧電ユニモルフを構成し、これが電極
を分割することにより圧力センサ兼アクチュエータ3と
なっている。
【0029】また、この薄細板状屈曲性弾性体1の端部
には圧電振動子からなる触覚センサ2が配設されて、触
覚センサプローブの基本構造を構成している。この様な
構造の触覚センサプローブの先端に配設した触覚センサ
に、図1の(b)に示した様に応力F(9)が加わると
変位△xが発生し、前記圧電ユニモルフ型屈曲変位圧力
センサ兼アクチュエータ3の圧力センサ検出用電極6に
電荷10が発生する。
【0030】圧電素子板5が図1の(b)で上に向かっ
て分極されているとすると、図1の(b)に示した様な
下方への力F(9)が加わり屈曲変位8を起こすことに
より、負の発生電荷10を生じる。
【0031】この時、力F(9)と変位△x(8)との
間にはF=Kbend ・△x (但し、Kbend は屈曲弾性
率)が成り立つ。この状態で触覚センサ2には圧力F
(9)が加わり、その反対方向に反作用力ーFが働いて
いて変位△x(8)の位置にとどまっている。
【0032】一方、この様な応力F(9)を与えること
を考えずに、アクチュエータ用電極7に、丁度△x(8
´)の変位を発生するアクチュエータ駆動電圧+V(1
1)を印加すると、図1の(c)に示した様な屈曲変位
△x(8´)を示す。
【0033】従って、図1の(b)に示した様に力F
(9)が加わり変位△x(8)の変位を発生している
時、図1の(c)に示す様に△xの変位(8´)を発生
する様にアクチュエータ駆動電圧+V(11)を印加す
ると、屈曲性弾性体の先端に配設した触覚センサは実質
的に力を受けていない状態を実現することができること
になる。
【0034】この時の制御の様子を図2の(a)に示
す。屈曲性弾性体1の先端に配設した触覚センサ2に外
部力F(9)が加わり圧電ユニモルフ型屈曲変位圧力セ
ンサ12にも屈曲歪みが発生すると、圧力センサ用電極
にセンサ出力信号201を生じる。
【0035】このセンサ出力信号201を制御回路14
に入力し、ここでアクチュエータ駆動信号202に変換
し、力が全く加わっていない時に屈曲性弾性体1の先端
に配設した触覚センサ2が丁度△xの変位16を発生す
るのに相当する電圧をアクチュエータ用電極7と下部電
極17間に印加する。
【0036】制御回路14は、図2の(b)に示した様
にプリアンプ18、スイッチ20、比較器23、セレク
タ22、高圧発生器19からなっている。外部応力によ
ってセンサ出力電極6に発生した電荷10は、プリアン
プ18によってインピーダンス変換され、スイッチ20
がオンの状態で比較器23に入力される。
【0037】この入力値が一定値を越えると、比較器2
3はその差異に対応した電圧を出力する。この出力電圧
によって、セレクタ22はスイッチ20から高圧発生器
19を選択するようになり、スイッチ20がオフ状態に
なる。
【0038】比較器23の出力電圧はセレクタ22を経
て、高圧発生器19に入力され、駆動変位△x(16)
を発生する様なアクチュエータ駆動電圧+Vに変換し、
アクチュエータ用電極に入力される。
【0039】尚、スイッチ20がオフ状態になると、比
較器23からの出力がなくなるので、セレクタ22は再
びスイッチ20を選択し、スイッチ20がオン状態に戻
る。この時、更に外部力Fが増加しつつあると、再度同
じ制御が繰り返され、屈曲性弾性体1の先端に配設した
触覚センサ2が実質的に力を受けていない状態に至るこ
とになる。
【0040】この様に、圧力検出のタイミングとアクチ
ュエータ動作のタイミングとは完全に時分割しているの
で、アクチュエータ動作が圧力検出にフイードバックさ
れることにより、動作が不安定になることは無い。
【0041】次に、本第1の実施の形態による触覚セン
サプローブの実際の構造について図3の(a)乃至
(d)を用いて説明する。図3の(a)は、管状構造体
37に内装する接触圧フリー状態を実現する構造体の上
面図、図3の(b)、(c)はその内部構造の側面図を
それぞれ示している。
【0042】また、図3の(d)は触覚センサプローブ
の全体図である。片面に圧力検出電極24、アクチュエ
ータ駆動電圧印加電極25、エネルギ閉じ込め電極28
を有し、他の面が圧力検出電極24、アクチュエータ駆
動電圧印加電極25に対向するように共通に配置し、エ
ネルギ閉じ込め電極28に対向する様に同形状の裏面エ
ネルギ閉じ込め電極(図示せず)を配し、板厚方向に分
極処理した圧電セラミクス26を燐青銅等の金属製、ジ
ルコニア、アルミナ等のセラミクス製、あるいはシリコ
ンや水晶等の単結晶からなる薄細板状屈曲性弾性体27
に接着等の手段で接着し、これを保持台35に対して保
持した構造になっている。
【0043】薄細板状屈曲性弾性体27の圧電素子のエ
ネルギ閉じ込め電極28が配置する位置には貫通孔33
が設けられ、高効率で不要振動の無い厚み縦振動を励振
することができる。
【0044】また、圧力検出電極24、アクチュエータ
駆動電圧印加電極25には圧力検出端子30、アクチュ
エータ駆動電圧印加端子31を接続し、薄細板状屈曲性
弾性体27に設けた圧電素子裏面電極接続電極パッドに
は接地端子29を接続し、それぞれの端子は制御部へ導
かれている。
【0045】また、エネルギ閉じ込め電極28と裏面エ
ネルギ閉じ込め電極(図示せず)には屈曲性弾性体に形
成された配線(図示せず)が接続され、保持台35側で
触覚センサを制御することができる様になっている。
【0046】以上の構造体のエネルギ閉じ込め電極28
には、図3の(c)に示した様に、受圧部34が形成さ
れ、保持台35に変形しない管状構造体37に内装され
触覚センサプローブが構成される。
【0047】次に、この発明の第1の実施の形態による
センサプローブの作用について説明する。エネルギ閉じ
込め電極28とその部分の圧電セラミクスからなる厚み
縦振動子は背面に屈曲性弾性体27に設けられた貫通孔
33の存在により不要振動がなく高い先鋭度を持った圧
電振動子を構成し、受圧部34とで触覚センサとなって
いる。
【0048】この受圧部に外部応力F(9)が加わる
と、これを屈曲弾性率Kbendで除算した△xの変位8が
生じる。この変位は屈曲性弾性体27の圧力検出電極2
4近傍にも屈曲歪みを生じさせる。
【0049】この屈曲歪みによって圧力検出電極24上
に電荷が発生する。この電荷はプリアンプ18によって
電圧信号に変換され、比較器23で比較電圧との差異の
大きさに応じた出力を発生し、セレクタ22を経て高圧
発生器19に入力され、その出力として応力がないとき
に駆動変位△xを発生させるのに等しい電圧を発生さ
せ、その電圧がアクチュエータ駆動電圧印加電極25に
印加され、受圧部34に加わる応力が実質的にゼロにな
る。
【0050】尚、屈曲歪みによって圧力検出電極24上
に発生する電荷とアクチュエータ駆動電圧印加電極25
に印加する電圧の関係は極性が反対で、圧力検出電極2
4上に発生する電荷をプリアンプ18によってインピー
ダンス変換して得られる電圧を増幅した電圧がアクチュ
エータ駆動電圧印加電極25に印加する電圧に等しくな
っている。
【0051】以上の本実施の形態に関わる触覚センサプ
ローブの構造は被検体の硬さを接触圧の影響を受けずに
行えるだけでなく、構造が極めて簡単で小型化の可能性
が大きく、また側方視の構造になっていて体腔壁の硬さ
検出に適した構造を実現することができる。
【0052】なお、この発明の実施の形態の各構成は、
当然、各種の変形、変更が可能である。例えば、圧力検
出電極24の位置は必ずしも図3の(a)に示した様な
位置ではなく、他の部位でも良い。
【0053】また、アクチュエータ駆動周波数と触覚セ
ンサの制御周波数は大幅に差があるので、アクチュエー
タ駆動電圧印加電極25とエネルギ閉じ込め電極は導通
させて同一配線で制御することも可能である。
【0054】この場合の制御信号は触覚センサの制御信
号である高周波信号にアクチュエータ制御信号である数
KHz以下の信号が重畳したものとなる。更に、同一の
圧電セラミクス上に圧力センサ電極、アクチュエータ駆
動電圧印加電極、エネルギ閉じ込め電極の全てをモノリ
シックに形成するのではなく、図4に示す様に、圧力セ
ンサ電極53とアクチュエータ用電極54を共通の圧電
素子板58に形成し、触覚センサ51は異なる圧電素子
板に分離して形成した構造でも良い。
【0055】この構造は、圧力センサ電極53とアクチ
ュエータ用電極54とが屈曲性弾性体52の長手方向の
同位置にあり、制御が正確になったり、圧電素子板の寸
法を小さくすることができ、屈曲性弾性体52への接着
接合が容易になると言う製造工程上の利点がある構造で
ある。
【0056】(第2の実施の形態)次に、本発明の触覚
センサプローブに関する第2の実施の形態を図5の
(a)乃至(d)及び図6の(a)、(b)を用いて説
明する。
【0057】図5の(c)は、管状構造体48に内装す
る接触圧フリー状態を実現する構造体の上面図、図5の
(a)、(b)はその側面図をそれぞれ示している。ま
た、図5の(d)は、触覚センサプローブの全体図であ
る。
【0058】この第2の実施の形態が上述した第1の実
施の形態と異なる点は、屈曲性弾性体43が両端で保持
台4a、4bによって保持され、触覚センサ38の位置
が屈曲性弾性体43の中央付近に配置されていると言う
ことである。
【0059】圧電ユニモルフ型屈曲変位圧力センサ兼ア
クチュエータの構造は、図5の(c)に示す様に、中央
部にエネルギ閉じ込め電極45、それを囲む様にアクチ
ュエータ用電極7と、アクチュエータ端子46、及び該
アクチュエータ用電極7に取り囲まれるように一対の圧
力センサ検出用電極46a、46bを配し、板厚方向に
分極した圧電素子板47を屈曲性弾性体43の中央部付
近に接着等の手段で接合したユニモルフ構造となってい
る。
【0060】一対の圧力センサ検出用電極46a、46
bはジャンパ線44によって同電位とされ、検出信号は
圧力センサ検出端子46cを経てプリアンプ18に導か
れて信号制御される。
【0061】この実施の形態の制御の方法は、第1の実
施の形態と同じなので省略する。図5の(d)は管状構
造体48に内装した触覚センサプローブであり、図6の
(a)は第1の実施の形態の触覚センサプローブと第2
の実施の形態の触覚センサプローブとを接続した触覚セ
ンサプローブである。
【0062】マイクロカテテールの先端や途中の位置に
触覚センサを複数配置して体腔壁の複数の位置の硬さを
接触圧の影響を受けずに検出することができる。また、
図6の(b)に示す様に、保持台を湾曲性の構造体と
し、湾曲制御システムを搭載して、複雑に曲がりくねっ
た管腔壁にも対応することができる。
【0063】(第3の実施の形態)図7の(a)乃至
(f)を用いて第3の実施の形態について説明する。図
7の(a)は第3の実施の形態に関する触覚センサプロ
ーブ製造工程の途中の工程の状態の断面図を示してい
る。
【0064】シリコン単結晶の一部に異方性エッチング
で液体保持容器61の側壁面とそれに連なる液体流路6
0を形成した構造体59に、前記液体保持容器61の底
部の形状寸法に合致した形状寸法の、くり貫き部を有し
構造体59の形状寸法と同じ面形状、寸法を有するガラ
ス等の弾性体からなる流路カバー板62を電界接合等の
手段で接合し、閉じた液体流路60を形成し、更にガラ
スビーズ状ジョイント63を液体流路60に電界接合等
の手段で接合している。
【0065】尚、該液体流路60は流路の一部に、その
溝幅を広げた領域を有し、弁(図示していない)が設け
られると共に、図7の(e)に示す様な液体輸送ポンプ
部74を有している。
【0066】次に、図7の(b)に示す様な、厚み縦振
動励起用電極64a、屈曲振動励起用電極66、及び両
者を連結する連結部配線電極65aを圧電セラミクス6
7の片面に形成し、他面は厚み縦振動励起用電極64b
´と屈曲振動励起用電極66b´が分離して形成され、
厚み方向に分極したモノリシック圧電振動子68を前記
図7の(a)に示した構造体に、厚み縦振動励起用電極
64aが構造体59に形成した液体保持容器の底面開口
部、即ち、前記くり貫き部に、また屈曲振動励起用電極
66aが構造体59に形成した液体輸送ポンプ部74に
位置ずれなく重なる様に接着等の手段で接合する。
【0067】更に、図7の(d)に示す様な、制御用配
線71、72が、それぞれ厚み縦振動励起用電極64
b、屈曲振動励起用電極66bに接続されそれぞれの配
線を経て、厚み縦振動励起用電極64部の圧電振動子を
パルス駆動方式の触覚センサ73として制御し、屈曲振
動励起用電極66部の圧電振動子は流路カバー板62と
圧電ユニモルフ屈曲振動子を構成し、図7の(e)に示
す液体輸送ポンプ部74用のアクチュエータとして制御
する。
【0068】尚、図7の(d)に示す様に、液体保持容
器61の側壁面と厚み縦振動励起用電極64の表面には
液体のスムーズな流れを実現することができる様に疎水
性コーティング膜69が形成されている。
【0069】また、図示していないが液体流路60にも
スムーズな流れを実現することができる様に、疎水性コ
ーティング膜が形成されている。更に、液体保持容器6
1の被検体に接触する側の開口部周縁部には親水性保護
膜591を形成し、液体保持容器61に保持する水等の
液体が液体輸送ポンプ部74のポンピングで容易に液体
が漏れ流れ出る様に配慮してある。
【0070】この様な構造に於いて、この構造の触覚セ
ンサプローブが被検体に接触していない時は、液体輸送
ポンプ部74のポンピング動作を弱めに制御し、液体保
持容器61から微量ずつ液体が漏れ流れ出る様に制御
し、厚み縦振動励起用電極64部の圧電振動子を繰り返
し周波数数KHzでインパルス電圧を印加し超音波を送
受信する様な制御を行う。
【0071】液体保持容器61に保持した液体の表面が
被検体に接触していない時は、液体保持容器61の深さ
dと液体の音速とで決まる時刻に液体表面で反射した大
きな振幅のエコー信号が観測される。
【0072】しかるに、液体保持容器61に保持した液
体の表面が被検体に接触すると、送信超音波の一部が被
検体に侵入するので、前記エコー信号の振幅は大幅に低
下する。
【0073】この変化を検出した瞬間、液体輸送ポンプ
部74のポンピング動作を強めに制御する様に変更し、
常に液体が被検体と親水性保護膜691の間から均一に
漏れ出る様に制御する。
【0074】この状態で触覚センサを動作し続け、前記
エコー信号の検出時刻以降に観測され、かつ前記エコー
信号の多重反射とは区別されるエコー信号と前記エコー
信号との関係を解析することにより、被検体の硬さ情報
を検出する。
【0075】この検出に於いて、液体保持容器61に保
持した液体は超音波遅延媒体として、また逐次液体が被
検体と親水性保護膜691の間から均一に漏れ出る様に
制御することにより、圧電振動子が直接被検体に接触し
ないので接触圧の影響を受けることがなく、また液体保
持容器61に保持した液体の圧力も大きな変動をするこ
とが無い。
【0076】即ち、この様な構造の触覚センサプローブ
によれば、被検体との接触圧の影響を受けず正確な硬さ
検出を行うことができると共に、構造が簡単で、シリコ
ンプロセスを用いるので小型化、大量生産が可能とな
る。
【0077】図8の(a)は本実施の形態の変形例であ
り、触覚センサ79とポンプ用圧電素子80が流路カバ
ー板78にディスクリートに接合され、配線もそれぞれ
から引き出されている。
【0078】この様な構造は工程的には煩雑になるが、
個々に位置合わせが可能で、触覚センサ79とポンプ用
圧電素子80との間のクロストークを皆無にすることが
できるので、精度の高い検出を行うことができると言う
効果が得られる。
【0079】図8の(b)は、他の変形例で、配線を流
路カバー板に形成したもので、前の変形例の様に配線を
取り付けると言う工数を省略することができ、断線等に
よる信頼性の低下を懸念しないですむと言う効果が得ら
れる。
【0080】更に、図8の(c)は、他の変形例で、触
覚センサ79、触覚センサ79用配線、ポンプ用圧電素
子80を同一の圧電素子板に一体的に形成し、更に構造
の簡略化を図っている。
【0081】(第4の実施の形態)図9を用いて第4の
実施の形態について説明する。この第4の実施の形態に
於いて、シリコン構造体に形成する液体保持容器や液体
流路構造は、上述した他の実施の形態と変わらないので
省略する。
【0082】この第4の実施の形態に於いて、上述した
他の実施の形態と異なるのは触覚センサ104用電極1
02、触覚センサ79用配線107、ポンプ用圧電素子
の電極101の配置が異なる。
【0083】即ち、同一の圧電素子板100の表裏に配
設される触覚センサ104用電極102、102´、ポ
ンプ用圧電素子の電極101、101´はそれぞれ同じ
面に於いて圧電素子板100上で結線され、2本の配線
107、107´だけで制御信号を送受する構造になっ
ている。
【0084】この構造に於いて、触覚センサ104を制
御する信号は10MHz前後の高周波で、ポンプ用圧電
素子の制御信号は高々数KHzであり、同一配線を用い
て、両信号を重畳させて制御しても両信号が互いに悪影
響を及ぼし合うことが無いようになっている。
【0085】この様な構造は、制御端子が少なく、構造
が極めて簡単で高い信頼性で被検体の検出が可能となる
と共に、、シリコンプロセスを用いて大量生産し、極め
て安価な触覚センサプローブの提供が可能となり、使い
捨てタイプの触覚センサプローブの実現も可能となる。
【0086】(第5の実施の形態)図10の(a)乃至
(d)は、第5の実施の形態に関する触覚センサプロー
ブの断面図である。
【0087】この第5の実施の形態に於いて、シリコン
構造体に形成する液体保持容器や液体流路構造は他の実
施の形態と変わらない。また、この第5の実施の形態に
於いて、構造的には前述した第3の実施の形態の変形例
で説明した図8の(a)の構造に近く、異なる点は触覚
センサ112用圧電振動子の形状が平板ではなく曲面を
持っていると言うことである。
【0088】この様な曲面構造にし、超音波ビームが焦
点を結ぶ様にすることによって、液体保持容器111の
開口部の面積は更に小さくすることが可能で、これによ
って、被検体に触覚センサプローブが接していない時、
常にポンプ用圧電素子113を制御し続けなくても、わ
ずかに液体が横溢する状態を保持することができること
になり、液体を常に垂れ流し続けるということが無くな
り、被検体への影響を減ずることが可能となる。
【0089】尚、液体保持手段に収容された液体表面の
中央部に向けて超音波ビームを放射する構造とは、使用
する圧電振動子の構造を超音波ビーム放射側の面を凹面
にした構造で、具体的には図10の(a)に示した触覚
センサ112が該当する。
【0090】この圧電振動子としては、曲面構造の圧電
振動子が用いられている。この実施の形態に用いられる
触覚センサの構造は曲面構造の圧電振動子を用いなくて
も図10の(b)、(c)に示した様に平面圧電振動子
に音響レンズを形成したものでも構わないことは言うま
でもない。
【0091】この場合、音響レンズ材料の音速が、液体
の音速より速い時は凹面、遅いときは凸面形状となる。
この他、アニュラーアレイ電極を付した平面圧電振動子
をダイナミックフォーカスによって収束超音波ビームを
送受することも可能で、この場合の圧電振動子の制御方
法は通常の超音波診断装置に用いられているアニュラー
アレイ圧電振動子の制御方法と同じである。
【0092】(第6の実施の形態)図11は、第6の実
施の形態に関する触覚センサプローブの断面図である。
この第6の実施の形態に於いて、シリコン構造体に形成
する液体保持容器や液体流路構造は他の実施の形態と変
わらない。
【0093】また、この第6の実施の形態に於いて、構
造的には前述した第3の実施の形態の変形例で説明した
図8の(a)の構造に近く、異なる点は液体保持容器の
対象物に接触する側の表面の液体保持手段の開口周縁部
に親水性保護膜119が形成されていると言うことであ
る。
【0094】これによって、液体保持容器120に保持
する水等の液体が液体輸送ポンプ部122のポンピング
で容易に均一に液体が漏れ流れ出る様になり、液体表面
と被検体表面の間に空気層が介在することが無く超音波
ビームが容易に安定して被検体に侵入させることができ
る様になる。
【0095】(第7の実施の形態)図12は、第7の実
施の形態に関する触覚センサプローブの断面図である。
本実施の形態に関する構造は、これまで述べた他の構造
とは異なり、触覚センサの検出方向が構造体591の長
手方向に一致している場合、即ち正面配置の触覚センサ
プローブ構造を示している。
【0096】この構造に於いて、構造体591の端部側
壁部に圧電振動子703の主面が構造体591の長手方
向に向くように配置させ、その方向の超音波を送受信す
ることができる様になっている。
【0097】該構造体591の端部側壁部には液体流路
601の出口が接続され、液体溜め711に留置した液
体702、例えば水をポンプ用圧電素子707のポンプ
作用と逆流防止弁(図示していない)の作用によって液
体が液体保持容器611に送液され絶え間なく満杯状態
が実現される様になっている。
【0098】また、構造体591は4面(図11では2
面のみ表示)に、液体保持容器用側壁板704が接合さ
れた構造をしていて、液体保持容器611を構成する。
この様な構造にすることによって、正面方向の対象物の
硬さを測定時のプローブ接触圧の影響を受けずに検出す
ることができる様になる。
【0099】図13は本実施の形態の変形例である。即
ち、この変形例は、途中からテーパのついた一部に注水
孔を有した内部構造体712と、これに内装着した圧電
振動子708及びダンピング層709、及びこれらを保
持すると同時に液体溜め711を構成する為の液体溜め
枠構造体713、この液体溜め枠構造体713に接合
し、屈曲変位を起こしポンプ作用を起こさせる為のポン
プ用圧電振動子707、及びこれらを内装する外筒体7
06からなっている。
【0100】また、液体溜め711を形成する液体溜め
枠構造体713の一部には、逆流防止弁710と液体輸
送管716内の液体流路717が接続されていて、手元
操作部から適宜液体を供給することができる様になって
いる。
【0101】更に、触覚センサ用圧電振動子708とポ
ンプ用圧電振動子707には、駆動信号を授受する為の
配線714、715が施されることにより、手元操作部
に配置された信号制御部に導かれている。
【0102】この様な構成に於いて、ポンプ用圧電振動
子707を適当な電圧で屈曲動作させることにより、ポ
ンプ用圧電振動子707をポンピングさせて液体を図示
した液体経路114に沿って液体保持容器709に導
く。
【0103】液体保持容器709は図示した様なテーパ
形をした構造で、寸法も小さいので大きな表面張力が働
き容易に液体保持容器709が空になることは無いが、
対象物に接触した瞬間や、急激に姿勢を変えた瞬間に液
体が少しづつこぼれ落ちるので、それを補給する為に送
液することになる。
【0104】この場合、連続的に送液する液体として水
を用いれば生体組織に悪影響及ぼすことは無い。この様
に溢れ出る状態で、液体保持容器709の水面が対象物
に接触すると、触覚センサ用圧電振動子708から送信
された超音波は水面で反射する超音波エネルギとして対
象物表面の音響インピーターンスに応じて変化し、また
同時に深さ方向に存在する音響的不連続物体、例えば腫
瘍からのエコー信号も検出することができるので、生体
組織の表面から深部にかけて硬さ検出を行うことができ
る様になる。
【0105】尚、本実施の形態に於いて、対象物にプロ
ーブ先端が接触した瞬間に、送液量を増加させることに
より、接触圧の影響を受けない検出をさらに安定して行
える様になるので、水面反射エコー振幅が、ある値以下
になった時に、ポンプ用圧電振動子707への供給電圧
を自動的にで大きくする制御装置を手元操作部に配置す
ることが有効になる。
【0106】なお、上述した第1乃至第7の実施の形態
及びそれらの幾つかの変形例で示した本明細書には、特
許請求の範囲及び解決手段の項に記載した発明を含み、
以下のような発明が含まれている。
【0107】尚、発明(1)乃至(3)の対応する発明
の実施の形態及び作用効果については、解決手段の項に
記載した手段(1)乃至(3)のそれらを参照するもの
とする。
【0108】(1)測定対象物の硬さを測定する触覚セ
ンサを有する触覚センサプローブにおいて、前記触覚セ
ンサに接合された弾性部材と、前記弾性部材に接して設
けられた圧電素子とを有し、前記圧電素子によって前記
触覚センサに加わる圧力を検出するとともに、前記圧電
素子によって前記触覚センサに加わる圧力を打ち消す方
向に前記触覚センサに加わる力と同一の大きさの力を発
生させることを特徴とする触覚プローブセンサ。
【0109】(2)前記圧電素子により前記触覚センサ
に加わる圧力を検出する動作と、前記圧電素子によって
前記触覚センサに加わる圧力を打ち消す方向に前記触覚
センサに加わる力と同一の大きさの力を発生させる動作
とを時分割的に駆動する制御手段を有することを特徴と
する(1)に記載の触覚センサプローブ。
【0110】(3)前記圧電素子は、前記弾性体と接合
する第1の面のほぼ全面に一体に設けられた電極と、第
2の面に設けられた分割された電極と有することを特徴
とする(1)に記載の触覚センサプローブ。
【0111】(4)前記圧電素子を時分割的に駆動する
制御手段は、前記圧電素子の第2の面に設けられた前記
分割電極に発生する電荷を検出する動作と、この検出さ
れた電荷に比例した電圧を圧電素子に印加する動作を時
間分割的におこなうことを特徴とする(3)に記載の触
覚センサープローブ。 (対応する発明の実施の形態)第1、第2の実施の形態
が該当する。 (作用効果)時分割制御手段によって、圧力センサとア
クチュエータを時間的に重ならないように駆動すること
により、センサ動作とアクチュエータ動作が作用しあう
ことが無く、接触圧の影響を受けないで安定した触覚セ
ンシングが可能となる触覚センサを実現することができ
る。
【0112】(5)前記触覚センサと前記圧電素子が同
一の圧電素子基板上に一体に形成されていることを特徴
とする(1)に記載の触覚センサプローブ。 (対応する発明の実施の形態)第1、第2の実施の形態
が該当する。 (作用効果)触覚センサと前記センサ機能とアクチュエ
ータ機能を兼ねた圧電素子とが同一の圧電素子板上にモ
ノリシックに形成されているので、組立工程が少なく信
頼性が高く低コストで製造することができ、小型化が容
易である。
【0113】(6)測定対象物に対向する面に開口部を
有する液体保持室と、液体保持室内面に設けられた圧電
素子と、液体保持室に液体を供給する供給流路を有する
ことを特徴とする触覚センサプローブ。(対応する発明
の実施の形態)第3乃至第6の実施の形態が該当する。
【0114】尚、ここで言う触覚センサ79、73、8
7、104、112、123は、具体的には、図7の
(d)に示す厚み縦振動励起用電極64a、64bと、
それに挟まれた圧電セラミクス67の領域を指し、超音
波発生方法が自励発振ではなく他励発振方式による触覚
センサである。
【0115】また、液体保持手段は底面が前記触覚セン
サ、側壁が、例えば、シリコン単結晶からなる構造体5
9、他の一面が開口している液体保持容器61、76、
111、120を指している。
【0116】また、液体を送液する手段は具体的には液
体流路60を指している。 (作用効果)液体保持手段に液体を送液する流路を経
て、液体が常に少しづつ溢れ出る状態で満たされている
状態になっている。
【0117】この液体として、例えば、超音波伝播ロス
の小さな水を用いれば圧電振動子に測定圧が殆ど伝えら
れず、測定圧の影響を気にしないで対象物の硬さ検出を
行うことができる。
【0118】(7)前記供給流路に接続され、前記液体
保持室に液体を供給する送液手段と、この送液手段を制
御し,液体供給量を調節する送液制御手段とを有するこ
とを特徴とする(6)に記載の触覚センサプローブ。 (対応する発明の実施の形態)第3乃至第6の実施の形
態が該当する。
【0119】尚、ここで言う触覚センサ79、73、8
7、104、112、123は、具体的には、図7の
(d)に示す厚み縦振動励起用電極64a、64bと、
それに挟まれた圧電セラミクス67の領域を指し、超音
波発生方法が自励発振ではなく他励発振方式による触覚
センサである。
【0120】また、液体保持手段は底面が前記触覚セン
サ、側壁が、例えば、シリコン単結晶からなる構造体5
9、他の一面が開口している液体保持容器61、76、
111、120を指している。
【0121】また、液体を送液する手段は具体的には液
体流路60と、この一部に設けられた液体層液ポンプ部
74とを指し、液体流路60と屈曲振動励起用電極66
a、66bと両電極に挟まれた圧電セラミクス67から
なる圧電振動子と流路カバー板62との接合体からなる
圧電ユニモルフ構造からなっている。
【0122】また、送液制御手段としては、具体的には
図示していないが、例えば、構造体59に一体的に、又
はディスクリートに構成した圧電ユニモルフ用制御回路
を指している。
【0123】尚、液体を常時触覚センサプローブ内に蓄
えることはできないので、外部から供給する必要があ
り、その為のジョイント63を備えている。広義には、
ジョイント63も前記送液手段である。
【0124】(作用効果)液体保持手段に液体を送液す
る手段、及び送液制御手段とで液体保持容器には液体が
常に少しづつ溢れ出る状態で満たされている状態になっ
ている。
【0125】この液体として、例えば、超音波伝播ロス
の小さな水を用いれば、圧電振動子に測定圧が殆ど伝え
られず、測定圧の影響を気にしないで対象物の硬さ検出
を行うことができる。
【0126】また、圧電振動子と対象物が直接接触しな
いので、これが超音波遅延媒体として働き、対象物の表
面からの反射エコー信号と、圧電振動子に超音波振動を
励起させる為の駆動信号が重畳することがなくなる為、
正確に対象物の硬さ情報を検出することができる様にな
る。
【0127】(8)前記液体保持室と前記送液手段とを
設けた第1の基板と、この第1の基板に形成された溝を
覆うように第1の基板に接合された第2の基板と、この
第2の基板に接合された圧電素子基板とを有することを
特徴とする(6)に記載の触覚センサプローブ。 (対応する発明の実施の形態)第3乃至第6の実施の形
態が該当する。
【0128】尚、ここで言う第1の基板とは実施の形態
ではシリコンからなる構造体59のことであり、異方性
エッチング等のシリコンプロセスで液体保持容器61や
液体流路60を第1の基板(構造体59)に作り込んで
いる。
【0129】また、この流路を覆う様に配設された第2
の基板とは、実施の形態では流路カバー板62のこと
で、例えばガラス薄板からなり、シリコンへの電界接合
等の手段で第1の基板に接合することにより、閉じた液
体流路が形成される。
【0130】但し、このガラス基板は液体保持容器61
の底部に位置する部分は、圧電セラミクス67の厚み縦
振動励起用電極64が直接露出する様に厚み縦振動励起
用電極64と同形でほぼ同寸法の孔が開けられている。 (作用効果)前記液体保持手段は,前記した様に対象物
への接触圧の影響を受けないという好ましい効果を持
つ。
【0131】この液体保持手段に対し、第1の基板に形
成された流路と、この流路を覆う様に配設された第2の
基板と、第2の基板上に接合配設された圧電素子基板か
らなる液体輸送ポンピング部74のポンピング動作で液
体流路60を経て液体を供給する。
【0132】即ち、圧電素子板に形成した屈曲振動励起
用電極66に該圧電素子板と流路カバー板からなる圧電
ユニモルフの共振周波数に相当する周波数を持つ交流電
圧を入力することにより、圧電ユニモルフがポンピング
動作を行う様になり、交流電圧の振幅を変えることによ
って1回の屈曲変位による送液量を微妙に変化させ適量
の送液が可能となる。
【0133】触覚センサプローブが対象物に接触しない
状態の時、送液しないと触覚センサプローブが種々の姿
勢をとるので、液体保持容器が常に満杯の状態になると
は限らなくなる。
【0134】満杯でない状態で、触覚センサプローブが
対象物に接触すると水面と対象物との間に空気層ができ
てしまうことにより、超音波が対象物に入射しない事態
が引き起こされると、誤差の大きなセンシングとなって
しまう。
【0135】しかし、本発明によれば、上記の様な不具
合が起きず信頼性の高い対象物の硬さセンシングが可能
となる。 (9)前記液体保持室の底面および側面に疎水性膜が設
けられていることを特徴とする(6)に記載の触覚セン
サプローブ。 (対応する発明の実施の形態)第3乃至第6の実施の形
態が該当する。 (作用効果)これらの膜の存在によって液体の淀んだ流
れを抑制することができると共に、常に液体保持容器を
満杯状態に維持することが可能となる。
【0136】満杯でない状態で、触覚センサプローブが
対象物に接触すると水面と対象物との間に空気層ができ
てしまうことにより、超音波が対象物に入射しない事態
が引き起こされると、誤差の大きなセンシングとなって
しまう。
【0137】しかし、本発明によれば、上記の様な不具
合が起きず信頼性の高い対象物の硬さセンシングが可能
となる。 (10)前記液体保持室の開口部周辺に親水性膜が設け
られていることを特徴とする(6)に記載の触覚センサ
プローブ。 (対応する発明の実施の形態)第3乃至第6の実施の形
態が該当する。 (作用効果)これらの膜の存在によって液体の淀んだ流
れを抑制することができると共に、常に液体保持容器を
満杯状態に維持することが可能となる。
【0138】満杯でない状態で、触覚センサプローブが
対象物に接触すると水面と対象物との間に空気層ができ
てしまうことにより、超音波が対象物に入射しない事態
が引き起こされると、誤差の大きなセンシングとなって
しまう。
【0139】しかし、本発明によれば、上記の様な不具
合が起きず信頼性の高い対象物の硬さセンシングが可能
となる。 (11)前記圧電素子基板に接して第1および第2の電
極がそれぞれ異なる面に設けられており、この第1およ
び第2の電極により前記圧電素子基板を触覚センサとし
て駆動するとともに、前記圧電素子基板に接して第3お
よび第4の電極がそれぞれ異なる面に設けられており、
この第3および第4の電極により前記圧電素子を送液手
段として駆動することを特徴とする(8)に記載の触覚
センサプローブ。 (対応する発明の実施の形態)第3乃至第6の実施の形
態が該当する。 (作用効果)この様な構成にすることにより、組立が大
幅に簡略化され、信頼性が向上すると共に、製造コスト
の大幅な低減を計ることが可能となる。
【0140】また、図8の(b)に示す様に両圧電素子
をディスクリートに組み立てる場合に比べ、図8の
(c)に示した本発明によれば配線長を減ずることが可
能で、複数の配線による浮遊容量やインダクタンスの影
響も回避することができる様になる。
【0141】(12)前記第1の電極と前記第3の電極
は共通の配線を通じて送られる重畳した信号によって駆
動され、また前記第2の電極と前記第4の電極は共通の
配線を通じて送られる重畳した信号によって駆動される
ことを特徴とする(11)に記載の触覚センサプロー
ブ。 (対応する発明の実施の形態)第4の実施の形態が該当
する。 (作用効果) (11)に記載の触覚センサプローブより更に構造を簡
略化することができ、特に、配線は2本(107、10
7´)だけで済む様になる。
【0142】また、送受信信号も液体供給手段として機
能する低周波圧電振動子への低周波駆動電圧信号と、触
覚センサとして機能する高周波圧電振動子への高周波駆
動電圧信号とが重畳した駆動信号の両周波数成分に大幅
な周波数差があるので、同一配線に両信号を重畳させる
ことが可能となる。
【0143】圧電振動子は本質的にバンドパスフィルタ
の機能をもっているので、互いに他の駆動信号で邪魔し
あうことが無い。従って、この様な手段によって触覚セ
ンサプローブの構造が簡略化されるだけでなく、駆動信
号処理系も大幅な簡略化が図れるようになり、信頼性の
向上とコストの低減を実現することができる様になる。
【0144】(13)前記圧電素子は前記液体保持室の
開口部中央に超音波ビームの超音波ビームの焦点を有す
ることを特徴とする(6)に記載の触覚センサプロー
ブ。 (対応する発明の実施の形態)第5の実施の形態が該当
する。 (作用効果)超音波ビームが、液体保持手段に内容した
液体の表面中央部に確実に照射されることになり、特に
対象物表面近傍の硬さ検出精度が向上する、という効果
が得られる。
【0145】(14)前記圧電素子は超音波の放射面が
曲面となっていることを特徴とする(13)に記載の触
覚センサプローブ。 (対応する発明の実施の形態)第5の実施の形態が該当
する。 (作用効果)液体保持手段に内容された液体表面の中央
部に向けて超音波ビームを放射する様に圧電振動子の構
造として超音波ビーム放射側の面を凹面にした構造で、
具体的には図10の(a)に示した触覚センサ112が
該当する。
【0146】この圧電振動子は曲面構造の圧電振動子を
用いている。この様な圧電振動子を用いることによっ
て、超音波ビームが、液体保持手段に収容した液体の表
面中央部に確実に照射されることになり、対象物表面近
傍の硬さ検出精度が向上する、という効果が得られる。
【0147】(15)前記圧電素子に音響レンズを接合
したことを特徴とする(13)に記載の触覚センサプロ
ーブ。 (対応する発明の実施の形態)第5の実施の形態が該当
する。
【0148】この実施の形態に用いられる触覚センサの
構造は曲面構造の圧電振動子を用いなくても、図10の
(b)、(c)に示した様に平面圧電振動子に音響レン
ズを形成したものでも構わないことは言うまでもない。
【0149】この場合、音響レンス゛材料の音速が液体の音
速より速い時は凹面、遅いときは凸面形状となる。 (作用効果)この様に超音波放射側前面に音響レンズを
接合した圧電振動子を用いることによって、超音波ビー
ムが、液体保持手段に内容した液体の表面中央部に確実
に照射されることになり、対象物表面近傍の硬さ検出精
度が向上する、という効果が得られる。
【0150】(16)前記圧電素子にアニューラアレイ
を設けたことを特徴とする(13)に記載の触覚センサ
プローブ。 (対応する発明の実施の形態)第5の実施の形態が該当
する。
【0151】この他、アニューラアレイ電極を付した平
面圧電振動子をダイナミックフォーカスによって収束超
音波ビームを送受することが可能で、この場合の圧電振
動子の制御方法は通常の超音波診断装置に用いられてい
るアニューラアレイ圧電振動子の制御方法と同じであ
る。 (作用効果)この様に超音波放射側前面に音響レンズを
接合した圧電振動子を用いることによって、超音波ビー
ムが、液体保持手段に内容した液体の表面中央部に確実
に照射されることになり、対象物表面近傍の硬さ検出精
度が向上する、という効果が得られる。
【0152】
【発明の効果】したがつて、本発明によれば、接触圧の
影響を受けない手段に関する構造が単純で、その為の制
御が簡単な触覚センサプローブを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施の形態による触覚
センサプローブの原理を説明するための図。
【図2】図2はこの発明の第1の実施の形態による触覚
センサプローブの制御方法を説明するための図。
【図3】図3はこの発明の第1の実施の形態による触覚
センサプローブの実際の構造を示す図。
【図4】図4はこの発明の第1の実施の形態による触覚
センサプローブの変形例の構造を示す図。
【図5】図5はこの発明の第2の実施の形態による触覚
センサプローブの実際の構造を示す図。
【図6】図6はこの発明の第1の実施の形態による触覚
センサプローブと第2の実施の形態による触覚センサプ
ローブとの接続構造を示す図。
【図7】図7はこの発明の第3の実施の形態による触覚
センサプローブの実際の構造を示す図。
【図8】図8はこの発明の第3の実施の形態による触覚
センサプローブの変形例の構造を示す図。
【図9】図9はこの発明の第4の実施の形態による触覚
センサプローブの実際の構造を示す図。
【図10】図10はこの発明の第5の実施の形態による
触覚センサプローブの実際の構造を示す断面図。
【図11】図11はこの発明の第6の実施の形態による
触覚センサプローブの実際の構造を示す断面図。
【図12】図12はこの発明の第7の実施の形態による
触覚センサプローブの実際の構造を示す断面図。
【図13】図13はこの発明の第7の実施の形態による
触覚センサプローブの変形例の構造を示す図。
【図14】図14は従来の触覚センサプローブの構造を
示す図。
【符号の説明】
4…保持台 1…薄細板状屈曲性弾性体 5…圧電素子板 3…圧力センサ兼アクチュエータ 2…触覚センサ 9…応力F 8…変位△x 6…圧力センサ検出用電極 10…発生電荷 7…アクチュエータ用電極 11…アクチュエータ駆動電圧 12…圧電ユニモルフ型屈曲変位圧力センサ 14…制御回路 16…変位 18…プリアンプ 20…スイッチ 23…比較器 22…セレクタ 19…高圧発生器 24…圧力検出電極 25…アクチュエータ駆動電圧印加電極 28…エネルギ閉じ込め電極 26…圧電セラミクス 27…薄細板状屈曲性弾性体 35…保持台 33…貫通孔 30…圧力検出端子 31…アクチュエータ駆動電圧印加端子 29…接地端子 34…受圧部 37…管状構造体 53…圧力センサ電極 54…アクチュエータ用電極 58…圧電素子板 51…触覚センサ 52…屈曲性弾性体 43…屈曲性弾性体 4a、4b…保持台 38…触覚センサ 45…エネルギ閉じ込め電極 46a、46b…圧力センサ検出用電極 47…圧電素子板 48…管状構造体 61…液体保持容器 60…液体流路 59…構造体 62…流路カバー板 63…ガラスビーズ状ジョイント 74…液体輸送ポンプ部 64…厚み縦振動励起用電極 66…屈曲振動励起用電極 65…連結部配線電極 67…圧電セラミクス 64´…厚み縦振動励起用電極 66´…屈曲振動励起用電極 68…モノリシック圧電振動子 69…疎水性コーティング膜 691…親水性コーティング膜 71、72…制御用配線 79…触覚センサ 80…ポンプ用圧電素子 102、102´…触覚センサ用電極 107、107´…触覚センサ用配線 101、101´…ポンプ用圧電素子の電極 100…圧電素子板 104…触覚センサ 112…触覚センサ 111…液体保持容器 113…ポンプ用圧電素子 119…親水性保護膜119 120…液体保持容器 122…液体輸送ポンプ部 591…構造体 703…圧電振動子 601…液体流路 711…液体溜め 702…液体 707…ポンプ用圧電素子 611…液体保持容器 704…液体保持容器用側壁板 712…内部構造体 708…圧電振動子 709…ダンピング層 713…液体溜め枠構造体 706…外筒体 710…逆流防止弁 716…液体輸送管 714、715…配線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物の硬さを測定する触覚センサ
    を有する触覚センサプローブにおいて、 前記触覚センサに接合された弾性部材と、 前記弾性部材に接して設けられた圧電素子とを有し、 前記圧電素子によって前記触覚センサに加わる圧力を検
    出するとともに、前記圧電素子によって前記触覚センサ
    に加わる圧力を打ち消す方向に前記触覚センサに加わる
    力と同一の大きさの力を発生させることを特徴とする触
    覚センサプローブ。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子により前記触覚センサに加
    わる圧力を検出する動作と、前記圧電素子によって前記
    触覚センサに加わる圧力を打ち消す方向に前記触覚セン
    サに加わる力と同一の大きさの力を発生させる動作とを
    時分割的に駆動する制御手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載の触覚センサプローブ。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子は、前記弾性体と接合する
    第1の面のほぼ全面に一体に設けられた電極と、第2の
    面に設けられた分割された電極と有することを特徴とす
    る請求項1に記載の触覚センサプローブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005001406A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Eamex Corporation 可撓性素子
JP2006145474A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Mitsutoyo Corp 材料特性評価装置
CN109632543A (zh) * 2019-01-02 2019-04-16 浙江大学 便携式水果硬度检测仪器
CN114264440A (zh) * 2021-11-17 2022-04-01 南京邮电大学 一种可变刚度柔性触觉传感器系统及其控制方法

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