JP2001243741A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ

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JP2001243741A JP2000055347A JP2000055347A JP2001243741A JP 2001243741 A JP2001243741 A JP 2001243741A JP 2000055347 A JP2000055347 A JP 2000055347A JP 2000055347 A JP2000055347 A JP 2000055347A JP 2001243741 A JP2001243741 A JP 2001243741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの先端に固着したリーダーピンが
ケース開口部内の収納部に保持された状態から、ローデ
ィング時に回動移動する係合部材による係合時にリーダ
ーピンの移動を阻止し、確実な係合保持が行えるように
してローディング動作の信頼性を高める。 【解決手段】 磁気テープ6を巻装した単一のリール7
を回転可能にカートリッジケース4に収容し、磁気テー
プ6の先端に固着したリーダーピン5の端部を着脱可能
に固定保持するケース4の凹状収納部20に、記録再生装
置の係合部材60の回動方向の前面側に、リーダーピン5
の端部と接触してリーダーピン5の係合時の移動を規制
する当接部22が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジケー
ス内に磁気テープが巻装された単一のリールを回転可能
に収容し、この磁気テープの先端に該磁気テープを引き
出すためのリーダーピンを固着してなる磁気テープカー
トリッジに関し、特に、上記リーダーピンを着脱可能に
保持する収納部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の外部記憶装置に
用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカ
ートリッジには、単一のリールに磁気テープを巻装し、
このリールをカートリッジケース内に回転可能に収容し
たタイプのものが知られている。この磁気テープはコン
ピュータ等のデータ保存用として用いられ、重要な情報
が記憶されているため、テープジャミング等のトラブル
が発生しないように、また不用意に磁気テープが引き出
されないように構成されている。
【0003】また、上記磁気テープの先端部にはリーダ
部材(本発明ではリーダーピン)が固着され、このリー
ダ部材を記録再生装置側で引き出して巻き取り又は巻き
戻しを行うように構成される。そして、上記リーダ部材
は、カートリッジケースに着脱可能に凹状収納部に保持
されるものであり、その保持にロック部材のバネ力が使
用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、記録再生装
置側の係合部材によって前記リーダーピンを係合してカ
ートリッジケースの開口部から引き出す際に、この係合
部材が開口部から挿入され回動動作によって前記リーダ
ーピンを引っ掛けるように係合保持するように設けるの
が記録再生装置の機構の簡素化が図れるものであるが、
このように回動してリーダーピンを係合する際に、その
係合に伴ってリーダーピンが移動するとリーダーピンの
係合が確実に行えない恐れがある。
【0005】具体的には、図14に示すような形態が考
えられている。磁気テープ6の先端に固着されたリーダ
ピン5は、カートリッジケース4における下ケース3
(上ケースでも同様)の側面に開口された開口部10か
ら出し入れされ、この開口部10の内方の上下壁面には
リーダピン5の端部が挿入係止される凹状の収納部55
が設けられ、この収納部55から開口部10に向けてテ
ーパー状の挿入案内部21が設けられている。そして、
上記リーダピン5を前記収納部55に着脱可能に保持す
るロック部材50は平面が略U字形状であり、板状の取
付部50aがケース側壁3b(前壁)に沿って下ケース
3の底面に立設された取付ボス51によって側壁3bと
の間に挟持される。上記取付部50aの後端から前方に
湾曲した上下端部には開口部10に向けて伸びる弾性腕
部50bが連設され、この弾性腕部50bの先端にリー
ダピン5の両端部に当接する保持部50cが設けられ
る。
【0006】一方、上記収納部55は、前記リーダーピ
ン5の端部周面に接触して受ける円弧状の当接面を有す
るが、この当接面は前記ロック部材50の弾性腕部50
b及び保持部50cの設置スペースを確保することか
ら、このロック部材50側の部分(ケース前壁側部分)
が切り取られ、リーダーピン5の開口部10と平行な中
心線より奥側の部分が短い範囲に形成されている。その
他の磁気テープカートリッジの構造は後述の図1〜図3
の構造と同様であり、その説明を参照されたい。
【0007】上記収納部55に保持されたリーダーピン
5の引き出し(ローディング)は、記録再生装置の係合
部材60(リーダーブロック)によって行われ、この係
合部材60は一側部にリーダーピン5の上下の係合部5
c(後述の図2参照)と係合する係合切欠き60aを有
する。上記係合部材60による係合動作は、まず、カー
トリッジケース4の開口部10に対して矢印A方向に移
動し、リーダーピン5のケース前面側の側壁3bから離
れた位置に向けて開口部10内に進入し、続いて先端が
円弧状にリーダーピン5に接近する矢印B方向にケース
前面側に回動し、その係合切欠き60aがリーダーピン
5の係合部5cに係合して引っ掛けた後、矢印C方向に
後退移動してリーダーピン5を開口部10からカートリ
ッジケース4の外部に引き出すものである。
【0008】上記リーダーピン5の引き出し動作におい
て、係合部材60が矢印B方向に回動してリーダーピン
5を係合する際に、リーダーピン5が係合部材60と接
触して、矢印B方向の係合力を受ける場合があり、その
際に、収納部55の当接面は上記係合部材60の矢印B
方向の回動動作に対する前面側が除去されていること
で、ロック部材50の付勢力だけでは抗しきれずにリー
ダーピン5が収納部55から外れるか傾いて、係合部材
60に正常に保持されずにローディング動作不良が発生
して使用上の信頼性を損なう恐れがある。
【0009】本発明は上記点に鑑みなされたもので、回
動移動する係合部材によるリーダーピンの係合時にリー
ダーピンの移動を阻止し、確実なローディングが行える
ようにした磁気テープカートリッジを提供せんとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の磁気テープカートリッジは、下ケース及び該下ケー
スの上部に重ね合わせる上ケースにより、磁気テープを
巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッ
ジケースを備え、前記磁気テープの先端に該磁気テープ
を引き出すためのリーダーピンが固着され、該リーダー
ピンの端部が前記カートリッジケースの開口部内の凹状
収納部に着脱可能にロック部材によって固定保持され、
記録再生装置の係合部材が前記開口部から挿入され回動
動作によって前記リーダーピンが係合保持されて引き出
される磁気テープカートリッジにおいて、前記収納部
は、前記係合部材の回動方向の前面側に、前記リーダー
ピンの端部と接触して該リーダーピンの係合時の移動を
規制する当接部が形成されたことを特徴とするものであ
る。
【0011】前記当接部の形成に伴い、ロック部材の形
態を変更するか、ロック部材の設置位置を係合部材の挿
入側とするのが好ましい。
【0012】なお、前記当接部は、前記収納部における
少なくとも開口部と反対の方向からケース前面側の範囲
において、係合部材の回動方向の前面側の部分に形成す
るものである。
【0013】
【発明の効果】上記のような本発明の磁気テープカート
リッジによれば、リーダーピンを収容する収納部におけ
る係合部材の回動方向の前面側にリーダーピンの端部と
接触してリーダーピンの係合時の移動を規制する当接部
を形成したことにより、ローディング時に係合部材が回
動してリーダーピンを係合する際に、係合部材がリーダ
ーピンと接触してケース前面側に押す力を受けても、リ
ーダーピンは上記係合部材の回動動作の前方に位置する
収納部の当接部によってその移動が阻止され、リーダー
ピンが収納部から外れたり傾くのが防止でき、リーダー
ピンは係合部材に正常に保持されて確実なローディング
動作が行え使用上の信頼性を確保できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一つの実施の形
態の磁気テープカートリッジの分解斜視図、図2はスラ
イドドアが開いた状態の開口部近傍の正面図、図3は図
2の上ケースを除去した状態の開口部近傍の平面図、図
4は収納部の斜視図、図5はロック部材の斜視図であ
る。この明細書での前後方向は、磁気テープカートリッ
ジの装填方向(図1の斜め右上方向)に対応して表記し
ている。
【0015】磁気テープカートリッジ1は、上ケース2
と下ケース3とがビス等により締結されてなるカートリ
ッジケース4内に、先端にリーダーピン5が固着された
磁気テープ6を巻装した単一のリール7が回動可能に収
容される。上記上下ケース2,3の一側壁2b,3bに
は、磁気テープ6を引き出すための開口部10が形成さ
れ、この開口部10は図示しないスプリングで閉方向に
付勢されたスライドドア11により開閉され、開口部1
0近傍には上記スライドドア11が摺動する溝状のドア
レール12(図3参照)が形成される。
【0016】また、磁気テープカートリッジ1はその不
使用時に磁気テープ6が完全にリール7に巻き込まれた
状態で、先端のリーダーピン5が開口部10の近傍に形
成された凹状の収納部20に係止保持される。この収納
部20には開口部10に向けて誘い込み構造に形成され
た挿入案内部21(ガイド面)が連設され、奥部の収納
部20に向けてリーダーピン5の端部を案内する。
【0017】前記リーダーピン5は、磁気テープカート
リッジ1を使用する記録再生装置のドライブ装置が磁気
テープ6を装置内のテープ走行路に導入するために、前
記係合部材60(図14参照)で保持されて引き出され
るローディング用のものである。また、上記リーダーピ
ン5を前記収納部20に着脱可能に保持する板バネによ
るロック部材9が設置されている。
【0018】リーダーピン5は図2に示すように、磁気
テープ6の先端部を巻き付けて断面C形のクランプ部材
5eの嵌着によりクランプする軸状のテープクランク部
5aを中央に有し、このテープクランプ部5aの上下両
側に板状の上下フランジ部5b,5bが連設され、さら
に上下フランジ部5bの上下に記録再生装置の係合部材
60の係合切欠き60aで係合保持される細い係合部5
c,5cがそれぞれ軸方向に延びて形成され、両端には
ケース固定用の固定部5d,5dが形成されてなる。こ
のリーダーピン5は例えば金属棒(ステンレス鋼等)の
削り出しによって形成され、そのテープクランプ部5a
は長さが磁気テープ6の幅に設けられている。前記クラ
ンプ部材5eは樹脂成形品であり、前記リーダーピン5
のテープクランプ部5aの長さに相当する軸方向長さを
有し、その全長に渡って軸方向に延びるスリットが開口
された断面C形に形成され、テープクランプ部5aの外
周に弾性的に嵌着可能に設けられている。
【0019】前記ロック部材9(図5参照)は上下一体
であり、略矩形板状の取付部9aが、前記上ケース2及
び下ケース3の重ね合わせで、ケース側壁2b,3b
(前壁)の近傍に設けられたバネ装着部23(上ケース
2については図示していないが下ケース3と対称同形状
である)に係合されて保持される。上記取付部9aのリ
ーダーピン5側の縁部の上下両端部に、リーダーピン5
の方向に前記取付部9aから屈曲して延びる弾性腕部9
bが連接され、この腕部9bの先端保持部9cがリーダ
ーピン5の固定部5dの外周に当接する。該保持部9c
は、リーダーピン5側に突出する山形に設けられ、先端
側の斜面で開口部10から挿入移動するリーダーピン5
に接触して弾性腕部9bが撓み変形し、内部側の斜面で
リーダーピン5を収納部20内に押圧保持するようにな
っている。また、前記取付部9aの上下端部には係合凹
部9dが設けられている。なお、上下の弾性腕部9b,
9bは、根元部分で上下連結するように設けてもよい。
【0020】前記のようなロック部材9を保持する上下
ケース2,3のバネ装着部23は、上下ケース2,3の
側壁2b,3b(前壁)の内面に形成された2つのリブ
23a,23aと、その中間における底面に立設された
突起23bとの間に取付部9aが挿入されると共に、底
面の凸部23cに係合凹部9dが嵌合して、ロック部材
9を保持するように設けられている。また、奥部側の端
部には、ロック部材9の取付部9aにおける腕部9bと
反対側の端部を直立状態に保持する倒れ規制部23dが
設けられている。
【0021】そして、前記収納部20は、図3及び図4
に示すように、開口部10と平行な中心線より奥側の1
/2周の円弧面とこの円弧面の両側に続く平行面とによ
る凹部周面20aと、平坦な底面20bとによる略U字
状の凹部で形成され、凹部周面20aの高さ(凹部の深
さ)はリーダーピン5の固定部5dの高さより低く形成
されている。また、前記凹部周面20aは、記録再生装
置の係合部材60(図14参照)のローディング動作に
おける矢印B方向の回動動作の前方部分(ケースの前面
側)の範囲に形成された当接部22を有している。上記
凹部周面20aの円弧面はリーダーピン5の固定部5d
の外径に相当する内径に設けられ、収納したリーダーピ
ン5をその中心位置に保持し、当接部22はローディン
グ時にリーダーピン5の固定部5dと接触して係合部材
60による係合時の移動を規制する。
【0022】前記収納部20より開口部10側の挿入案
内部21は、収納部20の底面20bに連続する平坦面
21aと開口端の傾斜面21bとで構成され、両側には
前記収納部20の凹部周面20aに連続して、開口部1
0に向けて幅が広がる側面21cが形成されている。上
記側面21cの開口部10の近傍には、ドアレール12
が形成され、ケース前面側の斜面21cには前記ロック
部材9を設置するための凹部25が形成され、腕部9b
前端の保持部9cがリーダーピン5の固定部5dに当接
可能に設けられている。
【0023】なお、図1において、上下ケース2,3は
略矩形状に形成され、上壁2a及び底壁3aの周囲に側
壁2b,3bが設けられ、内部にはリール7の外周に沿
う円弧状の内壁3c(上ケース2については図示せず)
が設けられている。下ケース3は前記側壁3bと内壁3
cとの間に配設された4カ所のボス部3d(開口部10
近傍のボス部はスライドドア11で隠れている)を上ケ
ース2の不図示のボス部と当接させて、底面からビスを
締め付けて重ね合わせ状態で締結される。
【0024】また、前記下ケース3の中心部にはドライ
ブ装置の駆動軸によって前記リール7を回転駆動するた
めのセンター穴3eが開口され、カートリッジケース4
の後端部には書き込み防止用のライトプロテクタ部材1
3が摺動可能に配設される。前記リール7の中心部に
は、不使用状態におけるリール7の回転を拘束する回転
規制機構15が設けられる。
【0025】その他、図示していないが、リール7の底
面には中央部にマグネット式の回転駆動手段を吸引保持
させるためのリールプレートが取り付けられ、外周部に
は回転駆動手段のドライブギヤと噛合するリールギヤが
刻設されている。なお、リールギヤとドライブギヤが噛
合した状態においては前記回転規制機構15が解除作動
してリール7が回転自在とされる。
【0026】本実施の形態によれば、リーダーピン5を
収容する収納部20に、係合部材60の回動方向の前面
側にリーダーピン5の固定部5dと接触する当接部22
を設け、前記係合部材60による係合に伴う移動を当接
部22で規制することで、ローディング時に係合部材6
0がリーダーピン5と接触してケース前面側に押す力を
受けても、リーダーピン5が収納部20から外れたり傾
くのを防止し、確実なローディング動作が行える。
【0027】図6は他の実施の形態の磁気テープカート
リッジの上ケースを除去した状態の要部平面図、図7は
図6のX−X断面図である。
【0028】この例の上下ケース2,3及びリーダーピ
ン5等の基本構造は前記実施の形態に示した構造と同様
であり、ロック部材30がリーダーピン5の反対側に配
設され、収納部20に当接部22が形成されている。
【0029】すなわち、リーダーピン5を係止保持する
ロック部材30が、下ケース3(上ケース2でも同様)
におけるケース前面から離れた反対側に設置され、この
ロック部材30を設置する凹部25が反対側に形成され
ることで、収納部20の前面側の凹部周面20aと挿入
案内部21の側壁21cとが連続して形成され、収納部
20における係合部材60の回動動作の前面側の係合時
のリーダーピン5の移動を規制する当接部22が広く形
成されている。
【0030】前記ロック部材30は線バネで上下別体に
構成され、屈曲した取付部30aがケース下壁3aの設
置凹部25の後端部に形成されたバネ装着部31の屈曲
溝部31aに嵌合固定され、ロック部材30が所定の位
置に保持される。上記バネ装着部31から開口部10に
向けて延びる腕部30bの先端に保持部30cが連接さ
れ、該保持部30cがリーダーピン5の固定部5dに当
接し、リーダーピン5を収納部20に押圧保持するよう
になっている。その他の構造は、図3と同様であり同一
構造には同一符号を付してその説明を省略する。
【0031】なお、上記ロック部材30は断面が円形状
のもののほか、断面楕円形状又は断面角形状の線バネで
構成するようにしてもよい。
【0032】本実施の形態によれば、ロック部材30の
配設位置を変更することにより、収納部20のケース前
面側の部分、すなわちローディング時の係合部材60の
回動操作の前面側部分の当接部22が広い範囲に形成で
き、ローディング時の係合力等によるリーダーピン5の
収納部20からの外れ及び傾きの発生を防止して、確実
な係合部材60によるリーダーピン5の係合保持が行え
る。
【0033】図8及び図9には、上記実施の形態におけ
るロック部材32の他の態様を示している。
【0034】この態様では、リーダーピン5の反対側に
配設されたロック部材32は、線バネで上下別体に構成
され、リング状に湾曲した取付部32aが、バネ装着部
33の溶着ボス33aに図9(A)のように嵌合され、図
9(B)のように溶着ボス32aの先端部が溶融された熱
カシメによって固定される。上記取付部32aから開口
部10に向けて延びる腕部32bの先端に保持部32c
が連接され、該保持部32cがリーダーピン5の固定部
5dに当接し、リーダーピン5を収納部20に押圧保持
するようになっている。また、バネ装着部33は凹部2
5の内面の前後に形成された突起33b、33cを有
し、この突起33b、33cがロック部材32の腕部3
2bに当接してその配設位置を規定している。
【0035】図10には、リーダーピン5の反対側に設
置するロック部材34のさらに他の態様を示している。
【0036】この態様では、線バネによるロック部材3
4は略U字状に形成され、直線状の取付部34aから湾
曲して開口部10の方向に延びる腕部34bの先端に、
リーダーピン5の固定部5dに当接する保持部34cが
連接されている。そして、上記取付部34aの湾曲部が
バネ装着部35の取付ボス35aに係合されると共に、
取付部34aの端部が溶着ボス35bによって固着され
る。上記溶着ボス35bは取付部34aの両側に突起が
立設され、この突起の先端部が溶融一体化された熱カシ
メによって固定される。
【0037】図11には、リーダーピン5の反対側に設
置するロック部材36のさらに他の態様を示している。
【0038】この態様では、線バネによるロック部材3
6は略U字状に形成され、直線状の取付部36aから湾
曲して開口部10の方向に延びる腕部36bの先端に、
リーダーピン5の固定部5dに当接する保持部36cが
連接されている。そして、上記取付部36aの湾曲部が
バネ装着部37の凹部25の壁面に近接して設けられた
取付ボス37aに係合されると共に、取付部36aの端
部が溶着ボス37bによって固着される。上記溶着ボス
37bは凹部25の壁面に近接する突起が立設され、そ
の壁面との間に取付部36aが位置した状態で突起の先
端部が壁面側に溶融された熱カシメによって固定され
る。
【0039】図12には、リーダーピン5の反対側に設
置するロック部材38の他の態様を示している。
【0040】この態様では、線バネによるロック部材3
8はクランク状に屈曲形成され、直線状の取付部38a
から屈曲して該取付部38aと略平行に開口部10の方
向に延びる腕部38bの先端に、リーダーピン5の固定
部5dに当接する保持部38cが連接されている。そし
て、上記腕部38bの基端側の屈曲部がバネ装着部39
の取付ボス39aに係合されると共に、取付部38aの
端部が凹部25の壁面に近接して設けられた取付ボス3
9bと壁面との間に嵌合挟持されている。
【0041】図13には、リーダーピン5の反対側に設
置するロック部材40のさらに他の態様を示している。
【0042】この態様では、線バネによるロック部材4
0は略L字状に屈曲形成され、直線状の取付部40aか
ら略90゜屈曲して開口部10の方向に延びる腕部40
bの先端に、リーダーピン5の固定部5dに当接する保
持部40cが連接されている。そして、上記取付部40
aの屈曲部がバネ装着部41の取付ボス41aに係合さ
れると共に、取付部40aの端部が溶着ボス41bによ
って固着される。上記溶着ボス41bは取付部40aの
両側に突起が立設され、この突起の先端部が溶融一体化
された熱カシメによって固定される。
【0043】なお、前記収納部20の当接部22は連続
した面で形成するほか、不連続形状に設けてもよく、ま
た、その設置位置は前記係合部材60の回動方向の変更
等に応じて適宜変更される。この当接部22は収納部2
0における凹部周面20aの少なくとも開口部10と反
対の方向からケース前面側の範囲において、係合部材6
0の回動方向の前面側の部分に形成するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態による磁気テープカ
ートリッジの分解斜視図
【図2】スライドドアが開いた状態の開口部近傍の正面
【図3】図2の上ケースを除去した状態の開口部近傍の
平面図
【図4】リーダーピン収納部の斜視図
【図5】ロック部材の斜視図
【図6】他の実施の形態による磁気テープカートリッジ
の上ケースを除去した状態の開口部近傍の平面図
【図7】図6のX−X線に沿うバネ装着部の断面図
【図8】さらに他の実施の形態による磁気テープカート
リッジの上ケースを除去した状態の開口部近傍の平面図
【図9】図8の溶着ボスの溶着前後の形態を示す断面図
【図10】図6のロック部材の他の態様を示す磁気テー
プカートリッジの上ケースを除去した状態の開口部近傍
の平面図
【図11】さらに他の態様を示す同平面図
【図12】さらに他の態様を示す同平面図
【図13】さらに他の態様を示す同平面図
【図14】従来の実施の形態によるローディング時の磁
気テープカートリッジの上ケースを除去した状態の開口
部近傍の平面図
【符号の説明】
1 磁気テープカートリッジ 2 上ケース 3 下ケース 4 カートリッジケース 5 リーダーピン 6 磁気テープ 7 リール 9 ロック部材 9a 取付部 9b 腕部 9c 保持部 10 開口部 20 収納部 22 当接部 23 バネ装着部 25 係合部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケース及び該下ケースの上部に重ね合
    わせる上ケースにより、磁気テープを巻装した単一のリ
    ールを回転可能に収容するカートリッジケースを備え、
    前記磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すための
    リーダーピンが固着され、該リーダーピンの両端部が前
    記カートリッジケースの開口部内の凹状収納部に着脱可
    能にロック部材によって固定保持され、記録再生装置の
    係合部材が前記開口部から挿入され回動動作によって前
    記リーダーピンが係合保持されて引き出される磁気テー
    プカートリッジにおいて、 前記収納部は、前記係合部材の回動方向の前面側に、前
    記リーダーピンの端部と接触して該リーダーピンの係合
    時の移動を規制する当接部が形成されたことを特徴とす
    る磁気テープカートリッジ。
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