JP2001244354A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001244354A
JP2001244354A JP2000056814A JP2000056814A JP2001244354A JP 2001244354 A JP2001244354 A JP 2001244354A JP 2000056814 A JP2000056814 A JP 2000056814A JP 2000056814 A JP2000056814 A JP 2000056814A JP 2001244354 A JP2001244354 A JP 2001244354A
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JP
Japan
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polycrystalline silicon
gate electrode
insulating film
electrode
semiconductor device
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JP2000056814A
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Yoshiki Kato
芳規 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソース・ドレイン形成時に生じやすいチャネ
リングを抑制できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 BiCMOS製造工程において、バイポ
ーラのベース層10を形成し、多結晶シリコン膜15と
絶縁膜16を積層して形成した後、その積層をパターニ
ングしてエミッタ電極17とゲート電極18を形成す
る。次に、エミッタ電極17とゲート電極18の上に絶
縁膜16を残存させたままソース、ドレイン形成用のイ
オン注入を行う。これにより、ゲート電極18直下への
イオンの突き抜けを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にバイポーラとCMOSを混在した半導
体装置(BiCMOS)の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】BiCMOSの製造工程において、ソー
ス、イオン注入によりドレイン拡散層を形成する時に、
ゲート電極である多結晶シリコン膜をイオンが突き抜け
ること(ハンプ現象)が問題であった。特に、ゲート酸
化膜やゲート電極を薄くしてデバイス形状を微細化する
際に問題となりやすい。
【0003】その解決手段として、図2にハンプ対策を
実現したトランジスタの製造方法を示す。従来の方法で
は、ゲート電極を構成する多結晶シリコン膜の表面をイ
オン注入により非晶質化(数10nmの非晶質層22を
形成)した後、多結晶シリコン電極パターンを形成し、
ソースドレイン拡散層をイオン注入法により形成するこ
とにより、ソースドレインのイオン注入でのチャネリン
グによるハンプ現象を防止できるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法は、ゲート電極の多結晶シリコンを非晶質
化するための注入工程と、ソースドレイン拡散層を形成
するための注入工程の2回の注入を必要としており、イ
オン種が同一であっても工程数が増えることになる。ま
た、前者のイオン注入では、多結晶シリコンの表面層を
非晶質化するが、このとき後者のイオン注入で突き抜け
ないだけの厚みが必要であり、ばらつきを考慮に入れた
プロセス設計が必要になる。さらに微細化が進むにつれ
て、ゲート電極の多結晶シリコンの膜厚も薄くなるた
め、表面を非晶質化しても突き抜けが起こる確率が出て
くるという問題点がある。
【0005】請求項1記載の本発明は、上記従来の問題
点を解決するもので、多結晶シリコン膜上に絶縁膜を形
成することで、注入によるチャネリングを抑制して突き
抜けを防止できる半導体装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、エミッタ電極お
よびゲート電極となる同一の多結晶シリコンを形成する
工程と、多結晶シリコンに一導電型の不純物イオンを注
入する工程と、多結晶シリコン上に絶縁膜を形成する工
程と、エミッタ電極とゲート電極を同時にパターン形成
し、ゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜を形成す
る工程と、MOS領域にソース、ドレイン領域を形成す
るために不純物イオン注入する工程を有し、このイオン
注入を1回のみで実施するものである。
【0007】本発明の方法によれば、バイポーラ形成工
程でMOSのゲート電極の多結晶シリコン膜上に絶縁膜
を同時に形成できるので、多結晶シリコン表面を非晶質
化することなく、注入によるチャネリングを抑制して突
き抜けを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の一実施形態におけるBiC
MOSの製造工程を説明するための工程断面図である。
【0010】図1(a)において、半導体基板1上にn
+ 型埋め込み層2を形成し、n型エピタキシャル層3を
成長した後、LOCOS法などにより分離酸化膜4を形
成し、その後n+型コレクタ電極引き出し領域5を形成
する。次に、MOS領域のウェル形成として、高エネル
ギー注入により、pウェル6およびnウェル7を形成す
る。次いで、全面に第一の多結晶シリコン8(例えば2
50nm)を形成する。この第一の多結晶シリコン8
は、ベース電極になるものであり、ボロン等のp型不純
物イオンを注入した後、第一の多結晶シリコン8上の全
面にCVD法によりSiO2の第一の絶縁膜9(例えば
160nm)を形成する。この第一の絶縁膜9は、ベー
ス電極と後工程で形成されるエミッタ電極間の絶縁膜で
ある。
【0011】次に、図1(b)に示すように、レジスト
マスクを用いて第一の絶縁膜9および第一の多結晶シリ
コン8をドライエッチングして、ベース電極10を形成
し、その後熱処理(例えば900℃、15分)を加える
ことによりあらかじめベース電極10内に導入されたボ
ロンがn型エピタキシャル層3内に熱拡散して活性化さ
れ外部ベース層11が形成される。そしてベース電極開
口からボロンなどの不純物イオンを注入し、真性ベース
層12を形成する。次いでベース開口側壁にサイドウォ
ール絶縁膜13を形成する。
【0012】さらに図1(c)に示すように、ゲート酸
化膜14を形成し、MOS領域のみ残す。その後第一の
絶縁膜9、サイドウォール絶縁膜13およびゲート酸化
膜14を覆うように、CVD法により第二の多結晶シリ
コン15(例えば、200nm)を形成する。この第二
の多結晶シリコン15はエミッタ電極およびゲート電極
になるものである。次に第二の多結晶シリコン15上に
エミッタ拡散源となる砒素などのイオン注入を行う。次
いで第二の多結晶シリコン15上の全面にCVD法によ
りSiO2の第二の絶縁膜16(例えば160nm)を
形成する。この第二の絶縁膜16はエミッタ拡散時の熱
処理による砒素のアウトディフュージョンを防ぐための
ものであり、このときゲート電極上にも同時に第二の絶
縁膜16が形成されることになる。
【0013】その後、図1(d)に示すように、レジス
トマスクおよびドライエッチングによりエミッタ電極1
7およびゲート電極18を同時に形成する。その後熱処
理(例えば900℃、30分)を加えることによりあら
かじめエミッタ電極17内に導入された砒素がn型エピ
タキシャル層3内に熱拡散して活性化されエミッタ層1
9が形成される。この時、第二の絶縁膜16がキャップ
膜として働き砒素の蒸発は抑制されるので安定してエミ
ッタ層19が形成される。したがって、hFEが安定し
たバイポーラトランジスタを形成できる。
【0014】引き続いて、MOS領域にLDD(lightly
diffused drain)注入を施し、全面にCVD法によりサ
イドウォール用の絶縁膜20を堆積し、エッチングによ
りゲート電極18側壁にサイドウォール絶縁膜20を形
成する。このサイドウォールエッチングにより、自己整
合的に形成されていたゲート電極18上の第二の絶縁膜
16はおよそ70〜100nm残っている。続いて、ソ
ースドレイン領域21を形成するために、NchMOS
トランジスタ領域にレジストマスクを用いてAsを注入
する。例えば、Asイオンを30keV、5.0×10
15cm-2で注入を行う。このときAs30keVにおけ
るSiO2中への平均飛程Rpはおよそ0.02μm、
Rp+ΔRpは0.03μmであるため、ゲート電極1
8上の第二の絶縁膜16によりAsイオンはトラップさ
れる。したがってAsイオンがゲート電極18の多結晶
シリコン内に入ってチャネリングされゲート酸化膜14
にまで影響を及ぼすことはなく、ソースドレイン領域を
注入1回のみで形成できることになる。PchMOSト
ランジスタについても同様の方法により、BF2注入に
よって形成し、MOSトランジスタを構成する。
【0015】以上のように構成された本実施形態の半導
体装置の製造方法によれば、バイポーラ形成工程でMO
Sのゲート電極の多結晶シリコン膜上に絶縁膜を同時に
形成できるので、ソースドレイン領域形成を注入工程1
回のみで、多結晶シリコン表面を非晶質化することな
く、注入によるチャネリングを抑制して突き抜けを防止
できる。また、ゲート電極の多結晶シリコンは絶縁膜で
覆われているので、注入およびアッシング(レジストの
灰化処理)によるチャージアップを抑制してゲート破壊
を防止できる。
【0016】以上に本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ゲ
ート電極を多結晶シリコンと記載しているが、アモルフ
ァスシリコンやドープト多結晶シリコンなどでもよい。
アモルファスシリコンの場合でも、途中工程で600℃
以上の熱処理を施すと結晶化するため、本実施形態のよ
うな方法が必要である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
イポーラ形成工程でMOSのゲート電極の多結晶シリコ
ン膜上に絶縁膜を同時に形成できるので、多結晶シリコ
ン表面を非晶質化することなく、注入によるチャネリン
グを抑制して突き抜けを防止できる。またチャージアッ
プを抑制してゲート破壊を防止できるので、簡便な構成
で品質向上が可能な優れた半導体装置を実現できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における半導体装置の製造
方法を説明するための工程断面図
【図2】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程断面図
【符号の説明】
1 半導体基板 2 n+型埋め込み層 3 n型エピタキシャル層 4 分離酸化膜 5 n+型コレクタ電極引き出し領域 6 pウェル 7 nウェル 8 第一多結晶シリコン 9 第一絶縁膜 10 ベース電極 11 外部ベース層 12 真性ベース層 13 サイドウォール絶縁膜 14 ゲート酸化膜 15 第二多結晶シリコン 16 第二絶縁膜 17 エミッタ電極 18 ゲート電極 19 エミッタ層 20 サイドウォール絶縁膜 21 ソースドレイン領域 22 非晶質層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己整合型高周波バイポーラトランジス
    タとCMOSトランジスタとを同一の半導体基板に形成
    するBiCMOS半導体装置の製造方法であって、エミ
    ッタ電極およびゲート電極となる同一の多結晶シリコン
    膜を形成する工程と、前記多結晶シリコン膜に一導電型
    の不純物イオンを注入する工程と、前記多結晶シリコン
    上に絶縁膜を形成する工程と、前記エミッタ電極と前記
    ゲート電極を同時にパターン形成し、前記ゲート電極の
    側壁にサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、前記C
    MOS領域にソース、ドレイン領域を形成するために不
    純物イオンをそれぞれ注入する工程を有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 エミッタ電極およびゲート電極として形
    成した多結晶シリコン膜に非結晶シリコンを形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100486112B1 (ko) * 2002-08-02 2005-04-29 매그나칩 반도체 유한회사 바이 씨 모스 트랜지스터의 제조방법
KR100671691B1 (ko) 2005-04-06 2007-01-19 매그나칩 반도체 유한회사 바이폴라 트랜지스터의 제조 방법 및 이를 이용한 반도체소자의 제조 방법

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