JP2001243338A - 人事考課システム、人事考課方法、及び記録媒体 - Google Patents

人事考課システム、人事考課方法、及び記録媒体

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JP2001243338A
JP2001243338A JP2000051983A JP2000051983A JP2001243338A JP 2001243338 A JP2001243338 A JP 2001243338A JP 2000051983 A JP2000051983 A JP 2000051983A JP 2000051983 A JP2000051983 A JP 2000051983A JP 2001243338 A JP2001243338 A JP 2001243338A
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JP2000051983A
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Naoyuki Yoshida
尚幸 吉田
Yuji Naito
友士 内藤
Yoshiko Okamura
佳子 岡村
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Original Assignee
BUSINESS NET CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人事考課の作業全体をより迅速に且つ省力化し
て行なうことができる一方で、その進捗状況の管理の確
実化を図る。 【解決手段】考課サーバ11と、このサーバ11にネッ
トワーク12を介して通信可能に接続されたクライアン
ト15,16とを有して構築されたサーバ・クライアン
トシステムと、ネットワーク12を介して被考課者の職
務上の評価項目を評価する評価手段(15,13A,1
3B)とを備える。評価項目は、被考課者毎に人事カル
テの形式に記載される。さらに、考課作業の進捗状況を
オンラインで管理する管理手段(15,12,13A,
13B)を備える。管理手段は、被考課者及び考課者の
各人毎に時系列に並べた作業の進捗状況を一覧リストと
してオンライン表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人事考課における
評価作業の進捗状況を管理するシステム及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、企業等においては、労務管理の
一つとして人事考課が行なわれている。特に、多数の従
業員を擁する比較的規模の大きな企業にあっては、人事
考課は人事部の重要な仕事の一つとなっている。
【0003】この人事考課に要求されるファクタには種
々のものがあるが、その中でも、評価対象者(被考課
者)から見た場合、公正な評価が一番の関心事として挙
げられる一方で、評価する企業側(通常、人事部)から
見た場合、考課作業を迅速に且つ省力化したいという要
求が挙げられる。
【0004】従来、人事考課をより公正に行なおうとす
る手法としては、例えば特開平8−161396号公報
や特開平10−97568号公報に記載の手法が在る。
前者は、複数の考課者のデータを甘辛調整して、より公
正な数値を算出するとともに、昇給、賞与の考課反映も
計算処理する手法である。後者は、賞与額及び昇給額を
人事考課点数から計算処理するもので、この計算におい
て、前期の賞与額及び昇給前の職能給と考課結果を反映
させる増減額とが考慮・調整される。
【0005】一方、人事考課作業を迅速且つ省力化して
行なう従来法としては、特開平7−93403号公報で
提案されている手法が知られている。この公報記載の手
法は、コンピュータを利用した人事考課データの処理査
定法を開示するもので、具体的には、評価対象者毎にそ
の属性、等級などに応じて必要な評価項目を限定・抽出
し、この各評価項目に評価結果データを入力する。そし
て、入力評価項目毎に評価結果データに対応する重み付
け演算を行い、その総和を求めて固有評価値を査定する
ものである。
【0006】上述した従来の様々な手法によれば、考課
の質(公正さ)を高めること、考課者が被考課者を評価
した後のデータ処理の迅速化を図ること、といった個々
の要求にはそれなりに応え得るものと思われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のどの手法を用いたとしても、考課作業全体の進
捗管理、迅速化、及び省力化の点で問題があった。
【0008】例えば、企業によっては、本社と支店、営
業所、出張所、工場、本社と同一建物に在る別部署(以
下、「支店等」と言う)が離れて存在し、人事関係は本
社又は各事業部の人事部が一括管理するという形態を採
っていることが多い。そのような形態の企業において
は、人事部はカルテと呼ばれる人事考課用の記入用紙を
本社及び支店等との間で互いに送付させながら、評価デ
ータの収集を行なっている。カルテは、被考課者毎に作
成されるもので、予め必要な記入すべき評価項目(目標
も含む)が印刷されており、考課者及び被考課者が必要
な評価項目について記入する仕組みになっている。
【0009】このカルテ方式の場合、人事部は、一例と
して、会計年度の期初に、評価する被考課者のカルテを
まとめて各考課者に送り、カルテには考課者を通して被
考課者の個人目標を記入してもらう。実際には、考課者
は1次考課者、2次考課者、最終考課者などと、複数人
居ることが多い。このため、1次考課者を通して被考課
者の個人目標が記入されたカルテは、2次考課者の承
認、さらに最終考課者の承認といった経路で処理され
る。一方、期末においては、期初に立てた目標に対する
評価がなされる。この場合には、例えば、人事部から被
考課者に、既に個人目標が記入済みのカルテが配布され
る。自己採点が済んだカルテは1次考課者、2次考課
者、及び最終考課者の採点及び承認を経て人事部に回収
される。
【0010】しかしながら、このようなカルテの配布・
回収に拠る評価データの収集の場合、考課対象の従業員
(被考課者)が増えるほど、人事考課の評価ルート(ど
の上司がどの部下を評価するかのルート)は複雑にな
る。しかも、1次考課者は2次考課者から見れば被考課
者になるなど、考課者間でも考課者・被考課者の関係が
存在するので、かかる複雑さの度合いは倍化される。
【0011】とくに、本社と支店等とが地理的に離れて
いる場合、かかる複雑さに加えて、評価項目を記入して
人事カルテを送受するための手間や時間が必要になる。
この送受の手間や日にちだけでも相当なものを要し、人
事考課のための作業効率は著しく低下する。このため、
実際の評価に避ける時間が少なくなり、実際には、考課
者は期初や期末の僅かな時間で慌しくカルテを記入しな
ければならないという事態が殆どである。
【0012】人事部にとっても、カルテの取りまとめ、
発送、及び回収に相当の手間を要している。また、期中
において人事異動があった場合、人事部は新たなカルテ
を用意し、新しい考課者にそれを配布するなどの作業が
必要になる。また、期末には新旧のカルテを処理する必
要が生じ、人事考課作業はより手間の掛かるものになっ
ている。
【0013】さらに、前述した従来の人事考課法の場
合、評価作業の進捗状況の把握が、人事部にとっても、
また考課者にとっても困難であるという現実がある。人
事考課により得られたデータは新年度の昇給や、定期的
な賞与に反映されることが殆どであるから、人事考課の
評価作業全体の進捗状況を管理し、全体作業が期日まで
に完了するように勤める必要がある。
【0014】例えば、本社の人事部が、離れて存在して
いる支店等に居る考課者の評価作業の進捗状況を把握す
るには、電話、電子メール、ファックスなどの通信手段
を介して行なう必要があり、その進み具合によっては、
作業促進を催促する必要も出てくる。また、ある考課者
が沢山の被考課者を抱えているような場合、自分がどの
被考課者までの評価を完了し、どの位の被考課者を残し
ているかの進捗状況を把握しておくことは、結構大変な
作業になる。考課者は人事考課のほかにも、仕事を抱え
ていることが殆どであるからである。このため、考課者
は自分用パソコンに進捗状況のデータベースを作成して
管理する、といった余分な作業を強いられることもあ
る。
【0015】本発明は、以上のような従来技術の有する
種々の問題に鑑みてなされたもので、人事考課に関わる
作業全体をより迅速に且つ省力化して行なうことができ
る人事考課のシステム及び方法を提供することを、第1
の目的とする。
【0016】また、本発明は、人事考課に関わる評価作
業の進捗状況を人事部及び考課者が一目で把握すること
ができるとともに、その進捗状況を確実に管理すること
ができる人事考課のシステム及び方法を提供すること
を、第2の目的とする。
【0017】さらに、本発明は、人事考課の作業全体を
より迅速に且つ省力化して行なうことができるととも
に、その進捗状況を人事部及び考課者が一目で把握でき
るようにして進捗状況の管理の確実化を図ることができ
る人事考課のシステム及び方法を提供することを、第3
の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した種々の目的を達
成するため、本発明の人事考課システムは、その1つの
態様によれば、予め設定した被考課者の職務上の評価項
目を考課者が評価する人事考課システムであり、前記被
考課者及び前記考課者に課されている考課に必要な作業
の進捗状況をオンラインで管理する管理手段を備えたこ
とを特徴とする。これにより、考課作業の進捗状況がオ
ンラインで管理でき、人事考課作業における迅速に且つ
省力化が図られる。
【0019】この第1の基本構成において、好適には、
管理手段は、被考課者及び考課者の各人毎に時系列に並
べた作業の進捗状況を一覧リストとしてオンライン表示
する表示手段を有する。この一覧リストは、好適には、
作業を示す欄が会計年度の少なくとも期初と期末の作業
とに分かれ且つ時系列に並べられたリストである。作業
は、一例として、期初において評価項目を記入によって
完成させる記入作業及び期末において評価項目毎に被考
課者の評価を記入する記入作業を含む。
【0020】また好適には、前記一覧リストは、前記作
業の種別毎にその進捗状況を表すマーカを付したリスト
であってもよい。この一覧リストは、マーカの色又は形
状のうちの少なくとも一方を作業の進捗状況に応じて変
更して付したリストであることが望ましい。例えば、マ
ーカは、作業について待ち状態、作業中の状態、作業完
了の状態、及び作業不可の状態をそれぞれ表す。
【0021】この一覧リストにより、考課者や人事部は
考課作業の進捗状況を一目で把握でき、必要に応じて、
作業促進を促すなどの手配を採ることができる。したが
って、進捗状況を確実に管理することができる。
【0022】また、本発明の別の態様に係る人事考課シ
ステムによれば、人事考課用のサーバと、このサーバに
ネットワークを介して通信可能に接続されたクライアン
トとを有して構築されたサーバ・クライアントシステム
と、前記ネットワークを介して被考課者の職務上の評価
項目を設定するとともに当該評価項目について前記ネッ
トワークを介して考課者が前記被考課者を評価する考課
手段とを備えたことを特徴とする。これにより、人事考
課の作業全体をより迅速に且つ省力化して行なうことが
できる。
【0023】この第2の基本構成において、好ましく
は、評価項目は、被考課者毎に人事カルテの形式に記載
される。被考課者毎のカルテであるので、目標設定や評
価の点で扱い易い。
【0024】この場合、例えば、考課手段は、会計年度
の期初にて被考課者の属性に応じた人事カルテの雛型を
準備する準備手段と、この準備された雛型に被考課者の
目標を追加記入して評価項目を完成させる評価項目設定
手段を備えることができる。さらに、評価項目設定手段
は、被考課者の1次考課者がその被考課者の目標を記入
して当該被考課者の承認を得る手段を有することもでき
る。これに代えて、前記評価項目設定手段は、被考課者
の1次考課者がその被考課者の目標を記入して当該被考
課者の承認を受けるとともに、その被考課者が職務上で
属する2次以上の考課者の承認を受ける手段を有するこ
ともできる。このように、評価項目、すなわち被考課者
の目標を期初において容易に設定することができる。
【0025】また別の例として、前記考課手段は、会計
年度の期初に設定した評価項目を期末にて被考課者、並
びに、考課者として当該被考課者にルール付けされた1
次考課者、2次考課者、及び最終考課者の順に評価する
部署側評価手段を備えていてもよい。考課者をこのよう
にルール付けしておくことで、期末においてスムーズで
確実な考課作業を行なうことができる。
【0026】この場合、好適には、考課手段は、最終考
課者による被考課者の考課結果を用いて評価項目につい
て人事部独自に当該被考課者を評価する人事部側評価手
段を備える。さらに、考課手段は、前記最終考課者と人
事部との間で前記部署側評価手段による評価結果と前記
人事部側評価手段による評価結果との違いを調整する評
価調整手段を備えることができる。この評価調整によ
り、被考課者の考課を多面的に行なうことができ、より
公平性に高い人事考課システムを提供することができ
る。
【0027】また、考課手段は、前記評価調整手段によ
り最終的に決定された前記被考課者の評価結果をその被
考課者に通知する結果通知手段を備えていてもよい。こ
のように、評価結果が必ず通知されてくるので、被考課
者にとって安心で、公平性の高いシステムとなる。
【0028】さらに、別の例として、前記考課手段は、
前記被考課者及び前記考課者に課されている前記カルテ
への記入作業の進捗状況を管理する管理手段を備えるこ
とができる。
【0029】この管理手段は、前記クライアントにログ
オンする利用者の職務上の立場を認識する手段と、この
識別結果に基づいて前記利用者の作業メニューを表示す
る手段、この作業メニューから前記利用者に所望メニュ
ーを選択させる手段とを有することが望ましい。また例
えば、管理手段は、前記所望メニューから作業上の立場
を判定する手段と、この判定された作業上の立場からみ
た職務上の被考課者全てを特定して、個々の被考課者に
対する前記作業の進捗状況を表すリストを表示する手段
とを備えていてもよい。このように利用者の職制上の立
場に応じたログオンの管理及び作業メニューの管理が行
なわれ、よりスムーズに且つ確実に所望の作業に移行す
ることができる一方で、セキュリティの確保にも寄与す
る。
【0030】さらに、好適な例として、前記管理手段
は、前記被考課者を評価する前記考課者の予めルール付
けされたリストを表示させる考課者リスト表示手段を更
に備えることができる。このリストを見ることで、被考
課者は自分の考課者が誰であるかを知ることができ、よ
り公平性と透明度が高い人事考課が可能になる。
【0031】さらに、前記管理手段は、人事部は前記ク
ライアントから部署毎に考課の進捗状況を表すリストを
一覧表示する手段を備えていてもよい。このリストを使
って、考課作業の進捗状況を人事部及び考課者が一目で
把握できるようになり、進捗状況の管理の確実化を図る
ことができる。
【0032】さらに別の例として、前記考課手段は、前
記会計年度の期中において人事異動及び目標変更を含む
事象が生じる場合であっても評価項目を設定する手段を
備えていてもよい。期中の異動は比較的、頻繁に起こり
得ることから、この手段によって、より汎用性の高い人
事考課システムを提供することができる。
【0033】さらに別の例として、前記クライアントは
複数のクライアントから成り、この複数のクライアント
は同一企業内の人事部及び人事部以外の部署に配置さ
れ、前記ネットワークはインターネットを有し、前記複
数のクライアントは前記インターネット及びIISサー
バを介して前記人事考課用のサーバに接続された構成を
採ることもできる。この場合、人事部に配置される別の
クライアントを備え、このクライアントはネットワーク
の一部を成す通信ラインを介して人事考課用のサーバに
直接に接続されていてもよい。
【0034】さらに本発明の別の態様として、上述の人
事考課システムにインストールされ且つこのシステムの
機能をソフトウエア手順により発揮するプログラムデー
タを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供
することができる。この記録媒体を用いることで、より
迅速で且つ確実な人事考課を行なうシステムを構築する
ことができる。
【0035】一方、本発明に係る人事考課方法によれ
ば、その1つの態様として、予め設定した被考課者の職
務上の評価項目を考課者が評価する人事考課方法におい
て、前記被考課者及び前記考課者に課されている考課に
必要な作業の進捗状況をオンラインで管理することを特
徴とする。これにより、人事部及び考課者は一目で、か
かる進捗状況を把握することができる。
【0036】また別の態様に係る人事考課方法は、人事
考課用のサーバにネットワークを介してクライアントを
通信可能に接続したシステムを利用する人事考課方法で
あって、前記ネットワークを介して被考課者の職務上の
評価項目を設定し、この評価項目について前記ネットワ
ークを介して考課者が前記被考課者を評価することを特
徴とする。この人事考課方法を用いることにより、人事
考課の作業全体をより迅速に且つ省力化して行なうこと
ができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づき説明する。
【0038】この実施形態を、図1〜30を参照して説
明する。
【0039】図1に、この実施形態に係る人事考課シス
テム10の全体概略図を示す。
【0040】この人事考課システム10は、人事部の管
理下に置かれ且つ人事考課用のデータベースを提供する
サーバ(以下、「考課サーバ」と呼ぶ)11と、この考
課サーバ11とのデータ書込み・読取りを制御するとと
もに、インターネット12を経由して後述するクライア
ントとの間で協働してデータ通信を行なうIIS(In
ternet Information Serve
r)サーバ13A,13Bと、このIISサーバ13
A,13Bが接続されるインターネット12と、人事部
以外の他の部署及び支店等の複数のクライアント15
A,15B,…(以下、符号15で代表させ、「部署ク
ライアント」と呼ぶ)と、人事部クライアント16(1
6A,16S)とを備える。IISサーバ13A,13
Bは、負荷を分散させるため、及び、相互のバックアッ
プのために2台併設されている。
【0041】部署クライアント15及び人事部の一般の
クライアント16Aは、カルテの作成及び評価を行なう
ために、インターネット12及びIISサーバ13A,
13Bを経由して考課サーバ11に接続される。これに
より、社員個人が人事部及び支店等を含む全社各部門か
ら考課サーバ11にアクセス可能になっている。なお、
部署クライアント15及び人事部クライアント16のイ
ンターネットに拠る通信接続の構成は一例であって、こ
れに代えて、専用通信ライン、公衆電話回線、或いは電
波に拠る無線通信回線を用いることもできる。
【0042】このインターネット経由の接続構成に加え
て、人事部の特定クライアント16Sは、例えば専用の
通信回線を介して考課サーバ11に直接接続されてい
る。この専用回線接続により、人事部特定クライアント
16Sは、考課サーバ11に直接にアクセスし、人事考
課のデータベースDBを直接に参照及び更新して管理す
ることができる。この人事部特定クライアント16S
は、かかるデータベースDBを管理するためのアプリケ
ーションソフトを予めインストールさせた記録媒体とし
てのメモリ16Saを有する。したがって、この人事部
特定クライアント16Sは、後述するように、人事考課
の開始・終了の指示、評価(採点)結果の集計及び検索
などの機能を有する。
【0043】考課サーバ11は、IISサーバ13A,
13Bとの間の通信に供する、図示しない通信インタフ
ェース、CPU、記憶装置、及びメモリ(図中、記録媒
体としての符号11Aで表す)を有する。記憶装置には
CPUによって人事考課用の各種のデータが書き込まれ
てデータベースDBが構築されるとともに、このデータ
ベースDBに記憶されたデータがCPUによって読み出
される。メモリ11Aには、CPUをWindows
NT(米国マイクロソフト社の商標)等の所望のOS上
で動作させる人事考課用のアプリケーションソフト及び
クライアントで使用するアプリケーションであるJAV
A(米国SunMicrosystems社の商標)の
プログラムデータが格納されている。CPUは、メモリ
に記憶されたプログラムデータに基づいて動作し、サー
バ11内のデータ処理を行なうととともに、通信インタ
フェースを介してIISサーバ13A,13Bとの間で
データ及びコマンドのやり取りを行なう。
【0044】IISサーバ13A,13Bは、本人事考
課システムに関わる各種の処理を実行するためのアプリ
ケーションソフトのプログラムデータを、その記録媒体
としての内部メモリ14A,14Bに夫々記憶してお
り、このソフトウェアの起動により動作する。この動作
には、考課サーバ11とクライアント15,16との間
のデータやコマンドの受け渡しが含まれる。
【0045】クライアント15,16,16Aには、例
えばWindows NT(米国マイクロソフト社の商
標)上で動作するブラウザとしてのアプリケーションソ
フト(例えばIE4.0)がインストールされている。
このため、クライアントの利用者はこのブラウザを起動
させてインターネット12を介してIISサーバ13
A,13Bとの間で通信を行ない、これにより、考課サ
ーバ11にアクセスすることができる。
【0046】このため、クライアント15,16で処理
・生成された人事考課に関わるデータは、利用者による
確認及び送信指令に応答して、IISサーバ13A,1
3Bを介して考課サーバ11のデータベースDBに送ら
れて書き込まれる。また、クライアント15,16Aか
ら要求された人事考課に関わるデータはIISサーバ1
3A,13Bを介してデータベースDBから読み出され
る。さらに、クライアント15,16Aから要求された
コマンドの情報はIISサーバ13A,13Bに送られ
る。この結果、IISサーバ13A,13Bは、前述し
た如く、考課サーバ11との間のデータの受渡し及びク
ライアント15,16Aのブラウザとの通信の機能を果
たす。
【0047】このように、予めインストールされている
人事考課用アプリケーションソフトからの指示により、
考課サーバ11及びIISサーバ13A,13B、並び
に、クライアント15,16が協働してインターネット
を介してオンラインで動作し、これにより、この人事考
課システム10の稼動に必要な各種の処理機能が確保さ
れる。
【0048】なお、本実施形態において、考課サーバ1
1のメモリ11A、IISサーバ13A,13Bのメモ
リ14A,14B、及び人事部特定クライアント16S
のメモリ16Saが本発明の記録媒体を成している。
【0049】続いて、この人事考課システム10の動作
を説明する。
【0050】(1.作業フローの全体概要)最初に、本
システム10の動作をより良く理解するために、その作
業フローの概要を説明する。なお、各作業ステップの詳
細は後述する。
【0051】図2に、人事効果に関する作業フローの概
要を示し、図3に、このワークフローに対応した会計年
度の例えば半期毎のタイムスケジュールを示す。
【0052】これらの図に示す毎く、人事考課に関する
作業は期初、期中、及び期末の3つに分けて処理され
る。これらの3つの期間は人事部が各期間に割り当てる
日数によって決まるもので、会社毎に伸縮自在な期間と
なる。期初期間及び期末期間をなるべく短縮し、期中期
間をなるべく長くとることができるように作業を進める
ことが、人事考課のシステムとしては肝要であり、効率
の良い考課作業となる。すなわち、期初作業及び期末作
業を極力迅速に進め、期中期間を長くとることが、支店
等における社員の仕事への専念度を高め、会社全体とし
て効率の良い運用となる。
【0053】図2,3に示す如く、期初にあっては期初
準備作業(図2、ステップS1)、期初入力(カルテ作
成)の指示(ステップS2)、及びカルテ作成(ステッ
プS3)が行なわれる。また、期中では、必要なときに
後述する期中作業が行なわれる(ステップS4、S
5)。さらに、期末になると(ステップS7,S8)、
期初に記入してあるカルテ採点(ステップS8)及び人
事評価(ステップS9)が行なわれる。
【0054】これらの作業に関する処理は、後に詳述す
るように、人事部特定クライアント16Sが考課サーバ
11に直接アクセスした状態で、又は、部署クライアン
ト15がインターネットを介して考課サーバ11にアク
セスした状態で協働して行なわれる。
【0055】(2.ログオンの管理)部署クライアント
15及び人事部クライアント16は、メインの作業フロ
ーに基づく処理と並行して、図4に示すように、社員
(考課者及び被考課者)のログオンを管理する。なお、
ログオンが許されるのは、人事部により、人事部特定ク
ライアント16Sから考課サーバ11に対して、人事考
課の入力開始を一斉通知した後、入力終了を一斉通知す
るまでの期間である。
【0056】人事部では、各期に際し、期初準備が完了
すると、上述した通知を介して考課サーバ11に入力を
受け付けさせる。
【0057】具体的には、社員(考課者及び被考課者の
双方)がクライアント16,15からIISサーバ13
A,13Bの人事考課サイトにアクセスすると、図14
に示す如く、ログオン画面がクライアントに表示される
(ステップS21,S22)。次いで、社員(考課者及
び被考課者)が入力するID番号(例えば社員番号)及
びパスワードが判定される(ステップS23)。なお、
このログオン画面上で、人事考課の処理期を選択するこ
とができ、これにより、仕掛かり中の今期のみならず、
過去の期の人事カルテを参照することができる。
【0058】次いで、判定された社員による考課サーバ
11の参照が可能な時期か否かが判断される(ステップ
S24)。この参照可能時期は、後述する図11,12
に示す如く、人事考課のセキュリティ及び適正化などを
考慮して、職務(職制上の立場)に応じて参照可能な時
期が決められている。例えば、被考課者は1次考課者の
承認完了後から次期の期初入力開始までは参照可能であ
り、1次考課者は今期の期初入力の開始から次期期初入
力の開始までの間であると決められている。
【0059】そこで、ログオンした社員にとって未だ参
照可能な期間になっていないときには(ステップS2
4,NO)、参照不可の状態である旨のメッセージをク
ライアント15,16に表示して処理が終えられる(ス
テップS25)。
【0060】反対に、参照可能期間であるときには(ス
テップS24,YES)、今度は、ログオンした社員の
立場から許容される参照範囲の認識処理が実行される
(ステップS26)。この参照範囲は、上述した参照可
能期間と対を成すもので、図13に示す如く、参照内容
が予め決められている。同図中の丸印のみが参照可能な
内容を表している。例えば、被考課者の場合、1次考課
者が期初に記入した自分の達成目標(すなわち評価項
目)、期末に自分が記入した自己採点、期末に1次考課
者が記入した達成目標に対する評価点、及び、期末の評
価・採点に基づく最終考課ランクの通知画面のみであ
る。1次考課者の場合は、これに、各被考課者を評価し
たときのコメントなどが参照可能範囲として加わる。こ
のように職務に応じて参照可能範囲が広く設定されてい
る。
【0061】次いで、ログオンした社員(考課者及び被
考課者)に予め割り当てられている作業メニューを表示
する(ステップS27:図15参照)。この社員が表示
された作業メニューから所望メニューを選択すると、そ
のメニュー内容を判定し、対応した承認ルートの進捗状
況リストを表示する(ステップS28〜S30)。この
リストの内容及び表示態様については後述するが、その
一例を図16に示す(このリストは最終考課者としての
進捗状況リストである)。
【0062】次いで、ログオンした社員が人事カルテを
参照するか否かが判断される。人事カルテは、進捗状況
リストにおいて各被考課者の参照ボタンをクリックする
ことで開かれる。人事カルテを参照しないときには、そ
のままこのログオン管理処理が終わる(ステップS3
2)。
【0063】これに対し、参照ボタンがクリックされた
ときには、クリックされた被考課者の人事カルテが表示
される(ステップS33)。このカルテの一例を例えば
図20に示す。なお、この人事カルテの表示に際し、ロ
グオンしている社員の職務(職制上の立場)に応じて参
照可能範囲に規制が掛かっている。例えば、ログオンし
た社員が被考課者の場合、他の被考課者の人事カルテを
開けないことは勿論として、1次考課者とその上の考課
者とが交わすコメントや、2次考課者の評価点、最終考
課者のコメントなどを参照できないようになっている
(ステップS26,図13参照)。
【0064】この開いた人事カルテを閲覧したままで作
業を終わることもできる(ステップS34)。その一方
で、期初や期末において、人事カルテに目標や評価など
を記入したいときには入力作業が必要になる(ステップ
S35)。入力作業が必要な場合、ログオンしている社
員が目標や評価などを記入可能な期間か否かが判断さ
れ、可能な期間内であれば記入データを受け付ける(ス
テップS36〜S38)。
【0065】この後、必要があれば、再度、別の被考課
者の人事カルテを開くこともできるし、別の作業メニュ
ーを表示させることもできる。
【0066】(3.人事考課データベースのデータ更
新)また、IISサーバ13A,13Bは、メインの作
業フローに基づく処理と並行して、図5に示すデータ更
新処理を微小な一定時間毎に定期的に繰返し実行してい
る。
【0067】すなわち、IISサーバ13A,13Bは
インターネット12を介してクライアント15,16か
ら新たな書込みデータが送信されてきているか否かを判
断する(ステップS41)。この判断がYESとなると
きには、その新規データを考課サーバ11内のデータベ
ースDBに書込み保存する(ステップS42)。反対
に、かかる判断がNOとなるときには、ステップS42
の処理がスキップされて、次の処理が行なわれる。
【0068】この後、IISサーバ13A,13Bはイ
ンターネット12を介してクライアント15,16から
データ読出しの指令が送信されてきているか否かを判断
する(ステップS43)。この判断がYESとなるとき
には、考課サーバ11内のデータベースDBから指令に
相当するデータを読み出し、それをクライアント15,
16に適宜なタイミング及びプロトコルに基づき送り返
す(ステップS44)。反対に、データ読出し不要で、
かかる判断がNOとなるときには、ステップS44の処
理がスキップされる。
【0069】これにより、クライアント15,16から
データを入力すると、そのデータは考課サーバ11内の
人事考課のデータベースDBに書き込まれる。また、ク
ライアント15,16から参照などを操作を指令する
と、その指令に必要なデータがデータベースDBから読
み出され、クライアント15,16に伝送されてくる。
【0070】(4.メインの作業フローにおける詳細な
処理)図2、3を再度用いると共に必要に応じて新規の
図面を参照しながら、先に概要のみを説明したメイン作
業フローの個々の処理を詳細に説明する。
【0071】会計年度の初めになると、人事部では、人
事部特定クライアント16Sから考課サーバ11に直接
アクセスして期初の準備作業を行なう(図2、ステップ
S1)。
【0072】この期初準備作業では、まず、被考課者毎
に人事考課のカルテの雛型が決定される。これを決定す
る要素は、一例としては、職群、職務、コース、等級な
どである。被考課者が、営業業務であるか総務業務であ
るか、どの職務に居るか、同じ事務職にあっても等級が
何であるか等の要素に応じて、求められる職能が異なる
ため、これらの要素、すなわち被評価者それぞれに合わ
せた評価項目から成るカルテ雛型が決められる。
【0073】この評価項目は、一例として、予め決まっ
ている内容の規定項目と、自由な内容を設定できる自由
項目とがある。なお、評価項目は規定項目又は自由項目
の一方だけであってもよい。例えば、図20、21に示
す人事カルテの考課欄において、ひらがな及び×印部分
は規定項目を、アルファベット部分は自由項目を示す。
自由項目には、後述する作業により、1次考課者がその
被考課者に設定する目標を記入する。自由項目は、例え
ば被考課者が営業を業としている場合、具体的な売上目
標額のこともある。
【0074】人事部特定クライアント16Sには、カル
テ基本項目テーブル案作成画面が表示され、この画面上
で雛型毎に評価項目が決められる。
【0075】次いで、被考課者毎にそのカルテの承認ル
ートが決定される。承認ルートとは、被考課者毎の1
次、2次、及び最終の考課者が誰であるかを示す評価者
のルート付けである。なお、必要に応じて、内部管理考
課者などと呼ばれる業務成績以外の特別の考課者が追加
的に決められることもある。
【0076】例えば、図6に示すような組織体系のX支
店が在った場合、営業1課においては、被考課者である
事務の鈴木さんに対する承認ルートは、1次考課者が森
課長、2次考課者が近藤部長、最終考課者が野村支店長
となる。通常、1次考課者はマネージャーである課長職
の者が就くことになっている。このため、課長よりも下
の職務に就いている者は被考課者であり、その1次考課
者には上司である課長がなる。このため、職務上、鈴木
さんよりも下位の事務担当である被考課者としての松本
さんに対する承認ルートも同様に、1次考課者が森課
長、2次考課者が近藤部長、最終考課者が野村支店長と
なる。
【0077】さらに、森課長自身が被考課者となるとき
の承認ルートは、1次考課者が近藤部長に、2次考課者
及び最終考課者が野村支店長になる。さらに、近藤部長
が被考課者となるときのそれは、その1次考課者、2次
考課者、及び最終考課者共に野村支店長となる。
【0078】この例の場合には、職務的に課長よりも下
位の社員は被考課者としての立場のみを有するが、課長
は被考課者及び1次考課者としての立場を有する。部長
は被考課者、1次考課者、及び2次考課者としての立場
を有し、支店長は被考課者、1次考課者、2次考課者、
及び最終考課者としての立場を有する。
【0079】人事部特定クライアント16Sには、考課
体系テーブル案作成画面が表示され、この画面を通して
上述した承認ルートが被考課者毎に決められる。
【0080】このように決定したカルテ基本項目及び考
課体系は、Excelなどの適宜なアプリケーションを
使って修正可能である。修正したカルテ基本項目及び考
課体系は、カルテ基本項目テーブル案取込画面及び考課
体系テーブル案取込画面を通して、考課サーバ11に格
納される。なお、人事部特定クライアント16Sから直
接に、カルテ基本項目修正画面及び考課体系修正画面を
通して、考課サーバ11に格納したテーブル修正するこ
とも可能になっている。
【0081】このように期初準備作業が終わると、人事
部特定クライアント16Sから考課サーバ11に期初入
力の開始が指令される(ステップS2)。これにより、
例えば、部署クライアント15から考課サーバ11にア
クセスしたときに表示される進捗状況リストは、それま
での参照不可である旨の表示状態から参照可能を示す、
期初入力の「作成中」(最初に入力作業が要求される期
初入力作業の1次考課者欄)及び「待ち」の表示に一斉
に変わり(ただし、期末評価欄は「取扱不可」の表示が
なされる)、期初入力開始の指令がリスト上でなされ
る。なお、この期初入力の開始は、全社統一で一斉に指
令するようにしてもよいし、部署毎に指令してもよい。
【0082】この期初入力の開始が指令されると、考課
者は部署クライアント15から考課サーバ11にアクセ
スして夫々、受持ちの被考課者に対するカルテ作成(す
なわち期初入力)を行なう(ステップS3)。このカル
テ作成の具体的なワークフローを図7に示す。
【0083】図7に示す如く、カルテ作成に際し、最初
に1次考課者が受け持つ各被考課者の個人目標である自
由項目(図16,17中のアルファベット部分の項目)
を部署クライアント15に表示させたカルテ画面に書き
込む(ステップS3−1)。この自由項目と予め雛型に
記入されている規定項目とにより、各被考課者の評価項
目(目標)が設定される。この例では、自由項目には達
成の難易を表すチャレンジ度が設定される。
【0084】例えば図6に示したX支店の場合、1次考
課者である森課長は、営業事務の鈴木さん及び佐藤さ
ん、並びに、事務の山田さん及び松本さんの個人目標を
記入する。
【0085】この個人目標に対して、まず、各被考課者
が承認するか否認するかを部署クライアント15に表示
させたカルテ画面上で判断する(ステップS3−2)。
被考課者が1次考課者により作成された個人目標を承認
する場合、例えばカルテ画面上の承認ボタンをクリック
すればよい。この承認されたカルテのデータは再び考課
サーバ11に格納される。反対に、否認する場合は、そ
のカルテ画面上の否認ボタンをクリックする。否認され
たカルテのデータは再び考課サーバ11に格納される。
否認された場合、1次考課者は再び、カルテを作成し直
すことになる。承認されまで、このワークループが繰り
返される。
【0086】被考課者により承認されたカルテは、次い
で、2次考課者が承認するか否かのワークに付される
(ステップS3−3)。2次考課者は、部署クライアン
ト15から考課サーバ11にアクセスし、2次考課者と
しての作業を作業メニューから選択すると、自分が2次
考課をしなければならない被考課者のカルテが表示され
る。このカルテには既に1次考課者によって被考課者そ
れぞれの個人目標が記載され、それが被考課者によって
承認されている。そこで、2次考課者はそれを承認する
か否かの操作を画面上で行なう。
【0087】2次考課者が、被考課者に与えられた個人
目標が不満であるときは画面上の否認ボタンが操作され
る。このように否認されると、考課データベースDBに
は、かかる被考課者のカルテに否認の旨の表示がなされ
て記憶され、進捗状況リストの表示体は進行しない。こ
のため、1次考課者は再度、被考課者の個人目標を記載
し直し、前述した如く、被考課者及び2次考課者の承認
か否かの手続きに供する。
【0088】反対に、2次考課者が、被考課者が承認し
た個人目標に異議が無い場合、画面上の承認ボタンをク
リックする。このように2次考課者により承認されたカ
ルテは、次いで、最終考課者が承認するか否かのワーク
に付される(ステップS3−4)。
【0089】最終考課者は、部署クライアント15から
考課サーバ11にアクセスし、最終考課者としての作業
を作業メニューから選択すると、自分が最終考課をしな
ければならない被考課者のカルテが表示される。このカ
ルテには既に1次考課者によって被考課者それぞれの個
人目標が記載され、それが被考課者及び2次考課者によ
って承認されている。そこで、最終考課者はそれを承認
するか否かの操作を画面上で行なう。最終考課者により
否認した場合、そのカルテは考課サーバ11を通じて2
次考課者に戻され、それを2次考課者が1次考課者に戻
す。これにより、目標記入が再度行なわれ、上述した承
認作業が繰り返される。反対に、最終考課者が承認した
場合、被考課者のカルテには最終考課者による承認の表
示が付されて、データベースDBに記憶される。
【0090】この期初におけるカルテ作成の進捗状況
は、進捗状況リストとして一覧表示される。図18〜2
1に、この一例を示す。
【0091】この内、図18は、期初入力指示が出た直
後であって、カルテ作成前の時期に、最終考課者として
アクセスした野村支店長の部署クライアント15に表示
される進捗状況リストを示す。野村支店長は、この支店
に所属するスタッフ全員の最終考課者であるので、支店
全スタッフの人事考課に対する進捗状況リスト見ること
が許されている。
【0092】図18の進捗状況リストによれば、期初入
力の指示が出たものの未だカルテ作成は誰も行なってい
ない。しかし、被考課者それぞれの目標記入の責任があ
る1次考課者の欄には、「作成中」を示す斜め1本線丸
印(作成作業中或は作成を要請していることを意味す
る)が表示されている。これは、1次考課者が被考課者
の目標を記入しなければならないことを示しており、1
次考課者にその作業を催促する内容である。被考課者そ
れぞれに対する期初承認の欄中の被、2次、及び最終の
項は共に「待ち」状態を示す白丸が表示される。また、
期末評価の欄は現段階では記入すべきものではないの
で、「取扱い不可」を表すばつ印丸が表示されている。
【0093】この状態から例えば、前述した期初入力に
よって、営業1課の中居課長が自分の担当する被考課者
の目標記入を行なったとする。この状態を野村支店長が
最終考課者としての進捗状況リストから見ると、図19
に示す如く、木村さん、香取さん、稲垣さん、及び草薙
さんの期初承認欄の1次の項が記載完了を意味する黒丸
(「完了」)で塗りつぶされるとともに、隣の「被」の
項が「作成中」の表示に自動的に変わる。これにより、
木村さん、香取さん、稲垣さん、及び草薙さんの4人
は、上司である中居課長が記入した目標を承認するか否
かの作業順にあることが分かる。
【0094】これに対し、中居課長及び城島課長の1次
考課者である近藤部長は未だ被考課者の目標記入を行な
っていないこと、近藤部長の1次考課者である野村支店
長も同様に同部長の目標記入を行なっていないこと、及
び、城島課長も未だ部下の目標記入を行なっていないこ
とから、上述した4人の事務スタッフ以外の項の進捗状
況は期初の内容(図18)から変化していない。
【0095】この状態から城島課長が部下である山口さ
ん、長瀬さん、国分さん、及び村岡さんの目標記入を終
えるとともに、中居課長の部下である木村さん、香取さ
ん、稲垣さん、及び草薙さんが上司の記入した目標を承
認し終えたときには、野村支店長からみた最終考課者と
しての進捗状況リストは図20に示す如く変わる。
【0096】さらに、2次考課者及び最終考課者と承認
作業が進むにつれて、時系列な作業名を並べた横軸方向
に作業完了を表す黒丸印が増えていく。図21には、X
支店における期初入力の作業が全て完了したときの、最
終考課者からみた進捗状況リストを示す。
【0097】これにより、このように、期初におけるカ
ルテ作成作業がどの段階まで進んでいるかを一目で判断
することができる。この進捗状況リストは、最終考課者
のみならず、人事部クライアント16によっても閲覧す
ることができるようになっている。
【0098】なお、上述の進捗状況一覧リストにおける
進捗状態を表す表示体は丸印を用いたが、三角印、四角
印、☆印など、様々な形態の記号を持ちてもよい。ま
た、目標記入や承認毎に横に伸びる棒グラフ状に表して
もよい。さらに、表示体に付す進捗状態を意味する態様
は、上述の如く、白抜き、斜め線、塗り潰しなどに限定
されるものでは無く、カラーで表してもよい。例えば、
灰色が「待ち」の状態、青色が「作成中」、黄色が「完
了」、及び赤色が「取扱不可」を表す、といった具合で
ある。
【0099】なお、1次考課者により期初入力(目標設
定)がなされた後においては、被考課者は自分の人事カ
ルテを開くことにより、例えば図22に示す如く、自分
を評価する1次、2次、及び最終の考課者、すなわち承
認ルートを確認することができる。
【0100】図2,3に戻って、カルテ作成が終わる
と、本人事考課システムは期中の作業状態になる。すな
わち、期中作業が必要か否かを判断しながら待機してい
る(ステップS4〜S7)。そして、後述する態様を採
る何らかの期中作業の必要性が人事部特定クライアント
16Sから指令されると、期中作業に対する処理に入る
(ステップS4,S5)。
【0101】この期中作業は、図8に示す如く、まず、
期中での異動があるか否かの判断及び期中異動の処理に
付される(ステップS5−1,2)。
【0102】期中異動がある場合、前部署におけるカル
テ採点及び新部署におけるカルテ作成が行なわれる。前
者の「前部署におけるカルテ採点」では、前部署のカル
テ評価の開始が人事部特定クライアント16Sから考課
サーバ11に個別に指令される。これに応答して、前部
署では部署クライアント15を通して、被考課者がカル
テを自己採点及び承認し、次いで、これを2次考課者の
採点(加減算方式)に付す。また、後者の「新部署にお
けるカルテ作成」では、新しい職群、職務、コース、等
級が設定され、これに応じて新部署でのカルテ雛型が決
定される。さらに、新部署における新承認ルートが決定
される。このとき、前述の期初準備のときと同様に、カ
ルテ中の評価項目及び考課体系(承認ルート)の修正を
適宜行なえるようになっている。
【0103】このように期中で決定されたカルテ評価項
目及び考課体系のテーブル案が人事部特定クライアント
16Sから考課サーバ11に採り込まれる。なお、人事
部特定クライアント16Sを考課サーバ11に直接接続
して、期中異動データ作成画面を呼び出し、この画面上
で直接、データ作成を行なうようにしてもよい。
【0104】次いで、人事部特定クライアント16Sか
ら考課サーバ11に対して、カルテ作成の開始が前述し
たと同様に個別に指令される。これにより、部署クライ
アント15を介して考課サーバ11にアクセスした1次
考課者は、期中で異動してきた被考課者の個人目標をカ
ルテに記入する。この個人目標は、被考課者の承認、2
次考課者の承認、及び最終考課者の承認と、前述した期
初のカルテ作成時と同様のステップを経て処理される。
【0105】また、この期中作業では、図8に示す如
く、期中における達成目標の変更が在るか否かの判断及
びその処理に付される(ステップS5−3,4)。達成
目標が期中で変更する場合、1次考課者は部署クライア
ント15から考課サーバ11を閲覧して、新しい達成目
標をカルテ内の「期中追加項目」に記入し、処理する。
【0106】なお、この期中において、被考課者は自分
の人事カルテを開くことにより、例えば図22に示す如
く、自分の目標をいつでも確認することができる。
【0107】このように、かなり頻繁に発生する期中作
業を処理しながら待機している間に、人事部が判断する
期末が到来すると、人事部特定クライアント16Sから
考課サーバ11にカルテ採点作業が指令される(図2、
ステップS6,S7)。この指令は、全社一斉に採点作
業に入るように指令であってもよいし、部署単位の指令
であってもよい。
【0108】この指令直後に部署クライアント15から
最終考課者として進捗状況一覧リストを閲覧すると、図
26に示す如く、期末評価欄の被の項がそれまでの「取
扱不可」のばつ丸印から「作成中」を表す斜め線丸印
に、かつ残りの1次、2次、及び最終の項が全て「待
ち」の白丸印に変わっている。
【0109】この期末のカルテ採点に入ると(図2、ス
テップS8)、被考課者及び考課者は部署クライアント
15から考課サーバ11にアクセスして順次、採点作業
を行なう。
【0110】具体的には、被考課者が期初又は期中に設
定された目標に対して自己採点する(図9、ステップS
8−1)。このときの画面例を図23に示す。
【0111】次いで、1次考課者がこれを更に点数で採
点する(ステップS8−2)。このときの画面例を図2
4に示す。この画面例に係る評価の場合、本人評価より
も1次考課者の評価点が優先している。
【0112】この採点により承認された被考課者のカル
テは、次いで2次考課者の採点に付され、1次点からの
加減により調整が行なわれる(ステップS8−3)。こ
のときの画面例を図25に示す。2次考課者により採点
・承認された被考課者のカルテは、さらに最終考課者の
承認に付される(ステップS8−4)。
【0113】一方、2次考課者が否認した被考課者のカ
ルテは1次考課者への差戻しの処理に付され、再度、1
次考課者からの採点し直しが実行される。
【0114】最終考課者は、2次考課者が採点・承認し
た被考課者のカルテを承認するか否か判定し、承認する
場合はそのカルテを人事部に送る処理に付す(ステップ
S8−4)。反対に、否認する場合、被考課者のカルテ
は2次考課者への差戻しの処理に付され、再度、2次考
課者からの採点し直しが実行される。
【0115】さらに、1次〜最終考課者とは別に内部管
理考課者が居る場合、最終考課者が承認した被考課者の
カルテの点数を、部署クライアント15からアクセスし
た内部管理考課者が内部管理者採点画面から例えば減点
方式で採点を行ない承認する。
【0116】このカルテ採点の作業は、被考課者から最
終考課者又は内部管理考課者まで複数段階にわたる作業
であるから、一瞬で終わるものではなく、通常は、それ
なりの時間が必要である。このため、とくに、人事考課
データを昇給や賞与に反映させる等の、最終の締切りを
抱えている人事部にとって、期末の評価作業の進捗度は
最も気になる事項の一つである。本実施形態では、かか
る懸案事項を考慮して、期末のカルテ採点作業の進捗度
を管理できる仕組みが用意されている。
【0117】これを図26〜28に例示する。期初入力
(カルテ作成)のときと同様に、カルテ採点作業開始時
の進捗状態は、図26(最終考課者として見た画面)に
示す如く、期末評価の「被」の項全てが「作成中」を示
して、自己評価を求めているとともに、残りの項は「待
ち」状態を示している。
【0118】この状態から、一例として、中居課長のグ
ループが全員、自己評価を終えたとする。この状態で、
人事部クライアント16から考課サーバ11にアクセス
して進捗度を閲覧すると、図27に示す如く、中居課
長、木村さん、香取さん、稲垣さん、及び草薙さんの
「被」の項が「完了」を示す黒丸に変わり、その次に来
る「1次」の項が「待ち」から「作成中」に変わるが、
その他の人の欄は変わらない。つまり、中居課長のグル
ープは、期末評価の作業に関しては一歩先んじているこ
とを示している。
【0119】さらに、近藤部長及び城島課長のグループ
も自己採点を終えるとともに、中居課長が自分の課員に
対して1次考課者として採点及び承認を行なったとす
る。このときの進捗度を人事部で閲覧すると、図28の
進捗度を持った一覧リストとして表示される。
【0120】以下同様に、後述する人事部による評価作
業までの進捗度がこの一覧リストに示される。すなわ
ち、カルテ採点及びその後の人事部による評価までの期
末評価作業の項目の作業状況が時系列に並んでいるか
ら、ある部署の期末評価作業がどの程度まで進んでお
り、どの程度の進捗度か、直ぐに直感的にも把握でき
る。したがって、人事部は、部署の責任者及び人事部ス
タッフに対して、カルテ採点及びその後の人事部による
評価までの進捗度を一貫して管理することができる。
【0121】なお、この進捗度管理については、最終考
課者が前述した期初入力時と同様に、同様の一覧リスト
を表示して部署内の期末評価作業の進捗度を管理するこ
とができる。また、人事部は、各部署名を縦に並べ、各
部署の進捗度を代表的に表したデータを横方向に夫々並
べる一覧リストを表示し、これにより、部署間の進捗度
比較を観察するようにしてもよい。
【0122】このように期末のカルテ採点が終わると、
人事部による評価作業に移行する(図2、ステップS
9)。この評価作業は、具体的な一例としては、図10
に示す如く行なわれる。
【0123】人事部において、まず、職能、職務、及び
賞与ランクの点数幅をランク基準テーブルに設定し、こ
れを考課サーバ11に登録する(図10、ステップS9
−1)。次いで、各部署で既に設定済みの「1次点+2
次加減点」を初期値としてコピーし、各被考課者の人事
カルテの人事採点欄に、人事部クライアント16から人
事部としての評価を記入する(ステップS9−2)。
【0124】次いで、人事部特定クライアント16Sを
介して、考課ランク取込画面上で、人事カルテの点数よ
りランクを計算する(ステップS9−3)。次いで、同
様に、考課ランク入力画面上で、カルテ評価点及びラン
クを確認する(ステップS9−4)。この後、人事部特
定クライアント16Sから考課サーバ11のデータベー
スDBに、最終考課者への調整前考課通知の開始を指示
する(ステップS9−5及び図12参照)。
【0125】これが終わると、人事部は、人事カルテに
対する部署評価と人事部評価との間の差について、各部
署の最終考課者との調整を行なう(ステップS9−
6)。これを行なうため、各部署の最終考課者は調整前
考課通知を参照する。
【0126】図29に、この調整前考課通知の画面例を
示す。この例に示す如く、かかる通知画面には、最終考
課者が管轄する部署の被考課者を縦方向に併記し、横方
向には各被考課者毎に、参照用の前記考課結果、今期の
部署による評価案、及び今期の人事部による評価案が夫
々記載されている。最終考課者と人事部は、この共通画
面を見ながら、例えば電話で話し合い、極力公平に考課
されるように、多種多用なファクタを考慮した調整がな
される。
【0127】この調整が終わると、人事部は人事部特定
クライアント16Sから、調整前考課通知の終了を指示
する(ステップS9−7及び図12参照)。
【0128】次いで、人事部では、人事部特定クライア
ント16S上の考課ランク入力画面を表示させて、期中
の人事異動により人事カルテが複数ある場合などに対処
するため、人事評価ランクの強制修正を行なう(ステッ
プS9−8)。
【0129】次いで、人事部特定クライアント16Sか
ら、各部署の最終考課者へ最終考課通知の開始を指示し
(ステップS9−9及び図12参照)、さらに、被考課
者及び1次、2次考課者への最終考課通知の開始を指示
する(ステップS9−10及び図12参照)。これによ
り、被考課者及び考課者は自分のクライアント15,1
6から最終考課ランクを参照して、最終の考課結果を知
ることができる。
【0130】図30に、被考課者への最終考課結果の通
知画面の一例を示す。
【0131】この通知から一定期間が経過すると、人事
部は人事部特定クライアント16Sから考課サーバ11
に最終考課通知の終了を指示する(ステップS9−11
及び図12参照)。
【0132】この後、人事部では、人事部特定クライア
ント16S上に表示されるシステム外ランク入力画面上
で、人事カルテ対象外の社員の考課ランクを記入する
(ステップS9−12)。
【0133】この記入が終わると、人事カルテの人事採
点欄をフラグ設定により書込み禁止とし(ステップS9
−13)、最終考課ランクを図示しない人事部データベ
ースに反映させるべく、考課サーバ11の考課データを
人事部データベースに取り込み、期末評価を終える(ス
テップS9−14)。
【0134】以上のように、本実施形態の人事考課シス
テムによれば、考課作業全体の進捗管理、迅速化、及び
省力化の点で著しい改善が図られる。
【0135】具体的には、人事部は、各部署の人事考課
作業をオンラインで一元的に管理でき、しかも、進捗状
況リストの閲覧により各部署の期初及び期末における考
課作業の進捗状況を一覧リストとして一目で確認でき
る。このため、作業が遅れている部署があれば、直ぐに
作業促進を依頼することができるなど、進捗状況を確実
に管理することができる。
【0136】また、各部署における考課者及び被考課者
は、かかる進捗状況リストを見ることにより、いま誰が
何の作業をしているか、又は、自分がどの作業をしなけ
ればいけないかという事態を確実に把握でき、全体の作
業促進が図られる。
【0137】さらに、オンライン通信を行なっているの
で、本社と支店等が離れて存在している場合でも、従来
のようにカルテ用紙を送付し合うという必要も無い。し
たがって、送付の手間や時間を節約でき、業務遂行上、
著しい省力化が図られる。
【0138】さらに、期中において異動などが生じた場
合でも、この人事考課システムで対処可能になっている
ので、業務の集中化による効率アップも図られる。
【0139】さらに、この人事考課システムでは、考課
者として複数の管理者を体系付けて各考課者の意見が多
く反映されること、また人事部との調整機能をも持たせ
ているので、特定の上司の意見に偏ることがないように
配慮されている。これにより、被考課者にとって、極力
公正な人事考課を期待することができる。
【0140】さらにまた、ID番号及びパスワードによ
るセキュリティ管理に加え、考課者や被考課者が考課サ
ーバにアクセスして参照することができる期間やその参
照範囲は、職務権限などに応じて管理されている。した
がって、必要な情報が必要な人にのみ伝達され、適正且
つ公正な人事考課結果を得ることが期待できる。
【0141】なお、本発明は上述した実施形態で説明し
た構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載の要旨の範囲内において更に種々の形態を採ることが
できる。
【0142】例えば、第1の変形例によれば、進捗状況
リストに、単なる考課作業の進捗状況のみならず、考課
に関わる様々な情報を盛り込んで一覧表示される。図3
1の例は、最終考課者による画面例を示す。同図に示す
如く、ログオンした考課者よりも職務的に下位の被考課
者に対する期末評価欄において、進捗状況を表す表示体
と一緒に前期の評価ランク又は今期の自分よりも下位の
考課者が採点した点数が表されている(図中では今期の
採点点数を三角印で表す)。この評価ランクや点数は例
えば表示色を変えて表示してもよい。これにより、考課
者は、この補助的に表示されたランクや点数を参照しな
がら、評価・採点作業を行なうことができる。
【0143】第2の変形例によれば、人事部と最終考課
者が調整を行なう図29の表示画面において、各部署に
よる評価結果と人事部による評価結果とが異なる欄に異
なるカラーを付して表示する構成が提供される。例え
ば、図32の例では、斜線部分がこれを表している。し
たがって、人事部のスタッフ及び最終考課者は全体リス
トの中から双方の評価が異なる箇所を簡単に目視探索で
き、調整作業の効率をアップさせることができる。
【0144】さらに、第3の変形例によれば、各部署の
最終考課結果を用いて、図33に示す如く、横軸に職
能、職務、賞与の評価ランクをとり、縦軸に被考課者の
人数をとったランク分布などの解析データを最終考課者
等の考課者及び/又は人事部に提供するようにしてもよ
い。これにより、評価結果について部署毎の偏り等を確
認でき、最終考課者と人事部との間の調整に利用した
り、この確認結果を次回の評価に反映させることもでき
る。
【0145】なお、前述した実施形態では、期初のカル
テ作成作業を、1次考課者が自分の管理する被考課者の
人事カルテに目標記入を行ない、これを被考課者が承認
するという順序の承認ルートで行なっているが(例えば
図3参照)、本発明は必ずしもこれに限定されるもので
はなく、被考課者それぞれが自己の目標記入を行ない、
これを所属する課、部署の1次考課者が承認するという
逆の承認ルートでカルテ作成を行なっても勿論よい。
【0146】また、前述した実施形態では期初のカルテ
作成に際して、目標記入者(例えば1次考課者)は規定
項目と自由項目が在る雛型を使う例を示したが、本発明
では、全て自由項目で、すなわち記入者が任意に目標を
設定する方式でカルテ作成を行なうようにしてもよい。
【0147】さらに、前述した実施形態に係る人事考課
システムでは、会計上の期間を、人事部が決めた期初、
期中、及び期末に分けて、それぞれの時期で必要な作業
を行なうシステムを例示したが、例えば雇用期間が必ず
しも会計上の期間と一致しない、契約により勤務する被
考課者がいる場合などを考慮してカルテ作成及び評価の
時期を任意に設定可能にしてもよい。例えば、カルテ作
成の期間が会計上の期間を跨いで設定してもよい。ま
た、会計上の1期間内の一部だけ勤務する短期の契約社
員について、同会計期間内の任意の時期をカルテ作成又
は評価のためにフレキシブルに設定するようにしてもよ
い。
【0148】なお、上述した実施形態及びその変形例は
人事考課システムについて説明したが、本発明の進捗状
況管理、とくにオンライン通信と進捗状況リストとを組
み合せて実施する手法は、人事考課以外の作業、とく
に、締切りが設定され且つ評価が絡む作業にも容易に実
施することができる。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る人事
考課のシステム及び方法によれば、人事考課に関わる作
業全体をより迅速に且つ省力化して行なうことができ
る。また、人事考課に関わる評価作業の進捗状況を人事
部及び考課者が一目で把握することができるとともに、
その進捗状況を確実に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る人事考課システムの構
成の概要を示すブロック図。
【図2】この人事考課システムにおいて実行されるメイ
ンの作業フローを示す図。
【図3】期初、期中及び期末それぞれの被考課者、考課
者及び人事部による作業スケジュールを説明するチャー
ト。
【図4】ログオン管理の概略処理を示すフローチャー
ト。
【図5】考課サーバに対するデータ書込み・読出しを説
明する概略フローチャート。
【図6】支店の職務上の組織体系を例示する図。
【図7】初期入力(カルテ作成)時の承認・否認の流れ
を説明する概略フローチャート。
【図8】期中作業の処理手順を説明する概略フローチャ
ート。
【図9】期末評価に伴う承認・否認の流れを説明する概
略フローチャート。
【図10】人事部による評価の概略を示すフローチャー
ト。
【図11】人事カルテの参照可能期間を説明するチャー
ト。
【図12】人事部による通知期間を説明するチャート。
【図13】人事カルテの参照範囲を説明する図。
【図14】ログオン画面を説明する図。
【図15】ログオンしたときの作業メニューを説明する
図。
【図16】期初入力をするための画面を例示する図。
【図17】期初入力をするための画面を例示する図。
【図18】期初入力作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図19】期初入力作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図20】期初入力作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図21】期初入力作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図22】ある被考課者に対する考課者のリストを含む
画面図。
【図23】期末評価としての被考課者の自己採点の様子
を示す画面図。
【図24】期末評価としての1次考課者による採点の様
子を示す画面図。
【図25】期末評価としての2次考課者による採点の様
子を示す画面図。
【図26】期末評価作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図27】期末評価作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図28】期末評価作業に対する進捗状況リストを例示
する図。
【図29】期末に行なわれる最終考課者と人事部との間
の調整に供する考課値通知の画面を例示する図。
【図30】被考課者に最終的に通知される評価結果を例
示する画面図。
【図31】第1の変形例に係る進捗状況リストを示す
図。
【図32】第2の変形例に係る最終考課者と人事部との
間の調整に供する考課値通知の画面を例示する図。
【図33】第3の変形例に係る、考課結果に基づいて解
析される一例としての分布図を示す図。
【符号の説明】
10 人事考課システム 11 考課サーバ 11A,14A,14B,16Sa メモリ(記録媒
体) 12 インターネット 13A,13B IISサーバ 15 部署クライアント 16 人事部クライアント 16A 人事部一般クライアント 16S 人事部特定クライアント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 佳子 東京都港区芝二丁目2番14号 一星芝ビル 6F 株式会社ビジネスネットコーポレー ション内 Fターム(参考) 5B049 AA05 CC21 CC32 EE05 FF03 FF04 GG04 GG07 5E501 AA01 AC13 AC35 AC42 BA01 BA05 CB09 DA02 DA11 DA15 EA05 EA10 EB05 FA05 FA13 FA14 FA24 FA43

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定した被考課者の職務上の評価項
    目を考課者が評価する人事考課システムにおいて、 前記被考課者及び前記考課者に課されている考課に必要
    な作業の進捗状況をオンラインで管理する管理手段を備
    えたことを特徴とする人事考課システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の人事考課システムにおい
    て、 前記管理手段は、前記被考課者及び前記考課者の各人毎
    に時系列に並べた前記作業の進捗状況を一覧リストとし
    てオンライン表示する表示手段を有することを特徴とす
    る人事考課システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の人事考課システムにおい
    て、 前記一覧リストは、前記作業を示す欄が会計年度の少な
    くとも期初と期末の作業とに分かれ且つ時系列に並べら
    れたリストであることを特徴とする人事考課システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の人事考課システムにおい
    て、 前記作業は、前記期初において前記評価項目を記入によ
    って完成させる記入作業及び前記期末において前記評価
    項目毎に前記被考課者の評価を記入する記入作業を含む
    ことを特徴とする人事考課システム。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4の何れか一項記載の人事
    考課システムにおいて、 前記一覧リストは、前記作業の種別毎にその進捗状況を
    表すマーカを付したリストであることを特徴とする人事
    考課システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の人事考課システムにおい
    て、 前記一覧リストは、前記マーカの色又は形状のうちの少
    なくとも一方を前記作業の進捗状況に応じて変更して付
    したリストであることを特徴とする人事考課システム。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の人事考課システム
    において、 前記マーカは、前記作業について待ち状態、作業中の状
    態、作業完了の状態、及び作業不可の状態をそれぞれ表
    すマーカから成ることを特徴とする人事考課システム。
  8. 【請求項8】 人事考課用のサーバと、このサーバにネ
    ットワークを介して通信可能に接続されたクライアント
    とを有して構築されたサーバ・クライアントシステム
    と、前記ネットワークを介して被考課者の職務上の評価
    項目を設定するとともに当該評価項目について前記ネッ
    トワークを介して考課者が前記被考課者を評価する考課
    手段とを備えたことを特徴とする人事考課システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の人事考課システムにおい
    て、 前記評価項目は、前記被考課者毎に人事カルテの形式に
    記載されることを特徴とする人事考課システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の人事考課システムにお
    いて、 前記考課手段は、会計年度の期初にて前記被考課者の属
    性に応じた前記人事カルテの雛型を準備する準備手段
    と、この準備された雛型に前記被考課者の目標を追加記
    入して前記評価項目を完成させる評価項目設定手段を備
    えたことを特徴とする人事考課システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の人事考課システムに
    おいて、 前記評価項目設定手段は、前記被考課者の1次考課者が
    その被考課者の目標を記入して当該被考課者の承認を得
    る手段を有することを特徴とする人事考課システム。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の人事考課システムに
    おいて、 前記評価項目設定手段は、前記被考課者の1次考課者が
    その被考課者の目標を記入して当該被考課者の承認を受
    けるとともに、その被考課者が職務上で属する2次以上
    の考課者の承認を受ける手段を有することを特徴とする
    人事考課システム。
  13. 【請求項13】 請求項8又は10記載の人事考課シス
    テムにおいて、 前記考課手段は、会計年度の期初に設定した前記評価項
    目を期末にて前記被考課者、並びに、前記考課者として
    当該被考課者にルール付けされた1次考課者、2次考課
    者、及び最終考課者の順に評価する部署側評価手段を備
    えたことを特徴とする人事考課システム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の人事考課システムに
    おいて、 前記考課手段は、前記最終考課者による前記被考課者の
    考課結果を用いて前記評価項目について人事部独自に当
    該被考課者を評価する人事部側評価手段を備えたことを
    特徴とする人事考課システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の人事考課システムに
    おいて、 前記考課手段は、前記最終考課者と人事部との間で前記
    部署側評価手段による評価結果と前記人事部側評価手段
    による評価結果との違いを調整する評価調整手段を備え
    たことを特徴とする人事考課システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の人事考課システムに
    おいて、 前記考課手段は、前記評価調整手段により最終的に決定
    された前記被考課者の評価結果をその被考課者に通知す
    る結果通知手段を備えたことを特徴とする人事考課シス
    テム。
  17. 【請求項17】 請求項9記載の人事考課システムにお
    いて、 前記考課手段は、前記被考課者及び前記考課者に課され
    ている前記カルテへの記入作業の進捗状況を管理する管
    理手段を備えたことを特徴とする人事考課システム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の人事考課システムに
    おいて、 前記管理手段は、前記クライアントにログオンする利用
    者の職務上の立場を認識する手段と、この識別結果に基
    づいて前記利用者の作業メニューを表示する手段、この
    作業メニューから前記利用者に所望メニューを選択させ
    る手段とを有したことを特徴とする人事考課システム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の人事考課システムに
    おいて、 前記管理手段は、前記所望メニューから作業上の立場を
    判定する手段と、この判定された作業上の立場からみた
    職務上の被考課者全てを特定して、個々の被考課者に対
    する前記作業の進捗状況を表すリストを表示する手段と
    を備えたことを特徴とする人事考課システム。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の人事考課システムに
    おいて、 前記管理手段は、前記被考課者を評価する前記考課者の
    予めルール付けされたリストを表示させる考課者リスト
    表示手段を更に備えたことを特徴とする人事考課システ
    ム。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の人事考課システムに
    おいて、 前記管理手段は、人事部は前記クライアントから部署毎
    に考課の進捗状況を表すリストを一覧表示する手段を備
    えたことを特徴とする人事考課システム。
  22. 【請求項22】 請求項10記載の人事考課システムに
    おいて、 前記考課手段は、前記会計年度の期中において人事異動
    及び目標変更を含む事象が生じる場合であっても前記評
    価項目を設定する手段を備えたことを特徴とする人事考
    課システム。
  23. 【請求項23】 請求項8〜22の何れか一項記載の人
    事考課システムにおいて、 前記クライアントは複数のクライアントから成り、この
    複数のクライアントは同一企業内の人事部及び人事部以
    外の部署に配置され、 前記ネットワークはインターネットを有し、 前記複数のクライアントは前記インターネット及びII
    Sサーバを介して前記人事考課用のサーバに接続されて
    いる、ことを特徴とする人事考課システム。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の人事考課システムに
    おいて、 前記人事部に配置される別のクライアントを備え、この
    クライアントは前記ネットワークの一部を成す通信ライ
    ンを介して前記人事考課用のサーバに直接に接続されて
    いることを特徴とする人事考課システム。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24の何れか一項記載の人
    事考課システムにインストールされ且つこのシステムの
    機能をソフトウエア手順により発揮するプログラムデー
    タを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 予め設定した被考課者の職務上の評価
    項目を考課者が評価する人事考課方法において、 前記被考課者及び前記考課者に課されている考課に必要
    な作業の進捗状況をオンラインで管理することを特徴と
    する人事考課方法。
  27. 【請求項27】 人事考課用のサーバにネットワークを
    介してクライアントを通信可能に接続したシステムを利
    用する人事考課方法であって、 前記ネットワークを介して被考課者の職務上の評価項目
    を設定し、この評価項目について前記ネットワークを介
    して考課者が前記被考課者を評価することを特徴とする
    人事考課方法。
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