JP2001244084A

JP2001244084A - 照明装置

Info

Publication number: JP2001244084A
Application number: JP2000055038A
Authority: JP
Inventors: Hisayo Kobayashi; 美佐世小林; Masayuki Amano; 昌幸天野; 稔 ▲吉▼田; Minoru Yoshida
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2000-02-29
Filing date: 2000-02-29
Publication date: 2001-09-07
Anticipated expiration: 2020-02-29
Also published as: JP3896753B2

Abstract

(57)【要約】【課題】複数の照明器具の制御を行なう際、各照明器
具固有のアドレスを操作者が意識することなく、制御し
たい照明器具を選択，制御することのできる操作性のよ
い照明装置を提供すること。【解決手段】リモートコントロール装置２から送信さ
れた信号の受信強度を検出する受信強度検出手段７と、
該受信強度の値をリモートコントロール装置２に送信す
る通信制御手段５とを有し、リモートコントロール装置
２は、照明器具１から送信された受信強度の値を受信
し、該受信強度の値にもとづき、複数の照明器具１の選
択の優先順位を決定する手段（１３）とを有して、リモ
ートコントロール装置２から、前記選択の優先順位をも
とに複数の前記照明器具１の内の一つを選択して、照明
器具１の制御を行うようにしたを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具を、赤外
線等の無線媒体を用いたリモートコントロール装置によ
って、遠隔制御する照明装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、図６に示すように、天井や壁等に
取付けられた照明器具１（１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，・・）
を、赤外線等の無線媒体による送信手段を有するリモー
トコントロール装置２（以降リモコンと称する）を用い
て、遠隔制御するワイヤレスの照明装置が広く用いられ
ている。従来のリモコン２は、対応する照明器具１の点
灯及び消灯、調光等を行なうための操作ボタンを有し、
この操作ボタンを押下すると、各操作ボタンに応じた照
明制御信号を赤外線等の無線媒体で、照明器具１に対し
て送信するようになっている。そして、空間を伝搬した
照明制御信号は、照明器具１に設けられている受信部で
受信、復調され、マイクロコンピュータ等で構成された
制御部に入力される。制御部では、入力された照明制御
信号にもとづいて照明器具１の灯体（３）を点灯、調
光、消灯する制御が行われる。しかし、このような方式
では,広い空間に複数の照明器具１があった場合、照明
制御信号を受信した照明器具１全てが動作してしまい、
個別に照明器具１を制御することができない。この解決
策として、各々の照明器具１に、各照明器具１固有のア
ドレスを設定し、リモコン２側で、制御したい照明器具
１のアドレスを指定して制御する方式がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アドレ
スを指定して制御する方式では、リモコン２の操作者が
照明器具１の位置とアドレスとの対応関係を把握してい
なければならず、操作性が良いとは言えない。

【０００４】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、複数の照明器具の制御を
行なう際、各照明器具固有のアドレスを操作者が意識す
ることなく、制御したい照明器具を選択，制御すること
のできる操作性のよい照明装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、複数の照明器具と、無線媒
体による照明制御信号を前記照明器具に送信して前記照
明器具の出力制御を行うリモートコントロール装置とを
有して、前記照明器具及び前記リモートコントロール装
置には、各々送信部及び受信部を備え、前記照明器具と
前記リモートコントロール装置との間で双方向通信を行
って、前記リモートコントロール装置により前記照明装
置を制御する照明装置において、前記照明器具は、前記
リモートコントロール装置から送信された信号の受信強
度を検出する受信強度検出手段と、該受信強度の値をリ
モートコントロール装置に送信する通信制御手段とを有
し、前記リモートコントロール装置は、前記照明器具か
ら送信された前記受信強度の値を受信し、該受信強度の
値にもとづき、複数の前記照明器具の選択の優先順位を
決定する手段とを有して、前記リモートコントロール装
置から、前記選択の優先順位をもとに複数の前記照明器
具の内の一つを選択して、該照明器具の制御を行うよう
にしたを特徴とするものである。

【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の照
明装置において、前記照明器具は、自器が選択されたこ
とを表示する表示手段を備えたことを特徴とするもので
ある。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
照明装置について図１乃至図６にもとづき説明する。図
１は、照明装置のブロック図である。大きく照明器具１
側のブロック図と、リモコン２側のブロック図とからな
る。先ず、照明器具１はリモコン２からの照明制御信号
を受信する受信部８と、その照明制御信号に対する返信
信号をリモコン２に返信する送信部６と、受信部８で受
けた照明制御信号を処理するとともに、リモコン２から
の要求信号を送信部７を通してリモコン２に返信する通
信制御部５と、通信制御部５で処理した結果にもとづ
き、灯体（負荷）３を制御する照明器具制御部４と、リ
モコン２から受けた赤外線等の受信強度（受光感度）を
検出する受信強度検出部（受光感度検出部）７とを有し
てなる。

【０００８】一方、リモコン２（図２右側）は、照明器
具１からの返信信号を受信する受信部１２と、照明器具
１に照明制御信号を送信する送信部１１とを有する。さ
らに、操作者とのインターフェイスとなる操作表示部１
４と、操作者が操作表示部１４に操作ボタン等で指示
（入力）した内容にもとづき、照明器具１を制御するた
めの照明制御信号を出力するとともに、照明器具１から
の返信信号の内容を処理して操作表示部１４に表示し、
さらに、器具選択リスト１３へのデータ入力を行なう調
光制御部９と、調光制御部９から出力された照明制御信
号を送信部１１を通して送信するとともに、受信部１２
を通して受信した照明器具１からの返信信号を調光制御
部９に出力する通信制御部１０を有してなる。尚、器具
選択リスト１３については、後で説明する。

【０００９】図２は、照明装置のハードウェア構成を示
す図である。照明器具１（図２左側）は、赤外線等の無
線媒体による信号を送受信するための受発光部２０と、
送受信信号の処理や調光制御を行うための制御信号を出
力するマイコン１５と、この照明器具１の固有のアドレ
スが設定されているデジタルスイッチ２１、マイコン１
５からの制御信号にもとづき灯体２３を制御する調光回
路２２とを有してなる。またマイコン１５は、各種の信
号入出力を行うためのＩ／Ｏポート１６、演算処理を行
うＣＰＵ１７、各種データを記憶するＲＯＭ１８，及び
ＲＡＭ１９を有する。さらに、リモコン２との通信路が
確立されたことを示すＬＥＤ３１を備える。

【００１０】一方、リモコン２は、赤外線等の無線媒体
による信号を送受信するための受発光部２９と、送受信
信号の処理や器具選択リスト１３の作成等を行うための
制御信号を出力するマイコン部２４と、操作者とのイン
ターフェイスとなる操作スイッチや表示ＬＥＤを有する
操作表示部３０とを有してなる。またマイコン２４は、
各種の信号入出力を行うためのＩ／Ｏポート２５、演算
処理を行うＣＰＵ２６、各種データを記憶するＲＯＭ２
７，及びＲＡＭ２８を有する。

【００１１】以上実施の形態における処理手段及びハー
ドウェア構成について説明したが、以下、動作につい
て、図３及び図４にもとづき説明する。尚、リモコン２
から照明器具１への照明制御信号には、照明器具１での
受信強度の値を要求する「受信強度返信要求信号」と、
ある照明器具１に向け該照明器具１を選択したことを示
す「選択信号」と、該照明器具１の点灯，消灯及び調光
を行う「調光制御信号」がある。また、照明器具１から
リモコン２への返信信号には、「受信強度信号」があ
る。

【００１２】図３は、照明器具１側の処理を示すフロー
チャートである。通常照明器具１の制御装置はリモコン
２からの返信要求信号を待つ受信待ち状態にある（Ｓ３
１，Ｓ３２）。ここで、リモコンからの返信要求信号を
受信すると、その返信要求信号が、先ず、照明器具１
（本器）における受信強度返信要求信号であるかどうか
を判断する（Ｓ３３）。受信強度返信要求信号であれ
ば、受信強度（値）の信号をリモコンに送信（返信）し
（Ｓ３４）、次のリモコンからの信号つまり操作者の要
求を待つ（Ｓ３１）。また、受信強度返信要求信号でな
ければ、自器が選択されたことを表す選択信号であるか
を判断し（Ｓ３５）、選択信号であれば、自器の備える
ＬＥＤを点灯して（Ｓ３６）、自器が選択されて通信路
が確立され、調光制御可能であることを操作者に報知し
て、次のリモコンからの要求信号を待つ。そして、調光
制御可能状態で、リモコンから調光制御信号を受信すれ
ば、その調光制御信号にもとづき、灯体２３を調光制御
する（Ｓ３７）。

【００１３】図４は、リモコン２側の処理を示すフロー
チャートである。通常リモコン２の制御装置は操作者か
らの操作を待つ操作待ち状態にある（Ｓ４１，Ｓ４
２）。操作者からの操作があれば（Ｓ４２）、器具選択
リスト１３が作成されているかを判断し（Ｓ４３）、作
成されていなければ、各照明器具１から返信される、受
信強度（値）とその照明器具１のアドレスの情報とを含
む返信信号（受信強度信号）をもとに器具選択リスト１
３を作成する（Ｓ４７）。そして作成された器具選択リ
スト１３の優先順位にもとづき、複数の照明器具１の内
１つを選択して（Ｓ４８）、この選択信号を照明器具１
に送信して（Ｓ４９）、再び次の操作待ち状態になる
（Ｓ４１）。また、ステップＳ４３において、既に、先
の照明器具１からの返信信号により器具選択リスト１３
が作成されており、その器具選択リスト１３の優先順位
が希望するものであれば（Ｓ４４）、選択要求なし（つ
まり変更なし）として（Ｓ４４）、その優先度の最も高
い照明器具１の調光制御信号を送信して（Ｓ４６）、再
び次の操作待ち状態になる（Ｓ４１）。また、同じくス
テップＳ４３において、既に、先の照明器具１からの返
信信号により器具選択リスト１３が作成されており、そ
の器具選択リスト１３の優先順位が希望するものでなけ
れば、選択要求ありとして（Ｓ４４）、器具選択リスト
１３を再編成して（Ｓ４５）、器具選択を行う（Ｓ４
８）。

【００１４】以上、照明器具１及びリモコン２における
処理内容について示したが、この両者における処理内容
にもとづき、両者をふくめた照明装置全体の処理内容に
ついて示す。先ず、図６に示すように、例えば、３個の
照明器具１Ａ，１Ｂ，１Ｃあり、各々の照明器具１には
アドレスＡ，Ｂ，Ｃが割り当てられているとする。操作
者は、リモコン２の操作表示部３０により、これらの照
明器具１（１Ａ，１Ｂ，１Ｃ）を調光制御するものとす
る。ここで、操作者は、先ず照明器具１Ｂの照明制御を
行いたいとして、照明器具１Ｂの方向に向け、リモコン
２のアドレス情報を含めた受信強度返信要求信号を送信
する。照明器具１Ｂ近傍には、照明器具１Ａや１Ｃがあ
り、照明器具１Ｂ及び照明器具１Ａ，１Ｂからは図３の
フローに従って自器の受信強度の値を各照明器具１（１
Ａ，１Ｂ，１Ｃ）のアドレス情報とともに、送信する
（Ｓ３４）。そして、各照明器具１の受信強度の値とア
ドレス情報をもとに、リモコン２のマイコン２４で、受
信強度の順に、受信強度の値と、その照明器具１のアド
レスとを対応づけた器具選択リスト１３を作成する（Ｓ
４７）。ここでは、例えば、優先順位が照明器具１Ｂ，
１Ａ，１Ｃであった場合を図５に示す。ここで、操作者
は、照明器具１Ｂに向けてリモコン２の操作を行ってい
ることから、リモコン２の受発光部２９の指向性によ
り、照明器具１Ｂの受信強度が最も強くなる傾向にあ
る。

【００１５】そして、操作者は、先に作成した器具選択
リスト１３の結果を操作表示部３０を通して、希望する
照明器具１Ｂが最も優先度が高いことを確認し、照明器
具１Ｂに対して、選択信号を送信する（Ｓ４９）。照明
器具１Ｂは自器が選択された選択信号を受けて、リモコ
ン２との通信路を確立し、その確立した旨を操作者に報
知するために選択表示部となるＬＥＤを点灯する（Ｓ３
６）。そして、操作者は自分が確実に照明器具１Ｂを選
択したことを確認する。もし、照明器具１Ｂが操作者の
希望するものでない場合は、器具選択リスト１３で、優
先順位が２番目の照明器具１Ａを操作表示部３０を通し
て選択し、その選択信号を送信して、照明器具１Ａとの
通信路を確立するようにする。

【００１６】このように、操作者が照明制御したい照明
器具１にむけて、受信強度返信要求信号を送信し、その
信号にもとづいて照明器具１から受信強度を返信するよ
うにし、この受信強度の値にもとづいて、複数の照明器
具１の優先度を決めて、希望する照明器具１の調光制御
を行うようにしたので、操作者は、照明器具１のアドレ
スを意識することなく、調光制御を行いたい照明器具を
選択することができるという効果を奏する。

【００１７】以上本発明の実施の形態を示したが、照明
器具１の個数はこれに限定されるものではない。

【００１８】

【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の発
明によれば、複数の照明器具と、無線媒体による照明制
御信号を前記照明器具に送信して前記照明器具の出力制
御を行うリモートコントロール装置とを有して、前記照
明器具及び前記リモートコントロール装置には、各々送
信部及び受信部を備え、前記照明器具と前記リモートコ
ントロール装置との間で双方向通信を行って、前記リモ
ートコントロール装置により前記照明装置を制御する照
明装置において、前記照明器具は、前記リモートコント
ロール装置から送信された信号の受信強度を検出する受
信強度検出手段と、該受信強度の値をリモートコントロ
ール装置に送信する通信制御手段とを有し、前記リモー
トコントロール装置は、前記照明器具から送信された前
記受信強度の値を受信し、該受信強度の値にもとづき、
複数の前記照明器具の選択の優先順位を決定する手段と
を有して、前記リモートコントロール装置から、前記選
択の優先順位をもとに複数の前記照明器具の内の一つを
選択して、該照明器具の制御を行うようにしたので、複
数の照明器具の制御を行なう際、各照明器具固有のアド
レスを操作者が意識することなく、制御したい照明器具
を選択，制御することのできる操作性のよい照明装置を
提供できた。

【００１９】請求項２記載の発明においては、照明器具
が、自器が選択されたことを表示する表示手段を備える
ようにしたので、自器とリモートコントロール装置との
間で通信路が確立し、調光可能状態にあることを操作者
に報知することができるとういう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の照明装置の機能を示すブ
ロック図である。

【図２】本発明の実施の形態の照明装置のハードウェア
構成を示すブロック図である。

【図３】本発明の実施の形態の照明装置の照明器具で行
われる処理のフローチャートである。

【図４】本発明の実施の形態の照明装置のリモートコン
トロール装置で行われる処理のフローチャートである。

【図５】本発明の実施の形態の照明装置の器具選択リス
トのデータの一例を示す図である。

【図６】本発明の実施の形態の照明装置及び、従来の照
明制御装置の概要図である。

【符号の説明】

１照明器具２リモートコントロール装置（リモコン）３灯体（負荷）４照明器具制御部５通信制御部（照明器具側）６受信部（照明器具側）７受信強度検出部（受光感度検出部）８送信部（照明器具側）９調光制御部１０通信制御部（リモコン側）１１送信部（リモコン側）１２受信部（リモコン側）１３器具選択リスト１４操作表示部１５マイコン（照明器具側）２０受発光部２１デジタルスイッチ２２調光回路２３灯体２４マイコン（リモコン側）２９受発光部（リモコン側）３０操作表示部３１選択表示部（ＬＥＤ）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼田稔大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内Ｆターム(参考） 3K073 AA04 AA39 AA49 AA50 AA52 AA77 BA13 CA01 CB06 CC02 CC23 CD01 CD02 CE09 CE12 CF08 CF14 CF16 CG08 CG16 CG18 CG42 CG58 CH07 CH09 CH18 CJ02 CJ06 CJ11

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の照明器具と、無線媒体による照明
制御信号を前記照明器具に送信して前記照明器具の出力
制御を行うリモートコントロール装置とを有して、前記
照明器具及び前記リモートコントロール装置には、各々
送信部及び受信部を備え、前記照明器具と前記リモート
コントロール装置との間で双方向通信を行って、前記リ
モートコントロール装置により前記照明装置を制御する
照明装置において、前記照明器具は、前記リモートコントロール装置から送
信された信号の受信強度を検出する受信強度検出手段
と、該受信強度の値をリモートコントロール装置に送信
する通信制御手段とを有し、前記リモートコントロール
装置は、前記照明器具から送信された前記受信強度の値
を受信し、該受信強度の値にもとづき、複数の前記照明
器具の選択の優先順位を決定する手段とを有して、前記
リモートコントロール装置から、前記選択の優先順位を
もとに複数の前記照明器具の内の一つを選択して、該照
明器具の制御を行うようにしたを特徴とする照明装置。
【請求項２】前記照明器具は、自器が選択されたこと
を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項１
記載の照明装置。