JP2001244050A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2001244050A
JP2001244050A JP2000055594A JP2000055594A JP2001244050A JP 2001244050 A JP2001244050 A JP 2001244050A JP 2000055594 A JP2000055594 A JP 2000055594A JP 2000055594 A JP2000055594 A JP 2000055594A JP 2001244050 A JP2001244050 A JP 2001244050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heating element
condition
resistor
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000055594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Serizawa
洋司 芹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000055594A priority Critical patent/JP2001244050A/ja
Publication of JP2001244050A publication Critical patent/JP2001244050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅の狭い用紙を加熱する場合、最も加熱条件
の悪い材種、環境で加熱するように、加熱のスループッ
トを低下させることで、加熱領域の全長にわたって温度
むらの発生を回避しなければならないため、加熱装置の
有する機能を十分に発揮できないという課題があった。 【解決手段】 独立駆動可能な複数の加熱素子と、前記
複数の加熱素子の中の少なくとも1つの加熱素子は、他
の加熱素子と加熱幅が異なり、用紙の幅に応じて駆動す
る加熱素子を選択するヒータ選択手段と、加熱条件の変
動を検出する加熱条件検出手段と、前記加熱条件検出手
段からの加熱条件低下を検出した信号を受け取ると、前
記ヒータ選択手段に別の加熱素子の追加駆動を指示する
指示手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発熱素子を
有する加熱装置および該加熱装置を熱源として記録材上
に形成した被定着画像(トナー画像)を該記録材上に永
久画像として加熱定着する画像定着装置を備えた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の加熱装置を示す斜視図、
図13は加熱部の拡大断面図、図14は熱源となるヒー
タの正面図である。図12〜図15において、150は
被加熱材としての用紙Pの加熱面を加熱する加熱フィル
ム、151は加熱フィルム150をガイドするととも
に、用紙Pを加熱するヒータ152を固定するフィルム
ガイド、153は用紙Pを加熱フィルム150を介して
ヒータ152に押圧する加圧ローラ、154は加圧ロー
ラ153の軸で、不図示の駆動源から加えられる駆動力
によって矢印方向に回転する。
【0003】上記ヒータ152は、セラミック基板15
5の表面に発熱素子としての抵抗体157を設け、この
抵抗体157と加熱フィルム150との間の絶縁を確保
するために該抵抗体表面に耐熱性ガラス158を施した
ものである。159はセラミック基板155の抵抗体1
57を設けた面とは反対面に該抵抗体に対向して設けた
温度を検出するサーミスタ素子である。160はサーミ
スタ素子159の出力を後述のエンジン制御部102へ
伝える電極、161は後述の加熱制御部106から抵抗
体157に給電するための電極である。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】後述する加熱温度制御部106から電極1
61を通じて抵抗体157に給電すると、抵抗体157
はジュール熱を発生し、ヒータ152全体を発熱させ
る。この状態において、用紙Pを加熱フィルム150と
加圧ローラ153の圧接ニップ部を通過させると、用紙
Pは加熱フィルム150を介してヒータ152で加熱処
理される。この場合、加熱フィルム150の幅に比べ
て、小さな幅の用紙Pを通過させると、加熱処理時に用
紙Pの通らない非通紙領域の温度が上昇する。その結
果、幅の狭い用紙Pの加熱処理を行った後に、引き続い
て、幅の広い用紙Pを加熱処理すると、温度むらを生じ
る。このため、通紙時のスループットを下げることで、
温度むらを補正している。
【0006】図15は上記の加熱装置を加熱定着装置と
して適用した画像形成装置を示す構成図であり、図にお
いて、1は静電潜像を形成するための感光体ドラム、2
は感光体ドラム1の表面を一様に帯電するための帯電ロ
ーラ、3はレーザビームを感光体ドラム1上で走査する
ための光学ユニットであり、これ等感光ドラム1,帯電
ローラ2,光学ユニット3により画像形成手段を構成し
ている。4は光学ユニット3から発せられたレーザビー
ム、5はレーザビーム4により感光体ドラム1上に形成
された静電潜像を、トナーにて現像するための現像器、
6は感光体ドラム1上のトナー像(未定着画像)を、記
録材としての所定の用紙Pに転写する転写ローラ帯電
器、70は用紙P上のトナーを溶融して該用紙に加熱定
着させる加熱定着装置であり、前記図12に示す加熱装
置を適用する。
【0007】8は印字する用紙Pを積載しておくための
標準カセット、9は標準カセットから用紙Pをピックア
ップする標準カセット給紙ローラ、10は用紙Pを機外
へ排出するための排出ローラ、11は搬送されてきた用
紙Pの先端を検出するためのレジストセンサ、12は用
紙先端の斜行を補正するためのレジストローラ、13は
用紙Pが正常に加熱定着装置70から排出されたかどう
かを確認するための排出センサ、14はカセット8内の
用紙の有無を検出するための用紙有無センサ、15は感
光体ドラム、帯電、現像、トナーを一つのユニット内に
収納し、加熱装置本体から脱着できるカートリッジであ
る。
【0008】図16は上記画像形成装置の制御系を示す
ブロック図であり、101はホストコンピュータ(図示
せず)との間での通信と画像データの受信および受け取
った画像データを印字可能な情報に展開するとともに、
エンジン制御部102との間で信号のやり取りおよびシ
リアル通信を行うプリンタコントーラである。エンジン
制御部102はプリンタコントーラ101との間で信号
のやり取り、シリアル通信を介してプリンタエンジンの
各ユニットの制御を行う。
【0009】103はエンジン制御部102からの指令
で基づいて標準カセット8から用紙Pを給紙して転写部
へ搬送しその後の定着排紙までの用紙搬送を司どるとと
もに、搬送ローラの駆動のための駆動源となる駆動モー
タのON/OFFを制御する用紙搬送制御部、104は
スキャナモータのON/OFF、レーザのON/OFF
などエンジン制御部の指示に基づき実行する光学系制御
部、105は帯電、現像、転写の各高圧のON/OFF
および出力制御をエンジン制御部102に伝達する高圧
制御部、106は加熱定着装置70内の加熱フィルム1
50の温度を所定の温度に制御する加熱温度制御部、1
07はカセット用紙有無、レジストセンサ、排紙センサ
の各用紙有無センサの情報を取り込みエンジン制御部1
02に伝達する用紙有無センサ入力部、108は用紙搬
送上の不良を検出してエンジン制御部102に伝えるジ
ャム検出部、109は駆動モータ、スキャナモータ、レ
ーザなどの機能部品の異常を検出してエンジン制御部1
02に伝達する故障検出部である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の加熱装置は、被
加熱材としての用紙の幅が所定の幅よりも短くなると、
最も加熱条件の悪い材種、環境で加熱するように、加熱
のスループットを低下させることで、加熱領域の全長に
おける温度むらの発生を回避している。そのため、加熱
装置の有する機能を十分に発揮できない場合があるとい
う課題があった。
【0011】本発明は、上記のような従来の課題を解消
するためになされたもので、加熱中における加熱条件の
変動を検出して別の加熱素子の追加駆動を行うことによ
り、特定の加熱素子に対し給電電力を非常に高く設定に
することなく、殆どの使用条件で最適な電力で加熱領域
の全長にわたって、温度むらの発生を回避した加熱制御
のできる加熱装置を得ることを目的とする。
【0012】また、この加熱装置を加熱定着装置として
使用することにより、画像を損傷することなく、確実に
加熱定着を行い、高品質の画像を形成することのできる
画像形成装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
することを特徴とする加熱装置および画像形成装置であ
る。
【0014】(1)独立駆動可能な複数の加熱素子と、
前記複数の加熱素子の中の少なくとも1つの加熱素子
は、他の加熱素子と加熱幅が異なり、被加熱材の幅に応
じて駆動する加熱素子を選択するヒータ選択手段と、加
熱条件の変動を検出する加熱条件検出手段と、前記加熱
条件検出手段からの加熱条件低下を検出した信号を受け
取ると、前記ヒータ選択手段に別の加熱素子の追加駆動
を指示する指示手段とを備えた加熱装置。
【0015】(2)前記加熱条件検出手段は、駆動中の
加熱素子の給電比率が所定の割合以上になっとことを判
断した場合、前記指示手段に別の加熱素子の追加駆動を
報知することを特徴とする(1)記載の加熱装置。
【0016】(3)前記加熱条件検出手段は、加熱素子
の給電を開始してからの温度勾配が所定の勾配以下であ
ることを判断した場合、前記ヒータ選択手段に別の加熱
素子の追加駆動を報知することを特徴とする(1)記載
の加熱装置。
【0017】(4)前記加熱条件検出手段は、電源電圧
が所定の電圧以下であることを判断した場合、前記指示
手段に別の加熱素子の追加駆動を報知することを特徴と
する(1)記載の加熱装置。
【0018】(5)前記加熱条件検出手段は、駆動中の
加熱素子に流れる電流が所定の電流以下であることを判
断した場合、前記指示手段に別の加熱素子の追加駆動を
報知することを特徴とする(1)記載の加熱装置。
【0019】(6)前記指示手段は、前記加熱条件検出
手段からの加熱性低下条件の変化具合に応じて追加駆動
する加熱素子の給電比率を決定することを特徴とする
(1)記載の加熱装置。
【0020】(7)記録材上に直接的または間接的に未
定着画像を形成する画像形成手段と、前記未定着画像を
前記記録材上に永久画像として加熱定着する加熱定着手
段とを備え、この加熱定着手段として(1)〜(6)の
うちのいずれか1項記載の加熱装置を用いることを特徴
とする画像形成装置。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を説
明する。
【0022】実施例1.図1は本発明の加熱装置を示す
斜視図、図2は加熱部の拡大断面図、図3は熱源となる
ヒータの正面図である。図1〜図3において、150は
被加熱材としての用紙Pの加熱面を加熱する加熱フィル
ム、151’は加熱フィルム150をガイドするととも
に、用紙Pを加熱するヒータ152’を固定するフィル
ムガイド、153は加熱時に加熱フィルム150を介し
て用紙Pをヒータ152に押圧する加圧ローラ、154
は加圧ローラ153の軸で、不図示の駆動源から加えら
れる駆動力によって矢印方向に回転する。
【0023】上記ヒータ152’は、ヒータユニットの
基板となるセラミック基板170、セラミック基板17
0上に形成された発熱素子としての複数の抵抗体171
a,171b、加熱フィルム150との周動性を向上さ
せるために設けられた耐熱ガラス172、抵抗体171
a,171bと温度検出用のサーミスタ素子174との
絶縁をとるために設けられた耐熱ガラス173とで構成
されている。
【0024】上記のサーミスタ素子174は通常サイズ
の用紙Pを加熱する場合に駆動する通常サイズ用の抵抗
体171aを温度制御する場合と、小サイズの被加熱材
を加熱する場合に駆動する小サイズ用の抵抗体171b
を温度制御する場合との両方の場合に、ヒータ152’
の温度検出を行う。
【0025】図3はヒータ152’の正面図であり、1
61a,161bは小サイズ用の抵抗体171bに通電
するための電極、162a,162bは通常サイズ用の
抵抗体171aに通電するための電極である。
【0026】図4はヒータ152’の温度制御部の構成
を示すブロック図であり、図において、201はAC電
源、202はヒータの駆動制御を司るエンジン制御部、
203はエンジン制御部202からのON/OFF信号
であるFSPD1に基づき通常サイズ用の抵抗体171
aに通電するヒータ駆動制御部、204はエンジン制御
部202からのON/OFF信号であるFSPD2に基
づき小サイズ用の抵抗体171bに通電するヒータ駆動
制御部、205はエンジン本体内にあり、用紙搬送中に
用紙の幅が所定の幅以上か未満かを検出する用紙幅検出
センサ、206はヒータ152の温度が異常温度になっ
た場合に、強制的にAC電源を遮断するサーモスイッチ
である。
【0027】次に動作について説明する。
【0028】エンジン制御部202は用紙幅検出センサ
205の情報に基づき、通常サイズ用の抵抗体171a
か小サイズ用の抵抗体171bのどちらの抵抗体で温度
制御するかを決める。その上で、温調目標温度に対し
て、図5(a)に示す所定のAC波数周期に対して何波
通電するか、デユーティを制御しながら、ヒータ15
2’に通電する。図5(b)に示すように給電比率50
%の場合は、ヒータ152’に供給する電力は図5
(c)に示すようになる。つまり、目標温度より低けれ
ば通電デューティを大きくして温度を上げ、目標温度よ
り高い場合には、通電デューティを小さくして、温度を
下げる方向に制御する。
【0029】その結果、通電比率が100%に達した場
合には、定着性に対して悪条件になっているものと判断
し、もう一方の抵抗体の補助通電を開始する。その際の
通電比率は、最低デューティから徐々に目標温度に達す
るまで上げられる。その状態で、加熱条件が変化し、別
の抵抗体の補助通電比率が0%になり、しかもメインの
抵抗体の通電比率が100%以下になった場合には、メ
インのヒータのみの温調制御に切り替える。
【0030】図6は以上の制御動作を説明するフローチ
ャート、図7は加熱開始時のサーミスタの出力を温度に
換算したものを縦軸とし、横軸を時間として表した加熱
温度変化図であり、図中、T0は加熱時の目標温度であ
り、T1およびT2は温度勾配を測定する際の基準とな
る温度である。
【0031】まず。通常サイズ用の抵抗体171aの温
調を開始し、図7に示す目標温度T0にセットする(ス
テップST1,ST2)。次いで、サーミスタ174の
出力が目標温度T0以上かを判断し(ステップST
3)、YESならば、小サイズ用の抵抗体171bに通
電中かを判断し(ステップST4)、YESならば小サ
イズ用の抵抗体171bへの通電処理を停止(ステップ
ST5)してステップST3に戻り、NOならば、通電
比率低減処理(ステップST6)した後ステップST3
に戻る。
【0032】一方、上記ステップST3の判断におい
て、NOの場合は、通電比率増加処理(ステップST
7)を行なった後、通電比率100%に到達したかを判
断し(ステップST8)、NOならば小サイズ用の抵抗
体171bへの通電処理を停止(ステップST9)して
ステップST3に戻り、YESならばサーミスタ174
の出力は目標温度T0-T1以下かを判断する(ステッ
プST10)。そして、NOの場合は直ちにステップS
T3に戻り、YESの場合は小サイズ用の抵抗体171
bへの通電処理を開始(ステップST11)後してステ
ップST3に戻る。
【0033】実施例2.本発明の実施に形態2は、加熱
装置を立ち上げる際の、抵抗体の温度勾配を検出し、そ
の温度勾配に応じて、別の抵抗体を補助的に通電するか
どうか判断する。
【0034】図8は温度勾配を測定した結果によって別
の抵抗体を補助的に通電するかどうかを判断するエンジ
ン制御部202の処理を示したフローチャートである。
【0035】まず、エンジン制御部202はプリンタコ
ントローラ101(図11参照)からの加熱要求を待つ
状態にある。その場合には、加熱装置の通電は絶たれて
おり、抵抗体171a,171bの温度はほぼ室温近く
になっている。そして、コントローラ101から加熱要
求有りかを判断し(ステップST21)、NOならばこ
の判断動作を繰り返し、YESならば、加熱条件を読み
取り(ステップST22)、小サイズ用紙の加熱かを判
断する(ステップST23)。YESならば小サイズ抵
抗体への通電を開始(ステップST24)、NOならば
小サイズ抵抗体への給電処理を停止(ステップST2
5)する。
【0036】その後、サーミスタ174の出力をモニタ
し、室温からサーミスタ温度がT1℃になるまで待つ。
そして、サーミスタ温度がT1℃以上かを判断し(ステ
ップST26)、NOであれば該動作を繰り返し、YE
Sであれば、温度勾配測定のための測定タイマ(図示せ
ず)を起動しカウントを開始する(ステップST2
7)。そして、サーミスタ温度がT1℃より高いT2℃
に達したかを判断し(ステップST28)、NOであれ
ば該判断を繰り返し、YESであればら測定タイマを停
止し(ステップST29)、測定タイマのカウント値t
を読み取る(ステップST30)。しかる後、測定結
果、(T2-T1)/tが所定の温度勾配Aより大きい
かを判断し(ステップST31)、YESであれば、加
熱のための電力は十分であると判断し、補助としての抵
抗体への通電をリセットして、現在通電中の抵抗体のみ
を用いて温度制御する(ステップST32)。
【0037】一方NO、つまり所定の温度勾配Aより小
さいと判断した場合には、加熱のための電力は若干少な
いと判断し、温度勾配Aの値に応じた通電比率で別の抵
抗体を補助的に追加通電する(ステップST33)。つ
まり、温度勾配が低い、立ち上げ時間が長い場合には、
別の抵抗体を補助的に追加通電する際の通電比率をより
高く設定するような処理を行う。以上のように、補助的
に別の抵抗体を追加通電するか否かの判断を、ヒータ立
ち上げ時の温度勾配から判断することも可能である。
【0038】実施例3.図9は本発明の実施に形態3を
制御ブロック図を示すもので、別の抵抗体を補助的に追
加通電するか否かを、AC電源201の電圧を検出して
判断するものである。図9において、202’はAC電
圧を検出し、その結果に基づいて補助的に別の抵抗体を
追加通電するか否かを判断するエンジン制御部、210
はAC電圧をモニタし所定の電圧以上か未満かを検出
し、その結果をフォトカプラ211を介して2次側にあ
るエンジン制御部202’に伝達している電圧比較回路
であり、他の構成部分は前記図4の構成部分と同じであ
るから、同一部分に同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0039】以上の構成により、AC電圧が非常に低い
地域などで、通常の抵抗体通電では、電力が十分でない
と判断した場合には、補助的に別の抵抗体をAC電圧に
応じた通電比率で通電することによっても実施可能であ
る。
【0040】実施例4.実施例3では、AC電圧を検出
することで、抵抗体の電力不足があるか否かを判断して
いるが、この実施例4は電力を検出する方法として、抵
抗体に流れる電流を検出するものである。また、電力を
さらに精度良く検出する方法として、実施例3の電圧検
出とこの実施例4の電流検出とを兼用する方法も可能で
ある。
【0041】実施例5.図10は本発明の加熱装置を加
熱定着装置として適用した画像形成装置を示す構成図で
あり、ここで、1は静電潜像を形成するための感光体ド
ラム、2は感光体ドラム1の表面を一様に帯電するため
の帯電ローラ、3はレーザビームを感光体ドラム1上で
走査するための光学ユニットであり、これ等感光ドラム
1,帯電ローラ2,光学ユニット3により画像形成手段
を構成している。4は光学ユニット3から発せられたレ
ーザビーム、5はレーザビーム4により感光体ドラム1
上に形成された静電潜像を、トナーにて現像するための
現像器、6は感光体ドラム1上のトナー像(未定着画
像)を、記録材としての所定の用紙Pに転写する転写ロ
ーラ帯電器、7は用紙P上のトナーを溶融して該用紙P
に加熱定着させる加熱定着装置であり、前記実施例1〜
実施例4のうちのいずれかの加熱装置を適用する。
【0042】8は印字する用紙Pを積載しておくための
カセット、9はカセット8から用紙Pをピックアップす
る標準カセット給紙ローラ、10は用紙Pを機外へ排出
するための排出ローラ、11は搬送されてきた用紙Pの
先端を検出するためのレジストセンサ、12は用紙先端
の斜行を補正するためのレジストローラ、13は用紙P
が正常に加熱定着装置7から排出されたかどうかを確認
するための排出センサ、14はカセット8内の用紙の有
無を検出するための用紙有無センサ、15は感光体ドラ
ム、帯電、現像、トナーを一つのユニット内に収納し、
加熱装置本体から脱着できるカートリッジである。
【0043】図11は制御系を示すブロック図であり、
101はホストコンピュータ(図示せず)との間での通
信と画像データの受信および受け取った画像データを印
字可能な情報に展開するとともに、エンジン制御部10
2’との間で信号のやり取りおよびシリアル通信を行う
プリンタコントーラである。エンジン制御部102’は
プリンタコントーラ101との間で信号のやり取り、シ
リアル通信を介してプリンタエンジンの各ユニットの制
御を行う。
【0044】103はエンジン制御部102’からの指
令に基づいてカセット8から用紙Pを給紙して転写部へ
搬送し、その後の定着排紙までの用紙搬送を司どるとと
もに、搬送ローラの駆動のための駆動源となる駆動モー
タのON/OFFを制御する用紙搬送制御部、104は
スキャナモータのON/OFF、レーザのON/OFF
などエンジン制御部の指示に基づき実行する光学系制御
部、105は帯電、現像、転写の各高圧のON/OFF
および出力制御をエンジン制御部102’に伝達する高
圧制御部、106’は加熱定着装置内の加熱フィルム1
50の温度を所定の温度に制御する加熱温度制御部、1
07はカセット用紙有無、レジストセンサ、排紙センサ
の各用紙有無センサの情報を取り込んみエンジン制御部
102’に伝達する用紙有無センサ入力部、108は用
紙搬送上の不良を検出してエンジン制御部102’に伝
えるジャム検出部、109は駆動モータ、スキャナモー
タ、レーザなどの機能部品の異常を検出してエンジン制
御部102’に伝達する故障検出部である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、独立駆
動可能な複数の加熱素子と、前記複数の加熱素子の中の
少なくとも1つの加熱素子は、他の加熱素子と加熱幅が
異なり、用紙の幅に応じて駆動する加熱素子を選択する
ヒータ選択手段と、加熱条件の変動を検出する加熱条件
検出手段と、前記加熱条件検出手段からの加熱条件低下
の信号を受け取ると、、前記ヒータ選択手段に対し、別
の加熱素子の追加駆動を指示する指示手段とを備える構
成としたので、通常サイズ用の抵抗体による加熱中に加
熱が不足していると判断した場合、別の小サイズ用の抵
抗体を補助的に通電することにより、十分な加熱性が得
られる。
【0046】また、小サイズ用の抵抗体は小サイズの温
調のために設けられているものであるが、通常サイズの
プリント時にも、駆動中の加熱素子の給電比率が所定の
割合以上になった場合、給電を開始してからの温度勾配
が所定の勾配以下であった場合、電源電圧が所定の電圧
以下である場合、加熱素子に流れる電流が所定の電流以
下である場合等の所定の条件下で小サイズ用の抵抗体に
も通電することにより、通常サイズ用の抵抗体を予め様
々な条件で最適な電力で制御できるようになる。従っ
て、装置の仕様を最適化でき、コストパフォーマンスの
向上に貢献する加熱装置を得ることができるという効果
がある。
【0047】さらに、この加熱装置を加熱定着装置とし
て使用することにより、画像を損傷することなく、確実
に加熱定着を行い、高品質の画像を形成することのでき
る画像形成装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す加熱装置の斜視図で
ある。
【図2】 その要部の横断面図である。
【図3】 ヒータの正面図である。
【図4】 ヒータの温度制御部の構成を示すブロック図
である。
【図5】 ヒータに給電するAC電力の説明図である。
【図6】 制御動作を説明するフローチャートである。
【図7】 本発明の実施例1を説明するための加熱温度
特性図である。
【図8】 エンジン制御部の処理動作を説明するフロー
チャートである。
【図9】 本発明の実施例3によるヒータの温度制御部
の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の画像形成装置を示す構成図であ
る。
【図11】 この画像形成装置の制御系を示すブロック
図である。
【図12】 従来の加熱装置の斜視図である。
【図13】 その要部の横断面図である。
【図14】 ヒータの正面図である。
【図15】 従来の画像形成装置を示す構成図である。
【図16】 この画像形成装置の制御系を示すブロック
図である。
【符号の説明】
171a、171b 抵抗体(加熱素子) 102 エンジン制御部(ヒータ選択手段、加熱条件検
出手段、指示手段) 1 感光ドラム(画像形成手段) 2 帯電ローラ(画像形成手段) 3 光学ユニット(画像形成手段) 5 現像器(現像手段) P 用紙(被加熱材、記録材)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA02 BB28 BE03 CA02 CA04 CA17 CA23 CA27 3K058 AA65 AA87 AA88 BA18 CA03 CA04 CA45 CA61 CE13 CE19 CE23 CE24 CE25 CE32 CF00 DA05 GA06 5H323 AA36 BB12 CA08 CB02 CB42 DA01 FF01 GG04 JJ03 KK05 LL02 MM02 MM09 MM14 MM20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立駆動可能な複数の加熱素子と、前記
    複数の加熱素子の中の少なくとも1つの加熱素子は、他
    の加熱素子と加熱幅が異なり、被加熱材の幅に応じて駆
    動する加熱素子を選択するヒータ選択手段と、加熱条件
    の変動を検出する加熱条件検出手段と、前記加熱条件検
    出手段からの加熱条件低下を検出した信号を受け取る
    と、前記ヒータ選択手段に別の加熱素子の追加駆動を指
    示する指示手段とを備えた加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱条件検出手段は、駆動中の加熱
    素子の給電比率が所定の割合以上になっとことを判断し
    た場合、前記指示手段に別の加熱素子の追加駆動を報知
    することを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱条件検出手段は、加熱素子の給
    電を開始してからの温度勾配が所定の勾配以下であるこ
    とを判断した場合、前記ヒータ選択手段に別の加熱素子
    の追加駆動を報知することを特徴とする請求項1記載の
    加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱条件検出手段は、電源電圧が所
    定の電圧以下であることを判断した場合、前記指示手段
    に別の加熱素子の追加駆動を報知することを特徴とする
    請求項1記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱条件検出手段は、駆動中の加熱
    素子に流れる電流が所定の電流以下であることを判断し
    た場合、前記指示手段に別の加熱素子の追加駆動を報知
    することを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記指示手段は、前記加熱条件検出手段
    からの加熱性低下条件の変化具合に応じて追加駆動する
    加熱素子の給電比率を決定することを特徴とする請求項
    1記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 記録材上に直接的または間接的に未定着
    画像を形成する画像形成手段と、前記未定着画像を前記
    記録材上に永久画像として加熱定着する加熱定着手段と
    を備え、この加熱定着手段として請求項1〜請求項6の
    うちのいずれか1項記載の加熱装置を用いたことを特徴
    とする画像形成装置。
JP2000055594A 2000-03-01 2000-03-01 加熱装置および画像形成装置 Pending JP2001244050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055594A JP2001244050A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 加熱装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000055594A JP2001244050A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 加熱装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001244050A true JP2001244050A (ja) 2001-09-07

Family

ID=18576687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000055594A Pending JP2001244050A (ja) 2000-03-01 2000-03-01 加熱装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001244050A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122179A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122179A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Canon Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8311431B2 (en) Image forming apparatus comprising a control section configured to carry out a control process including setting a power saving mode
JP2008003469A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2001249560A (ja) 画像形成装置
EP0450395B1 (en) Image recording apparatus
JP2005070119A (ja) 画像形成装置
JP2001282036A (ja) 画像形成装置
JP2001244050A (ja) 加熱装置および画像形成装置
US7212754B2 (en) Image forming apparatus forming an image by thermally fixing a developed image
JP2002132087A (ja) 画像形成装置
US20040239976A1 (en) Image generating apparatus
JP3416585B2 (ja) 定着装置
KR100303661B1 (ko) 정착기의 온도 제어방법
JP2003280447A (ja) 画像形成装置
JP4307351B2 (ja) 電源システムおよびその制御方法
JP2004198898A (ja) 加熱装置
JP2002023553A (ja) 画像形成装置
JP2001282039A (ja) 画像形成装置
JPH056126A (ja) 画像形成装置
JP2003005570A (ja) 画像形成装置
JP2006154047A (ja) 画像形成装置
JP2003282219A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2003151720A (ja) 加熱装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2021185404A (ja) 画像形成装置
JP3313920B2 (ja) 画像形成装置
JP2023125003A (ja) 画像形成装置