JP2001244671A - 通信システム用密閉筐体装置の放熱構造 - Google Patents

通信システム用密閉筐体装置の放熱構造

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JP2001244671A
JP2001244671A JP2000052942A JP2000052942A JP2001244671A JP 2001244671 A JP2001244671 A JP 2001244671A JP 2000052942 A JP2000052942 A JP 2000052942A JP 2000052942 A JP2000052942 A JP 2000052942A JP 2001244671 A JP2001244671 A JP 2001244671A
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JP
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heat
housing
heat dissipation
communication system
indirect
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Application number
JP2000052942A
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English (en)
Inventor
Kanji Satake
貫司 佐多家
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉筐体装置の放熱効率を改善するとともに、
高温となる筐体内壁面からの内部への熱の逆流を軽減す
ること。 【解決手段】内部に発熱部材を有する通信システム用密
閉筐体装置において、筐体を2つに分割し、発熱部材か
らの放熱を第1筐体に直接伝熱して放熱する直接放熱部
と、第2筐体内の空気を介して放熱する間接放熱する間
接放熱部とに分離するとともに、前記第1筐体と第2筐
体間に断熱ゴム製パッキンを配して密閉し、前記直接放
熱部から前記間接放熱部への熱移動を前記断熱ゴム製パ
ッキンにて抑制するように密閉筐体装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレスローカ
ルループ(WLL)システムに用いられる屋外に設置さ
れる基地局等の通信システム用密閉筐体装置の放熱構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基地局等の屋外に設置される通信
システム用密閉筐体装置にあては、内部の電子機器等の
発熱部品からの放熱は、伝熱ゴム等により直接筐体に熱
伝導により伝熱され、筐体から熱伝達により外部空気へ
と放熱する方法と、筐体内の空気を介して筐体へ熱伝達
が行われ、筐体から外部空気へ熱伝達が行われる放熱の
方法とが平行してとられている。
【0003】図2に従来の密閉筐体装置の概略説明図を
示す。図において、装置11は、内部に発熱部品12と
放熱手段であるファン13を内蔵している。発熱部品1
2により発生する熱は、装置11の筐体14内の内部空
気により熱伝達I、熱伝達IIが行われ筐体14に伝達さ
れ、筐体14内を熱伝導Iで伝熱され、さらに筐体外壁
から外部空気へ熱伝達IIIにより筐体14の周囲の雰囲
気温度へ伝達される。一方、発熱部品12の熱は、伝熱
ゴム15に直接熱伝導II、IIIにより筐体14に伝達さ
れ、筐体14から外部空気へ熱伝達IVとして伝達され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、筐体1
4に直接伝熱した熱は、筐体14内壁面から筐体14内
部に熱伝達V、VIにより逆流する。このように、筐体1
4放熱部の内壁面からの熱の逆流に対して、従来の技術
では発熱部品12からの内部空気への熱伝達Iに逆流分
V、VIを加えた間接的な放熱として処理している。すな
わち、内部の空気から熱を奪うための内壁面側の受熱フ
ィン(図示せず)を拡大し、筐体14から外気へ放熱フ
ィン(不図示)を拡大することで処理していた。したが
って、逆流した熱の放熱のために、その他の部分のサイ
ズをアップするので、装置11のサイズは逆流のない場
合よりも大きくなってしまう。また、装置11内部の熱
を効果的に外部に放出するためには、筐体14の外壁面
をできるだけ高温にすることが必要となるが、直接筐体
14に伝熱したものが拡散することで表面温度は下がる
ことになり、外部への放熱の効率を低下させることにな
る。したがって、直接放熱部の外気側壁面(フィン含
む)を高温に保ち、筐体14内への熱の拡散を防ぐ手段
が必要となる。筐体14での放熱を行なう場合、筐体1
4に直接密着し放熱する発熱部品13は、外部に放熱す
ると同時に筐体14内に熱を拡散する。屋外で使用する
密閉装置の放熱構造においては、筐体14に接触して熱
の移動を行なう場合、筐体14の外壁に放熱用フィンを
設け放熱面積を大きくすることで放熱能力を向上させる
必要がある。
【0005】また、筐体14には、熱の拡散性を上げる
ため高い熱伝導率の材料(アルミ等)が使用されるが、
熱拡散の結果、内壁面温度を高温にするため、内壁面よ
り内部に熱が流れ込み、内部空気を介して放熱する発熱
部品の効率を悪化させることにもなる。
【0006】本発明の目的は、従来技術のこれらの問題
点を解決し、密閉筐体装置の放熱効率を改善するととも
に、高温となる筐体内壁面からの内部への熱の逆流を軽
減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、内部に発熱部材を有する通信システム用
密閉筐体装置において、筐体を2つに分割し、発熱部材
からの放熱を第1筐体に直接伝熱して放熱する直接放熱
部と、第2筐体内の空気を介して放熱する間接放熱する
間接放熱部とに分離するとともに、前記第1筐体と第2
筐体間に断熱ゴム製パッキンを配して密閉し、前記直接
放熱部から前記間接放熱部への熱移動を前記断熱ゴム製
パッキンにて抑制するように密閉筐体装置を構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の密閉筐体装置の概
略説明図である。
【0009】図において、1は装置、2は第1筐体3の
間接放熱部であり、発熱部品4の熱がファン5により筐
体3の内部空気を介して熱伝達I、IIにより筐体3内壁
に伝達され、筐体3内を熱伝導Iにより伝達され、筐体
外壁より周囲の雰囲気温度に熱伝達IIIにより伝達され
る。6は直接放熱部であり、発熱部品4が伝熱ゴム7に
熱伝導IIにより伝熱され、伝熱ゴム7から第2筐体8へ
熱伝導IIIにより伝熱され、筐体8外壁から外気へ熱伝
達IVにより拡散される。ここで、装置1は第1筐体3と
第2筐体8の二つに分離されており、両者間は断熱ゴム
9を介して結合されると共に断熱ゴム9がパッキンとし
て装置1を密閉構造としている。発熱部品4の熱を内部
空気を介して外気へ拡散させる第1筐体3による放熱構
造が間接放熱部、発熱部品4を伝熱ゴム7を介して第2
筐体8に熱伝導IIIした後、外気へ拡散させる放熱構造
が直接放熱部を構成する。すなわち、本発明では、筐体
を2つの筐体3,8に分け両者を断熱ゴム9を介して結
合することで密閉構造をとるとともに、放熱については
間接放熱と直接放熱を平行して効率的に行う構造となっ
ている。
【0010】放熱のための筐体の具体的設計において
は、つぎのような手順で設計を行う。
【0011】まず、放熱量は放熱部材の面積と温度で算
出される。外気と放熱部材の温度差と放熱面積との積が
放熱量に比例する。同一の熱量を放熱する為に、温度差
が1.5倍あれば面積は1/1.5にすることができ
る。
【0012】直接放熱に必要な外気への放熱面積は伝熱
ゴム7に密着する発熱部品4の接触面積と放熱量を条件
にして、その間の熱抵抗を考慮して得ることができる。
直接放熱面の熱拡散を減少させることで間接放熱の効率
を向上することができる。
【0013】間接放熱量は、発熱部品4から内部空気に
放熱した結果の空気温度と筐体3内壁面の温度の差と内
壁面の面積との積に比例する。内壁面の温度が高くなっ
た場合、内部の空気温度が高くなるか、内壁面の面積を
拡大するかのどちらかを選択することが必要となる。内
部空気温度が高くなると、結果として発熱部品4の温度
が上昇する為、内壁面の面積を拡大するしか対応する方
法がなくなる。
【0014】断熱ゴムパッキン9にシリコンゴムを使用
した場合の熱伝導率は、0.2W/(m2×K)である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成なら
びに方法によれば、異なる放熱作用を行うように筐体を
分割すると共に断熱ゴムパッキンにより密閉構造とする
ことで、直接放熱部と間接放熱部の熱的な絶縁を高める
ことで直接部の熱拡散が低減でき、筐体の温度を高温に
保つことができる。結果として、筐体の放熱面積を小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の密閉筐体装置の概略説明図。
【図2】図2は、従来の密閉筐体装置の概略説明図。
【符号の説明】
1 装置 2 間接放熱部 3 筐体 4 発熱部品 5 ファン 6 直接放熱部 7 伝熱ゴム 8 筐体 9 断熱ゴム 11 装置 12 発熱部品 13 ファン 14 筐体 15 伝熱ゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に発熱部材を有する通信システム用密
    閉筐体装置において、筐体を2つに分割し、発熱部材か
    らの放熱を第1筐体に直接伝熱して放熱する直接放熱部
    と、第2筐体内の空気を介して放熱する間接放熱する間
    接放熱部とに分離するとともに、前記第1筐体と第2筐
    体間に断熱ゴム製パッキンを配して密閉し、前記直接放
    熱部から前記間接放熱部への熱移動を前記断熱ゴム製パ
    ッキンにて抑制するように構成したことを特徴とする通
    信システム用密閉筐体装置の放熱構造。
JP2000052942A 2000-02-29 2000-02-29 通信システム用密閉筐体装置の放熱構造 Pending JP2001244671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109991A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 制御装置

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